JP2003256337A - メッセージ処理装置、メッセージ処理システム及びメッセージ処理方法 - Google Patents

メッセージ処理装置、メッセージ処理システム及びメッセージ処理方法

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JP2003256337A
JP2003256337A JP2002051901A JP2002051901A JP2003256337A JP 2003256337 A JP2003256337 A JP 2003256337A JP 2002051901 A JP2002051901 A JP 2002051901A JP 2002051901 A JP2002051901 A JP 2002051901A JP 2003256337 A JP2003256337 A JP 2003256337A
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user
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message processing
processing device
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JP2002051901A
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Atsushi Inoue
淳 井上
Satoru Ozaki
哲 尾崎
Mitsuru Kanda
充 神田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あるユーザ宛のメールを統一的に管理・操作
できる携帯可能なメッセージ処理装置であって蓄積され
たメッセージの属性に応じてメッセージを複数のユーザ
で共有可能としたものを提供すること。 【解決手段】 ユーザにより携帯され、その時々で異な
るネットワークに接続して使用されるメッセージ処理装
置200において、蓄積されたメッセージの宛先から生
成したユーザリストを保持し、このユーザリストに含ま
れるユーザに対しては、ユーザエージェント107a〜
107nからの該メッセージの閲覧を許可する。ユーザ
リストがメッセージ中に明示されない、メーリングリス
ト宛メッセージについては、メーリングリストユーザを
入力する手段を別途設け、入力されたユーザリストと、
メーリングリストアドレスを関連付けることにより、該
メーリングリスト宛メッセージのアクセスを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
メッセージサーバとの間でメッセージのやり取りを行う
メッセージ処理装置、メッセージ処理システム及びメッ
セージ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いつでもどこでも電子メール
を読み書きするための装置として、携帯電話にメールを
読み書きする機能を組み込んだもの、小さな表示装置と
入力装置を備えたメールの読み書き専用機器、といった
小型機器や、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)を
持ち歩けるほど小さくしたノートPCなど、多くの機器
が開発されてきた。
【0003】これらは、携帯しやすくするために小型に
すると表示装置や入力装置が小さくなるため使いやすさ
が損なわれがちになり、一方使いやすさを重視して表示
装置や入力装置を大きくすると携帯性が損なわれがちに
なるという相反する問題を抱えている。
【0004】このため、例えば、一人のユーザが、外出
時には携帯機器を持ち歩いて電子メールを読み書きし、
オフィスや家庭に居る時はPCなど携帯機器とは別の機
器をメールの読み書きに使うと言った、機器の使い分け
もしばしば行われてきた。しかしながら、この場合、オ
フィスや家庭でメールの読み書きに使っているPC等の
機器と携帯機器のデータを矛盾なく連携させることが困
難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のメール処理機器は、携帯性を重視すると操作性が
損なわれ、操作性を重視すると携帯性が得られなかっ
た。また、一人のユーザが携帯性の良い機器と操作性の
良い機器を両用する場合には、特定のメールは特定の機
器でしか読み書きすることはできず、読み書きしたいメ
ールによって機器を使い分ける必要があった。言い換え
ると、メールの統一的な操作や統一的な管理ができなか
った。
【0006】このような要求に対応するために、例え
ば、携帯型のメッセージボックスを持ち歩いて、ネット
ワーク接続される度に、メールのダウンロードを行い、
メッセージボックスの近隣のPCなどでメールを閲覧す
る方式が提案されている(特開2001−13450
8)。
【0007】しかしながら、従来の技術においては1人
のユーザがダウンロードしたメッセージを閲覧すること
しか考えておらず、例えば複数のユーザ宛に送られたメ
ールに対し、その複数のユーザがアクセスを行ってデー
タを共有するという操作が考えられていない。
【0008】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、携帯型メッセージボックスのようなメッセージ処
理装置に蓄積されたメッセージを、メッセージの属性に
応じて複数のユーザに提供可能としたメッセージ処理装
置、メッセージ処理システム及びメッセージ処理方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユーザにより
携帯され、その時々で異なるネットワークに接続して使
用されるメッセージ処理装置であって、複数のネットワ
ーク上に分散配置される複数のメッセージサーバ(例え
ば、POPサーバ)群を前記ユーザの指定に従って登録
する手段と、現在接続されているネットワークを認識し
て、前記登録されたメッセージサーバ群にアクセスする
ための通信方法を決定する手段と、前記決定した通信方
法を用いて、前記メッセージサーバ群から、前記ユーザ
宛に配信されたメッセージ(例えば、メール)群を取り
出して(ユーザの指定する条件を考慮して取り出す場合
もある)格納する手段と、現在接続されているネットワ
ーク上に存在する、予め登録されたメッセージ入出力を
行う複数の他の装置(例えば、IMAPクライアント)
のいずれかからの所定の要求を受信する手段と、前記格
納したメッセージ群の各々について、当該メッセージに
関する属性情報および要求元の前記他の装置に関するユ
ーザ情報に基づいて、該他の装置からの当該メッセージ
に対する閲覧の可否を判定する手段と、前記判定におい
て前記閲覧が可と判定された前記メッセージまたはその
リスト情報を、要求元の前記他の装置へ出力する(メッ
セージを編集して出力する場合もある)手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、ユーザにより携帯されそ
の時々で異なるネットワークに接続して使用されるメッ
セージ処理装置と、同一のネットワーク上に接続された
該メッセージ処理装置に対してメッセージ入出力を行う
複数の他の装置とを含み、ユーザが指定する複数のネッ
トワーク上に分散配置される複数のメッセージサーバ群
との間のメッセージ交換を行うメッセージ処理システム
であって、前記メッセージ処理装置は、現在接続されて
いるネットワークに接続されている前記他の装置に対
し、自身のアドレスを通知する手段と、予め登録され
た、現在接続されているネットワークから前記複数のメ
ッセージサーバ群へアクセスするための通信方法に関す
る情報に従って、前記メッセージサーバ群へアクセス
し、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り出し
て格納する手段と、現在接続されているネットワーク上
に存在する、予め登録されたメッセージ入出力を行う複
数の前記他の装置のいずれかからの所定の要求を受信す
る手段と、前記格納したメッセージ群の各々について、
当該メッセージに関する属性情報および要求元の前記他
の装置に関するユーザ情報に基づいて、該他の装置から
の当該メッセージに対する閲覧の可否を判定する手段
と、前記判定において前記閲覧が可と判定された前記メ
ッセージまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装
置へ出力する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、ユーザにより携帯され、
その時々で異なるネットワークに接続して使用されるメ
ッセージ処理装置におけるメッセージ処理方法であっ
て、現在接続されているネットワークを認識し、予め登
録された、該認識されたネットワークから前記複数のメ
ッセージサーバ群へアクセスするための通信方法に関す
る情報を参照して、前記登録されたメッセージサーバ群
にアクセスするための通信方法を決定し、前記決定した
通信方法を用いて、前記メッセージサーバ群から、前記
ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り出して格納
し、現在接続されているネットワーク上に存在する、予
め登録されたメッセージ入出力を行う複数の他の装置の
いずれかからの所定の要求を受信し、前記格納したメッ
セージ群の各々について、当該メッセージに関する属性
情報および要求元の前記他の装置に関するユーザ情報に
基づいて、該他の装置からの当該メッセージに対する閲
覧の可否を判定し、前記判定において前記閲覧が可と判
定された前記メッセージまたはそのリスト情報を、要求
元の前記他の装置へ出力することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、ユーザにより携帯され、
その時々で異なるネットワークに接続して使用されるメ
ッセージ処理装置としてコンピュータを機能させるため
のプログラムであって、複数のネットワーク上に分散配
置される複数のメッセージサーバ群を前記ユーザの指定
に従って登録する機能と、現在接続されているネットワ
ークを認識して、前記登録されたメッセージサーバ群に
アクセスするための通信方法を決定する機能と、前記決
定した通信方法を用いて、前記メッセージサーバ群か
ら、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り出し
て格納する機能と、現在接続されているネットワーク上
に存在する、予め登録されたメッセージ入出力を行う複
数の他の装置のいずれかからの所定の要求を受信する機
能と、前記格納したメッセージ群の各々について、当該
メッセージに関する属性情報および要求元の前記他の装
置に関するユーザ情報に基づいて、該他の装置からの当
該メッセージに対する閲覧の可否を判定する機能と、前
記判定において前記閲覧が可と判定された前記メッセー
ジまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ出
力する機能とをコンピュータに実現させるためのプログ
ラムである。
【0013】なお、メッセージ処理装置に係る本発明は
メッセージ処理方法に係る発明としてもメッセージ入出
力を行う他の装置とを含むメッセージ処理システムとし
ても成立し、また、その他の発明のカテゴリー間につい
ても同様である(例えば、方法に係る本発明は装置に係
る発明としても成立する)。
【0014】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0015】本発明では、場所や使用機器に依らず1箇
所(メッセージ処理装置)にメッセージを集め、これを
持ち歩くことを想定している。その際、例えば、メッセ
ージサーバ群に蓄積されているメッセージを(基本的に
は全部)、メッセージ処理装置に移し、メッセージサー
バからは削除するようにする。ただし、メッセージデー
タのバックアップのためにメッセージサーバ上のデータ
を保存しておくポリシーも考えられる。後者の場合、メ
ッセージ処理装置には、未読のメッセージのみをコピー
することになる。また、例えば、例外的に、通信状態が
悪い時には容量の大きなメッセージはコピーしないとい
うようなポリシーを設定することもできる。なお、他の
装置による読みだしに関しては、メッセージを渡してし
まうのではなく、本メッセージ処理装置に保持したまま
でメッセージを見せるのが好ましい。これにより、メッ
セージ処理装置に収集したメッセージが分散することを
未然に防止することができる。
【0016】また、本発明では、メッセージ処理装置が
接続されたネットワークと、メッセージサーバが存在す
るネットワークとの位置関係により、メッセージを取っ
てくるために使用すべきプロトコル(通信方法)を変更
する。さらに、その時々で接続するネットワークが異な
るという他にも、その時々で同一ネットワークに接続さ
れる他の装置が異なるという可能性もある。すなわち、
ユーザは携帯しているメッセージ処理装置をその場所に
付随する他の装置(例えば、会社ならデスクトップP
C、家ならノートPC、外出中なら携帯電話等)に接続
し、メッセージ処理装置と当該他の装置とを一つの(メ
ール)クライアントに見立てて作業ができる。これによ
り、(メール)ユーザは、POPの場合における、ある
計算機に取り込んでしまったメッセージは別の計算機か
ら見られないという問題、取り込んだメッセージをメッ
セージサーバから削除せず残しておけば別の計算機から
も見られるが、履歴管理が困難になるという問題、IM
APの場合における、一つのメッセージサーバの範囲内
でしかメッセージを見ることができないという問題、を
解決することができる。
【0017】このように本発明によれば、ネットワーク
上の複数の情報サーバから配送されるメッセージをメッ
セージ処理装置で集中的に管理することができ、また、
このメッセージ処理装置内に蓄積されているメッセージ
を統一的に操作することができる。
【0018】また、本発明によれば、複数のユーザ宛に
送られたメール情報に関し、宛先アドレスなどの情報を
元にアクセス制御することで、複数ユーザが1つのメッ
セージ処理装置内に蓄積されたメール情報を共有アクセ
スすることが可能になる。従って、本発明によれば、例
えば、ネットワーク上の複数の情報サーバから配送され
る集中管理できるメッセージ処理装置を個人利用だけで
なく、複数のユーザ間でのメッセージの共有にも使用す
ることが可能になる。特に、無線デバイスなどをサポー
トしたメッセージ処理装置をミーティングの際に複数ユ
ーザで共有することで、メールや会議資料などを予めメ
ーリングリスト内で交換しておくだけで、出席者間で共
有することが可能になり、会議準備などの効率向上に寄
与できる。
【0019】また、このメッセージ処理装置が連携する
他の装置のユーザインタフェースを利用して良い操作性
が得られるとともに、このメッセージ処理装置にユーザ
インタフェースも設ければ、良い携帯性も得られる。例
えば、オフィスや家庭においてPC等で扱うデータと携
帯装置で扱うデータを同一のものとすることにより、デ
ータを矛盾なく連携させるとともに、PCなど表示や入
力が容易な機器が使える場合にはこれを使って操作でき
る、という機能を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0021】なお、以下では、メッセージとして電子メ
ールを扱うが、本発明は、電子メール以外のメッセージ
を扱うシステムにも適用可能である。
【0022】図1に、本実施形態に係るメッセージ処理
装置が接続するネットワークシステムの構成例を示す。
【0023】このネットワークシステムは、グローバル
なネットワークであるインターネット(Interne
t)80を介して、複数のインターネット・サービス・
プロバイダ(ISP)や、複数の組織内LAN(もしく
はイントラネット)が相互に接続されている、というネ
ットワーク構成である(図1では、1つのISP70と
1つの組織内LAN90のみ示してある)。
【0024】メッセージ処理装置(MobileCor
e)200は、携帯型の機器であり、無線通信もしくは
有線通信によってISPや組織内LANに(直接)接続
可能である。図1では、1台のメッセージ処理装置20
0が組織内LAN90に接続している様子を例示してい
る。
【0025】ISP70には、送信メールサーバである
SMTPサーバ101と、受信メールサーバであるPO
Pサーバ102が設置されている。
【0026】組織内LAN90には、当該LANと他の
ネットワークとの境界に置かれるファイアウォール(F
ireWall)104、ファイアウォール104を跨
ってメールを転送するときに利用するSOCKSサーバ
111、送信メールサーバであるSMTPサーバ10
5、受信メールサーバであるPOPサーバ106、当該
LANに接続された機器に動的にIPアドレスを割り当
てるDHCPサーバ110、DNSサーバ109、ユー
ザにメールを読み書きする機能を提供するユーザエージ
ェント107a〜107n(nは2以上)が設置されて
いる。
【0027】ここで、上記の各装置の本実施形態に関係
する働きをまとめると、次のようになる。
【0028】SMTPサーバ101は、ISP70にア
カウントを持つユーザが送信するメールを受け取り、メ
ールに示された宛先に代理で配送する働きをする。
【0029】POPサーバ102は、ISP70にアカ
ウントを持つユーザ宛てのメールを一時的に保管し、ユ
ーザからの要求に従いメールを引き渡す働きをする。
【0030】インターネット103は、各種ネットワー
クをそれぞれ接続する働きをする。
【0031】ファイアウォールは104は、インターネ
ット103と組織内LAN90の接続部において、通過
条件を満たす通信データのみを通過させ、通過条件を満
たさない(もしくは遮断条件を満たす)通信データを遮
断する働きをする。
【0032】SOCKSサーバ111は、接続してきた
ユーザに対して登録済みユーザかどうかのユーザ認証を
行った上で、ファイアウォール104の通過条件を満た
さない通信データを通過条件を満たすように加工して、
ファイアウォール104を通過させる働きをする。
【0033】SMTPサーバ105は、組織内LAN9
0に接続しているユーザが送信するメールを受け取り、
メールに示された宛先に代理で配送する働きをする。
【0034】POPサーバ106は、組織内LAN90
に接続しているユーザ宛てのメールを一時的に保管し、
ユーザからの要求に従いメールを引き渡す働きをする。
【0035】DNSサーバ109は、組織内LAN90
に接続された機器からの問い合わせに対して、IPアド
レスとホスト名との相互変換をする機能と、ドメイン名
からメールの配送先を導出する機能とを提供する。
【0036】DHCPサーバ110は、組織内LAN9
0に接続された機器からの要求に応じて、動的にIPア
ドレスを割り当て、これを通知する働きをする。また、
組織内LAN90に接続された機器からの問い合わせに
対して、DNSサーバ109のIPアドレスを通知する
働きも行う。
【0037】ユーザエージェント107a〜107n
は、ユーザがメールを読み書きするユーザインターフェ
イスを動作させる。
【0038】ここで、ユーザエージェント107a〜1
07nは、各々別のユーザが使用する機器であると仮定
し、メッセージ処理装置200に蓄積されたメールに対
し、選択的に共有アクセスを許可するような場合を考え
る。
【0039】メッセージ処理装置200は、ユーザの指
示に従い、POPサーバ(例えばPOPサーバ102や
POPサーバ106)からユーザ宛てのメールを受信
し、受信したメールを蓄積・管理し、他の装置(例え
ば、ユーザエージェント107a〜107n、ホームコ
ンピュータ等)からの閲覧要求に応じてメールデータを
提示する働きや、他の装置から渡されたメールを、該当
するSMTPサーバもしくは該当するSMTPサーバに
中継してくれる他のサーバに送信する働きなどをする。
【0040】また、このメッセージ処理装置200のユ
ーザは、1以上のISPと1以上の組織内LAN、また
は2以上のISP、または2以上の組織内LANに、ア
カウントを持つことを想定する。例えば、メッセージ処
理装置200は、ISP70と組織内LAN90にそれ
ぞれアカウントを持つ。すなわち、このメッセージ処理
装置200は、当該ユーザの持つ複数のメールアドレス
宛の電子メールを扱うことができる。
【0041】なお、本実施形態では、1つのメッセージ
処理装置200のユーザは1人であり、該ユーザが複数
のアカウントを持つ場合の他に、1つのメッセージ処理
装置200に複数のユーザのアカウントを設定する場合
も可能である。なお、後者の場合に、1ユーザにつき設
定できるのは1アカウントとする方法と、1ユーザにつ
き複数アカウントを設定してもよいとする方法とがあ
る。
【0042】次に、本実施形態に係るメッセージ処理装
置に関係する基本的な構成・動作について説明する。な
お、詳細は、特開2001−134508に開示された
通りである。ただし、本実施形態のメッセージ処理装置
は、特開2001−134508に開示された構成を、
すべて備えてもよいし、そのうちの本発明に必要な部分
のみを備えてもよい。
【0043】図2に、本実施形態に係るメッセージ処理
装置(200)の構成例を示す。このメッセージ処理装
置200は、メッセージ収集部201とメッセージ配送
送信部202aを含むクライアント機構21、メッセー
ジ保管部203、メッセージ提示部204とメッセージ
配送受取部202bを含むサーバ機構22、ネットワー
ク検出部205とサービス広報部206と巡回制御部2
07を含むアシスト機構23を備えている。メッセージ
収集部201は、POPサーバからメールを収集する。
メッセージ配送送信部202aは、ユーザエージェント
107a〜107n等の他の装置からメールを受け取
り、SMTPサーバへメッセージを送信する。メッセー
ジ保管部203は、メッセージ収集部201が収集した
メールを保管する。メッセージ提示部204は、メッセ
ージ保管部203が保管しているメールを、ユーザエー
ジェント107a〜107n等の他の装置に提示する。
メッセージ配送受取部202bは、ユーザエージェント
107a〜107n等の他の装置からメールを受け取
り、メッセージ保管部203に保管する。ネットワーク
検出部205は、当該メッセージ処理装置が接続された
ネットワークの環境を検出する。サービス広報部206
は、当該メッセージ処理装置が接続されたネットワーク
上のユーザエージェント107a〜107n等の他の装
置に、当該メッセージ処理装置の存在を知らせる。巡回
制御部207は、クライアント機構21に対してアクセ
スすべき対象を指示する。
【0044】メッセージ処理装置200が組織内LAN
90へ接続されたとき、ネットワーク検出部205は、
組織内LAN90内に、DHCP(Dynamic Host Config
uration Protocol)プロトコルを用いてブロードキャス
トでアドレスの割り当てをリクエストする。このリクエ
ストを受け取たDHCPサーバ110は、動的に割り当
てたIPアドレスと、DNSサーバ109のIPアドレ
スとを、メッセージ処理装置200へ通知し、メッセー
ジ処理装置200のネットワーク検出部205は、それ
らIPアドレスを受け取る。メッセージ提示部204
は、この割り当てられたIPアドレス(=mとする)で
動作することになる。サービス広報部206は、「メッ
セージ提示部204がIPアドレス=mで動作する」と
いう情報を、例えばSLP(Service Location Protoco
l)プロトコルを用いて、組織内LAN90内に知らせ
る。ユーザエージェント107aは、それぞれ、メッセ
ージ処理装置200が組織内LAN90内に広告してい
る「メッセージ処理装置200で動作しているメッセー
ジ提示部204に関する情報(例えば、メッセージ提示
部204が動作するIPアドレス=m)」を、例えばS
LPクライアント(プロセス)を動作させることにより
得て、自身が参照するIMAP(Internet Message Acce
ss Protocol)サーバの設定を更新する(例えば、メッセ
ージ提示部204をIMAPサーバとして設定する)。
あるいは、ユーザエージェント107aがメッセージ処
理装置200を発見するための所定の形式のメッセージ
をネットワーク内に送出し、これを検出したメッセージ
処理装置200が、ユーザエージェント107aに応答
メッセージを返信することにより、ユーザエージェント
107aが同一ネットワーク内に接続されたメッセージ
処理装置200を発見するようにしてもよい。ここで説
明したような手続き以降、ユーザエージェント107a
からメッセージ処理装置200を操作できるようにな
る。もちろん、以上の点は、ユーザエージェント107
b〜107nについても同様である。
【0045】メッセージ処理装置200がPOPサーバ
102やPOPサーバ106からユーザ宛てのメールを
受信し蓄積する場合について説明する。メッセージ処理
装置200はネットワークを移動して接続することが可
能であるため、メッセージ処理装置200が現在接続さ
れているネットワークと、対象となるPOPサーバが設
置されているネットワークとの関係あるいは接続したネ
ットワークの環境などに応じて、メッセージ処理装置2
00からPOPサーバへアクセスするための方法が相違
してくる可能性がある。そこで、メッセージ処理装置2
00がアカウントを持つネットワーク(対象POPサー
バが存在するネットワーク)とメッセージ処理装置20
0が現在接続されているネットワークとそのときのアク
セス方法との関係を予め規則表(.getmailrc)に記述
し、この規則表を参照して対象POPサーバへの到達経
路を導き出すようにする。規則表の内容は、データが実
際に到達するか否かの基準だけではなく、それぞれのネ
ットワークにおけるアクセスポリシーを考慮して設定す
ることができる。
【0046】図3は、4つのアカウントに対してそれぞ
れアクセス方法等を登録した規則表の一例である。図3
の例において、UNIV、ISP(例えば、図1の70)、FOO
EXT、FOOINT(例えば、図1の90)は、アカウントで
ある。mailserverは、POPサーバやIMAPサーバな
どのサーバ名である(記述必須)。fetchmailrcは、オ
プション記述ファイル名である(指定がないときは、.f
etchmailrcが用いられる)。usernameは、ユーザ名であ
る(指定がないときは、オプション記述ファイルの指定
が使われ、それもなければ、巡回制御部207を動かし
ているユーザ名(例えば、メッセージ処理装置200に
設定されたユーザ名)が使われる)。protocolは、メー
ル取得に用いるプロトコル(例えば、POP3、APOP、IMAP
など)を記述する(指定がないときは、オプション記述
ファイルの指定が使われ、それもなければ、アクセスに
成功するまで様々なプロトコルで試していく。portは、
メール取得プロトコルが用いるポートである(指定がな
いときは、110(POP3、APOPのデフォルト値)が使わ
れる)。optionsは、その他の任意のコマンドラインオ
プションを記述する(例えば、“-l 50000”(50KB以上
のメールを受け取らない)、“-B 20”(一回にメール
を20通までしか受け取らない)、といった設定に使用で
きる)。
【0047】上記以外の文字列(例えば、図3の*.isp.
ne.jp=DIRECT)は、巡回制御部207を動作させている
機器(MobileCore)のドメイン名を含んだホスト名と比
べられ、最初にマッチしたエントリの値が接続手段とし
て使われる。例えば、最初に *.isp.ne.jpがマッチした
場合、DIRECTがその接続方法を示す。マッチするエント
リがない場合は何もしない。接続方法については、NONE
は「なにもしない」(例えば、接続できない場合であ
る)、DIRECTは「直接接続する」、SOCKSは「SOCKSプロ
トコルを使ってファイアウォールを越えて接続する」で
ある(SOCKSに続くIPアト゛レスは、SOCKSサーバのアドレス
であり、/-5を付けるとハ゛ーシ゛ョン5を使い、付けないとハ゛ー
シ゛ョン4を使う)。図3の例では、FOOINTのみファイアウ
ォールが設置されており、図3の規則表には、UNIV、IS
P、FOOEXTの相互間では直結可能であるが、FOOINTからU
NIV、ISP、FOOEXT内のpopサーバへアクセスするため
にはSOCKSを使ってファイアウォールを越えて接続する
必要があり、UNIV、ISP、FOOEXTからFOOINT内のpop
サーバへはアクセスできない場合の設定がされている。
従って、例えば図1の例において、メッセージ処理装置
200がネットワーク“internal.foo.co.jp”に接続さ
れている場合、POPサーバ102への接続時には、到
達経路の途中にファイアウォール104があるので、SO
CKSサーバとSOCKSプロトコルバージョン5を用いてファ
イアウォール104を通過せよ(すなわち、例えば、図
3の[ISP]における、*.foo.co.jp=SOCKS:202.249.10.98
/-5)というように、また、POPサーバ106への接
続時には、到達経路の途中にファイアウォール104が
ないので、直接接続せよ(すなわち、例えば、図3の[F
OOINT]における、*.foo.co.jp=DIRECT)というように、
予め書いておく。
【0048】ユーザは、メッセージ処理装置200がネ
ットワークに接続された後にユーザエージェント(10
7a、107b、…、または107n)を介して、メッ
セージ処理装置200にメールの受信を指示する(受信
対象とするPOPサーバについては、メールの受信を指
示するときに指定するようにしてもよいし、予めメッセ
ージ処理装置200内に登録しておくようにしてもよい
し、それらを適宜併用してもよい)。メールの受信を指
示されると、メッセージ処理装置200のネットワーク
検出部205は、先の割り当てられたIPアドレスか
ら、接続されているネットワークを判別し、予め定めて
おいた規則表(図3)を参照して、指示されたPOPサ
ーバへの到達経路を導き出す。図1の例において、ユー
ザがPOPサーバ102とPOPサーバ106に接続を
指示した場合には、メッセージ処理装置200は、ネッ
トワーク“internal.foo.co.jp”に接続されているの
で、例えば図3の[ISP]や[FOOINT]と同じ様な趣旨で規
則表が設定されているとすると、POPサーバ102に
はSOCKSプロトコルバージョン5を用いて接続し、一
方、POPサーバ106には直接、接続することにな
る。メッセージ処理装置200のメッセージ収集部20
1は、POPサーバ102およびPOPサーバ106に
接続した後、それぞれのサーバから保管されていたメー
ルを受信し、これをメッセージ保管部203に蓄える。
なお、予めメッセージ処理装置200内にメールを受信
する条件(例えば、毎日1回受信する旨およびその時
刻)を設定しておき、該条件が成立したとき以降の可能
なタイミングで自動的にメールを受信し蓄積するように
することも可能である。
【0049】ユーザエージェント107a〜107nか
らの閲覧等の要求に応じて、メッセージ処理装置200
がその内部に蓄積されたメールを提示等する場合(すな
わち、メッセージ処理装置200に蓄積されたメールを
ユーザエージェント107a〜107nから操作する場
合)、ユーザは、ユーザエージェント(かりに107a
とする)を動作させ、メッセージ処理装置200のメッ
セージ提示部204に接続要求する。メッセージ処理装
置200のメッセージ提示部204は、ユーザエージェ
ント107aからの接続要求に応じて動作を開始する。
ユーザエージェント107aは、ユーザの指示に従い、
例えばIMAPを用いて、メッセージ処理装置200の
メッセージ保管部203に貯えられているメールに対す
る閲覧、削除、分類など、各種操作をメッセージ提示部
204に指示する。メッセージ提示部204は、メッセ
ージ保管部203に保管されているメッセージに指示に
基づいた操作を行う。なお、携帯型のメール専用機器や
メール機能を搭載したノート型PCと同様に、メッセー
ジ処理装置200内に蓄積されたメールは、当該メッセ
ージ処理装置200のGUI等を用いて操作することも
できる。
【0050】以上が、本実施形態の基本的な構成・動作
である。なお、ユーザエージェント等の他の装置から渡
されたメールを、メッセージ処理装置が、該当するSM
TPサーバ(もしくは該当するSMTPサーバに中継し
てくれる他のサーバ)に送信する場合については説明を
省略する。
【0051】さて、以下では、複数のユーザがそれぞれ
使用するユーザエージェント107a〜107nからメ
ッセージ処理装置200に蓄積されたメールに対する共
有アクセス等に関する構成・動作について説明する。
【0052】なお、メッセージ処理装置200におい
て、共有アクセスに関する処理は、サーバ機構22にて
行われる。
【0053】ここでは、先に説明したようにしてユーザ
エージェント107a〜107nの全部又は一部は組織
内LAN90上にて既にメッセージ処理装置200を発
見していて、発見されたメッセージ処理装置200はI
Pノードとして認識されており、(メッセージ処理装置
200を発見したユーザエージェントと、メッセージ処
理装置200との間で)データ交換可能な状態にあるも
のとして説明する。
【0054】まず、各ユーザエージェント107a〜1
07nは、それぞれ、利用するユーザの識別情報を登録
するものとする。ユーザ識別情報は、任意の識別子で構
わない。メッセージ処理装置200に蓄積される情報に
応じたユーザ識別情報を定義すればよい。例えば、メー
ル情報の共有を考えた場合に、ユーザ識別情報として、
メールアドレスを使用してもよい。
【0055】各ユーザエージェントからメッセージ処理
装置200に登録を行う場合には、当該ユーザエージェ
ントは、そのIPアドレスとそれを使用しているユーザ
のユーザ識別情報とを含むユーザ情報提示メッセージ
を、メッセージ処理装置200へ送信する。ユーザエー
ジェント107a〜107nのいずれかからのユーザ情
報提示メッセージを受信したメッセージ処理装置200
は、該ユーザ情報提示メッセージに基づいて、該ユーザ
エージェントのIPアドレスとそれを使用しているユー
ザのユーザ識別情報との対応表を作成する。図4に、こ
の対応表の一例を示す。図4の例では、4人のユーザA
〜Dがメッセージ処理装置200にアクセスしているこ
とが判る。
【0056】次に、図5に、共有アクセスのためのユー
ザ認証処理手順の一例を示す。メッセージ処理装置20
0は、対象となったユーザエージェント(107a、1
07b、…、または107n)のユーザ識別情報(例え
ば、メールアドレス)を調べる(S1)。例えば、図4
の対応表と、受信した要求の送信元アドレスから、対応
するユーザ識別情報(例えば、メールアドレス)を求め
る。なお、ユーザエージェントからメッセージ処理装置
200への要求中にユーザ識別情報用フィールドを設
け、このフィールドに、ユーザ識別情報を記述するよう
にしてもよい。蓄積している全メールについて、以下の
処理を行う(S6)。所定の属性情報(例えば、各メー
ルの宛先/Cc(コピーの宛先)、あるいは各メールの
宛先メーリングリストなど)を調べる(S2)。ユーザ
識別情報と属性情報とが所定の関係にあれば(例えば、
ユーザのメールアドレスが、メールの宛先のアドレスま
たはCcの宛先のアドレスに含まれていれば)(S
3)、該エージェントからそのメールに閲覧可能(アク
セス可能)と判定する(S4)。そうでなければ(S
3)、該エージェントからそのメールに閲覧不可と判定
する(S5)。
【0057】なお、上記では全メールについて判定を行
ったが、例えば、ユーザから特定のメールに対するアク
セス要求や、ある一定の条件を満たすメール群について
のアクセス要求もしくはリスト情報の要求があった場合
に、その要求について対象となるメール(群)に対して
のみ上記判定処理を行うようにしてもよい。
【0058】ところで、各ユーザに対するメールメッセ
ージの見せ方は、様々なものが考えられる。
【0059】例えば、あるユーザエージェントからユー
ザ情報提示メッセージを受信した時点で、例えば上記の
手順によって、蓄積されているメールのうち各ユーザ
(A〜D)が閲覧可能なものを抽出し、その閲覧可能な
もののリスト情報を作成し、該リスト情報をそのユーザ
エージェントに提示する方法が考えられる。
【0060】あるいは、あるユーザエージェントからユ
ーザ情報提示メッセージを受信した時点では、全ユーザ
に蓄積されている全てのメールデータのリストをそのユ
ーザエージェントに提示しておき、その後にそのユーザ
エージェントから特定のメール(群)に対するアクセス
要求があった時点で、例えば上記の手順によって、要求
された各メールに対する閲覧の可否を判断する方法も考
えられる。
【0061】あるいは、あるユーザエージェントからユ
ーザ情報提示メッセージを受信した時点では、登録処理
のみ行い、その後にそのユーザエージェントからメール
データのリストを要求された場合に、例えば上記の手順
によって、蓄積されているメールのうち各ユーザ(A〜
D)が閲覧可能なものを抽出し、その閲覧可能なものの
リスト情報を作成し、該リスト情報をそのユーザエージ
ェントに提示する方法が考えられる。
【0062】あるいは、あるユーザエージェントからユ
ーザ情報提示メッセージを受信した時点では、登録処理
のみ行い、その後にユーザエージェントからメールデー
タのリストを要求された場合に、まず、全ユーザに蓄積
されている全てのメールデータのリストをそのユーザエ
ージェントに提示し、その後にそのユーザエージェント
から特定のメール(群)に対するアクセス要求があった
時点で、例えば上記の手順によって、要求された各メー
ルに対する閲覧の可否を判断する方法も考えられる。
【0063】もちろん、上記の他にも、種々の方法が考
えられる。
【0064】各ユーザに対するメールメッセージの見せ
方をどのようにするかについては、例えば、アクセスす
る情報の種別、アクセスするユーザ数、蓄積される総デ
ータ量などを考慮して適宜選択すればよい。
【0065】各々のメール情報のうち、いずれを各ユー
ザに閲覧可能とするか(当該ユーザ識別情報について当
該メールを閲覧可能とするか)についての基準として
は、(1)ユーザ識別情報(またはこれに対応する情
報)が、宛先リストの中に含まれているものである場合
は、閲覧可能とする、(2)ユーザ識別情報(またはこ
れに対応する情報)が、宛先リストの中に含まれている
メーリングリスト(ML)に加入しているものである場
合、そのメールを閲覧可能とする、などが考えられる。
【0066】(1)については、例えば、蓄積されてい
るメールの「To:フィールド」及び「Cc:フィール
ド」を調べ、ユーザの(ユーザ識別情報としての)メー
ルアドレスが含まれている場合は、該メールについて閲
覧可能と判定するようにしてもよい。
【0067】なお、閲覧可能なメッセージリストを作成
する具体的な手順としては、例えば、蓄積されているメ
ールの「To:フィールド」及び「Cc:フィールド」
を調べ、ユーザの(ユーザ識別情報としての)メールア
ドレスが含まれている場合は、該メールについて閲覧可
能フラグを立てる、という処理を行っていき、全てのメ
ールをチェックした後で、閲覧可能フラグの立ったメッ
セージリストを再構成するようにしてもよい。
【0068】(2)については、 ・MLのアドレス ・MLの加入者リスト を入力する。これらの情報については、例えば、他の何
らかのインタフェースを用いて、オフラインで入力する
ようにしてもよい。もちろん、Majordomoなど
リモートから状態を問い合わせ可能なMLツールを利用
している場合に、該メールサーバに直接問い合わせを行
って加入者リストを得るインタフェースを持っても構わ
ない(ただし、一般に全てのMLをそのようなインタフ
ェースで処理可能ではないので、何らかの入力手段を用
意するのが望ましい)。
【0069】図6に、MLのアドレスとMLの加入者リ
ストとの対応情報(例えば、メーリングリスト購読者情
報)を入力した例を示す。
【0070】この場合、例えば、蓄積されているメール
の「To:フィールド」及び「Cc:フィールド」を調
べ、ML名(MLのアドレス)にマッチするものがあれ
ば、図6のテーブルを参照し、該ML名に対応する加入
者リストに、該ユーザのメールアドレスが含まれている
場合は、閲覧可能と判定するようにしてもよい。
【0071】なお、閲覧可能なメッセージリストを作成
する具体的な手順としては、例えば、蓄積されているメ
ールの「To:フィールド」及び「Cc:フィールド」
を調べ、ML名(MLのアドレス)にマッチするものが
あれば、図6のテーブルを参照し、該ML名に対応する
加入者リストに、該ユーザのメールアドレスが含まれて
いる場合は、閲覧可能フラグを立てていき、全てのメー
ルをチェックした後で閲覧可能フラグの立ったメッセー
ジリストを再構成するようにしてもよい。
【0072】また、状況によっては、MLの参加者リス
トを入手しなくても、特定のML宛メールを任意のユー
ザに閲覧可能としたい場合もある。例えば、特定のグル
ープでミーティングを行っており、そのグループのML
アーカイブに対し、参加者が無線LANなどのメディア
経由でメッセージ処理装置200にアクセスを行い、過
去にML上で行われた議論を見るといったものである。
この場合、例えば、図7のようにML名とワイルドカー
ドを指定することで、所定のML宛メッセージのみを任
意ユーザに閲覧可能とすることができる。
【0073】以上説明したきたように、本実施形態によ
れば、次のような効果が得られる。
【0074】まず、複数のメールアドレス宛のメールを
1箇所すなわちこのメッセージ処理装置に蓄積して集中
的に管理し、これを容易に持ち歩き、移動中にメッセー
ジ処理装置単独で使用でき、かつ移動先で他の装置と連
携して使用することもできる。
【0075】そして、蓄積されたデータが、ユーザのパ
ーソナルな利用(閲覧)に使用できるだけでなく、複数
のユーザが自身の機器を用いて同一のメッセージ処理装
置にアクセスし、蓄積されているメールの属性に応じた
情報の共有が可能になる。
【0076】さらに、MLなど外部のコミュニティ情報
を加味したユーザアクセス制御を行なうことで、様々な
利用形態で利用可能になる。
【0077】また、出席者全員がアクセス可能なMLを
登録するなど、別の利用形態を使うことも可能になる。
【0078】例えば、無線デバイスなどをサポートした
メッセージ処理装置をミーティングの際に複数ユーザで
共有することで、メールや会議資料などを予めメーリン
グリスト内で交換しておくだけで、出席者間で共有する
ことが可能になり、会議準備などの効率向上に寄与でき
る。
【0079】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
て実現可能である。また、本実施形態は、コンピュータ
に所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュー
タを所定の手段として機能させるための、あるいはコン
ピュータに所定の機能を実現させるための)プログラム
として実施することもでき、該プログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することも
できる。
【0080】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。また、この
発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各
種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが
可能である。また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。従って、この発明の実施
の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定され
ることなく発明を抽出することができるものである。
【0081】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、メッセージ処理装置に
蓄積されたメッセージを、メッセージの属性に応じて複
数のユーザに提供可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るメッセージ処理装置
の接続するネットワークネットワークシステムの構成例
を示す図
【図2】同実施形態に係るメッセージ処理装置の構成例
を示す図
【図3】同実施形態に係るメッセージ処理装置の規則表
の一例を示す図
【図4】同実施形態に係るユーザエージェントのIPア
ドレスと使用しているユーザ情報の対応表の一例を示す
【図5】同実施形態に係る共有アクセスのためのユーザ
認証処理手順の一例を示すフローチャート
【図6】同実施形態に係るMLのアドレスとMLの加入
者リストとの対応情報の一例を示す図
【図7】同実施形態に係るMLのアドレスとMLの加入
者リストとの対応情報の他の例を示す図
【符号の説明】
70…ISP 80…インターネット 90…組織内LAN 101…SMTPサーバ 102…POPサーバ 104…ファイアウォール 105…SMTPサーバ 106…POPサーバ 107a〜107n…ユーザエージェント 109…DNSサーバ 110…DHCPサーバ 111…SOCKSサーバ 200…メッセージ処理装置 21…クライアント機構 201…メッセージ収集部 202a…メッセージ配送送信部 22…サーバ機構 202b…メッセージ配送受取部 203…メッセージ保管部 204…メッセージ提示部 23…アシスト機構 205…ネットワーク検出部 206…サービス広報部 207…巡回制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 充 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザにより携帯され、その時々で異なる
    ネットワークに接続して使用されるメッセージ処理装置
    であって、 複数のネットワーク上に分散配置される複数のメッセー
    ジサーバ群を前記ユーザの指定に従って登録する手段
    と、 現在接続されているネットワークを認識して、前記登録
    されたメッセージサーバ群にアクセスするための通信方
    法を決定する手段と、 前記決定した通信方法を用いて、前記メッセージサーバ
    群から、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り
    出して格納する手段と、 現在接続されているネットワーク上に存在する、予め登
    録されたメッセージ入出力を行う複数の他の装置のいず
    れかからの所定の要求を受信する手段と、 前記格納したメッセージ群の各々について、当該メッセ
    ージに関する属性情報および要求元の前記他の装置に関
    するユーザ情報に基づいて、該他の装置からの当該メッ
    セージに対する閲覧の可否を判定する手段と、 前記判定において前記閲覧が可と判定された前記メッセ
    ージまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ
    出力する手段とを備えたことを特徴とするメッセージ処
    理装置。
  2. 【請求項2】前記メッセージに関する属性情報は、該メ
    ッセージに付加された該メッセージの宛先に関するアド
    レス情報であり、前記他の装置に関するユーザ情報は、
    該他の装置のユーザに係るメールアドレス情報であり、 前記判定する手段は、前記宛先に関するアドレス情報お
    よび前記メールアドレス情報とが所定の条件を満たす場
    合に、前記閲覧が可と判定することを特徴とする請求項
    1に記載のメッセージ処理装置。
  3. 【請求項3】前記宛先に関するアドレス情報は、前記メ
    ッセージの宛先となるアドレス及び必要に応じて付加さ
    れる該メッセージのコピーの転送先となるアドレスを含
    み、 前記判定する手段は、前記メールアドレス情報が、前記
    メッセージの宛先となるアドレス又は該メッセージのコ
    ピーの転送先となるアドレスのいずれかに一致した場合
    に、前記閲覧が可と判定することを特徴とする請求項2
    に記載のメッセージ処理装置。
  4. 【請求項4】前記メッセージに関する属性情報は、前記
    メッセージに関する宛先メーリングリストアドレス情報
    であり、前記他の装置に関するユーザ情報は、該他の装
    置のユーザに係るメールアドレス情報であり、 前記判定する手段は、前記他の装置のユーザに係るメー
    ルアドレスが、前記宛先メーリングリストアドレス情報
    に対応するメールアドレス群のいずれかに一致した場合
    に、前記閲覧が可と判定することを特徴とする請求項1
    に記載のメッセージ処理装置。
  5. 【請求項5】前記判定する手段は、前記宛先メーリング
    リストアドレス情報が全ユーザについて閲覧が可である
    ことを示している場合には、前記他の装置のユーザに係
    るメールアドレスにかかわらず、前記閲覧が可と判定す
    ることを特徴とする請求項4に記載のメッセージ処理装
    置。
  6. 【請求項6】予め前記他の装置に関するユーザ情報と該
    他の装置のアドレスとの対応情報を登録するための手段
    を更に備え、 前記他の装置に関するユーザ情報は、前記他の装置から
    送信された前記要求に付加された該他の装置のアドレス
    をもとに、前記対応情報を参照して求められるものであ
    ることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の
    メッセージ処理装置。
  7. 【請求項7】前記他の装置に関するユーザ情報は、前記
    要求に付加されて前記他の装置から通知されるものであ
    ることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の
    メッセージ処理装置。
  8. 【請求項8】前記判定する手段は、前記他の装置から蓄
    積メッセージのリスト情報の要求を受信した場合に、前
    記判定を行い、 前記出力する手段は、前記閲覧が可と判定された前記メ
    ッセージのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ出力
    することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ処理
    装置。
  9. 【請求項9】前記判定する手段は、前記他の装置から特
    定のメッセージに対する閲覧の要求を受信した場合に、
    前記判定を行い、 前記出力する手段は、前記閲覧が可と判定された前記メ
    ッセージを、要求元の前記他の装置へ出力することを特
    徴とする請求項1に記載のメッセージ処理装置。
  10. 【請求項10】ユーザにより携帯されその時々で異なる
    ネットワークに接続して使用されるメッセージ処理装置
    と、同一のネットワーク上に接続された該メッセージ処
    理装置に対してメッセージ入出力を行う複数の他の装置
    とを含み、ユーザが指定する複数のネットワーク上に分
    散配置される複数のメッセージサーバ群との間のメッセ
    ージ交換を行うメッセージ処理システムであって、 前記メッセージ処理装置は、 現在接続されているネットワークに接続されている前記
    他の装置に対し、自身のアドレスを通知する手段と、 予め登録された、現在接続されているネットワークから
    前記複数のメッセージサーバ群へアクセスするための通
    信方法に関する情報に従って、前記メッセージサーバ群
    へアクセスし、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群
    を取り出して格納する手段と、 現在接続されているネットワーク上に存在する、予め登
    録されたメッセージ入出力を行う複数の前記他の装置の
    いずれかからの所定の要求を受信する手段と、 前記格納したメッセージ群の各々について、当該メッセ
    ージに関する属性情報および要求元の前記他の装置に関
    するユーザ情報に基づいて、該他の装置からの当該メッ
    セージに対する閲覧の可否を判定する手段と、 前記判定において前記閲覧が可と判定された前記メッセ
    ージまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ
    出力する手段とを備えたことを特徴とするメッセージ処
    理システム。
  11. 【請求項11】ユーザにより携帯され、その時々で異な
    るネットワークに接続して使用されるメッセージ処理装
    置におけるメッセージ処理方法であって、 現在接続されているネットワークを認識し、予め登録さ
    れた、該認識されたネットワークから前記複数のメッセ
    ージサーバ群へアクセスするための通信方法に関する情
    報を参照して、前記登録されたメッセージサーバ群にア
    クセスするための通信方法を決定し、 前記決定した通信方法を用いて、前記メッセージサーバ
    群から、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り
    出して格納し、 現在接続されているネットワーク上に存在する、予め登
    録されたメッセージ入出力を行う複数の他の装置のいず
    れかからの所定の要求を受信し、 前記格納したメッセージ群の各々について、当該メッセ
    ージに関する属性情報および要求元の前記他の装置に関
    するユーザ情報に基づいて、該他の装置からの当該メッ
    セージに対する閲覧の可否を判定し、 前記判定において前記閲覧が可と判定された前記メッセ
    ージまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ
    出力することを特徴とするメッセージ処理方法。
  12. 【請求項12】ユーザにより携帯され、その時々で異な
    るネットワークに接続して使用されるメッセージ処理装
    置としてコンピュータを機能させるためのプログラムで
    あって、 複数のネットワーク上に分散配置される複数のメッセー
    ジサーバ群を前記ユーザの指定に従って登録する機能
    と、 現在接続されているネットワークを認識して、前記登録
    されたメッセージサーバ群にアクセスするための通信方
    法を決定する機能と、 前記決定した通信方法を用いて、前記メッセージサーバ
    群から、前記ユーザ宛に配信されたメッセージ群を取り
    出して格納する機能と、 現在接続されているネットワーク上に存在する、予め登
    録されたメッセージ入出力を行う複数の他の装置のいず
    れかからの所定の要求を受信する機能と、 前記格納したメッセージ群の各々について、当該メッセ
    ージに関する属性情報および要求元の前記他の装置に関
    するユーザ情報に基づいて、該他の装置からの当該メッ
    セージに対する閲覧の可否を判定する機能と、 前記判定において前記閲覧が可と判定された前記メッセ
    ージまたはそのリスト情報を、要求元の前記他の装置へ
    出力する機能とをコンピュータに実現させるためのプロ
    グラム。
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