JP2003224535A - 車両用fm放送連動画像提供システム - Google Patents

車両用fm放送連動画像提供システム

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JP2003224535A
JP2003224535A JP2002019573A JP2002019573A JP2003224535A JP 2003224535 A JP2003224535 A JP 2003224535A JP 2002019573 A JP2002019573 A JP 2002019573A JP 2002019573 A JP2002019573 A JP 2002019573A JP 2003224535 A JP2003224535 A JP 2003224535A
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vehicle
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broadcast
image data
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JP2002019573A
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Yoshitaka Suzuki
芳孝 鈴木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM放送の音質等を維持しつつ、放送内容の
充実化を図ること。 【解決手段】 放送局が有するデータサーバと、車両に
搭載された車載機とを備え、車載機が、演算部と、記憶
部とを備えると共に、演算部にて制御される通信手段
と、通信手段を介してデータサーバから受信した画像デ
ータを表示する表示部とを備え、記憶部にアドレスデー
タを記憶すると共に、演算部はアドレスデータが表すア
クセス先に画像データを要求する画像データ要求機能を
備えている。そして、データサーバが、車載機からアク
セス可能となるよう通信手段を有すると共に、FM放送
の内容に連動して当該内容に連動した画像データをアド
レスデータの指定箇所に格納する画像データ格納機能
と、車載機からの要求に応じて当該車載機に画像データ
を送信する画像データ送信機能とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用FM放送連
動画像提供システムにかかり、特に、FM放送を受信す
る車両の乗員に対して、当該FM放送に連動した画像を
通信手段を介して提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、FM多重放送は、音楽を配信
するといったラジオ番組として利用されるばかりでな
く、音以外の情報を送信する用途も増えてきている。例
えば、近年普及してきたカーナビゲーションシステムを
利用して自己の車両の現在位置を車両内のディスプレイ
に表示させると共に、FM多重放送にて送信される渋滞
情報や駐車場情報を受信して、当該車両の現在の走行地
域近辺の渋滞情報等を知ることができる、という車両の
乗員にとって利便性の高いシステムの開発されている。
そして、特開2001−264089号公報や、特開2
001−268107号公報では、さらに車両に搭載さ
れた携帯電話等を介してWeb通信を利用し、車両の現
在位置に関するデータの入手を図るシステムも開示され
ている。
【0003】また、特開平9−298478号公報のも
のは、FM多重放送に画像データをのせて当該画像デー
タを車両に送信し、車両のディスプレイに表示させると
いう技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例における画像データの配信は、いずれも車両内にて
頻繁に聞くFMラジオ放送の内容に連動したものではな
い。従って、FMラジオを利用し、当該FMラジオの内
容をさらに魅力あるものにするには十分ではなかった。
【0005】また、FM放送に画像データをのせて送信
する場合には、画像データ自体が大容量となってしまう
ため、その容量の問題から、コンテンツとして十分な画
像データをFMラジオ放送の内容に連動してタイミング
良く配信することが困難であるという不都合が生じる。
従って、やはりFM放送番組の内容の充実化を図ること
ができず、FM放送の内容をさらに魅力あるものにする
ことが困難であるという問題が生じる。
【0006】一方、FMラジオ放送では、基本的に音情
報にて放送するものであるため、聴衆に対して視覚効果
を与えることができない。従って、聴衆は放送する音楽
のアーティストの容姿を見ることができず、あるいは、
放送内のコマーシャルも音声のみであるため、アーティ
ストのCDや、CM商品の宣伝効果の向上も図ることが
できないという問題も生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、音声によるFM放送の音質等を維持しつ
つ、さらなる放送内容の充実化を図ること、をその目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、F
M放送を送信する所定の放送局が有するデータサーバ
と、FM放送を受信する車両に搭載された車載機とを備
え、車載機が、所定の演算処理能力を有する演算部と、
所定の記憶容量を有する記憶部とを備えると共に、演算
部にて制御される通信手段と、当該通信手段を介してデ
ータサーバから受信した画像データを表示する表示部と
を備え、記憶部に、通信手段にてデータサーバにアクセ
スする際に参照する放送局に対応したアドレスデータを
あらかじめ記憶すると共に、演算部は、アドレスデータ
が表すアクセス先に画像データを要求する画像データ要
求機能を備えている。そして、データサーバが、車載機
からアクセス可能となるよう通信手段を有すると共に、
FM放送の内容に連動して当該FM放送の内容に連動し
た画像データを車載機が記憶しているアドレスデータの
指定箇所に格納する画像データ格納機能と、車載機から
の要求に応じて当該車載機に画像データを送信する画像
データ送信機能とを備えた、という構成を採っている
(請求項1)。
【0009】このような構成にすることにより、まず、
FM放送局では所定の番組を放送しているときに、当該
番組の内容に対応した画像データが、逐次データサーバ
内の所定のアドレスに格納される。そして、車載機は、
選択したFM放送に対応したあらかじめ記憶されている
アドレスデータを参照して、通信手段を用いてデータサ
ーバにアクセスする。このとき、アドレスデータに表さ
れているアドレス先に車載機が画像データを要求するこ
ととになる。そして、車載機からアクセスされて画像デ
ータの要求を受けたデータサーバは、当該アドレスに格
納されている画像データを車載機に送信する。これを受
信した車載機は、表示部に画像データを表示すること
で、当該車両の乗員(以下、ユーザとも言う)はこれを
見ることができる。
【0010】従って、車内に放送されているFM番組の
内容に合致した画像、例えば、放送されている音楽のC
Dジャケットや、番組のパーソナリティの顔画像など
が、FM放送電波ではなく、データサーバから携帯電話
等の通信手段を介して車両に送信され、当該車両の表示
部に表示されるため、FM放送電波にて放送される音楽
などの音質を維持しつつ、車両の乗員は画像をも楽しむ
ことができる。その結果、FM放送の放送形態の多様化
を図ることができ、放送内容の充実化を図ることができ
る。
【0011】また、本発明では、FM放送を送信する所
定の放送局が有する放送データ送信手段及びデータサー
バと、FM放送を受信する車両に搭載された車載機とを
備え、放送データ送信手段が、車載機がデータサーバに
アクセスする際に参照する放送局に対応したアドレスデ
ータをFM放送自体に含めて送信すると共に、車載機
が、所定の演算処理能力を有する演算部と、所定の記憶
容量を有する記憶部と、演算部にて制御される通信手段
と、当該通信手段を介してデータサーバから受信した画
像データを表示する表示部とを備え、演算部は、FM放
送局から送信されたFM放送に含まれるアドレスデータ
を抽出して記憶部に記憶するアドレスデータ受信機能
と、アドレスデータが表すアクセス先に画像データを要
求する画像データ要求機能を備えている。そして、デー
タサーバが、車載機からアクセス可能となるよう通信手
段を有すると共に、FM放送の内容に連動して当該FM
放送の内容に連動した画像データをアドレスデータの指
定箇所に格納する画像データ格納機能と、車載機からの
要求に応じて当該車載機に画像データを送信する画像デ
ータ送信機能とを備えた、という構成も取っている(請
求項2)。
【0012】このような構成にすることにより、まず、
車両の乗員が選択したFM放送番組用のFM放送を車載
機が受信すると、受信したFM放送データには当該FM
放送番組に対応したアドレスデータが含まれており、か
かるアドレスデータが車載機にて抽出されて記憶され
る。続いて、上記アドレスデータを参照して、通信手段
を用いてデータサーバにアクセスし、このとき、アドレ
スデータに表されているアドレス先に当該車載機が画像
データを要求することとになる。そして、車載機からア
クセスされて画像データの要求を受けたデータサーバ
は、当該アドレスに格納されている画像データを車載機
に送信する。これを受信した車載機は、表示部に画像デ
ータを表示することで、当該車両の乗員はこれを見るこ
とができる。
【0013】従って、車両にあらかじめアドレスデータ
が格納されていないFM放送番組を乗員が聞く場合であ
っても、当該放送をFM放送にて受信することにより、
当該FM放送電波に含まれるアドレスデータを参照して
画像データも受信することができるため、ユーザは種々
のFM放送を楽しむことができる。
【0014】このとき、放送データ送信手段から送信さ
れるアドレスデータは、複数のアドレスデータと各アド
レスデータに対応する画像の分類を表す画像種別データ
とを含み、車載機に、車両の乗員が操作することにより
アドレスデータを選択するアドレス選択操作部を備え、
当該車載機の演算部は、複数のアドレスデータと当該各
アドレスデータに対応する画像種別データとを表示部に
表示すると共に、車両の乗員にてアドレス選択操作部を
介して選択されたアドレスデータをデータサーバへのア
クセス時に参照するアドレスデータに設定するアドレス
データ選択機能を備え、データサーバの画像データ格納
機能は、アドレスデータごとにそれぞれ画像種別データ
に対応した内容の画像データを格納する機能であること
とすると望ましい(請求項3)。
【0015】これにより、まず、FM放送の内容に対応
するが、この中でもさらに画像の種類が分類された画像
データが、データサーバ内に参照先が区別されてアドレ
ス毎に記憶される。一方、車載機には、上記画像データ
の分類の説明と共に各分類のアドレスデータが送信され
て、これらのデータが表示される。車両の乗員は操作部
を操作してどの種類の画像データの送信を希望するかを
選択する。そして、選択された種類の画像データに対応
するアドレスデータを参照して、車載機はデータサーバ
にアクセスし、画像データを要求する。これにより、ユ
ーザが希望するFM放送に連動した画像データを受信し
て見ることができ、当該ユーザはさらにFM放送を楽し
むことができる。また、ユーザが見ることができる画像
の選択肢が増えることで、FM放送内容の充実化を図る
ことができる。
【0016】また、データサーバの画像データ送信機能
は、車載機からの要求があるか否かに関わらず、FM放
送の内容に関係のないデータサーバにあらかじめ格納さ
れた画像データをコマーシャルとして送信する機能であ
ると望ましい(請求項4)。このとき、FM放送内にお
けるコマーシャル中に当該コマーシャルの内容に対応し
たデータサーバにあらかじめ格納された画像データを送
信するようにしてもよい(請求項5)。
【0017】これにより、FM放送に連動した画像デー
タが送信されると共に、送信すべき放送に関係した画像
がない場合や、コマーシャルの場合には、他の画像を車
載機に送信して車両の表示部に表示されることにより、
音声以外にも広告宣伝効果を高めることができる。
【0018】また、放送データ送信手段から送信される
アドレスデータは、当該アドレスデータの参照箇所に格
納される画像データが更新されたものであるか否かを表
すデータである画像切換フラグを含むと共に、車載機の
演算部が有する画像データ要求機能は、画像切換フラグ
の内容を読み取って画像データが更新されたものである
と判断した場合にデータサーバにアクセスして画像デー
タを要求する機能であることとすると望ましい(請求項
6)。
【0019】これにより、車載機がアドレスデータに含
まれる画像切換フラグにて画像データが更新されたか否
かを判断することができるため、当該車載機は画像デー
タが更新されたときにデータサーバにアクセスし、そう
でない場合にはアクセスしない。従って、不必要にデー
タサーバにアクセスされることが制限され、通信料の低
減を図ることができる。
【0020】また、車載機に、車両の乗員が操作するこ
とによりデータサーバに対して画像データの要求を行う
時間を制限する時間制限データを入力する設定入力操作
部を備えると共に、車載機の演算部が有する画像データ
要求機能は、制限時間データに応じてデータサーバに対
して画像要求を実行しない機能であることとすると望ま
しく(請求項7)、車載機に、車両の乗員が操作するこ
とによりデータサーバに対して画像データの要求を行う
回数を制限する回数制限データを入力する設定入力操作
部を備えると共に、車載機の演算部が有する画像データ
要求機能は、回数制限データに応じてデータサーバに対
して画像要求を実行しない機能であることとしても望ま
しい(請求項8)。そして、同様に、設定入力操作部
は、上記時間制限データ及び回数制限データを入力する
ことができるよう形成されると共に、車載機の演算部が
有する画像データ要求機能は、時間制限データ及び回数
制限データに基づいてデータサーバに対して画像要求を
実行しない機能であることとしても望ましい(請求項
9)。
【0021】これにより、車両の乗員にて、データサー
バにアクセスする時間や回数、あるいは両方の限度を設
定することができ、かかる限度にアクセス時間や回数が
達すると車載機からデータサーバへのアクセス動作が停
止する。従って、通信コストの抑制を図ることができ
る。
【0022】そして、上述してきたFM放送の内容に対
応した画像データは、当該FM放送内で放送される音楽
に対応した画像のデータであることとすると望ましい
(請求項10)。これにより、音情報からなる音楽と共
に、FM放送において画像という視覚情報をユーザに提
供することができるため、さらなる放送内容の充実化を
図ることができ、ユーザの聴取意欲の向上を図ることが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】〈第1の実施形態〉以下、本発明
の第1の実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、本発明の構成を示すブロック図である。図2
は、車載機Bに記憶されているデータを示す図である。
図3乃至図5は、本実施形態における動作を示すシーケ
ンス図あるいはフローチャート図である。
【0024】(構成)図1に示すように、本発明である
車両用FM放送連動画像提供システムは、FM放送を送
信する所定の放送局Aが有するデータサーバ11と、F
M放送を受信する車両(図示せず)に搭載された車載機
Bとにより構成されている。
【0025】そして、車載機Bは、所定の演算処理能力
を有する演算部21と、所定の記憶容量を有する記憶部
(図示せず)とを備えると共に、上記演算部21にて制
御される通信手段22と、当該通信手段22を介してデ
ータサーバ11から受信した画像データを表示する表示
部23とを備えている。また、データサーバ11も、車
載機Bからアクセス可能となるよう通信手段12を有し
ている。このような構成にて、本システムは、車載機B
を搭載している車両の乗員(ユーザ)が、放送局Aから
FM放送を受信して当該FM放送を聞くと共に、当該放
送局Aの一部であるデータサーバ11から通信手段1
2,22を介して受信したFM放送の内容に連動した画
像を表示部23に表示して見る、というものである。す
なわち、FM放送の番組内容の充実化を図り、ユーザの
当該FM放送の聴取意欲の向上を図らんとするものであ
る。以下、これを詳述する。
【0026】(放送局)放送局Aは、所定の周波数帯に
てFM放送を放送している放送局である。そして、放送
局Aの構成を具体的に説明すると、例えば、実際にFM
放送を送信するアンテナを有するFM放送局13自体
と、上記データサーバ11と、上記通信手段12と、上
記データサーバ11から後述する画像データを上記通信
手段12に送信するゲートウェイ14とを備えている。
【0027】(FM放送局)FM放送局13は、FMラ
ジオ放送など所定のFM番組データを、アンテナから一
般車両等に送信する。このとき、FM番組データは、F
M多重放送であり、主に音情報である。
【0028】(データサーバ)データサーバ11は、演
算部と記憶部を有する一般的なサーバコンピュータであ
って、上記放送局Aに管理されているコンピュータであ
る。このデータサーバ11の記憶部には、FM放送の内
容に連動した画像データが蓄積されている。例えば、所
定のFM番組内にて放送される音楽のCDジャケット画
像や、アーティストの画像、あるいは、当該番組のパー
ソナリティの画像や、イメージ画像、スポンサーが取り
扱う商品の画像などである。
【0029】さらに、データサーバ11には、当該放送
局A固有のWebアドレス(例えば、「http://
www.address.co.jp」)が割り振りら
れていて、外部機器からアクセス可能な領域を備えてい
る。ここで、かかるアドレス先は、Webサイトあるい
はFTPサイトである。そして、当該アドレスには、通
信手段である携帯通信センター12及びゲートウェイ1
4を介して、ネットワーク上の端末すなわち携帯電話な
どの外部機器がアクセスすることができる。
【0030】そして、データサーバ11の演算部(図示
せず)には、上記アドレスが指定する領域に、FM放送
の内容に連動して上記画像データを格納する画像データ
格納機能と、車載機Bからの要求に応じて当該車載機B
に上記画像データを送信する画像データ送信機能とが備
えられている。
【0031】画像データ格納機能は、FM放送局13自
体が放送する番組の内容を読み取り、あるいは、オペレ
ータからの入力により番組の内容を認識すると共に、当
該内容に同期して上述した記憶部のアドレス先の領域に
画像データを入れていく。あるいは、もともと格納され
ている画像データに、上記Webアドレスからのリンク
を設定する。また、画像データ送信機能は、上述したW
ebアドレスに、すなわち、画像格納領域にアクセスし
てきた車載携帯電話22などの端末に、ゲートウェイ1
4、携帯通信センター12を介して、格納されている画
像データを送信する。
【0032】ここで、データサーバ11は、FM放送局
13自体の一部であってもよい。このようにすると、デ
ータサーバ11がFM放送の内容を制御しつつ、これに
合わせて車載機Bに送信する画像を蓄積することができ
る。すなわち、FM番組の内容に対応した画像を、より
適切にユーザに配信することができる。
【0033】従って、Webアドレスが指定する領域に
は、FM放送の内容に連動した画像が逐次蓄積されると
共に、当該アドレスにアクセスする人に、当該画像を与
えることができる。
【0034】(車載機)車載機Bは、上述した演算部と
してのコントローラ21、記憶部(図示せず)、通信手
段としての携帯電話22、表示部であるディスプレイ2
3を備えている他に、FM放送局からFM放送を受信す
るFM多重チューナ24、当該受信したFM放送を車内
に放送するオーディオアンプ25、スピーカ26とを備
えている。これにより、車載機Bでは、通常のFM放送
を受信することができる。
【0035】ここで、車載機B内の演算部21(CP
U、コントローラ)と、記憶部とについて詳述する。ま
ず、記憶部には、通信手段22である携帯電話にてデー
タサーバ11にアクセスする際に参照する放送局Aに対
応したアドレスデータがあらかじめ記憶される。すなわ
ち、各FM放送局ごとに放送チャンネルが割り当てられ
ているが、かかるチャンネルごと(放送局ごと)にアド
レスが特定されていて、かかるデータが車載機B内の記
憶部に記憶されている。その例を図2に示す。
【0036】図2に示すように、たとえば、ある車両の
オーディオコントローラには、1チャンネルにK−MI
XというFM放送局が割り当てられていると共に、かか
る放送局固有のアドレス「××××××(例えば、ht
tp://www.address.co.jp/aa
a)」が割り当てられて記憶されている。ちなみに、こ
のアドレスは、上記K−MIX放送局が所有する外部か
らアクセス可能なサーバコンピュータ11内の所定の領
域を示すアドレスである。
【0037】また、車載機B内の演算部(コントローラ
21)は、まず、アンテナにてFM放送局から送信され
たFM多重放送を受信し、チューナ24を介してスピー
カに出力するという、一般的な機能を有する。これに加
え、アドレスデータが表すアクセス先に、携帯電話22
を介して画像データを要求する画像データ要求機能を備
えている。この画像データ要求機能は、一定の時間間隔
ごとに作動することとなっている。すなわち、例えば、
コントローラ21では、タイマーがセットされ、これに
管理されて5秒間隔ごとにデータサーバ11に画像を要
求する。但し、上記間隔が5秒に限定されるものではな
い。ちなみに、タイマーは、システムクロック等を利用
して時間を計測するプログラムによって実現される。
【0038】そして、上述のように、コントローラ21
にて携帯電話22を制御するよう、当該携帯電話22は
コントローラ21に接続されている。このとき、例え
ば、一般的な携帯電話に備えられているDH01(デジ
タル方式自動車電話標準規格RCR参照)端子を介して
接続されている。これにより、携帯電話22による通信
にてデータサーバ11から受信した画像データは、一旦
コントローラ21に送信され、当該コントローラ21に
て表示部23に表示制御される。
【0039】ここで、上記データサーバ11や車載機B
のコントローラ21が備える各機能は、あらかじめ用意
されている各機能用プログラムがデータサーバ11のC
PUあるいはコントローラ21に組み込まれることによ
り実現することができる。そして、上記プログラムは、
データサーバ11であれば当該データサーバ11内の記
憶装置にあらかじめ記憶されているものが当該データサ
ーバ11に読み取られて提供されたり、CD−ROM等
の可搬媒体に格納されたものが提供される。また、車載
機Bのコントローラ21の場合にも、同様に、車載機B
に備えられた記憶部に記憶されているものが提供され
る。ちなみに、後述する全ての実施形態においても同様
である。
【0040】(動作)次に、第1の実施形態における動
作を、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に
おける全体的な動作を示すシーケンス図である。
【0041】まず、放送局Aは、FM放送局13自体の
FM放送用アンテナを用いて、地上波にてFMラジオ放
送番組を、絶えずユーザに送信している。かかる放送デ
ータは、当然のことながら相手方は特定されていない。
【0042】続いて、放送局Aは、上述したFM放送局
13自体から送信している放送番組の内容に連動した各
種の画像データを逐次作成し(ステップS1)、当該画
像をFM放送局13自体から逐次データサーバ11に送
信して記憶する(ステップS2)。このとき、画像デー
タの格納場所は、放送局Aごとに指定されている所定の
URLが示す外部からアクセス可能な箇所である。そし
て、例えば、あらかじめデータサーバ11に各種の画像
データが記憶されていて、データサーバ11が現在放送
されている番組の内容をあらかじめ用意されている当該
番組内容に対応したタイムテーブルデータなどの情報か
ら認識し、当該番組の放送内容にあわせて所定の画像デ
ータを上記アドレスに記憶していくよう作動する。この
とき、当該アドレス先には、常に1つ乃至複数の画像デ
ータが格納されていて、そのときの番組内容に連動した
画像のみがユーザにて受信されるようになっている。す
なわち、アドレス先には、現在の番組内容に対応した画
像のみが格納されるようになっている。
【0043】続いて、ユーザが車載機Bを操作して、所
定のFM放送局のチャンネルを選択すると(ステップS
3)、常に送信されて続けているFM放送番組が車載機
Bのアンテナ及びFM多重チューナ24を介して、当該
車載機Bに受信される(ステップS4,S5)。このと
き、FM放送はコントローラ21にて所定の処理が施さ
れて、オーディオアンプ25に出力され、スピーカ26
から車内に放送される。これは、一般的にFM放送を聞
くときの動作手順と同様である。
【0044】続いて、所定のFM放送を受信し始めるに
伴って、所定の時間間隔ごとに、コントローラ21にて
制御されて携帯電話22がデータサーバ11にアクセス
する。そのアクセス先は、車載機Bがあらかじめ記憶し
ている選択したFM放送局13に対応したアドレスデー
タが示すアドレス先である。すなわち、車載機Bは、イ
ンターネット上に設けられている放送局Aの画像データ
格納サイトにアクセスし、当該サイト内のデータを受信
要求する(ステップS6)。すると、データサーバ11
はこれに応じて、当該サイト内に格納されている画像デ
ータを、要求のあった車載機Bにのみ送信する(ステッ
プS7)。従って、放送局Aは、画像データを希望する
特定の車両にのみ送信しているので、すべての車両が受
信する必要がなく、受信負担の軽減を図ることができ
る。
【0045】そして、車載機Bは、受信した画像データ
をコントローラ21に送り(ステップS8)、画像処理
を施した後に表示部23に表示する(ステップS9)。
このようにすることで、FM放送を聞くユーザは、当該
FM放送の内容に合致した画像、例えば、放送される音
楽のCDジャケット画像や、アーティストの画像、ある
いは、当該番組のパーソナリティの画像や、イメージ画
像、スポンサーが取り扱う商品の画像などを見ることが
でき、視覚によってもFM放送を楽しむことができる。
【0046】このとき、車載機Bがデータサーバ11に
画像データを要求する時間や回数が、車両の乗員により
設定されていない場合には、あらかじめ車載機Bの記憶
部に記憶されている時間あるいは回数が経過すると、も
はや画像の要求をしないようになっている。すなわち、
車載機Bのコントローラ21は、自動的に車載機Bから
データサーバ11へのアクセスを制限する機能を備えて
いる。これは、車両の乗員にてアクセスを制限する時間
や回数が設定された場合にも、当該設定された時間、回
数に基づいてアクセスが制限される。これについて、説
明する。
【0047】上記のように作動すべく、車載機Bには、
車両の乗員が操作することによりデータサーバ11に対
して画像データの要求を行う時間を制限する時間制限デ
ータを入力する設定入力操作部(図示せず)が備えられ
ている。この設定入力操作部は、車両内に設置されたオ
ーディオ機器類とほぼ同様の位置にそなえられ、乗員が
容易に操作できるようになっている。また、当該操作部
の形状は、テンキー状や、ダイヤル形状である。そし
て、設定入力操作部を用いて車両の乗員は、FM放送を
受信してからどのくらいの時間だけ画像データの受信を
実行するかという情報を入力する。例えば、分単位の時
間や、時間単位の時間を入力する。
【0048】また、設定入力操作部からは、画像データ
の要求を行う回数を制限する回数制限データを入力する
こともできる。すなわち、設定入力操作部を用いて車両
の乗員は、FM放送の受信を開始してから何回画像デー
タの要求を実行するかという情報を入力する。さらに
は、設定入力操作部からは、画像データの要求を行うタ
イミング、すなわち、どのくらいの時間間隔にてデータ
サーバ11に画像データの要求を実行するかというデー
タをも入力することができる。
【0049】そして、上記の各入力されたデータは、車
載機Bのコントローラ21内のRAMに、あるいは、そ
れ以外の記憶部に記憶される。そして、当該記憶された
情報がコントローラ21にて読み取られることで、コン
トローラ21は、各情報に対応した制御を実行する機能
を備えている。例えば、上述した画像データ要求機能
は、車載機BがFM放送を受信し始めてからの経過時間
を、タイマーを作動させることにより計測し、上記時間
制限データに達したことを検出すると、データサーバ1
1に対して画像要求を停止する。同様に、画像データ要
求回数をもカウントし、上記入力された回数制限データ
に達すると画像データの要求を停止する。さらには、画
像要求タイミングデータが入力されている場合には、か
かる入力値が経過したか否かがタイマーにて計測され、
当該入力値に相当する時間間隔にて画像データの要求を
実行する。このとき、時間制限データと回数制限データ
とが車両の乗員にて入力された場合には、両値が満たさ
れたときに画像データの要求を停止するよう設定されて
いてもよい。あるいは、いずれか一方の値が満たされた
ときに画像データの要求が停止されてもよい。
【0050】次に、上記設定入力操作部が備えられてい
て、画像データの受信が制限される場合の動作を、図4
乃至図5を参照して説明する。図4は、当該操作部を用
いて乗員が行う操作例を示すフローチャートである。図
5は、車載機Bの動作を示すフローチャートである。
【0051】まず、乗員が所定の設定を行う場合には、
設定入力操作部の所定のボタンを押して、アクセス制限
の設定要求をする。すると、表示部23に画像を要求す
る時間の制限値を入力(変更)するか、あるいは、回数
の制限値を入力(変更)するかが表示される。そして、
時間設定Tfを変更する場合には(ステップS11)、
その旨の操作をし、希望する値を入力する(ステップS
12)。このとき、入力した値はTiとして記憶され
る。続いて、回数設定Nfを変更する場合にも(ステッ
プS13)、その旨の操作をし、希望する値を入力する
(ステップS14)。このときも、入力した値はTiと
して記憶される。ちなみに、いずれの値も入力されなか
った場合には、あらかじめ定められている値(デフォル
ト値)Td,NdがそれぞれTf,Nfとして記憶され
る。
【0052】続いて、いずれの値を用いて画像データの
要求を停止するかを設定する。時間で設定する場合には
(ステップS15)、所定のボタンを押すなどしてその
旨の情報を入力する(ステップS16)。これにより、
上記Tf時間だけ画像データの要求が実行される。一
方、回数で設定する場合には(ステップS17)、所定
のボタンを押すなどしてその旨の情報を入力する(ステ
ップS18)。これにより、上記Nf回数だけ画像デー
タの要求が実行される。このとき、両値で設定された場
合には、当該両方の値が満たされるまで画像データの要
求が実行されるようになる。但し、かかる場合には、い
ずれか一方の値が満たされるまで画像データの要求が実
行されるような設定であってもよい。
【0053】次に、図5を参照して、車載機Bの動作を
説明する。まず、乗員が聞きたいFM放送番組を設定す
る。すなわち、FM放送局が選択される(ステップS2
1)。すると、車載機のチューナ24が当該FM放送局
が発信する周波数帯のFM放送を受信し、スピーカ26
からFMラジオ番組を出力する。そして、ユーザは上述
した図4に示すような画像データの要求の設定を行う
(ステップS22)。設定する場合には、入力した値が
それぞれの限度値となる(ステップS23)。一方、設
定しない場合には、デフォルト値が限度値となる(ステ
ップS24)。このとき、いずれの値を用いて画像デー
タの要求を停止するかも設定する。また、画像データを
要求する時間間隔が入力された場合には、かかる値がΔ
Tとして記憶され、入力されない場合にはあらかじめ定
められているデフォルト値がΔTとされる。ここで、ス
テップS22〜ステップS24における画像データ要求
の設定は、FM放送局を選択する前に実行されてもよ
い。
【0054】続いて、タイマーがセットされて(T=
0)、ここから経過時間が計測される。また、画像取込
タイミングを決定する係数Kが1に設定される(ステッ
プS25)。さらには、画像データ要求回数Nが0に設
定される(ステップS26)。
【0055】続いて、タイマーがセットされてから、Δ
T時間よりも短い時間間隔、例えば、0.1秒毎にタイ
マーの値が検出され、タイマーの検出値である経過時間
がΔT時間経過したと判断されると(ステップS2
7)、携帯電話22が放送局Aの携帯通信センタ12に
ダイアルアップして上記アドレスデータが示すサイトに
アクセスし、画像データの要求を行う(ステップS2
8)。このとき、画像データが更新されているか否かが
車載機Bのコントローラ21にて調べられる(ステップ
S29)。かかる調査方法は、コントローラ21がデー
タサーバ11の所定の領域に記憶されている情報を調べ
ることにより実現できる。例えば、データサーバ11に
は、画像が更新されてから一定期間はセットされるフラ
グが用意されていて、かかるフラグをコントローラ21
が遠隔調査することで、更新されたか否かを認識するこ
とができる。
【0056】そして、データ更新されている場合には、
画像データをダウンロードして、表示部23に表示する
(ステップS30)。更新されていない場合には、ダウ
ンロードを行わない。これにより、通信費用の節約を図
ることができる。但し、このとき、データ更新の調査を
行わず、いずれの場合にも画像データを受信するように
してもよい。
【0057】続いて、画像データ要求回数Nの数が1加
算され、Kの値も1加算される(ステップS31)。K
の値が1加算されることで、ステップS27にて、以前
に画像データの要求を実行してからΔT時間経過したか
否かを検出することができる。すなわち、Tの値はシス
テムクロック等を読み取ることで時間の経過と共に加算
されていき、これがK倍されたΔTの値と常に比較され
ることで(ステップS27)、上記検出を実現できる。
その後、時間が限度値Tfに達したか、あるいは、回数
が限度値Nfに達したかが調べられ(ステップS3
2)、限度値に達していない場合には、ステップS27
に戻り、再度ΔT時間経過した後に画像データの要求が
実行される。そして、限度値に達している場合には、画
像データの要求が停止される。但し、引き続き、乗員が
FM放送を受信している限り、当該FM放送は車内に放
送される。
【0058】このようにすることにより、車両内には、
音情報によるFMラジオ番組が放送されると共に、ディ
スプレイなどの表示部に当該ラジオ番組の放送内容に合
致した画像が表示されるため、FM放送の放送態様の多
彩化を図ることができる。従って、FM放送番組の内容
の充実化を図ることができ、車両の乗員はよりFM番組
を楽しむことができる。その結果、FM放送局としては
聴取率の向上を図ることができる。
【0059】〈第2の実施形態〉以下、本発明の第2の
実施形態について、図6乃至図9を参照して説明する。
図6は、FM放送局から送信されるデータの内容を示す
説明図である。図7乃至図9は、本実施形態における動
作を示すシーケンス図あるいはフローチャート図であ
る。
【0060】(構成)本実施形態では、上述した第1の
実施形態とほぼ同一の構成を有するが、あらためて説明
すると、FM放送を送信する所定の放送局Aが有する放
送データ送信手段13及びデータサーバ11と、FM放
送を受信する車両(図示せず)に搭載された車載機Bと
を備えている。
【0061】ここで、データ送信手段13とは、上述し
たFM放送局自体のことである。そして、本実施形態に
おいては、FM放送局自体13が、車載機Bがデータサ
ーバ11にアクセスする際に参照する放送局Aに対応し
たFM放送に対応したアドレスデータをFM放送電波自
体に含めて送信する。すなわち、FM放送番組の内容で
ある音情報と共に、アドレスデータという文字情報をも
搬送波に乗せて送信する。
【0062】そして、上記アドレスデータを送信する放
送局Aは、これと同様のアドレスデータが示すアクセス
先(サイト)を自己が所有するデータサーバ11内に構
築している。すなわち、当該アドレスが示すサイトに、
FM放送の内容と同期した画像データが逐次格納される
ようになっている。この画像データ格納処理は、上記実
施形態ではデータサーバ11が実行する場合を例示した
が、FM放送局13自体が所定のコンピュータにて構成
されていて、かかるコンピュータにて実行されてもよ
い。このとき、当該コンピュータがFM放送のデータを
送信制御するようにすると、自己が送信制御するFM放
送の内容に連動させて上記画像データをデータサーバ1
1に蓄積することができるので、当該処理を容易に実行
することができる。
【0063】また、FM放送局自体13は、上記アドレ
スデータに、当該アドレスデータの参照箇所に格納され
る画像データが更新されたものであるか否かを表すデー
タである画像切換フラグFを含めて公衆に送信する。こ
のフラグFは画像が新しく更新されたものである場合に
1がセットされ、更新されてから所定の時間が経過する
と0となる。このフラグの切換は、FM放送局自体13
のコンピュータにてFM放送の内容と連動して実行され
てもよく、データサーバ11にて画像の更新が常に監視
されていて、更新があったときにFM放送局自体13に
通知し、送信するFM放送内のデータ領域にフラグを含
めてもよい。
【0064】そして、このフラグの値は、車載機B内に
記憶されて、後に説明する画像データ要求時に用いられ
る。図6に、FM放送と共にFM放送局自体13から送
信されるデータの内容を示す。画像データの種類は放送
局が指定した画像であって、かかる画像が格納されてい
るサイトのアドレスデータと、上述した画像切換フラグ
F(以下、図6にて表している画像切換タイミングと同
一である)とが送信される。
【0065】そして、車載機Bのコントローラ21は、
FM放送局13から送信されたFM放送に含まれるアド
レスデータを抽出して記憶部(図示せず)に記憶するア
ドレスデータ受信機能を備えている。具体的には、FM
放送局13から送信されるFM放送内のあらかじめ定め
られたデータ領域を検索し、当該データ領域からアドレ
スデータ及び画像切換フラグ(画像切換タイミング)を
抽出する。従って、FM放送局13も、所定のデータ形
式のFM放送を送信するようになっている。そして、ア
ドレスデータ受信機能は、コントローラ21内のRAM
や他の記憶部にアドレスデータを記憶するが、この記憶
されたアドレスデータが示すアクセス先に画像データを
要求する(画像データ要求機能)。このとき、画像デー
タ要求機能は、画像切換フラグの内容を読み取って、画
像データが更新されたものであるか否かを判断する。そ
して、更新した直後であると判断した場合にデータサー
バ11にアクセスして画像データを要求する機能であ
る。その後の動作は、上述した第1の実施形態と同様で
ある。また、車載機Bには、上述した設定入力操作部も
備えられている。
【0066】(動作)次に、図7乃至図9を参照して、
本実施形態における動作を説明する。図7は、当該第2
の実施形態における動作の概略を示すシーケンス図であ
る。図8は、データサーバ11の動作を示すフローチャ
ートである。図9は、車載機の動作を示すフローチャー
トである。
【0067】まず、全体的な動作を説明する。放送局A
は、FM放送局13自体のFM放送用アンテナを用い
て、地上波にてFMラジオ放送番組を、絶えずユーザに
送信している。そして、かかる放送データ内には、当該
放送局Aが有するサーバコンピュータ11に蓄積される
画像データの格納場所であるアドレスデータが含まれて
いる。
【0068】続いて、放送局Aは、上述したFM放送局
13自体から送信している放送番組の内容に連動した各
種の画像データを逐次作成し(ステップS51)、当該
画像をFM放送局13自体から逐次データサーバ11に
送信して記憶する(ステップS52)。このとき、画像
データの格納場所は、上述したように、放送局Aごとに
指定されている所定のURLが示す外部からアクセス可
能な箇所である。また、これと同時に、画像を蓄積する
ごとに画像データが更新されるわけであるが、この更新
された旨の情報である画像切換フラグがセットされてF
M放送内のアドレスデータに含まれる。
【0069】続いて、ユーザが車載機Bを操作して、所
定のFM放送局のチャンネルを選択すると(ステップS
53)、常に送信され続けているFM放送番組及びこれ
に含まれるアドレスデータ、画像切換フラグが車載機B
のアンテナ及びFM多重チューナ24を介して、当該車
載機Bに受信される(ステップS54,S55,S5
6)。このとき、FM放送はコントローラ21にて所定
の処理が施されて、オーディオアンプ25に出力され、
スピーカ26から車内に放送される。そして、データ領
域内のアドレスデータやフラグは、抽出されて記憶部や
RAMなどに記憶される。
【0070】続いて、所定のFM放送を受信し始めるに
伴って、所定の時間間隔ごとに、コントローラ21にて
制御されて携帯電話22がデータサーバ11にアクセス
する。そのアクセス先は、放送局Aから受信したアドレ
スデータが示すアドレス先である。すなわち、車載機B
は、インターネット上に設けられている放送局Aの画像
データ格納サイトにアクセスし、当該サイト内のデータ
を受信要求する(ステップS57)。すると、データサ
ーバ11はこれに応じて、当該サイト内に格納されてい
る画像データを、要求のあった車載機Bにのみ送信する
(ステップS58)。従って、放送局Aは、画像データ
を希望する特定の車両にのみ送信しているので、すべて
の車両が受信する必要がなく、受信負担の軽減を図るこ
とができる。
【0071】そして、車載機Bは、受信した画像データ
をコントローラ21に送り(ステップS59)、画像処
理を施した後に表示部23に表示する(ステップS6
0)。このようにすることで、FM放送を聞くユーザ
は、当該FM放送の内容に合致した画像、例えば、放送
される音楽のCDジャケット画像や、アーティストの画
像、あるいは、当該番組のパーソナリティの画像や、イ
メージ画像、スポンサーが取り扱う商品の画像などを見
ることができ、視覚によってもFM放送を楽しむことが
できる。
【0072】次に、図8乃至図9を参照して、FM放送
局A及び車載機Bの動作を詳細に説明する。ここで、各
図に示す処理はタスク処理であり、所定の時間間隔にて
繰り返される。まず、FM放送局自体13は、FM放送
を送信すると共に、このFM放送の内容にあわせて画像
データを作成する(ステップS61)。このとき、画像
データの作成は、データサーバ11にて行われてもよ
い。続いて、FM放送局自体13は、データサーバ11
に作成された画像データを送信して蓄積し、画像データ
の更新を行う(ステップS62、ステップS64)。こ
のとき、上述した画像切替フラグ(画像切換タイミン
グ)が1にセットされる(ステップS63)。一方、画
像の更新が行われないときには、画像切替フラグ(画像
切換タイミング)が0となる(ステップS64)。これ
により、画像データが更新された直後の一定時間は、画
像切換フラグが1にセットされた状態となる。続いて、
随時、FM放送局13からFM放送と共に、当該FM放
送局のアドレスデータと、現在の画像切替フラグのデー
タとが不特定の車両に送信される(ステップS66)。
【0073】そして、所定の車両における車載機Bに
て、所定のFM放送局が選択されると(ステップS7
1)、当該FM放送局が送信するFM放送及びアドレス
データ等が受信される(ステップS72)。車両は受信
したFM放送から、アドレスデータや画像切替フラグデ
ータを抽出し、アドレスデータ等をRAMに記憶すると
ともに(ステップS73)、音情報をスピーカから出力
する。
【0074】続いて、コントローラ21では、所定の時
間間隔ごとに受信した画像切替フラグF(画像切換タイ
ミング)の値が調べられる(ステップS74)。そし
て、当該フラグFが1にセットされていると、携帯電話
22を介してアドレスデータが示すデータサーバ11の
領域にアクセスが行われ、画像データが要求される(ス
テップS75)。
【0075】車載機Bにてアクセスされたデータサーバ
11は、画像データの要求があると(ステップS6
7)、アドレスデータ内に格納されている画像データを
携帯通信センター12を介して、車載機Bに送信する
(ステップS68)。これを受けた車載機Bは、画像デ
ータを受信して表示部に23表示する(ステップS7
6)。
【0076】このように、上述してきた処理は放送が終
了するまで繰り返される(ステップS69、ステップS
78)。また、車載機BにてFM放送局の切替があった
後も当該放送局に対して画像データの表示が行われる。
【0077】このようにすることにより、車載機Bにあ
らかじめアドレスデータが格納されていないFM放送番
組を乗員が聞く場合であっても、当該放送をFM放送と
共に受信することにより、画像データも受信することが
できるため、ユーザの利便性の向上を図ることができ
る。また、画像切替フラグを参照して、画像が切り替わ
った直後のみ車載機Bとして搭載された携帯電話22に
てデータサーバ11にアクセスして画像データを受信す
ることにより、アクセス回数が制限されると共に、通信
時間、通信容量の抑制を図ることができ、通信料の節約
を図ることができる。
【0078】〈第3の実施形態〉以下、本発明の第3の
実施形態を、図10乃至図11を参照して説明する。図
10は、FM放送局13からFM放送と共に送信される
データの内容を示す説明図である。図11は、第3の実
施形態における全体の動作の概略を示すシーケンス図で
ある。
【0079】(構成)本実施形態においては、上述した
ように放送データ送信手段であるFM放送局13から送
信されるアドレスデータは、複数のアドレスデータと各
アドレスデータに対応する画像の分類を表す画像種別デ
ータとを含んでいる。そのデータ内容の一例を、図10
に示す。この図に示すように、画像種別データとは、そ
れぞれ放送されているFM放送番組の内容に連動した
「CDジャケット画像」や「アーティストの写真」とい
った、画像の内容を表す文字情報であり、アドレスデー
タは上記各画像種別毎に割り当てられたアドレス(例え
ば、www.address.co.jp/bbbとい
ったURL)を示す文字情報である。例えば、FM番組
が放送されているときに、その時点でFM放送局が提供
したい画像が複数あると、各画像種別毎のアドレスが示
す領域に、各画像を蓄積する。さらに具体例を挙げる
と、FM放送にて所定の音楽が放送されている場合に
は、当該音楽のCDジャケット画像はデータサーバ11
の「××××××」アドレス領域に格納され、同様に、
当該音楽を演奏するアーティストの写真はデータサーバ
11の「△△△△△△」アドレス領域に格納される。同
様に、パーソナリティの写真や曲のイメージ画像、CM
商品等の静止画像もデータサーバ11の各アドレス領域
に格納される。
【0080】また、上記アドレスデータには、各種の画
像データが更新されたか否かを示す画像切換フラグも各
画像種別毎に含まれている。そして、前述したように、
かかる画像切換フラグを参照することで、車載機Bから
データサーバ11へのアクセスの効率化を図ることがで
きる。
【0081】そして、FM放送局13から送信されたア
ドレスデータは、上記実施形態と同様に、車載機BのF
M多重チューナ24にて抽出され、車載機Bのコントロ
ーラ21にて表示部23に表示されて、車両の乗員に通
知される。
【0082】また、車載機Bには、車両の乗員が操作す
ることにより上記表示部23に表示された複数のアドレ
スデータを選択するアドレス選択操作部(図示せず)が
備えられている。このアドレス選択操作部は、車両に備
えられる通常のオーディオ機器の操作部が代用される。
例えば、図10に示すように、各画像種別に応じてチャ
ンネルが指定されていて、所定のチャンネルを選択する
ことで携帯電話22を用いてアクセスするデータサーバ
11のアドレスが指定される。従って、コントローラ2
1には、車両の乗員にてアドレス選択操作部を介して選
択されたアドレスデータをデータサーバ11へのアクセ
ス時に参照するアドレスデータに設定するアドレスデー
タ選択機能が備えられている。
【0083】(動作)次に、第3の実施形態における動
作を、図11を参照して説明する。まず、放送局Aは、
FM放送局13自体のFM放送用アンテナを用いて、地
上波にてFMラジオ放送番組を、絶えずユーザに送信し
ている。そして、かかる放送データ内には、当該放送局
Aが有するサーバコンピュータ11に蓄積される画像デ
ータの格納場所であるアドレスデータが含まれている。
【0084】続いて、放送局Aは、上述したFM放送局
13自体から送信している放送番組の内容に連動した各
種の画像データを逐次作成し、当該画像をFM放送局1
3自体から逐次データサーバ11に送信して記憶する
が、前述した第1,第2の実施形態と同様であるため、
図示は省略する。但し、このとき、作成された画像デー
タは、その種別に応じて用意されているアドレスデータ
(URL)が示す領域に蓄積される。また、同時に、画
像を蓄積するごとに画像データが更新されるわけである
が、この更新された旨の情報である画像切換フラグもセ
ットされてFM放送内のアドレスデータに含まれる。
【0085】続いて、ユーザが車載機Bを操作して、所
定のFM放送局のチャンネルを選択すると(ステップS
81)、常に送信されて続けているFM放送番組及びこ
れに含まれる複数のアドレスデータ、さらには、画像切
換フラグが車載機Bのアンテナ及びFM多重チューナ2
4を介して、当該車載機Bに受信される(ステップS8
2,S83)。このとき、FM放送はコントローラ21
にて所定の処理が施されて、オーディオアンプ25に出
力され、スピーカ26から車内に放送される。そして、
データ領域内のアドレスデータやフラグは、抽出されて
記憶部等に記憶されると共に、画像識別データとこれら
に対応するチャンネルが表示部23に表示される(ステ
ップS84、図10のチャンネルと画像データ種類の箇
所)。
【0086】続いて、車両の乗員は、FM放送番組を聞
くに伴って見たい画像の種別を、アドレス選択操作部を
操作することにより選択する。例えば、FM放送中に流
れる音楽のCDジャケットの画像を見たいと希望する場
合には、かかる画像種別のチャンネル(図10において
は1チャンネル)を選択し、パーソナリティの写真を見
たいと希望する場合には、かかる画像種別のチャンネル
(図10においては3チャンネル)を選択する(ステッ
プS85)。
【0087】すると、車載機Bは、選択されたアドレス
をアクセス先に設定し(ステップS86)、所定のFM
放送を受信すると共に、所定の時間間隔ごとに、コント
ローラ21にて制御されて携帯電話22を介してデータ
サーバ11にアクセスする(ステップS87)。すなわ
ち、車載機Bは、インターネット上に設けられている放
送局Aの画像データ格納サイトの、所定の種類の画像が
格納されているサイトにアクセスし、当該サイト内のデ
ータを受信要求する。このとき、画像データを要求する
のは、当該アクセスするサイト内の画像が更新されてい
るとき、すなわち、画像切換フラグが1にセットされて
いるときである。
【0088】すると、データサーバ11はこれに応じ
て、当該サイト内に格納されている画像データを、要求
のあった車載機Bにのみ送信する(ステップS88)。
そして、車載機Bは、受信した画像データをコントロー
ラ21に送り、画像処理を施した後に表示部23に表示
する(ステップS89)。
【0089】このようにすることで、FM放送を聞くユ
ーザは、当該FM放送の内容に合致した画像、例えば、
放送される音楽のCDジャケット画像や、アーティスト
の画像、あるいは、当該番組のパーソナリティの画像
や、イメージ画像、スポンサーが取り扱う商品の画像な
どを見ることができ、視覚によってもFM放送を楽しむ
ことができる。そして、このとき、自己の見たい種類の
画像のみを要求することができ、余計な画像データの受
信を抑制でき、通信コストの削減を図ることができる。
【0090】〈第4の実施形態〉以下、本発明の第4の
実施形態を説明する。
【0091】本実施形態においては、上述したデータサ
ーバ11の画像データ送信機能は、車載機Bからの要求
があるか否かに関わらず、FM放送の内容に関係のない
データサーバ11にあらかじめ格納された画像データを
コマーシャルとして送信する機能である。すなわち、所
定の車載機Bからアクセスがあった場合には、当該車載
機Bに対してデータサーバ11は、CM商品の画像デー
タを送信する。かかる画像は車載機Bにて受信され、表
示部23に表示される。これにより、FM放送番組のス
ポンサーが扱う商品画像が車両の乗員に示されるため、
広告宣伝機能の効率化を図ることができる。
【0092】このとき、CM画像の送信タイミングは様
々である。すなわち、データサーバの画像データ送信機
能は以下のように作動するよう構成されていてもよい。
例えば、データサーバ11が車載機Bから常時接続され
ている状態であるときに、当該車載機Bから画像データ
の要求の有無に関わらず所定のタイミングにてCM画像
を送信してもよく、あるいは、車載機Bから所定のタイ
ミングにて画像データの要求がなされている場合に、そ
のうちの数回はCM画像を送信してもよい。
【0093】さらには、上記第3の実施形態にて説明し
たように、車両の乗員が要求する画像の種別をCM画像
以外に特定した場合であっても、データサーバ11は所
定の間隔にてCM画像を車載機Bに送信してもよい。
【0094】そして、特に、データサーバの画像データ
送信機能は、車載機からの要求があるか否かに関わら
ず、FM放送内におけるコマーシャル中に当該コマーシ
ャルの内容に対応したデータサーバ11にあらかじめ格
納された画像データを送信する機能を備えていると望ま
しい。これにより、車載機Bには、FM放送番組に連動
した画像データが送信されると共に、当該番組がコマー
シャルの場合には、当該コマーシャルに関連した画像が
送信される。このため、CM商品やサービスの画像が車
両の表示部23に表示されることにより、音声以外にも
広告宣伝効果を高めることができる。
【0095】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、FM放送局は、音情報によるF
M放送番組をFM放送電波にて送信すると共に、当該F
M放送の内容に連動した画像データをWeb通信にて車
両に送信するため、FM放送の音質を維持しつつ、画像
をもユーザに提供することができ、FM放送の放送形態
の多様化を図り、放送内容の充実化を図ることができ
る、という従来にない優れた効果を有する。そして、こ
れにより、車両の乗員であるユーザは、FM放送を聴覚
のみでなく、視覚でも楽しむことができる。
【0096】また、FM放送電波にFM放送局固有のW
ebサイトのアドレスデータを含めた場合には、かかる
FM放送を受信した車両にてFM放送が出力されると共
に、アドレスデータであるURLが抽出されて、当該U
RLに基づいて車載機である携帯電話にてデータサーバ
にアクセスすることができ、FM放送番組の内容に連動
した画像データをも受信することができるため、ユーザ
はアドレスデータを知らないFM放送局が放送するFM
放送であっても、画像データと共に楽しむことができ
る。
【0097】また、FM放送局から送信されるFM放送
電波に含まれるアドレスデータに画像種別毎のアドレス
データを含めた場合には、当該複数のアドレスデータの
うち、ユーザは自己の希望する種別の画像アドレスを選
択することで、当該希望した画像データを受信して見る
ことができ、当該ユーザはさらにFM放送を楽しむこと
ができる。また、ユーザが見ることができる画像の選択
肢が増えることで、FM放送内容のさらなる充実化を図
ることができる。
【0098】さらには、データサーバが、FM放送の内
容に関係なく、あるいは、コマーシャル中にコマーシャ
ル画像を車載機に送信することで、車両にはコマーシャ
ル画像が表示され、当該画像がユーザの見られるように
なるため、音声以外にも広告宣伝効果を高めることがで
きる。
【0099】また、FM放送局から送信される放送電波
に、データサーバ内の画像データが更新されたものであ
るか否かを表すデータである画像切換フラグを含めるこ
とで、車載機がアドレスデータに含まれる画像切換フラ
グにて画像データが更新されたか否かを判断することが
でき、当該車載機は画像データが更新されたときにデー
タサーバにアクセスし、そうでない場合にはアクセスし
ないようにでき、不必要にデータサーバにアクセスされ
ることが制限され、通信料の低減を図ることができる。
【0100】さらに、車載機からデータサーバにアクセ
スする時間や回数を制限するデータをユーザが設定し、
これに基づいて車載機からのアクセスが制限されるよう
にすることで、通信コストの抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に開示した車載機に記憶されている放送局
ごとに対応するアドレスデータを示す図である。
【図3】第1の実施形態における全体の動作の概略を示
すシーケンス図である。
【図4】乗員が画像データ要求の設定を行う際の動作を
示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における車載機の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】第2の実施形態においてFM放送局からFM放
送と共に送信されるデータの内容を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態における全体の動作の概略を示
すシーケンス図である。
【図8】第2の実施形態におけるデータサーバの動作を
示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態における車載機の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】第3の実施形態においてFM放送局からFM
放送と共に送信されるデータの内容を示す説明図であ
る。
【図11】第3の実施形態における全体の動作の概略を
示すシーケンス図である。
【符号の説明】
11 データサーバ 12 携帯通信センター 13 FM放送局 14 ゲートウェイ 21 コントローラ 22 携帯電話(通信手段) 23 表示部 24 FM多重チューナ 25 オーディオアンプ 26 スピーカ A 放送局 B 車載機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 640 H04N 7/173 640A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM放送を送信する所定の放送局が有す
    るデータサーバと、前記FM放送を受信する車両に搭載
    された車載機とを備え、 前記車載機が、所定の演算処理能力を有する演算部と、
    所定の記憶容量を有する記憶部とを備えると共に、前記
    演算部にて制御される通信手段と、当該通信手段を介し
    て前記データサーバから受信した画像データを表示する
    表示部とを備え、前記記憶部に、前記通信手段にて前記
    データサーバにアクセスする際に参照する前記放送局に
    対応したアドレスデータをあらかじめ記憶すると共に、
    前記演算部は、前記アドレスデータが表すアクセス先に
    画像データを要求する画像データ要求機能を備え、 前記データサーバが、前記車載機からアクセス可能とな
    るよう通信手段を有すると共に、前記FM放送の内容に
    連動して当該FM放送の内容に連動した画像データを前
    記車載機が記憶しているアドレスデータの指定箇所に格
    納する画像データ格納機能と、前記車載機からの要求に
    応じて当該車載機に前記画像データを送信する画像デー
    タ送信機能とを備えたことを特徴とする車両用FM放送
    連動画像提供システム。
  2. 【請求項2】 FM放送を送信する所定の放送局が有す
    る放送データ送信手段及びデータサーバと、前記FM放
    送を受信する車両に搭載された車載機とを備え、 前記放送データ送信手段が、前記車載機が前記データサ
    ーバにアクセスする際に参照する前記放送局に対応した
    アドレスデータを前記FM放送自体に含めて送信すると
    共に、 前記車載機が、所定の演算処理能力を有する演算部と、
    所定の記憶容量を有する記憶部と、前記演算部にて制御
    される通信手段と、当該通信手段を介して前記データサ
    ーバから受信した画像データを表示する表示部とを備
    え、前記演算部は、前記FM放送局から送信されたFM
    放送に含まれるアドレスデータを抽出して前記記憶部に
    記憶するアドレスデータ受信機能と、前記アドレスデー
    タが表すアクセス先に画像データを要求する画像データ
    要求機能を備え、 前記データサーバが、前記車載機からアクセス可能とな
    るよう通信手段を有すると共に、前記FM放送の内容に
    連動して当該FM放送の内容に連動した画像データを前
    記アドレスデータの指定箇所に格納する画像データ格納
    機能と、前記車載機からの要求に応じて当該車載機に前
    記画像データを送信する画像データ送信機能とを備えた
    ことを特徴とする車両用FM放送連動画像提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記放送データ送信手段から送信される
    アドレスデータは、複数のアドレスデータと各アドレス
    データに対応する画像の分類を表す画像種別データとを
    含み、 前記車載機に、前記車両の乗員が操作することにより前
    記アドレスデータを選択するアドレス選択操作部を備
    え、当該車載機の演算部は、前記複数のアドレスデータ
    と当該各アドレスデータに対応する前記画像種別データ
    とを前記表示部に表示すると共に、前記車両の乗員にて
    前記アドレス選択操作部を介して選択されたアドレスデ
    ータを前記データサーバへのアクセス時に参照するアド
    レスデータに設定するアドレスデータ選択機能を備え、 前記データサーバの画像データ格納機能は、前記アドレ
    スデータごとにそれぞれ前記画像種別データに対応した
    内容の画像データを格納する機能であることを特徴とす
    る請求項2記載の車両用FM放送連動画像提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記データサーバの画像データ送信機能
    は、前記車載機からの要求があるか否かに関わらず、前
    記FM放送の内容に関係のない前記データサーバにあら
    かじめ格納された画像データをコマーシャルとして送信
    する機能であることを特徴とする請求項1,2又は3記
    載の車両用FM放送連動画像提供システム。
  5. 【請求項5】 前記データサーバの画像データ送信機能
    は、前記車載機からの要求があるか否かに関わらず、前
    記FM放送内におけるコマーシャル中に当該コマーシャ
    ルの内容に対応した前記データサーバにあらかじめ格納
    された画像データを送信する機能を備えたことを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の車両用FM放送連動画像
    提供システム。
  6. 【請求項6】 前記放送データ送信手段から送信される
    アドレスデータは、当該アドレスデータの参照箇所に格
    納される画像データが更新されたものであるか否かを表
    すデータである画像切換フラグを含むと共に、 前記車載機の演算部が有する画像データ要求機能は、前
    記画像切換フラグの内容を読み取って前記画像データが
    更新されたものであると判断した場合に前記データサー
    バにアクセスして前記画像データを要求する機能である
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の車
    両用FM放送連動画像提供システム。
  7. 【請求項7】 前記車載機に、前記車両の乗員が操作す
    ることにより前記データサーバに対して前記画像データ
    の要求を行う時間を制限する時間制限データを入力する
    設定入力操作部を備えると共に、 前記車載機の演算部が有する画像データ要求機能は、前
    記制限時間データに応じて前記データサーバに対して画
    像要求を実行しない機能であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5又は6記載の車両用FM放送連動画
    像提供システム。
  8. 【請求項8】 前記車載機に、前記車両の乗員が操作す
    ることにより前記データサーバに対して前記画像データ
    の要求を行う回数を制限する回数制限データを入力する
    設定入力操作部を備えると共に、 前記車載機の演算部が有する画像データ要求機能は、前
    記回数制限データに応じて前記データサーバに対して画
    像要求を実行しない機能であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5又は6記載の車両用FM放送連動画
    像提供システム。
  9. 【請求項9】 前記設定入力操作部を、前記車両の乗員
    が操作することにより前記データサーバに対して前記画
    像データの要求を行う回数を制限する回数制限データを
    も入力できるよう形成すると共に、 前記車載機の演算部が有する画像データ要求機能は、前
    記時間制限データ及び前記回数制限データに基づいて前
    記データサーバに対して画像要求を実行しない機能であ
    ることを特徴とする請求項7記載の車両用FM放送連動
    画像提供システム。
  10. 【請求項10】 前記FM放送の内容に対応した画像デ
    ータは、当該FM放送内で放送される音楽に対応した画
    像のデータであることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8又は9記載の車両用FM放送連動画
    像提供システム。
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