JP2003177947A - ファイル空間管理の方法とシステム - Google Patents

ファイル空間管理の方法とシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のデータを扱う従来技術は、ストレージ
装置を入手し維持する費用がかかる。 【解決手段】 データ管理の方法と装置が提供され、1
つまたはそれ以上のファイルを第1のストレージシステ
ム(例えば、ストレージクライアントサイト)から第2
のストレージシステム(例えば、ストレージサーバサイ
ト)に移動する。ファイルが第2のストレージシステム
にコピーされて第1のストレージシステムから削除さ
れ、それによって第1のストレージシステムの中のスト
レージ空間を回復する。第1のストレージシステムの中
に論理参照が提供され、ファイルが削除されたとしても
第1のストレージシステムからのファイルに対するアク
セス要求を可能にする。また、論理参照によって適当な
ときに第1のストレージシステムの中にファイルが再生
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータストレージシ
ステムに関し、特に分散型データストレージシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータは業務と個人使用において
広く普及している。多数のコンピュータが日々使用され
ることで、これらのコンピュータを互いに接続する数千
の私的及び公的アクセス通信ネットワークに膨大な情報
の流れが発生する。この大量の情報は結局、フロッピー
(登録商標)ディスクからテラバイト容量のストレージ
システムにいたる様々なデータストレージ機構に収納さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】どんな業務分野でも、
蓄積される情報の多くはその業務に関連するものなの
で、そのような情報は保持しなければならない。しか
し、全てのデータが常に必要とされるわけではない。通
常ある時間に必要なのは蓄積されたデータ全体のわずか
な割合に過ぎない。大量のデータを扱う1つの技術は、
大容量ストレージ能力を提供する大規模ファイルサーバ
システムを提供することである。この力づくのアプロー
チは、ストレージ装置を入手し維持する費用がかかる。
【0004】もう1つの技術は、あまりアクティブでな
いデータを主ストレージシステムから取り出してアーカ
イブまたは他の方法で再配置することである。これによ
って高性能データストレージシステムの提供が可能にな
るが、それはオンサイトで格納されるアクティブデータ
が少なくなるため大容量に対する要求がない場合であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の様々な態様によ
れば、データストレージ管理方法及び装置には、1つか
それ以上のファイルを第1ストレージシステム(例え
ば、ストレージクライアントサイト)から第2ストレー
ジシステム(例えば、ストレージサーバサイト)への移
動が含まれる。ファイルが第2ストレージシステムにコ
ピーされて第1ストレージシステムから削除されるの
で、この方法でファイルを移動することによって第1ス
トレージシステム中のストレージ空間が回復される。第
1ストレージシステム中で論理参照が提供されるので、
第1ストレージシステムからファイルが除去された後で
も、第1ストレージシステムからファイルへのアクセス
要求を行うことが可能である。また、論理参照によっ
て、ファイルを適当な時に第1ストレージシステムに戻
すことも可能である。
【0006】本発明の態様では、付加的なストレージシ
ステムを提供することができ、その際、ファイルはスト
レージシステムと共に移動される。本発明の別の態様で
は、ストレージサービスプロバイダは、上記によって動
作するストレージ管理システムを有し、そのクライアン
トのためのオフサイトストレージを提供する。クライア
ントはストレージの利用に応じて課金される。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の
態様による一実施例の高レベル図である。通常の業務環
境102(「オフィスA」)は、本明細書で総称的にP
Cと呼ばれる、固有の1次ストレージ装置を有するデス
クトップ型、1次ストレージのソースとして遠隔ストレ
ージ装置に依存するワークステーション、ラップトップ
型、等を含むが、それらに制限されない、様々な種類の
複数のコンピュータシステム122を使用する。本発明
によって考慮される動作環境は、PCが頻繁に、あるい
は少なくとも時々何らかの種類の遠隔ストレージにアク
セスする必要があるものである。PCは、例えばローカ
ルエリアネットワークである、内部で提供されるデータ
通信ネットワーク128に接続されている。この接続
は、イーサネット(登録商標)接続のような有線技術
と、赤外線リンク及び無線周波リンク(例えば、IEE
E802.11 DSSS、ブルートゥース(登録商
標))のような無線技術を含む、いくつかの周知の技術
によって提供される。
【0008】本発明のこの第1の態様によって動作する
ストレージ装置126が提供される。一実施例におい
て、ストレージ装置126はネットワーク接続ストレー
ジ(NAS)装置であるが、任意の適当なストレージ装
置でよい。NAS装置は、業務環境102中のPCのた
め局所的にアクセスされる遠隔ストレージシステムの役
目を果たす。NAS装置は、データストレージ部134
に機能的に接続される制御装置部132を備えている。
制御装置部132は、通常データサーバとして動作する
ために必要な動作能力を提供する適当なソフトウェアを
有するコンピュータである周知のコンピュータ処理技術
を備えている。さらに、本発明によりストレージデバイ
スを操作するプログラミングコードが提供される。
【0009】データストレージ部134の物理的構成
は、任意の周知の慣用マスストレージデータシステムで
よい。例えば、データストレージ部は任意の周知のRA
ID(独立ディスクの冗長アレイ)クラスストレージ装
置でよい。当業者に明らかなように、個々のストレージ
システムの種類は本発明の実施に関連しない。制御装置
部132の動作の態様は以下詳細に説明する。
【0010】本発明の様々な態様によって考慮される動
作環境には、1つかそれ以上の追加的な業務環境、例え
ば業務環境104(「オフィスB」)が含まれる。追加
業務環境はまた、各々遠隔ストレージ装置にアクセスす
る何らかの必要を有する複数のPC142を備えてい
る。データ通信ネットワーク148は、業務環境104
に関する局所的にアクセスされる遠隔ストレージ装置の
役目を果たすストレージ装置146(例えば、NAS装
置)に、PCを接続する。本発明の一実施例によれば、
ストレージ装置は、データストレージ部134に機能的
に接続される制御装置部132を含むNAS装置であ
る。
【0011】第2の業務環境104中のストレージ装置
146の制御装置部132で使用されるコンピュータ処
理技術は、第1の業務環境102中のストレージ装置1
26の制御装置部132で使用されるものと異なっても
よい。例えば、製造業者の違う中央処理装置(CPU)
を使用してもよい。ある場合には、汎用CPUを用いて
制御装置部132が実現される。別の場合には、制御装
置部132は、カスタマイズされたマイクロコントロー
ラによるアーキテクチャを使用して実現される。同様
に、第2の業務環境104中のストレージ装置146に
おけるデータストレージ部の物理的構成は、第1の業務
環境102中で利用されるストレージ装置126のデー
タストレージ部134のものと異なっていてもよい。
【0012】通常の業務環境には、金融機関、技術企
業、学術センタ、医療施設、製造プラント、等が含まれ
る。これらの業務は通常多量のデータを処理するが、処
理されるデータにはまれにしかアクセスされない性質の
データも含まれる。本発明はこうした全ての環境に適し
ているが、もちろん「業務」には制限されず、一般に全
ての電算環境、及び一般にオフサイトストレージを有す
ることから利益を受ける任意の電算環境に適している。
【0013】引き続き図1を参照すると、各業務環境1
02、104は、各々の環境の外部にあるデータ通信ネ
ットワーク108、例えば、広域ネットワーク(WA
N)へのアクセス手段を有する。これは例えばT1接
続、またはさらに大容量の接続であることがある。この
データ接続の詳細は従来から周知である。通信ネットワ
ークは、とりわけ遠隔サーバサイト106へのアクセス
を提供する。
【0014】本発明の第1の態様における一実施例で
は、NAS装置166は遠隔サーバサイト106に設け
られ、通信ネットワーク108を介してアクセス可能で
ある。NAS装置166は、データストレージ部154
に機能的に接続される制御装置部152を備えている。
NAS装置126、146と同様に、上述した制御装置
部152は、任意の従来のコンピュータ処理システムを
具備してもよい。同様に、NAS装置166のデータス
トレージ部154は、任意の従来の適当なデータストレ
ージシステムを備えてもよい。制御装置部152の動作
的態様については後述する。
【0015】NAS装置126、146、及び166を
区別するため、以下の命名規則を採用する。それぞれ業
務環境102、104に位置するNAS装置126、及
び146は「上位NAS」またはそれらの変形と呼ばれ
る。NAS装置166は「下位NAS」と呼ばれる。こ
こで、本実施例による上位及び下位NAS126、14
6、166のデータ編成について説明するため図2A及
び図2Bを参照する。オペレーティングシステム(O
S)はUNIX系OSである。UNIXには多くの変形
が存在する。開示される実施例では、従来バークレー版
UNIX(Berkeley UNIX)として周知の
UNIXの実装を利用する。
【0016】上位及び下位NASによって格納されるデ
ータファイルは、UNIX型ファイルシステム特有の階
層ディレクトリ構造中に配置される。本発明のこの実施
例で使用されるファイルシステムの機能は、BSD及び
UNIX一般の当業者に周知である。さらに、本明細書
で提示される考え方は、当業者によって、他のOSのフ
ァイルシステムを扱って本発明の開示される態様を提供
するために適用されることもある。他のファイルシステ
ムはBSDファイルシステムの特徴を有さないことがあ
るが、それでも同等の機能は無理な実験を伴わずに提供
することができることに注意されたい。
【0017】尚、以下の説明では、ディレクトリとサブ
ディレクトリという用語を区別なく使用する。UNIX
型ファイルシステム中の全てのディレクトリは(「ルー
ト」以外)サブディレクトリでもあるので、「ルート」
以外のディレクトリを「ディレクトリ」または「サブデ
ィレクトリ」の何れかと呼ぶことは従来認められてい
る。
【0018】図2Aは、「オフィスA」102のNAS
装置126中のファイルシステムのスナップショットを
示す。BSDファイルシステム(及び一般に、UNIX
系OS)で通常そうであるように、最上位ディレクトリ
は、前方の斜線文字「/」によって識別される。これは
一般にルートディレクトリと呼ばれる。ルートディレク
トリの下には、例えば、「etc」、「mnt」、及び
「dev」といったディレクトリを含む通常のシステム
サブディレクトリがある。また「local」と呼ばれ
るユーザが作成したディレクトリも示される。慣例によ
り、及び本発明の様々な態様を説明する目的で、「オフ
ィスA」で作成される全てのユーザファイルは「/lo
cal」ディレクトリの下のどこかに置かれる。
【0019】図示される例では、ディレクトリ「/lo
cal」は「foo」及び「bar」と呼ばれる2つの
サブディレクトリを有する。図示されるように、ディレ
クトリ「foo」は、「foo1」と呼ばれるまた別の
サブディレクトリと、「test.txt」と呼ばれる
データファイルとを含んでいる。サブディレクトリ「f
oo1」は、データファイル「otest.txt」を
含んでいる。「bar」と呼ばれるサブディレクトリに
戻ると、そのディレクトリ中に含まれる「a.out」
及び「test.c」という2つのファイルが存在す
る。図示されていないが、理解されるように「オフィス
B」104は同様のファイルシステムを有するが、「オ
フィスB」のユーザ作成ディレクトリのディレクトリ構
造は「オフィスA」のものと全く異なっていることが多
い。
【0020】図2Aはまた、下位NAS166のファイ
ルシステムを示す。このファイルシステムはルートディ
レクトリを含む。その下には標準システムサブディレク
トリ、例えば「etc」、「dev」、「mnt」と、
本発明の実施例によるユーザ作成サブディレクトリ、す
なわち「/uNASa」及び「/uNASb」がある。
もちろん、こうしたユーザ作成サブディレクトリの命名
規則は本発明の実施には関連しない。もちろん、明らか
に理解されるように、「/uNASa」及び「/uNA
Sb」は下位NASのファイルシステム中のどこに位置
してもよい。
【0021】ディレクトリ「/uNASa」は「オフィ
スA」102に関連し、ディレクトリ「/uNASb」
は「オフィスB」104に関連する。さらに詳しく言う
と、ディレクトリ「/uNASa」はNAS装置126
中のユーザ作成ディレクトリの一部を含むことを目的と
する。同様に、ディレクトリ「/uNASb」はNAS
装置146中のユーザ作成ディレクトリの一部を含むこ
とを目的とする。この理由は以下の記載で明らかになる
だろう。
【0022】ここで図2Bを参照して、2つのファイル
システム、すなわち「オフィスA」102のものと下位
NAS166のものとの相互関係を説明する。BSDオ
ペレーティングシステムは、2つのOSのファイルシス
テムを一緒にリンクするシステムユーティリティを提供
する。この操作は、1つのファイルシステムを別のファ
イルシステムに「マウント」すると呼ばれる。図中の実
線の矢印はその処理を例示する。「オフィスA」102
中のOS上で動作するシステム管理処理は「マウント」
命令を遠隔サーバサイト106の下位NAS166に出
す。システム管理処理は通常自動化手順である。しか
し、例えば、予定されていないイベントの際には、人間
の操作員が「マウント」及び「アンマウント」の操作を
行ってもよい。
【0023】図2Bに示される実線の矢印は、特定の
「マウント」操作に応答して発生することを論理的に示
す。下位NAS166のファイルシステム中のディレク
トリツリー201(例えば、ディレクトリ「/uNAS
a」とそのサブディレクトリ)が「オフィスA」102
のファイルシステム中の設置ポイント202(「/mn
t」)にマウントされる。その結果、「/uNASa」
中のサブディレクトリは、物理的には下位NASのファ
イルシステム上にあるが、あたかも「オフィスA」のフ
ァイルシステム上にあるかのように、「/mnt」ディ
レクトリを介して「オフィスA」のファイルシステムに
よってアクセスできる。これは、マウントされたディレ
クトリツリー201が「オフィスA」のファイルシステ
ム中にあるように見えることを例示する、マウントポイ
ント202から出る破線によって図中に示されている。
【0024】本発明に関連するBSDファイルシステム
の別のシステム機能は、シンボリックリンクである。
(通常「シェル」インタフェースを介して提供される)
ユーザコマンドは、ファイルへのシンボリックリンクを
作成する能力をユーザに提供する。この機能はソフトウ
ェア開発者用のライブラリユーティリティとしても提供
される。図2Bはシンボリックリンクの例を示す。「オ
フィスA」102のファイルシステム中の第1ロケーシ
ョン204には、パス名「/local/foo/fo
o1/otest.txt」を有するファイルが見られ
る。しかし、この「ファイル」は実際には、「/mnt
/foo/foo1/otest.txt」に位置する
物理ファイルへのシンボリックリンクである。シンボリ
ックリンク「/local/foo/foo1/ote
st.txt」はデータを格納するディスク空間を消費
せず、ディレクトリ「/local/foo/foo
1」のためのディレクトリデータ構造へのエントリだけ
を必要とする。このシンボリックリンク機能は、破線の
矢印によって図中に示される。
【0025】図2Bに示される構成はさらに、本発明に
関連するBSD OSの別の機能を示す。それはマウン
トされたフィルシステムへのシンボリックリンクが形成
されるということである。図2Bでは、シンボリックリ
ンク「/local/foo/foo1/otest.
txt」は、物理的に遠隔サイト106の下位NAS1
66中に存在するファイル「otest.txt」にリ
ンクされる。
【0026】図1に戻ると、「オフィスB」104も遠
隔サーバサイト166にアクセスできるのが見られる。
「オフィスA」102と同様、「オフィスB」は下位N
AS166のファイルシステムからディレクトリツリー
をマウントすることができる。すなわち、ディレクトリ
ツリー203は「オフィスB」のため下位NAS中に提
供される。2つのオフィスサイト(「オフィスA」及び
「オフィスB」)と下位NASとの間の全ての通信は通
信ネットワーク108上で行われる。サイト間で使用さ
れる多様な通信プロトコルは周知であり一般的なもので
ある。
【0027】図2Cは、実施例によるストレージクライ
アントの起動処理を例示する高レベルフローチャートで
ある。下記の説明において、「オフィスA」102及び
「オフィスB」104といった上記で言及された作業環
境は一般に、ストレージクライアントサイト、クライア
ント側、及び他の同様の用語で呼ばれる。上記で説明さ
れた遠隔サーバサイト106は一般に、ストレージサー
バサイト、データストレージプロバイダ、ストレージサ
ービスプロバイダ(SSP)、遠隔側、及び他の同様の
用語といった多様な語句によって呼ばれる。
【0028】次に図1及び図2Cを参照すると、ストレ
ージクライアントサイト102は、システムブート時
(ステップ212)にまずストレージサーバサイト10
6への通信を確立する(ステップ214)。この動作の
詳細は、使用される個々の通信アーキテクチャに依存す
る。例えば、このステップは高速モデムによってストレ
ージサーバにダイヤルアップするといった簡単なもので
もよい。さらに高度な環境では、ストレージクライアン
トサイトはストレージサーバサイトへの高速データ回線
(例えば、T3回線)を有することがある。こうしたア
ーキテクチャは一般的、慣用的かつ周知である。
【0029】次に、ステップ216では、ストレージク
ライアントサイト102は、ストレージサーバサイト1
06のファイルシステムの少なくとも一部へのアクセス
を得る。これには、ストレージクライアントサイトが適
切な許可を得た状態を確立する何らかの種類のログイン
・シーケンスが含まれる。本発明の文脈では、このステ
ップの結果は、ストレージクライアントサイトが、スト
レージサーバサイトのファイルシステムのアクセスを得
た部分でファイルの読み出し及び書き込みができるとい
うことである。さらに、後述するように、ストレージク
ライアントサイトのファイルシステムからストレージサ
ーバサイト中のファイルへの論理参照がなされる。
【0030】本実施例の観点から、ステップ216は、
ストレージサーバサイト106のファイルシステムの一
部のマウント操作を行うことに等しい。例えば、図2B
はディレクトリツリー201がストレージクライアント
サイト102によってマウントされることを示してい
る。ストレージクライアントサイトは、ストレージサー
バのファイルシステムのどの部分にアクセスしマウント
するかに関する知識を必要とする。BSDでは、これは
サーバのファイルシステム中のパス名である。この情報
は、ストレージクライアントサイトとストレージサーバ
サイトとの間の以前の配置によってあらかじめ決定する
ことができる。しかし、セキュリティの理由で、サーバ
はクライアントが再ブートする都度情報を送信すること
ができる。これはクライアントとサーバとの間の一連の
通信交換を伴うかもしれない。アクセスするクライアン
トを確認しストレージサーバのファイルの適切な部分へ
のアクセスが提供されるように、ストレージクライアン
トサイトの識別をストレージサーバサイトは必要とす
る。次にサーバはクライアントによってマウントされる
パス名を送信する。
【0031】本発明の第1の態様による処理は一般に、
ファイルをストレージクライアントサイトからストレー
ジサーバサイトに移動するステップを伴う。ここで図1
〜図3を参照すると、フローチャート300は、本発明
のこの態様の実施例によるストレージクライアントサイ
ト102、104におけるデータストレージ管理処理を
示す。適当なコンピュータプログラムが各ストレージク
ライアントサイトのストレージ装置126の制御装置部
132中に提供され、本発明のこの態様によるデータス
トレージ管理を行う。
【0032】さらに、所与の環境で使用される個々の実
装戦略に応じて、OSの何らかの修正が必要なことがあ
る。総体的に、こうしたプログラムとOSの修正は、ス
トレージ装置の制御装置部を備える階層マネージャ(H
M)と呼ばれる。例えば、オフィスの動作のサイズ、性
能基準等といった、本発明に関連しない要素によって、
階層マネージャの個々の実装の詳細とソリューションが
決定される。さらに、UNIX系のシステムは本発明に
よる実装に容易に適応する機能を有するが、理解される
ように、本発明の説明した機能を提供するため、本発明
に他のOSを適用することができる。
【0033】階層マネージャの処理は、ストレージクラ
イアントサイトでのトリガイベントの検出から始まる
(ステップ302)。トリガイベントは、ストレージ管
理処理が周期的に行われるスケジュールされたイベント
でもよい。トリガイベントは、必要に応じてシステムレ
ベル処理によって開始される。例えば、システム管理者
は手動で処理を始めてもよい。トリガイベントは、(通
常は当てはまらないが)非システム管理ユーザによって
開始したとしてもよい。
【0034】ディスクが一杯に近い状態の検出がトリガ
イベントであることもある。すなわち、例えば、ディス
クの合計容量の95%ほどがファイルストレージに割り
当てられている(すなわち逆に言えば、利用可能なスト
レージ容量が5%しか残っていない)場合、この状態
は、ディスク上のストレージを管理する処理を起動する
正当な理由となりうる。この状態は、例えば、周期的に
動作して利用可能なディスク空間を検査する「cro
n」処理によって検出される。
【0035】トリガイベントに応答して、本発明により
ストレージサーバサイト106に「移動」すべきファイ
ル(候補ファイル)のマスタリストが生成される。本発
明の実施例では、マスタリストは、ストレージクライア
ントサイトのローカルファイルシステム中の全てのファ
イルを記載(すなわち、指定)する第1リストを生成す
ることによって作成される(ステップ304)。第1リ
スト中の実際にはシンボリックリンクであるファイル
は、第1リストから除去される(ステップ306)。シ
ンボリックリンクであるファイルはローカルファイルシ
ステム中でストレージ空間を消費しないので、こうした
ファイルを処理する必要はない。また、明らかになるよ
うに、シンボリックリンクであるファイルの中には、以
前ストレージサーバサイトに移動したファイルもある。
【0036】続いて、「上位リスト」に記載されたファ
イルも第1リストから除去(フィルタリングまたは他の
方法で除外)される(ステップ308)。「上位リス
ト」は、ストレージクライアントサイト中でストレージ
サーバサイト106に移動するべきでないと予め考えら
れたファイルを指定するリストである。「上位リスト」
によって第1リストをフィルタリングすると、ストレー
ジサーバサイトに移動すべきファイルだけを含む第2リ
スト(すなわち、マスタリスト)が得られる。「上位リ
スト」にはいつでも削除を含む修正が行われるので、上
記のフィルタリングステップは、トリガイベントが選出
される都度行われる。
【0037】本発明の文脈では、「ファイルをストレー
ジクライアントサイトからストレージサーバサイトに
「移動」」するという概念は、以下の特性によって特徴
付けられる。第1に、「移動される」ファイルの内容は
ストレージサーバサイトの物理ストレージ中に複製さ
れ、「移動される」ファイルの内容が、ストレージクラ
イアントサイトに対してオフサイトに保存される。スト
レージクライアントサイト中の元のロケーションに関す
る情報を保持する機構が必要である。この機構は、「移
動された」ファイルのファイル名がストレージクライア
ントサイトファイルシステム中に存在したファイル名の
ロケーションに対応するロケーションのストレージサー
バサイトファイルシステム中に置かれることを保証する
サブディレクトリをストレージサーバサイト中に作成す
ることによって提供される。
【0038】第2に、ストレージクライアントサイト中
のファイルのローカルコピーによって占められていた物
理ストレージが、ファイルシステムによるその後の割り
当てのために利用可能になる。通常、これはファイルシ
ステムからファイルを削除することによって達成され、
ストレージクライアントサイトの物理ストレージ空間の
利用可能なストレージ容量が増大する。
【0039】第3に、「移動された」ファイルへの論理
参照がストレージクライアントサイト中に作成される。
論理参照は、ファイルが削除されていないかのようにス
トレージクライアントサイトのユーザがローカルファイ
ルシステムを通じてそのファイルを参照できるようにす
る参照機構である。
【0040】本発明の第1の態様における実施例によれ
ば、ストレージクライアントサイトからストレージサー
バサイトにファイルを移動する上記で説明された操作
は、BSD OSのファイルシステムによって提供され
る。BSD OSの環境では、移動されるファイルはま
ずストレージサーバサイトにコピーされる。これは、ス
トレージクライアントサイトからのファイルのコピー操
作を行う適当なシステムユーティリティを呼び出してス
トレージサーバサイト上に複製ファイルを生成すること
によって容易に達成される。
【0041】次に、ストレージクライアントサイト中の
ファイルのローカルコピーが削除される。その後、削除
されたファイルの代わりにストレージサーバサイトのフ
ァイルへのシンボリックリンクが作成される。図2Bを
参照すると、ファイル/local/foo/foo1
/otest.txtがストレージクライアントサイト
(すなわち、「オフィスA」)からストレージサーバサ
イト(すなわち、「ローカルNAS」)にコピーされて
いる。破線の枠によって示されるように、古いファイル
名の代わりに同じファイル名を有するシンボリックリン
クが作成されている。すなわち、ストレージクライアン
トサイト中のユーザにとっては、ファイル「otes
t.txt」はまだローカルファイルシステム上に存在
しているように見える。
【0042】本発明によるストレージクライアントサイ
トからストレージサーバサイトにファイルを移動するこ
の態様は、BSDOSのファイルマウント及びシンボリ
ックリンク機能をサポートしないが同様の機能を提供す
る他のOSで提供できる。引き続き図3を参照すると、
「下位リスト」中に記載されたファイルがストレージサ
ーバサイト106に移動される(ステップ310)。
「下位リスト」は、(例えばシステム管理者及び/また
はユーザによって)常にストレージサーバサイトに格納
されるべきと考えられたファイルを指定する。これは、
駆動イベントが検出される都度このステップを行うこと
によって保証される。すなわち、リスト中のファイルが
まだストレージサーバサイトに移動されていない場合、
それはしかるべく移動される。「上位リスト」の場合と
同様、「下位リスト」を修正し、その内容を変更するこ
とができる。また、以下説明されるように、「下位リス
ト」中のファイルは、アクセスされるとストレージサー
バサイトからストレージクライアントサイトに移動され
る。従って、このリストはトリガイベントが発生する都
度処理しなければならない。
【0043】BSD OSは、各ファイルに関連する最
終アクセス時間パラメータ「atime」を提供する。
ファイルがアクセスされると、OSは関連するatim
eパラメータを現在時間に更新し、そのファイルが現在
アクセスされたことを反映する。すなわち、ファイルが
ストレージサーバサイトに移動されると、ストレージサ
ーバサイト上の複製ファイルのatimeパラメータは
更新される。しかし、ストレージサーバサイトに移動さ
れる前のファイルのatime値が保持されることが望
ましい。同様に、複製ファイルがストレージクライアン
トサイトにコピーして戻される時、ストレージクライア
ントサイトに再現される複製ファイルのatime値は
複製ファイルのatime値に戻されるべきである。従
って、複製ファイルのatimeパラメータは、その値
がストレージサーバサイトに移動される前のファイルの
atime値となるよう修正される。
【0044】次に、「上位リスト」中のファイルがスト
レージサーバサイトからストレージクライアントサイト
に移動される(ステップ312)。この操作によって、
「上位リスト」中に記載されたファイルが実際にストレ
ージクライアントサイトにあることが保証される。本発
明の文脈では、ストレージサーバサイト106からスト
レージクライアントサイトにファイルを「移動」すると
いう概念は、ストレージクライアントサイトのローカル
ファイルシステムの物理ストレージ中にファイルのコピ
ーを作成することを含んでいる。BSD OSの観点か
ら、これは、ストレージサーバサイトからストレージク
ライアントサイトにファイルをコピーし、上記で説明さ
れたようにatimeパラメータを更新すると共にスト
レージクライアントサイトのファイルを再作成(再生)
することを意味する。ストレージサーバサイトのファイ
ルは削除される。その後シンボリックリンクが削除さ
れ、ローカルファイルシステム中のファイルへの参照と
置換される。
【0045】「下位リスト」及び「上位リスト」中に記
載されたファイルがしかるべく移動された後、マスタリ
スト中のファイルが一度に1つ、ストレージクライアン
トサイトからストレージサーバサイト106に移動され
る。これは、利用可能なディスク容量が所定のしきい
値、例えば20%を越えるまで繰り返される。すなわ
ち、マスタリスト中のファイルは、利用可能なディスク
容量が(例えば)20%を越えるまで移動される(ステ
ップ313)。最古のアクセスファイルは、最もアクテ
ィブでないファイルであるため最初に移動される(ステ
ップ314)。本発明のBSD OS実施形態の観点で
は、これはマスタリスト中のファイルをatimeに基
づいてソートすることによって達成できる。このパラメ
ータは、読み出しまたは書き込みの何れかで、ファイル
が最後にアクセスされた時間を表す。ストレージサーバ
サイトに移動される各ファイルについて、上述したよう
に、ストレージクライアントサイト中にシンボリックリ
ンクが作成される(ステップ316)。
【0046】図1及び図4を参照すると、階層マネージ
ャの別の態様が示される。図3に示される処理と同様、
トリガイベントが検出される(ステップ402)。ここ
ではトリガイベントとは、読み出しまたは書き込み操作
のような、ユーザまたはアプリケーションによって開始
されるファイルアクセスである。BSD OSでは、適
当なソフトウェアトラップ機構を提供してファイルアク
セスを検出することができる。当業者には理解されるよ
うに、ファイルI/O要求の「トラップ」は、OSの適
当な修正によって容易に達成される。すなわち、sys
call()関数か、またはcreat()及びope
n()両方のシステムライブラリ関数かの何れかを修正
することによって「creat」及び「open」シス
テムコールをトラップする必要がある。
【0047】決定ポイント(ステップ401)では、ア
クセスされるファイルがストレージサーバサイト106
(図1の下位NAS)にあるかが確認される。ファイル
がストレージサーバサイトにない場合、ファイルはスト
レージクライアントサイト102のローカルファイルシ
ステムから簡単にアクセスされる(ステップ408)。
ファイルがストレージサーバサイトにある場合、ファイ
ルはストレージクライアントサイトに移動して戻され
る。これはストレージクライアントサイトのローカルス
トレージシステム中にファイルのコピーを作成すること
を伴う(ステップ404)。この操作にはストレージサ
ーバサイト中のファイルのコピーを削除することが含ま
れる。ストレージクライアント中のシンボリックリンク
が削除されローカルファイルへの参照に置換される(ス
テップ406)。次にファイルがアクセスされユーザま
たはアプリケーションによって開始されるファイルアク
セスにサービスを提供する(ステップ408)。
【0048】図4は、ファイルがストレージサーバサイ
ト106にある場合の代替処理を示す。図示するよう
に、ファイルの内容はストレージサーバサイトから簡単
にアクセスできる(ステップ418)。ファイルをスト
レージクライアントサイトにコピーして戻すことはな
い。このアプローチは状況によっては適当に行われる。
例えば、クライアントサイト(例えば、上位NAS)の
利用可能な容量が非常に低いためサーバサイト(例え
ば、下位NAS)から戻されるファイルがクライアント
サイトファイルシステムを急速に一杯にしてしまう場
合、移動操作は行われず、ステップ418が代わりに行
われる。
【0049】図5は、本発明のこの第1の態様における
別の実施例で開示される、ストレージサービスプロバイ
ダ(SSP)環境で使用されるデータストレージ方法を
示す。大容量ストレージを必要とするクライアント50
4とSSP502との間の機構が形成される。SSPは
ファイルシステムからクライアントへのディレクトリツ
リーのアクセスを提供する。適当なソフトウェアが提供
され、クライアントに階層マネージャの機能を提供す
る。クライアントは、クライアントに関連するSSPの
ファイルシステム中にディレクトリツリーをマウントす
る。次に、クライアントサイトがファイル、参照ファイ
ル等を作成及び削除すると、階層マネージャは上述した
発明に従ってファイルを行ったり来たり移動させる。
【0050】その間に、SSPはクライアントによる物
理ストレージの使用を監視する。SSPは、クライアン
トによって使用された物理ストレージの量に応じてクラ
イアントから(例えば、1ヶ月分料金の形態で)支払い
を要求する。この構成では、クライアントは使用する物
理ストレージ空間に対してのみ支払いを行う。例えば、
本発明のSSP実施形態の一変形では、物理ストレージ
サービスに対する月極め料金が発生することもある。こ
の料金は課金期間中にクライアントによって消費される
物理ストレージ空間の量の平均に基づくものであっても
よい。
【0051】SSP実施形態の別の変形では、課金方法
はある期間、例えば1ヶ月の期間中の物理ストレージの
最大使用量に基づく。例えば、消費パターンが、日付
(ストレージ消費)とすると、1日目(10GB)、2
日目(123GB)、3日目(8GB)...10日目
(12GB)...29日目(8GB)、及び30日目
であると想定する。この場合、クライアントは2日目に
123GBという最大ストレージを消費している。従っ
て、最大使用課金法によれば、クライアントはその課金
期間に対して123GBに基づいて課金される。図5に
示されるように、請求書は従来の郵便配送方法によって
か、または適切な通信ネットワーク512を通じて電子
的に(例えば電子メールによって)送付される。
【0052】図6は、本発明の第2の態様に関連する実
施例の高レベル図を示す。本発明の上記で説明された態
様では、階層マネージャはクライアントサイトにあっ
た。本発明のこの第2の態様では、階層マネージャの大
部分はサーバサイトで提供される。通常のクライアント
サイト(例えば、業務、個人、等)602及び604は
各々それぞれ、総称的にPCと呼ばれる多様なコンピュ
ータシステム622及び642を備えている。本発明に
よって考慮される動作環境は、PCが頻繁にかまたは少
なくとも時々何らかの種類の遠隔ストレージにアクセス
する必要があるものである。PCはそれぞれの内部で提
供されるデータ通信ネットワーク628,648に接続
される。
【0053】各クライアントサイト602、604では
それぞれ、何らかの形態のストレージ装置626、64
6が提供される。本発明のこの第2の態様の実施例で
は、ストレージ装置はNAS装置であるが、一般に他の
ストレージアーキテクチャでもよい。ストレージ装置
は、クライアントサイトのPCにとってローカルにアク
セスできる遠隔ストレージシステムの役目を果たす。各
ストレージ装置は、データストレージ部634に機能的
に接続される制御装置部632を備える従来のアーキテ
クチャのものである。制御装置部632は、通常データ
サーバとして動作するために必要な動作能力を提供する
適当なソフトウェアを有するコンピュータである周知の
コンピュータ処理技術を備えている。
【0054】データストレージ部634の物理的構成は
任意の周知のマスストレージデータシステムでよい。例
えば、データストレージ部は任意の周知のRAID(独
立ディスクの冗長アレイ)クラスストレージシステムで
よい。個々のストレージシステムの種類は本発明の実施
に関連しない。本発明による制御装置部の動作の態様は
以下詳細に説明する。各クライアントサイト602、6
04は、動作の外部にあるデータ通信ネットワーク60
8、例えば、広域ネットワーク(WAN)へのアクセス
を有する。これは例えばT1接続、またはさらに大容量
の接続のことがある。このデータ接続の詳細は本発明の
実施に関連しない。
【0055】本発明のこの第2の態様では、サーバサイ
ト606は、通信ネットワーク608を通じてアクセス
できる遠隔アクセスストレージ装置666を提供する。
本実施例は、NAS装置がサーバサイトでストレージ装
置として使用されることを考慮している。しかし、任意
の適当な構成のストレージ装置を使用してもよい。スト
レージ装置は、データストレージ部654に機能的に接
続される制御装置部652を備えている。ストレージ装
置666のための制御装置部652は、上述したストレ
ージ装置626、646と同様に、任意の慣用のコンピ
ュータ処理システムを備えてもよい。しかし、後述する
ように、本発明のこの第2の態様による操作のため、特
定のプログラミングコードが制御装置部652に含まれ
る。ストレージ装置のデータストレージ部654は任意
の慣用の適当なデータストレージシステムを備えてもよ
い。
【0056】図7は、本発明のこの第2の態様の実施例
による、クライアントサイト602、604及びサーバ
サイト606両方のファイルシステムの操作を示す。ク
ライアントサイトは、前述したのと同じ方法でサーバサ
イトのファイルシステム中にディレクトリツリー701
をマウントする。さらに詳しく言うと、図7の例に示さ
れるように、クライアントサイト602は、クライアン
トサイトのマウントポイント702(すなわち、「/m
nt」でサーバサイトファイルシステムからディレクト
リツリー「/uNASa」をマウントする。
【0057】この実施例によれば、追加マウント操作が
行われる。図7に見られるように、ストレージサーバサ
イトはストレージクライアントサイト(ここでは、「/
local」)のローカルディレクトリツリー705
を、そのマウントポイント704(すなわち、「/mn
t/uNASa」にマウントする。これは、クライアン
トサイトのファイルシステム、すなわち、「/loca
l」の少なくとも一部へのアクセスをストレージサーバ
サイトに提供する。慣例により、この実施例による処理
の対象となる全てのファイルはディレクトリ「/loc
al」をルートとするディレクトリッリーの下にある。
なお、特定のクライアントサイトのディレクトリ構造は
もちろん、ファイルシステムの他の場所をルートとする
ことができる。
【0058】図7はまた、サーバサイトのファイルシス
テム中の第2のマウントポイント「/mnt/uNAS
b」をも示している。この第2のマウントポイントは別
のクライアントサイトと共に使用される。この方法で
は、追加クライアントサイトのための追加マウントポイ
ントが提供できる。
【0059】図8は、本発明のこの第2の態様における
実施例に関する通常の起動順序を示す。クライアントサ
イト602(図6)はそのブート・シーケンスを行う
(ステップ812)。クライアントサイトはオンライン
の時、サーバサイト606との通信を確立し(ステップ
814)、サーバサイトのファイルシステムの一部への
アクセスを得る(ステップ816)。逆に、本発明の態
様によれば、サーバサイトはクライアントサイトファイ
ルシステムへのアクセスを得る(ステップ818)。シ
ステムがUNIX系(例えば、BSD OS)である実
施例では、マウント操作が行われる。すなわち例えば、
図7を参照すると、サーバサイトは「/local」を
クライアントサイトから「/mnt/uNASa」70
4にマウントする。同様に、クライアントサイトは「/
uNASa」をサーバサイトから「/mnt」702に
マウントする。
【0060】クライアントサイトにある階層マネージャ
に関して図3に示される処理は本発明のこの第2の態様
にも適用されるが、ここでは階層マネージャはサーバサ
イトにある。フローチャート300によるサーバサイト
での処理は、サーバサイトがクライアントサイトのファ
イルシステムをマウントしたことによって可能になる。
従って、サーバサイトはクライアントサイトファイルシ
ステムへのアクセスを有するので、クライアントサイト
のファイルシステムを監視し、それにアクセスすること
ができる。サーバサイトがクライアントサイトのディレ
クトリをマウントすると、技術的にクライアントサイト
はサーバサイトにとっての「ファイルサーバ」となる。
従って、サーバサイトとクライアントサイトの両方は、
同時にファイルサーバとクライアントである。
【0061】ここで図3及び図6を参照すると、処理は
サーバサイトでのトリガイベントの検出によって始まる
(ステップ302)。トリガイベントは、ストレージ管
理が周期的に行われるスケジュールされたイベントでも
よい。トリガイベントは、必要に応じてシステムレベル
処理によって開始される。例えば、サーバサイトのシス
テム管理者は手動でその処理を開始することがある。通
常は電算機構で許容されないが、トリガイベントはシス
テムを管理しないユーザによって開始されることさえあ
る。ディスク装置の要領が一杯に近い状態の検出といっ
た予防的な手段(例えば、ディスクの合計容量の90%
利用がトリガしきい値として使用されることがある)が
処理を開始するトリガイベントの役目を果たすこともあ
る。例えば、サーバサイトは、クライアントサイトの利
用可能なディスク空間の検査を周期的に実行する「cr
on」処理を実行し、利用可能なディスク容量が所定の
しきい値以下であれば処理を開始してもよい。
【0062】サーバサイトは、クライアントサイトのデ
ィレクトリツリーをマウントしており、クライアントサ
イトの利用可能なディスク空間に関する情報へのアクセ
スを有するので、これを行うことができる。例えば、B
SD実施形態では、マウントポイント(例えば、/mn
t/uNASa、704)上で「df」システムユーテ
ィリティを実行することで、ファイルシステム(すなわ
ち、/local、705)の何パーセントのディスク
空間が消費されているかといった情報が提供される。サ
ーバサイトは複数のクライアントサイトに関するオフサ
イトストレージ機構を提供するので、トリガイベントは
クライアントサイトに関連しなければならない。
【0063】あるクライアントサイトに対するトリガイ
ベントに応答して、クライアントサイトからサーバサイ
ト606に「移動」すべきファイルのマスタリストが生
成される。本発明のこの第2の態様における実施例で
は、このリストは、まずクライアントサイトのローカル
ファイルシステム中の全てのファイルを記載(すなわち
指定)する第1リストを生成することによって、サーバ
サイトによって作成される(ステップ302)。実際に
はシンボリックリンクである第1リスト中のファイルは
第1リストから除去される(ステップ304)。シンボ
リックリンクであるファイルはローカルファイルシステ
ム中のストレージ空間を消費しないので、そうしたファ
イルを処理する必要はない。
【0064】第1リスト中に記載されたファイルのうち
「上位リスト」中にも記載されているものは第1リスト
から除去される(ステップ308)。この「上位リス
ト」はサーバサイトで維持され、クライアントサイト中
でサーバサイト606に移動すべきでないとあらかじめ
考えられたファイルを指定する。「上位リスト」によっ
て第1リストをフィルタリングすると、サーバサイトに
移動すべきファイルだけを含む第2リスト(すなわち、
マスタリスト)が得られる。「上位リスト」は、削除を
含む任意の時点で修正されるので、上記のフィルタリン
グステップは、トリガイベントが検出される都度行われ
るべきである。
【0065】「下位リスト」中に記載されたファイルは
サーバサイト606に移動される(ステップ310)。
「下位リスト」は、(例えばシステム管理者及び/また
はユーザ)によって常にサーバサイトに格納すべきだと
考えられたファイルを指定する。これは、トリガイベン
トが検出される都度このステップを行うことによって保
証される。「上位リスト」の場合と同様、「下位リス
ト」も修正することができる。次に、「上位リスト」中
のファイルがサーバサイトからクライアントサイトに移
動される(ステップ312)。この操作によって、「上
位リスト」中に記載されたファイルが実際に物理的にク
ライアントサイトにあることが保証される。
【0066】「下位リスト」及び「上位リスト」中に記
載されたファイルがしかるべく移動された後、マスタリ
スト中のファイルが一度に1つ、クライアントサイト6
02からサーバサイト606に移動される。これは、利
用可能なディスク容量が所定のしきい値、例えば20%
を越えるまで繰り返される(ステップ313)。最古の
アクセスファイルは、最もアクティブでないファイルで
あるため最初に移動される(ステップ314)。サーバ
サイトに移動される各ファイルについて、前述したよう
にクライアントサイト中にシンボリックリンクが作成さ
れる(ステップ316)。
【0067】図9を参照すると、本発明のこの第2の態
様による階層マネージャの別の態様が示される。ここで
はトリガイベント(ステップ902)とは、以前サーバ
サイトに移動されたファイルに対してクライアントサイ
トでなされるファイルアクセス要求である。サーバサイ
トはクライアントサイトディレクトリツリーをマウント
しているので、ファイルがシンボリックリンクを通じて
アクセスされる時このイベントの検出が可能である。B
SD OSでは、シンボリックリンクに対する読み取り
要求がクライアントサイトに対して発行されると、クラ
イアントサイトはサーバサイトに対する読み取り要求を
発行する。サーバサイトはクライアントサイトからのこ
のファイル要求をトラップする。上述したように、ファ
イルI/O要求のトラップは、サーバサイトのファイル
システムに適当な修正を行うことによって達成できる。
【0068】クライアントサイトからのファイルアクセ
ストリガイベントを検出すると、アクセス要求が行われ
る(ステップ904)。次に、ファイルアクセスがサー
ビスされた後、第1検出ポイントが行われ(ステップ9
01)、ファイルアクセスがクライアントサイトからの
ものかを決定する。そうでない場合、処理は完了する
(ステップ910)。ステップ901が肯定的であれ
ば、第2決定ポイント(ステップ903)はクライアン
トサイトからのアクセス要求が、クライアントサイトか
らサーバサイトに移動されたファイルに対するものだっ
たかを決定する。これは、アクセスされるファイルが、
クライアントサイトに関連する(サーバサイトの)ロー
カルディレクトリ中にあるかを決定することによってな
される。例えば、図7は、クライアントサイト602
が、「/local/uNASa」と名付けられたサー
バサイト606中の関連するローカルディレクトリを有
することを示している。すなわち、ファイルが「/lo
cal/uNASa」の下のどこかにある場合、ステッ
プ903の決定ポイントは肯定的であり、処理は次の決
定ポイント、ステップ905に進む。そうでない場合、
ファイルアクセスはサーバサイトにあるファイルに対す
るものだったので、処理は完了する(ステップ91
0)。
【0069】決定ポイント905では、アクセスされた
ファイルが「下位リスト」中に記載されているかを決定
するチェックがなされる。そうである場合、それが示す
ところによればファイルはサーバサイトにあると考えら
れていたので、処理は完了する(ステップ910)。そ
うでない場合、ファイルはクライアントサイトにコピー
して戻されるが(ステップ906)、これにはサーバサ
イトのファイルを削除するステップが含まれる。また、
クライアントサイトのシンボリックリンクは、今クライ
アントサイトにある物理ファイルへの参照に置換される
(ステップ908)。
【0070】本発明の第1の態様の場合と同様に、本発
明のこの第2の態様は容易にSSP環境に適用される。
ストレージをクライアントに割り当て、使用毎に請求す
ることができる。すなわち、クライアントは消費された
ストレージの量に応じて課金される。例えば、月極め課
金プランでは、平均ストレージ消費率が計算される。ク
ライアントは平均ストレージ消費率に基づいて課金され
る。別の課金プランでは、クライアントは期間中に使用
された最大物理ストレージに応じて課金される。
【0071】図10は、本発明の第3の態様における実
施例の高レベル図を示す。通常のクライアントサイト1
002及び1004がそれぞれ示され、各々総称的にP
Cと呼ばれる多様なコンピュータシステム1022及び
1042を備えている。本発明のこの第3の態様のため
考慮される動作環境では、各コンピュータシステム、例
えば1022A、1042Bはそれぞれ、固有のPCコ
ンピュータユニットサブシステム1021、1041を
備え、固有のローカルストレージ装置1023、104
3にアクセスする。PCはそれぞれ内部で提供されるデ
ータ通信ネットワーク1028、1048に接続され
る。
【0072】各データ通信ネットワーク1028、10
48は、動作の外部にある一般的なデータ通信ネットワ
ーク1008、例えば、広域ネットワーク(WAN)へ
のアクセスを有する。これは例えばT1接続、またはさ
らに大容量の接続のことがある。この実施例の考慮され
る適用業務では、データ通信ネットワーク1008は、
小さな事業所(例えば、クライアントサイト1002、
1004)を相互にリンクする、大企業環境の企業バッ
クボーンである。
【0073】サーバサイト1006は、遠隔アクセスさ
れるストレージ機構を提供する。例えば、企業の設定で
は、サーバサイトはその企業のコンピュータセンタでも
よい。サーバサイトはPC1052を備え、本発明のこ
の第3の態様によれば、そのPCはあるバージョンの階
層マネージャ1062を実行する。PCはローカルエリ
アネットワーク(LAN)1058に接続されている。
1つかそれ以上のデータストレージシステム1056が
LANに接続され大容量遠隔ストレージ能力を提供す
る。1つの実施形態では、データストレージシステムは
NAS装置であるが、何らかの他の適切なストレージ機
構でもよい。
【0074】図11は、本発明の第3の態様における実
施例によるファイルシステム操作を示す。PC1022
A、1042B、1052とストレージ装置1056を
含む各装置は固有のファイルシステムを有する。図10
に示される通信ネットワーク1008及び1058によ
って、ファイルシステムは図11に示される操作をマウ
ントすることができる。特に、PCA(1022A)
は、ローカルディレクトリツリー1122を有するロー
カルファイルシステムを備えている。慣例により、PC
Aで作成される全てのユーザファイルはディレクトリツ
リー1122の下に格納される。同様に、PCB(10
42B)はローカルディレクトリツリー1124を有す
るローカルファイルシステムを備えている。やはり慣例
により、PCBで作成される全てのユーザファイルはデ
ィレクトリツリー1124の下に格納される。各PCの
ローカルファイルシステムはまた、普通UNIX系OS
に見られる共通のシステムディレクトリを含む。
【0075】サーバサイト1006では、遠隔ストレー
ジ装置1056中のファイルシステムにはローカルディ
レクトリツリー1142が含まれる。このディレクトリ
ツリーの下には、「/local/Pca」(113
2)及び「/local/Pcb」(1134)という
名前の2つのサブツリーがある。サブツリー1132
は、PCAファイルシステム中のマウントポイント11
12(「/mnt」)でPCA(1022A)によって
マウントされる。同様に、サブツリー1134はPCB
ファイルシステム中のマウントポイント1114(「/
mnt」)でPCB(1042B)によってマウントさ
れる。
【0076】図11は、以下説明される本発明の第3の
態様により、PCA(1022A)中のファイル113
1が遠隔ストレージ装置1056に移動されたことを示
す。従って、ファイルの物理的ロケーションは遠隔スト
レージ装置中にある。移動されたファイルのファイル名
はPCAに関連する遠隔ストレージ装置のサブツリー1
132中の対応するロケーションを占める。さらに、シ
ンボリックリンクがPCA中に作成され、移動されたフ
ァイルのファイル名を置換する。これは図11で破線の
矢印によって表される。同様に、PCB(1042B)
中のファイル1133は、やはり本発明の第3の態様に
よって移動されたことが示される。物理的ファイルは遠
隔ストレージ装置1056中にある。遠隔ストレージ装
置中のファイルへのシンボリックリンクがPCB中に作
成される。
【0077】図11はまたへ、PCC(1052)が3
つのマウントポイント1102(「/mnt/NA
S」)、1104(「/mnt/Pca」)、及び11
06(「/mnt/PCb」を含むことを示す。これら
のマウントポイントはそれぞれ遠隔ストレージ装置10
56、PCA(1022A)、及びPCB(1042
B)のファイルシステム中の様々なディレクトリツリー
をマウントするためのものである。すなわち、PCCは
遠隔ストレージ装置の「/local」ディレクトリツ
リー1142をマウントポイント1102にマウントす
る。同様に、それぞれPCA及びPCBの「/loca
l」ディレクトリツリー1122、1124はマウント
ポイント1104及び1106にマウントされる。
【0078】本発明のこの態様の実施例による階層マネ
ージャ1062(図10)での処理について説明するた
め、ここで図12を参照する。処理はサーバサイト10
06でのトリガイベントの検出によって開始される(ス
テップ1202)。トリガイベントは、例えば単にスケ
ジュールされた保守期間中の一定の量の時間の経過でも
よい。トリガイベントは利用可能なストレージ空間が少
ない状態の検出でもよい。これは、サーバサイトがその
クライアントサイト1002、1004の利用可能なス
トレージを周期的にチェックする「cron」処理を実
行することによって提供される。トリガイベントはサー
バサイトのシステム管理者からの明示的な要求でもよ
い。サーバサイトは複数のクライアントを処理するの
で、トリガイベントは、トリガイベントが関連するクラ
イアントを識別する情報に関連付けられる。
【0079】トリガイベントに応答して、階層マネージ
ャは、物理的にサーバサイト上に格納されるべきと判断
されたファイルのファイル名のリストを含む「下位リス
ト」を参照する(ステップ1204)。まだサーバサイ
トに移動されていない各ファイルはサーバサイトに移動
される。移動された各ファイルのatimeパラメータ
は移動操作の直前の時間値を反映するよう調整される。
クライアントサイトからサーバサイトへの移動操作に
は、サーバサイト上にファイルのコピーを作成するステ
ップと、クライアントサイトからファイルを削除するス
テップと、クライアントサイト中のファイル名をシンボ
リックリンクによって置換するステップとが含まれるこ
とを想起されたい。
【0080】次に、ステップ1206では、「上位リス
ト」が参照される。このリストは、常にクライアントサ
イト中にあるべきと考えられたファイルのファイル名を
含む。すなわち、すでにクライアントサイト中にない各
ファイルについて、それはサーバサイトからクライアン
トサイトに移動される。移動される各ファイルのati
meパラメータは、移動操作の直前の時間値を反映する
よう調整される。サーバサイトからクライアントサイト
への移動操作には、クライアントサイトにファイルのコ
ピーを作成するステップと、クライアントサイトのシン
ボリックリンクを実際のファイル名によって置換するス
テップと、サーバサイトのファイルを削除するステップ
とが含まれることを想起されたい。
【0081】ステップ1208では、クライアントサイ
トからサーバサイトに移動され現在サーバ側にあるファ
イルのリストが作成される。このリストはファイルのa
timeパラメータによってソートされる。このソート
されるリストから、「下位リスト」と「上位リスト」で
特定されるファイルがフィルタリング(または他の方法
で除外)される(ステップ1210)。次に、ソートさ
れフィルタリングされたリスト中の各ファイルがサーバ
サイトからクライアントサイトに移動される(ステップ
1212)。さらに詳しく言うと、クライアントによる
最新のアクセスファイルが移動される。これは、そのリ
ストがatimeパラメータによってソートされている
という事実によって促進される。ステップ1212は、
クライアントサイト中の利用可能なディスク容量が所定
のしきい値以下に下がるまで継続される(ステップ12
01)。例えば、クライアント側に残る利用可能な空間
が5%だけになるまでファイルが移動されて戻される。
【0082】次に、ステップ1214では、クライアン
ト側にあるファイルのリストが作成されatimeによ
ってソートされる。リストは「上位」及び「下位」リス
トを使用してフィルタリングされる(ステップ121
6)。リストはさらにフィルタリングされ、実際にはシ
ンボリックリンクであるファイル名が除去(または他の
方法で除外)される。実際には、「下位リスト」ファイ
ルはすでにステップ1204でサーバサイトに移動され
ているので、それらのファイル名はシンボリックリンク
によって置換されている。ソートされフィルタリングさ
れたリスト中の各ファイルはクライアントサイトからサ
ーバサイトに移動される(ステップ1218)。
【0083】さらに詳しく言うと、最古のアクセスファ
イルが最初に移動される。これは、そのリストがati
meパラメータによってソートされているという事実に
よって促進される。ステップ1218は、利用可能なデ
ィスク容量が所定のしきい値に達するまで継続される、
ステップ1203。例えば、クライアント側の利用可能
な容量が20%程度に達するまでファイルがサーバ側に
移動される。
【0084】ここで本発明の第4の態様における実施例
について図13A及び図13Bを参照する。図13Aは
通信ネットワーク1306に接続されるストレージ機構
を示す。ストレージ機構には、例えばNAS装置のよう
な、データストレージ装置1314が含まれる。ストレ
ージ機構はまた、本発明のこの実施例によって動作する
階層マネージャ1324を含むコンピュータシステム1
322を含み、また通信ネットワーク1306に接続さ
れる。別のストレージ機構1301は通信ネットワーク
1302に接続され、ストレージ装置1312を含む。
また別のストレージ機構1305はまた別の通信ネット
ワーク1304に接続され、ストレージ装置1316を
含む。通信ネットワーク1306は他の2つの通信ネッ
トワーク1302、1304への通信リンクを有する。
【0085】図13Aに示されるアーキテクチャは、企
業、技術企業、教育施設等といった任意の電算機構の環
境でありうる。例えば、企業の設定では、ストレージ機
構1301は、互いにLANによってリンクされたオフ
ィス環境中のPCの小さなネットワークを備えることが
ある。NAS装置がストレージ機構1301の中央デー
タ格納装置1312であることもある。通信ネットワー
ク1302は、その会社の企業ネットワークバックボー
ンである。ストレージ機構1303は、PCと中央スト
レージ装置1314とを備える会社全体の中央電算セン
タである。
【0086】コンピュータシステム1322は、本発明
のこの態様によるストレージ管理能力を提供する中央電
算機構中のコンピュータである。通信ネットワーク13
06は、ストレージ機構1303の中央データストレー
ジ1314へのアクセスをコンピュータシステム132
2に提供する中央電算センタ内のLANである。ストレ
ージ機構1305は、企業用大容量データストレージを
提供するストレージサービスプロバイダ(SSP)でよ
い。この設定では、通信ネットワーク1304は広域ネ
ットワーク(WAN)である。ストレージ装置1316
は何らかの形態の大容量ストレージシステムでよい。
【0087】図13Bは、図13Aで例示される構成要
素間のファイルシステムの相互関係を示す。他の実施例
の場合と同様、本実施例はUNIX系OS(例えば、B
SDOS)に基づいている。すなわち、本発明の第4の
態様によれば、コンピュータシステム1322は、スト
レージ装置1312、1314、1316中に含まれる
各ファイルシステムの一部をマウントする。さらに、ス
トレージ装置1312中のファイルシステムはストレー
ジ装置1314中のファイルシステムの一部をマウント
する。一方、ストレージ装置1314中のファイルシス
テムはストレージ装置1316中のファイルシステムの
一部をマウントする。以下の議論のため、以下の命名規
則が使用される。すなわち、ストレージ装置1312は
上位ストレージ装置と呼ばれ、ストレージ装置1314
は中位ストレージ装置と呼ばれ、ストレージ装置131
6は下位ストレージ装置と呼ばれる。
【0088】図14は、本発明の第4の態様における実
施例の階層マネージャ中で発生する処理の概略を示す。
一般に、中間ストレージ装置(中位ストレージ装置)
は、本発明のこの第4の態様により上位ストレージ装置
のストレージ管理を提供する。ファイルは上位ストレー
ジ装置から中間ストレージ装置に移動される。下位スト
レージ装置は、本発明のこの第4の態様により中間スト
レージ装置のためのストレージ管理を提供する。
【0089】処理はトリガイベントを検出することによ
って開始される(ステップ1402)。トリガイベント
は、ストレージ管理を行うスケジュールされたイベント
でもよいし、上位ストレージ装置1312中の利用可能
なディスク容量がある所定のしきい値以下に低下したこ
と(または逆に、ストレージ装置の合計容量のある割合
がファイルに割り当てられたこと)の検出でもよいし、
また中位ストレージ装置1314中の利用可能なディス
ク容量がある所定のしきい値以下に低下したことの検出
でもよい。トリガイベントはシステム管理者によって開
始される明示的なイベントでもよい。
【0090】次に、ファイルが下位ストレージ装置13
16から中位ストレージ装置1314に移動される(ス
テップ1404)。移動されるファイルは、図示される
ように中位ストレージ装置を介して上位ストレージ装置
1312から下位ストレージ装置に以前に移動されたフ
ァイル(すなわち、元々上位ストレージ装置に格納され
ていたファイル)である。さらに詳しく言うと、最古の
アクセスファイルが移動される。中位ストレージ装置中
のディスク使用量がしきい値を越える十分なファイルが
下位ストレージ装置から中位ストレージ装置に移動され
る(ステップ1401)。
【0091】従って、ステップ1401及び1404の
場合、本発明のこの態様の実施例によれば、ファイルの
リストが作成され、それらのatimeパラメータによ
ってソートされる。上述した上位及び下位リストと同様
の中位リスト及び下位リストを提供することができる。
こうしたリストは、中位ストレージ装置1314(中位
リスト)または下位ストレージ装置1316(下位リス
ト)中にあると考えられたファイルをフィルタリングし
て除去(または他の方法で除外)するために使用され
る。ソートされ(おそらくはフィルタリングされた)リ
スト中のファイルは、中位装置中のディスク使用量がし
きい値を越えるまで、下位ストレージ装置から中位スト
レージ装置にコピーされる。最新のアクセスファイルが
最初に移動される。これは、例えば、ファイルをati
meパラメータの降順でソートし、リストの上から始ま
る各ファイルを移動させることによって達成される。下
位装置から中位装置に移動される各ファイルについて
は、下位装置から削除され、中位装置中のシンボリック
リンクは中位装置中のファイル自体への参照によって置
換される。また、移動されるファイルのatimeパラ
メータは、ファイルが物理的に下位ストレージ装置中に
あった時有していた値に設定される。すなわち、ati
meパラメータはこの操作の前に有していた値に設定さ
れる。
【0092】ステップ1403及び1406では、ステ
ップ1401及び1404で下位ストレージ装置と中位
ストレージ装置との間で行われるのと同様の処理が中位
ストレージ装置と上位ストレージ装置との間で行われ
る。移動されるファイルは以前上位ストレージ装置から
中位ストレージ装置に移動されたもの、すなわち、元々
上位ストレージ装置に格納されていたファイルである。
【0093】次に、ステップ1405及び1408で
は、ファイルは上位ストレージ装置から中位ストレージ
装置1314に移動される。さらに詳しく言うと、最古
のアクセスファイルが移動される。上位装置から中位装
置に移動される各ファイルについては、元のファイル名
の代わりに論理参照が上位装置ファイルシステム中に作
成される。
【0094】本発明の態様における実施例の観点から、
ステップ1408は上位装置ファイルシステム中にファ
イルのソートされるリストを作成するステップを含む。
実際にはシンボリックリンクであるファイル名はこのリ
ストから除外される。また、上位ストレージ装置中にあ
ると考えられたファイルも除外される。これは、前の実
施例で説明したように、上位ストレージ装置から移動す
べきでないファイルを含む上位リストによってソートさ
れたリストをフィルタリングすることによって達成され
る。このリストは、atimeパラメータによって昇順
でソートされる。ソートされ(かつ必要に応じてフィル
タリングされた)リスト中の各ファイルは、リストの上
から一度に1つ移動される。この方法で、最古のアクセ
スファイルが最初に移動される。これは、利用可能なデ
ィスク容量が所定のしきい値に達するまで継続される。
移動される各ファイルについて、ファイルのコピーが中
位装置中に作成され、ファイルが上位装置から削除さ
れ、シンボリックリンクが上位装置中のファイル名を置
換する。シンボリックリンクは中位装置中にあるファイ
ルへのものである。移動された各ファイルのatime
パラメータはそれが移動される直前に有していた値にな
るよう調整される。
【0095】ステップ1407及び1410の処理は、
中位ストレージ装置と下位ストレージ装置との間で、上
位ストレージ装置と中位ストレージ装置との間のステッ
プ1405及び1408と同じ方法で進行する。中装置
から下位装置に移動されるファイルは、前に上位装置か
ら下位装置に移動されたファイルである。
【0096】ここで、本発明のさらに別の第5の態様に
おける実施例について説明するため図15を参照する。
本発明の第5の態様によれば、複数のストレージ装置が
提供される。ストレージ装置へのアクセスを有する階層
マネージャは、各装置の利用可能なストレージ容量に応
じてストレージ装置間でファイルを移動する。図15の
例示実施形態は複数のストレージ装置(1522〜15
28(それぞれA〜Dとする)を示す。複数のPC15
14、1516(それぞれPCA及びPCBとする)が
示され、1つかそれ以上のストレージ装置を例示する。
PC1512(PCC)には階層マネージャ1513が
含まれる。装置間の通信アクセスを提供する通信ネット
ワーク1502が示される。本発明のこの態様によれ
ば、注意されるようにPCC(1512)は各ストレー
ジ装置A〜Dのファイルシステムの少なくとも一部への
アクセスを有する。同様に、本発明のこの態様によれ
ば、各ストレージ装置A〜Dは他のストレージ装置のフ
ァイルシステムの少なくとも一部へのアクセスを有す
る。このアーキテクチャ中の他のPC(例えば、PC
A、PCB)によるユーザアクセスは、任意の組み合わ
せのユーザアクセスへのアクセスを有しうる。従って、
通信ネットワーク1502は一般に、装置間に何らかの
形態のデータ通信経路があることを表し、任意の特定の
実施例について、通信ネットワークはLAN、WAN、
等の組み合わせを備えるものでよい。
【0097】図16は、本発明のこの第5の態様による
ファイルシステム間の相互関係を例示する。一般に、各
ストレージ装置1522〜1528には、他のストレー
ジ装置のファイルシステムの一部へのアクセスが提供さ
れる。さらに、PCC(1512)は各ストレージ装置
のファイルシステムの少なくとも一部へのアクセスを有
する。図16は、本発明のこの態様における実施例に関
連してこのことを示す。すなわち、ストレージ装置A1
522は、それぞれ各ストレージ装置B(1524)、
C(1526)、及びD(1528)から、装置A中の
ファイルシステムのマウントポイント「/mnt/
b」、「/mnt/c」、及び「/mnt/d」でディ
レクトリツリー(例えば、「/local」をマウント
する。
【0098】図16はさらに、ストレージ装置D152
8が、それぞれ各ストレージ装置A(1522)、B
(1524)、及びC(1526)から、装置D中のフ
ァイルシステムのマウントポイント「/mnt/a」、
「/mnt/b」、及び「/mnt/c」でディレクト
リツリー「/local」をマウントする。ストレージ
装置B及びCは各々同様の方法で処理される。さらに、
階層マネージャが存在するので、PCC(1512)は
各ストレージ装置A〜Dの「/local」ディレクト
リツリーをマウントする。さらに、PCC自体が、複数
のストレージ装置A〜Dにおける別のもう1つのストレ
ージ装置であるストレージ装置E(図示せず)を含むこ
ともある。
【0099】図17A及び図17Bは、本発明のこの第
5の態様による処理を例示する。図17Aに見られるよ
うに、処理の第1部分は、「選択装置」として指定され
る最大利用可能ディスク容量を有するストレージ装置に
ファイルを移動するステップを伴う。他の装置からのフ
ァイルが選択装置に移動される。図17Bは処理の第2
部分を示すが、そこでは最小利用可能ディスク容量を有
するストレージ装置が「選択装置」として指定される。
そのファイルは他のストレージ装置に移動される。
【0100】図17Cは、本発明のこの第5の実施態様
の実施例による処理ステップを例示するフローチャート
である。処理を開始するトリガイベントは、PCC(1
512)中の階層マネージャ1513の検出である。ト
リガイベントは、例えば週に一度発生する、スケジュー
ルされた保守型のイベントでもよい。トリガイベント
は、ストレージ装置の1つが「ほとんど一杯」であるこ
と、例えばそのストレージの合計ディスク容量の95%
がファイルに割り当てられていることの検出に基づいて
いる。トリガイベントはシステム管理者によって明示的
に起動されることもある。トリガイベントが発生する
と、階層マネージャがPCC(1512)のファイルシ
ステム中にマウントされたディレクトリツリーにアクセ
スして最大利用可能ディスク容量を有するストレージ装
置を識別することで処理が開始される(ステップ170
4)。最大利用可能ディスク容量を有するストレージ装
置(A〜D)は「選択装置」として指定される。処理の
この部分で、「選択装置」とはファイルの移動元のスト
レージ装置を指す。
【0101】ファイルは他のストレージ装置(「非選択
装置」)から選択装置に移動して戻される。これは、図
17Cに示されるステップ1701及び1706に関連
して説明される。前に選択装置から非選択装置に移動さ
れたファイル、すなわち、元々選択装置に属していたフ
ァイルのリストが生成される。処理のこの部分は、これ
らのファイルを選択装置中の元の場所に戻すよう動作す
る。すでに説明されたように、本発明の実施例によって
ファイルシステムから移動されたファイルはシンボリッ
クリンクによって置換される。すなわち、このリストは
シンボリックリンクであるファイル名を選択装置中で見
ることで容易に生成される。
【0102】リストはatimeパラメータによって降
順でソートされるのでリストの一番上が最新のアクセス
ファイルを表す。リストの上から始まって、各ファイル
が選択装置に物理的に位置するストレージ装置からコピ
ーされる。コピー操作の後、物理ファイルはコピー元の
ストレージ装置 (非選択装置)から削除され、そのス
トレージ装置中のストレージ空間を解放する。移動され
たファイルのファイル名はここでシンボリックリンクと
なる。これは、そのファイルのために利用される選択装
置の合計ストレージ容量の割合がしきい値を越えるまで
継続される。すなわち、本発明のこの第5の態様におけ
る実施例によれば、選択装置中の最新のアクセスファイ
ルは選択ストレージ装置に戻される。
【0103】処理の第2の部分では、最小利用可能空き
空間を有するストレージ装置がストレージ装置の中から
選択される(ステップ1708)。処理のこの部分で
は、「選択装置」とは、最小利用可能空き空間を有する
ストレージ装置を指す。見られるように、選択装置とは
ここではファイルの移動元のストレージ装置を指す。選
択装置以外のストレージ装置は「非選択装置」と呼ばれ
る。ファイルは、図17Cのステップ1703及び17
10に示されるように、選択装置から非選択装置に移動
される。選択装置中のファイルのリストが生成される。
このリストは選択装置中に格納される実際のファイルを
識別する。シンボリックリンクであるファイルは、選択
装置のファイルシステムからすでに移動されているので
除外される。また、選択装置中にあると考えられるファ
イルはリストから除去(フィルタリング、または他の方
法で除外)される。こうしたファイルは「上位」リスト
中で保持されることもある。
【0104】次に、リストはatimeパラメータによ
って昇順でソートされるので、リストの一番上が最古の
アクセスファイルである。リストの上から始まって、各
ファイルが非選択装置にコピーされる。本発明のこの第
5の態様の実施例によれば、ファイルの移動先の非選択
ストレージ装置は総当り方式で選択される。本実施例の
変形例では、選択は例えば利用可能な空き空間といった
基準に基づくこともある。選択装置から非選択装置にコ
ピーされる各ファイルは選択装置から削除され、今ファ
イルが物理的に存在する非選択装置へのシンボリックリ
ンクによって置換される。これは、選択装置上の利用可
能な自由空間が増大して所定のしきい値に至るまで継続
される。
【0105】本発明の上記で開示された態様はデータス
トレージシステム中のストレージ空間管理を促進する。
様々な実施例は、クライアントとオフサイトストレージ
サーバとの間、及び他の実施例ではストレージサイト間
で必要に応じてファイルを移動させることによって、透
明な方法でストレージ空間管理を提供する。使用頻度の
低いファイルを対象にすることで、オフサイトストレー
ジの必要は低く保たれる。
【0106】上記から、改善されたストレージ管理方法
とシステムが提供されたことが明らかである。本発明の
開示された実施例と付加的用途の変形および修正が当業
者に想起されることは疑いない。従って、上記の議論は
例示的であって制限的な意味はないとみなされるべきで
ある。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、改善されたストレージ
管理方法とシステムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの態様における一実施例の高レベ
ル概略システム図である。
【図2】本発明の態様の実施例に関連するファイル構造
と関連処理を例示する。
【図3】本発明の一実施例による動作状況における読み
出し/書き込み処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施例による別の動作状況における
読み出し/書き込み処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】ストレージサービスプロバイダ動作の際使用さ
れる本発明を示す。
【図6】本発明の別の態様における一実施例の高レベル
概略システム図である。
【図7】図6の実施例によるファイルシステム操作を示
す。
【図8】図6に示される本発明の態様による一実施例に
関連する処理を示す。
【図9】図6に示される本発明の態様による一実施例に
関連する処理を示す。
【図10】本発明のさらに他の態様による一実施例の高
レベル概略システム図である。
【図11】図10に示される一実施例によるファイルシ
ステム操作を示す。
【図12】図10に示される本発明の態様による一実施
例に関連する処理を示す。
【図13】本発明のさらに他の態様による一実施例を示
す。
【図14】本発明の態様による一実施例に関連する処理
を示す。
【図15】本発明の更に他の態様による一実施例の高レ
ベル概略システム図である。
【図16】図15の本発明の態様による一実施例による
ファイルシステム操作を示す。
【図17】図15に示される本発明の態様による一実施
例による処理を示す。
【符号の説明】
102…オフィスA、104…オフィスB、106…サ
ーバサイト、108…通信ネットワーク、122…コン
ピュータシステム(PC)、126…ストレージ装置、
128…データ通信ネットワーク、132…制御装置
部、134…データストレージ部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月28日(2002.8.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図7】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図10】
【図8】
【図9】
【図11】
【図13】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
フロントページの続き (72)発明者 北村 学 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 中村 勝憲 神奈川県小田原市中里332番地2号 株式 会社日立製作所RAIDシステム事業部内 Fターム(参考) 5B082 CA13 HA08

Claims (82)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ格納方法であって、 第1のストレージ装置の中に含まれる1つまたはそれ以
    上のファイルをコピーして第2のストレージ装置の中に
    対応するファイルを作成するステップであって、前記第
    1のストレージ装置が第1のサイトに配置され、前記第
    2のストレージ装置が前記第1のサイトと異なった第2
    のサイトに配置されるステップと、 前記第1のストレージ装置から前記1つまたはそれ以上
    のファイルを削除し前記1つまたはそれ以上のファイル
    によって占有されるストレージ空間を回復して、前記第
    1のストレージ装置の利用可能なストレージ空間を増大
    するステップと、 前記1つまたはそれ以上のファイルの第1のファイルへ
    のアクセス要求の発生を検出するステップと、 前記検出ステップに続いて、前記第1のファイルに対応
    するファイルを前記第2のストレージ装置から前記第1
    のストレージ装置にコピーし、前記対応するファイルを
    前記第2のストレージ装置から削除するステップとを含
    むデータ格納方法。
  2. 【請求項2】前記第1のストレージ装置の中に前記第2
    のストレージ装置の中の前記対応するファイル各々への
    論理参照を作成するステップであって、前記第1のファ
    イルへの前記アクセス要求が前記第1のファイルに関連
    する論理参照に対するアクセス要求であるステップを含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記対応するファイルの最終アクセス時間
    パラメータを前記1つまたはそれ以上のファイルの最終
    アクセス時間パラメータに等しく設定するステップを含
    む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】削除される前記1つまたはそれ以上のファ
    イルの数が、前記第1のストレージ装置の利用可能なス
    トレージ容量を所定のしきい値まで増大するのに十分で
    ある、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記第1のコピーステップと前記削除ステ
    ップとが、前記第1のストレージ装置上に格納されるフ
    ァイルが前記第1のストレージ装置の合計容量の所定の
    割合を消費していることの検出に応答して行われる、請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記1つまたはそれ以上のファイルが前記
    第1のストレージ装置上に格納される複数のファイルか
    ら選択され、前記複数のファイルが前記第1のストレー
    ジ装置上にあると考えられるファイル以外であり、前記
    1つまたはそれ以上のファイルが前記複数のファイルの
    最古のアクセスファイルである、請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記第2のコピーステップを行った後に、
    前記アクセス要求にサービスを提供するステップを含
    む、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記第2のコピーステップを行う前に、前
    記アクセス要求にサービスを提供するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の方法によって動作するサ
    ーバコンピュータシステムを有し、クライアントにスト
    レージサービスを提供するストレージサーバサイトであ
    って、前記サーバコンピュータシステムが、前記クライ
    アントによって使用されるデータストレージシステム
    と、前記クライアントによる前記データストレージシス
    テム上のストレージ空間の使用に関連して支払い要求を
    生成する手段とを備えるストレージサーバサイト。
  10. 【請求項10】データ格納方法であって、 少なくとも第1のファイルをクライアントファイルシス
    テムからサーバファイルシステムに移動するステップで
    あって、前記サーバファイルシステムで複製された第1
    のファイルを生成し、前記複製された第1のファイルに
    関連する最終アクセス時間情報を前記第1のファイルに
    関連する最終アクセス時間情報に等しく設定し、前記第
    1のファイルを前記クライアントファイルシステムから
    削除して前記クライアントファイルシステムの利用可能
    なストレージ容量を増大し、前記クライアントファイル
    システムの中で前記第1のファイルへの論理参照を生成
    し、前記論理参照が、前記第1のファイルが前記クライ
    アントファイルシステムから削除されても、前記クライ
    アントファイルシステムのユーザが前記第1のファイル
    にアクセスできるような効果があることを含むステップ
    と、 前記第1のファイルのファイルアクセス要求を検出する
    ステップと、 前記ファイルアクセス要求を検出するステップに応答し
    て、前記サーバファイルシステムの前記複製された第1
    のファイルを前記クライアントファイルシステムにコピ
    ーして前記第1のファイルを生成し、前記第1のファイ
    ルの前記最終アクセス時間情報を前記複製された第1の
    ファイルの最終アクセス時間情報に等しく設定し、前記
    複製された第1のファイルを前記サーバファイルシステ
    ムから削除し、前記クライアントファイルシステムでの
    前記論理参照を前記クライアントファイルシステムでの
    前記第1のファイルへのファイル参照によって置換する
    ステップとを含むデータ格納方法。
  11. 【請求項11】前記移動ステップが、前記第1のファイ
    ルに加えて、利用可能なストレージ容量を所定のしきい
    値まで増大させるのに十分な数の追加ファイルを前記ク
    ライアントファイルシステムから前記サーバファイルシ
    ステムに移動させるステップを含む、請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】前記移動ステップが、前記クライアント
    ファイルシステムの合計ストレージ容量の所定の割合が
    ファイルに割り当てられたことの検出に応答して行われ
    る、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記追加ファイルが最古のアクセスファ
    イルを構成するように、前記追加ファイルが、最初のア
    クセス時間から最近のアクセス時間の順にソートされた
    ファイルのリストから選択される、請求項11に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】前記クライアントファイルシステムと前
    記サーバファイルシステムとが各々UNIX(登録商
    標)型ファイルシステムである、請求項10に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】前記論理参照がシンボリックリンクであ
    る、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】ストレージサーバプロバイダ(SSP)
    で使用される場合、前記SSPが前記サーバファイルシ
    ステムを提供し、前記SSPが、前記クライアントファ
    イルシステムからコピーされるファイルに割り当てられ
    るストレージの量に基づいて支払いを請求する、請求項
    10に記載の方法。
  17. 【請求項17】第1のストレージシステムと第2のスト
    レージシステムとの間のデータストレージ管理の方法で
    あって、 前記第2のストレージシステムから第1の複数の1つま
    たはそれ以上のファイルをコピーして前記第1のストレ
    ージシステムの中に対応する第1のファイルを作成する
    ステップであって、前記第1の複数のファイルが前記第
    1のストレージシステムから前にコピーされたものであ
    り、前記第1の複数のファイルの中のファイルの数が、
    前記第1のストレージシステムの中で使用されるストレ
    ージ空間の量が第1のしきい値以上に増大するものであ
    るステップと、 前記第1の複数のファイルを前記第2のストレージシス
    テムから削除するステップと、 前記第1のストレージシステムから第2の複数の1つま
    たはそれ以上のファイルをコピーして前記第2のストレ
    ージシステムの中に対応する第2のファイルを作成する
    ステップであって、前記第2の複数のファイルの中のフ
    ァイルの数が、前記第1のストレージ装置の中の利用可
    能なストレージ容量が第2のしきい値以上に増大するも
    のであるステップと、 前記第1のストレージシステムから前記第2の複数のフ
    ァイルを削除し前記第1のストレージシステムの中の利
    用可能なストレージ容量を増大するステップであって、
    前記ファイルが、前記第1のストレージシステムから削
    除されたとしても、前記第1のストレージシステムを介
    して参照できるように、前記第2の複数のファイルを前
    記第2のストレージシステムの中の対応するファイルに
    関連付ける論理参照を前記第1のストレージシステムの
    中に作成することを含むステップを含む方法。
  18. 【請求項18】前記対応する第1のファイルの最終アク
    セス時間を前記第1の複数の1つまたはそれ以上のファ
    イルの最終アクセス時間に等しく設定し、前記対応する
    第2のファイルの最終アクセス時間を前記第2の複数の
    1つまたはそれ以上のファイルの最終アクセス時間に等
    しく設定するステップを含む、請求項17に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】前記第1の複数の1つまたはそれ以上の
    ファイルが前記第2のストレージシステム上に格納され
    る1組のファイルからのファイルを備え、前記1組のフ
    ァイルが前に前記第1のストレージシステムからコピー
    されたファイルであり、前記第1の複数の1つまたはそ
    れ以上のファイルが前記1組のファイルの中の最新のア
    クセスファイルである、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】前記1組のファイルが、前記第2のスト
    レージシステムの中にあるべきと決定された、前記第2
    のストレージシステム上に格納されるファイル以外であ
    る、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記第2の複数の1つまたはそれ以上の
    ファイルが前記第1のストレージシステム上に格納され
    る1組のファイルからのファイルを備え、前記第2の複
    数の1つまたはそれ以上のファイルが前記1組のファイ
    ルの中の最古のアクセスファイルである、請求項17に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】第1のストレージシステムの中のクライ
    アントファイルシステムと第2のストレージシステムの
    中のサーバファイルシステムとの間のデータストレージ
    管理のためのコンピュータプログラム製品であって、コ
    ンピュータ上で実行されるのに適したコンピュータプロ
    グラムコードを内部に含んだ1つまたはそれ以上のコン
    ピュータ可読媒体を備え、 前記コンピュータプログラムコードが、 複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記クライアン
    トファイルシステムから前記サーバファイルシステムに
    コピーし、それによって前記サーバファイルシステムの
    中に複数の対応するファイルを作成するよう前記コンピ
    ュータを動作させる第1の実行可能コードと、 前記複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記クライ
    アントファイルシステムから削除し、それによって前記
    第1のストレージシステムの中の前記複数の1つまたは
    それ以上のファイルによって占有されるストレージ空間
    を回復するよう前記コンピュータを動作させる第2の実
    行コードと、 前記複数の1つまたはそれ以上のファイルが、前記クラ
    イアントファイルシステムから削除されたとしても、前
    記クライアントファイルシステムを介して参照できるよ
    うに、前記複数の対応するファイルへのアクセスを提供
    する前記クライアントファイルシステムの中の論理参照
    を作成するよう前記コンピュータを動作させる第3の実
    行可能コードと、 前記複数の1つまたはそれ以上のファイルの第1のファ
    イルへのアクセス要求を検出するよう前記コンピュータ
    を動作させる第4の実行可能コードと、 前記サーバファイルシステムの中の対応するファイルに
    アクセスするために前記コンピュータを操作することに
    よって、前記アクセス要求に応答するよう前記コンピュ
    ータを動作させる第5の実行可能コードとを備えるコン
    ピュータプログラム。
  23. 【請求項23】前記コンピュータプログラムコードが前
    記クライアントファイルシステムに関連するコンピュー
    タ上で実行される、請求項22に記載のコンピュータプ
    ログラム。
  24. 【請求項24】前記コンピュータプログラムコードが前
    記サーバファイルシステムに関連するコンピュータ上で
    実行される、請求項22に記載のコンピュータプログラ
    ム。
  25. 【請求項25】前記第1のファイルのアクセス要求を検
    出するステップが、前記第1のファイルに関連する前記
    論理参照を介して前記サーバファイルシステムの中の前
    記対応するファイルに対するサーバクセス要求を受信
    し、前記サーバクセス要求を検出するステップを含む、
    請求項24に記載のコンピュータプログラム。
  26. 【請求項26】前記第1の実行可能コードがさらに、前
    記対応するファイルの最終アクセス時間パラメータを前
    記1つまたはそれ以上のファイルの最終アクセスパラメ
    ータに等しく設定するよう前記コンピュータを動作させ
    る、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  27. 【請求項27】前記第5の実行可能コードが、前記ファ
    イルを前記サーバファイルシステムから前記クライアン
    トファイルシステムに戻してコピーすることによって前
    記対応するファイルにアクセスするよう前記コンピュー
    タを動作させる、請求項22に記載のコンピュータプロ
    グラム。
  28. 【請求項28】前記複数の1つまたはそれ以上のファイ
    ルが候補ファイルのリストから選択され前記候補ファイ
    ルの最古のアクセスファイルを構成し、前記複数の1つ
    またはそれ以上のファイルが、前記第1のストレージシ
    ステムの利用可能なストレージ容量が所定のしきい値以
    上に増大する十分なファイルだけを備える、請求項22
    に記載のコンピュータプログラム。
  29. 【請求項29】前記第1のストレージシステムの利用可
    能なストレージ容量が所定のしきい値以下に低下した時
    を検出し、それに応答して前記第1、第2、及び第3の
    プログラムコードを実行するよう前記コンピュータを動
    作させる第6の実行可能コードを含む、請求項22に記
    載のコンピュータプログラム。
  30. 【請求項30】前記コンピュータプログラムコードがU
    NIX系オペレーティングシステムの中で実行されるの
    に適しており、前記コンピュータプログラムコードがさ
    らに、前記サーバファイルシステムの中のディレクトリ
    ツリーを前記クライアントファイルシステムにマウント
    し、それによって前記クライアントファイルシステムと
    前記サーバファイルシステムとの間のアクセスを提供す
    るよう前記コンピュータを動作させる実行可能コードを
    含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  31. 【請求項31】前記1つまたはそれ以上のファイル各々
    の前記論理参照が前記サーバファイルシステムの中の対
    応するファイルへのシンボリックリンクである、請求項
    30に記載のコンピュータプログラム。
  32. 【請求項32】クライアントファイルシステムを有する
    クライアントストレージシステムのためのデータストレ
    ージを提供するよう動作するデータストレージ管理コン
    ピュータであって、 第1のファイルシステムを有するデータストレージシス
    テムと、 前記コンピュータを動作する際有効なコンピュータプロ
    グラムコードとを備え、 前記コンピュータプログラムコードが、 複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記クライアン
    トファイルシステムから前記第1のファイルシステムに
    コピーし、それによって前記第1のファイルシステムの
    中に複数の対応するファイルを作成するよう前記コンピ
    ュータを動作させる第1の実行可能コードと、 前記複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記クライ
    アントファイルシステムから削除し、それによって前記
    クライアントストレージシステムの中の前記複数の1つ
    またはそれ以上のファイルによって占有されるストレー
    ジ空間を回復するよう前記コンピュータを動作させる第
    2の実行可能コードと、 前記複数の1つまたはそれ以上のファイルに関連する論
    理参照を作成するよう前記コンピュータを動作させる第
    3の実行可能コードであって、前記論理参照が前記クラ
    イアントファイルシステムの中に配置され、前記複数の
    1つまたはそれ以上のファイルが、前記クライアントフ
    ァイルシステムから削除されたとしても、前記クライア
    ントファイルシステムを介して参照できるように、前記
    複数の対応するファイルへのアクセスを提供する第3の
    実行可能コードと、 前記第1のファイルに関連する前記論理参照を介して前
    記第1のファイルシステムの中の前記対応するファイル
    に対するサーバクセス要求を受信し前記サーバクセス要
    求を検出することによって、前記複数の1つまたはそれ
    以上のファイルの第1のファイルへのアクセス要求を検
    出するよう前記コンピュータを動作させる第4の実行可
    能コードと、 前記第1のファイルシステムの中の対応するファイルに
    アクセスするため前記コンピュータを操作することによ
    って、前記アクセス要求に応答するよう前記コンピュー
    タを動作させる第5の実行可能コードとを備えるデータ
    ストレージ管理コンピュータ。
  33. 【請求項33】前記第1の実行可能コードがさらに、前
    記対応するファイルの最終アクセス時間パラメータを前
    記複数の1つまたはそれ以上のファイルの最終アクセス
    時間パラメータに等しく設定するよう前記コンピュータ
    を動作させる、請求項32に記載のデータストレージ管
    理コンピュータ。
  34. 【請求項34】前記第5の実行可能コードが、前記ファ
    イルを前記第1のファイルシステムから前記クライアン
    トファイルシステムに戻してコピーすることによって前
    記対応するファイルにアクセスするよう前記コンピュー
    タを動作させる、請求項32に記載のデータストレージ
    管理コンピュータ。
  35. 【請求項35】前記第1の実行可能コードがさらに、前
    記クライアントストレージシステムの利用可能なストレ
    ージ容量が所定のしきい値以上に増大するのに十分なフ
    ァイルだけ、最古のアクセスファイルを前記第1のファ
    イルシステムにコピーするよう前記コンピュータを動作
    させる、請求項32に記載のデータストレージ管理コン
    ピュータ。
  36. 【請求項36】前記クライアントストレージシステムの
    利用可能なストレージ容量が所定のしきい値以下に低下
    した時を検出し、それに応答して前記第1、第2、及び
    第3のプログラムコードを実行するよう前記コンピュー
    タを動作させる第6の実行可能コードを含む、請求項3
    2に記載のデータストレージ管理コンピュータ。
  37. 【請求項37】前記コンピュータプログラムコードがU
    NIX系オペレーティングシステムの中で動作し、前記
    コンピュータプログラムコードが、前記第1のファイル
    システムの中のディレクトリツリーを前記クライアント
    ファイルシステムにマウントし、それによって前記クラ
    イアントファイルシステムと前記第1のファイルシステ
    ムとの間のアクセスを提供するよう前記コンピュータを
    動作させる実行可能コードを含む、請求項32に記載の
    データストレージ管理コンピュータ。
  38. 【請求項38】前記論理参照が、前記第1のファイルシ
    ステムの中の前記複数の対応するファイルへのシンボリ
    ックリンクである、請求項37に記載のデータストレー
    ジ管理コンピュータ。
  39. 【請求項39】第1のストレージシステムの中のクライ
    アントファイルシステムと第2のストレージシステムの
    中のサーバファイルシステムとの間のデータストレージ
    管理のためのコンピュータプログラム製品であって、
    コンピュータ上で実行されるのに適したコンピュータプ
    ログラムコードを内部に含んだ1つまたはそれ以上のコ
    ンピュータ可読媒体を備え、 前記コンピュータプログラムコードが、 第1の複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第2
    のストレージシステムから前記第1のストレージシステ
    ムにコピーするよう前記コンピュータを動作させる第1
    の実行可能コードであって、前記第1の複数のファイル
    が前記第1のストレージシステムから前にコピーされた
    ものであり、前記第1の複数のファイルの中のファイル
    の数が、前記第1のストレージシステムの中で消費され
    るストレージ空間の量が第1のしきい値以上に増大する
    ものである第1の実行可能コードと、 前記第1の複数のファイルを前記第2のストレージシス
    テムから削除するよう前記コンピュータを動作させる第
    2の実行可能コードと、 第2の複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第1
    のストレージシステムから前記第2のストレージシステ
    ムにコピーするよう前記コンピュータを動作させる第3
    の実行可能コードと、 前記第2の複数のファイルを前記第1のストレージシス
    テムから削除し、それによって前記ファイルによって占
    有される前記第1のストレージシステムの中のストレー
    ジ空間を回復するよう前記コンピュータを動作させる第
    4の実行可能コードであって、前記第2の複数のファイ
    ルの中のファイルの数が、前記第1のストレージ装置の
    中の利用可能なストレージ容量が第2のしきい値以上に
    増大するものである第4の実行可能コードと、 前記ファイルが、前記第1のストレージシステムから削
    除されたとしても、前記第1のストレージシステムを介
    して参照できるように、前記第2の複数のファイルを前
    記第2のストレージシステムの中の対応するファイルに
    関連付ける前記第1のストレージシステムの中の論理参
    照を作成するよう前記コンピュータを動作させる第5の
    実行可能コードとを備えるコンピュータプログラム。
  40. 【請求項40】前記コンピュータプログラムコードがU
    NIX系オペレーティングシステムの中で動作する、請
    求項39に記載のコンピュータプログラム。
  41. 【請求項41】前記1つまたはそれ以上のファイル各々
    の前記論理参照が前記サーバファイルシステムの中の対
    応するファイルへのシンボリックリンクである、請求項
    40に記載のコンピュータプログラム。
  42. 【請求項42】請求項39に記載のコンピュータプログ
    ラム製品を含みそれによって動作するデータストレージ
    管理コンピュータを備えるデータストレージ管理システ
    ム。
  43. 【請求項43】データストレージシステムであって、 クライアントサイトと、 サーバサイトと、 1つまたはそれ以上のファイルを前記クライアントサイ
    トからコピーして前記サーバサイト上に対応するファイ
    ルを作成する手段と、 前記クライアントサイトで前記1つまたはそれ以上のフ
    ァイルを削除する手段であって、その際前記クライアン
    トサイトの中の前記1つまたはそれ以上のファイルによ
    って消費されるストレージ空間が回復される手段と、 前記1つまたはそれ以上のファイル各々について前記ク
    ライアントサイトに論理参照を作成し、それによって前
    記1つまたはそれ以上のファイル各々を前記サーバサイ
    ト上の対応するファイルに関連付ける手段と、 前記1つまたはそれ以上のファイルの第1のファイルに
    対するアクセス要求を検出する手段と、 前記クライアントサイトから前記第1のファイルに関連
    する論理参照を削除する手段と、 前記第1のファイルを前記サーバサイトから前記クライ
    アントサイトにコピーする手段と、 前記サーバサイトの前記第1のファイルを削除する手段
    とを備えるデータストレージシステム。
  44. 【請求項44】前記クライアントサイトの中の利用可能
    なストレージ容量が所定のしきい値に達する十分なファ
    イルが前記サーバサイトにコピーされる、請求項43に
    記載のデータストレージシステム。
  45. 【請求項45】前記クライアントサイトから前記サーバ
    サイトにコピーすべき複数のファイルを識別する手段を
    含み、前記複数のファイルが、前記サーバサイトにコピ
    ーすべきでないと決定されたファイル以外であり、前記
    1つまたはそれ以上のファイルが前記複数のファイルか
    ら取られ前記複数のファイルの最古のアクセスファイル
    である、請求項43に記載のデータストレージシステ
    ム。
  46. 【請求項46】データストレージシステムであって、 第1のストレージシステムと、 第2のストレージシステムと、 第1の複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第2
    のストレージシステムから前記第1のストレージシステ
    ムにコピーする手段であって、前記第1の複数のファイ
    ルが前記第1のストレージシステムから前にコピーされ
    たものであり、前記第1の複数のファイルのファイルの
    数が、前記第1のストレージシステムの中で消費される
    ストレージ空間の量が第1のしきい値以上に増大するも
    のである手段と、 前記第1の複数のファイルを前記第2のストレージシス
    テムから削除する手段と、 第2の複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第1
    のストレージシステムから前記第2のストレージシステ
    ムにコピーする手段であって、前記第2の複数のファイ
    ルの中のファイルの数が前記第1のストレージ装置の中
    の利用可能なストレージ容量が第2のしきい値以上に増
    大するものである手段と、 前記第2の複数のファイルを前記第1のストレージシス
    テムから削除し、それによって前記ファイルによって占
    有される前記第1のストレージシステムの中のストレー
    ジ空間を回復する手段と、 前記ファイルが、前記第1のストレージシステムから削
    除されたとしても、前記第1のストレージシステムを介
    して参照できるように、前記第2の複数のファイルを前
    記第2のストレージシステムの中の対応するファイルに
    関連付ける前記第1のストレージシステムの中の論理参
    照を作成する手段とを備えるデータストレージシステ
    ム。
  47. 【請求項47】前記第1の複数の1つまたはそれ以上の
    ファイルが前記第2のストレージシステム上に格納され
    る1組のファイルからのファイルを備え、前記1組のフ
    ァイルが前記第1のストレージシステムから前にコピー
    されたものであり、前記第1の複数の1つまたはそれ以
    上のファイルが前記1組のファイルの中の最新のアクセ
    スファイルである、請求項46に記載のデータストレー
    ジシステム。
  48. 【請求項48】前記第2の複数の1つまたはそれ以上の
    ファイルが前記第1のストレージシステム上に格納され
    る1組のファイルからのファイルを備え、前記第2の複
    数の1つまたはそれ以上のファイルが前記1組のファイ
    ルの中の最古のアクセスファイルである、請求項46に
    記載のデータストレージシステム。
  49. 【請求項49】データストレージを提供する方法であっ
    て、 クライアントサイトでクライアントによって維持される
    コンピュータ上で実行されるのに適したコンピュータプ
    ログラムコードを内部に含んだ1つまたはそれ以上のコ
    ンピュータ可読媒体を前記クライアントサイトに提供す
    るステップであって、前記クライアントサイトがクライ
    アントサイトファイルシステムを含む第1のストレージ
    システムを有するステップと、 サーバファイルシステムを有するサーバサイトを提供す
    るステップと、 前記クライアントサイトによって消費されるストレージ
    空間に基づく金額に対して前記クライアントから支払い
    を要求するステップとを含み、 前記コンピュータプログラムコードが、 複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第1のスト
    レージシステムから前記サーバファイルシステムにコピ
    ーし、それによって前記サーバファイルシステムの中の
    複数の対応するファイルを作成するよう前記コンピュー
    タを動作させる第1の実行可能コードと、 前記1つまたはそれ以上のファイルを各々前記クライア
    ントファイルシステムから削除し、それによって前記1
    つまたはそれ以上のファイルによって占有される前記第
    1のストレージシステムの中にストレージ空間を回復す
    るよう前記コンピュータを動作させる第2の実行可能コ
    ードと、 前記クライアントファイルシステムから削除されたとし
    ても、前記クライアントファイルシステムを介してアク
    セスできるように、前記1つまたはそれ以上のファイル
    各々に論理参照を関連付けるよう前記コンピュータを動
    作させる第3の実行可能コードと、 前記1つまたはそれ以上のファイルへのアクセス要求を
    検出するよう前記コンピュータを動作させる第4の実行
    可能コードと、 前記第1のファイルを前記サーバファイルシステムから
    前記クライアントファイルシステムにコピーし、前記第
    1のファイルを前記サーバファイルシステムから削除
    し、前記第1のファイルに関連する前記論理参照を除去
    するため前記コンピュータを操作することによって、前
    記アクセス要求の検出に応答するよう前記コンピュータ
    を動作させる第5の実行可能コードとを含む方法。
  50. 【請求項50】支払いを要求する前記ステップがある期
    間中前記クライアントサイトによって消費されるストレ
    ージ空間の平均量に基づくものである、請求項49に記
    載の方法。
  51. 【請求項51】支払いを要求する前記ステップがある期
    間中前記クライアントサイトによって消費されるストレ
    ージ空間の最大量に基づくものである、請求項49に記
    載の方法。
  52. 【請求項52】前記第1の実行可能コードがさらに、前
    記第1のストレージシステムの利用可能なストレージ容
    量が所定のしきい値以上になるのに十分なファイルだ
    け、最古のアクセスファイルを前記サーバファイルシス
    テムにコピーするよう前記コンピュータを動作させる、
    請求項49に記載の方法。
  53. 【請求項53】利用可能なストレージ容量が所定のしき
    い値以下に低下した時を検出し、それに応答して前記第
    1、第2、及び第3のプログラムコードを実行するよう
    前記コンピュータを動作させる第6の実行可能コードを
    含む、請求項49に記載の方法。
  54. 【請求項54】第1のストレージシステム上にクライア
    ントファイルシステムを有するクライアントサイトのた
    めのデータストレージサービスを提供する方法であっ
    て、 サーバファイルシステムを有するサーバサイトを提供す
    るステップと、 前記クライアントサイトのためのデータストレージを提
    供するステップと、 前記クライアントサイトによって消費されるストレージ
    空間に基づいて前記クライアントサイトから支払いを要
    求するステップとを含み、 データストレージを提供する前記ステップが、 複数の1つまたはそれ以上のファイルを前記第1のスト
    レージシステムから前記サーバファイルシステムにコピ
    ーし、それによって前記サーバファイルシステムの中に
    複数の対応するファイルを作成するステップと、 前記1つまたはそれ以上のファイル各々を前記クライア
    ントファイルシステムから削除し、それによって前記1
    つまたはそれ以上のファイルによって占有される前記第
    1のストレージシステムの中のストレージ空間を回復す
    るステップであって、前記1つまたはそれ以上のファイ
    ルが、前記クライアントファイルシステムから削除され
    たとしても、前記1つまたはそれ以上のファイルが前記
    クライアントファイルシステムを介して参照できるよう
    に、前記サーバファイルシステムの中の前記対応するフ
    ァイルに関連する前記1つまたはそれ以上のファイルに
    ついて論理参照を作成し、前記論理参照が前記クライア
    ントファイルシステムの中に配置されることを含むステ
    ップと、 前記1つまたはそれ以上のファイルの第1のファイルへ
    のアクセス要求を検出するステップと、 前記アクセス要求の検出に応答して、前記第1のファイ
    ルを前記サーバファイルシステムから前記クライアント
    ファイルシステムにコピーし、前記第1のファイルを前
    記サーバファイルシステムから削除し、前記第1のファ
    イルに関連する前記論理参照を除去するステップとを含
    む方法。
  55. 【請求項55】支払いを要求する前記ステップがある期
    間中前記クライアントサイトによって消費されるストレ
    ージ空間の平均量に基づくものである、請求項54に記
    載の方法。
  56. 【請求項56】支払いを要求する前記ステップがある期
    間中前記クライアントサイトによって消費されるストレ
    ージ空間の最大量に基づくものである、請求項54に記
    載の方法。
  57. 【請求項57】前記第1のファイルのアクセス要求を検
    出する前記ステップが、前記第1のファイルに関連する
    前記論理参照を介して前記サーバファイルシステムの中
    の前記対応するファイルへのサーバクセス要求を行い、
    前記サーバクセス要求を検出するステップを含む、請求
    項54に記載の方法。
  58. 【請求項58】前記サーバファイルシステムがUNIX
    系オペレーティングシステムである、請求項57に記載
    の方法。
  59. 【請求項59】前記1つまたはそれ以上のファイル各々
    の前記論理参照が、前記クライアントファイルシステム
    上の前記サーバファイルシステムの中の対応するファイ
    ルへのシンボリックリンクである、請求項58に記載の
    方法。
  60. 【請求項60】前記第1のストレージシステムの利用可
    能なストレージ容量が所定のしきい値以上になるのに十
    分なファイルだけ、最古のアクセスファイルを前記サー
    バファイルシステムにコピーするステップを含む、請求
    項54に記載の方法。
  61. 【請求項61】前記第1のストレージシステムの中の利
    用可能なストレージ容量が所定のしきい値以下に低下し
    た時を検出し、それに応答して複数の1つまたはそれ以
    上のファイルをコピーし、前記1つまたはそれ以上のフ
    ァイル各々を削除し、論理参照を関連付けるステップを
    含む、請求項54に記載の方法。
  62. 【請求項62】第2のファイルシステムと第3のファイ
    ルシステムとを使用する第1のファイルシステムのスト
    レージ空間管理の方法であって、 第1のファイルを前記第3のファイルシステムからコピ
    ーして前記第2のファイルシステム上に複製された第1
    のファイルを生成するステップであって、前記第1のフ
    ァイルが1つまたはそれ以上の第1の元ファイルであ
    り、前記第1の元ファイルが現在前記第3のファイルシ
    ステム上に格納されているが元々前記第1のファイルシ
    ステム上に格納されており、前記第1のファイルが前記
    第1の元ファイルの最新のアクセスファイルであるステ
    ップと、 前記第1のファイルを前記第3のファイルシステムから
    削除するステップと、 第2のファイルを前記第2のファイルシステムからコピ
    ーして前記第1のファイルシステム上に複製された第2
    のファイルを生成するステップであって、前記第2のフ
    ァイルが1つまたはそれ以上の第2の元ファイルであ
    り、前記第2の元ファイルが現在第2のファイルシステ
    ム上に格納されているが元々前記第1のファイルシステ
    ム上に格納されており、前記第2のファイルが前記第2
    の元ファイルの最新のアクセスファイルであるステップ
    と、 前記第2のファイルを前記第2のファイルシステムから
    削除するステップと、 第3のファイルを前記第1のファイルシステムからコピ
    ーして前記第2のファイルシステム上に複製された第3
    のファイルを生成するステップであって、前記第3のフ
    ァイルが前記第1のファイルシステム上の1つまたはそ
    れ以上の最古のアクセスファイルであるステップと、 前記第3のファイルを前記第1のファイルシステムから
    削除し、その代わりに前記第2のファイルシステム上の
    前記複製された第3のファイルへの論理参照を作成する
    ステップと、 第4のファイルを前記第2のファイルシステムからコピ
    ーして前記第3のファイルシステム上に複製された第4
    のファイルを生成するステップであって、前記第4のフ
    ァイルが1つまたはそれ以上の第3の元ファイルであ
    り、前記第3の元ファイルが現在第2のファイルシステ
    ム上に格納されているが元々前記第1のファイルシステ
    ム上に格納されており、前記第4のファイルが前記第3
    の元ファイルの最古のアクセスファイルであるステップ
    と、 前記第4のファイルを前記第2のファイルシステムから
    削除し、その代わりに前記第3のファイルシステム上の
    前記複製された第4のファイルへの論理参照を作成する
    ステップとを含む方法。
  63. 【請求項63】各複製されたファイルの最終アクセス時
    間値を前記コピー操作の前に対応するファイルの最終ア
    クセス時間値に等しく設定するステップを含む、請求項
    62に記載の方法。
  64. 【請求項64】前記ファイルシステムがUNIX型ファ
    イルシステムであり前記論理参照がシンボリックリンク
    である、請求項62に記載の方法。
  65. 【請求項65】前記第1のファイルシステムが第1のデ
    ィレクトリツリーを含み、前記第2のファイルシステム
    が第2のディレクトリツリーを含み、前記第3のファイ
    ルシステムが第3のディレクトリツリーを含み、前記方
    法がさらに前記第2のディレクトリツリーを前記第1の
    ファイルシステム上にマウントし、前記第3のディレク
    トリツリーを前記第2のファイルシステム上にマウント
    し、前記第1、第2、及び第3のディレクトリツリーを
    制御コンピュータの中にマウントするステップとを含
    み、前記制御コンピュータが上記で列挙されたコピーお
    よび削除ステップによって動作するよう構成される、請
    求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】請求項62に記載の方法によって動作す
    るようプログラムされたデータストレージ管理コンピュ
    ータシステム。
  67. 【請求項67】第2のファイルシステムと第3のファイ
    ルシステムとを使用する第1のファイルシステムのスト
    レージ空間管理のためのコンピュータプログラムであっ
    て、 コンピュータ上で実行されるのに適したコンピュータプ
    ログラムを含む1つまたはそれ以上のコンピュータ可読
    媒体を備え、 前記コンピュータプログラムが、 第1のファイルを前記第3のファイルシステムからコピ
    ーして前記第2のファイルシステム上に複製された第1
    のファイルを生成するよう前記コンピュータを動作させ
    る第1の実行可能プログラムコードであって、前記第1
    のファイルが1つまたはそれ以上の第1の元ファイルで
    あり、前記第1の元ファイルが現在第3のファイルシス
    テム上に格納されているが元々前記第1のファイルシス
    テム上に格納されており、前記第1のファイルが前記第
    1の元ファイルの最新のアクセスファイルである第1の
    実行可能プログラムコードと、 前記第1のファイルを前記第3のファイルシステムから
    削除するよう前記コンピュータを動作させる第2の実行
    可能プログラムコードと、 第2のファイルを前記第2のファイルシステムからコピ
    ーして前記第1のファイルシステム上に複製された第2
    のファイルを生成するよう前記コンピュータを動作させ
    る第3の実行可能プログラムコードであって、前記第2
    のファイルが1つまたはそれ以上の第2の元ファイルで
    あり、前記第2の元ファイルが現在前記第2のファイル
    システム上に格納されているが元々前記第1のファイル
    システム上に格納されており、前記第2のファイルが前
    記第2の元ファイルの最新のアクセスファイルである第
    3の実行可能プログラムコードと、 前記第2のファイルを前記第2のファイルシステムから
    削除するよう前記コンピュータを動作させる第4の実行
    可能プログラムコードと、 第3のファイルを前記第1のファイルシステムからコピ
    ーして前記第2のファイルシステム上に複製された第3
    のファイルを生成するよう前記コンピュータを動作させ
    る第5の実行可能プログラムコードと、 前記第3のファイルを前記第1のファイルシステムから
    削除し、その代わりに前記第2のファイルシステム上の
    前記複製された第3のファイルへの論理参照を作成する
    よう前記コンピュータを動作させる第6の実行可能プロ
    グラムコードと、 第4のファイルを前記第2のファイルシステムからコピ
    ーして前記第3のファイルシステム上に複製された第4
    のファイルを生成するよう前記コンピュータを動作させ
    る第7の実行可能プログラムコードであって、前記第4
    のファイルが1つまたはそれ以上の第3の元ファイルで
    あり、前記第3の元ファイルが現在前記第2のファイル
    システム上に格納されているが元々前記第1のファイル
    システム上に格納されており、前記第4のファイルが前
    記第3の元ファイルの最古のアクセスファイルである第
    7の実行可能プログラムコードと、 前記第4のファイルを前記第2のファイルシステムから
    削除し、その代わりに前記第3のファイルシステム上に
    前記複製された第4のファイルへの論理参照を作成する
    よう前記コンピュータを動作させる第8の実行可能プロ
    グラムコードとを備えるコンピュータプログラム。
  68. 【請求項68】前記コンピュータプログラムコードがU
    NIX型オペレーティングシステムの元で実行されるの
    に適している、請求項67に記載のコンピュータプログ
    ラム。
  69. 【請求項69】複数のデータストレージシステム間のデ
    ータ格納の方法であって、 前記データストレージシステムの1つを第1の選択シス
    テムとして指定するステップと、 前記第1の選択システム以外の前記データストレージシ
    ステム上に格納された第1のファイルを前記第1の選択
    システムに移動させるステップであって、前記第1のフ
    ァイルを前記第1の選択システムにコピーしてコピーさ
    れた第1のファイルを作成し、前記第1のファイルを削
    除することを含むステップと、 前記第1の選択システムの利用可能なストレージ容量が
    第1の所定のしきい値以下に低下するまで第1のファイ
    ルを移動させる前記ステップを継続するステップと、 前記データストレージシステムの1つを第2の選択シス
    テムとして指定するステップと、 前記第2の選択システム上に格納された第2のファイル
    を前記他のデータストレージシステムに移動させるステ
    ップであって、前記第2のファイルを各々他のデータス
    トレージシステムの1つにコピーし、それによってコピ
    ーされた第2のファイルを作成し、前記第2のファイル
    を前記第2の選択ファイルから削除し、前記削除された
    第2のファイルの代わりに前記コピーされた第2のファ
    イルへの対応する論理参照を作成することを含むステッ
    プと、 前記第2の選択システムのストレージ利用の割合が第2
    の所定のしきい値以下に低下するまで第2のファイルを
    移動させるステップを継続するステップとを含む方法。
  70. 【請求項70】前記第1のファイルが元々前記第1の選
    択システム上に格納されており、その後他のデータスト
    レージシステムに移動され、第1のファイルを移動する
    前記ステップがさらに前記第1のファイルに対応する論
    理参照を削除するステップを含む、請求項69に記載の
    方法。
  71. 【請求項71】前記データストレージシステムが各々U
    NIX系ファイルシステムを備え、前記論理参照がシン
    ボリックリンクである、請求項69に記載の方法。
  72. 【請求項72】前記ファイルシステム各々の一部を第1
    のファイルシステムにマウントするステップを含む、請
    求項71に記載の方法。
  73. 【請求項73】前記第1のファイルシステムが前記デー
    タストレージシステムの1つに配置される、請求項72
    に記載の方法。
  74. 【請求項74】前記第1のファイルシステムが前記複数
    のデータストレージシステム以外のデータストレージシ
    ステムの中に配置される、請求項72に記載の方法。
  75. 【請求項75】前記第1の選択システムが前記データス
    トレージシステム間で最高利用可能ストレージ容量を有
    する、請求項69に記載の方法。
  76. 【請求項76】前記第2の選択システムが前記データス
    トレージシステム間でストレージ利用の最高割合を有す
    る、請求項69に記載の方法。
  77. 【請求項77】複数のデータストレージシステム間のデ
    ータストレージ管理のためのコンピュータプログラムで
    あって、 コンピュータシステム上で実行されるのに適したコンピ
    ュータプログラムコードを含む1つまたはそれ以上のコ
    ンピュータプログラムストレージ媒体を備え、 前記コンピュータプログラムコードが、 前記データストレージシステムの1つを第1の選択シス
    テムとして指定するよう前記コンピュータを動作させる
    第1のプログラムコードと、 前記第1の選択システム以外の前記データストレージシ
    ステム上に格納された第1のファイルを前記第1の選択
    システムに移動させるよう前記コンピュータを動作させ
    る第2のプログラムコードであって、前記第1のファイ
    ルを前記第1の選択システムにコピーして、コピーされ
    た第1のファイルを作成し前記第1のファイルを削除す
    ることを含み、前記第1のファイルの数が前記第1の選
    択システムの中の利用可能なストレージ容量を第1の所
    定のしきい値以下に低下させるのに十分である第2のプ
    ログラムコードと、 前記データストレージシステムの1つを第2の選択シス
    テムとして指定するよう前記コンピュータを動作させる
    第3のプログラムコードと、 前記第2の選択システム上に格納された第2のファイル
    を他のデータストレージシステムに移動させるよう前記
    コンピュータを動作させる第4のプログラムコードであ
    って、前記第2のファイルを各々他のデータストレージ
    システムの1つにコピーし、それによってコピーされた
    第2のファイルを作成し、前記第2のファイルを前記第
    2の選択システムから削除し、前記削除された第2のフ
    ァイルの代わりに前記コピーされた第2のファイルへの
    対応する論理参照を作成することを含み、前記第2の選
    択システムから削除された第2のファイルの数がストレ
    ージ利用の割合を第2の所定のしきい値以下に低下させ
    るのに十分である第4のプログラムコードとを備えるコ
    ンピュータプログラム。
  78. 【請求項78】前記第1のファイルが元々前記第1の選
    択システム上に格納されており、その後他のデータスト
    レージシステムに移動され、第1のファイルを移動する
    前記ステップがさらに前記第1のファイルに対応する論
    理参照を削除するステップを含む、請求項77に記載の
    コンピュータプログラム。
  79. 【請求項79】前記コンピュータプログラムコードがU
    NIX系オペレーティングシステムで実行されるのに適
    した、請求項77に記載のコンピュータプログラム。
  80. 【請求項80】前記データストレージシステムが各々U
    NIX系ファイルシステムを備え、前記論理参照がシン
    ボリックリンクである、請求項79に記載のコンピュー
    タプログラム。
  81. 【請求項81】前記第1の選択システムが最高利用可能
    ストレージ容量を有する、請求項77に記載のコンピュ
    ータプログラム。
  82. 【請求項82】前記第2の選択システムがストレージ利
    用の最高割合を有する、請求項77に記載のコンピュー
    タプログラム。
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