JP2003162512A - リアルタイム情報に応じたイベントに基づく予定のスケジューリング - Google Patents

リアルタイム情報に応じたイベントに基づく予定のスケジューリング

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JP2003162512A
JP2003162512A JP2002260330A JP2002260330A JP2003162512A JP 2003162512 A JP2003162512 A JP 2003162512A JP 2002260330 A JP2002260330 A JP 2002260330A JP 2002260330 A JP2002260330 A JP 2002260330A JP 2003162512 A JP2003162512 A JP 2003162512A
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    • G06Q10/00Administration; Management
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】場所や事象に基づく予定を組める電子スケジュ
ーラを提供する。 【解決手段】イヘ゛ントに基づく予定をリアルタイムに補強する方
法は予定に関連する予定テ゛ータを検索するステッフ゜を含む。
予定テ゛ータはイヘ゛ントトリカ゛及び該イヘ゛ントトリカ゛に依存する1以上
のイヘ゛ントアクションを含む。本方法はイヘ゛ントトリカ゛に基づくイヘ゛ント
関連情報を取得するステッフ゜をさらに含み、イヘ゛ント関連情報
によりイヘ゛ントトリカ゛を満たすか否かを判定する。イヘ゛ント関連
情報がイヘ゛ントトリカ゛を満たすか否かを判定するステッフ゜及びイヘ
゛ントトリカ゛を満たすと1以上のイヘ゛ントアクションを実行するステッフ゜
をさらに含む。本電子スケシ゛ューラは記憶装置及び該記憶装
置に接続されたモシ゛ュールを含む。記憶装置はイヘ゛ント情報お
よびイヘ゛ントに対応するテ゛ータを記憶し、テ゛ータはイヘ゛ントトリカ゛及
び該イヘ゛ントトリカ゛に依存する1以上のイヘ゛ントアクションを含む。モシ
゛ュールはイヘ゛ントトリカ゛に基づくイヘ゛ント関連情報を取得してイヘ゛ン
トトリカ゛を満たすか否かを判定し、イヘ゛ントトリカ゛を満たすと1
以上のイヘ゛ントアクションを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、概して予約及び予
定管理システムの分野に関し、具体的には予約情報及び
予定情報を動的に補強するためにリアルタイム情報を利
用することに関する。 【0002】 【従来の技術】パーソナル・ディジタル・アシスタント
(PDA)等の電子手帳は、今日の社会において一般化
してきている。PDAは基本的に携帯型コンピュータで
あり、通常特殊な機能を持つハンドヘルドのコンピュー
タである。人々はこの電子手帳を利用してスケジュール
情報、やることリスト(To Do List)、アド
レス帳および電話帳などを記憶し、保持している。 【0003】多くの電子手帳が備えるアプリケーション
の1つとして、スケジューラアプリケーションまたは予
約管理アプリケーション(例えば電子日程表)が挙げら
れる。このスケジューラアプリケーションを用いると、
ユーザは時間に基づいて日々のスケジュールを記憶及び
維持することができる。スケジューラアプリケーション
は、スケジュールされた予定をユーザに合図または警告
する。例えば、ある人が、次の月曜日の3時に予定され
たスタッフミーティングについてエントリを作成したと
する。するとそのスケジューラは、予定されたスタッフ
ミーティングの例えば1時間前などにその人に合図する
場合がある。一般的な電子手帳は、合図音として短いア
ラーム音(ビープ音等)を鳴らし、その後もその人物が
合図音を切るまで定期的に合図音を鳴らす。 【0004】従来の電子手帳の欠点は、ユーザの作成す
るスケジュールエントリが時間に基づくものに限られて
いる点にある。これに対して、ますます多くの活動が、
場所やイベント(事象)に基づき、または、関連するよ
うになってきている。従来の電子手帳は、例えば「次に
ボブに会う時」あるいは「次に食品店に買い物に行く
時」などのイベントに基づいてエントリを作成する機能
を持たない。そのため、現在のところ、従来の電子スケ
ジューラでは、その人が次にどこへ行くのか、または、
いつイベントが発生するのか等について知らせてもらう
ことができない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】多くの従来の電子手帳
のもう1つの欠点は、ユーザが通知機能を切るまでその
通知をし続けるという点である。例えば、ある人がスケ
ジュールされたスタッフミーティングに出席していたと
しても、電子手帳はその通知のトリガを引き続ける。そ
のため、従来の電子手帳のユーザは、ミーティングの途
中であってもそのスタッフミーティングの通知を停止さ
せなければならないという不便さがある。あるいは、電
子手帳のトリガ機能自体を停止させてしまうこともでき
る。しかし、これによりユーザがスケジュールされたイ
ベントを忘れてしまう可能性があり、電子手帳からも通
知されなくなるので、望ましい方法ではない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、イベントに基
づく予定をスケジュールする機能にリアルタイム情報を
取り入れた装置及びこれに対応する方法を提供する。イ
ベントに基づく予定は、時刻/日付パラメタを含む場合
も含まない場合もある。例えば、イベントに基づく予定
は、予定通知トリガとして時刻を用いることもできるし
(例えば2時の予約等)、あるいは時刻/日付以外の何
か他の「イベント」を用いることもできる(例えば次に
雪質がよい日にスキーに行く等)。本装置は、1以上の
このようなイベントに基づく予定情報を維持するための
構成要素およびプログラムロジックを含む。 【0007】本装置は、リアルタイム情報及びデータを
獲得及び/又は取得し、これらのリアルタイム情報及び
データに応じて1以上のイベントに基づく予定を補強す
るための構成要素及びプログラムロジックをさらに含
む。リアルタイム情報には、例えば地理的位置、距離位
置(例えば他の装置に近い場所等)、交通状況、天候状
態、時間等の情報が含まれる。このように本装置は、取
得したリアルタイム情報やイベントを用いてイベントに
基づく予定を補強する。 【0008】本明細書では、本発明を要約する目的で特
定の実施態様、利点及び本発明の新規の特徴について説
明する。しかしながら、これらすべての利点が必ずしも
本発明の特定の一実施形態に従って得られるのではない
ことは理解すべきである。本発明は、本明細書の教示に
従って1つの利点を得るような方法で実施または実行す
ることもできるし、1グループの利点を最大限活用する
ように実施または実行することもでき、本明細書で教示
または示唆するその他の利点を必ずしも得る必要はな
い。 【0009】一実施形態として、電子スケジューラのイ
ベントに基づく予定をリアルタイムに補強する方法は、
イベントトリガと該イベントトリガに依存する1以上の
イベントアクションとを有する予定データを検索するス
テップと、前記イベントトリガに基づくイベント関連情
報であって前記イベントトリガが満たされたか否かを判
定することが可能なイベント関連情報を取得するステッ
プと、取得した前記イベント関連情報が前記イベントト
リガを満しているか否かを判定するステップと、前記イ
ベント関連情報が前記イベントトリガを満足しているこ
との判定に応じて1以上のイベントアクションを実施す
るステップとを含む。 【0010】他の実施形態として、一名以上のミーティ
ング参加者に通知を送る方法は、携帯型電子スケジュー
ラのユーザから提供され、ミーティング時刻、ミーティ
ング場所および1以上のミーティング参加者を含む、ス
ケジュールされたミーティングに関連するミーティング
データを検索するステップと、ユーザの携帯型電子スケ
ジューラの位置に基づいてユーザの現在の地理的位置を
判定するステップと、現在の地理的位置がミーティング
位置と一致するか否かを判定するステップと、現在時刻
が実質的にミーティング時間であるか否かを判定するス
テップと、現在の地理的位置がミーティング位置と一致
しないこと、または、現在時刻が実質的にミーティング
時間ではないことの判定に応じてユーザの移動パラメタ
を判定するステップと、ユーザの現在の地理的位置およ
びユーザの移動パラメタに基づいてミーティング場所へ
の推定到着時刻を判定するステップと、前記推定到着時
刻がミーティング時間を過ぎているか否かを判定するス
テップと、前記推定到着時刻がミーティング時間を過ぎ
ていることの判定に応じて、1以上のミーティング参加
者に通知するステップとを含む。 【0011】更に他の実施形態として、ユーザが携帯す
るのに適した携帯型電子スケジューラは、記憶装置と、
その記憶装置に接続されたモジュールとを含む。前記記
憶装置は、イベント情報およびイベントに対応するデー
タを記憶するように構成され、前記データにはイベント
トリガおよび該イベントトリガに依存する1以上のイベ
ントアクションが含まれる。前記モジュールは、前記イ
ベントトリガに基づくイベント関連情報を取得して前記
イベントトリガが満たされたか否かを判定するように動
作し、前記イベントトリガが満たされたことの判定に応
じて1以上のイベントアクションの実行を開始するよう
に動作する。 【0012】さらに他の実施形態としては、コンピュー
タ命令が格納されたコンピュータ読み取り可能媒体であ
って、該コンピュータ命令が携帯型電子スケジューラに
よって実行されると、該携帯型電子スケジューラが、イ
ベントトリガおよび該イベントトリガに依存するイベン
トアクションを有し予定に関連する予定データを検索
し、前記イベントトリガに基づくイベント関連情報であ
って前記イベントトリガが満たされたか否かを判定する
ことが可能なイベント関連情報を取得し、取得した前記
イベント関連情報が前記イベントトリガを満たしている
か否かを判定し、前記イベント関連情報が前記イベント
トリガを満たしていることの判定に応じて前記イベント
トリガに依存したイベントアクションを実行するように
構成されたコンピュータ読み取り可能媒体である。 【0013】また、本発明のこれらの実施形態およびそ
の他の実施形態は、添付の図面を参照して以下の説明を
読むことにより当業者には容易に理解できるであろう。
ただし、本発明は、開示する特定の実施形態に制限され
るものではない。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態による電子スケ
ジューラは、イベントに基づく予定及びスケジュールを
維持する機能をユーザに提供する。これらの予定及びス
ケジュールには、時刻/日付の構成要素即ちパラメタが
含まれる場合も含まれない場合もある。本電子スケジュ
ーラは、予定の維持および管理を提供し、予定通知トリ
ガとして時刻/日付以外の何らかの他の「イベント」を
用いることができる電子スケジューラである(時刻/日
付を予定通知トリガの一構成要素にすることもできるが
必須ではない)。本電子スケジューラは、例えば位置、
天候、交通およびその他の情報など、特定のイベントに
基づく予定に依存して獲得または取得されたデータや情
報を用いて予定(時間ベースのイベントその他)を補強
する。 【0015】一実施形態において、本電子スケジューラ
は、ユーザが時間に基づかない活動をスケジュールする
ことができる。本電子手帳は、ユーザがイベントに基づ
くエントリ(イベントに基づく予定)を作成することが
でき、1以上の特定のイベントが予定即ちスケジュール
の活動トリガとして作用する。本電子スケジューラは、
スケジュールされたイベントに基づくデータ及び情報を
取得し、取得した情報を用いてそのイベントに基づく予
定を補強する。例えば、ユーザは、「次にボブと会った
ら忘れずにビデオを返してもらう」というようなイベン
ト通知エントリをスケジュールすることができる。する
と電子スケジューラは、距離情報または位置情報を用い
て、次に「ボブ」が近くにきたときそのことをユーザに
知らせる。例えばボブは、ユーザの電子スケジューラが
検出および識別することのできる電子スケジューラ即ち
他の携帯型電子装置を持っている場合がある。この場
合、ユーザの電子スケジューラは、いつボブが近くにい
るか、具体的にはいつボブの電子スケジューラが近くに
あるかを判定することができる。従って、本電子スケジ
ューラは望ましい機能をそのユーザに提供する。 【0016】他の実施形態をあげると、ユーザは「次に
雪質がよい日にスキーに行きたい」というようなイベン
ト通知エントリをスケジュールしておくことができる。
ユーザは、興味のある1以上のスキーリゾートをさらに
入力することができる。あるいは、本電子スケジューラ
により、距離や人気、アクセスの容易性など、1以上の
要因に基づいて1以上のスキーリゾートを判定すること
もできる。すると電子スケジューラは1以上のスキーリ
ゾートからスキー情報を得ることにより、雪の状態が良
好であることをユーザに知らせることができる。例えば
電子スケジューラは、ワイヤレス通信技術(例えばWA
P携帯電話技術)を用いて1以上のスキーリゾートから
積雪情報を得ることができる。 【0017】更に他の実施形態として、ユーザはゴルフ
コースでティータイムをスケジュールし、その日のティ
ータイムに雨が降った場合はスケジュールしたティータ
イムをキャンセルするように電子スケジューラに登録し
ておくことができる。このイベントは、天候状態により
トリガされるイベントである。電子スケジューラは、必
要なイベント情報(例えばティータイムをスケジュール
した日の天候状態など)を取得し、取得した情報に基づ
いて、スケジュールされたイベントに基づく予定を必要
に応じて変更し又は補強することができる。例えば、テ
ィータイムをスケジュールした日が雨の場合、ユーザ
は、電子スケジューラにスケジュールしたティータイム
(イベントに基づく予定)を自動的にキャンセルさせる
ことができる。電子スケジューラは、無線技術や移動電
話技術を用いることにより必要なイベント情報を取得
し、予定補強機能を提供することができる。 【0018】他の実施形態において、電子スケジューラ
は、イベントに基づく予定補強機能を提供する際に、リ
アルタイムの物理的位置又は地理的位置の情報を取り込
むことができる。例えば、電子スケジューラは、地理的
位置及び時間情報を用いることにより、ユーザがスケジ
ュールされた活動場所(約束や会議)にいることや、ス
ケジュールされた活動時間が実質的に近づいていること
を判定することができ、これに従って電子スケジューラ
の通知機能をオフにすることができる。 【0019】他の実施形態として、電子スケジューラ
は、移動方向、時刻および交通情報など、地理的情報お
よびその他のデータを用いることにより、ユーザが目的
地まで到着するのに十分だと思われる特定の計算された
時刻に、ユーザがスケジュールした活動を通知すること
ができる。電子スケジューラは、ユーザがスケジュール
した活動に遅れそうであることを判定した場合、ユーザ
に警告を発し、さらに、そのユーザが遅れるであろうこ
とをその活動に関係する他者(例えばその活動に関係す
る人または物)に対して自動的に通知することもでき
る。本明細書において、「活動」、「予定」および「ミ
ーティング」という用語は、相互に交換可能な用語とし
て使用する。電子スケジューラが行う警告には、さらに
推定到着時刻が含まれてもよい。 【0020】図1は、本発明の一実施形態による電子ス
ケジューラ100の構成要素を示している。図示のよう
に、電子スケジューラ100には、リアルタイムデータ
取得構成要素102、スケジューラモジュール104、
イベントハンドラモジュール106、通信モジュール1
08、ETAモジュール110、接続先データベース1
12、位置データベース114、および、スケジュール
データベース116が含まれる。リアルタイムデータ取
得構成要素102、モジュール104、106、108
および110と、データベース112、114および1
16とは、接続されている。本明細書で用いる場合、
「接続」、「結合」又はその変更形態である用語は、2
以上の要素間における直接的又は間接的な何らかの接続
や結合を意味し、これらの要素間の結合や接続は、物理
的、論理的、又はその組み合わせのうちのいずれであっ
てもよい。 【0021】図示した構成要素及びモジュールは相互に
通信し、他の構成要素は、例えばプロセス間通信、プロ
ージャ及びファンクションコール、アプリケーションプ
ログラムインターフェース及びその他の様々なプログラ
ムインターフェース等の機構を通じて電子スケジューラ
100を構成する。さらに、これらの構成要素、モジュ
ール及びデータベースが備える機能は、もっと少数の構
成要素、モジュール又はデータベースに統合すること
も、追加の構成要素、モジュール、又はデータベースへ
分割することも可能である。実施形態によっては、モジ
ュール、構成要素及びデータベースによって提供される
1以上の機能がオプションであり、電子スケジューラ1
00には実装されない、即ち存在しない場合もある。 【0022】一実施形態において、電子スケジューラ1
00は、例えばパーソナルディジタルアシスタント(P
DA)とリアルタイムデータ取得構成要素などの携帯型
演算装置の組み合わせである。電子スケジューラ100
は、携帯型及び可搬式の装置であり、ユーザが持ち運べ
るサイズである。電子スケジューラ100は、他の構成
要素に加え、プロセッサ及びメモリを有する。メモリ
は、プロセッサ上で実行することのできる1以上のアプ
リケーションプログラムと、それらの1以上のプログラ
ムによって処理することのできるデータとを記憶する。
例えば、電子スケジューラ100は、ユーザがアドレ
ス、電話番号、予定、スケジュール、および、やること
リストを維持することのできるようなアプリケーション
プログラムを提供する。電子スケジューラ100は、キ
ーボード、マイク及び/又はペン又はスタイラスなどの
データ入力装置と、ディスプレイスクリーン及び/又は
スピーカーなどのデータ出力装置とをさらに含む。電子
スケジューラ100には、電子スケジューラ100をパ
ーソナルコンピュータなどの計算装置に接続し、予定及
びスケジュールデータを受信できるようにするための同
期手段をさらに含まれる場合がある。 【0023】一実施形態において、リアルタイムデータ
取得構成要素102は、電子スケジューラ100に保持
された予定スケジュールを補強するために用いるデータ
や情報を取得する為のプログラムロジック及び構成要素
を含んでいる。リアルタイムデータ取得構成要素102
は予定またはイベント関連情報を取得し、これらの情報
はイベントに基づく予定スケジュール機能を補強するの
に用いられる。例えば、リアルタイムデータ取得構成要
素102は、イベントに基づく予定スケジュールを補強
するため、地理的位置、距離的位置、気象情報及び/又
は天候状態、交通状況、飛行機の時刻表、スポーツ情
報、金融情報など、その他のデータおよび情報を取得す
るためのプログラムロジックを含むことができる。リア
ルタイムデータ取得構成要素102は、予定スケジュー
ルを補強するのに必要なデータ及び情報を得る際に遠隔
装置(ウェブサイトなど)と通信するプログラムロジッ
クを含むこともできる。 【0024】一実施形態において、リアルタイムデータ
取得構成要素102は、電子スケジューラ100の相対
位置または地理的位置を判定するためのプログラムロジ
ック及び構成要素を含む。ユーザは通常、電子スケジュ
ーラ100を所持しているので、電子スケジューラ10
0の地理的位置はそのユーザの地理的位置とほぼ同じで
ある。例えば、リアルタイムデータ取得構成要素102
は、グローバルポジショニングシステム(GPS)受信
器とこれに対応するソフトウエアとを含むことができ
る。GPSは人工衛星からの信号を用いてGPS受信器
の地球表面上の位置を特定するナビゲーションシステム
である。GPS受信器は、3次元位置情報、速度情報及
び時間情報を提供する無線位置信号を複数の衛星から受
信する。GPS受信器は、受信した信号を用いてその位
置を判定する。 【0025】他の実施形態において、リアルタイムデー
タ取得構成要素102は、距離的または相対的な位置を
判定するためのプログラムロジックを含んでいる。例え
ば、リアルタイムデータ取得構成要素102は、ブルー
トゥース(Bluetooth)仕様に適合した通信能力を提供
する構成要素及びプログラムロジックを含む。当業者に
は明らかなように、ブルートゥース技術仕様は、ブルー
トゥース仕様に適合した電子装置間における通信を容易
にするための協調動作のガイドラインを提供するもので
ある。ブルートゥースは、電子スケジューラ100等の
様々な装置間を接続するための短距離のワイヤレス(例
えば無線の)ネットワーキングプロトコルを規定してい
る。さらに、ブルートゥース仕様は、限られた距離を介
したブルートゥース適合装置間の通信を容易にするパワ
ーレベルを規定している。ブルートゥース適合装置は、
自動的にその範囲内の他のブルートゥース適合装置とネ
ットワークを確立する。従って、ブルートゥース適合装
置間で通信を行うためには、お互いが近くに存在してい
る必要がある。 【0026】リアルタイムデータ取得構成要素102
は、ブルートゥース規格に適合する受信器および送信器
を含む場合がある。受信器は、電子スケジューラ100
を識別する要求に対し、特定のチャネルを聴取するよう
に機能する。送信器は、他のブルートゥース適合装置に
対し、その識別情報を送信することの要求を周期的に送
信することができる。また、送信器は、受信器が電子ス
ケジューラ100を識別するための要求を受信したこと
に応じて、識別情報を送信することもできる。従って、
リアルタイムデータ取得構成要素102は、他の電子ス
ケジューラ100を識別することができると共に、電子
スケジューラ100の範囲内または近辺に入ってくるブ
ルートゥースに適合する送信器および受信器に接続され
た他の電子装置も識別することができる。 【0027】さらに他の実施形態において、リアルタイ
ムデータ取得構成要素102は、GPS及びブルートゥ
ース仕様に適合した構成要素及びプログラムロジックを
含む場合がある。GPS構成要素が物理的位置や地理的
位置を識別し、ブルートゥース構成要素がブルートゥー
ス伝送範囲にある他のブルートゥース適合装置を識別す
る。さらに他の実施形態において、リアルタイムデータ
取得構成要素102は、その他の地理的ポジショニング
システム規格、または、その他の無線通信技術に適合す
る構成要素およびプログラムロジックを含む場合があ
り、例えば、将来的なポジショニングシステムおよびナ
ビゲーションシステム、携帯電話技術などに適合する構
成要素およびプログラムロジックを含む場合がある。 【0028】スケジューラモジュール104には、通
常、電子スケジューラ100上で動作するスケジュール
アプリケーションをユーザに提供する働きがある。スケ
ジューラモジュール104は、ユーザがスケジュールを
保持するために使用することができるアプリケーション
を提供するためのプログラムロジックを含む。例えば、
スケジューラモジュール104は、ユーザが1以上の予
定についてデータを入力することができるインターフェ
ースを提供する。スケジューラモジュール104は、入
力データを受信し、電子スケジューラ100に接続され
た1以上の記憶装置に保存する。その後スケジューラモ
ジュール104は、データを処理して、ユーザがスケジ
ュールした予定についてユーザへの通知を作成したり、
ユーザがスケジュールした予定を補強したりすることが
できる。さらに、スケジューラモジュール104は、先
に入力したスケジュールデータを変更する能力をユーザ
に提供する。 【0029】イベントハンドラモジュール106には、
通常、本明細書で開示する方法によりリアルタイム情報
を電子スケジューラ100にスケジュールされたスケジ
ュールデータへ取り入れる働きがある。イベントハンド
ラモジュール106は、リアルタイムデータ取得構成要
素102からリアルタイム情報(例えば地理的位置情
報、距離的位置情報、金融情報、天候情報など)を受信
し、スケジューラモジュール104の動作および機能を
変更または補足するためのプログラムロジックを含む。
イベントハンドラモジュール106は、スケジュール機
能を補強するために必要となるイベント関連情報を前記
スケジュールデータから判定することができる。イベン
トハンドラモジュール106は、リアルタイムデータ取
得構成要素102を利用してイベント関連情報の一部又
は全てを獲得または取得することができる。 【0030】一例をあげると、イベントハンドラモジュ
ール106は、電子スケジューラ100に記憶されたス
ケジュールデータから、ユーザが3時に予定があること
を判定することができる。イベントハンドラモジュール
106は、スケジュールされた予定時刻より前の時間か
ら開始して、ユーザの地理的位置を判定するための要求
をリアルタイムデータ取得構成要素102へ周期的に発
行する。この開始時刻は、所定時刻(例えばスケジュー
ル時間の1時間前など)にすることもできるし、可変時
刻として現在時刻、ユーザの物理的位置(即ち場所)、
スケジュールされた予定の場所、天候および移動条件な
どから計算することもできる。このように、イベントハ
ンドラモジュール106は、地理的位置情報を用いてス
ケジューラモジュール104の動作を拡張及び補足する
ことができる。 【0031】例えば、イベントハンドラモジュール10
6は、ユーザがすでにスケジュールした目的地に居るこ
とや、スケジュールした予定時刻またはその時刻付近に
あることを判定することができ、状況に応じて電子スケ
ジューラ100の提供するアラームまたは通知機能を切
っておくことができる。あるいは、イベントハンドラモ
ジュール106は、現在の地理的位置情報と、現在時
刻、現在の天候、交通状況、移動速度及び移動方向など
を含むその他のデータとを用いて、ユーザがスケジュー
ルした予定に遅れる可能性があることを予測することも
できる。イベントハンドラモジュール106は、ETA
モジュール110を用いてユーザの目的地への推定到着
時刻を計算し、ユーザがその予定に遅れるであろうこと
を目的地(例えば他のミーティング参加者や約束した人
達)に連絡する必要があるか否かについて尋ねることが
できる。 【0032】他の実施形態として、イベントハンドラモ
ジュール106は、電子スケジューラ100に記憶され
たスケジュールデータを用いて、そのユーザにイベント
に基づく予定があることを判定することができる。イベ
ントに基づく予定とは、例えば次にユーザが食品雑貨店
に行ったとき、接続された表示装置上にショッピングリ
ストを表示すること等である。イベントハンドラモジュ
ール106は、ユーザの地理的位置を判定するための要
求をリアルタイムデータ取得構成要素102へ周期的に
発行することができる。イベントハンドラモジュール1
06は、この地理的位置情報を用いて、ユーザがイベン
トに基づく予定で指定された食品雑貨店またはその近く
に居るか否かを判定することができる。ユーザが指定さ
れた食品雑貨店またはその近くに居た場合、イベントハ
ンドラモジュール106は、ショッピングリストまたは
そのイベントに関連するその他のデータや情報を表示す
ることができる。 【0033】通信モジュール108は通常、電子スケジ
ューラ100と1以上の他の電子装置との間を接続する
働きがあり、前記他の電子装置には1以上の他の電子ス
ケジューラ100、ウェブサイト、通信装置などが含ま
れる。一実施形態において、通信モジュール108は、
無線通信を容易に行うためのものである。通信モジュー
ル108は、無線接続を確立し、該無線接続を介して1
以上の他の装置と無線通信を行うための構成要素および
プログラムロジックを含む。通信モジュール108は、
前記無線接続を介してデータ及び情報を伝達(例えば電
子メール、ファイル転送、音声通信など)するためのプ
ログラムロジックをさらに含む 【0034】通信モジュール108は、電話網や携帯電
話網などを介して電話機、ファクシミリ、コンピュータ
および他の電子スケジューラ100などの装置まで無線
接続を確立するための構成要素及びプログラムロジック
を含んでいる。通信モジュール108は、この無線接続
を介して遠隔装置へメッセージを送信することができ
る。例えば、通信モジュール108は、ユーザ(例えば
電子スケジューラ100のユーザなど)がスケジュール
したミーティングに遅れることを示す通知を1以上のミ
ーティング参加者に知らせるための要求を、イベントハ
ンドラモジュール106から受信し、処理することがで
きる。通信モジュール108は、1以上のミーティング
参加者がそれぞれに所持する1以上の電子スケジューラ
100と接続を確立し、そのユーザが遅れることを警告
するメッセージを1以上のミーティング参加者に送信す
ることができる。このメッセージは、例えば録音した音
声メッセージでもよいし、電子メールやテキストメッセ
ージでもよい。 【0035】他の実施形態として、通信モジュール10
8は、ミーティング場所にある電話機やファクシミリと
の接続を確立し、そのユーザが遅れる旨のメッセージ
(例えば音声、データ、電子的手段等による)を送信す
ることもできる。通信モジュール108は、1以上の他
の電子スケジューラ100を含む1以上の他の電子装置
から要求された無線通信またはネットワーク通信を確立
するための構成要素及びプログラムロジックをさらに含
む。 【0036】ETAモジュール110は通常、ユーザが
特定の目的地に到着する推定到着時刻を計算または判定
する働きがある。ETAモジュール110は、例えばユ
ーザの現在位置、移動速度、移動方向、現在の天候状
態、現在の交通状況などの要因即ちパラメタを用いて特
定の目的地への到着予定時刻を計算することを容易にす
る。一実施形態において、ETAモジュール110は、
リアルタイムデータ取得構成要素102からそのユーザ
の1以上の移動パラメタを検索するためのプログラムロ
ジックを含む。ETAモジュール110は、ユーザの現
在の地理的位置からスケジュールした目的地までの推定
移動時間を計算する際の要素となり得る1以上の他の移
動パラメタを判定するためのプログラムロジックをさら
に含み、ミーティング場所への推定到着時刻の計算を行
う。 【0037】接続先データベース112は通常、友人、
知人、その他の人々、地理的位置、通信装置などのユー
ザの1以上の接続先に関するデータ及び情報を記憶する
働きがある。一実施形態において、接続先データベース
112は、1以上の識別可能な接続名とそれらのそれぞ
れの接続先情報との関連付けを容易にする。電子スケジ
ューラ100のユーザは、この接続名を指定する。これ
により、電子スケジューラ100のユーザは、予定の場
所およびその予定の何らかの「目的」(例えば約束をし
た人など)を、識別可能な名称を用いて容易に指定する
ことができる。接続先情報によって、電子スケジューラ
100のユーザはその接続先と通信を行い、例えばその
ユーザが予定したミーティングに遅れることを接続先に
通知することができるようになる。 【0038】一実施形態において、接続先データベース
112は、接続先情報を接続先テーブル200に保持す
ることができる。図2は、一実施形態による接続先テー
ブル200を例示している。図示のように、接続先テー
ブル200は1以上の接続先レコード202を含む。例
として、接続先レコード202には、名称204、装置
ID206および接続番号208からなる3つのフィー
ルドを示した。当業者には明らかであるが、このレコー
ドおよび本明細書で説明するその他のレコードについて
は、任意数のフィールドをさらにサブフィールドへ分割
することもできるし、1以上のフィールドを省略するこ
ともできるし、さらにフィールドを追加することもでき
る。また、これらのフィールドは、他のフィールドやレ
コードへのポインタとして実施することもできる。さら
に、レコード内の1以上のフィールドは、オプションと
して扱い、データを保持していなくてもよい。 【0039】名称フィールド204には、例えば電子ス
ケジューラ100のユーザが入力する接続先の名称など
を記録する。装置IDフィールド206には、対応する
名称フィールド204で指定された接続先を識別するの
に好ましい装置IDを記録する。一実施形態において、
装置IDフィールド206はオプションであり、このフ
ィールドを設ける場合、名称フィールド204に指定さ
れた接続先が通常所持する携帯型装置に関するIDを記
録する。例えば、ユーザが自分の電子スケジューラ10
0に登録された名前を用いてあるユーザを指定したい場
合、そのユーザには名称として「ジョー」が指定される
こと場合がある。さらに、「ジョー」は、自分でもリア
ルタイムデータ取得構成要素102を有する電子スケジ
ューラ100を所有している場合がある。ユーザは、ジ
ョーの電子スケジューラ100から送信された識別コー
ド又は識別番号を指定することができる。この識別番号
は、ジョーを識別するために用いることができ、具体的
にはジョーの電子スケジューラを識別するために用いる
ことができるものであり、装置IDフィールド206に
記憶される。 【0040】あるいは、ユーザはその電子スケジューラ
100を接続先の携帯型装置(例えば電子スケジューラ
100など)の近くまたは接続先の携帯型装置に近接し
て置くことができる。ユーザは、自分の電子スケジュー
ラ100のボタンを押し、接続先の携帯型装置から識別
コードを読み出させることができる。電子スケジューラ
100は、その携帯型装置について新たな接続先レコー
ド202を作成し、その識別コードを装置IDフィール
ド206に記憶する。電子スケジューラ100は、新し
く読み出しおよび記憶を行ったIDコードに関してユー
ザが名称を指定するためのインタフェースを表示するこ
とができる。電子スケジューラ100は、ユーザが提供
した名称を接続先レコード202の接続先の携帯型装置
に対応する名称フィールド204に記憶することができ
る。 【0041】接続番号フィールド208には、これに対
応する名称フィールド204で指定された人物又は場所
に接続するために使用することができる情報及びデータ
を記憶する。一実施形態において、電子スケジューラ1
00、特に電子スケジューラ100の通信モジュール1
08は、接続番号フィールド208に記憶されたこれら
のデータ及び情報を用いて、対応する名称フィールド2
04に記憶された接続先との通信を確立する。接続番号
フィールド208には、電話番号、電子メールアドレ
ス、URL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)、フ
ァックス番号等の情報が含まれる場合がある。 【0042】例えば、ジョーの電子スケジューラ100
が携帯電話通信機能を持っている場合、従って対応する
電話番号を持っている場合がある。この場合、ユーザ
は、ジョーの電子スケジューラ100の電話番号をジョ
ーの接続情報として指定することができ、その電話番号
を接続番号フィールド208に記憶しておくことができ
る。あるいは、ジョーが携帯電話を持っている場合があ
る。この場合、ユーザは、ジョーの携帯電話番号をジョ
ーの接続情報として指定し、携帯電話番号を接続番号フ
ィールド208に記憶しておくことができる。接続番号
フィールド208に記憶する接続先情報としては、ジョ
ーのファックス番号、オフィスの電話番号、自宅の電話
番号、電子メールアドレス、または、ジョーに関連する
電子装置との通信を確立するのに適したその他の接続情
報などを用いることができる。 【0043】他の例として、ユーザがそのオフィスの建
物内にある特定の会議室を指定するために、例えば「役
員会議室」という名称を指定することができる。その会
議室には電話があるかもしれない。ユーザは、その会議
室にある電話の電話番号を役員会議室の接続情報として
指定し、これを接続先レコード202内の役員会議室に
関連する接続番号フィールド208に記憶しておくこと
ができる。接続先レコード202内の役員会議室に関連
する装置IDフィールド206には、データや情報が何
も記憶されない場合がある。 【0044】他の実施形態として、接続先レコード20
2は、1以上の装置IDフィールド206と、1以上の
接続番号フィールド208とを含む場合がある。これに
より、単一の接続先を複数の装置識別情報及び接続先情
報に関連付けることができる。例えば、ジョーが更にブ
ルートゥース規格に適合した携帯電話を持っていたとす
る。この場合、一方の装置IDフィールド206がジョ
ーの電子スケジューラ100に関連する識別コードを保
持し、他方の装置IDフィールド206がジョーの携帯
電話に関連する識別コードを保持することができる。こ
のように、ジョーの電子スケジューラ100または携帯
電話によって、ジョーを識別することができる。 【0045】位置データベース114は通常、地理的位
置に関するデータ及び情報を記憶する働きがある。一実
施形態において、位置データベース114は、1以上の
識別可能な位置の名称と、それらそれぞれの地理的位置
との関連付けを容易にする。電子スケジューラ100の
ユーザは、位置名を指定することができる。これによ
り、ユーザは分かりやすい識別可能な名称で地理的位置
を参照することができる。例えば、ユーザは、予定を実
施する場所の名称を指定することにより予定をたてるこ
とができる。さらに、電子スケジューラ100は、例え
ばリアルタイムデータ取得構成要素102が生成した地
理的位置の座標をユーザが指定した位置名に関連付ける
ことができる。 【0046】一実施形態において、位置データベース1
14は、位置名と地理的位置座標との関連を位置テーブ
ル300内に保持することができる。図3は、本発明の
一実施形態による位置テーブル300を例示している。
図示のように、位置テーブル300は、1以上の位置レ
コード302を含む。一例として、位置レコード302
の各々には、位置名フィールド304、x−y座標フィ
ールド306およびアドレスフィールド308からなる
3つのフィールドを示している。位置名フィールド30
4には、地理的位置の名称を記録する。x−y座標フィ
ールド306には、リアルタイムデータ取得構成要素1
02が位置名フィールド304に書かれた物理的位置ま
たは地理的位置を識別するために使用する地理的位置座
標を記録する。アドレスフィールド308には、位置名
フィールド304に書かれた地理的位置のアドレスを記
録する。 【0047】例えば、ユーザが自分のオフィス等の地理
的位置へと進んだとする。所望の位置において、ユーザ
は、例えば自分の電子スケジューラ100のボタンを押
すことによって、現在のユーザの地理的位置と名称とを
関連付けることができる。ボタンを押すことにより、現
在のユーザの地理的位置を識別するx−y座標をリアル
タイムデータ取得構成要素に判定させることができる。
電子スケジューラ100は、ユーザが名称を指定し、こ
れを現在の地理的位置に関連付けるためのインターフェ
ースを表示することができる。そして、位置レコード3
02を作成し、ユーザが指定した位置名と地理的位置識
別情報との関連を記録する(例えば、位置名フィールド
304にはユーザが指定した名称を記録し、x−y座表
フィールド306にはリアルタイムデータ取得構成要素
102が地理的位置を識別するために使用する地理的位
置座標情報を記録する等)。 【0048】他の実施形態において、リアルタイムデー
タ取得構成要素102は、リアルタイムデータ取得構成
要素102がストリート・アドレスにより地理的位置を
識別できるようなプログラムロジック及びデータを含む
場合がある。この実施形態において、アドレスフィール
ド308には、リアルタイムデータ取得構成要素102
が地理的位置を識別するために使用するストリート・ア
ドレスが保持される。 【0049】位置名と地理的位置とを関連付けることに
より、ユーザは識別可能な位置名を用いてスケジュール
のエントリを作成することができるようになる。例え
ば、ユーザは、自分に近い空港を識別するために「最寄
りの空港」を指定することができる。次に、ユーザは
「特定の日の午後3時に最寄りの空港に行く」というス
ケジュールエントリを自分の電子スケジューラ100に
作成することができる。すると電子スケジューラ100
は、位置テーブル300を用いて「最寄りの空港」をこ
れに対応する地理的位置座標またはストリート・アドレ
スに変換し、リアルタイムデータ取得構成要素102を
用いてユーザが予定時刻または予定時刻前に所定の目的
地(例えば「最寄りの空港」)へ行くことができるか否
かを判定することができる 【0050】スケジュールデータベース116は通常、
ユーザのイベントに基づく予定又はスケジュールに関す
るデータ及び情報を記憶する働きがある。例えば、ユー
ザは、特定の日時に自分の弁護士と弁護士事務所で会う
等の予定を入力することができる。この予定に関するデ
ータ及び情報(例えば日時や位置等)は、スケジュール
データベース116に記録される。 【0051】一実施形態において、電子スケジューラ1
00は、イベント(例えば、位置、1人以上の他者との
会合、天候状態、交通状態、市場の状況等)に基づくス
ケジュールまたは予定を入力することができる。例え
ば、ユーザは、あるイベントに基づく通知を自分の電子
スケジューラ100にスケジュールすることができる。
その後、ユーザの電子スケジューラ100は、指定され
たイベントが発生したか否かを判定し、指定されたイベ
ントが発生した場合、そのイベントに関連する通知を生
成する。スケジュールデータベース116には、ユーザ
のイベントに基づくスケジュールに関するデータ及び情
報を記憶する働きがある。 【0052】スケジュールデータベース116には、イ
ベントとイベントに基づく予定表400内の通知との関
係を保持することができる。図4は、本発明の一実施形
態によるイベントに基づく予定表400を例示してい
る。図示のように、イベントに基づく予定表400は1
以上のイベントに基づく予定レコード402を含む。例
として、イベントに基づく予定レコード402の各々に
は、イベントフィールド404、固定位置フィールド4
06、イベントトリガフィールド408およびイベント
アクションフィールド410からなる4つのフィールド
を例示している。 【0053】イベントフィールド404には、ユーザが
指定したイベント又はイベントに基づく予定を記録す
る。固定位置フィールド406には、関連するイベント
が「固定」位置であるか「可変」位置であるかを識別す
るためのフラグを立てることができる。イベントトリガ
フィールド408には、1以上のトリガ、即ち、関連す
るイベントアクションを引き起こす1以上のイベントを
記録する。イベントアクションフィールド410には、
イベントトリガフィールド408内の1以上のトリガ、
即ち、1以上のイベントによって生じる1以上のイベン
トアクションを記録する。イベントトリガフィールド4
08及びイベントアクションフィールド410の内容
は、イベントフィールド404の内容により異なる。例
えば、1以上のイベントトリガ(即ちイベントトリガフ
ィールド408の内容)および1以上の関連イベントア
クション(即ちイベントアクションフィールド410の
内容)は、関連イベントに基づく予定(即ちイベントフ
ィールド404の内容)に依存する、または基づく。さ
らに、固定位置フィールド406には、関連イベントト
リガが固定であるか可変であるかを指定することができ
る。 【0054】例えば、固定位置フィールド406は、そ
のイベントを識別するのにリアルタイムデータ取得構成
要素102の地理的探索機能を使用するか、リアルタイ
ムデータ取得構成要素102の距離に基づく探索機能を
使用するかを判定するために用いることができる。一実
施形態において、ユーザの電子スケジューラ100が距
離に基づく探索機能を備えていない場合、電子スケジュ
ーラ100のユーザは、固定の地理的位置で発生するイ
ベントについてイベントに基づく予定をスケジュールす
ることしかできない。あるいは、ユーザの電子スケジュ
ーラ100が地理的探索機能を備えていない場合、電子
スケジューラ100のユーザは、非固定の可変位置(距
離)で発生するイベントについてイベントに基づく予定
をスケジュールすることしかできず、これは距離適合型
伝送などによる識別に適している。 【0055】一実施形態において、電子スケジューラ1
00は、必要なイベント関連情報を判定してイベントト
リガフィールド408の内容を収集または取得すること
ができる。例えば、電子スケジューラ100のユーザ
は、「次の粉雪の日にスキーに行きたい」などのイベン
トに基づく予定または通知をスケジュールすることがで
きる。この予定または通知は、イベントフィールド40
4に記憶即ち格納しておくことができる。そして、イベ
ントトリガフィールド408には「良好な積雪状態」を
イベントトリガとして記憶しておくことができる。電子
スケジューラ100は、1箇所以上のスキーリゾートの
積雪情報を定期的に取得およびチェックし、報告された
積雪状態をもとにして、対応する又は依存するイベント
アクションフィールド410に指定された動作をする。
例えば、イベントアクションフィールド410には、ス
キーに行くべき旨を示す視覚的または可聴的な通知を電
子スケジューラ100がユーザに示すことを指定するこ
とができる。この例では、固定位置フィールド406
に、電子スケジューラ100が積雪情報を得るための情
報源(例えば遠隔のコンピュータ等)を指定することが
できる。 【0056】他の例として、電子スケジューラ100の
ユーザは、「特定の日の10時にXYZゴルフ場でティ
ータイム」というようなイベントに基づく予定をスケジ
ュールすることができる。そして、イベントトリガフィ
ールド408には、「雨」「雪」「荒れ模様の天気」な
どをイベントトリガとして記録しておくことができる。
すると電子スケジューラ100は、ティータイムをスケ
ジュールした日の天候状態を周期的に取得及びチェック
し、報告された天候状態をもとにして、対応するイベン
トアクションフィールド410に指定された行動をとる
か否かを判定することができる。例えば、イベントアク
ションフィールド410には、電子スケジューラ100
がユーザのスケジュールしたティータイムをキャンセル
することを指定することができる。 【0057】さらに他の実施形態として、電子スケジュ
ーラ100のユーザは、「会社Xの株価が10ドルにな
るときを知りたい」というようなイベントに基づく予定
又は通知をスケジュールすることもできる。イベントト
リガフィールド408には、「会社Xの株価が10ドル
であること」をイベントトリガとして記憶することがで
きる。すると電子スケジューラ100は、例えば株価を
提供するように構成された遠隔コンピュータへの無線接
続などを介して会社Xの株式価格を定期的に取得及びチ
ェックし、報告された株格をもとにして対応するイベン
トアクションフィールド410に指定された行動をとる
ことができる。例えば、イベントアクションフィールド
410には、電子スケジューラ100が視覚的及び/又
は可聴的な通知をユーザに示すことを指定することがで
きる。 【0058】一実施形態において、電子スケジューラ1
00のユーザは、イベントトリガフィールド408に記
憶された内容を提供または入力することができる。他の
実施形態において、電子スケジューラ100は、イベン
トトリガフィールド408の内容を関連するイベントフ
ィールド404の内容から判定することができる。例え
ば、「次の良好な粉雪の日にスキーに行く」というイベ
ントに基づく予定または通知の場合、電子スケジューラ
100は、そのイベントトリガが「良好な粉雪の状態」
であることを判定することができる。その後、電子スケ
ジューラ100は、このイベントトリガを適当なイベン
トトリガフィールド408に記憶することができる。他
の実施形態において、電子スケジューラ100は、ユー
ザがイベントトリガを提供しない場合、イベントトリガ
フィールド408の内容を取り出すことができる。必要
があれば、電子スケジューラ100は、1以上のイベン
トトリガを提供することをユーザに要求する。 【0059】図5は、一実施形態に従って、イベントに
基づく予定を入力するためのユーザインターフェース5
02を例示している。電子スケジューラ100は、電子
スケジューラ100に接続された表示装置上にユーザイ
ンターフェース502を表示することができる。ユーザ
インタフェース502は、ユーザがイベントを指定する
テキストフィールド、イベントトリガを指定するテキス
トフィールド、イベントが固定の目的地であるか否かを
指定するテキストフィールド、および、依存する1以上
のイベントアクションを指定するテキストフィールドを
備える。イベントに基づく予定によっては、1以上のテ
キストエントリフィールドをオプションにすることもで
きる。1以上のイベントアクションに関連する1以上の
イベントまたはイベントトリガが存在する場合もある。 【0060】例えば、ユーザは「次にボブに会った時
に、自分のカメラを返すことをボブに思い出してもら
う」というイベントに基づく予定を、自分の電子スケジ
ューラ100に入力しておくことができる。このイベン
トに基づく予定を格納するためには、ユーザは、「ボ
ブ」や「ボブに会う時」をイベントテキストエントリフ
ィールドに指定し、「自分のカメラを返すことをボブに
思い出させる」というイベントアクションをイベントア
クションテキストエントリフィールドに指定することが
できる。この実施形態の場合、イベントトリガがイベン
トと実質的に同じであり、ユーザがイベントトリガを入
力する必要はなく、電子スケジューラ100はイベント
テキストエントリフィールドの内容からイベントトリガ
を判定することができる。この例では、イベントトリガ
テキストエントリフィールドがオプションであり、ユー
ザが何も入力しない場合、電子スケジューラ100はイ
ベントトリガの情報をイベントテキストエントリフィー
ルドの内容から取り出すことができる。他の実施形態ま
たは事例においては、ユーザが1以上のイベントトリガ
をイベントトリガテキストエントリフィールドに入力し
なければならない場合もあり得る。単一イベントトリガ
であるか複数のイベントトリガであるかによって、複数
のイベントアクションが存在する場合もある。ボブは移
動するので(例えば1箇所に固定されてはいない)、ユ
ーザは、ボブが固定位置であることを固定位置テキスト
エントリフィールドに指定しない。 【0061】次に、ユーザの電子スケジューラ100が
容易にボブを識別できることを仮定する。例えば、ボブ
が自分の電子スケジューラ100またはボブを識別し得
る他の識別可能な携帯型電子装置を持っている場合があ
げられる。さらに、ユーザがユーザの電子スケジューラ
100に接続先としてボブのエントリを作成し、ボブを
電子スケジューラ100またはその他の識別可能な電子
装置に関連付ける接続先レコード202が存在するもの
と仮定する。ユーザの電子スケジューラ100がその近
くでボブの存在を検出した場合(例えばボブの電子スケ
ジューラ100又はボブの識別可能な携帯型電子装置を
検出した場合)、電子スケジューラは対応するイベント
アクションをとることができる(例えば「カメラを返す
ことをボブに思い出させる」等の通知を接続された表示
装置上に表示する等)。ボブの存在の検出は、依存する
イベントアクションをとる前に満たさなければならない
イベントまたはイベントトリガである。 【0062】電子スケジューラ100は、ユーザが入力
したイベントに基づく予定の各々について、イベントに
基づく予定レコード402を作成する。ユーザインター
フェース502を通じて供給されるデータは、イベント
に基づく予定を格納するために作成されたイベントに基
づく予定レコード402に記憶することができる。例え
ば、イベントテキストエントリフィールドのデータはイ
ベントフィールド404のデータに対応し、固定位置テ
キストエントリフィールドのデータは、固定位置フィー
ルド406のデータに対応し、イベントトリガテキスト
エントリフィールドのデータはイベントトリガフィール
ド408のデータに対応し、イベントアクションテキス
トエントリフィールドのデータはイベントアクションフ
ィールド410のデータに対応する。 【0063】他の実施形態として、ユーザはイベントに
基づく予定として、次に特定のショッピングモールを訪
れた際に自分の電子スケジューラ100に「やることリ
スト」(To−Do List)を表示するように入力
しておくことができる。ショッピングモールの名前は、
ユーザインターフェース502のイベントテキストエン
トリフィールドに入力し、イベントフィールド404中
に記憶しておくことができる。一実施形態において、電
子スケジューラ100は、イベントテキストエントリフ
ィールドからイベントトリガ(例えば、イベントトリガ
テキストエントリフィールドの内容)を判定することが
できる。他の実施形態において、ユーザはイベントトリ
ガ(例えばショッピングモール名)を指定することもで
きる。これは、ユーザがショッピングモールの名称とシ
ョッピングモールの位置とを事前に関連付けたことを仮
定している(例えばショッピングモールについて位置レ
コード302が存在する場合等)。表示すべき「やるこ
とリスト」は、ユーザインターフェース502のイベン
トアクションテキストエントリフィールドに入力するこ
とができる。さらに、ショッピングモールは固定位置に
あるので(移動しない)、ユーザは、このイベントが固
定位置のものであることをユーザインターフェース50
2の固定位置テキストエントリフィールドに指定するこ
とができる。ユーザの電子スケジューラ100は、ユー
ザが指定されたショッピングモールにいることを検出す
ると、接続された表示装置上に「やることリスト」を表
示することができる。 【0064】あるいは、ユーザは、ファイルネームを指
定することにより、ユーザインターフェース502内の
イベントアクションテキストエントリフィールドにその
内容を表示することができる。このファイルネームは、
関連イベントが発生したときに(例えばイベントトリガ
が満たされたときに)表示されるテキスト通知を保持す
るテキストファイルの参照名である。他の実施形態にお
いて、このファイルネームは、録音された音声メッセー
ジを保持する音声ファイルの参照名である場合もある。
例えば、電子スケジューラ100は、ユーザがメッセー
ジを録音できるようにするための録音機能を提供する場
合がある。電子スケジューラ100は、ユーザのメッセ
ージを音声ファイルに格納することができる。その後、
ユーザは、適当な録音されたメッセージを保持する音声
ファイルの参照名(例えばファイル名)をユーザインタ
フェース502内のイベントアクションテキストエント
リに指定することができる。すると電子スケジューラ1
00は、関連イベントが発生したときに、指定されたの
音声メッセージを再生することができる。 【0065】他の実施形態において、ユーザは、関連イ
ベントが発生したときに自分の電子スケジューラ100
が実施するべきアクションを指定しておくことができ
る。例えば、電子スケジューラ100は1以上のアプリ
ケーションプログラムをサポートする場合があり、この
ようなプログラムの中には電子メールプログラム等も含
まれる。従って、ユーザは、特定のイベントが発生した
ときに1以上のアプリケーションプログラムを電子スケ
ジューラ100に実行させることができる。イベントの
トリガはイベントトリガテキストエントリフィールドに
指定することができ、アプリケーションプログラムはユ
ーザインターフェース502内のイベントアクションテ
キストエントリフィールドに指定することができる。例
えば、ユーザは、関連イベントが発生したときに電子ス
ケジューラ100に電子メールメッセージを送信させる
ような、イベントに基づく予定をスケジュールすること
ができる。 【0066】一実施形態においては、電子スケジューラ
100は、ユーザがスケジュール情報を入力することが
できる音声インターフェースを有することもできる。例
えば、ユーザは、スケジュールされた予定及びその予定
の詳細を電子スケジューラ100に付属のマイクに吹き
込むことができる。電子スケジューラ100は、その音
声入力を適当に翻訳して必要なレコードを作成すること
によりユーザがスケジュールした予定を保持するような
プログラムロジックを含む場合がある。他の実施形態に
おいて、電子スケジューラ100は、遠隔装置に接続す
るための通信ポート又はインターフェースを有する場合
がある。接続されると、電子スケジューラ100はその
遠隔装置からスケジュール情報を受信できるようにな
る。例えば電子スケジューラ100は、パソコンに記憶
されたスケジュール情報に接続し、これに同期させるこ
とができる。 【0067】図6は、リアルタイム情報を用いてイベン
トに基づく予定スケジュールを補強するための方法60
0を例示するフロー図である。この方法は開始ステップ
から開始され、ステップ602において、電子スケジュ
ーラ100は処理すべきイベントに基づく予定があるか
否かを判定する。一実施形態において、電子スケジュー
ラ100は、電子スケジューラ100を最初に電源投入
したとき、または、ユーザがイベントに基づく予定を入
力した直後において、イベントに基づく予定をチェック
することができる。他の実施形態においては、電子スケ
ジューラ100は、処理すべきイベントに基づく予定が
あるか否かについて、例えば1時間毎などに定期的にチ
ェックすることができる。処理すべきイベントに基づく
予定がある場合、電子スケジューラ100は、例えば3
0分毎などに定期的にイベントに基づく予定の処理を実
行することができる。 【0068】ステップ602において、電子スケジュー
ラ100は、イベントに基づく予定が無いことを判定し
た場合、処理を終了する。あるいは、電子スケジューラ
100が1以上の処理すべきイベントに基づく予定があ
ると判定した場合には、ステップ604においてイベン
トハンドラモジュール106が処理すべきイベントに基
づく予定を検索する。イベントハンドラモジュール10
6は、例えばスケジュールデータベース116などから
イベントに基づく予定に関連するデータ及び情報を検索
する。イベントハンドラモジュール106は、検索した
データの中からそのイベントに基づく予定に関連するイ
ベントトリガを判定する。ステップ606において、イ
ベントハンドラモジュール106は、そのイベントトリ
ガから取得する必要のある情報(例えばイベント関連情
報)を判定し、そのイベントトリガが満たされているか
否かを判定するのに必要な情報を取得する。取得する情
報の例をあげると、地理的位置、近接位置、天候状態、
市場状況、経済状況、交通状況、旅行情報、及び、イベ
ントに基づく予定又はイベントトリガを指定する際に用
いることが望ましいその他の情報などが含まれるが、こ
れらに限られない。イベントハンドラ106は、リアル
タイムデータ取得構成要素102を用いてイベントトリ
ガが満たされているか否かを判定するのに必要な情報を
取得する。 【0069】ステップ608において、イベントハンド
ラモジュール106は、イベントに基づく予定に対応す
るイベントトリガが満たされているか否かを判定する。
イベントハンドラモジュール106は、イベントトリガ
が満たされていないことを判定した場合、ステップ61
2においてその通常機能を実行する。この場合、イベン
トハンドラモジュー106はイベントに基づく予定に関
連するイベントアクションを実行しない。通常機能の実
行が終わると、イベントハンドラモジュール106はス
テップ602に戻り、例えばその他のイベントに基づく
予定の処理を続ける。逆に、イベントハンドラモジュー
ル106は、イベントトリガが満たされていることを判
定(ステップ608)した場合、ステップ610におい
てそのイベントに基づく予定に関連するイベントアクシ
ョンを実行する。例えば、イベントアクションが、対応
するイベントに基づく予定レコード402内のイベント
アクションフィールド410に指定されている場合があ
げられる。イベントハンドラモジュール106は、イベ
ントに基づく予定が処理され終わったことを示すための
フラグを設定することができる。通知が送信され終わる
と、電子スケジューラ100はステップ602に戻り、
処理を続ける。 【0070】当業者には明らかなように、本明細書で開
示する本方法及びその他の方法に関し、例示のフロー図
に従って実施される機能は、異なる順序で実施すること
もできる。さらに、フロー図で概説したステップは、単
に例を示すものであり、本発明の本質から離れることな
く、これらのステップの一部をオプションにすることも
できるし、より少ないステップに統合することもできる
し、あるいは、より多数のステップへ展開することもで
きる。 【0071】図7は、本発明の一実施形態に従ってスケ
ジュールデータをリアルタイムに補強する方法700を
例示するフロー図である。開始ステップから開始し、ユ
ーザは、スケジュール情報を自分の電子スケジューラ1
00に入力する。例えば、ユーザは、今日の午後4時に
ユーザが通う歯科の診療所に予約があるものとする。そ
してこの予約情報がユーザの電子スケジューラ100に
入力されているものと仮定する。さらに、ユーザは、自
分の通う歯科の診療所の地理的位置座標を「私の歯科の
診療所」として自分の電子スケジューラ100に指定し
たものと仮定する。 【0072】ステップ702において、電子スケジュー
ラ100は、ユーザの位置をモニタして次にスケジュー
ルされているユーザの予定を知らせるべきか否かを判定
する。具体的には、イベントハンドラモジュール106
が次にスケジュールされているユーザの予定時刻を検索
し、その予定時刻を現在の時刻と比較する。一実施形態
において、イベントハンドラモジュール106は、例え
ばスケジュールされた予定時刻の1時間前など、所定の
時刻からユーザの地理的位置をモニタし始める。その後
イベントハンドラモジュール106は、例えば15分毎
にユーザの位置を周期的にモニタし、ユーザ位置をこれ
以上確認する必要がなくなるまで(例えばスケジュール
した予定時刻が経過した場合、ユーザが通知機能を切っ
た場合、または、ユーザがスケジュールした時刻または
スケジュールした時刻の所定期間内においてスケジュー
ルした目的地にいる場合など)モニタし続ける。ユーザ
は、電子スケジューラ100の前記所定の時間、所定の
期間および/または前記周期の修正および変更等をする
ことができる。他の実施形態において、イベントハンド
ラモジュール106は、例えば15分毎にユーザの地理
的位置を周期的にモニタすることもできる。更に別の実
施形態において、イベントハンドラモジュール106
は、電子スケジューラ100の電源が入っている間は、
ユーザの位置を常にモニタすることもできる。 【0073】ステップ702において、イベントハンド
ラモジュール106がユーザの地理的位置をモニタする
べきことを判定した場合、ステップ704においてイベ
ントハンドラモジュール106は、例えばスケジュール
データベース116からユーザの予定データを検索す
る。例えば、ユーザの電子スケジューラが次にスケジュ
ールされた予定時刻の一時間前からユーザの位置のモニ
タを開始するように構成されており、ユーザの歯科の予
約が次にスケジュールされた予定であり、現在の時間が
3時であると仮定した場合、イベントハンドラモジュー
ル106はスケジュールデータベース116からユーザ
の4時の歯科の予約に対応するデータ及び情報を検索す
る。 【0074】ステップ706において、イベントハンド
ラモジュール106は、リアルタイムデータ取得構成要
素102を用いてユーザの現在の地理的位置を判定す
る。ステップ708において、イベントハンドラモジュ
ール106は、ユーザの現在の地理的位置がユーザが次
にスケジュールした予定の位置又は目的地と一致するか
否かを判定する。イベントハンドラモジュール106
は、現在時刻がスケジュールされた予定時刻の所定期間
内にあるか否かもさらに判定する。前述の歯科の予約を
例にすると、イベントハンドラモジュール106は、ス
ケジュールされた予定時刻またはその付近において、ユ
ーザが現在その歯科の診療所にいるか否か(例えばユー
ザの現在の地理的位置がその歯科の診療所の地理的位置
座標に一致するか否か)を判定する。 【0075】ステップ708において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザがスケジュールした予定
時刻またはその付近において予定の場所即ち目的地にい
ることを判定した場合、ステップ710においてユーザ
の電子スケジューラのアラーム機能、通知機能または合
図機能を無効にする。一実施形態において、イベントハ
ンドラモジュール106は、特定の予定が処理され終わ
ったことを示すためのフラグ又は通知を設定することが
できる。従って、電子スケジューラ100は、スケジュ
ールされた時刻またはその付近においてユーザがすでに
予定位置にいる場合、ユーザがスケジュールした予定を
不必要に通知することはない。通知機能が無効にされる
と、電子スケジューラ100はステップ702に戻り、
次のまたはその他のスケジュールされた予定またはミー
ティングの処理を行う。 【0076】ステップ708において、イベントハンド
ラモジュール106は、スケジュールされた予定時刻ま
たはその付近においてユーザが予定の場所即ち目的地に
いないことを判定した場合、次のステップ712におい
て電子スケジューラ100の通知機能を無効にはしな
い。無効にするのではなく、電子スケジューラ100は
その通常機能を実行する。例えば、電子スケジューラ1
00は、可聴性の警告音を鳴らし、および/又は、次に
スケジュールされたミーティングについて知らせるメッ
セージを表示する。一実施形態において、電子スケジュ
ーラ100は、スケジュールされた予定時刻の所定時間
前から開始して、スケジュールされたミーティングのユ
ーザに通知を始めることができる。ユーザは、前記所定
時間を設定することができる。ユーザに対して適当な通
知が成されると、電子スケジューラ100はステップ7
02に戻り、処理を続ける。 【0077】ステップ702において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザの地理的位置をモニタす
るべきではないことを判定した場合、処理は終了する。
例えば、電子スケジューラ100がユーザの地理的位置
をスケジュールされた予定時刻の一時間前からモニタ
し、その地理的位置を15分毎に周期的にモニタするも
のである場合、イベントハンドラモジュール106は、
スケジュールされた予定時刻の1時間前に達していない
こと、前回ユーザの位置をモニタしてからまだ15分が
経過していないこと、スケジュールされた予定時刻また
はその付近にユーザがスケジュールされた予定の目的地
にいること、または、現在の時刻がスケジュールされた
予定時間を過ぎていることなどを判定することができ
る。一実施形態において、イベントハンドラモジュール
106は、ユーザの位置をさらにモニタする必要がある
場合、再び適当な時間(例えば15分後)にモニタを実
行し、その後実行を止めるようにイベントハンドラモジ
ュール106自体をスケジュールすることもできる。 【0078】一実施形態において、電子スケジューラ1
00は、距離範囲を指定する能力をユーザに提供するこ
とができる。電子スケジューラ100は、距離範囲機能
を用いて、ユーザが予定の目的地にいるか否か、また
は、指定された距離範囲内にいるか否かを判定すること
ができ、いる場合には、電子スケジューラ100は通知
機能を無効にすることができる。 【0079】図8は、本発明の位置実施形態に従い、ス
ケジュールデータを補強し、予定の目的地をリアルタイ
ムで知らせるための方法800を例示するフロー図であ
る。この方法は開始ステップから開始され、電子スケジ
ューラ100がスケジュールされたユーザの予定を現在
記憶していると仮定する。前述の歯科の予定の例にする
と、ユーザが今日の午後4時に歯科の診療所に行く予定
を自分の電子スケジューラ100に登録しているものと
する。 【0080】ステップ802においてイベントハンドラ
モジュール106は、ユーザの位置をモニタして、次に
スケジュールされている予定をユーザに知らせるべきか
否かを判定する。一実施形態において、イベントハンド
ラモジュール106は、次にスケジュールされている予
定時刻の所定時間前からユーザの位置のモニタを開始す
る。他の実施形態において、イベントハンドラモジュー
ル106は、ユーザがスケジュールされた予定時刻に間
に合って予定の目的地まで移動できる程度十分に前の時
間から、ユーザの位置のモニタを開始する。 【0081】例えばイベントハンドラモジュール106
は、リアルタイムデータ取得構成要素102を用いて、
ユーザの現在の地理的位置を判定することができる。そ
の後、イベントハンドラモジュール106は、ETAモ
ジュール110を用いて、ユーザが現在位置から予定の
目的地まで移動するのに必要な時間を判定することがで
きる。イベントハンドラモジュール106は、予定の時
刻より前の時点からユーザの位置のモニタを開始するこ
とができ、この時間(予定時刻に間に合う時点からの時
間)はユーザが予定の目的地まで移動するのに十分な時
間である。この時間は、予定の目的地まで移動するのに
必要な時間に所定量の時間、例えば30分を加えた時間
であってもよい。例えば、現在時刻が3時であり、ユー
ザが4時に歯科の予約をしてあり、ユーザが現在位置か
ら歯科の診療所まで移動するのに45分要するであろう
ことをイベントハンドラモジュール106が判定した場
合、イベントハンドラモジュール106はユーザの位置
のモニタを開始することができる。さらに、イベントハ
ンドラモジュール106は、ユーザに対してユーザの歯
科の予約を定期的に知らせることもできる。 【0082】ステップ802において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザの位置をモニタすべきで
はないことを判定した場合、処理を終了する。逆に、ス
テップ802において、イベントハンドラモジュール1
06は、ユーザの位置をモニタすべきであることを判定
した場合、ステップ804において、例えばスケジュー
ルデータベース116からユーザの予定データを検索す
る。ステップ806において、イベントハンドラモジュ
ール106は、ユーザの次の予定の目的地即ち場所を判
定する。ステップ808において、イベントハンドラモ
ジュール106は、リアルタイムデータ取得構成要素1
02を用いてユーザの現在の地理的位置を判定する。 【0083】ステップ810において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザの現在の地理的位置及び
現在時刻が、ユーザの次のスケジュールされた予定の場
所即ち目的地及び予定時刻と一致するか否かを判定す
る。この現在時刻は、スケジュールされた予定時刻の例
えば15分等の所定期間内とすることができる。この所
定期間は、デフォルト値でもよいし、ユーザが設定でき
る値でもよい。前述の歯科の予約を例にすると、イベン
トハンドラモジュール106は、所定期間内のある時点
において、ユーザが現在その歯科の診療所にいるか否か
(例えばユーザの現在の地理的位置が歯科の診療所の地
理的位置座標と一致しているか否か)を判定する。 【0084】ステップ810において、イベントハンド
ラモジュール106は、スケジュールされた予定時刻の
所定時間内においてユーザが予定の場所即ち目的地にい
ることを判定した場合、ステップ812において、ユー
ザの電子スケジューラ100のアラーム、通知又は合図
機能を無効にする。一実施形態においては、イベントハ
ンドラモジュール106は、特定の予定が処理され終わ
ったことを示すためのフラグ又は通知を設定することが
できる。通知機能の無効にされると、電子スケジューラ
100はステップ802に戻り、次の又は他のスケジュ
ールされた予定又はミーティングを処理する。 【0085】ステップ810において、イベントハンド
ラモジュール106は、スケジュールされた予定時刻の
所定期間内のある時点においてユーザが予定の場所即ち
目的地にいないことを判定した場合、ステップ814に
おいて、移動方向、移動速度、天候状態、交通状況等、
ユーザの移動パラメタを判定する。一実施形態におい
て、リアルタイムデータ取得構成要素102が1以上の
移動パラメタを提供し、イベントハンドラモジュール1
06がリアルタイムデータ取得構成要素102からそれ
らの移動パラメタを取得する。ステップ816におい
て、イベントハンドラモジュール106は、ETAモジ
ュール110を用いてユーザが現在位置から予定の目的
地まで移動するのに必要な時間を推定する。さらに、イ
ベントハンドラモジュール106は、ユーザの予定の目
的地への推定到着時間も判定することができる。 【0086】ステップ818において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザが予定時刻に間に合って
予定の目的地に到着するのに十分な時間があるか否かを
判定する。イベントハンドラモジュール106は、ユー
ザが予定時刻に間に合って予定の目的地に到着するのに
十分な時間があることを判定した場合、ステップ826
において電子スケジューラ100はその通常機能を実行
する。例えば、電子スケジューラ100は、可聴性の警
告音を鳴らすべきか、及び/叉は、次にスケジュールさ
れたミーティングを知らせるメッセージの表示すべきか
を判定することができる。一実施形態において、電子ス
ケジューラ100は、スケジュールされた予定時刻に先
立って、所定時間に予定の目的地までの移動に必要な計
算上の時間を加えた時間だけ前から、ユーザへの通知を
開始することができる。ユーザは、この所定時間を設定
することができる。ユーザに対して適当な通知が成され
ると、電子スケジューラ100はステップ802へ戻
り、処理を続ける。 【0087】イベントハンドラモジュール106は、ス
テップ818においてユーザが予定時刻に間に合って予
定の目的地に到着できないことを判定した場合、ステッ
プ820において、スケジュールされた予定に間に合わ
ないであろうことをユーザに通知する。例えば、イベン
トハンドラモジュール106は、可聴性の通知(合図)
を鳴らしたり、電子スケジューラ100に接続されたデ
ィスプレイ上に通知を表示したりすることができる。イ
ベントハンドラモジュール106は、ユーザが予定に遅
刻するであろうことを予定の目的地に知らせる必要があ
るか否かを尋ねるメッセージを表示することもできる。 【0088】一実施形態において、イベントハンドラモ
ジュール106は、予定の目的地、及び/又は、その予
定に出席する1人以上の人物のリストを表示することが
できる。これらの人物は、ユーザと約束をした予定の参
加者などである。イベントハンドラモジュール106
は、接続先データベース112及びスケジュールデータ
ベース116からこの情報を検索することができる。そ
してユーザは、表示されたリストの中から適当なエント
リを選択することによって、ユーザが通知したい接続先
を指定することができる。 【0089】ステップ822において、イベントハンド
ラモジュール106は、ユーザが予定の目的地及び/又
は予定の参加者の誰かに対して通知を行うことを要求し
たか否かを判定する。ユーザが予定の目的地へ通知しな
いことを選択した場合、ステップ826において、電子
スケジューラ100はその通常通常を実行し、ステップ
802に戻って処理を続ける。逆に、ステップ822に
おいて、ユーザが1以上の予定の目的地及び/又は予定
の参加者に対して通知することを選択していた場合、ス
テップ824において、イベントハンドラモジュール1
06は通信モジュール108を用いてユーザが指定した
接続先に対して適当な通知を行う。 【0090】例えば、通信モジュール108は、適当な
接続先レコード202から各接続先の番号を判定するこ
とができる。その後、通信モジュール108は、それぞ
れの接続番号を使ってそれらの接続先に通知を行うこと
ができる。一実施形態において、この通知には、ユーザ
の予定の目的地までの推定到着時刻が含まれる。また他
の実施形態において、この通知には、ユーザが記録した
個人的なメッセージが含まれる場合もある。ステップ8
26において、電子スケジューラ100はその通常動作
を実行してステップ802に戻り、処理を続ける。 【0091】図9は、本発明の一実施形態によるイベン
トに基づく予定の通知を生成する方法900を例示する
フロー図である。開始ステップから始まり、ステップ9
02において電子スケジューラ100は処理すべきイベ
ントに基づく予定があるか否かを判定する。一実施形態
において、電子スケジューラ100は、最初に電源投入
されたとき、または、ユーザがイベントに基づく予定を
入力した直後において、イベントに基づく予定をチェッ
クすることができる。他の実施形態において、電子スケ
ジューラ100は、処理すべきイベントに基づく予定が
ある否かを、例えば1時間毎等に、周期的にチェックす
ることができる。例えば、処理すべきイベントに基づく
予定が存在した場合、電子スケジューラ100は、何ら
かのイベントに基づく予定の処理を30分毎等に周期的
に実行することができる。 【0092】ステップ902において、電子スケジュー
ラ100は、イベントに基づく予定が無いことを判定し
た場合、処理を終了する。逆に、電子スケジューラ10
0が処理すべき1以上のイベントに基づく予定があるこ
とを判定した場合には、ステップ904においてイベン
トハンドラモジュール106がイベントに基づく予定を
検索して処理を行う。具体的には、イベントハンドラモ
ジュール106は、例えばスケジュールデータベース1
16からそのイベントに基づく予定に関連するデータ及
び情報を検索する。ステップ906において、イベント
ハンドラモジュール106は、そのイベントに基づく予
定が、固定の目的地に関連するものであるか否かを判定
する。 【0093】イベントに基づく予定が固定の目的地に関
連するものである場合、イベントハンドラモジュール1
06は、ステップ908においてリアルタイムデータ取
得構成要素102を用いてユーザの現在の地理的位置を
判定する。例えば、リアルタイムデータ取得構成要素1
02は、ユーザの現在の位置に関連する地理的位置座標
を判定することができる。逆に、ステップ906におい
てイベントハンドラモジュール106がイベントに基づ
く予定が固定の目的地に関連するものでないことを判定
した場合(例えばそのイベントが移動性のものであると
判定した場合)、ステップ910においてイベントハン
ドラモジュール106はリアルタイムデータ取得構成要
素102を用いて距離的位置を判定する。例えば、リア
ルタイムデータ取得構成要素102は、通信範囲内に存
在する互換性のあるあらゆる電子装置から識別コードを
受信するための要求を送信する。例えば、アルタイムデ
ータ取得構成要素102は、電子スケジューラ100の
通信範囲内に存在する他の相互通信可能な電子装置(例
えばその電子スケジューラ100に識別コードを通信す
ることのできる他の電子装置)などから識別コードを受
信するための要求を送信することができる。 【0094】ステップ912においては、リアルタイム
データ取得構成要素102は、互換性のある電子装置か
ら送信された識別コードが受信されたか否かを判定す
る。識別コードが受信されなかった場合、電子スケジュ
ーラ100は、ステップ902に戻って処理を続ける。
ステップ912において識別コードが受信された場合
は、ステップ914に進み、イベントハンドラモジュー
ル106がその受信された識別コードに関連する名称を
例えば接続先データベース112などから検索する。そ
の識別コードが接続先データベース112の具体的には
接続先テーブル200に格納された名称と一致しない場
合、電子スケジューラ100は、ステップ902に戻っ
て処理を続ける。他の実施形態において、識別コードが
名称と一致しない場合、電子スケジューラ100は、受
信した識別コードと名称とを関連付ける必要があるか否
かをユーザに尋ねることができる。受信した識別コード
と名称とを関連付けることをユーザが選択した場合、電
子スケジューラ100は、ユーザから名称を受け取り、
その識別コードのために接続先レコード202を接続先
テーブル200中に作成する。 【0095】イベントハンドラモジュール106が受信
された識別コードに関連する名称を検索する場合(ステ
ップ914)、または、ユーザの地理的現在位置を判定
した後(ステップ908)、イベントハンドラモジュー
ル106は、ステップ916においてイベントに基づく
予定に対応するイベントが発生したか否かを判定する。
具体的には、イベントハンドラモジュール106は、ユ
ーザの現在の地理的位置がイベントと一致するか否か、
または、受信した識別コードに関連する名称がイベント
に一致するか否かを判定する。 【0096】イベントハンドラモジュール106は、ス
テップ916においてイベントに基づく予定に対応する
イベントが発生しなかったと判定した場合、ステップ9
02に戻って例えば他のイベントに基づく予定に関する
処理を続ける。逆にイベントハンドラモジュール106
がイベントに基づく予定に対応するイベントが発生した
と判定した場合には、イベントハンドラモジュール10
6はステップ918においてそのイベントに基づく予定
に関連する通知をユーザに送る(例えば対応するイベン
トに基づく予定レコード402のイベントアクションフ
ィールド410から)。イベントハンドラモジュール1
06は、そのイベントに基づく予定が処理されたか否か
を示すフラグを設定することもできる。例えば、イベン
トハンドラモジュール106は、電子スケジューラ10
0に接続された表示装置上に前記通知を表示し、及び/
又は、電子スケジューラ100に接続されたスピーカー
から可聴性の通知を鳴らすことができる。通知を送る
と、電子スケジューラ100はステップ902に戻って
処理を続ける。 【0097】本発明は、本明細書で説明した本質的な特
徴から外れることなく他の特定の形態および実施形態で
提供することもできる。上述の実施形態は、いずれの形
態も説明の目的で提供するものであり、いかなる拘束力
も持たない。本発明の範囲は、上述の説明ではなく、特
許請求の範囲に規定される。 【0098】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.電子スケジューラ(100)においてイベントに基づく
予定をリアルタイムに補強する方法であって、予定に関
連し、イベントトリガ(408)および該イベントトリガ(40
8)に依存する1以上のイベントアクション(410)からな
る予定データを検索するステップ(604)と、前記イベン
トトリガに基づくイベント関連情報であって前記イベン
トトリガが満たされたか否かを判定することができるイ
ベント関連情報を取得するステップ(606)と、取得され
た前記イベント関連情報が前記イベントトリガを満たし
ているか否かを判定するステップ(608)と、前記イベン
トトリガが満たされていることの判定に応じて前記1以
上のイベントアクションを実施するステップ(610)と、
からなる方法。 2.前記予定データを検索するステップ(604)と、前記
イベント関連情報を取得するステップ(606)と、前記取
得されたイベント関連情報がイベントトリガを満たして
いるか否かを判定するステップ(608)と、前記1以上の
イベントアクションを実施するステップ(610)とが周期
的に実行される、項番1の方法。 3.前記検索するステップ(604)と、前記取得するステ
ップ(606)と、前記判定するステップ(608)と、前記実施
するステップ(610)とが、前記イベントに基づく予定に
関連する予定時刻よりも所定時間前から開始して周期的
に実行される、項番号2の方法。 4.前記電子スケジューラの移動パラメタを判定するス
テップ(814)と、前記移動パラメタを用いて、前記予定
に依存する前記イベントに基づく予定の場所への推定到
着時刻を判定するステップと、前記推定到着時刻が前記
イベントに基づく予定に関連する予定時刻を超えている
場合、前記イベントに基づく予定の目的を通知するステ
ップと、をさらに含む、項番1の方法。 5.1以上のミーティング参加者に通知を送る方法であ
って、スケジュールされたミーティングに関連するミー
ティングデータであって、携帯型電子スケジューラ(10
0)のユーザによって提供され、ミーティング時刻、ミー
ティング場所、および、1以上のミーティング参加者か
らなるミーティングデータを検索するステップ(804)
と、ユーザの携帯型電子スケジューラの位置に基づいて
ユーザの現在の地理的位置を判定するステップ(806)
と、現在時刻が実質的に前記ミーティング時刻であるか
否かを判定するステップ(810)と、前記現在の地理的位
置が前記ミーティング位置と一致しないこと、または、
前記現在時刻が実質的に前記ミーティング時刻ではない
ことの判定に応じて、ユーザの移動パラメタを判定する
ステップ(814)と、前記ユーザの地理的位置および前記
ユーザの移動パラメタから前記ミーティング位置への推
定到着時刻を判定するステップ(816)と、前記推定到着
時刻が前記ミーティング時刻を過ぎているか否かを判定
するステップ(818)と、前記推定到着時刻が前記ミーテ
ィング時刻を過ぎていることの判定に応じて、1以上の
ミーティング参加者に通知するステップ(824)と、から
なる方法。 6.携帯型電子スケジューラのユーザが携帯するのに適
した携帯型電子スケジューラ(100)であって、イベント
情報(400)を記憶するように構成され、イベントトリガ
(408)および該イベントに依存する1以上のイベントア
クション(410)からなるイベントに対応するデータを記
憶する記憶装置(116)と、前記記憶装置(116)に接続さ
れ、前記イベントトリガ(408)に基づくイベント関連情
報を取得するように動作し、前記イベントトリガ(408)
が満たされたか否かを判定するように動作し、前記イベ
ントトリガ(408)が満たされたことの判定に応じて1以
上のイベントアクション(410)の実行を開始するように
動作するモジュール(106)と、からなる携帯型電子スケ
ジューラ(100)。 7.前記イベントトリガ(408)がイベント時刻およびイ
ベント位置を含む、項番6の携帯型電子スケジューラ。 8.前記1以上のイベントアクション(410)が前記携帯
型電子スケジューラ上への通知の生成を含む、項番6の
携帯型電子スケジューラ。 9.前記1以上のイベントアクション(410)が前記携帯
型電子スケジューラ上でのプログラムの実行を含む、項
番6の携帯型電子スケジューラ。 10.前記1以上のイベントアクション(410)が通知の
送信を含む、項番6の携帯型電子スケジューラ。 【0099】 【発明の効果】本発明の電子スケジューラは、上記のよ
うに構成することにより、時間に基づく予定だけでな
く、場所や事象(イベント)に基づく予定をスケジュー
ルすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施形態に基づく電子スケジューラの構成要
素を示す図である。 【図2】一実施形態に基づく接続先テーブルを示す図で
ある。 【図3】一実施形態に基づく接続先テーブルを示す図で
ある。 【図4】一実施形態に基づくイベントに基づく予定表を
示す図である。 【図5】一実施形態に基づくイベントに基づく予定の入
力用ユーザインターフェースを示す図である。 【図6】リアルタイム情報を用いてイベントに基づく予
定スケジュールを補強する方法を例示するフロー図であ
る。 【図7】一実施形態に基づき、スケジュールデータをリ
アルタイムに補強する方法のを示すフロー図である。 【図8】一実施形態に基づき、スケジュールデータを補
強し、予定の目的地をリアルタイムに通知する方法を示
すフロー図である。 【図9】一実施形態に基づき、イベントに基づく予定の
通知を生成する方法を示すフロー図である。 【符号の説明】 100 電子スケジューラ 106 イベントハンドラモジュール 116 スケジュールデータベース 400 イベントに基づく予定テーブル 408 イベントトリガ 410 イベントアクション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー・エイ・ペスキン アメリカ合衆国オレゴン州97330,コーバ リス,ノースウエスト・ウィザム・ヒル・ ドライブ・3710 (72)発明者 グレゴリー・エフ・カールソン アメリカ合衆国オレゴン州97330,コーバ リス,ノースウエスト・クラレンス・サー クル・3919 (72)発明者 カール・ダブリュー・プライス アメリカ合衆国オレゴン州97330,コーバ リス,ノースウエスト・チンカピン・プレ イス・3725 Fターム(参考) 5B019 KA04

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】電子スケジューラ(100)においてイベント
    に基づく予定をリアルタイムに補強する方法であって、 予定に関連し、イベントトリガ(408)および該イベント
    トリガ(408)に依存する1以上のイベントアクション(41
    0)からなる予定データを検索するステップ(604)と、 前記イベントトリガに基づくイベント関連情報であって
    前記イベントトリガが満たされたか否かを判定すること
    ができるイベント関連情報を取得するステップ(606)
    と、 取得された前記イベント関連情報が前記イベントトリガ
    を満たしているか否かを判定するステップ(608)と、 前記イベントトリガが満たされていることの判定に応じ
    て前記1以上のイベントアクションを実施するステップ
    (610)と、 からなる方法。
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