JP2003150604A - 情報処理装置および情報処理方法、情報処理システム、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、情報処理システム、並びにプログラム

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JP2003150604A
JP2003150604A JP2001344396A JP2001344396A JP2003150604A JP 2003150604 A JP2003150604 A JP 2003150604A JP 2001344396 A JP2001344396 A JP 2001344396A JP 2001344396 A JP2001344396 A JP 2001344396A JP 2003150604 A JP2003150604 A JP 2003150604A
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隆俊 中村
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純一郎 坂田
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徹也 河野
Masamichi Ono
正道 小野
Atsushi Sakaida
敦史 坂井田
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバに蓄積されている楽曲データをクライ
アントがリクエストして受信し、再生する。 【解決手段】 クライアントプログラム421は、サー
バ401へのリクエスト信号の送信、サーバ401から
の楽曲データの受信および再生処理、表示制御部426
によるGUIの表示を制御し、通信部423が、サーバ
401から所定のフォーマットの楽曲データを受信した
場合、受信した楽曲データを音声データ変換部424に
出力させる。サーバプログラム411は、クライアント
402への楽曲データの送信や、楽曲データベース41
5乃至ランキング情報データベース417の情報の登録
を制御し、クライアント402からリクエスト信号の入
力を受けた場合、リクエストされた楽曲データを、リン
ク情報データベース416およびランキング情報データ
ベース417を参照して、楽曲データベース415から
検索し、クライアント402に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、情報処理システム、並びにプログラム
に関し、特に、サーバが蓄積している楽曲データをクラ
イアントがリクエストし、クライアントが楽曲データを
受信して再生する場合に用いて好適な、情報処理装置お
よび情報処理方法、情報処理システム、並びにプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの記憶容量の増
加、および音声再生技術の向上にともなって、パーソナ
ルコンピュータ内部に楽曲データを記録し、楽曲データ
を再生して音声出力して楽しむユーザが増えている。
【0003】多くの楽曲データを記録する場合、図1に
示されるように、例えば、カテゴリ、アーチスト、アル
バム別、などの方法で、楽曲データを複数のフォルダに
分類したり、更に、その分類を何段階か用意することに
より、階層構造を構築して、ユーザが所望の楽曲を探す
ことができるようになされる場合が多い。
【0004】例えば、図1に示されるような、フォルダ
を用いた階層構造で楽曲データを分類しない場合には、
全ての楽曲データの中から、ユーザが所望する楽曲デー
タを選択するのは非常に困難である。例えば、楽曲デー
タファイルのファイル名(曲名など)を覚えていて、そ
の楽曲を聞きたい場合には、ファイル名の検索を利用す
ることも可能である。しかしながら、作曲家名は覚えて
いても、曲名が分からない場合や、あるオーケストラの
演奏を聞きたいような場合は、図1に示されるように、
「クラシック」という大分類を、更に、「作曲家別」およ
び「オーケストラ別」という中分類で分類し、それぞれの
分類で、作曲家別のフォルダ、およびオーケストラ別の
フォルダを用意するなどして、階層構造により分類を行
わなければ、ユーザは所望の楽曲データを探し出すこと
ができない。
【0005】ユーザは、階層構造をたどり、所望の楽曲
データを見つけた場合、例えば、その楽曲データを示す
アイコンに対してクリック操作などを行うことにより、
そのデータを再生させて、楽しむことができる。
【0006】また、これらの楽曲データは、コピープロ
テクトがされていれば、その規定数以内で、例えば、C
D−Rなどのリムーバブルディスクにコピーすることが
できる。ユーザは、聞きたい楽曲データを図1のような
フォルダ構成をたどって探し、リムーバブルディスクに
コピーして、例えば、パーソナルコンピュータを置いて
いる以外の部屋などで音楽を楽しむことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1を
用いて説明したような階層構造で、楽曲データを整理し
ている場合、例えば、ユーザが所望する楽曲Aを再生さ
せるためには、「クラシック」フォルダから、「作曲家
別」フォルダを選び、そのうちの「作曲家B」フォルダ
を開いて楽曲Aを選択するという複雑な操作が必要であ
った。
【0008】また、その楽曲Aが「Cオーケストラ」の
演奏によるものであった場合、異なる分類の「Cオーケ
ストラ」のフォルダにも楽曲Aのデータを入れなけれ
ば、オーケストラ別で楽曲を探そうとした場合に、楽曲
Aを探し出すことが出来ない。そのため、同一のデータ
を複数のフォルダに記録する必要が生じ、限られた記憶
容量を無駄に使ってしまうという問題が生じる。
【0009】また、複雑な階層構造においては、ユーザ
が今参照しているフォルダが、どれぐらい深い階層であ
るかを意識するのは非常に困難であった。例えば、ある
楽曲を探すために、異なる階層をたどってしまった場
合、利用しているファイルシステムによっては、一旦元
の階層に戻る必要がある場合もある。
【0010】このような複雑な階層構造をたどって、あ
る楽曲のデータファイルを選択し、再生するための操作
を行った場合、楽曲は、その最初の部分から再生され
る。その楽曲の最初の部分(例えば、多くのポップスで
は、イントロ(イントロダクション)に対応する部分)
を聞いただけでは、再生中の曲が、ユーザがまさに所望
していた曲であるか否かを判断することは困難である。
再生された楽曲が、ユーザの所望していた曲ではなかっ
た場合、ユーザは、また複雑な階層構造をたどって、所
望の楽曲を探さなければならない。
【0011】更に、別の観点から考えた場合、このよう
に厳格にフォルダによって分類分けがなされていること
により、楽曲データを再生するためには、ユーザ自身が
階層構造になっているフォルダ群をたどり、最下層にあ
る楽曲データまでたどり着かなければならない。すなわ
ち、データベースの構造をある程度理解して、意識的に
楽曲データのファイルを選択して再生させる操作を行わ
なければならないため、例えば、ラジオ放送を聞く場合
のように、BGM(Back Grounds Music)として、あま
り意識せずに音楽を流したいときなどは、このような操
作は煩雑に感じられる。
【0012】また、ラジオ放送では、自分の趣向に合う
放送局の自分の趣向に合う番組を聞くことも可能である
が、自分が知らない曲が流れてくることもあり、新たに
自分の嗜好にあった曲が見つかる場合もあるが、自分自
身が再生する楽曲を選ばなければならないような場合、
たとえ、そのパーソナルコンピュータに、自分の知らな
い楽曲のデータが記録されていたとしても、数多くの楽
曲データの中から、知らない曲のみを選択的に探し出す
ことは困難である。
【0013】また、他の部屋で音楽を楽しみたい場合、
リムーバブルディスクに楽曲データをコピーする作業が
必要であった。そこで、家庭内でホームネットワークを
構築し、サーバに楽曲データを記録し、クライアントで
その楽曲データを再生させるようにした場合、ユーザ
は、クライアントサーバシステムの構成をある程度理解
し、サーバに記録された楽曲データの階層構造をある程
度理解しなければ、円滑に操作することが困難であっ
た。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、サーバに記録されている楽曲データをクラ
イアントで再生させる場合に、クライアントサーバシス
テムを意識することなく、また、パーソナルコンピュー
タ特有の階層(ディレクトリやフォルダ)構造を意識す
ることなく、簡単な操作で、ユーザが音楽を楽しむこと
ができるようにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置は、ユーザの操作入力を受ける入力手段と、入力手
段により入力されたユーザの操作に基づいて、他の情報
処理装置が有する所定のデータの送信を要求するリクエ
スト信号を生成する生成手段と、生成手段により生成さ
れたリクエスト信号を送信する送信手段と、他の情報処
理装置から送信された所定のデータを受信する受信手段
と、受信手段により受信された所定のデータを再生する
再生手段とを備えることを特徴とする。
【0016】ユーザの操作入力を補助するための表示画
面の表示を制御する表示制御手段を更に備えさせるよう
にすることができる。
【0017】送信手段および受信手段には、無線通信に
より他の情報処理装置とのリクエスト信号および所定の
データの授受を行わせるようにすることができる。
【0018】リクエスト信号は、所定のデータを指定す
るか、もしくは、所定のデータが含まれる仮想的な分類
名およびその分類中の優先順位を指定するものとするこ
とができる。
【0019】リクエスト信号は、所定のデータの一部、
もしくは、所定のデータの全体のいずれかの送信を要求
するものとすることができる。
【0020】入力手段には、所定のデータの一部の送信
を要求するリクエスト信号の送信を指令するための第1
の操作を入力するための第1の入力手段と、所定のデー
タの全体の送信を要求するリクエスト信号の送信を指令
するための第2の操作を入力するための第2の入力手段
とを更に備えさせるようにすることができる。
【0021】本発明の第1の情報処理方法は、ユーザの
操作の入力を制御する入力制御ステップと、入力制御ス
テップの処理により入力が制御されたユーザの操作に基
づいて、他の情報処理装置が有する所定のデータの送信
を要求するリクエスト信号を生成する生成ステップと、
生成ステップの処理により生成されたリクエスト信号の
送信を制御する送信制御ステップと、他の情報処理装置
から送信された所定のデータの受信を制御する受信制御
ステップと、受信制御ステップの処理により受信が制御
された所定のデータを再生する再生ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の第1のプログラムは、ユーザの操
作の入力を制御する入力制御ステップと、入力制御ステ
ップの処理により入力が制御されたユーザの操作に基づ
いて、他の情報処理装置が有する所定のデータの送信を
要求するリクエスト信号を生成する生成ステップと、生
成ステップの処理により生成されたリクエスト信号の送
信を制御する送信制御ステップと、他の情報処理装置か
ら送信された所定のデータの受信を制御する受信制御ス
テップと、受信制御ステップの処理により受信が制御さ
れた所定のデータを再生する再生ステップとを含む処理
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】本発明の第2の情報処理装置は、他の情報
処理装置からリクエスト信号を受信する受信手段と、所
定のデータを記録する第1の記録手段と、第1の記録手
段により記録されている所定のデータに関して、仮想的
な階層構造を示す情報を記録する第2の記録手段と、第
2の記録手段により記録されている仮想的な階層構造に
おける、第1の記録手段により記録されている所定のデ
ータの優先度に関する情報を記録する第3の記録手段
と、受信手段により受信されたリクエスト信号、第2の
記録手段により記録されている仮想的な階層構造に関す
る情報、および第3の記録手段により記録されている所
定のデータの優先度に関する情報に基づいて、第1の記
録手段により記録されている所定のデータを抽出する抽
出手段と、抽出手段により抽出された所定のデータを、
他の情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを
特徴とする。
【0024】受信手段により受信されたリクエスト信号
を分析する分析手段と、分析手段による分析結果に基づ
いて、第2の記録手段により記録されている仮想的な階
層構造に関する情報、および第3の記録手段により記録
されている所定のデータの優先度に関する情報を更新す
る更新手段とを更に備えさせるようにすることができ
る。
【0025】更新手段には、分析手段による分析結果に
基づいて、第2の記録手段により記録されている仮想的
な階層構造の最上層に、新たな分類を生成させるように
することができる。
【0026】本発明の第2の情報処理方法は、他の情報
処理装置からのリクエスト信号の受信を制御する受信制
御ステップと、所定のデータの記録を制御する第1の記
録制御ステップと、第1の記録制御ステップの処理によ
り記録が制御されている所定のデータに関して、仮想的
な階層構造を示す情報の記録を制御する第2の記録制御
ステップと、第2の記録制御ステップの処理により記録
が制御されている仮想的な階層構造における、第1の記
録制御ステップにより記録が制御されている所定のデー
タの優先度に関する情報の記録を制御する第3の記録制
御ステップと、受信制御ステップの処理により受信が制
御されたリクエスト信号、第2の記録制御ステップの処
理により記録が制御されている仮想的な階層構造に関す
る情報、および第3の記録制御ステップの処理により記
録が制御されている所定のデータの優先度に関する情報
に基づいて、第1の記録制御ステップの処理により記録
が制御されている所定のデータを抽出する抽出ステップ
と、抽出ステップの処理により抽出された所定のデータ
の、他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0027】本発明の第2のプログラムは、他の情報処
理装置からのリクエスト信号の受信を制御する受信制御
ステップと、所定のデータの記録を制御する第1の記録
制御ステップと、第1の記録制御ステップの処理により
記録が制御されている所定のデータに関して、仮想的な
階層構造を示す情報の記録を制御する第2の記録制御ス
テップと、第2の記録制御ステップの処理により記録が
制御されている仮想的な階層構造における、第1の記録
制御ステップにより記録が制御されている所定のデータ
の優先度に関する情報の記録を制御する第3の記録制御
ステップと、受信制御ステップの処理により受信が制御
されたリクエスト信号、第2の記録制御ステップの処理
により記録が制御されている仮想的な階層構造に関する
情報、および第3の記録制御ステップの処理により記録
が制御されている所定のデータの優先度に関する情報に
基づいて、第1の記録制御ステップの処理により記録が
制御されている所定のデータを抽出する抽出ステップ
と、抽出ステップの処理により抽出された所定のデータ
の、他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステ
ップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特
徴とする。
【0028】本発明の情報処理システムは、第1の情報
処理装置が、第2の情報処理装置により送信されたリク
エスト信号を受信する第1の受信手段と、所定のデータ
を記録する第1の記録手段と、第1の記録手段により記
録されている所定のデータに関して、仮想的な階層構造
を示す情報を記録する第2の記録手段と、第2の記録手
段により記録されている仮想的な階層構造における、第
1の記録手段により記録されている所定のデータの優先
度に関する情報を記録する第3の記録手段と、第1の受
信手段により受信されたリクエスト信号、第2の記録手
段により記録されている仮想的な階層構造に関する情
報、および第3の記録手段により記録されている所定の
データの優先度に関する情報に基づいて、第1の記録手
段により記録されている所定のデータを抽出する抽出手
段と、抽出手段により抽出された所定のデータを、第2
の情報処理装置に送信する第1の送信手段とを備え、第
2の情報処理装置が、ユーザの操作入力を受ける入力手
段と、入力手段により入力されたユーザの操作に基づい
て、第1の情報処理装置の第1の記録手段に記録されて
いる所定のデータの送信を要求するリクエスト信号を生
成する生成手段と、生成手段により生成されたリクエス
ト信号を第1の情報処理装置に送信する第2の送信手段
と、第1の情報処理装置から送信された所定のデータを
受信する第2の受信手段と、第2の受信手段により受信
された所定のデータを再生する再生手段とを備えること
を特徴とする。
【0029】本発明の第1の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラムにおいては、ユーザの操作が
入力され、入力されたユーザの操作に基づいて、他の情
報処理装置が有する所定のデータの送信を要求するリク
エスト信号が生成され、生成されたリクエスト信号が送
信され、他の情報処理装置から送信された所定のデータ
が受信され、受信された所定のデータが再生される。
【0030】本発明の第2の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラムにおいては、他の情報処理装
置からリクエスト信号が受信され、所定のデータが記録
され、所定のデータに関して、仮想的な階層構造を示す
情報が記録され、仮想的な階層構造における所定のデー
タの優先度に関する情報が記録され、受信されたリクエ
スト信号、記録されている仮想的な階層構造に関する情
報、および記録されている所定のデータの優先度に関す
る情報に基づいて、所定のデータが抽出され、抽出され
た所定のデータが、他の情報処理装置に送信される。
【0031】本発明の情報処理システムにおいては、第
1の情報処理装置で、第2の情報処理装置により送信さ
れたリクエスト信号が受信され、所定のデータが記録さ
れ、所定のデータに関して、仮想的な階層構造を示す情
報が記録され、仮想的な階層構造における所定のデータ
の優先度に関する情報が記録され、受信されたリクエス
ト信号、記録されている仮想的な階層構造に関する情
報、および記録されている所定のデータの優先度に関す
る情報に基づいて、所定のデータが抽出され、抽出され
た所定のデータが、第2の情報処理装置に送信され、第
2の情報処理装置で、ユーザの操作が入力され、入力さ
れたユーザの操作に基づいて、第1の情報処理装置に記
録されている所定のデータの送信を要求するリクエスト
信号が生成され、生成されたリクエスト信号が第1の情
報処理装置に送信され、第1の情報処理装置から送信さ
れた所定のデータが受信され、受信された所定のデータ
が再生される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0033】図2に、本発明を適応したホームネットワ
ークの構成を示す。
【0034】パーソナルコンピュータ1は、楽曲データ
と、楽曲データを管理するための情報を記録する複数の
データベースを有している。パーソナルコンピュータ1
は、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)
11、携帯電話機12、据え置き型再生装置13、携帯
型再生装置14、および簡易型再生装置15と、無線通
信(例えば、IEEE(Institute of Electrical and Elec
tronics Engineers )802.11a、赤外線通信、あるい
は、Bluetoothなど、いずれの方法を用いても良い)で
情報を授受することが可能である。
【0035】PDA11乃至簡易型再生装置15は、ユ
ーザの操作に基づいて、パーソナルコンピュータ1に、
楽曲データをリクエストし、パーソナルコンピュータ1
から送信された楽曲データを受信して、再生する。例え
ば、PDA11乃至簡易型再生装置15を、家庭内の複
数のユーザがそれぞれ所有し、パーソナルコンピュータ
1から楽曲データを受信して、パーソナルコンピュータ
1からはなれた場所においても、音楽を楽しむことがで
きる。
【0036】図3乃至図6は、パーソナルコンピュータ
1の外観を示している。
【0037】パーソナルコンピュータ1は、基本的に、
本体21と、本体21に対して開閉自在とされる表示部
22により構成されている。図3は表示部22を本体2
1に対して開いた状態を示す外観斜視図である。図4
は、本体21の平面図、図5は、本体21に設けられて
いる後述するジョグダイヤル23の拡大図である。ま
た、図6は、本体21に設けられているジョグダイヤル
23の側面図である。
【0038】本体21には、各種の文字や記号などを入
力するとき操作されるキーボード24、LCD25に表
示されるポインタ(マウスカーソル)を移動させるとき
などに操作されるポインティングデバイスとしてのタッ
チパット26、および電源スイッチ27がその上面に設
けられている。また、ジョグダイヤル23およびIEEE13
94ポート28等が、本体21の側面に設けられている。
なお、タッチパット26に代えて、スティック式のポイ
ンティングデバイスを設けることも可能である。
【0039】また、表示部22の正面には、画像を表示
するLCD(Liquid Crystal Display)25、そして右
上部には、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に応
じて設けられるメッセージランプML(図示せず)その
他のLEDより成るランプが設けられている。更に、表
示部22の上部中央部には、CCD(固体撮像素子)を
備えるCCDビデオカメラ29を有する撮像部30、お
よびマイクロフォン31が設けられている。本体21の
図3中の右上側にはCCDビデオカメラ29を操作する
ためのシャッタボタン32が設けられている。
【0040】撮像部30は、回動自在に表示部22に固
定されている。例えば、撮像部30は、使用者の操作に
より、CCDビデオカメラ29がパーソナルコンピュー
タ1を操作する使用者自身を撮像できる位置から、パー
ソナルコンピュータ1を操作する使用者の視線と同じ方
向を撮像できる位置に回動される。
【0041】次に、ジョグダイヤル23は、例えば、本
体21上のキーボード24の図4中の右側に配置されて
いるキーAおよびキーBの間に、その上面がキーAおよ
びキーBとほぼ同じ高さになるように取り付けられてい
る。ジョグダイヤル23は、図5中の矢印aに示す回転
操作に対応して所定の処理(例えば、画面のスクロール
の処理)を実行し、同図中矢印bに示す移動操作に対応
した処理(例えば、アイコンの選択の決定処理)を実行
する。
【0042】IEEE1394ポート28は、IEEE1394に規定さ
れている規格に基づいた構造を有し、IEEE1394に規定さ
れている規格に基づいたケーブルが接続される。
【0043】次に、パーソナルコンピュータ1の内部の
構成例について図7を参照して説明する。
【0044】中央処理装置(CPU(Central Processi
ng Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製の
ペンティアム(登録商標)プロセッサ等で構成され、ホ
ストバス52に接続されている。ホストバス52には、
更に、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッジ)が接
続されており、ブリッジ53は、AGP(AcceleratedGrap
hics Port)50を有しているとともに、PCI(Perip
heral Component Interconnect/Interface)バス56に
接続されている。
【0045】ブリッジ53は、例えば、インテル社製の
AGP Host Bridge Controllerである440BXなどで構
成されており、CPU51およびRAM(Random Acces
s Memory)54(いわゆる、メインメモリ)等を制御す
る。更に、ブリッジ53は、AGP50を介して、ビデ
オコントローラ57を制御する。なお、このブリッジ5
3とブリッジ(いわゆる、サウスブリッジ(PCI−ISA B
ridge))58とで、いわゆるチップセットが構成され
ている。
【0046】ブリッジ53は、更に、キャッシュメモリ
55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、SR
AM(Static RAM)などRAM54に比較して、より高速
な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで
構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデー
タをキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0047】なお、CPU51は、その内部に1次的
な、キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作
でき、CPU51自身が制御するキャッシュを有する。
【0048】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RA
M)で構成され、CPU51が実行するプログラム、ま
たはCPU51の動作に必要なデータを記憶する。具体
的には、RAM54は、所定のタイミングでHDD67
からロードされた、例えば、電子メールプログラム54
A、オートパイロットプログラム54B、ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム54C、ジョグダイヤルドライバ
54D、およびオペレーティングプログラム(OS)5
4E、コミュニケーションプログラム54F、ウェブブ
ラウザ54G、およびその他のアプリケーションプログ
ラム54H(後述するサーバプログラムなどを含む)を
記憶する。
【0049】電子メールプログラム54Aは、モデム7
5、公衆回線網、インターネットサービスプロバイダ、
電子メールサーバ、およびインターネットを介して、通
信文(電子メール)を授受するためのプログラムであ
る。
【0050】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0051】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、上述した各アプリケーションプログラムから、ジョ
グダイヤル23に対応しているか否かの通知を受け取
り、対応するアプリケーションがジョグダイヤル23に
対応している場合、ジョグダイヤル23を操作すること
で何が行えるかをLCD25に表示させる。
【0052】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
はまた、ジョグダイヤル23のイベント(ジョグダイヤ
ル23が図5の矢印aに示す方向に回転される、または
図5の矢印bに示す方向に押圧されるなどの操作)を検
出し、検出したイベントに対応する処理を実行する。ジ
ョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル23の
操作に対応して各種機能を実行する。
【0053】OS(Operating System)54Eは、例え
ばマイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商
標)95若しくはウィンドウズ(登録商標)98、また
はアップルコンピュータ社のいわゆるMac OS(登録商
標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制
御するプログラムである。
【0054】コミュニケーションプログラム54Fは、
ピアツーピア通信のための処理を実行するとともに、そ
の通信接続を確立するために、電子メールプログラム5
4Aを制御して、パーソナルコンピュータ1のIPアド
レスが添付された電子メールを、通信相手に送信させた
り、通信相手から送信されてきた所定の電子メールから
IPアドレスを取得する。
【0055】コミュニケーションプログラム54Fはま
た、ウェブブラウザ54Gを制御して、ウェブブラウザ
54Gの機能に基づく通信を行う。
【0056】ウェブブラウザ54Gは、コミュニケーシ
ョンプログラム54Fによる制御に従って、所定のウェ
ブページのデータを閲覧する(表示部22に表示させ
る)ための処理を実行する。
【0057】アプリケーションプログラム54Hは、例
えば、後述するサーバプログラムなどの各種アプリケー
ションプログラムにより構成される。
【0058】ビデオコントローラ57は、AGP50を
介してブリッジ53に接続されており、AGP50およ
びブリッジ53を介してCPU51から供給されるデー
タ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信
して、受信したデータに対応するイメージデータを生成
し、生成したイメージデータ、または受信したデータを
そのまま、内蔵するビデオメモリに記憶する。ビデオコ
ントローラ57は、表示部22のLCD25に、ビデオ
メモリに記憶されているイメージデータに対応する画像
を表示させる。
【0059】また、ビデオコントローラ57は、CCD
ビデオカメラ29から供給されたビデオデータを、PC
Iバス56を介して、RAM54に供給する。
【0060】PCIバス56には、サウンドコントロー
ラ64が接続されている。サウンドコントローラ64
は、マイクロフォン31から音声を取り込み、その音声
に対応するデータを生成して、RAM54に出力する。
またサウンドコントローラ64は、スピーカ65を駆動
して、スピーカ65に音声を出力させる。
【0061】また、PCIバス56にはモデム75が接
続されている。モデム75は、公衆回線網に接続されて
おり、公衆回線網またはインターネットを介する通信処
理を実行する。
【0062】PCカードスロットインターフェース11
1は、PCIバス56に接続され、スロット33に装着
されたインターフェースカード112から供給されたデ
ータを、CPU51またはRAM54に供給するととも
に、CPU51から供給されたデータをインターフェー
スカード112に出力する。インターフェースカード1
12には、ドライブ113および無線通信モジュール1
14が接続されている。
【0063】ドライブ113は、PCカードスロットイ
ンターフェース111およびインターフェースカード1
12を介して、PCIバス56に接続されている。ドラ
イブ113は、装着されている磁気ディスク121、光
ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体
メモリ124(図8を用いて後述するメモリースティッ
ク(商標)131を含む)に記録されているデータを読
み出し、読み出したデータを、インターフェースカード
112、PCカードスロットインターフェース111、
およびPCIバス56を介して、RAM54に供給す
る。また、CPU51の処理により生成されたデータ
(例えば、後述する処理により生成された音声データ)
を、ドライブ113に装着される磁気ディスク121、
光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導
体メモリ124(メモリースティック131)に記憶さ
せることができる。
【0064】なお、メモリースティックスロットを個別
に用意し、メモリースティック131を、インターフェ
ースカード112およびドライブ113を介さずに、接
続可能なようにしても良いことはもちろんである。
【0065】無線通信モジュール114は、図2を用い
て説明したPDA11乃至簡易型再生装置15と、例え
ば、IEEE802.11aなどの規格に基づいて、無線で通信す
るためのモジュールである。無線通信モジュール114
は、PCカードスロットインターフェース111および
インターフェースカード112を介して、PCIバス5
6に接続されている。
【0066】なお、USBポート107やIEEE13
94ポート28に接続することが可能な無線通信モジュ
ール114を用いて、図2を用いて説明したPDA11
乃至簡易型再生装置15と、無線で通信するようにして
も良いことは言うまでもない。
【0067】また、PCIバス56にはブリッジ58
(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリ
ッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなど
で構成されており、IDE(Integrated Drive Electro
nics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ
59、IDEインターフェース61、およびUSBイン
ターフェース68等を内蔵している。ブリッジ58は、
IDEバス62に接続されるデバイス、またはISA/
EIO(Industry Standard Architecture / Extended
Input Output)バス63若しくはI/Oインターフェース
69を介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O
(Input / Output)を制御する。
【0068】IDEコントローラ/コンフィギュレーシ
ョンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコント
ローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのID
Eコントローラ、およびコンフィギュレーションレジス
タ(configuration register)等から構成されている
(いずれも図示せず)。
【0069】プライマリIDEコントローラには、ID
Eバス62を介して、HDD67が接続されている。ま
た、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバ
スに、図示しないCD ROMドライブまたはHDDな
どの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その
装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0070】HDD67は、電子メールプログラム67
A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドライバ
67D、OS117E、コミュニケーションプログラム
67F、ウェブブラウザ67G、およびその他のアプリ
ケーションプログラム67H(後述するサーバプログラ
ムなどを含む)等を記録する。
【0071】HDD67に記録されている電子メールプ
ログラム67A乃至アプリケーションプログラム67H
等は、RAM54に適宜ロードされる。
【0072】ISA/EIOバス63には、更に、I/O
インターフェース69が接続されている。このI/Oイ
ンターフェース69は、エンベディットコントローラか
ら構成され、その内部において、ROM70、RAM7
1、およびCPU72が相互に接続されている。
【0073】ROM70は、IEEE1394インターフェース
プログラム70A、LED制御プログラム70B、タッ
チパッド入力監視プログラム70C、キー入力監視プロ
グラム70D、ウェイクアッププログラム70E、およ
びジョグダイヤル状態監視プログラム70F等を予め記
憶している。
【0074】IEEE1394インターフェースプログラム70
Aは、IEEE1394ポート28を介して、IEEE1394の規格に
準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を
送受信する。LED制御プログラム70Bは、電源ラン
プPL、電池ランプBL、必要に応じて設けられるメッ
セージランプML、またはその他のLEDよりなるラン
プの点灯の制御を行う。タッチパッド入力監視プログラ
ム70Cは、利用者の操作に対応したタッチパッド26
からの入力を監視するプログラムである。
【0075】キー入力監視プログラム70Dは、キーボ
ード24またはその他のキースイッチからの入力を監視
するプログラムである。ウェイクアッププログラム70
Eは、ブリッジ58のタイマ回路(図示せず)から供給
される現在時刻を示すデータに基づいて、予め設定され
た時刻になったかどうかをチェックして、設定された時
刻になったとき、所定の処理(またはプログラム)等を
起動するために、パーソナルコンピュータ1を構成する
各チップの電源を管理するプログラムである。ジョグダ
イヤル状態監視プログラム70Fは、ジョグダイヤル2
3の回転型エンコーダが回転されたか否か、またはジョ
グダイヤル23が押されたか否かを常に監視するための
プログラムである。
【0076】ROM70には更に、BIOS(Basic Input/
Output System(基本入出力システム))70Gが書き
込まれている。BIOS70Gは、OSまたはアプリケーシ
ョンプログラムと周辺機器(タッチパッド26、キーボ
ード24、またはHDD67等)との間でのデータの受
け渡し(入出力)を制御する。
【0077】RAM71は、LED制御、タッチパッド
入力ステイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時
刻用の各レジスタ、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレ
ジスタ、またはIEEE1394I/Fレジスタ等を、レジスタ7
1A乃至71Fとして有している。例えば、LED制御
レジスタには、ジョグダイヤル23が押されて、電子メ
ールプログラム54Aが起動されたとき、所定の値が格
納され、格納されている値に対応して、メッセージラン
プMLの点灯が制御される。キー入力ステイタスレジス
タには、ジョグダイヤル23が押圧されると、所定の操
作キーフラグが格納される。設定時刻レジスタには、使
用者によるキーボード24などの操作に対応して、所定
の時刻が設定される。
【0078】また、このI/Oインターフェース69に
は、図示せぬコネクタを介して、ジョグダイヤル23、
タッチパッド26、キーボード24、IEEE1394ポート2
8、およびシャッタボタン32等が接続され、ジョグダ
イヤル23、タッチパッド26、キーボード24、また
はシャッタボタン32それぞれに対する操作に対応した
信号を、ISA/EIOバス63に出力する。また、I/
Oインターフェース69は、IEEE1394ポート28を介し
て接続されている機器とのデータの送受信を制御する。
更に、I/Oインターフェース69には、電源ランプP
L、電池ランプBL、メッセージランプML、電源制御
回路73、およびその他のLEDよりなるランプが接続
されている。
【0079】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74ま
たはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な
電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺
装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。ま
た、I/Oインターフェース69は、電源をオンまたはオ
フするとき操作される電源スイッチ27を監視してい
る。
【0080】I/Oインターフェース69は、電源がオフ
の状態でも、内部に設けられた電源により、IEEE1394イ
ンターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤル状
態監視プログラム70Fを実行する。すなわち、IEEE13
94インターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム70Fは、常時動作している。
【0081】従って、電源スイッチ27がオフでCPU
51がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oイン
ターフェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラ
ム70Fを実行するので、例えば、省電力状態、または
電源オフの状態で、ジョグダイヤル23が押圧されたと
き、パーソナルコンピュータ1は、予め設定した所定の
ソフトウェアまたはスクリプトファイルの処理を起動す
る。
【0082】このように、パーソナルコンピュータ1に
おいては、ジョグダイヤル23がプログラマブルパワー
キー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける
必要がない。
【0083】ここでは、パーソナルコンピュータ1が撮
像部30を備えているものとして説明したが、パーソナ
ルコンピュータは撮像部30を備えなくても良い。
【0084】なお、パーソナルコンピュータ1は、図3
乃至図6を用いて説明したようなノート型のパーソナル
コンピュータではなく、デスクトップ型のパーソナルコ
ンピュータであっても良い。
【0085】図8乃至図10は、PDA11の外観を説
明する図である。図8は、把持されたときのPDA11
の斜視図である。図9は、クレードル141に装着され
たPDA11の斜視図である。図10は、PDA11の
正面図である。
【0086】PDA11は、片手で把持、および操作が
可能な大きさに、その筐体が形成されている。PDA1
1の上部には、半導体メモリが内蔵されているメモリー
スティック131が挿入されるスロットが設けられてい
る。
【0087】メモリースティック131は、本願出願人
であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメ
モリカードの一種である。このメモリースティック13
1は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプ
ラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不
揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasableand
Programmable Read Only Memory )の一種であるフラ
ッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子
を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及
び読み出しが可能となっている。
【0088】またメモリースティック131は、大容量
化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対して
も、使用する機器で互換性を確保することができる独自
のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/
S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現している
とともに、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確
保している。
【0089】PDA11は、図9に示されるように、P
DA11の下面とクレードル141の上面とが接するよ
うにクレードル141に装着される。PDA11の下面
には、クレードル141と接続するためのUSB(Univ
ersal Serial Bus)ポート(図示せず)等が設けられて
いる。クレードル141とは、PDA11とパーソナル
コンピュータ1とを有線で接続して情報を授受させ、そ
れぞれのデータを最新のデータに更新する(いわゆるホ
ットシンクによりデータを同期させる)場合のドッキン
グステーションである。
【0090】PDA11には、表示部161、キー16
2、およびジョグダイヤル151などが設けられてい
る。
【0091】表示部161は、液晶表示装置などの薄型
の表示装置で構成され、アイコン、サムネイル、または
テキストなどの画像(例えば、後述するクライアントプ
ログラムが実行された場合、ユーザの操作を補助するた
めの所定のGUI(GraphicUser Interface)など)を
表示する。表示部161の上側には、タッチパッドが設
けられている。タッチパッドを指またはペンなどで押圧
することにより、PDA11に所定のデータまたは動作
指示が入力される。
【0092】キー162は、入力キーなどから構成さ
れ、表示部161に表示されたアイコンまたはサムネイ
ルの選択などを入力する。
【0093】ジョグダイヤル151は、回転操作または
本体側への押圧操作に対応して、表示部161に表示さ
れたアイコンまたはサムネイルの選択などを入力する。
【0094】次に、図11を用いて、PDA11の内部
構成について説明する。
【0095】CPU(Central Processing Unit)17
1は、発振器172から供給されるクロック信号に同期
して、Flash ROM(Read only Memory)173またはEDO
DRAM(Extended Data Out Dynamic Random Access Mem
ory)174に格納されているオペレーティングシステ
ム、または開発されたアプリケーションプログラム(例
えば、後述するクライアントプログラム)などの各種の
プログラムを実行する。
【0096】Flash ROM173は、EEPROM(Electric
ally Erasable Programmable ReadOnly Memory)の一種
であるフラッシュメモリで構成され、一般的には、CP
U171が使用するプログラムや演算用のパラメータの
うちの基本的に固定のデータを格納する。EDO DRAM17
4は、CPU171の実行において使用するプログラム
や、その実行において適宜変化するパラメータを格納す
る。
【0097】メモリースティックインターフェース17
5は、PDA11に装着されているメモリースティック
131からデータを読み出すとともに、CPU171か
ら供給されたデータをメモリースティック131に書き
込む。
【0098】USB(Universal Serial Bus)インター
フェース176は、発振器177から供給されるクロッ
ク信号に同期して、接続されているUSB機器であるド
ライブ183からデータまたはプログラムを入力すると
ともに、CPU171から供給されたデータをドライブ
183に供給する。USBインターフェース176は、
発振器177から供給されるクロック信号に同期して、
接続されているUSB機器であるクレードル141から
データまたはプログラムを入力するとともに、CPU1
71から供給されたデータをクレードル141に供給す
る。
【0099】また、USBインターフェース176に
は、ドライブ183も接続されている。ドライブ183
は、装着されている磁気ディスク191、光ディスク1
92、光磁気ディスク193、または半導体メモリ19
4に記録されているデータまたはプログラムを読み出し
て、そのデータまたはプログラムを、USBインターフ
ェース176を介して、接続されているCPU171ま
たはEDO DRAM174に供給する。また、ドライブ183
は、CPU171から供給されたデータまたはプログラ
ムを、装着されている磁気ディスク191、光ディスク
192、光磁気ディスク193、または半導体メモリ1
94に記録させる。
【0100】Flash ROM173、EDO DRAM174、メモ
リースティックインターフェース175、およびUSB
インターフェース176は、アドレスバスおよびデータ
バスを介して、CPU171に接続されている。
【0101】表示部161は、LCDバスを介して、C
PU171からデータを受信し、受信したデータに対応
する画像または文字などを表示する。表示部161は、
例えば、後述するクライアントプログラムが実行された
場合、ユーザの操作を補助するための所定のGUIなど
を表示する。タッチパッド制御部178は、表示部16
1の上側に設けられたタッチパッドが操作されたとき、
操作に対応したデータ(例えば、タッチされた座標を示
す)を表示部161から受信し、受信したデータに対応
する信号を、シリアルバスを介してCPU171に供給
する。
【0102】EL(Electroluminescence)ドライバ17
9は、表示部161の液晶表示部の裏側に設けられてい
る電界発光素子を動作させ、表示部161の表示の明る
さを制御する。
【0103】赤外線通信部180−1は、CPU171
から受信したデータを、赤外線を媒体として、UART(Un
iversal asynchronous receiver transmitter)を介し
て、他の機器(例えば、異なるPDA)に送信するとと
もに、他の機器から送信された赤外線を媒体とするデー
タを受信して、CPU171に供給する。
【0104】通信部180-2は、CPU171から受
信したデータを、例えば、IEEE802.11a、赤外線通信、
あるいは、Bluetoothなど、所定の通信方式を用いて、
他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ1)に送信
するとともに、他の機器から送信された所定の通信方式
のデータを受信して、CPU171に供給する。
【0105】すなわち、PDA11は、赤外線を利用し
てUARTを介して、もしくは、他の無線通信方式を用い
て、他の機器と通信することができる。
【0106】以下、通信部180−1および通信部18
0−2を個々に区別する必要がない場合、単に通信部1
80と総称する。
【0107】音声再生部182は、スピーカ、および音
声のデータの復号回路などから構成され、予め記憶して
いる音声のデータ、インターネットを介して受信した音
声のデータ、または、後述するクライアントプログラム
が実行された場合、パーソナルコンピュータ1から受信
する楽曲データなどを復号して、再生し、音声を出力す
る。例えば、音声再生部182は、バッファ181を介
して、CPU171から供給された音声のデータを再生
して、データに対応する音声を出力する。
【0108】キー162は、入力キーなどで構成され、
CPU171に各種の指令を入力するとき、使用者によ
り操作される。
【0109】ジョグダイヤル151は、回転操作または
本体側への押圧操作に対応するデータをCPU171に
供給する。
【0110】電源回路186は、装着されているバッテ
リ184または接続されているAC(Alternating curr
ent)アダプタ185から供給される電源の電圧を変換
して、電源をCPU171乃至音声再生部182のそれ
ぞれに供給する。
【0111】次に、携帯電話機12の外観構成について
説明する。図12に示すように携帯電話機12は、表示
部202および本体203で構成され、中央のヒンジ部
204により折り畳み可能に形成されている。
【0112】表示部202は、上端左部に引出しまたは
収納可能な送受信用のアンテナ205を有する。携帯電
話機12は、アンテナ205を介して、固定無線局であ
る基地局のいずれかとの間で電波を送受信する。
【0113】更に、表示部202の正面に液晶ディスプ
レイ209が設けられている。液晶ディスプレイ209
は、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録され
ている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子
メールの内容、簡易ホームページ、後述するカメラ部2
06のCCDカメラ207で撮像した画像、あるいは、
後述するクライアントプログラムが実行された場合、ユ
ーザの操作を補助するための所定のGUIなどを表示す
る。
【0114】一方、本体203には、その表面に「0」
乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終
話及び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操
作キー210が設けられている。操作キー210の操作
に対応した各種指示が、携帯電話機12に入力される。
【0115】また、本体203の操作キー210の下部
にメモボタン211およびマイクロフォン212が設け
られている。携帯電話機12は、メモボタン211が操
作されたとき、通話中の相手の音声を録音する。携帯電
話機12は、マイクロフォン212によって通話時の使
用者の音声を集音する。
【0116】更に、本体203の操作キー210の上部
に回動自在なジョグダイヤル213が、本体203の表
面から僅かに突出した状態で設けられている。携帯電話
機12は、ジョグダイヤル213に対する回動操作に応
じて、液晶ディスプレイ209に表示されている電話帳
リストもしくは電子メールのスクロール動作、簡易ホー
ムページのページ捲り動作、または、後述するクライア
ントプログラムが実行された場合に表示されるGUI画
面上のカーソルラインの移動等の種々の動作を実行す
る。
【0117】例えば、本体203は、使用者によるジョ
グダイヤル213の回動操作に応じて液晶ディスプレイ
209に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中
から所望の電話番号を選択し、ジョグダイヤル213が
本体203の内部方向に押圧されたとき、選択されてい
る電話番号を確定して、確定した電話番号に対して自動
的に発呼処理を行う。
【0118】なお、本体203は、背面側に図示しない
バッテリパックが装着されており、終話/電源キーがオ
ン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して
電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0119】本体203の左側面上部には、抜差自在な
メモリースティック131を装着するためのメモリース
ティックスロット214が設けられている。携帯電話機
12は、メモボタン211が押下されると、通話中の相
手の音声を装着されているメモリースティック131に
記録する。携帯電話機12は、使用者の操作に応じて、
電子メール、もしくは、簡易ホームページなどを、装着
されているメモリースティック131に記録する。
【0120】また、表示部202は、上端中央部にほぼ
180度の角度範囲で回動自在なカメラ部206を有す
るものとしてもよい(カメラ部206を有さなくても良
いことはもちろんである)。携帯電話機12は、カメラ
部206のCCDカメラ207によって所望の撮像対象
を撮像することが可能となる。
【0121】カメラ部206が使用者によってほぼ18
0度回動されて位置決めされた場合、図13に示すよう
に、表示部202は、カメラ部206の背面側中央に設
けられたスピーカ208が正面側に位置する状態とな
る。これにより、携帯電話機12は、通常の音声通話状
態に切り換わる。
【0122】図14は、携帯電話機12の内部構成を示
すブロック図である。ここでは、携帯電話機12がカメ
ラ部206を備えているものとして説明するが、携帯電
話機12は、カメラ部206を備えていなくても良い。
【0123】図14に示すように、携帯電話機12は、
表示部202および本体203の各部を統括的に制御す
る主制御部251に対して、電源回路部252、操作入
力制御部253、画像エンコーダ254、カメラI/F
(インターフェース)部255、LCD(Liquid Cryst
al Display)制御部256、多重分離部258、変復調
回路部259、および音声コーデック260がメインバ
ス261を介して互いに接続されるとともに、画像エン
コーダ254、画像デコーダ257、多重分離部25
8、記憶再生部263、変復調回路部259、および音
声コーデック260が同期バス262を介して互いに接
続されて構成されている。
【0124】電源回路部252は、使用者の操作により
終話/電源キーがオン状態にされると、バッテリパック
から各部に対して電力を供給することにより携帯電話機
12を動作可能な状態に起動する。
【0125】携帯電話機12は、CPU、ROMおよび
RAM等でなる主制御部251の制御に基づいて、音声
通話モードにおいて、マイクロフォン212で集音した
音声信号を音声コーデック260によってデジタル音声
データに変換する。携帯電話機12は、デジタル音声デ
ータを変復調回路部259でスペクトラム拡散処理し、
送受信回路部264でデジタルアナログ変換処理および
周波数変換処理を施した後にアンテナ205を介して送
信する。
【0126】また、携帯電話機12は、音声通話モード
において、アンテナ205で受信した受信信号を送受信
回路部264で増幅して周波数変換処理およびアナログ
デジタル変換処理を施し、変復調回路部259でスペク
トラム逆拡散処理し、音声コーデック260によってア
ナログ音声信号に変換する。携帯電話機12は、アナロ
グ音声信号に対応する音声をスピーカ208に出力させ
る。
【0127】更に、携帯電話機12は、データ通信モー
ドにおいて、電子メールを送信する場合、操作キー21
0もしくはジョグダイヤル213の操作によって入力さ
れた電子メールのテキストデータを、操作入力制御部2
53を介して主制御部251に送出する。
【0128】主制御部251は、テキストデータを変復
調回路部259でスペクトラム拡散処理し、送受信回路
部264でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処
理を施した後にアンテナ205を介して基地局へ送信す
る。
【0129】これに対して携帯電話機12は、データ通
信モードにおいて、電子メールを受信する場合、アンテ
ナ205を介して基地局から受信した受信信号を変復調
回路部259でスペクトラム逆拡散処理して、元のテキ
ストデータを復元した後、LCD制御部256に出力す
る。LCD制御部256は、電子メールを表示させるた
めに、液晶ディスプレイ209を制御する。
【0130】携帯電話機12においては、使用者の操作
に応じて受信した電子メールに対応するデータを、記憶
再生部263を介してメモリースティック131に記録
することも可能である。
【0131】携帯電話機12は、データ通信モードにお
いて画像データを送信する場合、CCDカメラ207で
撮像された画像データを、カメラインターフェース部2
55を介して画像エンコーダ254に供給する。
【0132】因みに携帯電話機12は、画像データを送
信しない場合には、CCDカメラ207で撮像した画像
データをカメラインターフェース部255およびLCD
制御部256を介して液晶ディスプレイ209に直接表
示することも可能である。
【0133】画像エンコーダ254は、CCDカメラ2
07から供給された画像データを、例えば、MPEG
(Moving Picture Experts Group )2またはMPEG
4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することに
より符号化画像データに変換し、これを多重分離部25
8に送出する。
【0134】このとき同時に携帯電話機12は、CCD
カメラ207で撮像中にマイクロフォン212で集音し
た音声を、音声コーデック260を介してデジタルの音
声データとして多重分離部258に送出する。
【0135】多重分離部258は、画像エンコーダ25
4から供給された符号化画像データと音声コーデック2
60から供給された音声データとを所定の方式で多重化
し、その結果得られる多重化データを変復調回路部25
9でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部264でデ
ジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後
にアンテナ205を介して送信する。
【0136】これに対して携帯電話機12は、データ通
信モードにおいて、例えば、簡易ホームページ等にリン
クされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アン
テナ205を介して基地局から受信した受信信号を変復
調回路部259でスペクトラム逆拡散処理し、その結果
得られる多重化データを多重分離部258に送出する。
【0137】多重分離部258は、多重化データを符号
化画像データと音声データとに分離し、同期バス262
を介して、符号化画像データを画像デコーダ257に供
給するとともに、音声データを音声コーデック260に
供給する。
【0138】画像デコーダ257は、符号化画像データ
をMPEG2またはMPEG4等の所定の符号化方式に
対応した復号方式でデコードすることにより再生動画像
データを生成し、LCD制御部256を介して液晶ディ
スプレイ209に供給して表示させる。これにより、携
帯電話機12は、例えば、簡易ホームページにリンクさ
れた動画像ファイルに含まれる動画データを表示する。
【0139】このとき同時に音声コーデック260は、
音声データをアナログ音声信号に変換した後、スピーカ
208に供給して出力させる。これにより、携帯電話機
12は、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画
像ファイルに含まれる音声データを再生する。
【0140】携帯電話機12においては、この場合も、
電子メールの場合と同様に、受信した簡易ホームページ
等のデータを、使用者の操作により記憶再生部263を
介してメモリースティック131に記録することが可能
である。
【0141】また、携帯電話機12は、CPU、ROM
およびRAM等でなる主制御部251のRAM、もしく
はROMに、各種のアプリケーションプログラム(例え
ば、後述するクライアントプログラムなど)を記録し、
CPUによって実行することが可能である。
【0142】主制御部251によって、後述するクライ
アントプログラムが実行された場合、パーソナルコンピ
ュータ1に送信されるリクエスト信号は、データ通信モ
ードと同様にして、変復調回路部259でスペクトラム
拡散処理されて、送受信回路部264でデジタルアナロ
グ変換処理および周波数変換処理を施された後にアンテ
ナ205を介して送信される。そして、パーソナルコン
ピュータ1から送信された楽曲データは、データ通信モ
ードと同様にして、アンテナ205で受信されて、送受
信回路部264で増幅され、周波数変換処理およびアナ
ログデジタル変換処理を施され、変復調回路部259で
スペクトラム逆拡散処理が施されて、音声コーデック2
60によってアナログ音声信号に変換される。そして、
アナログ音声信号に変換された楽曲データに対応する音
声がスピーカ208から出力される。
【0143】あるいは、例えば、IEEE802.11a、赤外線
通信、もしくはbluetoothなどの所定の通信方式で無線
通信可能な通信部を新たに設けることにより、データ通
信モードと異なる方法により、パーソナルコンピュータ
1と無線通信可能なようにしても良い。
【0144】図15は、据え置き型再生装置13の外観
を示す図である。
【0145】図15(A)は、据え置き型再生装置13
の正面図である。据え置き型再生装置13は、パーソナ
ルコンピュータ1から送信された楽曲データを再生し
て、スピーカ284-1および284-2から音声出力す
るようになされている。据え置き型再生装置13は、そ
の前面が、表示パネル281と前面パネル282で構成
されている。表示パネル281には、後述するGUI画
面が表示される。
【0146】前面パネル282には、操作ボタン283
が設けられているほかに、図示しないIR(Infra Re
d)受信部が設けられ、図17を用いて後述するリモー
トコマンダから送信される、ユーザの操作を示す赤外線
信号を受信する。また、前面パネル282にスピーカを
内蔵したり、図示しないヘッドフォンへの出力端子を備
えることにより、スピーカ284-1および284-2を
接続しなくても、音声出力が可能なようにしても良い。
【0147】図15(B)は、据え置き型再生装置13
の側面図である。この図に示されるように、据え置き型
再生装置13を非常に薄型に構成することにより、表示
パネル281にある程度の大きさを持たせつつ、設置場
所に困らないようにすることが可能となる。
【0148】図16は、据え置き型再生装置13の構成
を示すブロック図である。入力IF(Interface)30
1は、操作ボタン283、もしくは、リモートコマンダ
302からの赤外線信号を受信したIR受信部303か
ら、ユーザの操作入力を示す信号を受け、バス304を
介して、制御部305に出力する。
【0149】制御部305は、CPU、ROM、およ
び、RAMから構成された、いわゆるマイクロコンピュ
ータであり、据え置き型再生装置13の全体の動作を制
御している。制御部305は、後述するクライアントプ
ログラムを実行し、入力IF301から入力されたユー
ザの操作入力を示す信号に従って、通信部306を介し
て、パーソナルコンピュータ1に、楽曲データのリクエ
スト信号を送出したり、後述するGUI画面に対応する
画像データを、記憶部310から読み出して、バス30
4を介して、表示制御部307に出力して、表示パネル
281に表示させたり、通信部306で受信された楽曲
データを、バス304を介して、音声出力部308に出
力して、そのデータフォーマットに適応した再生処理を
行わせて、スピーカ284もしくはヘッドフォン309
から音声出力させる。
【0150】通信部306は、例えば、IEEE802.11a、
赤外線通信、もしくはbluetoothなどの所定の通信方式
で、パーソナルコンピュータ1との無線での通信を行う
ものであり、制御部305から、バス304を介して入
力された楽曲データのリクエスト信号を、パーソナルコ
ンピュータ1に送信したり、パーソナルコンピュータ1
から、楽曲データを受信して、バス304を介して、制
御部305に出力する。
【0151】表示制御部307は、制御部305の制御
に従って、表示パネル281に画像データを出力し、そ
の表示を制御するものである。音声出力部308は、制
御部305の制御に従って、入力された音声データを、
そのフォーマットに基づいた方法で再生して、スピーカ
284、もしくはヘッドフォン309へ音声データを出
力し、その音声出力を制御する。
【0152】記憶部310には、表示パネル281に表
示されるGUIデータが記憶されるとともに、制御部3
05の制御に必要な各種情報が記憶される。
【0153】また、制御部305には、バス304を介
して、ドライブ311も接続されている。ドライブ31
1は、装着されている磁気ディスク321、光ディスク
322、光磁気ディスク323、または半導体メモリ3
24に記録されているデータまたはプログラムを読み出
して、そのデータまたはプログラムを、バス304を介
して、接続されている制御部305に供給する。また、
ドライブ311は、制御部305から供給されたデータ
またはプログラムを、装着されている磁気ディスク32
1、光ディスク322、光磁気ディスク323、または
半導体メモリ324に記録させる。
【0154】図17は、リモートコマンダ302の外観
を示す図である。リモートコマンダ302は、図17A
に示されるように、カーソルボタン331および33
2、ズームアウトボタン333およびズームインボタン
334、並びにリスタートボタン335を備えている。
ユーザは、表示パネル281に表示されるGUIを参照
して、カーソルボタン331乃至リスタートボタン33
5を操作する。
【0155】カーソルボタン331および332は、表
示パネル281に表示されている、後述するアイコン、
あるいはサムネイルなどの選択を変更する場合に、ユー
ザによって操作される。ズームアウトボタン333およ
びズームインボタン334は、ズームアウトおよびズー
ムインを指示する場合、すなわち、表示パネル281に
現在表示されているGUI画面を変更する場合に、ユー
ザによって操作される。リスタートボタン335は、据
え置き型再生装置13から現在再生されている楽曲をは
じめから聞きたい場合に、ユーザによって操作される。
ユーザによって、カーソルボタン331乃至リスタート
ボタン335が操作された場合、IR送信部336か
ら、据え置き型再生装置のIR受信部303に、赤外線
信号が出力される。
【0156】また、リモートコマンダ302は、図17
Bに示されるように、カーソルボタン331および33
2、並びにリスタートボタン335に代わって、ジョグ
ダイヤル341を備えるようにしても良い。ジョグダイ
ヤル341は、回転押圧型の操作素子であり、矢印A方
向、または、B方向に回転可能であるとともに、C方向
に押圧操作が可能である。ジョグダイヤル341の矢印
A方向への回転操作は、図17Aのカーソルボタン33
1への操作入力と同様の操作入力に対応し、矢印B方向
への回転操作は、図17Aのカーソルボタン332への
操作入力と同様の操作入力に対応し、ジョグダイヤル3
41への押圧操作は、リスタートボタンへの操作入力に
対応する。
【0157】図18は、携帯型再生装置14の外観構成
を示す図である。携帯型再生装置14は、例えば、ポケ
ットに入る程度の大きさであるものとする。
【0158】表示パネル351には、ユーザの操作を補
助するためのGUI画面が表示される。図15を用いて
説明した据え置き型再生装置13の表示パネル281と
比較して、表示パネル351の表示エリアは非常に小さ
いため、据え置き型再生装置13の表示パネル281に
表示されるGUIよりも、簡単な構成のGUIが表示さ
れるようにしても良い。
【0159】また、携帯型再生装置14は、カーソルキ
ー352および353、ズームアウトキー354および
ズームインキー355、並びにリスタートキー356を
備えている。また、携帯型再生装置14をポケットや鞄
などに入れた状態で操作できるように、ヘッドフォン1
6と携帯型再生装置14を接続するケーブルの途中に、
カーソルキー352乃至リスタートキー356と同様の
キーを備えたリモートコマンダ357が設けられてい
る。ユーザは、表示パネル351に表示されるGUIを
参照して、カーソルキー352乃至リスタートキー35
6を操作するか、もしくは、表示パネル351を参照し
ない状態でリモートコマンダ357を操作する。
【0160】カーソルキー352および353は、表示
パネル351に表示されているアイコン、あるいはサム
ネイルなどの選択を変更する場合に、ユーザによって操
作される。ズームアウトキー354およびズームインキ
ー355は、表示パネル351に現在表示されているG
UI画面を変更する、すなわち、ズームアウトおよびズ
ームインを指示する場合に、ユーザによって表示され
る。リスタートキー356は、携帯型再生装置14から
現在再生されている楽曲をはじめから聞きたい場合に、
ユーザによって操作される。また、リモートコマンダ3
57に備えられているキーも、カーソルキー352乃至
リスタートキー356と基本的に同様に構成されてい
る。
【0161】図19は、携帯型再生装置14の構成を示
すブロック図である。操作部361は、図18の、カー
ソルキー352乃至リモートコマンダ357に対応し、
ユーザの操作入力を示す信号を、バス362を介して、
制御部363に出力する。
【0162】制御部363は、CPU、ROM、およ
び、RAMから構成された、いわゆるマイクロコンピュ
ータであり、携帯型再生装置14の全体の動作を制御し
ている。制御部363は、後述するクライアントプログ
ラムを実行し、操作部361から入力されたユーザの操
作入力を示す信号に従って、通信部364を介して、パ
ーソナルコンピュータ1に、楽曲データのリクエスト信
号を送出したり、後述するGUI画面に対応する画像デ
ータを、記憶部367から読み出して、バス362を介
して、表示制御部365に出力して、表示パネル351
に表示させたり、通信部364で受信された楽曲データ
を、バス362を介して、音声出力部366に出力し
て、そのデータフォーマットに適応した再生処理を行わ
せて、ヘッドフォン16から音声出力させる。
【0163】通信部364は、例えば、IEEE802.11a、
赤外線通信、もしくはbluetoothなどの所定の通信方式
でパーソナルコンピュータ1との無線での通信を行うも
のであり、制御部363から、バス362を介して入力
された楽曲データのリクエスト信号を、パーソナルコン
ピュータ1に送信したり、パーソナルコンピュータ1か
ら、楽曲データを受信して、バス362を介して、制御
部363に出力する。
【0164】表示制御部365は、制御部363の制御
に従って、表示パネル351に画像データを出力し、そ
の表示を制御するものである。音声出力部366は、制
御部363の制御に従って、入力された音声データを、
そのフォーマットに基づいた方法で再生して、ヘッドフ
ォン16へ音声データを出力し、その音声出力を制御す
る。
【0165】記憶部367には、表示パネル351に表
示されるGUIデータが記憶されるとともに、制御部3
63の制御に必要な各種情報が記憶される。
【0166】図20は、簡易型再生装置15の外観を示
す図である。ジョグダイヤル372は、回転押圧型の操
作素子であり、矢印A方向、または、B方向に回転可能
とされ、使用者により回転させられると、その回転角度
に対応して、表示窓371に表示されるアイコン、もし
くはサムネイルの選択が変更される。このとき選択され
たアイテムに対応するコマンドがパーソナルコンピュー
タ1に出力される。
【0167】ズームボタン373は、2方向に移動する
ことができるようになされており、ズームアウト、もし
くはズームインが指令されるとき、ユーザにより操作さ
れる。リスタートボタン374は、簡易型再生装置15
において現在再生中の楽曲を、初めから再生させたい場
合に、ユーザにより操作される。また、ジョグダイヤル
372を矢印C方向に押圧することにより、リスタート
ボタン374の押圧操作と同様の操作入力がなされるよ
うにしても良い。
【0168】表示窓371は、例えば、LCD(Liquid
Crystal Display)、もしくは複数のLED(Light Em
itting Diode)を用いて構成される。また、ヘッドフォ
ン16は、ジャックを介して接続されており、簡易型再
生装置15の本体に対してジャックの抜き差しにより着
脱可能になされている。
【0169】図21は、簡易型再生装置15の構成を示
すブロック図である。制御部381は、CPU、RO
M、および、RAMから構成された、いわゆるマイクロ
コンピュータであり、簡易型再生装置15の全体の動作
を制御している。操作部382は、ジョグダイヤル37
2乃至リスタートボタン374に対応する。制御部38
1は、後述するクライアントプログラムを実行し、操作
部382より、バス383を介して入力された信号に対
応して、例えば、記憶部384に記憶されている画像や
テキストを表示制御部385に出力し、表示窓371に
表示させたり、通信部386を介してパーソナルコンピ
ュータ1に楽曲データのリクエスト信号を送信したり、
パーソナルコンピュータ1より送信されてきた楽曲デー
タを、音声出力部387に出力して再生させて、ヘッド
フォン16に送出し、音声として出力させる。
【0170】通信部386は、例えば、IEEE802.11a、
赤外線通信、もしくはbluetoothなどの所定の通信方式
でパーソナルコンピュータ1との無線での通信を行うも
のであり、制御部381から、バス382を介して入力
された楽曲データのリクエスト信号を、パーソナルコン
ピュータ1に送信したり、パーソナルコンピュータ1か
ら、楽曲データを受信して、バス382を介して、制御
部381に出力する。
【0171】表示制御部385は、制御部381の制御
に従って、表示窓371に画像データ、あるいはテキス
トデータを含むGUIデータを出力し、その表示を制御
するものである。音声出力部387は、制御部381の
制御に従って、入力された音声データを、そのフォーマ
ットに基づいた方法で再生して、ヘッドフォン16への
音声出力を制御する。
【0172】記憶部384には、表示窓371に表示さ
れるGUIデータが記憶されるとともに、制御部381
の制御に必要な各種情報が記憶される。
【0173】ここでは、表示窓371が、例えば、LC
D、もしくは複数のLEDを用いて構成されるものとし
て説明したが、表示窓371は、例えば、図22に示さ
れるように、メモリと針で構成されていても良い。この
場合は、表示窓371に、文字や画像を表示させること
はできないが、ジョグダイヤル372の回動に応じて、
針がメモリ上を移動するようになされる。
【0174】更に、簡易型再生装置15においてはズー
ムボタン373を省略するようにしても良い。この場
合、選曲(あるいは後述するステーションの選択)は、
針の位置のみで決定されるが、ランダムに様々な楽曲を
聞くことを希望するユーザにとっては、充分な機能を提
供することができる。
【0175】ユーザは、針の位置を切り替えて、ランダ
ムに楽曲を聴くことが可能であり、気に入った楽曲があ
った場合、リスタートボタン374を操作することによ
り、その楽曲を初めから聞くことができる。
【0176】図23は、本発明を適応したクライアント
サーバシステムにおけるサーバとクライアントの関係と
それぞれの機能について示した機能ブロック図である。
ここで、サーバ401は、図2のパーソナルコンピュー
タ1に対応し、クライアント402は、図2のPDA1
1乃至簡易型再生装置15に対応する。
【0177】サーバ401のサーバプログラム411
は、クライアント402への楽曲データの送信や、楽曲
データベース415乃至ランキング情報データベース4
17の情報の登録を制御するものである。サーバプログ
ラム411は、ユーザが、楽曲データを登録するための
補助となる表示画面を、表示制御部414を制御してL
CD25に表示させ、操作入力部412から入力される
ユーザの操作を示す信号に従って、楽曲データを、例え
ば、ATRAC(Advanced TRansform AcousticCodin
g)、MP3(MPEG Audio Layer-3)、あるいは、WA
Vなどのフォーマットで楽曲データベース415に記録
するとともに、リンク情報データベース416を更新
し、通信部413を介して入力される、クライアント4
02からのリクエスト信号を基に、ランキング情報デー
タベース417を更新する。
【0178】また、サーバプログラム411は、通信部
413を介して、クライアント402からリクエスト信
号の入力を受け、クライアント401からリクエストさ
れた楽曲データを、リンク情報データベース416およ
びランキング情報データベース417を参照して、楽曲
データベース415から検索し、通信部413を介し
て、クライアント402に送信する。
【0179】図24は、楽曲データとともに楽曲データ
ベース415に記録されている楽曲データ一覧リストで
ある。楽曲データ一覧リストには、それぞれの楽曲に固
有に割り当てられている曲ID、対応する楽曲データが
記録されている先頭位置を示すアドレス情報、およびそ
の楽曲データの再生開始位置情報が記載されている。
【0180】楽曲データがリクエストされた場合、ま
ず、再生開始位置情報が参照されて、その楽曲の初めか
らではなく、いわゆる「さび」や、クライマックス部分
など、聞き手にとって、何の曲が再生されているのかが
分かりやすい位置、あるいは、聞き手にとって、最も曲
のイメージがつかみやすい位置から再生されるように、
その部分に対応する楽曲データが、クライアント402
に送信される。その後、聞き手であるユーザがその曲を
気に入り、楽曲の初めからの再生を指示する操作を行っ
た場合、対応する楽曲が初めから再生されるように、リ
クエスト信号が生成されて送信されるので、サーバプロ
グラム411は、対応する楽曲データが記録されている
先頭位置を示すアドレス情報を基に、楽曲データ全体
を、クライアント402に送信する。
【0181】あるいは、楽曲データベース415に、楽
曲全体に対応する音声データ以外に、いわゆる「さび」
や、クライマックス部分など、聞き手にとって、何の曲
が再生されているのかが分かりやすい部分、あるいは、
聞き手にとって、最も曲のイメージがつかみやすい部分
のみを抽出した、部分的な音声データを用意し、楽曲デ
ータ一覧リストには、再生開始位置情報に変わって、部
分的な音声データの記録位置を示すアドレス情報を登録
するようにしても良い。
【0182】楽曲データ一覧リストには、同一の楽曲が
重ねて登録されることはなく、楽曲データベース415
にも、同一の楽曲が重ねて記録されることはない。
【0183】図25は、リンク情報データベース416
に記録されているリンク情報リストである。リンク情報
リストには、ユーザが登録した内容に基づいて、楽曲デ
ータに対応するIDが、仮想的な階層構造に分類されて
登録される。すなわち、楽曲データ自体は、階層構造で
記録されるわけではないが、リンク情報リストにおい
て、仮想的な階層構造が構成される。階層の深さは、図
25に示されるように様々である。ここでは、一番大き
な分類である第1番目の階層(図25における「ユーザ
Aのお気に入り」「ユーザBのお気に入り」「ユーザC
のお気に入り」「朝の曲」「夜の曲」および「みんなの
お気に入り」)をステーションと称し、ステーションか
ら、楽曲データまでの中分類あるいは小分類など(図2
5における「ドライブ用」「クラシック」「作曲者A」
あるいは「楽しい気分の曲」など)を、階層カテゴリと
称するものとする。リンク情報リストにおいては、同一
の楽曲の曲IDが異なる位置に登録されても良い。
【0184】図26は、ランキング情報データベース4
17に記録されているランキングリストである。ランキ
ングは、ステーション毎に決められ、必要に応じて、階
層カテゴリ情報と共に記載されている。そして、そのラ
ンキングは、サーバプログラム411の制御により、ク
ライアント402から送信されるリクエストの内容に基
づいて随時更新される。
【0185】楽曲データベース415に楽曲データを記
録させる場合、ユーザは、例えば、表示制御部414に
よりLCD25に表示されるGUIに従って、その楽曲
データを、ユーザの所望のステーション、および階層カ
テゴリに登録することができる。また、ユーザは、新た
なステーションおよび階層カテゴリを構成したり、同一
の楽曲を、複数のステーション、あるいは階層カテゴリ
に登録したり、既に、別のステーション、あるいは階層
カテゴリに登録されている楽曲を、他のステーション、
あるいは階層カテゴリに登録することも可能である。サ
ーバ401のサーバプログラム411は、操作入力部4
12から入力されるユーザの操作に基づいて、楽曲デー
タベース415乃至ランキングデータベース417を更
新する処理を実行する。
【0186】例えば、サーバ401のリンク情報データ
ベース416に、家族それぞれのステーションを用意
し、それぞれのお気に入りの楽曲データを登録しておく
ことにより、サーバ401(すなわち、パーソナルコン
ピュータ1)とは別の部屋に居ながら、家族それぞれ
が、音楽を楽しむことができる。
【0187】また、新たに登録された楽曲データの初め
のランキングは、そのシステムによって自由に設定可能
としても良く、例えば、新たな楽曲データの登録時にラ
ンキングも合わせて設定するようにしても良いし、新た
に登録された楽曲をユーザが聞く機会がより多くなるよ
うに、対応するステーションの最上位から始まるように
しても良いし、あるいは、最下位から始まるようにして
も良い。
【0188】なお、新たなステーションの作成およびそ
のステーションへの楽曲データの登録は、ユーザからの
登録のみならず、クライアント402から送信されるリ
クエストの状況に基づいて、サーバプログラム411に
よって設定することができる。例えば、朝7時乃至9時
の間に、楽曲の最初からの再生がリクエストされた楽曲
を集めたステーションを「朝の曲」とし、夜9時乃至夜
11時の間に楽曲の最初からの再生がリクエストされた
楽曲を集めたステーションを「夜の曲」とするようにし
てもよい。この場合、1回のリクエストではなく、対応
する条件において、所定の回数以上、楽曲の最初からの
再生がリクエストされた楽曲のみを、対応するステーシ
ョンへ登録するようにしても良い。
【0189】更に、対応する条件は、例に挙げた「朝」
や「夜」などの時間のみに限らず、例えば、曜日、月、
季節などでも良く、単純に、所定の期間に所定の回数以
上、楽曲の最初からの再生がリクエストされた楽曲を
「みんなのお気に入り」ステーションに登録するように
しても良い。
【0190】このように、複数のクライアントによるリ
クエストの状況に基づいて、データベースが書き換えら
れるので、単独のユーザの嗜好にとどまらず、このクラ
イアントサーバシステムを利用する全てのユーザ(例え
ば、家族全員)の嗜好によって、データベースが構築さ
れる。
【0191】再び、図23に戻り、クライアント402
の構成について説明する。
【0192】クライアント402のクライアントプログ
ラム421は、サーバ401への楽曲データのリクエス
ト信号の送信、並びにサーバ401からの楽曲データの
受信および再生処理や、表示制御部426によるGUI
の表示を制御するものである。
【0193】クライアントプログラム421は、クライ
アント402が、画像やテキストを表示可能な表示部
(例えば、据え置き型再生装置13の表示パネル281
など)を有している場合、表示制御部426を制御し
て、必要に応じて、画像データを内部の記憶部(例え
ば、据え置き型再生装置13の記憶部310など)より
読み出させて、ユーザが楽曲データを選択するための補
助となるGUIを表示させ、操作入力部422から入力
されるユーザの操作を示す信号に従って、GUIの表示
を変更させる。
【0194】また、クライアントプログラム421は、
クライアント402が、画像やテキストを表示可能な表
示部を有さず、例えば、図22を用いて説明したよう
な、簡易型の表示窓371を有している場合、操作入力
部422から入力されるユーザの操作を示す信号に従っ
て、表示窓371の針の位置を移動させる(針を移動さ
せるためのアクチュエータを駆動させる)。
【0195】例えば、針の位置がステーションの選択を
示す場合、ユーザが針の位置を移動することにより、ス
テーションが切り替わって、それぞれのステーション内
で優先順位が高い順番に、楽曲データが所定の位置から
再生されるように、楽曲データのリクエスト信号が送信
される。また、針の位置が楽曲データを示す場合、ユー
ザが針の位置を移動することにより、楽曲が切り替わっ
て、所定の位置から再生されるように、楽曲データのリ
クエスト信号が送信される。
【0196】また、クライアントプログラム421は、
操作入力部422から入力されるユーザの操作を示す信
号に従って、楽曲データのリクエスト信号を、通信部4
23を介して、サーバ401に送信する。そして、通信
部423が、サーバ401から、例えば、ATRAC、
MP3、あるいは、WAVなどのフォーマットの楽曲デ
ータを受信した場合、受信した楽曲データを、音声デー
タ変換部424に出力させる。
【0197】音声データ変換部424は、楽曲データの
フォーマットに適した方法で、受信した楽曲データをア
ナログ音声信号に変換し、音声データ出力制御部425
に出力する。音声データ出力制御部425は、例えば、
スピーカ284やヘッドフォン16などからの音声出力
を制御する。
【0198】クライアント402を利用するユーザは、
表示制御部426によって表示が制御されるGUI(も
しくは、メモリに沿って動く針)を参照して、もしく
は、携帯型再生装置14を利用している場合などは、こ
れらの表示を参照することなく、操作入力部422(例
えば、リモートコマンダ302、リモートコマンダ35
7など)を用いて操作入力を行うことにより、サーバ4
01の楽曲データベース415に記録されている様々な
楽曲を聞くことが可能となる。
【0199】図23を用いて説明したサーバ401とク
ライアント402との関係は、いわば、ラジオ局とラジ
オのような関係として捉えることができる。すなわち、
クライアント402を利用するユーザは、リモートコマ
ンダによるカーソル操作など、非常に単純な操作のみを
実行して選局(チューニング)するだけで、楽曲データ
自体を選択することなく、所望の番組(ステーション、
もしくは階層カテゴリ)の楽曲データを受信して、再生
することができる。現在聞いている楽曲以外の曲を聴き
たい場合は、チューニングを変更すれば、即、他の楽曲
データが受信されて再生される。
【0200】図27乃至図33を参照して、クライアン
ト402として、例えば、据え置き型再生装置13を用
いた場合に、表示制御部426の処理により表示が制御
されるGUIについて説明する。
【0201】図27は、楽曲データベース415乃至ラ
ンキング情報データベース417に、図24乃至図26
を用いて説明した楽曲データおよびそれに関する情報が
登録されているサーバ401に対して、楽曲データをリ
クエストするクライアント402の初期画面である。図
27の表示画面に表示されているアイコン431−1乃
至431−6は、図25を用いて説明したリンク情報リ
ストのステーションに対応する。
【0202】例えば、「ユーザAのお気に入り」ステー
ションに登録されている楽曲が再生されている場合、図
27に示されるように、「ユーザAのお気に入り」ステ
ーションに対応するアイコン431−1にカーソルライ
ン432が合わされ、アイコン421−1が拡大表示さ
れ、アイコンに対応するステーション名(ここでは、
「A Station」)が表示される。ここでは、再生中の楽
曲データが含まれているアイコンが、拡大表示されてい
るものとして説明したが、例えば、表示色の変更、反転
表示、ハイライト(輝度を高くする)などの方法で、他
のアイコンと区別することができるようにしても良い。
【0203】例えば、据え置き型再生装置13などのク
ライアント402に電源を投入した時点において、後述
する処理により、所定のステーションの最もランキング
の高い楽曲データがリクエストされる。このとき、上述
したように、楽曲データは、曲の最初から再生されず、
いわゆる「さび」や、特徴のある部分が再生される。ユ
ーザは、その部分を聞いて、曲が気に入った場合、例え
ば、図17を用いて説明したリモートコマンダ302の
リスタートボタン335、もしくはジョグダイヤル34
1を押下することにより、対応する曲を最初から再生す
るための楽曲データをサーバ401にリクエストするこ
とができる。
【0204】そして、ユーザは、図17を用いて説明し
たリモートコマンダ302のカーソルボタン331もし
くは332を押下するか、もしくはジョグダイヤル34
1を回動することにより、カーソルライン432を移動
し、ステーションを変更する(ラジオ放送の受信にたと
えると、ラジオ局を選局する)ことが可能である。
【0205】図28は、ユーザが、リモートコマンダ3
02のカーソルボタン332を押下するか、もしくはジ
ョグダイヤル341を図中矢印B方向に回動することに
より、Bステーション(図25を用いて説明したリンク
情報リストの「ユーザBのお気に入り」に対応するステ
ーション)にカーソルライン432が移動された場合の
表示画面である。この場合、選局されたBステーション
に対応するアイコン431−2が拡大表示され、「ユー
ザBのお気に入り」のうち、最もランキングが高い楽曲
のいわゆる「さび」や、特徴のある部分が再生される。
【0206】サーバ401の楽曲データベース415に
は、あるクライアント402を利用するユーザの嗜好に
合った楽曲データのみならず、他のクライアント402
を利用するユーザの嗜好に合った楽曲データも記録され
ている。従来のように、フォルダ形式で楽曲データが記
録されている場合、ユーザは、階層構造をたどって最下
層の楽曲データを探し、再生させなければならなかった
ので、他のユーザが組んだ階層構造を追って、他のユー
ザが登録した楽曲データを再生させるには、非常に煩雑
な操作が必要であったが、本システムにおいては、他の
ユーザが登録した楽曲であっても、カーソルライン43
2の上下動操作という、非常に簡単な操作で聞くことが
可能となる。
【0207】図28の状態において、ユーザが、リモー
トコマンダ302のズームインボタン334を押下した
場合、図29に示されるように、「ユーザBのお気に入
り」の下の階層の階層カテゴリに対応するアイコン44
1−1乃至441−3が表示される。ここで、再生中の
楽曲が、階層カテゴリ「悲しい気分の曲」に含まれる楽
曲であった場合、GUIが切り替わった時点で、再生さ
れている楽曲が含まれる階層カテゴリ「悲しい気分の
曲」に対応するアイコン441−2にカーソルライン4
42が合わせられ、拡大表示される。また、階層の深さ
を直感的に知るために、インジケータエリア443が設
けられ、所定の間隔のメモリが表示されているととも
に、表示中の階層エリアが含まれているステーション名
が、テキスト表示エリア444に表示される。
【0208】この場合も、ユーザは、図17を用いて説
明したリモートコマンダ302のカーソルボタン331
もしくは332を押下するか、もしくはジョグダイヤル
341を回動することにより、カーソルライン442を
移動し、階層カテゴリを変更することが可能である。図
30に示されるように、階層カテゴリが変更された場
合、新たに選択された階層カテゴリ「楽しい気分の曲」
に対応するアイコン441−1が拡大表示される。
【0209】そして、ユーザは、更にズームインするこ
とにより、選択された階層カテゴリ「楽しい気分の曲」
の内部を表示させることができる。ここでは、階層カテ
ゴリ「楽しい気分の曲」の内部は、最下層であり、楽曲
データに対応する階層である。
【0210】この場合、図31に示されるように、再生
中の楽曲に対応するサムネイル451(例えば、CDジ
ャケットや、アーチストの写真など)を表示させるよう
にしても良い。そして、図29および図30を用いて説
明した、階層カテゴリを表示する表示画面と同様に、イ
ンジケータエリア453およびテキスト表示エリア45
4が設けられている。ここで、インジケータエリア45
3に表示されるメモリの間隔は、図29および図30の
インジケータエリア443と比較して、狭い間隔となっ
ている。すなわち、ユーザは、インジケータエリアに表
示されているメモリの間隔によって、階層が何階層もあ
るような場合であっても、直感的に、階層の深い部分に
いるか、浅い部分にいるかを確認することが可能とな
る。
【0211】そして、この場合も、ユーザは、図17を
用いて説明したリモートコマンダ302のカーソルボタ
ン331もしくは332を押下するか、もしくはジョグ
ダイヤル341を回動することにより、カーソルライン
452を移動し、異なる楽曲データをサーバ401にリ
クエストすることができる。カーソルライン452が移
動された場合、カーソルライン452の位置に対応した
楽曲データがサーバ401にリクエストされ、その楽曲
データが受信されて再生される(曲のはじめの部分から
ではなく、いわゆるさびの部分などであることは言うま
でもない)とともに、図32に示されるように、再生さ
れている楽曲データに対応するサムネイル451−2が
表示される。
【0212】ここでは、最下層において、楽曲データに
対応するサムネイルを表示することとして説明したが、
例えば、図33に示されるように、楽曲データに対応す
る階層においても、ステーション、もしくは階層カテゴ
リの場合と同様に、複数のアイコン461−1乃至46
1−14を表示させ、カーソルライン452を移動さ
せ、カーソルライン452の位置に対応するアイコン
(図33においてはアイコン461−4)を拡大表示す
るようにしても良い。
【0213】また、それぞれのGUI画面において、ア
イコンあるいはサムネイルなどのマークが一画面に全て
表示しきれない場合、画面をスクロールすることができ
るようにしても良い。
【0214】図28乃至図33においては、クライアン
ト402として、据え置き型再生装置13を用いた場合
のGUIついて説明したが、クライアント402とし
て、PDA11、携帯電話機12、携帯型再生装置1
4、もしくは、簡易型再生装置15を用いた場合につい
ても、同様のGUIを表示させるようにしても良いし、
その表示エリアが小さいような場合は、簡略化したマー
ク(アイコン、もしくはサムネイル)を含むGUIを表
示させるようにしても良い。
【0215】次に、図34乃至図36のフローチャート
を参照して、クライアント402の処理について説明す
る。ここでは、クライアント402として、据え置き型
再生装置13が用いられているものとして説明する。
【0216】ステップS1において、クライアント40
2に電源が投入される。
【0217】ステップS2において、クライアント40
2のクライアントプログラム421は、内部の図示しな
いメモリに記録されているログを参照し、前回使用時の
最後に再生した楽曲を含むステーションはいずれのステ
ーションであるかを検出し、そのステーションのうち、
最も優先度の高い楽曲データのリクエストを、通信部4
23を介して、サーバ401に送信する。
【0218】ここで、クライアント402から送信され
たリクエストを受信したサーバ401は、対応する楽曲
データを検索して送信する。例えば、クライアント40
2が前回使用時の最後に再生した楽曲を含むステーショ
ンが「ユーザAのお気に入り」であった場合、サーバ4
01のサーバプログラム411は、図26を用いて説明
したランキング情報データベース417を参照して、
「ユーザAのお気に入り」のうち、現在最も優先度の高
い楽曲データの曲IDが「ID0081」であることを
検出し、「ID0081」の楽曲データを楽曲データベ
ース415から検索し、いわゆる「さび」、もしくは最
も特徴的な位置から始まる楽曲データの一部を読み出し
て、通信部413を介して、クライアント402に送信
する。
【0219】そして、ステップS3において、通信部4
23は、楽曲データを受信し、クライアントプログラム
421は、音声データ変換部424、および音声データ
出力制御部425を制御して、受信した楽曲データを再
生させる。すなわち、音声データ変換部424は、通信
部423から入力された楽曲データを、そのフォーマッ
トに適した方法で、アナログ音声信号に変換し、音声デ
ータ出力制御部425に出力する。音声データ出力制御
部425は、例えば、スピーカ284やヘッドフォン1
6などにアナログ音声信号を出力して、受信した楽曲デ
ータを再生する。
【0220】ステップS4において、クライアントプロ
グラム421は、表示制御部426を制御し、再生中の
楽曲データが含まれているステーションを示すアイコン
が選択されている状態で、ステーション選択画面を、表
示パネル281に出力させて表示させる。例えば、クラ
イアント402が前回使用時の最後に再生した楽曲を含
むステーションが「ユーザAのお気に入り」であった場
合、図27を用いて説明したGUI画面が、表示パネル
281に表示される。
【0221】ステップS5において、クライアントプロ
グラム421は、操作入力部422から入力される信号
を基に、ユーザの操作入力を受けたか否かを判断する。
【0222】ステップS5において、ユーザの操作入力
を受けていないと判断された場合、ステップS6におい
て、クライアントプログラム421は、再生中の楽曲が
終了したか、すなわち、ステップS3において受信した
楽曲データの再生が終了したか否かを判断する。
【0223】ステップS6において、再生中の楽曲が終
了していないと判断された場合、処理は、ステップS5
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0224】ステップS6において、再生中の楽曲が終
了したと判断された場合、ステップS5において、クラ
イアントプログラム421は、同一ステーションで次に
優先度の高い楽曲データのリクエストを、通信部423
を介して、サーバ401に送信する。そして、サーバ4
01のサーバプログラム411は、受信したリクエスト
を基に、対応する楽曲データの、いわゆる「さび」、も
しくは最も特徴的な位置から始まる部分を、クライアン
ト402に送信するので、ステップS7の終了後、処理
は、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0225】ここで、処理がステップS3に戻った場合
など、再生されている楽曲が変更されるときの音声デー
タ出力制御部425の処理について説明する。楽曲Aか
ら楽曲Bに切り替わるときに、例えば、図37Aに示さ
れるように、楽曲と楽曲の間が無音状態である場合、ユ
ーザは、例えば、レコードの針が飛んで、再生部分が途
切れて変更されてしまったかのような違和感を覚えてし
まう。
【0226】このような違和感をなくすために、例え
ば、図37Bに示されるように、クロスフェードを行っ
て、楽曲Aの音量を徐々に減らしつつ、楽曲Bの音量を
徐々に増やすようにした場合、ユーザにとっては、楽曲
の切り替わり点が分かりづらいため、いつのまにか楽曲
が変更されているように感じられてしまう。
【0227】そこで、音声データ出力制御部425は、
楽曲を切り替える場合、図37Cに示されるように、楽
曲と楽曲の間に、非常に短いホワイトノイズを挿入し
て、音声出力を行うようにする。このことにより、ユー
ザは、不快感を覚えることなく、曲の切り替わりを意識
することが可能となる。特に、後述するように、チュー
ニングを変更する操作にともなって、再生される楽曲デ
ータが変更される場合においては、楽曲と楽曲の間に短
いノイズが入ることにより、ラジオのチューニングを変
更する時と同様の感覚を得ることができ、自然に楽曲デ
ータの切り替わりを意識することが出来るという効果が
ある。
【0228】ステップS5において、ユーザの操作入力
を受けたと判断された場合、ステップS8において、ク
ライアントプログラム421は、ステップS5において
入力されたユーザの操作は、異なるステーションを選択
するための操作入力であるか、すなわち、図27を用い
て説明したカーソルライン432を移動させるための操
作であるか否かを判断する。
【0229】ステップS8において、ユーザの操作入力
は、異なるステーションを選択するための操作入力であ
ると判断された場合、ステップS9において、クライア
ントプログラム421は、選択されたステーションの最
も優先度の高い楽曲データのリクエストを、通信部42
3を介して、サーバ401に送信する。そして、サーバ
401のサーバプログラム411は、受信したリクエス
トを基に、対応する楽曲データの、いわゆる「さび」、
もしくは最も特徴的な位置から始まる部分を、クライア
ント402に送信するので、ステップS9の終了後、処
理は、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。なお、新たに選択されたステーションが、例え
ば、「ユーザBのお気に入り」であった場合、続くステ
ップS4においては、図28を用いて説明したGUI画
面が、表示パネル281に表示される。
【0230】ステップS8において、ユーザの操作入力
は、異なるステーションを選択するための操作入力では
ないと判断された場合、ステップS10において、クラ
イアントプログラム421は、ユーザの操作入力は、ズ
ームインを指示するための操作、すなわち、図17を用
いて説明したズームインボタン334の押下であるか否
かを判断する。ステップS10において、ユーザの操作
入力は、ズームインを指示するための操作であると判断
された場合、処理は、後述するステップS14に進む。
【0231】ステップS10において、ユーザの操作入
力は、ズームインを指示するための操作ではないと判断
された場合、ステップS11において、クライアントプ
ログラム421は、ユーザの操作入力は、楽曲の初めか
らの再生を指令する操作であるか否かを判断する。
【0232】ステップS11において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作ではないと
判断された場合、ユーザの操作入力は、例えば、音量や
音色の変更などの操作であるので、ステップS12にお
いて、クライアントプログラム421は、入力された操
作に対応する処理を実行し、処理は、ステップS5に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0233】ステップS11において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作であると判
断された場合、ステップS13において、クライアント
プログラム421は、現在再生中の楽曲を最初から再生
させるためのリクエストを、通信部423を介して、サ
ーバ401に送信する。そして、サーバ401のサーバ
プログラム411は、受信したリクエストを基に、対応
する楽曲データの全体をクライアント402に送信する
ので、ステップS13の終了後、処理は、ステップS3
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0234】ステップS10において、ユーザの操作入
力は、ズームインを指示するための操作であると判断さ
れた場合、ステップS14において、クライアントプロ
グラム421は、ズーム先は、階層カテゴリレベルであ
るか否かを判断する。
【0235】ステップS14において、ズーム先は、階
層カテゴリレベルであると判断された場合、ステップS
15において、クライアントプログラム421は、再生
中の楽曲データが含まれている階層カテゴリを示すアイ
コンが選択されている状態で、階層カテゴリ選択画面を
表示させる。例えば、図28を用いて説明したGUI画
面が、表示パネル281に表示され、「ユーザBのお気
に入り」のうち、最も優先度の高い、「ID0077」
で示される楽曲の再生中に、ズームイン操作が入力され
た場合、「ID0077」で示される楽曲は、「悲しい
気分の曲」の階層カテゴリに含まれているので、ステッ
プS15における表示画面は、図29を用いて説明した
ように、「悲しい気分の曲」の階層カテゴリを示すアイ
コン441−2が選択されている状態となる。
【0236】ステップS16において、クライアントプ
ログラム421は、操作入力部422から入力される信
号を基に、ユーザの操作入力を受けたか否かを判断す
る。
【0237】ステップS16において、ユーザの操作入
力を受けていないと判断された場合、ステップS17に
おいて、クライアントプログラム421は、再生中の楽
曲が終了したか否かを判断する。
【0238】ステップS17において、再生中の楽曲が
終了していないと判断された場合、処理は、ステップS
16に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0239】ステップS17において、再生中の楽曲が
終了したと判断された場合、ステップS18において、
クライアントプログラム421は、同一の階層カテゴリ
で次に優先度の高い楽曲データのリクエストを、通信部
423を介して、サーバ401に送信する。そして、サ
ーバ401のサーバプログラム411は、受信したリク
エストを基に、対応する楽曲データの、いわゆる「さ
び」、もしくは最も特徴的な位置から始まる部分を、ク
ライアント402に送信するので、ステップS18の終
了後、処理は、ステップS25に進む。
【0240】ステップS16において、ユーザの操作入
力を受けたと判断された場合、ステップS19におい
て、クライアントプログラム421は、ステップS16
において入力されたユーザの操作は、異なる階層カテゴ
リを選択するための操作入力であるか、すなわち、図2
9を用いて説明したカーソルライン442を移動させる
ための操作であるか否かを判断する。
【0241】ステップS19において、入力されたユー
ザの操作は、異なる階層カテゴリを選択するための操作
入力であると判断された場合、ステップS20におい
て、クライアントプログラム421は、選択された階層
カテゴリの最も優先度の高い楽曲データのリクエストを
サーバに送信する。そして、サーバ401のサーバプロ
グラム411は、受信したリクエストを基に、対応する
楽曲データの、いわゆる「さび」、もしくは最も特徴的
な位置から始まる部分を、クライアント402に送信す
るので、ステップS20の終了後、処理は、ステップS
25に進む。
【0242】ステップS19において、入力されたユー
ザの操作は、異なる階層カテゴリを選択するための操作
入力ではないと判断された場合、ステップS21におい
て、クライアントプログラム421は、入力されたユー
ザの操作は、ズームアウト、もしくはズームインを指示
するための操作であるか否かを判断する。ステップS2
1において、入力されたユーザの操作は、ズームアウ
ト、もしくはズームインを指示するための操作であると
判断された場合、処理は、ステップS14に戻り、それ
以降の処理が繰り返される。
【0243】ステップS21において、入力されたユー
ザの操作は、ズームアウト、もしくはズームインを指示
するための操作ではないと判断された場合、ステップS
22において、クライアントプログラム421は、入力
されたユーザの操作は、楽曲の初めからの再生を指令す
る操作であるか否かを判断する。
【0244】ステップS22において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作ではないと
判断された場合、ユーザの操作入力は、例えば、音量や
音色の変更などの操作であるので、ステップS23にお
いて、クライアントプログラム421は、入力された操
作に対応する処理を実行し、処理は、ステップS16に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0245】ステップS22において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作であると判
断された場合、ステップS24において、クライアント
プログラム421は、現在再生中の楽曲を最初から再生
させるためのリクエストを、通信部423を介して、サ
ーバ401に送信する。そして、サーバ401のサーバ
プログラム411は、受信したリクエストを基に、対応
する楽曲データの全体を、クライアント402に送信す
る。
【0246】ステップS18、ステップS20、もしく
はステップS24の処理により、サーバ401から、楽
曲データが送信されるので、ステップS18、ステップ
S20、もしくはステップS24の処理の終了後、ステ
ップS25において、通信部423は、楽曲データを受
信し、クライアントプログラム421は、音声データ変
換部424、および音声データ出力制御部425を制御
して、受信した楽曲データを再生させ、処理は、ステッ
プS15に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0247】ステップS14において、ズーム先は、階
層カテゴリレベルではないと判断された場合、ステップ
S26において、クライアントプログラム421は、ズ
ーム先は、最下層(楽曲データ)レベルであるか否かを
判断する。ステップS26において、ズーム先は、最下
層(楽曲データ)レベルではないと判断された場合、ズ
ーム先は、ステーションレベルであるので、処理は、ス
テップS4に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0248】ステップS26において、ズーム先は、最
下層(楽曲データ)レベルであると判断された場合、ス
テップS27において、クライアントプログラム421
は、表示制御部426を制御して、再生中の楽曲データ
を示すアイコンが選択されている状態(もしくは、サム
ネイルが表示されている状態)で、例えば、図33(も
しくは、図31あるいは図32)を用いて説明したよう
な楽曲選択画面を表示させる。
【0249】ステップS28において、クライアントプ
ログラム421は、操作入力部422から入力される信
号を基に、ユーザの操作入力を受けたか否かを判断す
る。
【0250】ステップS28において、ユーザの操作入
力を受けていないと判断された場合、ステップS29に
おいて、クライアントプログラム421は、再生中の楽
曲が終了したか否かを判断する。ステップS29におい
て、再生中の楽曲が終了していないと判断された場合、
処理は、ステップS28に戻り、それ以降の処理が繰り
返される。
【0251】ステップS29において、再生中の楽曲が
終了したと判断された場合、ステップS30において、
クライアントプログラム421は、同一の階層カテゴリ
(すなわち、現在表示されている楽曲選択画面に表示さ
れる楽曲のうち)で、次に優先度の高い楽曲データのリ
クエストを、通信部423を介して、サーバ401に送
信する。そして、サーバ401のサーバプログラム41
1は、受信したリクエストを基に、対応する楽曲データ
の、いわゆる「さび」、もしくは最も特徴的な位置から
始まる部分を、クライアント402に送信するので、処
理は、ステップS37に進む。
【0252】ステップS28において、ユーザの操作入
力を受けたと判断された場合、ステップS31におい
て、クライアントプログラム421は、ユーザの操作入
力は、異なる楽曲を選択するための操作入力であるか、
すなわち、図31のカーソルライン452の位置を変更
させるための操作入力であるか否かを判断する。
【0253】ステップS31において、ユーザの操作入
力は、異なる楽曲を選択するための操作入力であると判
断された場合、ステップS32において、クライアント
プログラム421は、選択された楽曲データのリクエス
トを、サーバ401に送信する。そして、サーバ401
のサーバプログラム411は、受信したリクエストを基
に、対応する楽曲データの、いわゆる「さび」、もしく
は最も特徴的な位置から始まる部分を、クライアント4
02に送信するので、処理は、ステップS37に進む。
【0254】ステップS31において、ユーザの操作入
力は、異なる楽曲を選択するための操作入力ではないと
判断された場合、ステップS33において、クライアン
トプログラム421は、ユーザの操作入力は、ズームア
ウトを指示するための操作であるか否かを判断する。ス
テップS33において、ユーザの操作入力は、ズームア
ウトを指示するための操作であると判断された場合、処
理は、ステップS14に戻り、それ以降の処理が繰り返
される。
【0255】ステップS33において、ユーザの操作入
力は、ズームアウトを指示するための操作ではないと判
断された場合、ステップS34において、クライアント
プログラム421は、ユーザの操作入力は、楽曲の初め
からの再生を指令する操作であるか否かを判断する。
【0256】ステップS34において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作ではないと
判断された場合、ユーザの操作入力は、例えば、音量や
音色の変更などの操作であるので、ステップS35にお
いて、クライアントプログラム421は、入力された操
作に対応する処理を実行し、処理は、ステップS28に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0257】ステップS34において、ユーザの操作入
力は、楽曲の初めからの再生を指令する操作であると判
断された場合、ステップS36において、クライアント
プログラム421は、現在再生中の楽曲を最初から再生
させるためのリクエストを、通信部423を介して、サ
ーバ401に送信する。そして、サーバ401のサーバ
プログラム411は、受信したリクエストを基に、対応
する楽曲データの全体を、クライアント402に送信す
る。
【0258】ステップS30、ステップS32、もしく
はステップS36の処理の終了後、ステップS37にお
いて、通信部423は、サーバ401から送信された楽
曲データを受信し、クライアントプログラム421は、
音声データ変換部424、および音声データ出力制御部
425を制御して、受信した楽曲データを再生させる。
【0259】ステップS38において、クライアントプ
ログラム421は、再生中の楽曲データを示すアイコン
が選択されている状態で、図33を用いて説明したよう
な楽曲選択画面を表示させ、もしくは、再生中の楽曲デ
ータを示すサムネイルが表示されている状態で、図31
あるいは図32を用いて説明したような楽曲選択画面を
表示させて、処理は、ステップS28に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0260】図34乃至図36を用いて説明したクライ
アント402の処理により、ユーザは、図27乃至図3
3を用いて説明したGUI画面を参照しながら、カーソ
ルラインの上下動、ズームアウトもしくはズームインと
いった簡単な処理により、サーバ401に記録されてい
る様々な楽曲を聞くことが可能である。また、カーソル
ラインの上下動の操作により、再生される楽曲が切り替
わる場合、楽曲の切り替わり部分で、ホワイトノイズが
付加されるために、違和感を覚えることなく、楽曲の切
り替わりを自然に認識することが可能となる。そして、
楽曲の最初からではなく、いわゆる「さび」の部分や、
最も特徴的な部分から再生されるので、ユーザは、再生
されている曲が何の曲であるか知っている場合は、速や
かにそれを認識することが可能であるし、再生されてい
る曲が知らない曲である場合も、その曲が気に入るか否
かを速やかに判断することができる。
【0261】これにより、クライアント402を利用し
ているユーザは、GUIを参照しながらリモートコマン
ダ302などを操作して、自分の気分にあったステーシ
ョン、もしくは階層カテゴリの楽曲を聞くことも可能で
あるし、リモートコマンダ302を全く操作しない場合
は、例えば、テレビジョンやラジオの人気楽曲の紹介番
組のように、いろいろな楽曲の、いわゆる「さび」の部
分や、最も特徴的な部分をBGMのように流して聞くこ
とが可能である。また、ユーザは、適当にリモートコマ
ンダ302を操作することにより、楽曲をランダムに切
り替えながら、BGMのように流して聞くことも可能で
ある。
【0262】また、複数のクライアント402の利用者
が、同一のサーバ401に記録されている楽曲データを
受信して再生するようになされている場合、再生される
楽曲の中には、自分以外のユーザがサーバ401に登録
した楽曲も含まれるので、知らない曲を偶然聴いて、そ
の曲が気に入った場合は、曲の最初から再生させること
も可能である。
【0263】次に、図38のフローチャートを参照し
て、図34乃至図36を用いて説明したクライアント4
02の処理と並行して実行されるサーバ401の処理に
ついて説明する。
【0264】図38を用いて説明する、クライアント4
02の処理と並行して実行されるサーバ401の処理の
前に、サーバ401のサーバプログラム411は、操作
入力部412から、予め、楽曲データの記録、ステーシ
ョンおよび階層カテゴリの設定、並びに、新規ステーシ
ョンの設定条件についての入力を受けている。
【0265】すなわち、サーバプログラム411は、操
作入力部412からの入力に基づいて、楽曲データベー
ス415乃至ランキング情報データベース417に必要
な情報を予め登録している。
【0266】また、サーバプログラム411は、クライ
アント402から送信されるリクエストに基づいて、新
規ステーションを設定することも可能である。サーバプ
ログラム411は、ユーザから、例えば、「朝7時から
9時までの間に、それぞれのクライアント402から合
計3回以上、最初からの再生がリクエストされた曲」が
あった場合、「朝の曲」ステーションを新規に設定し、
それ以降、その条件に合致した楽曲データを、「朝の
曲」ステーションに登録するように、予め設定されてい
る。
【0267】ステップS51において、サーバプログラ
ム411は、通信部413から入力される信号を基に、
クライアント402から楽曲データのリクエストを受け
たか否かを判断する。ステップS51において、クライ
アント402から楽曲データのリクエストを受けていな
いと判断された場合、クライアント402から楽曲デー
タのリクエストを受けたと判断されるまで、ステップS
51の処理が繰り返される。
【0268】ステップS51において、クライアント4
02から楽曲データのリクエストを受けたと判断された
場合、ステップS52において、サーバプログラム41
1は、クライアント402からのリクエストの内容、リ
ンク情報データベース416に登録されているリンク情
報リストを基に、リクエスト送信元に対応するクライア
ント402の階層における仮想的な位置を検出する。
【0269】ステップS53において、サーバプログラ
ム411は、入力されたリクエストは、優先度に基づい
たリクエストであるか否か、すなわち、電源投入時のリ
クエスト、楽曲データの再生終了に伴うリクエスト、あ
るいは、ステーションや階層カテゴリの移動に伴って発
生するリクエストであるか否かを判断する。
【0270】ステップS53において、入力されたリク
エストは、優先度に基づいたリクエストではないと判断
された場合、すなわち、最下層において楽曲が指定され
たリクエストであるか、現在再生中の楽曲を最初から再
生させるためのリクエストである場合、ステップS54
において、サーバプログラム411は、リンク情報デー
タベース416に登録されているリンク情報リストを基
に、リクエストの内容に対応する楽曲の曲IDを抽出す
る。
【0271】ステップS55において、サーバプログラ
ム411は、入力されたリクエストは、現在再生中の楽
曲を最初から再生させるためのリクエストであるか否か
を判断する。
【0272】ステップS55において、入力されたリク
エストは、現在再生中の楽曲を最初から再生させるため
のリクエストであると判断された場合、ステップS56
において、サーバプログラム411は、ステップS54
において抽出された楽曲のIDを基に、楽曲データベー
スに登録されている楽曲データ一覧リストのアドレス情
報を参照して、楽曲の最初からのデータを抽出し、通信
部413を介して、要求元のクライアント402に送信
する。
【0273】ステップS53において、入力されたリク
エストは、優先度に基づいたリクエストであると判断さ
れた場合、ステップS57において、サーバプログラム
411は、ランキング情報データベース417に登録さ
れているランキングリストを参照して、対応するステー
ション、もしくは階層カテゴリ内の所定の(リクエスト
で指定された)優先度の楽曲の曲IDを検索する。
【0274】ステップS55において、入力されたリク
エストは、現在再生中の楽曲を最初から再生させるため
のリクエストではないと判断された場合、もしくは、ス
テップS57の処理の終了後、ステップS58におい
て、サーバプログラム411は、リクエストで指定され
た曲ID、もしくは、ステップS57において検索され
た曲IDを基に、楽曲データ一覧リストの再生開始位置
情報を参照して、楽曲の所定の位置からの楽曲データを
抽出し、通信部413を介して、要求元のクライアント
402に送信する。
【0275】ステップS56、もしくはステップS58
の処理の終了後、ステップS59において、サーバプロ
グラム411は、クライアント402から受けたリクエ
ストの内容を分析する。具体的には、サーバプログラム
411は、例えば、リクエストされた楽曲の曲ID、リ
クエストされた時間(もしくは、曜日、何月何日である
か、など)、あるいは、楽曲の最初から再生させるため
のリクエストであるか否かなど、リンク情報データベー
ス416、もしくはランキング情報データベース417
を更新するために必要な情報を抽出する。
【0276】ステップS60において、サーバプログラ
ム411は、ステップS59の分析結果に基づいて、ラ
ンキング情報データベース417のランキングリストを
更新する。具体的には、クライアント402からのリク
エストの内容が、楽曲の最初からの再生を行うためのも
のであった場合、サーバプログラム411は、ランキン
グ情報データベース417のランキングリストのうち、
対応する楽曲データのランキングを上位にする。
【0277】ここでは、ランキングリストの更新を、楽
曲の最初から再生させるためのリクエストであるか否か
に基づいて行うものとして説明しているが、他の条件に
よってランキングを更新するようにしても良いことは言
うまでもない。
【0278】ステップS61において、サーバプログラ
ム411は、ステップS59の分析結果に基づいて、新
たなステーションの設定や、所定のステーションへの楽
曲の追加が必要であるか否かを判断する。すなわち、サ
ーバプログラム411は、上述したように、ユーザか
ら、例えば、「朝7時から9時までの間に、それぞれの
クライアント402から合計3回以上、最初からの再生
がリクエストされた曲」があった場合、「朝の曲」ステ
ーションを新規に設定し、それ以降、その条件に合致し
た楽曲データを、「朝の曲」ステーションに登録するた
めの設定の入力を予め受けているので、ステップS59
の分析結果が、予め設定されている条件に合致するか否
かを判断する。
【0279】ステップS61において、新たなステーシ
ョンの設定や、所定のステーションへの楽曲の追加が必
要ではないと判断された場合、処理は、ステップS51
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0280】ステップS61において、新たなステーシ
ョンの設定や、所定のステーションへの楽曲の追加が必
要であると判断された場合、ステップS62において、
サーバプログラム411は、リンク情報データベース4
16およびランキング情報データベース417のそれぞ
れ対応する部分を更新する。
【0281】ステップS63において、サーバプログラ
ム411は、ステップS62の更新内容に基づいて、新
規のステーションのGUIに関する情報を、通信部41
3を介して、必要なクライアント402に送信する。
【0282】具体的には、例えば、図31および図32
を用いて説明したようなサムネイル451-1および4
51-2などを表示可能なクライアント402(例え
ば、PDA11や、据え置き型再生装置13などのよう
に、GUIを比較的大きく表示することができるクライ
アント402)には、データベースの更新に対応して、
いずれのステーションの、いずれの階層カテゴリにおい
て、どのようなサムネイルが表示されるかを示す情報
や、必要に応じて、サムネイルに対応する画像データが
送信される。
【0283】また、サムネイルを用いず、アイコンのみ
を用いてGUIを表示させるクライアント402(例え
ば、携帯電話機12、携帯型再生装置14、あるいは、
簡易型再生装置15などのように、GUIを比較的小さ
くしか表示できないクライアント402)には、データ
ベースの更新に対応して、いずれのステーションの、い
ずれの階層カテゴリにおいて、どのようなアイコンが表
示されるかを示すデータが送信される。
【0284】また、簡易型再生装置15において、図2
2を用いて説明したような表示窓371が設けられてい
る場合、そのクライアント402には、GUIに関する
情報を送信する必要はない。このように、クライアント
402におけるGUIの表示方法に対応したデータが、
サーバプログラム411により送信される。
【0285】そして、ステップS63の処理の終了後、
処理は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り
返される。
【0286】以上説明した処理により、サーバ401
は、クライアント402からのリクエスト信号に対し
て、対応する楽曲データを検索して送信するのみなら
ず、複数のクライアント402のユーザの嗜好情報を反
映させて、リンク情報データベース416およびランキ
ング情報データベース417を更新することができる。
【0287】このように、ユーザが、ズームイン操作を
行い、最下層(すなわち、楽曲データの階層)まで移動
して、楽曲データを選択する処理を行うのではなく、ス
テーション、もしくは階層カテゴリの移動のみを行って
いた場合であっても、サーバ401側で管理されている
ランキングに基づいて、何らかの楽曲データがサーバ4
01にリクエストされ、サーバ401から、楽曲データ
が送信されて、クライアント402で再生される。すな
わち、クライアント402の使用中においては、常時、
何らかの楽曲が再生されている状態である。また、ユー
ザは、再生する楽曲名を指定することなく、様々な曲の
さびの部分や特徴的な部分を聞き流しつつ、気に入った
曲は、積極的に最初から再生させるようにすることがで
きる。また、ユーザは、適当にチューニングを繰り返す
ことにより、自分が知らない楽曲(例えば、同一のサー
バ401を利用している他のクライアント402のユー
ザが登録している楽曲)を聞く機会にも恵まれる。
【0288】以上の説明においては、サーバ401とク
ライアント402は無線通信により情報を授受するもの
としたが、例えば、サーバ401の近くに存在するクラ
イアント402が、サーバ401と有線で情報を授受す
るようにしても良いことは言うまでもない。
【0289】また、以上の説明においては、クライアン
ト402は、図2のPDA11乃至簡易型再生装置15
に対応するものとして説明したが、クライアント402
は、サーバ401と無線、もしくは有線でデータの授受
が可能であり、ユーザが、チューニング、ズームアウト
およびズームイン、並びに、楽曲の最初からの再生を指
令することが可能な操作部を有し、楽曲データを再生す
ることができる装置であれば、いずれの装置でも良く、
例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータや、パ
ーソナルコンピュータ1と同様のノート型パーソナルコ
ンピュータ、PHS(Personal Handyphone System)あ
るいは、以上の機能を具備した各種音楽再生装置などで
あっても良い。
【0290】また、図27乃至図33を用いて説明した
GUI画面においては、同一のレベルに、同一のランク
のアイコン、もしくはサムネイルのみを表示させ、ユー
ザが選択可能なようにしていたが、例えば、図39に示
されるように、同一の表示画面に、異なるランクの異な
るアイコンを表示させるようにしても良い。
【0291】すなわち、あるステーションからズームイ
ンして、楽曲データレベルまで階層を下っていったとき
に、楽曲データに対応するアイコン461-1乃至46
1-6と同一の階層で、異なるステーションを示すアイ
コン481-1および481-2、もしくは階層カテゴリ
を示すアイコン482-1および482-2を選択するこ
とが可能なようにしても良い。
【0292】図39を用いて説明したように、同一GU
I表示画面に、異なるランクの異なるアイコンを表示さ
せるようにすることにより、例えば、初めは全国ネット
レベルのラジオ放送局にしかチューニングを合わせるこ
とができない状態であるが、チューニングを細かく行っ
ていくことにより、地方ローカルのラジオ放送局が放送
する番組を受信することができるようになるのと同様の
感覚を得ることができ、ステーションの概念を広げるこ
とが可能となる。
【0293】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0294】この記録媒体は、図7、図11、もしくは
図16に示すように、コンピュータとは別に、ユーザに
プログラムを提供するために配布される、プログラムが
記録されている磁気ディスク121,191、もしくは
321(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク1
22,192、もしくは322(CD-ROM(Compact Disk
-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)
を含む)、光磁気ディスク123,193、もしくは3
23(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半
導体メモリ124,194、もしくは324などよりな
るパッケージメディアなどにより構成される。
【0295】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0296】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0297】
【発明の効果】本発明の第1の情報処理装置、および情
報処理方法、並びにプログラムによれば、ユーザの操作
入力を受け、入力されたユーザの操作に基づいて、他の
情報処理装置が有する所定のデータの送信を要求するリ
クエスト信号を生成し、生成されたリクエスト信号を送
信し、他の情報処理装置から送信された所定のデータを
受信し、受信された所定のデータを再生するようにした
ので、他の情報処理装置に記録されている、例えば楽曲
データを受信して再生させるようにすることができる。
【0298】本発明の第2の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラムによれば、他の情報処理装置
からリクエスト信号を受信し、所定のデータを記録し、
所定のデータに関して、仮想的な階層構造を示す情報を
記録し、仮想的な階層構造における所定のデータの優先
度に関する情報を記録し、受信されたリクエスト信号、
記録されている仮想的な階層構造に関する情報、および
記録されている所定のデータの優先度に関する情報に基
づいて、所定のデータを抽出し、抽出された所定のデー
タを他の情報処理装置に送信するようにしたので、例え
ば、楽曲データおよびそれに関する情報を記録し、他の
情報処理装置から受信したリクエスト信号に基づいて、
対応する楽曲データを抽出して、送信することができ
る。
【0299】本発明の情報処理システムによれば、第1
の情報処理装置が、第2の情報処理装置により送信され
たリクエスト信号を受信し、所定のデータを記録し、所
定のデータに関して、仮想的な階層構造を示す情報を記
録し、仮想的な階層構造における所定のデータの優先度
に関する情報を記録し、受信されたリクエスト信号、記
録されている仮想的な階層構造に関する情報、および記
録されている所定のデータの優先度に関する情報に基づ
いて、所定のデータを抽出し、抽出された所定のデータ
を第2の情報処理装置に送信し、第2の情報処理装置
が、ユーザの操作入力を受け、入力されたユーザの操作
に基づいて、第1の情報処理装置に記録されている所定
のデータの送信を要求するリクエスト信号を生成し、生
成されたリクエスト信号を第1の情報処理装置に送信
し、第1の情報処理装置から送信された所定のデータを
受信し、受信された所定のデータを再生するようにした
ので、ユーザは、クライアント装置を用いて、サーバに
記録されている、例えば楽曲データを要求し、サーバに
記録されている楽曲データを受信して再生させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の楽曲データの記録方法について説明する
ための図である。
【図2】家庭内ネットワークの例について説明するため
の図である。
【図3】図2のパーソナルコンピュータの外観斜視図で
ある。
【図4】図2のパーソナルコンピュータの本体の平面図
である。
【図5】図2のパーソナルコンピュータのジョグダイヤ
ル付近の拡大図である。
【図6】図2のパーソナルコンピュータの右側面の構成
を示す右側面図である。
【図7】図2のパーソナルコンピュータの内部の構成例
を示すブロック図である。
【図8】図2のPDAの外観を示す図である。
【図9】クレードルに装着されているPDAの外観を示
す図である。
【図10】PDAの外観を示す図である。
【図11】PDAの内部構成を説明するためのブロック
図である。
【図12】図2の携帯電話機の外観を示す図である。
【図13】携帯電話機のカメラ部の外観を示す図であ
る。
【図14】携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図15】図2の据え置き型再生装置の外観を示す図で
ある。
【図16】据え置き型再生装置の構成について説明する
ためのブロック図である。
【図17】リモートコマンダについて説明するための図
である。
【図18】図2の携帯型再生装置の外観を示す図であ
る。
【図19】携帯型再生装置の構成について説明するため
のブロック図である。
【図20】図2の簡易型再生装置の外観を示す図であ
る。
【図21】簡易型再生装置の構成について説明するため
のブロック図である。
【図22】簡易型再生装置の異なる表示窓の形態の例に
ついて説明するための図である。
【図23】クライアントとサーバの機能について説明す
るための機能ブロック図である。
【図24】楽曲データベースに記録されている楽曲デー
タ一覧リストについて説明するための図である。
【図25】リンク情報データベースデータベースに記録
されているリンク情報リストについて説明するための図
である。
【図26】ランキング情報データベースに記録されてい
るランキングリストについて説明するための図である。
【図27】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図28】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図29】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図30】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図31】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図32】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図33】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【図34】クライアントの処理について説明するための
フローチャートである。
【図35】クライアントの処理について説明するための
フローチャートである。
【図36】クライアントの処理について説明するための
フローチャートである。
【図37】再生される曲の切り替わりのホワイトノイズ
付加について説明するための図である。
【図38】サーバの処理について説明するためのフロー
チャートである。
【図39】表示されるGUIについて説明するための図
である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 11 PDA, 12
携帯電話機, 13据え置き型再生装置, 14 携
帯型再生装置, 15 簡易型再生装置,51 CP
U, 67 ハードディスクドライブ, 114 無線
通信モジュール, 161 表示部, 182 スピー
カ180 通信部, 209 液晶ディスプレイ, 2
08 スピーカ, 208 表示パネル, 284 ス
ピーカ, 302 リモートコマンダ, 331,33
2 カーソルボタン, 333ズームアウトボタン,
334 ズームインボタン, 335 リスタートボタ
ン, 341 ジョグダイヤル, 351 表示パネ
ル, 352,353カーソルキー, 354 ズーム
アウトキー, 355 ズームインキー, 356 リ
スタートキー, 357 リモートコマンダ, 371
表示窓, 372 ジョグダイヤル, 373 ズー
ムボタン, 374 リスタートボタン, 401 サ
ーバ, 402 クライアント, 411 サーバプロ
グラム,412 操作入力部, 413 通信部, 4
15 楽曲データベース, 416 リンク情報データ
ベース, 417 ランキング情報データベース, 4
21 クライアントプログラム, 422 操作入力
部, 423 通信部,431 アイコン, 432
カーソルライン, 441 アイコン, 442カーソ
ルライン, 451 サムネイル, 452 カーソル
ライン, 461 アイコン, 481,482 アイ
コン
フロントページの続き (72)発明者 入矢 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坂田 純一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 河野 徹也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小野 正道 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坂井田 敦史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND14 ND35 NK04 NK06 NK43 PR08 UU40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの操作入力を受ける入力手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
    いて、他の情報処理装置が有する所定のデータの送信を
    要求するリクエスト信号を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記リクエスト信号を送
    信する送信手段と、 前記他の情報処理装置から送信された前記所定のデータ
    を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記所定のデータを再生
    する再生手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザの操作入力を補助するための
    表示画面の表示を制御する表示制御手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段および前記受信手段は、無
    線通信により前記他の情報処理装置との前記リクエスト
    信号および前記所定のデータの授受を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リクエスト信号は、前記所定のデー
    タを指定するか、もしくは、前記所定のデータが含まれ
    る仮想的な分類名およびその分類中の優先順位を指定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記リクエスト信号は、前記所定のデー
    タの一部、もしくは、前記所定のデータの全体のいずれ
    かの送信を要求することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、 前記所定のデータの一部の送信を要求する前記リクエス
    ト信号の送信を指令するための第1の操作を入力するた
    めの第1の入力手段と、 前記所定のデータの全体の送信を要求する前記リクエス
    ト信号の送信を指令するための第2の操作を入力するた
    めの第2の入力手段とを更に備えることを特徴とする請
    求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 ユーザの操作の入力を制御する入力制御
    ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された前
    記ユーザの操作に基づいて、他の情報処理装置が有する
    所定のデータの送信を要求するリクエスト信号を生成す
    る生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記リクエス
    ト信号の送信を制御する送信制御ステップと、 前記他の情報処理装置から送信された前記所定のデータ
    の受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記所定のデータを再生する再生ステップとを含むことを
    特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 ユーザの操作の入力を制御する入力制御
    ステップと、 前記入力制御ステップの処理により入力が制御された前
    記ユーザの操作に基づいて、他の情報処理装置が有する
    所定のデータの送信を要求するリクエスト信号を生成す
    る生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記リクエス
    ト信号の送信を制御する送信制御ステップと、 前記他の情報処理装置から送信された前記所定のデータ
    の受信を制御する受信制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記所定のデータを再生する再生ステップとを含む処理を
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 他の情報処理装置からリクエスト信号を
    受信する受信手段と、 所定のデータを記録する第1の記録手段と、 前記第1の記録手段により記録されている前記所定のデ
    ータに関して、仮想的な階層構造を示す情報を記録する
    第2の記録手段と、 前記第2の記録手段により記録されている前記仮想的な
    階層構造における、前記第1の記録手段により記録され
    ている前記所定のデータの優先度に関する情報を記録す
    る第3の記録手段と、 前記受信手段により受信された前記リクエスト信号、前
    記第2の記録手段により記録されている前記仮想的な階
    層構造に関する情報、および前記第3の記録手段により
    記録されている前記所定のデータの優先度に関する情報
    に基づいて、前記第1の記録手段により記録されている
    前記所定のデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記所定のデータを、前
    記他の情報処理装置に送信する送信手段とを備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記受信手段により受信された前記リ
    クエスト信号を分析する分析手段と、 前記分析手段による分析結果に基づいて、前記第2の記
    録手段により記録されている前記仮想的な階層構造に関
    する情報、および前記第3の記録手段により記録されて
    いる前記所定のデータの優先度に関する情報を更新する
    更新手段とを更に備えることを特徴とする請求項9に記
    載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記更新手段は、前記分析手段による
    分析結果に基づいて、前記第2の記録手段により記録さ
    れている前記仮想的な階層構造の最上層に、新たな分類
    を生成することを特徴とする請求項10に記載の情報処
    理装置。
  12. 【請求項12】 他の情報処理装置からのリクエスト信
    号の受信を制御する受信制御ステップと、 所定のデータの記録を制御する第1の記録制御ステップ
    と、 前記第1の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記所定のデータに関して、仮想的な階層構造
    を示す情報の記録を制御する第2の記録制御ステップ
    と、 前記第2の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記仮想的な階層構造における、前記第1の記
    録制御ステップにより記録が制御されている前記所定の
    データの優先度に関する情報の記録を制御する第3の記
    録制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記リクエスト信号、前記第2の記録制御ステップの処理
    により記録が制御されている前記仮想的な階層構造に関
    する情報、および前記第3の記録制御ステップの処理に
    より記録が制御されている前記所定のデータの優先度に
    関する情報に基づいて、前記第1の記録制御ステップの
    処理により記録が制御されている前記所定のデータを抽
    出する抽出ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記所定のデ
    ータの、前記他の情報処理装置への送信を制御する送信
    制御ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. 【請求項13】 他の情報処理装置からのリクエスト信
    号の受信を制御する受信制御ステップと、 所定のデータの記録を制御する第1の記録制御ステップ
    と、 前記第1の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記所定のデータに関して、仮想的な階層構造
    を示す情報の記録を制御する第2の記録制御ステップ
    と、 前記第2の記録制御ステップの処理により記録が制御さ
    れている前記仮想的な階層構造における、前記第1の記
    録制御ステップにより記録が制御されている前記所定の
    データの優先度に関する情報の記録を制御する第3の記
    録制御ステップと、 前記受信制御ステップの処理により受信が制御された前
    記リクエスト信号、前記第2の記録制御ステップの処理
    により記録が制御されている前記仮想的な階層構造に関
    する情報、および前記第3の記録制御ステップの処理に
    より記録が制御されている前記所定のデータの優先度に
    関する情報に基づいて、前記第1の記録制御ステップの
    処理により記録が制御されている前記所定のデータを抽
    出する抽出ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記所定のデ
    ータの、前記他の情報処理装置への送信を制御する送信
    制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 所定のデータを記録する第1の情報処
    理装置と、 前記所定のデータを受信して再生する第2の情報処理装
    置で構成される情報処理システムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 前記第2の情報処理装置により送信されたリクエスト信
    号を受信する第1の受信手段と、 所定のデータを記録する第1の記録手段と、 前記第1の記録手段により記録されている前記所定のデ
    ータに関して、仮想的な階層構造を示す情報を記録する
    第2の記録手段と、 前記第2の記録手段により記録されている前記仮想的な
    階層構造における、 前記第1の記録手段により記録されている前記所定のデ
    ータの優先度に関する情報を記録する第3の記録手段
    と、 前記第1の受信手段により受信された前記リクエスト信
    号、前記第2の記録手段により記録されている前記仮想
    的な階層構造に関する情報、および前記第3の記録手段
    により記録されている前記所定のデータの優先度に関す
    る情報に基づいて、前記第1の記録手段により記録され
    ている前記所定のデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記所定のデータを、前
    記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段とを備
    え、 前記第2の情報処理装置は、 ユーザの操作入力を受ける入力手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
    いて、前記第1の情報処理装置の前記第1の記録手段に
    記録されている前記所定のデータの送信を要求する前記
    リクエスト信号を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記リクエスト信号を前
    記第1の情報処理装置に送信する第2の送信手段と、 前記第1の情報処理装置から送信された前記所定のデー
    タを受信する第2の受信手段と、 前記第2の受信手段により受信された前記所定のデータ
    を再生する再生手段とを備えることを特徴とする情報処
    理システム。
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