JP2003098959A - 暗号処理装置 - Google Patents

暗号処理装置

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JP2003098959A
JP2003098959A JP2001290121A JP2001290121A JP2003098959A JP 2003098959 A JP2003098959 A JP 2003098959A JP 2001290121 A JP2001290121 A JP 2001290121A JP 2001290121 A JP2001290121 A JP 2001290121A JP 2003098959 A JP2003098959 A JP 2003098959A
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Hideo Shimizu
秀夫 清水
Masahiko Motoyama
雅彦 本山
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多入力セレクタを用いないSPN型の暗号処
理装置を提供すること。 【解決手段】 データをブロック分割して保持する第1
〜第4のレジスタ11と、第1のレジスタに保持されて
いる初期値データのブロックを所定の鍵情報に基づいて
非線形変換して出力する非線形変換回路14と、第2〜
第nのレジスタ及び非線形変換回路14から出力される
非線形変換データを線形変換して出力する線形変換回路
13と、制御信号によって第1の状態にされた場合に、
第2〜第nのレジスタ及び非線形変換回路14の出力端
を第1〜第n−1のレジスタへそれぞれ接続し、所定の
制御信号によって第2の状態にされた場合に、線形変換
回路31の第1〜第nの出力端を第1〜第nのレジスタ
の入力端へそれぞれ接続する第1〜第nの2入力セレク
タ12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SPN構造を有す
る暗号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブロック暗号としては、従来DESなど
のFeistel型構造をもつアルゴリズムが用いられ
ていたが、近年Rijndael(例えば、“htt
p://www.nist.gov/aes/”にて取
得可能に開示されている文書に説明が詳しい)やHie
rocrypt(例えば、“「ブロック Hierocrypt-3
およびHierocrypt-L1に対する強度/性能評価」、
(社)電子情報通信学会、信学技報、ISEC2000-71(2000
-09)”に説明が詳しい)のようなSPN型構造をもつア
ルゴリズムが使用されるようになってきている。
【0003】ブロック暗号は、携帯電話やPDAのよう
な小型情報機器にも搭載されるようになってきており重
要性が増している。小型機器ではバッテリーの制限が大
きいためCPUは低クロックになっており、暗号処理を
ソフトウェアで高速に行うことは困難である。そこで消
費電力の少ない小型の暗号処理ハードウェアへの要求は
高まっている。
【0004】従来のハードウェアでの小型化手法として
は、ブロック暗号がラウンド関数の繰り返し構造である
ため、ラウンド関数を一つだけ実装し、繰り返し使用す
るという方法がよく用いられている。
【0005】SPN型構造では同じ構造のラウンド関数
が繰り返し構造を持っているだけでなくラウンド関数の
内部も同じような構造が繰り返している。
【0006】従来、複数のレジスタに対して同じ処理を
行う場合、処理の部分は一つだけ実装し、多入力セレク
タにより入力/出力を切り替え、時分割で使用すること
により小型化を行うという一般的な手法が知られてい
る。
【0007】上で述べたラウンド関数内部の繰り返し構
造にもセレクタを使った小型化手法は適用可能である。
【0008】多入力のセレクタ回路は、入力線数が多い
ほど回路規模が大きくなるという問題がある。すなわち
上のセレクタを使った小型化では、多数で回路を共用す
る場合、たくさんで共用すればするほど回路削減効果は
大きいが、逆にセレクタが大きくなり、トータルでは削
減効果が少なくなるという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上で述べたように、従
来用いられてきた代表的な小型化手法である多入力セレ
クタによる方法は、分割数を大きくしてもセレクタその
ものの回路規模増大による回路規模削減効果の飽和とい
う問題をもっていた。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、多入力セレクタを使用しないSPN型の暗号処理
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の線形変
換処理及び非線形変換処理を含むラウンド関数により暗
号処理を行う暗号処理装置であって、初期値データ、初
期値データを所定のブロックごとに非線形変換した非線
形変換データ又は非線形変換データを線形変換した線形
変換データを、ブロック分割して保持する、第1〜第n
(nは2以上の正数)のレジスタと、前記複数のレジス
タのうちの第1のレジスタに保持されている前記初期値
データのブロックを、所定の鍵情報に基づいて非線形変
換して出力する、非線形変換回路と、前記第2〜第nの
レジスタ及び前記非線形変換回路から出力される前記非
線形変換データを、線形変換して出力する、線形変換回
路と、所定の制御信号によって第1の状態にされた場合
に、前記第2〜第nのレジスタ及び前記非線形変換回路
の出力端を、前記第1〜第n−1のレジスタへそれぞれ
接続し、所定の制御信号によって第2の状態にされた場
合に、前記線形変換回路の第1〜第nの出力端を、前記
第1〜第nのレジスタの入力端へそれぞれ接続する第1
〜第nの2入力セレクタとを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、複数の線形変換処理及び
非線形変換処理を含むラウンド関数により暗号処理を行
う暗号処理装置であって、初期値データ、初期値データ
を線形変換した線形変換データ又は線形変換データを所
定のブロックごとに非線形変換した非線形変換データ
を、ブロック分割して保持する、第1〜第n(nは2以
上の正数)のレジスタと、前記第1〜第nのレジスタに
保持されている前記初期値データを、線形変換して出力
する、線形変換回路と、与えられた前記線形変換データ
のブロックを、所定の鍵情報に基づいて非線形変換し
て、前記第nのレジスタへ出力する、非線形変換回路
と、所定の制御信号によって第1の状態にされた場合
に、前記線形変換回路の第1〜第nの出力端を、前記非
線形変換回路及び前記第1〜第n−1のレジスタの入力
端へそれぞれ接続し、所定の制御信号によって第2の状
態にされた場合に、前記第1〜第nのレジスタの出力端
を、前記非線形変換回路及び前記第1〜第n−1の入力
端へそれぞれ接続する第1〜第nの2入力セレクタとを
備えたことを特徴とする。
【0013】本発明では、SPN型構造のもつ構造的特
徴を利用して、多入力セレクタを使用せずに、多入力セ
レクタの持つのと同等な回路共有による回路規模削減効
果をもつ回路構成が実現できる。
【0014】本発明は、多入力セレクタを持たないた
め、回路削減効果の飽和という欠点をもたない回路構成
となっている。
【0015】また、非線形変換計算回路をパイプライン
化することにより、遅延時間を減らし高速化することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0017】以下では、SPN型暗号のラウンド関数内
部の繰り返し構造すなわち非線形変換の回数が4の場合
を具体例にとって説明するが、もちろん、本発明は、非
線形変換の回数が2、3あるいは5以上の場合について
も適用可能である。
【0018】まず、SPN型暗号の基本構造について説
明する。
【0019】図1に、SPN型暗号の基本構造を示す。
【0020】図1に示されるように、SPN型暗号で
は、入力データ21は、同じ構造をしたラウンド関数2
2を複数回適用した後に出力データ23に変換される。
【0021】ここで、ラウンド関数22の内部に着目す
ると、ラウンド関数の入力データ(mビット)は、n分
割され、そのn分割された各々のデータ(m/nビッ
ト)が、それぞれ、非線形関数24により変換される。
その後、n個の非線形関数24の出力からなるデータ
(mビット)が全体として線形変換25により変換され
る。
【0022】次に、従来の多入力セレクタを用いたSP
N型暗号化装置について説明する。
【0023】図13に、従来の多入力セレクタを用いた
SPN型暗号化装置における、ラウンド関数を実行する
ためのユニットの構成例を示す。
【0024】図13において、n(図13では、n=
4)個あるレジスタ1031は、初期値1032の設定
および最終値1033の読み出しをするための手段をも
っている。
【0025】レジスタ1031の出力1034は、多入
力セレクタ1035と線形変換計算回路1036に接続
されている。
【0026】多入力セレクタ1035は、時刻iにおい
て、レジスタi(i=1〜n)の内容を非線形変換計算
回路1037に伝える役割をもっている。図14に、時
刻iと、時刻iでの多入力セレクタ1035の出力との
関係を示す。すなわち、制御信号1040によりセレク
タを切り替えることによって、非線形変換計算回路10
37の時分割共有を行っている。
【0027】非線形変換計算回路1037の計算結果1
038は、対応するレジスタに書きこむための制御をイ
ネーブラ信号1039が行っており、時刻1〜n−1ま
では、レジスタ1〜レジスタn−1のうち時刻に対応す
るレジスタが書きこみ許可になるように、時刻nにおい
ては、全レジスタが書きこみ許可になるように制御を行
う。図15に、イネーブラ信号の行う書きこみ許可/禁
止の様子を示す。すなわち、イネーブラ信号は、非線形
変換計算回路の計算結果をどのレジスタに書きこむのか
を制御している。また、時刻nにおいては、線形変換計
算回路1036の計算結果を格納する必要があるので、
全てのレジスタ1〜nに書きこみ許可を与えている。
【0028】以上が従来の構成例であるが、多入力セレ
クタ1035は、入力の選択数が多くなると回路規模が
大きくなるという欠点があるため、共通回路の共有を行
っても回路規模の削減効果を阻害する原因となってい
た。また、多入力セレクタ1035は、入力の選択数が
多くなると回路遅延が大きくなるという欠点ももってい
た。
【0029】さて、以下では、本実施形態に係るSPN
型暗号化装置について説明する。
【0030】本実施形態では、多入力セレクタのもつ欠
点を解消するために、多入力セレクタを必要とせずに
(2入力セレクタを用いて)等価な回路構成を実現して
いる。
【0031】図2に、本実施形態のSPN型暗号化装置
の構成例を示す。
【0032】図2に示されるように、この暗号化装置
は、初期値の設定と最終結果の読み出しの機能を有する
n(図2では、n=4)個のレジスタ11と、n個の2
入力セレクタ12と、線形変換計算回路13と、非線形
変換計算回路14を含んでいる。なお、全体の制御を司
る制御部や非線形変換計算回路14に拡大鍵を与える鍵
処理部などは、図2では省略する。
【0033】n個のレジスタ11と、n個の2入力セレ
クタ12と、非線形変換計算回路14は、ループ状に接
続されている。
【0034】以下では、説明のために、レジスタ及びセ
レクタに番号を付して説明する。ここでは、非線形変換
計算回路14にデータを与えることになる先頭のレジス
タを、レジスタ1、その後方側のレジスタを、レジスタ
2、…、最後尾のレジスタを、レジスタn(この具体例
では、レジスタ4)とする。また、レジスタ1の後方の
セレクタを、セレクタ1、レジスタ2の後方のセレクタ
を、セレクタ2、…、最後尾のレジスタの後方のセレク
タを、セレクタn(この具体例では、セレクタ4)とす
る。
【0035】ここで、セレクタi(i=1〜n)の第1
の入力を、in_S1_i、第2の入力を、in_S2_i、出力を
out_S_iで表し、レジスタi(i=1〜n)の入力を、i
n_R_i、出力を、out_R_iで表し、線形変換計算回路の第
i(i=1〜n)の入力を、in_L_i、第i(i=1〜
n)の出力を、out_L_iで表し、非線形変換計算回路の
第1の入力を、in_N_1、第2の入力を、in_N_2、出力
を、out_Nで表すものとする。
【0036】図2において、セレクタ1〜nの第1の入
力in_S1_1〜in_Sn_1は、それぞれ、線形変換計算回路の
出力out_L_1〜out_L_nである。
【0037】セレクタ1〜n−1の第2の入力in_S1_2
〜in_Sn-1_2は、それぞれ、レジスタ2〜nの出力out_R
2〜out_Rnであり、セレクタnの第2の入力in_Sn_2は、
非線形変換計算回路の出力out_Nである。
【0038】レジスタ1〜nの入力in_R_1〜in_R_nは、
それぞれ、セレクタ1〜nの出力out_S_1〜out_S_nであ
る。
【0039】線形変換計算回路の第1〜第n−1の入力
in_L_1〜in_L_n-1は、それぞれ、レジスタ2〜nの出力
out_R_2〜out_R_nであり、線形変換計算回路の第nの入
力in_L_nは、非線形変換計算回路の出力out_Nである。
【0040】非線形変換計算回路の第1の入力in_N_1
は、レジスタ1の出力out_R1であり、非線形変換計算回
路の第2の入力in_N_2は、拡大鍵である。
【0041】なお、各2入力セレクタは、(図示してい
ない制御部からの)制御信号によって、その入力端子が
切り替えられる。図3に、n=4とした場合において、
制御信号が時刻iにおいて2つの入力のどちら側を選択
させるかを示す。なお、図3においては、図2のセレク
タ12が線形変換計算回路13に接続される側を「線形
変換計算回路側」、他の側を「レジスタ側」と示してい
る。
【0042】続いて、図2の暗号化装置の動作について
説明する。
【0043】まず、図4に、図2の暗号化装置において
SPN型暗号のラウンド関数がなされる様子を示す。図
4に示されるように、ラウンド関数の処理対象データを
n分割(この例では、4分割)して得られる1つの入力
Aが、非線形変換F(図2では、非線形変換計算回路1
4)により、A’に変換される。同様に、入力B,C,
Dがそれぞれ非線形変換Fにより、B’,C’,D’に
変換される。さらに、A’,B’,C’,D’が線形変
換G(図2では、線形変換計算回路13)によりA”,
B”,C”,D”に変換される。
【0044】次に、図5に、本実施形態の暗号化装置が
図4で示した変換と等価な変換を行っている様子を、図
4と同じ記号を用いて示す。(a)は初期状態、(b)
は時刻1、(c)は時刻2、(d)は時刻3、(e)は
時刻4における様子をそれぞれ示している。
【0045】時刻iと、選択される入力との関係は、前
記の図3の通りである。
【0046】初期状態(図5(a))において、レジス
タ1〜4に、それぞれ、データA,B,C,Dが設定さ
れている。
【0047】時刻1(図5(b))においては、レジス
タ1に設定されたデータAは、非線形変換計算回路14
(非線形F)により変換され、その変換結果A’は、
(セレクタ4を介して)レジスタ4に保持される。他
方、他のレジスタ2〜4の内容B,C,Dは、(それぞ
れレジスタ1〜3を介して)順送りに隣のレジスタ1〜
3にシフトされる。この結果、レジスタ1〜4には、デ
ータB,C,D,A’が内容として保持された状態にな
る。
【0048】時刻2(図5(c))においては、レジス
タ1に設定されたデータBは、非線形変換計算回路14
(非線形F)により変換され、その変換結果B’は、レ
ジスタ4に保持される。他方、他のレジスタ2〜4の内
容C,D,A’は、順送りに隣のレジスタ1〜3にシフ
トされる。この結果、レジスタ1〜4には、データC,
D,A’,B’が内容として保持された状態になる。
【0049】時刻3(図5(d))においては、レジス
タ1に設定されたデータCは、非線形変換計算回路14
(非線形F)により変換され、その変換結果C’は、レ
ジスタ4に保持される。他方、他のレジスタ2〜4の内
容D,A’,B’は、順送りに隣のレジスタ1〜3にシ
フトされる。この結果、レジスタ1〜4には、データ
D,A’,B’,C’が内容として保持された状態にな
る。
【0050】時刻4(図5(d))においては、レジス
タ1に設定されたデータDは、非線形変換計算回路14
(非線形F)によりD’に変換される。さらに、レジス
タ1に保持されているA’と、レジスタ2に保持されて
いるB’と、レジスタ3に保持されているC’と、線形
変換計算回路14により得られたD’とが、線形変換計
算回路13(線形変換G)によりA”,B”,C”,
D”に変換され、A”,B”,C”,D”がそれぞれセ
レクタ1〜4を介してレジスタ1〜4に保持された状態
になる。
【0051】以上は、ラウンド関数の1段分についての
説明であったが、複数段のラウンド関数を繰り返し実行
する場合には、先行するラウンド関数での最終結果を、
そのまま、後続するラウンド関数における初期値とし
て、同様の手順で処理を行えばよい。
【0052】図6に、図2の暗号化装置で複数段のラウ
ンド関数を繰り返し実行する場合の処理手順の一例を示
す。
【0053】まず、各レジスタ11にそれぞれ対応する
初期値(分割したデータ)を設定する(ステップS
1)。
【0054】図示していない制御部からの制御信号によ
りセレクタ12をレジスタ側に接続し、今回対象となっ
た分割データ(先頭のレジスタ1)に保持されている分
割データ)に対して図示していない鍵処理部から与えら
れた拡大鍵を用いて非線形変換計算回路14により非線
形変換を行うとともに、前述したように分割データのシ
フトを行って、各データを保持する(ステップS2)。
【0055】ステップS2の処理は、最後に非線形変換
される分割データ以外の全分割データが非線形変換され
るまで、繰り返し行う(ステップS3)。
【0056】そして、図示していない制御部からの制御
信号によりセレクタ12を線形変換計算回路側に接続
し、最後の未変換の分割データ(先頭のレジスタ1)に
保持されている分割データ)に対して図示していない鍵
処理部から与えられた拡大鍵を用いて非線形変換計算回
路14により非線形変換を行うとともに、非線形変換さ
れた全分割データに対して線形変換計算回路13により
線形変換を行い、これによって得られた非線形変換結果
を各レジスタ11に分割データとしてそれぞれ保持する
(ステップS4)。ここで、処理対象データにラウンド
関数を1段分施した結果が、レジスタに保持されている
ことになる。
【0057】続いて、各レジスタ11に分割データとし
てそれぞれ保持されている処理結果を、そのまま、次の
ラウンド関数における初期値として、上記のステップS
2〜S4の処理を行う。ステップS2〜S4の処理は、
所定のラウンド数分行い(ステップS5)、全ラウンド
が終了したならば、本処理は完了となる。
【0058】以下では、図2の構成例の暗号化装置に対
応する復号化装置の構成例について説明する。
【0059】まず、図1のSPN型暗号に対応するSP
N型復号の基本構造について説明する。
【0060】図7に、図1のSPN型暗号に対応するS
PN型復号の基本構造を示す。
【0061】図7に示されるように、SPN型復号にお
いても、入力データ121は、同じ構造をしたラウンド
関数122を複数回適用した後に出力データ123に変
換される。
【0062】ここで、ラウンド関数122の内部に着目
すると、ラウンド関数の入力データ(mビット)は、ま
ず、線形変換25により変換される。その後、入力デー
タをn分割した各々のデータ(m/nビット)が、それ
ぞれ、非線形関数124により変換される。
【0063】次に、本実施形態に係るSPN型復号化装
置について説明する。
【0064】本SPN型復号化装置も、同様に、多入力
セレクタのもつ欠点を解消するために、多入力セレクタ
を必要とせずに(2入力セレクタを用いて)等価な回路
構成を実現している。
【0065】図8に、本実施形態のSPN型復号化装置
の構成例を示す。
【0066】図8に示されるように、この復号化装置
は、初期値の設定と最終結果の読み出しの機能を有する
n(図8では、n=4)個のレジスタ111と、n個の
2入力セレクタ112と、線形変換計算回路113と、
非線形変換計算回路114を含んでいる。なお、全体の
制御を司る制御部や非線形変換計算回路114に拡大鍵
を与える鍵処理部などは、図8では省略する。
【0067】n個のレジスタ111と、n個の2入力セ
レクタ112と、非線形変換計算回路114は、ループ
状に接続されている。
【0068】なお、線形変換計算回路113による線形
変換は、図2のSPN型復号化装置の線形変換計算回路
13による線形変換Gの逆変換(逆関数)、すなわちG
-1であり、非線形変換計算回路114による非線形変換
は、図2のSPN型復号化装置の非線形変換計算回路1
4による非線形変換Fの逆変換(逆関数)、すなわちF
-1である。
【0069】以下では、図2の場合と同様に、説明のた
めに、レジスタ及びセレクタに番号を付して説明する。
ここでは、非線形変換計算回路114からのデータを保
持することになる最後尾のレジスタを、レジスタn(こ
の具体例では、レジスタ4)、その前方側のレジスタ
を、レジスタn−1(この具体例では、レジスタ3)、
…、先頭のレジスタを、レジスタ1とする。また、レジ
スタ1の前方のセレクタを、セレクタ1、レジスタ2の
前方のセレクタを、セレクタ2、…、最後尾のレジスタ
の前方のセレクタを、セレクタn(この具体例では、セ
レクタ4)とする。
【0070】ここで、前述と同様、セレクタi(i=1
〜n)の第1の入力を、in_S1_i、第2の入力を、in_S
2_i、出力をout_S_iで表し、レジスタi(i=1〜
n)の入力を、in_R_i、出力を、out_R_iで表し、線形
変換計算回路の第i(i=1〜n)の入力を、in_L_i、
第i(i=1〜n)の出力を、out_L_iで表し、非線形
変換計算回路の第1の入力を、in_N_1、第2の入力を、
in_N_2、出力を、out_Nで表すものとする。
【0071】図8において、セレクタ1〜nの第1の入
力in_S1_1〜in_Sn_1は、それぞれ、線形変換計算回路の
出力out_L_1〜out_L_nである。
【0072】セレクタ1〜nの第2の入力in_S1_2〜in_
Sn_2は、それぞれ、レジスタ1〜nの出力out_R1〜out_
Rnである。
【0073】レジスタ1〜n−1の入力in_R_1〜in_R_n
-1は、それぞれ、セレクタ2〜nの出力out_S_2〜out_S
_nである。
【0074】レジスタnの入力in_R_nは、非線形変換計
算回路の出力out_Nである。
【0075】線形変換計算回路の第1〜第nの入力in_L
_1〜in_L_nは、それぞれ、レジスタ1〜nの出力out_R_
1〜out_R_nである。
【0076】非線形変換計算回路の第1の入力in_N_1
は、セレクタ1の出力out_S_1であり、非線形変換計算
回路の第2の入力in_N_2は、拡大鍵である。
【0077】なお、各2入力セレクタは、(図示しない
制御部からの)制御信号によって、その入力端子が切り
替えられる。図9に、n=4とした場合において、制御
信号が時刻iにおいて2つの入力のどちら側を選択させ
るかを示す。なお、図9においては、図8のセレクタ1
12が線形変換計算回路113に接続される側を「線形
変換計算回路側」、他の側を「レジスタ側」と示してい
る。
【0078】続いて、図8の復号化装置の動作について
説明する。
【0079】まず、図10に、図8の復号化装置におい
てSPN型暗号のラウンド関数がなされる様子を示す。
図10に示されるように、ラウンド関数の処理対象デー
タをn分割(この例では、4分割)した場合の各々を
A”,B”,C”,D”として、A”,B”,C”,
D”が線形変換G-1(図8では、線形変換計算回路11
3)によりA’,B’,C’,D’に変換される。分割
されたデータA’は、非線形変換F-1(図8では、非線
形変換計算回路114)により、Aに変換される。同様
に、入力B’,C’,D’がそれぞれ非線形変換F-1
より、B,C,Dに変換される。
【0080】次に、図11に、本実施形態の暗号化装置
が図10で示した変換と等価な変換を行っている様子
を、図10と同じ記号を用いて示す。(a)は初期状
態、(b)は時刻1、(c)は時刻2、(d)は時刻
3、(e)は時刻4における様子をそれぞれ示してい
る。
【0081】時刻iと、選択される入力との関係は、前
記の図9の通りである。
【0082】初期状態(図11(a))において、レジ
スタ1〜4に、それぞれ、データA”,B”,C”,
D”が設定されている。
【0083】時刻1(図11(b))においては、レジ
スタ1に保持されているA”と、レジスタ2に保持され
ているB”と、レジスタ3に保持されているC”と、レ
ジスタ3に保持されているD’とが、線形変換計算回路
13(線形変換G)によりA’,B’,C’,D’に変
換され、B’,C’,D’がそれぞれセレクタ2〜4を
介してレジスタ1〜3に保持されるとともに、A’はセ
レクタ4を介して非線形変換計算回路14与えられて該
非線形変換計算回路14(非線形F)により変換され、
その変換結果Aが、レジスタ4に保持される。この結
果、レジスタ1〜4には、データB’,C’,D’,A
が内容として保持された状態になる。
【0084】時刻2(図11(c))においては、レジ
スタ1に設定されたデータB’は、非線形変換計算回路
14(非線形F)により変換され、その変換結果Bは、
レジスタ4に保持される。他方、他のレジスタ2〜4の
内容C’,D’,Aは、順送りに隣のレジスタ1〜3に
シフトされる。この結果、レジスタ1〜4には、データ
C’,D’,A,Bが内容として保持された状態にな
る。
【0085】時刻3(図11(d))においては、レジ
スタ1に設定されたデータC’は、非線形変換計算回路
14(非線形F)により変換され、その変換結果Cは、
レジスタ4に保持される。他方、他のレジスタ2〜4の
内容D’,A,Bは、順送りに隣のレジスタ1〜3にシ
フトされる。この結果、レジスタ1〜4には、データ
D’,A,B,Cが内容として保持された状態になる。
【0086】時刻4(図11(d))においては、レジ
スタ1に設定されたデータD’は、非線形変換計算回路
14(非線形F)により変換され、その変換結果Dは、
レジスタ4に保持される。他方、他のレジスタ2〜4の
内容A,B,Cは、順送りに隣のレジスタ1〜3にシフ
トされる。この結果、レジスタ1〜4には、データA,
B,C,Dが内容として保持された状態になる。
【0087】以上は、ラウンド関数の1段分についての
説明であったが、複数段のラウンド関数を繰り返し実行
する場合には、先行するラウンド関数での最終結果を、
そのまま、後続するラウンド関数における初期値とし
て、同様の手順で処理を行えばよい。
【0088】このようにして、図2の暗号化装置が暗号
化したもとのデータが得られる。
【0089】図12に、図8の復号化装置で複数段のラ
ウンド関数を繰り返し実行する場合の処理手順の一例を
示す。
【0090】まず、各レジスタ11にそれぞれ対応する
初期値(分割したデータ)を設定する(ステップS1
1)。
【0091】図示していない制御部からの制御信号によ
りセレクタ12を線形変換計算回路側に接続し、全レジ
スタ11に設定されている分割データ対して線形変換計
算回路13により線形変換を行い、これによって得られ
た非線形変換結果を各レジスタ11に分割データとして
それぞれ保持する(ステップS12)。その際、先頭部
分に相当する分割データに対して図示していない鍵処理
部から与えられた拡大鍵を用いて非線形変換計算回路1
4により非線形変換を行うとともに、その結果を、最後
尾のレジスタに保持するようにし、他方、先頭部分に相
当する分割データ以外のものは、1つずつ先頭方向にシ
フトした位置に相当するレジスタに保持する。
【0092】次いで、図示していない制御部からの制御
信号によりセレクタ12をレジスタ側に接続し、今回対
象となった分割データ(先頭のレジスタ1)に保持され
ている分割データ)に対して図示していない鍵処理部か
ら与えられた拡大鍵を用いて非線形変換計算回路14に
より非線形変換を行うとともに、前述したように分割デ
ータのシフトを行って、各データを保持する(ステップ
S13)。
【0093】ステップS13の処理は、全分割データが
非線形変換されるまで、繰り返し行う(ステップS1
3)。ここで、処理対象データにラウンド関数を1段分
施した結果が、レジスタに保持されていることになる。
【0094】続いて、各レジスタ11に分割データとし
てそれぞれ保持されている処理結果を、そのまま、次の
ラウンド関数における初期値として、上記のステップS
12〜S14の処理を行う。ステップS12〜S14の
処理は、所定のラウンド数分行い(ステップS15)、
全ラウンドが終了したならば、本処理は完了となる。
【0095】ところで、図2の暗号化装置の構成と、図
8の復号化装置の構成は、その役割を逆にして使用する
ことも可能である。すなわち、暗号化装置として図8の
構成を使用することができる。そして、その暗号化装置
に対応する復号化装置として、図2の構成を使用するこ
とができる。
【0096】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。また、この
発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各
種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが
可能である。また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。従って、この発明の実施
の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定され
ることなく発明を抽出することができるものである。
【0097】なお、各実施形態で例示した構成は一例で
あって、それ以外の構成を排除する趣旨のものではな
く、例示した構成の一部を他のもので置き換えたり、例
示した構成の一部を省いたり、例示した構成に別の機能
あるいは要素を付加したり、それらを組み合わせたりす
ることなどによって得られる別の構成も可能である。ま
た、例示した構成と論理的に等価な別の構成、例示した
構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例示した構
成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能である。
また、例示した構成と同一もしくは類似の目的を達成す
る別の構成、例示した構成と同一もしくは類似の効果を
奏する別の構成なども可能である。また、各実施形態内
において、各種構成部分についての各種バリエーション
は、適宜組み合わせて実施することが可能である。ま
た、各実施形態は適宜組み合わせて実施することが可能
である。また、各実施形態は、個別装置としての発明、
関連を持つ2以上の装置についての発明、システム全体
としての発明、個別装置内部の構成部分についての発
明、またはそれらに対応する方法の発明等、種々の観
点、段階、概念またはカテゴリに係る発明を包含・内在
するものである。従って、この発明の実施の形態に開示
した内容からは、例示した構成に限定されることなく発
明を抽出することができるものである。
【0098】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、多入力セレクタを用い
ないSPN型の暗号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SPN型暗号の基本構造について説明するため
の図
【図2】本発明の一実施形態に係るSPN型暗号化装置
の構成例を示す図
【図3】2入力セレクタの制御について説明するための
【図4】SPN型暗号のラウンド関数について説明する
ための図
【図5】同実施形態に係るSPN型暗号化装置の動作に
ついて説明するための図
【図6】同実施形態に係るSPN型暗号化装置の処理手
順の一例を示すフローチャート
【図7】SPN型復号の基本構造について説明するため
の図
【図8】同実施形態に係るSPN型復号化装置の構成例
を示す図
【図9】2入力セレクタの制御について説明するための
【図10】SPN型復号のラウンド関数について説明す
るための図
【図11】同実施形態に係るSPN型復号化装置の動作
について説明するための図
【図12】同実施形態に係るSPN型復号化装置の処理
手順の一例を示すフローチャート
【図13】多入力セレクタを使った従来の暗号化装置に
ついて説明するための図
【図14】図13の従来の暗号化装置における多入力セ
レクタの出力について説明するための図
【図15】図13の従来の暗号化装置におけるイネーブ
ラ信号について説明するための図
【符号の説明】
11…レジスタ 12…セレクタ 13…線形変換計算回路 14…非線形変換計算回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の線形変換処理及び非線形変換処理を
    含むラウンド関数により暗号処理を行う暗号処理装置で
    あって、 初期値データ、初期値データを所定のブロックごとに非
    線形変換した非線形変換データ又は非線形変換データを
    線形変換した線形変換データを、ブロック分割して保持
    する、第1〜第n(nは2以上の正数)のレジスタと、 前記複数のレジスタのうちの第1のレジスタに保持され
    ている前記初期値データのブロックを、所定の鍵情報に
    基づいて非線形変換して出力する、非線形変換回路と、 前記第2〜第nのレジスタ及び前記非線形変換回路から
    出力される前記非線形変換データを、線形変換して出力
    する、線形変換回路と、 所定の制御信号によって第1の状態にされた場合に、前
    記第2〜第nのレジスタ及び前記非線形変換回路の出力
    端を、前記第1〜第n−1のレジスタへそれぞれ接続
    し、所定の制御信号によって第2の状態にされた場合
    に、前記線形変換回路の第1〜第nの出力端を、前記第
    1〜第nのレジスタの入力端へそれぞれ接続する第1〜
    第nの2入力セレクタとを備えたことを特徴とする暗号
    処理装置。
  2. 【請求項2】前記第1〜第nの2入力セレクタを全て前
    記第1の状態にして、前記第2〜第nのレジスタにそれ
    ぞれ保持されている前記初期値データ又は前記非線形変
    換データのブロックを、前記第1〜第n−1のレジスタ
    を介してそれぞれ前記第1〜第n−1のレジスタにシフ
    トして保持するとともに、前記第1のレジスタに保持さ
    れていた前記初期値データのブロックを前記非線形変換
    回路により非線形変換し、その結果を前記第nのレジス
    タを介して前記第nのレジスタに保持する処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の暗号処理装置。
  3. 【請求項3】前記処理を、n−1回繰り返し行うことを
    特徴とする請求項2に記載の暗号処理装置。
  4. 【請求項4】更に、前記第1〜第nの2入力セレクタを
    全て前記第2の状態にして、前記第1のレジスタに保持
    されている前記初期値データのブロックを前記非線形変
    換回路により非線形変換するとともに、前記第2〜第n
    のレジスタ及び該非線形変換回路から出力される前記非
    線形変換データを前記線形変換回路により線形変換し、
    その結果を所定のブロックごとに分割してそれぞれ前記
    第1〜第nのレジスタを介して前記第1〜第nのレジス
    タに保持する処理を行うことを特徴とする請求項3に記
    載の暗号処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1〜第nのレジスタに前記初期値デ
    ータが設定された初期状態から、前記第1〜第nの2入
    力セレクタを全て前記第1の状態にして、前記第2〜第
    nのレジスタにそれぞれ保持されている前記初期値デー
    タ又は前記非線形変換データのブロックを、前記第1〜
    第n−1のレジスタを介してそれぞれ前記第1〜第n−
    1のレジスタにシフトして保持するとともに、前記第1
    のレジスタに保持されていた前記初期値データのブロッ
    クを前記非線形変換回路により非線形変換し、その結果
    を前記第nのレジスタを介して前記第nのレジスタに保
    持することを、n−1回繰り返し行う処理と、これに続
    けて、前記第1〜第nの2入力セレクタを全て前記第2
    の状態にして、前記第1のレジスタに保持されている前
    記初期値データのブロックを前記非線形変換回路により
    非線形変換するとともに、前記第2〜第nのレジスタ及
    び該非線形変換回路から出力される前記非線形変換デー
    タを前記線形変換回路により線形変換し、その結果を所
    定のブロックごとに分割してそれぞれ前記第1〜第nの
    レジスタを介して前記第1〜第nのレジスタに保持する
    処理を含むラウンド処理を、所定のラウンド数、繰り返
    し行うことを特徴とする請求項1に記載の暗号処理装
    置。
  6. 【請求項6】先行する前記ラウンド処理の終了時に前記
    第1〜第nのレジスタに所定のブロックごとに分割して
    それぞれ保持された前記線形変換回路による前記線形変
    換の結果を、そのまま、後続する前記ラウンド処理にお
    ける前記初期値データとして、該後続する前記ラウンド
    処理を開始することを特徴とする請求項5に記載の暗号
    処理装置。
  7. 【請求項7】複数の線形変換処理及び非線形変換処理を
    含むラウンド関数により暗号処理を行う暗号処理装置で
    あって、 初期値データ、初期値データを線形変換した線形変換デ
    ータ又は線形変換データを所定のブロックごとに非線形
    変換した非線形変換データを、ブロック分割して保持す
    る、第1〜第n(nは2以上の正数)のレジスタと、 前記第1〜第nのレジスタに保持されている前記初期値
    データを、線形変換して出力する、線形変換回路と、 与えられた前記線形変換データのブロックを、所定の鍵
    情報に基づいて非線形変換して、前記第nのレジスタへ
    出力する、非線形変換回路と、 所定の制御信号によって第1の状態にされた場合に、前
    記線形変換回路の第1〜第nの出力端を、前記非線形変
    換回路及び前記第1〜第n−1のレジスタの入力端へそ
    れぞれ接続し、所定の制御信号によって第2の状態にさ
    れた場合に、前記第1〜第nのレジスタの出力端を、前
    記非線形変換回路及び前記第1〜第n−1の入力端へそ
    れぞれ接続する第1〜第nの2入力セレクタとを備えた
    ことを特徴とする暗号処理装置。
  8. 【請求項8】前記第1〜第nの2入力セレクタを全て前
    記第1の状態にして、前記第1〜第nのレジスタに保持
    されている前記初期値データを前記線形変換回路により
    線形変換し、その結果を所定のブロックごとに分割して
    それぞれ前記第1〜第nの出力端から前記非線形変換回
    路及び前記第1〜第n−1のレジスタへ与えるととも
    に、該線形変換回路の第1の出力端から出力された前記
    線形変換データのブロックを前記非線形変換回路により
    非線形変換し、その結果を前記第nのレジスタに与える
    処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の暗号処理
    装置。
  9. 【請求項9】更に、前記第1〜第nの2入力セレクタを
    全て前記第2の状態にして、前記第2〜第nのレジスタ
    にそれぞれ保持されている前記線形変換データ又は前記
    非線形変換データのブロックを、前記第2〜第nのレジ
    スタを介してそれぞれ前記第1〜第n−1のレジスタに
    シフトして保持するとともに、前記第1のレジスタに保
    持されていた前記線形変換データのブロックを前記非線
    形変換回路により非線形変換し、その結果を前記第nの
    レジスタに保持する処理を行うことを特徴とする請求項
    8に記載の暗号処理装置。
  10. 【請求項10】前記処理を、n−1回繰り返し行うこと
    を特徴とする請求項9に記載の暗号処理装置。
  11. 【請求項11】前記第1〜第nのレジスタに前記初期値
    データが設定された初期状態から、前記第1〜第nの2
    入力セレクタを全て前記第1の状態にして、前記第1〜
    第nのレジスタに保持されている前記初期値データを前
    記線形変換回路により線形変換し、その結果を所定のブ
    ロックごとに分割してそれぞれ前記第1〜第nの出力端
    から前記非線形変換回路及び前記第1〜第n−1のレジ
    スタへ与えるとともに、該線形変換回路の第1の出力端
    から出力された前記線形変換データのブロックを前記非
    線形変換回路により非線形変換し、その結果を前記第n
    のレジスタに与えることを、n−1回繰り返し行う処理
    と、これに続けて、前記第1〜第nの2入力セレクタを
    全て前記第2の状態にして、前記第2〜第nのレジスタ
    にそれぞれ保持されている前記線形変換データ又は前記
    非線形変換データのブロックを、前記第2〜第nのレジ
    スタを介してそれぞれ前記第1〜第n−1のレジスタに
    シフトして保持するとともに、前記第1のレジスタに保
    持されていた前記線形変換データのブロックを前記非線
    形変換回路により非線形変換し、その結果を前記第nの
    レジスタに保持する処理を含むラウンド処理を、所定の
    ラウンド数、繰り返し行うことを特徴とする請求項7に
    記載の暗号処理装置。
  12. 【請求項12】先行する前記ラウンド処理の終了時に前
    記第1〜第nのレジスタに所定のブロックごとに分割し
    てそれぞれ保持された前記非線形変換回路による前記非
    線形変換の結果を、そのまま、後続する前記ラウンド処
    理における前記初期値データとして、該後続する前記ラ
    ウンド処理を開始することを特徴とする請求項11に記
    載の暗号処理装置。
  13. 【請求項13】前記暗号処理は、暗号化であり、 前記暗号処理装置は、暗号化装置であることを特徴とす
    る請求項1ないし12のいずれか1項に記載の暗号処理
    装置。
  14. 【請求項14】前記暗号処理は、復号化であり、 前記暗号処理装置は、復号化装置であることを特徴とす
    る請求項1ないし12のいずれか1項に記載の暗号処理
    装置。
  15. 【請求項15】前記暗号処理装置は、SPN型の暗号処
    理装置であることを特徴とする請求項1ないし14のい
    ずれか1項に記載の暗号処理装置。
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