JP2003006423A - 株主優待情報提供システム及び提供方法 - Google Patents
株主優待情報提供システム及び提供方法Info
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Abstract
ができる株主優待情報提供システム及び方法を提供す
る。 【解決手段】 企業が株主優待情報を株主に提供するた
めのシステムであって、前記株主の属性情報を、この株
主の保有株数等の情報に関連付けて格納する株主情報格
納部17と、保有株数等の情報に基づいて株主に優待情
報を提供するかを判別する優待条件判別部25と、優待
情報を提供すると判別した場合に、その株主の属性情報
及び保有株数等の情報に基づいて当該株主の優待情報を
生成する株主優待情報生成部27と、所定周期で前記企
業から株主に対して株主関連情報を通知する株主関連情
報通知部28と、前記株主関連情報の通知に関連付け
て、前記株主優待情報を株主に提供するための株主優待
情報提供処理部29とを備えた。
Description
株主や顧客に提供するためのシステム及び方法に関す
る。
配当とは別に商品やサービスを提供して、株主の安定化
を図る事が広く行われている。このような株主の優待サ
ービスの内容や優待サービスを受けるための条件の情報
は、株主の自宅等へのダイレクトメールや、企業が開設
するホームページなどを通じて提供されている。
の方法では、株主に優待サービスの情報を周知させるに
は不十分である。すなわち、ダイレクトメールは中を見
ずに捨てる人も多く優待情報の有効な提供手段とは言え
ない。また、パーソナルコンピュータやインターネット
が普及した現在であっても、優待情報や優待条件を探す
ためにわざわざ各企業のホームページにアクセスする人
は少ない。そのため、せっかくの株主優待サービスも株
主に情報が伝わっていないために利用されないことが多
い。
「1000株以上の株主に商品券3000円分」といっ
たような全ての株主に一律の内容である場合が多い。そ
のため、株主は自分が優待されているという意識や、こ
の企業と特別な関係にあるという意識がない。
ビスは株主の安定化という所期の目的を達成できていな
い。
報の周知を図ることができる株主優待情報提供システム
及び方法を提供するものである。
点によれば、企業が株主優待情報を株主に提供するため
のシステムであって、前記株主の属性情報を、この株主
の保有株数若しくは所定期間内の株取引履歴情報に関連
付けて格納する株主情報格納部と、保有株数若しくは所
定期間内の株取引履歴情報に基づいて株主に優待情報を
提供するかを判別する優待条件判別部と、優待情報を提
供すると判別した場合に、その株主の属性情報及び保有
株数若しくは所定期間内の株取引履歴情報に基づいて、
当該株主の優待情報を生成する株主優待情報生成部と、
所定周期で前記企業から株主に対して株主関連情報を通
知する株主関連情報通知部と、前記株主関連情報の通知
に関連付けて、前記株主優待情報を株主に提供するため
の株主優待情報提供部とを備えたことを特徴とする株主
優待情報提供システムが提供される。
は所定期間内の株取引履歴情報に基づいて株主毎の優待
情報を生成するようにしたので、株主に企業との関係を
意識させる事ができ、株主の安定化に寄与できる。ま
た、このようにして生成した株主優待情報を、企業から
株主に対する株主関連情報の通知に関連付けて通知する
ようにした。すなわち、通常のダイレクトメールなどと
違い、株主が注目する情報と共に通知するようにしたの
で、株主に優待サービスの内容やサービスを受けるため
の条件等を周知させる事が容易になる。
連情報は、前記企業の株主総会関連情報であり、前記株
主優待情報をこの株主総会関連情報と共に通知するもの
である。このような構成によれば、株主が最も注視する
株主総会の決議通知や決算報告書等と共に優待情報を提
供するようにしたので、優待サービスの内容等をより容
易に周知させる事ができる。
連情報は、前記企業の株の配当に関する情報である。株
の配当の情報も株主にとって興味のある情報であり、こ
の情報と共に優待情報を提供することで、優待サービス
の内容等をより容易に周知させる事ができる。
待情報生成部は、前記企業の株の配当に関する情報に基
いて当該株主の優待情報を生成するものである。このよ
うな構成によれば、優待サービスの内容が毎年の決算に
応じて変動する可能性があり、優待サービスに対する株
主の興味をひく事ができる。
報格納部は、前記株主の保有株数若しくは所定期間内の
株取引履歴情報をポイント化して格納するものである。
このような構成によれば、株主の保有株数等に応じた優
待情報を迅速に生成できる。
優待情報は、前記企業の株購入手数料もしくは口座管理
料の一部又は全部を減額するものである。このような構
成によれば、株主に対して、自社の株を購入する時に購
入手数料及び口座管理料が減額されることを認識させる
ことができる。また、証券会社からの定期的な報告書や
請求書等を受領する際にも、株主優待サービスの一環と
して手数料等が減額されていることを知らせることがで
きる。これにより、株主に優待サービスを意識させる事
ができると共に、次の株購入を促す事ができる。
連情報は当該株主固有の情報を含み、このシステムはさ
らに、株主から前記固有の情報を受取った場合に、この
株主に所定の優待サービスを提供する優待サービス提供
部を有する。このような構成によれば、例えば前記した
株主総会開催通知などと共に一定期間だけ有効な株主I
Dやパスワード、秘密カギなどの固有情報を株主に通知
する。そして、この固有情報を受取った株主から、この
企業が開設するホームページなどを通じて前記固有情報
を受取った場合に、所定の優待サービスを提供するよう
にした。このように、株主に固有の情報を通知すること
で、株主に「選ばれた存在」すなわち「優待されてい
る」という意識を与えることができる。
ば、企業が顧客優待情報を顧客に提供するためのシステ
ムであって、前記顧客の属性情報を、この顧客の前記企
業に関する取引情報に関連付けて格納する顧客情報格納
部と、前記取引情報に基づいて顧客に優待情報を提供す
るかを判別する顧客優待条件判別部と、優待情報を提供
すると判別した場合に、この顧客の属性情報及び前記取
引情報に基づいて、当該顧客の優待情報を生成する顧客
優待情報生成部と、所定周期で前記企業から顧客に対し
て取引関連情報若しくは顧客関連情報を通知する情報通
知部と、前記取引関連情報若しくは顧客関連情報の通知
に関連付けて、前記顧客優待情報を顧客に提供するため
の顧客優待情報提供部とを備えたことを特徴とする顧客
優待情報提供システムが提供される。
企業等における取引頻度などの顧客の属性情報に基い
て、顧客優待情報の通知時期や通知方法を決定すること
ができる。例えば、株主の優待情報を株主総会の開催通
知と共に提供したり、取引頻度の多い株主から順にメン
バー限定のセール情報を提供することができる。これに
より、顧客優待情報を顧客が注目するタイミング、方法
で通知することができるようになり、顧客優待情報を容
易に周知することができる。従って、顧客優待サービス
の実効を図ることができ、顧客満足度を向上させること
ができる。
ば、企業が株主優待情報を株主に提供するための方法で
あって、前記株主の属性情報を、この株主の保有株数若
しくは所定期間内の株取引履歴情報に関連付けて格納す
る株主情報格納工程と、保有株数若しくは所定期間内の
株取引履歴情報に基づく、株主を優待するための条件を
格納する株主優待条件格納工程と、前記株主の保有株数
若しくは所定期間内の株取引履歴情報と前記株主優待条
件に基づいて、当該株主の優待情報を生成する株主優待
情報生成工程と、前記企業から株主に対する株主関連情
報の通知に関連付けて、前記株主優待情報を株主に提供
するための株主優待情報提供工程とを備えたことを特徴
とする株主優待情報提供方法が提供される。
主要な観点におけるシステムによって実現される株主優
待情報提供方法を得ることができる。
は、次の発明の実施の形態の説明と添付した図面によっ
て、より明確にされる。
に基づき説明する。
優待情報提供システムの全体イメージを示す図である。
このシステム1は株の発行会社である企業2のサーバに
組み込まれており、株主3のパーソナルコンピュータや
携帯電話などの端末4とインターネット等の公衆回線で
オンライン接続可能に構成されている。このシステム1
は、株主3の属性情報や株取引に関する情報を収集して
格納する機能、これらの情報を参照して株主の優待情報
を生成する機能、生成した株主優待情報を株主関連情報
と共に株主に通知する機能、を備えている。ここで、株
取引に関する情報としては、株主が現在保有している企
業2の株の数や過去の所定期間内での平均保有株数など
である。
ームページを通じて株主3や一般の顧客が企業2の株を
購入できるように設定されている。そのためこのシステ
ム1は、公衆回線又は専用回線を通じて証券会社5の株
取引や株主認証等を制御するサーバ装置6にオンライン
接続可能に構成されている。
主優待情報提供システム1の構成を説明する。
1とモデム等の通信デバイス12と入出力装置13が接
続されたバス14に、データ格納部15とプログラム格
納部16とを備えてなる。
待情報受取部22が受取った株主の氏名、株主ID、パ
スワードなどの属性情報を格納する株主情報格納部17
と、この企業の株主毎の保有株式数や所定期間内の株取
引履歴情報を前記株主IDに関連付けて格納する株取引
情報格納部18と、前記株取引情報に関連して株主を優
待するための条件を格納する優待条件テーブル19と、
株購入時もしくは所定期間の株保有に対して付与される
取引ポイントの算定基準を格納するポイントテーブル2
0とを有している。
に示すように、株主ID18aに関連付けて、取引株数
18b、取引年月日18c、及び取引後の現在の保有株
数18dを格納している。このような過去の株取引の履
歴に基づいて算出した株の保有期間も後述するように優
待情報算出の基礎情報となる。なお、取引株数18bの
欄に示すマイナスは株を売却したことを示す。このよう
な株取引の履歴情報は、前記証券会社に依頼すること
で、この証券会社の顧客(株主)情報データベースから
オンラインで受取れるようになっている。
日(権利確定日)における保有株数や、この基準日前の
所定期間における平均保有株数等の項目毎に、株主優待
サービスを提供するための優待条件を格納している。こ
の優待条件は、複数の項目のうち1以上が該当すれば優
待サービスを受けられるように設定する。また、複数の
優待サービスを提供する場合には、それに応じて優待条
件も複数設定する。なお、前記基準日は、事務処理の期
間等を考慮して、決算期末日の5営業日前の日等を設定
するのが好ましい。
そのままこの実施形態における優待サービスを受けられ
る株主とみなしても良いが、例えば保有株数や保有期
間、企業と個人などの属性情報を考慮して、特定の優待
サービスか一般の優待サービスかを区別することもでき
る。すなわち、比較的小口の株主や個人株主、保有期間
の短い株主に対して優先的に優待サービスを提供し、そ
の他の比較的安定した株主には一般の優待サービスを提
供することで、株主全体の安定化を図ることが可能にな
る。この場合は、前記株主情報格納部17の株主の属性
情報として個人/企業や、一般企業/金融機関などを特
定するための種別コードも格納しておくことが好まし
い。
1000株購入に対して10ポイント、1000株を保
有したまま1ヶ月経過した場合に1ポイントを夫々付与
するというポイント付与の条件が格納されている。
ログラム21の他、株主の氏名、株主ID、パスワード
等の属性情報を受取って前記株主情報格納部17に格納
する株主優待情報受取部22と、株主又は顧客から新た
に株の購入を依頼された場合に前記株主の属性情報を証
券会社に送信して株主の認証を依頼する株主情報送信部
23と、証券会社から株主の認証結果を受取る認証結果
受取部24と、前記株主情報や取引情報を参照してその
株主が優待サービスを受けられる条件を満たしているか
を判別する優待条件判別部25と、満たしていると判別
した場合に前記株取引情報格納部18やポイントテーブ
ル20に格納した条件に基いて当該株主の優待ポイント
を算出する優待ポイント算出部26と、算出した優待ポ
イントと株主の属性情報に基いて当該株主の優待情報を
生成する優待情報生成部27と、所定周期で前記企業か
ら株主に対して株主関連情報を通知する株主関連情報通
知部28と、この株主関連情報の通知に関連付けて、前
記株主優待情報を株主に提供するための所定の処理を行
う優待情報提供処理部29と、株主が優待ポイントを商
品やサービスに使用した場合に前記株取引情報格納部1
8に優待ポイントの更新情報の格納を指示する優待ポイ
ント更新部30と、を備えている。
実際にはコンピュータシステムの記憶媒体に確保された
一定の領域及びこの領域にインストールされたプログラ
ムであり、前記CPU10によってRAM11上に呼び
出されて実行されることで、OS(オペレーションシス
テム)と協働してこの発明の機能を奏するようになって
いる。
の属性情報を証券会社の顧客管理サーバ等から受取る場
合以外に、自社のホームページ等を通じて受取る場合も
ある。すなわち、顧客がこの企業のホームページの株購
入案内画面で所定の情報を入力することによって証券会
社のサイトにログインする場合には、株主の情報を直接
受取ることができる。また、この企業が提供する商品や
サービスの購入者が株主になった場合には、顧客登録カ
ード等の情報を格納する顧客情報管理データベースから
顧客の氏名・住所などに基づいてこの株主の情報を入手
することもできる。
ームページなどから顧客(株主)が株の購入を申し込ん
できた場合に、この顧客(株主)の氏名・住所などの情
報を、この企業の名称や銘柄コードなどの情報と共に提
携する引受け証券会社5に送信して、この顧客(株主)
の認証と、最新の取引情報の送信を依頼するものであ
る。そして、この株主の認証結果や取引情報は前記認証
結果受取部24が受取って前記株主情報格納部17や株
取引情報格納部18の情報を更新する。このように、証
券会社5に株主3の認証や最新の取引情報の提供を都度
依頼することで、証券会社5は顧客情報の漏洩、不正取
得などを防止できる。また、企業は取引情報を最新のも
のに随時更新する負荷を軽減できるメリットがある。
テーブル19に格納している優待条件に従って、その株
主が優待サービスを受けられるかを判別するものであ
る。上記したように、複数の優待サービスを提供する場
合には、夫々の優待サービス毎に優待条件を満たしてい
るかを判別する。
条件判別部25が優待サービスを受けられると判断した
株主について、その株主IDを検索キーにして株取引情
報格納部18から取引情報を抽出し、この取引情報を前
記ポイントテーブル20に適用することで当該株主の優
待ポイントを算出するものである。この時参照する取引
情報は、前記株主の認証結果と共に証券会社から受取っ
て更新済みの最新の取引情報である。
AAの株主には、新規購入に対するポイントとして20
00年2月1日に30ポイント、同じく12月1日に1
5ポイント、合計45ポイントが付与されている。ま
た、2000年12月1日の時点では、株の保有ポイン
トとして、2月1日から10月1日までの9ヶ月間は3
000株、その後12月1日までの2ヶ月間は2000
株を継続的に保有しているので、(3ポイント×9ヶ
月)+(2ポイント×2ヶ月)=31ポイントが付与さ
れている。従って、この株主ID=AAAの株主は、2
000年12月1日の時点で、45+31=76の取引
(優待)ポイントが算出されることになる。
ポイントと株主の属性情報に基いて当該株主に通知する
優待情報を生成するものである。この優待情報には、こ
の株主が現在保有する優待ポイントとその算出の根拠
(保有株数、保有期間等)、及びそのポイントを使用し
て購入できる商品やサービスの種類と必要なポイント数
の情報が含まれている。この優待ポイントで購入できる
商品・サービスの例として、次回購入する自社株につい
ては証券会社への取扱い手数料や口座管理料を割引くと
いうサービスを選択できるようにするのが好ましい。こ
のように、優待ポイントを次の株購入に利用できるよう
にすることにより、株購入のインセンティブを与えるこ
とができ株主の安定化に寄与できる。なお、生成された
株主優待情報は前記株主情報格納部17に格納される。
主関連情報としては、例えば、株主総会の開催通知や決
議通知、決算報告書、配当に関する情報などの、毎年定
期的に通知されるものと不定期のものが含まれる。この
株主関連情報通知部28は、企業内の所管部門が夫々作
成した上記の情報について、前記株主の属性情報を参照
して発送指示を出力するものである。
総会の開催通知等に関連付けて株主に優待情報を提供す
るために、例えば図4に示すような構成を有している。
は、株主総会開催通知等の株主関連情報を所管部門から
受取る株主関連情報受取部40と、前記株主情報格納部
17の優待条件を参照して優待情報を提供する株主及び
この株主に関する優待情報を抽出する優待株主抽出部4
1と、抽出した優待株主に関する優待情報の出力を指示
する優待情報出力指示部42とを有している。ここで、
優待情報の出力は紙で印刷しても良いし、前期所管部門
に電子データで送信するようにしても良い。
で株主の優待ポイントの増減を更新するものである。優
待ポイントの増減は株の購入、売却及び株を保有したま
ま所定期間が経過した場合、若しくは株主が優待ポイン
トを株購入手数料や口座管理料に充当した場合に発生す
る。
の処理工程を図5のフローチャートを参照して説明す
る。ここで、図5中S1〜S9は処理の順序を示し、以
下の説明のステップS1〜ステップS9に対応する。
部門の端末等から株主総会の開催日等の情報を受取る
と、前記株主優待条件判別部25が株主情報格納部17
に所定の順序で格納されている株主IDの中から筆頭の
IDを取得する(ステップS1)。
この株主IDを検索キーにして前記株取引情報格納部1
8からこの株主の保有株数及び過去所定期間内の株取引
等の取引情報を抽出する(ステップS2)。抽出した情
報は前記RAM11等に記憶される。
された取引情報を優待条件テーブル19に適用して、こ
の株主IDの株主が優待条件を満たすかを判別する(ス
テップS3)。
優待ポイント算出部26が前記ステップS2で抽出した
取引情報を前記ポイントテーブル20に適用して優待ポ
イントを算出する(ステップS4)。
の旨の情報が前記株主情報格納部17に株主IDに関連
付けて格納する(ステップS5)。具体的には、当該株
主のレコードの「優待条件」の欄に、条件を満たさない
ことを示す所定の記号や文字が入力される。また、全て
の株主IDについて優待情報提供のための処理が完了し
た後、この「優待条件」の欄を参照して優待条件を満た
さない株主のリストを生成して、前記所管部門等に送信
するようにしても良い。
6が優待ポイントを算出すると、前記優待情報生成部2
7がこの株主の優待情報を生成する(ステップS6)。
具体的には、その株主の優待ポイント、ポイント算出の
根拠情報(保有株数や取引情報)、優待ポイントで購入
できるサービス、すなわち株購入の手数料や口座管理料
の情報等を含む情報を生成する。
17に格納される(ステップS7)。この時、「優待条
件」の欄に、前記優待条件を満たさない場合とは異なる
所定の記号等を入力するようにしても良い。そして、R
AM11に記憶されていた株主IDや取引情報等が消去
され、所定の順序にしたがって次の株主IDが取得され
て前記ステップS1〜ステップS7の処理が繰り返され
る(ステップS8)。
すると、前記優待情報出力指示部42が前記株主情報格
納部17の「優待条件」の欄を参照して優待情報を提供
する全ての株主IDを抽出し、この株主の属性情報や前
記優待情報の出力を指示する(ステップS9)。この株
主属性情報や優待情報は社内のLAN等を通じて前記所
管部門に送信されるのが好ましい。そして出力された優
待情報は所管部門によって株主総会の開催通知などと共
に各株主に郵送される。なお、株主総会の開催通知や決
算報告書などの株主関連情報がこの企業のホームページ
上で提供されたり、電子メールなどで送信される場合に
は、上記優待情報も株主関連情報と同一の形式(HTM
L形式、テキスト形式等)で出力され、株主に提供され
る。
等と共に株主優待情報を受取った株主が、この優待情報
に含まれる優待ポイントを使用して優待サービスを受け
る場合の処理工程を説明する。なお、図6中S10〜S
17は処理の順序を示し、以下の説明のステップS10
〜ステップS17に対応する。
帯電話などの端末から前記優待情報に含まれているこの
企業のURLにアクセスしてホームページをブラウズす
る。そして、同じく優待情報に含まれているログイン用
のID及びパスワードを「株主専用ページ」等に入力し
てログインすることにより、前記株主優待情報受取部2
2がこのID及びパスワードの情報を受取る(ステップ
S10)。なお、前記株主専用ページのURLを優待情
報に含ませておいても良い。
グイン用ID等を参照して株主情報格納部17から抽出
したこの株主の属性情報等を前記証券会社に送信して認
証を依頼する(ステップS11)。なお、この場合は、
前記ログインID及びパスワードと前記株主情報格納部
17に格納されたこれらの情報との間で認証を行うよう
にしても良い。
主優待情報を提供した株主であると判別された場合は、
前記「株主専用ページ」に株購入案内画面が表示される
(ステップS12)。この株購入案内画面には、前記優
待情報と同様の、利用可能な優待ポイント数や優待ポイ
ントの利用によって減額される株購入手数料若しくは口
座管理料等の情報、及びこのログイン用のID及びパス
ワードの有効期限が表示される。
購入」のボタンをクリックすると、前記証券会社のサー
バ装置に株主ID等の属性情報が送信され、株購入の所
定の処理が行われる(ステップS13)。
待ポイント利用分だけ減額された取り扱い手数料若しく
は口座管理料が証券会社から株主に対して請求される。
そして、この減額された分は、毎月末、毎期末等の所定
周期で、証券会社からこの企業に対して一括して請求さ
れる(ステップS14)。
用された優待ポイント数にしたがって優待ポイントを減
算する(ステップS15)。
びパスワードの有効期限が経過するまで、若しくは優待
ポイントの残数が0になるまで継続する(ステップS1
6、ステップS17)。なお、「株主専用画面」に有効
期限を設定しておいても良い。
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
に応じてポイント付与して優待条件を決定するようにし
ているがこれに限定されない。例えば、これに代えて若
しくはこれに加えて、前記企業が提供する商品やサービ
スの購入金額、購入回数などに基づいてポイント付与す
るようにしても良い。例えば、インターネット上でこの
企業が設置する仮想店舗で顧客(株主)が商品やサービ
ス(インターネットゲーム、カラオケ、携帯電話の着信
メロディのダウンロード、ダイヤルQ2サービス等)を
購入する場合や、クレジットカードで企業の商品等を購
入する場合に、商品等の購入情報(金額、購入年月日
等)と顧客の属性情報(顧客IDやクレジットカード番
号等)とを関連付けることができる。これにより、上記
した実施形態と同様に、商品等の購入情報に基づいて顧
客の優待情報を生成することができる。
の配当に応じて優待ポイントを算出することもできる。
例えば、配当が所定値を超える場合に、上記のように算
出された優待ポイントにさらに「記念配当」のように全
株主に一律の優待ポイントを加算したり、所定料率を乗
じて優待ポイントを増加させる。これにより、配当とい
う株主が最も注目する情報に関連付けて優待サービスを
提供することができる。
報を受取った場合に全株主について優待ポイントを算出
するようにしているがこれに限定されない。例えば、株
取引の情報を受取る度に算出しても良いし、また1ヶ月
等の所定周期で算出するようにしても良い。この場合に
は、図5のステップS2〜ステップS4の処理工程にお
いて、取引条件の抽出の時点で優待ポイントを算出でき
るので、優待ポイントに基づいて優待条件を満たすかを
判別できる。
替機構を利用して株券を特定の機関に預託する場合にも
適用できることは言うまでもない。この場合は、株主3
は機構の参加者である証券会社等を通じて特定の機関に
自己の保有する株券を預託して自分は株券を所有しない
「実質株主」となる。この場合、株の名義は全て前記特
定の機関になるが、株主3には通常の株主と同様に株券
の発行会社である企業2(名義書換代理人)から上記し
た株主優待情報が提供されることになる。
ば、株主毎に生成した優待情報の周知を図ることができ
る株主優待情報提供システム及び方法を得ることができ
る。
供システムの概略構成を示すブロック図。
る場合の処理工程を示すフローチャート。
Claims (9)
- 【請求項1】 企業が株主優待情報を株主に提供するた
めのシステムであって、 前記株主の属性情報を、この株主の保有株数若しくは所
定期間内の株取引履歴情報に関連付けて格納する株主情
報格納部と、 保有株数若しくは所定期間内の株取引履歴情報に基づい
て株主に優待情報を提供するかを判別する優待条件判別
部と、 優待情報を提供すると判別した場合に、その株主の属性
情報及び保有株数若しくは所定期間内の株取引履歴情報
に基づいて、当該株主の優待情報を生成する株主優待情
報生成部と、 所定周期で前記企業から株主に対して株主関連情報を通
知する株主関連情報通知部と、 前記株主関連情報の通知に関連付けて、前記株主優待情
報を株主に提供するための株主優待情報提供部とを備え
たことを特徴とする株主優待情報提供システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主関連情報は、前記企業の株主総会関連情報であ
り、前記株主優待情報をこの株主総会関連情報と共に提
供することを特徴とするシステム。 - 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主関連情報は、前記企業の株の配当に関する情報
であることを特徴とするシステム。 - 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主優待情報生成部は、前記企業の株の配当に関す
る情報に基いて当該株主の優待情報を生成するものであ
ることを特徴とするシステム。 - 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主情報格納部は、前記株主の保有株数若しくは所
定期間内の株取引履歴情報をポイント化して格納するも
のであることを特徴とするシステム。 - 【請求項6】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主の優待情報は、前記企業の株購入手数料もしく
は口座管理料の一部又は全部を減額するものであること
を特徴とするシステム。 - 【請求項7】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記株主関連情報は当該株主固有の情報を含み、 このシステムはさらに、 株主から前記固有の情報を受取った場合に、この株主に
所定の優待サービスを提供する優待サービス提供部を有
することを特徴とするシステム。 - 【請求項8】 企業が顧客優待情報を顧客に提供するた
めのシステムであって、 前記顧客の属性情報を、この顧客の前記企業に関する取
引情報に関連付けて格納する顧客情報格納部と、 前記取引情報に基づいて顧客に優待情報を提供するかを
判別する顧客優待条件判別部と、 優待情報を提供すると判別した場合に、この顧客の属性
情報及び前記取引情報に基づいて、当該顧客の優待情報
を生成する顧客優待情報生成部と、 所定周期で前記企業から顧客に対して取引関連情報若し
くは顧客関連情報を通知する情報通知部と、 前記取引関連情報若しくは顧客関連情報の通知に関連付
けて、前記顧客優待情報を顧客に提供するための顧客優
待情報提供部とを備えたことを特徴とする顧客優待情報
提供システム。 - 【請求項9】 企業が株主優待情報を株主に提供するた
めの方法であって、 (a)前記株主の属性情報を、この株主の保有株数若し
くは所定期間内の株取引履歴情報に関連付けて格納する
株主情報格納工程と、 (b)保有株数若しくは所定期間内の株取引履歴情報に
基づいて株主に優待情報を提供するかを判別する優待条
件判別工程と、 (c)優待情報を提供すると判別した場合に、その株主
の属性情報及び保有株数若しくは所定期間内の株取引履
歴情報に基づいて、当該株主の優待情報を生成する株主
優待情報生成工程と、 (d)所定周期で前記企業から株主に対して株主関連情
報を通知する株主関連情報通知工程と、 (e)前記株主関連情報の通知に関連付けて、前記株主
優待情報を株主に提供するための株主優待情報提供工程
とを備えたことを特徴とする株主優待情報提供方法。
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