JP2002510932A - 通信システムにおいてフォワード電力制御を更新する方法 - Google Patents

通信システムにおいてフォワード電力制御を更新する方法

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JP2002510932A JP2000542864A JP2000542864A JP2002510932A JP 2002510932 A JP2002510932 A JP 2002510932A JP 2000542864 A JP2000542864 A JP 2000542864A JP 2000542864 A JP2000542864 A JP 2000542864A JP 2002510932 A JP2002510932 A JP 2002510932A
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Abstract

(57)【要約】 通信システムにおいて、無線基地局で電力制御を更新する方法が提供される。無線基地局は、1つの信号フレームを送信する。移動局は、その信号フレームを受信する。移動局は、信号フレームが正確に受信されたかどうかを判断し、品質メトリック内でメトリック・ビットを設定する。このメトリック・ビットは、信号フレームが、移動局により正確に受信されたかどうかを示す。移動局は、この品質メトリックを送信し、これは無線基地局により受信される。ついで、電力制御を更新すべきかどうかが判断され、この判断は、少なくとも一部は品質メトリックに基づいて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に、通信システムに関し、さらに詳しくは、通信システムにお
いてフォワード電力制御(forward power control)を更新する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
符号分割多元接続(CDMA)システムなどの通信システムは、インフラスト
ラクチャ機器と移動機との間でメッセージをやりとりする。本明細書で使用され
るフォワード・メッセージとは、セルラ・インフラストラクチャ機器により生成
、送信されて、移動通信装置によって受信されるメッセージを言い、リバース・
メッセージとは、携帯セルラ電話など、移動通信装置によって生成されるメッセ
ージを言う。
【0003】 電力制御は、ほとんどの通信システムにおいて重要な機能であり、DS−CD
MAを使用する第2世代(2G)および第3世代(3G)セルラ・システムでは
必須の機能である。電力制御は、最小の電力レベルを使用してシステム容量を最
大化し、その一方で、十分な通信リンク品質と情報処理能力とを維持するのに用
いられる。無線基地局(BTS)が情報を移動局に送信するのに用いられるフォ
ワード通信リンクの電力レベルを変更することを、フォワード電力制御という。
管轄する(serving)BTSに移動局が情報を送信するために使用されるリバー
ス通信リンクの電力レベルを変更することを、リバース電力制御という。
【0004】 IS−95システムまたはJ−ANSI−STD008システムなどの第2世
代CDMAシステムのフォワード電力制御は通常、リバース・リンクを介して送
信されるフォワード・リンク品質情報フィードバックを用いて、フォワード・リ
ンクの電力レベルを更新する。このフィードバック情報は、1ビットの形式を採
ることができ、これは、個々のフォワード・リンクのトラフィック・チャネル(
TCH)フレームが消失したかどうかを示すために用いられる。その一例が、J
−ANSI−STD008システムで使用される消失表示ビット(EIB)であ
る。もう1つの例は、IS−95システムまたはJ−ANSI−STD008シ
ステムで使用される電力測定報告メッセージ(Power Measurement Report Messa
ge:PMRM)など、幾つかのフォワード・リンク・フレームが所与の期間で消
失したことを示すメッセージである。
【0005】 CDMAOne,UMTSおよびARIBシステム向けに提案されるものなど
、第3世代CDMAシステムのフォワード電力制御は通常、1.25ミリ秒未満
ごとにリバース・リンクを介してフィードバックされる利得更新情報を使用して
おり、これを高速フォワード電力制御という。このフィードバック情報は、リバ
ース・リンク制御チャネルを介して、パンクチャまたは送出できる。
【0006】 ここで使用される「パンクチャ」という語は、リバース・リンクのトラフィッ
ク・チャネル・フレーム内の情報ビットに置き換わる電力制御情報ビットをいう
。利得更新情報は通常、測定された信号対混信比(SI比)を、フォワード・リ
ンク品質により決定されるSI比の閾値と比較することによって、移動局で決定
される。管轄するBTSにおいて、利得更新情報が用いられて、フォワード・リ
ンク利得を増加または減少させるかを判断し、フォワード・リンクで送信される
電力を増加または減少させる。
【0007】 通常のCDMAシステムでは、移動局は、無線基地局間の境界領域に入るとき
、1つの無線基地局との通信から、両方の無線基地局との同時通信へと移行する
。このため、通信は一時的であれ、中断されず、音声品質も劣化しない。このよ
うな複数リンク通信を通常、ソフトハンドオフという。ソフトハンドオフの間、
両方の使用基地局から複数の信号経路を受信して結合するために、ダイバ−シテ
ィ(diversity)上の大きな利点を移動局は得られ、このため、フォワード・リ
ンクの電力を正味低下できる。ソフトハンドオフには複数のBTSが関与できる
【0008】 ソフトハンドオフを含む高速フォワード電力制御を利用する第3世代システム
の場合には、リバース・リンク・チャネルを介して発生する利得更新エラーを考
慮するために、各BTSにおいて使用されるフォワードTCHまたはフォワード
・リンク利得を訂正する必要がある。ソフトハンドオフ中は通常、1つまたは複
数のリバース・リンクが、極めて高い消失率を有するか、または利得更新など、
電力制御情報の検出を、長期にわたって妨げる特性を示す。本明細書で使用され
る消失率とは、BTSから移動機が受信するフレームのうち、検出可能ビットま
たはシンボル・エラーとともに受信されるフレームの率か、または フォワード
・エラー検出/訂正に失敗するフレームの率、または伝送速度を決定できないフ
レームの率を言う。
【0009】 高速フォワード電力制御を使用する第3世代システムは、ポスト・セレクショ
ン(post selection)フォワード電力制御機能を使用することによって、主リバ
ース・リンクと比較して、弱いリバース・リンクの高い消失率を修正する。ポス
ト・セレクション・フォワード電力制御機能は、ポスト・セレクション機能によ
って決定される最高品質を有するリバース・リンクに対応する情報に基づいて、
新規の利得レベルを計算する。新規の利得レベルは、管轄する各BTSに定期的
に送出されて、TCH利得を更新し、同期させる。
【0010】 このようなポスト・セレクション利得訂正方法に関連する1つの問題は、すべ
てのリバース・リンクが、消失した利得更新情報を含むすべてのフレームか、ま
たは高い誤り率を示す利得更新情報を伝えるすべてのリバース・リンク・チャネ
ルに基づいて、高利得更新誤り率を示す場合である。こうしたケースでは、1.
25ミリ秒ごとに送信される電力制御更新情報が使用されると、移動局に向かう
フォワード・リンクのパワー・アップまたはパワー・ダウンが不正確になる可能
性がある。
【0011】 スプリアスに(spuriously)パワー・アップすると、システムにおいて過剰な
干渉を起こす可能性がある。またBTSをパワー・ダウンさせると、リバース・
リンク障害の持続時間に応じて、音声品質の劣化、あるいは呼の消失を生じるお
それがある。第3世代システムでは、低速でより電力の低い基本チャネルととも
に、ハイパワーでデータ速度が高速の補助フォワード・リンク・チャネルが使用
されるので、この問題が特に深刻化するおそれがある。通常、電力制御情報は、
基本チャネルに対応する。
【0012】 第2世代システムも同様に、ソフトハンドオフ中のリバース・フィードバック
・リンク不良の問題を解決するにあたっては、消失表示ビット(EIB)または
電力測定報告メッセージ(PMRM)など、ポスト・セレクション機能により決
定される最高品質のリバース・リンクから、フォワード電力制御に使用されるフ
ォワード・リンク品質情報を入手する。本明細書で使用される主リバース・レッ
グ(dominant reverse leg)とは、リバース・リンクのフレーム消失数が最も少
ないか、またはそのフレームが所与の期間にわたって、ビット誤り率またはシン
ボル誤り率が最も低いか、あるいは最高の復号品質メトリックを有するリンクを
言う。
【0013】 カバレージが不十分であることに加え、リバース・リンクは、移動局が、フォ
ワード・リンクの予め決められた数の不良フレームを受信すると同時に、送信機
をオフにする場合、すべてが不良となる可能性もある。この方式は、IS−95
A,IS−95BおよびJ−ANSI−STD008で採用されており、フォワ
ード・リンクの予め決められた不良フレームの数は12に設定される。
【0014】 したがって、フィードバック・リンクが一時的に消失する場合、またはフィー
ドバック・リンクを介して受信される電力制御情報が判断できない場合に、フォ
ワード電力制御を実施する方法に対する必要性が存在する。
【0015】
【好適な実施例の説明】
本発明は、フィードバック・リンクが一時的に消失する場合、またはフィード
バック・リンクを介して受信される電力制御情報が判断できない場合に、無線基
地局での電力制御を更新する方法を提供する。無線基地局は、信号フレームを送
出する。信号フレームは、ワイヤレス(over-the-air)で(OTA)送出される
音声情報,映像情報またはデータの任意の組合せを含むことができる。移動局は
、信号フレームが正確に受信されたかどうかを判断して、品質メトリック(qual
ity metric)内でメトリック・ビット(metric bit)を設定する。このメトリッ
ク・ビットは、信号フレームが、移動局によって正確に受信されたかどうかを示
す。移動局は、品質メトリックを送信し、これは無線基地局によって受信される
。ついで、電力制御を更新すべきかどうかが判断される。無線基地局の電力制御
を更新すべきかどうかの判断は、少なくとも一部は品質メトリックに基づいて行
われる。
【0016】 図1から図8を参照して、本発明に対する理解をさらに深められる。図1は、
本発明の好適な実施例による通信システム100を表す。システム100は、移
動局102,第1無線基地局104,第2無線基地局103,および中央基地局
コントローラ(CBSC)105を含む。CBSC105は、トランスコーダ1
06,および選択分配装置(selection distribution unit)111を含む。シ
ステム100は、複数の移動局および無線基地局を含むことが望ましいが、図1
では、分かりやすくするために、1つの移動局と2つの無線基地局のみを示す。
好適な実施例では、システム100は、符号分割多元接続(CDMA)システム
である。システム100は、信号メッセージを送信する任意の通信システムとす
ることができ、移動局による正確な配信と受信を必要とする。
【0017】 基地局103,104は、「モトローラSC9600」無線基地局であること
が望ましい。第1基地局104は、送信機と受信機を含むトランシーバ108を
含む。第2基地局103は、送信機と受信機を含むトランシーバ107を含む。
トランシーバ107,108は、RF信号をワイヤレスで送信し、移動局によっ
て受信される。この送信は、技術上周知のものであり、本用途では詳しく述べな
い。基地局103,104から移動機102に送信される信号を、本明細書では
、フォワード・トラフィック・フレーム、またはフォワード・リンク・メッセー
ジという。トランシーバ107,108は、技術上周知のように、移動機102
からメッセージを受信する。このようなメッセージを、本明細書ではリバース・
リンク・メッセージという。
【0018】 移動機102は、無線基地局103,104と通信可能なセルラ電話機である
ことが望ましい。好適な実施例では、移動機102は、デジタル・セルラCDM
A電話機である。移動機102はまた、無線データ端末またはテレビ電話とする
こともできる。移動機102は、技術上周知のように、送信機と受信機を含むト
ランシーバ110を含む。移動機102が、無線基地局103,104と通信す
るにあたっては、内部に配置されるトランシーバ110によって、リバース・リ
ンクを介してメッセージを送信し、また内部に配置されるトランシーバ110に
よって、フォワード・リンクを介して、基地局103,104により生成される
メッセージを受信する。
【0019】 CBSC105は、「モトローラのスーパーセルCBSC」であることが望ま
しい。本発明の好適な実施例では、BTS103,104は、システム100に
おいて電力制御を管理するためのハブとして機能する。本発明の代替的な実施例
では、CBSC105は、システム100において電力制御を管理する。
【0020】 図2は、システム100においてフォワード電力制御を更新する流れ図を示す
。図2に示される好適な実施例では、CBSC方式が利用されて、CBSCが処
理を実施する。代替的実施例では、CBSC内にあるトランスコーダが処理を実
施する。別の代替的実施例では、混合方式が使用されて、CBSCが処理の一部
を実施し、トランスコーダが処理工程の別の部分を実施する。
【0021】 ここで好適な実施例を参照して、無線基地局が、1つの信号フレームを送信す
る(201)。信号フレームは、ワイヤレスで送出される音声情報,映像情報,
またはデータの任意の組合せを含むことができる。移動局が、BTSにより送信
される信号フレームを受信する(203)。移動局はついで、受信された信号が
良好だったかどうかを判断する(205)。信号フレームは、ビット誤りまたは
シンボル誤りがほとんどない状態で受信される場合には、良好と見なされる。信
号フレームはまた、フレームが、フォワード誤り検出/訂正を渡す場合に、良好
と見なされる。いずれの場合でも、送信速度が決定できる。さらに詳しくは、計
算されたCRCが、送信されたCRCと符合し、伝送速度が決定できる場合には
、フレームは良好、または正確に受信されたと見なされ、そうでない場合には、
フレームは、不良,消失,または不正確に受信されたと見なされる。
【0022】 受信された信号が良好でなかった場合には、移動局は、BTSから受信された
フォワード・フレームが、適切に受信されなかったことを示すメトリック・ビッ
トを設定する(207)。信号が正しく受信されなかった場合には、受信された
信号は良好でない、または不良と見なされる。移動局により受信された信号が良
好だった場合には、移動局は、BTSからのフォワード・フレームが、移動局に
よって適切に受信されたことを示すメトリック・ビットを設定する(209)。
【0023】 メトリック・ビットを設定後、移動局は、メトリック・ビットを含むリバース
・リンクOTAフレ−ムをBTSに送信する(211)。BTSは、移動局から
メトリック・ビットを受信する(213)。BTSはついで、メトリック・ビッ
トを含むフレームが、BTSによって移動局から正確に受信されたかどうかを判
断する(215)。フレームが正確に受信されなかった場合には、BTSは、第
1カウンタをインクリメントする(217)。リバース・リンク・フレームが正
確に受信された場合には、BTSは、第1カウンタをリセットする(219)。
好適な実施例では、連続する予め決められた数のフレームの受信が適切に行われ
なかったときにだけ、システムがフォワード電力制御を調整するので、BTSは
、メトリック・ビット・フレームを正確に受信すると同時に、第1カウンタをリ
セットする。これは、第1閾値を下回る1つまたは幾つかの不良フレームを受信
するのに関連する問題を軽減する。
【0024】 BTSはついで、フォワード信号フレームが、移動局によって正確に受信され
たかどうかを判断する(221)。フォワード信号フレームが正確に受信されな
かった場合には、BTSは、第2カウンタをインクリメントする(223)。フ
ォワード信号フレームが、移動局によって正確に受信された場合には、BTSは
、第2カウンタをリセットする(225)。
【0025】 第1カウンタは、移動局からのフィードバック情報がどのくらいの間、使用不
能だったかを示す。第2カウンタは、移動局がBTSから良好なフォワード・リ
ンク・フレームを受信してから、どのくらいの時間が経過したかを示す。好適な
実施例では、第1カウンタと第2カウンタの合計は、第1閾値と比較することに
よって利用される。また、カウンタの一方または両方を閾値と比較できる。いっ
たん第1閾値を上回ると、BTSは、予め決められた量だけ、フォワード・リン
ク送信をパワー・アップして、フォワード・リンク・メッセージのより高速の配
信速度を実現するように努める。
【0026】 本発明の好適な実施例では、第1閾値は10に設定される。閾値は、任意の所
望の値に設定できるが、第1閾値は約2から20の間の値に設定することが望ま
しい。この値は、フォワード・リンクが不良である時間を最小化するように選択
されて、ソフトハンドオフを実施するため、不良な音声品質の期間を短縮するた
め、および一部のケースでは、予め決められた数の不良フレームを受信すると同
時に、移動局が送信機をオフ(キー解除)にした場合に、移動局がこれをオンに
する、またはキーイングするために必要とされる重大なメッセージの消失を回避
する。
【0027】 IS−95A/J−ANSI−STD008システムの場合、10という値は
、フォワード信号に関する短絡問題が、フォワード・リンク信号の送信電力を不
必要に増加させないほど十分に高い数値であり、その一方で、呼の消失、または
通信品質もしくは信号品質に関わるその他の問題に対応するのに低すぎない数値
であることが判明している。電力レベルが速く上昇しすぎる、または過度のレベ
ルに増加する場合には、過度の干渉がシステムに導入される可能性がある。この
ような過度の雑音は、他の信号問題を招くことがあり、これは回避すべきである
【0028】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値を上回るか
どうかを判断する(227)。2つのカウンタの合計が、第1閾値を上回らない
場合には、BTSは、通常のフォワード電力制御を実施する(229)。好適な
実施例では、通常のフォワード電力制御は、予め決められた数のフレームが移動
局で消失したことを示す、J−ANSI−STD008内のEIBビットなどの
メトリック・ビット、またはIS−95のPMRMなどのメッセージが、BTS
において受信されるまで、デルタ時間ごとに、ステップダウン単位ずつ、フォワ
ード利得を低減することに特徴づけられる。
【0029】 予め決められた数のフレームが消失した場合には、フォワード利得が、ステッ
プアップ(step-up)量だけ増加される。代替的実施例では、フォワード電力制
御情報は、リバース・リンク・チャネルを介して、予め決められたタイム・フレ
ーム数で受信される。これによって、ある一定の数の単位だけフォワード・リン
ク利得が増加または減少する。
【0030】 第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値を上回る場合には、BTSは
、予め決められた数の単位だけ、フォワード・リンクをパワー・アップする(2
31)。好適な実施例では、フォワード・リンクのデジタル電圧利得は、通常の
フォワード・リンクの電力制御で使用される利得増加量だけ増加する。
【0031】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第2閾値を上回るか
どうかを判断する。第2閾値は、第1閾値よりも大きく、フォワード・リンクを
改善できないことを示す。すなわち、カウンタの合計が、この値に達する場合に
は、最高利得レベルにあるフォワード・リンクは単独では、フォワード・リンク
を修正できないため、フレームが正確に受信される確率を向上させるには、最高
伝送速度を低下させなければならない。好適な実施例では、閾値は、20に設定
され、3から30の範囲に入る。
【0032】 第1カウンタと第2カウンタの合計が、第2閾値を上回らない場合には、BT
Sは、通常の速度決定を実施する(235)。通常の速度決定は、音声符号化プ
ロセスの間に、種々の音声メトリックスのレベルに依存して、異なる数の音声ビ
ットを割り当てる。同一のフレーム持続時間を維持するには、送信する必要のあ
るビット数とは関係なく、種々の伝送速度、ひいては、種々の送信電力レベルを
必要とする。
【0033】 最高伝送速度は、同一のEb/Nt(情報1ビット当たりのエネルギー対雑音
プラス干渉電力スペクトル密度)を達成するために、低い伝送速度よりも多くの
電力を必要とし、このEb/Ntは、フレーム消失率の特定の確率に対応する。
そのため、送信電力レベルが同じであるなら、最高伝送速度を低減することによ
って、フレーム消失の確率が向上する。多くの誤りインタフェースでは、余分な
符号化利得が存在して、通常行なわれるように、低速の信号フレームの送信電力
が、その対最高伝送速度比によって調整される場合に、移動局が低速の信号を正
確に受信する確率は、送信電力を低くすることによってさらに高まるようにして
いる。
【0034】 最高伝送速度は、同一のEb/Nt(情報1ビット当たりのエネルギー対雑音
プラス干渉電力スペクトル密度)を達成するのに、低い伝送速度よりも多くの電
力を必要とし、このEb/Ntは、フレーム消失率の特定の確率に対応する。そ
のため、送信電力レベルが同一であるなら、最高伝送速度を低減することによっ
て、フレーム消失確率が向上する。
【0035】 2つのカウンタの合計が、第2閾値を上回る場合には、BTSは、最高利得レ
ベルを同一に維持するオプションを有する形で、最高伝送速度を低減する(23
7)。ついで、プロセスが終了する(209)。
【0036】 図3は、本発明の好適な実施例により、信号を送信する複数の無線基地局を有
する場合の、フォワード電力制御を更新する流れ図を示す。図3は、2つの無線
基地局が、1つのチャネルを介して、1つの信号フレームを移動局に送信するシ
ナリオを示す。このようなシナリオの一例が、呼のソフトハンドオフ中であり、
このとき、移動局は第1BTSまたはBTSのセットから、第2BTSまたはB
TSのセットへと移行して、呼を処理する。
【0037】 図3は、この実施例に対して好適な処理方法を用いた場合を示し、無線基地局
は、移動局から送出されるリバース信号フレームの処理を実施する。この処理は
また、無線基地局に関連する中央基地局コントローラ(CBSC)によっても実
施できよう。この実施例は、IS−95A,IS−95BまたはJ−ANSI−
STD008システムで使用されるのに十分適する。
【0038】 図3に示されるように、第1BTSは、フォワード信号を移動局に送信する(
301)。第2BTSもフォワード信号を、移動局に送信する(303)。第1
BTSおよび第2BTSにより送信される信号フレームは、同一の信号フレーム
であることが望ましい。移動局は、第1BTSと第2BTSから2つの信号を受
信する(305)。図3では分かりやすくするために、2つの無線基地局のみが
示されるが、複数の無線基地局が1つの信号フレームを送信して、移動局により
受信されることも可能である。フォワード信号フレームを受信した後、移動局は
、フォワード信号を結合する(306)。移動局はついで、フォワード信号フレ
ームが良好だったかどうかを判断する(307)。
【0039】 信号フレームは、信号フレームに対して計算されたCRCが、送信されたCR
Cと符号した場合には、良好と見なされる。さらに詳しくは、一般に、受信した
フレーム情報ビットから計算されたフォワード誤り訂正チェック・フィールドが
、送信されたフレーム内で送出されるチェック・フィールドと符合する場合には
、良好と判断される。フレームの伝送速度は、速度決定アルゴリズムを通じて、
決定できる。
【0040】 フォワード信号フレームが、移動局により正確に受信されなかった場合には、
移動局は、フォワード信号フレームが良好でなかったことを示すメトリック・ビ
ットを設定する。メトリック・ビットは通常、リバース・リンクを介して無線基
地局に送出されるフレーム内の1ビットであり、フォワード・リンクの状態を示
す。フォワード信号フレームが、移動局により正確に受信されたと判断される場
合には、移動局は、フォワード信号フレームが移動局により正確に受信されたこ
とを示すメトリック・ビットを設定する(311)。
【0041】 移動局はついで、メトリック・ビットを含むリバース信号フレームを無線基地
局に送信する(313)。各BTSはついで、メトリック・ビットを含むリバー
ス信号フレームのコピーを受信する(315)。一般に、フォワード・チャネル
およびリバース・チャネルは、通常、マルチパス(multipath)と言われる複数
の信号経路によって構成され、この場合、各信号経路は、時間後れによって分離
され、各経路は、独立してレイリ・フェージングされる。
【0042】 各BTSはついで、リバース信号フレームのコピーを、中央基地局コントロー
ラ(CBSC)に送出するのが望ましい。好適な実施例では、CBSCは、トラ
ンスコーダを含む。無線基地局は、回線交換されるのが望ましい専用チャネルを
介して、CBSCと通信するのが望ましい。また、通信は、非同期転送モード,
またはフレーム・リレー・システムなどのパケット網を介する。IS−95A,
IS−95B,またはJ−ANSI−STD008システムで使用されるフレー
ムまたはパケット形式の例は、IS−634Aに見られる。
【0043】 CBSCは、無線基地局から受信されたリバース信号フレームのコピーの中か
ら、最高品質のフレームを選択する(317)。CBSCはついで、各無線基地
局に、最高品質のリバース・フレームを送出する。
【0044】 各BTSはついで、メトリック・ビットを含む最高品質の被選択フレームが、
正確に受信されたかどうかを判断する(317)。メトリック・ビットを含むリ
バース・フレームが正確に受信されなかった場合には、BTSは、第1カウンタ
をインクリメントする(321)。メトリック・ビットを含んだリバース・フレ
ームが正確に受信された場合には、BTSは第1カウンタをリセットする(32
3)。
【0045】 BTSはついで、無線基地局から送出されるフォワード信号フレームが、移動
局により正確に受信されたかどうかを判断する(325)。これは、移動局から
送出されたリバース信号フレーム内に含まれるメトリック・ビットを見ることに
よって達成されるのが望ましい。リバース信号フレーム内のメトリック・ビット
の予め決められた数値により示されるように、リバース・フレームが正確に受信
され、フォワード信号フレームが移動局により適切に受信されなかった場合には
、BTSは、第2カウンタをインクリメントする(327)。第1カウンタは、
どのくらいの時間、フィードバック情報が入手不能だったかを示し、第2カウン
タは、移動局が良好なフォワード・リンク・フレームを受信してから、どのくら
いの時間が経過したかを示す。フォワード信号フレームが移動局により正確に受
信された場合には、BTSは、第2カウンタをリセットする(329)。
【0046】 好適な実施例では、第1カウンタと第2カウンタの合計は、第1閾値と比較す
ることによって利用される。また、第1カウンタと第2カウンタの関数から得ら
れるカウンタの結合値は、第1閾値と比較できる。いったん、第1閾値が超えら
れると、BTSは、予め決められた量だけ、フォワード・リンク送信をパワー・
アップして、フォワード・リンク・メッセージのより高速の配信速度を達成する
ように試みる。
【0047】 好適な実施例では、第1閾値は、10に設定される。閾値は任意の所望の値に
設定できるが、第1閾値は、約2から20の間の値に設定するのが望ましい。こ
れらの数値は、フォワード・リンクが不良である時間を最小化するように選択さ
れて、ソフトハンドオフを実施するのに必要とされる重大なメッセージの消失を
回避する。また、これらの数値は、音声品質が不良である期間を短縮し、一部の
ケースでは、移動局が、予め決められた数の不良フレームを受信すると同時に、
移動局が送信機をオフにした場合には、送信機をオンにする(通常、キーイング
という)。IS−95A/J−ANSI−STD008システムの場合、10と
いう値は、フォワード信号に関する短絡問題が、フォワード・リンク信号の送信
電力を不必要に増加させないほど十分に高い数値であり、その一方で、呼の消失
、または通信品質もしくは信号品質に関わるその他の問題に対応するのに低すぎ
ない数値であることが判明している。電力レベルが速く上昇しすぎる、または過
度のレベルに増加する場合には、過度の干渉がシステムに導入される可能性があ
る。このような過度の雑音は、他の信号問題を招くことがあり、これは回避すべ
きである。
【0048】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値を上回るか
どうかを判断する(331)。第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値
を上回らない場合には、BTSは、通常のフォワード電力制御を実施する(33
1)。最新の第2世代CDMAシステムにおける通常のフォワード電力制御は、
BTSにおいて受信されるJ−ANSI−STD008のEIBなどのメトリッ
ク・ビット,IS−95およびJ−ANSI−STD008内のPMRMなどの
メッセージが、予め決められた数のフレームが移動局で消失したことを示すまで
、「デルタ時間」フレームごとに、「ステップダウン」単位ずつフォワード(デ
ジタル電圧)利得を低減することに特徴づけられる。
【0049】 この時点で、フォワード利得は、なんらかの「ステップアップ」単位だけ増加
される。第3世代CDMAシステムでは、フォワード電力制御情報は、リバース
・リンク・チャネルを介して、Kbミリ秒ごとに受信される。これは、フォワー
ド・リンク利得をe1単位だけ増加または減少させる。カウンタの合計が、第1
閾値を上回る場合には、BTSは、予め決められた数の単位だけ、移動局へのす
べてのフォワード・リンクをパワー・アップする(335)。好適な実施例では
、フォワード・リンクのデジタル電圧利得は、「ステップアップ」単位のような
、通常のフォワード・リンクの電力制御で使用される利得増加量に正比例して増
加する。
【0050】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第2閾値を上回るか
どうかを判断する(337)。第2閾値は、第1閾値よりも大きく、フォワード
・リンクを改善できないことを示す。すなわち、カウンタの合計が、第2閾値に
達する場合には、最高利得レベルを得ているフォワード・リンクは単独では、フ
ォワード・リンクを修正できない。したがって、正確に受信されているフレーム
の確率を改善するには、最高伝送速度も低減しなければならない。好適な実施例
では、閾値は20に設定され、3から30の範囲に入る。
【0051】 カウンタの合計が第2閾値を上回らない場合には、BTSは、通常の速度決定
を実施する(339)。通常の速度決定は、音声符号化処理中の種々の音声メト
リックスのレベルに依存して、異なる数の音声ビットを割り当てる。同一のフレ
ーム持続時間を維持するには、送出する必要のあるビット数とは関係なく、種々
の伝送速度、ひいては、種々の送信電力レベルを必要とする。最高伝送速度は、
同じEb/Nt(情報1ビット当たりのエネルギー対雑音プラス干渉電力スペク
トル密度)を達成するのに、低速の伝送速度よりも高い電力を必要とし、このE
b/Ntは、フレーム消失率の特定の確率に対応する。そのため、送信電力レベ
ルが同一であるならば、最高伝送速度を低減することによって、フレーム消失確
率が改善する。
【0052】 カウンタの合計が、第2閾値を上回る場合には、BTSは、最高利得レベルを
同一に維持するオプションを有して、最高伝送速度を低減する(341)。つい
で、このプロセスは終了する(399)。
【0053】 図4は、本発明の代替的実施例により、信号を送信する複数の無線基地局を有
する場合の、フォワード電力制御を更新する流れ図を示す。図4は、2つの無線
基地局がそれぞれ、1つのチャネルを介して、信号フレームを1つの移動局に同
時に送信しているシナリオを表す。2つ以上の無線基地局が1つの信号を送信で
きるが、図4では分かりやすいように、2つのみが示されていることを理解され
たい。
【0054】 信号フレームは、音声情報,映像情報またはデータの任意の組合せを含めるこ
とができる。通常、1つの基本信号フレームと、1つの補助信号フレームとが存
在し、これらはBTSと移動局との間の同一チャネルを介して送出される。基本
チャネルは、音声情報,映像情報,データ,電力制御情報および信号情報を含む
。補助チャネルは、映像データまたは高速データなどの高速用途を含むことが望
ましい。図4は、この実施例の好適な処理方法を用いて記述されており、ここで
は、無線基地局は、移動局から送出されたリバース信号フレームの処理を実施す
る。この処理はまた、無線基地局に関連した中央基地局コントローラ(CBSC
)によって実施することもできよう。
【0055】 図4は、IS−95B型システムにおいて、またはBTSと移動局との間のチ
ャネルを介して送出される2つ以上の信号フレームを含む任意のシステムにおい
て実施されるのが望ましい。IS−95Bでは、1つの基本チャネルと、一意の
ウォルシュ・コードを使用して同一の1.25MHz無線周波数チャネルを介し
た送信を可能にする7つまでの補助チャネルが存在する。
【0056】 図4に示されるように、第1BTSは、フォワード信号を移動局に送信する(
401)。フォワード信号は、1つの基本チャネルおよび複数の補助チャネルを
含めて、多くのフレームを含むことができる。第2BTSも、フォワード信号を
移動局に送信する(403)。移動局は、第1BTSと第2BTSから2つの信
号を受信する(405)。図4では、分かりやすくするために、2つの無線基地
局しか示されていないが、複数の無線基地局が、1つの信号を送信し、移動局に
よって受信されるようにできることを理解されたい。フォワード信号を受信した
後、移動局は、フォワード信号のコピーを結合する(406)。
【0057】 移動局はついで、フォワード信号フレームが、基本チャネルを介して送出され
たかどうか、また各補助チャネルを介して送出された各フォワード信号フレーム
が良好だったかどうかを判断する(407)。フォワード信号フレームは、計算
されたCRCが、送信されたCRCと符合する場合に、良好と見なされる。
【0058】 フォワード信号が、移動局により正確に受信されなかった場合には、移動局は
、フォワード信号フレームが不良だったことを示すように、メトリック・ビット
を設定する(409)。フォワード信号が、移動局により正確に受信されたと判
断される場合には、移動局は、フォワード信号フレームが、移動局により正確に
受信されたことを示すように、メトリック・ビットを設定する(411)。IS
−95Bでは、リバース・リンク基本信号フレームのみがメトリック・ビットを
有する。メトリック・ビットは、受信した基本フレームのみに対応する。
【0059】 移動局はついで、メトリック・ビットを含むリバース信号フレームを無線基地
局に送信する(413)。各BTSは、メトリック・ビットを含むリバース信号
フレームのコピーを受信する(415)。各BTSはついで、リバース信号フレ
ームのコピーを、中央基地局コントローラ(CBSC)に送出する。好適な実施
例では、CBSCはトランスコーダを含む。無線基地局は、専用回線交換チャネ
ルを介して、またはATMもしくはフレーム・リレー・システムなどのパケット
網を使用することにより、CBSCと通信することが望ましい。CBSCは、無
線基地局から受信されたリバース信号フレームのコピーの中から、最高品質のフ
レームを選択する(417)。CBSCはついで、最高品質のリバース・フレー
ムを、無線基地局に送出する。
【0060】 各BTSはついで、メトリック・ビットを含む最高品質の被選択フレームが、
正確に受信されたかどうかを判断する(419)。メトリック・ビットを含むリ
バース・フレームが正確に受信されなかった場合には、BTSは第1カウンタを
インクリメントする(421)。メトリック・ビットを含んでいたリバース・フ
レームが正確に受信された場合には、BTSは第1カウンタをリセットする(4
23)。BTSはついで、無線基地局から送出されたフォワード・フレームが、
移動局により正確に受信されたかどうかを判断する(425)。これは、移動局
から送出されたリバース信号フレーム内に含まれるメトリック・ビットを見るこ
とによって達成されるのが望ましい。
【0061】 リバース信号フレーム内のメトリック・ビットの予め決められた値に示される
ように、リバース・フレームが正確に受信され、フォワード信号フレームが、移
動局によって適切に受信されなかった場合には、BTSは、第2カウンタをイン
クリメントする(427)。第1カウンタは、どのくらいの時間、フィードバッ
ク情報が使用不能だったかを示し、第2カウンタは、移動局が良好なフォワード
・リンク信号フレームを受信してからどのくらいの時間が経過したかを示す。フ
ォワード・リンク信号フレームは、IS−95Bシステム内の基本チャネルを介
する。フォワード信号フレームが、移動局によって正確に受信された場合には、
BTSは第2カウンタをリセットする(429)。
【0062】 好適な実施例では、第1カウンタと第2カウンタの合計は、第1閾値と比較す
ることによって利用される。また、カウンタの一方または両方の関数が、第1閾
値と比較できる。いったん第1閾値を上回ると、BTSは、予め決められた量だ
け、フォワード・リンク送信をパワー・アップして、フォワード・リンク・メッ
セージのより高速の配信速度を達成し、音声とデータの品質を改善するように努
める。
【0063】 本発明の好適な実施例では、第1閾値は10に設定される。閾値は任意の所望
の値に設定できるが、第1閾値を、約2から20の間の数値に設定するのが望ま
しい。この値は、フォワード・リンクが不良である時間を最小化するように選択
され、ソフトハンドオフを実施するのに必要とされる重大なメッセージの消失を
回避し、不良の音声品質の期間を低減し、一部のケースでは、予め決められた数
の不良フレームを受信すると同時に、移動局が送信機をオフにした場合には、移
動局に送信機をキーイング(オンに)させる。IS−95A/J−ANSI−S
TD008システムの場合、10という値は、フォワード信号に関する短絡問題
が、フォワード・リンク信号の送信電力を不必要に増加させないほど十分に高い
数値であり、その一方で、呼の消失、または通信品質もしくは信号品質に関わる
その他の問題に対応するのに低すぎない数値であることが判明している。電力レ
ベルが速く上昇しすぎる、または過度のレベルに増加する場合には、過度の干渉
が、システムに導入される可能性がある。このような過度の雑音は、他の信号問
題を招くことがあり、これは回避すべきである。
【0064】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値を上回るど
うかを判断する(431)。第1カウンタと第2カウンタの合計が、第1閾値を
上回らない場合には、BTSは、通常のフォワード電力制御を実施する(433
)。第2世代CDMAシステムでは、フォワード電力制御は、Kaのフレームが
移動局で消失したことを、BTSにおいて受信されるメトリック・ビットまたは
メッセージが表示するまで、「デルタ時間」フレームごとに、「ステップダウン
」単位だけ、フォワード利得を低減することに特徴づけられる。この時点で、フ
ォワード利得は、なんらかの「ステップアップ」単位だけ増加される。
【0065】 第3世代CDMAシステムでは、フォワード電力制御情報は、リバース・リン
ク・チャネルを介して、Kb ミリ秒ごとに受信され、これは、e1単位だけ、
フォワード・リンク利得を増加または減少させる。カウンタの合計が、第1閾値
を上回る場合には、BTSは、予め決められた数の単位だけ、移動局へのすべて
のフォワード・リンクをパワー・アップする(435)。好適な実施例では、フ
ォワード・リンクのデジタル電圧利得は、通常のフォワード・リンクの電力制御
で使用される利得増加量に正比例して増加する。
【0066】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第2閾値を上回るか
どうかを判断する(437)。第2閾値は、第1閾値よりも大きく、基本チャネ
ルのフォワード・リンクを改善できないことを示す。カウンタの合計が、第2閾
値を上回らない場合には、BTSは、信号の通常の送信機能を実施する(439
)。信号の通常の送信機能は、補助チャネル,専用制御チャネル,または基本チ
ャネルなど、存在する他のフォワード・チャネルに対する電力制御情報に基づい
た電力制御機能を有することが必要であり、この電力制御情報は、リバース基本
チャネルを介して入手されることが望ましい。補助フォワード・リンク利得は、
基本チャネルのフォワード・リンク利得に正比例するのが望ましい。BTSはつ
いで、図3に関する説明と同様に、通常の速度決定を実施する(440)。
【0067】 カウンタの合計が、第2閾値を上回る場合には、BTSは、補助チャネルを介
して、信号の伝送速度をゼロまで低減する(441)。BTSはついで、ちょう
ど図3に記載される実施例のように、最高利得レベルを同一に維持するオプショ
ンを有して、基本チャネルの最高伝送速度を低減する(442)。ついで、処理
が終了する(499)。
【0068】 図5は、本発明の別の代替的実施例によりフォワード電力制御を更新する流れ
図を示す。図5は、2つの無線基地局がそれぞれ、1つのチャネルを介して、1
つの移動局に同時に信号を送信するシナリオを示す。2つ以上の無線基地局が、
1つの信号を送信できるが、図5では、分かりやすくするために、2つのみが示
されることを理解されたい。信号フレームは、ワイヤレスで送出される音声情報
,映像情報,またはデータの組合せを含むことができる。
【0069】 通常、1つの基本信号フレームと1つの補助信号フレームが存在し、これらは
、BTSと移動局の間にある同一チャネルを介して送出される。基本チャネルは
、音声情報,映像情報,データ,電力制御情報および信号情報を含む。補助チャ
ネルは、映像または高速データなど、より高速の用途を含むことが望ましい。図
5は、本実施例の好適な処理方法を用いて記載され、無線基地局は、移動局から
送出されるリバース信号フレームの処理を実施する。この処理はまた、無線基地
局に関連する中央基地局コントローラ(CBSC)によっても実施できよう。図
5は、第3世代CDMAシステム、または高速フォワード電力制御を利用できる
任意のシステムにおいて実施されるのが望ましい。
【0070】 図5に示されるように、第1BTSは、フォワード信号を移動局に送信する(
501)。フォワード信号は、基本チャネル,複数の補助チャネルおよび専用制
御チャネルを含めて多くのフレームを含むことができる。第2BTSも、移動局
にフォワード信号を送信する(503)。移動局は、第1BTSと第2BTSか
ら2つの信号を受信する(502)。分かりやすいように、図5では、2つの無
線基地局しか示されていないが、複数の無線基地局が、1つの信号を送信して、
移動局によって受信されるようにできることを理解されたい。フォワード信号を
受信後、移動局は、フォワード信号のコピーを結合する(506)。
【0071】 移動局はついで、フォワード信号フレームが、基本チャネルを介して送出され
たかどうか、また、各補助チャネルを介して送出されたフォワード信号フレーム
が、良好だったかどうかを判断する(507)。計算されたCRCが、送信され
たCRCと符合し、伝送速度が決定できる場合には、フォワード信号フレームは
良好と見なされる。
【0072】 フォワード信号が、移動局により正確に受信されなかった場合には、移動局は
、フォワード信号フレームが不良だったことを示すように、メトリック・ビット
を設定する(509)。フォワード信号が、移動局により正確に受信されたと判
断される場合には、移動局は、フォワード信号フレームが、移動局により正確に
受信されたことを示すように、メトリック・ビットを設定する(511)。
【0073】 移動局はついで、メトリック・ビットを含むリバース信号フレームを無線基地
局に送信する(513)。
【0074】 各BTSはついで、図6に示されるように、フォワード電力制御インナ・ルー
プ(inner loop)更新を実施する(515)。電力制御インナ・ループ(PCI
L)の更新時間間隔は通常、1.25ミリ秒未満である。各BTSは、現在のP
CIL時間間隔に対する電力制御情報を検索する(601)。BTSはついで、
SI比の閾値よりも大きい少なくとも1つの復調器のSI比レベルが存在するか
どうかを判断する(603)。このSIレベルは、リバース信号フレーム、また
は独立したパイロット信号をベースにすることができ、後者は、リバース信号フ
レーム内でパンクチャされるか、または独立したチャネルとすることができる。
【0075】 SI閾値よりも大きなSIレベルが存在しない場合には、BTSは、カウンタ
をインクリメントする(605)。このレベルが閾値を上回る場合には、BTS
は、合計に加算して、このPCIL時間間隔の次の電力制御更新によって、現在
フレームが開始してからのデジタル電圧利得におけるパワー・アップ更新または
パワー・ダウン更新の追加を表す(607)。
【0076】 BTS利得はついで、前フレーム間隔に対応する旧BTS利得に合計値をプラ
スしたものに設定される(609)。この利得は、次のPCIL利得時間間隔(
通常1.25ミリ秒)にわたり、フォワード・リンクのために利用される。BT
Sはついで、これが、音声/データ・フレーム間隔(通常20ミリ秒)の終わり
に達したかどうかを判断する(611)。終わりに達していなければ、BTSは
、現在時間間隔をインクリメントし、現在時間間隔(通常1.25ミリ秒)に対
する電力制御情報を得ることによって、プロセスをもう一度開始する。
【0077】 これが、フレーム間隔の終わりである場合には、BTSはついで、カウンタが
閾値よりも大きいかどうかを判断する(615)。カウンタが、閾値を超えない
場合には、BTSはロック・ビットを設定する(617)。カウンタが、閾値を
上回る場合には、BTSはロック・ビットを解除する(619)。ロック・ビッ
トは、少なくとも1つの復調器のrakeフィンガが、その時間間隔の間に有効にロ
ックされたかどうかを示すために使用される。任意の復調器が有効にロックされ
た場合には、ロック・ビットが設定される。復調器のフィンガが有効にロックさ
れなかった場合には、ロック・ビットが解除される。ついで、フォワード電力制
御インナ・ループ更新は終了する(699)。
【0078】 今度は図5に戻り、各BTSは、メトリック・ビットを含むリバース信号(O
TA)フレームのコピーの受信と復調を終了したところである(517)。各B
TSからのロック・ビットは、現在のBTSのフォワード・リンク利得(BTS
利得),現在のリバース・リンクOTA復調情報,および現在のリバース・リン
クOTAフレーム品質および伝送速度とともに、CBSCに渡される。ついで、
最高品質のメトリック・フレームが選択される(519)。CBSCはついで、
図7に示されるように、同期を計算する(521)。
【0079】 CBSCは、被選択リンクのロックビットを見ることによって、被選択リンク
の復調器のSI比レベルが、閾値を下回っているかどうかを判断する(701)
。被選択リンクは、最高品質のリバース・リンク・フレームを有するBTSに相
当し、これは、OTAフレーム品質および伝送速度情報に基づいている。被選択
ロックビットが設定される場合には、被選択BTSの少なくとも1つの復調器の
SIレベルが閾値を上回ることを意味し、CBSCは、第1カウンタをリセット
する(703)。
【0080】 CBSCはついで、信号フレームf1が、移動局によって適切に受信されたか
どうかを判断する(705)。適切に受信されなかった場合には、CBSCは第
2カウンタをインクリメントする(707)。信号フレームが移動局によって適
切に受信された場合には、CBSCは、第2カウンタをリセットする(709)
。第2カウンタをインクリメントまたはリセットした後、CBSCは、現在値に
、被選択リンクからのフォワード利得と、および前の被選択リンクからの前フォ
ワード利得の関数から算出された値をプラスした合計として、同期利得を更新す
る(711)。好適な実施例では、同期利得は、現在値に、現在の被選択フォワ
ード・リンク利得と前の被選択フォワード・リンク利得との差をプラスしたもの
に設定される。
【0081】 被選択リンクのロックビットが解除された場合には、被選択BTSに属する復
調器の最も強いSI比レベルが、SI閾値よりも下回ることを意味し、CBSC
は、第1カウンタをインクリメントする(713)。CBSCはついで、同期利
得を、前のレベルの同期利得に設定する(715)。CBSCはついで、第1カ
ウンタと第2カウンタの関数が、第1閾値よりも上回っているかどうかを判断す
る(717)。上回っている場合には、CBSCは、前同期利得に、予め決めら
れた数の単位(k2)をプラスしたものに、同期利得を設定して、フォワード・
リンク・メッセージのより高速の配信速度を達成し、音声/データ品質を改善す
るように努める。好適な実施例では、k2は、1から20のデジタル利得単位の
範囲内にあるほぼ一定の値である。
【0082】 CBSCはついで、当該移動局を管轄し、電力制御を行っているすべてのBT
Sに、同期利得を渡す。このようにして、移動局と通信するすべてのBTSは、
同一の同期利得を有するようになる。ついで、処理は終了する(799)。被選
択BTSのロックビットおよびBTS利得がすべて、各BTSに伝えられたので
あれば、同期機能は、BTSにおいてローカルに実施できたであろうことに注意
されたい。これには、毎フレーム情報を伝える必要があろう。CBSCで同期機
能を行えば、Rフレームごとなど(Rは1以上)、同期利得を伝える頻度が少な
くて済むようにできる。
【0083】 ここで図5に戻り、各BTSはついで、図4で行われるように、第1カウンタ
と第2カウンタとを更新する。各BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタ
の合計が、第1閾値を上回るかどうかを判断する(523)。第1カウンタと第
2カウンタとの合計が、第1閾値を上回る場合には、BTSは、予め決められた
数の単位(k)だけ、現在利得を増加して、より高速のフォワード・リンク・メ
ッセージ配信速度を実現し、音声/データ品質を改善するように努める(525
)。好適な実施例では、kは、1から20のデジタル利得単位の範囲内に入るほ
ぼ一定の値である。
【0084】 BTSはついで、同期利得が受信されたかどうかを判断する(527)。同期
利得が受信された場合には、BTSは、BTS利得を同期利得に設定する(52
9)。これにより、管轄するすべてのBTSのフォワード・リンクが、同一の利
得を有するようになり、リバース・フィードバック・リンクを介して送信中に、
電力制御情報の誤りを訂正する。実際には、すべての能動フォワード・リンク上
で、同じTCHフォワード・リンク利得対パイロット信号利得比を維持すること
は、使用した復調器(rakeフィンガ)結合戦略、およびダイバシティ・ロールオ
フ(diversity roll−off)が、6dBまで信号経路の不均衡の影響を比較的受
けにくいという事実のために、最高の戦略であることが判明した。
【0085】 BTSはついで、第1カウンタと第2カウンタの合計が、第2閾値を上回るか
どうかを判断する(531)。第2閾値は第1閾値よりも大きく、基本チャネル
のフォワード・リンクを改善できないことを示す。カウンタの合計が、第2閾値
を上回らない場合には、BTSは、信号の通常の送信機能を実施する(533)
。信号の通常の送信機能は、補助チャネルに対する電力制御情報に基づく電力制
御機能を有する必要があり、この制御情報は、基本チャネルを介して入手される
。補助フォワード・リンク利得は、基本チャネルのフォワード・リンク利得に正
比例することが望ましい。BTSはついで、図3に関する説明のように、通常の
速度決定を実施する(535)。
【0086】 カウンタの合計が、第2閾値を上回る場合には、BTSは、補助チャネルを介
して信号を送信するのを停止する(537)。BTSはついで、ちょうど図3に
記載される実施例のように、最高利得レベルを同一に維持するオプションを有し
て、基本チャネルの最高伝送速度を低減する(599)。
【0087】 図8は、本発明の好適な実施例による複数の信号フレームを示す。フレーム8
00,810は、無線基地局と移動局との間で、ワイヤレスで無線周波数(RF
)により送信されるワイヤレス(OTA)フレームを示す。フレーム820,8
30は、CBSCとBTSとの間で通信されるフレームを示す。フレーム820
,830はまた、CBSCとBTSとの間で送信されるパケットを表すこともで
きよう。
【0088】 フレーム800は、フォワード・リンクのトラフィック・チャネル・フレーム
を示す。フレーム800はまた、基本チャネルと補助チャネルの両方を含む第3
CDMAシステムなどで使用される基本フレームを示す。フレーム800は、複
数のリバース電力制御(RPC)ビット801を含む。好適な実施例では、RP
C更新は、規則正しい間隔を置いてフレーム800内でパンクチャされるビット
801である。RPC更新はまた、基本チャネル(TCH)でも補助チャネルで
もない独立したフォワード・リンク・チャネルを介して送出することもできる。
RPCビット801は、電力レベルの増加または減少を示し、通常、移動局に組
み込まれて、送信電力レベルを更新する。IS−95システムでは、電力制御更
新は、0または1に設定される単一の電力制御ビット(PCB)である。フレー
ム800はまた、当業者に通常知られるCRCなどのフォワード誤り訂正(FE
C)ビット802を含む。
【0089】 フレーム810は、リバース・リンクのトラフィック・チャネル・フレームを
示す。フレーム810はまた、基本チャネルと補助チャネルの両方を含む第3世
代CDMAシステムなどで使用される基本フレームを示す。フレーム810は、
複数のフォワード電力制御(FPC)ビット811を含む。好適な実施例では、
EPC更新は、規則正しい間隔を置いてフレーム810にパンクチャされるビッ
ト811である。FPC更新はまた、独立したリバース・リンク・チャネルを介
して送出することもできよう。FPCビット811は、電力レベルの増加または
減少を示し、通常、BTSに組み込まれて、当該移動局に対応するフォワード・
リンクの送信電力レベルを更新する。通常、電力制御更新は、0または1に設定
される1つの電力制御ビット(PCB)である。
【0090】 フレーム810はまた、フォワード誤り訂正(FEC)ビット812を含む。
フレーム810はまた、メトリック・ビット813を含む。メトリック・ビット
813は、品質メトリクスの状態をBTSに伝えるのに使用される。メトリック
・ビットの一例が、J−ANSI−STD008で定義される消失表示ビット(
EIB)である。
【0091】 フレーム820,830は、CBSCとBTSとの間で送信されるフレームを
示す。フレーム820は、CBSCとBTS間の音声またはデータのフレームを
示す。フレーム820は、ヘッダ部分821と、フォワードOTA情報部分82
2とを含む。ヘッダ821は、各BTSにより、ワイヤレスで送信されるために
、フレーム820を処理するのに使用される情報を含む。ヘッダ821は、被選
択リバースOTA品質フィールド823,利得同期フィールド824,被選択ロ
ックビット・フィールド825,および被選択メトリック・ビット826を含む
【0092】 被選択リバース・フレームOTA品質/速度フィールド823は、被選択フレ
ームのフレーム品質と伝送速度を表す。フィールド823は、CRC,シンボル
誤り率(SER),他のなんらかのデコーダ品質メトリック,または速度情報を
含む。利得同期フィールド824は、利得情報を含み、各BTSが同期利得を有
するようにできる、または各BTSフォワード・リンクに対して使用される前利
得とすることができる。
【0093】 ロックビット・フィールド825は、BTSにおいて、被選択リンク復調器の
少なくとも1つが、前の被選択リバース・リンク・フレームを介してロックされ
たかどうかを示す。被選択リバース・リンク・フレームから取られたメトリック
・ビット826は、消失または不良フォワード・リンク・フレーム・インジケー
タが、存在するかどうかに関する情報を含む。メトリック・ビットの一例が、消
失表示ビット(EIB)である。
【0094】 フレーム830は、BTSとCBSC間の音声またはデータ・フレームを示す
。フレーム830は、ヘッダ部分831と、リバースOTA部分832とを含む
。ヘッダ831は、フレーム830を処理するための情報を含む。ヘッダ831
は、リバースOTA品質/速度フィールド833,メトリック・ビット834,
BTS利得フィールド835,およびロックビット・フィールド836を含む。
【0095】 リバースOTA品質/速度フィールド833は、当該フレームのフレーム品質
と伝送速度を表す。フィールド833は、CRC,シンボル誤り率(SER),
他の何らかの復号品質メトリック,または速度情報を含むことができる。メトリ
ック・ビット834は、消失または不良フォワード・リンク・フレーム・インジ
ケータが存在するかどうかに関する情報を含む。メトリック・ビットの一例が、
消失表示ビット(EIB)である。BTS利得フィールド835は、BTSから
の現在フォワード・リンク利得に関する情報を含む。
【0096】 ロックビット・フィールド836は、少なくとも1つのBTS復調器rakeフィ
ンガが、予め決められた数の電力制御インタループ(PCIL)時間間隔にわた
って、閾値を上回るSI比を有するかどうかを示す。すべての復調器のSI比が
、予め決められた数の間隔にわたって閾値を下回った場合には、ロックビット・
フィールド836が解除される。少なくとも1つの復調器のSI比が、予め決め
られた数の間隔にわたって閾値を上回った場合には、ロックビット・フィールド
836が設定される。
【0097】 このため、本発明は、通信システムにおいて、フォワード電力制御を更新する
方法を提供する。本発明は、フィードバック・リンクが一時的に消失するときに
、フォワード電力制御を実施する方法を提供する。本発明はまた、フィードバッ
ク・リンクを介して受信された電力制御情報が判断できないときに、フォワード
電力制御を更新する方法を提供する。
【0098】 フォワード・リンクとリバース・リンクが、信号フレームを正確に送信しない
ときに、カウンタをインクリメントすることによって、本発明は、カウンタを個
別に、または組み合わせて比較して、どのフォワード電力制御方法を実施すべき
か決定することができる。本発明は、カウンタが第1閾値を下回るときに、通常
の電力制御を可能し、一方、カウンタの合計が第1閾値を上回るときには、フォ
ワード・リンクをパワー・アップすることができる。閾値を適切な値に設定する
ことによって、フォワード・リンクの不要なパワー・アップが回避される。
【0099】 加えて、第1閾値より大きいことが望ましい第2閾値を利用することにより、
本発明は、フォワード電力制御の柔軟性を可能にする。カウンタの合計が、第2
閾値を下回るとき、本発明は通常の速度決定を実施する。この合計が第2閾値を
上回るときには、本発明は、最高伝送速度を低減する。これにより、たとえ、低
速のフレームの送信電力が、その対最高伝送速度比によって調整される場合でも
、移動局がフォワード信号を正確に受信する確率を向上させる。これは、余分な
符合化利得によるものであり、最高伝送速度とこれに対応する電力を低減するこ
とによって、信号が依然正確に受信されなかったときに存在する干渉の量を低減
する。干渉の低減は、通信システムにおける信号のより正確な受信につながる。
【0100】 本発明はまた、移動局が複数の無線基地局と通信している場合のシナリオにお
いて、フォワード電力制御を可能にする。このようなシナリオの1つの例が、ソ
フトハンドオフの最中であり、このとき、移動機は、1つのBTSから別のBT
Sへと、進行中の呼の処理を移行している。
【0101】 さらに、本発明は、カウンタの合計が閾値を上回るときに、補助チャネルを介
して信号を送信することを停止する能力を提供することによって、フォワード電
力制御のさらなる改善をもたらす。補助チャネルを介した信号の送信を一時的に
停止することによって、BTSは、基本チャネル上での干渉を低減し、これによ
り、基本チャネルを介した信号が正確に受信される確率を増加させる。このよう
な補助チャネルは、例えば、第3世代CDMAシステムで使用可能である。
【0102】 本発明は、ある一定の例について説明してきたが、上記説明に限定されること
を意図するものではなく、添付請求の範囲に記載される範囲にのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例による通信システムを示す。
【図2】 本発明の好適な実施例による1つのフォワード・リンクを有する
場合の、フォワード電力制御を更新する流れ図を示す。
【図3】 本発明の好適な実施例により1つの信号を送出する複数の無線基
地局を有する場合の、フォワード電力制御を更新する流れ図を示す。
【図4】 本発明の代替的実施例により1つの信号を送出する複数の無線基
地局を有する場合の、フォワード電力制御を更新する流れ図を示す。
【図5】 本発明の別の代替的な実施例によるフォワード電力制御を更新す
る流れ図を示す。
【図6】 本発明の別の代替的な実施例によるフォワード電力制御のインナ
・ループ更新の流れ図を示す。
【図7】 本発明の別の代替的な実施例により同期を計算する流れ図を示す
【図8】 本発明の好適な実施例による複数の信号フレームを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ジェイ・バッチ アメリカ合衆国 イリノイ州 60047 キ ルディア ノース・プラムウッド20655 (72)発明者 ウィリアム・アール・ベイヤー アメリカ合衆国 イリノイ州 60074 パ ラティーン クリア・クリーク・ベイ1735 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE11 EE21 EE31 5K028 AA15 BB06 CC02 CC05 KK35 MM14 PP04 PP12 RR04 TT02 5K067 AA23 BB02 CC10 DD45 EE02 EE10 JJ37

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムにおいて、無線基地局で電力制御を更新する方
    法であって: 無線基地局から1つの信号フレームを送信する段階; 前記無線基地局と通信する1つの移動局で、前記信号フレームを受信する段階
    ; 前記移動局で、前記信号フレームが正確に受信されたかどうかを判断する段階
    ; 前記移動局で、品質メトリック内にメトリック・ビットを設定し、前記メトリ
    ック・ビットは、前記信号フレームが前記移動局によって正確に受信されたかど
    うかを示す段階; 前記移動局により、前記品質メトリックを送信する段階; 前記無線基地局により、前記品質メトリックを受信する段階;および 少なくとも一部は前記品質メトリックに基づき、電力制御を更新するかどうか
    を判断する段階; によって構成されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記品質メトリックが、前記無線基地局によって適切に受信
    されたかどうかを判断する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求
    項1記載の電力制御を更新する方法。
  3. 【請求項3】 前記品質メトリックが、前記無線基地局によって適切に受信
    されなかったときに、前記無線基地局の第1カウンタをインクリメントする段階
    によってさらに構成されることを特徴とする請求項2記載の電力制御を更新する
    方法。
  4. 【請求項4】 前記品質メトリックが、前記無線基地局によって適切に受信
    されたときに、前記第1カウンタをリセットする段階によってさらに構成される
    ことを特徴とする請求項3記載の電力制御を更新する方法。
  5. 【請求項5】 前記信号フレームが、前記移動局によって適切に受信された
    かどうかを判断する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求項4記
    載の電力制御を更新する方法。
  6. 【請求項6】 前記信号フレームが、前記移動局によって適切に受信されな
    かったときに、前記無線基地局において第2カウンタをインクリメントする段階
    によってさらに構成されることを特徴とする請求項5記載の電力制御を更新する
    方法。
  7. 【請求項7】 前記信号フレームが、前記移動局によって適切に受信された
    ときに、前記第2カウンタをリセットする段階によってさらに構成されることを
    特徴とする請求項6記載の電力制御を更新する方法。
  8. 【請求項8】 前記第1カウンタと前記第2カウンタの関数から、結合カウ
    ンタ値を生成する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求項7記載
    の電力制御を更新する方法。
  9. 【請求項9】 前記第1カウンタと前記第2カウンタを合計して、カウンタ
    の合計値を生成する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求項7記
    載の電力制御を更新する方法。
  10. 【請求項10】 通信システムにおいて、無線基地局で電力制御を更新する
    方法であって: 第1無線基地局から第1信号フレームを送信する段階; 第2無線基地局から第2信号フレームを送信する段階; 前記第1無線基地局と前記第2無線基地局と通信する移動局において、前記第
    1信号フレームと前記第2信号フレームを受信する段階; 前記第1信号フレームと前記第2信号フレームとを結合して、結合信号フレー
    ムを生成する段階; 前記移動局において、前記結合信号フレームが正確に受信されたかどうかを判
    断する段階; 前記移動局において、品質メトリック内にメトリック・ビットを設定し、前記
    メトリック・ビットは、前記結合信号フレームが、前記移動局によって正確に受
    信されたかどうかを示す段階; 前記移動局によって、前記品質メトリックを送信する段階; 前記第1無線基地局によって、前記品質メトリックを受信する段階; 前記第2無線基地局によって、前記品質メトリックを受信する段階; 前記第1無線基地局によって受信された前記品質メトリック、および前記第2
    無線基地局によって受信された前記品質メトリックから、最高品質メトリックを
    選択する段階;および 少なくとも一部は前記最高品質メトリックに基づき、電力制御を更新するかど
    うかを判断する段階; によって構成されることを特徴とする方法。
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