JP2002318277A - 車載用目標物検出装置及びマイクロ波検出器 - Google Patents

車載用目標物検出装置及びマイクロ波検出器

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JP2002318277A
JP2002318277A JP2001124093A JP2001124093A JP2002318277A JP 2002318277 A JP2002318277 A JP 2002318277A JP 2001124093 A JP2001124093 A JP 2001124093A JP 2001124093 A JP2001124093 A JP 2001124093A JP 2002318277 A JP2002318277 A JP 2002318277A
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Hisao Ono
久雄 尾野
Norihisa Kobayashi
典仙 小林
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Yupiteru Industries Co Ltd
Original Assignee
Yupiteru Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で本来の検出動作並びにそれに伴
う警報動作をすることができ、誤警報の発生を抑制でき
る車載用目標物検出装置を提供すること 【解決手段】 現在地を検出するGPS検出部3と、目
標物の位置を記憶する位置記憶部4と、車両の位置の変
位を記録する位置変位記憶部6と、GPS検出部で求め
た現在位置から目標物までの距離が所定範囲内の時に検
知信号を出力する検知部5と、車両の位置の変位と目標
物の位置との関係から車両が目標物に接近しているか否
かを判定する接近判定部7と、目標物の存在を警報する
警報部8を備える。警報部は検知部の出力と接近判定部
の出力から、目標物までの距離が一定以内で、かつ、接
近している場合に警報するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用目標物検出
装置及びマイクロ波検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スピード違反者を取り締まるため
の速度監視装置が路上周辺等に多数設置されるようにな
っている。速度監視装置の一例を示すと、所定周波数帯
域のマイクロ波を車両に向けて発射し、その反射波を受
信して車両の走行スピードを測定するようになってい
る。
【0003】一方、係る速度監視装置の存在を検出する
ため、その速度監視装置から発射されたマイクロ波を検
出して警報を出力するように構成されたマイクロ波検出
器が従来から知られている。
【0004】しかし、速度監視装置の設置位置や、道路
の状態その他の周囲環境により、従来のマイクロ波検出
器は、比較的遠くから検出可能なものと、比較的近づい
てからでないと検出しにくいものがある。
【0005】また、速度監視装置の中には、従来のマイ
クロ波検出器では検出できないものもある。一例を挙げ
ると、ループ式と称されるように、地中にループ状のコ
イルを埋め込み、そのコイルの上を車両が通過するのを
検知するとともに車速も判定するものがある。また、マ
イクロ波以外の光を用いて車両の速度を検出するものも
ある。
【0006】そこで、最近では、GPS情報を利用し、
予め速度監視装置の設置位置情報を記憶させておき、現
在位置が記憶した設置位置に近づいた場合に、マイクロ
波の検知の有無に関係なく警報を発するようにしたもの
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GPS
情報を利用した警報システムでは、以下に示す問題があ
る。すなわち、現在の車両位置から所定の距離内に目標
物があった場合には、車両がその目標物たる速度監視装
置の監視対象でなくとも警報を発してしまう。すなわ
ち、速度監視装置は、ある車線上を所定速度以上で走行
する車両を検出するものであるので、例えば、速度監視
装置が監視していない道路を走行している場合には、本
来警報は不要であるが、車両と目標物である速度監視装
置が一定の距離以下であると警報が発せられてしまう。
【0008】係る現象は、例えば、上り車線に速度監視
装置が設置されている場合に、下り車線を走行している
場合や、その速度監視装置の進行方向後ろ側から上り車
線に合流した場合がある。これ以外にも、高速道路と、
それに沿って平行に形成された一般道のようにほぼ平行
に延びるように形成されている道路を走行する場合など
がある。
【0009】これを解決するためは、例えば、ナビゲー
ション装置のように地図を持たせマップマッチングやD
GPS機能を持たせて正確な車両位置を認識し、速度監
視装置の監視領域を走行しているか否かを判断し、警報
の必要の有無を判定することにより対応できる。しかし
ながらこれらを実施するには複雑な構成となり、実現コ
ストが大きくなってしまう。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、簡易な構成で本来の検出動作並びにそれに伴う警報
動作をすることができ、誤警報が発生されてしまうこと
をできるだけ抑制できる車載用目標物検出装置及びマイ
クロ波検出器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る車載用目標物検出装置は、位置検出
手段と、目標物の位置を記憶する位置記憶手段と、車両
の位置の変位を記録する位置変位記憶手段と、前記位置
検出手段と位置記憶手段から目標物までの距離が所定範
囲内の時に検知信号を出力する検知手段と、車両の位置
の変位と目標物の位置との関係から車両が目標物に接近
しているか否かを判定する接近判定手段と、目標物の存
在を警報する警報手段を持つ車載用目標物警報装置であ
って、前記警報手段は前記検知手段の出力と前記接近判
定手段の出力から警報を制御するように構成した。
【0012】なお、実施の形態では、両方の出力を直接
警報部に与えているが、これに限らず、検知手段の出力
を接近判定手段に与え、検知信号がONの時のみ接近判
定部を動作させるというように、間接的に2つの出力を
利用するものも含む。
【0013】この発明によれば、接近判定手段を設けた
ため、車両が目標物に接近していることを判定し、この
判定結果も警報の際の条件にしている。したがって、目
標物までの距離が近い場合であっても、接近していない
場合には、走行中の道路と異なる道路に目標物が設置さ
れていると推定できるため、誤動作(誤警報)を防止す
ることができる。
【0014】そして好ましくは、目標物の位置に関連し
て目標物の設置情報を記憶する設置情報記憶手段を設
け、前記接近判定手段は前記設置情報記憶手段に格納さ
れた前記設置情報を加味して車両が目標物に接近してい
るか否かを判定し、前記警報手段は前記検知手段の出力
と前記接近判定手段の出力と前記設置情報記憶手段の出
力を基に警報を制御することである。
【0015】仮に目標物に対して接近している場合で
も、走行中の道路と異なる道路に目標物が設置されてい
る場合もある。係る場合に、設置情報を加味することに
より、誤警報となるのを抑制できる。つまり、設置情報
として目標物の監視方向等を登録している場合には、例
えばその監視方向により規定される所定範囲内に車両が
あるか否かの条件を付加し、所定範囲外の場合には、た
とえ接近している場合でも警報しないようにする。監視
範囲外であれば、警報しなくても問題がない。
【0016】また、目標物の設置情報としては、これ以
外に道路情報や、目標物の種別や、目標物の車線情報等
とすることができ、係る情報を報知するようにすること
もできる。この報知された設置情報を聞いた運転者(ユ
ーザ)は、現在走行中の道路と合致するか否かを判断す
ることにより、走行中の道路の先に目標物があるか否か
を判断することができる。
【0017】一方、車両の位置の変位と目標物の位置と
の関係から車両が目標物から遠ざかっているか否かを判
定する離脱判定手段を設け、前記警報手段は前記離脱判
定手段が目標物から車両が遠ざかっていると判定した時
に警報を停止するように制御するように構成することも
できる。これにより、無駄な警報が続くことを抑制でき
る。
【0018】さらにまた、車両の現在位置と目標物との
関係を判定する関係判定手段を設け、前記警報手段は前
記関係判定手段の出力を基に車両と目標物との関係を報
知するように構成することもできる。係る構成にする
と、上記した各種の設置情報の報知と同様に、走行中の
道路の先に目標物があるか否かを判断するための材料を
与えることができる。
【0019】更に、前記警報内容の使用情報(設置情報
や関係など)を選択する選択スイッチを設け、前記警報
手段は前記選択スイッチの設定を基に警報する内容を決
定するようにするとよい。複数種の情報が登録されてい
る場合に、全てを使用してもよいし選択スイッチにより
選択された一部の情報を用いることもできる。これによ
り、走行する状況に適した警報を発することができる。
【0020】本発明に係るマイクロ波検出器としては、
所望のマイクロ波を検出するマイクロ波検出器本体と、
そのマイクロ波検出器本体でマイクロ波を検出した場合
に警報する警報手段を備えたマイクロ波検出器におい
て、上記した各発明の車載用目標物検出装置を備えるこ
とである。
【0021】この場合に、マイクロ波検出器本体の検出
信号に基づいて動作する警報手段と、車載用目標物検出
装置の警報手段とは、共通化しても良いし、別途設けて
も良い。また、いずれの場合も、前記マイクロ波を検出
した際に発する警報と、前記車載用目標物検出装置が目
標物を検知した際に発する警報の種類を異ならせると好
ましい。もちろん、両者を区別することなく警報するこ
ともできる。ここで異ならせるとは、例えば、一方をブ
ザー,音声などの聴覚に対して訴えるものとし、他方を
LED等の視覚に訴えるというように、警報器の種類を
変えることができる。また、これに限ることはなく、例
えばブザー(アラーム)の内容を変えたり、ブザーと音
声により変えたりするなど各種の態様がとれる。要は、
マイクロ波の検出に基づいた警報なのか、目標物の検出
に基づく警報なのかが区別できればよい。
【0022】更に、本発明のマイクロ波検出器によれ
ば、前記警報手段は、前記マイクロ波検出器本体の出力
と、車両の位置に近接する目標物の設置情報を基に、警
報を制御するようにしたり、前記マイクロ波検出器がマ
イクロ波を検出した時の車両の位置に近接する目標物の
設置情報が所定の内容の時のみ警報を発するように、警
報を制御するように構成できる。
【0023】さらには、前記位置検出手段により検出し
た位置情報が目標物と所定の距離にある時、前記目標物
の設置情報を記憶する警報内容一時記憶手段(実施の形
態では、「目標物情報一時記憶部15」に相当)を設
け、前記マイクロ波検出器がマイクロ波を検出した時、
警報内容一時記憶手段に記憶された設置情報を基に警報
を制御するようにするとよい。係る構成をとると、位置
検出手段が停止中或いは周囲環境の原因から位置情報を
計測できない場合でも、良好な警報出力をすることがで
きる。なお、前記警報内容一時記憶手段に記憶される警
報内容は、前記検知手段の出力を基に消去するとよい。
【0024】さらにまた、マイクロ波検出器本体には、
受信信号の信号強度を検出する信号強度検出手段を設
け、信号強度がしきい値より小さい場合には、位置情報
に基づきマイクロ波を発する目標物が検出されているこ
とを条件に正規の警報を発するようにするとよい。
【0025】つまり、所定の目標物が検出されている場
合には、たとえ信号強度が小さくても目標物からのマイ
クロ波の可能性が高いので、警報をする。係る目標物が
検出されていない場合には、ノイズその他の検出対象で
ないことが高いので正規の警報をしない。ここで、「正
規の警報をしない」とは、警報自体をしないことと、異
なる態様での警報(軽微な警報)のいずれも含む。ま
た、位置情報の取得ができていない場合には、例えば、
次に位置情報が取得できるまで警報を保留することなど
の対応がとれる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車載用目標
物検出装置の第1の実施の形態を示している。同図に示
すように、GPS情報を取得する位置検出手段たるGP
S検出部3と、目標物(検出対象物)の位置情報を記憶
する位置記憶部4と、GPS検出部3で検出した現在位
置と位置記憶部4に記憶された周囲に存在する目標物の
位置情報に基づき、その目標物までの距離を求め、係る
目標物までの距離が所定範囲内の時に検知信号を出力す
る検知部5と、GPS検出部3で検出した現在位置の変
位を記憶する位置変位記憶部6と、位置変位記憶部6に
格納された車両の位置の変位情報と、位置記憶部4に格
納された目標物の位置との関係から車両が目標物に接近
しているか否かを判定する接近判定部7と、検知部5と
接近判定部7の出力を受け、警報を制御する警報部8を
備えている。
【0027】なお、図示省略するが、本形態の電源は、
車両のシガーソケットからとるようになっている。つま
り、車両のバッテリーを利用する。なおまた、太陽電池
と、それにより充電される二次電池としてもよい。
【0028】GPS検出部3は、地球位置計測衛星から
出射されるGPS信号を受信し、車両の現在位置を測定
するものである。具体的には、受信アンテナ3a,GP
S受信器3bにて、複数の衛星から発せられるGPS信
号を受信し、その受信したことを位置検出部3cに与
え、そこにおいて受信情報に基づいて現在位置(経度,
緯度情報)を算出する。
【0029】なお、このGPS検出部3の駆動である
が、電力が許す限り連続動作(間欠させる場合も一時停
止期間を短く)させるのが好ましい。従って、電源をシ
ガーソケットからとっている場合には、連続させる。な
お、電源供給を太陽電池(二次電池)から受けるように
した構成の場合には、間欠駆動させる必要があり、しか
も、好ましくは、状況に応じて一時停止/動作の比を変
更することであるので、そのための動作制御部を設ける
ことである。
【0030】位置記憶部4には、記憶する目標物の位置
情報として、その目標物が設置されている場所の緯度,
経度が登録される。また、登録する目標物としては、速
度監視装置や、Nシステムと称されるナンバー読み取り
装置など、車両を監視する装置である。従って、この位
置情報に目標物の種類を関連付けて登録しても良い。こ
のようにすると、検知した際の警報を、目標物の種類に
あわせて変えることにより、より正確な情報を運転者に
伝えることができる。また、このように車両を監視する
装置に限ることはなく、自動ドアなどの誤動作源の場合
もある。
【0031】位置記憶部4に記憶する目的物の位置(緯
度,経度)は、例えば、図示省略の入力操作部を利用し
て、予め検出対象の目的物の位置を登録することができ
る。この入力操作は、マイクロ波検出器に設けた操作パ
ネル,入力ボタン等を操作し、緯度,経度等を入力する
ようにしても良いし、ROMや各種記憶媒体をセット
し、そこから受け取るようにするというように、使用者
が登録したり、工場出荷時にある程度の情報を記憶させ
ておくことができる。
【0032】尚、位置記憶部4に記憶する目標物(目標
物の位置情報)は、実際に目標物が存在する位置はもち
ろん目標物の存在を警報する位置、例えば目標物の1k
m手前を目標物の位置と定めてもよい。
【0033】位置変位記憶部6は、位置検出部3cから
出力される位置情報(緯度,経度)を毎回或いは所定間
隔毎に複数個記憶するもので、変位がわかるように時系
列に格納する。物理アドレスが連続するように記憶させ
ている場合には、単純に位置情報のみ順次格納させれば
よいし、時刻情報やレコード番号などを関連づけて記憶
させる場合には、記憶位置は任意である。
【0034】また、この位置情報は、最近の所定回数分
記憶されればよいので、例えば、メモリ上にリングバッ
ファを用意し、先頭から順に位置情報を記憶させ、リン
グバッファの容量分記憶させたならば、順次上書きする
ことにより、最新の複数回分の位置情報を記憶保持させ
ることができる。
【0035】検知部5は、現在位置と、位置記憶部4に
格納された各目標物の位置情報から目標物までの距離を
求め、予め決めた距離以内の目標物が存在する場合に検
知信号を警報部8に与えるようになっている。
【0036】接近判定部7は、車両が目標物に接近して
いるか否かを判断するもので、具体的には、位置変位記
憶部6に格納された各回の車両の位置と、目標物までの
距離を求め、目標物までの距離が小さくなるように変位
している場合に、目標物に向かって進行していると判定
することができる。
【0037】また、接近判定の別の手法としては、位置
変位記憶部6に格納された位置情報から車両の移動軌跡
を求め、その軌跡の延長線上(所定の範囲内)に、目標
物があれば車両は当該目標物に向かって進行しているも
のと判定することもできる。このようにすれば同一道路
の延長線上にない目標物を誤検出することが防止でき
る。
【0038】さらに別の判定方法としては、例えば位置
変位記憶部6に格納された位置情報から車両の進行方向
を求め、その進行方向を基準にして所定角度範囲内に目
標物が有れば、目標物に向かって走行、つまり、接近し
ていると判定することができる。このように所定角度範
囲とすることにより、車両からの距離が離れるほどその
範囲は広くなるので、たとえ道路が曲がっているような
場合でも、その道路の先にある目標物が所定角度範囲内
として検出することができ、接近していることを認識で
きる。換言すると、所定角度範囲内に目標物がないとい
うことは、目標物に対して車両が例えば逆方向などの目
標物と異なる方向に進んでいると判断でき、接近してい
ないと推定できる。そして、上記した所定角度は、目標
物との距離が近くなるほど大きくするとよい。
【0039】さらにまた、後述するように、目標物の監
視方向が記憶されている場合、その監視方向と車両の走
行方向のなす角を求め、なす角が所定角度範囲内で有れ
ば、接近していると判定することができる。この時の判
定基準となる所定角度も、目標物との距離に応じて変更
すると、より精度良く判定できる。もちろんこれ以外の
判定方法も採れる。そして、いずれの場合も、接近して
いると判定した場合には、警報部8に向けて接近判定信
号を出力する。
【0040】警報部8は、検知信号と接近判定信号がと
もにON、つまり、目標物までの距離が一定以内の状態
で、車両が目標物に接近していると判断した際に、警報
を発する。なお、検知部5から出力される情報として、
目標物までの残り距離を加えることにより、警報部8
は、目標物までの残り距離を報知させたり、検知部が検
知している目標部の数を報知させることもできる。
【0041】図2は、本発明に係る車載用目標物検出装
置の第2の実施の形態を示している。本実施の形態で
は、上記した第1の実施の形態を基本とし、更に、目標
物の位置情報に関連して目標物の設置情報を記憶する設
置情報記憶部4aを設けている。ここで記憶する設置情
報とは、例えば、目標物の監視方向(方位:北から○
度)、目標物の種類(監視装置種類、誤動作源)、設置
路線情報(国道○号線)等を意味する。
【0042】この設置情報は、警報部8における警報の
有無を決定する際の判断条件として用いられたり、警報
する際の報知情報となったりする。すなわち、例えば、
設置情報が、目標物の監視方向であった場合、接近判定
信号と検知信号がともにONで、さらに、監視方向を基
準とした所定の角度内に車両が存在する時や、車両の進
行方向と監視方向のなす角度が所定の値である場合に、
初めて警報を出力するようにすることができる。これに
より、例えば図3に示すように、A点に存在する目標物
に対し、車両がB1→B2→B3という変位をとった場
合、車両の観点(B1,B2,B3)と目標物(A点)
までの距離は徐々に近づいている。従って、接近判定信
号と検知信号はともにONとなる。よって、第1の実施
の形態のものでは、警報が出力される。
【0043】しかし、実際に車両が走行しているのは、
目標物が設置されていない道路であるので、本来警報は
不要である。そこで、本実施の形態によれば、目標物の
監視方向が、図中矢印の方向とした場合、B2の地点で
は、監視方向のなす角θの範囲外となり、警報が発せら
れない。これにより、誤警報されるのが抑制できる。も
ちろん、たとえ所定角度に入っていても、例えば図3に
おいて目標物が設置された道路を逆方向に走行している
場合などの接近判定信号がOFF(接近して入っていな
い)場合には、警報が発せられない。
【0044】また、設置情報が、「国道○号線」,「○
○高速道路」,「県道○○線」のように道路情報(道路
番号)や、「上り車線」,「下り車線」などの車線情報
の場合、警報を発する場合に、警報部8は、係る設置情
報を併せて報知するようにすることができる。この場合
の警報をするか否かの判断は、第1の実施の形態のよう
に、接近判定信号と検知信号の2つがONの場合に警報
するようにしたり、上記したように設置情報を加味して
3つの条件に基づいて警報の有無を判断したりするな
ど、各種の方式が採れる。
【0045】このように、道路情報等を報知すること
で、目標物の存在する道路とは別の道路上を走行してい
たとしても運転者はその警報が目的とするものかどうか
を認識でき、対象外の警報であることを認識できる。
【0046】すなわち、道路が複雑にいり込んでいる立
体交差などの状況によっては上下に平行して道路があっ
たりして接近判定を用いても適切な警報を行うことがで
きない場合がある。この場合に、運転者は、現在どの道
路を走行中であるかや、車線情報(上り/下り)を知っ
ているか、仮に知らなくとも道路標識などで確認できる
ので、警報の基となった目標物が、現在走行中の道路に
あるのか否かを判断することができる。よって、誤警報
の場合も、運転者は対象外の警報であることを認識でき
る。
【0047】尚、車線情報の場合は、2つの状態を表す
だけであるため、設置情報記憶部4aに格納する際に、
1ビットの情報量ですみ、設置情報記憶部に使用するメ
モリを最小の状態にすることができるので好ましい。
【0048】また、目標物の種別(Hシステム、Nシス
テム)を報知する場合には、以下の効果を奏する。すな
わち、車両の状態を検出する装置は一般的に区別が難し
く、目標物が速度監視装置であったり、旅行システム監
視装置である場合に誤った判断を行う可能性があるが、
具体的に目標物の内容を報知することでこれらを的確に
認識することができる。なお、その他の構成並びに作用
効果は、上記した実施の形態と同様であるので、対応す
る部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0049】図4は、本発明に係る車載用目標物検出装
置の第3の実施の形態を示している。本実施の形態で
は、第2の実施の形態を基本とし、更に、離脱判定部9
を設けている。この離脱判定部9は、位置変位記憶部6
に記憶された変位情報と、位置記憶に格納された目標物
の位置情報に基づいて、車両が目標物から遠ざかってい
るか否かを判定するものである。係る判定アルゴリズム
は、接近判定部7と同様のもの(最終的な判断が逆)を
用いることができる(もちろん、別の方式をとることは
妨げないが)。すなわち、接近判定部7の場合、位置変
位記憶部6に格納された各回の位置と目標物までの距離
を求め、その距離が短くなっていると接近していると判
定し接近判定信号をONにしたが、離脱判定部9は、係
る距離が長くなっていると「離脱している」と判定し、
離脱判定信号をONにする。
【0050】警報部8は、離脱判定部9から離脱判定信
号(ON)が与えられると、車両が目標物から遠ざかっ
ていると判定し、警報を停止するように制御する。係る
構成をとると、不要な警報をいつまでも報知することを
防止することができる。
【0051】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した実施の形態と同様であるので、対応する部材に同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なおまた、
本実施の形態では、第2の実施の形態を基本としたが、
第1の実施の形態を基本としてももちろん良い。
【0052】図5は、本発明に係る車載用目標物検出装
置の第4の実施の形態を示している。同図に示すよう
に、本実施の形態では、第3の実施の形態を基本とし、
更に、車両の現在位置と目標物との関係を判定する関係
判定部10を設け、ここで判定された関係も警報部8に
与えられる。関係判定部10で判定する関係は、本形態
では両者の位置関係である。つまり、位置記憶部4に記
憶された目標物の位置情報と、位置検出部3cから与え
られる車両の現在位置(厳密には、例えば前回の位置情
報等を記憶しておき、進行方向を求める)に基づき、車
両から見た目標物の設置方向(左、右)や車両と目標物
の角度(左20度等)を求める。その求めた結果を警報
部8に渡す。
【0053】警報部8では、受け取った関係を上記した
目標物の設置情報と同様に、警報する際の報知情報に用
いる。つまり、接近判定部7からの接近判定信号がON
(接近している)並びに検知部5からの検知信号がON
(一定の距離以内)等の場合、警報を出力することにな
るが、このとき、例えば「進行方向右側に目標物有り」
とか、「左20度の方向に目標物有り」などのように、
具体的な関係も併せて報知する。
【0054】これにより、設置情報を報知した場合と同
様に、対象とならない車線や道路上を走行していた場合
に警報が発せられたとしても、運転者はその警報が、対
象外の警報であることを認識できる。特に運転者が走行
している道路の状態を認識している場合にさらに有効で
ある。つまり、直線が続く道路であるにもかかわらず、
角度が大きかったり、一般道路の場合には、道路の左側
か上方に設置されることが多いが、「右側に目標物有
り」と報知された場合には、対象外と推定することがで
きる。
【0055】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した実施の形態と同様であるので、対応する部材に同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なおまた、
本実施の形態では、第3の実施の形態を基本としたが、
他の実施の形態を基本としてももちろん良い。
【0056】図6は、本発明に係る車載用目標物検出装
置の第5の実施の形態を示している。同図に示すよう
に、本実施の形態では、第4の実施の形態を基本として
いる。そして、設置情報記憶部4aの出力と関係判定部
10の出力のうち使用する情報を選択する選択スイッチ
11を設けている。つまり、第2の実施の形態でも説明
したように、設置情報記憶部4aに格納する設置情報は
各種のものがあり、格納した設置情報の全てを常に使用
しても良いが、状況によって適した情報と適さない(あ
まり有意味でない)情報がある。
【0057】そこで、選択スイッチを設け、使用する情
報をユーザに選択可能とさせ、複数の設置情報を組み合
わせて報知することで、使用目的に合わせた報知が可能
となる。さらに、本形態では、関係判定部10で判定さ
れる車両と目標物の関係(位置関係)についても報知の
有無を選択できるようにしている。これにより、運転者
がそのときの状況によりどの情報を報知させるかを選択
できるようにすることで、地域毎に適正な情報を警報す
ることができる。
【0058】なお、図示の状態では、警報時に報知する
情報(設置情報,関係情報)は、一旦選択スイッチ11
を経由して警報部8に与えられるようにし、セレクタの
ようにしているが、データ(情報)の送受は上記した各
実施の形態と同様に直接警報部8に送るようにし、使用
の有無を選択スイッチにより設定するようにしてももち
ろん良い。その場合に、その選択命令は、設置情報記憶
部4a,関係判定部10側に与えても良いし(情報の出
力の有無を制御)、警報部8側に与えても良い。
【0059】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した実施の形態と同様であるので、対応する部材に同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なおまた、
本実施の形態では、第4の実施の形態を基本としたが、
他の実施の形態を基本としてももちろん良い。
【0060】図7は、本発明に係るマイクロ波検出器の
第1の実施の形態の要部構成を示している。本実施の形
態では、図1に示す車載用目標物検出装置を組み込んだ
構成としている。同図に示すように、設定された動作設
定条件に基づき、所定周波数帯域のマイクロ波を検出
し、警報出力するための制御信号を出力するマイクロ波
検出器本体12を更に備え、マイクロ波検出器本体12
の検出信号に基づいて、警報部8が警報を発するように
している。
【0061】マイクロ波検出器本体12は、ホーンアン
テナ12aを介して捕捉したマイクロ波に基づいて所望
の周波数のマイクロ波を検波し、検波出力信号に基づい
て目的のマイクロ波を受信したか否かを判断する。そし
て、受信した場合に警報部8に検出信号を送り、所定の
警報を出力するようになる。この警報は、例えば、ブザ
ーや音声であったり、ライトLED等のランプや表示器
など各種の対応のものが採れる。そして、好ましくは、
警報の種類を、マイクロ波を受信した場合と、GPS位
置情報からによる場合とで異ならせることである。
【0062】一般道に設置されている多くの速度監視装
置はマイクロ波を利用しているものが多い。また、設置
されていても稼動していない速度監視装置も多く存在す
るため、マイクロ波検出器と一体化させることで運転者
はより的確な判断を行えるようになる。
【0063】また、このようにマイクロ波検出器本体1
2を設けることにより、このマイクロ波検出器本体12
の出力に基づいて目標物の位置情報を自動的に登録する
ことができる。すなわち、所望のマイクロ波を検出した
場合、Sメータ出力を監視し、最大値になったときが、
発信源に最も近づいたと判断できるので、そのときの位
置情報(緯度,経度)を位置検出部3cから受け取り、
記憶するようにすることができる。
【0064】一例としては、例えば、自動ドアにおける
人体センサなどのように誤動作源の存在位置を記憶した
場合に、その記憶した位置に近づいた状態でマイクロ波
を検出しても警報は出力しないように制御する。
【0065】さらにまた、警報部8における警報制御
は、上記したようにマイクロ波検出器本体12がマイク
ロ波を検出した場合と、位置情報に基づいて目標物を検
出した場合の警報をそれぞれ独立して行うようにしても
良いし、それぞれの検出結果を総合的に判断し、最終的
な出力をするようにしても良い。
【0066】一例としては、目標物の設置情報として、
速度監視装置の種類を記憶保持させておき、マイクロ波
を検出した時の車両の位置に近接する目標物である速度
監視装置の種類を報知するようにする。また、目標物の
設置情報として、目標物がマイクロ波を発するものであ
るか否かの情報を記憶保持しておく。そして、位置情報
に基づき、マイクロ波を発する目標物を検出した場合
に、実際にマイクロ波検出器本体12がマイクロ波を受
信したか否かにより、警報の種類を変えることができ
る。すなわち、両方で受信した場合には、通常のアラー
ムなどによる警報を行い、マイクロ波を受信しない場合
には、LEDを点灯させたり、「速度監視装置がありま
すがマイクロ波を受信していません。」等の音声メッセ
ージを出力するなどとすることができる。また、係る場
合(マイクロ波非受信)には、警報自体をしないように
することもできる。これにより、稼動していない速度監
視装置に対して無駄な警報を発することなく必要な情報
が入手できる。
【0067】さらにまた、マイクロ波検出器本体12に
よる検出信号と、位置情報に基づいて目標物を検出した
場合の検出結果を総合的に判断する別のアルゴリズムと
しては、以下のようなものがある。
【0068】すなわち、マイクロ波検出器本体12にお
ける受信信号の信号強度を求める信号強度検出部を設け
る。そして、マイクロ波を検出した場合には、その信号
強度(Sメータ出力)がしきい値以上か否かを判断し、
しきい値以上の場合にはそのまま警報を発するが、しき
い値以下の場合には位置情報に基づいて目標物(マイク
ロ波を発するもの)の存在が検出されていることを条件
に警報を発するようにする。
【0069】つまり、係る目標物が存在しない場合に
は、検出したマイクロ波は、ノイズその他の検出対象で
ないものから発せられたものと推定し警報をしないか、
軽微な警報をする。一方、たとえ受信信号の信号強度が
小さくても、係る目標物が周囲に存在する場合には、そ
の目標物からのマイクロ波と推定できるので、通常の警
報をする。
【0070】また、GPS検出部3を間欠駆動させてい
る場合の一時停止中や、周囲環境によりマイクロ波を受
信したときに位置情報に基づく目標物の検出処理ができ
ていないことがある。係る場合には、上記信号強度を利
用するアルゴリズムの場合、信号強度が小さい時には、
その後のGPS検出部3の稼働に伴う位置情報の取得に
基づき周囲に目標物があるか否かの判断結果が出るま
で、警報の発生を保留し、その判断結果に基づいて上記
の制御(目標物有り→警報,目標物無し→警報せず)を
行うことになる。もちろん、信号強度がしきい値以上の
場合には、そのまま警報するのは上記したとおりであ
る。
【0071】通常、間欠動作などをしている場合には、
目標物を検出すると、停止期間を短くしたり、連続動作
に切り替える。従って、停止期間中に信号強度の小さい
マイクロ波を受信した場合には、誤動作源か、走行中の
道路以外に設置された速度監視装置からのマイクロ波の
場合が多く、すぐに警報しなくても十分間に合うことが
多いので、誤警報の発生を防止する方を優先した。
【0072】さらに、警報部8はマイクロ波検出器本体
12がマイクロ波を検出した時の車両の位置に近接する
目標物の設置情報が所定の内容の時のみ警報を発するよ
うにすることもできる。すなわち、設置情報が誤動作源
であった場合には警報を発しないようにしたり、誤動作
源であることを報知したりすることで、マイクロ波検出
器の誤動作を制限したり、運転者に誤報であることを認
識させたりすることができる。
【0073】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した各実施の形態と同様であるので、対応する部材に
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なおま
た、図示の例では、車載用目標物検出装置の第1の実施
の形態を組み込んだ例を示したが、上記したように(設
置情報を利用)、車載用目標物の各種の実施の形態を適
用することができる。
【0074】図8は、本発明に係るマイクロ波検出器の
第2の実施の形態の要部構成を示している。本実施の形
態では、図2に示す車載用目標物検出装置を組み込んだ
構成としている。前提として、本実施の形態では、太陽
電池と2次電池により稼動している。従って、省電力化
のために、間欠制御部14を設け、GPS検出部3を間
欠動作させている。
【0075】更に、同図に示すように、目標物情報一時
記憶部15を設け、検知部5により検出された目標物に
ついての設置情報を設置情報記憶部4aから読み出し、
その読み出した設置情報を、当該目標物情報一時記憶部
15に格納する。そして、警報部8は、マイクロ波検出
器本体12で所望のマイクロ波を検出した際に、その目
標物情報一時記憶部15に格納した設置情報に基づいて
警報を制御するようにした。具体的な警報の制御は、車
載用目標物検出手段の実施の形態で説明したものと同様
である。
【0076】すなわち、マイクロ波検出器本体12がマ
イクロ波を検出した場合に、設置情報も利用して警報を
制御する場合を想定する。すると、マイクロ波検出時に
GPS検出部3が一時停止中とすると、それからGPS
検出部3を稼動させなければならず、衛星の再捕捉等に
時間を必要とするので、位置検出が間に合わない可能性
が高い。そうなると適正な警報を実施することができな
い。
【0077】そこで、本実施の形態のようにGPS検出
部3の稼動中に得られた一定の距離の範囲内にある目標
物の設置情報を目標物情報一時記憶部15に記憶保持さ
せ、マイクロ波を検出したときはその記憶保持した設置
情報に基づく制御をすることで、位置検出動作が稼動し
ていたときと同様に適切な警報を発することができる。
【0078】尚、間欠動作の場合で説明したが、通常動
作の場合においてもトンネルや周囲の環境で常に位置情
報を得ることはできないため、これらの場合にも同様に
有効なものである。
【0079】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した各実施の形態と同様であるので、対応する部材に
同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なおま
た、図示の例では、車載用目標物検出装置の第2の実施
の形態を組み込んだ例を示したが、車載用目標物の各種
の実施の形態を適用することができる。
【0080】なおまた、目標物一時記憶手段に記憶され
る設備情報は、所定のタイミングで削除するとよい。そ
して、所定のタイミングは、車両が目標物から所定の距
離に無くなった場合に消去するようにする。これによ
り、誤情報を発することを防止させることができる。
【0081】さらに、本実施の形態においても、上記し
た第1の実施形態と同様に信号強度に基づく警報制御が
できる。つまり、信号強度がしきい値より小さいマイク
ロ波を受信した場合には、目標物情報一時記憶部15に
格納された情報に基づき警報を制御することができる。
【0082】なお、マイクロ波検出器本体12でマイク
ロ波を検出した場合に、目標物情報一時記憶部15内に
設置情報が記憶されていない場合には、前回のGPS検
出部3の稼動中に目標物が検出されなかった場合か、現
在位置情報の算出或いはそれに基づく目標物の検出中で
あるので、例えば、信号強度が一定以下の場合には緊急
性も低いため、警報の発生を保留し、次の位置情報の取
得に基づく目標物の検出処理を待ち、周囲にマイクロ波
を発する目標物があることを確認の上、警報処理をする
ようにすることができる(目標物が検出されなかった場
合には、警報をしないようにしたり、軽減した警報をす
る)。もちろん、信号強度が大きい場合には、緊急性が
あるので、すぐに警報を出力することになる。
【0083】また、上記のように、目標物一時記憶部1
5に設置情報が格納されていない場合の一時停止中にマ
イクロ波を検出した際には、間欠制御部14は、GPS
検出部3を稼働させ、位置情報の取得を試みるように制
御すると良い。もちろん、定期的な間欠駆動を繰り返す
ようにしても妨げない。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明では、簡易な構成で
本来の検出動作並びにそれに伴う警報動作をすることが
でき、誤警報が発生されてしまうことをできるだけ抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用目標物検出装置の第1の実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る車載用目標物検出装置の第2の実
施の形態を示すブロック図である。
【図3】第2の実施の形態の動作を説明する図である。
【図4】本発明に係る車載用目標物検出装置の第3の実
施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る車載用目標物検出装置の第4の実
施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る車載用目標物検出装置の第5の実
施の形態を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るマイクロ波検出器の第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図8】本発明に係るマイクロ波検出器の第2の実施の
形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 GPS検出部(位置検出手段) 4 位置記憶部 4a 設置情報記憶部 5 検知部 6 位置変位記憶部 7 接近判定部 8 警報部 9 離脱判定部 10 関係判定部 11 選択スイッチ 12 マイクロ波検出器本体 14 間欠制御部 15 目標物情報一時記憶部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置検出手段と、 目標物の位置を記憶する位置記憶手段と、 車両の位置の変位を記録する位置変位記憶手段と、 前記位置検出手段と位置記憶手段から目標物までの距離
    が所定範囲内の時に検知信号を出力する検知手段と、 車両の位置の変位と目標物の位置との関係から車両が目
    標物に接近しているか否かを判定する接近判定手段と、 目標物の存在を警報する警報手段を持つ車載用目標物警
    報装置であって、 前記警報手段は前記検知手段の出力と前記接近判定手段
    の出力から警報を制御することを特徴とする車載用目標
    物検出装置。
  2. 【請求項2】 目標物の位置に関連して目標物の設置情
    報を記憶する設置情報記憶手段を設け、 前記接近判定手段は前記設置情報記憶手段に格納された
    前記設置情報を加味して車両が目標物に接近しているか
    否かを判定し、 前記警報手段は前記検知手段の出力と前記接近判定手段
    の出力と前記設置情報記憶手段の出力を基に警報を制御
    することを特徴とする請求項1に記載の車載用目標物検
    出装置。
  3. 【請求項3】 車両の位置の変位と目標物の位置との関
    係から車両が目標物から遠ざかっているか否かを判定す
    る離脱判定手段を備え、 前記警報手段は前記離脱判定手段が目標物から車両が遠
    ざかっていると判定した時に警報を停止するように制御
    することを特徴とする請求項1または2に記載の車載用
    目標物検出装置。
  4. 【請求項4】 前記目標物の設置情報に道路情報が存在
    する時、前記警報手段は前記道路情報を報知することを
    特徴とする請求項2または3に記載の車載用目標物検出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記目標物の設置情報に目標物の種別が
    存在する時、前記警報手段は前記目標物の種別を報知す
    ることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記
    載の車載用目標物検出装置。
  6. 【請求項6】 前記目標物の設置情報に目標物の車線情
    報が存在する時、前記警報手段は前記目標物の車線情報
    を報知することを特徴とする請求項2から5のいずれか
    1項に記載の車載用目標物検出装置。
  7. 【請求項7】 車両の現在位置と目標物との関係を判定
    する関係判定手段を設け、 前記警報手段は前記関係判定手段の出力を基に車両と目
    標物との関係を報知することを特徴とする請求項1から
    6のいずれか1項に記載の車載用目標物検出装置。
  8. 【請求項8】 前記警報内容の使用情報を選択する選択
    スイッチを設け、 前記警報手段は前記選択スイッチの設定を基に警報する
    内容を決定することを特徴とする請求項2から7に記載
    の車載用目標物検出装置。
  9. 【請求項9】 所望のマイクロ波を検出するマイクロ波
    検出器本体と、 そのマイクロ波検出器本体でマイクロ波を検出した時に
    警報するマイクロ波検出器において、 請求項1から8のいずれか1項に記載の車載用目標物検
    出装置を備えたことを特徴とするマイクロ波検出器。
  10. 【請求項10】 前記警報手段は、前記マイクロ波検出
    器本体の出力と、車両の位置に近接する目標物の設置情
    報を基に、警報を制御することを特徴とする請求項9に
    記載のマイクロ波検出器。
  11. 【請求項11】 前記警報手段は前記マイクロ波検出器
    がマイクロ波を検出した時の車両の位置に近接する目標
    物の設置情報が所定の内容の時のみ警報を発するよう
    に、警報を制御することを特徴とする請求項10に記載
    のマイクロ波検出器。
  12. 【請求項12】前記位置検出手段により検出した位置情
    報が目標物と所定の距離にある時、前記目標物の設置情
    報を記憶する警報内容一時記憶手段を設け、 前記マイクロ波検出器がマイクロ波を検出したとき、前
    記警報内容一時記憶手段に記憶された設置情報を基に警
    報を制御することを特徴とする請求項8から11のいず
    れか1項に記載のマイクロ波検出器。
  13. 【請求項13】 前記警報内容一時記憶手段に記憶され
    る警報内容は前記検知手段の出力を基に消去することを
    特徴とする請求項12に記載のマイクロ波検出器。
  14. 【請求項14】 マイクロ波検出器本体には、受信信号
    の信号強度を検出する信号強度検出手段を設け、 信号強度がしきい値より小さい場合には、位置情報に基
    づきマイクロ波を発する目標物が検出されていることを
    条件に正規の警報を発するようにしたことを特徴とする
    請求項9から13のいずれか1項に記載のマイクロ波検
    出器。
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