JP2002312212A - ファイルシステム - Google Patents

ファイルシステム

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JP2002312212A
JP2002312212A JP2001115184A JP2001115184A JP2002312212A JP 2002312212 A JP2002312212 A JP 2002312212A JP 2001115184 A JP2001115184 A JP 2001115184A JP 2001115184 A JP2001115184 A JP 2001115184A JP 2002312212 A JP2002312212 A JP 2002312212A
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correction code
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JP2001115184A
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Katsumi Fukuwaki
脇 克 己 福
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイルに対する統合的な環境を実現できる
とともに、不正アクセスなどに対するセキュリティを向
上させることができ、さらには破損したファイルを自己
修復可能な頑健性を備えたファイルシステムを提供す
る。 【解決手段】 本発明のファイルシステム10において
は、ファイル1が、データ部分4と、このデータ部分4
をそれぞれ処理する複数のメソッド5とを含んでいる。
各ファイル1が備えるメソッド5は各ファイル1毎に設
定できるから、各ファイル1の性格や使用目的に応じた
カスタマイズが可能であり、オペレーティングシステム
に依存することのない統合的な環境を実現することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報機器において記憶装置にファイルを記録し管理する
ファイルシステムに関し、より詳しくは、各ファイルが
含むデータを処理するためのメソッドを各ファイルが含
むことにより、各ファイルをオブジェクトとして取り扱
うことが可能なオブジェクト指向のファイルシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の情報機器にはフ
ァイルシステムが搭載され、記憶装置に設けたファイル
管理領域に各ファイルの名称や、所有者、アクセスモー
ド、管理番号および補助記憶装置上の位置等のファイル
管理情報を保持するとともに、これらのファイル管理情
報に基づいて各ファイルを管理している。
【0003】ところで、コンピュータ等の情報機器にお
いて用いられるファイルには様々な種類があるため、あ
るファイルをアプリケーションプログラム等のプロセス
が利用する際には、そのファイルの種類に応じたメソッ
ドをオペレーティングシステムが選択して実行してい
る。すなわち、あるファイルを処理するためのメソッド
は、一般的にオペレーティングシステム側が備えてお
り、ファイルシステムが備えることはなかった。
【0004】また、各ファイルに対するアクセスの監視
や、障害発生時の復旧等のファイルに対する操作は、い
ずれもファイルシステムの外部に設けた別のソフトウェ
ア若しくはオペレーティングシステムによって実行され
ていた。
【0005】さらに、ファイルの誤り訂正は、ソフトウ
ェア若しくはハードウェアによるRAID(Redun
dant Array of Inexpensive
Disks)機構等によって実現されているが、パリ
ティデータを記録するために複数台のディスク若しくは
複数の領域が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、 (1)ファイルに対する統合的な環境を実現する。 (2)不正アクセスなどに対するセキュリティ性を向上
させる。 (3)ファイルの整合性確認を容易に行える。 (4)破損したファイルを自己修復可能な頑健性を備え
る。 ことが可能な、新規なファイルシステムを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する請
求項1に記載の手段は、情報機器が備える記憶装置にフ
ァイルを記録し管理するファイルシステムであって、前
記ファイルは、データ部分と、前記ファイルに対するア
クセスモードに応じて前記データ部分をそれぞれ処理す
る複数のメソッドとを含むことを特徴とする。
【0008】すなわち、請求項1に記載のファイルシス
テムは、記憶装置に記録されたファイル自体がそのデー
タを処理するためのメソッドを備えるオブジェクト指向
のファイルシステムであり、ファイルをオブジェクトと
して取り扱うことができる。このとき各ファイルは、サ
イズ,作成日時,所有者およびアクセス制御リスト等の
情報を属性として備えるとともに、各ファイルに対する
アクセスモードにそれぞれ対応する複数のメソッドを備
える。そして、あるファイルに対してアプリケーション
プログラム等のプロセスがアクセスすると、各ファイル
が備える複数のメソッドのうち、そのアクセスモードに
対応するメソッドが作用する。これにより、従来のファ
イルシステムにおける場合のように、あるファイルに対
してオペレーティングシステムが異なるメソッドを誤っ
て適用する等の障害を回避し、ファイルにアクセスでき
なかったりファイルが含むデータをプロセスが破損させ
たりすることを確実に防止することができる。また、各
ファイルが備えるメソッドは各ファイル毎に指定できる
から、各ファイルの性格や使用目的に応じたカスタマイ
ズが可能である。したがって、請求項1に記載のファイ
ルシステムによれば、オペレーティングシステムに依存
することのない統合的な環境を実現することができる。
【0009】請求項2に記載の手段は、請求項1に記載
のファイルシステムにおいて、前記ファイルの一つを親
ファイルとして親子関係を有する子ファイルを作成する
際に前記親ファイルが備える前記複数のメソッドを前記
子ファイルに継承させるメソッド継承手段を備えるとと
もに、前記子ファイルが備えた前記複数のメソッドは、
前記子ファイルに対する新たな処理が必要な場合には上
書き可能であり、かつ上書きされた新しい前記メソッド
を指定して作用させることが可能であることを特徴とす
る。
【0010】すなわち、請求項2に記載のファイルシス
テムによれば、親子関係を有する子ファイルを新規に作
成する際に、親ファイルが備える複数のメソッドをメソ
ッド継承手段が子ファイルに対して自動的に継承させる
から、親ファイルが備える複数のメソッドを子ファイル
に継承させるための操作を実行する煩雑さを回避するこ
とができる。また、子ファイルが親ファイルから継承し
た複数のメソッドは、子ファイルに対する新しい処理が
必要になったときに上書き可能であり、かつ上書きされ
た新しいメソッドを指定して作用させることが可能であ
るから、ファイルシステムの柔軟性を高めることができ
る。
【0011】請求項3に記載の手段は、請求項1または
2に記載のファイルシステムにおいて、前記ファイルに
対するプロセスからのアクセスを制御するアクセス制御
部をさらに備えるとともに、前記ファイルは、アクセス
が許可されていないプロセスからアクセスされたときに
前記アクセス制御部によって指定されると前記プロセス
を強制的に終了させる作用を行うプロセス強制終了メソ
ッドを備えることを特徴とする。
【0012】すなわち、請求項3に記載のファイルシス
テムによれば、ファイルに対する不正なアクセスに対抗
するための手段をファイルそのものが備えるので、情報
機器のセキュリティレベルを大幅に向上させることがで
きる。なお、アクセスが許可されていないプロセス若し
くはユーザからアクセスされたときに、前記アクセス制
御部によって指定されるとシステム管理者にメールを通
知する作用を行うメソッドをファイルに備えさせること
もできる。
【0013】請求項4に記載の手段は、請求項1乃至3
のいずれかに記載のファイルシステムにおいて、前記フ
ァイルの誤り訂正符号を前記ファイルの属性として保持
する属性保持手段をさらに備えるとともに、前記ファイ
ルは、前記ファイルを作成し若しくは更新する際に前記
ファイルの誤り訂正符号を計算するとともに前記属性保
持手段に保持されている前記誤り訂正符号と比較するこ
とにより前記ファイルの誤りの有無を判別する誤り訂正
符号計算メソッドを備えることを特徴とする。
【0014】すなわち、請求項4に記載のファイルシス
テムによれば、ファイルを作成し若しくは更新する毎
に、そのファイルが備える誤り訂正符号計算メソッドに
よって誤り訂正符号が計算されるとともに属性保持手段
によってファイル属性として保持されている誤り訂正符
号と比較される。したがって、ファイルを作成し若しく
は更新する毎にそのファイルに誤りが生じたか否かを確
認できるから、ファイルの整合性確認を容易に行えると
ともに、ファイルシステムの信頼性を大幅に向上させる
ことができる。なお、誤り訂正符号計算修正メソッドに
よる誤り訂正符号の計算および修正は、ファイルアクセ
スに伴うオーバヘッドとなるから、誤り訂正符号の計算
および修正が不要な場合は、誤り訂正符号計算修正メソ
ッドを削除することができる。
【0015】請求項5に記載の手段は、請求項4に記載
のファイルシステムにおいて、前記誤り訂正符号計算修
正メソッドは、新たに計算した前記誤り訂正符号と前記
属性保持手段に保持されている前記誤り訂正符号とが異
なる場合に、前記ファイルが含まれるデータ部分の修正
を行うことを特徴とする。
【0016】すなわち、請求項5に記載のファイルシス
テムによれば、ファイルの誤りを検出してファイルを修
正する機能をファイルシステムが持つことになるから、
事故やハードウェア障害によるファイル破損に対する耐
性を備えることができ、システムの頑健性を向上させる
ことができる。
【0017】請求項6に記載の手段は、請求項5に記載
のファイルシステムにおいて、前記ファイルは、前記誤
り訂正符号計算修正メソッドによる前記ファイルの修正
が不能の場合に、前記ファイルをバックアップしている
バックアップ手段から前記ファイルをレストアすること
により前記ファイルを復旧させるファイル復旧メソッド
を備えることを特徴とする。
【0018】すなわち、請求項6に記載のファイルシス
テムによれば、ファイルの誤りを検出したことに伴うフ
ァイルの修正が不能である場合に、バックアップ手段か
らファイルをレストアすることによりファイルを復旧さ
せることができるから、ファイル破損に対する耐性をさ
らに向上させてシステムの頑健性をより一層向上させる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るファイルシス
テムの各実施形態を、図1乃至図3を参照して詳細に説
明する。なお、同一の部分には同一の符号を用いる。
【0020】第1実施形態 まず最初に図1を参照し、第1実施形態のファイルシス
テムについて詳細に説明する。
【0021】図1に示した第1実施形態のファイルシス
テム10は、コンピュータシステム等の情報機器が備え
る記憶装置にファイルを記録しかつ管理するためのもの
で、多数のファイル1と、これらのファイル1を親ファ
イルとする子ファイル2、およびこれらのファイル1,
2の名称や、所有者、アクセスモード、管理番号および
補助記憶装置上の位置等のファイル管理情報をファイル
1の属性として保持するファイル情報管理部3を備えて
いる。
【0022】前記ファイル1は、データ部分4と、この
ファイル1に対する利用者プログラムのプロセス若しく
はユーザ等からのアクセスのモードに応じてデータ部分
4をそれぞれ処理する複数のメソッド5とを含んでい
る。そして、あるファイル1に対して利用者プログラム
等のプロセス若しくはユーザがアクセスすると、そのフ
ァイル1が備える複数のメソッド5のうち、アクセスモ
ード(例えば読み込みや書き込み)に対応するメソッド
が作用してデータ部分4を処理する。
【0023】したがって、本第1実施形態のファイルシ
ステム10によれば、従来のファイルシステムにおける
場合のように、ファイル1に対してオペレーティングシ
ステムが異なるメソッドを誤って適用する等の障害を回
避し、ファイル1にアクセスすることができなかったり
ファイル1が含むデータ部分4をアプリケーションプロ
グラムが破損させたりすることを確実に防止することが
できる。
【0024】さらに、各ファイル1が備えるメソッド5
は各ファイル1毎に個別に設定できるから、各ファイル
1の性格や使用目的に応じたカスタマイズが可能であ
る。したがって、本第1実施形態のファイルシステム1
0によれば、オペレーティングシステムに依存すること
のない統合的な環境を実現することができる。
【0025】一方、本第1実施形態のファイルシステム
10は、ファイル1の一つを親ファイルとして親子関係
を有する子ファイル2を作成する際に、親ファイル1が
備える複数のメソッド5を子ファイル2に継承させるメ
ソッド継承手段11を備えている。なお、このような親
子関係を有して親ファイルが備えるメソッドを子ファイ
ルに継承させる例として、ディレクトリに登録されたメ
ソッドがその下に作成されたサブディレクトリやファイ
ルに継承される、ディレクトリ属性を与えられたファイ
ルがある。
【0026】また、親ファイル1から子ファイル2に継
承された複数のメソッド5は、子ファイル2に対する新
たな処理が必要な場合には上書き可能であり、かつ上書
きされた新しいメソッドを利用者プログラム等のプロセ
スやユーザが指定して作用させることができる。
【0027】したがって、本第1実施形態のファイルシ
ステム10によれば、親子関係を有する子ファイル2を
新規に作成する際に、親ファイル1が備える複数のメソ
ッド5をメソッド継承手段11が子ファイル2に対して
自動的に継承させるから、親ファイル1が備える複数の
メソッド5を子ファイル2に継承させるための操作を実
行する煩雑さを回避することができる。また、子ファイ
ル2が親ファイル1から継承した複数のメソッド5は、
子ファイル2に対する新しい処理が必要になったときに
上書き可能であり、かつ上書きされた新しいメソッドを
指定可能であるから、このファイルシステム10の柔軟
性を高めることができる。
【0028】第2実施形態 次に図2を参照し、第2実施形態のファイルシステムに
ついて詳細に説明する。
【0029】図2に示した第2実施形態のファイルシス
テム20は、ファイル1に対する利用者プログラムのプ
ロセス若しくはユーザからのアクセスを制御するアクセ
ス制御部6を備えている。
【0030】ファイル情報管理部3は、ファイル1に対
するアクセスを許容しまたは拒否するプロセス若しくは
ユーザを規定したファイル管理情報を、各ファイル1毎
の属性として保持している。
【0031】ファイル1は、アクセスが許可されていな
いプロセス若しくはユーザからアクセスされたときにア
クセス制御部6によって指定されると、このプロセスを
強制的に終了させるプロセス強制終了メソッド5aを備
えている。
【0032】さらに、ファイル1は、アクセスが許可さ
れていないプロセス若しくはユーザからアクセスされた
ときにアクセス制御部6によって指定されると、システ
ム管理者にメールを通知するメール通知メソッド5bを
備えている。
【0033】アクセス制御部6は、例えば利用者プログ
ラムのプロセス21からファイル1に対するアクセスが
あると()、ファイル情報管理部3に保持されている
ファイル1の属性情報を参照し()、プロセス21が
ファイル1に対してアクセスする権利を有しているか否
かを判別する。そして、この判別結果がNOの場合、ア
クセス制御部6は、ファイル1が備えている複数のメソ
ッドのうちプロセス強制終了メソッド5aを指定して作
用させる()。
【0034】プロセス強制終了メソッド5aは、ファイ
ルシステム20の外部、例えばオペレーティングシステ
ムに設けられているプロセス管理部22に対して信号を
送信する()。するとプロセス管理部22は、ファイ
ル1にアクセスしているプロセス21を強制終了させる
作用を行う()。
【0035】さらに、ファイル1が備えているメール通
知処理メソッド5bは、プロセス強制終了メソッド5a
の作動に連動して作用し、ファイルシステム20の外
部、例えばオペレーティングシステムに設けられている
メール管理部23に対して信号を送信する()。する
とメール管理部23は、ファイル1に対するアクセスが
拒否されているプロセス21がファイル1にアクセスし
ていることを通知するメールを、システム管理者に対す
る警報として送信する。
【0036】すなわち、本第2実施形態のファイルシス
テム20においては、ファイル1に対する不正なアクセ
スに対抗するための手段であるプロセス強制終了メソッ
ド5aおよびメール通知処理メソッド5bをファイル1
そのものが備えているので、情報機器のセキュリティレ
ベルを大幅に向上させることができる。
【0037】第3実施形態 次に図3を参照し、第3実施形態のファイルシステムに
ついて詳細に説明する。
【0038】図3に示した第3実施形態のファイルシス
テム30は、ファイル1に対する利用者プログラムのプ
ロセス若しくはユーザからのアクセスを制御するアクセ
ス制御部6を備えている。
【0039】ファイル情報管理部(属性保持手段)3
は、ファイルの誤り訂正符号をファイルの属性として保
持している。
【0040】ファイル1は、誤り訂正符号計算修正メソ
ッド5cを備えている。この誤り訂正符号計算修正メソ
ッド5cは、ファイル1を作成し若しくは更新する際に
ファイル1の誤り訂正符号を新たに計算するとともに、
ファイル情報管理部3に保持されている誤り訂正符号と
比較することによりファイル1の誤りの有無を判別し、
かつ新たに計算した誤り訂正符号とファイル情報管理部
3に保持されている誤り訂正符号とが異なる場合にはフ
ァイルが含むデータ部分4の修正を行う。
【0041】さらにファイル1は、ファイル復旧メソッ
ド5dを備えている。このファイル復旧メソッド5d
は、誤り訂正符号計算修正メソッド5cによるファイル
1の修正が不能の場合に、ファイル1をバックアップし
ているバックアップ手段からファイル1をレストアする
ことによりファイル1を復旧させる。
【0042】ファイル1の誤りの有無を検出するための
ファイル誤り検出起動スレッド31は、オペレータによ
るコマンド起動若しくはオペレーティングシステムによ
る定周期起動によって起動する()。
【0043】ファイル誤り検出起動スレッド31が起動
すると、アクセス制御部6は、ファイル1が備えている
誤り訂正符号計算修正メソッド5cを作動させる
()。すると、誤り訂正符号計算修正メソッド5c
は、作成され若しくは更新されたファイル1の誤り訂正
符号を新たに計算するとともに、新たに計算したファイ
ル1の誤り訂正符号とファイル情報管理部3に保持され
ている誤り訂正符号とを比較することによりファイル1
の誤りの有無を判別する()。
【0044】そして、新たに計算した誤り訂正符号とフ
ァイル情報管理部3に保持されている誤り訂正符号とが
異なる場合には、誤り訂正符号計算修正メソッド5c
は、可能な限りファイル1が含むデータ部分4の修正を
行う。
【0045】誤り訂正符号計算修正メソッド5cによる
ファイル1の修正が不能の場合、ファイル復旧メソッド
5dは、ファイル1をバックアップしているバックアッ
プ手段32からファイル1をレストアすることによりフ
ァイル1を復旧させる。
【0046】すなわち、本第3実施形態のファイルシス
テム30においては、ファイル1を作成し若しくは更新
する毎に、ファイル1が備える誤り訂正符号計算メソッ
ド5cによって誤り訂正符号を計算し、かつファイル情
報管理部3がファイル属性として保持している誤り訂正
符号と比較する。したがって、ファイル1を作成し若し
くは更新する毎にファイル1に誤りが生じたか否かを確
認できるから、ファイル1の整合性確認を容易に行える
とともに、ファイルシステム30の信頼性を大幅に向上
させることができる。
【0047】また、本第3実施形態のファイルシステム
30によれば、誤り訂正符号計算修正メソッド5cが新
たに計算した誤り訂正符号とファイル情報管理部3が保
持している誤り訂正符号とが異なる場合、誤り訂正符号
計算修正メソッド5cがファイル1に含まれるデータ部
分4の可能な限り修正する。さらに、誤り訂正符号計算
修正メソッド5cによるファイル1の修正が不能な場合
には、バックアップ手段32からファイル1をレストア
することによりファイル1を復旧させる。したがって、
ファイルの破損に対する耐性を向上させてファイルシス
テム30の頑健性を大幅に向上させることができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るファイルシステムによれば、従来のファイルシス
テムにおける場合のようにあるファイルに対してオペレ
ーティングシステムが異なるメソッドを誤って適用する
等の障害を回避して、ファイルにアクセスできなかった
りファイルが含むデータ部分をプロセスが破損させたり
することを確実に防止することができる。また、各ファ
イルが備えるメソッドは各ファイル毎に個別に設定でき
るから、各ファイルの性格や使用目的に応じたカスタマ
イズが可能であり、オペレーティングシステムに依存し
ない統合的な環境を実現することができる。また、親子
関係を有する子ファイルを新規に作成する際に、親ファ
イルが備える複数のメソッドをメソッド継承手段が子フ
ァイルに対して自動的に継承させるから、親ファイルが
備える複数のメソッドを子ファイルに継承させるための
操作を実行する煩雑さを回避することができる。また、
子ファイルが親ファイルから継承した複数のメソッド
は、子ファイルに対する新しい処理が必要になったとき
に上書き可能であり、かつ上書きされた新しいメソッド
を指定可能であるから、ファイルシステムの柔軟性を高
めることができる。また、ファイルに対する不正なアク
セスに対抗するための手段をファイルそのものが備える
ので、情報機器のセキュリティレベルを大幅に向上させ
ることができる。また、ファイルを作成し若しくは更新
する毎にそのファイルに誤りが生じたか否かを確認でき
るから、ファイルの整合性確認を容易に行えるととも
に、ファイルシステムの信頼性を大幅に向上させること
ができる。また、ファイルの誤りを検出してファイルを
修正する機能をファイルシステム自体が持つから、事故
やハードウェア障害によるファイル破損に対する耐性を
備えさせてシステムの頑健性を向上させることができ
る。また、ファイルの誤りを検出したことに伴うファイ
ルの修正が不能である場合に、バックアップ手段からフ
ァイルをレストアすることによりファイルを復旧させる
ことができるから、ファイル破損に対する耐性をさらに
向上させてシステムの頑健性をより一層向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のファイルシステム
を模式的に示すブロック図。
【図2】本発明に係る第2実施形態のファイルシステム
を模式的に示すブロック図。
【図3】本発明に係る第3実施形態のファイルシステム
を模式的に示すブロック図。
【符号の説明】
1 ファイル 2 子ファイル 3 ファイル情報管理部 4 データ部分 5 メソッド 6 アクセス制御部 10 第1実施形態のファイルシステム 11 メソッド継承手段 20 第2実施形態のファイルシステム 21 プロセス 22 プロセス管理部 23 メール管理部 30 第3実施形態のファイルシステム 31 ファイル誤り起動スレッド 32 バックアップ手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報機器が備える記憶装置にファイルを記
    録し管理するファイルシステムであって、 前記ファイルは、データ部分と、前記ファイルに対する
    アクセスモードに応じて前記データ部分をそれぞれ処理
    するための複数のメソッドとを含む、ことを特徴とする
    ファイルシステム。
  2. 【請求項2】前記ファイルの一つを親ファイルとして親
    子関係を有する子ファイルを作成する際に前記親ファイ
    ルが備える前記複数のメソッドを前記子ファイルに継承
    させるメソッド継承手段を備えるとともに、 前記子ファイルが備える前記複数のメソッドは、前記子
    ファイルに対する新たな処理が必要な場合には上書き可
    能であり、かつ上書きされた新しい前記メソッドを指定
    して作用させることが可能である、ことを特徴とする請
    求項1に記載のファイルシステム。
  3. 【請求項3】前記ファイルに対するアクセスを制御する
    アクセス制御部をさらに備えるとともに、 前記ファイルは、アクセスが許可されていないプロセス
    からアクセスされたときに前記アクセス制御部によって
    指定されると前記プロセスを強制的に終了させるプロセ
    ス強制終了メソッドを備える、ことを特徴とする請求項
    1または2に記載のファイルシステム。
  4. 【請求項4】前記ファイルの誤り訂正符号を前記ファイ
    ルの属性として保持する属性保持手段をさらに備えると
    ともに、 前記ファイルは、前記ファイルを作成し若しくは更新す
    る際に前記ファイルの誤り訂正符号を計算するとともに
    前記属性保持手段に保持されている前記誤り訂正符号と
    比較することにより前記ファイルの誤りの有無を判別す
    る誤り訂正符号計算メソッドを備える、ことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のファイルシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記誤り訂正符号計算メソッドは、新たに
    計算した前記誤り訂正符号と前記属性保持手段に保持さ
    れている前記誤り訂正符号とが異なる場合に、前記ファ
    イルに含まれるデータ部分の修正を行うことを特徴とす
    る請求項4に記載のファイルシステム。
  6. 【請求項6】前記ファイルは、前記誤り訂正符号計算修
    正メソッドによる前記ファイルの修正が不能の場合に、
    前記ファイルをバックアップしているバックアップ手段
    から前記ファイルをレストアすることにより前記ファイ
    ルを復旧させるファイル復旧メソッドを備えることを特
    徴とする請求項5に記載のファイルシステム。
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