JP2002208879A - 同期タイミング補正回路および方法 - Google Patents

同期タイミング補正回路および方法

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JP2002208879A
JP2002208879A JP2001000803A JP2001000803A JP2002208879A JP 2002208879 A JP2002208879 A JP 2002208879A JP 2001000803 A JP2001000803 A JP 2001000803A JP 2001000803 A JP2001000803 A JP 2001000803A JP 2002208879 A JP2002208879 A JP 2002208879A
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Kimio Muramoto
公男 村本
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
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  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要となるウィンドウ幅を狭くして、相関器
の数を減らすことにより回路規模および演算処理量を削
減する。 【解決手段】 ずれ量判定手段108は、各相関器10
1〜1058からの相関値を比較することにより、現在
設定されている周波数中心値と、最大相関値が得られる
同期タイミングとのずれ量およびずれ方向を検出し、ウ
ィンドウ位置変更信号をウィンドウ移動手段107に出
力する。ウィンドウ移動手段107は、ずれ量判定手段
108からのウィンドウ位置変更信号に基づいてウィン
ドウ幅の周波数中心値の変更を行う。AFC誤差により
相関値最大タイミングが中心周波数から移動した場合に
は、それに合わせてウィンドウの位置自体が移動される
ので、ウィンドウ幅を狭くしても相関値最大タイミング
がウィンドウからはずることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Wide−ban
d Code division Muntiple
Access(以後W−CDMAと省略する)方式を用
いた移動通信システムに関し、特に、移動局において、
一旦捕捉した基地局の同期タイミングを補正するための
同期タイミング補正回路および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムに用いられる通
信方式として、干渉や妨害に強いCDMA通信方式が注
目されている。このCDMA通信システムとは、送信側
では送信したいユーザ信号を拡散符号により拡散して送
信し、受信側ではその拡散符号と同一の拡散符号を用い
て逆拡散を行うことにより元のユーザ信号を得る通信シ
ステムである。そのため、CDMA通信システムでは、
送信側と受信側の拡散符号系列の位相の同期をとらなけ
れば受信側において逆拡散を行うことができない。
【0003】上記のような理由により、CDMA通信シ
ステムでは、移動局の同期周波数を、基地局の同期周波
数に一致させるために自動周波数制御(以後AFC:A
uto−Frequency controlと省略す
る)による周波数制御を行っている。しかし、基地局お
よび移動局の基準周波数等は、時間経過、温度変化等の
要因により変動する。そのため、AFCを用いて基地局
の同期タイミングを得る制御は2段階で行われる。すな
わち、基地局の同期タイミングを捕捉するための初期同
期タイミング捕捉(サーチ)と、一旦捕捉した同期タイ
ミングを補正するための同期タイミング補正(トラッキ
ング)の2段階に分けて行われる。
【0004】従来の同期タイミング補正回路が設けられ
たCMDA受信装置を図5に示す。このCDMA装置
は、無線受信部101と、A/D変換器102と、AF
C部103と、入力信号処理タイミング制御部504
と、64個の相関器1051〜10564と、同期タイミ
ング検出部506とを有している。
【0005】無線受信部101は、アンテナを介して受
信した無線信号を復調してベースバンド信号に変換して
いる。
【0006】A/D変換器102は、無線受信部101
からのベースバンド信号を、チップレートのN倍のサン
プリングレートでサンプリングすることによりデジタル
信号に変換している。
【0007】AFC部103は、A/D変換器102か
らのデジタル信号を入力し、同期タイミングの捕捉を行
っている。そして、AFC部103は、得られた同期タ
イミングの情報を入力信号処理タイミング制御部504
に対して出力している。
【0008】入力信号処理タイミング制御部504は、
A/D変換器102からの信号の処理タイミングを制御
していて、A/D変換器102からの信号から、AFC
部103により捕捉された同期タイミングを中心とし、
その中心周波数の前後±32クロックの範囲内の信号を
生成し、相関器1051〜10564にそれぞれ出力して
いる。
【0009】64個の相関器1051〜10564は、入
力信号処理タイミング制御部104からのタイミングが
中心周波数の前後±32クロックの範囲内の信号と、予
め定められた拡散符号との間の相関値計算をそれぞれ行
っている。この64クロック分のサンプリング数はウィ
ンドウ幅と呼ばれている。つまり、ウィンドウとは、一
旦捕捉した同期タイミングを監視する範囲を意味してい
る。
【0010】入力信号処理タイミング制御部504によ
り制御されるウィンドウ幅が64クロックのウィンドウ
を図6に示す。図6に示すように中心周波数の前後±3
2チップの範囲内の信号と、拡散符号との相関計算が行
われることになる。そして、相関器1051〜10564
により得られる相関値のイメージを図7に示す。
【0011】同期タイミング検出部506は、相関器1
051〜10564からの相関値のうち最も大きな値の相
関値が得られたタイミング(相関値最大タイミング)を
同期タイミングとし、この同期タイミングを次段へ伝達
するための同期タイミング情報を出力している。次段で
は、この同期タイミング情報に基づいて、逆拡散等の処
理が行われる。
【0012】この従来の同期タイミング補正回路におい
てウィンドウ幅を64クロックとしているのは、周波数
ずれが発生し得る最大の誤差の範囲内でとりうる全ての
タイミングにおける相関値を得るためであり、具体的に
は下記のような計算によりウィンドウ幅を設定してい
る。
【0013】例えば、データを取得する最長動作時間が
2048フレーム(=20秒)の場合、AFCがロック
した状態でも最大誤差0.1ppmが発生するものとす
る。1フレームが15タイムスロットにより構成され、
1タイムスロットが10シンボルより構成され、拡散率
が256であり、4倍オーバサンプリングが用いられて
いる場合、最大誤差のずれを考えた場合4×256×1
0×15×2048×(0.1×10-6)=31.5ク
ロックとなり、少ないサンプリング数つまり狭いウィン
ドウ幅では正常に受信できない可能性がある。従って、
従来の同期タイミング補正回路では、中心周波数の前後
±32クロックの範囲内の全ての相関値を得るためにウ
ィンドウ幅を64クロックとしているのである。なお、
AFCがロックした状態における最大誤差、1フレーム
あたりのタイムスロット数、オーバサンプリング数、拡
散率等が異なれば、周波数ずれが発生し得る最大の誤差
の範囲は変化してくるため必要となるウィンドウ幅も6
4クロックではなく変化する。
【0014】上記で説明したように、従来の同期タイミ
ング補正回路では、AFCの誤差による周波数ずれをあ
らかじめ予測し、周波数ずれが発生し得る最大の誤差の
範囲内でとりうる全てのタイミング(中心周波数±64
クロックのウィンドウ)についての相関値を求め、その
中で最も大きな相関値が得られるタイミングを同期タイ
ミングとしている。
【0015】そのため、相関器1051〜10564の1
個あたりの回路規模が10Kゲートである場合、この従
来の同期タイミング補正回路では、10Kゲート×64
個=640Kゲートの回路規模が必要となる。また、相
関器1051〜10564においてそれぞれ演算処理を行
う必要があるため、ウィンドウ幅が広くなるにつれて演
算処理量が増大してしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の同期タ
イミング補正回路では、最大の周波数ずれを考慮したウ
ィンドウ幅に対応する数の相関器が必要となるため、回
路規模および演算処理量の増大を招くという問題点があ
った。
【0017】本発明の目的は、必要となるウィンドウ幅
を狭く設定することができ、相関器の数を減らすことに
より回路規模および演算処理量を削減することができる
同期タイミング補正回路を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同期タイミング補正回路は、一旦捕捉した
基地局の同期タイミングを補正するための同期タイミン
グ補正回路であって、一旦捕捉した同期タイミングを監
視する範囲であるウィンドウの周波数中心値の変更を指
示するためのウィンドウ位置変更信号に基づいて前記ウ
ィンドウの周波数中心値の変更を行っているウィンドウ
移動手段を有し、基地局から受信した信号から、前記ウ
ィンドウ移動手段により設定された周波数中心値を中心
としたウィンドウ内の信号を生成して出力している入力
信号処理タイミング制御部と、前記入力信号処理タイミ
ング制御部により生成された信号と、予め定められた拡
散符号との間の相関値計算をそれぞれ行っている複数の
相関器と、前記各相関器からの相関値どうしを比較する
ことにより、現在設定されているウィンドウの周波数中
心値と、相関値が最大となるタイミングである同期タイ
ミングとのずれ量およびずれ方向を検出し、該ずれ量お
よびずれ方向に基づいて前記ウィンドウの中心周波数を
移動させる移動量を決定し、決定した移動量を前記ウィ
ンドウ位置変更信号として前記ウィンドウ移動手段に出
力しているずれ量判定手段を有する同期タイミング検出
部とから構成されている。
【0019】また、前記ずれ量判定手段は、現在設定さ
れている周波数中心値と検出された前記同期タイミング
との差の一定期間の平均値をとり、該平均値が予め定め
られた基準値を越えた場合に前記ウィンドウの周波数中
心値の変更を行うようにしてもよい。
【0020】また、前記ずれ量判定手段は、ウィンドウ
の周波数中心値の変更を行うか否かの判定基準となる判
定値をY(n)、前回の判定値をY(n-1)とし、検出された
ずれ量をTとし、Zを0より大きく1より小さい値の演
算係数とし、 Y(n)=Z×Y(n-1)+(1−Z)×T という演算式を用いて判定値Y(n)を算出し、該判定値
Y(n)が予め定められた基準値を超えた場合に前記ウィ
ンドウの周波数中心値の変更を行うようにしてもよい。
【0021】さらに、前記ずれ量判定手段は、1回の変
更により前記ウィンドウの周波数中心値を1クロックだ
け移動させてもよいし、検出されたずれ量分だけ移動さ
せるようにしてもよい。
【0022】本発明によれば、AFC誤差により相関値
最大タイミングが中心周波数から移動した場合には、そ
れに合わせてウィンドウの位置自体を移動させることで
相関値最大タイミングがウィンドウからはずれてしまう
ことなく相関値最大タイミングを捕捉することが可能と
なることにより、必要となるウィンドウ幅を狭く設定す
ることができ、必要な相関器の数を減らすことにより回
路規模および演算処理量を削減することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の同期タイミング補正回路が設けられたCDM
A受信機の構成を示すブロック図である。図1におい
て、図5中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付し、説明を省略するものとする。
【0025】本実施形態の同期タイミング補正回路は、
ウィンドウ移動手段107が設けられた入力信号処理タ
イミング制御部104と、相関器1051〜1058と、
ずれ量判定手段108が設けられた同期タイミング検出
部106とから構成されている。
【0026】ずれ量判定手段108は、各相関器105
1〜1058からの相関値を比較することにより、現在設
定されている周波数中心値と、最大相関値が得られる同
期タイミング(相関値最大タイミング)とのずれ量およ
びずれ方向を検出し、このずれ量およびずれ方向に基づ
いてウィンドウの中心周波数を移動させる移動量を決定
し、この決定した移動量をウィンドウ位置変更信号とし
て入力信号処理タイミング制御部104内のウィンドウ
移動手段107に出力している。ここで、ずれ量判定手
段108は、各相関器1051〜1058からの相関値を
比較することにより、相関値が最大となるタイミングを
同期タイミングとして検出し、現在の中心周波数と得ら
れた同期タイミングとの差の一定期間の平均値をとり、
その平均値に基づいてずれ量およびずれ方向を判定す
る。そして、ずれ量がが予め定めた基準値を超えた場合
に、ウィンドウ位置の変更を行う。
【0027】例えば、1フレーム区間のずれ量の平均を
求める場合には、15タイムスロットのずれ量つまり1
5回のタイミングずれ量の平均をとる。例えば、15タ
イムスロットの各ずれ量が、2、1、2、1、0、2、
3、2、2、3、4、3、3、2、3である場合、その
ずれ量の平均値は2.2となる。そして、ウィンドウ位
置の変更を行うか否かを判定する基準値が1クロックの
場合、ずれ量判定手段108はウィンドウ位置の変更を
行う。
【0028】この場合、ずれ量判定手段108は、得ら
れたずれ量分である2クロックだけウィンドウの中心周
波数を移動するようにしてもよいし、1回の変更で1ク
ロックだけしかウィンドウの中心周波数を移動しないよ
うにしてもよい。
【0029】ウィンドウ移動手段107は、ずれ量判定
手段108からのウィンドウ位置変更信号に基づいて、
ウィンドウ幅の周波数中心値の変更を行っている。
【0030】入力信号処理タイミング制御部104は、
AFC部103により捕捉された同期タイミングを中心
周波数とするのではなく、ウィンドウ移動手段により設
定される中心周波数の前後±4クロックの範囲内の信号
を生成し、相関器1051〜1058にそれぞれ出力して
いる。
【0031】次に、本実施形態の同期タイミング補正回
路の動作について図2のフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0032】先ず、AFC部103はA/D変換器10
2からのジタル信号を入力し、同期タイミングの捕捉を
行い、捕捉した同期タイミングを入力信号処理タイミン
グ制御部504に対して出力する(ステップ201)。
次に、ウィンドウ移動手段107は、AFC部103に
より捕捉された同期タイミングを中心周波数として設定
し、入力信号処理タイミング制御部104はこの中心周
波数の前後±4クロックの範囲の信号を相関器1051
〜1058にそれぞれ出力する。そして、各相関器10
1〜1058は、それぞれ相関演算を行い相関値を算出
する(ステップ202)。
【0033】次に、同期タイミング検出部106内のず
れ量判定手段108では、相関器1051〜1058から
の各相関値に基づいて相関値が最大となる同期タイミン
グを検出し、その同期タイミングをウィンドウ位置変更
信号としてウィンドウ移動手段107に出力する(ステ
ップ203)。そして、ウィンドウ移動手段107で
は、ずれ量判定手段108からのウィンドウ位置変更信
号に基づいて、ウィンドウの周波数中心値の変更を行っ
ている(ステップ204)。また、同期タイミング検出
部106からは得られた同期タイミング情報が次段の回
路へ送出され、この同期タイミング情報を用いて逆拡散
等の処理が行われる(ステップ205)。
【0034】そしてステップ204において変更された
中心周波数を用いて、ステップ202〜205までの処
理が繰り返されることによりAFCにおいて誤差が発生
し相関値最大タイミングが移動した場合でも、相関値最
大タイミングが移動する方向に合わせてウィンドウ自体
の位置をずらすことで狭いウィンドウ幅であってもAF
Cの誤差等を原因とする周波数のずれを吸収することが
できる。
【0035】図3に相関値最大タイミングがウィンドウ
の中を中心周波数に対して(+側)に移動した場合のタ
イミング補正方法を示す。図1の同期タイミング検出部
106内のずれ量判定手段108における判定の結果+
側にずれていると判断した場合、入力信号処理タイミン
グ制御部104のウィンドウ移動手段107にウィンド
ウ位置変更信号が送信され、ウィンドウの周波数中心値
が+方向に変更される。
【0036】図4に相関値最大タイミングがウィンドウ
の中を中心周波数に対して(−側)に移動した場合のタ
イミング補正方法を示す。図1の同期タイミング検出部
106内のずれ量判定手段108における判定の結果−
側にずれていると判断した場合、入力信号処理タイミン
グ制御部104のウィンドウ移動手段107にウィンド
ウ位置変更信号が送信され、ウィンドウの周波数中心値
が−方向に変更される。
【0037】従来の同期タイミング補正回路では、中心
周波数±32クロックのAFC誤差が生じる場合を例に
するとウィンドウ幅=64クロックが必要となり、相関
器も64個が必要となる。そこで本実施形態の同期タイ
ミング補正回路によれば例えばウィンドウ幅=8クロッ
クと設定した場合でもAFC誤差で相関値最大タイミン
グが中心周波数から移動するとそれに合わせてウィンド
ウの位置(周波数中心値)自体を移動させることで相関
値最大タイミングがウィンドウからはずれてしまうこと
なく従来と同様、相関値最大タイミングを捕捉し続ける
ことが可能である。
【0038】この場合の回路規模を比較すると、相関器
1051〜10564の1個あたりの回路規模が10Kゲ
ートである場合、従来の同期タイミング補正回路では、
10Kゲート×64個=640Kゲートの回路規模が必
要となったが、本実施形態の同期タイミング補正回路に
よれば、10Kゲート×8個=80Kゲートの回路規模
ですみ、560Kゲートの削減となる。
【0039】また、相関器出力データについてはそれぞ
れ演算処理をする必要があるため、ウィンドウ幅が広く
なるにつれて演算処理が増大してしまうが、本実施形態
を用いるとウィンドウ幅を狭く設定することが可能とな
るため演算処理も少なくすることができる。さらに、以
上のとおり回路規模、演算処理の削減が可能となること
から消費電力の削減も達成することができる。
【0040】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の同期タイミング補正回路について説明する。
本実施形態の同期タイミング補正回路は、上記で説明し
た第1の実施形態とほぼ同様な構成となっており、ずれ
量判定手段108におけるずれ量の判定方法が異なって
いる。
【0041】以下に本実施形態の同期タイミング補正回
路におけるずれ量判定方法について説明する。
【0042】本実施形態におけるずれ量判定方法は、下
記の演算式(1)に基づいてウィンドウの周波数中心値
の変更を行うか否かの判定基準となる判定値Y(n)を
算出し、この判定値Y(n)が予め定められた基準値を超
えた場合に、ウィンドウの周波数中心値の変更を行う。
【0043】 Y(n)=Z×Y(n-1)+(1−Z)×T・・(1) ここで、Y(n)は今回の判定値であり、Y(n-1)は前回の
判定値であり、Tは検出されたずれ量である。また、Z
は演算係数であり、 Z=演算係数(0.0<Z<1.0) となる値である。
【0044】本実施形態において、判定値の初期値Y
(0)を0とし、ずれ量を1、2、3、4、・・とし、Z
=0.6とすると、 Y(1)=0.6×Y(0)(=0)+0.4×1=0.4 Y(2)=0.6×Y(1)(=0.4)+0.4×2=1.
04 Y(3)=0.6×Y(2)(=1.04)+0.4×3=
1.824 Y(4)=0.6×Y(3)(=1.824)+0.4×4≒
2.694 となる。
【0045】そして、この判定値Y(n)が予め定められ
た基準値を越えた場合、上記第1の実施形態と同様に、
ウィンドウの周波数中心値の変更を行う。なお、本実施
形態においても、一度にずらすウィンドウ位置は±1ク
ロック単位としてもよいし、ずれ量分のクロックを一度
に移動するようにしてもよい。
【0046】本実施形態では、このような式を用いてず
れ量の判定を行うことにより、何らかのノイズ等により
大きなずれ量が発生した場合でも、判定値が急激に大き
な値になることを防ぐことができ、誤ってウィンドウ位
置をずらすことがない。
【0047】上記第1および第2の実施形態では、ウィ
ンドウ幅を8クロックとした場合を用いて説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、ウィンドウ幅
を他の値にした場合でも同様に本発明を適用することが
できるものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AFC誤差により相関値最大タイミングが中心周波数か
ら移動した場合には、それに合わせてウィンドウの位置
自体を移動させることで相関値最大タイミングがウィン
ドウからはずれてしまうことなく相関値最大タイミング
を捕捉することが可能となるので、必要となるウィンド
ウ幅を狭く設定することができ、必要な相関器の数を減
らすことにより回路規模および演算処理量を削減するこ
とができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の同期タイミング補正
回路が設けられたCDMA受信機の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の同期タイミング補正
回路の動作を示すフローチャートである。
【図3】相関値最大タイミングがウィンドウの中を中心
周波数に対して(+側)に移動した場合のタイミング補
正方法を示す図である。
【図4】相関値最大タイミングがウィンドウの中を中心
周波数に対して(−側)に移動した場合のタイミング補
正方法を示す図である。
【図5】従来の同期タイミング補正回路が設けられたC
DMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図6】入力信号処理タイミング制御部504により制
御されるウィンドウ幅が64クロックのウィンドウを示
す図である。
【図7】相関器1051〜10564により得られる相関
値のイメージを示す図である。
【符号の説明】
101 無線受信部 102 A/D変換器 103 AFC制御部 104 入力信号処理タイミング制御部 1051〜10564 相関器 106 同期タイミング補正部 107 ウィンドウ移動手段 108 ずれ量判定手段 201〜205 ステップ 504 入力信号処理タイミング制御部 506 同期タイミング補正部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一旦捕捉した基地局の同期タイミングを
    補正するための同期タイミング補正回路であって、 一旦捕捉した同期タイミングを監視する範囲であるウィ
    ンドウの周波数中心値の変更を指示するためのウィンド
    ウ位置変更信号に基づいて前記ウィンドウの周波数中心
    値の変更を行っているウィンドウ移動手段を有し、基地
    局から受信した信号から、前記ウィンドウ移動手段によ
    り設定された周波数中心値を中心としたウィンドウ内の
    信号を生成して出力している入力信号処理タイミング制
    御部と、 前記入力信号処理タイミング制御部により生成された信
    号と、予め定められた拡散符号との間の相関値計算をそ
    れぞれ行っている複数の相関器と、 前記各相関器からの相関値どうしを比較することによ
    り、現在設定されているウィンドウの周波数中心値と、
    相関値が最大となるタイミングである同期タイミングと
    のずれ量およびずれ方向を検出し、該ずれ量およびずれ
    方向に基づいて前記ウィンドウの中心周波数を移動させ
    る移動量を決定し、決定した移動量を前記ウィンドウ位
    置変更信号として前記ウィンドウ移動手段に出力してい
    るずれ量判定手段を有する同期タイミング検出部と、 から構成されている同期タイミング補正回路。
  2. 【請求項2】 前記ずれ量判定手段は、現在設定されて
    いる周波数中心値と検出された前記同期タイミングとの
    差の一定期間の平均値をとり、該平均値が予め定められ
    た基準値を越えた場合に前記ウィンドウの周波数中心値
    の変更を行う請求項1記載の同期タイミング補正回路。
  3. 【請求項3】 前記ずれ量判定手段は、ウィンドウの周
    波数中心値の変更を行うか否かの判定基準となる判定値
    をY(n)、前回の判定値をY(n-1)とし、検出されたずれ
    量をTとし、Zを0より大きく1より小さい値の演算係
    数とし、 Y(n)=Z×Y(n-1)+(1−Z)×T という演算式を用いて判定値Y(n)を算出し、該判定値
    Y(n)が予め定められた基準値を超えた場合に前記ウィ
    ンドウの周波数中心値の変更を行う請求項1記載の同期
    タイミング補正回路。
  4. 【請求項4】 前記ずれ量判定手段は、1回の変更によ
    り前記ウィンドウの周波数中心値を1クロックだけ移動
    させる請求項1から3のいずれか1項記載の同期タイミ
    ング補正回路。
  5. 【請求項5】 前記ずれ量判定手段は、1回の変更によ
    り前記ウィンドウの周波数中心値を検出されたずれ量分
    だけ移動させる請求項1から3のいずれか1項記載の同
    期タイミング補正回路。
  6. 【請求項6】 一旦捕捉した基地局の同期タイミングを
    補正するための同期タイミング補正方法であって、 基地局から受信した信号から、一旦捕捉した同期タイミ
    ングを監視する範囲であるウィンドウ内の信号を生成し
    て出力するステップと、 生成された前記各信号と、予め定められた拡散符号との
    間の相関値計算をそれぞれ行うステップと、 前記各相関値どうしを比較することにより、現在設定さ
    れているウィンドウの周波数中心値と、相関値が最大と
    なるタイミングである同期タイミングとのずれ量および
    ずれ方向を検出するステップと、 該ずれ量およびずれ方向に基づいて前記ウィンドウの中
    心周波数を移動させる移動量を決定し、決定した移動量
    だけ前記ウィンドウの周波数中心値を変更するステップ
    とを有する同期タイミング補正方法。
  7. 【請求項7】 前記ずれ量およびずれ方向を検出ステッ
    プが、 現在設定されている周波数中心値と検出された前記同期
    タイミングとの差の一定期間の平均値をとるステップ
    と、 該平均値が予め定められた基準値を越えた場合に前記ウ
    ィンドウの周波数中心値の変更を行うステップとから構
    成されている請求項6記載の同期タイミング補正方法。
  8. 【請求項8】 前記ずれ量およびずれ方向を検出ステッ
    プが、 ウィンドウの周波数中心値の変更を行うか否かの判定基
    準となる判定値をY(n)、前回の判定値をY(n-1)とし、
    検出されたずれ量をTとし、Zを0より大きく1より小
    さい値の演算係数とし、 Y(n)=Z×Y(n-1)+(1−Z)×T という演算式を用いて判定値Y(n)を算出するステップ
    と、 該判定値Y(n)が予め定められた基準値を超えた場合に
    前記ウィンドウの周波数中心値の変更を行うステップと
    を有する請求項6記載の同期タイミング補正方法。
  9. 【請求項9】 前記ウィンドウの周波数中心値を変更す
    るステップは、1回の変更により前記ウィンドウの周波
    数中心値を1クロックだけ移動させる請求項6から8の
    いずれか1項記載の同期タイミング補正方法。
  10. 【請求項10】 前記ウィンドウの周波数中心値を変更
    するステップは、1回の変更により前記ウィンドウの周
    波数中心値を検出されたずれ量分だけ移動させる請求項
    6から8のいずれか1項記載の同期タイミング補正方
    法。
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