JP2002198283A - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

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JP2002198283A
JP2002198283A JP2000392888A JP2000392888A JP2002198283A JP 2002198283 A JP2002198283 A JP 2002198283A JP 2000392888 A JP2000392888 A JP 2000392888A JP 2000392888 A JP2000392888 A JP 2000392888A JP 2002198283 A JP2002198283 A JP 2002198283A
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resist
fluorine
polymer
pattern
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JP2000392888A
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Yasuhiko Sato
康彦 佐藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 疎水性の強いレジスト用いても、下層に対す
る高い密着性を示すとともに、断面矩形の良好なプロフ
ァイルを有するレジストパターンを剥がれることなく形
成可能な方法を提供する。 【解決手段】 ウェハー基板(101)上に、フッ素含
有ポリマーを含む下層膜(103)を形成する工程と、
前記下層膜上にレジスト膜(104)を形成する工程
と、前記レジスト膜に対しパターン露光および現像処理
を施して、レジストパターン(105)を得る工程とを
具備するレジストパターン形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特にウェハー表面におけるレジストパター
ン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造においては、シリコン
ウェハー上に被加工膜としての複数の物質を堆積して薄
膜を形成し、各薄膜を所望のパターンにパターニングす
る工程が多く含まれる。被加工膜のパターニングに当た
っては、まず、一般にレジストと呼ばれる感光性物質を
ウェハー上の被加工膜上に堆積してレジスト膜を形成
し、このレジスト膜の所定の領域に露光を施す。次い
で、レジスト膜の露光部または未露光部を現像処理によ
り選択的に除去してレジストパターンを形成し、さらに
このレジストパターンをエッチングマスクとして用いて
被加工膜をドライエッチングすることでなされる。
【0003】レジスト膜の所定の領域に露光を施すため
の露光光源としては、スループットの観点から紫外線が
用いられてきた。最近では、LSIの微細化に伴なっ
て、より短波長の光源が要求されており、例えば、F2
エキシマレーザー(波長157nm)を用いたリソグラ
フィーが検討されている。しかしながら、従来用いられ
てきたレジストに含有されるポリマー中のC−H結合
は、この波長領域では吸収を示す。例えば、KrFエキ
シマレーザーリソグラフィーで用いられているポリヒド
ロキシスチレン系レジスト、あるいはArFエキシマレ
ーザーリソグラフィーで用いられているポリメタクリレ
ート系レジストなどは、F2エキシマレーザーの透過率
が低い。こうしたレジストを用いた場合、レジスト膜厚
を厚くしてF 2エキシマレーザーで露光を行なうと、良
好なプロファイルを有するレジストパターンを形成する
ことができない。具体的には、パターンがテーパー状に
なったり、底部が解像しないという問題が生じる。
【0004】このような問題を解決するために、R.
R.Kunz,et al.J.Vac.Sci.Te
chnol.B17,3272(1999)等で開示さ
れているように、レジストに含有されるポリマーの一部
をフッ素置換して、その透過率を向上させる試みがなさ
れている。また、紫外光をパターン露光の光源として用
いるリソグラフィーにおいては、露光光の反射を抑える
ために反射防止膜がレジスト膜の直下に形成される。反
射防止膜としては、成膜プロセスが簡易なことから、有
機塗布型反射防止膜が広く用いられている。フッ素置換
したポリマーを含有するレジストを用いて、このような
反射防止膜上にレジスト膜を形成する場合には、反射防
止膜に対してレジストの疎水化が過度に進行する。この
ため、下層の反射防止膜に対する濡れ性が劣化して、現
像処理後にはレジストパターンが剥がれやすくなってし
まう。反射防止膜を疎水性にする方法としてHMDS処
理などが提案されているものの、こうした処理を反射防
止膜に施した場合には、反応過程の副生成物としてアン
モニアが発生し、レジストプロファイルの劣化が起こっ
てしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
鑑みてなされたものであり、例えばフッ素置換されたポ
リマーを含有するような疎水性の強いレジスト用いて
も、下層に対する高い密着性を示すとともに、断面矩形
の良好なプロファイルを有するレジストパターンを剥が
れることなく形成可能な方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ウェハー基板上に、フッ素含有ポリマー
を含む下層膜を形成する工程と、前記下層膜上にレジス
ト膜を形成する工程と、前記レジスト膜に対しパターン
露光および現像処理を施して、レジストパターンを得る
工程とを具備することを特徴とするレジストパターン形
成方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のレ
ジストパターン形成方法を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明にかかるレジストパターン
形成方法の一例を表わす工程断面図である。
【0009】まず、図1(a)に示すように、ウェハー
基板101上に形成された被加工膜102上に、下地と
レジスト膜との密着性を向上させるための下層膜103
を形成する。被加工膜102としては、例えば、酸化シ
リコン膜;窒化シリコン膜;酸窒化シリコン膜、スピン
オングラス;マスク等の製造の際に用いられるブランク
材などのシリコン系絶縁膜;アモルファスシリコン、ポ
リシリコン、シリコン基板などのシリコン系材料;アル
ミニウム、アルミニウムシリサイド、カッパー、タング
ステン、タングステンシリサイド、コバルトシリサイ
ド、ルテニウムなどの配線材料や電極材料が挙げられる
がこれに限定されることはない。
【0010】ここで形成される下層膜103の膜厚は、
2〜2000nmの範囲内であることが好ましく、10
〜800nmの範囲がより好ましい。下層膜の膜厚が2
nm未満の場合には、塗膜にピンホールなどの欠陥が発
生しやすくなる。一方、2000nmを越えると、レジ
ストパターンを下層膜に転写する際に、寸法変換差が増
大するためである。
【0011】下層膜103は、溶液を塗布する方法によ
り、あるいはCVD(化学的気相蒸着法)のような気相
法により被加工膜102上に成膜することができるが、
塗布法で下層膜を形成することが好ましい。この理由
は、CVD法と比較して、塗布法はプロセスコストが簡
易であるからである。ここで、塗布法により下層膜を形
成する方法について説明する。
【0012】まず、フッ素含有ポリマーを所定の有機溶
剤に溶解して、下層膜溶液を調製する。本発明において
用いられるフッ素含有ポリマーの重量平均分子量は特に
限定されないが、200以上100,000以下の範囲
内であることが好ましい。分子量が200未満のポリマ
ーの場合には、レジストの溶媒に下層膜が溶解してしま
い、一方100,000を越えると、有機溶剤に溶解し
にくく、溶液材料を調製するのが困難になるためであ
る。なお、フッ素含有ポリマーの重量平均分子量は1,
000〜50,000の範囲内であることがより好まし
い。
【0013】フッ素含有ポリマーとしては、ポリマーの
一部をフッ素原子で置換したポリマーであれば特に限定
されることはない。例えば、アミン、アミノ酸、二酸化
硫黄、およびアセタールからなる群から選択される少な
くとも一種を重合単位として含む重合体の一部をフッ素
置換したポリマー;クレゾール、スチレン、アクリル
酸、およびメタクリル酸からなる群から選択される少な
くとも一種を重合単位として含む重合体の一部をフッ素
置換したポリマー;およびフロロカーボン系化合物など
を挙げることができる。なお、本発明において用いられ
るフッ素含有ポリマーは、他の重合単位を含む共重合体
であってもよい。この場合、他の重合単位としては、例
えば、アミン、アミノ酸、二酸化硫黄、アセタール、ク
レゾール、スチレン、アクリル酸、およびメタクリル酸
等が挙げられる。
【0014】より具体的には、本発明において下層膜を
形成するために用いられるフッ素含有ポリマーとして
は、例えば、下記一般式(1−1)〜一般式(1−5
2)で表わされるポリマーを挙げることができる。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】
【化4】
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】 (上記一般式中、nおよびmは整数である。)
【0022】こうしたフッ素含有ポリマー中において、
フッ素原子の含有量は、5〜80atomic%程度で
あることが好ましい。5atomic%未満の場合に
は、表面が十分に疎水性の強い下層膜103を形成する
ことが困難となる。一方、80atomic%を越える
と、下層膜中のフッ素の含有量が高すぎて安定性が低下
するおそれがある。
【0023】フッ素原子は、ポリマー主鎖に含まれてい
ても、側鎖に結合していてもよい。
【0024】さらに、フッ素含有ポリマーに酸素原子が
含まれていると、灰化が起こりやすく、下層膜加工時の
エッチレートを向上させることができる。その結果、下
層膜を変換差なく加工することができる。この場合、酸
素原子の含有量は、5〜50atomic%が好まし
い。5atomic%未満では、灰化が起こりにくく、
5atomic%を越えると、ポリマーの安定性が劣化
するためである。
【0025】特に、置換または非置換の脂肪族炭化水素
系ポリマー、芳香族炭化水素系ポリマーは、157nm
の波長の露光光に対して、十分な吸収を有する。したが
って、こうしたフッ素含有ポリマーを用いて形成された
下層膜103は、反射防止膜としての作用も有する。こ
のように、密着性を向上させるのみならず反射防止の機
能も下層膜103に付与するためには、本発明において
用いられるフッ素含有ポリマーは、パターン露光のため
にレジスト膜に照射される露光波長に対して吸収を有す
ることが好ましい。
【0026】フッ素含有ポリマー単独で充分な吸収が得
られない場合には、パターン露光光の波長を吸収するポ
リマーを配合して、下層膜に吸収をもたせてもよい。パ
ターン露光光の波長を吸収するポリマーとしては、フッ
素置換されていないポリマーを用いることができる。例
えば、レジスト膜に対して露光波長157nmを用いて
パターン露光する場合、C−H結合が吸収を有する。こ
のため、C−H結合を有する次のようなポリマーを、露
光波長吸収ポリマーとして好適に用いることができる。
露光光を吸収するポリマーとして具体的には、アミン、
アミノ酸、二酸化硫黄、およびアセタールからなる群か
ら選択される少なくとも一種を重合単位として含む重合
体;クレゾール、スチレン、アクリル酸、およびメタク
リル酸からなる群から選択される少なくとも一種を重合
単位として含む重合体を挙げることができる。こうした
重合体は、他の重合単位を含む共重合体であってもよ
い。フッ素置換されたポリマーは、紫外領域での吸収が
低下する場合がある。しかしながら、フッ素置換されて
いないポリマーを露光波長吸収ポリマーとして配合して
用いることによって、吸収を高めることが可能となる。
【0027】また、フッ素含有ポリマーは、フッ素置換
されていないポリマーより表面エネルギーが小さいた
め、こうしたポリマーの混合物をウェハー基板上に塗布
した際にはフッ素含有ポリマーの方が上層に形成され
る。そのため、下層膜の表面の充分な疎水性を保ちつ
つ、下層膜に吸収を付与することが可能となる。このよ
うに露光波長に対して吸収をもたせて、下層膜単層で反
射防止膜としても作用させるためには、下層膜の光学密
度(=吸収係数×下層膜の膜厚)が0.2以上であるこ
とが望まれる。
【0028】フッ素含有ポリマーと、露光波長吸収ポリ
マーとしてのフッ素置換していないポリマーとを混合し
て用いる場合、下層膜の表面を十分に疎水性にして本発
明の効果を得るためには、フッ素置換していないポリマ
ー100重量部に対して、フッ素含有ポリマーは2重量
部以上の割合で含有されていることが望まれる。より好
ましくは、フッ素含有ポリマーの配合量は、フッ素置換
していないポリマー100重量部に対して、20重量部
以上である。
【0029】上述したようなフッ素含有ポリマー、およ
び必要に応じてフッ素置換されていないポリマーを所定
の有機溶剤に溶解することによって、下層膜用の塗布材
料が調製される。有機溶剤としては特に限定されず、任
意のものを用いることができる。例えば、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系溶剤;メチルセロソルブ、メチル
セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等
のセロソルブ系溶剤;乳酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸イソアミル等のエステル系溶剤;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶
剤、その他アニソール、トルエン、キシレン、ナフサな
どを挙げることができる。
【0030】また、必要に応じて貯蔵安定性を図るため
に熱重合防止剤、被加工膜への密着性を向上させるため
の密着性向上剤、被加工膜からレジスト膜中へ反射する
光を防ぐために紫外光を吸収する染料、導電性物質、
光、熱等で導電性が生じる物質、あるいはポリマーを架
橋させ得る架橋剤を添加してもよい。
【0031】上述したように調製された塗布材料を、例
えばスピンコーティング法などによって被加工膜102
上に塗布して塗膜を形成する。次いで、ホットプレー
ト、オーブンなどを用いて加熱して溶剤を気化すること
により、図1(a)に示すように下層膜103を形成す
る。
【0032】加熱後の下層膜103表面5nm以下にお
けるフッ素原子の含有率は、2atomic%以上であ
ることが好ましい。フッ素原子の含有率が2atomi
c%未満であると、フッ素原子の含有量が少なすぎて、
下層膜の表面を充分に疎水性にすることができない。そ
の結果、レジストパターンとの密着性を確実に向上させ
ることが困難となるおそれがある。
【0033】本発明において形成される下層膜103
は、その上に形成されるレジストパターンの密着性を高
めるための膜として作用すればよく、必ずしも反射防止
膜として作用する必要はない。したがって、下層膜を形
成する前に、ウェハー基板上に反射防止膜を予め形成し
て、反射防止性能を補強することもできる。この場合の
反射防止膜としては特に限定されず、酸化窒化シリコ
ン、アモルファスシリコンなどの無機シリコン膜、酸化
したノボラック系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂、ポ
リアクリレート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂、およびカーボンなどを挙げることができ
る。また、その膜厚は、被加工膜の露光波長における光
学特性等に応じて適宜選択することができるが、通常1
0〜1,000nm程度である。
【0034】次に、下層膜103上にレジスト溶液をス
ピンコート法などにより塗布し、ホットプレートあるい
はオーブンなどを用いて加熱処理して溶媒を気化させる
ことによって、図1(b)に示すようにレジスト膜10
4を形成する。レジスト膜104の膜厚を薄くすれば、
それだけ露光時の露光量裕度、フォーカス裕度、あるい
は解像度を向上させることができる。そのため、レジス
ト膜104の膜厚は、下層膜103を寸法制御性よくエ
ッチングできる膜厚であれば薄いほうが好ましく、10
〜10,000nmの範囲内とすることが望まれる。1
0nm未満の場合には、下層膜103を良好な形状でエ
ッチングすることが難しく、一方、10,000nmを
越えると、解像度の低下を招いてしまう。
【0035】レジスト膜104を形成するためのレジス
ト組成物としては、可視光、紫外光などの露光によりパ
ターニング可能な組成物であれば特に限定はされず、ポ
ジ型またはネガ型を選択して用いることができる。本発
明では、下層膜103をフッ素含有ポリマーにより形成
して、その表面を疎水性としているので、フッ素置換さ
れたポリマーを主成分とするような、疎水性の強いレジ
ストでもぬれ性がよい。その結果、レジストパターンと
下層膜との密着性が向上し、レジストパターンが現像処
理時に剥がれにくくなる。
【0036】なお、ポジ型のレジスト組成物としては、
例えば、ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂とを含
有するレジスト組成物(IX−770、JSR社製)、
t−BOCで保護したポリビニルフェノール樹脂と光酸
発生剤とを含有する化学増幅型レジスト組成物(APE
X−E、シップレー社製)、およびターシャリブチルメ
タクリレートを共重合させたポリビニルフェノール樹脂
と光酸発生剤とを含有するレジスト組成物(UVIIH
S、シップレー社製)などが挙げられる。また、ネガ型
のレジストとしては、例えば、ポリビニルフェノールと
メラミン樹脂と光酸発生剤とを含有する化学増幅型レジ
スト(SNR200,シップレー社製)、およびポリビ
ニルフェノールとビスアジド化合物とを含有するレジス
ト(RD−2000N、日立化成社製)などが挙げられ
るが、これらに限定されることはない。
【0037】続いて、レジスト膜104に対してパター
ン露光を施す。露光光の光源として、例えば紫外光、X
線、電子ビーム、およびイオンビームなどを用いること
ができる。具体的には紫外光としては、水銀灯のg線
(波長=436nm)、i線(波長=365nm)、あ
るいはXeF(波長=351nm)、XeCl(波長=
308nm)、KrF(波長=248nm)、KrCl
(波長=222nm)、ArF(波長=193nm)、
およびF2(波長=151nm)等のエキシマレーザー
などが挙げられる。とりわけ、本発明は、透明性を上げ
るためにフッ素置換したレジストを用いる必要があるF
2エキシマレーザーリソグラフィーにおいて有効であ
る。
【0038】その後、必要に応じて、ホットプレート、
オーブンなどを用いてポストエクスポージャーベークを
行なった後、TMAH、コリンなどのアルカリ現像液で
現像処理を施すことにより、図1(c)に示すようなレ
ジストパターン105が形成される。
【0039】本発明においては、フッ素含有ポリマーを
含む下層膜を形成しているので、何等処理を施さなくと
も、その表面を疎水化することができる。したがって、
疎水性の強いレジストを用いても、下層膜との十分なぬ
れ性を確保することが可能である。例えば、F2エキシ
マレーザー用に用いられているレジストは、透明性を高
めるためにフッ素置換されているので疎水性が強い。本
発明では、こうしたフッ素置換されたレジストを用いて
も、十分な密着性を有するレジストパターンを形成する
ことができる。このため、現像処理時にレジストパター
ンが下層膜から剥がれにくくなる。
【0040】また、フッ素置換されたレジストを用いる
場合には、100〜300nm程度に厚い膜厚でレジス
ト膜を形成しても、F2エキシマレーザーを用いた露光
を施すことにより、垂直なレジストプロファイルを有す
るパターンを形成することが可能である。
【0041】しかも、本発明においては、下層膜の表面
は充分な疎水性を有しているために、疎水性にするため
のHMDS処理を施す必要はない。したがって、アンモ
ニアなどの塩基性成分が副生成物として発生することは
なく、良好なレジストプロファイルを得ることが可能と
なる。
【0042】
【実施例】以下に、具体例を示して本発明をさらに詳細
に説明する。
【0043】図1を参照しつつ、本実施例を説明する。
【0044】まず、シリコンウェハー101上に被加工
膜102として、膜厚300nmのSiO2膜をスパッ
ター法により形成した。この被加工膜102上に、以下
に示す(S1)〜(S3)に示す手法を用いて、図1
(a)に示したような下層膜103を膜厚100nmで
形成した。
【0045】(S1)フッ素含有ポリマーとして、前記
化学式(1−51)で表わされるポリマー(重量平均分
子量12,000)を用意し、このポリマー10gを、
溶剤としてのシクロヘキサノン90gに溶解して下層膜
溶液を調製した。得られた溶液を被加工膜102上にス
ピンコーティング法により塗布した後、ホットプレート
を用いて200℃で60秒間ベーキングして、下層膜1
03を形成した。
【0046】(S2)フッ素含有ポリマーとして、前記
化学式(1−51)で表わされるポリマー(重量平均分
子量8,000)を用いた以外は、前述の(S1)と同
様にして下層膜103を形成した。
【0047】(S3)フッ素含有ポリマーとして、前記
化学式(1−52)で表わされるポリマー(n/m=1
/1、重量平均分子量9,000)を用いた以外は、前
述の(S1)と同様にして下層膜103を形成した。
【0048】まず、(S1)〜(S3)の手法により形
成された下層膜の光学密度を調べた。下層膜はいずれも
石英基板上に形成し、露光波長157nmにおけるこれ
らの下層膜の光学密度を測定した。得られた結果を表1
に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1に示されるように、(S1)〜(S
3)のいずれの手法で形成された下層膜も露光波長に対
して吸収を有しており、反射防止膜として作用し得るこ
とがわかる。さらに、純水に対する接触角を測定した結
果を、表1に併せて示した。接触角は88°以上と高
く、下層膜表面の疎水性が高いことがわかる。
【0051】次に、各下層膜103上にレジスト溶液を
スピンコーティング法により塗布し、ホットプレート上
で140℃で90秒間のベーキングを行なって、図1
(b)に示すようなレジスト膜104を形成した。ここ
で用いたレジスト溶液は、フッ素置換した抑止剤樹脂と
しての下記化学式(2−1)で表わされる化合物9.5
gと、光酸発生剤としてのトリフェニルスルフォネート
0.5gとを、乳酸エチル90gに溶解して調製したレ
ジストである。
【0052】
【化8】
【0053】得られたレジスト膜104の膜厚は200
nmである。
【0054】レジスト膜表面の接触角を測定したとこ
ろ、88°と高く、疎水性が高いことがわかった。
【0055】このレジスト膜104に対し、F2エキシ
マレーザーを光源とする露光装置(NA=0.6)を用
いてパターン露光を行なった後、ホットプレートを用い
て140℃で90秒間のベーキングを施した。ベーキン
グ後のレジスト膜104に、0.21規定のテトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシドを用いて30秒間のパドル
現像を行なって、図1(c)に示すような0.10μm
のラインアンドスペースのレジストパターン105を形
成した。
【0056】走査型電子顕微鏡を用いてレジストパター
ン105の断面形状を観察したところ、いずれの下層膜
103上でも、垂直なプロファイルのパターンが形成さ
れていることが確認された。また、パターンの側壁に定
在波による波打ち形状は認められず、露光光の反射を好
適に抑えることができた。しかも、レジストパターン1
05の剥がれもなく、レジストパターン105と下層膜
103との密着性が良好であることが確認された。
【0057】(比較例1)従来から用いられている塗布
型有機反射防止膜を、レジスト膜の直下に形成した場合
について説明する。
【0058】まず、被加工膜上に、以下の(R1)、
(R2)に示す手法により反射防止膜を形成した。
【0059】(R1)ノボラック樹脂(重量平均分子量
8,000)10gを乳酸エチル90gに溶解して、反
射防止膜の溶液材料を調製した。この溶液を、スピンコ
ーティング法を用いて被加工膜上に塗布した後、ホット
プレート上で300℃60秒間のベーキングを行なっ
て、膜厚100nmの反射防止膜を形成した。
【0060】(R2)ポリサルフォン樹脂(重量平均分
子量11,000)10gを乳酸エチル90gに溶解し
て、反射防止膜の溶液材料を調製した。この溶液を、ス
ピンコーティング法を用いて被加工膜上に塗布した後、
ホットプレート上で200℃60秒間のベーキングを行
なって、膜厚100nmの反射防止膜を形成した。
【0061】純水に対する接触角を測定したところ、
(R1)で形成された反射防止膜では56°であり、
(R2)で形成された反射防止膜では62°であった。
このように、いずれの反射防止膜も実施例1で形成した
下層膜より極性が高いことが確認された。
【0062】次に、こうした反射防止膜上に、実施例1
と同様の手法によりレジストパターンを形成したとこ
ろ、現像処理後にレジストパターンが剥がれてしまい、
正常にパターンを形成することができなかった。この様
子を図2に示す。図2においては、ウェハー基板201
上に、被加工膜202および反射防止膜203が順次形
成されている。反射防止膜203上に形成されたレジス
トパターン204は、反射防止膜との密着性が悪いため
に剥がれている。
【0063】本比較例で用いたレジストは、フッ素置換
されているために疎水性が強く、極性が高い反射防止膜
上では塗れ性が劣化する。したがって、現像処理後には
レジストパターンの密着性が低下することが確認され
た。
【0064】(比較例2)本比較例においては、前述の
比較例1で形成された反射防止膜に対してHMDS処理
を施すことにより、その表面を疎水性にした場合につい
て説明する。
【0065】まず、比較例1の(R1)および(R2)
それぞれの手法により、被加工膜上に反射防止膜を形成
した。次いで、120℃で加熱しながらヘキサメチルジ
シラン(HMDS)蒸気中に反射防止膜を2分間暴露す
ることにより、HMDS処理を施した。反射防止膜表面
の純水に対する接触角を調べたところ、(R1)により
形成された反射防止膜については85°と疎水性表面に
改質することができたが、(R2)により形成された反
射防止膜については変化が見られなかった。HMDS処
理は、反射防止膜の表面に水酸基が存在する場合にのみ
有効であり、反射防止膜を構成している材料によって
は、このように有効に作用しない場合がある。
【0066】次に、こうしてHMDS処理が施された反
射防止膜上に、実施例1と同様の手法によりレジストパ
ターンを形成した。現像処理後には、(R1)について
はレジストパターンの剥がれは見られなかったものの、
裾ひき形状となって垂直なプロファイルを得ることがで
きなかった。この様子を図3に示す。図3においては、
ウェハー基板301上に、被加工膜302およびHMD
S処理した反射防止膜303が順次形成されている。反
射防止膜303上に形成されたレジストパターン304
は、隣接するレジストパターンと底部でつながった形状
である。これは、HMDS処理の過程で発生したアンモ
ニアが酸を失活させ、レジスト底部が現像液に溶解しに
くくなったためと考えられる。
【0067】本発明による方法では、フッ素含有ポリマ
ーを含む下層膜を形成しているので、その表面は疎水化
されている。したがって、下層膜表面を疎水化するため
にHMDS処理を施す必要がなく、アンモニアなどの副
生成物は発生しない。そのため、断面矩形の良好なプロ
ファイルを有するレジストパターンを形成することがで
きる。
【0068】(実施例2)図4を参照して、反射防止膜
が形成された被加工膜上に、本発明の方法によりフッ素
含有ポリマーを含む下層膜を形成した例について説明す
る。
【0069】まず、比較例1と同様にして、図4(a)
に示すように被加工膜402上に反射防止膜403を形
成した。反射防止膜403の形成に当たっては、比較例
1の(R1)と同様の手法を採用した。
【0070】下層膜溶液は、フッ素含有ポリマーとして
の化学式(1−50)で表わされるポリマー(重量平均
分子量800)10gを、乳酸エチル90gに溶解する
ことにより調製した。この溶液を反射防止膜上にスピン
コーティング法により塗布した後、200℃で60秒間
ベーキングを行なって膜厚10nmの下層膜404を、
図4(b)に示すように形成した。
【0071】得られた下層膜404の露光波長における
光学密度を実施例1と同様にして測定したところ、その
光学密度は0であり、露光波長に対して透明であること
がわかった。すなわち、ここで形成された下層膜は、単
体では反射防止膜として十分な効果を得ることができな
い。さらに、下層膜404の接触角を調べたところ、9
8°と高く、反射防止膜403の表面が疎水化されたこ
とが確認された。
【0072】次に、下層膜404上に、実施例1と同様
の手法により図4(c)に示すようにレジスト膜405
を形成した。
【0073】続いて、実施例1と同様にしてレジスト膜
405に対してパターン露光、ポストエクスポージャー
ベーキング、および現像処理を施して、図4(d)に示
すようなレジストパターン406を形成した。走査型電
子顕微鏡を用いてレジストパターン406の断面形状を
観察したところ、垂直なプロファイルを有するレジスト
パターンが形成されていることが確認された。また、定
在波による波打ち形状も認められず、露光光の反射を好
適に反射を抑えることができた。しかも、レジストパタ
ーン406の剥がれもなく、下層膜404との密着性が
良好であることが確認された。
【0074】本発明において下層膜の形成に用いられる
フッ素含有ポリマーは、必ずしも露光波長に対して吸収
を有する必要はない。本実施例で説明したように、下地
と下層膜との間に反射防止膜を形成することによって、
反射防止機能を付与することも可能である。
【0075】(実施例3)図5を参照して、露光波長に
対して吸収を有するポリマーをさらに含む下層膜を、被
加工膜上に形成した例について説明する。
【0076】まず、実施例2で用いたフッ素含有ポリマ
ー2gと、露光波長吸収ポリマーとして比較例1で用い
たポリサルフォン8gとを、シクロヘキサノン90gに
溶解して下層膜溶液を調製した。この溶液を、スピンコ
ーティング法を用いて被加工膜502上に塗布し、膜厚
100nmの下層膜を図5(a)に示すように形成し
た。フッ素含有ポリマーは、フッ素置換されていないポ
リマーよりも表面エネルギーが小さい。このため、本実
施例において形成された下層膜は、図5(a)に示され
るように、フッ素を含まないポリマーからなる層503
と、その上に形成されたフッ素含有ポリマーからなる層
504とによって構成される。
【0077】得られた下層膜の露光波長における光学密
度を実施例1と同様にして測定したところ、その光学密
度は0.8であり、露光波長に対して吸収を有すること
がわかった。さらに、接触角を調べたところ、98°と
実施例2で形成したフッ素含有ポリマー単体と同様の疎
水性をもった表面を得ることができた。これは、フッ素
含有ポリマーの極性が、露光波長吸収ポリマーとしての
ポリサルフォンに対して高いため、表面エネルギーの大
きいフッ素含有ポリマーがスピンコーティング中に上部
に集まったことに起因すると考えられる。
【0078】次に、下層膜上に、実施例1と同様にし
て、図5(b)に示すようにレジスト膜505を形成し
た。
【0079】続いて、実施例1と同様にしてレジスト膜
505に対してパターン露光、ポストエクスポージャー
ベーキング、および現像処理を施して、図5(c)に示
すようなレジストパターン506を形成した。走査型電
子顕微鏡を用いてレジストパターン506の断面形状を
観察したところ、垂直なプロファイルを有するレジスト
パターンが形成されていることが確認された。また、定
在波による波打ち形状も認められず、露光光の反射を好
適に反射を抑えることができた。しかも、レジストパタ
ーン506の剥がれもなく、下層膜504との密着性が
良好であることが確認された。
【0080】本実施例のように、フッ素含有ポリマー
と、露光波長吸収ポリマーとしてのフッ素を含まないポ
リマーとを混合して用いて、下層膜を形成することもで
きる。こうして形成された下層膜は、レジストパターン
の密着性を向上させるのみならず、反射防止膜としての
作用も備えることができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フッ素置換されたポリマーを含有するような疎水性の強
いレジスト用いても、下層に対する高い密着性を示すと
ともに、断面矩形の良好なプロファイルを有するレジス
トパターンを剥がれることなく形成可能な方法が提供さ
れる。
【0082】本発明は、半導体装置を製造するための微
細加工に極めて有効に用いられ、その工業的価値は絶大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレジストパターン形成方法の一
例を説明する工程断面図。
【図2】比較例の方法により形成されたレジストパター
ンを示す断面図。
【図3】比較例の方法により形成されたレジストパター
ンを示す断面図。
【図4】本発明にかかるレジストパターン形成方法の他
の例を説明する工程断面図。
【図5】本発明にかかるレジストパターン形成方法の他
の例を説明する工程断面図。
【符号の説明】
101…シリコン基板 102…被加工膜 103…下層膜 104…レジスト膜 105…レジストパターン 201…シリコン基板 202…被加工膜 203…下層膜 204…剥がれたレジストパターン 301…シリコン基板 302…被加工膜 303…HMDS処理を施した反射防止膜 304…裾引き形状のレジストパターン 401…シリコン基板 402…被加工膜 403…反射防止膜 404…下層膜 405…レジスト膜 406…レジストパターン 501…シリコン基板 502…被加工膜 503…フッ素を含まないポリマーからなる下層膜 504…フッ素含有ポリマーからなる下層膜 505…レジスト膜 506…レジストパターン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハー基板上に、フッ素含有ポリマー
    を含む下層膜を形成する工程と、 前記下層膜上にレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜に対しパターン露光および現像処理を施
    して、レジストパターンを得る工程とを具備することを
    特徴とするレジストパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記フッ素含有ポリマーは、前記パター
    ン露光に用いる露光光の波長に対して吸収を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のレジストパターン形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記下層膜の光学密度は0.2以上であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のレジストパターン
    形成方法。
  4. 【請求項4】 前記下層膜の形成に先立って、前記パタ
    ーン露光に用いる露光光の反射を抑えるための反射防止
    膜を、前記ウェハー基板上に形成する工程を具備する請
    求項1に記載のレジストパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記下層膜は、前記パターン露光に用い
    る露光光の波長における吸収係数が前記フッ素含有ポリ
    マーより高い露光波長吸収ポリマーを、さらに含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレジストパターン形
    成方法。
  6. 【請求項6】 前記露光波長吸収ポリマーは、フッ素を
    含まないポリマーである請求項5に記載のレジストパタ
    ーン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記フッ素含有ポリマーの配合量は、前
    記フッ素を含まないポリマー100重量部に対して2重
    量部以上である請求項6に記載のレジストパターン形成
    方法。
  8. 【請求項8】 前記パターン露光は、F2エキシマレー
    ザーを用いて行なわれることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれか1項に記載のレジストパターン形成方
    法。
  9. 【請求項9】 前記レジスト膜は、F2エキシマレーザ
    ーに対して透明性を有するレジストにより形成される請
    求項8に記載のレジストパターン形成方法。
  10. 【請求項10】 前記レジストは、疎水性の強いポリマ
    ーを含有する請求項9に記載のレジストパターン形成方
    法。
  11. 【請求項11】 前記フッ素含有ポリマーの重量平均分
    子量は、200以上100,000以下である請求項1
    ないし10のいずれか1項に記載のレジストパターン形
    成方法。
  12. 【請求項12】 前記フッ素含有ポリマーにおけるフッ
    素原子の含有量は、5atomic%以上80atom
    ic%以下である請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載のレジストパターン形成方法。
  13. 【請求項13】 前記下層膜の膜厚は、2nm以上20
    00nm以下である請求項1ないし12のいずれか1項
    に記載のレジストパターン形成方法。
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