JP2002189803A - 診療記録管理システム - Google Patents

診療記録管理システム

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JP2002189803A
JP2002189803A JP2000390643A JP2000390643A JP2002189803A JP 2002189803 A JP2002189803 A JP 2002189803A JP 2000390643 A JP2000390643 A JP 2000390643A JP 2000390643 A JP2000390643 A JP 2000390643A JP 2002189803 A JP2002189803 A JP 2002189803A
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medical
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clinic
management center
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JP2000390643A
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Mitsunori Tsuda
光徳 津田
Masaaki Kawakita
正明 川北
Yoshinori Watanabe
吉範 渡辺
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SYSTEM COMMUNITIES KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の診療所の診療記録を管理センターで統
合管理し、各診療所毎の診療報酬明細書を代行して発行
し得る診療記録管理システムを提供する。 【解決手段】 管理センター10側のホストコンピュー
タ18aと各診療所のローカルコンピュータ30とを、
セキュリティを確保できるVPNを介して接続し、各診
療所の診療データ(患者基本情報、カルテメモ、投薬履
歴、検査結果)を管理センター10に転送することで、
管理センター10側に、各診療所と同じデータベース3
2〜38を構築する。そして、管理センター10側で
は、そのデータベース32〜38を利用して、各診療所
毎に診療報酬明細書発行のためのレセプトデータを生成
し、診療報酬明細書を自動で発行する。また、生成した
レセプトデータはデータベース40に蓄積され、各診療
所側で自由に検索・修正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の診療所の診
療記録を管理センターで統合管理する診療記録管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、各種診療機関では、患者か
ら徴収しなかった保険医療の給付分については、1ヶ月
分をまとめて診療報酬明細書(所謂レセプト)を作成
し、保険機関に請求するようにされている。また、こう
したレセプトの作成業務は、極めて煩雑であり、手作業
では非効率であるため、各診療所では、レセプト作成用
のコンピュータ(所謂レセコン)を導入し、オペレータ
がレセコンに診療記録を入力することで、レセコンに対
してレセプトを自動で作成させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たレセコンは、診療機関では不可欠なものになっている
にも係わらず、専用のコンピュータであるため、極めて
高価であり、また、メンテナンスも極めて面倒であると
いう問題があった。
【0004】つまり、各保険機関から提示される診療報
酬は、1年に数回の割で更新されることから、レセコン
を用いてレセプトを自動で作成するにしても、その診療
報酬を計算するのに必要なマスターデータについては、
診療報酬の改訂の度にオペレータがレセコンを操作して
入力し直さなければならず、極めて煩雑なメンテナンス
作業を強いられるのである。
【0005】また、レセコンを製造・販売している会社
は多数有り、会社毎に操作方法が異なることから、オペ
レータを養成するのにも費用と時間がかかり、例えば個
人医院等の小規模の診療所では、レセコンの導入が大き
な負担となっていた。本発明は、こうした問題に鑑みな
されたものであり、複数の診療所の診療記録を管理セン
ターで統合管理し、各診療所毎の診療報酬明細書を代行
して発行し得る診療記録管理システムを提供することに
より、従来、各診療所毎に設置していたレセコンを不要
とし、各診療所の負担を軽減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の診療記録管理システムは、
複数の診療所側端末と、各診療所側端末にインターネッ
ト等の広域ネットワークを介して接続される診療記録管
理用の管理センターとにより構成される。
【0007】そして、管理センター側では、診療データ
取得手段が、広域ネットワークを介して各診療所側端末
から各診療所毎の診療記録を表す診療データを取得し、
第1診療データ格納手段が、その取得した診療データ
を、各診療所毎に診療データ記憶媒体に格納し、レセプ
トデータ生成手段が、その格納された診療データに基づ
き、各診療所毎に診療報酬請求用のレセプトデータを生
成し、レセプトデータ格納手段が、その生成されたレセ
プトデータを、各診療所毎にレセプトデータ記憶媒体に
格納する。
【0008】つまり、管理センターには、各診療所毎
に、診療記録を表す診療データと、その診療データに基
づき生成された診療報酬請求用のレセプトデータとが順
次蓄積される。また、管理センター側では、診療報酬請
求期限に同期した所定期間毎に、診療報酬明細書作成手
段が、レセプトデータ記憶媒体に格納されたレセプトデ
ータに基づき、各診療所毎の診療報酬明細書を作成す
る。
【0009】このため、本発明の診療記録管理システム
によれば、管理センターに接続可能な(換言すれば当該
システムに加入している)複数の診療所の診療記録やレ
セプトデータを管理センターで統合管理し、各診療所毎
の診療報酬明細書を、管理センター側で代行して発行す
ることができる。
【0010】よって、本発明によれば、従来、各診療所
毎に設置していたレセコンを不要とし、各診療所の負担
を軽減することが可能となる。また、当該システムに加
入している診療所では、過去の診療データやレセプトデ
ータを管理センター側に保管できるので、従来診療所毎
に行っていたデータ保管のためのメンテナンス作業(例
えば、データのバックアップ等)も不要となる。
【0011】ところで、管理センターに接続可能な診療
所側端末は、診療所内の診療記録を診療データとして送
信できるものであれば、本発明の診療記録管理システム
を構築できるが、より好ましくは、診療所側端末を、請
求項2に記載のように構成するとよい。
【0012】つまり、請求項2に記載のように、各診療
所側端末を、外部から入力される診療所内の診療記録を
診療データとして診療所内記憶媒体に順次格納する第2
診療データ格納手段と、予め設定された所定周期毎に、
診療所内記憶媒体に記憶された診療データを広域ネット
ワークを介して管理センターに送信する診療データ送信
手段とから構成し、診療所側でも、診療データを診療所
内の記憶媒体に格納できるようにするのである。
【0013】そして、このようにすれば、各診療所側端
末は、管理センターに常時接続しておく必要はなく、例
えば、一日の診療が終了した後で、定期的に管理センタ
ーに接続して、診療データを送信する、といったことが
可能となり、広域ネットワークに接続された他のコンピ
ュータシステムから診療所側端末への不正アクセスを防
止できると共に、管理センターと診療所側端末との通信
回線が切断された際に診療所側で過去の診療記録をみる
ことができなくなるといったことも防止できる。
【0014】一方、管理センター側のレセプトデータ生
成手段は、従来のレセコンと同様、診療報酬計算用のマ
スターデータを使って、診療記録に対応した診療報酬を
計算するように構成すれば良いが、その結果得られるレ
セプトデータには、誤りがあることがあるため、診療報
酬明細書の作成前にチェックできるようにすることが望
ましい。また、このチェックは、管理センター側のオペ
レータが行うようにしても良いが、より好ましくは、診
療報酬明細書の発行者である診療所の医師やオペレータ
が直接チェックできるようにすると良い。
【0015】そして、このようなチェック体制を容易に
構築できるようにするには、請求項3に記載のように、
管理センター側に、広域ネットワークを介して管理セン
ターに診療所側端末が接続されると、レセプトデータ記
憶媒体から診療所側端末に対する未送信のレセプトデー
タを読み出し、そのレセプトデータを診療所側端末に送
信するレセプトデータ送信手段を設け、各診療所側端末
には、管理センターのレセプトデータ送信手段から送信
されてきたレセプトデータを取得して表示装置に表示す
るレセプトデータ取得手段を設けるとよい。
【0016】つまり、このようにすれば、各診療所で
は、診療所側端末を管理センターに接続する度に、前回
の接続時に送信した診療データに対応するレセプトデー
タを見ることができ、そのチェックを極めて簡単に行う
ことができるようになる。また、このように診療所側で
レセプトデータをチェックできるようにした場合、診療
所側でレセプトデータの誤りを見つけた際に、それを修
正できるようにする必要がある。
【0017】そして、このためには、例えば、診療所の
医師やオペレータがレセプトデータの誤りを見つけた際
に、管理センターに電話をかけて、管理センター側のオ
ペレータに直接修正を指示するようにしても良いが、こ
のような手法では、レセプトデータの修正が面倒であ
り、また、間違いも生じ易くなってしまうことから、よ
り好ましくは、診療所側端末及び管理センターを夫々請
求項4に記載のように構成するとよい。
【0018】つまり、請求項4に記載の診療記録管理シ
ステムにおいては、各診療所側端末に、外部からレセプ
トデータの修正指令が入力されると、その修正指令を広
域ネットワークを介して管理センターに送信するデータ
修正指令送信手段を設け、管理センターには、各診療所
側端末のデータ修正指令送信手段から広域ネットワーク
を介して送信されてきた修正指令を取得し、その修正指
令に従い、レセプトデータ記憶媒体に格納されたレセプ
トデータを修正するレセプトデータ修正手段を設けるよ
うにしている。
【0019】この結果、請求項4に記載のシステムによ
れば、診療所側でレセプトデータの誤りを見つけた際
に、その誤りを診療所側で直接修正できるようになり、
その修正を簡単且つ正確に行うことができるようにな
る。次に、本発明の診療記録管理システムでは、管理セ
ンター側に各診療所の診療記録(診療データ)が保管さ
れることから、各診療所毎の診療データを複数の診療所
が共用できるようにすることもできる。そして、このた
めには、診療記録管理システムを請求項5に記載のよう
に構成するとよい。
【0020】つまり、請求項5に記載の診療記録管理シ
ステムにおいて、管理センター側には、診療データ記憶
媒体に記憶された各診療所毎の個々の診療データについ
て、他の診療所への公開が許可されているか否かを管理
する共用診療データ管理手段が設置される。
【0021】そして、診療所側端末に設けられた共用診
療データ要求手段が、外部から他の診療所の特定の診療
データの取得要求が入力されることによって、その取得
要求を広域ネットワークを介して管理センターに送信す
ると、管理センター側の共用診療データ送信手段が、そ
の取得要求に従い、共用診療データ管理手段に対して、
取得要求を送信してきた診療所側端末に対して要求のあ
った診療データを公開可能か否かを問い合わせ、公開可
能で有れば、その診療データを診療データ記憶媒体から
読み出し、広域ネットワークを介して、取得要求を送信
してきた診療所側端末に送信する。
【0022】すると、管理センターに特定診療データの
取得要求を送信した診療所側端末側では、共用診療デー
タ取得手段が、管理センター側の共用診療データ送信手
段から送信きた診療データを取得し、表示装置に表示す
る。このように、請求項5に記載の診療記録管理システ
ムによれば、管理センター側に設置された共用診療デー
タ管理手段が、診療データ記憶媒体に記憶された各診療
所毎の個々の診療データについて、他の診療所への公開
が許可されているか否かを管理しており、各診療所で
は、他の診療所の診療データであっても、自己の診療所
に対して公開が許可された診療データであれば、容易に
見ることができる。
【0023】この結果、請求項5に記載のシステムによ
れば、従来診療所毎に所有していた個々の患者の診療記
録を、複数の診療所間で共用することが可能となり、過
去の診療記録を有効に利用して、医療の質や効率を向上
することができる。また、各患者毎に診療所間で連携し
た診察・治療を行うことができ、無駄な検査を行うこと
もないので、患者にとっても極めて有効な医療システム
を構築できる。
【0024】ところで、本発明の診療記録管理システム
においては、管理センターがインターネット等の広域ネ
ットワークを介して接続され、そのネットワークを介し
て、各診療所の診療データが伝送されるが、診療データ
は、患者個人のプライベートデータであり、これが漏洩
すると患者にとって極めて深刻な問題となることから、
システムのセキュリティを高レベルにする必要がある。
そして、このためには、本発明のシステムを、請求項6
〜請求項10に記載のように構成するとよい。
【0025】即ち、請求項6に記載のシステムでは、管
理センターには、各診療所側端末との間で通信を行うた
めの専用アドレスが付与されており、各診療所側端末に
は、管理センターに接続する際、広域ネットワーク上
に、専用アドレスを利用して管理センターに対してのみ
接続可能な論理専用線(所謂VPN:Virtual PrivateN
etwork) を形成する論理専用線形成手段を設けてい
る。このため、このシステムでは、管理センターと各診
療所側端末との間の通信は、VPNを介して行われるこ
とになり、データ通信時のセキュリティを向上すること
ができる。
【0026】また、請求項7に記載のシステムは、各診
療所側端末と管理センターとの間の通信には、予め設定
された暗号化アルゴリズムに従い暗号化した暗号化デー
タが使用される。このため、このシステムでは、データ
の暗号化により、通信データの秘匿性を高め、セキュリ
ティを向上することができる。
【0027】尚、こうした請求項6,7の技術は、夫
々、単独で導入しても良いが、より好ましくは、これら
の技術を組み合わせることにより、データ通信時のセキ
ュリティを高めることが望ましい。次に、請求項8に記
載のシステムは、管理センター側に、管理センターに接
続してきた端末が予め登録された診療所側端末であるか
否かを認証し、認証した診療所側端末に対してのみ管理
センターとの通信を許可する認証手段を設け、各診療所
側端末には、管理センターに接続する際、広域ネットワ
ークを介して、所定の認証情報を送信し、管理センター
の認証手段から接続許可を受ける認証情報送信手段を設
けたものである。従って、このシステムによれば、認証
手段によって、管理センターへの不正アクセスを未然に
防止し、管理センター内に蓄積された診療データが不正
に盗用されるのを防止できる。
【0028】また、請求項9に記載のシステムは、管理
センターにおいて、少なくとも診療データ記憶媒体に診
療データを格納する第1診療データ格納手段について
は、診療データ取得手段が取得した診療データに電子透
かし処理を施して記憶媒体に格納するように構成してい
る。従って、このシステムによれば、診療データの改竄
・不正コピーを防止することができ、管理センターに不
正アクセスした者、或いは、管理センターに不正に侵入
した者が、診療データを不正に取得したとしても、周知
の電子透かし技術によって、その診療データを正常に復
元することができなくなる。
【0029】尚、請求項9では、第1診療データ格納手
段が診療データに対して電子透かし処理を行うものとし
て説明したが、レセプトデータ格納手段についても、電
子透かし処理を施したレセプトデータをレセプトデータ
記憶媒体に格納するように構成してもよい。
【0030】また次に、請求項10に記載のシステム
は、管理センターに、少なくとも第1診療データ格納手
段が診療データ記憶媒体に記憶する全てのデータを、予
め設定された暗号化アルゴリズムに従い暗号化する診療
データ暗号化手段を設けたものである。従って、このシ
ステムによれば、診療データ記憶媒体には、各診療所の
診療データが暗号化されて記憶されることになり、管理
センターに不正アクセスした者、或いは、管理センター
に不正に侵入した者が、診療データ格納手段に蓄積され
た全データを不正に取得したとしても、そのデータから
診療データを復元することができなくなる。
【0031】尚、請求項10では、第1診療データ格納
手段に格納される診療データを暗号化するものとして説
明したが、レセプトデータ格納手段に格納されるレセプ
トデータについても、レセプトデータ暗号化手段を用い
て暗号化するようにしてもよい。
【0032】ここで、上記請求項8〜請求項10に記載
の技術は、管理センターの第1診療データ格納手段に蓄
積された各診療所毎の診療データが外部に漏出するのを
防止する技術であるが、これら各技術は、夫々、単独で
導入しても良いが、より好ましくは、これらの技術を全
て導入して、管理センターから診療データが漏出するの
をより確実に防止できるようにすることが望ましい。
【0033】ところで、本発明の診療記録管理システム
は、管理センターと複数の診療所側端末とにより構成さ
れ、管理センター側に設けられた各手段と、各診療所側
端末に設けられた各手段との連携動作によって、診療デ
ータやレセプトデータを管理センター側で統合管理でき
るようにされている。
【0034】このため、本発明のシステムを構築するに
は、管理センターだけでなく、診療所側端末にも上記各
手段を設ける必要があるが、このために、例えば、診療
所側端末を構成する端末装置(コンピュータ)に上記各
手段としての機能を実現させるためのコンピュータプロ
グラムを、診療所毎に配布するようにすると、診療所側
で、本システムの診療所側端末としての機能を有するコ
ンピュータを構築するのに手間がかかり、本システムの
普及の妨げとなる。
【0035】そこで、本発明の診療記録管理システムを
容易に実現し、その普及を促進するには、診療所側の端
末装置(コンピュータ)に本発明の診療所側端末として
の機能を実現させるためのプログラムを、管理センター
から広域ネットワークを介して配布し、診療所側の使用
者は、管理センターを意識することなく、診療所内のデ
ータ管理を行えるようにすることが望ましく、そのため
には、請求項11に記載のように、管理センターを、各
診療所側端末へのデータ管理用の操作案内をASP(ア
プリケーションサービスプロバイダ)方式のソフトウエ
アにより提供するように構成するとよい。
【0036】つまり、このようにすれば、管理センター
は、所謂Webサーバとして動作し、診療所側では、イ
ンターネットブラウザーを利用して、データ管理を極め
て容易に行うことが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の診療
記録管理システム全体の構成を表す概略構成図である。
【0038】図1に示すように、本実施例の診療記録管
理システムは、複数の診療所の診療データを統合管理す
る管理センター10と、この管理センター10にインタ
ーネット網2の一部であるCATVシステムの伝送線4
を介して接続可能な複数の診療所(A医院,B病院,C
医院,…)のコンピュータシステム20とから構成され
る。
【0039】診療所のコンピュータシステム20は、診
療所の規模によって、A医院のように一台のパーソナル
コンピュータからなる院内コンピュータ20aである場
合もあるし、B病院のように、診察用コンピュータ20
b,会計用コンピュータ20c,管理用コンピュータ2
0d等をHUB22を介して接続した院内ネットワーク
である場合もあるが、これら各コンピュータシステム2
0は、何れも、ケーブルモデム24を介して、CATV
システムの伝送線4に接続されている。
【0040】尚、CATVシステムは、基本的には、伝
送線4を介してテレビ放送番組の配信等を行うものであ
るが、本実施例のCATVシステムは、CATVセンタ
ー局6がISP(インターネットサービスプロバイダ)
としての機能を有する。このため、伝送線4に接続され
た加入者側端末は、ケーブルモデム24を介してCAT
Vセンター局6にインターネットへの接続要求を送信す
ることにより、外部のインターネット網へも、また、伝
送線4にて構築される内部のインターネット網へも自由
に接続できる。従って、各診療所のコンピュータシステ
ム20を構成する各コンピュータ20a〜20dから
も、インターネット上の任意のサーバーにアクセスでき
る。
【0041】一方、管理センター10にも、インターネ
ット接続用のケーブルモデム10aが設けられている。
このケーブルモデム10aは、管理センター10が運営
しているWWWサーバ10bやMAILサーバ10cを
インターネットに接続(公開)するためのものであり、
ファイヤーウォール10dを介して、管理センター10
内のHUB10eに接続されている。
【0042】また、HUB10eには、ケーブルモデム
10aを介してインターネットに直接接続可能なWWW
サーバ10bやMAILサーバ10c以外に、診療デー
タ管理用の構内ネットワーク18を構成しているHUB
16、及び、構内ネットワーク18と各診療所のコンピ
ュータシステム20を構成している各種コンピュータ2
0a〜20d(特許請求の範囲に記載の診療所側端末で
あり、以下、ローカルコンピュータともいう)とを接続
するための専用のルータ14が接続されている。そし
て、このルータ14は、構内ネットワーク18と各診療
所側のローカルコンピュータとを接続するために設置さ
れた専用のケーブルモデム12を介して、伝送線4に接
続されている。
【0043】また、構内ネットワーク18は、HUB1
6に接続された複数のコンピュータ18a,18b,1
8c…からなり、これら複数のコンピュータの内の少な
くとも一つは、各診療所側端末に対するWebサーバと
して機能し、ASP方式のソフトウェアを各診療所側端
末に提供することにより、各診療所側の診療データ等を
管理センター10側で集中管理するホストコンピュータ
18aである。また、他のコンピュータは、各診療所側
端末から送信されてきた各種診療データをハードディス
ク等の診療データ記憶媒体に保存し、データベースとし
て管理する管理用コンピュータ18b,18c…であ
る。
【0044】次に、図2は、管理センター10側の構内
ネットワーク18で管理されるデータベースと、各診療
所のコンピュータシステム20にて管理されるデータベ
ースを説明する説明図である。まず、各診療所では、図
2に示すように、コンピュータシステム20を構成して
いる1又は複数のコンピュータ(ローカルコンピュー
タ)30が、各患者毎に、患者基本情報、診察カルテ
(以下、カルテメモという)、投薬履歴、検査結果等か
らなる各種診療データを、ハードディスク等からなる診
療所内記憶媒体に格納することにより、患者基本情報デ
ータベース(以下、データベースをDBと記載する)3
2、カルテメモDB34、投薬履歴DB36、検査結果
DB38が構築される。
【0045】一方、管理センター10側では、ホストコ
ンピュータ18aが、各診療所側のローカルコンピュー
タ30が管理している各種診療データを取得し、所定の
管理用コンピュータに対して、その診療データをハード
ディスク等からなる診療データ記憶媒体に格納させるこ
とにより、各診療所のローカルコンピュータが管理して
いるものと全く同じデータベース(患者基本情報DB3
2、カルテメモDB34、投薬履歴DB36、検査結果
DB38)を構築させる。
【0046】また、ホストコンピュータ18aは、上記
のように取得した診療データに基づきレセプトデータを
作成し、その作成したレセプトデータを、所定の管理用
コンピュータに対して、ハードディスク等からなるレセ
プトデータ記憶媒体に順次格納させることにより、レセ
プトデータのデータベース(レセプトDB40)を各診
療所毎に構築させる。従って、管理センター10には、
上述した各種診療データからなるデータベース(患者基
本情報DB32、カルテメモDB34、投薬履歴DB3
6、検査結果DB38)と、レセプトDB40とが、院
内情報DB42として各病院毎に管理されることにな
る。
【0047】また、管理センター10側には、各診療所
のローカルコンピュータ30が構内ネットワーク18の
ホストコンピュータ18aにアクセスしてきたときに、
不正アクセスではないか否かを判断するための認証情報
を各診療所毎に記録した認証情報DB44、レセプトデ
ータ作成用のマスターデータが記憶されたレセプトマス
ターDB46、院内情報DB42として各診療所毎に管
理されている診療データの内、他の診療所との共用が許
可された診療データを識別するための情報が記憶された
共用情報DB48も構築されている。
【0048】次に、管理センター10側で、各診療所毎
のデータベース(院内情報DB42)を構築するため
に、ホストコンピュータ18aと診療所側のローカルコ
ンピュータ30との間で行われるデータ通信について図
3に示すフローチャートに沿って説明する。
【0049】尚、ローカルコンピュータ30は、管理セ
ンター10側のホストコンピュータ18aから提供され
たASP方式のソフトウエアにて動作するため、以下に
説明するローカルコンピュータ30側の動作は、使用者
がローカルコンピュータ30を操作してインターネット
ブラウザーを立ち上げ、ブラウザーの検索ページに、管
理センター10からダウンロードしたソフトウエアのフ
ァイルを指定した際に実行される。そして、診療所にお
いて、使用者がローカルコンピュータ30を操作して、
インターネットブラウザーが表示している画面上で、通
常業務処理を選択すると、図3に示す通常業務処理が起
動される。
【0050】この通常業務処理が起動されると、まずス
テップ110(以下、ステップをSと記載する)にて、
ケーブルモデム24から管理センターのホストコンピュ
ータ18aに付与された専用アドレスを送信させる。す
ると、CATVセンター局6のISPとしての機能によ
って、ケーブルモデム24の動作モードが、通常の動作
モードから、管理センター10のケーブルモデム12と
の通信のみを行い、他のインターネットサーバーとの間
の通信ができなくなる動作モードへと切り換えられる。
この結果、ホストコンピュータ18aとローカルコンピ
ュータ30との間に論理専用線(所謂VPN)が形成さ
れて、ホストコンピュータ18aとローカルコンピュー
タ30とが恰も専用線にて接続された状態となる。
【0051】尚、このようにホストコンピュータ18a
とローカルコンピュータ30との間にVPNを形成する
のは、通信データ(診療データ)が外部に漏出するのを
防止するためである。そして、本実施例において、VP
Nを形成できるのは、ケーブルモデム24の機能である
ため、本実施例では、ケーブルモデム24が論理専用線
形成手段に相当することになる。
【0052】こうして、S110にて管理センター10
を呼び出すことにより、ローカルコンピュータ30がV
PNを介してホストコンピュータ18aに接続される
と、今度は、S120にて、ホストコンピュータ18a
に対して、業務開始を表す情報を付与した認証情報を送
信する、認証情報送信手段としての処理を実行する。
【0053】一方、ホストコンピュータ18a側では、
業務開始を表す情報を付与した認証情報を受けると、図
3に示すレセプトデータ送信処理が実行され、受信した
認証情報と、認証情報DB44に記憶された各診療所毎
の認証情報とを照合する認証手段としての処理(認証処
理)を実行する(S310)。
【0054】そして、続くS320では、S310での
認証処理の結果、認証情報を送信してきたローカルコン
ピュータ30が予め登録された診療所側端末であること
を確認できたか否か(換言すれば認証OKか否か)を判
断し、認証OKであれば、続くS330にて、院内情報
DB42の中から、認証した診療所のレセプトDB40
を検索することにより、認証した診療所のローカルコン
ピュータ30に対して送信すべき未送信のレセプトデー
タを読み出し、S340にて、これを暗号化して、今回
認証したローカルコンピュータ30に送信する、レセプ
トデータ送信手段としての処理を実行する。
【0055】尚、S340にて、レセプトデータを暗号
化して送信するのは、レセプトデータが第三者に盗用さ
れるのを防止するためである。つまり、本実施例の診療
記録管理システムは、請求項7に記載の発明を適用する
ことにより、ローカルコンピュータ30とホストコンピ
ュータ18aとの間のデータ通信を全て暗号化データを
用いて行うようにしているのである。
【0056】また、レセプトデータは、後述の更新デー
タ受信処理にて、ローカルコンピュータ30から取得し
た診療データと、レセプトマスターDB46内の診療報
酬計算用のデータとに基づき自動的に作成されるもので
ある。そして、ホストコンピュータ18a側では、上記
のように暗号化したレセプトデータをローカルコンピュ
ータ30に送信するか、或いは、S320にて、ローカ
ルコンピュータ30を認証できなかった際には、そのま
まレセプトデータ送信処理を終了する。
【0057】次に、ローカルコンピュータ30側では、
S120にて認証情報を送信した後は、S130にて、
ホストコンピュータ18aからレセプトデータが送信さ
れてくるのを待ち、レセプトデータが送信されてくる
と、それを受信し、暗号を解読する復号化処理を実行す
る。尚、この処理は、本発明のレセプトデータ取得手段
として機能する。
【0058】そして、S130にて、レセプトデータを
受信・復号化すると、今度は、S140に移行して、そ
の受信・復号化したレセプトデータを、RAM或いはハ
ードディスクに記憶し、ホストコンピュータ18aとの
間で形成しているVPNを切断する。
【0059】次に、S140では、電話回線若しくはイ
ンターネットを介して、検査センターを呼び出し、続く
S160にて、現在検査センターに検査を依頼している
患者の検査データがあるか否かを確認する。そして、検
査データがあれば、S170にて、検査センターから検
査データを取得し、これを診療所側の検査結果DB38
に記録した後、S175に移行し、検査データがなけれ
ば、そのままS175に移行する。
【0060】次に、S175では、検査センターと接続
している通信回線を切断し、S180に移行する。S1
80では、診療所内での通常業務のために、外部からの
指令(つまり医師や看護婦等によるコンピュータ操作)
に従い、診療内に構築された各種データベースの検索・
表示、データの更新等を行う診療処理を実行する。
【0061】尚、この診療処理では、診療所側のデータ
ベースに記憶された各種データが使用者からの指令によ
って更新されることから、この診療処理は、本発明の第
2診療データ格納手段として機能する。また、この診療
処理の実行中には、外部から指令を入力することによ
り、S140にて記憶したレセプトデータを表示若しく
はプリントアウトして、医師や看護婦等がその内容を確
認することができる。また、検査センターから取得した
検査データについても、外部から指令を入力することに
より、表示若しくはプリントアウトして、医師や看護婦
等がその内容を確認することができる。
【0062】そして、この診療処理の実行中には、定期
的に、S190にて診療処理の終了指令が入力されたか
否かを判断し、診療処理の終了指令が入力されると(換
言すれば診療所での一日の診療業務が終了するか、或い
は、午前中若しくは午後の診療業務が終了すると)、続
くS200に移行し、上記S110と同様に、ケーブル
モデム24から管理センターのホストコンピュータ18
aに付与された専用アドレスを送信させることにより、
ローカルコンピュータ30をVPNを介してホストコン
ピュータ18aに接続させる。
【0063】こうして、ローカルコンピュータ30がV
PNを介してホストコンピュータ18aに接続される
と、今度は、S210にて、業務終了を表す情報を付与
した認証情報をホストコンピュータ18aに送信する、
認証情報送信手段としての処理を実行する。
【0064】一方、このようにローカルコンピュータ3
0からホストコンピュータ18aに認証情報が送信され
ると、ホストコンピュータ18a側では、図3に示す更
新データ受診処理が起動され、S410にて、上記S3
10と同様に認証手段としての処理(認証処理)が実行
され、続くS420にて、上記S320と同様に認証結
果が判断される。そして、S420にて、認証OKであ
ると判断されると、S430の処理によって、ホストコ
ンピュータ18aからローカルコンピュータ30に、診
療所側のデータベースに記憶された各種診療データの
内、今回の診療業務で新たに追加・修正されたデータ
(更新データ)を要求する信号が送信される。
【0065】このため、ローカルコンピュータ30側で
は、S210にて認証情報を送信した後は、S220に
て、ホストコンピュータ18aから更新データの要求信
号が送信されてくるのを待ち、その要求信号が送信され
てくると、診療所内の各データベースを検索することに
より、今回業務を開始してから業務を終了するまでの間
に更新された全てのデータを読み出し、続くS230に
て、その読み出した全ての更新データを暗号化して、ホ
ストコンピュータ18aへと送信する、診療データ送信
手段としての処理を実行した後、当該通常業務処理を終
了する。
【0066】次に、ホストコンピュータ18a側では、
S430にて、更新データの要求信号を送信した後は、
ローカルコンピュータ30から診療データの更新データ
が暗号化されて送信されてくるので、続くS440で
は、その更新データを受信し、復号化する、診療データ
取得手段としての処理を実行する。
【0067】そして、S440にて受信・復号化された
更新データは、メモリ,ハードディスク等に一旦格納さ
れ、続くS450にて、この更新データと、レセプトマ
スターDB46内の診療報酬計算用のデータとに基づ
き、今回更新された診療データに対する診療報酬(レセ
プトデータ)を計算する、レセプトデータ生成手段とし
ての処理を実行する。
【0068】また、このように今回取得した新たな診療
データに対するレセプトデータが計算されると、続くS
460では、今回取得した診療データ(更新データ)
と、今回算出したレセプトデータとの夫々に対して、M
ULT2,楕円曲線暗号方式等を利用した周知の電子透
かし処理を施し、更に、S470にて、それら各データ
を暗号化した後、対応する院内情報DB42内の各デー
タベースに格納する。
【0069】この結果、管理センター10側の患者基本
情報DB32、カルテメモDB34、投薬履歴DB3
6,及び、検査結果DB38は、診療所側の各データベ
ース(患者基本情報DB32、カルテメモDB34、投
薬履歴DB36,及び、検査結果DB38)と一致する
ように更新され、また、レセプトDB40にも、これら
各データベースに記憶された診療データに対応したレセ
プトデータが格納されることになる。
【0070】尚、本実施例では、S470の処理が、本
発明のレセプトデータ格納手段、及び、診療データ暗号
化手段として機能し、S460の処理にて、請求項9に
記載の発明が実現されることになる。また、ホストコン
ピュータ18aにおいて、S420にて認証OKが判定
されなかった場合には、そのまま更新データ受信処理を
終了する。
【0071】以上のように、本実施例の診療記録管理シ
ステムでは、診療所側のローカルコンピュータ30と、
管理センター10側のホストコンピュータ18aとが、
VPNを介して、暗号化したデータを送受信することに
より、診療所側で管理している診療データが、管理セン
ター10側に転送される。この結果、本実施例の診療記
録管理システムによれば、診療所側と管理センター側と
で、診療データとして、同一のデータベース(患者基本
情報DB32、カルテメモDB34、投薬履歴DB3
6,及び、検査結果DB38)を所有することができ
る。この結果、伝送線4の断線等により、ローカルコン
ピュータ30とホストコンピュータ18aとの間でVP
Nを形成できず、診療所側から管理センター10側のデ
ータベースを検索できなくなったとしても、診療所側で
は、通常業務を問題なく実行できる。
【0072】また、診療データの更新の都度、管理セン
ター側では、新たな診療データに対応したレセプトデー
タが生成され、これがレセプトDB40に蓄積される。
そして、このレセプトデータは、ローカルコンピュータ
30が次にホストコンピュータ18aに接続された際
に、ローカルコンピュータ30に転送される。このた
め、診療所側では、管理センター10側で計算されたレ
セプトデータをチェックすることができる。
【0073】ところで、このように、診療所にレセプト
データを転送することにより、診療所側でレセプトデー
タをチェックできるようにしても、診療所側でレセプト
データを確実にチェックできるかどうかは不明である。
また、チェックの結果、レセプトデータの誤りを見つけ
た場合、診療所からその修正要求を管理センター10に
通達するようにしていては、レセプトデータの修正に時
間がかかり、また、間違いも起きやすい。
【0074】そこで、本実施例の診療記録管理システム
では、管理センター10側で、レセプトDB40に蓄積
されたレセプトデータに基づき診療報酬明細書を作成す
るだけでなく、その作成前に、レセプトデータのチェッ
ク用リストを作成し、そのチェック用リストを用いて、
管理センター10側のオペレータ若しくは診療所側の医
師や担当者がレセプトデータをチェックし、そのチェッ
ク結果に従い、管理センター10側のオペレータがレセ
プトデータを修正したり、或いは、診療所側から直接レ
セプトデータを修正できるようにしている。
【0075】以下、このように管理センター10側で診
療報酬明細書を作成するに当たって、レセプトデータの
チェック・修正を簡単且つ確実に実行できるようにする
ためにホストコンピュータ18a及びローカルコンピュ
ータ30にて実行される処理について、図4に示すフロ
ーチャートに沿って説明する。
【0076】図4に示す如く、ホストコンピュータ18
aでは、診療報酬明細書の提出期限に同期して、提出日
の数日前に1ヶ月分の診療報酬明細書を作成する本レセ
プト処理に加えて、この本レセプト処理の1週間〜10
日程前(診療所から要求のあった日数前)に、前回診療
報酬明細書を作成してから現在までの間に蓄積されたレ
セプトデータのチェック用リストを作成する仮レセプト
処理、及び、各診療所のローカルコンピュータ30から
の要求に従い、レセプトデータの修正を行うレセプトデ
ータ修正処理が実行される。
【0077】また、ローカルコンピュータ30側では、
上述したS180の診療処理の実行中に、使用者からレ
セプトデータの確認・修正指令が入力されたときに、ロ
ーカルコンピュータ30をホストコンピュータ18aに
VPNを介して接続して、ホストコンピュータ18a側
のレセプトデータ修正処理を起動し、使用者からの要求
に従い、レセプトデータの検索・表示・修正等を行うレ
セプトデータ修正処理を実行する。
【0078】ここでまず、ホストコンピュータ18aに
て実行される本レセプト処理は、上記のように、診療報
酬明細書を保険機関に提出する提出期日の数日前に、各
診療所毎の1ヶ月分の診療報酬明細書を作成するための
処理であり、図4に示すように、各診療所毎に、レセプ
トDB40に蓄積されたレセプトデータの中から、診療
報酬請求の対象となる1ヶ月分のレセプトデータを抽出
して集計し(S530)、その集計結果に基づき、診療
報酬明細書を所定の書式で作成して、プリントアウトす
る(S540)、といった手順で実行される。
【0079】尚、この本レセプト処理は、本発明の診療
報酬明細書作成手段に相当する。そして、このように診
療報酬明細書をコンピュータにて自動で作成する技術
は、従来より周知であるので、その詳細については説明
を省略する。次に、ホストコンピュータ18aにて実行
される仮レセプト処理は、本レセプト処理が実行される
数日前に、次回の診療報酬明細書の作成対象となるレセ
プトデータのチェック用リストを作成するための処理で
あり、図4に示すように、各診療所毎に、レセプトDB
40に蓄積されたレセプトデータの中から、チェック用
リストの作成対象となるレセプトデータを抽出して集計
し(S510)、各レセプトデータの一覧をチェック用
リストとしてプリントアウトする(S520)、といっ
た手順で実行される。
【0080】一方、診療所側でレセプトデータを直接修
正するために各コンピュータ30,18aにて実行され
るレセプトデータ修正処理は、次のように実行される。
まず、ローカルコンピュータ30側のレセプトデータ修
正処理は、上記のように、使用者からレセプトデータの
確認・修正指令が入力された際に起動される。そして、
この処理が起動されると、まずS610にて、上述した
S110,S200と同様に、ケーブルモデム24から
管理センターのホストコンピュータ18aに付与された
専用アドレスを送信させることにより、ローカルコンピ
ュータ30をVPNを介してホストコンピュータ18a
に接続させる。
【0081】こうして、ローカルコンピュータ30がV
PNを介してホストコンピュータ18aに接続される
と、今度は、S620にて、レセプトデータの修正(レ
セ修正時)を表す情報を付与した認証情報をホストコン
ピュータ18aに送信する、認証情報送信手段としての
処理を実行する。
【0082】一方、ホストコンピュータ18a側で実行
されるレセプトデータ修正処理は、ローカルコンピュー
タ30から上記認証情報が送信されてきたときに起動さ
れる。そして、ホストコンピュータ18a側では、まず
S710にて、上記S310,S410と同様の手順
で、認証手段としての処理(認証処理)が実行され、続
くS720にて、その認証結果がOKか否かが判断され
る。そして、S720にて、認証OKであると判断され
ると、続くS730に移行して、ローカルコンピュータ
30に対して、レセプトデータ検索用の画面を送信し、
逆に認証OKでなければ、そのまま当該処理を終了す
る。
【0083】このため、ローカルコンピュータ30側で
は、認証情報を送信した後は、S630にて、ホストコ
ンピュータ18aからレセプトデータ検索画面が送信さ
れてくるのを待ち、レセプトデータ検索画面が送信され
てくると、これを表示装置に表示して、続くS640に
て、使用者がキーボード若しくはマウスを介して、レセ
プトデータの検索条件を入力してくるのを受け付け、こ
れを、ホストコンピュータ18a側に送信する、検索条
件受付・送信処理を実行する。
【0084】このようにローカルコンピュータ30から
ホストコンピュータ18aにレセプトデータの検索条件
が送信されると、ホストコンピュータ18a側では、S
740にて、その検索条件に従い、レセプトDB40を
検索することにより、検索条件に対応したレセプトデー
タを抽出する。
【0085】そして、その後は、S750にて、その抽
出したレセプトデータ(つまり検索結果)を、ローカル
コンピュータ30に送信する。また、続くS760で
は、ローカルコンピュータ30からレセプトデータの修
正指令が送信されてくるのを待ち、修正指令が送信され
てくると、その指令に従い、レセプトDB40内の対応
するレセプトデータを更新する、レセプトデータ修正手
段としての処理を実行し、当該レセプトデータ修正処理
を終了する。
【0086】尚、レセプトデータの送信時、或いは、レ
セプトDB40の更新時には、ローカルコンピュータ3
0からホストコンピュータ18aへの診療データ送信
時、或いは、ホストコンピュータ18a側での各データ
ベースへの診療データの保存時と同様、レセプトデータ
の暗号化、電子透かし処理等が実行される。
【0087】一方、ホストコンピュータ18aからロー
カルコンピュータ30にレセプトデータの検索結果が送
信されると、ローカルコンピュータ30側では、そのレ
セプトデータを受信し、表示装置に表示する、レセプト
データ受信・表示処理(S650)が実行される。
【0088】そして、その後は、S660にて、表示装
置に表示したレセプトデータを使用者が修正し、確定指
令を入力するのを待ち、修正・確定指令が入力される
と、使用者による修正内容を受け付け、これを修正指令
としてホストコンピュータ18aに送信する、修正指令
受付・送信処理を実行し、当該レセプトデータ修正処理
を終了する。尚、このS660の処理は、本発明のデー
タ修正指令送信手段に相当する。
【0089】このように、本実施例の診療記録管理シス
テムでは、管理センター10側で診療報酬明細書を作成
する前に、レセプトデータのチェック用リストを自動で
作成して、レセプトデータのチェックを確実に行うこと
ができるようにし、しかも、各診療所では、使用者がロ
ーカルコンピュータ30を操作することにより、管理セ
ンター10側に蓄積されたレセプトデータをチェック・
修正できるようにされている。
【0090】このため、本実施例によれば、管理センタ
ー10側で、各診療所の診療報酬明細書を代行して発行
するに当たって、その誤りを未然に防止し、作成した診
療報酬明細書の信頼性を高めることができる。また次
に、本実施例では、管理センター10側に、各診療所が
他の診療所の診療データを利用できるようにするための
情報(共用情報)が記憶された共用情報DB48を構築
することにより、各診療所のローカルコンピュータ30
からホストコンピュータ18aに対して、共用が許可さ
れた他の診療所の診療データの要求指令が送信されてき
た際には、その診療データを、要求してきたローカルコ
ンピュータ30に転送するようにされている。
【0091】そこで、次に、このように診療データ共用
のためにローカルコンピュータ30及びホストコンピュ
ータ18aにて実行される処理について、図5に示すフ
ローチャートに沿って説明する。まず、ローカルコンピ
ュータ30側では、上述したS180の診療処理の実行
中に、使用者から他の診療所の診療データ(以下、他院
情報という)の取得指令が入力されると、図5に示す他
院情報取得処理が起動される。
【0092】そして、この処理では、まずS810に
て、上述したS110,S200と同様に、ケーブルモ
デム24から管理センターのホストコンピュータ18a
に付与された専用アドレスを送信させることにより、ロ
ーカルコンピュータ30をVPNを介してホストコンピ
ュータ18aに接続させる。
【0093】また、ローカルコンピュータ30がVPN
を介してホストコンピュータ18aに接続されると、今
度は、S820にて、他院情報取得を表す情報を付与し
た認証情報をホストコンピュータ18aに送信する、認
証情報送信手段としての処理を実行する。
【0094】一方、ホストコンピュータ18a側では、
この認証情報を受信すると、図5に示す他院情報送信処
理が起動される。そして、ホストコンピュータ18a側
では、まずS910にて、上記S310,S410と同
様の手順で、認証手段としての処理(認証処理)が実行
され、続くS920にて、その認証結果がOKか否かが
判断される。そして、S920にて、認証OKであると
判断されると、続くS930に移行して、ローカルコン
ピュータ30に対して、他院情報検索用の画面を送信
し、逆に認証OKでなければ、そのまま当該処理を終了
する。
【0095】このため、ローカルコンピュータ30側で
は、認証情報を送信した後は、S830にて、ホストコ
ンピュータ18aから他院情報検索画面が送信されてく
るのを待ち、他院情報検索画面が送信されてくると、こ
れを表示装置に表示して、続くS840にて、使用者が
キーボード若しくはマウスを介して、他院情報の検索条
件を入力してくるのを受け付け、これを、ホストコンピ
ュータ18a側に送信する、検索条件受付・送信処理を
実行する。
【0096】また、このようにローカルコンピュータ3
0からホストコンピュータ18aに他院情報の検索条件
が送信されると、ホストコンピュータ18a側では、S
940にて、その検索条件に従い、共用情報DB48を
検索することにより、検索条件に対応した他院情報が、
検索条件を送信してきたローカルコンピュータ30に対
して(換言すれば、ローカルコンピュータ30が設置さ
れた診療所に対して)、共用の許可が与えられているか
否かを判断する。
【0097】そして、S940にて、検索条件に対応し
た他院情報の共用が許可されていると判断されると、続
くS950にて、その他院情報に対応する診療所の院内
情報DB42を検索して、検索条件に対応した他院情報
(つまり特定診療所の特定患者の診療データ)を抽出
し、続くS950にて、その抽出した他院情報(診療デ
ータ)を、ローカルコンピュータ30に送信した後、当
該他院情報送信処理を終了する。
【0098】尚、S960にて、他院情報を送信する際
には、ローカルコンピュータ30からホストコンピュー
タ18aへの診療データ送信時と同様、他院情報を暗号
化した暗号化データを、ローカルコンピュータ30に送
信する。また、S940にて、他院情報の共用が許可さ
れていないと判断された場合には、そのまま当該他院情
報送信処理を終了する。
【0099】そして、本実施例では、ホストコンピュー
タ18aにて実行される他院情報送信処理の内、S93
0〜S960の処理が、本発明の共用診療データ送信手
段に相当し、共用許可の判定に用いられる共用情報DB
48及びこのデータベースを管理する管理用コンピュー
タ18b,18c…が、本発明の、共用診療データ管理
手段に相当する。
【0100】一方、ホストコンピュータ18aからロー
カルコンピュータ30に対して、指定した検索条件に対
応した他院情報が送信されると、ローカルコンピュータ
30側では、その他院情報を受信し、表示装置に表示す
る、他院情報表示処理(S850)が実行される。そし
て、その後は、S860にて、表示装置に表示した他院
情報の保存指令が入力されたか否かを判断し、保存指令
が入力された場合には、今回取得した他院情報(診療デ
ータ)を、対応する患者の診療データとして、診療所内
のデータベースに追加した後、当該他院情報取得処理を
終了し、逆に、保存指令が入力されなければ、そのまま
当該他院情報取得処理を終了する。
【0101】このように、本実施例の診療記録管理シス
テムでは、管理センター10側で管理されている各診療
所毎の診療データの内、特定の診療データに対して、予
め共用可能な診療所を登録しておけば、その診療所に対
して、他の診療所の診療データを公開することができ
る。
【0102】従って、本実施例の診療記録管理システム
によれば、従来診療所毎に所有していた個々の患者の診
療記録を、複数の診療所間で共用することが可能とな
り、過去の診療記録を有効に利用して、医療の質や効率
を向上することができる。また、各患者毎に診療所間で
連携した診察・治療を行うことができ、無駄な検査を行
うこともないので、患者にとっても極めて有効な医療シ
ステムを構築できる。
【0103】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、管理センターと利用者側端末との間の通信回線とし
て、VPNを形成するために、CATVの伝送線を利用
するようにしたが、ISPがVPNに対応していれば、
電話回線を利用してデータ通信を行う一般的なインター
ネットサービスでも、管理センターと利用者側端末との
間をVPNを介して接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の診療記録管理システム全体の構成を
表す概略構成図である。
【図2】 管理センター側で管理されるデータベース
と、各診療所のコンピュータシステムにて管理されるデ
ータベースを説明する説明図である。
【図3】 管理センターのデータベースを構築するため
に管理センター及び各診療所側のコンピュータが実行す
る処理を表すフローチャートである。
【図4】 レセプトデータの修正及び診療報酬明細書の
作成のために管理センター及び各診療所のコンピュータ
が実行する処理を表すフローチャートである。
【図5】 診療データの共用化のために管理センター及
び各診療所のコンピュータが実行する処理を表すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2…インターネット網、4…伝送線、6…CATVセン
ター局、10…管理センター、12…ケーブルモデム、
14…ルータ、16…HUB、18…構内ネットワー
ク、18a…ホストコンピュータ、18b,18c…管
理用コンピュータ、20…コンピュータシステム、24
…ケーブルモデム、30…ローカルコンピュータ(20
a…院内コンピュータ、20b…診察用コンピュータ、
20c…会計用コンピュータ、20d…管理用コンピュ
ータ)、32…患者基本情報DB、34…カルテメモD
B、36…投薬履歴DB、38…検査結果DB、40…
レセプトDB、42…院内情報DB、44…認証情報D
B、46…レセプトマスターDB、48…共用情報D
B。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 吉範 三重県久居市中町278番地8 システムコ ミュニティズ株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA07 BA09 CA16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の診療所側端末と、各診療所側端末
    に広域ネットワークを介して接続される診療記録管理用
    の管理センターとにより構成される診療記録管理システ
    ムであって、 前記管理センターは、 前記広域ネットワークを介して前記各診療所側端末から
    各診療所毎の診療記録を表す診療データを取得する診療
    データ取得手段と、 該診療記録取得手段が取得した診療データを、各診療所
    毎に診療データ記憶媒体に格納する第1診療データ格納
    手段と、 該第1診療データ記憶媒体に格納された診療データに基
    づき、各診療所毎に診療報酬請求用のレセプトデータを
    生成するレセプトデータ生成手段と、 該レセプトデータ生成手段にて生成されたレセプトデー
    タを、各診療所毎にレセプトデータ記憶媒体に格納する
    レセプトデータ格納手段と、 診療報酬請求期限に同期した所定周期で、前記レセプト
    データ記憶媒体に格納されたレセプトデータに基づき各
    診療所毎の診療報酬明細書を作成する診療報酬明細書作
    成手段と、 を備えたことを特徴とする診療記録管理システム。
  2. 【請求項2】 前記各診療所側端末は、 外部から入力される診療所内の診療記録を診療データと
    して診療所内記憶媒体に順次格納する第2診療データ格
    納手段と、 予め設定された所定周期毎に、前記診療所内記憶媒体に
    記憶された診療データを前記広域ネットワークを介して
    前記管理センターに送信する診療データ送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の診療記録管理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記管理センターは、 前記広域ネットワークを介して当該管理センターに前記
    診療所側端末が接続されると、前記レセプトデータ記憶
    媒体から該診療所側端末に対する未送信のレセプトデー
    タを読み出し、該レセプトデータを前記診療所側端末に
    送信するレセプトデータ送信手段を備え、 前記各診療所側端末は、前記管理センターのレセプトデ
    ータ送信手段から送信されてきたレセプトデータを取得
    し、表示装置に表示するレセプトデータ取得手段を備え
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の診療記
    録管理システム。
  4. 【請求項4】 前記各診療所側端末は、 外部からレセプトデータの修正指令が入力されると、該
    修正指令を前記広域ネットワークを介して前記管理セン
    ターに送信するデータ修正指令送信手段を備え、 前記管理センターは、 前記各診療所側端末のデータ修正指令送信手段から前記
    広域ネットワークを介して送信されてきた修正指令を取
    得し、該修正指令に従い、前記レセプトデータ記憶媒体
    に格納されたレセプトデータを修正するレセプトデータ
    修正手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の診療
    記録管理システム。
  5. 【請求項5】 前記管理センターは、 前記診療データ記憶媒体に記憶された各診療所毎の個々
    の診療データについて、他の診療所への公開が許可され
    ているか否かを管理する共用診療データ管理手段と、 前記広域ネットワークを介して診療所側端末から他の診
    療所の特定の診療データの取得要求があると、前記共用
    診療データ管理手段に対して、取得要求を送信してきた
    診療所側端末に対して前記特定の診療データを公開可能
    か否かを問い合わせ、公開可能で有れば、該特定の診療
    データを前記診療データ記憶媒体から読み出し、該診療
    データを、前記広域ネットワークを介して、前記取得要
    求を送信してきた診療所側端末に送信する共用診療デー
    タ送信手段と、 を備え、 前記各診療所側端末は、 外部から他の診療所の特定の診療データの取得要求が入
    力されると、該取得要求を前記広域ネットワークを介し
    て前記管理センターに送信する共用診療データ要求手段
    と、 該共用診療データ要求手段が前記特定の診療データの取
    得要求を送信した後、前記管理センター側の共用診療デ
    ータ送信手段から前記広域ネットワークを介して送信さ
    れてくる診療データを取得し、表示装置に表示する共用
    診療データ取得手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4何れか記
    載の診療記録管理システム。
  6. 【請求項6】 前記管理センターには、前記各診療所側
    端末との間で通信を行うための専用アドレスが付与され
    ており、 前記各診療所側端末は、 前記管理センターに接続する際、前記広域ネットワーク
    上に、前記専用アドレスを利用して前記管理センターに
    対してのみ接続可能な論理専用線を形成する論理専用線
    形成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5
    何れか記載の診療記録管理システム。
  7. 【請求項7】 前記各診療所側端末と前記管理センター
    との間の通信には、予め設定された暗号化アルゴリズム
    に従い暗号化した暗号化データが使用されることを特徴
    とする請求項1〜請求項6何れか記載の診療記録管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記管理センターは、当該管理センター
    に接続してきた端末が予め登録された診療所側端末であ
    るか否かを認証し、認証した診療所側端末に対してのみ
    当該管理センターとの通信を許可する認証手段を備え、 前記各診療所側端末は、前記管理センターに接続する
    際、前記広域ネットワークを介して、所定の認証情報を
    送信し、前記管理センターの認証手段から接続許可を受
    ける認証情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜請求項7何れか記載の診療記録管理システム。
  9. 【請求項9】 前記管理センターにおいて、少なくとも
    前記第1診療データ格納手段は、前記診療データ取得手
    段が取得した診療データに電子透かし処理を施し、前記
    診療データ記憶媒体に格納することで、診療データの改
    竄・不正コピーを防止することを特徴とする請求項1〜
    請求項8何れか記載の診療記録管理システム。
  10. 【請求項10】 前記管理センターは、 少なくとも前記第1診療データ格納手段が前記診療デー
    タ記憶媒体に記憶する全てのデータを、予め設定された
    暗号化アルゴリズムに従い暗号化する診療データ暗号化
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9何れ
    か記載の診療記録管理システム。
  11. 【請求項11】 前記管理センターは、各診療所側端末
    へのデータ管理用の操作案内をASP(アプリケーショ
    ンサービスプロバイダ)方式のソフトウエアにより提供
    することを特徴とする請求項1〜請求項10何れか記載
    の診療記録管理システム。
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