JP2002055783A - ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2002055783A
JP2002055783A JP2001166892A JP2001166892A JP2002055783A JP 2002055783 A JP2002055783 A JP 2002055783A JP 2001166892 A JP2001166892 A JP 2001166892A JP 2001166892 A JP2001166892 A JP 2001166892A JP 2002055783 A JP2002055783 A JP 2002055783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
disk
copying
processing
aggregate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001166892A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Maeda
直昭 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001166892A priority Critical patent/JP2002055783A/ja
Publication of JP2002055783A publication Critical patent/JP2002055783A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理ディスクに効率良く複数の世代を保存す
ることができ、また外部の別媒体に対して迅速にデータ
を複写して保存すること。 【解決手段】 複写処理部4が、複写元の論理ディスク
1上に離散して存在する複数の領域に格納された差分デ
ータを複写先論理ディスク2上の連続領域に集約複写す
るとともに、この集約複写処理中に複写元論理ディスク
または複写先論理ディスクへのアクセス要求が生じた場
合には、該集約複写処理を中断してアクセス処理部5に
よるアクセス処理をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写元論理ディ
スク上の複数の領域に格納されたデータを複写先論理デ
ィスクに複写する論理ディスク間の複写処理装置、複写
処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、論理ディス
クに効率良く複数の世代を保存することができ、また外
部の別媒体に対して迅速にデータを複写して保存するこ
とができる論理ディスク間の複写処理装置、複写処理方
法、コンピュータプログラム、およびそのプログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RAID装置のような論理ディス
クにおけるデータ複写技術としては、(1)二重化切り
離し技術(Separate Dual Volume)、(2)ログストラ
クチャード技術(Log Structured File)、(3)コン
カレントコピー技術(Concurrent Copy)、(4)富士
通株式会社が平成11年9月30日に出願した特願平1
1−279678号などが存在する。
【0003】(1)二重化切り離し技術とは、RAID
装置がホストからコピー指示を受け付けた際に、複写先
ボリューム(論理ディスク)の準備をおこない、その後
ホストから二重化開始指示を受け付けたならば、複写元
論理ディスクから複写先論理ディスクへの複写を開始し
て二重化をおこない、さらにホストから切り離し指示を
受け付けた際に、両論理ディスクの切り離しをおこなっ
て、複写元論理ディスクおよび複写先論理ディスクを別
々のホストから使用できるようにする技術である。
【0004】(2)ログストラクチャード技術とは、実
データの複写をおこなうのではなく、ポインタ設定によ
って見かけ上のデータ複写をおこなう技術である。たと
えば、論理ディスクA,B,Cの各データブロックが一
つの物理ディスクに格納されている場合には、各論理デ
ィスクA,B,Cを物理ディスクのデータのポインタで
定義し、論理ディスクAから論理ディスクBへの複写に
あたっては、論理ディスクBのポインタとして論理ディ
スクAのポインタを設定する。
【0005】(3)コンカレントコピー技術とは、複写
元論理ディスクから複写先論理ディスクへの複写をおこ
なう場合に、ホストが複写元ディスクからデータを読み
込み、データ転送機能により複写先ディスクに書き込む
技術である。この際、複写済みの該当アドレスのビット
マップを複写済みに設定する。
【0006】(4)特願平11−279678号は、デ
ータ複写中であっても複写先論理ディスクへのアクセス
を可能とするものであり、具体的には、複写指示に応じ
て直ちに複写完了の応答を返し、実データを複写しなが
らアクセスを受け付け、複写元および複写先論理ディス
クへの参照および更新アクセスをおこなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
二重化切り離し技術の場合には、複写指示以前に二重化
作成指示をしなければならず、かつ、二重化状態が完了
していなければならないという問題や、複数の世代を保
存する場合に世代間で変更されなかった領域を重複保存
することとなり、スペース効率が悪いという問題があ
る。
【0008】また、(2)ログストラクチャード技術の
場合には、複数の世代を保存する場合のスペース効率は
最も良いが、その反面、複写元と複写先の論理ディスク
において変更されなかった領域を物理的に共用するた
め、共用している領域でディスク障害が発生した場合に
は、複写先の論理ディスクに対してもアクセスができな
いこととなり、データ保全レベルが低い(安全性が低
い)という問題がある。
【0009】また、(3)コンカレントコピー技術の場
合には、複写処理中は複写先論理ディスクへのアクセス
ができないという問題や、複数の世代を保存する場合に
世代間で変更されなかった領域を重複保存することとな
り、スペース効率が悪いという問題がある。
【0010】さらに、(4)特願平11−279678
号の発明では、二重化切り離し技術のように複写指示以
前に前処理が必要となる点や、コンカレントコピー技術
のように複写処理中に複写先の論理ディスクにアクセス
できないという問題は解消するものの、複数の世代を保
存する場合に世代間で変更されなかった領域を重複保存
することとなり、スペース効率が悪いという問題があ
る。
【0011】特に、安全性を高める目的で論理ディスク
に保存したデータを外部の別媒体に複写して保存する場
合には、データ量に比例した複写時間がかかるので、世
代間で変更されなかった領域を重複して複写すると、ス
ペース効率だけではなく膨大な複写時間を要する結果と
なる。
【0012】これらのことから、論理ディスクに複数の
世代を保存する場合のスペース効率の低下をいかに防止
し、また別媒体に複写保存する際の膨大な複写時間をい
かに短縮するかが極めて重要な課題となっている。
【0013】この発明は、上述した従来技術による問題
点(課題)を解消するためになされたものであり、論理
ディスクに効率良く複数の世代を保存することができ、
また外部の別媒体に対して迅速にデータを複写して保存
することができる論理ディスク間の複写処理装置、複写
処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る論理ディスク間の複
写処理装置は、複写元論理ディスク上の複数の領域に格
納されたデータを複写先論理ディスクに複写する論理デ
ィスク間の複写処理装置において、前記複写元論理ディ
スク上に離散して存在する複数の領域に格納された差分
データを前記複写先論理ディスク上の連続領域に集約複
写する集約複写手段(図1の複写処理部4に対応する)
と、前記集約複写手段による集約複写処理中に前記複写
元論理ディスクまたは複写先論理ディスクへのアクセス
要求が生じた場合には、前記集約複写手段による集約複
写処理を中断してアクセス処理をおこなうアクセス処理
手段(図1のアクセス処理部5に対応する)と、を備え
たことを特徴とする。
【0015】本発明によれば、複写元論理ディスク上に
離散して存在する複数の領域に格納された差分データを
前記複写先論理ディスク上の連続領域に集約複写すると
ともに、この集約複写処理中に複写元論理ディスクまた
は複写先論理ディスクへのアクセス要求が生じた場合に
は、該集約複写処理を中断してアクセス処理をおこなう
こととしたので、論理ディスクに効率良く複数の世代を
保存することができ、また外部の別媒体に対して迅速に
データを複写して保存することができる。
【0016】また、前記集約複写手段は、前記複写元論
理ディスクの更新履歴を示す更新履歴情報並びに外部装
置から強制複写を指示された強制複写位置情報に基づい
て、複写対象となる該複写元論理ディスク上の複数の領
域を選択するよう構成してもよい。
【0017】この構成によれば、複写元論理ディスクの
更新履歴を示す更新履歴情報並びに外部装置から強制複
写を指示された強制複写位置情報に基づいて、複写対象
となる該複写元論理ディスク上の複数の領域を選択する
こととしたので、外部から指定された領域を複写対象に
含めることができる。
【0018】さらに、前記集約複写手段は、前記複写元
論理ディスクの領域の位置をビット位置に対応づけた前
記更新履歴情報および強制複写位置情報の論理和を算定
して複写対象情報を生成し、該生成した複写対象情報に
基づいて複写すべき領域を管理するよう構成してもよ
い。
【0019】この構成によれば、複写元論理ディスクの
領域の位置をビット位置に対応づけた更新履歴情報およ
び強制複写位置情報の論理和を算定して複写対象情報を
生成し、該生成した複写対象情報に基づいて複写すべき
領域を管理することとしたので、効率良く複写すべき領
域を管理することができる。
【0020】また、前記複写先論理ディスク上の連続領
域に集約複写された差分データを前記複写元論理ディス
クの元の位置に拡散複写する拡散複写手段(図1の複写
処理部4に対応する)をさらに備えるよう構成してもよ
い。
【0021】この構成によれば、複写先論理ディスク上
の連続領域に集約複写された差分データを複写元論理デ
ィスクの元の位置に拡散複写することとしたので、複写
先論理ディスクに退避した差分データを複写元論理ディ
スクに効率良くリストアすることができる。
【0022】また、前記拡散複写手段は、前記複写元論
理ディスクの位置情報並びに外部装置から指示された複
写対象から除外する領域を示す強制非複写位置情報に基
づいて、複写対象となる複写領域を決定するよう構成し
てもよい。
【0023】この構成によれば、複写元論理ディスクの
位置情報並びに外部装置から指示された複写対象から除
外する領域を示す強制非複写位置情報に基づいて、複写
対象となる複写領域を決定することとしたので、リスト
アする差分データの一部を除外することができる。
【0024】また、前記アクセス処理手段は、前記複写
先論理ディスクの複写未完了領域への更新アクセスに際
して、該複写先論理ディスクのアクセス対象領域を更新
するよう構成してもよい。
【0025】この構成によれば、複写先論理ディスクの
複写未完了領域への更新アクセスに際して、該複写先論
理ディスクのアクセス対象領域を更新することとしたの
で、複写が完了していない場合であっても、複写先論理
ディスクにアクセスすることができる。
【0026】さらに、前記アクセス処理手段は、前記集
約複写手段による集約複写処理中における前記複写先論
理ディスクへの更新アクセスを禁止するよう構成しても
よい。
【0027】この構成によれば、集約複写処理中におけ
る複写先論理ディスクへの更新アクセスを禁止すること
としたので、集約複写処理を迅速におこなうことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る論理ディスク間の複写処理装置、複写処理方
法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログ
ラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明
する。なお、本実施の形態では、本発明を計算機システ
ムに適用した場合を示すこととする。
【0029】図1は、本実施の形態にかかる計算機シス
テムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すよ
うに、この計算機システムは、論理ディスク1および2
と、ディスクコントローラ3と、ホスト8とを有する。
【0030】論理ディスク1および2は、1台または複
数台の物理ディスクで形成された論理ディスク装置であ
り、具体的には、この物理ディスクとしては磁気ディス
クや光ディスクなどが使用される。
【0031】ディスクコントローラ3は、論理ディスク
1および2を制御するコントローラであり、各種データ
およびプログラムを格納するメモリと、そのプログラム
を実行するプロセッサを有する。具体的には、複写処理
をおこなう複写処理部4と、論理ディスクの更新を監視
するアクセス処理部5とからなり、アクセス処理部5
は、複写状態を管理するための複写管理情報6の更新を
おこない、複写処理部4は、更新履歴からなる更新履歴
情報7を有する。
【0032】ホスト8は、プロセッサおよび主記憶装置
を有し、論理ディスク1および2を外部装置として使用
する計算機であり、ディスクコントローラ3から通知さ
れた複写位置の情報と複写先論理ディスクの関係を管理
する複写位置情報管理部9と、複写元論理ディスクと複
写先論理ディスクの関係を管理する世代管理部10とを
有する。
【0033】そして、この計算機システムでは、複写処
理部4により、複写元の論理ディスク1上に離散して存
在する複数の領域に格納された差分データを複写先の論
理ディスク2上の連続領域に集約複写するとともに、論
理ディスク2上に集約複写した差分データを論理ディス
ク1上にリストアできるよう構成している。
【0034】次に、図1に示したディスクコントローラ
3による論理ディスク1および2の更新監視処理手順に
ついて説明する。図2は、図1に示したディスクコント
ローラ3による論理ディスク1および2の更新監視処理
手順を示すフローチャートである。
【0035】同図に示すように、アクセス処理部5は、
ホスト8から論理ディスク1に対するアクセス要求を受
け付けた際に(ステップS201)、それが更新要求で
あるか否かを確認し(ステップS202)、更新要求で
はなく参照要求である場合には(ステップS202否
定)、参照処理をおこなう(ステップS205)。
【0036】これに対して、更新要求である場合には
(ステップS202肯定)、更新履歴情報7の該当ブロ
ックに対応する場所を更新済みに設定した後に(ステッ
プS203)、更新処理をおこなう(ステップS20
4)。なお、かかる参照処理および更新処理についての
具体的な処理手順については後述する。
【0037】次に、図1に示したディスクコントローラ
3による集約複写処理について説明する。図3は、図1
に示したディスクコントローラ3による集約複写処理の
概念を説明するための説明図であり、図4は、図1に示
したディスクコントローラ3による集約複写処理手順を
示すフローチャートである。なお、以下では説明の便宜
上、論理ディスク1を複写元ディスクとし、論理ディス
ク2を複写先ディスクとする。
【0038】図3に示すように、この集約複写処理と
は、複写元の論理ディスク1上に点在するブロックのう
ちの複写対象となるブロックのみを複写先の論理ディス
ク2上に集約して複写する処理である。
【0039】たとえば、複写元の論理ディスク1の更新
部分をブロック1および6とし、ホスト8から強制的に
複写するよう指示された部分をブロック3とすると、図
3に示すように、この論理ディスク1のブロック1、3
および6が論理ディスク2上に集約複写されることにな
る。
【0040】この集約複写処理をおこなうに際しては、
図3に示すように、それぞれビットマップ形式で情報が
格納されている複写元の更新履歴情報301、強制複写
位置情報302、複写対象情報303および複写領域管
理情報304が利用される。
【0041】これらの情報は、各ビット位置がブロック
位置に対応づけられた「0」または「1」からなるビッ
ト列である。具体的には、更新履歴情報301では、
「0」が未更新を示し「1」が更新済を示しており、強
制複写位置情報302では、「0」が強制複写不要を示
し「1」が強制複写要を示している。
【0042】また、複写対象情報303では、「0」が
複写対象でないことを示し「1」が複写対象であること
を示しており、複写領域管理情報304では、「0」が
複写済であることを示し「1」が未複写であることを示
している。
【0043】このため、図3に示す集約複写をおこなう
場合には、更新履歴情報301と強制複写位置情報30
2の論理和をとって複写対象情報303とし、これを複
写領域管理情報304にコピーする。そして、ブロック
の複写を終えたならば、この複写領域管理情報304の
該当するビットを逐次「0」に置き換えることになる。
このため、最終的には複写領域管理情報304の各ビッ
トは「0」となる。
【0044】なお、ブロック位置とは、論理ディスクを
ある単位サイズで分割し、先頭から昇順に番号を割り当
てたものであると定義する。このブロック位置により、
論理ディスク上のブロックを一意に特定することができ
る。
【0045】次に、図1に示したディスクコントローラ
3による集約複写処理手順について説明する。図4に示
すように、このディスクコントローラ3が、ホスト8か
ら集約複写指示並びに強制複写位置情報の通知を受ける
と(ステップS401)、複写処理部4が所定の初期化
処理をおこなった後に(ステップS402〜S40
7)、ホスト8に対して複写完了通知をおこなう(ステ
ップS408)。
【0046】具体的には、複写処理部4が、論理ディス
ク1に対応する更新履歴情報301を退避してクリアし
た後(ステップS402)、ホスト8に対して退避した
更新履歴情報301(位置情報)を通知する(ステップ
S403)。
【0047】その後、複写処理部4は、退避した更新履
歴情報301の更新済のブロック位置に対応する複写対
象情報303を「1」(複写要)に設定し(ステップS
404)、強制複写位置情報302が設定されているか
否かを確認する(ステップS405)。この強制複写位
置情報302が設定されている場合には(ステップS4
05肯定)、複写要に設定されているブロック位置に対
応する複写対象情報303を「1」(複写要)に設定す
る(ステップS406)。
【0048】これにより、論理ディスク1において複写
が必要なブロックの情報が複写対象情報303に設定さ
れる。たとえば、図3に示す場合には、ブロック1、3
および6が複写対象となる。
【0049】その後、複写処理部4は、この複写対象情
報303を参照して複写領域管理情報304の設定をお
こなった後に(ステップS407)、ホスト8に複写完
了を通知する(ステップS408)。具体的には、複写
しないブロック位置をすべて「0」(複写済)にし、複
写するブロック位置をすべて「1」(未複写)にする初
期化をおこなう。実際には、複写対象情報303を複写
領域管理情報304にコピーすることになる。
【0050】かかる初期化処理をおこなうことにより、
ホスト8は、論理ディスク1および2にアクセスするこ
とが可能となる。この段階で、論理ディスク2には、更
新履歴情報301で更新済に設定されている領域および
強制複写位置情報302で複写要と設定されている領域
が、ブロック番号昇順で先頭から順にアクセス可能とな
る。
【0051】なお、ホスト8は、ディスクコントローラ
3から通知された更新履歴情報301および自身が指定
した強制複写位置情報302により、論理ディスク2に
格納されたそれぞれのブロックが論理ディスク1のどの
ブロック番号に格納されたかを判別することができる。
【0052】図4の説明に戻ると、複写処理部4は、初
期化処理を終えた後に(ステップS402〜S40
8)、複写領域管理情報304を参照して、未複写が設
定されているブロック位置に対応する論理ディスク1の
データブロックを読み込む(ステップS409)。
【0053】その後、後述する複写先位置決定処理によ
り、読み込んだ該当データブロックに対する複写先の位
置を求め、複写先の該当位置へ該当データブロックを複
写する(ステップS410)。
【0054】そして、複写処理部4は、複写領域管理情
報304の該当するデータブロックに対応する情報を複
写済に設定し(ステップS411)、複写すべきデータ
ブロックが残っているか否かを確認する(ステップS4
12)。そして、複写すべきデータブロックが残ってい
る場合には(ステップS412肯定)、ステップS40
9に移行して上記処理を繰り返し、複写すべきデータブ
ロックをすべて処理した場合には(ステップS412否
定)、処理を終了する。
【0055】なお、上記ステップS409〜S412の
処理をおこなっている間に複写元または複写先の論理デ
ィスク1または2へのアクセス要求が生じた場合には、
複写処理を中断して後述するアクセス処理をおこなう。
【0056】次に、図1に示したディスクコントローラ
3による拡散複写処理について説明する。図5は、図1
に示したディスクコントローラ3による拡散複写処理の
概念を説明するための説明図であり、図6は、図1に示
したディスクコントローラ3による拡散複写処理手順を
示すフローチャートである。なお、以下では説明の便宜
上、論理ディスク2を複写元ディスクとし、論理ディス
ク1を複写先ディスクとする。
【0057】図5に示すように、この拡散複写処理と
は、上述した集約複写処理によって論理ディスク2上に
格納した各ブロックを元の論理ディスク1上に拡散して
複写する処理である。
【0058】具体的には、ディスクコントローラ3がホ
スト8から拡散複写指示並びに複写対象から強制的に外
す領域の位置情報を示す強制非複写位置情報502を受
け取ると、位置情報501および強制非複写位置情報5
02に基づいて複写領域管理情報503を生成する。
【0059】ここで、この位置情報501、強制非複写
位置情報502および複写領域管理情報503は、すべ
てビットマップ形式で情報が格納されており、これら
は、ビット位置とブロック位置とを対応づけることによ
り、それぞれのブロック位置について「0」または
「1」の情報を有している。
【0060】位置情報501は、複写元に連続的に格納
されているデータブロックの本来の格納位置を示してお
り、「0」が無効なブロックを意味し、「1」が有効な
ブロックを意味する。図5に示す例では、ブロック位置
1、3、6が有効なブロックとして設定されているの
で、複写元の論理ディスク2には、ブロック位置1、
3、6のデータブロックが連続的に格納されている。
【0061】強制非複写位置情報502は、かかる位置
情報501と同様に、ビット位置と本来のブロック位置
とが対応づけられており、「0」が複写対象から外すこ
とを意味し、「1」が複写対象から外さないことを意味
する。なお、位置情報501で「0」(無効なブロッ
ク)として設定されている場合には、たとえ強制非複写
位置情報502にて「1」(複写対象から外さない)と
されていたとしても、データブロックの複写はおこなわ
ない。
【0062】複写領域管理情報503は、位置情報50
1などと同様に、ビット位置と本来のブロック位置とが
対応づけられており、「0」が複写済を意味し、「1」
が未複写を意味する。
【0063】これらのことから、拡散複写処理をおこな
う際には、位置情報501と強制非複写位置情報502
との論理積(AND)をとり、その結果を複写領域管理
情報503として、該当するデータブロックの拡散複写
をおこなうことになる。
【0064】次に、図1に示したディスクコントローラ
3による拡散複写処理手順について説明する。図6に示
すように、このディスクコントローラ3が、ホスト8か
ら拡散複写指示を受けると(ステップS601)、指定
された複写元の位置情報501を参照し、複写領域管理
情報503に情報を設定する。具体的には、複写しない
ブロック位置をすべて「0」(複写済)にし、複写する
ブロック位置をすべて「1」(未複写)と初期化する
(ステップS602)。
【0065】その後、強制非複写位置情報502が指定
されているか否かを確認し(ステップS603)、指定
されている場合には(ステップS603肯定)、この強
制非複写位置情報502で指定されたブロックに対応す
る複写領域管理情報503の該当部分を「0」(複写
済)に設定した後(ステップS604)、ホスト8に対
して複写完了通知をおこなう(ステップS605)。こ
れにより、ホスト8は、論理ディスク1および2にアク
セスすることが可能となる。
【0066】その後、複写処理部4は、複写領域管理情
報503を参照し、未複写に設定されているデータブロ
ックを探し、複写領域管理情報の該当位置を複写先位置
に設定する(ステップS606)。
【0067】そして、この複写処理部4は、後述する複
写元位置決定処理にしたがって複写元位置を求め、論理
ディスク2の該当データブロックを読み込み(ステップ
S607)、論理ディスク1の複写先位置に複写する
(ステップS608)。
【0068】その後、複写領域管理情報503の該当デ
ータブロックに対応する情報を「0」(複写済)に設定
した後(ステップS609)、複写すべきデータブロッ
クが残っているか否かを調べ(ステップS610)、残
っている場合には(ステップS610肯定)、ステップ
S606に移行して上記一連の処理を繰り返す。そし
て、該当するデータブロックが存在しなくなれば(ステ
ップS610否定)、処理を終了する。
【0069】なお、上記ステップS606〜S610の
処理をおこなっている間に複写元または複写先論理ディ
スク2または1へのアクセス要求がなされた場合には、
かかる複写処理を中断して後述するアクセス処理をおこ
なう。
【0070】次に、複写元位置の決定手順について説明
する。図7は、複写元位置の決定手順を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、複写処理部4は、複写
先のブロック位置を求めた後に(ステップS701)、
集約複写処理を実行中であるか否かを判定する(ステッ
プS702)。
【0071】その結果、集約複写処理を実行中である場
合には(ステップS702肯定)、複写元の複写対象情
報の先頭ブロックから順に、複写対象となる有効なブロ
ックの数を数え、その値が複写先のブロック位置と同一
になるまで繰り返し、そのときの複写対象情報のブロッ
ク位置を求め(ステップS703)、求めたブロック位
置を複写元のブロック位置に設定する(ステップS70
4)。
【0072】たとえば、図3において複写先のブロック
位置を3とすると、複写対象情報303の先頭ブロック
から複写対象となっているブロック数を数えると、3個
目の有効なブロック位置は6となる。このため、複写元
のブロック位置6のデータブロックを複写先のブロック
位置3に格納することになる。
【0073】これに対して、集約複写処理ではなく拡散
複写処理を実行中である場合には(ステップS702否
定)、複写先のブロック位置に対応する複写元の位置情
報のブロック位置を求め、先頭ブロックよりその位置ま
での有効なブロック数を数え(ステップS705)、求
めた数を複写元ブロック位置に設定する(ステップS7
06)。
【0074】たとえば、図5において複写先のブロック
位置を3とすると、複写先のブロック位置に対応する複
写元の位置情報における該当位置までの有効なブロック
数は2である。このため、複写元のブロック2に格納さ
れているデータブロックは、もともとブロック位置3に
格納されていたことが分かる。
【0075】次に、複写先位置の決定手順について説明
する。図8は、複写先位置の決定手順を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、複写処理部4は、複写
元のブロック位置を求めた後に(ステップS801)、
集約複写処理を実行中であるか否かを判定する(ステッ
プS802)。
【0076】その結果、集約複写処理を実行中である場
合には(ステップS802肯定)、複写元のブロック位
置に対応する複写元の複写対象情報のブロック位置を求
め、先頭ブロックよりその位置までの有効なブロック数
を数え(ステップS803)、求めたブロック数を複写
先のブロック位置に設定する(ステップS804)。
【0077】たとえば、図3において複写元のブロック
位置を3とすると、複写元のブロック位置に対応する複
写元の複写対象情報における該当位置までの有効なブロ
ック数は2である。このため、複写元のブロック3に格
納されているデータブロックは、複写先のブロック位置
2へ格納すべきであることが分かる。
【0078】これに対して、集約複写処理ではなく拡散
複写処理を実行中である場合には(ステップS802否
定)、複写元の位置情報の先頭ブロックから順に有効な
ブロック数を数え、その値が複写元のブロック位置と同
一になるまで繰り返し、そのときの位置情報のブロック
位置を求め(ステップS805)、求めたブロック位置
を複写先ブロック位置に設定する(ステップS80
6)。
【0079】たとえば、図5において複写元のブロック
位置を2とした場合に、複写元の位置情報の先頭ブロッ
クから有効なブロック数を数えると、2個目の有効なブ
ロック位置は3である。このため、複写元のブロック位
置2に格納されているデータブロックは、もともとブロ
ック位置3に格納されていたことが分かる。
【0080】次に、複写中の参照処理手順について説明
する。図9は、複写中の参照処理手順を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、アクセス処理部5は、
参照指示(リード)を受け付けたならば(ステップS9
01)、実複写中であるか否かを確認する(ステップS
902)。
【0081】そして、実複写中でない場合には(ステッ
プS902否定)、通常の参照処理をおこない(ステッ
プS911)、実複写中である場合には(ステップS9
02肯定)、下記の処理をおこなう。
【0082】具体的には、複写元への参照要求であるか
否かを確認し(ステップS903)、複写元への参照要
求である場合には(ステップS903肯定)、通常の参
照処理をおこなう(ステップS911)。これに対し
て、複写元への参照要求でない場合には(ステップS9
03否定)、集約複写処理を実行中であるか否かを確認
する(ステップS904)。
【0083】そして、集約複写処理を実行中である場合
には(ステップS904肯定)、複写元位置決定処理に
より、参照要求のブロック位置を複写元ブロック位置に
変換し検索位置に設定する(ステップS905)。これ
に対して、集約処理を実行中でない場合には(ステップ
S904否定)、参照要求のブロック位置を検索位置に
設定する(ステップS906)。
【0084】その後、検索位置に対応する複写領域管理
情報が未複写であるか否かを確認し(ステップS90
7)、複写済である場合には(ステップS907否
定)、通常の参照処理をおこなう(ステップS91
1)。
【0085】これに対して、未複写である場合には(ス
テップS907肯定)、複写元位置決定処理により、参
照対象に対応する複写元データブロックを決定し(ステ
ップS908)、該当する複写元データブロックを該当
する複写先へ複写し(ステップS909)、対応する複
写領域管理情報を複写済に設定した後(ステップS91
0)、通常の参照処理をおこなう(ステップS91
1)。
【0086】このように、実複写中において、複写元へ
の参照要求については通常の参照をおこない、複写先へ
の参照要求については、複写済の領域であるか否かを判
定し、複写済であれば通常の参照処理をおこなう。ただ
し、未複写の場合には、該当領域の実複写をおこなった
後に、通常の参照処理をおこなう。かかる参照処理をお
こなうことにより、複写済または未複写のいずれの場合
であっても、常に複写済の正しい内容を参照することが
できる。
【0087】次に、複写中の更新処理手順について説明
する。図10は、複写中の更新処理手順を示すフローチ
ャートである。同図に示すように、アクセス処理部5
は、更新指示(ライト)を確認したならば(ステップS
1001)、実複写中であるか否かを調べ(ステップS
1002)、実複写中でなければ(ステップS1002
否定)、通常の更新処理をおこなう(ステップS101
1)。
【0088】これに対して、実複写中である場合には
(ステップS1002肯定)、複写元への更新要求であ
るか否かを調べ(ステップS1003)、複写元への更
新要求である場合には(ステップS1003肯定)、集
約複写処理を実行中であるか否かを調べる(ステップS
1004)。
【0089】その結果、集約複写処理を実行中である場
合には(ステップS1004肯定)、更新指示のブロッ
ク位置を検索位置に設定し(ステップS1005)、集
約複写処理を実行中でない場合には(ステップS100
4否定)、複写先位置決定処理により更新指示のブロッ
ク位置を複写先位置へ変換し、検索位置に設定する(ス
テップS1006)。
【0090】その後、検索位置に対応する複写領域管理
情報が未複写であるか否かを調べ(ステップS100
7)、複写済である場合には(ステップS1007否
定)、通常の更新処理をおこなう(ステップS101
1)。一方、未複写である場合には(ステップS100
7肯定)、複写先位置決定処理により更新対象に対応す
る複写先データブロックを決定し(ステップS100
8)、該当複写元データブロックを該当複写先へ複写し
(ステップS1009)、対応する複写管理情報を複写
済に設定した後(ステップS1010)、通常の更新処
理をおこなう(ステップS1011)。
【0091】また、上記ステップS1003において、
複写元ではなく複写先への更新要求である場合には(ス
テップS1003否定)、集約複写処理を実行中である
か否かを調べ(ステップS1012)、集約複写処理を
実行中である場合には(ステップS1012肯定)、複
写元位置決定処理により更新指示のブロック位置を複写
元位置へ変換して検索位置に設定し(ステップS101
4)、集約複写処理を実行中でない場合には(ステップ
S1012否定)、更新指示のブロック位置を検索位置
に設定する(ステップS1013)。
【0092】その後、検索位置に対応する複写領域管理
情報が未複写であるか否かを確認し(ステップS101
5)、複写済である場合には(ステップS1015否
定)、通常の更新処理をおこなう(ステップS101
1)。これに対して、未複写である場合には(ステップ
S1015肯定)、検索位置に対応する複写管理情報を
複写済に設定した後(ステップS1016)、通常の更
新処理をおこなう(ステップS1011)。
【0093】このように、実複写中における複写元への
更新要求は、複写済の領域であるか否かを判定し、複写
済であれば通常の更新をおこない、未複写であれば該当
領域の実複写をおこなってから通常の更新をおこなう。
その理由は、未複写の複写元を更新してしまうと、複写
先のデータを破壊してしまうからである。
【0094】また、実複写中における複写先への更新要
求は、複写済の領域であるか否かを判定し、複写済であ
れば通常の更新をおこない、未複写であれば該当領域を
複写対象から外してから通常の更新をおこなう。その理
由は、複写指示後に複写先を更新し、その後実複写をお
こなうと、複写先のデータを破壊してしまうからであ
る。
【0095】かかる一連の更新処理をおこなうことによ
り、複写済または未複写にかかわらず、常に複写済の正
しい内容に対して更新をおこなうことができる。
【0096】次に、本実施の形態にかかる集約複写処理
を利用した差分バックアップの運用例について説明す
る。図11は、本実施の形態にかかる集約複写処理を利
用した差分バックアップの運用例を示す図である。
【0097】差分バックアップをおこなう場合には、ま
ず最初にオリジナルのフルバックアップをおこなう(ス
テップS1101)。具体的には、複写元の論理ディス
クを複写先0の論理ディスクに全複写をおこなう。
【0098】この複写は、ホスト8が更新履歴情報7を
強制的に書き換えて、全ブロックが更新されたものとし
てから集約複写処理を実行することにより実現すること
ができる。また、ホスト8が、全てのブロックを強制的
に複写対象とするように強制複写位置情報を設定した後
に集約複写処理を実行しても実現できる。
【0099】なお、ホスト8から集約複写処理を指示す
ると、直ちに複写元論理ディスクへアクセス可能となる
ため、バックアップのために業務を停止する時間を最小
化し、迅速にバックアップを作成することができる。
【0100】その後、複写元論理ディスクのブロック1
および6が順次更新された場合には、複写先1の論理デ
ィスクに対して差分複写をおこなう(ステップS110
2)。この差分複写は、本実施の形態にかかる集約複写
処理によりおこなう。
【0101】具体的には、ここではブロック1および6
が更新されているので、複写先1の論理ディスクには、
複写元論理ディスクのブロック1とブロック6のデータ
ブロックのみが複写される。また、ホスト8に対して
は、複写先1の論理ディスクの位置情報として図中に示
した位置情報1が通知される。ホスト8は、この位置情
報1と複写先1の論理ディスクを管理することにより、
複写先論理ディスクのバックアップの世代管理をおこな
うことができる。
【0102】その後、ブロック5およびブロック2が順
次更新された場合には、複写先2に対して同様に差分複
写をおこなう(ステップS1103)。ただし、この複
写先2の論理ディスクに対しては、複写元のブロック2
とブロック5のデータブロックのみが複写される。ま
た、ホスト8には、複写先2の論理ディスクの位置情報
として位置情報2が通知される。ホスト8は、この位置
情報2と複写先2の論理ディスクを管理することによ
り、複写先論理ディスクのバックアップの世代管理をお
こなうことができる。
【0103】このように、まず最初にフルバックアップ
をおこない、その後集約複写処理を用いて逐次差分デー
タをバックアップすることにより、論理ディスクのバッ
クアップを保持することができるが、累積差分を論理デ
ィスクにバックアップすることもできる。
【0104】この累積差分は、主に、論理ディスクへ複
写したデータをさらにテープなどに格納する場合に適し
ている。たとえば、フルバックアップと、それに対応す
る差分をそれぞれ異なるテープに保存することとする
と、リストア時には世代数に比例した本数のテープが必
要となり、テープ紛失のリスクが高くなるとともに、リ
ストア時間が長くなるという問題が生ずる。これに対し
て、累積差分の場合には、フルバックアップ用のテープ
と、各世代の累積差分が格納されたテープの2本のみが
あればリストアをおこなうことができるという利点があ
る。
【0105】特に、ディスクは地震などの物理的な衝撃
に弱く、かつ、可搬性に劣るため、ディスクでのみバッ
クアップすることとすると、災害発生時にデータを紛失
するリスクが大きい。このため、重要なデータは、ディ
スクとテープを組み合わせつつ、累積差分を用いてバッ
クアップを保持することが望ましい。
【0106】次に、本実施の形態にかかる拡散複写処理
を利用したリストアの運用例について説明する。図12
は、本実施の形態にかかる拡散複写処理を利用したリス
トアの運用例を説明するための説明図である。ただし、
ここでは図11に示した差分バックアップをおこなった
場合のリストアを示している。
【0107】同図に示すように、フルバックアップの論
理ディスク0に対して差分データを適用し、データを再
構成する際に拡散複写処理を用いることができる。
【0108】具体的には、複写先1を複写元の論理ディ
スク、複写先0を複写先の論理ディスクとし、位置情報
に基づく拡散複写処理をおこなうことにより、差分デー
タをフルバックアップの内容に反映することができる。
このように、本実施の形態にかかる拡散複写処理は、バ
ックアップデータをリストアする際に有効である。
【0109】また、この拡散複写処理においても、ホス
ト8から複写指示がなされた場合に、直ちにリストア先
論理ディスクからアクセス可能となり、差分形式で格納
されたバックアップからデータを迅速に運用することが
できる。
【0110】さらに、複数の差分データを平行して複写
することにより、世代数が1以上で複数の世代の差分を
適用せねばならない場合であっても、データを迅速にリ
ストアすることができる。これにより、バックアップを
累積差分の形式でディスクに保存する必要がなくなり、
通常差分のスペース効率でデータのリストア運用をおこ
なうことができる。
【0111】図13は、世代1がフルバックアップであ
り、世代2および3が差分バックアップされている場合
のリストア運用を説明するための説明図である。同図に
示すように、ホスト8は、複写先の同一ブロックが、複
数の複写元から変更されることを防ぐため、自分が管理
しているそれぞれの位置情報から重複する位置情報を探
し、ブロックが重複する場合には、リストアしたい世代
に最も近い世代のデータブロック以外を、複写対象から
外すように強制非複写位置情報を設定したうえで、順に
拡散複写処理要求を発行する。
【0112】このように、世代1、世代2、世代3それ
ぞれのデータを平行して、かつ、必要なデータブロック
のみを同一の複写先に拡散複写することにより、ホスト
8が管理している任意の世代のデータを任意の論理ディ
スクに迅速にリストアすることができる。
【0113】上述してきたように、従来は、n世代分の
論理ディスクのデータを保存するにはn倍のサイズの論
理ディスクが必要であったが、本実施の形態によれば、
前回の複写時より更新された差分だけを見かけ上直ちに
複写できることとしたので、1+α(差分データのサイ
ズ)のサイズでn世代の論理ディスクを保存でき、スペ
ース効率が改善される。特に、典型的な運用環境では、
前回のバックアップから更新されるサイズは数%のオー
ダであるので、スペース効率が著しく改善される。
【0114】また、従来においても、論理ディスク間の
複写を直ちに完了させることが可能であったが、データ
の保全性を高めるべく、論理ディスクに複写されたデー
タをさらに他の媒体に複写する場合には、複写元の論理
ディスクのサイズに比例した複写時間がかかっていた。
しかし、本実施の形態によれば、更新されたデータのみ
を他の媒体に複写することができるため、他の媒体への
複写時間を大幅に短縮することができる。
【0115】たとえば、現在の高速テープの性能は十数
MB/s程度であるので、かりに50GBのデータを保
存する場合であっても1時間程度の時間がかかる。これ
に対して、本実施の形態により差分データのみを保存す
れば、数分のオーダに短縮できることになる。
【0116】また、本実施の形態によれば、前回複写時
点からの差分データだけではなく、任意の複写時点から
の差分(累積差分)を直ちに複写完了とできるため、柔
軟な運用をおこなうことができる。
【0117】たとえば、フルバックアップとそれに対す
る差分をそれぞれ異なるテープに保存する場合には、デ
ータ復旧時には世代数に比例した本数のテープが必要と
なるが、累積差分の形態で保存すれば、テープ数を少な
くできるとともに、データ復旧時間の短縮化やテープ紛
失のリスクを低減することができる。
【0118】また、本実施の形態では、複数世代の論理
ディスクをフル+差分の形式で保全し、かつ、物理的な
コピーを作成するため、複写元の論理ディスクでハード
異常が発生した場合であっても、複写先の論理ディスク
に確実にアクセスすることができる。すなわち、スペー
ス効率を改善しつつ、データを十分に保全することがで
きる。
【0119】たとえば、従来のログストラクチャーシス
テムでは、変更されていないディスクブロックを複写元
と複写先で共用することにより、高いスペース効率を達
成することが可能であるが、この技術では複写元と複写
先でディスクブロックを共用しているため、この共用ブ
ロックで物理的なハード異常が発生すると、複写先の論
理ディスクもアクセス不能となる。このことから、本実
施の形態によれば、データ保存性が十分改善されている
ことが分かる。
【0120】また、本実施の形態では、複写元の論理デ
ィスク2に差分形式で連続的に格納されているデータ
を、複写先の論理ディスク1のオリジナルの場所に直ち
に複写することができるので、バックアップのみならず
リストアも迅速におこなうことができる。すなわち、差
分バックアップをおこなった場合のリストアを迅速にお
こなうことができる。
【0121】また、本実施の形態では、ホスト8が差分
情報を管理し、重複するブロックに対する複写を抑制で
きることとしたので、複数の複写元から同一の複写先論
理ディスクへ並行して複写処理をおこなうことができ
る。このため、差分形式で圧縮されているデータから任
意の世代のフル形式のデータを迅速に作成することがで
きる。したがって、複数世代の差分バックアップをおこ
なった場合に、各世代を順に適用せねばならないという
問題が生じない。
【0122】上記において説明した複写処理方法は、当
該方法をコンピュータが読み取り可能なプログラムとす
ること、また、当該プログラムを記録媒体に格納した状
態にある場合も本願発明の技術的範囲に含まれる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複写元論理ディスク上に離散して存在する複数の領域に
格納された差分データを前記複写先論理ディスク上の連
続領域に集約複写するとともに、この集約複写処理中に
複写元論理ディスクまたは複写先論理ディスクへのアク
セス要求が生じた場合には、該集約複写処理を中断して
アクセス処理をおこなうよう構成したので、論理ディス
クに効率良く複数の世代を保存することができ、また外
部の別媒体に対して迅速にデータを複写して保存するこ
とが可能な論理ディスク間の複写処理装置が得られると
いう効果を奏する。
【0124】また、複写元論理ディスクの更新履歴を示
す更新履歴情報並びに外部装置から強制複写を指示され
た強制複写位置情報に基づいて、複写対象となる該複写
元論理ディスク上の複数の領域を選択するよう構成した
ので、外部から指定された領域を複写対象とすることが
可能な論理ディスク間の複写処理装置が得られるという
効果を奏する。
【0125】また、複写元論理ディスクの領域の位置を
ビット位置に対応づけた更新履歴情報および強制複写位
置情報の論理和を算定して複写対象情報を生成し、該生
成した複写対象情報に基づいて複写すべき領域を管理す
るよう構成したので、効率良く複写すべき領域を管理す
ることが可能な論理ディスク間の複写処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0126】また、複写先論理ディスク上の連続領域に
集約複写された差分データを複写元論理ディスクの元の
位置に拡散複写するよう構成したので、複写先論理ディ
スクに退避した差分データを複写元論理ディスクに効率
良くリストアすることが可能な論理ディスク間の複写処
理装置が得られるという効果を奏する。
【0127】また、複写元論理ディスクの位置情報並び
に外部装置から指示された複写対象から除外する領域を
示す強制非複写位置情報に基づいて、複写対象となる複
写領域を決定するよう構成したので、リストアする差分
データの一部を除外することが可能な論理ディスク間の
複写処理装置が得られるという効果を奏する。
【0128】また、複写先論理ディスクの複写未完了領
域への更新アクセスに際して、該複写先論理ディスクの
アクセス対象領域を更新するよう構成したので、複写が
完了していない場合であっても、複写先論理ディスクに
アクセスすることが可能な論理ディスク間の複写処理装
置が得られるという効果を奏する。
【0129】また、集約複写処理中における複写先論理
ディスクへの更新アクセスを禁止するよう構成したの
で、集約複写処理を迅速におこなうことが可能な論理デ
ィスク間の複写処理装置が得られるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る計算機システムの
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したディスクコントローラによる論理
ディスクの更新監視処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1に示したディスクコントローラによる集約
複写処理の概念を説明するための説明図である。
【図4】図1に示したディスクコントローラによる集約
複写処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したディスクコントローラによる拡散
複写処理の概念を説明するための説明図である。
【図6】図1に示したディスクコントローラによる拡散
複写処理手順を示すフローチャートである。
【図7】複写元位置の決定手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】複写先位置の決定手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】複写中の参照処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】複写中の更新処理手順を示すフローチャート
である。
【図11】本実施の形態にかかる集約複写処理を利用し
た差分バックアップの運用例を示す図である。
【図12】本実施の形態にかかる拡散複写処理を利用し
たリストアの運用例を説明するための説明図である。
【図13】世代1がフルバックアップであり、世代2お
よび3が差分バックアップされている場合のリストア運
用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1,2 論理ディスク 3 ディスクコントローラ 4 複写処理部 5 アクセス処理部 6 複写管理情報 7 更新履歴情報 8 ホスト 9 複写位置情報管理部 10 世代管理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写元ディスク上の複数の領域に格納さ
    れたデータを複写先ディスクに複写するディスク間の複
    写処理装置において、 前記複写元ディスク上に離散して存在する複数の領域に
    格納された差分データを前記複写先ディスク上の連続領
    域に集約複写する集約複写手段と、 前記集約複写手段による集約複写処理中に前記複写元デ
    ィスクまたは複写先ディスクへのアクセス要求が生じた
    場合には、前記集約複写手段による集約複写処理を中断
    してアクセス処理をおこなうアクセス処理手段と、 を備えたことを特徴とするディスク間の複写処理装置。
  2. 【請求項2】 前記集約複写手段は、前記複写元ディス
    クの更新履歴を示す更新履歴情報並びに外部装置から強
    制複写を指示された強制複写位置情報に基づいて、複写
    対象となる該複写元ディスク上の複数の領域を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク間の複写処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記集約複写手段は、前記複写元ディス
    クの領域の位置をビット位置に対応づけた前記更新履歴
    情報および強制複写位置情報の論理和を算定して複写対
    象情報を生成し、該生成した複写対象情報に基づいて複
    写すべき領域を管理することを特徴とする請求項2に記
    載のディスク間の複写処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複写先ディスク上の連続領域に集約
    複写された差分データを前記複写元ディスクの元の位置
    に拡散複写する拡散複写手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のディスク間
    の複写処理装置。
  5. 【請求項5】 前記拡散複写手段は、前記複写元ディス
    クの位置情報並びに外部装置から指示された複写対象か
    ら除外する領域を示す強制非複写位置情報に基づいて、
    複写対象となる複写領域を決定することを特徴とする請
    求項4に記載のディスク間の複写処理装置。
  6. 【請求項6】 前記アクセス処理手段は、前記複写先デ
    ィスクの複写未完了領域への更新アクセスに際して、該
    複写先ディスクのアクセス対象領域を更新することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のディスク
    間の複写処理装置。
  7. 【請求項7】 前記アクセス処理手段は、前記集約複写
    手段による集約複写処理中における前記複写先ディスク
    への更新アクセスを禁止することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか一つに記載のディスク間の複写処理装
    置。
  8. 【請求項8】 複写元ディスク上の複数の領域に格納さ
    れたデータを複写先ディスクに複写するディスク間の複
    写処理方法において、 前記複写元ディスク上に離散して存在する複数の領域に
    格納された差分データを前記複写先ディスク上の連続領
    域に集約複写する集約複写工程と、 前記集約複写工程による集約複写処理中に前記複写元デ
    ィスクまたは複写先ディスクへのアクセス要求が生じた
    場合には、前記集約複写手段による集約複写処理を中断
    してアクセス処理をおこなうアクセス処理工程と、 を含んだことを特徴とするディスク間の複写処理方法。
  9. 【請求項9】 複写元ディスク上の複数の領域に格納さ
    れたデータを複写先ディスクに複写するディスク間の複
    写処理方法をコンピュータに実行させるプログラムにお
    いて、 前記複写元ディスク上に離散して存在する複数の領域に
    格納された差分データを前記複写先ディスク上の連続領
    域に集約複写する集約複写手順と、 前記集約複写手順による集約複写処理中に前記複写元デ
    ィスクまたは複写先ディスクへのアクセス要求が生じた
    場合には、前記集約複写手段による集約複写処理を中断
    してアクセス処理をおこなうアクセス処理手順と、 を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 【請求項10】 複写元ディスク上の複数の領域に格納
    されたデータを複写先ディスクに複写するディスク間の
    複写処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 前記複写元ディスク上に離散して存在する複数の領域に
    格納された差分データを前記複写先ディスク上の連続領
    域に集約複写する集約複写工程と、 前記集約複写工程による集約複写処理中に前記複写元デ
    ィスクまたは複写先ディスクへのアクセス要求が生じた
    場合には、前記集約複写手段による集約複写処理を中断
    してアクセス処理をおこなうアクセス処理工程と、 を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001166892A 2000-06-02 2001-06-01 ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2002055783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001166892A JP2002055783A (ja) 2000-06-02 2001-06-01 ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000166311 2000-06-02
JP2000-166311 2000-06-02
JP2001166892A JP2002055783A (ja) 2000-06-02 2001-06-01 ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002055783A true JP2002055783A (ja) 2002-02-20

Family

ID=26593239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001166892A Withdrawn JP2002055783A (ja) 2000-06-02 2001-06-01 ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002055783A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202915A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Hitachi Ltd スナップショット取得方法
JP2006092553A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Microsoft Corp 合成バックアップおよびリストアの方法およびシステム
JP2008547123A (ja) * 2005-06-24 2008-12-25 シンクソート インコーポレイテッド 高性能な企業データ保護のためのシステムおよび方法
JP2009048514A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Hitachi Ltd 仮想ボリュームのバックアップを行うストレージシステム及び方法
US7716438B2 (en) 2004-03-31 2010-05-11 Hitachi, Ltd. Storage system and back-up method for storage system

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202915A (ja) * 2003-12-19 2005-07-28 Hitachi Ltd スナップショット取得方法
JP4581518B2 (ja) * 2003-12-19 2010-11-17 株式会社日立製作所 スナップショット取得方法
US7716438B2 (en) 2004-03-31 2010-05-11 Hitachi, Ltd. Storage system and back-up method for storage system
JP2006092553A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Microsoft Corp 合成バックアップおよびリストアの方法およびシステム
JP2008547123A (ja) * 2005-06-24 2008-12-25 シンクソート インコーポレイテッド 高性能な企業データ保護のためのシステムおよび方法
JP2012198918A (ja) * 2005-06-24 2012-10-18 Syncsort Inc 高性能な企業データ保護のためのシステムおよび方法
JP2009048514A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Hitachi Ltd 仮想ボリュームのバックアップを行うストレージシステム及び方法
US8612703B2 (en) 2007-08-22 2013-12-17 Hitachi, Ltd. Storage system performing virtual volume backup and method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7107486B2 (en) Restore method for backup
US7054960B1 (en) System and method for identifying block-level write operations to be transferred to a secondary site during replication
US7152184B2 (en) Storage device, backup method and computer program code of this storage device
US5875457A (en) Fault-tolerant preservation of data integrity during dynamic raid set expansion
US7587564B2 (en) System, method and computer program product for managing data versions
JP4199993B2 (ja) スナップショット取得方法
US7293146B1 (en) Method and apparatus for restoring a corrupted data volume
US7707373B2 (en) Storage system and backup method
US20060136691A1 (en) Method to perform parallel data migration in a clustered storage environment
JP4419884B2 (ja) データ複製装置、方法及びプログラム並びに記憶システム
US20030236944A1 (en) System and method for reorganizing data in a raid storage system
US7433902B2 (en) Non-disruptive backup copy in a database online reorganization environment
JP6064608B2 (ja) ストレージ装置、バックアッププログラム、およびバックアップ方法
JPH0683677A (ja) データの増分タイム・ゼロ・バックアップ・コピーの方法及びシステム
JPH0820991B2 (ja) タイム・ゼロ・バックアップ・コピー・プロセスにおいて終了及び再開始を自動化する方法及びシステム
JPH0644010A (ja) タイムゼロ・バックアップ・コピー・プロセスにおける副ファイル状態のポーリングのための方法およびシステム
JP2004038938A (ja) 一次データボリューム上のデータを復元する方法およびシステム
JP2008146408A (ja) データ記憶装置、そのデータ再配置方法、プログラム
JP7472341B2 (ja) ストレージシステム及びストレージシステムの制御方法
US6636954B2 (en) Method and apparatus for inter-disk copy processing, and a computer product
JP4311532B2 (ja) 記憶システム及び同システムにおけるスナップショット管理方法
EP1636690A2 (en) Managing a relationship between one target volume and one source volume
US7529966B2 (en) Storage system with journaling
JP2002055783A (ja) ディスク間の複写処理装置、複写処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム、並びにそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4390618B2 (ja) データベース再編成プログラム、データベース再編成方法、及びデータベース再編成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805