JP2001333410A - メディアデータの提供を最適化するためのメタデータ使用方法及びシステム - Google Patents

メディアデータの提供を最適化するためのメタデータ使用方法及びシステム

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JP2001333410A
JP2001333410A JP2000150421A JP2000150421A JP2001333410A JP 2001333410 A JP2001333410 A JP 2001333410A JP 2000150421 A JP2000150421 A JP 2000150421A JP 2000150421 A JP2000150421 A JP 2000150421A JP 2001333410 A JP2001333410 A JP 2001333410A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオやオーディオの提供及びビデオやオー
ディオの提供環境を含むメディアデータの提供をコンテ
ンツプロバイダーが制御できるようにするためのシステ
ムの提供。 【解決手段】 メディアデータ用の最適視聴パラメータ
を記述したメタデータの提供元がシステム内に存在し、
受信機が提供元からメタデータを受け取る。受信機は、
そのメタデータをローカル機器ネットワーク共に使用し
て、提供環境を最適化するようなメディアデータを提供
する。ユーザの嗜好情報を考慮に入れるような構成によ
って、視聴者に対するメディアの提供を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチメディア情報の提
供に関し、特にマルチメディア提供用のパラメータであ
るメタデータを最適化し、最適化したメタデータに基づ
きマルチメディアデータの提供を向上するためのシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】全世界で放送用デジタルビデオの標準化
が進められている。北アメリカでは、地上波デジタルテ
レビジョンは、ATSCデジタルテレビジョン規格の文
書A/53に記載のあるアドバンスト・テレビジョン・
スタンダード・コミッティ(ATSC)の規格書に基づ
いている。ヨーロッパ及び世界の他の地域では、デジタ
ルビデオ放送(DVB)が、デジタルビデオ放送規格と
して採用されている。ISO/IEC IS 1381
8−1,国際規格(1994)、MPEG―2システム
参照。これらの規格及びその他の規格はMPEG−2ト
ランスポートメカニズムに基づいている。このMPEG
−2トランスポートメカニズムではマルチメディアデー
タの同時放送が可能であるばかりか、電子プログラムガ
イド(EPG)情報、クローズド・キャプション・テキ
スト、実行可能なバイトコード等のメディアデータに関
連した非メディアデータの同時放送も可能である。
【0003】これらの開発の成果として、コンテンツデ
ィベロッパや放送局にとってはマルチメディアコンテン
ツのフォーマットをより柔軟に決定することができるよ
うになった。例えば、ATSCデジタルテレビジョン規
格では全部で18の異なるMPEG−2プロファイルが
提供されている。これらのMPEG−2プロファイル
は、画素の行数と列数、画素の縦横比及びラインスキャ
ンスキームといった属性が異なっている。複数のオーデ
ィオトラックやクローズドテキストチャンネルについて
も番組と関連付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既存の放送規格では、
ユーザの機器がメディアコンテンツを提供する際の態様
を改変するには制限があった。例えば、音声信号の振幅
を増大することにより音量を上げることはできるが、既
存の放送規格の範囲内で可能は改変は極めて限定的であ
る。
【0005】コンテンツプロバイダーは、既存の放送規
格を用いてはできないビデオやオーディオの提供や提供
環境を向上することを望んでいる。提供環境の向上と
は、例えば、テレビで映画を見ているときに、その画面
が暗ければテレビの置かれている部屋を暗くするようば
場合をいい、この方が映画を見る際の雰囲気が盛り上が
る。あるいは、コンテンツプロバイダーはビデオディス
プレイ装置のγ値を調整することによって暗い画面でも
ディテールがわかるようにしたいと考えるかもしれな
い。室温を調整したり、部屋の音響を調整するなどの他
の調整を行うことで、放送番組に対して特殊効果を付加
することができる。
【0006】そこで、本発明は、ビデオやオーディオの
提供及びビデオやオーディオの提供環境を含むメディア
データの提供を既存の放送規格を用いてはできない方法
でコンテンツプロバイダーが制御できるようにするため
のシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のシステムは、好適なメディア提供パ
ラメータを記載したメタデータを分配するための分配手
段と、該メタデータを受信するための受信手段と、メデ
ィアデータとメタデータを関連付けるための関連付け手
段と、該関連付け手段によリ該メディアデータと関連付
けられた該メタデータに従い該メディアデータを提供す
るための提供手段を備えている。
【0008】本発明による好適なメディア提供パラメー
タには、画像輝度や画像コントラストのような直接提供
パラメータと、周囲温度や周囲の明るさといった提供環
境パラメータの双方を含む。また、提供手段には、テレ
ビやサウンドデコーダのような直接提供機器と、光量調
整システムやサーモスタットのような環境提供機器の双
方を含む。提供手段は上記の通りであるので、提供手段
は、例えば、ビデオデータやオーディオデータを生成す
ることにより直接メディアデータを提供する場合もある
し、また部屋の明るさや温度を調整する場合のように提
供環境を改変することにより間接的にメディアデータを
提供する場合もある。
【0009】請求項2記載のシステムでは、該分配手段
が同じデータストリーム中で該メディアデータと該メタ
データを分配することを特徴としている。
【0010】請求項3記載のシステムでは、該受信手段
はネットワークに接続されており、該メタデータは該ネ
ットワークに接続されている複数の機器に関するパラメ
ータを記載していることを特徴としている。
【0011】請求項4記載のシステムでは、該メディア
データを提供する際ユーザの嗜好を判定するための判定
手段を更に備え、該提供手段が、該判定手段により判定
されたユーザの嗜好に基づき該メディアデータを提供す
ることを特徴としている。ここで、該判定手段は、ユー
ザがメタデータにより制御されるべき被制御機器を特定
できるようにするユーザインターフェースであればよ
い。これに加えて、あるいはこの代わりとして、該判定
手段はユーザの履歴ライブラリであってもよい。この履
歴ライブラリは、現在誰が受信機を利用しているか、そ
の人の嗜好が何であるか、またその人が過去(ユーザ履
歴において)どのような操作をしたかといたことをアプ
リケーションが判定する上での標準的な方法を提供する
ものである。
【0012】請求項5記載のシステムでは、該メタデー
タは実行可能なプログラムコードを含んでいることを特
徴としている。この場合、該提供手段は該メディアデー
タの提供を最適化するために該プログラムコードを実行
する。
【0013】請求項6記載のシステムでは、該受信手段
のネットワークとは別のネットワークに接続されている
機器の提供パラメータと通信し変換するための少なくと
も一つのゲートウエー手段を更に備えたことを特徴とし
ている。
【0014】請求項8記載の方法は、好適なメディア提
供パラメータを記載したメタデータを分配するステップ
と、該メタデータを受信するためのステップと、メディ
アデータとメタデータを関連付けるステップと、該メデ
ィアデータと関連付けられた該メタデータに従い該メデ
ィアデータを提供するステップとを備えたことを特徴と
している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による方法及
びシステムについて添付図面に基づき説明する。
【0016】図1は、本発明に実施の形態によるシステ
ムの機能ブロック図を示したものである。説明の便宜
上、図1に示したシステムは送信側と受信側を区分して
ある。送信側は、メタデータ提供元1a、補助データプ
ロバイダー1b、制御データプロバイダー2,メディア
データプロバイダー3,マルチプレクサ4及び送信機5
を備えている。受信側は、受信機6,テレビジョン用デ
ィスプレイ7,ネットワーク8及びルックアップサービ
ス17を備えている。また、受信側には、それぞれコン
トロールモジュール9乃至11を介してインターフェー
ス8に接続された機器13乃至15を有している。
【0017】メタデータ提供元1aは、メタデータを提
供する。このメタデータにはメディアデータプロバイダ
ー3が供給するメディアデータを提供する上での最適提
供パラメータが記述されている。別言すると、メタデー
タ提供元1aはメディアデータに能力増大の提供パラメ
ータを記述したメタデータを付加している。メタデータ
は、XMLの様な標準的なデータフォーマットを用いて
提供パラメータを記述している。XML自体は周知であ
り、ワールド・ワイド・ウエブ会議(W3C)により勧
告されている仕様書中に定められている。
【0018】マルチプレクサ4は、メタデータとそれに
付随する補助データプロバイダー1bから供給される補
助データと制御データプロバイダー2から供給される制
御データとを多重化する。送信機5はマルチプレクサ4
で生成されたデータストリームを送信する。
【0019】図2は、国際電信連合デジタル地上波テレ
ビジョン放送モデルに基づく送信側構成例を示したもの
である。この例で、メディアデータプロバイダー3はビ
デオサブシステム3aとオーディオサブシステム3bを
有している。ビデオサブシステム3aはビデオデータの
ソースコーディングと圧縮を行う。圧縮はMPEG−2
符号化スキームを用いて行う。オーディオサブシステム
3bはAC−3オーディオコーディング規格によりオー
ディオデータのソースコーディングと圧縮を行う。
【0020】サービスマルチプレックス/トランスポー
トシステム4はサービスマルチプレクサ4aとトランス
ポートエンコーダ4bにより構成されており、種々の信
号成分を結合し放送用に準備する。サービスマルチプレ
クサ4aは圧縮されたビデオデータとオーディオデー
タ、それに補助データと制御データを単一の信号に多重
化する。トランスポートエンコーダ4bはMPEG−2
トランスポート・ストリーム・シンタックスを使用して
信号をパケット化している。
【0021】RF/送信システム5は、チャンネル符号
化器5a、変調器5b、及びサービスマルチプレックス
/トランスポートシステム4からの信号を放送するため
の送信機5cを備えている。チャンネル符号化器5a
は、エラーから信号を保護するために信号の改変を行う
ものである。変調器5bは搬送周波数上のデジタル信号
を変調するものであり、変調された信号は送信機5cか
ら放送される。
【0022】図3は、家庭内の受信側機器のレイアウト
を示したものである。各部屋には、フラットパネルディ
スプレイ13,照明器具14,15,それに受信機6と
ディスプレイ7とからなるテレビが配置されている。受
信機6とディスプレイ7は通信チャンネル7aにより接
続されている。図3に示すように、受信機6とディスプ
レイ7が物理的に同一ユニットとして構成される場合に
は、通信チャンネル7aは内部バスにより実現される。
通信チャンネル7aは従来のアナログあるいはデジタル
のビデオ用接続装置でもよいし、ネットワーク8そのも
のでもよい。
【0023】受信機6は、物理ネットワーク8を介して
機器13乃至15に接続するためのコントロールインタ
ーフェース6aを備えている。コントロールインターフ
ェース6aの例は、米国特許第5,940,387号に
開示されている。受信機6が送信機5cから信号を受け
取ると、受信機6は送信側構成の符号化手順を逆にした
形で信号の復号化を行う。受信機6はメタデータを抽出
し、メタデータに記述されている提供パラメータを分析
する。受信機6は、例えば、画像輝度のような直接制御
できるパラメータの設定を行うと共に、他の提供パラメ
ータを適宜ネットワーク8を介して機器13乃至15に
送出する。以下、提供パラメータに対して応答可能な装
置であって調整対象の機器を被制御機器と呼ぶことにす
る。
【0024】受信機6と被制御機器13乃至15は共通
の機器制御言語を共有しなければならない。機器制御規
格には、X10,シェアウエーブ・デジタル・ワイヤレ
ス(ShareWave Digital Wireless)、CEバス規格、ホー
ムPNA、マイクロソフト社のユニバーサル・プラグ・
アンド・プレイ、HAVi、Jini(登録商標)とい
った数多くの種類が存在する。
【0025】受信機6と被制御機器13乃至15がネッ
トワーク8に接続されており、各論理機器のアドレスが
特定されている限り、物理ネットワーク8はIEEE1
394(iリンクRT)ネットワークのようはローカル
ホームネットワークあるいは他の種類のネットワークに
よっても実現可能である。現在のところ、有線、無線双
方において、家庭内機器を接続するためのネットワーク
規格が多数存在し、それれらは競合関係にある。ネット
ワーク規格の例としては、イーサーネット、ホームPN
A、インテロジスパスポート等がある。
【0026】ルックアップサービス17は、ネットワー
ク8でどの機器が使用可能であり、またどのようなサー
ビスを受けられるか、そしてそのためにはどのようにす
ればよいかといった情報を保持している。ルックアップ
サービス17は、受信機6が放送ストリーム中の提供パ
ラメータを受け取ったときに、どの機器が制御対象であ
るかを特定するため受信機6によって使われるものであ
る。図1に示した例のように、ルックアップサービス1
7を受信機6とは別構成にすることができる。また、ル
ックアップサービス17を受信機6内に組み込んだソフ
トウエアあるいはハードウエアモジュールにより、ある
いはその他のネットワーク機器により実現することもで
きる。先進機器制御/ネットワーク規格の例としては、
ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ、HAVi、J
ini、あるいは洗練されたルックアップサービスを実
現する他の機器の発見及び特定プロトコルなどがある。
【0027】図4は、受信機6のハードウエア構成を示
したものである。受信機6は、チューナ61,プロセッ
サ62,ネットワークコントローラ63,ローカルRA
M64及び入力装置用コントローラ65により構成され
ている。本実施の形態においては、プロセッサ62は別
々のバスにより受信機6の他のサブシステムに接続され
ているが、同じ結果をもたらす同じバスをサブシステム
が共有するようにしてもよい。
【0028】チューナ61は送信機5cから送られてく
る変調ビデオ信号を入力し、その信号を復調し、ディス
プレイ7にビデオ信号を出力する。プロセッサ62は制
御信号をチューナ61に出力し、チューナ61から状態
信号を受け取る。ネットワークコントローラ63はネッ
トワーク8へのアクセスを実行する。入力装置用コント
ローラ65は入力装置18からの信号を遮断するために
用いられる。
【0029】入力装置18は通信プロトコルにより受信
機6と通信を行う。入力装置18としては、赤外線通信
により受信機6と通信を行う赤外線リモコン、あるいは
マウスを用いることができる。受信機6は入力装置18
からの入力によって制御される。
【0030】図5は、提供パラメータを機器13乃至1
5に割り当てるためのアルゴリズムの概略を示したフロ
ーチャートであり、受信機6内のプロセッサ62により
実行される。このアルゴリズムはステップS101から
スタートする。
【0031】ステップS102において、受信機6は提
供パラメータを記述したメタデータを受信する。本実施
の形態によれば、メタデータは、例えば、MPEG−2
ストリームに多重化されるなどしてビデオ信号に埋め込
まれている。あるいは、メタデータをインターネットや
無線ネットワークのような別のネットワークから受信す
るようにしてもよい。
【0032】受信機6はメタデータを抽出し、メタデー
タに記述されている提供パラメータの分析を行う。受信
機6はパラメータリストを作成し、パラメータカウント
をリスト中のパラメータ数に設定し、リスト中の最初の
パラメータを「現パラメータ」として設定する。この
「現パラメータ」がその後の処理の対象となる。
【0033】また、ステップS102において、受信機
6はパラメータリスト中のパラメータを現在視聴中の番
組と関連付けを行う。この関連付け処理は、各パラメー
タを適当なTV規格により定められた固有の番組IDと
関連付けることにより行われる。例えば、ATSCデジ
タル放送では、所望の提供パラメータは、アドバンスト
・テレビジョン・システム・コミッティ(ATSC)の
プログラム/エピソード/バージョン識別文書A/57
に記載されている固有番組識別子(PID)と関連付け
ることができる。
【0034】ステップS103からS110はパラメー
タ処理ループを構成している。即ち、ステップS103
では、パラメータカウントがゼロになったかどうかの判
定を行い、未処理のパラメータがあるかどうかを判断す
る。未処理のパラメータがなければ、パラメータ処理ル
ープでの処理は完了し、ステップS111で処理を終了
する。
【0035】ステップS104からS109ではパラメ
ータリストから単一のパラメータの処理を行う。ステッ
プS104では、パラメータの対象機器を判定する。対
象機器が受信機6の場合、処理はステップS108に進
む。対象機器がその他の機器の場合には、処理はステッ
プS105に進む。
【0036】ステップS108では、受信機6が現在処
理対象としているパラメータをサポートしているかどう
かの判定を行う。受信機の型が異なると、その価格、製
造メーカ、技術内容に応じて、サポートしている機能も
異なるからである。受信機6がそのパラメータをサポー
トしていれば、ステップS109に進み、サポートして
いなければ、ステップS110へ進む。
【0037】ステップS109では、受信機6は現在考
慮しているパラメータに適合するようにその内部設定を
変更する。例えば、放送局がコントラストを強くすべき
であるとし、従ってビデオ信号を修正すべきであった旨
を記述している場合には、受信機6は変更したビデオ信
号に適合するようにその内部設定を変更することにな
る。
【0038】ステップS110では、パラメータカウン
トをデクレメントし、パラメータリスト中の次のパラメ
ータを現在パラメータとして選択する。そして、プログ
ラム実行ループはステップS103に戻る。
【0039】ステップS105からS107では、受信
機6以外の機器のパラメータの処理を行う。ステップS
105では、受信機6がルックアップサービス17を使
って現パラメータに関連した機器に適合した機器を見つ
けだす。例えば、現パラメータが輝度パラメータである
場合、このパラメータは照明器具14と15の両方若し
くは一方と関連している。ルックアップサービス17に
ついては以下に詳述する。
【0040】該当する機器が見つかると、ステップS1
07において、受信機6は対象機器に関するルックアッ
プサービス中の情報を参照し、所望の提供パラメータに
合った対象機器を制御するためのコマンドを送出する。
例えば、提供パラメータが提供環境における特定の光強
度を表している場合には、受信機6は対象となっている
照明器具に関する情報を参照し、その照明器具にコマン
ドを送出して、その照明器具が目標の光強度になるよう
にする。
【0041】該当する機器が見つからなかった場合には
(S106:NO)、そのパラメータは無視され、ステ
ップS110を介してパラメータ処理ループを繰り返し
実行する。
【0042】表1は、提供パラメータを設定したとき
に、該当する被制御機器を選び出すためのルックアップ
サービス17に含まれている情報の例を示したものであ
る。通常、このテーブルは受信機6内に設けられている
が、対話型セットアッププログラムを介して手動で受信
機6内に組み込むこともできる。
【0043】
【表1】
【0044】表1の1桁目の「論理機器」は、特定の機
器制御プロトコルに従う全ての機器をリストアップした
ものである。物理的に単一の機器であっても複数の論理
機器を含んでいる場合がある。例えば、物理的機器とし
てのテレビには、チューナ、オーディオアンプ、ディス
プレイ、及びクロック論理機器を含んでいる。
【0045】表中の2桁目の「機器ID」は各論理機器
固有の機器IDである。ネットワークアドレスと共に論
理機器IDは機器コマンドを送出するときに必要とな
る。X−10のようないくつかの機器コマンドプロトコ
ルでは、機器IDとネットワークIDが同じになってい
る。
【0046】表中の3桁目の「機器種類」には各論理機
器の種類が記してある。機器制御プロトコルに整数若し
くは2進数列により特定できる機器種類のリストを記述
することも可能である。機器種類はマニュアル操作によ
り指定するか、あるいはネットワーク機器ディスカバリ
プロトコルを介して自動的に指定することもできる。
【0047】表中4桁目の「場所ID」は、各被制御機
器を一つ若しくはそれ以上の論理部屋と関連付けるもの
である。この例では、2つの場所、即ち、居間と寝室は
それぞれ表2に示すように固有の整数で特定されてい
る。
【0048】
【表2】
【0049】提供パラメータが、ある機器の周りの提供
環境を変更すべきことを表している場合は、受信機6は
どのような機器が当該ある機器の周辺に存在しているか
を知る必要がある。例えば、受信機6が受け取った提供
パラメータが、居間にあるディスプレイ7周囲の照明を
変更すべきことを表している場合には、受信機6は、寝
室にある照明器具14でなく、居間にある照明器15に
対して適切な制御コマンドを送らなければならない。
【0050】このため、各論理機器には表1に示すよう
に少なくとも一つの物理的場所が割り当てられている。
ただし、いくつかの機器については複数の物理的場所が
割り当てられている。例えば、2つの部屋を照明する光
源に対しては2つの場所IDを割り当ててもよい。ま
た、場所に依存しない機器もあり得る。例えば、モデム
やホームゲートウエイのような通信機器については全て
の場所を割り当てておいてもよい。なぜなら、照明のよ
うに一つの部屋だけをライトアップするための機器と異
なり、通信機器は実際の物理的場所にかかわらず、ネッ
トワークが施設されている全ての場所において有効に使
うことができるからである。
【0051】ネットワーク規格の中には、機器の物理的
場所を見いだすためのルックアップファシリティを有す
るものがある。特定の機器に対してコマンドを送るかど
うかの判断をするために、ルックアップサービス17と
してそのようなルックアップファシリティを使うのが好
ましい。しかしながら、ネットワーク規格にそのような
ルックアップファシリティが含まれていない場合には、
ルックアップサービス17を、機器とそれらの場所を関
連付けた表1に示すような単純な表で実現することがで
きる。この場合、各論理部屋は、表2に示した例にある
ように、固有の場所IDと関連付けられる。表1と表2
にある情報は、対話型セットアッププログラムを用いて
マニュアル操作で受信機6に組み込むことができる。
【0052】表1において、5桁目はネットワークID
を各論理機器に関連付けるものである。厳密なフォーマ
ットは、使用しているネットワークプロトコルによる。
ネットワークアドレスの代わりに名称を用いることがで
きる。これは名称をネットワークアドレスに変換できる
名称サービスをローカルネットワークで利用できる場合
である。
【0053】テレビ視聴者の中には、自分の家の視聴環
境を変えたくないという人もいると考えられるが、本実
施の形態では、ユーザが機器制御のアクセスを制限でき
るようなユーザインターフェースを提供している。この
ユーザインターフェースの処理は図6と図7に示したフ
ローチャートに表されている。ユーザはリモコン18を
用いてユーザインターフェースの操作を行い、提供パラ
メータが記述されたメタデータによりホームネットワー
ク上のどの機器を制御すべきかを選定する。
【0054】最初にステップS200において、図8に
示すように、機器制御セットアップ画面400をディス
プレイ7に表示する。画面400にはユーザインターフ
ェースの初期画面としての機器制御セットアップ画面が
表示されている。ユーザはリモコン18を用いて選択肢
401,402及び403のいずれか一つをハイライト
して、ユーザの希望する選択肢を選ぶ。選択肢401
は、好適とされるパラメータを記述したメタデータを利
用して、ローカルネットワークに接続されている全ての
機器を制御する場合に選択する。選択肢402は、好適
とされるパラメータを記述したメタデータを用いた機器
の制御をしない場合に選択する。もし選択肢401ある
いは402のいずれも選択しない場合には(S202あ
るいはS204:YES)、制御可能機器リストを更新
し(S203,S205)、これによりセットアップを
完了する。
【0055】選択肢403は、好適とされるパラメータ
を記述したメタデータを用いてローカルネットワークに
接続された機器の一部のみについて制御をする場合に選
択する。この選択肢を選択した場合には(S204:N
O)、図7に示した機器選定ルーチンが実行され、ユー
ザはどの機器を制御対象とすべきかの選定をすることが
できるようになっている。
【0056】最初に、ステップS207において、図9
に示すように、機器選定画面410が表示される。画面
410において、ユーザは引き続きセットアップ操作を
行う対象となる一群の機器を選定する。図に示されてい
るように、ユーザは選択肢411,412若しくは41
3のいずれかを選択することができる。選択肢411を
選択すると(S209:YES)、ステップS210で
は図10に示した画面420を表示する。画面420に
は項目421から424としてローカルネットワークに
接続された全ての機器が表示されている。ユーザはメタ
データにより制御したいと思う機器を選定することがで
きる。ユーザが表示されている選択ボタンを押下する
と、プログラムはステップS216に進み、制御可能機
器リストが更新され、ルーチンはここで終了する。
【0057】ユーザが選択肢412を選択すると(S2
11:YES)、ステップS212では図11に示した
画面430を表示する。画面430から、ユーザはメタ
データによって制御可能な機器種類を選択することがで
きる。機器種類の例は図11に項目431から438に
示されている。ユーザが表示されている選択ボタンを押
下すると、プログラムはステップS216に進む。
【0058】選択肢413(S211:NO)を選択す
ると、ステップS214では図12に示した画面440
を表示する。登録されている各場所に対して、その場所
における機器制御の許否を入力することができる。項目
「家全体」441は全ての場所での機器の制御の許否を
入力するためのものである。図12に示した例では、
「居間」442と「寝室」443の二部屋が登録されて
いる。ユーザが表示されている選択ボタンを押下する
と、プログラムはステップS216に進む。ホームネッ
トワークの各ユーザは、上記機器の選定を含め、各人の
好みに応じた設定にすることができる。その場合、シス
テムには各ユーザを特定し、各ユーザの好みを別々に記
憶するための手段が必用となる。ユーザ特定の方法は従
来より周知である。簡単な特定方法としては、各ユーザ
が個人使用の受信機用リモコンを所有することである。
それぞれのリモコンには固有のIDが割り振られてお
り、そのIDが各コマンドに付随して送られる。受信機
側でリモコンのIDとその使用ユーザとを相関させるこ
とは容易になし得る。
【0059】照明、調温器のような単純な機器は、通常
X−10のような低速、受継ネットワークを介して制御
される。オーディオあるいはビデオのような高帯域デー
タの送受信を行う機器には、同軸ネットワークのような
アナログネットワークか、IEEE1394あるいはフ
ァイバーのような高速デジタルネットワークが必要とな
る。他の機器にはIP(インターネットプロトコル)に
適合したネットワークを必要とするものもある。これら
の理由から、同じ家庭内であっても異なるネットワーク
が共存するのはまれではない。受信機とは異なるネット
ワーク上に存在する機器であっても、ネットワーク間の
ゲートウエイを利用することができれば、使用可能であ
る。
【0060】図13は、本実施の形態の変形例を示した
ものであって、提供環境が複数のネットワークで構成さ
れている。図13に示すように、2つのネットワークA
とBがゲートウエイ25により接続されている。ゲート
ウエイ25は集積ルックアップサービスを有しており、
集積ルックアップサービスにはネットワークAとB双方
に対する機器入力部が含まれている。ネットワークAは
機器26と受信機27から構成されている。ネットワー
クBはネットワーク機器28と提供パラメータを送る対
象機器29から構成されている。ゲートウエイ25は両
ネットワークA、Bに用いるプロトコルの解釈能力を備
えており、ネットワークAとネットワークB2つのネッ
トワークアドレスが割り当てられている。
【0061】受信機27が対象機器29向けのパラメー
タを受け取ると、受信機27はゲートウエイ25にある
集積ルックアップサービスを使用する。ゲートウエイD
305はネットワークD303の機器用にアドレス変換
と機器制御プロトコルの変換を行う。
【0062】変形例では、機器ゲートウエイプロトコル
にオープン・サービス・ゲートウエイ仕様を用いてい
る。このオープン・サービス・ゲートウエイ仕様はオー
プン・サービス・ゲートウエイ・イニシアチブ(OSG
i)より提供されているもので、一般に利用できること
になっている。オープン・サービス・ゲートウエイ仕様
に適合したゲートウエイでは、機器を特定するためにO
SGi機器のアクセス・マネージャ・アーキテクチャー
を使用することができる。
【0063】本発明の別の変形例では、メタデータに提
供環境パラメータを記述するための実行可能なコードを
含ませている。スタティックなメタデータを使う場合と
比べると、実行可能なコードを使った方が提供環境をよ
り融通性を持って変更することができる。即ち、提供環
境を変えるために、あらゆる可能な状況をリストアップ
するというのはコンテンツプロバイダーにとっては非現
実的である。また、コンテンツプロバイダーが提供環境
を変える新たな方法を開発した場合には、現在使用して
いるメタデータでは、ユーザ機器がどのような処理をす
べきかを完全には指示できなくなる。また、実行可能な
コードを用いて提供環境を変える際、局部状況、利用履
歴、及び個人情報を考慮に入れるために実行可能なコー
ドを用いることもできる。この実行可能なコードを用い
て対話形式で提供環境を変えるようにすることもでき
る。
【0064】以下に説明する例は、実行可能なコードに
より、テレビコマーシャルのバックグラウンドミュージ
ックとして、視聴者の好みの局を演奏できるようにした
もので、かかる機能を付加することで消費者の購買意欲
を刺激することができる。メタデータ提供元1aでは、
前述の提供パラメータを含むメタデータに加えて、実行
可能なバイトコード形式のアプリケーションを作成す
る。この例では、このアプリケーションはJavaTM
プログラミング言語により書かれている。JavaTM
アプリケーションは多数のJavaTMクラスファイル
と、場合によっては付加的なデータファイルとからな
る。JavaTMプログラミング言語は実行可能なバイ
トコード形式として好適である。なぜなら、広範なハー
ドウエアプラットフォームで使用されており、またハイ
レベルな相互動作を確実に実行しうるからである。しか
しながら、存在する他の実行可能なバイトコード形式で
あっても使用することができる。
【0065】JavaTMクラスと他のファイルは単一
のアーカイブファイル("jar file")にバンドルされ、
他のメタデータパラメータと共に符号化される。アーカ
イブファイルは図2に示す送信システムを使って視聴者
の元に送出される。
【0066】図14は受信機6のソフトウエアアーキテ
クチャの一例を示したものである。ここに示されたアー
キテクチャによりコードのダウンロードと実行ができ
る。このアーキテクチャは、セットトップボックス、ホ
ームサーバーあるいはパーソナルコンピュータのような
ホームネットワーク上の別の機器で実現することもでき
る。その場合、受信機6は提供パラメータを使う場合と
同じ手順で該当する機器に対してダウンロードアプリケ
ーションを送ることになる。
【0067】アーキテクチャの最下位レベル500に
は、ハードウエア、ファームウエアのような低位のソフ
トウエア、オペレーティングシステム、及びデバイスド
ライバが含まれている。デバイスドライバは、ハードウ
エア、オペレーティングシステム及びJavaTM仮想
マシン501間の制御と通信を行うためのものである。
JavaTM仮想マシン501はJavaTMプログラ
ミング言語を遂行するうえで周知のものである。
【0068】JavaTMスタンダードクラスライブラ
リ502は一組のよく知られたライブラリであって、ア
プリケーションや他のライブラリにとって必要あるいは
有用な機能を提供するものである。ライブラリ502の
例としては、グラフィックやユーザインターフェースラ
イブラリ(java.awt)、ネットワークライブラリ(java.ne
t)及びI/Oライブラリ(java.io)等がある。
【0069】ユーザ嗜好/履歴ライブラリ503は、現
在誰が受信機を使っているのか、使用者の嗜好は何か、
あるいは過去如何なる行動をとったか(ユーザ履歴)を
判定するためのアプリケーションの標準的な方法を提供
するものである。ユーザ嗜好/履歴に対するMPEG−
7やTV−Anytimeといった多くの異なる規格が
開発途上にある。これらの開発が完成するまで、ユーザ
嗜好/履歴ライブラリは個別的に制作する必要がある。
【0070】機器ルックアップ/制御ライブラリ504
は、ルックアップサービス17及び制御インターフェー
ス6a、13,14及び15へのJavaTM言語イン
ターフェースに相当する。
【0071】メディアライブラリ505によりビデオデ
ータやオーディオデータなどのメディアデータの制御が
できる。この制御行うには、JavaTMメディアフレ
ームワーク(JMF)のバージョン2.0を推奨するこ
とができる。JavaTMメディアフレームワークは、
時間軸メディアをJavaTMアプリケーションとアプ
レットに組み込むためのアプリケーション・プログラミ
ング・インターフェース(API)である。JMF2.
0APIは、カスタムコードを用いてメディアデータを
キャプチャーし、記憶し、そして放送し、必要とされる
前にメディアデータを操作する際のサポートを提供して
いる。
【0072】コンテンツ参照/解明ライブラリ506
は、参照コンテンツへの固有識別子のようなコンテンツ
参照を提供する。また、コンテンツ参照に基づきコンテ
ンツの位置を探し出すためのメカニズムも提供する。ソ
サイエティ・オブ・モーション・ピクチャー・アンド・
テレビジョン・エンジニアーズ(SMPTE)やコンテ
ンツIDフォーラムcIDfによって標準化されている
ようなコンテンツ参照スキームがいくつか存在する。位
置の解明はテーブルルックアップとして遂行することが
できる。このテーブルルックアップはコンテンツ参照識
別子とローカルネットワークのユニバーサル・リソース
・ロケータ(URL)のようなコンテンツロケータと関
連づけられる。このURLはCDプレーヤのような機器
と、曲のトラック番号のような機器上の位置を特定する
ことができる。
【0073】ダウンロードアプリケーション507は、
標準クラスライブラリ502,ユーザ嗜好/履歴ライブ
ラリ503,機器ルックアップ及び制御ライブラリ50
4,メディアライブラリ505,及びコンテンツ参照/
解明ライブラリ506にアクセス可能となっている。
【0074】図15は、上述の受信したメタデータに含
まれている”バックグラウンドミュジック”により受信
機6が実行する処理の概略を示したフローチャートであ
る。ステップS600では、アプリケーションによりユ
ーザ嗜好/履歴ライブラリ503を用いた、現視聴者の
判定が行われる。
【0075】ステップS601では、アプリケーション
は再びユーザ嗜好/履歴ライブラリ503を用いて、現
視聴者の嗜好を索出する。
【0076】ステップS602では、ユーザ嗜好ライブ
ラリに基づいて視聴者の好きな曲が決定される。視聴者
の好きな曲とはユーザが示した曲である場合もあるし、
最も頻繁にあるいは最近演奏された曲である場合もあ
る。好みの曲の基準が抽出され、その基準を用いてロー
カルネットワーク上の曲の場所を探し出す。この解明処
理によりハードディスクドライブに記憶されていた曲が
捜し出されたり、あるいはローカルネットワークに接続
されているCDチェンジャー上にある曲が探し出された
りする。コンテンツ参照/解明ライブラリ506はユー
ザの好きな曲を参照し探し出すために用いられる。参照
した位置からその曲を探し出すことができなかった場合
には、アプリケーションは中止される。
【0077】ステップS604では、アプリケーション
は機器ルックアップ/制御ライブラリ504を参照し、
オーディオアンプのようなオーディオ機器を探し出す。
このオーディオ機器は要求された曲を再生するものであ
り、ディスプレイ7と同じ位置に配置されている。適当
な機器が見つからないときには、アプリケーションは中
止される。
【0078】ステップS605では、メディアライブラ
リ505と機器ルックアップ/制御ライブラリ04を用
いて、該当するオーディオ機器により曲が演奏される。
【0079】以上“バックグラウンドミュジック”を例
に説明したが、これは視聴環境を変えるためにダウンロ
ードアプリケーションが提供できる多くの例の中の一つ
に過ぎない。ユーザ履歴、ユーザ嗜好、ユーザとの対話
型問答のようなローカル情報を用いて行う視聴環境の変
更の多くは、ダウンロードした実行可能なコードを使う
ことで利点が生ずる。また、スタティックなメタデータ
の単一のビットを用いて、ユーザの好みの曲をバックグ
ラウンドミュージックとして演奏すべきことを指示する
ことができる。ただし、受信機がこの単一のビットを認
識できる状況が確立されていなければならない。しかし
ながら、上述したように、提供環境パラメータの変更方
法に関しては、ダウンロード可能なコードははるかに柔
軟性がある。
【0080】本発明を特定の実施の形態を参照しながら
詳細に説明したが、上記実施の形態に対して種々の変
更、改変を加えることが可能である。
【0081】例えば、実施の形態では、地上放送システ
ムを用いてメディアデータとメタデータを供給するよう
にしたが、衛生、ケーブル、イーサーネット若しくはフ
ァイバー上でIP(インターネットプロトコル)のよう
な何らかな搬送機構を用いてメディアデータとメタデー
タの供給を行うようにしてもよい。また、“RealV
ideo(登録商標)”や”Windows(登録商
標) Media”のストリーミングビデオのような
“プル(pull) ”モデルを介したネットワーク上でのビ
デオ・オン・デマンドやメディアストリームのようなユ
ニキャスト若しくはマルチキャストにおいてメディアデ
ータとメタデータの供給を行ってもよい。更に、メディ
アデータとメタデータの供給は、ハードディスクやDV
Dのようなローカルソースから行ってもよい。
【0082】メディアデータとメタデータは同じデータ
ストリームで供給する必要はなく、上記した何らかの異
なる手段を用いて別のデータストリームで供給するよう
にしてもよい。
【0083】また、提供環境を検出するためのセンサー
や他の機器を用い、受信機6が検出した環境に基づくフ
ィードバックループを用いて機器の制御を行うようにし
てもよい。この場合、図5のフローチャートにおけるス
テップS107の処理は、図16に示したフローチャー
トにより表されるルーチンで置き換えることになる。例
えば、図3に示すように、フォトメータのような光学セ
ンサー20を用いて照明7の周囲光強度を検出するよう
にしてもよい。この場合、光学センサー20により検出
された光強度はステップS301で判定される。次い
で、センサー20により検出された光強度が受信したメ
タデータに記述されている光強度と一致するかどうかの
判定を行う。もし一致しなければ、照明15はステップ
S303で調整されることになる。次いでルーチンはス
テップS301に戻り、光強度が所望の値になるまでル
ープ処理が繰り返される。検出機器の他の例としては、
調温器や調湿器がある。しかしながら、温度や湿度は光
強度のように急速には制御できないので、図16に示し
たルーチンをインターラプトルーチンとして実行するの
が好ましい。この場合、インターラプトルーチンは機器
がステップS303で調整された後に終了させ、提供パ
ラメータに一致するまで繰り返し実行する。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、コンテン
ツプロバイダーは受信側へのメディアデータの提供方法
を制御することができるようになる。コンテンツプロバ
イダーはメディアの直接的提供を制御できるのみなら
ず、受信側における提供環境を改変することによりメデ
ィアデータの間接的提供を制御できる。
【0085】請求項2記載の構成によれば、メディアデ
ータを受信するために別の部品を用いる必要はない。
【0086】請求項3記載の構成によれば、メタデータ
によりネットワークに接続された機器を用いて受信側に
おける提供環境を改変することができる。
【0087】請求項4記載の構成によれば、各ユーザに
最も適した形でメディアデータを提供することができ
る。
【0088】請求項5記載の構成によれば、メディアデ
ータは、メタデータが完全に静的なものである場合と比
べると、より融通性のある形で提供される。
【0089】請求項6記載の構成によれば、メタデータ
を用いて、受信側で一以上のネットワークに接続されて
いる機器を使い提供環境を改変することができる。
【0090】請求項8記載の構成によれば、コンテンツ
プロバイダーは受信側へのメディアデータの提供方法を
制御することができる。コンテンツプロバイダーがメデ
ィアデータの直接的提供を制御することができるのみな
らず、受信側での提供環境を改変することによりメディ
アデータの間接的提供も制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシステムの上位の構
成を示したブロック図。
【図2】国際テレコミュニケーションユニオン(ITU
−R)に基づく、本発明の実施の形態によるデジタル地
上波テレビジョン放送システムのブロック図。
【図3】提供環境と機器が接続されたホームネットワー
クのレイアウトプラン。
【図4】図1に示したシステムの受信機の構成を示した
ブロック図。
【図5】図4に示した受信機の提供パラメータ処理ルー
プを示したフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態によるユーザインターフェ
ースルーチンを表したフローチャート。
【図7】図6のルーチンの中の機器特定ルーチンを表し
たフローチャート。
【図8】図6のルーチンにおける機器制御セットアップ
スクリーンを示した概略図。
【図9】図7の機器特定ルーチンの特定機器画面を示し
た概略図。
【図10】図7の機器特定ルーチンの全ての機器の画面
を示した概略図。
【図11】図7の機器特定ルーチンの特定機器種類画面
を示した概略図。
【図12】図7の機器特定ルーチンの特定機器位置画面
を示した概略図。
【図13】本発明の実施の形態の変形例によるゲートウ
エイにより接続された2つの機器ネットワークを示した
概略図。
【図14】JavaTMプログラミング言語で書かれた
アプリケーションを実行するための受信機のソフトウエ
アアーキテクチャを示したブロック図。
【図15】ユーザの好みの曲を演奏するためのルーチン
を示したフローチャート。
【図16】環境センサーによる検出結果に基づき提供環
境を調整するためのルーチンを示したフローチャート。
【符号の説明】
1a メタデータ提供元 1b 補助データプロバイダー 2 制御データプロバイダー 3 メディアデータプロバイダー 4 マルチプレクサ(サービスマルチプレックス/トラ
ンスポートシステム) 5 送信機(RF/送信システム) 6 受信機 7 ディスプレイ 9〜11 コントロールモジュール 13 フラットパネルディスプレイ 14、15 照明器具 18 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA02 BB00 CC48 FF01 FF06 GG03 5C056 AA07 BA10 DA11 EA09 5C064 BB03 BC16 BC20 BC23 BD02 BD08 5K028 AA00 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 KK32 MM12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好適なメディア提供パラメータを記載し
    たメタデータを分配するための分配手段と、 該メタデータを受信するための受信手段と、 メディアデータとメタデータを関連付けるための関連付
    け手段と、 該関連付け手段によリ該メディアデータと関連付けられ
    た該メタデータに従い該メディアデータを提供するため
    の提供手段を備えたことを特徴とするメディアデータの
    提供を最適化するための最適化システム。
  2. 【請求項2】 該分配手段が同じデータストリーム中で
    該メディアデータと該メタデータを分配することを特徴
    とする請求項1記載の最適化システム。
  3. 【請求項3】 該受信手段はネットワークに接続されて
    おり、該メタデータは該ネットワークに接続されている
    複数の機器に関するパラメータを記載していることを特
    徴とする請求項1記載の最適化システム。
  4. 【請求項4】 該メディアデータを提供する際ユーザの
    嗜好を判定するための判定手段を更に備え、該提供手段
    が、該判定手段により判定されたユーザの嗜好に基づき
    該メディアデータを提供することを特徴とする請求項1
    記載の最適化システム。
  5. 【請求項5】 該メタデータは実行可能なプログラムコ
    ードを含み、該提供手段は該メディアデータの提供を最
    適化するために該プログラムコードを実行することを特
    徴とする請求項1記載の最適化システム。
  6. 【請求項6】 該受信手段のネットワークとは別のネッ
    トワークに接続されている機器の提供パラメータと通信
    し変換するための少なくとも一つのゲートウエー手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項3記載の最適化シス
    テム。
  7. 【請求項7】 該メディアデータが放送であることをこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の最適
    化システム。
  8. 【請求項8】 好適なメディア提供パラメータを記載し
    たメタデータを分配するステップと、 該メタデータを受信するためのステップと、 メディアデータとメタデータを関連付けるステップと、 該メディアデータと関連付けられた該メタデータに従い
    該メディアデータを提供するステップと、を備えたこと
    を特徴とするメディアデータの提供を最適化するための
    最適化方法。
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