JP2001331747A - 領収データ処理方法、領収データ処理装置及び記録媒体 - Google Patents

領収データ処理方法、領収データ処理装置及び記録媒体

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JP2001331747A
JP2001331747A JP2000148789A JP2000148789A JP2001331747A JP 2001331747 A JP2001331747 A JP 2001331747A JP 2000148789 A JP2000148789 A JP 2000148789A JP 2000148789 A JP2000148789 A JP 2000148789A JP 2001331747 A JP2001331747 A JP 2001331747A
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Jun Onoda
純 小野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 証憑としての信頼性が高い領収データを提供
することができる領収データ処理方法、領収データ処理
装置及び記録媒体の提供。 【解決手段】 領収データ処理装置1は、予約データD
B14bに格納されているホテルの部屋の予約に係る代
金が支払われた場合、その支払いに係る領収に関する領
収データを示す画像データを作成し、作成した画像デー
タに透かしデータを埋め込むことによって電子領収書を
作成する。そしてこの電子領収書を添付した電子メール
を利用者宛に送信する。後日、利用者は、この電子領収
書に示されている領収データが正当であるか否かを領収
データ処理装置1へ問い合わせ、この問い合わせを受け
た領収データ処理装置1は電子領収書に埋め込まれた透
かしデータに基づいて領収データの正当性を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引において発生
する領収に関する領収データを処理する領収データ処理
方法、その方法を実施するための領収データ処理装置及
びコンピュータを領収データ処理装置として機能させる
為のコンピュータプログラムが記録されている記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに代表される通信
ネットワークの急速な普及に伴い、これらの通信ネット
ワークを利用して、ホテル等の宿泊施設の部屋の予約、
並びに航空機及び電車等の交通機関のチケットの予約
等、種々の予約を受け付けることができるオンライン予
約システムが開発され実現されている。このようなオン
ライン予約システムを利用する場合、予約受付窓口等に
出向くことなくパーソナルコンピュータ等の情報処理機
器を操作するだけで所望の予約を行うことが可能にな
る。
【0003】またこのようなオンライン予約システムで
は、予約を行う際にクレジットカードに関する情報(以
下、カード情報という)を受け付け、受け付けたカード
情報に基づいて決済処理を行うことができるため、代金
の支払いを自動的に行うことも可能である。例えば、オ
ンライン予約システムにてホテルの部屋の予約を行い、
この予約にしたがってホテルの部屋を利用した場合、利
用者はそのホテルのフロントにて宿泊料を支払う必要は
なく、後日カード情報に基づいて宿泊料の支払いが自動
的に行われる。
【0004】上述したように、従来のオンライン予約シ
ステムでは、予約の受付から利用代金の支払いまで人手
を介することなくシステム上で行うことができた。した
がって、オンライン予約システムを用いない場合に比
し、人件費等のコストを削減することが可能であった。
【0005】また利用者にとっては、情報処理機器を操
作するだけで予約の受付から利用代金の支払いまで行う
ことができるという利便性のみならず、これらの処理に
おいて発生する各種の情報を電子データとして活用する
ことができるために、システムの利用状況を容易に管理
することができるという利便性をも享受することができ
た。特に利用者が経理関係のデータ等をコンピュータシ
ステム(以下、経理システムという)により管理してい
る法人等である場合、オンライン予約システムに係るデ
ータを経理システムに入力する等の煩雑な作業を行うこ
となく、これらの電子データを有効に活用することがで
きた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにして自動的に行われた利用代金の支払いに係る
領収書に限っては、通常の場合と同様にして紙媒体で作
成され、利用者に対して郵送されていた。したがって、
従来のオンライン予約システムの場合、領収書の作成及
び郵送に要するコストは依然として削減することができ
ないという問題があった。
【0007】また、このように郵送された領収書を受け
取った利用者は、この領収書に係るデータを経理システ
ムに入力しなければならない等、煩雑な作業が発生する
という問題があった。
【0008】これらの問題を解決するためには領収書を
電子データとし、この電子データを通信ネットワークを
介して利用者へ送信するようにすればよいが、電子デー
タに対しては偽造及び改竄等の不正行為が施される可能
性があるため、証憑としての信頼性が十分ではないとい
う問題があった。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、オンライン予約システムにて自動的に利用代金
が支払われる場合、この支払いに係る領収に関する領収
データを電子的な認証を付与した後に利用者に対して送
信することによって、証憑としての信頼性が高い領収デ
ータを提供することが可能である領収データ処理方法、
その方法を実施するための領収データ処理装置及びコン
ピュータを領収データ処理装置として機能させる為のコ
ンピュータプログラムが記録されている記録媒体を提供
することを目的とする。
【0010】また本発明の他の目的は、領収データを、
電子メールにて利用者に対して送信するため、従来のよ
うに郵送等の手段を用いる場合に比し、運用コストの削
減を図ることができる領収データ処理方法、領収データ
処理装置及び記録媒体を提供することにある。
【0011】また本発明の他の目的は、領収データを、
経理システム等のコンピュータシステムにて有効に活用
することができる電子データとして提供することができ
る領収データ処理方法、領収データ処理装置及び記録媒
体を提供することにある。
【0012】さらに本発明の他の目的は、領収データの
作成側にて、その領収データに付与された電子的な認証
に基づいてその正当性を確認することができるため、領
収データの正当性を照会するサービスを利用者に対して
提供することができる領収データ処理方法、領収データ
処理装置及び記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る領収デー
タ処理方法は、通信ネットワークを介して取引の予約を
行う場合であって、予約された取引における代金の支払
いが行われたとき、該支払いに係る領収に関する領収デ
ータを処理する領収データ処理方法において、前記領収
データを示す画像データを作成するステップと、作成し
た画像データに電子的な認証を付与するステップと、電
子的な認証が付与された画像データを含む電子メールを
送信するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】第2発明に係る領収データ処理方法は、第
1発明に係る領収データ処理方法において、前記領収デ
ータが正当であるか否かの問い合わせを受け付けるステ
ップと、受け付けた問い合わせに係る領収データを示す
画像データに付与されている電子的な認証に基づいて、
該領収データの正当性を確認するステップとを更に含む
ことを特徴とする。
【0015】第3発明に係る領収データ処理装置は、取
引の予約に関する取引予約情報を送信する複数の端末装
置に接続され、該端末装置から受信した取引予約情報に
基づいて取引の予約を受け付け、受け付けた予約に係る
取引における代金の支払いが行われた場合、該支払いに
係る領収に関する領収データを処理する領収データ処理
装置において、前記領収データを示す画像データを作成
する作成手段と、該作成手段によって作成された画像デ
ータに電子的な認証を付与する認証付与手段と、該認証
付与手段によって電子的な認証が付与された画像データ
を含む電子メールを送信する手段とを備えることを特徴
とする。
【0016】第4発明に係る領収データ処理装置は、第
3発明に係る領収データ処理装置において、前記領収デ
ータが正当であるか否かの問い合わせに関する問い合わ
せ情報を前記端末装置から受信した場合、該問い合わせ
情報に係る領収データを示す画像データに付与されてい
る電子的な認証に基づいて、前記領収データの正当性を
確認する確認手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】第5発明に係る記録媒体は、取引の予約に
関する取引予約情報を送信する複数の端末装置に接続さ
れたコンピュータに、該端末装置から受信した取引予約
情報に基づいて取引の予約を受け付けさせ、受け付けさ
せた予約に係る取引における代金の支払いが行われた場
合、該支払いに係る領収に関する領収データを処理させ
るプログラムが記録してあるコンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体において、コンピュータに、前記領収
データを示す画像データを作成させるプログラムコード
手段と、コンピュータに、前記作成させた画像データに
電子的な認証を付与させるプログラムコード手段と、コ
ンピュータに、前記電子的な認証が付与された画像デー
タを含む電子メールを送信させるプログラムコード手段
とを有するプログラムが記録してあることを特徴とす
る。
【0018】第6発明に係る記録媒体は、第5発明に係
る記録媒体において、前記領収データが正当であるか否
かの問い合わせに関する問い合わせ情報を前記端末装置
から受信した場合、コンピュータに、前記問い合わせ情
報に係る領収データを示す画像データに付与されている
電子的な認証に基づいて、前記領収データの正当性を確
認させるプログラムコード手段を更に有するプログラム
が記録してあることを特徴とする。
【0019】第1発明、第3発明及び第5発明による場
合、利用者から取引の予約を受け付け、受け付けた予約
に係る取引において代金の支払いが行われたとき、この
支払いに係る領収に関する領収データを示す画像データ
を作成し、作成した画像データに電子的な認証を付与す
る。そして電子的な認証が付与された画像データを含む
電子メールを利用者に対して送信する。
【0020】このようにして、領収データを示す画像デ
ータに対して電子的な認証を付与することにより、この
画像データに対して偽造及び改竄等の不正行為が施され
た場合であっても、その不正行為を容易に発見すること
ができるため、証憑としての信頼性が高い領収データを
提供することができる。ここで電子的な認証としては電
子透かし及びデジタル署名等の公知の技術を利用するこ
とが可能である。
【0021】また、このようにして電子的な認証が付与
された領収データを、電子メールにて利用者に対して送
信するため、従来のように郵送等の手段を用いる場合に
比し人件費を削減することができる等、運用コストの削
減を図ることができる。
【0022】さらに、利用者が受け取る領収データは電
子データであるため、受け取った領収データを経理シス
テム等のコンピュータシステムにて有効に活用すること
ができる。
【0023】第2発明、第4発明及び第6発明による場
合、領収データが正当であるか否かの問い合わせを受け
付けた場合、その領収データを示す画像データに付与さ
れている電子的な認証を確認する。そしてこの電子的な
認証が確かに前記領収データに付与された認証であるこ
とが確認できた場合、その領収データは正当であると判
定する。
【0024】このように、利用者が領収データの正当性
を確認することを希望する場合、電子的な認証に基づき
不正行為が施されているか否かを判定することによっ
て、領収データの正当性を照会するサービスを利用者に
対して提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の領収デ
ータ処理装置を備えるオンライン予約システムの構成を
示すブロック図である。このオンライン予約システム
は、ホテルの部屋の予約を行うためのシステムである。
なお、ホテルの部屋の予約を行うシステムではなく、例
えば飛行機及び電車等の交通機関のチケットの予約を行
うシステムであってもよい。
【0026】図1において、1は領収に関する領収デー
タを処理する領収データ処理装置を、2,2…はパーソ
ナルコンピュータである端末装置を夫々示しており、該
領収データ処理装置1及び端末装置2,2…夫々は、イ
ンターネット等の通信ネットワーク3に接続されてい
る。なお、端末装置2,2…はパーソナルコンピュータ
に限られるわけではなく、PDA(Personal Digital A
ssistants ),携帯電話及びPHS等を端末装置2,2
…として用いてもよい。
【0027】図1に示すとおり、領収データ処理装置1
は、CPU11を有しており、該CPU11は以下のハ
ードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると
共に、ハードディスク14に格納された種々のプログラ
ムを実行する。
【0028】RAM12は、例えばSRAM又はDRA
M等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的
なデータを記憶する。また外部記憶装置13は、例えば
CD−ROMドライブ又はフレキシブルディスクドライ
ブ等で構成され、本発明の領収データ処理装置1のプロ
グラムが記録されているCD−ROM又はフレキシブル
ディスク等の可搬型記録媒体100から前記プログラム
を読み取る。
【0029】本発明の領収データ処理装置1のプログラ
ムは、上述したようにして可搬型記録媒体100から読
み取る以外にも、通信ネットワーク3を介して外部サー
バコンピュータ4に接続し、外部サーバコンピュータ4
に内蔵された前記プログラムを記録してある記録媒体5
から領収データ処理装置1へ前記プログラムをハードデ
ィスク14に記憶し、記憶したプログラムをCPU11
がRAM12にロードすることによって、領収データ処
理装置1は後述する処理を実行することができる。
【0030】またハードディスク14は、領収データ処
理装置1の動作に必要な種々のプログラム及び各種のデ
ータを格納している。この格納されているプログラムの
中には、WWWサーバソフトウェアWS及び電子メール
サーバソフトウェアMS夫々のプログラムが含まれてお
り、CPU11がこれらのプログラムを実行することに
より領収データ処理装置1はWWWサーバ及び電子メー
ルサーバとして機能する。
【0031】また、DSU(Digital Service Unit)1
5は、ベースバンド伝送方式のデジタル回線を介して通
信ネットワーク3と接続するための通信インタフェース
である。なお、DSU15の代わりにモデムを備えるこ
とにより、アナログ回線を介して通信ネットワーク3と
接続するようにしてもよい。
【0032】さらにハードディスク14は、後述する4
つのデータベース(会員データDB14a,予約データ
DB14b,領収データDB14c及び透かしデータD
B14d)を有している。
【0033】第1のデータベースである会員データDB
14aは、本実施の形態のオンライン予約システムを利
用することができる会員に関する会員データを格納して
いる。この会員データには、会員を識別するための識別
子(以下、会員IDという),並びに会員の氏名又は名
称,住所,電話番号,電子メールアドレス,性別及び生
年月日等に関する情報が含まれる。またこの会員データ
には、ホテルの部屋の利用料金を決済する場合に用いら
れる会員のクレジットカードに関する情報(以下、カー
ド情報という)も含まれている。
【0034】第2のデータベースである予約データDB
14bは、会員が予約している予約内容に関する予約デ
ータを格納している。この予約データには、予約してい
る会員の会員ID,ホテルの名称,予約している部屋,
宿泊日,宿泊人数,利用料金及びチェックイン時間等に
関する情報が含まれる。
【0035】第3のデータベースである領収データDB
14cは、利用料金の支払いに対する領収に関する領収
データを格納している。図2は、領収データDB14c
に格納されている領収データのフォーマット例を示す概
念図である。図2に示すとおり、領収データには、領収
データIDフィールド140,発行日フィールド14
1,利用日フィールド142,会員IDフィールド14
3,会員名フィールド144,ホテル名称フィールド1
45,利用料金フィールド146及びカード会社フィー
ルド147の8個のフィールドが用意されている。
【0036】ここで領収データIDフィールド140に
は領収データを識別するための識別子である領収データ
IDが、発行日フィールド141には領収データが発行
された日付が、利用日フィールド142には会員がホテ
ルの部屋を利用した日付が夫々格納されている。
【0037】また会員IDフィールド143には上述し
た会員データDB13aに格納されている会員IDが、
会員名フィールド144にはその会員IDによって識別
される会員の氏名又は名称が、ホテル名称フィールド1
45にはその会員が利用したホテルの名称が夫々格納さ
れている。
【0038】さらに利用料金フィールド146には会員
が支払った利用料金が、カード会社フィールド147に
は利用料金の支払いに用いられるクレジットカード会社
の名称が夫々格納されている。
【0039】なお、ホテルの部屋の予約を受け付けた日
付及び部屋を利用した人数等の上述した情報以外の情報
を領収データに含めるようにしてもよいことはいうまで
もない。
【0040】第4のデータベースである透かしデータD
B14dは、電子透かし技術を用い、後述する手順にし
たがって領収データに埋め込まれるデータである透かし
データを格納している。これらの透かしデータは各領収
データ夫々に対して用意されており、上述した領収デー
タID毎に管理されている。
【0041】なお、この透かしデータとしては上述した
領収データ中の各フィールドに格納されているデータ
(例えば領収データID及び発行日等)を利用してもよ
く、またそれ以外のデータであってもよい。
【0042】本実施の形態では、領収データ処理装置1
が会員から予約を受け付けることができる機能を有して
いるが、このような機能を有する装置を別に備えるよう
にしてもよく、この場合はその装置が上述した会員デー
タDB14a及び予約データDB14bを具備し、該装
置と領収データ処理装置1との間で各種のデータの送受
信を行うことによって後述する処理を実行することにな
る。
【0043】次に本発明の領収データ処理装置の動作に
ついて説明する。図3は、領収データを発行する場合の
本発明の領収データ処理装置1の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。利用者は、予め領収データ処理装置
1に対してホテルの部屋の予約を行っており、その予約
の内容にしたがってホテルの部屋に宿泊したものとす
る。この場合、領収データ処理装置1に対してホテル側
から利用者が宿泊したことが伝達される。なお、この伝
達は、ホテルに設置されているパーソナルコンピュータ
を用いて行ってもよく、電話等を用いて人を介して行う
ようにしてもよい。
【0044】このようにして、利用者がホテルの部屋の
宿泊を済ませたことを知った場合、領収データ処理装置
1は、この宿泊に係る予約データを予約データDB14
bから検索する(S101)。そして検索された予約デ
ータを参照してホテルに宿泊した会員の会員IDを取得
し、この取得した会員IDに係る会員データを会員デー
タDB14aから検索する(S102)。
【0045】次に、ステップS102にて検索した会員
データを参照してその会員のカード情報を取得し(S1
03)、この取得したカード情報に基づいて決済処理を
行う(S104)。この決済処理は、カード情報及びス
テップS101にて検索した予約データに示されている
ホテルの利用料金等の情報をカード会社へ送信すること
によって行われる。そしてステップS104にて行われ
た決済に係る領収データを作成し(S105)、作成し
た領収データを領収データDB14cに登録する(S1
06)。
【0046】そして領収データ処理装置1は、ステップ
S105にて作成された領収データに基づいて、後述す
る手順にしたがって電子的な認証が付与された領収デー
タ(以下、電子領収書という)を作成し(S107)、
作成した電子領収書を添付した電子メールを、ステップ
S102にて検索した会員データに示されている会員の
電子メールアドレスを宛先に設定して送信する(S10
8)。
【0047】なお、本実施の形態では、上述したように
利用者がホテルの部屋の宿泊を済ませたことを確認した
場合に領収データの発行を行っているが、利用者から予
約を受け付けた際に領収データの発行を行うようにして
もよい。
【0048】次に上述したステップS107の処理の詳
細な手順について説明する。図4は、電子領収書を作成
する場合の本発明の領収データ処理装置1の動作の流れ
を示すフローチャートである。領収データ処理装置1
は、電子領収書に埋め込むための透かしデータを作成し
(S201)、作成した透かしデータを透かしデータD
B14dに登録する(S202)。この際、透かしデー
タDB14dに登録する透かしデータには、ステップS
105にて作成された領収データ中の領収データIDが
付与される。
【0049】次に、ステップS105にて作成された領
収データを示す画像データを作成する(S203)。図
5は、本発明の領収データ処理装置1によって作成され
た画像データを示す概念図である。図5に示すとおり、
画像データRには、「領収書No.」,「発行日」,
「会員名」,「宿泊ホテル名」,「宿泊日」及び「金
額」の各項目が設けられており、「領収書No.」には
領収データの領収データIDフィールド140の値が、
「発行日」には同じく発行日フィールド141の値が、
「会員名」には同じく会員名フィールド144の値が、
「宿泊ホテル名」には同じくホテル名称フィールド14
5の値が、「宿泊日」には同じく利用日フィールド14
2の値が、「金額」には同じく利用料金フィールド14
6の値が夫々示される。
【0050】次に、領収データ処理装置1は、離散コサ
イン変換又はフーリエ変換等の公知の技術を用いて、ス
テップS203にて作成した画像データを周波数成分に
変換する(S204)。そして、特定の周波数成分に対
して、ステップS201にて作成した透かしデータを埋
め込み(S205)、その後にステップS204にて行
った変換に対する逆変換を行って画像データに戻す(S
206)。
【0051】上述した処理によって、透かしデータが埋
め込まれた画像データである電子領収書が作成される。
なお、この透かしデータは不可視情報であるため、この
電子領収書を電子メールにて受け取った利用者は、その
電子領収書に透かしデータが埋め込まれているか否かを
判別することはできない。したがってここで作成される
電子領収書は、上述した画像データRと外観上は同一で
ある。
【0052】このようにして透かしデータが埋め込まれ
ている電子領収書の内容を改竄した場合、その改竄に伴
って透かしデータの内容が書き換えられることになるた
め、後述する手順にしたがって透かしデータの内容を確
認することにより容易に不正行為を発見することが可能
になる。
【0053】また、透かしデータが埋め込まれているこ
とによって、不正行為を心理的に抑制させる効果が生じ
ることも期待することができる。
【0054】なお、電子領収書が複製されることを防止
するために、電子領収書を添付する代わりに、その電子
領収書を1回に限って印刷するプログラムを添付した電
子メールを利用者に送信するようにしてもよい。この場
合、利用者はこのプログラムを端末装置2,2…にて実
行することにより電子領収書を1枚のみ印刷することが
できる。2枚以上の電子領収書が必要である場合は、利
用者はその旨を領収データ処理装置1に対して伝達し、
再度前記プログラムを受け取らなければならない。
【0055】上述したような印刷用のプログラムは、J
AVA(登録商標)等のマルチプラットフォーム対応の
プログラミング言語で作成することにより、OSに依存
することなく実行することができる。
【0056】図6及び図7は、領収データの正当性の照
会を行う場合の端末装置及び本発明の領収データ処理装
置1の動作の流れを示すフローチャートである。上述し
たようにして電子領収書を受け取った利用者は、この電
子領収書に示されている領収データが正当であるか否か
の問い合わせを行うため、この問い合わせを示す問い合
わせ情報を端末装置2,2…に入力する。端末装置2,
2…は、問い合わせ情報を受け付けた場合(S30
1)、受け付けた問い合わせ情報及び問い合わせの対象
である領収データを示す電子領収書を領収データ処理装
置1へ送信する(S302)。
【0057】領収データ処理装置1は、端末装置2,2
…から問い合わせ情報及び電子領収書を受信した場合
(S401)、受信した問い合わせの対象である領収デ
ータを領収データDB14aから検索する(S40
2)。そして検索した領収データとステップS401に
て受信した電子領収書に示されている領収データとを比
較し、これらのデータの内容が一致するか否かを判定す
る(S403)。ここで一致しないと判定した場合(S
403でNO)、これらのデータの内容が一致していな
いことを示す不一致情報を端末装置2,2…へ送信する
(S404)。
【0058】端末装置2,2…は、領収データ処理装置
1から不一致情報を受信した場合(S303)、受信し
た不一致情報を表示画面上に表示する(S304)。こ
れにより、利用者は自己が有している電子領収書に示さ
れている領収データの内容が領収データ処理装置1が発
行した領収データの内容と異なっていることを知ること
ができる。
【0059】一方、ステップS403にて両領収データ
の内容が一致すると判定した場合(S403でYE
S)、この電子領収書中の「領収書No.」に示されて
いる領収データIDに基づいて、この電子領収書に埋め
込まれている透かしデータを透かしデータDB14dか
ら検索する(S405)。次に領収データ処理装置1
は、ステップS401にて受信した電子領収書から、ス
テップS204と同様にして周波数成分に変換すること
によって埋め込まれている透かしデータを抽出する(S
406)。そしてこの抽出された透かしデータと、ステ
ップS405にて検索された透かしデータとが一致する
か否かを判定する(S407)。
【0060】ステップS407にて両透かしデータが一
致しないと判定した場合(S407でNO)、領収デー
タ処理装置1は、この電子領収書は不正行為が施された
ものであると判断し、不正な電子領収書であることを示
す不正情報を端末装置2,2…へ送信する(S40
8)。
【0061】端末装置2,2…は、領収データ処理装置
1から不正情報を受信した場合(S305)、受信した
不正情報を表示画面上に表示する(S306)。これに
より、利用者は自己が有している電子領収書が偽造等の
不正行為が施されたものであることを知ることができ
る。
【0062】一方、ステップS407にて両透かしデー
タが一致すると判定した場合(S407でYES)、領
収データ処理装置1は、この電子領収書は正当なもので
あると判断し、電子領収書が認証されたことを示す認証
成功情報を端末装置2,2…へ送信する(S409)。
【0063】端末装置2,2…は、領収データ処理装置
1から認証成功情報を受信した場合(S307)、受信
した認証成功情報を表示画面上に表示する(S30
8)。これにより、利用者は自己が有している電子領収
書が正当なものであることを知ることができる。
【0064】このようにして、電子透かし技術を用いて
電子領収書を作成することによって、偽造及び改竄等の
不正行為が施された場合であってもその不正行為を容易
に発見することができるので、不正行為の拡大を防止す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の領
収データ処理方法、請求項3に記載の領収データ処理装
置及び請求項5に記載の記録媒体によれば、領収データ
を示す画像データに対して電子的な認証を付与すること
により、この画像データに対して偽造及び改竄等の不正
行為を施した場合であっても、その不正行為を容易に発
見することができるため、証憑としての信頼性が高い領
収データを提供することができる。
【0066】また、このような領収データを、電子メー
ルにて利用者に対して送信するため、従来のように郵送
等の手段を用いる場合に比し人件費を削減することがで
きる等、運用コストの削減を図ることができる。
【0067】また、利用者が受け取る領収データは電子
データであるため、受け取った領収データを経理システ
ム等のコンピュータシステムにて有効に活用することが
できる。
【0068】さらに、請求項2に記載の領収データ処理
方法、請求項4に記載の領収データ処理装置及び請求項
6に記載の記録媒体によれば、利用者が領収データの正
当性を確認することを希望する場合、電子的な認証に基
づいて、不正行為が施されているか否かを判定すること
によって、領収データの正当性を照会するサービスを利
用者に対して提供することができる等、本発明は優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の領収データ処理装置を備えるオンライ
ン予約システムの構成を示すブロック図である。
【図2】領収データDBに格納されている領収データの
フォーマット例を示す概念図である。
【図3】領収データを発行する場合の本発明の領収デー
タ処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】電子領収書を作成する場合の本発明の領収デー
タ処理装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の領収データ処理装置によって作成され
た画像データを示す概念図である。
【図6】領収データの正当性の照会を行う場合の端末装
置及び本発明の領収データ処理装置の動作の流れを示す
フローチャートである。
【図7】領収データの正当性の照会を行う場合の端末装
置及び本発明の領収データ処理装置の動作の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 領収データ処理装置 2 端末装置 3 通信ネットワーク 4 外部サーバコンピュータ 5 記録媒体 100 可搬型記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 414 G06F 17/60 414 428 428 12/14 320 12/14 320A 19/00 300 19/00 300A 300N Fターム(参考) 5B017 AA07 BA07 BB09 CA16 5B049 AA05 BB11 CC06 CC36 DD05 EE03 EE05 EE07 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG10 5B055 BB20 CC13 EE02 EE17 EE21 EE27 FA01 FB03 JJ05 LL11 PA02 PA34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して取引の予約を
    行う場合であって、予約された取引における代金の支払
    いが行われたとき、該支払いに係る領収に関する領収デ
    ータを処理する領収データ処理方法において、 前記領収データを示す画像データを作成するステップ
    と、 作成した画像データに電子的な認証を付与するステップ
    と、 電子的な認証が付与された画像データを含む電子メール
    を送信するステップとを含むことを特徴とする領収デー
    タ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記領収データが正当であるか否かの問
    い合わせを受け付けるステップと、 受け付けた問い合わせに係る領収データを示す画像デー
    タに付与されている電子的な認証に基づいて、該領収デ
    ータの正当性を確認するステップとを更に含むことを特
    徴とする請求項1に記載の領収データ処理方法。
  3. 【請求項3】 取引の予約に関する取引予約情報を送信
    する複数の端末装置に接続され、該端末装置から受信し
    た取引予約情報に基づいて取引の予約を受け付け、受け
    付けた予約に係る取引における代金の支払いが行われた
    場合、該支払いに係る領収に関する領収データを処理す
    る領収データ処理装置において、 前記領収データを示す画像データを作成する作成手段
    と、 該作成手段によって作成された画像データに電子的な認
    証を付与する認証付与手段と、 該認証付与手段によって電子的な認証が付与された画像
    データを含む電子メールを送信する手段とを備えること
    を特徴とする領収データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記領収データが正当であるか否かの問
    い合わせに関する問い合わせ情報を前記端末装置から受
    信した場合、該問い合わせ情報に係る領収データを示す
    画像データに付与されている電子的な認証に基づいて、
    前記領収データの正当性を確認する確認手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項3に記載の領収データ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 取引の予約に関する取引予約情報を送信
    する複数の端末装置に接続されたコンピュータに、該端
    末装置から受信した取引予約情報に基づいて取引の予約
    を受け付けさせ、受け付けさせた予約に係る取引におけ
    る代金の支払いが行われた場合、該支払いに係る領収に
    関する領収データを処理させるプログラムが記録してあ
    るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体におい
    て、 コンピュータに、前記領収データを示す画像データを作
    成させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、前記作成させた画像データに電子的な
    認証を付与させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、前記電子的な認証が付与された画像デ
    ータを含む電子メールを送信させるプログラムコード手
    段とを有するプログラムが記録してあることを特徴とす
    るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記領収データが正当であるか否かの問
    い合わせに関する問い合わせ情報を前記端末装置から受
    信した場合、コンピュータに、前記問い合わせ情報に係
    る領収データを示す画像データに付与されている電子的
    な認証に基づいて、前記領収データの正当性を確認させ
    るプログラムコード手段を更に有するプログラムが記録
    してあることを特徴とする請求項5に記載のコンピュー
    タでの読み取りが可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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