JP4463497B2 - ポイント管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の事業者が管理するポイントを共通ポイントに変換してポイントを管理するポイント管理システムに関し、特に、ポイント移動に伴うセキュリティーに関する。
【0002】
【従来の技術】
商品の購入の購入高、利用したサービスの利用度、カードの利用度等に応じてポイントを付与し、蓄積したポイントを還元することにより、物品やサービスを得るポイントシステムが知られている。
【0003】
このようなポイントシステムの普及に伴い、一人の利用者が多数種のポイントを保有し、それぞれのポイントカードを所持して使い分けなければならないという状況が生じている。各ポイントは、ポイント発行元に関連する商品やサービスによってのみ還元が可能であるため、多種類に分散したポイントがまとまれば大きな価値となるにもかかわらず、ポイントを統合して利用することができないという問題があった。また、ポイントを発行する事業者にとっても、施設導入や維持管理及び運営に要する費用負担の点で問題があった。
【0004】
このような問題点を解決する共通ポイント運営システムが、例えば特許文献1に提案されている。この共通ポイント運営システムでは、各事業者から共通ポイントを発行し、利用者はいずれの事業者へもポイント還元を要求できるように構成している。
【0005】
また、複数の事業者が発行し管理するポイントを基準となるポイントに変換し、この基準ポイントで利用するポイントシステムが、例えば特許文献2に提案されている。このポイントシステムでは、利用者が変換元ポイントから変換先ポイントへのポイント変換を要求したとき、変換元ポイントの発行機関に、利用者がポイントを保有しているか否かを確認している。
【0006】
また、ポイント管理機関や共通ポイント管理機関をネットワーク上のサイトに設け、各サイトが備えるホームページにアクセスすることにより、ネットワーク上でポイントを利用することが行われている。このようにホームページにアクセスすることによりポイントシステムを利用するには、不正アクセスを防止し、セキュリティーを確保することが求められる。
【0007】
ホームページに対する不正アクセスを防止する方法として、ホームページにパスワードを設定する方法が知られている。このホームページにパスワードを設定する方法として、例えば、WWWサーバーを設定することにより匿名接続を禁止する方法、Java(登録商標) Scriptにより簡易パスワードを設定する方法、CGIでユーザ認証を行う方法、URLをパスワードとして用いる方法等が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−216060
【0009】
【特許文献2】
特開2002−298051
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
各事業者が発行するポイントを使用する形態では、手持ちのポイントが少ない場合にはポイントの使用機会が減ることになる。このことは、利用者にとっては端数の残ポイントを使用することができないという問題があり、また、ポイント発行元の事業者にとっても、一定期間引当金として取り扱われていた未回収ポイントは課税対象となる利益と見なされるという問題がある。
【0011】
これに対して、各事業者が発行した種々のポイントを共通ポイントサイトで共通ポイントに変換し、この共通ポイントを用いて種々のサービスを利用するポイントサービス形態では、共通ポイントを発行したりポイント変換を行うことにより、ポイントを使用する機会が増え、これに伴って未回収ポイントを減らすことができる。
【0012】
しかしながら、複数の事業者が発行するポイントを共通ポイントに変換して利用するシステムにおいては、各事業者と共通ポイントを管理する機関との間で相互にアクセスが可能であるため、セキュリティー確保のための施設、人員の確保や費用増加の点で問題がある。
【0013】
例えば、各事業者が付与するポイントを各利用者が所持するカードのみで管理する場合、このカードに保持されるポイントを共通ポイントに変換して使用する場合には、種々の問題がある。
【0014】
例えば、ポイントを管理するシステム上では、事業者が発行するポイント(以下、事業者ポイント)はサーバ等により集中管理されず、各利用者が保持するカードにのみ記録されている。そのため、各カード上にあるポイントを共通ポイント管理機関に移動する際に、利用者の特定やポイントデータに不正が加えられていないかを確認することができないため、セキュリティーを確保しながら電子的にポイントデータを共通ポイント管理機関(例えば、共通ポイントを管理するサイト)に移動させることが困難である。
【0015】
例えば、個々の利用者が保持する事業者ポイントを共通ポイントに移動する際、事業者ポイントを扱う提携事業者が所有する提携事業者端末において各事業者ポイントを共通ポイントに変換し、変換した共通ポイントを提携事業者端末から共通ポイント管理機関に移動させる。このとき、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間で行われる共通ポイントの移動において、利用者以外の者が共通ポイントを移動して、共通ポイント管理機関で管理する共通ポイントを変動させたり、共通ポイントを用いて景品を取得するといった不正が行われるおそれがある。
【0016】
また、コスト面から観ても、新たに共通ポイント管理機関側のシステムに対応させるためには、事業者側に新たなシステムを構築する必要があるため大きな投資を要し、事業者側は大きなリスクが負うことになる。そのため、事業者側としては、既存するシステムをそのまま利用しながら、セキュリティーを確保してポイントを移動できることが望まれている。
【0017】
そこで、本発明は、前記した課題を解決して、ポイントを管理するシステムにおいて、事業者ポイントを扱う提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間で共通ポイント移動する際のセキュリティーを高めることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
個々の利用者が保持する事業者ポイントを共通ポイントに変換し、この共通ポイントを利用する場合、利用者は、事業者ポイントを扱う提携事業者において、提携事業者が所有する提携事業者端末で事業者ポイントを共通ポイントに変換し、この変換した事業者ポイントを共通ポイント管理機関に移動させる。
【0019】
本発明は、この提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間において共通ポイントを移動させる際に、共通ポイントと共に共通ポイント管理機関側で発行した認証コードを送ると共に、認証コードと別個に利用者を特定する利用者IDを送る。この認証コードは、予め利用者から送られた利用者IDを含んで形成されている。共通ポイント管理機関は、提携事業者端末から送られた認証コードに含まれている利用者IDと、提携事業者端末で入力した利用者IDとを照合する。これにより、仮に認証コードが盗まれた場合であっても、利用者IDを管理することで不正な認証を防ぎ、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間の共通ポイントの移動のセキュリティーを確保する。
【0020】
つまり、本発明では、共通ポイント管理機関が発行する認証コードに含まれる利用者IDと、別個に入力される利用者IDの2つの利用者IDの異同に基づいて認証を行うものであり、事業者ポイントを扱う提携事業者が所有する提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間に設けられている既存のネットワークシステムに、セキュリティーを高めるための新たな施設を設けることなく、単に共通ポイント管理機関側で認証コードを発行しその認証コードを戻すことにより、不正者による共通ポイントの移動を抑制してセキュリティーを高めることができる。
【0021】
本発明のポイント管理システムは、複数のポイント発行機関が発行したポイントを共通ポイント管理機関が管理運営する共通ポイントに変換するポイント管理システムにおいて、共通ポイント管理機関は、利用者を特定する利用者IDを含む認証コードを発行する機能と、提携事業者端末から前記認証コードと提携事業者端末で入力した利用者IDとを取り込み、この認証コードに含まれる利用者IDと提携事業者端末で入力した利用者IDとを照合する機能とを備えた構成とする。
【0022】
共通ポイント管理機関は、発行した認証コードに含まれる利用者IDと、提携事業者端末から入力した利用者IDとを照合し、認証結果を提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間における共通ポイントの移動の許否条件とする。両利用者IDが一致した場合には、正規の利用者からのアクセスと認定して、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間の共通ポイントの移動を容認する。
【0023】
ここで、ポイント発行機関は、利用者が利用するポイント(事業者ポイント)を事業者毎に発行する発行機関である。利用者は、各事業者が設ける事業者サイトにアクセスすることにより、事業者ポイントの発行を受けたり、事業者ポイントを利用することができる。また、発行した事業者ポイントの管理は、ポイント発行機関に限らずポイント管理機関で行うようにしてもよい。
【0024】
このポイント管理機関は、ポイント発行機関が発行した事業者ポイントを管理する管理機関であり、事業者サイトに設けることができる。利用者は、各事業者がポイント管理用に設けた事業者サイトにアクセスすることにより事業者ポイントを利用することができる。
【0025】
また、共通ポイント管理機関は共通ポイントを管理する機関であり、ポイント管理機関やポイント発行機関との間で提携関係を結び、ポイント管理機関やポイント発行機関が発行,管理する事業者ポイントを共通ポイントに変換し、この共通ポイントを使用することを互いに承認するものである。共通ポイント管理機関は、ネットワーク上に設けた共通ポイントサイトにより共通ポイントの管理を行うことができる。
【0026】
共通ポイント管理機関は、利用者、あるいは事業者と提携している提携事業者からアクセスを受け、各事業者ポイントから変換した共通ポイントを加算したり、利用した共通ポイントを減算する等といった共通ポイントの移動に伴うポイント管理を行う。
【0027】
本発明は、この共通ポイントの移動管理において、共通ポイント管理機関が発行する認証コードに利用者IDを含ませ、別個に入力する利用者IDとの一致を確認することにより、不正利用者による不正な共通ポイントの増加や、共通ポイントの利用を防止する。
【0028】
提携事業者端末は、事業者ポイントを発行しているポイント発行機関の事業者と提携している提携事業者が備える端末であり、例えば店舗や遊技施設に設けられる。提携事業者は、利用者に利用状況に応じて事業者ポイントの加算や、事業者ポイントの利用を行う。この際、提携事業者は、各自が所有する提携事業者端末から各事業者がポイント管理用に設けた事業者サイトにアクセスし、事業者ポイントのポイント処理を行う。また、この提携事業者端末は、共通ポイント管理機関にアクセスすることにより、事業者ポイントから共通ポイントへの変換や、共通ポイントの利用に伴うポイント管理を行う。
【0029】
本発明の提携事業者端末は、共通ポイント管理機関が発行する認証コードの取り込みを利用者が所有する携帯端末を介して行う。利用者は、共通ポイント管理機関にアクセスして共通ポイント管理機関から認証コードの発行を受け、この認証コードを提携事業者の提携事業者端末に送る。これにより、提携事業者端末は、共通ポイント管理機関から認証コードを取得することができる。
【0030】
このとき、利用者は共通ポイント管理機関に利用者IDを通知する。共通ポイント管理機関は、通知された利用者IDを用いて認証コードを作成する。
【0031】
なお、携帯端末は、携帯電話やモバイル機器等の、ネットワークを介して共通ポイント管理機関と接続する機能、及び提携事業者端末と接続する機能を備える任意の端末とすることができる。
【0032】
携帯端末から提携事業者端末へ認証コードを送る第1の形態は、画像読み取りを用いるものである。この形態では、共通ポイント管理機関は認証コードを二次元バーコードに変換して送る。携帯端末は共通ポイント管理機関から送られた認二次元バーコードを表示画面上に表示し、提携事業者端末はこの二次元バーコード表示を読み取る。提携事業者端末は、二次元バーコードを読み取るバーコードリーダを備える。
【0033】
また、携帯端末から提携事業者端末へ認証コードを送る第2の形態は、赤外線通信等の近距離通信を用いるものである。この形態では、携帯端末は共通ポイント管理機関から取り込んだ認証コードを赤外信号に変換して送信し、提携事業者端末はこの赤外信号を受信することにより認証コードを取得する。この認証コードの取得のために、提携事業者端末は赤外信号を受信する受信手段を備える。この他、微弱信号を利用した近距離通信を利用することもできる。
【0034】
上記のように、提携事業者端末は携帯端末を介して共通ポイント管理機関から認証コード(二次元バーコード)を取得する第1の入力手段を備え、さらに、利用者から利用者IDを入力する第2の入力手段を備える。これらの2つの入力手段により、提携事業者端末は2つの形態で利用者IDを取得することになる。
【0035】
また、本発明のポイント管理システムは、認証コードの有効性を判定する種々の形態を備える。
【0036】
第1,2の形態は、認証コードの発行後の経過時間を管理し、発行してから長時間経過した認証コードは無効とする。これにより、認証コードの盗難や解読などの不正使用に要する時間を制限し、認証コードの解読や複製の危険性を低減させて、セキュリティーの確保する。第1の形態は、発行した認証コードに有効期限を設定するものであり、第2の形態は、共通ポイント管理機関は、認証コードの発行から提携事業者端末からの認証コードの取り込むまでの時間を計時し、計時時間が設定時間内であるとき共通ポイントの移動を許容し、計時時間が設定時間を越えた場合には共通ポイントの移動を不許可とする。
【0037】
また、本発明のポイント管理システムは、認証コードのセキュリティーを高める第3,4の形態として、認証コードに時刻情報や識別情報を含ませることもできる。
【0038】
認証コードに時刻情報を含ませる第3の形態では、共通ポイント管理機関は、時刻情報を含む認証コードを携帯端末に発行し、携帯端末を介して提携事業者端末から認証コードを取り込み、この取り込んだ認証コード内の時刻情報と発行時の時刻情報と照合する。両時刻情報が一致した場合に、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間の共通ポイントの移動を容認する。また、この時刻情報は、認証コードの有効期限設定にも利用することができる。
【0039】
認証コードに識別情報を含ませる第4の形態では、共通ポイント管理機関は、携帯端末から識別情報を取り込み、この取り込んだ識別情報を含む認証コードを携帯端末に発行し、携帯端末を介して提携事業者端末から識別情報を含む認証コードを取り込む。一方、提携事業者端末は別個に識別情報を入力して、共通ポイント管理機関に送る。共通ポイント管理機関は2つの識別情報の同異を判定して、認証コードの有効性を判定する。入力した識別情報と認証コード中の識別情報が一致した場合に、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間での共通ポイントの移動を容認する。
【0040】
事業者ポイントをカードのみで保存する形態では、提携事業者端末は、各ポイント発行機関が発行するカードに記録される事業者ポイントから、共通ポイント管理機関に移動する共通ポイントに対応する事業者ポイントを減算し、この事業者ポイントによりカードのポイント更新を行う機能を備え、これによりカード上に記録する事業者ポイントを更新することができる。
【0041】
事業者ポイントを各事業者のポイント発行機関で保存する形態では、提携事業者端末は、各ポイント発行機関が発行するカードに記録される事業者ポイントから、共通ポイント管理機関に移動する共通ポイントに対応する事業者ポイントを減算し、この事業者ポイントをポイント発行機関に送ることによりポイント発行機関が管理する事業者ポイントを更新する。
【0042】
また、提携事業者端末は、各ポイント発行機関が発行するポイントを共通ポイント管理機関が管理する共通ポイントに変換する機能を備え、入力されたポイントを変換して得られる共通ポイントを共通ポイント管理機関に移動する。
【0043】
共通ポイント管理機関に認証コードを送る際の形態として、取り込んだ二次元バーコードを会員キーに変換して表示のみを行い、変換前の二次元バーコードを共通ポイント管理機関に送る。また、共通ポイント管理機関に認証コードを送る際の形態として、取り込んだ認証コードを会員キーに変換して表示のみを行い、変換前の認証コードを共通ポイント管理機関に送る。
【0044】
実際に送る二次元バーコードあるいは認証コードと異なる会員キーを携帯端末の表示画面に表示することにより、携帯端末に表示された会員キーが盗み見された場合であっても、共通ポイント管理機関に送られる二次元バーコードあるいは認証コードと会員キーとは異なるため、認証コードの漏洩を防ぐことができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0046】
はじめに、本発明のポイント管理システムにおいて行う、認証の各態様について説明する。
【0047】
ポイントを利用するシステムでは、企業等の事業者により運営するポイント発行機関から独自の事業者ポイントを発行する。利用者は、店舗や遊技施設等の各事業者と提携関係を持つ提携事業者において、この事業者ポイントを用いてサービスの提供や景品の授受等の利益を享受する。
【0048】
この各事業者により運営される事業者ポイントのシステムと共に、これら各事業者ポイントを変換して共通ポイントを発行し、異なる事業者間においても共通にポイントによる利益の享受を可能とする共通ポイントシステムがある。
【0049】
この共通ポイントによるシステムでは、共通ポイントを管理する共通ポイント管理機関としての共通ポイントサイトと、各提携事業者が保有する提携事業者端末とを有し、共通ポイントサイトと提携事業者端末との間で共通ポイントデータを授受することにより、利用者は共通ポイントによってサービスや景品の提供を受けると共に、各利用者が保持する事業者ポイントや共通ポイントの管理を行う。
【0050】
本発明は、この提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間で行う共通ポイントの移動において、共通ポイントサイトが発行する認証コードを用いることにより本人認証のセキュリティーを確保する。
【0051】
本発明は、複数の態様によって認証コードによる本人認証を行うことができる。図1〜図3は本発明による認証コードを用いた本人認証の態様を説明するための概略図である。なお、各図では、カードに記録される事業者ポイントを共通ポイントに変換して共通ポイントサイトの共通ポイントを更新すると共に、カードに保持される事業者ポイントを更新する例について示している。
【0052】
第1の認証態様について図1を用いて説明する。第1の認証態様は、ポイント変換において、提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証を利用者により行う態様である。なお、図1では、携帯端末及び提携事業者端末と共通ポイントサイトとの間は、認証コードとして二次元バーコードを用いた例を示している。
【0053】
ポイント管理システム1において、利用者は携帯端末4から共通ポイントサイト2に対して認証コードを要求し、共通ポイントサイト2はこの要求に応じて認証コードを形成し当該携帯端末4に発行する。この際、利用者は共通ポイントサイト2に利用者を特定する利用者IDを通知する。
【0054】
なお、以下では、利用者IDとして会員IDを用いて説明する。会員IDは、共通ポイントサイトの会員特定を及び識別情報である。共通ポイントサイトは、利用者から通知された会員IDを含む認証コードを作成する。
【0055】
この認証コードは、各利用者に応じて発行され、利用者からの各要求に応じて異なるコード情報を発行することもできる。なお、ここでは、認証コードを二次元バーコードに変換して送る例を示している。
【0056】
利用者は、共通ポイントサイト2で発行された認証コード(二次元バーコード)を受けると、カード5に保持する事業者ポイントを利用しようとする提携事業者の店舗や遊技施設に行き、この認証コード(二次元バーコード)を提携事業者の提携事業者端末3に送る。事業者ポイントの利用としては、例えば、カード5に記録されている事業者ポイントを共通ポイントに変換して、共通ポイントサイト2の共通ポイントを更新したり、共通ポイントサイト2に保持される共通ポイントを利用してサービスの提供を受けたり、品物を受け取る等がある。
【0057】
提携事業者端末3は、携帯端末4から認証コード(二次元バーコード)を受け取ると共に、利用者から会員IDを取得する。会員IDの取得は、提携事業者端末3が備えるキー等の入力手段により行うことができる。また、利用者は利用する共通ポイントも入力する。提携事業者端末3は携帯端末4から受け取った認証コード(二次元バーコード)と、入力手段から入力した会員IDと、利用する共通ポイントを共通ポイントサイト2に送る。共通ポイントサイト2は、提携事業者端末3から送られた認証コードに含まれる会員IDと、提携事業者端末3で入力された会員IDとを照合することにより、認証コード(二次元バーコード)を確認し、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性や、共通ポイントの移動の正当性を判定し、正当性が確認された場合には共通ポイントのポイント処理を行う。
【0058】
また、提携事業者端末3では、共通ポイントサイト2において利用者の正当性や共通ポイントの移動の正当性が確認されると、利用者に対してサービスや景品等の品物の提供を行うと共に、カード5に記録される事業者ポイントの更新を行う。
【0059】
また、認証コードには有効期限情報を含ませることもでき、これにより期限管理を行って、認証コードの有効性を判定することができる。
【0060】
認証コードは共通ポイントサイトで発行するものであり、各発行毎にコードを異ならせることにより各ポイント処理を特定することができ、セキュリティーを高めることができる。さらに、本発明では、共通ポイントサイト2において、会員IDを2つの形態で取得し、その同異を判定することにより認証コードのセキュリティーを高める。仮に、認証コードが盗まれた場合であっても、会員IDを管理することで、不正使用を防ぐことができる。
【0061】
なお、二次元バーコードは、携帯端末から提携事業者端末に認証コードを送る際に、携帯端末に表示した二次元バーコードを用いる際に利用することができる。
【0062】
第2の認証態様について図2を用いて説明する。第2の認証態様は、ポイント変換において、提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証に認証コードの利用者IDと識別情報とを用いる態様である。この第2の認証態様は、第1の認証態様で用いた認証コードの利用者IDに加えて識別情報を加える点で相違し、その他の点は第1の認証態様と同様である。そこで、以下では、相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
【0063】
識別情報は、利用者が設定する情報であり、共通ポイントサイトが発行する認証コードと共に、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性を保証する。利用者は、携帯端末4から共通ポイントサイト2に対して識別情報を送信する。識別情報は、数字やアルファベットや文字等の携帯端末が扱えるキャラクタ情報とすることができ、利用者が任意に設定する。
【0064】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4から送信された識別情報を組み込んだ認証コードを発行し、再度携帯端末4に送る。携帯端末4は、第1の認証態様と同様に、共通ポイントサイト2から送信された識別情報を含む認証コード(二次元バーコード)を提携事業者端末3に送る。提携事業者端末3は、この識別情報を含む認証コード(二次元バーコード)を共通ポイントサイト2に送ると共に、別個に利用者から入力された識別情報を送る。
【0065】
共通ポイントサイト2は、前記した認証形態と同様に会員IDを照合すると共に、送られた認証コード(二次元バーコード)に含まれる識別情報と、別に入力された識別情報とを照合する。第2の認証態様によれば、照合するデータを増やすことによりセキュリティーを高めることができ、仮に、会員IDが盗まれた場合であっても、利用者が任意に形成した識別情報を用いることでセキュリティーを高めることができる。
【0066】
第3の認証態様について図3を用いて説明する。第3の認証態様は、ポイント変換において、提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証を認証コードの利用者IDと時刻情報により行う態様であり、時刻情報を用いて認証コードの有効性を判定する。この第3の認証態様は、第1の認証態様で用いた認証コードの利用者IDに加えて時刻情報を加える点で相違し、その他の点は第1の認証態様と同様である。そこで、以下では、相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
【0067】
時刻情報は、例えば認証コードを発行した時刻等の情報であり、共通ポイントサイトが発行する認証コードの有効性と共に、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性を保証する。
【0068】
共通ポイントサイト2は、時刻情報を組み込んだ認証コードを発行し、携帯端末4に送る。携帯端末4は、第1の認証態様と同様に、共通ポイントサイト2から送信された時刻情報を含む認証コードを提携事業者端末3に送る。提携事業者端末3は、この時刻情報を含む認証コードを共通ポイントサイト2に送る。
【0069】
共通ポイントサイト2は、送られた認証コードを発行した認証コードと照合すると共に時刻情報を取り出し、発行した時刻情報とを照合する。第3の認証態様によれば、照合するデータを増やすことによりセキュリティーを高めることができる。
【0070】
また、この第3の認証態様では、時刻情報を用いて認証コードの利用時間を制限することができる。認証コードは、発行後の時間が長くなるほどセキュリティーの安全性が低下する。そこで、発行した認証コードを利用できる期間を制限し、これによりセキュリティーの低下を防ぐ。
【0071】
本発明のポイント管理システムは、事業者ポイントをカード上で管理する態様に適用する他に、事業者ポイントを事業者サイト上で管理する態様に適用することができる。
【0072】
以下、図4〜図25を用いて事業者ポイントをカード上で管理する態様に適用した場合について説明し、図26〜図30を用いて事業者ポイントを事業者サイト上で管理する態様について説明する。
【0073】
はじめに、事業者ポイントをカード上で管理する態様に適用した場合について説明する。
【0074】
図4は、本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの構成例を説明するための概略図である。図4において、ポイント管理システム1は、共通ポイントサイト2と提携事業者端末3を備える。携帯端末4を介して取得した認証コードを提携事業者端末3から共通ポイントサイト2に送ると共に、提携事業者端末3から会員IDを共通ポイントサイト2におくる。共通ポイントサイト2は、認証コード(二次元バーコード)に含まれる会員IDと別に入力される会員IDとを照合して認証を行い、認証が確認されると共通ポイントの移動を行う。
【0075】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4あるいは提携事業者端末3との間で認証コードや会員IDや共通ポイントの送受信を行う送受信手段2aと、共通ポイントを管理する共通ポイント管理手段2bを備える他、認証を行うための構成を備える。認証を行うための構成は、会員IDを含む認証コードを発行する認証コード発行手段2cと、提携事業者端末3から受信した認証コードに含まれる会員IDと、提携事業者端末3で入力された会員IDとを照合する照合手段2fとを備える。また、認証コード(二次元バーコード)から会員IDや有効期限情報を取り出す認証コード変換手段2eを備える。認証コード発行手段2cは、乱数発生を用いた装置等の任意の装置とすることができ、送受信手段2aから取り込んだ会員IDを用いて認証コードを生成する。なお、送受信手段2aは、認証コードを二次元バーコードに変換して送信する機能を備えることができる。
【0076】
また、期限管理手段2fは、有効期限情報に基づいて認証コードの有効性を判定する。有効期限を過ぎている場合には、その認証コードは無効とする。
【0077】
提携事業者端末3は、事業者ポイントの発行,管理を行う事業者と提携関係を持つ提携事業者(例えば、店舗や遊技施設)に設けられる端末であり、各事業者サイトに接続することで事業者ポイントの管理を行うことができる。なお、図4には、事業者サイト及び事業者サイトとの間でデータ処理を行う構成は省略している。
【0078】
提携事業者端末3は、共通ポイントサイト2に認証コードや会員IDや共通ポイントを送信する送信手段3aと、事業者ポイントを共通ポイントに変換するポイント変換手段3bと、カード5に記録するポイントを書き換えるカード書き換え手段3cと、携帯端末4から認証コード(二次元バーコード)を取り込む手段を備える。
【0079】
ポイント変換手段3bは、変換を希望する事業者ポイントのポイント数から対応する共通ポイントを算出する。この共通ポイントへの変換は、予め設定された変換率を事業者ポイントに乗ずることにより行うことができる。送信手段3aは、ポイント変換手段3bで変換した共通ポイントを共通ポイントサイト2に送信する。
【0080】
認証コード(二次元バーコード)は携帯端末4から取り込む。認証コードの取り込みむ手段として、例えば、二次元バーコード読み取り手段3dやIrDA端末3eを備える。二次元バーコード読み取り手段3dは、携帯端末の表示手段に表示される二次元バーコードを読み取る。また、IrDA端末3eは、携帯端末から送信される赤外線信号を受信して、この赤外線信号から認証コードを取得する。
【0081】
携帯端末4は、共通ポイントサイト2から送信された認証コード(二次元バーコード)を受信し、受信した認証コード(二次元バーコード)を提携事業者端末3に送る手段を備える。例えば、二次元バーコードにより認証コードを送る場合には、携帯端末4Aは、共通ポイントサイト2からの送信信号を受信する送受信手段4aと、受信信号から二次元バーコードを取得する二次元バーコード取得手段4bと、二次元バーコードを表示する表示手段4dを備える。
【0082】
また、赤外線信号により認証コードを送る場合には、携帯端末4Bは、共通ポイントサイト2からの送信信号を受信する送受信手段4aと、受信信号から認証コードを取得する認証コード取得手段4bと、取得した認証コードにより赤外線信号を発生する赤外線発生手段4eを備える。なお、携帯端末4A,4Bにおいて、送受信手段4a及び表示手段4dは、携帯端末が通常に持つ送受信手段及び表示手段とすることができる。
【0083】
共通ポイントサイト2において、携帯端末からアクセスがあると利用者から会員IDを受け取り、認証コード発行手段2cはこの会員IDを含み、アクセス毎に異なる認証コードを発行して携帯端末4に送信する。この際、発行した認証コードを記録する必要はない。なお、送受信手段2aは、認証コードを二次元バーコードに変換して送信することもできる。
【0084】
携帯端末4は、送られた認証コード(二次元バーコード)を二次元バーコード表示したり、あるいは赤外線により提携事業者端末3に送る。提携事業者端末3は、二次元バーコード読み取り手段3dあるいはIrDA端末3eにより受信し、送信手段3aから共通ポイントサイト2に送り返す。また、提携事業者端末3は、端末が備えるキー等を用いて入力した会員IDを送受信手段3aから共通ポイントサイト2に送る。なお、会員IDの入力は、キーに限らず、カード読み取りなど任意の入力手段を用いることができる。
【0085】
共通ポイントサイト2では、認証コード変換手段2dにより認証コードから会員IDを取り出す。照合手段2eは認証コードから取り出した会員IDと、提携事業者端末3から送られた会員IDとを照合し、アクセスの正当性を確認する。なお、提携事業者端末3において利用者を特定する情報を入力する際に、会員IDを入力して表示する他、認証コードに関連する情報を表示することができる。この認証コードの表示において、認証コードを直接表示せず、認証コードを変換して会員キーを形成し、この会員キーを表示するようにしてもよい。
【0086】
図5は、本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの他の構成例を説明するための概略図である。この構成例では、認証コードの照合に加えて時刻情報を認証照合に用いる。図5に示す構成例は、図4に示す共通ポイントサイト2の構成において相違する。以下、相違する構成について説明し、共通する構成については省略する。
【0087】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4あるいは提携事業者端末3との間で認証コードや会員IDや共通ポイントの送受信を行う送受信手段2aと、共通ポイントを管理する共通ポイント管理手段2bを備える他、認証を行うための構成を備える。認証を行うための構成は、認証コードを発行する認証コード発行手段2cと、時刻情報を形成する時刻情報形成手段2gと、発行した時刻情報を記録する時刻情報記録手段2hと、受信した認証コードから会員IDを取り出す認証コード変換手段2dと、受信した認証コードから時刻情報を取り出す時刻情報取得手段2iと、提携事業者端末3から受信した認証コードに含まれる会員IDと提携事業者端末3で入力した会員IDとの照合、及び認証コードに含まれる時刻情報と時刻情報記録手段2hに記録される時刻情報とを照合する照合手段2eとを備える。
【0088】
また、期限管理手段2fは、時刻情報を用いて認証コードの期限管理を行うこともできる。
【0089】
携帯端末4及び提携事業者端末3は、図4に示した構成と同様に構成とすることができ、時刻情報を含む認証コードを共通ポイントサイト2から受信し、携帯端末4及び提携事業者端末3を介して再び共通ポイントサイト2に戻す。
【0090】
照合手段2fは、会員IDにより照合に加えて時刻情報を照合することにより、正当なアクセスであることのセキュリティーを高めることができる。
【0091】
図6に示すフローチャートは、共通ポイントサイトが行う認証処理の一例を示している。なお、ステップS1〜4は、認証コードの発行処理の工程を示し、ステップS5〜12は、携帯端末を介して提携事業者端末から戻った認証コードを用いた認証処理の工程を示している。また、ここでは、有効期限管理を行う場合について示している。
【0092】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4から送られる会員IDやパスワードによるログイン処理を受け(ステップS1)、メニューを選択する(ステップS2)。認証コード発行手段2cは、会員IDを用いて認証コードを発行する(ステップS3)。送受信手段2aは、発行した認証コードあるいは変換した二次元バーコードを送信する(ステップS4)。
【0093】
提携事業者端末3において、利用者を特定する会員IDと会員キーを入力し、共通ポイントサイト2に送信する。会員IDは共通ポイントの会員であることを表すID情報であり、会員キーは認証コード(二次元バーコード)に基づいて形成される情報である。会員IDは、提携事業者端末3が備える入力手段(図示していない)から入力され、表示手段(図示していない)に表示される。また、会員キーは、端末内において認証コード(二次元バーコード)から自動で形成され、表示手段(図示していない)に表示される。
【0094】
提携事業者端末3は、利用者の正当性を確保するために認証コード(二次元バーコード)と会員IDと共通ポイントサイトに送信する。
【0095】
なお、提携事業者端末の表示手段には、認証コードあるいは二次元バーコードを変換して会員キーを求めてこの会員キーを表示し、共通ポイントサイトには、変換しない認証コードを送るようにしてもよい。これにより、会員キーを不正に知られたとしても、認証コードの不正取得まで時間を要するため、共通ポイントの不正利用を抑制することができる。
【0096】
共通ポイントサイトは会員IDと認証コード(二次元バーコード)を受信する(ステップS5)。二次元バーコードを受信した場合には認証コードに変換し(ステップS6)、認証コードから会員IDを抽出する(ステップS7)。認証コードから抽出した会員IDと、提携事業者端末3で入力された会員IDとを照合する(ステップS8)。会員IDが一致しない場合には不認証とする(ステップS12)。
【0097】
会員IDが一致した場合には、有効期限を抽出する。有効期限情報は、単独あるいは、認証コードや二次元バーコードに含ませて送信することができ、当該コードから有効期限情報を抽出する(ステップS9)。抽出した有効期限情報に基づいて、認証コードが有効期限内であるかを判定する(ステップS10)。
【0098】
会員IDが一致し、有効期限内である場合には、認証コードが有効でありアクセスが正当なものであることを認証する(ステップS11)。
【0099】
ポイントの処理内容として、事業者ポイントを共通ポイントに変換する共通ポイント変換要求、共通ポイントを用いてサービスや景品の提供を得る変換要求(以下、景品変換要求とする)等があり、利用者は提携事業者において利用する変換要求を選択し、提携事業者端末は選択された変換要求を実行する。図7は、提携事業者(以下店舗の例を示す)において行うポイント変換要求、共通ポイントを用いた景品交換要求の処理例であり、利用者の操作、店舗側操作、及び共通ポイントサイト側操作を示している。なお、以下の( )の番号は、図7中の番号と対応している。ここで、利用者は事業者のポイント会員及び共通ポイント会員であるとする。
【0100】
利用者が店舗に来店すると(1)、利用者は店舗カウンターにおいて共通ポイントの変換あるいは景品交換を選択する(2)。共通ポイントの変換要求を選択した場合(3)には、店舗側は共通ポイントサイトにアクセスし(4)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行う(5)。さらに、利用者について会員IDや認証コードにより共通ポイント会員の認証を行い(6)、事業者のポイントを共通ポイントに変換する操作を行う。利用者は、予め共通ポイントサイトにアクセスして自己の会員IDを含んだ認証コードを取得しておく。また、利用者は、提携事業者端末から会員IDを入力して共通ポイントサイトに送る。共通ポイントサイトは、認証コード内の会員IDと入力した会員IDとを照合する(21)。認証の後、事業者nポイントを共通ポイントに変換する操作を行う(7)。共通ポイントサイトは、共通ポイント変換操作を受けて共通ポイントの振り込み処理を行う(8)。店舗側では、カードに記録される事業者ポイントを更新する(9)。
【0101】
一方、景品の交換要求を選択した場合(10)には、店舗側は共通ポイントサイトにアクセスし(11)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行う(12)。さらに、利用者について会員IDや認証コードにより共通ポイント会員の認証を行い(13)、共通ポイントによる景品交換の操作を行う(14)。共通ポイントサイトは、景品交換操作を受けて共通ポイントのポイント処理を行う(15)。店舗側では、カードに記録される事業者ポイントを更新する(16)。
【0102】
以下、図8〜図17を用いて、カードに記録される事業者ポイントを共通ポイントに変換するポイント処理について説明し、図18〜図25を用いて、カードに記録される事業者ポイントを用いて景品変換するポイント処理について説明する。なお、事業者ポイントを各ポイント発行機関で管理する場合については、図26〜図30を用いて説明する。
【0103】
はじめに、ポイント変換処理について説明する。図8,9はポイント変換の処理を説明するためのブロック図、及び状態を説明する図である。また、図10は提携事業者端末(店舗端末)における処理手順を示し、各手順における表示画面例を図11〜図17に示す。なお、図8,9では同じ処理について同じ番号を付している。
【0104】
図8,9において、利用者は携帯端末から共通ポイントサイトにアクセスして、会員IDやパスワードにより本人認証を行う(21)。共通ポイントサイトは会員IDを用いてアクセスや利用者を特定する認証コードを発行し(22)、携帯端末に送る。このとき、認証コードを二次元バーコードに変換し、変換した二次元バーコードを送っても良い(23)。携帯端末は、送られた認証コード(二次元バーコード)を店舗端末に転送する。ここで、店舗端末は前記した提携事業者端末に相当する。
【0105】
認証コードの転送の一態様は、認証コードを二次元バーコードに変換し、携帯端末の表示手段に表示し(24)、この二次元バーコードを店舗端末が備えるバーコードリーダ等の読み取り機で読み取らせることで行う(25)。また、認証コードの転送の他の態様は、認証コードを赤外通信等の近距離通信により送信し(26)、店舗端末が備えるIrDA等の受信手段で受信することで行う(27)。
【0106】
店舗端末3は、転送された認証コードと(28)、利用者が別に入力した会員ID(29)と共に送信データを形成する。店舗端末3は、共通ポイントサイトにアクセスして(30)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(31)、形成しておいた会員IDと認証コードの送信データを共通ポイントサイトに送信する(32)。
【0107】
共通ポイントサイト2は、送信された送信データ中の会員IDと、認証コードに含まれる会員IDにより、共通ポイント会員であることを認証する。また、ここで二次元バーコードは認証コードに変換する(33,34)。
【0108】
認証が完了した後、利用者は共通ポイントに変換する事業者ポイントを店舗端末に入力し(35)、店舗端末はこの事業者ポイントを共通ポイントに変換して(36)、共通ポイントサイトに送信する(37)。共通ポイントサイトは、送信された共通ポイントにより共通ポイント口座を更新する(38)。また、店舗端末は、ポイント書き換え手段により利用者が保持するカードの事業者ポイントを更新する(39)。
【0109】
次に、店舗端末の処理例について図10及び図11〜図17を用いて説明する。
【0110】
店舗端末は、利用者の携帯端末から共通ポイントが発行した会員IDを含む認証コード(二次元バーコード)を読み取った後(41)、トップ画面を表示する。図11はトップ画面の一例である。トップ画面には、共通ポイントサイトとアクセスするための店舗ID及びパスワードの入力窓が表示される(42)。店舗ID及びパスワードを入力することにより共通ポイントサイトへのログインが行われる(43)。
【0111】
ログインにより、表示画面には希望するサービスを選択するためのメニューが表示される。図12は、メニュー画面の一例であり、例えば、ポイント変換、景品変換、問い合わせ等のサービスが表示される。図13はポイント交換のサービスを選択した場合の表示例である(44)。
【0112】
次に、共通ポイントの会員認証を行うために、図14の表示例のように、会員IDと会員キーを入力させるための入力窓を表示する。利用者は、店舗端末のキーから会員IDを入力する。また、会員キーは、店舗端末側が、認証コードを変換して会員キーを形成し、この会員キーを自動で入力する。利用者は入力を確認した後、「会員認証」のボタンをクリックして共通ポイントサイトに送信する(45)。共通ポイントサイトは、この会員IDと認証コードにより認証確認を行う。
【0113】
会員認証が成功した場合には、図15に示す表示例のように、表示画面上に会員認証の成功を表示し、会員ID,氏名,生年月日等の書誌事項と共通ポイント残高を表示すると共に、ポイント数を入力する窓を表示し、共通ポイントに変換を希望する事業者ポイントのポイント数を入力させる。図16は、変換内容の確認画面例であり、ポイント発行元、変換ポイント額、変換により発行する共通ポイントのポイント数、変換後の共通ポイント残高等の情報を表示する(46)。
【0114】
ポイント交換が完了した後(47)、図17に示す表示例のように、ポイント発行元、変換ポイント額、変換により発行する共通ポイントのポイント数、変換後の共通ポイント残高等の情報を表示する(48)。
【0115】
次に、景品変換処理について説明する。図18,19は景品変換の処理を説明するためのブロック図、及び状態を説明する図である。また、図20は提携事業者端末(店舗端末)における処理手順を示し、各手順における表示画面例を図21〜図25に示す。なお、図18,19では同じ処理について同じ番号を付している。
【0116】
図18,19において、利用者は携帯端末から共通ポイントサイトにアクセスして、会員IDやパスワードにより本人認証を行う(51)。共通ポイントサイトは、会員IDを用いてアクセスや利用者を特定する認証コードを発行し(52)、認証コード(二次元バーコード)携帯端末に送る(53)。携帯端末は、送られた認証コード(二次元バーコード)を店舗端末に転送する。認証コードの転送は、前記ポイント変換と同様の態様とすることができ、認証コードを二次元バーコードに変換し、携帯端末の表示手段に表示し(54)、この二次元バーコードを店舗端末が備えるバーコードリーダ等の読み取り機で読み取らせることで行う対態様(55)や、認証コードを赤外通信等の近距離通信により送信し(56)、店舗端末が備えるIrDA等の受信手段で受信することで行う態様とすることができる(57)。
【0117】
店舗端末3は、転送された認証コードと(58)、利用者が別に入力した会員ID(59)と共に送信データを形成する。店舗端末3は、共通ポイントサイト2にアクセスして(60)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(61)、形成しておいた会員IDと認証コードの送信データを共通ポイントサイトに送信する(62)。
【0118】
共通ポイントサイト2は、認証コードから会員IDを取りだし(63)、送信された送信データ中の会員IDと認証コード中に含まれる会員IDとを照合して(64)、残高共通ポイント等の情報を送信する。
【0119】
認証が完了した後、利用者は景品交換に用いる共通ポイントのポイント数を店舗端末に入力し(65)、共通ポイントサイトに送信する(66)。共通ポイントサイトは、送信された共通ポイントにより共通ポイント口座を更新する(67)。また、店舗端末は、変換に用いた共通ポイントを事業者ポイントに変換し(68)、ポイント書き換え手段により利用者が保持するカードの事業者ポイントを更新する(69)。
【0120】
次に、店舗端末の処理例について図20及び図21〜図25を用いて説明する。
【0121】
店舗端末は、利用者の携帯端末から共通ポイントが発行した会員IDを含む認証コードを読み取った後(71)、図11と同様のトップ画面を表示する。トップ画面には、共通ポイントサイトとアクセスするための店舗ID及びパスワードの入力窓が表示される(72)。店舗ID及びパスワードを入力することにより共通ポイントサイトへのログインが行われる(73)。
【0122】
ログインにより、図12に示した表示画面と同様に、希望するサービスを選択するためのメニューが表示される。ポイント変換、景品変換、問い合わせ等のサービスから景品交換を選択すると、景品交換のサービスを選択した表示画面(図21)が表示される(74)。
【0123】
次に、共通ポイントの会員認証を行うために、図22の表示例のように、会員IDと会員キーを入力させるための入力窓を表示する。利用者は、店舗端末のキーから会員IDを入力する。また、会員キーは、店舗端末側が、認証コードを変換して会員キーを形成し、この会員キーを自動で入力する。利用者は入力を確認した後、「会員認証」のボタンをクリックして共通ポイントサイトに送信する(75)。共通ポイントサイトは、この会員IDと認証コードにより認証確認を行う(76)。
【0124】
会員認証が成功した場合には、図23に示す表示例のように、表示画面上に会員認証の成功を表示し、会員ID,氏名,生年月日等の書誌事項と共通ポイント残高を表示すると共に、ポイント数を入力する窓を表示し、景品交換に用いる共通ポイントのポイント数を入力させる(77)。図23は、景品変換の景品交換レートを確認する画面例であり、ポイント発行元、変換前の共通ポイント残高、景品交換レート、変換後の共通ポイントの残高等の情報を表示する。
【0125】
ポイント交換が完了した後(78)、図25に示す表示例のように、ポイント発行元、変換前の共通ポイント残高、景品交換レート、変換後の共通ポイントの残高等の情報を表示する(79)。
【0126】
上記した各態様は、事業者ポイントを利用者が保持するカードで管理しているが、事業者ポイントをポイント発行機関である事業者サイト側で管理する場合にも適用することができる。以下、事業者ポイントを事業者サイト側で管理する場合について説明する。なお、この態様は、事業者ポイントをカードで管理する態様とほぼ同様とすることができる。
【0127】
図26は、前記した図7と同様に、提携事業者(以下店舗の例を示す)において行うポイント変換要求、共通ポイントを用いた景品交換要求の処理例であり、利用者の操作、店舗側操作、共通ポイントサイト側操作、及び事業者サイトの操作を示している。なお、図26中の番号は図7中の番号と同様の番号を付している。
【0128】
利用者が店舗に来店すると(1)、利用者は店舗カウンターにおいて共通ポイントの変換あるいは景品交換を選択する(2)。共通ポイントの変換要求を選択した場合(3)には、店舗側は共通ポイントサイトにアクセスし(4)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行う(5)。さらに、利用者について会員IDや認証コードにより共通ポイント会員の認証を行い(6)、事業者のポイントを共通ポイントに変換する操作を行う。ここで、認証(21)は、認証コードから取り出した会員IDと、店舗で入力した会員IDとの照合で行う(7)。共通ポイントサイトは、共通ポイント変換操作を受けて共通ポイントの振り込み処理を行う(8)。店舗側は、事業者サイトに変換に用いた事業者ポイントを送り、事業者サイトに記録される事業者ポイントを更新させる(9)。
【0129】
一方、景品の交換要求を選択した場合(10)には、店舗側は共通ポイントサイトにアクセスし(11)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行う(12)。さらに、利用者について会員IDや認証コードにより共通ポイント会員の認証を行い(13)、共通ポイントによる景品交換の操作を行う(14)。共通ポイントサイトは、景品交換操作を受けて共通ポイントのポイント処理を行う(15)。店舗側は、事業者サイトに景品変換に用いた事業者ポイントを送り、事業者サイトに記録される事業者ポイントを更新させる(16)。
【0130】
以下、図27,28を用いて、事業者サイトに記録される事業者ポイントを共通ポイントに変換するポイント処理について説明し、図29,30を用いて、事業者サイトに記録される事業者ポイントを用いて景品変換するポイント処理について説明する。
【0131】
ポイント変換処理について説明する。図27,28はポイント変換の処理を説明するためのブロック図、及び状態を説明する図である。なお、図27,28では同じ処理について同じ番号を付している。
【0132】
図27,28において、利用者は携帯端末から共通ポイントサイトにアクセスして、会員IDやパスワードにより本人認証を行う(81)。共通ポイントサイトは、アクセス及び利用者を特定する、会員IDを含む認証コードを発行し(82)、携帯端末に返送する(83)。携帯端末は、返送された認証コードを店舗端末に転送する。認証コードの転送の一態様は、認証コードを二次元バーコードに変換し、携帯端末の表示手段に表示し(84)、この二次元バーコードを店舗端末が備えるバーコードリーダ等の読み取り機で読み取らせることで行う(85)。また、認証コードの転送の他の態様は、認証コードを赤外通信等の近距離通信により送信し(86)、店舗端末が備えるIrDA等の受信手段で受信することで行う(87)。
【0133】
店舗端末は、転送された認証コード(88)を、利用者が別に入力した会員ID(89)と共に送信データを形成する。店舗端末は、共通ポイントサイトにアクセスして(90)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(91)、形成しておいた会員IDと認証コードの送信データを共通ポイントサイトに送信する(92)。
【0134】
共通ポイントサイトは、認証コードから会員IDを取りだし、送信データ中の会員IDと、認証コードに含まれる会員IDと一致するかの照合を行う(93,94)。
【0135】
認証が完了した後、利用者は共通ポイントに変換する事業者ポイントを店舗端末に入力し(95)、店舗端末はこの事業者ポイントを共通ポイントに変換して(96)、共通ポイントサイトに送信する(97)。共通ポイントサイトは、送信された共通ポイントにより共通ポイント口座を更新する(98)。
【0136】
店舗端末は、事業者サイトにアクセスして(99)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(100)、利用者を特定する会員ID等の情報、及びポイント交換に用いた事業者ポイントを事業者サイトに送信する(101)。事業者サイトは、ポイント口座のポイントを更新する(102)。
【0137】
次に、景品変換処理について説明する。図29,30は景品変換の処理を説明するためのブロック図、及び状態を説明する図である。なお、図29,30では同じ処理について同じ番号を付している。
【0138】
図29,30において、利用者は携帯端末から共通ポイントサイトにアクセスして、会員IDやパスワードにより本人認証を行う(111)。共通ポイントサイトは、会員IDを用いてアクセスや利用者を特定する認証コードを発行し(112)、携帯端末に返送する(113)。携帯端末は、返送された認証コードを店舗端末に転送する。認証コードの転送は、前記ポイント変換と同様の態様とすることができる。例えば、二次元バーコードを携帯端末の表示手段に表示し(114)、この二次元バーコードを店舗端末が備えるバーコードリーダ等の読み取り機で読み取らせることで行う態様(115)や、認証コードを赤外通信等の近距離通信により送信し(116)、店舗端末が備えるIrDA等の受信手段で受信することで行う態様とすることができる(117)。
【0139】
店舗端末は、転送された認証コードを(118)、利用者が別に入力した会員ID(119)と共に送信データを形成する。店舗端末は、共通ポイントサイトにアクセスして(120)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(121)、入力した会員IDと認証コードの送信データを共通ポイントサイトに送信する(122)。
【0140】
共通ポイントサイトは、認証コードから取り出した会員IDと、店舗で入力された会員IDとが一致するかの照合を行い、残高共通ポイント等の情報を送信する(123,124)。
【0141】
認証が完了した後、利用者は景品交換に用いる共通ポイントのポイント数を店舗端末に入力し(125)、共通ポイントサイトに送信する(126)。共通ポイントサイトは、送信された共通ポイントにより共通ポイント口座を更新する(127)。また、店舗端末は、変換に用いた共通ポイントを事業者ポイントに変換し(128)、事業者サイトにアクセスして(129)、店舗IDやパスワードにより店舗認証を行い(130)、利用者を特定する会員ID等の情報、及びポイント交換に用いた事業者ポイントを事業者サイトに送信する(131、132)。事業者サイトは、ポイント口座のポイントを更新する(133)。利用者は、このポイントの処理の後、店舗から景品を受け取る(134)。
【0142】
前記した第1から第3の認証態様は、認証コードに含めた利用者ID(会員ID)と、別個に入力した利用者ID(会員ID)との照合により認証を行う態様である。これらの利用者ID(会員ID)を用いた認証態様に対して、認証コード自体を照合することで認証を行う態様とすることもできる。
【0143】
以下、認証コード自体を照合する他の認証態様(第4の認証態様〜第6の認証態様)について説明する。
【0144】
第4の認証態様について、図31を用いて説明する。第4の認証態様は、ポイント変換において提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証を認証コードにより行う態様である。
【0145】
ポイント管理システム1において、利用者は携帯端末4から共通ポイントサイト2に対して認証コードを要求し、共通ポイントサイト2はこの要求に応じて認証コードを形成し当該携帯端末4に発行する。この認証コードは、各利用者に応じて発行され、利用者からの各要求に応じて異なるコード情報を発行する。
【0146】
利用者は、共通ポイントサイト2で発行された認証コードを受けると、カード5に保持する事業者ポイントを利用しようとする提携事業者の店舗や遊技施設に行き、この認証コードを提携事業者の端末3に送る。事業者ポイントの利用としては、例えば、カード5に記録されている事業者ポイントを共通ポイントに変換して、共通ポイントサイト2の共通ポイントを更新したり、共通ポイントサイト2に保持される共通ポイントを利用してサービスの提供を受けたり、品物を受け取る等がある。
【0147】
提携事業者端末3は、携帯端末4から認証コードを受け取ると、受け取った認証コードと共に利用する共通ポイントを共通ポイントサイト2に送る。共通ポイントサイト2は、提携事業者端末3から送られた認証コードと、自らが発行した認証コードとを照合することにより、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性や、共通ポイントの移動の正当性を判定し、正当性が確認された場合には共通ポイントのポイント処理を行う。
【0148】
また、提携事業者端末3では、共通ポイントサイト2において利用者の正当性や共通ポイントの移動の正当性が確認されると、利用者に対してサービスや景品等の品物の提供を行うと共に、カード5に記録される事業者ポイントの更新を行う。
【0149】
認証コードは共通ポイントサイトで発行するものであり、各発行毎にコードを異ならせることにより各ポイント処理を特定することができ、セキュリティーを高めることができる。
【0150】
次に、第5の認証態様について図32を用いて説明する。第5の認証態様は、ポイント変換において、提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証を認証コードと識別情報により行う態様である。この第5の認証態様は、第4の認証態様で用いた認証コードに加えて識別情報を加える点で相違し、その他の点は第4の認証態様と同様である。そこで、以下では、相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
【0151】
識別情報は、利用者が設定する情報であり、共通ポイントサイトが発行する認証コードと共に、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性を保証する。利用者は、携帯端末4から共通ポイントサイト2に対して識別情報を送信する。識別情報は、数字やアルファベットや文字等の携帯端末が扱えるキャラクタ情報とすることができ、利用者が任意に設定する。
【0152】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4から送信された識別情報を組み込んだ認証コードを発行し、再度携帯端末4に送る。携帯端末4は、第1の認証態様と同様に、共通ポイントサイト2から送信された識別情報を含む認証コードを提携事業者端末3に送る。提携事業者端末3は、この識別情報を含む認証コードを共通ポイントサイト2に送る。
【0153】
共通ポイントサイト2は、送られた認証コードを発行した認証コードと照合すると共に識別情報を取り出し、利用者から送られた識別情報とを照合する。第2の認証態様によれば、照合するデータを増やすことによりセキュリティーを高めることができる。
【0154】
次に、第6の認証態様について図33を用いて説明する。第6の認証態様は、ポイント変換において、提携事業者端末から共通ポイントサイトへのアクセスにおける認証を認証コードと時刻情報により行う態様である。この第6の認証態様は、第4の認証態様で用いた認証コードに加えて時刻情報を加える点で相違し、その他の点は第4の認証態様と同様である。そこで、以下では、相違する構成についてのみ説明し、共通する構成については説明を省略する。
【0155】
時刻情報は、例えば認証コードを発行した時刻等の情報であり、共通ポイントサイトが発行する認証コードと共に、共通ポイントを利用しようとする利用者の正当性を保証する。
【0156】
共通ポイントサイト2は、時刻情報を組み込んだ認証コードを発行し、携帯端末4に送る。携帯端末4は、第4の認証態様と同様に、共通ポイントサイト2から送信された時刻情報を含む認証コードを提携事業者端末3に送る。提携事業者端末3は、この時刻情報を含む認証コードを共通ポイントサイト2に送る。
【0157】
共通ポイントサイト2は、送られた認証コードを発行した認証コードと照合すると共に時刻情報を取り出し、発行した時刻情報とを照合する。第6の認証態様によれば、照合するデータを増やすことによりセキュリティーを高めることができる。
【0158】
また、この第6の認証態様では、時刻情報を用いて認証コードの利用時間を制限することができる。認証コードは、発行後の時間が長くなるほどセキュリティーの安全性が低下する。そこで、発行した認証コードを利用できる期間を制限し、これによりセキュリティーの低下を防ぐ。
【0159】
本発明のポイント管理システムは、事業者ポイントをカード上で管理する態様に適用する他に、事業者ポイントを事業者サイト上で管理する態様に適用することができる。
【0160】
以下、上記2つの管理態様の内、図3〜図36を用いて事業者ポイントをカード上で管理する態様に適用した場合について説明する。
【0161】
図34は、本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの構成例を説明するための概略図である。図34において、ポイント管理システム1は、共通ポイントサイト2と提携事業者端末3を備える。携帯端末4を介して取得した認証コードを提携事業者端末3から共通ポイントサイト2に送ることにより、認証コードを用いて認証すると共に共通ポイントの移動を行う。
【0162】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4あるいは提携事業者端末3との間で認証コードや共通ポイントの送受信を行う送受信手段2aと、共通ポイントを管理する共通ポイント管理手段2bを備える他、認証を行うための構成を備える。認証を行うための構成は、認証コードを発行する認証コード発行手段2cと、発行した認証コードを記録する認証コード記録手段2jと、提携事業者端末3から受信した認証コードと、発行した認証コードと照合する照合手段2eとを備える。また、送受信手段2aで受信した信号から認証コードを取り出す認証コード変換手段2dを備える。なお、認証コード発行手段2cは、乱数発生を用いた装置等を任意の装置とすることができる。また、送受信手段2aは認証コードを二次元バーコードに変換して送信することもできる。
【0163】
提携事業者端末3は、事業者ポイントを発行し管理する事業者と提携関係を持つ提携事業者(例えば、店舗や遊技施設)に設けられる端末であり、各事業者サイトに接続することで事業者ポイントの管理を行うことができる。なお、図34には、事業者サイト及び事業者サイトとの間でデータ処理を行う構成は省略している。
【0164】
提携事業者端末3は、共通ポイントサイト2に認証コード及び共通ポイントの送信を行う送信手段3aと、事業者ポイントを共通ポイントに変換するポイント変換手段3bと、カード5に記録するポイントを書き換えるカード書き換え手段3cと、携帯端末4から認証コードを取り込む手段を備える。
【0165】
ポイント変換手段3bは、変換を希望するポイント数に基づいて対応する共通ポイントを算出する。この共通ポイントへの変換は、予め設定された変換率を事業者ポイントに乗ずることにより行うことができる。送信手段3aは、ポイント変換手段3bで変換した共通ポイントを共通ポイントサイト2に送信する。
【0166】
認証コードは携帯端末4から取り込む。認証コードの取り込みむ手段として、例えば、二次元バーコード読み取り手段3dやIrDA端末3eを備える。二次元バーコード読み取り手段3dは、携帯端末の表示手段に表示される二次元バーコードを読み取って、この二次元バーコードから認証コードを取得する。また、IrDA端末3eは、携帯端末から送信される赤外線信号を受信して、この赤外線信号から認証コードを取得する。
【0167】
携帯端末4は、共通ポイントサイト2から送信された認証コードを受信し、受信した認証コードを提携事業者端末3に送る手段を備える。例えば、二次元バーコードにより認証コードを送る場合には、携帯端末4Aは、共通ポイントサイト2から信号を受信する送受信手段4aと、受信信号から二次元バーコードを取得する二次元バーコード取得手段4bと、二次元バーコードを表示する表示手段4dを備える。
【0168】
また、赤外線信号により認証コードを送る場合には、携帯端末4Bは、共通ポイントサイト2からの信号を受信する送受信手段4aと、受信信号から認証コードを取得する認証コード取得手段4dと、取得した認証コードにより赤外線信号を発生する赤外線発生手段4eを備える。なお、携帯端末4A,4Bにおいて、送受信手段4a及び表示手段4dは、携帯端末が通常に持つ送受信手段及び表示手段とすることができる。
【0169】
共通ポイントサイト2において、携帯端末からアクセスがあると、認証コード発行手段2cはアクセス毎に異なる認証コードを発行して携帯端末4に送信すると共に、認証コード記録手段2jに記録しておく。
【0170】
携帯端末4は、送られた認証コードを二次元バーコードあるいは赤外線により提携事業者端末3に送る。携帯端末4は、二次元バーコード読み取り手段3dあるいはIrDA端末3eにより受信し、送信手段3aから共通ポイントサイト2に送り返す。
【0171】
共通ポイントサイト2では、照合手段2eにおいて送られた認証コードと記録されている認証コードとを照合し、アクセスの正当性を確認する。なお、提携事業者端末3において利用者を特定する情報を入力する際に、会員IDを入力して表示する他、認証コードに関連する情報を表示することができる。この認証コードの表示において、認証コードを直接表示せず、認証コードを変換して会員キーを形成し、この会員キーを表示するようにしてもよい。
【0172】
図35は、本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの他の構成例を説明するための概略図である。この構成例は、認証コードの照合に加えて時刻情報を認証照合に用いる。図35に示す構成例は、図34に示す共通ポイントサイト2の構成において相違する。以下、相違する構成について説明し、共通する構成については省略する。
【0173】
共通ポイントサイト2は、携帯端末4あるいは提携事業者端末3との間で認証コードや共通ポイントの送受信を行う送受信手段2aと、共通ポイントを管理する共通ポイント管理手段2bを備える他、認証を行うための構成を備える。認証を行うための構成は、認証コードを発行する認証コード発行手段2cと、時刻情報を形成する時刻情報形成手段2gと、発行した認証コード及び時刻情報を記録する記録手段2kと、受信した認証コードから時刻情報を取り出す時刻情報取得手段2iと、提携事業者端末3から受信した認証コード及び時刻情報と、発行して記憶手段2kに記憶しておいた認証コード及び時刻情報とを照合する照合手段2eとを備える。
【0174】
また、送受信手段2aで受信した受信信号から認証コードを取り出す認証コード変換手段2dを備える。
【0175】
携帯端末4及び提携事業者端末3は、図34に示した構成と同様に構成とすることができ、時刻情報を含む認証コードを共通ポイントサイト2から受信し、携帯端末4及び提携事業者端末3を介して再び共通ポイントサイト2に戻す。
【0176】
照合手段2eは、認証コードにより照合に加えて時刻情報を照合することにより、正当なアクセスであることのセキュリティーを高めることができる。
【0177】
図36に示すフローチャートは、共通ポイントサイトが行う認証処理の一例を示している。なお、ステップS21,22は、認証コードの発行処理の工程を示し、ステップS2〜32は、携帯端末を介して提携事業者端末から戻った認証コードを用いた認証処理の工程を示している。また、ここでは、時刻情報を含み、経過時間が制限時間内であるか否かの判定を行う場合について示している。
【0178】
認証コード発行手段2cは、時刻情報形成手段2gで形成した時刻情報を取り込み認証コードを発行する。なお、この時刻情報は、必ずしもリアルタイムの時刻を表す情報である必要はなく、任意に発生する時刻情報を用いることもできる(ステップS21)。送受信手段2aは、発行した認証コードを送信する(ステップS22)。
【0179】
提携事業者端末3において、利用者を特定する会員IDと会員キーを入力し、共通ポイントサイト2に送信する。会員IDは共通ポイントの会員であることを表すID情報であり、会員キーは認証コード(二次元バーコード)に基づいて形成される情報である。会員IDは、提携事業者端末3が備える入力手段(図示していない)から入力され、表示手段(図示していない)に表示される。また、会員キーは、端末内において認証コード(二次元バーコード)から自動で形成され、表示手段(図示していない)に表示される。
【0180】
認証コードを変換した会員キーを得る変換アルゴリズムは任意とすることができるが、共通ポイントサイトと提携事業者端末とは同一の変換アルゴリズムを備える。
【0181】
提携事業者端末3は、利用者の正当性を確保するために認証コード(二次元バーコード)と会員IDと共通ポイントサイトに送信する。
【0182】
なお、提携事業者端末の表示手段には、認証コードあるいは二次元バーコードを変換して会員キーを求めてこの会員キーを表示し、共通ポイントサイトには、変換しない認証コードを送るようにしてもよい。これにより、会員キーを不正に知られたとしても、認証コードの不正取得まで時間を要するため、共通ポイントの不正利用を抑制することができる。
【0183】
共通ポイントサイトは会員IDと会員キーを受信する(ステップS23)。会員IDを抽出し(ステップS24)、共通ポイントサイトが記録する会員IDと照合する(ステップS25)。会員IDが一致しない場合には不認証とする(ステップS32)。
【0184】
会員IDが一致した場合には、時刻情報を抽出する。時刻情報は、単独あるいは、会員キーや会員IDに含ませて送信することができ、他の送信データ内に含まれる場合には、当該送信データから時刻情報を抽出する(ステップS26)。抽出した時刻情報に基づいて、認証コードを発行してからに経過時間を算出し(ステップS27)、この経過時間が予め設定しておいた制限時間内であるかを判定する(ステップS28)。
【0185】
会員キーを抽出し、認証コードに変換し(ステップS29)、記録しておいた認証コードと照合し、一致する認証コードがあるかを判定する。なお、ステップS9において、認証コードがそのまま送信される場合には、会員キーからの変換を行うことなく受信した認証コードについて照合を行う(ステップS30)。認証コードが一致した場合には、アクセスが正当なものであることを認証する(ステップS31)。
【0186】
なお、上記した各実施の形態では、提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間の共通ポイントの移動において、提携事業者端末から共通ポイント管理機関への共通ポイントの移動について示しているが、共通ポイント管理機関から提携事業者端末への共通ポイントの移動についても同様とすることができる。
【0187】
本発明の実施形態によれば、認証コードに含ませた会員IDと店舗等の端末で入力した会員IDのように、同一内容のデータを異なる経路を通して送り、この同異を判定することにより、いずれか一方が盗まれた場合であっても不正利用を防止し、アクセスや利用者を認証する際のセキュリティーを高めることができる。
【0188】
本発明の実施形態によれば、発行した認証コードに含まれる会員IDと店舗等の端末で入力した会員IDとを照合するため、ポイント管理側において、発行した認証コードを記憶させておく必要がなく、認証コードの管理機構を簡易なものとすることができる。
【0189】
本発明の実施形態によれば、共通ポイントサイトは自身が発行した認証コードを用いることによりポイント交換におけるセキュリティーを確保することができる。
【0190】
本発明の実施形態によれば、店舗端末等の提携事業者端末は携帯端末からデータを取得する手段を備えることにより、認証コードを取り込むことができる。
【0191】
本発明の実施形態によれば、携帯端末が持つ二次元バーコード表示機能を用いることにより、店舗端末は携帯端末から認証コードを取得することができる。
【0192】
本発明の実施形態によれば、携帯端末が持つ赤外通信機能等の近距離通信機能を用いることにより、店舗端末は携帯端末から認証コードを取得することができる。
【0193】
本発明の実施形態によれば、認証コードに有効期限を持たせることによりセキュリティーを高めることができる。
【0194】
また、本発明の実施形態によれば、認証コード自体に時刻情報や識別情報を組み込むことによりセキュリティーを高めることができる。
【0195】
本発明の実施形態によれば、カード自体が管理するポイント、あるいは事業者サイトが管理するポイントを更新することができる。
【0196】
また、本発明の実施形態によれば、店舗端末は共通ポイントサイトが発行した認証コードを一旦会員キーに変換して表示し、会員キーの入力時に盗覗されたとしても、会員キーと異なる認証コードを送信することにより、セキュリティーを高めることができる。
【0197】
【発明の効果】
本発明のポイント管理システムによれば、ポイントを管理するシステムにおいて、事業者ポイントを扱う提携事業者端末と共通ポイント管理機関との間において共通ポイントを移動する際のセキュリティーを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の認証コードを用いた本人認証の第1の態様を説明するための概略図である。
【図2】本発明の認証コードを用いた本人認証の第2の態様を説明するための概略図である。
【図3】本発明の認証コードを用いた本人認証の第3の態様を説明するための概略図である。
【図4】本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの構成例を説明するための概略図である。
【図5】本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの他の構成例を説明するための概略図である。
【図6】本発明の共通ポイントサイトが行う認証処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の提携事業者において行うポイント変換要求、景品交換要求の処理例を説明するための図である。
【図8】本発明のポイント変換の処理を説明するためのブロック図である。
【図9】本発明のポイント変換の処理を説明するための状態図である。
【図10】本発明の提携事業者端末における処理手順を示す図である。
【図11】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図12】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図13】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図14】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図15】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図16】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図17】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図18】本発明の景品変換の処理を説明するためのブロック図である。
【図19】本発明の景品変換の処理を説明するための状態図である。
【図20】本発明の提携事業者端末における処理手順を示す図である。
【図21】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図22】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図23】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図24】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図25】本発明の提携事業者端末における表示画面例である。
【図26】本発明の提携事業者において行うポイント変換要求、景品交換要求の処理例を説明するための図である。
【図27】本発明のポイント変換の処理を説明するためのブロック図である。
【図28】本発明のポイント変換の処理を説明するための状態図である。
【図29】本発明の景品変換の処理を説明するためのブロック図である。
【図30】本発明の景品変換の処理を説明するための状態図である。
【図31】本発明の認証コードを用いた本人認証の第4の態様を説明するための概略図である。
【図32】本発明の認証コードを用いた本人認証の第5の態様を説明するための概略図である。
【図33】本発明の認証コードを用いた本人認証の第6の態様を説明するための概略図である。
【図34】本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの構成例を説明するための概略図である。
【図35】本発明の事業者ポイントをカード上で管理するポイント管理システムの他の構成例を説明するための概略図である。
【図36】本発明の共通ポイントサイトが行う認証処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ポイント管理システム
2 共通ポイントサイト
2a 送受信手段
2b 共通ポイント管理手段
2c 認証コード発行手段
2d 認証コード変換手段
2e 照合手段
2f 期限管理手段
2g 時刻情報形成手段
2h 時刻情報記憶手段
2i 時刻情報取得手段
2j 認証コード記憶手段
2k 記憶手段
3 提携事業者端末
3a 送信手段
3b ポイント変換手段
3c カード書き換え手段
3d 二次元バーコード読み取り手段
3e IrDA端末
4,4A,4B 携帯端末
4a 送受信手段
4b 二次元バーコード変換手段
4c 表示手段
4d 認証コード取得手段
4e 赤外信号発生手段
5 カード

Claims (8)

  1. ネットワーク上の共通ポイントサイトと当該共通ポイントサイトと接続される提携事業者端末とを含み、当該共通ポイントサイトで複数のポイント発行機関が発行したポイントを共通ポイントにより管理するポイント管理システムにおいて、
    前記提携事業者端末は、
    携帯端末と接続して認証コードを取り込む第1の入力手段と、利用者IDを入力する第2の入力手段とを備え、
    前記共通ポイントサイトはネットワーク上に設けられるサイトであって、当該サイトが備えるCPUおよびメモリは、
    ネットワークを介して携帯端末および提携事業者端末との間で送受信を行い、携帯端末との間において利用者IDの受信および当該利用者IDを変換して得られる認証コードの送信を行い、提携事業者端末との間において認証コードおよび利用者IDの受信を行う送受信手段と、
    共通ポイントを管理する共通ポイント管理手段と、
    携帯端末から入力した利用者IDを含む認証コードを発行する認証コード発行手段と、
    提携事業者端末から取り込んだ認証コードを変換して利用者IDを取り出す認証コード変換手段と、
    前記認証コード変換手段で変換した利用者IDと、提携事業者端末から取り込んだ利用者IDとを照合し、当該利用者IDの照合によって認証を行う照合手段とを含む処理手段を構成し、メモリに格納される所定プログラムをCPUで実行させることによって処理手段の処理を行い、
    前記共通ポイントサイトは、前記照合手段による認証結果を、提携事業者端末と共通ポイントサイトとの間の共通ポイントの移動の許否条件として、提携事業者端末と共通ポイントサイトとの間の共通ポイントの移動のセキュリティーを高めることを特徴とする、ポイント管理システム。
  2. 前記認証コードは有効期限情報を含み、
    前記共通ポイントサイトは、認証コードに含まれる有効期限情報に基づいて当該認証コードの有効性を判定することを特徴とする、請求項に記載のポイント管理システム。
  3. 前記共通ポイントサイトは、前記認証コードの発行時から認証コードの取り込み時までの時間を計時し、当該計時時間に基づいて当該認証コードの有効性を判定することを特徴とする、請求項に記載のポイント管理システム。
  4. 前記共通ポイントサイトは、時刻情報を含む認証コードを携帯端末に発行し、
    携帯端末を介して提携事業者端末から取り込んだ当該時刻情報と、前記発行した時刻情報とを照合し、当該照合結果に基づいて当該認証コードの有効性を判定することを特徴とする、請求項に記載のポイント管理システム。
  5. 前記認証コードは利用者が設定する識別情報を含み、
    前記共通ポイントサイトは、携帯端末を介して提携事業者端末から取り込んだ認証コードに含まれる識別情報と、提携事業者端末で入力した識別情報とを照合し、
    当該照合結果に基づいて当該認証コードの有効性を判定することを特徴とする、請求項に記載のポイント管理システム。
  6. 前記提携事業者端末は、各ポイント発行機関が発行するカードに記録されるポイントから、前記共通ポイントサイトに移動する共通ポイントに対応する各ポイント発行機関が発行するポイントを減算し、当該ポイントにより当該カードのポイントを更新する手段を備えることを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載のポイント管理システム。
  7. 前記提携事業者端末は、前記共通ポイントサイトに移動する共通ポイントに対応する各ポイント発行機関が発行するポイントをポイント発行機関に送り、各ポイント発行機関が管理するポイントを更新させる手段を備えることを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載のポイント管理システム。
  8. 前記提携事業者端末は、各ポイント発行機関が発行するポイントを共通ポイントサイトが管理する共通ポイントに変換する機能を備え、
    入力されたポイントを変換して得られる共通ポイントを共通ポイントサイトに移動することを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載のポイント管理システム。
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