JP2001257871A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP2001257871A
JP2001257871A JP2001033026A JP2001033026A JP2001257871A JP 2001257871 A JP2001257871 A JP 2001257871A JP 2001033026 A JP2001033026 A JP 2001033026A JP 2001033026 A JP2001033026 A JP 2001033026A JP 2001257871 A JP2001257871 A JP 2001257871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
area
information area
image information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001033026A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kojima
章夫 小嶋
康浩 ▲くわ▼原
Yasuhiro Kuwabara
Tsutomu Mikami
勉 三上
Tsutomu Kai
勤 甲斐
Kazuyuki Murata
和行 村田
Tomoko Suetake
智子 末武
Kazushi Ono
一志 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001033026A priority Critical patent/JP2001257871A/ja
Publication of JP2001257871A publication Critical patent/JP2001257871A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリジナル原稿に近い再生画像が得られ、し
かも複写された再生画像である旨を認識させることがで
きる画像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力画像データ1から画像の情報領域を
検出する画像情報領域検出手段2によって画像情報領域
であると判定された領域については、情報付加手段3に
よってその画像情報領域の周囲に所定の情報が付加され
る。したがって、画像情報領域が複数ある場合には各画
像情報領域の周囲に所定の情報が付加され、付加された
情報が画像情報領域の複写内容を損なうことがなく、付
加された情報から再生画像である旨を認識させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣や有価証券ある
いは各種の金券などの複製が禁止された紙葉類の偽造防
止機能を備えた複写機などに用いる画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複写機などのハードコピーは、原稿に忠
実な画像を形成することを目的として技術開発が進めら
れてきた。その結果、近年では一見してオリジナル原稿
と区別が付かない再生画像を形成できるカラー複写機も
市販されている。
【0003】このようにオリジナル原稿にきわめて近い
再生画像が得られると、紙幣や有価証券あるいは各種の
金券などの偽造に悪用されるおそれがある。このような
偽造を防止するため、特開平1−316783号公報な
どには入力画像信号が複写を禁止された画像信号である
かを特徴抽出により判別し、複写を禁止された画像信号
であると判定した場合は、縮小処理や鏡像反転などの変
換処理を行ってから画像を再生する方法が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような画像処理装
置では、複写が禁止されているものか否かの判定を多少
なりとも誤った場合には、通常の画像の再生が正常にで
きなくなったり、複写が禁止されているにもかかわらず
正常な再生画像を得ることができてしまうと云う問題が
ある。
【0005】本発明はオリジナル原稿に近い再生画像が
得られ、しかも複写された再生画像である旨を認識させ
ることができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像処理装置は、入力画像データから画像の情報領域を
検出する画像情報領域検出手段と、前記画像情報領域検
出手段で検出された画像情報領域の周辺に沿って所定の
情報を付加する情報付加手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2記載の画像処理装置は、
入力画像データから画像の情報領域を検出する画像情報
領域検出手段と、前記画像情報領域検出手段で検出され
た画像情報領域の周辺に所定の情報を繰り返し付加する
情報付加手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3記載の画像処理装置は、
請求項1または請求項2において、情報付加手段で付加
される所定の情報は、装置固有の情報であることを特徴
とする。
【0009】本発明の請求項4記載の画像処理装置は、
請求項1または請求項2において、画像の情報領域は文
字,写真,網点,絵の少なくとも一つの情報を含むブロ
ックの集合領域であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5記載の画像処理装置は、
入力画像データから画像の情報領域を検出する画像情報
領域検出手段と、前記画像情報領域検出手段で検出され
た画像情報領域外の領域に所定の情報を繰り返し付加す
る情報付加手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6記載の画像処理装置は、
入力画像データから画像の情報領域を検出する画像情報
領域検出手段と、少なくとも前記情報領域外の領域に所
定の情報を繰り返し付加する情報付加手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の請求項7記載の画像処理装置は、
画像データに所定の情報を付加する画像処置装置におい
て、所定の情報を繰り返して発生させながら付加情報を
生成する付加情報発生手段と、前記画像データに前記付
加情報を付加する情報付加手段とを有することを特徴と
する。
【0013】本発明の請求項8記載の画像処理装置は、
請求項5から請求項7において、前記所定の情報は、装
置固有の情報であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図12に基づいて説明する。図1〜図7に示す第1
の実施の形態は、本発明をカラー複写機に採用したもの
で、図1に示すように入力画像データ1から画像情報領
域を検出する画像情報領域検出手段2と、画像情報領域
検出手段2で検出された画像情報領域の周囲に所定の情
報を付加する情報付加手段3とで構成されている。入力
画像データ1は、プラテンガラスの上に原稿面を下にし
て置かれたオリジナル原稿を、原稿押さえによって押さ
え、プラテンガラスを介してこのオリジナル原稿を光学
系で読み取ることによって作成されている。図2(a)
に示すようなオリジナル原稿4を光学系で読み取ること
によって得られた入力画像データ1は画像情報領域検出
手段2と情報付加手段3とに入力される。画像情報領域
検出手段2では、文字,写真,網点,絵などの少なくと
も一つの情報を含む領域A1〜A5が画像情報領域であ
ると検出され、その内容を表す画像情報領域信号5は情
報付加手段3に送られる。入力画像データ1と画像情報
領域信号5が入力された情報付加手段3は、図2(b)
に示すように画像情報領域A1〜A5の周囲に所定の情
報6を付加した再生画像7を得るに必要な出力画像デー
タ8を出力する。出力画像データ8に応じて感光ドラム
の露光工程,現像工程,転写工程が実施されて、用紙に
再生画像7が記録される。
【0015】所定の情報6としては各複写機固有の製品
ナンバーを例として挙げることができ、製品ナンバー
が” 123 ”の場合の再生画像7の具体例を図3に
示す。この図3に示した例は画像情報領域A1の部分を
抜き出して書いたもので、画像情報領域A1の周囲を取
り囲むように製品ナンバーの” 123 ”が繰り返し
付加されている。画像情報領域A2〜A5の部分につい
ても同様である。
【0016】このように構成したため、出力画像データ
に基づいて出力される再生画像7は、画像情報領域検出
手段2によって画像情報領域と判定された領域A1〜A
5と画像情報領域検出手段2によって画像情報領域と判
定されなかった領域とを含むオリジナル原稿4に近いも
のであり、また画像情報領域A1〜A5の周囲を取り囲
むように製品ナンバーの” 123 ”が繰り返し付加
されていることから、複写された再生画像7である旨を
認識させることができる。しかも、再生画像7から製品
ナンバーの” 123 ”を読み取ることによって、複
写に使用された複写機を特定することができる。
【0017】画像情報領域検出手段2と情報付加手段3
の具体例を図4に示す。画像情報領域検出手段2は、レ
ッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3原色成
分で構成されている入力画像データ1を” K=(R+
2G+B)/4 ”の比率で単色成分に変換する単色化
回路9と、単色化回路9から出力される単色成分Kと規
定値の閾値Sとを比較して” S ≦ K の場合に”
情報なし ”と判定し、” S > K の場合に”
情報あり ”と判定する二値化回路10と、二値化回
路10の出力信号を入力して画像情報領域信号5を出力
する画像情報領域判定回路11とで構成されている。
【0018】画像情報領域判定回路11の構成を、図5
と図6を参照して説明する。ここでは、二値化回路10
で二値化された結果が図5(a)のような場合を例に挙
げて説明する。図5(a)では” 情報あり ”の画素
を斜線で示している。図5(b)のように” 3×3
”のメッシュブロック12ごとに信号処理する場合に
は図6に示すようにフリップフロップ131 〜136
とラインメモリ141 ,142 とオアゲート15
ならびにフレームメモリ16などで回路を構成し、オア
ゲート15の入力に一つの” 3×3 ”のメッシュブ
ロックすべての二値化信号を入力し、オアゲート15の
出力データをフレームメモリ16に書き込んでいく。図
5(c)は” 3×3 ”のメッシュブロックごとにメ
ッシュ処理した結果を示している。フレームメモリ16
には” 3×3 ”のメッシュブロックごとにデータが
書き込まれていく。CPU17はフレームメモリ16の
内容に基づいて” 情報あり ”の領域を囲む矩形範囲
の範囲Aa,Abをそれぞれ独立した画像情報領域とし
て判定し、さらにフレームメモリ16の内容を、画像情
報領域Aa,Abの周囲に図2(b)および図3に示し
たように製品ナンバーの” 123 ”を付加する位置
のデータに更新する。
【0019】図4に示した情報付加手段3は、遅延回路
18と情報付加回路19とで構成されている。遅延回路
18は、画像情報領域検出手段2がオリジナル原稿の全
領域について画像情報領域の判定を完了するのに要する
時間だけ入力画像データ1を遅延して情報付加回路19
に入力するように作用しており、情報付加回路19は図
7に示すように構成されている。
【0020】情報付加回路19では、セレクタ20の第
1の信号入力aに遅延回路18を介して入力画像データ
1が供給され、セレクタ20の第2の信号入力bには付
加情報発生器21から製品ナンバーの” 123 ”の
キャラクタデータが供給されている。第1の信号入力a
と第2の信号入力bの一方の信号を選択して出力するセ
レクタ20の切り換え制御入力cには、画像情報領域判
定回路11の前記フレームメモリ16からフレームメモ
リ読み取り器22を介して読み取った位置のデータが供
給されている。このようにして、セレクタ20の出力に
は入力画像データ1と付加情報発生器21の出力データ
が合成された出力画像データ8が発生する。フレームメ
モリ読み取り器22はCPU17で兼ねてもよい。
【0021】なお、ここで付加情報発生器21の出力デ
ータは入力画像データ1と同様にレッド(R),グリー
ン(G),ブルー(B)の3原色成分で出力されてお
り、任意の色に設定できる。
【0022】レッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)の3原色成分で構成されているこの出力画像デー
タ8から、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y),ブラック(B)の成分を演算して、感光ドラム
の露光工程,現像工程,転写工程が各色成分ごとに順に
実施されて、用紙に再生画像7が記録される。
【0023】図8は第2の実施の形態を示し、図1に示
した第1の実施の形態における画像情報領域検出手段2
と情報付加手段3の間に第1条件判定手段23が介装さ
れている。第1条件判定手段23は、画像情報領域検出
手段2で検出された画像情報領域のうちで第1の条件
(具体的には、予め決められた紙幣の大きさを判定基準
範囲として、この判定基準範囲以上の画像情報領域範囲
を抽出する)を満たす画像情報領域だけを表す画像情報
領域信号5aを出力するように構成されている。第1条
件判定処理はCPU17で行ってもよい。第1条件判定
手段23からの画像情報領域信号5aと入力画像データ
1が入力された情報付加手段3は、判定基準範囲以上の
画像情報領域範囲にだけ周囲を取り囲む形で製品ナンバ
ーの” 123 ”が繰り返し付加されるよう入力画像
データ1を加工処理した出力画像データ8を出力する。
具体的には、図2(a)の画像情報領域A3の大きさを
判定基準範囲とすると、画像情報領域A1〜A3,A5
のみの周囲に情報が付加される。
【0024】第2の実施の形態では判定基準範囲以上の
画像情報領域範囲にはすべての画像情報領域範囲の周囲
を取り囲む形で製品ナンバーの” 123 ”が繰り返
し付加されるように構成したが、前記第1条件判定手段
23の第1の条件を、予め決められた大きさを第1の判
定基準範囲として、この第1の判定基準範囲以上で第1
の判定基準範囲よりも大きな第2の判定基準範囲以下の
画像情報領域範囲を抽出するように設定することによっ
て、周囲を取り囲むように製品ナンバーの”123 ”
が繰り返し付加される画像情報領域を限定できる。具体
的には、画像情報領域A3以上で画像情報領域A5以下
だとすると、周囲を取り囲むように画像情報領域A2,
A3,A5の周囲のみに製品ナンバーの” 123 ”
が繰り返し付加される。
【0025】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、予め決められた形状(例えば、紙幣の形状)を第1
の判定基準形状として、この第1の判定基準形状にほぼ
等しい形状の画像情報領域範囲を抽出するように設定す
ることによって、周囲を取り囲むように製品ナンバー
の” 123 ”が繰り返し付加される画像情報領域を
さらに限定できる。具体的には、長方形を判定基準形状
とすると画像情報領域A2〜A5の周囲のみに製品ナン
バーの” 123 ”が繰り返し付加される。この図2
では画像情報領域A3の中央に空白(すかし部分)があ
って、中央に空白がある長方形を判定基準形状とする
と、画像情報領域A3の周囲のみに製品ナンバーの”
123 ”が繰り返し付加される。
【0026】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、予め決められた紙幣の下地色領域の部分を除いた形
状を第1の判定基準形状として、この第1の判定基準形
状にほぼ等しい形状の画像情報領域範囲を抽出するよう
に設定することによって、周囲を取り囲むように製品ナ
ンバーの” 123 ”が繰り返し付加される画像情報
領域を限定できる。ここで云う下地色領域とは、図9に
示すようにオリジナル原稿4となる紙幣24の図柄領域
25の周りに残されている余白の部分26で、”紙幣の
下地色領域の部分を除いた形状”とは図柄領域25の形
状を意味し、図柄領域25の周囲を取り囲むように製品
ナンバーの” 123 ”が繰り返し付加される位置
は、再生画像7における前記余白の部分26の相当位置
に設定されている。
【0027】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、画像情報領域内に存在する特定の複数の座標を求め
たときに、前記複数の座標のうち2つの座標間を結ぶ距
離の部分集合が、予め設定した距離の部分集合にほぼ等
しい画像情報領域範囲を抽出するように設定することに
よっても、周囲を取り囲むように製品ナンバーの”12
3”が繰り返し付加される画像情報領域を限定できる。
この方法を用いると、原稿内に斜めに置かれた複写禁止
画像の検出も容易になる。具体的には、図2(a)に示
した画像情報領域A2〜A5のように矩形の場合には、
画像情報領域内の上端,下端,左端,右端の座標うちの
2つの座標間を結ぶ距離の部分集合が、予め設定した距
離の部分集合にほぼ等しいかどうかを判定して画像情報
領域範囲を抽出する。
【0028】上記の各実施の形態では、入力画像データ
1を単色化回路9で単色成分に変換して画像情報領域の
判定処理を実施したが、図10に示す第3の実施の形態
のように画像情報領域検出手段2の代わりに、色検出手
段27と第2条件判定手段28で構成することによって
も特定色を含む領域の周囲を取り囲むように製品ナンバ
ーの” 123 ”を繰り返し付加することができる。
色検出手段27には特定色を表すレッド(R),グリー
ン(G),ブルー(B)の3原色成分のレベルが予め書
き込まれており、この特定色の3原色成分のレベルと入
力画像データ1の3原色成分のレベルとを各色ごとに比
較して、3色すべてにおいて互いのレベル誤差が所定範
囲内の場合に入力画像データ1が特定色であると判定し
て2値化信号のハイレベル信号を出力し、入力画像デー
タ1が特定色でないと判定した場合にはローレベル信号
を出力する。この色検出手段27の出力の2値化信号を
入力信号として第2の条件を満足した特定色を含む領域
を抽出する第2条件判定手段28は、前記画像情報領域
判定回路11と第1条件判定手段23と同じ構成で実現
することができる。つまり、図5(b)のように” 3
×3 ”のメッシュブロックごとに信号処理する場合に
は図6に示すようにフリップフロップ131〜136
とラインメモリ141 ,142 とオアゲート15な
らびにフレームメモリ16などで回路を構成し、オアゲ
ート15の入力に一つの” 3×3”のメッシュブロッ
クすべての二値化信号を入力し、オアゲート15の出力
データをフレームメモリ16に書き込んでいく。図5
(c)は特定色を含む領域を示し、フレームメモリ16
には” 3×3 ”のメッシュブロックごとにデータが
書き込まれる。CPU17はフレームメモリ16の内容
に基づいて” 特定色を含む ”領域を囲む矩形範囲の
範囲Aa,Abをそれぞれ特定色を含む独立した領域と
して判定し、さらにその判定した各画像情報領域の周囲
に図2(b)および図3に示したように製品ナンバー
の” 123 ”を付加する位置のデータにフレームメ
モリ16の内容を更新する。情報付加手段3は第1の実
施の形態の情報付加回路19と同一に構成されている。
【0029】この第3の実施の形態の場合には、特定色
を含む領域の周囲を取り囲むように製品ナンバーの”
123 ”を繰り返し付加することができる。具体的に
は、前記特定色は予め決められた紙幣の図柄色に設定さ
れており、第2条件判定手段28の第2の条件を、予め
決められた紙幣の形状を第1の判定基準形状として、こ
の第1の判定基準形状にほぼ等しい形状の特定色を含領
域範囲を抽出するように設定することによって、図11
(a)に示すように紙幣と同じ色であるけれども形状が
紙幣と異なる第1の領域Aaと紙幣である第2の領域A
bと紙幣と同じ形状であるけれども色が紙幣と異なる第
3の領域Acとを有したオリジナル原稿4を複写した場
合には、第2の領域Abだけを求める領域であると判定
して、再生画像7には図11(b)に示すように第1〜
第3の領域Aa〜Acのうちの第2の領域Abの周囲を
取り囲むように所定の情報6として製品ナンバーの”
123 ”が付加される。
【0030】第2条件判定手段28から形状に関する条
件を解除した場合には、第1,第2の領域Aa,Abを
画像情報領域であると判定して、再生画像7には図12
に示すように第1,第2の領域Aa,Abの周囲を取り
囲むように所定の情報6として製品ナンバーの” 12
3 ”が付加される。図柄領域25の周囲を取り囲むよ
うに所定の情報6が付加される位置は、再生画像7にお
ける前記余白の部分26の相当位置に設定されている。
【0031】第3の実施の形態においては特定色を図柄
色として、図柄領域25の周囲を取り囲むように所定の
情報6を付加したが、特定色を紙幣の下地色に設定する
と共に画像情報領域の内側で、再生画像7における前記
余白の部分26の相当位置に設定することもできる。
【0032】第3の実施の形態の色検出手段27は、特
定色の3原色成分のレベルと” 3×3 ”のメッシュ
ブロックの各画素ごとの入力画像データ1の3原色成分
のレベルとを比較し、さらに画像情報領域判定回路11
で” 3×3 ”のブロックの色が特定色か否かの判定
を実施したが、これは色検出手段27に入力画像データ
1を入力するに先立って入力画像データ1を、例えば前
記” 3×3 ”のブロックごとに平滑化することによ
って、画像情報領域判定回路11を簡略化できる。ま
た、判定に際してノイズの影響を受けにくくなる。
【0033】上記の各実施の形態ではブロックの” 3
×3 ”の集合領域ごとに情報の有無を判定したり、特
定色であるなしを判定したため、取り扱う情報量を(1
/9)にしてメモリ容量を低減できるが、メモリ容量の
低減を必要としない場合には画素ごとに情報の有無,特
定色であるなしが判定される。
【0034】上記の各実施の形態では、メッシュブロッ
クの大きさが” 3×3 ”であったがこれに限定され
るものではない。上記の各実施の形態においては、装置
固有の所定の情報6として製品ナンバーが、該当する画
像情報領域の外側の周囲を取り囲むようにあるいは該当
する画像情報領域の内側に添って付加されたが、所定の
情報6は製品ナンバーに限定されるものではなく、線や
特定の図形になるように付加情報発生器21を構成する
こともできる。また、該当する画像情報領域の外側の周
囲の一部あるいは該当する画像情報領域の内側の一部
に、製品ナンバーや線や特定の図形を付加するように付
加情報発生器21を構成することもできる。
【0035】上記の各実施の形態では入力画像データ1
を遅延回路18で遅延して情報付加回路19に供給した
が、複写機の場合にはオリジナル原稿を光学系で読み取
る場合にプリスキャンさせて付加する情報の位置を予め
求めておき、あらためてオリジナル原稿を光学系で読み
取ることによって得られた入力画像データ1と付加情報
発生器21の信号を合成するように構成することもでき
る。
【0036】上記の各実施の形態では、オリジナル原稿
を光学系で読み取ることによって得られるレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)の3原色成分で
構成されている入力画像データ1をシアン(C),マゼ
ンタ(M),イエロー(Y),ブラック(B)の成分に
変換するに先立って信号処理したが、入力画像データ1
をシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブ
ラック(B)の成分に変換してから信号処理する場合も
同様である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の画像処理装置によ
れば、認識図形の周辺に所定情報の付与をおこなうの
で、原稿画像を読みにくくせずに、情報付与ができる。
情報領域が任意の形状であっても、周囲に情報付与でき
る。結果、再生画像であることを認識でき、偽造防止が
できるものである。
【0038】また、所定情報を繰り返し付与した場合に
は、情報を連続して付与できるので、どこで切り取られ
ても装置固有の情報が認識できる。また、再生画像であ
ることを認識できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の第1の実施の形態の全
体構成図
【図2】同実施の形態におけるオリジナル原稿と再生画
像の説明図
【図3】同実施の形態の再生画像の詳細図
【図4】同実施の形態の画像情報領域検出手段と情報付
加手段の構成図
【図5】同実施の形態の画像情報領域の検出原理の説明
【図6】図4における画像情報領域判定回路の構成図
【図7】図4における情報付加回路の構成図
【図8】本発明の第2の実施の形態の構成図
【図9】同実施の形態における下地色領域と図柄領域の
説明図
【図10】本発明の第3の実施の形態の構成図
【図11】同実施の形態におけるオリジナル原稿と再生
画像の説明図
【図12】同実施の形態における第2の条件を変更した
場合の再生画像の説明図
【符号の説明】
1 入力画像データ 2 画像情報領域検出手段 3 情報付加手段 4 オリジナル原稿 5 画像情報領域信号 6 所定の情報 7 再生画像 8 出力画像データ 9 単色化回路 10 二値化回路 11 画像情報領域判定回路 12 メッシュブロック 16 フレームメモリ 18 遅延回路 19 情報付加回路 20 セレクタ 21 付加情報発生器 22 フレームメモリ読み取り器 23 第1条件判定手段 24 紙幣 25 図柄領域 26 余白の部分 27 色検出手段 28 第2条件判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 甲斐 勤 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村田 和行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 末武 智子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小野 一志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像データから画像の情報領域を検出
    する画像情報領域検出手段と、 前記画像情報領域検出手段で検出された画像情報領域の
    周辺に沿って所定の情報を付加する情報付加手段とを備
    えた画像処理装置。
  2. 【請求項2】入力画像データから画像の情報領域を検出
    する画像情報領域検出手段と、 前記画像情報領域検出手段で検出された画像情報領域の
    周辺に所定の情報を繰り返し付加する情報付加手段とを
    備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】情報付加手段で付加される所定の情報は、
    装置固有の情報であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】画像の情報領域は文字,写真,網点,絵の
    少なくとも一つの情報を含むブロックの集合領域である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】入力画像データから画像の情報領域を検出
    する画像情報領域検出手段と、 前記画像情報領域検出手段で検出された画像情報領域外
    の領域に所定の情報を繰り返し付加する情報付加手段と
    を備えた画像処理装置。
  6. 【請求項6】入力画像データから画像の情報領域を検出
    する画像情報領域検出手段と、 少なくとも前記情報領域外の領域に所定の情報を繰り返
    し付加する情報付加手段とを備えた画像処理装置。
  7. 【請求項7】画像データに所定の情報を付加する画像処
    置装置において、 所定の情報を繰り返して発生させながら付加情報を生成
    する付加情報発生手段と、 前記画像データに前記付加情報を付加する情報付加手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】前記所定の情報は、装置固有の情報である
    ことを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載
    の画像処理装置。
JP2001033026A 2001-02-09 2001-02-09 画像処理装置 Pending JP2001257871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001033026A JP2001257871A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001033026A JP2001257871A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 画像処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20935792A Division JP3214907B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001257871A true JP2001257871A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18896846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001033026A Pending JP2001257871A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001257871A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100680A (ja) * 2007-12-06 2008-05-01 Denso Corp 車載操作装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100680A (ja) * 2007-12-06 2008-05-01 Denso Corp 車載操作装置
JP4591501B2 (ja) * 2007-12-06 2010-12-01 株式会社デンソー 車載操作装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5629990A (en) Image processing system
US8687242B2 (en) Image processing apparatus for obtaining image data comprising a code generation section, an encryption section, a pattern generation section, and an addition section
US6542629B1 (en) Digital imaging method and apparatus for detection of document security marks
JPH09274660A (ja) 画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナ
JP2000175031A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像入力装置
JPS60229572A (ja) 画像処理装置
JP2001086330A (ja) 画像処理システム
JP2011254397A (ja) 地紋画像合成装置、地紋画像合成方法、およびコンピュータプログラム
JP2006121200A (ja) 画像処理装置、方法及びプログラム
JP2006173757A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2606064B2 (ja) 画像処理装置
JP4263156B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP3214907B2 (ja) 画像処理装置
US8458807B2 (en) Image processing apparatus and copy machine control method
JPH10210285A (ja) 画像認識方法及び装置並びに複写機
JP2001257871A (ja) 画像処理装置
JP3490069B2 (ja) 画像処理装置
JP2008503155A (ja) ドキュメントの全カラー走査保護
JP3033497B2 (ja) 画像処理装置
US20070133023A1 (en) Document For Determining Interference Scanning Frequencies
JPH04227365A (ja) 画像形成装置
JP2001218037A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH0662217A (ja) 画像形成装置
JPH04227367A (ja) 画像形成装置
JP2600626Y2 (ja) 画像処理装置