JP2001223761A - データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体 - Google Patents

データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体

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JP2001223761A
JP2001223761A JP2000348072A JP2000348072A JP2001223761A JP 2001223761 A JP2001223761 A JP 2001223761A JP 2000348072 A JP2000348072 A JP 2000348072A JP 2000348072 A JP2000348072 A JP 2000348072A JP 2001223761 A JP2001223761 A JP 2001223761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通信装置の間でデータを通信する際
に、データの拡散を阻止する。 【解決手段】 複数の装置の間で無線によりデータを通
信するデータ通信装置であって、データを受信する受信
部404と、制御部を介して受信部404に接続され、
受信したデータを記憶する主記憶部405と、制御部を
介して主記憶部405に接続され、自己と通信可能な1
台のデータ通信装置を探索して、探索されたデータ通信
装置に、主記憶部405に記憶されたデータを送信する
送信部403と、送信部403と受信部404と主記憶
部405とに接続され、探索されたデータ通信装置か
ら、データを受信したことを表わす受信完了データを受
信したことに応答して、探索されたデータ通信装置に送
信したデータを削除するように主記憶部405を制御す
る制御部402とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを通信す
る技術に関し、特に、複数の装置間で無線を用いてデー
タを通信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型の通信機器である、携帯電
話、PHS(Personal Handy-phone System)およびP
DA(Personal Digital Assistant)等の発達が著し
い。これらの通信機器の発達に伴い、通信機器を複数台
を用いて、同じデータを相互に通信することが行なわれ
ている。
【0003】このようなデータ通信に関連する技術とし
て、インフォキャスト(電子情報通信学会誌 Vol.82 N
o.4 pp.386-390 1999年4月)といわれる技術がある。こ
の技術は、ある通信機器が受信したデータを他の通信機
器に送信することを繰返すことにより、同一のデータ
が、伝言ゲームのように多くの通信機器に拡散すること
ができる通信技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の通信技
術を用いた通信システムにおいては、1つのデータが多
くの通信機器に送信され、1つのデータの複製が、複数
の通信機器に存在することになる。このような通信シス
テムにおいて、例えば通信されるデータが電子ペットを
表わすデータである場合には、電子ペットのデータの複
製が、複数の通信機器に存在する。このため、電子ペッ
トは、実世界においてペットが動き回る活動と同様に、
通信システムの中を電子ペットのデータが動き回るとい
う動作が実現できない。すなわち、電子ペットのデータ
を、ある通信機器から別の通信機器へ移動させ、別の通
信機器からさらに別の通信機器へと移動させることがで
きない。
【0005】また、送信されたデータを特定することに
より、複数のデータ通信装置の中から1の通信機器を抽
出する場合においても、上述の通信技術では、1のデー
タの複製が、複数の通信機器に存在することになるた
め、1の通信機器を抽出することができない。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、複数の通信装置の間でデータを通
信する際に、データの拡散を阻止することができるデー
タ通信装置、データ通信システム、データ通信方法を実
現するプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るデータ
通信装置は、複数の装置の間でデータを通信するデータ
通信装置であって、データを受信するための受信手段
と、受信手段に接続され、受信したデータを記憶するた
めの記憶手段と、記憶手段に接続され、自己と通信可能
な1台のデータ通信装置を探索して、探索されたデータ
通信装置に、記憶手段に記憶されたデータを送信するた
めの送信手段と、記憶手段に接続され、探索されたデー
タ通信装置に送信したデータを、記憶手段から削除する
ように記憶手段を制御するための制御手段とを含む。
【0008】第1の発明によると、他の装置から受信し
たデータは記憶手段に記憶される。送信手段は、自己と
通信可能な1台のデータ通信装置を探索して、データを
送信する。制御手段は、送信手段により送信されたデー
タを記憶手段から削除する。これにより、1台のデータ
通信装置のみに送信されたデータが記憶手段から削除さ
れることにより、記憶手段に記憶されたデータが拡散さ
れることはない。その結果、複数の通信装置の間でデー
タを通信する際に、データの拡散を阻止することができ
るデータ通信装置を提供することができる。なお、この
データ通信装置には、データ通信装置以外のデータ蓄積
装置からデータを受信して、自己以外のデータ通信装置
にデータを送信するデータ通信装置が含まれる。
【0009】第2の発明に係るデータ通信装置は、第1
の発明の構成に加えて、制御手段は、探索されたデータ
通信装置から、データを受信したことを表わす受信完了
データを受信するように受信手段を制御するための手段
と、受信完了データを受信したことに応答して、探索さ
れたデータ通信装置に送信したデータを削除するように
記憶手段を制御するための手段とを含む。
【0010】第2の発明によると、制御手段は、データ
を送信したデータ通信装置から受信完了データを受信し
たことに応答して、記憶手段に記憶されたデータを削除
する。これにより、正常に送信されたデータのみを削除
することができる。
【0011】第3の発明に係るデータ通信装置は、第1
の発明の構成に加えて、予め定められた条件に基づい
て、データの送信前に、探索されたデータ通信装置にデ
ータの受信の可否を問合せる問合せデータを送信するた
めの問合せデータ送信手段をさらに含み、制御手段は、
問合せデータを受信したことに応答して、データの受信
を準備するように受信手段を制御するための手段を含
む。
【0012】第3の発明によると、送信側のデータ通信
装置における問合せデータ送信手段は、データの受信の
可否を問合せる。受信側のデータ通信装置における制御
手段は、問合せデータを受信すると、データの受信の準
備を行なう。これにより、データの送信前に、受信側で
データの受信の準備を行なうことができ、データ通信を
確実に行なうことができる。
【0013】第4の発明に係るデータ通信装置は、第3
の発明の構成に加えて、動作モードを、データを送信す
る送信モードと、データを受信する受信モードとに切換
えるためのモード切換え手段をさらに含み、条件は、自
己と通信可能なデータ通信装置に送信するデータが、記
憶手段に記憶され、かつデータ通信装置の動作モードが
送信モードであるという条件である。
【0014】第4の発明によると、送信側のデータ通信
装置においては、モード切換え手段により送信モードに
設定され、記憶手段に送信すべきデータが記憶されてい
ると、受信側のデータ通信装置にデータの受信の可否を
問合せる問合せデータを送信することができる。
【0015】第5の発明に係るデータ通信装置は、第3
の発明の構成に加えて、データ通信装置は、自己を識別
するための識別データを記憶するための識別データ記憶
手段をさらに含み、データは、複数のデータ通信装置を
経由して受信手段により受信されることがあり、問合せ
データは、問合せデータを送信してきたデータ通信装置
にデータが到達するまでに経由したデータ通信装置を識
別するための複数の識別データを含み,制御手段は、受
信した問合せデータに含まれる識別データの中に、識別
データ記憶手段に記憶された識別データを含む場合に、
データの受信を拒否するための手段を含む。
【0016】第5の発明によると、問合せデータには、
問合せデータを送信してきたデータ通信装置にデータが
到達するまでに経由したデータ通信装置を識別するため
の複数の識別データが含まれる。この問合せデータに含
まれる識別データが自己の識別データを含む場合には、
既に過去に受信したデータであるため、受信を拒否する
ことができる。これにより、データ通信装置において同
じデータを繰返し受信することを避けることができる。
【0017】第6の発明に係るデータ通信装置は、第5
の発明の構成に加えて、問合せデータは、問合せデータ
を送信してきたデータ通信装置にデータが到達するまで
に経由したデータ通信装置を識別するための予め定めら
れた数の識別データを含む。
【0018】第6の発明によると、問合せデータには、
問合せデータを送信してきたデータ通信装置にデータが
到達するまでに経由した、データ通信装置を識別するた
めの予め定められた数の識別データが含まれる。この予
め定められた数の識別データが自己の識別データを含む
場合には、既に過去に受信したデータであるため、受信
を拒否することができる。たとえば、予め定められる数
を10個とすると、データ通信装置において、他の装置
を少なくとも10回経由するまでは、同じデータを繰返
し受信しないようにできる。
【0019】第7の発明に係るデータ通信装置は、第1
の発明の構成に加えて、データは、データ通信装置のユ
ーザに表示できるように記憶された添付データを含み、
データ通信装置は、添付データを表示するための表示手
段をさらに含む。
【0020】第7の発明によると、表示手段は、データ
に含まれる添付データを表示できる。たとえば、添付デ
ータが仮想キャラクタを表わすデータとすると、複製が
作成されることなく、1のデータ通信装置のみで表示が
可能な仮想キャラクタを育成することができる。
【0021】第8の発明に係るデータ通信装置は、第7
の発明の構成に加えて、添付データは、仮想キャラクタ
を表わすデータであり、データ通信装置は、表示手段に
表示される仮想キャラクタが変化するように添付データ
を変更するための変更手段をさらに含む。
【0022】第8の発明によると、表示手段は、変更手
段により変化された仮想キャラクタを表示できる。たと
えば、変更手段は、受信するまでに経由したデータ通信
装置の個数に対応して、仮想キャラクタが変化するよう
に添付データを変更する。これにより、データ通信装置
が受信した仮想キャラクタを変化させて表示できる。
【0023】第9の発明に係るデータ通信装置は、第7
の発明の構成に加えて、制御手段は、探索された1台の
データ通信装置への送信対象から添付データを外すよう
に送信手段を制御するための手段を含む。
【0024】第9の発明によると、制御手段は、データ
通信装置のユーザに表示できるように記憶された添付デ
ータを送信の対象から除外できる。これにより、添付デ
ータにより表わされる仮想キャラクタが気に入った場
合、この添付データを自己のデータ通信端末に保持する
ことができる。
【0025】第10の発明に係るデータ通信装置は、第
9の発明の構成に加えて、制御手段は、送信対象から外
された添付データを送信対象に再度含ませるように送信
手段を制御するための手段を含む。
【0026】第10の発明によると、一旦送信の対象か
ら外した添付データを再び送信の対象に含ませることが
でき、ユーザの要求に対応して、添付データを送信した
り保持したりできる。
【0027】第11の発明に係るデータ通信装置は、第
8の発明の構成に加えて、データは、複数のデータ通信
装置を経由して受信手段により受信されることがあり、
データ通信装置は、予め定められた条件に基づいて、デ
ータの送信前に、探索されたデータ通信装置にデータの
受信の可否を問合せる問合せデータを送信するための問
合せデータ送信手段をさらに含み、データは、添付デー
タに加えて、問合せデータを送信してきたデータ通信装
置にデータが到達するまでに経由したデータ通信装置を
表わす履歴データを含み、変更手段は、履歴データに基
づいて、添付データを変更するための手段を含む。
【0028】第11の発明によると、変更手段は、受信
するまでに経由したデータ通信装置を表わす履歴データ
に基づいて、仮想キャラクタが変化するように添付デー
タを変更する。これにより、データ通信装置が受信した
データの履歴データに基づいて、仮想キャラクタを変化
させて表示できる。
【0029】第12の発明に係るデータ通信装置は、第
11の発明の構成に加えて、履歴データは、データがデ
ータ通信装置を経由した回数を表わすデータであり、変
更手段は、回数に基づいて、添付データを変更するため
の手段を含む。
【0030】第12の発明によると、変更手段は、受信
するまでにデータ通信装置を経由した回数に基づいて、
仮想キャラクタが変化するように添付データを変更す
る。これにより、たとえば、100回目にデータを受信
したデータ通信装置において、特別な形態の仮想キャラ
クタに変化させて表示できる。
【0031】第13の発明に係るデータ通信装置は、第
1の発明の構成に加えて、データは、複数のデータ通信
装置を経由して受信手段により受信されることがあり、
データは、問合せデータを送信してきたデータ通信装置
にデータが到達するまでに経由したデータ通信装置を表
わす履歴データを含み、制御手段は、履歴データが所定
の条件を満足するか否かに基づいてデータ通信装置にお
いて所定の処理を実行するか否かを決定し、当該決定に
したがってデータ通信装置を制御するための手段を含
む。
【0032】第13の発明によると、制御手段は、受信
するまでに経由したデータ通信装置を表わす履歴データ
が所定の条件を満足すると、所定の処理を実行する。こ
れにより、たとえば、100回目にデータを受信したデ
ータ通信装置において、特別な処理を実行できる。その
結果、複数のデータ通信装置の中から1のデータ通信装
置を抽出することができる。
【0033】第14の発明に係るデータ通信装置は、第
13の発明の構成に加えて、履歴データは、データがデ
ータ通信装置を経由した回数を表わすデータであり、制
御手段は、回数が予め定められた回数である場合に、所
定の処理を実行するように決定するための手段を含む。
【0034】第14の発明によると、制御手段は、受信
するまでにデータ通信装置を経由した回数が予め定めら
れた回数であると、所定の処理を実行する。これによ
り、100回目にデータを受信したデータ通信装置にお
いて、特別な処理を実行できる。
【0035】第15の発明に係るデータ通信装置は、第
1の発明の構成に加えて、自己を識別するための識別デ
ータを記憶するための識別データ記憶手段と、受信した
データを表示するための表示手段とをさらに含み、送信
手段は、識別データが付加されたデータを探索された1
台のデータ通信装置に送信するための手段を含み、制御
手段は、受信手段により受信したデータに付加された識
別データが、識別データ記憶手段に記憶された識別デー
タと一致する場合に、受信したデータを表示するように
表示手段を制御するための手段を含む。
【0036】第15の発明によると、制御手段は、受信
したデータに付加された識別データと、識別データ記憶
手段に記憶された識別データとが一致すると、受信した
データを表示手段に表示する。これにより、自己の識別
データを含む電子メールなどのデータを受信すると、そ
の電子メールを表示することができる。
【0037】第16の発明に係るデータ通信装置は、第
15の発明の構成に加えて、自己がデータを送信しよう
とするデータ通信装置を識別するための識別データを入
力するための入力手段をさらに含む。
【0038】第16の発明によると、入力手段から電子
メールの宛先である識別データを入力して、他のデータ
通信装置に送信することができる。
【0039】第17の発明に係るデータ通信装置は、第
1の発明の構成に加えて、記憶手段は、複数のデータを
記憶するための手段を含み、データ通信装置は、記憶手
段に接続され、記憶手段に記憶された複数のデータの中
からデータを選択するための選択手段をさらに含み、送
信手段は、選択手段により選択されたデータを送信する
ための手段を含む。
【0040】第17の発明によると、選択手段は、記憶
手段に記憶された複数のデータの中からデータを選択
し、選択されたデータは、送信手段により送信される。
これにより、複数のデータの中からユーザが送信を希望
するデータを送信することができる。
【0041】第18の発明に係るデータ通信装置は、第
7の発明の構成に加えて、添付データを記憶するための
添付データ記憶手段と、記憶手段と添付データ記憶手段
とに接続され、記憶手段に記憶されたデータが予め定め
られた条件を満たすと、添付データ記憶手段に記憶され
た添付データをデータに添付して、添付データが添付さ
れたデータを記憶手段に記憶させるように処理するため
の処理手段とをさらに含む。
【0042】第18の発明によると、処理手段は、記憶
手段に記憶されたデータが予め定められた条件を満たす
と、添付データ記憶手段に記憶された添付データをデー
タに添付して、添付データが添付されたデータを記憶手
段に記憶させる。これにより、たとえば、添付データを
含まないデータを受信すると、添付データ記憶手段に記
憶された添付データをデータに添付して、他のデータ通
信装置に添付データを含むデータを送信することができ
る。
【0043】第19の発明に係るデータ通信装置は、第
3の発明の構成に加えて、データは、複数のデータ通信
装置を経由して受信手段により受信されることがあり、
データは、問合せデータを送信してきたデータ通信装置
にデータが到達するまでに経由したデータ通信装置を表
わす履歴データを含み、データ通信装置は、記憶手段に
接続され、記憶手段に記憶されたデータに含まれる履歴
データが予め定められた条件を満たすと、記憶手段に記
憶された履歴データに予め定められた処理を行なうため
の処理手段をさらに含む。
【0044】第19の発明によると、処理手段は、記憶
手段に記憶されたデータに含まれる履歴データが予め定
められた条件を満たすと、記憶手段に記憶された履歴デ
ータに予め定められた処理を行なう。これにより、たと
えば、履歴データに含まれる、既に経由したデータ通信
装置の数が予め定められた数を超えると、履歴データを
初期化することができる。その結果、送受信されるデー
タの種類により、初期化する条件を設定しておくと、デ
ータの種類により繰返し受信することを避ける回数を変
えることができる。
【0045】第20の発明に係るデータ通信装置は、第
19の発明の構成に加えて、処理手段は、記憶手段に記
憶されたデータに含まれる履歴データが予め定められた
条件を満たすと、記憶手段に記憶された履歴データを初
期化するための手段を含む。
【0046】第20の発明によると、処理手段は、記憶
手段に記憶されたデータに含まれる履歴データが予め定
められた条件を満たすと、記憶手段に記憶された履歴デ
ータ初期化することができる。
【0047】第21の発明に係るデータ通信システム
は、複数のデータ通信装置の間でデータを通信するデー
タ通信システムであって、データ通信システムは、第1
のデータ通信装置と第2のデータ通信装置とデータ転送
装置とを含み、第1のデータ通信装置および第2のデー
タ通信装置は、データを受信するための受信手段と、デ
ータは、データ通信装置のユーザに表示できるように記
憶された添付データを含み、受信手段に接続され、受信
したデータを記憶するための記憶手段と、記憶手段に接
続され、添付データを表示するための表示手段と、記憶
手段に接続され、データ通信装置またはデータ転送装置
に記憶手段に記憶されたデータを送信するための送信手
段と、記憶手段に接続され、データ通信装置またはデー
タ転送装置に送信したデータを、記憶手段から削除する
ように記憶手段を制御するための制御手段とを含み、デ
ータ転送装置は、第1のデータ通信装置からデータを受
信するための受信手段と、受信手段に接続され、受信し
たデータを記憶するための記憶手段と、添付データを記
憶するための添付データ記憶手段と、記憶手段と添付デ
ータ記憶手段とに接続され、記憶手段に記憶されたデー
タが予め定められた条件を満たすと、添付データ記憶手
段に記憶された添付データをデータに添付して、添付デ
ータが添付されたデータを記憶手段に記憶させるように
処理するための処理手段と、記憶手段に接続され、第2
のデータ通信装置に記憶手段に記憶されたデータを送信
するための送信手段とを含む。
【0048】第21の発明によると、データ転送装置
は、第1のデータ通信装置から受信したデータが予め定
められた条件(たとえば、受信したデータに添付データ
が含まれていないという条件)を満たすと、受信したデ
ータに添付データ記憶手段に記憶された添付データを添
付する。データ転送装置は、添付データが添付されたデ
ータを、第2のデータ通信装置に送信する。これによ
り、添付データがあるデータ通信装置において送信対象
から外されても、データ転送装置により添付データを添
付して、第2のデータ通信装置に送信することができ
る。その結果、複数の通信装置の間でデータを通信する
際に、データの一部を補充することができるデータ通信
システムを提供することができる。
【0049】第22の発明に係るデータ通信システム
は、複数のデータ通信装置の間でデータを通信するデー
タ通信システムであって、データ通信システムは、第1
のデータ通信装置と第2のデータ通信装置とデータ転送
装置とを含み、第1のデータ通信装置および第2のデー
タ通信装置は、データを受信するための受信手段と、受
信手段に接続され、受信したデータを記憶するための記
憶手段と、記憶手段に接続され、データ通信装置または
データ転送装置に記憶手段に記憶されたデータを送信す
るための送信手段と、予め定められた条件に基づいて、
データの送信前に、データ通信装置にデータの受信の可
否を問合せる問合せデータを送信するための問合せデー
タ送信手段と、受信手段と記憶手段と送信手段とに接続
された制御手段とを含み、制御手段は、データ通信装置
またはデータ転送装置に送信したデータを、記憶手段か
ら削除するように記憶手段を制御するための手段と、問
合せデータを受信したことに応答して、データの受信を
準備するように受信手段を制御するための手段とを含
み、データは、複数のデータ通信装置を経由して受信手
段により受信されることがあり、データは、問合せデー
タを送信してきたデータ通信装置にデータが到達するま
でに経由したデータ通信装置を表わす履歴データを含
み、データ転送装置は、第1のデータ通信装置からデー
タを受信するための受信手段と、受信手段に接続され、
受信したデータを記憶するための記憶手段と、記憶手段
に接続され、記憶手段に記憶されたデータに含まれる履
歴データが予め定められた条件を満たすと、記憶手段に
記憶された履歴データに予め定められた処理を行なうた
めの処理手段と、記憶手段に接続され、第2のデータ通
信装置に記憶手段に記憶されたデータを送信するための
送信手段とを含む。
【0050】第22の発明によると、データ転送装置
は、第1のデータ通信装置から受信したデータに含まれ
る履歴データが予め定められた条件(たとえば、履歴デ
ータに含まれる、既に経由したデータ通信装置の数が予
め定められた数を超えているという条件)を満たすと、
履歴データに予め定められた処理(たとえば、履歴デー
タを初期化する処理)を行なう。その結果、複数の通信
装置の間でデータを通信する際に、送受信されるデータ
の種類により、初期化する条件を設定しておくと、デー
タの種類により繰返し受信することを避ける回数を変え
ることができるデータ通信システムを提供することがで
きる。
【0051】第23の発明に係る記録媒体は、複数のデ
ータ通信装置の間で無線によりデータを通信するデータ
通信方法を実現するプログラムを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体であって、データ通信方法は、デー
タを受信するステップと、データを受信するステップに
て受信したデータを記憶するステップと、自己と通信可
能な1台のデータ通信装置を探索するステップと、デー
タ通信装置を探索するステップにて探索されたデータ通
信装置に、データを記憶するステップにて記憶したデー
タを送信するステップと、探索されたデータ通信装置に
送信したデータを削除するステップとを含む。
【0052】第23の発明によると、他の装置から受信
したデータは記憶され、自己と通信可能な1台のデータ
通信装置が探索されて、データが送信される。送信され
たデータは削除される。これにより、1台のデータ通信
装置にのみに送信されたデータが削除されることによ
り、そのデータが拡散されることはない。その結果、複
数の通信装置の間でデータを通信する際に、データの拡
散を阻止することができるデータ通信方法を実現するプ
ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を
提供することができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0054】<第1の実施の形態>図1は、本実施の形
態に係るデータ通信方法を用いたデータ通信システムを
模式的に示す図である。
【0055】データ通信システムは、本発明に係るデー
タ通信方法を実行できる、複数のデータ通信機器を含
む。なお、以下の説明では、本発明に係るデータ通信方
法を実行できるデータ通信機器は、データ通信装置およ
びデータ通信端末を含む。データ通信装置は、本発明に
係るデータ通信方法を実行できるデータ通信機器であっ
て、ビルや自動車等に固定的に設置されることを想定し
た機器である。データ通信端末は、本発明に係るデータ
通信方法を実行できるデータ通信機器であって、人によ
って携帯されることを想定した小型の機器である。
【0056】以下、本実施の形態を図1を参照して説明
する。データ通信装置101、102、103は、ビ
ル、看板、自動販売機等の固定物に設置されてデータを
提供したり、乗用車、バス等の可動物に設置されてデー
タを提供したりする。また、データ通信端末105、1
06、107、108、109は、本発明に係るデータ
通信方法を実行できる携帯電話、PHS、PDA等であ
る。
【0057】データ通信装置は、インターネット等のネ
ットワーク104に接続され、ネットワーク104から
送信用のデータを受信することができる。また、データ
通信装置がデータ通信端末からデータを受信して、受信
したデータをインターネット等のネットワーク104を
介して、他のデータ通信装置に送信して、そのデータ通
信装置から他のデータ通信端末に送信することもでき
る。
【0058】データ通信装置101、102は、設置さ
れる位置が固定されており、ネットワーク104を介し
て相互に接続されている。
【0059】楕円により表わされる範囲110は、デー
タ通信装置101とデータ通信端末105との間での通
信が可能である範囲である。ここでは、データ通信端末
105からデータ通信装置101にデータが送信されて
いる。
【0060】データ通信装置101は、受信したデータ
をネットワーク104を介してデータ通信装置102に
送信して、そこから他のデータ通信端末106にデータ
を送信することができる。
【0061】楕円により表わされる範囲111は、デー
タ通信装置102とデータ通信端末106との間での通
信が可能である範囲である。ここでは、データ通信装置
102からデータ通信端末106にデータが送信されて
いる。
【0062】データ通信装置102は、自己が他のデー
タ通信端末106に送信するデータをネットワーク10
4を介して受信することができる。
【0063】楕円により表わされる範囲113は、デー
タ通信装置103とデータ通信端末109との間での通
信が可能である範囲である。ここでは、データ通信装置
103からデータ通信端末109にデータが送信されて
いる。
【0064】データ通信装置103は、乗用車119に
設置されて、他のデータ通信装置109にデータを送信
する。
【0065】楕円により表わされる範囲112は、デー
タ通信端末107とデータ通信端末108との間での通
信が可能な範囲である。ここでは、データ通信端末10
7からデータ通信端末108にデータが送信されてい
る。
【0066】データ通信端末105、106、107、
108、109は、それぞれ人114、115、11
6、117、118の所有物である。この人達がデータ
通信端末を持って移動し、新たに接近したデータ通信装
置またはデータ通信端末との間でデータの送受信を行な
うことにより、データ通信システムが動的に構築され
る。
【0067】[機器間の通信に関する説明]図2は、本発
明に係るデータ通信方法が実行できるデータ通信装置と
データ通信端末との間で行なわれるデータ通信を模式的
に示している。
【0068】円により表わされる範囲204は、データ
通信装置201が本発明に係るデータ通信方法により他
のデータ通信装置またはデータ通信端末と通信が可能な
範囲である。円により表わされる範囲205は、データ
通信端末202が本発明に係るデータ通信方法により他
のデータ通信端末またはデータ通信装置と通信が可能な
範囲である。なお、図2においては、データ通信装置と
データ通信端末との間で通信する場合を示す。
【0069】データ通信端末202は、上述の説明の通
り、本発明に係るデータ通信方法を実行できる携帯電
話、PHSおよびPDA等である。データ通信端末20
2は人203の所有物である。
【0070】図2に示すように、データ通信装置201
による通信が可能な範囲204にデータ通信端末202
が入り、かつデータ通信端末202による通信が可能な
範囲205にデータ通信装置201が入った場合、両者
間で本発明に係るデータ通信方法による通信が可能にな
る。
【0071】データ通信装置201は、データ通信端末
または他のデータ通信装置との間において、データの送
信のみを行なうもの、データの受信のみを行なうものお
よびデータの送受信を行なうもののいずれでもよい。デ
ータの送信のみを行なうものについては、送信するデー
タはネットワーク104から受信する。データの受信の
みを行なうものについては、受信したデータはネットワ
ーク104に接続された他のデータ通信装置に送信す
る。データ通信装置201がデータの送信のみを行なう
場合、データの通信方向は矢印206の方向、データの
受信のみを行なう場合、データの通信方向は矢印207
の方向、データの送受信を行なう場合、データの通信方
向は矢印206および矢印207の両方向になる。ただ
し、データ通信装置およびデータ通信端末の動作モード
から、互いに通信可能範囲に入っても通信が行なわれな
いことがある。
【0072】図3は、本発明に係るデータ通信方法が実
行できるデータ通信端末の間で行なわれるデータ通信を
模式的に示している。
【0073】円により表わされる範囲303は、データ
通信端末301が本発明に係るデータ通信方法によりデ
ータ通信装置または他のデータ通信端末と通信が可能な
範囲である。円により表わされる範囲304は、データ
通信端末302が本発明に係るデータ通信方法によりデ
ータ通信装置または他のデータ通信端末と通信が可能な
範囲である。なお、図3においては、データ通信端末と
データ通信端末との間で通信する場合を示す。
【0074】データ通信端末301、302は、それぞ
れ人305、306の所有物である。
【0075】図3に示すように、データ通信端末301
による通信が可能な範囲303にデータ通信端末302
が入り、かつデータ通信端末302による通信が可能な
範囲304にデータ通信端末301が入った場合、両者
間で本発明に係るデータ通信方法による通信が可能にな
る。
【0076】データ通信端末301、302は、それぞ
れ送信モードおよび受信モードの2つの動作モードを有
し、後述する方法によって両モードを切換える。図3に
示す場合には、データの通信方向は矢印306および矢
印307の両方向になる。ただし、それぞれのデータ通
信端末の動作モードから、互いに通信可能範囲に入って
も通信が行なわれないことがある。
【0077】なお、本発明に係るデータ通信方法は、無
線による通信に限定されるものではなく、以下のように
有線による通信であってもよい。この場合、データ通信
端末は、本発明に係るデータ通信方法により、データ通
信装置または他のデータ通信端末と有線により接続され
る。データ通信端末は、通信が可能な状態になるとデー
タの送受信を開始する。たとえば、標準的な通信プロト
コルであるTCP/IP(Transmission Control Proto
col/Internet Protocol)を用いて、通信が可能な状態
を検知し、データを送受信する方法がある。データ通信
端末は、IP(Internet Protocol)アドレスを含むパ
ケットを送信して、送信したIPアドレスに対応するI
Pアドレスからのパケットを受信すると、パケットを送
信してきた通信端末との通信が可能であると判断して、
データの送受信を開始する。
【0078】[データ通信装置およびデータ通信端末の
説明]図4は、データ通信装置およびデータ通信端末の
ブロック図である。基本的にデータ通信装置およびデー
タ通信端末のブロック図は同じものである。また、送信
機能しか有しないデータ通信装置は、以下に説明するブ
ロックの中で送信に関するブロックが欠落しているもの
である。受信機能しか有しないデータ通信装置は、以下
に説明するブロックの中で受信に関するブロックが欠落
しているものである。
【0079】入力部401は、人によりデータ通信装置
およびデータ通信端末に対する指示を表わす信号等が入
力されるデバイスを含む。入力部401は、入力された
信号を所定の形式に変換して、制御部402に送信す
る。信号等を入力するデバイスには、キーボード、マウ
ス等のポインティングデバイス、電話装置等で用いられ
るテンキー、その他ハードボタン等のSUI(Solid Us
er Interface)、液晶表示装置等に表示されるGUI
(Graphical User Interface)、タッチパネル、マイク
ロフォン等が用いられる。これらのデバイスの中から、
本発明に係るデータ通信装置またはデータ通信端末のサ
イズ、機能等に基づいて、適切なデバイスが選択され
る。
【0080】制御部402は、本発明に係るデータ通信
方法を実行する。制御部402は、入力部401から入
力された信号に基づいて、送信部403、受信部40
4、主記憶部405および出力部406を制御する。
【0081】送信部403は、データを他のデータ通信
装置またはデータ通信端末に、有線または無線により送
信するデバイスを含む。送信部403は、制御部402
により制御される。データを無線により送信するデバイ
スには、赤外線等の光によりデータを送信するデバイ
ス、電波によりデータを送信するデバイス等が用いられ
る。これらのデバイスの中から、本発明に係るデータ通
信装置またはデータ通信端末のサイズ、機能等に基づい
て、適切なデバイスが選択される。
【0082】受信部404は、データを他のデータ通信
装置またはデータ通信端末から、有線または無線により
受信するデバイスを含む。受信部404は、制御部40
2により制御される。データを無線により受信するデバ
イスには、赤外線等の光によりデータを受信するデバイ
ス、電波によりデータを受信するデバイス等が用いられ
る。これらのデバイスの中から、本発明に係るデータ通
信装置またはデータ通信端末のサイズ、機能等に基づい
て、適切なデバイスが選択される。実際には、送信部4
02に用いられるデバイスに対応するデバイスが選択さ
れる。
【0083】主記憶部405は、通信対象のデータと、
データ通信装置およびデータ通信端末を駆動するための
プログラムおよびデータとが格納される。主記憶部40
5においては、制御部402により、データの読込み、
書込みおよび消去等が行なわれる。
【0084】出力部406は、人に動作状態の信号等を
出力するデバイスを含む。出力部406は、制御部40
2により制御される。信号等の出力のためのデバイスに
は、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置、発光
ダイオード、ボタンライト、スピーカーおよび振動デバ
イス等が用いられる。これらのデバイスの中から、本発
明に係るデータ通信装置またはデータ通信端末のサイ
ズ、機能等に基づいて、適切なデバイスが選択される。
【0085】[データフォーマットの説明]以下、本発明
に係るデータ通信方法において取扱うデータについて説
明する。
【0086】図5は、本発明に係るデータ通信方法にお
いて取扱うデータのフォーマットを表している。本発明
のデータ通信方法で扱うデータは、ヘッダ501および
データ本体502の2つの部分から構成される。
【0087】ヘッダに含まれる内容について以下に説明
する。ヘッダには、データID(identification)、デ
ータサイズ、データ作成日時、データ更新日時、機器間
移動回数、データ有効期限、データ有効移動回数、宛先
機器IDおよび最近立寄った機器IDのリストを含む。
【0088】データIDには、本発明に係るデータ通信
方法で取扱われるデータの識別子が格納される。全ての
データには、他のデータと自己とを識別するためのデー
タIDが付与される。データIDは発信機器IDと発信
番号IDとから構成される。
【0089】発信機器IDとは、データを最初に発信し
たデータ通信装置またはデータ通信端末を一意に特定で
きるIDである。なお、データ通信装置およびデータ通
信端末には、それぞれ異なる機器IDが与えられている
ものとする。
【0090】発信番号IDとは、データを最初に発信し
たデータ通信装置またはデータ通信端末において与えら
れるIDである。同一のデータ通信装置およびデータ通
信端末から発信されたデータに、それぞれ異なるIDが
与えられる。
【0091】データサイズには、ヘッダのサイズおよび
データ本体のサイズがそれぞれ格納される。
【0092】データ作成日時には、データが最初に発信
された日時が格納される。データ更新日時には、データ
が最後に更新された日時が格納される。
【0093】機器間移動回数には、データがデータ通信
装置およびデータ通信端末を移動した回数が格納され
る。
【0094】データ有効期限には、データが有効である
期間の最終日時が格納される。この日時を過ぎるとデー
タは削除される。この有効期限は、使用者の操作による
書換えを可能にしてもよい。
【0095】データ有効移動回数には、データが有効で
ある移動回数が格納される。機器間移動回数がこの有効
移動回数を超えるとデータは削除される。この有効移動
回数値は、使用者の操作による書換えを可能にしてもよ
い。
【0096】宛先機器IDには、データの宛先が設定さ
れている場合に、その受信機器のIDが格納される。デ
ータの宛先は、入力部401から入力される。なお、宛
先が設定されない場合はダミーデータが格納される。
【0097】最近立寄った機器IDのリストには、現在
データが存在するデータ通信装置またはデータ通信端末
のID、前回データが存在したデータ通信装置またはデ
ータ通信端末のID、前々回データが存在したデータ通
信装置またはデータ通信端末のID等のように、予め定
められた数の通信機器のIDが格納される。
【0098】データ本体は、主データと、必要に応じて
添付される添付データとを含む。主データに含まれる内
容について以下に説明する。主データには、添付データ
の個数、データサイズおよびアプリケーション依存デー
タを含む。
【0099】添付データの個数には、データ本体に添付
されている添付データの個数が格納される。データサイ
ズには、主データのサイズおよび添付データ毎のサイズ
が格納される。アプリケーション依存データは、本発明
のデータ通信方法で実現するアプリケーションに依存す
るデータであって、添付データの取扱いに関するデータ
等である。アプリケーション依存データは、アプリケー
ションが電子ペットデータを取扱う場合には、電子ペッ
トの状態を表わすデータおよび電子ペットをグラフィッ
カルに表示するためのビットマップデータ等を含む。
【0100】添付データには、本発明に係るデータ通信
方法を用いて実現するアプリケーションに依存するデー
タが格納される。
【0101】以下、フローチャートを用いて、本発明に
係るデータ通信装置およびデータ通信端末で実行される
プログラムの制御構造を説明する。
【0102】[データ通信装置の送受信モード切換え処
理の説明]図6は、送信モードおよび受信モードの2つ
の動作モードを有するデータ通信装置が両モードを切換
える際の処理の手順を示したフローチャートである。
【0103】ステップ(以下、ステップをSと略す。)
601にて、データ通信装置の電源が投入されて処理を
開始する。
【0104】S602にて、制御部402は、データの
送信が可能であるか否かを判断する。この判断は、例え
ば、主記憶部405に送信すべきデータが記憶されてい
るか否かにより行なわれる。データの送信が可能であれ
ば(S602にてYES)、処理はS603へ移され
る。一方、データの送信が不可能であれば(S602に
てNO)、処理はS607に移される。
【0105】S603にて、制御部402は、データの
受信が可能であるデータ通信装置およびデータ通信端末
に本装置の存在を伝えるため、アナウンス信号を発信す
る。
【0106】S604にて、制御部402は、アナウン
ス信号に対する応答があるか否かを判断する。データ通
信装置またはデータ通信端末からの応答がある場合(S
604にてYES)、処理はS605に移され、データ
の送信処理を行なう。一方、データ通信装置およびデー
タ通信端末からの応答がない場合(S604にてN
O)、処理はS606に移される。
【0107】S605にて、制御部402は、データの
送信処理を行なう。この処理の詳細は図9を用いて後述
する。
【0108】S606にて、制御部402は、アナウン
ス信号を発信してから予め定められた一定時間が経過し
たか否かを判断する。一定時間が経過すると(S606
にてYES)、処理はS607へ移される。一方、一定
時間が経過するまでは(S606にてNO)、処理はS
603に戻される。
【0109】S607にて、制御部402は、データ通
信装置が、データ通信装置またはデータ通信端末からデ
ータの受信が可能であるか否かを判断する。この判断
は、例えば、受信したデータを記憶するための空容量が
主記憶部405にあるか否かにより行なわれる。データ
の受信が可能であれば(S607にてYES)、処理は
S608に移される。一方、データの受信が不可能であ
れば(S607にてNO)、処理はS602に戻され
る。
【0110】S608にて、制御部402は、データを
送信可能なデータ通信装置またはデータ通信端末から送
信されるアナウンス信号の受信を待つ。
【0111】S609にて、制御部402は、アナウン
ス信号を検知したか否かを判断する。データ通信装置ま
たはデータ通信端末から送信されるアナウンス信号を検
知した場合(S609にてYES)、処理はS610に
移され、受信処理を行なう。一方、データ通信装置およ
びデータ通信端末から送信されるアナウンス信号を検知
しなかった場合(S609にてNO)、処理はS611
に移される。
【0112】S610にて、制御部402は、データの
受信処理を行なう。この処理の詳細は図10を用いて後
述する。
【0113】S611にて、制御部402は、受信待機
から予め定められた一定時間が経過したか否かを判断す
る。一定時間が経過すると(S611にてYES)、処
理はS602に移される。一方、一定時間が経過するま
では(S611にてNO)、処理はS608に戻され
る。
【0114】データの受信が可能であるデータ通信装置
およびデータ通信端末が複数台存在する場合には、S6
03およびS604の処理は以下のように行なわれる。
【0115】S603にて、制御部402は、アナウン
ス信号と宛先を特定する機器IDとを送信する。データ
の受信が可能であるデータ通信装置またはデータ通信端
末であって、受信した機器IDに一致する機器IDを有
するもののみが、アナウンス信号に対する応答信号を送
信する。この機器IDをランダムに変化させたり、順番
に機器IDを表わす数値を増加させたりすることによ
り、アナウンス信号とともに送信される機器IDを変更
する。これにより、有線によって多数の通信装置および
通信端末が物理的に接続されている場合であっても、ア
ナウンス信号に応答する1台の通信装置または通信端末
を特定できる。
【0116】アナウンス信号とともに送信される機器I
Dを一定の範囲内で指定できるようにして、指定された
範囲内の機器の中で最も早くアナウンス信号に対する応
答信号を送信した1台の通信装置または通信端末を特定
するようにしてもよい。この場合、S604にて、制御
部402は、アナウンス信号に対する応答が最も早い通
信装置または通信端末を送信先として特定する。
【0117】このようにS603およびS604におけ
る処理を行なうことにより、無線による通信のみなら
ず、有線により通信の場合にも、自己と通信可能な1台
の通信装置または通信端末を特定することができる。
【0118】[送信のみを行なうデータ通信装置の処理
の説明]図7は、データの送信モードのみを有するデー
タ通信装置における処理の手順を示すフローチャートで
ある。このデータ通信装置の制御ブロックは、図4に示
す送信モードおよび受信モードを有するデータ通信装置
の制御ブロックから受信部404を削除したものであ
る。なお、図7に示すフローチャートの処理の中で、図
6に示すフローチャートと同じ処理については、同じス
テップ番号を付している。そのため、それらについてこ
こでの詳細な説明は繰返さない。
【0119】S702にて、制御部402は、データの
送信が可能であるか否かを判断する。この判断は、例え
ば、主記憶部405に送信すべきデータが記憶されてい
るか否かにより行なわれる。データの送信が可能であれ
ば(S702にてYES)、処理はS603へ移され
る。一方、データの送信が不可能であれば(S702に
てNO)、処理はS702に戻され、データの送信が可
能になるまで待つ。
【0120】S704にて、制御部402は、アナウン
ス信号に対する応答があるか否かを判断する。データ通
信装置またはデータ通信端末からの応答がある場合(S
704にてYES)、処理はS605に移され、データ
の送信処理を行なう。一方、データ通信装置およびデー
タ通信端末からの応答がない場合(S704にてN
O)、処理はS603に戻され、アナウンス信号に対す
る応答があるまでアナウンス信号を発信する。
【0121】[受信のみを行なうデータ通信装置の処理
の説明]図8は、データの受信モードのみを有するデー
タ通信装置における処理の手順を示すフローチャートで
ある。このデータ通信装置の制御ブロックは、図4に示
す送信モードおよび受信モードを有するデータ通信装置
の制御ブロックから送信部403を削除したものであ
る。なお、図8に示すフローチャートの処理の中で、図
6に示すフローチャートと同じ処理については、同じス
テップ番号を付している。そのため、それらについてこ
こでの詳細な説明は繰返さない。
【0122】S802にて、制御部402は、データ通
信装置が、データ通信装置またはデータ通信端末からデ
ータの受信が可能であるか否かを判断する。この判断
は、例えば、受信したデータを記憶するための空容量が
主記憶部405にあるか否かにより行なわれる。データ
の受信が可能であれば(S802にてYES)、処理は
S608に移される。一方、データの受信が不可能であ
れば(S802にてNO)、処理はS802へ戻され、
データの受信が可能になるまで待つ。
【0123】S804にて、制御部402は、アナウン
ス信号を検知したか否かを判断する。データ通信装置ま
たはデータ通信端末からのアナウンス信号を検知した場
合(S804にてYES)、処理はS610に移され、
受信処理を行なう。一方、データ通信装置およびデータ
通信端末からのアナウンス信号を検知しなかった場合
(S804にてNO)、処理はS608に戻され、アナ
ウンス信号を受信するまで待つ。
【0124】[データ通信装置のデータ送信処理の説明]
図9は、データ通信装置が他のデータ通信装置またはデ
ータ通信端末にデータを送信する際の処理の手順を示し
たフローチャートである。図9に示すフローチャートは
図6のS605における処理の詳細を示したものであ
る。
【0125】S901にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末に対して、送信デ
ータのヘッダ部分のみを送信する。
【0126】S902にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末からの応答を待
つ。
【0127】S903にて、制御部402は、データの
ヘッダ部分のみを送信してから一定時間を経過するまで
に、受信側のデータ通信装置またはデータ通信端末から
の応答があったか否かを判断する。受信側のデータ通信
装置またはデータ通信端末からの応答があった場合(S
903にてYES)、処理はS904に移される。一
方、受信側のデータ通信装置およびデータ通信端末から
の応答がない場合(S903にてNO)、図9に示すフ
ローチャートの処理を終了する。
【0128】S904にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末からの応答に基づ
いて、送信処理を継続するか否かを判断する。受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末から受け取った応
答が、データ送信の継続を要求するものであれば(S9
04にてYES)、処理はS905に移される。受信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末から受け取った
応答が、データ送信の取消しを要求するものであれば
(S904にてNO)、図9に示すフローチャートの処
理を終了する。
【0129】S905にて、制御部402は、データ本
体を受信側のデータ通信装置またはデータ通信端末に送
信する。
【0130】S906にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末からの応答を待
つ。
【0131】S907にて、制御部402は、データ本
体を送信してから一定時間を経過するまでに、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末からの応答があっ
たか否かを判断する。受信側のデータ通信装置またはデ
ータ通信端末からの応答があった場合(S907にてY
ES)、処理はS908に移される。受信側のデータ通
信装置およびデータ通信端末からの応答がない場合(S
907にてNO)、図9に示すフローチャートの処理を
終了する。
【0132】S908にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末に応答メッセージ
を送信する。
【0133】S909にて、制御部402は、受信側の
データ通信装置またはデータ通信端末に送信したデータ
を主記憶部405から削除する。
【0134】S910にて、制御部402は、次に送信
するデータを読込み、図9に示すフローチャートの処理
を終了する。なお、このS910における処理は、送信
モードのみを有するデータ通信装置の場合には、ネット
ワーク104を介して次のデータを受信して、受信した
データを次に送信するデータとする。受信モードを有す
るデータ通信装置においては、送信側のデータ通信装置
またはデータ通信端末からデータを受信して、受信した
データを次に送信するデータとする。
【0135】[データ通信装置のデータ受信処理の説明]
図10は、データ通信装置が他のデータ通信装置または
データ通信端末からデータを受信する際の処理の手順を
示したフローチャートである。図10に示すフローチャ
ートは図6のS610における処理の詳細を示したもの
である。
【0136】S1001にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末から送信された
アナウンス信号に対して応答信号を送信する。
【0137】S1002にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末からデータのヘ
ッダ部分を受信する。
【0138】S1003にて、応答信号を送信してから
一定時間が経過するまでに、送信側のデータ通信装置ま
たはデータ通信端末から送信されたデータのヘッダ部分
を正しく受信できたか否かを判断する。送信側のデータ
通信装置またはデータ通信端末から送信されたヘッダを
正しく受信できた場合(S1003にてYES)、処理
はS1004に移される。一方、ヘッダを正しく受信で
きなかった場合(S1003にてNO)、図10に示す
フローチャートを終了する。
【0139】S1004にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末から受信したヘ
ッダを解析して、受信処理を継続するか否かを判断す
る。例えば、データのヘッダに格納された「最近立ち寄
った機器IDのリスト」と自己の機器IDとを照合し
て、自己の機器IDがリストに存在すれば、受信処理を
継続しないと判断する。受信処理を継続すると判断した
場合(S1004にてYES)、処理はS1005に移
される。一方、受信処理を中断すると判断した場合(S
1004にてNO)、処理はS1014に移される。
【0140】S1005にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末に対して継続応
答を送信する。
【0141】S1006にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末から送信される
データ本体を仮受信する。
【0142】S1007にて、制御部402は、継続応
答を送信してから一定時間が経過するまでに、送信側の
データ通信装置またはデータ通信端末から送信されたデ
ータ本体を正しく受信できたか否かを判断する。データ
本体を正しく受信できた場合(S1007にてYE
S)、処理はS1008に移される。一方、データ本体
を正しく受信できなかった場合(S1007にてN
O)、処理はS1015に移される。
【0143】S1008にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末に対して、デー
タの仮受信が完了したことを示す応答を送信する。
【0144】S1009にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末からの応答を待
つ。
【0145】S1010にて、制御部402は、データ
の仮受信が完了したことを示す応答を送信してから一定
時間が経過するまでに、送信側のデータ通信装置または
データ通信端末からの応答があったか否かを判断する。
送信側のデータ通信装置またはデータ通信端末からの応
答があった場合(S1010にてYES)、処理はS1
011に移される。データの仮受信が完了したことを示
す応答がなかった場合(S1010にてNO)、処理は
S1015に移される。
【0146】S1011にて、制御部402は、仮受信
していたデータを正式に取り込む。S1012にて、制
御部402は、データのヘッダ部分に格納されるデータ
の更新、データ本体の内容の変更等を行なう。例えば、
電子ペットのデータの場合には、ヘッダ部分においては
「最近立ち寄った機器のIDリスト」および「機器間を
移動した回数」などを更新する。データ本体において
は、電子ペットの成長度合い、外見などを表わすデータ
が変更される。また、データの有効期限、データの有効
移動回数を超えている場合、データが削除される。
【0147】S1013にて、データの送信機能を持っ
た家庭用テレビなどの装置に対してデータを転送する。
このS1013における処理は、必要に応じて行なわれ
るものである。このS1013におけるデータの転送処
理は、データ通信装置自体が有するデータ送信機能を用
いて行なわれる。
【0148】S1014にて、制御部402は、送信側
のデータ通信装置またはデータ通信端末に中断応答を送
信する。
【0149】S1015にて、制御部402は、受信し
ていたデータのヘッダを取消す。S1016にて、制御
部402は、送信側のデータ通信装置またはデータ通信
端末から送信されるデータ本体の仮受信が完了していれ
ば(S1007にてYESかつS1010にてNOであ
るためS1016にてYES)、処理はS1017に移
される。一方、データ本体の仮受信が完了していない場
合(S1016にてNO)、図10に示すフローチャー
トの処理を終了する。
【0150】S1017にて、制御部402は、仮受信
を行なっていたデータ本体を取消し、図10に示すフロ
ーチャートの処理を終了する。
【0151】[データ通信端末の送受信モード切換え処
理の説明]図11は、データ通信端末の送信モードおよ
び受信モードを切換える際の処理の手順を示したフロー
チャートである。以下の説明では、データ通信端末は、
図4に示すブロック図で表わされる構造を有するものと
して説明する。なお、図11に示すフローチャートの処
理の中で、図6に示すフローチャートと同じ処理につい
ては、同じステップ番号を付している。そのため、それ
らについてここでの詳細な説明は繰返さない。
【0152】S1101にて、データ通信端末の入力部
401から電源を投入する指示が入力され、処理が開始
される。
【0153】S1102にて、制御部402は、データ
通信端末からデータの送信が可能であるかを判断する。
この判断は、データ通信端末にロックされていないデー
タが1つ以上存在するか否かにより行なわれる。データ
の送信が可能であれば(S1102にてYES)、処理
はS603へ移される。一方、データの送信が不可能で
あれば(S1102にてNO)、処理はS1107に移
される。
【0154】S1105にて、制御部402は、データ
の送信処理を行なう。この処理の詳細は図12を用いて
後述する。
【0155】S1107にて、制御部402は、データ
通信端末が、データ通信装置またはデータ通信端末から
データの受信が可能であるか否かを判断する。この判断
は、例えば、受信したデータを記憶するための空容量が
主記憶部405にあるか否か、データ通信端末に記憶さ
れているデータ件数が保存可能なデータ件数の上限に達
していないか否か等により行なわれる。データの受信が
可能であれば(S1107にてYES)、処理はS60
8に移される。一方、データの受信が不可能であれば
(S1107にてNO)、処理はS1102に戻され
る。
【0156】S1110にて、制御部402は、データ
の受信処理を行なう。この処理の詳細は図13を用いて
後述する。
【0157】[データ通信端末のデータ送信処理の説明]
図12は、データ通信端末が他のデータ通信装置または
データ通信端末にデータを送信する際の処理の手順を示
したフローチャートである。図12に示すフローチャー
トは図11のS1105における処理の詳細を示したも
のである。なお、図12に示すフローチャートの処理の
中で、図9に示すフローチャートと同じ処理について
は、同じステップ番号を付している。そのため、それら
についてここでの詳細な説明は繰返さない。
【0158】S1210にて、制御部402は、送信側
のデータ通信端末の使用者に、データの送信動作が起こ
ったことを、音声、振動等により通知する。ただし、使
用者により、このような通知を行なわないように設定さ
れている場合は、このS1210の処理は行なわれな
い。このS1210の処理の後、図12に示すフローチ
ャートの処理を終了する。
【0159】[データ通信端末のデータ受信処理の説明]
図13は、データ通信端末が他のデータ通信装置または
データ通信端末からデータを受信する際の処理の手順を
示したフローチャートである。図13に示すフローチャ
ートは図11のS1110における処理の詳細を示した
ものである。なお、図13に示すフローチャートの処理
の中で、図10に示すフローチャートと同じ処理につい
ては、同じステップ番号を付している。そのため、それ
らについてここでの詳細な説明は繰返さない。
【0160】S1313にて、制御部402は、受信側
のデータ通信端末の使用者に、データの受信動作が起こ
ったことを、音声、振動等により通知する。ただし、使
用者により、このような通知を行なわないように設定さ
れている場合は、このS1313の処理は行なわれな
い。
【0161】S1314にて、制御部402は、データ
の受信が完了した時間から、予め定められた一定時間の
間は、データの送受信動作が起こらないように、待ち状
態に入る。待ち状態が終了すると、図13に示すフロー
チャートの処理を終了する。
【0162】以上のような構造およびフローチャートに
基づいて、データ通信システムの動作について説明す
る。
【0163】以下の説明では、データ通信装置またはデ
ータ通信端末は、送信モードおよび受信モードの動作モ
ードを有するものとして説明する。また、データを送信
できる状態にあるデータ通信装置またはデータ通信端末
を送信側の装置または端末と、データを受信できる状態
にあるデータ通信装置またはデータ通信端末を受信側の
装置または端末と記載する。
【0164】送信側の装置または端末は、自己の動作モ
ードが送信モードの際に、アナウンス信号を送信する
(S603)。受信側の装置または端末は、送信側の装
置または端末との無線による通信が可能な範囲に入いる
と、アナウンス信号を受信する(S609にてYE
S)。アナウンス信号を受信した受信側の装置または端
末は、送信側の装置または端末にアナウンス信号に対す
る応答信号を送信する(S1001)。
【0165】送信側の装置または端末は、アナウンス信
号に対する応答信号を受信すると(S604にてYE
S)、受信側の装置または端末にヘッダを送信する(S
901)。受信側の装置または端末は、一定時間が経過
するまでにヘッダを受信すると(S1003にてYE
S)、ヘッダの内容を分析して受信の動作を継続するか
否かを判断する(S1004)。受信側の装置または端
末は、受信の動作を継続すると判断した場合には(S1
004にてYES)、送信側の装置または端末に継続応
答を送信する(S1005)。
【0166】送信側の装置または端末は、一定時間が経
過するまでに継続応答を受信すると(S903にてYE
SかつS904にてYES)、受信側の装置または端末
に本体データを送信する(S905)。受信側の装置ま
たは端末は、一定時間の間に本体データを仮受信すると
(S1007にYES)、送信側の装置または端末に本
体データを仮受信したことに対する応答信号を送信する
(S1008)。
【0167】送信側の装置または端末は、一定時間が経
過するまでにS1008にて送信された応答信号を受信
すると(S907にてYES)、受信側の装置または端
末に応答信号を送信して(S908)、送信したデータ
を主記憶部405から消去する。
【0168】受信側の装置または端末は、一定時間が経
過するまでにS908にて送信された応答信号を受信す
ると(S1010にYES)、仮受信した本体データを
本取込して(S1011)、ヘッダの情報を更新する
(S1012)。
【0169】このようにして、本発明に係るデータ通信
装置またはデータ通信端末を用いてデータ通信動作を行
なうと、複数のデータ通信装置およびデータ通信端末に
データの複製を残さないデータ通信を実現できる。ただ
し、通信に失敗した際、送信側通信装置および受信側通
信装置の双方からデータが消去されるという現象は発生
しうる。
【0170】第1の実施の形態に続いて、以下に説明す
る第2〜第8の実施の形態は、本発明に係るデータ通信
方法を、電子ペットデータの通信、電子抽選システム、
電子メールシステムに対して用いたものである。本発明
に係るデータ通信方法を用いたアプリケーションについ
て、図14〜図38を参照して説明する。これらの実施
の形態により本発明が特定の通信対象に適用されるもの
に限定されない。
【0171】<第2の実施の形態>図14〜図23を参
照して、本実施の形態に係る電子ペットデータの通信に
ついて説明する。
【0172】図14は、本発明に係るデータ通信方法を
電子ペットデータの通信に用いた場合のデータ通信シス
テムを模式的に示すものである。
【0173】データ通信装置1401は、ビル、看板、
自動販売機等の固定物に設置され、電子ペットデータを
送信している。データ通信端末1402、1403、1
404、1405、1406、1407、1408、1
409は、電子ペットデータを送受信する。データ通信
端末1402、1403、1404、1405、140
6、1407、1408、1409は、ぞれぞれ人14
10、1411、1412、1413、1414、14
15、1416の所有物である。この人達がデータ通信
端末を持って移動することによりデータ通信システムが
動的に構築され、電子ペットデータはデータ通信端末の
間を移動してゆく。電子ペット1418、1419、1
420は、データ通信端末の表示部である液晶モニタな
どに表示される。電子ペット1418、1419、14
20を表示するためのデータは、データ通信装置140
1が送信する。
【0174】図14においては、データ通信装置140
1が送信した電子ペット1419を表示するための電子
ペットデータは、データ通信端末1402に受信され
る。その後、電子ペット1419を表示するための電子
ペットデータは、データ通信端末1403、1404、
1405、1406、1407、1408、1409に
順次移動している。
【0175】電子ペット1421、1422、142
3、1424、1425、1426、1427は、デー
タ通信端末間を移動した電子ペットデータに基づいて表
示される。データ通信端末間の移動の回数が増えるに伴
って、電子ペットデータの内容が変化し、少しずつ大き
くなっている。
【0176】図15に、本実施の形態におけるデータ通
信端末の外観を示す。このデータ通信端末は、本発明の
データ通信方法が実行できる携帯電話またはPHSであ
る。本実施の形態における電子ペットデータは、データ
通信端末1501の表示部1502に表示される。ま
た、ハードボタン(SUI)1503を用いて、データ
通信端末の各種操作が行なわれる。
【0177】以下、本実施の形態の電子ペットの送受信
における処理を、図16〜図21に示すデータ通信端末
の表示例、図22に示すデータ通信端末の使用例、およ
び図23に示すフローチャートを用いて説明する。図2
3に示すフローチャートは、データ通信端末にて実行さ
れるプログラムの制御構造を示す。本実施の形態におけ
るデータ通信端末の主記憶部には、最大3つの電子ペッ
トデータを保存できるものとする。データ通信端末の表
示部は入力部を兼ねるためにタッチパネル付き液晶表示
装置等を用いて構成され、画面に表示されたGUIをタ
ッチすることで入力できるとする。なお、以下の説明で
は、データ通信端末は、図4に示すブロック図で表わさ
れる構造を有するものとする。
【0178】S2301にて、制御部402は、データ
通信端末に対して何らかのイベントが起こるのを待つ。
イベントとはデータの送受信、およびユーザからの入力
を意味する。ここで、データ通信端末がデータの送信、
受信および送受信のいずれかが可能な状態であれば、図
11に示すフローチャートに従って他のデータ通信端末
との通信を試行する。
【0179】S2302にて、制御部402は、データ
通信端末に対して何らかのイベントが起こった場合、そ
のイベントの種類に従って処理の分岐を行なう。以下、
「ペットデータの受信」、「ペットデータの送信」、
「ペットデータを捕まえる」、「ペットデータを放っと
く」および「ペットデータの世話をする」という5つの
イベントに対する処理を例にして、それぞれの処理を説
明する。
【0180】S2303にて、制御部402は、イベン
トとして「ペットデータの受信」が発生した場合の処理
を行なう。このS2303においては、図13のフロー
チャートに示す方法でデータの受信を行なう。受信した
ペットデータはデータ通信端末の主記憶部に格納され
る。その後、処理はS2304に移される。
【0181】S2304にて、制御部402は、ペット
データの受信をユーザに通知する。図16は、データ通
信端末が、データ通信装置または他のデータ通信端末か
ら電子ペットデータを受信した際のデータ通信端末の表
示部に表示される内容を表している。表示部1601に
は、データ通信端末に対して起こったイベントが表示さ
れる。図16には、「野良ウサギが立寄りました」と表
示されている。これは「野良ウサギ」と名前のついた電
子ペットデータをデータ通信装置または他のデータ通信
端末から受信したということを示す。表示部1602、
1603には、データ通信端末に起こったイベントに対
してユーザが実行可能なアクションが表示されている。
ここでは、立寄った野良ウサギデータに対して、「捕ま
える」か「放っとく」というアクションを選択できる。
【0182】表示部1604には、電子ペットがグラフ
ィカルに表示される。図16に示すように、立寄った野
良ウサギが表示されている。表示部1605、160
6、1607には、データ通信端末に現在保存されてい
る電子ペットが表示される。図16に示すように、デー
タ通信端末に電子ペットデータが存在していないと、全
て「空」と表示される。なお、データ通信端末が電子ペ
ットデータを受信した際には、表示が変更されると同時
に、音声または振動等により端末の使用者にデータの受
信を知らせてもよい。この処理は、図13のS1313
における処理に対応する。
【0183】S2305にて、制御部402は、使用者
の入力により処理の分岐を行なう。図16の状態で、表
示部1602により「捕まえる」を選択した場合は、処
理はS2306に移される。また、表示部1603より
「放っとく」を選択した場合には、処理はS2307に
移される。どちらのアクションも選択しない場合には、
一定時間が経過するとタイムアウト処理として、自動的
に「放っとく」を選択した状態となり、処理はS230
7に移される。
【0184】S2306にて、制御部402は、「捕ま
える」というアクションが選択された場合の処理を行な
う。主記憶部に記憶されたペットデータが他のデータ通
信端末に送信されることを防ぐため、記憶されたデータ
をロックするためのフラグをセット状態にする。
【0185】図17に、電子ペットデータを捕まえた場
合のデータ通信端末の表示部を示す。表示部1601に
は「野良ウサギを捕まえました」と表示されて、表示部
1604には何も表示されていない。表示部1605に
は捕まえた電子ペットがグラフィカルに表示され、その
上部には「捕まえ」と表示されている。これは、この電
子ペットデータがデータ通信端末にロックされており、
データ通信装置または他のデータ通信端末と通信可能状
態になっても、他の通信機器にデータが移動することが
ないことを示す。
【0186】ただし、後述するように使用者がペットの
世話等を怠たった場合は、電子ペットデータに対するロ
ックしていても、他の通信機器に「逃げ出す」形で移動
することもある。
【0187】以上の処理を終えると、処理はS2301
に戻り、イベント待ち状態に移行する。
【0188】S2307にて、制御部402は、「放っ
とく」というアクションが選択された場合の処理を行な
う。主記憶部に記憶されたペットデータが他のデータ通
信端末に送信されてもよいため、データをロックするた
めのフラグをリセット状態にする。
【0189】図18に、データ通信端末に立寄った電子
ペットデータを放っといた際のデータ通信端末の表示部
を示す。表示部1601には「野良ウサギを放っときま
した」と表示されており、表示部1604には何も表示
されていない。表示部1605には放っといた電子ペッ
トがグラフィカルに表示され、その上部には「放っと
き」と表示されている。これは、この電子ペットデータ
がデータ通信端末にロックされておらず、データ通信装
置または他のデータ通信端末と通信可能状態になった場
合に、他の端末等に移動する可能性が有ることを示す。
【0190】以上の処理を終えると、S2301に戻り
イベント待ち状態に移行する。S2308にて、制御部
402は、イベントとして「ペットデータの送信」が発
生した場合の処理を行なう。このS2308において
は、図12のフローチャートに示す方法でデータの送信
を行なう。送信が完了したペットデータはデータ通信端
末の主記憶部から消去される。続いて、処理はS230
9に移される。
【0191】S2309にて、制御部402は、ペット
データの送信をユーザに通知する。図19に、図18の
状態(野良ウサギを放っといた状態)において、データ
通信端末に立寄った電子ペットデータ「野良ネズミ」を
捕まえた場合の表示部を示す。図20に、図19の状態
において放っておいた電子ペットデータ「野良ウサギ」
が他の端末等に移動した場合の表示部を示す。
【0192】電子ペットデータが移動したため、表示部
1601には「野良ウサギは立ち去りました」と表示さ
れ、表示部1605には「空」が表示されている。ま
た、放っておいたペットデータだけでなく、捕まえてい
たペットデータであっても、後述するように世話を怠っ
た場合は、他のデータ通信端末に「逃げ出す」形で送信
されることもある。
【0193】以上の処理を終えると、処理はS2301
に戻りイベント待ち状態に移行する。
【0194】S2310にて、制御部402は、イベン
トとして、ユーザの入力による「ペットデータを捕まえ
る」が発生した場合の処理を行なう。データ通信端末に
放っておいたペットデータが、他のデータ通信端末に移
動するまでの間は、このペットデータを捕まえておくこ
とができる。その後、処理はS2311に移される。
【0195】S2311にて、制御部402は、主記憶
部に記憶されたペットデータが他のデータ通信端末に送
信されることを防ぐ処理を行なう。制御部402は、デ
ータをロックするためのフラグをセット状態にする。
【0196】以上の処理を終えると、処理はS2301
に戻り、イベント待ち状態に移行する。
【0197】S2312にて、制御部402は、イベン
トとして、ユーザの入力による「ペットデータを放っと
く」が発生した場合の処理を行なう。データ通信端末に
捕まえておいたペットデータは、拘束を解除して放って
おくことができる。その後、処理はS2313に移され
る。
【0198】S2313にて、制御部402は、主記憶
部に記憶されたペットデータが他のデータ通信端末に送
信されても良いため、データをロックするためのフラグ
をリセット状態にする。以上の処理を終えると、処理は
S2301に戻り、イベント待ち状態に移行する。
【0199】S2314にて、制御部402は、イベン
トとして、ユーザの入力による「ペットデータの世話を
する」が発生した場合の処理を行なう。データ通信端末
にペットデータを捕まえている場合、そのペットデータ
の世話をすることができる。
【0200】図21に、図20において表示部1602
により「世話する」を選択した際のデータ通信端末の表
示部を示す。表示部1601には「野良ネズミの世話」
と表示されている。表示部1602、1603により、
「もどる」または「転送」のアクションが選択可能であ
る。
【0201】表示部2101には、電子ペットの世話を
するためのメニューが表示される。例えば「えさをや
る」、「あそぶ」、「しつけ」、「かたづけ」および
「おしえる」等がある。これらは、表示部2101のG
UIにより選択することができる。選択されたアクショ
ンが実行されると、電子ペットデータの内容が変更され
る。
【0202】表示部2102には、電子ペットの状態が
テキスト表示される。例えば「野良ネズミ、生後13
日、お腹が空いています」である。表示部2103に
は、電子ペットがグラフィックに表示される。例えば、
電子ペットの外観、餌または排泄物である。その後、処
理はS2315に移される。
【0203】S2315にて、制御部402は、図21
に示される電子ペットの世話を行なう画面からの入力に
より、処理の分岐を行なう。
【0204】S2316にて、制御部402は、図21
において「もどる」が選択された場合の処理を行なう。
この場合の画面を図20に示す。その後、処理はS23
01に戻り、イベント待ち状態に移行する。
【0205】S2317にて、制御部402は、図21
において「転送」が選択された場合の処理を行なう。こ
の場合、電子ペットデータの受信が可能な家電機器等に
対して電子ペットデータを移動させる。その後、処理は
S2318に移される。
【0206】S2318にて、制御部402は、電子ペ
ットデータの受信が可能な家電機器等に対して、図10
のS1013における処理によりデータの送信を行な
う。送信が完了したペットデータはデータ通信端末の主
記憶部から消去される。図22に、データ通信端末より
家電機器に対して電子ペットデータを転送した場合の状
況を示す。データ通信端末2201に保存された電子ペ
ットデータが、人2202の指示により、テレビ220
3に送信される。人2202がデータ通信端末2201
をテレビ2203に近づけ、図21における表示部16
03により「転送」を選択することにより、携帯データ
端末からテレビへ電子ペットデータが移動する。
【0207】本発明においては、気に入った電子ペット
データが立ち寄った場合、そのデータが他の端末に移動
しないようにロックすることができる。しかし、気に入
ったデータが増えロックされたデータが端末に保存でき
るデータの総数に達した場合、家電機器に電子ペットデ
ータを移動させる。これにより、例えば、携帯端末に保
存できるデータの数に限りがあっても、今あるデータを
捨てることなく、新しいペットデータを受信することが
できる。
【0208】また、さらに、家電機器がネットワーク化
されておれば、ペットデータはそのネットワークに接続
されたデータ通信装置間を移動することも可能である。
【0209】以上の処理を終えると、処理はS2301
に戻り、イベント待ち状態に移行する。
【0210】S2319にて、制御部420は、図21
において「えさやる」、「あそぶ」、「しつけ」、「か
たづけ」および「おしえる」のいずれかが選択された場
合の処理を行なう。その後、処理はS2320に移され
る。
【0211】S2320にて、制御部402は、S23
19において選択されたペットデータに対する世話の内
容にしたがって、ペットデータを更新する。
【0212】以上の処理を終えると、処理はS2315
に戻り、ユーザの入力待ち状態に移行する。
【0213】なお、本発明のデータ通信方法により通信
されるデータには、データの有効期限、およびデータの
有効移動回数が設定できる。有効期限を越えたデータ、
または有効移動回数を超えて移動したデータは削除され
る。電子ペットデータが削除される場合は、電子ペット
の死亡を意味する。
【0214】ただし、データの有効期限およびデータの
有効移動回数は、使用者による変更が可能である。例え
ば、丁寧に電子ペットの世話を行なえばデータの有効期
限/有効移動回数が増加し、世話をしなければデータの
有効期限/有効移動回数が減少する。その結果、電子ペ
ットが長生きしたり、すぐに死んだりする。
【0215】また、本実施の形態において、データ通信
装置またはデータ通信端末に、主記憶部405に記憶さ
れる複数のデータの中から送信されるデータを選択する
選択回路を設けてもよい。
【0216】選択回路は、ユーザが入力部401におい
て入力したデータに基づいて、送信するデータを選択す
る。具体的には、図19に示すように、複数の電子ペッ
トデータが主記憶部405に記憶されている場合に、ユ
ーザが「ペットデータを放っとく」を選択すると、選択
回路は、その電子ペットデータを送信するデータとして
選択する。このようにして、ユーザは主記憶部405に
記憶されている複数のデータの中から送信するデータを
選択することができる。
【0217】また、選択回路は、主記憶部405に記憶
されている複数のデータの中から、送信するデータをラ
ンダムに選択してもよい。図19に示すように、電子ペ
ットデータが記憶部405に記憶されている場合におい
て、ユーザがペットの世話等を怠たった場合に「逃げ出
す」と判断された複数の電子ペットがあるとする。選択
回路は、複数の電子ペットデータの中から送信するデー
タをランダムに選択する。このようにして、主記憶部4
05に記憶されているデータの中から送信するデータを
ランダムに選択することができる。
【0218】さらに、選択回路は、主記憶部405に記
憶されているデータの中から、送信するデータを、デー
タの内容に応じて選択してもよい。選択回路は、「世話
をする」などのユーザからの入力に応じて修正される親
密度または空腹度等に基づいて、送信するデータを選択
する。たとえば、選択回路は、最も親密度が低い電子ペ
ットのデータを送信するデータとして選択する。これに
より、送信されるデータを選択する基準がユーザに明ら
かになる。
【0219】このようにして、本発明に係るデータ通信
装置またはデータ通信端末を用いて、電子ペットデータ
を送受信すると、複数のデータ通信装置およびデータ通
信端末において、データの複製を残さないデータ通信を
実現でき、電子ペットが複数のデータ通信装置またはデ
ータ通信端末を移動することができる。
【0220】本発明に係るデータ通信方法は、添付デー
タを仮想キャラクタを表わすデータとした上記の実施の
形態以外にも適用できる。たとえば、ユーザがデータ通
信端末にトレーディングカードゲームを動作させる場合
がある。この場合、添付データは、ゲームで使用される
カードを表わすデータとする。通信端末のユーザ間で添
付データを送受信することにより、通信端末で実行され
るゲームで使用されるカードを交換したり、希少価値の
高いカードを抽選して配布したりできる。さらに、添付
データは、実際に物品と交換が可能なクーポン券、実際
に金銭と交換が可能なクーポン券を表わすデータとする
こともできる。この場合、通信端末のユーザ間で添付デ
ータを送受信することにより、クーポン券を表わすデー
タを介してプレゼントの交換を行なうことができる。
【0221】<第3の実施の形態>図24〜図30を参
照して、本発明に係るデータ通信方法を用いた電子抽選
システムについて説明する。この電子抽選システムは、
多くのデータを発信して、その後、当選データを決定す
るものである。
【0222】本発明に係るデータ通信方法を用いて、通
信するデータに対してチラシ等の添付データを添付す
る。または、データがデータ通信端末等の間を移動した
回数を送信されるデータに付与する。これにより、以下
に説明するような電子抽選システムを構築することがで
きる。本実施の形態は、上述した電子ペットデータ通信
の実施の形態と関連させて記述するが、本実施の形態で
説明する電子抽選システムが必ずしも電子ペットデータ
の通信と組み合わされることに限定されない。
【0223】図24〜図30に、図15に示すデータ通
信端末1501の表示部1502を示す。
【0224】図24は、データ通信端末が他の端末等か
ら電子ペットデータ「野良タヌキ」を受信した際のデー
タ通信端末の表示部を示している。ここで受信した電子
ペットデータに対して他のデータが添付されている場
合、図25の表示に移行する。
【0225】図25は、添付データの与えられた電子ペ
ットデータを受信した際のデータ通信端末の表示部を示
している。
【0226】表示部1601には「野良タヌキはチラシ
を持っていました」と表示されており、表示部1604
に表示された電子ペット「野良タヌキ」は、手に何かを
持って表示される。
【0227】表示部2501により「よむ」のアクショ
ンが選択可能である。表示部2501により「よむ」の
アクションを選択すると、図26の表示に移行する。
【0228】図26に、電子ペットデータに添付された
データを表示する際のデータ通信端末の表示部を示す。
表示部2601の部分に添付されたデータの内容が表示
される。表示部2602、2603により、「次ペー
ジ」または「戻る」のアクションの選択が可能である。
表示部2602の「次ページ」のアクションを選択した
場合は、図27の表示に移行する。表示部2603の
「戻る」のアクションを選択した場合は、図25の表示
に移行する。
【0229】図27に、電子ペットデータに添付された
データを表示する際のデータ通信端末の表示部を示す。
図26では表示しきれなかったデータの続きを表示して
いる。表示部2602、2603により、「前ページ」
または「終了」のアクションの選択が可能である。表示
部2602により「前ページ」のアクションを選択した
場合は、図26の表示に移行する。表示部2603によ
り「終了」のアクションを選択した場合には、図28の
表示に移行する。
【0230】表示部2601には、電子ペットデータに
添付されたデータの後半部が表示されており、その内容
としてホームページのURL(Uniform Resource Locat
or)およびパスワードが表示されている。データ通信端
末の所有者は表示されたURLに対応するホームページ
にアクセスし、パスワードを入力することでプレゼント
等を得るようなサービスを受けることができる。
【0231】図28に、図27の表示において表示部2
603の「終了」を選択した場合の表示部を示す。表示
部1601には「チラシを保存しました」と表示されて
いるが、これは電子ペットデータに添付されていたデー
タを電子ペットデータと切り離して主記憶部に保存し
た、ということを意味する。なお、図28の表示は一定
時間後、図29の表示に移行する。
【0232】図29に添付データを持たない電子ペット
データがデータ通信端末に到着した場合の表示を示す。
データ通信端末では図15のハードボタン1503を用
いた操作により、図30に示される表示を行なうことが
できる。図30は、データ通信端末に保存されている電
子ペットの添付データの一覧表示である。表示部300
1に示される太い枠で囲まれた部分が選択されたデータ
である。表示部1602、1603のGUIにより、
「みる」または「すてる」のアクションを選択すること
により、データの内容を表示したり、削除したりするこ
とができる。
【0233】なお、電子ペットデータに添付されたデー
タが電子ペットデータから切り離されてデータ通信端末
に保存されるためには、図27の「終了」ボタン260
3が選択されていなければならない。この操作が行なわ
れていない場合、電子ペットデータが他の端末等に移動
する時、添付されたデータもそのまま移動する。
【0234】このようにして、本発明に係るデータ通信
方法を用いると、通信過程においてデータの複製が複数
の機器に保存されることがない。また、データがどのデ
ータ通信端末に届くかは事前に予想できないため、無作
為の抽選を行ないプレゼントを付与するサービスを実現
することができる。
【0235】<第4の実施の形態>また、図31〜図3
2により説明する本実施の形態によっても電子抽選シス
テムを実現することができる。この電子抽選システム
は、データの移動回数による抽選を行なうものである。
なお、電子ペットデータは、「機器間の移動回数」およ
び「添付データを開示する移動回数」を含むものとす
る。
【0236】図31に、データ通信端末が電子ペットデ
ータを受信した際の表示を示す。データの機器間移動回
数とデータに予め設定された添付データを開示する移動
回数が一致した場合、図32の表示に移行する。
【0237】本実施の形態において、電子ペットデータ
は「野良キリン」と名づけられており、予め設定された
添付データを開示する移動回数が100であり、今回の
データ移動によって機器間の移動回数がちょうど100
になった場合を示す。
【0238】図32に示すように、表示部1601に
「野良キリンは喋り出しました!」と表示されている。
表示部2601には、今回のデータの移動がちょうど1
00回目であること、およびホームページのURLとパ
スワードが表示されている。なお、表示部2601に
は、電子ペットデータに添付されたデータによる所定の
表示が行なわれる。
【0239】データ通信端末の所有者は表示されたUR
Lに対応するホームページにアクセスし、パスワードを
入力することでプレゼント等を得るようなサービスを受
けることができる。
【0240】この時点で、電子ペットデータと添付デー
タは切り離され、添付データはデータ通信端末のメモリ
に保存されるため、添付データは二度と他の端末に移動
することはない。
【0241】このようにして、通信過程においてデータ
の複製が複数の機器に保存されることがなく、またどの
データ通信端末に届くかは事前に予想できないため、無
作為の抽選を行ないプレゼントを与えるサービスを実現
することができる。
【0242】<第5の実施の形態>本発明に係るデータ
通信方法を用いると、図33〜図34に示すように競技
場等において電子抽選システムを実現することができ
る。
【0243】図33は、ある競技場の入場門である。デ
ータ通信装置3301は入場門に設置され、データの送
信のみを行なう。人3302に代表される人は、競技場
への入場者である。人はそれぞれデータ通信端末330
3に代表されるデータ通信端末を持っている。
【0244】データ通信装置3301は入場門を通過す
るデータ通信端末3303に対して重複しないデータを
次々と送信する。
【0245】図34は、競技場を上空から見た様子を表
しており、観客席には3401に代表されるデータ通信
端末が数多く存在している。そして、これらデータ通信
端末間においては、入場門において受信したデータが次
々と移動して行く。
【0246】ただし、同一データが同一端末間を行なっ
たり来たりするループ状態を避けなければならない。そ
のため、データ通信端末にはそれぞれ固有のIDを与
え、データには「最近立寄った機器のIDリスト」を持
たせる。「最近立寄った機器のIDリスト」には、例え
ばデータが現在存在している機器を含め、それ以前に立
寄った5つの機器のIDが記載されており、データの機
器間の移動に伴って順次更新されて行く。
【0247】これを用いて、端末間で通信を行なう際
に、送信側端末に保持されたデータの「最近立寄った機
器のIDリスト」の中に受信側端末のIDが有る場合は
データの通信を行なわないようにすることにより、同一
端末間でのデータのループを避けることができる。
【0248】実際の抽選は、例えば競技場における試合
の終了時に「当選」のデータの名前をアナウンスし、そ
の時点で「当選」データが存在しているデータ通信端末
の所有者に対してプレゼントを与えることができる。
【0249】このようにして、本発明に係るデータ通信
方法により通信されるデータにそれぞれIDを与える。
データは、その複製を複数の機器に残すことなく機器間
を移動して行くため、同一データが複数機器に拡散して
広がってゆくことはなく、多数のデータ通信端末の中か
ら1台のデータ通信端末を抽出することができる。
【0250】<第6の実施の形態>本発明に係るデータ
通信方法による通信は、従来の電子メールのように予め
定められた経路を通ってデータの送信先に届けられるも
のではない。データに宛先である機器IDを設定して
も、データはデータ通信端末を所有する人物の移動によ
って動的に変化する経路を通って移動して行くため、宛
先にデータが到達するかは予想不可能である。したがっ
て、本発明に係るデータ通信方法により、従来では実現
できなかった電子メールシステムを構築することが可能
となる。
【0251】図35に、データ通信端末が電子ペットデ
ータを受信した際の表示を示す。ここで、データに与え
られた宛先機器IDと、データを受信したデータ通信端
末のIDとが一致した場合、図36の表示に移行する。
【0252】なお、本実施の形態では、電子ペットデー
タは「野良キツネ」と名づけられている。図36では、
1601に「野良キツネは喋り出しました!」と表示さ
れ、表示部2601には電子ペットデータに添付された
メール文書が表示されている。
【0253】本発明に係るデータ通信方法により電子メ
ールを送るには、データ通信端末を用いてメール文書を
作成して宛先の機器IDを設定する。データをロックし
ていない状態でデータ通信端末を放置する。
【0254】これにより、データは数多くのデータ通信
端末が構成するデータ通信システムを移動して、運が良
ければ所望の宛先端末に届く。
【0255】このようにして、本発明のデータ通信方法
によりデータに宛先機器IDを付与して通信する。複製
を作成することなくデータ通信端末間を移動するデータ
は、宛先機器IDと一致する機器IDのデータ通信端末
が受信したときにのみ表示される。このようなシステム
により、電子メールが所定の宛先に到着するか否かによ
り、運を試すということを行なうことが可能になる。
【0256】<第7の実施の形態>第3の実施の形態に
係る電子抽選システムにおいて、電子ペットデータに添
付されたチラシ等の添付データは、適宜補充される必要
がある。チラシに含まれる広告情報は、時間とともに古
くなるためである。本実施の形態では、データを転送す
る場合に添付データを補充するデータ転送装置を含むデ
ータ通信システムについて説明する。
【0257】図37を参照して、本実施の形態に係るデ
ータ転送装置の制御ブロック図について説明する。デー
タ転送装置410は、図14に示す送信側のデータ通信
端末1402および受信側のデータ通信端末1403と
通信が可能なように接続され、送信側のデータ通信端末
1402から受信したデータに添付データを補充して、
受信側のデータ通信端末1403に転送する装置であ
る。なお、データ転送装置410と通信するデータ通信
端末は、データ通信端末1402およびデータ通信端末
1403に限定されるものではなく、前述の実施の形態
におけるデータの送受信が可能なデータ通信装置および
データ通信端末のいずれでもよい。
【0258】図37に示すように、データ転送装置41
0は、送信側のデータ通信端末1402からデータを受
信するための受信部411と、受信部411に接続さ
れ、受信したデータを一時的に記憶する受信データ記憶
部412と、添付データを記憶する記憶部413と、受
信データ記憶部412と記憶部413とに接続され、添
付データを選択する添付データ選択部414と、受信デ
ータ記憶部412と添付データ選択部414とに接続さ
れ、添付データ選択部414により選択された添付デー
タを、受信したデータに添付する添付データ追加部41
5と、受信データ記憶部412に接続され、添付データ
が追加されたデータを受信側のデータ通信端末1403
に送信するための送信部416とを含む。
【0259】受信データ記憶部412は、1つのデータ
を記憶してもよいし、複数のデータを記憶してもよい。
1つのデータを記憶する場合であって、受信データ記憶
部412が既に受信したデータを記憶していると、デー
タ転送装置410は、送信側のデータ通信端末1402
が通信が可能な範囲に入ってきても、送信側のデータ通
信端末1402からのデータを受信しないようにする。
また、複数のデータが記憶されている場合、データ転送
装置410は、複数のデータの中から予め定められた条
件に従って1つのデータを選択して、添付データを補充
して、受信側のデータ通信端末1403に送信する。こ
のとき、データ転送装置410は、受信データ記憶部4
12に記憶された複数のデータの中から送信するデータ
をランダムに選択してもよいし、記憶した時間に従って
選択してもよい。さらに、データ転送装置410は、記
憶しているデータの内容(たとえば、仮想キャラクタの
種類)に従って、送信するデータを選択してもよい。
【0260】添付データ選択部414は、受信データ記
憶部412に記憶された受信データに添付データが添付
されていないことを検知すると、記憶部413に記憶さ
れた添付データの中から添付する添付データを選択す
る。このとき、添付データ選択部414は、仮想キャラ
クタを表わす添付データが添付されていない場合には、
仮想キャラクタを表わす添付データを選択する。添付デ
ータ選択部414は、仮想キャラクタを表わす添付デー
タが添付されて、チラシを表わすデータが添付されてい
ない場合には、チラシなどを表わす添付データを選択す
る。
【0261】なお、添付データを記憶する記憶部413
は、このデータ転送装置410に設けることなく、ネッ
トワークを介して接続される他の装置に設けても良い。
この場合、添付データは、他の装置から送信され、この
データ転送装置410により受信される。
【0262】以下、データ転送装置410において実行
される添付データ追加処理について説明する。
【0263】送信側のデータ通信端末1402が、デー
タ転送装置410と通信可能な範囲にあるとする。送信
側のデータ通信端末1402は、図6に示すフローチャ
ートに従って、データの送信が可能であると判断する
と、データ転送装置410にデータを送信する。送信さ
れたデータは、データ受信部411により受信され、受
信データ記憶部412に記憶される。
【0264】添付データ選択部414は、受信データ記
憶部412に記憶されたデータを参照して、受信したデ
ータに添付データが含まれない場合、または受信したデ
ータに仮想キャラクタを表わす添付データのみが含まれ
る場合には、記憶部413から仮想キャラクタ、チラシ
などを表わす添付データを選択する。このとき、添付デ
ータを選択する方法は、記憶部413に記憶された添付
データからランダムに選択してもよいし、予め定めたれ
た順序に従って選択してもよい。また、記憶部413に
仮想キャラクタの種類に対応させて添付データを記憶さ
せておき、受信データ記憶部412に記憶された受信デ
ータに含まれる添付データにより表わされる仮想キャラ
クタの種類に応じたチラシなどの添付データを選択する
ようにしてもよい。
【0265】添付データ追加部415は、添付データ選
択部414により選択された添付データを受信データ記
憶部412に記憶されている受信データに補充する。
【0266】受信側のデータ通信端末1403が、デー
タ転送装置410と通信が可能な範囲に入ったとする。
受信側のデータ通信端末1403が、図6に示すフロー
チャートに従って、データ通信端末1403がデータの
受信が可能であると判断し、データ転送装置410が、
受信データ記憶部412にデータが記憶されていると判
断した場合には、データ転送装置410は、受信側のデ
ータ通信端末1403にデータを送信する。データ転送
装置410は、受信側のデータ通信端末1403にデー
タを送信すると、送信したデータを受信データ記憶部4
12から削除する。データ転送装置410から受信側の
データ通信端末1403に送信されたデータは、データ
通信端末の主記憶部405に記憶される。
【0267】このようにして、本発明に係るデータ通信
装置またはデータ通信端末を用いて、データを送受信す
ると、ユーザにより外された添付データを補充したり、
仮想キャラクタを表わす添付データが添付されている場
合には、その仮想キャラクタの種類に応じたチラシ等の
添付データを補充することができる。
【0268】<第8の実施の形態>第5の実施の形態に
係る電子抽選システムにおいて、履歴データとして「最
近立ち寄った機器のIDリスト」を用いて、同一のデー
タ通信端末が同一のデータを繰返し受信することを避け
る方法を説明した。本実施の形態は、送受信されるデー
タには、データの種類により繰返し受信することを避け
る回数(最近立ち寄った機器の個数)が同じではないも
のが含まれることに対応するものである。
【0269】図38を参照して、本実施の形態に係るデ
ータ転送装置の制御ブロック図について説明する。デー
タ転送装置420は、図14に示す送信側のデータ通信
端末1402および受信側のデータ通信端末1403と
通信が可能なように接続され、送信側のデータ通信端末
1402から受信したデータの履歴データを初期化し
て、受信側のデータ通信端末1403に転送する装置で
ある。なお、本実施の形態において、前述の第7の実施
の形態と同じ構成については、ここでの詳細な説明は繰
返さない。
【0270】図38に示すように、データ転送装置42
0は、送信側のデータ通信端末1402からデータを受
信するための受信部411と、受信部411に接続さ
れ、受信したデータを一時的に記憶する受信データ記憶
部412と、受信データ記憶部412に接続され、履歴
データが初期化されたデータを受信側のデータ通信端末
1403に送信するための送信部416と、受信データ
記憶部412に接続され、送信側のデータ通信端末14
02から受信した履歴データを初期化する履歴データ初
期化部421とを含む。
【0271】履歴データ初期化部421は、受信データ
記憶部412に記憶された受信データに履歴データが含
まれる場合であって、ある条件を満たすと、履歴データ
を初期化する。初期化の方法には、履歴データの全体を
削除する方法、最近立ち寄った機器IDの中の予め定め
られた個数の機器IDを残して、それ以前に立ち寄った
機器IDを削除する方法等がある。初期化する条件に
は、履歴データに予め定められた個数以上の機器IDが
記憶されている場合にのみ初期化するという条件等があ
る。たとえば、初期化の方法には、14個の機器IDを
記憶した履歴データの中から古い方から10個の機器I
Dを削除して、最近立ち寄った4個の機器IDのみに初
期化する方法がある。初期化の条件には、このような初
期化を、履歴データに15個以上の機器IDが記憶され
ている場合にのみ行なうという条件がある。
【0272】履歴データがデータ通信装置またはデータ
通信端末を経由した回数を表わしている場合には、初期
化の方法には、経由した回数を0にする方法、ランダム
な回数にする方法がある。ランダムな回数にする方法に
よると、第4の実施の形態においてデータ通信装置また
はデータ通信端末の経由回数で抽選を行なう場合、さら
に偶然性を高めることになる。
【0273】以下、データ転送装置において実行される
履歴データ初期化処理について説明する。
【0274】送信側のデータ通信端末1402が、デー
タ転送装置420と通信可能な範囲にあるとする。送信
側のデータ通信端末1402は、図6に示すフローチャ
ートに従って、データの送信が可能であると判断する
と、データ転送装置420にデータを送信する。送信さ
れたデータは、データ受信部411により受信される。
受信したデータは、受信データ記憶部412に記憶され
る。
【0275】履歴データ初期化部421は、受信データ
記憶部412に記憶されたデータを参照して、受信した
データに履歴データが含まれる場合には、その履歴デー
タを前述の説明の初期化方法により初期化する。
【0276】受信側のデータ通信端末1403が、デー
タ転送装置420と通信可能な範囲に入ったとする。受
信側のデータ通信端末1403が、図6に示すフローチ
ャートに従って、データの受信が可能であると判断し、
データ転送装置420が、受信データ記憶部412にデ
ータが記憶されていると判断した場合には、データ転送
装置420は、受信側のデータ通信端末1403にデー
タを送信する。データ転送装置420は、受信側のデー
タ通信端末1403にデータを送信すると、送信したデ
ータを受信データ記憶部412から削除する。データ転
送装置410から受信側のデータ通信端末1403に送
信されたデータは、データ通信端末の主記憶部405に
記憶される。
【0277】このようにして、本発明に係るデータ通信
装置またはデータ通信端末を用いて、データを送受信す
ると、送受信されるデータに含まれる履歴データを、デ
ータの内容に応じて、初期化することができる。たとえ
ば、データ通信装置またはデータ通信端末のユーザがメ
ッセージを蓄積する電子掲示板に含まれるデータを送受
信する場合、頻繁に初期化(履歴データに記憶された機
器IDが少ない場合でも初期化する)して、同じデータ
通信装置またはデータ通信端末が繰返しデータを受信で
きるようになる。
【0278】さらに、履歴データ初期化部421は、初
期化する前に、履歴データに含まれる機器IDとその機
器IDからデータを受信した時刻とに基づいて、データ
通信端末の位置を解析できる解析部を含めてもよい。こ
れにより、初期化する前に、履歴データに基づいて、特
定の時刻におけるデータ通信端末の位置を解析できる。
【0279】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデータ通信装置を用いたデータ
通信システムを示す図である。
【図2】 本発明に係るデータ通信方法による、データ
通信装置とデータ通信端末との間のデータ通信を説明す
る図である。
【図3】 本発明に係るデータ通信方法による、データ
通信端末とデータ通信端末との間のデータ通信を説明す
る図である。
【図4】 本発明に係るデータ通信装置およびデータ通
信端末のブロック図である。
【図5】 送信されるデータのデータフォーマットを示
す図である。
【図6】 本発明に係るデータ通信装置(送信および受
信が可能)における処理の概要を示すフローチャートで
ある。
【図7】 本発明に係るデータ通信装置(送信のみが可
能)における処理の概要を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係るデータ通信装置(受信のみが可
能)における処理の概要を示すフローチャートである。
【図9】 データ通信装置におけるデータ送信処理を示
すフローチャートである。
【図10】 データ通信装置におけるデータ受信処理を
示すフローチャートである。
【図11】 本発明に係るデータ通信端末における処理
の概要を示すフローチャートである。
【図12】 データ通信端末におけるデータ送信処理を
示すフローチャートである。
【図13】 データ通信端末におけるデータ受信処理を
示すフローチャートである。
【図14】 本発明に係るデータ通信方法を電子ペット
データの通信に用いた場合のデータ通信システムを示す
図である。
【図15】 データ通信端末の一例である携帯電話装置
の外観を示す図である。
【図16】 データ通信端末における表示例(その1)
である。
【図17】 データ通信端末における表示例(その2)
である。
【図18】 データ通信端末における表示例(その3)
である。
【図19】 データ通信端末における表示例(その4)
である。
【図20】 データ通信端末における表示例(その5)
である。
【図21】 データ通信端末における表示例(その6)
である。
【図22】 データ通信端末より家電機器に対して電子
ペットデータを転送する場合の概要を示す図である。
【図23】 本発明によるデータ通信方法を電子ペット
データの通信に用いた場合の処理の概要を示すフローチ
ャートである。
【図24】 データ通信端末における表示例(その7)
である。
【図25】 データ通信端末における表示例(その8)
である。
【図26】 データ通信端末における表示例(その9)
である。
【図27】 データ通信端末における表示例(その1
0)である。
【図28】 データ通信端末における表示例(その1
1)である。
【図29】 データ通信端末における表示例(その1
2)である。
【図30】 データ通信端末における表示例(その1
3)である。
【図31】 データ通信端末における表示例(その1
4)である。
【図32】 データ通信端末における表示例(その1
5)である。
【図33】 競技場の入場門を示す図である。
【図34】 競技場を上空から見た様子を示す図であ
る。
【図35】 データ通信端末における表示例(その1
6)である。
【図36】 データ通信端末における表示例(その1
7)である。
【図37】 本発明に係るデータ転送装置のブロック図
(その1)である。
【図38】 本発明に係るデータ転送装置のブロック図
(その2)である。
【符号の説明】
101、102、103、201 データ通信装置、1
04 ネットワーク、105、106、107、10
8、109、202、301、302 データ通信端
末、401 入力部、402 制御部、403、416
送信部、404、411 受信部、405 主記憶
部、406 出力部、410、420 データ転送装
置、412 受信データ記憶部、413 記憶部、41
4 添付データ記憶部、415 添付データ追加部、4
21 履歴データ初期化部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置の間でデータを通信するデー
    タ通信装置であって、 データを受信するための受信手段と、 前記受信手段に接続され、受信した前記データを記憶す
    るための記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、自己と通信可能な1台のデー
    タ通信装置を探索して、探索されたデータ通信装置に、
    前記記憶手段に記憶された前記データを送信するための
    送信手段と、 前記記憶手段に接続され、前記探索されたデータ通信装
    置に送信したデータを、前記記憶手段から削除するよう
    に前記記憶手段を制御するための制御手段とを含む、デ
    ータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記探索されたデータ通信装置から、前記データを受信
    したことを表わす受信完了データを受信するように前記
    受信手段を制御するための手段と、 前記受信完了データを受信したことに応答して、前記探
    索されたデータ通信装置に送信したデータを削除するよ
    うに前記記憶手段を制御するための手段とを含む、請求
    項1に記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ通信装置は、予め定められた
    条件に基づいて、前記データの送信前に、前記探索され
    たデータ通信装置に前記データの受信の可否を問合せる
    問合せデータを送信するための問合せデータ送信手段を
    さらに含み、 前記制御手段は、前記問合せデータを受信したことに応
    答して、前記データの受信を準備するように前記受信手
    段を制御するための手段を含む、請求項1に記載のデー
    タ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ通信装置は、動作モードを、
    データを送信する送信モードと、データを受信する受信
    モードとに切換えるためのモード切換え手段をさらに含
    み、 前記条件は、自己と通信可能なデータ通信装置に送信す
    るデータが、前記記憶手段に記憶され、かつ前記データ
    通信装置の動作モードが送信モードであるという条件で
    ある、請求項3に記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記データ通信装置は、自己を識別する
    ための識別データを記憶するための識別データ記憶手段
    をさらに含み、 前記データは、複数の前記データ通信装置を経由して前
    記受信手段により受信されることがあり、 前記問合せデータは、前記問合せデータを送信してきた
    データ通信装置に前記データが到達するまでに経由した
    データ通信装置を識別するための複数の識別データを含
    み,前記制御手段は、受信した前記問合せデータに含ま
    れる識別データの中に、前記識別データ記憶手段に記憶
    された識別データを含む場合に、データの受信を拒否す
    るための手段を含む、請求項3に記載のデータ通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記問合せデータは、前記問合せデータ
    を送信してきたデータ通信装置に前記データが到達する
    までに経由したデータ通信装置を識別するための予め定
    められた数の識別データを含む、請求項5に記載のデー
    タ通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データは、前記データ通信装置のユ
    ーザに表示できるように記憶された添付データを含み、 前記データ通信装置は、 前記添付データを表示するための表示手段をさらに含
    む、請求項1に記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 前記添付データは、仮想キャラクタを表
    わすデータであり、前記データ通信装置は、 前記表示手段に表示される仮想キャラクタが変化するよ
    うに前記添付データを変更するための変更手段をさらに
    含む、請求項7に記載のデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記探索された1台の
    データ通信装置への送信対象から前記添付データを外す
    ように前記送信手段を制御するための手段を含む、請求
    項7に記載のデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記送信対象から外
    された添付データを前記送信対象に再度含ませるように
    前記送信手段を制御するための手段を含む、請求項9に
    記載のデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 前記データは、複数の前記データ通信
    装置を経由して前記受信手段により受信されることがあ
    り、 前記データ通信装置は、予め定められた条件に基づい
    て、前記データの送信前に、前記探索されたデータ通信
    装置に前記データの受信の可否を問合せる問合せデータ
    を送信するための問合せデータ送信手段をさらに含み、 前記データは、前記添付データに加えて、前記問合せデ
    ータを送信してきたデータ通信装置に前記データが到達
    するまでに経由したデータ通信装置を表わす履歴データ
    を含み、 前記変更手段は、前記履歴データに基づいて、前記添付
    データを変更するための手段を含む、請求項8に記載の
    データ通信装置。
  12. 【請求項12】 前記履歴データは、前記データがデー
    タ通信装置を経由した回数を表わすデータであり、 前記変更手段は、前記回数に基づいて、前記添付データ
    を変更するための手段を含む、請求項11に記載のデー
    タ通信装置。
  13. 【請求項13】 前記データは、複数の前記データ通信
    装置を経由して前記受信手段により受信されることがあ
    り、 前記データは、前記問合せデータを送信してきたデータ
    通信装置に前記データが到達するまでに経由したデータ
    通信装置を表わす履歴データを含み、 前記制御手段は、前記履歴データが所定の条件を満足す
    るか否かに基づいて前記データ通信装置において所定の
    処理を実行するか否かを決定し、当該決定にしたがって
    前記データ通信装置を制御するための手段を含む、請求
    項1に記載のデータ通信装置。
  14. 【請求項14】 前記履歴データは、前記データがデー
    タ通信装置を経由した回数を表わすデータであり、 前記制御手段は、前記回数が予め定められた回数である
    場合に、前記所定の処理を実行するように決定するため
    の手段を含む、請求項13に記載のデータ通信装置。
  15. 【請求項15】 前記データ通信装置は、 自己を識別するための識別データを記憶するための識別
    データ記憶手段と、 受信したデータを表示するための表示手段とをさらに含
    み、 前記送信手段は、前記識別データが付加されたデータを
    前記探索された1台のデータ通信装置に送信するための
    手段を含み、 前記制御手段は、前記受信手段により受信したデータに
    付加された識別データが、前記識別データ記憶手段に記
    憶された識別データと一致する場合に、受信したデータ
    を表示するように表示手段を制御するための手段を含
    む、請求項1に記載のデータ通信装置。
  16. 【請求項16】 前記データ通信装置は、自己がデータ
    を送信しようとするデータ通信装置を識別するための識
    別データを入力するための入力手段をさらに含む、請求
    項15に記載のデータ通信装置。
  17. 【請求項17】 前記記憶手段は、複数の前記データを
    記憶するための手段を含み、 前記データ通信装置は、前記記憶手段に接続され、前記
    記憶手段に記憶された前記複数のデータの中からデータ
    を選択するための選択手段をさらに含み、 前記送信手段は、前記選択手段により選択された前記デ
    ータを送信するための手段を含む、請求項1に記載のデ
    ータ通信装置。
  18. 【請求項18】 前記データ通信装置は、 添付データを記憶するための添付データ記憶手段と、 前記記憶手段と前記添付データ記憶手段とに接続され、
    前記記憶手段に記憶された前記データが予め定められた
    条件を満たすと、前記添付データ記憶手段に記憶された
    添付データを前記データに添付して、前記添付データが
    添付された前記データを前記記憶手段に記憶させるよう
    に処理するための処理手段とをさらに含む、請求項7に
    記載のデータ通信装置。
  19. 【請求項19】 前記データは、複数の前記データ通信
    装置を経由して前記受信手段により受信されることがあ
    り、 前記データは、前記問合せデータを送信してきたデータ
    通信装置に前記データが到達するまでに経由したデータ
    通信装置を表わす履歴データを含み、 前記データ通信装置は、 前記記憶手段に接続され、前記記憶手段に記憶された前
    記データに含まれる前記履歴データが予め定められた条
    件を満たすと、前記記憶手段に記憶された履歴データに
    予め定められた処理を行なうための処理手段をさらに含
    む、請求項3に記載のデータ通信装置。
  20. 【請求項20】 前記処理手段は、前記記憶手段に記憶
    された前記データに含まれる前記履歴データが予め定め
    られた条件を満たすと、前記記憶手段に記憶された履歴
    データを初期化するための手段を含む、請求項19に記
    載のデータ通信装置。
  21. 【請求項21】 複数のデータ通信装置の間でデータを
    通信するデータ通信システムであって、前記データ通信
    システムは、第1のデータ通信装置と第2のデータ通信
    装置とデータ転送装置とを含み、 前記第1のデータ通信装置および前記第2のデータ通信
    装置は、 データを受信するための受信手段と、 前記データは、前記データ通信装置のユーザに表示でき
    るように記憶された添付データを含み、 前記受信手段に接続され、受信した前記データを記憶す
    るための記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、前記添付データを表示するた
    めの表示手段と、 前記記憶手段に接続され、前記データ通信装置または前
    記データ転送装置に前記記憶手段に記憶された前記デー
    タを送信するための送信手段と、 前記記憶手段に接続され、前記データ通信装置または前
    記データ転送装置に送信したデータを、前記記憶手段か
    ら削除するように前記記憶手段を制御するための制御手
    段とを含み、 前記データ転送装置は、 前記第1のデータ通信装置から前記データを受信するた
    めの受信手段と、 前記受信手段に接続され、受信した前記データを記憶す
    るための記憶手段と、 添付データを記憶するための添付データ記憶手段と、 前記記憶手段と前記添付データ記憶手段とに接続され、
    前記記憶手段に記憶された前記データが予め定められた
    条件を満たすと、前記添付データ記憶手段に記憶された
    添付データを前記データに添付して、前記添付データが
    添付された前記データを前記記憶手段に記憶させるよう
    に処理するための処理手段と、 前記記憶手段に接続され、前記第2のデータ通信装置に
    前記記憶手段に記憶されたデータを送信するための送信
    手段とを含む、データ通信システム。
  22. 【請求項22】 複数のデータ通信装置の間でデータを
    通信するデータ通信システムであって、前記データ通信
    システムは、第1のデータ通信装置と第2のデータ通信
    装置とデータ転送装置とを含み、 前記第1のデータ通信装置および前記第2のデータ通信
    装置は、 データを受信するための受信手段と、 前記受信手段に接続され、受信した前記データを記憶す
    るための記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、前記データ通信装置または前
    記データ転送装置に前記記憶手段に記憶された前記デー
    タを送信するための送信手段と、 予め定められた条件に基づいて、前記データの送信前
    に、前記データ通信装置に前記データの受信の可否を問
    合せる問合せデータを送信するための問合せデータ送信
    手段と、 前記受信手段と前記記憶手段と前記送信手段とに接続さ
    れた制御手段とを含み、 前記制御手段は、 前記データ通信装置または前記データ転送装置に送信し
    たデータを、前記記憶手段から削除するように前記記憶
    手段を制御するための手段と、 前記問合せデータを受信したことに応答して、前記デー
    タの受信を準備するように前記受信手段を制御するため
    の手段とを含み、 前記データは、複数の前記データ通信装置を経由して前
    記受信手段により受信されることがあり、 前記データは、前記問合せデータを送信してきたデータ
    通信装置に前記データが到達するまでに経由したデータ
    通信装置を表わす履歴データを含み、 前記データ転送装置は、 前記第1のデータ通信装置から前記データを受信するた
    めの受信手段と、 前記受信手段に接続され、受信した前記データを記憶す
    るための記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、前記記憶手段に記憶された前
    記データに含まれる前記履歴データが予め定められた条
    件を満たすと、前記記憶手段に記憶された履歴データに
    予め定められた処理を行なうための処理手段と、 前記記憶手段に接続され、前記第2のデータ通信装置に
    前記記憶手段に記憶されたデータを送信するための送信
    手段とを含む、データ通信システム。
  23. 【請求項23】 複数のデータ通信装置の間で無線によ
    りデータを通信するデータ通信方法を実現するプログラ
    ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であっ
    て、前記データ通信方法は、 データを受信するステップと、 データを受信するステップにて受信したデータを記憶す
    るステップと、 自己と通信可能な1台のデータ通信装置を探索するステ
    ップと、 前記データ通信装置を探索するステップにて探索された
    データ通信装置に、前記データを記憶するステップにて
    記憶したデータを送信するステップと、 前記探索されたデータ通信装置に送信したデータを削除
    するステップとを含む、記録媒体。
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