JP2001148837A - 受信表示装置 - Google Patents

受信表示装置

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JP2001148837A
JP2001148837A JP2000273912A JP2000273912A JP2001148837A JP 2001148837 A JP2001148837 A JP 2001148837A JP 2000273912 A JP2000273912 A JP 2000273912A JP 2000273912 A JP2000273912 A JP 2000273912A JP 2001148837 A JP2001148837 A JP 2001148837A
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JP2000273912A
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English (en)
Inventor
Shinji Kawano
眞二 川野
Toshitaka Hanaura
敏孝 花浦
Eiji Ueda
栄治 植田
Futoshi Nakabe
中部  太志
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下位レイヤにおけるデータブロックを全部エ
ラー無く受信しなくても、エラー無く受信している情報
を利用できる放送データ受信装置を提供する。 【解決手段】 画面のデータが複数に分割された部分デ
ータのそれぞれが1つずつ含まれるデータブロックを受
信して画面を表示する放送データ受信装置100であっ
て、表示すべき画面の部分データを含む各データブロッ
クを受信する受信部110と、受信された各データブロ
ック中の部分データがそれぞれ正常か否かを判定するプ
ロトコルデコーダ121〜12Nと、正常と判定された
部分データを記憶し、正常と判定されなかった部分デー
タを記憶しないデータ蓄積部140と、表示すべき画面
の部分データが全て揃う前において、画面を表示する条
件が整ったか否かを判断し、整った場合にその時点にお
いて記憶されている部分データに基づいて部分的に画面
を表示する放送データ管理システム130とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面用データを受
信して画面を表示する受信表示装置に関し、特に、複数
の階層(レイヤ)で構成された放送データを受信して利
用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の放送型データ通信には、双方向通
信のOSI参照モデルに近い概念が導入されており、放
送データを複数の階層(レイヤ)で構成し、それぞれの
レイヤにおいて独立したプロトコルを用いる規格が一般
化している。ここで放送型データ通信とは、送信側から
受信側へ片方向にデータ通信するものをいう。
【0003】図36は、送信側において1つの上位レイ
ヤにおけるデータブロックから複数の下位レイヤにおけ
るデータブロックを生成する過程を概略的に示す図であ
る。図36に示すように、上位レイヤで処理される1つ
のデータブロックαは、複数のデータA、B、
C、...に分割され、分割された各データの前後にプ
ロトコル情報等が付加され、それぞれが下位レイヤにお
けるデータブロックとなる。ここでプロトコル情報と
は、少なくとも上位レイヤにおけるデータブロックの再
生に必要な情報を含む。また各データの前に付加される
情報をヘッダ、各データの後に付加される情報をフッタ
と言う。
【0004】図37は、受信側において複数の下位レイ
ヤにおけるデータブロックから1つの上位レイヤにおけ
るデータブロックを生成する過程を概略的に示す図であ
る。図37に示すように、下位レイヤで処理される各デ
ータブロックは、ヘッダ及びフッタ中のプロトコル情報
に従って、上位レイヤで処理される1つのデータブロッ
クαが再生される。
【0005】上述のように分割していなければ、受信エ
ラーが一ヶ所でも発生した場合に、データブロックの全
データを再受信しなければならない。例えば、JPEG
(Joint Photographic Expert Group)ファイルの様な
画像ファイルはデータサイズが大きいので、受信状態が
悪い場合に画像ファイルを一気に受信しようとしても、
受信する度に違った箇所で受信エラーが発生することが
多く、完全に受信するまでにかなりの時間を要したりい
つまで経っても受信できなかったりする。しかし、上述
のように画像ファイルを分割していくつかの下位レイヤ
におけるデータブロックとして送受信することによっ
て、受信エラーが発生した場合には受信エラーが発生し
た下位レイヤにおけるデータブロックのみを再受信すれ
ばよくなり、且つ、再受信の際のデータサイズは小さい
ので受信エラーが発生しにくく時間も少なくて済む。従
っていつまで経っても受信できないといったことも少な
くなり受信完了までの時間が大幅に短縮される。
【0006】また、上述のような上位レイヤにおけるデ
ータブロックから下位レイヤにおけるデータブロックを
生成する処理を階層的に何度か繰り返すことで多数のレ
イヤで構成された放送データを生成することもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送デ
ータを複数のレイヤで構成すると、利用すべきデータブ
ロックは、最下位レイヤにおけるデータブロックを全部
エラー無く受信して最下位レイヤから順に全て再生する
までは、利用すべきデータブロックを全く再生できな
い。すなわち、利用すべきデータブロックの下位レイヤ
におけるデータブロックを大部分再生していたとして
も、何の利用もできないのである。
【0008】例えば、木構造にリンクがはられて枝別れ
しているHTML(HyperText Markup Language)ファ
イル等のユーザファイルをたどって天気予報や番組ガイ
ド等の情報を見ることができるデータ放送サービスにお
いて、木構造の幹や枝にあたるユーザファイルが再生で
きないと、その幹や枝の先に繋がっている枝や葉にあた
る全てのユーザファイルを一切参照できない。しかしな
がら、エラー無く受信している情報だけでも一刻も早く
再生して利用できれば、ユーザは必要とする情報にいち
早く到達できる可能性が高くなる。
【0009】そこで、本発明は、複数のレイヤで構成さ
れた放送データを受信し、下位レイヤにおけるデータブ
ロックを全部エラー無く受信しなくても、エラー無く受
信している情報を利用できる受信表示装置、受信表示方
法、及び、受信表示プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る受信表示装置は、画面のデータが複数
に分割された部分データのそれぞれが1つずつ含まれる
データブロックを周期的に繰り返し放送する放送局から
前記データブロックを受信して受信したデータブロック
に基づいて画面を表示する受信表示装置であって、表示
すべき画面の部分データを含む各データブロックを受信
する受信手段と、前記受信手段により受信された各デー
タブロック中の部分データがそれぞれ正常か否かを判定
するデータ判定手段と、前記データ判定手段により正常
と判定された部分データを記憶し前記データ判定手段に
より正常と判定されなかった部分データを記憶しない記
憶手段と、表示すべき画面の部分データが全て揃う前に
おいて画面を表示する条件が整ったか否かを判断する条
件判断手段と、前記条件判断手段により条件が整ったと
判断された場合にその時点において前記記憶手段により
記憶された部分データに基づいて部分的に画面を表示す
る表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】これによって、表示すべき画面の部分デー
タを完全に受信していなくても、画面を表示することが
できる。従って、画面を表示する条件が整った時までに
記憶している部分データを利用でき、ユーザが必要とす
る情報にいち早く到達できる可能性が高くなる。また受
信表示装置において、前記記憶手段は、さらに、前記デ
ータ判定手段により正常と判定されなかった場合は正常
と判定されなかった旨を記憶し、前記表示手段は、さら
に、前記記憶手段に正常と判定されなかった旨が記憶さ
れている場合にはその旨に対応する部分データに基づい
て表示されるべきである画面の位置を空白にするか、又
は、当該位置にその旨を表示することを特徴とすること
もできる。
【0012】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在することを、ユーザが容易に認識するこ
とができる。上記目的を達成するために、本発明に係る
受信表示装置は、画面のデータが複数に分割された部分
データのそれぞれが1つずつと当該部分データの位置を
示すプロトコル情報とが含まれる各データブロックを周
期的に繰り返し放送する放送局から前記データブロック
を受信して受信したデータブロックに基づいて画面を表
示する受信表示装置であって、表示すべき画面の部分デ
ータを含む各データブロックを受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された各データブロック中の部分
データがそれぞれ正常か否かを判定するデータ判定手段
と、前記受信手段により受信された各データブロック中
のプロトコル情報を記憶し前記データ判定手段により正
常と判定された部分データを記憶し前記データ判定手段
により正常と判定されなかった部分データを記憶しない
記憶手段と、表示すべき画面の部分データが全て揃う前
において表示すべき画面のプロトコル情報が全て揃った
か否かを判断する条件判断手段と、前記条件判断手段に
よりプロトコル情報が全て揃ったと判断された場合に前
記記憶手段に記憶されている全て揃ったプロトコル情報
とその時点において前記記憶手段に記憶されている部分
データとに基づいて部分的に画面を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】これによって、必要な全てのプロトコル情
報が揃った時点で、画面を表示することができる。従っ
て、この時点までに記憶している部分データを利用で
き、ユーザが必要とする情報にいち早く到達できる可能
性が高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1に係る放送デー
タ受信装置は、最下位レイヤにおけるデータブロック中
の上位レイヤにおけるデータに相当する部分が正常に受
信されなかった場合に当該データブロック中のプロトコ
ル情報だけを記憶しておき、上位レイヤにおけるデータ
ブロックを再生するのに必要な全てのプロトコル情報が
揃った時点で、正常に受信された上位レイヤにおけるデ
ータに相当する部分だけを用いて、不完全ながらも上位
レイヤにおけるデータブロックを再生する。
【0015】<放送データ受信装置>図1は、放送デー
タを受信して利用する放送データ受信装置の構成を概略
的に示す図である。図1に示した放送データ受信装置1
00は、受信部110、レイヤ1プロトコルデコーダ1
21〜レイヤNプロトコルデコーダ12N(但し、
「N」は2以上の整数)、放送データ管理システム13
0、データ蓄積部140、及び、放送データビューア1
50から構成されている。
【0016】また、レイヤ1プロトコルデコーダ121
は、それぞれ、プロトコル解析部121a、情報通知部
121b、及び、情報管理部121cから構成される。
同様に、レイヤ2プロトコルデコーダ122〜レイヤN
プロトコルデコーダ12Nはそれぞれ、プロトコル解析
部122a〜12Na、情報通知部122b〜12N
b、及び、情報管理部122c〜12Ncから構成され
るものとする。
【0017】受信部110は、アンテナ等を介して放送
信号を受信し、放送信号レベルの誤り訂正や復号化処理
を施して、利用したい放送データを再生する為に必要な
最下位レイヤにおけるデータブロックを順次放送データ
管理システム130へ出力し、出力した旨を順次レイヤ
1プロトコルデコーダ121のプロトコル解析部121
aへ通知する。但しこの時、放送データ管理システム1
30へ出力すべき最下位レイヤにおけるデータブロック
中の上位レイヤにおけるデータに相当する部分データが
受信エラー等の受信の失敗によって誤り訂正が不可能な
程に壊れている場合には、この時点では正常なデータブ
ロックをまだ受信していないので、正常なデータブロッ
クの代りに部分データが壊れている旨と当該データブロ
ック中のプロトコル情報とを放送データ管理システム1
30へ出力する。勿論、受信に失敗した最下位レイヤに
おけるデータブロックは正常に受信されるまで何度も再
受信され、正常に受信された時点で正常なデータブロッ
クが出力される。また、ここではプロトコル情報が正常
なものを対象としているので、当然ながらプロトコル情
報がエラーなく正常に受信されたことを判定しているも
のとする。
【0018】レイヤ1プロトコルデコーダ121は、最
下位レイヤであるレイヤ1のプロトコルに則ってプロト
コルの解析とデコード処理を行ない、複数の最下位レイ
ヤにおけるデータブロックからレイヤ2のデータブロッ
クを再生することができる第1オフセット情報を生成し
てレイヤ2プロトコルデコーダ122と放送データ管理
システム130とへ渡す。
【0019】プロトコル解析部121aは受信部110
からの通知を受ける度に、利用したい放送データを再生
する為に必要なレイヤ2におけるデータブロックの内の
何れかを構成するレイヤ1におけるデータブロックが揃
ったか否かを判断し、何れかが揃ったと判断した時に
は、揃ったと判断したレイヤ2におけるデータブロック
を構成する各レイヤ1におけるデータブロック中のレイ
ヤ2におけるデータブロックを再生するのに必要なプロ
トコル情報を抽出するように情報管理部121cに指示
する。なお、プロトコル解析部121aは、予めレイヤ
2におけるデータブロックを再生する為のレイヤ1のプ
ロトコルを保持しており、情報管理部121cにプロト
コル情報の抽出を指示する際には、予め保持しているプ
ロトコルに基づいて、レイヤ1におけるデータブロック
において抽出すべきプロトコル情報の相対アドレスを添
付する。
【0020】情報管理部121cはプロトコル解析部1
21aから指示を受けると、放送データ管理システム1
30に、指示のあった各レイヤ1におけるデータブロッ
ク中のプロトコル情報を抽出させ、抽出された各プロト
コル情報をプロトコル解析部121aに渡す。プロトコ
ル解析部121aはプロトコル情報を受け取ると、当該
プロトコル情報に基づいて、揃ったと判断したレイヤ2
におけるデータブロックを仮想的に再生することができ
る第1オフセット情報を生成して情報通知部121bへ
渡す。また、第1オフセット情報は情報管理部121c
を介して放送データ管理システム130へも渡される。
ここで第1オフセット情報とは、揃ったと判断したレイ
ヤ2におけるデータブロックを構成する複数のレイヤ1
におけるデータブロックを特定する情報と、その必要な
部分を示す相対アドレスの情報とである。
【0021】情報通知部121bはプロトコル解析部1
21aから第1オフセット情報を受け取ると、順次レイ
ヤ2のプロトコルデコーダ122のプロトコル解析部1
22aへ通知する。レイヤ2プロトコルデコーダ122
〜レイヤNプロトコルデコーダ12Nはそれぞれ、レイ
ヤ2〜レイヤNのプロトコルに則ってプロトコルの解析
とデコード処理を行ない、第1オフセット情報〜第(N
−1)オフセット情報に基づいて、複数の最下位レイヤ
におけるデータブロックからレイヤ2〜レイヤNにおけ
るデータブロックを再生することができる第2オフセッ
ト情報〜第Nオフセット情報を生成してレイヤ3プロト
コルデコーダ123〜レイヤNプロトコルデコーダ12
N及び放送データビューア150へ渡す。また、第2オ
フセット情報〜第Nオフセット情報は放送データ管理シ
ステム130へも渡される。ここで、最上位レイヤであ
るレイヤNにおけるデータブロックは、ユーザがそのま
ま使用できる放送データである。
【0022】プロトコル解析部122a〜プロトコル解
析部12Naはそれぞれ、通知されたプロトコル情報に
従って、各レイヤにおけるプロトコルの解析とデコード
処理を行なう。情報通知部122b〜12Nbは、それ
ぞれ自身より1つ上位のレイヤのレイヤ2プロトコルデ
コーダ122〜レイヤNプロトコルデコーダ12Nに、
当該レイヤにおけるプロトコル情報を通知する。
【0023】情報管理部122c〜12Ncは、自身の
レイヤにおけるデータブロックの情報を管理する。放送
データ管理システム130は、全てのレイヤにおける解
析処理途中を含めたデータブロックを管理する。データ
蓄積部140は、放送データ管理システム130によっ
て管理される情報を記憶する。
【0024】放送データビューア150は、自動的又は
ユーザの指示に基づいて、放送データを表示してユーザ
に参照させる。<放送データ管理システム>図2は、図
1に示した放送データ管理システム130の詳細な構成
を示す図である。なお、図2には図1に示したデータ蓄
積部140も記載している。
【0025】ファイル作成部201は、ファイル作成要
求を受信部110から受け付けて、ファイル管理情報作
成部207によりファイル管理情報を作成させてデータ
蓄積部140に記憶させ、新規にファイルを作成する。
ファイルオープン部202は、ファイルオープン要求を
情報管理部122c〜12Ncから受け付けて、ファイ
ル管理情報検索部208によりデータ蓄積部140内の
オープンすべきファイルに対応するファイル管理情報を
検索させ、検索されたファイル管理情報に基づいてオー
プンすべき既存のファイルを使用できるように開く。
【0026】ファイルクローズ部203は、ファイルク
ローズ要求を受信部110、及び、情報管理部122c
〜12Ncから受け付けて、ファイル管理情報更新部2
09によりデータ蓄積部140内のクローズすべきファ
イルに対応するファイル管理情報を更新させ、クローズ
すべきファイルを使用できないように閉じる。正常書込
み制御部204は、ファイルに正常に受信したデータを
登録する場合に発行される正常書込み要求を情報管理部
122c〜12Ncから受け付けて、ブロック管理情報
解析部212により正常なデータを書込むべき位置と正
常なデータのサイズとを求めさせ、実ブロック管理情報
作成部210により正常なデータのブロック管理情報を
作成させ、データ書込み部213により正常なデータを
データ蓄積部140に書込ませる。
【0027】異常書込み制御部205は、ファイルに受
信エラーが発生したデータを登録する場合に発行される
異常書込み要求を情報管理部122c〜12Ncから受
け付けて、ブロック管理情報解析部212により受信エ
ラーが発生しなかった場合にデータを書込むべき位置と
データのサイズとを求めさせ、仮ブロック管理情報作成
部211により異常なデータのブロック管理情報を作成
させる。
【0028】読出し制御部206は、ファイルからデー
タを読み出す場合に発行される読み出し要求を放送デー
タビューア150から受け付けて、ブロック管理情報解
析部212により読み出すべきデータの位置とサイズと
を求めさせ、データ読出し部214により読み出すべき
データをデータ蓄積部140から読み出させる。 <管理情報の構造>図3は、図1に示した放送データ管
理システム130が管理する管理情報の構造を示す図で
ある。
【0029】図3に示す管理情報は、ファイル管理情報
領域、ブロック管理情報領域、及び、データブロック領
域の3つの領域に区分されている。ファイル管理情報領
域は複数のファイル管理情報からなり、各ファイル管理
情報はそれぞれ1つのファイルに対応するファイル毎の
情報である。ブロック管理情報領域は複数のブロック管
理情報からなり、各ブロック管理情報はそれぞれ1つの
ブロックに対応するブロック毎の情報である。
【0030】データブロック領域は複数のデータブロッ
クからなる。1つのファイルを構成するための情報は、
1つのファイル管理情報とn個のブロック管理情報とm
個のデータブロックであり、nは1以上でmはn以上の
数である。図4はファイル管理情報を示す図である。
【0031】図5はブロック管理情報を示す図である。
ここでファイル管理情報とは、対応する各ファイルをデ
ータ蓄積部140内において管理する為に使用される情
報であり、使用中フラグ401、ブロック管理情報識別
子402、受信ファイルID403、ファイルサイズ4
04、及び、ファイル格納サイズ405から成る。また
ブロック管理情報とは、対応する各ブロックをファイル
内において管理する為に使用される情報であり、次情報
識別子501、使用中フラグ502、ブロック種別50
3、格納データ個数504、ブロックサイズ505、先
頭シリアル番号506、最終シリアル番号507、及
び、1個以上のデータインデックス508から成る。
【0032】使用中フラグ401は、ファイル管理情報
一つ分の領域が未使用で使用可能か、あるいは使用中で
使用不可かを示すフラグであり、ファイル管理情報作成
部207が新規にファイル管理情報を作成する為に空き
領域を検索する際に利用される。ブロック管理情報識別
子402は、このファイル管理情報で管理するファイル
の先頭に位置するブロック管理情報の識別子である。
【0033】受信ファイルID403は、ファイル名な
どのファイルを識別する為のファイルに関する属性情報
であり、データ放送システム毎に任意に設計することが
できる。ファイルサイズ404は、正常に受信が終了し
た場合の全データサイズである。
【0034】ファイル格納サイズ405は、現在までに
格納されている正常なデータのサイズである。ファイル
サイズ404とファイル格納サイズ405とは、全ての
データを格納したか否かの判断に利用され、ファイルサ
イズ404とファイル格納サイズ405とが同じである
場合は、ファイルのデータがすべてが正常に受信できた
と判断できる。
【0035】次情報識別子501は、このブロック管理
情報の次に位置するブロック管理情報の識別子である。
使用中フラグ502は、ブロック管理情報一つ分の領域
が未使用で使用可能か、あるいは使用中で使用不可かを
示すフラグである。ブロック種別503は、このデータ
ブロックが正常受信されたか(実データ)、あるいは受
信エラーが発生したか(仮データ)を示すフラグであ
る。
【0036】格納データ個数504は、このブロック管
理情報に登録されているデータブロックの個数であり、
データインデックス508の個数と一致する。ブロック
サイズ505は、このブロックに登録されているデータ
のサイズである。但し、ブロック種別503が仮データ
を示し且つ受信エラーが発生してデータサイズが不明な
場合は、ブロックサイズ505を“0”としサイズ不明
を意味するものとする。
【0037】先頭シリアル番号506は、格納している
先頭のデータブロックのシリアル番号である。最終シリ
アル番号507は、格納している末尾のデータブロック
のシリアル番号である。ここでは、シリアル番号は昇順
に更新しているものとし、ブロック管理情報は、先頭シ
リアル番号506から最終シリアル番号507までの全
てのシリアル番号にそれぞれ対応するデータブロックの
プロトコル情報を除く部分を示すインデックス情報を格
納する。なお、シリアル番号は、データブロックの一致
を識別することができれば何であってもよく、、データ
放送システム毎に任意の情報をとりうる。
【0038】1個以上のデータインデックス508は、
実際の受信データを示すインデックスをそれぞれ格納す
る。例えば、データブロックの位置を示すアドレスであ
ったり、データブロックが固定長の場合の識別番号であ
ったりと、データ放送システム毎に任意の情報をとりう
る。また、データインデックスの個数も任意であり、実
際に登録されているデータブロックの個数は、格納デー
タ個数504で知ることができる。
【0039】<管理情報の作成・更新>ここで、ファイ
ルを構成する情報の作成・更新について説明する。図6
は、あるファイルのデータ受信例を示す図である。図7
〜14は、図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【0040】図6に示した受信例では、最下位レイヤの
プロトコルに則って、このプロトコルにおけるファイル
識別番号(図6中の“ID:0”)、そのファイルを分
割したデータブロックを示すシリアル番号(図6中の
“No:0”、“No:1”、“No:2”、“No:
3”)、及び、各データサイズ等のプロトコル情報を付
与された各データブロックA〜Dが順番に2回繰り返し
送信されている(図6中の601〜608)。また、6
03及び606で受信エラーが発生したこととする。さ
らに、図示はしていないがファイルの先頭を示すフラグ
情報がデータブロックA(図6中の601、604)の
プロトコル情報中に、ファイルの最終を示すフラグ情報
がデータブロックD(図6中の605、608)のプロ
トコル情報中にそれぞれ付与されているものとし、デー
タブロックA〜Dのプロトコル情報を除く部分のデータ
サイズをそれぞれ“S1”〜“S4”とする。
【0041】(1)最初にデータブロック601をエラ
ーなしで正常に受信すると、新しいファイル識別番号
“0”が得られるので、新しいファイル管理情報の作成
が行なわれ、続いて最初のブロック管理情報の登録が行
なわれ、データブロック601のプロトコル情報を除く
部分が記憶される。図7は、この時に作成された各管理
情報を示す図である。
【0042】新しいファイル管理情報の作成は、使用さ
れていないファイル管理情報700一つ分の領域を検索
して確保(図7)し、使用中フラグ701を“使用中”
に設定し、受信ファイルID703にプロトコルに則っ
たファイル識別番号“0”を設定し、ファイルサイズ7
04とファイル格納サイズ705とに受信したデータブ
ロックのサイズを設定する。
【0043】最初のデータブロックの登録は、使用され
ていないブロック管理情報710一つ分の領域を確保
(図7)し、使用中フラグ712を“使用中”に設定
し、ブロック種別713を“実データ”に設定し、格納
データ個数714を“1”に設定し、ブロックサイズ7
15を“S1”に設定し、先頭シリアル番号716と最
終シリアル番号717とを“0”に設定する。そして、
このブロック管理情報710の識別子をファイル管理情
報700のブロック管理情報識別子702に設定し、ブ
ロック管理情報710の1番目のデータインデックス7
18aに、受信したデータブロック601のプロトコル
情報を除く部分を示すインデックス情報を設定する(図
7)。
【0044】(2)次に、データブロック602をエラ
ーなしで正常に受信すると、ブロック管理情報の登録が
行なわれ、データブロック602のデータが記憶され
る。図8は、この時に更新された各管理情報を示す図で
ある。この時のブロック管理情報の登録は、まず受信し
たデータブロック602のプロトコル情報を除く部分を
示すインデックス情報を登録する位置をシリアル番号か
ら判断する。ここでは得られたファイル識別番号“0”
が受信ファイルID703と一致するファイル管理情報
700(図7)を検索し、このファイル管理情報700
のブロック管理情報識別子702を参照してブロック管
理情報710(図7)を検索し、このブロック管理情報
710の先頭シリアル番号716と最終シリアル番号7
17とが“0”であり受信したデータブロック602の
シリアル番号が“1”なので受信したデータブロック6
02のプロトコル情報を除く部分を示すインデックス情
報はこのブロック管理情報710の次に位置することが
わかり、このブロック管理情報710の次情報識別子7
11がないので更新ではなく追加であることがわかり、
このブロック管理情報710のブロック種別713が
“実データ”でありエラーなし受信ブロックの登録なの
で追加すべき位置がこのブロック管理情報710である
ことがわかる。よって、ブロック管理情報710の格納
データ個数714をインクリメントして“1”から
“2”に、ブロックサイズ715に“S2”を加算して
“S1”から“S1+S2”に、最終シリアル番号71
7を“0”から“1”に更新し、2番目のデータインデ
ックス718bにデータブロック602のプロトコル情
報を除く部分を示すインデックス情報を追加する。ま
た、ファイル管理情報700のファイルサイズ704と
ファイル格納サイズ705とに、それぞれ“S2”を加
算して、それぞれ“S1”から“S1+S2”に更新す
る(図7から図8へ更新)。
【0045】(3)次に、データブロック603をエラ
ーありで正常でなく受信すると、ブロック管理情報の登
録が行なわれ、データブロック603のデータは記憶さ
れない。図9は、この時に更新された各管理情報を示す
図である。この時のブロック管理情報の登録は、まずエ
ラーなしで受信したデータブロックの登録と同様に、エ
ラーなしでデータブロックを受信したと仮定した場合
に、受信したデータブロック603のプロトコル情報を
除く部分を示すインデックス情報を登録するはずであっ
た位置をシリアル番号から判断する。ここでは得られた
ファイル識別番号“0”が受信ファイルID703と一
致するファイル管理情報700(図8)を検索し、この
ファイル管理情報700のブロック管理情報識別子70
2を参照してブロック管理情報710(図8)を検索
し、このブロック管理情報710の先頭シリアル番号7
16が“0”であり最終シリアル番号717が“1”で
あり受信したデータブロック603のシリアル番号が
“2”なので受信したデータブロック603のプロトコ
ル情報を除く部分を示すインデックス情報はこのブロッ
ク管理情報710の次に位置することがわかり、このブ
ロック管理情報710の次情報識別子711がないので
更新ではなく追加であることがわかり、このブロック管
理情報710のブロック種別713が“実データ”であ
りエラーあり受信ブロックの登録なので追加するはずで
あった位置がこのブロック管理情報710であることが
わかる。よって、使用されていないブロック管理情報7
20一つ分の領域を確保(図9)し、使用中フラグ72
2を“使用中”に設定し、ブロック種別723を“仮デ
ータ”に設定し、格納データ個数714を“1”に設定
し、ブロックサイズ725を“S3”に設定し、先頭シ
リアル番号726と最終シリアル番号727とを“2”
に設定する(図9)。そして、このブロック管理情報7
20の識別子をブロック管理情報710の次情報識別子
711に設定し、さらに、ファイル管理情報700のフ
ァイルサイズ704に“S3”を加算して“S1+S
2”から“S1+S2+S3”に更新する(図8から図
9へ更新)。
【0046】(4)次に、データブロック604をエラ
ーなしで正常に受信すると、ブロック管理情報の登録が
行なわれ、データブロック604のデータが記憶され
る。図10は、この時に更新された各管理情報を示す図
である。この時のブロック管理情報の登録は、まず受信
したデータブロック604のプロトコル情報を除く部分
を示すインデックス情報を登録する位置をシリアル番号
から判断する。ここでは得られたファイル識別番号
“0”が受信ファイルID703と一致するファイル管
理情報700(図9)を検索し、このファイル管理情報
700のブロック管理情報識別子702を参照してブロ
ック管理情報710(図9)を検索し、このブロック管
理情報710の先頭シリアル番号716が“0”であり
最終シリアル番号717が“1”であり受信したデータ
ブロック602のシリアル番号が“1”なので受信した
データブロック602のプロトコル情報を除く部分を示
すインデックス情報はこのブロック管理情報710の後
に位置することがわかり、このブロック管理情報710
の次情報識別子711を参照してブロック管理情報72
0(図9)を検索し、このブロック管理情報720の先
頭シリアル番号726と最終シリアル番号727が
“2”であり受信したデータブロック604のシリアル
番号が“3”なので受信したデータブロック604のプ
ロトコル情報を除く部分を示すインデックス情報はこの
ブロック管理情報720の次に位置することがわかり、
このブロック管理情報720の次情報識別子721がな
いので更新ではなく追加であることがわかり、このブロ
ック管理情報720のブロック種別723が“仮デー
タ”でありエラーなし受信ブロックの登録なので追加す
べき位置がこのブロック管理情報720とは別の新たな
ブロック管理情報であることがわかる。よって、使用さ
れていないブロック管理情報730一つ分の領域を確保
(図10)し、使用中フラグ732を“使用中”に設定
し、ブロック種別733を“実データ”に設定し、格納
データ個数734を“1”に設定し、ブロックサイズ7
15を“S4”に設定し、先頭シリアル番号736と最
終シリアル番号737とを“3”に設定し、1番目のデ
ータインデックス738に受信したデータブロック60
4のプロトコル情報を除く部分を示すインデックス情報
を設定する(図10)。そして、このブロック管理情報
730の識別子をブロック管理情報720の次情報識別
子721に設定し、ファイル管理情報700のファイル
サイズ704に“S4”を加算して“S1+S2+S
3”から“S1+S2+S3+S4”に、ファイル管理
情報700のファイル格納サイズ705に“S4”を加
算して“S1+S2”から“S1+S2+S4”に更新
する(図9から図10へ更新)。
【0047】この時点で、データブロックA〜Dが不完
全ながらも全て受信された。 (5)次に、データブロック605をエラーなしで正常
に受信するが、データブロック605と同じ内容のデー
タブロック601が既に正常に受信されているので管理
情報は更新されない。同じ内容のデータブロックが既に
正常に受信されているか否かは、受信したデータブロッ
クと同じシリアル番号を持つデータブロックのプロトコ
ル情報を除く部分を示すインデックス情報が既に登録さ
れているか否かで判断する。
【0048】ここでは得られたファイル識別番号“0”
が受信ファイルID703と一致するファイル管理情報
700(図10)を検索し、このファイル管理情報70
0のブロック管理情報識別子702を参照してブロック
管理情報710(図10)を検索し、このブロック管理
情報710の先頭シリアル番号716が“0”であり最
終シリアル番号717が“1”であり受信したデータブ
ロック605(図6)のシリアル番号が“0”なので受
信したデータブロック605のプロトコル情報を除く部
分を示すインデックス情報はこのブロック管理情報71
0に位置することがわかり、このブロック管理情報71
0のブロック種別713が“実データ”なのでデータブ
ロック605と同じ内容のデータブロックのプロトコル
情報を除く部分を示すインデックス情報が既にブロック
管理情報710に存在することがわかる。よって、受信
したデータブロック605は破棄され、管理情報は変更
されない。
【0049】(6)次に、データブロック606をエラ
ーありで正常でなく受信するが、データブロック606
と同じ内容のデータブロック602が既に正常に受信さ
れ登録されているので管理情報は更新されない。詳細は
上記(5)と同様であるので説明は省略する。 (7)次に、データブロック607をエラーなしで正常
に受信すると、管理情報の更新が行なわれ、データブロ
ック607のデータが記憶される。
【0050】図11は、この時の管理情報を示す図であ
る。この時のブロック管理情報の更新は、まず受信した
データブロック607のプロトコル情報を除く部分を示
すインデックス情報を登録する位置をシリアル番号から
判断する。ここでは得られたファイル識別番号“0”が
受信ファイルID703と一致するファイル管理情報7
00(図10)を検索し、このファイル管理情報700
のブロック管理情報識別子702を参照してブロック管
理情報710(図10)を検索し、このブロック管理情
報710の先頭シリアル番号716が“0”であり最終
シリアル番号717が“1”であり受信したデータブロ
ック607のシリアル番号が“2”なので受信したデー
タブロック607のプロトコル情報を除く部分を示すイ
ンデックス情報はこのブロック管理情報710の後に位
置することがわかり、このブロック管理情報710の次
情報識別子711を参照してブロック管理情報720
(図10)を検索し、このブロック管理情報720の先
頭シリアル番号726と最終シリアル番号727が
“2”であり受信したデータブロック607のシリアル
番号が“2”なので受信したデータブロック604のプ
ロトコル情報を除く部分を示すインデックス情報はこの
ブロック管理情報720に位置することがわかり、この
ブロック管理情報720のブロック種別723が“仮デ
ータ”でありエラーなし受信ブロックの登録なので更新
すべき位置がこのブロック管理情報720であることが
わかる。よって、このブロック管理情報720のブロッ
ク種別723を“仮データ”から“実データ”に更新
し、1番目のデータインデックス728に受信したデー
タブロック607のプロトコル情報を除く部分を示すイ
ンデックス情報を設定し、ファイル管理情報700のフ
ァイル格納サイズ705に“S3”を加算して“S1+
S2+S4”から“S1+S2+S3+S4”に更新す
る(図10から図11へ更新)。 (8)ブロック管理情報720のブロック種別723が
“実データ”に更新されたので、まず前のブロック管理
情報との統合が行われる。
【0051】図12は、この時の管理情報を示す図であ
る。この時の前のブロック管理情報との統合は、まず、
ブロック種別723が更新されたブロック管理情報72
0と、その直前のブロック管理情報710とが統合可能
か否かが判断される。ここではブロック管理情報710
(図11)のブロック種別713とブロック管理情報7
20(図11)のブロック種別723とがともに“実デ
ータ”であり、且つ、ブロック管理情報710の最終シ
リアル番号717が“1”でブロック管理情報720の
先頭シリアル番号726が“2”で連続しているのでこ
の2つのブロック管理情報は統合可能であることがわか
る。よって、ブロック管理情報710の格納データ個数
714の“2”にブロック管理情報720の格納データ
個数724の“1”を加えて“3”に更新し、ブロック
管理情報710のブロックサイズ715の“S1+S
2”にブロック管理情報720のブロックサイズ725
“S3”を加えて“S1+S2+S3”に更新し、ブロ
ック管理情報710の最終シリアル番号717にブロッ
ク管理情報720の最終シリアル番号727“2”を転
記し、ブロック管理情報710のデータインデックス7
18bに続けてブロック管理情報720のデータインデ
ックス728の情報を格納してデータインデックス71
8cとする(図11から図12へ更新)。 (9)続いて、後のブロック管理情報との統合が行われ
る。
【0052】図13は、この時の管理情報を示す図であ
る。この時の後のブロック管理情報との統合は、まず、
ブロック種別723が更新されたブロック管理情報72
0と、その直後のブロック管理情報730とが統合可能
か否かが判断される。しかしながら、ブロック管理情報
720は上記(8)においてブロック管理情報710と
統合されたので、ブロック管理情報710とブロック管
理情報730とが統合可能か否かが判断される。ここで
はブロック管理情報710(図12)のブロック種別7
13とブロック管理情報730(図12)のブロック種
別723とがともに“実データ”であり、且つ、ブロッ
ク管理情報710の最終シリアル番号717が“2”で
ブロック管理情報730の先頭シリアル番号736が
“3”で連続しているのでこの2つのブロック管理情報
は統合可能であることがわかる。よって、ブロック管理
情報710の格納データ個数714の“3”にブロック
管理情報730の格納データ個数734の“1”を加え
て“4”に更新し、ブロック管理情報710のブロック
サイズ715の“S1+S2+S3”にブロック管理情
報730のブロックサイズ735“S4”を加えて“S
1+S2+S3+S4”に更新し、ブロック管理情報7
10の最終シリアル番号717にブロック管理情報73
0の最終シリアル番号737“3”を転記し、ブロック
管理情報710のデータインデックス718cに続けて
ブロック管理情報730のデータインデックス738の
情報を格納してデータインデックス718dとする(図
12から図13へ更新)。
【0053】この時点で、データブロックA〜Dが完全
に全て受信された。 (10)次に、データブロック608をエラーなしで正
常に受信するが、データブロック608と同じ内容のデ
ータブロック604が既に正常に受信され登録されてい
るので管理情報は更新されない。詳細は上記(5)と同
様であるので説明は省略する。
【0054】以上説明したように、プロトコル情報を付
与された各データブロックが順番に繰り返し送信されて
いる場合に受信エラーが発生した場合には、受信エラー
が発生したデータブロックのみを再受信するだけで、短
い時間でファイルの受信を完了することができる。な
お、ここではブロック種別が“実データ”のブロック管
理情報の統合についての例を示したが、ブロック種別が
“仮データ”のブロック管理情報の統合についても同様
に実施が可能である。しかしながら、ブロック種別が
“仮データ”のブロック管理情報は必ずしも統合する必
要はない。
【0055】<上位レイヤの解析とデコード処理>ま
ず、上位レイヤの解析に必要な下位レイヤにおけるデー
タブロックが完全に全て受信された場合の上位レイヤの
解析とデコード処理について説明する。図14は、下位
レイヤから上位レイヤへの放送データの受け渡しを説明
した図である。
【0056】図14に示すデータブロック1401は、
プロトコルヘッダ1401a、プロトコル内データ14
01b、及び、プロトコルフッタ1401cからなり、
他のデータブロック14XXについても同様である。図
14に示すデータブロック1401〜1404は最下位
レイヤにおけるデータブロックであり、最下位レイヤの
プロトコルに則って、データブロック毎にプロトコルヘ
ッダ140Xa及びプロトコルフッタ140Xc内のプ
ロトコル情報に従って1つ上位のレイヤ2におけるデー
タブロック1411内の位置を特定して、プロトコル内
データ1401b、1402b、1403b、1404
bを連結することにより、データブロック1401〜1
404からレイヤ2におけるデータブロック1411が
解析及びデコードされ、同様にして解析及びデコードさ
れたレイヤ2におけるデータブロック1411〜141
3からさらに1つ上位のレイヤ3におけるデータブロッ
ク1421が解析及びデコードされ、このような各レイ
ヤのプロトコルに則った解析及びデコードが最上位レイ
ヤまで繰り返されて最上位レイヤにおけるデータブロッ
ク1491が解析及びデコードされるものとする。
【0057】図15は、レイヤ2におけるデータブロッ
クの解析及びデコードの詳細を示す図である。図15中
で図14で示したものと同一のものには同一番号を記
す。図15に示すように、レイヤ2におけるデータブロ
ック1411のプロトコルヘッダ1411aは、レイヤ
1におけるデータブロック1401のプロトコル内デー
タ1401bの先頭部分(図15中の1501)であ
り、レイヤ2におけるデータブロック1411のプロト
コルフッタ1411cは、レイヤ1におけるデータブロ
ック1404のプロトコル内データ1404bの末尾部
分である。
【0058】レイヤ2におけるデータブロック1411
が再生された後は、レイヤ1におけるデータブロック1
401のプロトコルヘッダ1401aとプロトコルフッ
タ1401cとが不要となるのと同様に、レイヤ3にお
けるデータブロック1421が再生された後は、レイヤ
2におけるデータブロック1411のプロトコルヘッダ
1411aとプロトコルフッタ1411cとが不要とな
る。この様な関係はいかなる上位レイヤと下位レイヤと
についても同様である。
【0059】そこで、これを管理するためのブロック管
理情報を以下に定義する。図16は、レイヤ2における
データブロックを管理するためのブロック管理情報を示
す図である。図16に示すブロック管理情報は、図5に
示したブロック管理情報に、さらに、対象となるデータ
ブロックを特定する為のシリアル番号を示す対象シリア
ル番号1601と、有効なデータの先頭までのデータの
サイズを示す有効ブロックオフセット1602と、有効
なデータサイズを示す有効ブロックサイズ1603とを
追加したものである。なお、対象シリアル番号160
1、有効ブロックオフセット1602、及び、有効ブロ
ックサイズ1603は、先に説明した第1オフセット情
報〜第Nオフセット情報に相当するものであり、レイヤ
1プロトコルデコーダ121〜レイヤNプロトコルデコ
ーダ12Nによって生成される。
【0060】図17(a)は、レイヤ1におけるデータ
ブロック1401において有効ブロックオフセット及び
有効ブロックサイズの位置関係を示す図であり、図17
(b)は、レイヤ1におけるデータブロック1404に
おいて有効ブロックオフセット及び有効ブロックサイズ
の位置関係を示す図である。なおここでは、データブロ
ック1401の有効ブロックオフセットを“S1o”、
有効ブロックサイズを“S1s”とし、データブロック
1404の有効ブロックオフセットを“S4o”、有効
ブロックサイズを“S4s”とする。
【0061】図18は、レイヤ2におけるデータブロッ
ク1411を管理する為に、図13に示す様な管理情報
に、図16に示す対象シリアル番号、有効ブロックオフ
セット及び有効ブロックサイズが追加された例を示す図
である。なおここでは、データブロック1401〜14
03のプロトコル情報を除く部分のデータサイズをそれ
ぞれ“S1”〜“S4”とする。
【0062】対象となるデータブロックは2つともブロ
ック管理情報710に登録されているので、図18に示
す様に、対象シリアル番号1801aにデータブロック
1401のシリアル番号“0”が、有効ブロックオフセ
ット1802aにデータブロック1401の有効ブロッ
クオフセット“S1oが、有効ブロックサイズ1803
aにデータブロック1401の有効ブロックサイズ“S
1s”が、対象シリアル番号1801bにデータブロッ
ク1404のシリアル番号“3”が、有効ブロックオフ
セット1802bにデータブロック1404の有効ブロ
ックオフセット“S4oが、有効ブロックサイズ180
3bにデータブロック1404の有効ブロックサイズ
“S4s”が、それぞれ設定される。
【0063】レイヤ3の解析及びデコードと同様に、さ
らに上位のレイヤの解析及びデコードが実行される。こ
の様にして、最上位レイヤにおけるデータブロックまで
解析及びデコードが実行される。以上説明したように、
上位レイヤの解析及びデコードにおいてはデータの複写
をせずに上位レイヤを構成する部分データを特定する情
報を追加し、一度記憶したレイヤ1におけるデータブロ
ックをそのままその上位レイヤにおけるデータブロック
の一部とすることができ、効率的なファイル管理が実現
できる。
【0064】次に、受信エラーが発生して上位レイヤの
解析に必要な下位レイヤにおけるデータブロックが完全
に全て受信されていない場合の上位レイヤの解析及びデ
コードについて説明する。ここでは、データブロック1
401とデータブロック1402とをエラーなしで正常
に受信し、データブロック1403をエラーありで正常
でなく受信し、データブロック1404をエラーなしで
正常に受信した時点で、上位レイヤの解析を試みること
とする。
【0065】図19は、レイヤ2におけるデータブロッ
クの解析及びデコードの詳細を示す図であり、図19中
で図15で示したものと同一のものには同一番号を記
す。ここで、図19が図15と異なるのは、データブロ
ック1403のプロトコル内データ1403bに受信エ
ラーが発生した為に、この部分のデータがまだデータ蓄
積部140に記憶されていない点のみである。
【0066】図19に示すように、プロトコル内データ
1403bが記憶されていないということは、レイヤ2
におけるデータブロック1411中のこの部分に相当す
るデータ1901が、この時点ではまだ記憶されていな
いことである。しかしながら、データ1901はプロト
コルヘッダ1411a及びプロトコルフッタ1411c
内のデータを全く含まないので、レイヤ3の解析及びデ
コードが問題なく実行される。
【0067】図20は、レイヤ2におけるデータブロッ
ク1411を管理する為に、図10に示す様な管理情報
に、図16に示す対象シリアル番号、有効ブロックオフ
セット及び有効ブロックサイズが追加された例を示す図
である。なおここでも、データブロック1401〜14
03のプロトコル情報を除く部分のデータサイズをそれ
ぞれ“S1”〜“S4”とする。
【0068】図20に示す様に、対象となるデータブロ
ック1401はブロック管理情報710に登録されてい
るので、対象シリアル番号2001aにデータブロック
1401のシリアル番号“0”が、有効ブロックオフセ
ット2002aにデータブロック1401の有効ブロッ
クオフセット“S1oが、有効ブロックサイズ2003
aにデータブロック1401の有効ブロックサイズ“S
1s”が設定され、また、対象となるデータブロック1
404はブロック管理情報730に登録されているの
で、対象シリアル番号2001bにデータブロック14
04のシリアル番号“3”が、有効ブロックオフセット
2002bにデータブロック1404の有効ブロックオ
フセット“S4oが、有効ブロックサイズ2003bに
データブロック1404の有効ブロックサイズ“S4
s”が設定される。
【0069】レイヤ3の解析及びデコードと同様に、受
信エラーが発生した部分が何れかのレイヤのプロトコル
ヘッダ及びプロトコルフッタ内のデータを含まない限
り、さらに上位のレイヤの解析及びデコードが実行され
る。この様にして、あるデータブロック中のプロトコル
内データに受信エラーが発生した場合であっても、受信
エラーが発生した部分のデータが何れかのレイヤのプロ
トコル情報でない限りは、最上位レイヤにおけるデータ
ブロックまで解析及びデコードが実行される。
【0070】以上説明したように、上位レイヤの解析及
びデコードにおいてはデータがまだ正常に受信されてい
なくても上位レイヤを構成する部分を特定する情報を記
憶しておき、記憶されていない最下位レイヤにおけるデ
ータブロックもそのままその上位レイヤにおけるデータ
ブロックの一部とすることができるので、上位レイヤを
構成するデータブロックが全部揃う前に上位レイヤの解
析及びデコードを先行して実行することができ、データ
ブロックが全部揃っていないデータを利用することも可
能となる。また、後で正常に受信されなかった部分が正
常に受信された時には、上位レイヤの相当する部分を更
新することもでき、効率的なファイル管理が実現でき
る。
【0071】<データの参照>以下は説明の簡略化の為
にレイヤ3を最上位レイヤとし、最上位レイヤにおける
データブロック1421の内のデータブロック1411
に相当する部分のデータの一部を参照する場合を例にす
る。まず、データブロック1411〜1413を構成す
る最下位レイヤにおけるデータブロックの全てををエラ
ーなしで正常に受信して、ファイルデータの全部がそろ
った場合のデータの参照について説明する。
【0072】この時点のデータブロック1411の管理
情報は図18に示す状態になっている。ここでは、最上
位レイヤのプロトコルに則って、参照を要求されたデー
タが含まれるファイル管理情報700(図18)を検索
し、このファイル管理情報700のブロック管理情報識
別子702を参照してブロック管理情報710(図1
8)を検索し、このブロック管理情報710のデータイ
ンデックス718a〜718dと対象シリアル番号18
01a〜1801bと、有効ブロックオフセット180
2a〜1802bと、有効ブロックサイズ1803a〜
1803bとから、データブロック1421の内のデー
タブロック1411に相当する部分のデータが得られ
る。
【0073】次に、データブロック1403の受信にお
いて受信エラーが発生してファイルデータの一部がそろ
っていない場合のデータの参照について説明する。この
時点の管理情報は図20に示す状態になっている。ここ
では、最上位レイヤのプロトコルに則って、参照を要求
されたデータが含まれるファイル管理情報700(図2
0)を検索し、このファイル管理情報700のブロック
管理情報識別子702を参照してブロック管理情報71
0(図20)を検索して、このブロック管理情報710
のデータインデックス718a〜718bと対象シリア
ル番号2001a“0”と、有効ブロックオフセット2
002a“S1o”と、有効ブロックサイズ2003a
“S1s”とから、データブロック1421の内のデー
タブロック1401〜1402に相当する部分のデータ
を得て、このブロック管理情報710の次情報識別子7
11を参照してブロック管理情報720(図20)を検
索して、このブロック管理情報720のブロックサイズ
725“S3”からまだ受信されていないデータのサイ
ズを得て、このブロック管理情報720の次情報識別子
721を参照してブロック管理情報730(図20)を
検索して、このブロック管理情報730のデータインデ
ックス738と対象シリアル番号2001b“3”と、
有効ブロックオフセット2002b“S4o”と、有効
ブロックサイズ2003b“S4s”とから、データブ
ロック1421の内のデータブロック1404に相当す
る部分のデータを得る。
【0074】続いて、データブロック1403の受信に
おいて受信エラーが発生してファイルデータの一部がそ
ろっていない場合のデータの利用について説明する。図
21は、一般的なデータ放送サービスで送られているH
TMLファイルの例を示す図である。図22は、図21
に示すHTMLファイルの全体2101を本発明の放送
データビューアで表示した例を示す図であり、図23
は、図21に示すHTMLファイルの一部分2102の
データが受信エラーでまだデータ蓄積部140に記憶さ
れていない場合に、HTMLファイルの一部分2102
を除くデータを本発明の放送データビューアで表示した
例を示す図である。
【0075】本実施の形態に係る放送データ管理システ
ムによれば、まだ一部のデータが記憶されていないHT
MLファイルを本発明の放送データビューアで表示する
場合には、まだ記憶されていないデータが表示されるべ
き場所が、上記管理情報から容易に分かるので、その場
所を空白にすることや、図23の表示領域2301に示
すように「未受信」と表示することができる。さらに
は、まだ記憶されていないデータのサイズもわかるの
で、そのサイズに相応する大きさの表示領域を確保する
こともできる。
【0076】また、全てのデータを受信し終える前に表
示することにより、図23に示すリンク先2301〜2
304をより早く選択することが可能となり、従来に比
べてより有効に受信したデータを利用することができる
ようになる。図24は、画像ファイルのフォーマットの
例を示す図である。図24に示す画像ファイルのフォー
マットは、画像ファイルヘッダ2400と、複数のイメ
ージブロック2401からなる。
【0077】画像ファイルヘッダ2400は、フォーマ
ット識別子、画像サイズ、色パレット、及び、複数のイ
メージ毎のサイズ等のファイル全体に関する情報が格納
されている。複数のイメージブロック2401はそれぞ
れ、ブロックタイプ、イメージの画面上での位置、イメ
ージサイズ、ローカル色パレット、及び、複数のイメー
ジ画像のデータとそのデータサイズ等の各イメージ画像
に関する情報が格納されている。
【0078】複数のイメージ画像は、背景を透過として
重ね合わせる場合もあれば、解像度の粗い画像から細か
い画像までの複数枚が順に格納されて受信順に表示する
場合もある。また、複数の画像を連続的に表示してアニ
メーション表示する場合もある。図25は、背景を透過
として重ね合わせる場合の画像ファイルの例を示す図で
ある。
【0079】図25に示した画像ファイル中の受信エラ
ー2504(斜線部分)は、受信エラーが発生してデー
タがまだ記憶されていない部分を示す。図26(a)
は、図25に示した画像ファイル中の受信エラー250
4の部分が再受信等によってエラー無しで受信され更新
され、全てのデータが揃った場合の表示結果を示す図で
あり、図26(b)は、図25に示した画像ファイル中
の受信エラー2504の部分がまだ記憶されていない場
合の表示結果を示す図である。
【0080】但し、図25では画像イメージが3個格納
されており、ここではイメージブロック2501が図2
6(a)のひし型2601の画像イメージであり、イメ
ージブロック2502が図26(a)の三角型2602
の画像イメージであり、イメージブロック2503が図
26(a)の円型2603の画像イメージであるものと
する。
【0081】図26(b)に示すように、まずイメージ
ブロック2501はデータが揃っているのでひし型26
01が正常に表示されるが、イメージブロック2502
には受信エラー2504がありデータが欠如しているの
で図型2604は表示の途中が抜け、続けてイメージブ
ロック2503はデータが揃っているので円型2603
が正常に表示される。この様に本実施の形態によれば受
信エラー2504の位置とデータサイズが分かるので、
その部分をとばしてその後のデータを読み出すことがで
きる。
【0082】なお、背景を透過として重ね合わせる場合
と同様に、解像度の粗い画像から細かい画像までの複数
枚が順に格納されて受信順に表示する場合や複数の画像
を連続的に表示してアニメーション表示する場合におい
ても、まだ記憶されていない途中の画像の一部が表示さ
れず、その部分をとばしてその後のデータを読み出すこ
とができる。
【0083】なお、データの一部が揃っていないデータ
は、HTMLファイルをHTMLブラウザで表示する場
合や画像データを表示する場合にだけ利用できるもので
はなく、あらゆるデータにおいて利用できる。<ファイ
ルブロック通知情報の生成>図27は、プロトコルデコ
ーダや放送データビューアが本実施の形態の放送データ
管理システムにファイルブロック情報参照を要求した場
合に、ファイルブロック情報に先立って返送されるファ
イルブロック通知情報を示す図である。
【0084】図27に示すファイルブロック通知情報2
700は、受信済み合計サイズ2701、受信エラー合
計サイズ2702、不明サイズブロックカウンタ270
3、詳細情報カウンタ2704、及び、複数のブロック
情報2705からなる。受信済み合計サイズ2701
は、エラーなく正常に受信したデータブロック全ての合
計サイズである。
【0085】受信エラー合計サイズ2702は、受信エ
ラーが発生したがプロトコル情報は受信できた為にデー
タサイズが分かっているデータブロック全ての合計サイ
ズである。不明サイズブロックカウンタ2703は、受
信エラーが発生しプロトコル情報も受信できていない
か、まだ受信していない為にデータサイズが不明なデー
タブロックの個数を示す。
【0086】詳細情報カウンタ2704は、ブロック情
報2705の個数を示す。複数のブロック情報2705
はそれぞれ、データブロックの1個1個に対応してお
り、ブロック情報種別2706とブロック情報サイズ2
707とから構成されている。ブロック情報種別270
6は、対応するデータブロックのブロック情報が実デー
タか仮データかを示す。
【0087】ブロック情報サイズ2707は、対応する
データブロックのブロック情報のデータサイズを示し、
不明の場合は“0”を格納する。図27に示すファイル
ブロック通知情報2700は、図3〜図5に示したファ
イル管理情報とブロック管理情報より求められる。図2
8は、図10に示した管理情報より求められるファイル
ブロック通知情報を示す図である。以下に図10と図2
8とを用いて詳細を記す。
【0088】受信済み合計サイズ2801は、ファイル
管理情報700のファイル格納サイズ705から求め
て、“S1+S2+S4”を格納する。受信エラー合計
サイズ2802は、ブロック管理情報710〜730を
検索すると仮データのブロック管理情報はブロック管理
情報720だけなので、ブロック管理情報720のブロ
ックサイズ725から求めて、“S3”を格納する。
【0089】不明サイズブロックカウンタ2803は、
ブロック管理情報710〜730を検索するとサイズ不
明の仮データのブロック管理情報は存在しないので、
“0”を格納する。ブロック情報種別2805は、先頭
のブロック管理情報710のブロック種別713から、
“実データ”のフラグ値を格納する。
【0090】ブロック情報サイズ2806は、先頭のブ
ロック管理情報710のブロックサイズ715から、
“S1+S2”を格納する。ブロック情報種別2807
は、2番目のブロック管理情報720のブロック種別7
23から、“仮データ”のフラグ値を格納する。ブロッ
ク情報サイズ2808は、2番目のブロック管理情報7
20のブロックサイズ725から、“S3”を格納す
る。
【0091】ブロック情報種別2809は、3番目のブ
ロック管理情報730のブロック種別733から、“実
データ”のフラグ値を格納する。ブロック情報サイズ2
810は、3番目のブロック管理情報730のブロック
サイズ735から、“S4”を格納する。最後に、詳細
情報カウンタ2804は、今格納したブロック情報の個
数“3”を格納する。
【0092】図29は、4つのファイルブロック通知情
報の例を示す図である。図29を用いてファイルの参照
が可能かどうかを説明する。なお、ここでは、受信済み
合計サイズが受信エラー合計サイズの2倍以上あり、且
つ、不明サイズブロックカウンタが“0”であり、且
つ、半分以上のデータブロックがエラーなく受信できて
いる場合をファイルの参照が可能と判断することにす
る。
【0093】図29に示す例1では、受信済み合計サイ
ズ“400”が受信エラー合計サイズ“50”の8倍あ
り、閾値の2倍を越えているのでファイル参照に十分な
データが受信できていることがわかる。さらに、不明サ
イズブロックカウンタが“0”であり、仮データブロッ
クがブロック2だけなので、ファイル参照可能と判断す
る。
【0094】図29に示す例2では、受信済み合計サイ
ズ“40”が受信エラー合計サイズ“300”よりかな
り小さくファイル参照に不十分であるため、ファイル参
照不可能と判断する。図29に示す例3では、受信済み
合計サイズ“400”が受信エラー合計サイズ“0”よ
り十分大きく閾値の2倍を越えているのでファイル参照
に十分なデータが受信できているように見える。しか
し、不明サイズブロックカウンタが“3”であり、詳細
情報カウンタが“4”であることから、3/4のブロッ
クで受信エラーが発生したことがわかり、不明サイズブ
ロックカウンタが“0”でなく、又、半分以上のブロッ
クがエラーなく受信できていないのでファイル参照不可
能と判断する。
【0095】図29に示す例4では、受信済み合計サイ
ズ“400”が受信エラー合計サイズ“50”の8倍あ
り、閾値の2倍を越えているのでファイル参照に十分な
データが受信できているように見える。また、不明サイ
ズブロックカウンタは“0”であるが、仮データブロッ
クがブロック1、2、4の3個あり、3/5のブロック
で受信エラーが発生したことがわかり、半分以上のブロ
ックがエラーなく受信できていないのでファイル参照不
可能と判断する。
【0096】以上のように、本実施の形態によれば、フ
ァイルブロック情報参照の要求を受け付けるとファイル
ブロック情報に先立ってファイルブロック通知情報を返
送するので、プロトコルデコーダや放送データビューア
はファイルブロック情報に先立ってファイルブロック通
知情報獲得してファイル参照可能か否かを判断すること
ができ、ファイル参照不可能な場合にファイルのデータ
を無駄に読み込まなくてよくなる。
【0097】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
は、正常に受信されたと判定されたデータブロック中の
プロトコル情報を除く部分のデータサイズに基づいて、
正常に受信されなかったと判定されたデータブロック中
のプロトコル情報を除く部分のデータサイズを推定し
て、推定したデータサイズに相応する表示領域を確保す
る放送データ受信装置である。以下実施の形態1と相違
する部分についてのみ説明する。
【0098】図30は、ファイル管理情報を示す図であ
る。図30に示すファイル管理情報は、図4に示したフ
ァイル管理情報に、合計実ブロック数3001、最小ブ
ロックサイズ3002、最大ブロックサイズ3003、
平均ブロックサイズ3004を追加したものである。合
計実ブロック数3001は、正常に受信されたデータブ
ロックの個数である。
【0099】最小ブロックサイズ3002は、正常に受
信されたデータブロックのなかでデータサイズが最も小
さいデータブロックのデータサイズである。最大ブロッ
クサイズ3003は、正常に受信されたデータブロック
のなかでデータサイズが最も大きいデータブロックのデ
ータサイズである。平均ブロックサイズ3004は、正
常に受信されたデータブロック全てのデータサイズの平
均である。
【0100】図30に示すファイル管理情報は、受信エ
ラーが発生し正常に受信されていないデータブロック
や、既に正常に受信され再受信されたデータブロックは
計算のの対象とはならず、まだ正常に受信されていない
データブロックが正常に受信された場合に更新される。
図31は、最小ブロックサイズ、最大ブロックサイズ、
及び、平均ブロックサイズ等の計算例を示した図であ
る。
【0101】図31に示す例1、例2、例3とも、それ
ぞれ正常に受信された5つのデータブロックのサイズか
ら、最小ブロックサイズ、最大ブロックサイズ、及び、
平均ブロックサイズ等を求めている。図31に示す予想
値は、ここでは平均ブロックサイズと同じ値であり、受
信エラーが発生してデータサイズが不明な場合に、予想
される仮のデータサイズである。なお、予想値は必ずし
も平均ブロックサイズと同じ値でなくてもよく、独自の
演算式によって一義的に求められるものであってもよ
い。例えば最小ブロックサイズと最大ブロックサイズと
の中間値であってもよい。
【0102】図31に示す必要値は、ここでは最大ブロ
ックサイズと同じ値であり、受信エラーが発生してデー
タサイズが不明な場合に、必要とされるであろう仮の最
大のデータサイズであり、プロトコルデコーダでプロト
コル解析に必要な作業領域の仮のデータサイズとして使
用できる。なお、必要値は必ずしも最大ブロックサイズ
と同じ値でなくてもよく、独自の演算式によって一義的
に求められるものであってもよい。例えば最大ブロック
サイズに所定の安全率を掛けたり、統計計算を用いて算
出してもよい。
【0103】図32は、必要な全てのデータブロックが
正常に受信されたHTMLファイルを本発明の放送デー
タビューアで表示した例を示す図であり、図33及び図
34は、HTMLファイルの一部分のデータが受信エラ
ー等でまだ記憶されてなく、記憶されていない部分のデ
ータサイズが不明である場合に、記憶されていないHT
MLファイルの一部分を除くデータを本発明の放送デー
タビューアで表示した例を示す図である。
【0104】図32に示す表示領域3201は、図33
及び図34においてまだ記憶されていない部分に相当す
る表示部分である。図33に示す表示領域3301(図
中「未受信」と表示)は、受信エラー等でまだ記憶され
ていない部分を示しており、この部分のデータサイズが
不明であり表示領域の大きさを判断することができない
ので、予め決められた大きさである。
【0105】図34に示す表示領域3401(図中「未
受信」と表示)は、図33と同様に受信エラー等でまだ
記憶されていない部分を示しており、この部分のデータ
サイズが不明であるが、図33とは異なり正常に受信さ
れた他のデータブロックのデータサイズより求められた
予想値に相応する大きさである。以上のように、本実施
の形態に係る放送データ管理システムによれば、まだ一
部のデータが記憶されていないHTMLファイルを本発
明の放送データビューアで表示する場合に記憶されてい
ない部分のデータサイズが分からなくとも、正常に受信
された他のデータブロックのデータサイズからそのデー
タサイズの予想値を求めて、その予想値に相応する表示
領域を空白にすることや「未受信」と表示することがで
きる。
【0106】また、図34を表示中にそのデータブロッ
クの正しいデータを受信したら、直ちに表示する放送デ
ータビューアであれば、図34から図32へと見ている
ユーザに違和感なく表示を更新することも可能である。 (実施の形態3) <放送データビューアの詳細>本発明の実施の形態3
は、自動的又はユーザの指示に基づいて、不完全ながら
も再生した放送データを表示してユーザに参照させる放
送データビューアの詳細について記す。以下実施の形態
1及び2に記載していない部分についてのみ説明する。
【0107】図35は、本発明における放送データビュ
ーア150の内部構成を示す図である。なお図35に
は、図1に示したレイヤNプロトコルデコーダ12N、
及び、放送データ管理システム130と、図1には示し
ていない入力装置3580及び表示装置3590を記載
している。図35に示す放送データビューア150は、
ユーザからの入力指示を入力装置3580より受け付け
ると、放送データ管理システム130から放送データを
読み出して、表示装置3590に表示するものであり、
受信ファイル情報解析部3501、ファイル表示制御部
3502、入力判定部3503、ファイル読み出し要求
部3504、ファイル内容解析部3505、表示情報記
憶部3506、及び、表示要求部3507から構成され
る。
【0108】ファイル内容解析部3505は受信エラー
読みとばし部3508を含む。受信ファイル情報解析部
3501は、レイヤNプロトコルデコーダ12Nから第
Nオフセット情報を受け取り、更新すべきファイルを特
定する。入力判定部3503は、ユーザからの入力指示
を入力装置3580より受け付けて予め設定された条件
を考慮して入力指示通りに表示するか否かを判断し、入
力指示通りに表示すると判断した場合はファイル表示制
御部3502へ、表示すべきファイル名、表示位置等の
表示に関する情報と共に表示を指示する。
【0109】ファイル表示制御部3502は、ファイル
読み出し要求部3504、ファイル内容解析部350
5、及び、表示情報記憶部3506に指示を出してファ
イル表示を制御する。ファイル読み出し要求部3504
は、放送データ管理システム130にファイル読み出し
を要求して表示すべきファイルのデータを読み出し、フ
ァイル内容解析部3505へ渡す。
【0110】ファイル内容解析部3505は、渡された
表示すべきファイルのデータを解析して、表示装置35
90が直接表示に用いることができるビットマップデー
タ等の表示情報に変換して表示情報記憶部3506に記
憶させる。ここで、ファイル読み出し要求部3504か
ら渡された表示すべきファイルのデータを表示情報に変
換する際に、記憶されていない部分を示す受信エラーコ
ードがこのデータ中にあるかを検索し、受信エラーコー
ドを検出すると、受信エラー読みとばし部3508が、
受信エラーコードを検出した場所を空白にするか、図2
3の表示領域2301及び図33の表示領域3301に
示すように「未受信」と表示されるデータを表示情報中
に挿入する。また、受信エラーコードにまだ記憶されて
いないデータのサイズを示す情報が付加されている場合
には、図34の表示領域3401に示すようにそのサイ
ズに相応する大きさの表示領域を確保することもでき
る。
【0111】表示情報記憶部3506は、表示情報を記
憶容量が許す限り記憶しており、表示すべきファイルの
表示情報が既に記憶されている場合には、ファイル読み
出し要求部3504、及び、ファイル内容解析部350
5の処理は実行されず、既に記憶されている表示情報が
用いられる。表示要求部3507は、表示情報記憶部3
506に記憶された表示情報を表示装置3590へ出力
し、その表示を要求する。
【0112】ここで、表示情報記憶部3506に記憶さ
れている表示情報がファイル内容解析部3505によっ
て受信エラーコードが検出されたものである場合には表
示情報記憶部3506はその旨を記憶し、この様な表示
情報は元になるデータが更新されたことが、受信ファイ
ル情報解析部3501を介してファイル表示制御部35
02に通知される度に、ファイル読み出し要求部350
4が更新されたデータを読み出し、ファイル内容解析部
3505がこのデータを解析して表示情報に変換するこ
とにより表示情報が更新され、表示内容が更新される。
【0113】以上のように、本実施の形態に係る放送デ
ータビューアによれば、表示領域を空白にすることや
「未受信」と表示することができ、さらには、表示中の
表示内容を更新することができる。なお、上記各実施の
形態では、不完全ながらも上位レイヤにおけるデータブ
ロックを再生するタイミングを、上位レイヤにおけるデ
ータブロックを再生するのに必要な全てのプロトコル情
報が揃った時点としたが、当該タイミングを別の条件で
定めてもよい。例えば、当該タイミングは、ユーザから
表示の指示を受付けた時であってもよいし、また、各デ
ータブロックを一通り受信した時であってもよい。
【0114】また、受信の対象とする表示すべき画面用
の各データブロックは、1つのHTMLファイルや1つ
の画像データを分割した部分データを含むデータブロッ
クに限られるものではなく、同時に表示できるか、又
は、ユーザの操作によりスクロールして表示できる1画
面分の画面を分割した部分データを含むデータブロック
であればよい。例えば、受信の対象とする表示すべき画
面用の各データブロックは、HTMLファイルのような
他のファイルを参照する情報を含むファイル及びハイパ
ーテキストファイルのようなJPEGファイルのうちの
何れかのファイルのデータを分割した部分データを含む
データブロックであってもよい。
【0115】また、コンピュータに本実施の形態のよう
な動作を実行させることができるプログラムが、コンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒
体が流通し、取り引きの対象となりうる。ここでコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、CD、MO、DVD、メモリ
カード等の着脱可能な記録媒体、及び、ハードディス
ク、半導体メモリ等の固定記録媒体等であり、特に限定
されるものではない。
【0116】
【発明の効果】本発明に係る受信表示装置は、画面のデ
ータが複数に分割された部分データのそれぞれが1つず
つ含まれるデータブロックを周期的に繰り返し放送する
放送局から前記データブロックを受信して受信したデー
タブロックに基づいて画面を表示する受信表示装置であ
って、表示すべき画面の部分データを含む各データブロ
ックを受信する受信手段と、前記受信手段により受信さ
れた各データブロック中の部分データがそれぞれ正常か
否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段
により正常と判定された部分データを記憶し前記データ
判定手段により正常と判定されなかった部分データを記
憶しない記憶手段と、表示すべき画面の部分データが全
て揃う前において画面を表示する条件が整ったか否かを
判断する条件判断手段と、前記条件判断手段により条件
が整ったと判断された場合にその時点において前記記憶
手段により記憶された部分データに基づいて部分的に画
面を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0117】これによって、表示すべき画面の部分デー
タを完全に受信していなくても、画面を表示することが
できる。従って、画面を表示する条件が整った時までに
記憶している部分データを利用でき、ユーザが必要とす
る情報にいち早く到達できる可能性が高くなる。また受
信表示装置において、前記記憶手段は、さらに、前記デ
ータ判定手段により正常と判定されなかった場合は正常
と判定されなかった旨を記憶し、前記表示手段は、さら
に、前記記憶手段に正常と判定されなかった旨が記憶さ
れている場合にはその旨に対応する部分データに基づい
て表示されるべきである画面の位置を空白にするか、又
は、当該位置にその旨を表示することを特徴とすること
もできる。
【0118】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在することを、ユーザが容易に認識するこ
とができる。また受信表示装置において、前記受信手段
は、同時に表示できるか、又は、ユーザの操作によりス
クロールして表示できる1画面分の画面の部分データを
含む各データブロックを受信し、前記表示手段は、前記
記憶手段に記憶されている前記1画面分の画面の部分デ
ータに基づいて部分的に前記1画面分の画面を表示する
ことを特徴とすることもできる。
【0119】これによって、同時に表示できるか、又
は、スクロールして表示できる1画面分の画面の部分デ
ータを受信の対象とし、当該1画面分の画面を表示する
ことができる。また受信表示装置において、前記1画面
分の画面のデータは、他のファイルを参照する情報を含
むファイル、及び、ハイパーテキストファイルのうちの
何れかのファイルのデータであり、前記表示手段は、前
記記憶手段に記憶されている他のファイルを参照する情
報を含むファイル、及び、ハイパーテキストファイルの
うちの何れかのファイルの部分データに基づいて部分的
に画面を表示することを特徴とすることもできる。
【0120】これによって、他のファイルを参照する情
報を含むファイル、及び、ハイパーテキストファイルの
うちの何れかのファイルを受信の対象とし、当該ファイ
ルの画面を表示することができる。また受信表示装置に
おいて、前記条件判断手段における画面を表示する条件
は、ユーザから表示の指示を受付けた場合、又は、前記
受信手段により表示すべき画面の部分データを含む各デ
ータブロックが一通り受信された場合であることを特徴
とすることもできる。
【0121】これによって、ユーザから表示の指示を受
付けた時、又は、前記受信手段により、表示すべき画面
の部分データを含む各データブロックを一通り受信した
時に、その時までに記憶している部分データを利用で
き、ユーザが必要とする情報にいち早く到達できる可能
性が高くなる。本発明に係る受信表示装置は、画面のデ
ータが複数に分割された部分データのそれぞれが1つず
つと当該部分データの位置を示すプロトコル情報とが含
まれる各データブロックを周期的に繰り返し放送する放
送局から前記データブロックを受信して受信したデータ
ブロックに基づいて画面を表示する受信表示装置であっ
て、表示すべき画面の部分データを含む各データブロッ
クを受信する受信手段と、前記受信手段により受信され
た各データブロック中の部分データがそれぞれ正常か否
かを判定するデータ判定手段と、前記受信手段により受
信された各データブロック中のプロトコル情報を記憶し
前記データ判定手段により正常と判定された部分データ
を記憶し前記データ判定手段により正常と判定されなか
った部分データを記憶しない記憶手段と、表示すべき画
面の部分データが全て揃う前において表示すべき画面の
プロトコル情報が全て揃ったか否かを判断する条件判断
手段と、前記条件判断手段によりプロトコル情報が全て
揃ったと判断された場合に前記記憶手段に記憶されてい
る全て揃ったプロトコル情報とその時点において前記記
憶手段に記憶されている部分データとに基づいて部分的
に画面を表示する表示手段とを備えることを特徴とす
る。
【0122】これによって、必要な全てのプロトコル情
報が揃った時点で、画面を表示することができる。従っ
て、この時点までに記憶している部分データを利用で
き、ユーザが必要とする情報にいち早く到達できる可能
性が高くなる。また受信表示装置において、前記データ
判定手段は、さらに、前記受信手段により受信された各
データブロック中のプロトコル情報がそれぞれ正常か否
かを判定し正常と判定したプロトコル情報が含まれるデ
ータブロックについてのみ部分データが正常か否かを判
定し、前記記憶手段は、前記データ判定手段により正常
と判定されたプロトコル情報を記憶し前記データ判定手
段により正常と判定されなかったプロトコル情報を記憶
しないことを特徴とすることもできる。
【0123】これによって、データブロック中の部分デ
ータが正常でない場合であっても、当該データブロック
中のプロトコル情報だけは記憶しておき、必要な全ての
プロトコル情報が揃った時点で、正常に受信された部分
データだけを用いて、画面を表示することができる。ま
た受信表示装置において、前記表示手段は、さらに、前
記記憶手段に記憶されているプロトコル情報のうち対応
する部分データが記憶されていないプロトコル情報があ
る場合には当該プロトコル情報により示される画面中の
位置を空白にするか、又は、当該位置に部分データが正
常と判定されなかった旨を表示することを特徴とするこ
ともできる。
【0124】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在する位置を、ユーザが容易に認識するこ
とができる。また受信表示装置において、前記プロトコ
ル情報は対応する部分データの表示範囲を示し、前記表
示手段は、さらに、前記記憶手段に記憶されているプロ
トコル情報のうち対応する部分データが記憶されていな
いプロトコル情報がある場合には当該プロトコル情報に
より示される画面中の表示範囲を表示不能領域とし当該
表示不能領域を空白にするか、又は、当該表示不能領域
に部分データが正常と判定されなかった旨を表示するこ
とを特徴とすることもできる。
【0125】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在する範囲を、ユーザが容易に認識するこ
とができる。また受信表示装置において、前記プロトコ
ル情報は、さらに、対応する部分データのデータサイズ
を示し、前記表示手段は、さらに、前記記憶手段に記憶
されているプロトコル情報のうち対応する部分データが
記憶されていないプロトコル情報がある場合には当該プ
ロトコル情報により示される画面中の位置に前記データ
サイズに相応する大きさの表示不能領域を生成し当該表
示不能領域を空白にするか、又は、当該表示不能領域に
部分データが正常と判定されなかった旨を表示すること
を特徴とすることもできる。
【0126】これによって、表示不能領域をこの部分に
表示されるべき部分データのデータサイズに相応する大
きさにすることができるので、ユーザは正常でない部分
のデータサイズを表示不能領域の大きさから容易に推測
することができ、また、後で正常でない部分を再度受信
し補充する際に、違和感なく表示を更新することができ
る。
【0127】また受信表示装置において、前記受信手段
により受信されるデータブロックは複数のレイヤ中の最
下位レイヤに属し、最下位レイヤのデータブロックは複
数のレイヤを介して最上位レイヤ中の元のデータから生
成され、それぞれのレイヤのそれぞれのデータブロック
は次の上位レイヤのデータブロックを構成する部分デー
タと同じデータブロックに含まれる部分データの位置を
示すプロトコル情報とを含み、最上位レイヤはプロトコ
ル情報を含まず画面を構成する元のデータそのものであ
り、前記受信手段は表示すべき画面のデータを含む最下
位レイヤの各データブロックを受信し、前記データ判定
手段は、前記受信手段により受信された各データブロッ
ク中の部分データがそれぞれ正常か否かを判定し、前記
記憶手段は、前記受信手段により受信された各データブ
ロック中のプロトコル情報を記憶し前記データ判定手段
により正常と判定された部分データを記憶し前記データ
判定手段により正常と判定されなかった部分データを記
憶せず、前記条件判断手段は、最下位レイヤの部分デー
タが全て揃う前において最下位レイヤのプロトコル情報
が全て揃ったか否かを判断し当該プロトコル情報が全て
揃ったと判断した場合に前記記憶手段に記憶されている
全て揃った最下位レイヤのプロトコル情報とその時点に
おいて前記記憶手段に記憶されている最下位レイヤの部
分データとに基づいて下から2つ目のレイヤのデータブ
ロックを部分的に再構築し、以後、再構築したレイヤの
部分データが全て揃う前において再構築したレイヤのプ
ロトコル情報が全て揃ったか否かを判断し揃ったと判断
した場合にさらに上位のレイヤのデータブロックを部分
的に再構築することを繰り返し、最終的に、再構築した
上から2つ目のレイヤの部分データが全て揃う前におい
て再構築した上から2つ目のレイヤのプロトコル情報が
全て揃ったか否かを判断し、前記表示手段は、前記条件
判断手段により再構築された上から2つ目のレイヤのプ
ロトコル情報が全て揃ったと判断された場合に全て揃っ
た再構築された上から2つ目のレイヤのプロトコル情報
とその時点において再構築された上から2つ目のレイヤ
の部分データとに基づいて部分的に画面を表示すること
を特徴とすることもできる。
【0128】これによって、階層構造を形成する場合で
あっても、同様の処理を階層的に繰り返して、画面を表
示することができる。本発明に係る受信表示方法は、画
面のデータが複数に分割された部分データのそれぞれが
1つずつ含まれるデータブロックを周期的に繰り返し放
送する放送局から前記データブロックを受信して受信し
たデータブロックに基づいて画面を表示する受信表示方
法であって、表示すべき画面の部分データを含む各デー
タブロックを受信する受信ステップと、前記受信ステッ
プにより受信された各データブロック中の部分データが
それぞれ正常か否かを判定するデータ判定ステップと、
前記データ判定ステップにより正常と判定された部分デ
ータを記憶し前記データ判定ステップにより正常と判定
されなかった部分データを記憶しない記憶ステップと、
表示すべき画面の部分データが全て揃う前において画面
を表示する条件が整ったか否かを判断する条件判断ステ
ップと、前記条件判断ステップにより条件が整ったと判
断された場合にその時点において前記記憶ステップによ
り記憶された部分データに基づいて部分的に画面を表示
する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0129】これによって、表示すべき画面の部分デー
タを完全に受信していなくても、画面を表示することが
できる。従って、画面を表示する条件が整った時までに
記憶している部分データを利用でき、ユーザが必要とす
る情報にいち早く到達できる可能性が高くなる。また受
信表示方法において、前記記憶ステップは、さらに、前
記データ判定ステップにより正常と判定されなかった場
合は正常と判定されなかった旨を記憶し、前記表示ステ
ップは、さらに、前記記憶ステップにより正常と判定さ
れなかった旨が記憶された場合にはその旨に対応する部
分データに基づいて表示されるべきである画面の位置を
空白にするか、又は、当該位置にその旨を表示すること
を特徴とすることもできる。
【0130】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在することを、ユーザが容易に認識するこ
とができる。本発明に係る受信表示方法は、画面のデー
タが複数に分割された部分データのそれぞれが1つずつ
と当該部分データの位置を示すプロトコル情報とが含ま
れる各データブロックを周期的に繰り返し放送する放送
局から前記データブロックを受信して受信したデータブ
ロックに基づいて画面を表示する受信表示方法であっ
て、表示すべき画面の部分データを含む各データブロッ
クを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより
受信された各データブロック中の部分データがそれぞれ
正常か否かを判定するデータ判定ステップと、前記受信
ステップにより受信された各データブロック中のプロト
コル情報を記憶し前記データ判定ステップにより正常と
判定された部分データを記憶し前記データ判定手段によ
り正常と判定されなかった部分データを記憶しない記憶
ステップと、表示すべき画面の部分データが全て揃う前
において表示すべき画面のプロトコル情報が全て揃った
か否かを判断する条件判断ステップと、前記条件判断ス
テップによりプロトコル情報が全て揃ったと判断された
場合に前記記憶ステップにより記憶されてた全て揃った
プロトコル情報とその時点において前記記憶ステップに
より記憶された部分データとに基づいて部分的に画面を
表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【0131】これによって、必要な全てのプロトコル情
報が揃った時点で、画面を表示することができる。従っ
て、この時点までに記憶している部分データを利用で
き、ユーザが必要とする情報にいち早く到達できる可能
性が高くなる。本発明に係る受信表示プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画面のデ
ータが複数に分割された部分データのそれぞれが1つず
つ含まれるデータブロックを周期的に繰り返し放送する
放送局から前記データブロックを受信して受信したデー
タブロックに基づいて画面を表示する受信表示プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、コンピュータに、表示すべき画面の部分データを
含む各データブロックを受信する受信ステップと、前記
受信ステップにより受信された各データブロック中の部
分データがそれぞれ正常か否かを判定するデータ判定ス
テップと、前記データ判定ステップにより正常と判定さ
れた部分データを記憶し前記データ判定ステップにより
正常と判定されなかった部分データを記憶しない記憶ス
テップと、表示すべき画面の部分データが全て揃う前に
おいて画面を表示する条件が整ったか否かを判断する条
件判断ステップと、前記条件判断ステップにより条件が
整ったと判断された場合にその時点において前記記憶ス
テップにより記憶された部分データに基づいて部分的に
画面を表示する表示ステップとを実行させることを特徴
とする。
【0132】これによって、表示すべき画面の部分デー
タを完全に受信していなくても、画面を表示することが
できる。従って、画面を表示する条件が整った時までに
記憶している部分データを利用でき、ユーザが必要とす
る情報にいち早く到達できる可能性が高くなる。また受
信表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体において、前記記憶ステップは、さらに、前
記データ判定ステップにより正常と判定されなかった場
合は正常と判定されなかった旨を記憶し、前記表示ステ
ップは、さらに、前記記憶ステップにより正常と判定さ
れなかった旨が記憶された場合にはその旨に対応する部
分データに基づいて表示されるべきである画面の位置を
空白にするか、又は、当該位置にその旨を表示すること
を特徴とすることもできる。
【0133】これによって、正常と判断されなかった部
分データが存在することを、ユーザが容易に認識するこ
とができる。本発明に係る受信表示プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画面のデー
タが複数に分割された部分データのそれぞれが1つずつ
と当該部分データの位置を示すプロトコル情報とが含ま
れる各データブロックを周期的に繰り返し放送する放送
局から前記データブロックを受信して受信したデータブ
ロックに基づいて画面を表示する受信表示プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、コンピュータに、表示すべき画面の部分データを含
む各データブロックを受信する受信ステップと、前記受
信ステップにより受信された各データブロック中の部分
データがそれぞれ正常か否かを判定するデータ判定ステ
ップと、前記受信ステップにより受信された各データブ
ロック中のプロトコル情報を記憶し前記データ判定ステ
ップにより正常と判定された部分データを記憶し前記デ
ータ判定手段により正常と判定されなかった部分データ
を記憶しない記憶ステップと、表示すべき画面の部分デ
ータが全て揃う前において表示すべき画面のプロトコル
情報が全て揃ったか否かを判断する条件判断ステップ
と、前記条件判断ステップによりプロトコル情報が全て
揃ったと判断された場合に前記記憶ステップにより記憶
されてた全て揃ったプロトコル情報とその時点において
前記記憶ステップにより記憶された部分データとに基づ
いて部分的に画面を表示する表示ステップとを実行させ
ることを特徴とする。
【0134】これによって、必要な全てのプロトコル情
報が揃った時点で、画面を表示することができる。従っ
て、この時点までに記憶している部分データを利用で
き、ユーザが必要とする情報にいち早く到達できる可能
性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放送データを受信して利用する放送データ受信
装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示した放送データ管理システム130の
詳細な構成を示す図である。
【図3】図1に示した放送データ管理システム130が
管理する管理情報の構造を示す図である。
【図4】ファイル管理情報を示す図である。
【図5】ブロック管理情報を示す図である。
【図6】あるファイルのデータ受信例を示す図である。
【図7】図6に示すような順番でデータ受信を行なった
場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管理
情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図8】図6に示すような順番でデータ受信を行なった
場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管理
情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図9】図6に示すような順番でデータ受信を行なった
場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管理
情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図10】図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図11】図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図12】図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図13】図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図14】図6に示すような順番でデータ受信を行なっ
た場合に作成及び更新される最下位レイヤのファイル管
理情報とブロック管理情報とを示す図である。
【図15】レイヤ2におけるデータブロックの解析及び
デコードの詳細を示す図である。
【図16】レイヤ2におけるデータブロックを管理する
ためのブロック管理情報を示す図である。
【図17】(a)は、レイヤ1におけるデータブロック
1401において有効ブロックオフセット及び有効ブロ
ックサイズの位置関係を示す図であり、(b)は、レイ
ヤ1におけるデータブロック1404において有効ブロ
ックオフセット及び有効ブロックサイズの位置関係を示
す図である。
【図18】レイヤ2におけるデータブロック1411を
管理する為に、図13に示す様な管理情報に、図16に
示す対象シリアル番号、有効ブロックオフセット及び有
効ブロックサイズが追加された例を示す図である。
【図19】レイヤ2におけるデータブロックの解析及び
デコードの詳細を示す図である。
【図20】レイヤ2におけるデータブロック1411を
管理する為に、図10に示す様な管理情報に、図16に
示す対象シリアル番号、有効ブロックオフセット及び有
効ブロックサイズが追加された例を示す図である。
【図21】一般的なデータ放送サービスで送られている
HTMLファイルの例を示す図である。
【図22】図21に示すHTMLファイルの全体210
1を本発明の放送データビューアで表示した例を示す図
である。
【図23】図21に示すHTMLファイルの一部分21
02のデータが受信エラーでまだデータ蓄積部140に
記憶されていない場合に、HTMLファイルの一部分2
102を除くデータを本発明の放送データビューアで表
示した例を示す図である。
【図24】画像ファイルのフォーマットの例を示す図で
ある。
【図25】背景を透過として重ね合わせる場合の画像フ
ァイルの例を示す図である。
【図26】(a)は、図25に示した画像ファイル中の
受信エラー2504の部分が再受信等によってエラー無
しで受信され更新され、全てのデータが揃った場合の表
示結果を示す図であり、(b)は、図25に示した画像
ファイル中の受信エラー2504の部分がまだ記憶され
ていない場合の表示結果を示す図である。
【図27】プロトコルデコーダや放送データビューアが
本実施の形態の放送データ管理システムにファイルブロ
ック情報参照を要求した場合に、ファイルブロック情報
に先立って返送されるファイルブロック通知情報を示す
図である。
【図28】図10に示した管理情報より求められるファ
イルブロック通知情報を示す図である。
【図29】4つのファイルブロック通知情報の例を示す
図である。
【図30】ファイル管理情報を示す図である。
【図31】最小ブロックサイズ、最大ブロックサイズ、
及び、平均ブロックサイズ等の計算例を示した図であ
る。
【図32】必要な全てのデータブロックが正常に受信さ
れたHTMLファイルを本発明の放送データビューアで
表示した例を示す図である。
【図33】HTMLファイルの一部分のデータが受信エ
ラー等でまだ記憶されてなく、記憶されていない部分の
データサイズが不明である場合に、記憶されていないH
TMLファイルの一部分を除くデータを本発明の放送デ
ータビューアで表示した例を示す図である。
【図34】HTMLファイルの一部分のデータが受信エ
ラー等でまだ記憶されてなく、記憶されていない部分の
データサイズが不明である場合に、記憶されていないH
TMLファイルの一部分を除くデータを本発明の放送デ
ータビューアで表示した例を示す図である。
【図35】本発明における放送データビューア150の
内部構成を示す図である。
【図36】送信側において1つの上位レイヤにおけるデ
ータブロックから複数の下位レイヤにおけるデータブロ
ックを生成する過程を概略的に示す図である。
【図37】受信側において複数の下位レイヤにおけるデ
ータブロックから1つの上位レイヤにおけるデータブロ
ックを生成する過程を概略的に示す図である。
【符号の説明】
100 放送データ受信装置 110 受信部 121〜12N レイヤ1プロトコルデコーダ〜レ
イヤNプロトコルデコーダ12N(但し「N」は2以上
の整数) 121a〜12Na プロトコル解析部 121b〜12Nb 情報通知部 121c〜12Nc 情報管理部 130 放送データ管理システム 140 データ蓄積部 150 放送データビューア 201 ファイル作成部 202 ファイルオープン部 203 ファイルクローズ部 204 正常書込み制御部 205 異常書込み制御部 206 読出し制御部 207 ファイル管理情報作成部 208 ファイル管理情報検索部 209 ファイル管理情報更新部 210 実ブロック管理情報作成部 211 仮ブロック管理情報作成部 212 ブロック管理情報解析部 213 データ書込み部 214 データ読出し部 3501 受信ファイル情報解析部 3502 ファイル表示制御部 3503 入力判定部 3504 ファイル読み出し要求部 3505 ファイル内容解析部 3506 表示情報記憶部 3507 表示要求部 3508 受信エラー読みとばし部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/03 7/035 (72)発明者 植田 栄治 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内 (72)発明者 中部 太志 東広島市鏡山3丁目10番18号 株式会社松 下電器情報システム広島研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面のデータが複数に分割された部分デ
    ータのそれぞれが、1つずつ含まれるデータブロック
    を、周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データ
    ブロックを受信して、受信したデータブロックに基づい
    て、画面を表示する受信表示装置であって、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信手段と、前記受信手段により受信された各
    データブロック中の部分データが、それぞれ正常か否か
    を判定するデータ判定手段と、 前記データ判定手段により正常と判定された部分データ
    を記憶し、前記データ判定手段により正常と判定されな
    かった部分データを記憶しない記憶手段と、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、画
    面を表示する条件が整ったか否かを判断する条件判断手
    段と、 前記条件判断手段により条件が整ったと判断された場合
    に、その時点において前記記憶手段により記憶された部
    分データに基づいて、部分的に画面を表示する表示手段
    とを備えることを特徴とする受信表示装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、さらに、 前記データ判定手段により正常と判定されなかった場合
    は、正常と判定されなかった旨を記憶し、 前記表示手段は、さらに、 前記記憶手段に正常と判定されなかった旨が記憶されて
    いる場合には、その旨に対応する部分データに基づいて
    表示されるべきである画面の位置を空白にするか、又
    は、当該位置にその旨を表示することを特徴とする請求
    項1に記載の受信表示装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、同時に表示できるか、
    又は、ユーザの操作によりスクロールして表示できる1
    画面分の画面の部分データを含む各データブロックを受
    信し、 前記表示手段は、 前記記憶手段に記憶されている前記1画面分の画面の部
    分データに基づいて、部分的に前記1画面分の画面を表
    示することを特徴とする請求項2に記載の受信表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記1画面分の画面のデータは、 他のファイルを参照する情報を含むファイル、及び、ハ
    イパーテキストファイルのうちの何れかのファイルのデ
    ータであり、 前記表示手段は、 前記記憶手段に記憶されている他のファイルを参照する
    情報を含むファイル、及び、ハイパーテキストファイル
    のうちの何れかのファイルの部分データに基づいて、部
    分的に画面を表示することを特徴とする請求項3に記載
    の受信表示装置。
  5. 【請求項5】 前記条件判断手段における画面を表示す
    る条件は、ユーザから表示の指示を受付けた場合、又
    は、前記受信手段により、表示すべき画面の部分データ
    を含む各データブロックが、一通り受信された場合であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の受信表示装置。
  6. 【請求項6】 画面のデータが複数に分割された部分デ
    ータのそれぞれが1つずつと、当該部分データの位置を
    示すプロトコル情報とが含まれる各データブロックを、
    周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データブロ
    ックを受信して、受信したデータブロックに基づいて、
    画面を表示する受信表示装置であって、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された各データブロック中の部
    分データが、それぞれ正常か否かを判定するデータ判定
    手段と、 前記受信手段により受信された各データブロック中のプ
    ロトコル情報を記憶し、前記データ判定手段により正常
    と判定された部分データを記憶し、前記データ判定手段
    により正常と判定されなかった部分データを記憶しない
    記憶手段と、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、表
    示すべき画面のプロトコル情報が全て揃ったか否かを判
    断する条件判断手段と、 前記条件判断手段によりプロトコル情報が全て揃ったと
    判断された場合に、前記記憶手段に記憶されている全て
    揃ったプロトコル情報と、その時点において前記記憶手
    段に記憶されている部分データとに基づいて、部分的に
    画面を表示する表示手段とを備えることを特徴とする受
    信表示装置。
  7. 【請求項7】 前記データ判定手段は、さらに、 前記受信手段により受信された各データブロック中のプ
    ロトコル情報が、それぞれ正常か否かを判定し、正常と
    判定したプロトコル情報が含まれるデータブロックにつ
    いてのみ、部分データが正常か否かを判定し、 前記記憶手段は、 前記データ判定手段により正常と判定されたプロトコル
    情報を記憶し、前記データ判定手段により正常と判定さ
    れなかったプロトコル情報を記憶しないことを特徴とす
    る請求項6に記載の受信表示装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、さらに、 前記記憶手段に記憶されているプロトコル情報のうち、
    対応する部分データが記憶されていないプロトコル情報
    がある場合には、当該プロトコル情報により示される画
    面中の位置を空白にするか、又は、当該位置に部分デー
    タが正常と判定されなかった旨を表示することを特徴と
    する請求項6に記載の受信表示装置。
  9. 【請求項9】 前記プロトコル情報は、対応する部分デ
    ータの表示範囲を示し、 前記表示手段は、さらに、 前記記憶手段に記憶されているプロトコル情報のうち、
    対応する部分データが記憶されていないプロトコル情報
    がある場合には、当該プロトコル情報により示される画
    面中の表示範囲を表示不能領域とし、当該表示不能領域
    を空白にするか、又は、当該表示不能領域に部分データ
    が正常と判定されなかった旨を表示することを特徴とす
    る請求項6に記載の受信表示装置。
  10. 【請求項10】 前記プロトコル情報は、さらに、 対応する部分データのデータサイズを示し、 前記表示手段は、さらに、 前記記憶手段に記憶されているプロトコル情報のうち、
    対応する部分データが記憶されていないプロトコル情報
    がある場合には、当該プロトコル情報により示される画
    面中の位置に、前記データサイズに相応する大きさの表
    示不能領域を生成し、当該表示不能領域を空白にする
    か、又は、当該表示不能領域に部分データが正常と判定
    されなかった旨を表示することを特徴とする請求項6に
    記載の受信表示装置。
  11. 【請求項11】 前記受信手段により受信されるデータ
    ブロックは、複数のレイヤ中の最下位レイヤに属し、 最下位レイヤのデータブロックは、複数のレイヤを介し
    て、最上位レイヤ中の元のデータから生成され、 それぞれのレイヤのそれぞれのデータブロックは、次の
    上位レイヤのデータブロックを構成する部分データと、
    同じデータブロックに含まれる部分データの位置を示す
    プロトコル情報とを含み、 最上位レイヤは、プロトコル情報を含まず、画面を構成
    する元のデータそのものであり、 前記受信手段は、表示すべき画面のデータを含む最下位
    レイヤの各データブロックを受信し、 前記データ判定手段は、 前記受信手段により受信された各データブロック中の部
    分データが、それぞれ正常か否かを判定し、 前記記憶手段は、 前記受信手段により受信された各データブロック中のプ
    ロトコル情報を記憶し、前記データ判定手段により正常
    と判定された部分データを記憶し、前記データ判定手段
    により正常と判定されなかった部分データを記憶せず、 前記条件判断手段は、 最下位レイヤの部分データが全て揃う前において、最下
    位レイヤのプロトコル情報が全て揃ったか否かを判断
    し、当該プロトコル情報が全て揃ったと判断した場合
    に、前記記憶手段に記憶されている全て揃った最下位レ
    イヤのプロトコル情報と、その時点において前記記憶手
    段に記憶されている最下位レイヤの部分データとに基づ
    いて、下から2つ目のレイヤのデータブロックを部分的
    に再構築し、以後、再構築したレイヤの部分データが全
    て揃う前において、再構築したレイヤのプロトコル情報
    が全て揃ったか否かを判断し、揃ったと判断した場合
    に、さらに上位のレイヤのデータブロックを部分的に再
    構築することを繰り返し、最終的に、再構築した上から
    2つ目のレイヤの部分データが全て揃う前において、再
    構築した上から2つ目のレイヤのプロトコル情報が全て
    揃ったか否かを判断し、 前記表示手段は、 前記条件判断手段により再構築された上から2つ目のレ
    イヤのプロトコル情報が全て揃ったと判断された場合
    に、全て揃った再構築された上から2つ目のレイヤのプ
    ロトコル情報と、その時点において再構築された上から
    2つ目のレイヤの部分データとに基づいて、部分的に画
    面を表示することを特徴とする請求項6に記載の受信表
    示装置。
  12. 【請求項12】 前記受信手段は、同時に表示できる
    か、又は、ユーザの操作によりスクロールして表示でき
    る1画面分の画面の部分データを含む各データブロック
    を受信し、 前記表示手段は前記記憶手段に記憶されている前記1画
    面分の画面の部分データに基づいて、部分的に前記1画
    面分の画面を表示することを特徴とする請求項6に記載
    の受信表示装置。
  13. 【請求項13】 前記1画面分の画面のデータは、 他のファイルを参照する情報を含むファイル、及び、ハ
    イパーテキストファイルのうちの何れかのファイルのデ
    ータであり、 前記表示手段は、 前記記憶手段に記憶されている他のファイルを参照する
    情報を含むファイル、及び、ハイパーテキストファイル
    のうちの何れかのファイルの部分データに基づいて、部
    分的に画面を表示することを特徴とする請求項12に記
    載の受信表示装置。
  14. 【請求項14】 画面のデータが複数に分割された部分
    データのそれぞれが、1つずつ含まれるデータブロック
    を、周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データ
    ブロックを受信して、受信したデータブロックに基づい
    て、画面を表示する受信表示方法であって、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    の部分データが、それぞれ正常か否かを判定するデータ
    判定ステップと、 前記データ判定ステップにより正常と判定された部分デ
    ータを記憶し、前記データ判定ステップにより正常と判
    定されなかった部分データを記憶しない記憶ステップ
    と、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、画
    面を表示する条件が整ったか否かを判断する条件判断ス
    テップと、 前記条件判断ステップにより条件が整ったと判断された
    場合に、その時点において前記記憶ステップにより記憶
    された部分データに基づいて、部分的に画面を表示する
    表示ステップとを備えることを特徴とする受信表示方
    法。
  15. 【請求項15】 前記記憶ステップは、さらに、 前記データ判定ステップにより正常と判定されなかった
    場合は、正常と判定されなかった旨を記憶し、 前記表示ステップは、さらに、 前記記憶ステップにより正常と判定されなかった旨が記
    憶された場合には、その旨に対応する部分データに基づ
    いて表示されるべきである画面の位置を空白にするか、
    又は、当該位置にその旨を表示することを特徴とする請
    求項14に記載の受信表示方法。
  16. 【請求項16】 画面のデータが複数に分割された部分
    データのそれぞれが1つずつと、当該部分データの位置
    を示すプロトコル情報とが含まれる各データブロック
    を、周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データ
    ブロックを受信して、受信したデータブロックに基づい
    て、画面を表示する受信表示方法であって、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    の部分データが、それぞれ正常か否かを判定するデータ
    判定ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    のプロトコル情報を記憶し、前記データ判定ステップに
    より正常と判定された部分データを記憶し、前記データ
    判定手段により正常と判定されなかった部分データを記
    憶しない記憶ステップと、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、表
    示すべき画面のプロトコル情報が全て揃ったか否かを判
    断する条件判断ステップと、 前記条件判断ステップによりプロトコル情報が全て揃っ
    たと判断された場合に、前記記憶ステップにより記憶さ
    れてた全て揃ったプロトコル情報と、その時点において
    前記記憶ステップにより記憶された部分データとに基づ
    いて、部分的に画面を表示する表示ステップとを備える
    ことを特徴とする受信表示方法。
  17. 【請求項17】 画面のデータが複数に分割された部分
    データのそれぞれが、1つずつ含まれるデータブロック
    を、周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データ
    ブロックを受信して、受信したデータブロックに基づい
    て、画面を表示する受信表示プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    の部分データが、それぞれ正常か否かを判定するデータ
    判定ステップと、 前記データ判定ステップにより正常と判定された部分デ
    ータを記憶し、前記データ判定ステップにより正常と判
    定されなかった部分データを記憶しない記憶ステップ
    と、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、画
    面を表示する条件が整ったか否かを判断する条件判断ス
    テップと、 前記条件判断ステップにより条件が整ったと判断された
    場合に、その時点において前記記憶ステップにより記憶
    された部分データに基づいて、部分的に画面を表示する
    表示ステップとを実行させることを特徴とする受信表示
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  18. 【請求項18】 前記記憶ステップは、さらに、 前記データ判定ステップにより正常と判定されなかった
    場合は、正常と判定されなかった旨を記憶し、 前記表示ステップは、さらに、 前記記憶ステップにより正常と判定されなかった旨が記
    憶された場合には、その旨に対応する部分データに基づ
    いて表示されるべきである画面の位置を空白にするか、
    又は、当該位置にその旨を表示することを特徴とする受
    信表示プログラムを記録した請求項17に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 画面のデータが複数に分割された部分
    データのそれぞれが1つずつと、当該部分データの位置
    を示すプロトコル情報とが含まれる各データブロック
    を、周期的に繰り返し放送する放送局から、前記データ
    ブロックを受信して、受信したデータブロックに基づい
    て、画面を表示する受信表示プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 コンピュータに、 表示すべき画面の部分データを含む各データブロックを
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    の部分データが、それぞれ正常か否かを判定するデータ
    判定ステップと、 前記受信ステップにより受信された各データブロック中
    のプロトコル情報を記憶し、前記データ判定ステップに
    より正常と判定された部分データを記憶し、前記データ
    判定手段により正常と判定されなかった部分データを記
    憶しない記憶ステップと、 表示すべき画面の部分データが全て揃う前において、表
    示すべき画面のプロトコル情報が全て揃ったか否かを判
    断する条件判断ステップと、 前記条件判断ステップによりプロトコル情報が全て揃っ
    たと判断された場合に、前記記憶ステップにより記憶さ
    れてた全て揃ったプロトコル情報と、その時点において
    前記記憶ステップにより記憶された部分データとに基づ
    いて、部分的に画面を表示する表示ステップとを実行さ
    せることを特徴とする受信表示プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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