JP2001136506A - データ放送送信装置およびデータ放送受信装置、ならびにデータ伝送方法 - Google Patents

データ放送送信装置およびデータ放送受信装置、ならびにデータ伝送方法

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JP2001136506A
JP2001136506A JP31287399A JP31287399A JP2001136506A JP 2001136506 A JP2001136506 A JP 2001136506A JP 31287399 A JP31287399 A JP 31287399A JP 31287399 A JP31287399 A JP 31287399A JP 2001136506 A JP2001136506 A JP 2001136506A
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JP31287399A
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English (en)
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Keiichi Nishikawa
啓一 西川
Takayoshi Semasa
孝義 瀬政
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの伝送時間の短縮化および回路構成の
簡素化を実現可能とし、さらに、効率的なデータ配信を
実現可能なデータ伝送方法を得ること。 【解決手段】 送信時、コンテンツ単位にマトリクス情
報を付加し、データ放送を利用可能なユーザグループを
指定してVBIデータを送信することにより、受信可能
なすべてのユーザに対してデータ放送を提供し、さら
に、受信時、マトリクス情報を抽出し、その後、予め記
憶された利用資格に基づいて個々のユーザグループに対
応付けられた各ビットをチェックし、利用資格があると
判断された場合にのみ、このデータ放送を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号や画像信
号とともにデータ(プログラムを含む)を配信可能なデ
ータ放送送信装置およびデータ放送受信装置に関するも
のであり、特に、アナログテレビジョン放送電波におけ
るVBI(Vertical Blanking Interval:垂直帰線期
間)にデータを多重化して伝送するVBIデータ放送
や、ディジタル放送によるデータ放送、を提供可能なデ
ータ放送送信装置およびデータ放送受信装置、ならびに
データ伝送方法に関するものである。なお、本発明にお
いては、一例として、アナログテレビジョン放送におけ
る映像信号の帰線期間にデータ放送用データを挿入する
場合について説明を行うが、これに限らず、データ放送
を提供可能なすべての放送に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のデータ伝送方法について説
明する。近年、従来から放送されてきた音声信号や画像
信号に、ディジタルデータ(プログラムを含む)または
ファクシミリデータを多重化して伝送する「多重化放
送」が注目されている。たとえば、テレビジョン放送電
波の映像信号を利用した多重化放送の一例としては、映
像信号の帰線期間(VBI)に文字データ等をのせて伝
送する文字多重放送等がある。一方、テレビジョン放送
電波の音声信号を利用した多重化放送の一例としては、
音声信号の副音声帯域にデータを多重化したものがあ
る。
【0003】上記、テレビジョン放送電波における映像
信号のVBIを利用した多重化放送、および音声信号の
副音声帯域を利用した多重化放送の一例としては、たと
えば、特開平11−69321に記載された「多重デー
タ番組編成方式」がある。ここでは、データ多重放送に
おいて発生するダミーパケットを伝送チャネル資源とし
て有効利用することにより、データ多重放送番組編成の
容易化を実現する。具体的にいうと、送信側にて、専用
の識別符号が付与された該パケットに番組案内等のデー
タを挿入し、受信側にて、その識別符号を指定すること
によりそのデータを利用できるようにする。
【0004】また、映像信号、音声信号、およびデータ
を多重化して伝送する技術の一例としては、たとえば、
特開平11−149709に記載された「有料放送記録
再生方法」がある。ここでは、送信側が、映像信号・音
声信号、およびデータで構成される多重化信号にスクラ
ンブルをかけた番組信号に、番組の受信条件およびスク
ランブル鍵を暗号化したCA(Conditional Access:限
定受信)情報信号を、さらに多重化して伝送する。そし
て、受信条件を満たす受信者だけが、スクランブル鍵に
よりスクランブルをといて、番組を利用できるようにす
る。
【0005】このように、従来のデータ伝送方法では、
専用の識別信号や暗号を用いることで、不正に対するデ
ータの安全性を確保しつつ、映像信号のVBIおよび音
声信号の副音声帯域を用いて多重化放送されたデータの
有効利用を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のデータ伝送方法においては、複数のユーザグルー
プに対してそれぞれが必要とするデータを配信する場
合、たとえば、データを配信するグループ単位に、グル
ープを識別するための信号(ID)や、受信条件および
スクランブル鍵を暗号化したデータや、その他の配信デ
ータ、を送信する必要があった。図12は、従来のデー
タ伝送の具体例を示す図である。たとえば、東京地区の
ユーザグループa(識別信号:ID(1)が予め割り当
てられている)にデータ“A”と“B”を、東京地区の
ユーザグループb(識別信号:ID(3)が予め割り当
てられている)にデータ“A”と“C”を、大阪地区の
ユーザグループa(識別信号:ID(2)が予め割り当
てられている)にデータ“A”を、大阪地区のユーザグ
ループb(識別信号:ID(4)が予め割り当てられて
いる)にデータ“A”と“C”を、配信するような場
合、送信側では、以下の情報を受信者に配信することと
なる。 グループ識別信号:ID(1)+データ“A”,“B” グループ識別信号:ID(2)+データ“A” グループ識別信号:ID(3)+データ“A”,“C” グループ識別信号:ID(4)+データ“A”,“C”
【0007】このように、従来の伝送方法では、各グル
ープに対して送信するデータの中に互いに共通のデータ
が含まれている場合においても、グループ単位にデータ
が配信されることになり、その間、上記データの送信者
が回線を専有することとなる。そのため、グループ(た
とえば、特定の地域や特定の企業、団体等)が細分化さ
れているような場合には、グループ数に応じてデータの
伝送時間が増加することとなり、長時間にわたって回線
を専有してしまう、という問題があった。
【0008】また、従来のデータ伝送方法では、受信者
がすべてのデータの識別信号を確認し、自分の識別信号
(ID)を受け取った段階でそのデータを利用すること
が可能となるため、上記のようにグループが細分化され
るような場合には、IDの多様化に伴って、送信側およ
び受信側の回路構成が複雑になる、という問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、ユーザグループが細分化されているような場合に
おいて、データの伝送時間の短縮化および回路構成の簡
素化を実現可能なデータ放送送信装置およびデータ放送
受信装置を得ることを目的とし、さらに、効率的なデー
タ配信を実現可能なデータ伝送方法を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかるデータ放送送信
装置にあっては、個々のデータ放送番組のコンテンツを
作成する素材作成手段(後述する実施の形態の素材作成
部1に相当)と、各番組の編成を行うとともに、前記コ
ンテンツ単位に、受信側においてデータ放送の表示が可
能かどうかを判断するための識別符号を付加し、さらに
必要に応じて秘匿処理を行うことにより、データ放送用
の識別符号付データを作成する番組編成手段(番組編成
部2に相当)と、予め指定されたスケジュールにしたが
って前記データを読み出し、そのデータを送信信号とし
て、放送局の所定の周波数で送出する送出手段(送出デ
ータ作成部3、多重化部4、送出部5、アンテナ6に相
当)と、を備えることを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかるデータ放送送信装置に
おいて、前記番組編成手段は、前記識別符号として、ユ
ーザグループ数に応じたビット構成をもつマトリクス情
報を付加することを特徴とする。
【0012】つぎの発明にかかるデータ放送送信装置に
おいて、前記番組編成手段は、前記識別符号として、ユ
ーザグループを表すユーザグループ識別符号と、細分化
された地域数に応じたビット構成をもつマトリクス情報
と、を付加することを特徴とする。
【0013】つぎの発明にかかるデータ放送送信装置に
おいて、前記番組編成手段は、前記識別符号として、前
記ユーザグループ識別符号と前記マトリクス情報の一方
または両方を表現可能なマトリクステーブルを付加する
ことを特徴とする。
【0014】つぎの発明にかかるデータ放送送信装置に
おいて、前記番組編成手段は、識別符号として、さら
に、送信するコンテンツがどのようなコンテンツである
かを示すコンテンツ識別符号を採用し、前記コンテンツ
が緊急情報である場合、そのコンテンツに、緊急情報で
あることを示すコンテンツ識別符号を付加し、前記コン
テンツが緊急を要しない一般情報である場合、そのコン
テンツに、一般情報であることを示すコンテンツ識別符
号と、前記ユーザグループ識別信号と、を付加し、前記
コンテンツが前記各情報以外の場合、そのコンテンツ
に、マトリクス情報の付加を示すコンテンツ識別符号
と、前記ユーザグループ識別信号と、前記マトリクス情
報と、を付加することを特徴とする。
【0015】つぎの発明にかかるデータ放送受信装置に
あっては、放送局の所定の周波数で配信された信号を受
信し、その受信信号から、データ放送用の識別符号付デ
ータを分離し、さらに、分離された前記データから、デ
ータ放送の表示が可能かどうかを判断するための識別符
号を分離する分離手段(アンテナ11、レシーバ12、
VBIデータ分離部14、ID分離部15に相当)と、
前記識別符号と、予め記憶されたデータ放送の利用資格
と、を比較および検査し、データ放送の利用資格を判断
する判断手段(IDチェック部16に相当)と、前記判
断の結果、利用資格がある場合、前記データを復調する
データ放送復調手段(VBIデータ復調部18に相当)
と、前記復調後のデータを表示可能な形式に変換し、前
記放送局の本放送および前記データ放送を選択して表示
する表示制御手段(データ変換部19、表示部20に相
当)と、を備えることを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかるデータ放送受信装置に
おいて、前記分離手段は、前記識別符号として、ユーザ
グループ数に応じたビット構成をもつマトリクス情報を
分離し、さらに、前記判断手段は、前記マトリクス情報
と、予め記憶されたデータ放送の利用資格と、を比較お
よび検査し、受信者の属するユーザグループに対応する
ビットの値に基づいて、データ放送の利用資格を判断す
ることを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかるデータ放送受信装置に
おいて、前記分離手段は、前記識別符号として、ユーザ
グループを表すユーザグループ識別符号と、細分化され
た地域数に応じたビット構成をもつマトリクス情報と、
を分離し、さらに、前記判断手段は、前記ユーザグルー
プ識別符号および前記マトリクス情報と、予め記憶され
たデータ放送の利用資格と、を検査し、受信者の属する
ユーザグループが一致しているかどうかの比較結果と、
受信者の属する地域に対応するビットの値に基づいて、
データ放送の利用資格を判断することを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかるデータ放送受信装置に
おいて、前記分離手段は、前記識別符号として、前記ユ
ーザグループ識別符号と前記マトリクス情報の一方また
は両方を表現可能なマトリクステーブルを分離し、さら
に、前記判断手段は、前記マトリクステーブルと、予め
記憶されたデータ放送の利用資格と、を検査し、受信者
の属するユーザグループが一致しているかどうかの比較
結果と、受信者の属する地域に対応するビットの値に基
づいて、データ放送の利用資格を判断することを特徴と
する。
【0019】つぎの発明にかかるデータ放送受信装置に
おいて、前記分離手段は、前記ユーザグループ識別符号
と前記マトリクス情報に加えて、受信したコンテンツが
どのようなコンテンツであるかを示すコンテンツ識別符
号を、前記識別信号として分離し、さらに、前記判断手
段は、前記コンテンツが緊急情報であることを示してい
る場合、そのデータ放送を利用可能であると判断し、前
記コンテンツが緊急を要しない一般情報であることを示
している場合、前記ユーザグループ識別信号に基づい
て、データ放送の利用資格を判断し、前記コンテンツが
前記各情報以外であることを示している場合、前記ユー
ザグループ識別信号と前記マトリクス情報に基づいて、
データ放送の利用資格を判断することを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかるデータ伝送方法にあっ
ては、個々のデータ放送番組のコンテンツを作成する素
材作成ステップ(ステップS3に相当)と、各番組の編
成を行うとともに、前記コンテンツ単位に、受信側にお
いてデータ放送の表示が可能かどうかを判断するための
識別符号を付加し、さらに必要に応じて秘匿処理を行う
ことにより、データ放送用の識別符号付データを作成す
る番組編成ステップ(ステップS4に相当)と、予め指
定されたスケジュールにしたがって前記データを読み出
し、そのデータを送信信号として、放送局の所定の周波
数で送出する送出ステップ(ステップS5,S6,S7
に相当)と、前記送出された信号を受信し、その受信信
号から、データ放送用の識別符号付データを分離し、さ
らに、分離された前記データから、データ放送の表示が
可能かどうかを判断するための識別符号を分離する分離
ステップ(ステップS11,S12,S13,S14,
S15に相当)と、前記識別符号と、予め記憶されたデ
ータ放送の利用資格と、を比較および検査し、データ放
送の利用資格を判断する判断ステップ(ステップS1
6,S17に相当)と、前記判断の結果、利用資格があ
る場合、前記データを復調するデータ放送復調ステップ
(ステップS18に相当)と、前記復調後のデータを表
示可能な形式に変換して表示する表示制御ステップ(ス
テップS18に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかるデータ伝送方法におい
て、前記番組編成ステップにあっては、前記識別符号と
して、ユーザグループ数に応じたビット構成をもつマト
リクス情報を付加し、前記分離ステップにあっては、前
記マトリクス情報を分離し、さらに、前記判断ステップ
にあっては、前記マトリクス情報と、予め記憶されたデ
ータ放送の利用資格と、を比較および検査し、受信者の
属するユーザグループに対応するビットの値に基づい
て、データ放送の利用資格を判断することを特徴とす
る。
【0022】つぎの発明にかかるデータ伝送方法におい
て、前記番組編成ステップにあっては、前記識別符号と
して、ユーザグループを表すユーザグループ識別符号
と、細分化された地域数に応じたビット構成をもつマト
リクス情報と、を付加し(ステップS21に相当)、前
記分離ステップにあっては、前記ユーザグループ識別符
号と、マトリクス情報と、を分離し(ステップS22に
相当)、さらに、前記判断ステップにあっては、前記ユ
ーザグループ識別符号および前記マトリクス情報と、予
め記憶されたデータ放送の利用資格と、を検査し、受信
者の属するユーザグループが一致しているかどうかの比
較結果と、受信者の属する地域に対応するビットの値に
基づいて、データ放送の利用資格を判断する(ステップ
S23,S24に相当)ことを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかるデータ伝送方法におい
て、前記番組編成ステップにあっては、前記識別符号と
して、前記ユーザグループ識別符号と前記マトリクス情
報の一方または両方を表現可能なマトリクステーブルを
付加し(ステップS31に相当)、前記分離ステップに
あっては、前記マトリクステーブルを分離し(ステップ
S32に相当)、さらに、前記判断ステップにあって
は、前記マトリクステーブルと、予め記憶されたデータ
放送の利用資格と、を検査し、受信者の属するユーザグ
ループが一致しているかどうかの比較結果と、受信者の
属する地域に対応するビットの値に基づいて、データ放
送の利用資格を判断する(ステップS33,S34に相
当)ことを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかるデータ伝送方法におい
て、前記番組編成ステップにあっては、識別符号とし
て、さらに、送信するコンテンツがどのようなコンテン
ツであるかを示すコンテンツ識別符号を採用し、前記コ
ンテンツが緊急情報である場合、そのコンテンツに緊急
情報であることを示すコンテンツ識別符号を付加し、前
記コンテンツが緊急を要しない一般情報である場合、そ
のコンテンツに一般情報であることを示すコンテンツ識
別符号と前記ユーザグループ識別信号とを付加し、前記
コンテンツが前記各情報以外の場合、そのコンテンツに
マトリクス情報の付加を示すコンテンツ識別符号と前記
ユーザグループ識別信号と前記マトリクス情報とを付加
し(ステップS41に相当)、前記分離ステップにあっ
ては、前記ユーザグループ識別符号と前記マトリクス情
報に加えて、前記コンテンツ識別符号を分離し(ステッ
プS42に相当)、さらに、前記判断ステップにあって
は、前記コンテンツが緊急情報であることを示している
場合、そのデータ放送を利用可能であると判断し、前記
コンテンツが緊急を要しない一般情報であることを示し
ている場合、前記ユーザグループ識別信号に基づいてデ
ータ放送の利用資格を判断し、前記コンテンツが前記各
情報以外であることを示している場合、前記ユーザグル
ープ識別信号と前記マトリクス情報に基づいてデータ放
送の利用資格を判断する(ステップS43〜S49に相
当)ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるデータ放
送送信装置および受信装置、ならびにデータ伝送方法の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
【0026】実施の形態1.本実施の形態においては、
テレビジョン放送電波における映像信号のVBI(Vert
ical Blanking Interval:垂直帰線期間)を利用し、た
とえば、本放送に各種データ(プログラムも含む)を多
重化してデータ放送を行う。以下、本発明にかかる送信
側の装置および受信側の装置を用いて、VBIを利用し
たデータの伝送方法を詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明にかかるデータ放送送信装
置の構成を示す図である。図1において、1は個々のデ
ータ放送番組のコンテンツを作成する素材作成部であ
り、2は各番組の編成を行うとともに各コンテンツに後
述する識別符号を付加し、さらに必要に応じてスクラン
ブル等の秘匿処理を行うことによりVBIデータ(パケ
ット化したVBIデータも含む)を作成する番組編成部
であり、3は指定されたスケジュールに従ってVBIデ
ータを読み出す送出データ作成部であり、4は本放送信
号の垂直帰線期間にVBIデータを多重化する多重化部
であり、5は放送局の所定の周波数で多重化信号を送出
する送出部であり、6は送出用のアンテナである。
【0028】本実施の形態においては、VBIデータ内
に、識別符号として、ユーザグループ数に応じたビット
構成をもつマトリクス情報を挿入し、個々のユーザグル
ープに対応付けられた各ビットにフラグをたてることに
より、このデータ放送を利用可能な各ユーザグループを
指定してデータを送信する。これにより、各ユーザグル
ープに共通のデータ放送を提供する場合において、一度
の送信ですべてのユーザに対してデータ放送を提供する
ことができ、ユーザグループ単位に繰り返し同一のデー
タを送信する従来技術と比較して、大幅に伝送時間を短
縮することが可能となる。また、各ユーザグループ単位
に識別符号を生成する必要がなくなるため、装置の回路
構成を簡素化することも可能となる。
【0029】一方、図2は、本発明にかかるデータ放送
受信装置の構成を示す図である。図2において、11は
受信用のアンテナであり、12は放送局の所定の周波数
で多重化信号を受信するレシーバであり、13は受信信
号に基づいて本放送を復調する復調部であり、14は受
信信号からVBIデータだけを分離するVBIデータ分
離部であり、15はVBIデータから識別符号だけを分
離するID分離部であり、17はVBIデータの利用資
格を記憶するセキュリティモジュールであり、16はV
BIデータの識別符号とセキュリティモジュール17に
記憶された利用資格とを比較/検査してデータ放送の利
用資格をチェックするIDチェック部であり、18はチ
ェック結果に基づいてVBIデータを復調するVBIデ
ータ復調部であり、19は復調後のVBIデータを表示
可能な形式に変換するデータ変換部であり、20は本放
送およびVBIデータ放送を表示する表示部である。
【0030】本実施の形態においては、VBIデータ内
に挿入された識別符号、すなわち、ユーザグループ数に
応じたビット構成をもつマトリクス情報を抽出し、その
後、セキュリティモジュールに記憶された利用資格に基
づいて個々のユーザグループに対応付けられた各ビット
をチェックし、利用資格があると判断された場合にの
み、このデータ放送を利用する。これにより、各ユーザ
グループに共通のデータ放送を提供する場合において、
一度の受信でこのデータ放送の利用資格があるかどうか
を判断でき、繰り返し同一データを受信してその中から
自分に対応するデータだけを抽出する従来技術と比較し
て、大幅に伝送時間を短縮することが可能となる。ま
た、各ユーザグループ単位に付加されたすべての識別符
号をチェックする必要がなくなるため、装置の回路構成
を簡素化することも可能となる。
【0031】以下、上記のように構成されるデータ放送
送信装置および受信装置による、VBIを利用したデー
タ伝送方法を図面に従って具体的に説明する。図3は、
本実施の形態におけるデータ伝送方法を示す図であり、
詳細には、図3(a)が送信装置の動作、図3(b)が
受信装置の動作を示す図である。まず、データ放送送信
装置では、通常、スケジュールに基づいて、本放送(テ
レビジョンの映像信号および音声信号)だけを多重化装
置4、送出部5、およびアンテナ6を介して送信する
(ステップS→ステップS2,No→ステップS7)。
ここで、たとえば、ある特定のユーザグループに対して
データ放送を提供する場合(ステップS2、Yes)、
まず、素材作成部1では、特定のユーザ(単一または複
数)に対するデータ放送番組のコンテンツ(データ)を
作成する(ステップS3)。
【0032】つぎに、作成されたコンテンツを受け取っ
た番組編成部2では、各番組の編成を行うとともに、コ
ンテンツの先頭にマトリクス情報を付加し、VBIデー
タを生成する(ステップS4)。図4は、本実施の形態
におけるVBIデータのフォーマットを示す図である。
たとえば、前述の図12に示すように、東京地区のユー
ザグループaにデータ“A”と“B”を、大阪地区のユ
ーザグループaにデータ“A”を、東京地区のユーザグ
ループbにデータ“A”と“C”を、大阪地区のユーザ
グループbにデータ“A”と“C”を、送信するような
場合、送信側では、以下の情報を受信者に配信すること
となる。 matrix(“1111”)+データ“A” matrix(“1000”)+データ“B” matrix(“0011”)+データ“C”
【0033】なお、matrix(“xxxx”)の1
ビット目と東京地区のユーザグループa、2ビット目と
大阪地区のユーザグループa、3ビット目と東京地区の
ユーザグループb、4ビット目と大阪地区のユーザグル
ープbは、予め関連付けられており、たとえば、ある特
定のフラグに‘1’が設定されている場合、そのフラグ
に対応する受信者が対応するデータ放送を利用すること
ができ、フラグに‘0’が設定されている場合、そのフ
ラグに対応する受信者は、データ放送を利用することが
できない。
【0034】つぎに、番組編成部2の処理で作成された
VBIデータを受け取った送出データ作成部3では、指
定されたスケジュールに従ってそのVBIデータを読み
出す(ステップS5)。そして、多重化部4では、本放
送の映像信号の垂直帰線期間にVBIデータを多重化
し、その多重化信号を出力する(ステップS6)。図5
は、本実施の形態における多重化信号のフォーマットを
示す図である。
【0035】最後に、多重化信号を受け取った送出部5
では、アンテナ6を介して、本放送に対応する所定の周
波数でその多重化信号を送出する(ステップS7)。
【0036】一方、アンテナ11およびレシーバ12を
介して、前述の多重化信号を受け取ったデータ放送受信
装置では、復調部13が、既知の方法で本放送信号を復
調し、その放送を表示部に表示する(ステップS11→
S12→S19)。ここで、たとえば、受け取った多重
化信号内にデータ放送に関するVBIデータがある場合
(ステップS13、Yes)、VBIデータ分離部14
では、その多重化信号からVBIデータだけを抽出し
(ステップS14)、さらにID分離部15では、抽出
したVBIデータからマトリクス情報だけを抽出する
(ステップS15)。なお、多重化信号内にVBIデー
タがない場合(ステップS13、No)には、既知の方
法で本放送信号だけを復調することになる。
【0037】つぎに、マトリクス情報を受け取ったID
チェック部16では、セキュリティモジュール17から
データ放送の利用資格、すなわち、予め記憶されている
マトリクスに関する情報(matrixキー:検査すべきビッ
ト位置情報等)を読み出し、先にVBIデータから抽出
しておいたマトリクス情報と、前記matrixキーと、を比
較/検査してデータ放送の利用資格をチェックする(ス
テップS16)。その結果、検査すべきビットが‘1’
で、データ放送の利用資格があると判断された場合(ス
テップS17,Yes)、VBIデータ復調部18で
は、先にVBIデータ分離部14から受け取ったVBI
データを復調する(ステップS18)。そして、データ
変換部19が復調後のVBIデータを表示可能な形式に
変換した後(ステップS18)、表示部20では、本放
送とデータ放送とを選択して表示する(ステップS1
9)。なお、ステップS17の処理において、各情報が
一致せず、データ放送の利用資格がないと判断された場
合(ステップS17,No)は、既知の方法で本放送信
号だけを復調し、表示部20では、本放送だけを表示す
ることになる(ステップS19)。
【0038】このように、本実施の形態においては、送
信時、各グループに対するデータの中に互いに共通のデ
ータが含まれている場合においても、データにマトリク
ス情報を付加し、データ放送を利用可能な各ユーザグル
ープを指定してデータを送信するため、一度の送信で受
信可能なすべてのユーザに対してデータ放送を提供する
ことができ、データの送信者が長時間にわたって回線を
専有することがない。これにより、ユーザグループ単位
に繰り返し同一のデータを送信する従来技術と比較し
て、大幅に伝送時間を短縮することが可能となる。
【0039】また、本実施の形態においては、受信時、
VBIデータ内に挿入された識別符号、すなわち、ユー
ザグループ数に応じたビット構成をもつマトリクス情報
を抽出し、その後、セキュリティモジュールに記憶され
た利用資格に基づいて個々のユーザグループに対応付け
られた各ビットをチェックし、利用資格があると判断さ
れた場合にのみ、このデータ放送を利用するため、一度
の受信でこのデータ放送の利用資格があるかどうかを判
断できる。これにより、繰り返し同一データを受信して
その中から自分に対応するデータだけを抽出する従来技
術と比較して、大幅に伝送時間を短縮することが可能と
なる。
【0040】以上、本実施の形態においては、ユーザグ
ループが細分化されているような場合においても、デー
タの伝送時間の短縮化および回路構成の簡素化を実現で
き、それに伴って、より効率的なデータ配信を実現する
ことができる。なお、本実施の形態においては、一例と
して、アナログテレビジョン放送における映像信号の帰
線期間にデータ放送用データを挿入する場合について説
明を行ったが、これに限らず、データ放送を提供可能な
すべての放送(たとえば、ディジタル放送や音声多重放
送)に適用可能である。
【0041】実施の形態2.本実施の形態においても、
実施の形態1と同様、テレビジョン放送電波における映
像信号のVBIを利用し、本放送に各種データ(プログ
ラムも含む)を多重化してデータ放送を行う。以下、本
発明にかかるデータ放送送信装置および受信装置を用い
て、VBIを利用した実施の形態2のデータ伝送方法を
詳細に説明する。なお、本実施の形態において、データ
放送送信装置および受信装置の構成については、先に説
明した実施の形態1と同様であるため同一の符号を付し
て説明を省略し、また、各構成の動作については、異な
る動作のみの説明とする。
【0042】図1において、番組編成部2は、各番組の
編成を行うとともに、識別符号として、送信の対象とな
るユーザグループ(たとえば、特定の企業や団体)を表
すプロジェクト識別符号(後述のprojectID)と、細分
化された地域(たとえば、東京や大阪等)数に応じたビ
ット構成をもつマトリクス情報(後述のmatrix)と、を
データ(後述のデータ“A” “B” “C”)単位に付
加し、さらに必要に応じてスクランブル等の秘匿処理を
行うことによりVBIデータを作成する。具体的にいう
と、プロジェクト識別符号にデータ放送を利用可能なユ
ーザグループを指定し、さらに、マトリクス情報におけ
る各地域に対応付けられた各ビットにフラグをたてる。
【0043】これにより、本実施の形態においては、各
ユーザグループに共通のデータ放送を提供する場合にお
いて、一度の送信でそのデータ放送(たとえば,後述の
データ“A”)を受信可能なすべてのユーザに対してデ
ータ放送を提供することができるため、ユーザグループ
単位に繰り返し同一のデータを送信する従来技術と比較
して、大幅に伝送時間を短縮することが可能となる。ま
た、データ単位に識別符号を生成することにより、従来
のように各ユーザグループ単位に識別符号を生成する必
要がなくなるため、装置の回路構成を簡素化することも
可能となる。また、実施の形態1にて使用した識別情報
(マトリクス情報)を、マトリクス情報とユーザ識別符
号とに分けることにより、多種多様な組み合わせが可能
となり、さらなる細分化に容易に対応することができ
る。
【0044】一方、図2においては、ID分離部15
が、VBIデータ内に挿入された識別符号、すなわち、
送信の対象となるユーザグループ(たとえば、特定の企
業や団体)を表すプロジェクト識別符号と、細分化され
た地域(たとえば、東京や大阪等)数に応じたビット構
成をもつマトリクス情報と、を抽出し、その後、IDチ
ェック部16が、セキュリティモジュール17に記憶さ
れた利用資格に基づいてプロジェクト識別符号とマトリ
クス情報とをチェックし、利用資格があると判断された
場合にのみ、このデータ放送を利用する。
【0045】これにより、本実施の形態においては、一
度の受信でこのデータ放送(たとえば、データ“A”)
の利用資格があるかどうかを判断でき、繰り返し同一デ
ータを受信してその中から自分に対応するデータだけを
抽出する従来技術と比較して、大幅に伝送時間を短縮す
ることが可能となる。また、データ単位に識別符号を生
成することにより、従来のように各ユーザグループ単位
に付加されたすべての識別符号をチェックする必要がな
くなるため、装置の回路構成を簡素化することも可能と
なる。
【0046】以下、上記のように構成されるデータ放送
送信装置および受信装置による、VBIを利用した実施
の形態2のデータ伝送方法を図面に従って具体的に説明
する。図6は、本実施の形態におけるデータ伝送方法を
示す図であり、詳細には、図6(a)が送信装置の動
作、図6(b)が受信装置の動作を示す図である。な
お、実施の形態1と同様のステップについては、同一の
符号を付して説明を省略する。
【0047】ステップS3の処理後、作成されたコンテ
ンツを受け取った番組編成部2では、各番組の編成を行
うとともに、コンテンツの先頭にプロジェクト識別符号
(projectID)、およびマトリクス情報(matrix)を付
加し、VBIデータを生成する(ステップS21)。図
7は、本実施の形態におけるVBIデータのフォーマッ
トを示す図である。たとえば、前述の図12に示すよう
に、東京地区のユーザグループaにデータ“A”と
“B”を、大阪地区のユーザグループaにデータ“A”
を、東京地区のユーザグループbにデータ“A”と
“C”を、大阪地区のユーザグループbにデータ“A”
と“C”を、送信するような場合、送信側では、以下の
情報を受信者に配信することとなる。 (projectID(1)+projectID
(2))+matrix(“11”)+データ“A” projectID(1)+matrix(“10”)
+データ“B” projectID(2)+matrix(“11”)
+データ“C”
【0048】なお、matrix(“b0,b1”)の
フラグ:b0,b1には、予めそれぞれ東京,大阪が関
連付けられており、さらに、projectID(1)
およびprojectID(2)には、それぞれユーザ
グループa,ユーザグループbが関連付けられており、
たとえば、あるフラグに‘1’が設定されている場合、
それらの地域における指定されたプロジェクトの受信者
が対応するデータ放送を利用でき、フラグに‘0’が設
定されている場合、それらの地域における受信者は、デ
ータ放送を利用することができない。
【0049】以降、データ放送送信装置では、実施の形
態1と同様の手順で、送出データ作成部3、多重化部
4、送出部5、およびアンテナ6を介して、多重化信号
を送出する(ステップ5〜ステップS7)。
【0050】一方、前述の多重化信号を受け取ったデー
タ放送受信装置においては、ステップ14の処理後、I
D分離部15が、受け取ったVBIデータからプロジェ
クト識別符号とマトリクス情報とを抽出する(ステップ
S22)。
【0051】つぎに、プロジェクト識別符号およびマト
リクス情報を受け取ったIDチェック部16では、セキ
ュリティモジュール17からデータ放送の利用資格、す
なわち、予め記憶されている地域に関する情報(matrix
キー:検査すべきビット位置情報等)と、プロジェクト
に関する情報(projectキー:検査すべきプロジェクト
情報等)と、を読み出し、先にVBIデータから抽出し
ておいたマトリクス情報およびプロジェクト識別符号
と、各情報と、を比較/検査してデータ放送の利用資格
をチェックする(ステップS23)。その結果、検査す
べきビットが‘1’で、かつ検査すべきプロジェクト情
報が一致し、データ放送の利用資格があると判断された
場合(ステップS24,Yes)、VBIデータ復調部
18では、先にVBIデータ分離部14から受け取った
VBIデータを復調する。
【0052】そして、データ変換部19が復調後のVB
Iデータを表示可能な形式に変換した後、表示部20で
は、本放送とデータ放送とを選択して表示する。なお、
ステップS24の処理において、検査すべきビットが
‘0’で、データ放送の利用資格がないと判断された場
合(ステップS24,No)は、既知の方法で本放送信
号だけを復調し、表示部20では、本放送だけを表示す
ることになる。
【0053】このように、本実施の形態においては、送
信時、各グループに対するデータの中に互いに共通のデ
ータが含まれている場合においても、データにプロジェ
クト識別符号およびマトリクス情報を付加し、データ放
送を利用可能な受信者を細かく指定してデータを送信す
るため、一度の送信で受信可能なすべてのユーザに対し
てデータ放送を提供することができ、データの送信者が
長時間にわたって回線を専有することがない。
【0054】また、本実施の形態においては、受信時、
VBIデータ内に挿入された識別符号、すなわち、送信
の対象となるユーザグループを表すプロジェクト識別符
号と、細分化された地域数に応じたビット構成をもつマ
トリクス情報と、を抽出し、その後、セキュリティモジ
ュールに記憶された利用資格に基づいて個々のユーザグ
ループに対応付けられた各ビットをチェックし、利用資
格があると判断された場合にのみ、このデータ放送を利
用することができるため、一度の受信でこのデータ放送
の利用資格があるかどうかを判断できる。
【0055】したがって、本実施の形態においては、実
施の形態1と同様、ユーザグループが細分化されている
ような場合においても、データの伝送時間の短縮化およ
び回路構成の簡素化を実現できる。さらに、識別符号を
プロジェクト識別符号とマトリクス情報に分割すること
により、実施の形態1と比較して、より効率的なデータ
配信を実現することが可能となる。なお、本実施の形態
においては、一例として、アナログテレビジョン放送に
おける映像信号の帰線期間にデータ放送用データを挿入
する場合について説明を行ったが、これに限らず、デー
タ放送を提供可能なすべての放送(たとえば、ディジタ
ル放送や音声多重放送)に適用可能である。
【0056】実施の形態3.本実施の形態においても、
実施の形態1および2と同様、テレビジョン放送電波に
おける映像信号のVBIを利用し、本放送に各種データ
(プログラムも含む)を多重化してデータ放送を行う。
以下、本発明にかかるデータ放送送信装置および受信装
置を用いて、VBIを利用した実施の形態3のデータ伝
送方法を詳細に説明する。なお、本実施の形態におい
て、データ放送送信装置および受信装置の構成について
は、先に説明した実施の形態1と同様であるため同一の
符号を付して説明を省略し、また、各構成の動作につい
ては、実施の形態1および2と異なる動作のみの説明と
する。
【0057】図1において、番組編成部2は、各番組の
編成を行うとともに、識別符号として、送信の対象とな
るユーザグループ(たとえば、特定の企業や団体)を表
すプロジェクト識別符号(前述のprojectID)と、細分
化された地域(たとえば、東京や大阪等)を表すマトリ
クス情報(前述のmatrix)と、の両方を一度に表現可能
なビット構成をもつマトリクステーブル(後述のmatrix
tbl)を、データ(後述のデータ“A” “B”
“C”)単位に付加し、さらに必要に応じてスクランブ
ル等の秘匿処理を行うことによりVBIデータを作成す
る。具体的にいうと、ユーザグループおよび地域のAN
D条件と、マトリクステーブルの各ビットと、を関連付
けて、データ放送を提供するビットにフラグをたてる。
【0058】これにより、本実施の形態においては、実
施の形態2にて使用したマトリクス情報とユーザ識別符
号の機能を併せ持つマトリクステーブルを採用すること
により、多種多様な組み合わせが可能となり、実施の形
態2のデータ放送送信装置と同様の効果を得ることがで
きる。
【0059】一方、図2においては、ID分離部15
が、VBIデータ内に挿入された識別符号、すなわち、
マトリクステーブルを抽出し、その後、IDチェック部
16が、セキュリティモジュール17に記憶された利用
資格に基づいてマトリクステーブルをチェックし、利用
資格があると判断された場合にのみ、このデータ放送を
利用する。
【0060】これにより、本実施の形態においては、実
施の形態2にて使用したマトリクス情報とユーザ識別符
号の機能を併せ持つマトリクステーブルを受信すること
により、実施の形態2のデータ放送受信装置と同様の効
果を得ることができる。
【0061】以下、上記のように構成されるデータ放送
送信装置および受信装置による、VBIを利用した実施
の形態3のデータ伝送方法を図面に従って具体的に説明
する。図8は、本実施の形態におけるデータ伝送方法を
示す図であり、詳細には、図8(a)が送信装置の動
作、図8(b)が受信装置の動作を示す図である。な
お、実施の形態1および2と同様のステップについて
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】ステップS3の処理後、作成されたコンテ
ンツを受け取った番組編成部2では、各番組の編成を行
うとともに、コンテンツの先頭にマトリクステーブル
(matrixtbl[1]〜[3])を付加し、VBIデータ
を生成する(ステップS31)。図9は、本実施の形態
におけるVBIデータのフォーマットを示す図である。
たとえば、前述の図12に示すように、東京地区のユー
ザグループaにデータ“A”と“B”を、大阪地区のユ
ーザグループaにデータ“A”を、東京地区のユーザグ
ループbにデータ“A”と“C”を、大阪地区のユーザ
グループbにデータ“A”と“C”を、送信するような
場合、送信側では、以下の情報を受信者に配信すること
となる。 matrixtbl[1](“11”)+データ“A” matrixtbl[2](“1000”)+データ“B” matrixtbl[3](“01”)+データ“C”
【0063】なお、matrixtbl[1]は(“東
京,大阪”)であり、matrixtbl[2]は
(“東京のユーザグループ(1),大阪のユーザグルー
プ(1),東京のユーザグループ(2),大阪のユーザ
グループ(2)”)であり、matrixtbl[3]
は(“ユーザグループ(1),ユーザグループ
(2)”)であり、たとえば、あるフラグに‘1’が設
定されている場合、指定されたユーザグループまたは地
域、あるいは指定された地域のユーザグループに対応す
る受信者がデータ放送を利用でき、フラグに‘0’が設
定されている場合、その受信者は、データ放送を利用す
ることができない。
【0064】以降、データ放送送信装置では、実施の形
態1および2と同様の手順で、送出データ作成部3、多
重化部4、送出部5、およびアンテナ6を介して、多重
化信号を送出する(ステップ5〜ステップS7)。
【0065】一方、前述の多重化信号を受け取ったデー
タ放送受信装置においては、ステップ14の処理後、I
D分離部15が、受け取ったVBIデータからマトリク
ステーブルを抽出する(ステップS32)。
【0066】つぎに、マトリクステーブルを受け取った
IDチェック部16では、セキュリティモジュール17
からデータ放送の利用資格、すなわち、予め記憶されて
いる地域に関する情報と、ユーザグループに関する情報
と、を読み出し、先にVBIデータから抽出しておいた
マトリクステーブルと、各情報と、を比較/検査してデ
ータ放送の利用資格をチェックする(ステップS3
3)。その結果、検査すべきビットが‘1’で、データ
放送の利用資格があると判断された場合(ステップS3
4,Yes)、VBIデータ復調部18では、先にVB
Iデータ分離部14から受け取ったVBIデータを復調
する。
【0067】そして、データ変換部19が復調後のVB
Iデータを表示可能な形式に変換した後、表示部20で
は、本放送とデータ放送とを選択して表示する。なお、
ステップS24の処理において、検査すべきビットが
‘0’で、データ放送の利用資格がないと判断された場
合(ステップS34,No)は、既知の方法で本放送信
号だけを復調し、表示部20では、本放送だけを表示す
ることになる。
【0068】このように、本実施の形態においては、送
信時、各グループに対するデータの中に互いに共通のデ
ータが含まれている場合においても、データにマトリク
ステーブルを付加し、データ放送を利用可能な受信者を
細かく指定してデータを送信するため、一度の送信で受
信可能なすべてのユーザに対してデータ放送を提供する
ことができ、データの送信者が長時間にわたって回線を
専有することがない。また、本実施の形態においては、
受信時、VBIデータ内に挿入された識別符号、すなわ
ち、マトリクステーブルを抽出し、その後、セキュリテ
ィモジュール17に記憶された利用資格に基づいて各ビ
ットをチェックし、利用資格があると判断された場合に
のみ、このデータ放送を利用することができるため、一
度の受信でこのデータ放送の利用資格があるかどうかを
判断できる。したがって、本実施の形態においては、実
施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0069】実施の形態4.本実施の形態においても、
実施の形態1、2または3と同様、テレビジョン放送電
波における映像信号のVBIを利用し、本放送に各種デ
ータ(プログラムも含む)を多重化してデータ放送を行
う。以下、本発明にかかるデータ放送送信装置および受
信装置を用いて、VBIを利用した実施の形態4のデー
タ伝送方法を詳細に説明する。なお、本実施の形態にお
いて、データ放送送信装置および受信装置の構成につい
ては、先に説明した実施の形態1と同様であるため同一
の符号を付して説明を省略し、また、各構成の動作につ
いては、実施の形態1、2または3と異なる動作のみの
説明とする。
【0070】図1において、番組編成部2は、各番組の
編成を行うとともに、識別符号として、送信するコンテ
ンツがどのようなコンテンツであるかを表すコンテンツ
識別符号(後述のCID)と、送信の対象となるユーザ
グループ(たとえば、特定の企業や団体)を表すプロジ
ェクト識別符号(前述のprojectID)と、細分化された
地域(たとえば、東京や大阪等)数に応じたビット構成
をもつマトリクス情報(前述のmatrix)と、を必要に応
じてデータ(後述のデータ“A” “B” “C”)単位
に付加し、さらに必要に応じてスクランブル等の秘匿処
理を行うことによりVBIデータを作成する。
【0071】なお、本実施の形態におけるコンテンツ識
別符号は、たとえば、送信するコンテンツが、緊急を要
する情報(以降、緊急情報と呼ぶ)か、緊急を要しない
一般的な情報(以降、一般情報と呼ぶ)か、または細分
化された地域(たとえば、東京や大阪等)数に応じたビ
ット構成をもつマトリクス情報(前述のmatrix)を伴う
情報か、を示す。なお、ここでは、上記3つの情報をコ
ンテンツ識別符号の一例とするが、送信するコンテンツ
がどのようなコンテンツであるかについては、上記3つ
の情報に限らない。
【0072】これにより、本実施の形態においては、実
施の形態2および3のデータ放送送信装置と同様の効果
を得ることができ、さらに、送信するコンテンツがどの
ようなコンテンツであるかを表すコンテンツ識別符号を
採用することにより、たとえば、緊急時に、すべてのユ
ーザに対して無条件で、データ放送を提供することがで
きるようになる。
【0073】一方、図2においては、ID分離部15
が、VBIデータ内に挿入されたコンテンツ識別符号を
抽出し、さらに必要に応じてプロジェクト識別符号とマ
トリクス情報とを抽出する。その後、IDチェック部1
6が、コンテンツ識別符号をチェックし、必要に応じて
セキュリティモジュール17に記憶された利用資格に基
づいてプロジェクト識別符号とマトリクス情報とをチェ
ックし、コンテンツ識別符号が緊急情報を示す場合に
は、強制的にすべてのユーザがこのデータ放送を表示
し、コンテンツ識別符号がその他の情報を示す場合に
は、利用資格があると判断された場合にのみ、このデー
タ放送を利用する。
【0074】これにより、本実施の形態においては、実
施の形態2および3のデータ放送受信装置と同様の効果
を得ることができ、さらに、受信したコンテンツがどの
ようなコンテンツであるかを表すコンテンツ識別符号を
受信することにより、たとえば、緊急時に、すべてのユ
ーザが、無条件でデータ放送を利用できるようになる。
【0075】以下、上記のように構成されるデータ放送
送信装置および受信装置による、VBIを利用した実施
の形態4のデータ伝送方法を図面に従って具体的に説明
する。図10は、本実施の形態におけるデータ伝送方法
を示す図であり、詳細には、図10(a)が送信装置の
動作、図10(b)が受信装置の動作を示す図である。
なお、実施の形態1と同様のステップについては、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0076】ステップS3の処理後、作成されたコンテ
ンツを受け取った番組編成部2では、各番組の編成を行
うとともに、コンテンツの先頭にコンテンツ識別符号
(CID)、およびプロジェクト識別符号(projectI
D)を付加し(緊急の場合はプロジェクト識別符号が付
加されない)、VBIデータを生成する(ステップS4
1)。図11は、本実施の形態におけるVBIデータの
フォーマットを示す図である。なお、図示の網掛け部
は、たとえば、コンテンツ識別符号が一般情報の場合に
付加され、図示の斜線部は、たとえば、コンテンツ識別
符号が、マトリクス情報(前述のmatrix)を伴うことを
表す場合に、付加される。
【0077】ここで、たとえば、前述の図12に示すよ
うに、東京地区のユーザグループaにデータ“A”と
“B”を、大阪地区のユーザグループaにデータ“A”
を、東京地区のユーザグループbにデータ“A”と
“C”を、大阪地区のユーザグループbにデータ“A”
と“C”を送信し、かつデータ“A”が緊急情報、デー
タ“C”が一般情報であるような場合、送信側では、以
下の情報を受信者に配信することとなる。 CID[0]+データ“A” CID[1]+projectID(1)+matri
x(“10”)+データ“B” CID[2]+projectID(2)+データ
“C”
【0078】なお、CID[0]は緊急情報、CID
[1]は一般情報、CID[2]はマトリクス情報の付
加、を表し、また、matrix(“b0,b1”)の
フラグ:b0,b1には、予めそれぞれ東京,大阪が関
連付けられており、さらに、projectID(1)
および(2)には、それぞれユーザグループa,ユーザ
グループbが関連付けられている。
【0079】以降、データ放送送信装置では、実施の形
態1と同様の手順で、送出データ作成部3、多重化部
4、送出部5、およびアンテナ6を介して、多重化信号
を送出する(ステップ5〜ステップS7)。
【0080】一方、前述の多重化信号を受け取ったデー
タ放送受信装置においては、ステップ14の処理後、I
D分離部15が、受け取ったVBIデータから識別符号
(コンテンツ識別符号、コンテンツ識別符号+プロジェ
クト識別符号、またはコンテンツ識別符号+プロジェク
ト識別符号+マトリクス情報)を抽出する(ステップS
42)。
【0081】つぎに、所定の識別符号を受け取ったID
チェック部16では、まず、コンテンツ識別符号をチェ
ックする(ステップS43)。たとえば、コンテンツ識
別符号が“CID[0]”の場合(ステップS44,Y
es)、IDチェック部16は、このコンテンツを緊急
情報と判断する。そして、VBIデータ復調部18が、
無条件で先にVBIデータ分離部14から受け取ったV
BIデータを復調し、さらに、データ変換部19が、復
調後のVBIデータを表示可能な形式に変換した後、表
示部20が、データ放送を表示する。
【0082】また、コンテンツ識別符号が“CID
[1]”の場合(ステップS44,No、ステップS4
5,Yes)、IDチェック部16は、このコンテンツ
を、プロジェクト識別符号とマトリクス情報が付加され
た情報、と判断する。その後、IDチェック部16で
は、セキュリティモジュール17からデータ放送の利用
資格、すなわち、予め記憶されている地域に関する情報
(matrixキー:検査すべきビット位置情報等)と、プロ
ジェクトに関する情報(projectキー:検査すべきプロ
ジェクト情報等)と、を読み出し、先にVBIデータか
ら抽出しておいたマトリクス情報およびプロジェクト識
別符号と、各情報と、を比較/検査してデータ放送の利
用資格をチェックする(ステップS46)。その結果、
検査すべきビットが‘1’で、かつ検査すべきプロジェ
クト情報が一致し、データ放送の利用資格があると判断
された場合(ステップS47,Yes)、VBIデータ
復調部18では、先にVBIデータ分離部14から受け
取ったVBIデータを復調する。
【0083】そして、データ変換部19が、復調後のV
BIデータを表示可能な形式に変換した後、表示部20
が、本放送とデータ放送とを選択して表示する。なお、
ステップS47の処理において、検査すべきビットが
‘0’で、データ放送の利用資格がないと判断された場
合(ステップS47,No)は、既知の方法で本放送信
号だけを復調し、表示部20では、本放送だけを表示す
ることになる。
【0084】また、コンテンツ識別符号が“CID
[2]”の場合(ステップS44,No、ステップS4
5,No)、IDチェック部16は、このコンテンツを
一般情報と判断する。その後、IDチェック部16で
は、セキュリティモジュール17からデータ放送の利用
資格、すなわち、予め記憶されているプロジェクトに関
する情報を読み出し、先にVBIデータから抽出してお
いたプロジェクト識別符号と、前記読み出した情報と、
を比較/検査してデータ放送の利用資格をチェックする
(ステップS48)。その結果、検査すべきプロジェク
ト情報が一致し、データ放送の利用資格があると判断さ
れた場合(ステップS49,Yes)、VBIデータ復
調部18では、先にVBIデータ分離部14から受け取
ったVBIデータを復調する。
【0085】そして、データ変換部19が、復調後のV
BIデータを表示可能な形式に変換した後、表示部20
が、本放送とデータ放送とを選択して表示する。なお、
ステップS49の処理において、データ放送の利用資格
がないと判断された場合(ステップS49,No)は、
既知の方法で本放送信号だけを復調し、表示部20で
は、本放送だけを表示することになる。
【0086】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1〜3と同様の効果が得られるとともに、さら
に、どのようなコンテンツであるかを表すコンテンツ識
別符号を採用し、識別信号として、コンテンツ識別符
号、コンテンツ識別符号+プロジェクト識別符号、また
はコンテンツ識別符号+プロジェクト識別符号+マトリ
クス情報、のいずれかをデータに付加することにより、
緊急度に応じたデータ放送の提供が可能となり、たとえ
ば、緊急時に、すべてのユーザに対して、無条件にデー
タ放送を提供することが可能となる。なお、本実施の形
態においては、一例として、アナログテレビジョン放送
における映像信号の帰線期間にデータ放送用データを挿
入する場合について説明を行ったが、これに限らず、デ
ータ放送を提供可能なすべての放送(たとえば、ディジ
タル放送や音声多重放送)に適用可能である。
【0087】また、前述の実施の形態1〜4の説明にお
いては、特に、秘匿処理に関する説明を行っていない
が、前述したデータ放送用のデータに秘匿処理を施すこ
とにより、さらに、データの安全性を向上されることが
可能となる。具体的にいうと、たとえば、実施の形態4
のデータ伝送方法を用いた場合、送信側では、以下に示
すような情報を送信することとなる。 CID[0]+データ“A(スクランブルなし)” CID[1]+projectID(1)+スクランブ
ルキー(1)+matrix(“10”)+データ
“B” CID[2]+projectID(2)+スクランブ
ルキー(2)+データ“C”
【0088】このとき、スクランブルのパターンについ
ては、予めシステム情報として送信装置および受信装置
に記憶しておき、予め、スクランブルキーとスクランブ
ルの解除方法とを一意に決めておく。なお、ここでは、
2つのスクランブルパターンを異なるキーを用いて解除
することとしているが、他の方法を用いることとしても
よい。
【0089】これにより、受信側では、送信側からのス
クランブルキーに基づいて、容易にデータのスクランブ
ル解除を行うことができる(実施の形態1〜3において
も同様の方法でスクランブルに解除が可能である)。な
お、上記の例では、スクランブルキー(1)以降のma
trix(“10”)およびデータ“B”と、スクラン
ブルキー(2)以降のデータ“C”が、スクランブル対
象の期間となり、さらに緊急情報に関してはスクランブ
ルをかけないこととしている。
【0090】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、コンテンツ単位に識別符号を付加することにより、
データ放送用の識別符号付データを生成し、このデータ
放送を利用可能な各ユーザグループを指定してデータを
送信する。これにより、各ユーザグループに共通のデー
タ放送を提供する場合においても、一度の送信ですべて
のユーザに対してデータ放送を提供することができ、ユ
ーザグループ単位に繰り返し同一のデータを送信する従
来技術と比較して、大幅に伝送時間を短縮することが可
能なデータ放送送信装置を得ることができる、という効
果を奏する。また、各ユーザグループ単位に識別符号を
生成する必要がなくなるため、装置の回路構成を簡素化
することが可能なデータ放送送信装置を得ることができ
る、という効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、データ放送用の識別
符号付データ内に、識別符号として、ユーザグループ数
に応じたビット構成をもつマトリクス情報を挿入し、さ
らに、個々のユーザグループに対応付けられた各ビット
にフラグをたて、このデータ放送を利用可能な各ユーザ
グループを指定してデータを送信する。これにより、一
度の送信ですべてのユーザに対してデータ放送を提供す
ることが可能となるため、大幅に伝送時間を短縮するこ
とが可能なデータ放送送信装置を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、識別情報を、マトリ
クス情報とユーザ識別符号とに分けることにより、多種
多様な組み合わせが可能となり、さらなる細分化に容易
に対応することが可能なデータ放送送信装置を得ること
ができる、という効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、識別情報として、マ
トリクス情報とユーザ識別符号の両方を表現可能なマト
リクステーブルを採用することにより、多種多様な組み
合わせが可能となり、さらなる細分化に容易に対応する
ことが可能なデータ放送送信装置を得ることができる、
という効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、さらに、送信するコ
ンテンツがどのようなコンテンツであるかを表すコンテ
ンツ識別符号を採用することにより、たとえば、緊急時
に、すべてのユーザに対して無条件で、データ放送を提
供することが可能なデータ放送送信装置を得ることがで
きる、という効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、データ放送用の識別
符号付データ内に挿入された識別符号を抽出し、その
後、予め記憶された利用資格に基づいて識別信号をチェ
ックし、利用資格があると判断された場合にのみ、この
データ放送を利用する。これにより、各ユーザグループ
に共通のデータ放送を提供する場合において、一度の受
信でこのデータ放送の利用資格があるかどうかを判断で
き、繰り返し同一データを受信してその中から自分に対
応するデータだけを抽出する従来技術と比較して、大幅
に伝送時間を短縮することが可能なデータ放送受信装置
を得ることができる、という効果を奏する。また、各ユ
ーザグループ単位に付加されたすべての識別符号をチェ
ックする必要がなくなるため、装置の回路構成を簡素化
することが可能なデータ放送受信装置を得ることができ
る、という効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、データ放送用の識別
符号付データ内に挿入されたマトリクス情報を抽出し、
その後、予め記憶された利用資格に基づいて個々のユー
ザグループに対応付けられた各ビットをチェックし、利
用資格があると判断された場合にのみ、このデータ放送
を利用する。これにより、一度の受信でこのデータ放送
の利用資格があるかどうかを判断でき、繰り返し同一デ
ータを受信してその中から自分に対応するデータだけを
抽出する従来技術と比較して、大幅に伝送時間を短縮す
ることが可能なデータ放送受信装置を得ることができ
る、という効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、データ放送用の識別
符号付データ内に挿入されたユーザグループ識別符号と
マトリクス情報とを抽出し、その後、予め記憶された利
用資格に基づいて、ユーザグループ識別符号に示された
ユーザグループと、個々の地域に対応付けられた各ビッ
トと、をチェックし、利用資格があると判断された場合
にのみ、このデータ放送を利用する。これにより、一度
の受信でこのデータ放送の利用資格があるかどうかを判
断でき、繰り返し同一データを受信してその中から自分
に対応するデータだけを抽出する従来技術と比較して、
大幅に伝送時間を短縮することが可能なデータ放送受信
装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、マトリクス情報とユ
ーザ識別符号の機能を併せ持つマトリクステーブルを受
信することにより、さらに大幅に伝送時間を短縮するこ
とが可能なデータ放送受信装置を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0099】つぎの発明によれば、受信したコンテンツ
がどのようなコンテンツであるかを表すコンテンツ識別
符号を受信することにより、たとえば、緊急時に、すべ
てのユーザが、無条件でデータ放送を利用することが可
能なデータ放送受信装置を得ることができる、という効
果を奏する。
【0100】つぎの発明によれば、ユーザグループが細
分化されているような場合においても、データの伝送時
間の短縮化および回路構成の簡素化を実現でき、それに
伴って、より効率的なデータ配信を実現することが可能
なデータ伝送方法を得ることができる、という効果を奏
する。
【0101】つぎの発明によれば、送信時に、データ単
位にマトリクス情報を付加し、データ放送を利用可能な
各ユーザグループを指定してデータを送信するため、一
度の送信で受信可能なすべてのユーザに対してデータ放
送を提供することができ、データの送信者が長時間にわ
たって回線を専有することがない。また、受信時に、マ
トリクス情報を抽出し、その後、予め記憶された利用資
格に基づいて個々のユーザグループに対応付けられた各
ビットをチェックし、利用資格があると判断された場合
にのみ、このデータ放送を利用するため、一度の受信で
このデータ放送の利用資格があるかどうかを判断でき
る。これにより、大幅に伝送時間を短縮できる、という
効果を奏する。
【0102】つぎの発明によれば、識別符号をプロジェ
クト識別符号とマトリクス情報に分割することにより、
より効率的なデータ配信を実現することが可能となる、
という効果を奏する。
【0103】つぎの発明によれば、識別符号として、プ
ロジェクト識別符号とマトリクス情報の両方を表現可能
なマトリクステーブルを採用することにより、さらに効
率的なデータ配信を実現することが可能となる、という
効果を奏する。
【0104】つぎの発明によれば、どのようなコンテン
ツであるかを表すコンテンツ識別符号を採用し、識別信
号として、コンテンツ識別符号、コンテンツ識別符号+
プロジェクト識別符号、またはコンテンツ識別符号+プ
ロジェクト識別符号+マトリクス情報、のいずれかをデ
ータに付加することにより、緊急度に応じたデータ放送
の提供が可能となり、たとえば、緊急時に、すべてのユ
ーザに対して、無条件にデータ放送を提供することがで
きる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるデータ放送送信装置の構成を
示す図である。
【図2】 本発明にかかるデータ放送受信装置の構成を
示す図である。
【図3】 実施の形態1におけるデータ伝送方法を示す
図である。
【図4】 実施の形態1におけるVBIデータのフォー
マットを示す図である。
【図5】 実施の形態1における多重化信号のフォーマ
ットを示す図である。
【図6】 実施の形態2におけるデータ伝送方法を示す
図である。
【図7】 実施の形態2におけるVBIデータのフォー
マットを示す図である。
【図8】 実施の形態3におけるデータ伝送方法を示す
図である。
【図9】 実施の形態3におけるVBIデータのフォー
マットを示す図である。
【図10】 実施の形態4におけるデータ伝送方法を示
す図である。
【図11】 実施の形態4におけるVBIデータのフォ
ーマットを示す図である。
【図12】 従来のデータ伝送の具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 素材作成部、2 番組編成部、3 送出データ作成
部、4 多重化部、5送出部、6,11 アンテナ、1
2 レシーバ、13 復調部、14 VBIデータ分離
部、15 ID分離部、16 IDチェック部、17
セキュリティモジュール、18 VBIデータ復調部、
19 データ変換部、20 表示部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々のデータ放送番組のコンテンツを作
    成する素材作成手段と、 各番組の編成を行うとともに、前記コンテンツ単位に、
    受信側においてデータ放送の表示が可能かどうかを判断
    するための識別符号を付加し、さらに必要に応じて秘匿
    処理を行うことにより、データ放送用の識別符号付デー
    タを作成する番組編成手段と、 予め指定されたスケジュールにしたがって前記データを
    読み出し、そのデータを送信信号として、放送局の所定
    の周波数で送出する送出手段と、 を備えることを特徴とするデータ放送送信装置。
  2. 【請求項2】 前記番組編成手段は、前記識別符号とし
    て、ユーザグループ数に応じたビット構成をもつマトリ
    クス情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の
    データ放送送信装置。
  3. 【請求項3】 前記番組編成手段は、前記識別符号とし
    て、ユーザグループを表すユーザグループ識別符号と、
    細分化された地域数に応じたビット構成をもつマトリク
    ス情報と、を付加することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ放送送信装置。
  4. 【請求項4】 前記番組編成手段は、前記識別符号とし
    て、前記ユーザグループ識別符号と前記マトリクス情報
    の一方または両方を表現可能なマトリクステーブルを付
    加することを特徴とする請求項3に記載のデータ放送送
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記番組編成手段は、識別符号として、
    さらに、送信するコンテンツがどのようなコンテンツで
    あるかを示すコンテンツ識別符号を採用し、 前記コンテンツが緊急情報である場合、そのコンテンツ
    に、緊急情報であることを示すコンテンツ識別符号を付
    加し、 前記コンテンツが緊急を要しない一般情報である場合、
    そのコンテンツに、一般情報であることを示すコンテン
    ツ識別符号と、前記ユーザグループ識別信号と、を付加
    し、 前記コンテンツが前記各情報以外の場合、そのコンテン
    ツに、マトリクス情報の付加を示すコンテンツ識別符号
    と、前記ユーザグループ識別信号と、前記マトリクス情
    報と、を付加することを特徴とする請求項3に記載のデ
    ータ放送送信装置。
  6. 【請求項6】 放送局の所定の周波数で配信された信号
    を受信し、その受信信号から、データ放送用の識別符号
    付データを分離し、さらに、分離された前記データか
    ら、データ放送の表示が可能かどうかを判断するための
    識別符号を分離する分離手段と、 前記識別符号と、予め記憶されたデータ放送の利用資格
    と、を比較および検査し、データ放送の利用資格を判断
    する判断手段と、 前記判断の結果、利用資格がある場合、前記データを復
    調するデータ放送復調手段と、 前記復調後のデータを表示可能な形式に変換し、前記放
    送局の本放送および前記データ放送を選択して表示する
    表示制御手段と、 を備えることを特徴とするデータ放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記分離手段は、前記識別符号として、
    ユーザグループ数に応じたビット構成をもつマトリクス
    情報を分離し、 さらに、前記判断手段は、前記マトリクス情報と、予め
    記憶されたデータ放送の利用資格と、を比較および検査
    し、受信者の属するユーザグループに対応するビットの
    値に基づいて、データ放送の利用資格を判断することを
    特徴とする請求項6に記載のデータ放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段は、前記識別符号として、
    ユーザグループを表すユーザグループ識別符号と、細分
    化された地域数に応じたビット構成をもつマトリクス情
    報と、を分離し、 さらに、前記判断手段は、前記ユーザグループ識別符号
    および前記マトリクス情報と、予め記憶されたデータ放
    送の利用資格と、を検査し、受信者の属するユーザグル
    ープが一致しているかどうかの比較結果と、受信者の属
    する地域に対応するビットの値に基づいて、データ放送
    の利用資格を判断することを特徴とする請求項6に記載
    のデータ放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記分離手段は、前記識別符号として、
    前記ユーザグループ識別符号と前記マトリクス情報の一
    方または両方を表現可能なマトリクステーブルを分離
    し、 さらに、前記判断手段は、前記マトリクステーブルと、
    予め記憶されたデータ放送の利用資格と、を検査し、受
    信者の属するユーザグループが一致しているかどうかの
    比較結果と、受信者の属する地域に対応するビットの値
    に基づいて、データ放送の利用資格を判断することを特
    徴とする請求項8に記載のデータ放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記分離手段は、前記ユーザグループ
    識別符号と前記マトリクス情報に加えて、受信したコン
    テンツがどのようなコンテンツであるかを示すコンテン
    ツ識別符号を、前記識別信号として分離し、 さらに、前記判断手段は、前記コンテンツが緊急情報で
    あることを示している場合、そのデータ放送を利用可能
    であると判断し、 前記コンテンツが緊急を要しない一般情報であることを
    示している場合、前記ユーザグループ識別信号に基づい
    て、データ放送の利用資格を判断し、 前記コンテンツが前記各情報以外であることを示してい
    る場合、前記ユーザグループ識別信号と前記マトリクス
    情報に基づいて、データ放送の利用資格を判断すること
    を特徴とする請求項8に記載のデータ放送受信装置。
  11. 【請求項11】 個々のデータ放送番組のコンテンツを
    作成する素材作成ステップと、 各番組の編成を行うとともに、前記コンテンツ単位に、
    受信側においてデータ放送の表示が可能かどうかを判断
    するための識別符号を付加し、さらに必要に応じて秘匿
    処理を行うことにより、データ放送用の識別符号付デー
    タを作成する番組編成ステップと、 予め指定されたスケジュールにしたがって前記データを
    読み出し、そのデータを送信信号として、放送局の所定
    の周波数で送出する送出ステップと、 前記送出された信号を受信し、その受信信号から、デー
    タ放送用の識別符号付データを分離し、さらに、分離さ
    れた前記データから、データ放送の表示が可能かどうか
    を判断するための識別符号を分離する分離ステップと、 前記識別符号と、予め記憶されたデータ放送の利用資格
    と、を比較および検査し、データ放送の利用資格を判断
    する判断ステップと、 前記判断の結果、利用資格がある場合、前記データを復
    調するデータ放送復調ステップと、 前記復調後のデータを表示可能な形式に変換して表示す
    る表示制御ステップと、 を含むことを特徴とするデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】 前記番組編成ステップにあっては、前
    記識別符号として、ユーザグループ数に応じたビット構
    成をもつマトリクス情報を付加し、 前記分離ステップにあっては、前記マトリクス情報を分
    離し、 さらに、前記判断ステップにあっては、前記マトリクス
    情報と、予め記憶されたデータ放送の利用資格と、を比
    較および検査し、受信者の属するユーザグループに対応
    するビットの値に基づいて、データ放送の利用資格を判
    断することを特徴とする請求項11に記載のデータ伝送
    方法。
  13. 【請求項13】 前記番組編成ステップにあっては、前
    記識別符号として、ユーザグループを表すユーザグルー
    プ識別符号と、細分化された地域数に応じたビット構成
    をもつマトリクス情報と、を付加し、 前記分離ステップにあっては、前記ユーザグループ識別
    符号と、マトリクス情報と、を分離し、 さらに、前記判断ステップにあっては、前記ユーザグル
    ープ識別符号および前記マトリクス情報と、予め記憶さ
    れたデータ放送の利用資格と、を検査し、受信者の属す
    るユーザグループが一致しているかどうかの比較結果
    と、受信者の属する地域に対応するビットの値に基づい
    て、データ放送の利用資格を判断することを特徴とする
    請求項11に記載のデータ伝送方法。
  14. 【請求項14】 前記番組編成ステップにあっては、前
    記識別符号として、前記ユーザグループ識別符号と前記
    マトリクス情報の一方または両方を表現可能なマトリク
    ステーブルを付加し、 前記分離ステップにあっては、前記マトリクステーブル
    を分離し、 さらに、前記判断ステップにあっては、前記マトリクス
    テーブルと、予め記憶されたデータ放送の利用資格と、
    を検査し、受信者の属するユーザグループが一致してい
    るかどうかの比較結果と、受信者の属する地域に対応す
    るビットの値に基づいて、データ放送の利用資格を判断
    することを特徴とする請求項13に記載のデータ伝送方
    法。
  15. 【請求項15】 前記番組編成ステップにあっては、識
    別符号として、さらに、送信するコンテンツがどのよう
    なコンテンツであるかを示すコンテンツ識別符号を採用
    し、前記コンテンツが緊急情報である場合、そのコンテ
    ンツに緊急情報であることを示すコンテンツ識別符号を
    付加し、前記コンテンツが緊急を要しない一般情報であ
    る場合、そのコンテンツに一般情報であることを示すコ
    ンテンツ識別符号と前記ユーザグループ識別信号とを付
    加し、前記コンテンツが前記各情報以外の場合、そのコ
    ンテンツにマトリクス情報の付加を示すコンテンツ識別
    符号と前記ユーザグループ識別信号と前記マトリクス情
    報とを付加し、 前記分離ステップにあっては、前記ユーザグループ識別
    符号と前記マトリクス情報に加えて、前記コンテンツ識
    別符号を分離し、 さらに、前記判断ステップにあっては、前記コンテンツ
    が緊急情報であることを示している場合、そのデータ放
    送を利用可能であると判断し、前記コンテンツが緊急を
    要しない一般情報であることを示している場合、前記ユ
    ーザグループ識別信号に基づいてデータ放送の利用資格
    を判断し、前記コンテンツが前記各情報以外であること
    を示している場合、前記ユーザグループ識別信号と前記
    マトリクス情報に基づいてデータ放送の利用資格を判断
    することを特徴とする請求項13に記載のデータ伝送方
    法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07154350A (ja) * 1993-11-25 1995-06-16 Sony Corp 多重放送方法および装置
JPH0851405A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Sony Corp データ出力装置
JPH099219A (ja) * 1995-06-19 1997-01-10 Mitsubishi Electric Corp データ放送送信方法およびデータ放送受信機

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