JP2001092585A - 携帯型電子機器およびその制御方法、並びにその制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

携帯型電子機器およびその制御方法、並びにその制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001092585A
JP2001092585A JP26783899A JP26783899A JP2001092585A JP 2001092585 A JP2001092585 A JP 2001092585A JP 26783899 A JP26783899 A JP 26783899A JP 26783899 A JP26783899 A JP 26783899A JP 2001092585 A JP2001092585 A JP 2001092585A
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Kazutoshi Shimada
和俊 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが意図しない電源起動や複雑な操作を
少なくすることができ、データの保護という点において
も応用することができ、電源スイッチを無くすことも可
能な携帯型電子機器を提供する。 【解決手段】 上下(または回転方向)に可動なスイッ
チと押下可能な中央スイッチとを入力スイッチ1−1と
して用い、これらのスイッチ操作の組み合わせからなる
入力パターンとその入力パターンに応じた処理を複数予
め登録部1−6により記憶部1−3に設定・登録してお
く。その後、入力スイッチ1−1から入力した入力パタ
ーンを入力パターン解析部1−2で解析して、パターン
比較部1−4で入力パターンが登録パターンに一致した
と判定した場合には、記憶部1−3に登録されているそ
のパターンに対応する所定の処理を処理実行部1−5で
遂行する。入力パターンに応じてアクセスできるデータ
に制限をかけてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器お
よびその制御方法、並びにその制御プログラムを記憶し
た記憶媒体に関し、特にその入力素子に関連する制御技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PDA(パーソナル・ディジタル
・アシスタンツ;携帯型情報機器)、電子システム手
帳、ポケットコンピュータ、携帯電話、PHS(パーソ
ナル・ハンディフォン・システム)などの携帯型電子機
器が数多く開発され、これら携帯型電子機器を使用する
ユーザーも増加している。
【0003】一般的に、この種の携帯機器は鞄やポケッ
トに入れられて運ばれることが多いので、ユーザーの意
図しない時に勝手に電源スイッチが入りにくいような工
夫がなされている。例えば、スイッチそのものが少し入
れ辛くなっていたり、あるいはスイッチをある一定以上
の時間押し続けなければ電源が入らないようにされてい
る。
【0004】また、この種の携帯機器では電源を押す時
に他のスイッチも同時に押しておくと、異なるモードで
立ち上がる等の工夫もなされている。例えば、キーボー
ドやテンキーを備えている機器では、電源を押す時に特
定のキーを押していると初期設定モードになったり、電
話のように加入者番号登録モードになったりする。これ
らは、電源が入る直後に初期化ルーチンで入力キーのチ
ェックを行い、特定のキーが押されている時には、通常
と異なる処理を実行するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一定以
上あるスイッチを押し続けるという単純な操作で電源O
Nさせるモードでは、鞄に押し込められた時に何らかの
圧力によってスイッチが押さえ続けられることもあり、
勝手に動作を開始していることがある。
【0006】また、電源を立ち上げる時に特定のモード
に入るために、特別なキーを同時に押す時も、電話やポ
ケットコンピュータのように多数のキーを備えた機器な
らば可能であるが、入力デバイスを極端に減らした単純
なユーザー・インターフェースで実現することは困難で
あった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はユーザが意図しない電源起動や複雑な操
作を少なくすることができ、データの保護という点にお
いても応用することができ、電源スイッチを無くすこと
も可能な携帯型電子機器およびその制御方法、並びにそ
の制御プログラムを記憶した記憶媒体を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、上下または回転方向に可動であ
りかつ中央が押下可能な入力素子と、前記入力素子の操
作の組み合わせからなる動作パターンを解析する解析手
段と、あらかじめ前記入力素子の複数の動作パターンと
各該動作パターンに対応する処理内容を記憶する記憶手
段と、前記解析手段で解析された動作パターンと前記記
憶手段に記憶されている動作パターンとを比較する比較
手段と、該比較手段において両前記動作パターンが一致
した時には、前記記憶手段にあらかじめ各動作パターン
と共に記憶されている一致した当該動作パターンに対応
する所定の処理を実行する処理実行手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0009】ここで、前記記憶手段に記憶される動作パ
ターン及びそれに付随する処理を設定するための登録手
段をさらに有することを特徴とすることができる。
【0010】また、前記動作パターンに対応する処理
が、電源の操作であることを特徴とすることができる。
【0011】また、前記動作パターンに対応する処理
が、特殊モードであることを特徴とすることができる。
【0012】また、前記動作パターンに対応する処理
が、携帯型電子機器に記憶されているデータの属性変更
であることを特徴とすることができる。
【0013】また、前記データの属性変更がデータのア
クセス制限を含むことを特徴とすることができる。
【0014】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、上下または回転方向に可動でありかつ中央が押下可
能な入力素子を備えた携帯型電子機器の制御方法におい
て、前記入力素子の操作の組み合わせからなる動作パタ
ーンを解析するステップと、前記解析した動作パターン
と記憶媒体にあらかじめ記憶されている複数の入力素子
の動作パターンとを比較するステップと、前記比較の結
果、両動作パターンが一致した時には、前記記憶媒体に
あらかじめ各動作パターンと共に記憶されている当該一
致した動作パターンに対応する所定の処理を実行するス
テップとを有することを特徴とする。
【0015】ここで、前記動作パターンとそれに伴う処
理を前記記憶媒体にあらかじめ登録するステップを更に
有することを特徴とすることができる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、上下または回転方向に可動でありかつ中央が押下
可能な入力素子を備えた携帯型電子機器をコンピュータ
により制御するための制御プログラムを記憶した記憶媒
体であって、該制御プログラムはコンピュータに対し、
前記入力素子の操作の組み合わせからなる動作パターン
を解析させ、前記解析した動作パターンと記憶媒体にあ
らかじめ記憶されている複数の入力素子の動作パターン
とを比較させ、前記比較の結果、両動作パターンが一致
した時には、前記記憶媒体にあらかじめ各動作パターン
と共に記憶されている当該一致した動作パターンに対応
する所定の処理を実行させることを特徴とする。
【0017】(作用)本発明では、上下または回転方向
に可動でありかつ中央が押下可能な入力素子を備えた携
帯型電子機器で、入力素子の動作パターンを解析し、あ
らかじめ複数の入力素子動作パターンを記憶しているデ
ータと比較を行い、パターンが一致した時には、あらか
じめパターンと共に記憶されている所定の処理を実行す
る。ここで、上記所定の処理とは、例えば、電源の操作
であり、また加入者登録や初期化などの特殊な動作モー
ドである。さらには、特定の情報のアクセス制限やデー
タの優先順位を変更するためにデータの属性を変更する
ことも可能である。
【0018】これにより、本発明によれば、電源の操作
や特殊モードへの移行が、少ないスイッチで確実に動作
させることができるようになり、また、いろいろな立ち
上げモードを設定することができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は本発明の一実施
形態の携帯型電子機器の機能構成を示す。ここで、1−
1は上下または回転方向に可動なスイッチと、中央で押
下可能なスイッチとが複合されたスイッチ部である。1
−2はこのスイッチ部1−1から入力される信号パター
ンを解析する入力パターン解析部で、ハード的構成でも
ソフト的構成でもよい。この信号パターン解析では、上
下(または回転)と中央のスイッチがどのような順番ま
た時間で入力されるかを解析する。1−3はあらかじめ
入力パターンおよびその入力パターンが入力された時に
対応する処理とを記憶しておく記憶部である。1−4は
解析部1−2で解析された入力パターンと記憶部1−3
が記憶しているパターンとが一致しているか否かを比較
する比較部である。パターンが一致していた時には、処
理実行部1−5により記憶部1−3に記憶されている処
理を実際に実行する。
【0021】基本的な入力パターンはあらかじめ決めら
れて記憶部1−3に設定されているが、さらにユーザー
が他の入力パターンを設定することも可能であり、ユー
ザが独自のパターンを登録部1−6を使って記憶部1−
3に登録するとともに、その後の立ち上げシーケンス
(例えば、あるアプリケーションを必ず起動する等)を
スクリプト等で記憶部1−3に設定することができる。
【0022】以上の構成により、複数の入力パターンに
従って起動できるようになり、後述のように起動の誤動
作の減少や起動後の設定を少なくできる。
【0023】図2は、本発明の一実施形態における携帯
型電子機器の全体のハード構成を示す。ここで、2−1
は全体の制御を行うためのCPU(中央演算処理ユニッ
ト)で、例えば32ビットのRISC(リスク;縮小命
令セットコンピュータ)型のものである。2−2はメモ
リ制御部であり、CPU2−1からの命令に従って適切
なデバイスを選択したり、リフレッシュ動作やバックア
ップ動作を行う。2−3は実際のメモリデバイスで、特
にここでは限定しないが、SRAM(スタティックRA
M)、DRAM(ダイナミックRAM)そしてROM
(フラッシュメモリを含む)である。メモリデバイス2
−3に記憶されている内容は、OS(オペレーション・
システム)やアプリケーション、ユーザーが入力したユ
ーザーデータである。
【0024】2−4は入力制御部であり、一例として、
ペン入力を可能にした2−5のデジタイザを制御する。
2−6は表示制御部であり、VRAM(図示していな
い)から表示データを逐次読み出して、2−7の液晶表
示部に適したデータとタイミングを液晶表示部2−7へ
送る。2−8は通信制御部であって、無線通信手段の一
例である2−9のPHS(パーソナル・ハンディフォー
ン・システム)と本体とを結ぶインターフェースで、例
えばRS232Cのようなシリアル通信手段で良い。
【0025】2−10は、入力スイッチ1−1から入力
される信号を処理するスイッチ制御部である。スイッチ
制御部2−10は図1の構成要素1−2〜1−6に対応
し、図1で説明した機能や制御はハードでもソフトでも
実現できることを示している。ハードで実現する場合
は、このスイッチ制御部2−10で解析や比較等の動作
を行う。
【0026】2−12は、本携帯型電子機器の端末を駆
動させる電池および電源の制御部で、DCDC(直流―
直流)コンバータや充電制御部から成り立っている。
【0027】図3は、本携帯型電子機器の外見を示す正
面図(A)と側面図(B)である。入力スイッチ1−1
は、本体側面に設けられ、上下(または回転)と中央部
を押下することができる構成になっている。このスイッ
チ1−1で、電源の投入(表示をONする)や各操作を
行うことができる。
【0028】図4及び図5に、上記スイッチ1−1とし
て2種類の入力スイッチを示す。まず、図4の入力スイ
ッチの構成との動作について述べる。図4の方の入力ス
イッチ1−1は、図4の(A)に示すように、回転型の
スイッチと中央スイッチの組み合わせのものである。そ
の回転方向は時計周りと反時計周りがある。スイッチの
等価回路は、図4の(B)に示すように、スイッチが3
個であり、そのうち2個が回転を検知するためのエンコ
ーダ機能(A相、B相)、もう1個が普通の押しスイッ
チである。回転方向は、図4の(C)に示すように、A
相B相のどちらが先に現れるかによって検知できる。ま
た、回転数は何回A相(またはB相)が現れるかによっ
て決まる。
【0029】図5に示す入力スイッチ1−1は、図5の
(A)に示すように、上下方向と中央スイッチの組み合
わせによるもので、スイッチの等価回路は、図5の
(B)に示すように、上記の図4のものと同じく3つの
スイッチである。
【0030】なお、5つのスイッチのものも存在する。
その時は浅い上下、深い上下、中央スイッチとなる。
【0031】図4及び図5に示す入力スイッチ1−1
が、一般的な回転タイプのスイッチと異なるのは、上下
という単純なものなので、操作を進めたい時には、一度
ホームポジションに戻してから再度上下に動かすこと
や、常に上または下にしておいてその時間を計ってお
き、一定時間経過したところで次の入力があったとみな
す制御などが必要になる。
【0032】次に、図4及び図5に示すスイッチ1−1
によってどのようなパターンが形成できるかを図6に示
す。ただし、これらのスイッチ1−1の組み合わせパタ
ーンはいろいろ考えられ、ここに記載したのはほんの1
例である。
【0033】まず、動作を開始する動作トリガーパター
ンを予め決めておく。動作トリガーを起点に入力パター
ンを取得し解析する。本例では、図6に示すように、中
央スイッチの押下を動作トリガーとすると便宜上設定す
るが、中央スイッチの押下と一定時間内での上部(また
は時計周り回転)スイッチが入ったことを動作トリガー
としても良い。なお、複雑な動きを動作トリガーとする
方が誤起動等は少ない。
【0034】図6の(A)に示す動作パターン1は、動
作トリガー後、上方向へ1回(または時計周り1ステッ
プ)動かす動作のパターンである。図6の(B)に示す
動作パターン2は、中央スイッチ押下後、上方向へ2回
(回転の場合は2ステップ)動かす動作のパターンであ
る。図6の(C)に示す動作パターン3は、中央スイッ
チの押下後、上方向へ1回(または時計周り1ステッ
プ)動かした後、下方向へ1回(または反時計周り1ス
テップ)動かす動作のパターンである。図6の(D)に
示す動作パターン4は、中央スイッチの押下後、下方向
へ1回(または反時計周り1ステップ)動かした後、上
方向へ1回(または時計周り1ステップ)動かす動作の
パターンである。
【0035】上記動作パターン(入力パターン)1〜4
において、各スイッチの信号間の時間は一定以内でなく
てはならない。動作トリガーから一定時間経過しても次
の入力がなければ、このパターン取得はキャンセルされ
る。
【0036】携帯型電子機器がこれらの動作パターン
(入力パターン)1〜4をどのように検出して所定の処
理を選択し遂行するかを、図7のフローチャートに従っ
て説明する。
【0037】現時点は電源off状態とする(実際は、
電源が一部ONであるユーザーには電源offにみえ
る)。電源off状態では、まず、動作トリガーである
中央スイッチが押下されたか否かを繰り返し調べる(ス
テップ7−1)。電源off時でもハード的にはスイッ
チ関連は動作可能である。
【0038】入力スイッチ1−1の中央スイッチがユー
ザにより押下され、動作トリガーを検知すると、動作パ
ターンを取得する(ステップ7−2)。
【0039】そして、入力された動作パターン(入力パ
ターン)があらかじめ記憶部1−1(またはメモリデバ
イス2−3)に設定されている特定の動作パターンか否
かを比較により判定する(ステップ7−3)。入力され
た動作パターンが記憶されている特定パターン(特定の
動作パターン)と一致しなければ、これまでの動作はキ
ャンセルされ、ステップ7−1に戻ってoff状態で動
作トリガーを待つ。
【0040】入力された動作パターンが記憶されている
特定パターンと一致した時には、一致したパターンにそ
れぞれ設定されている処理を実行する。例えば、処理1
では最も基本な動作として、ユーザーから見てON状態
(例えば、表示を点灯させる)にして、前回使っていた
場面に戻す(ステップ7−5)。処理2では、ユーザー
が任意に設定する例えばメールやブラウザ等のアプリケ
ーションを起動する(ステップ7−6)。処理3では、
特殊なチェックプログラムや、初期設定画面などを起動
する(ステップ7−7)。特にこれら処理については限
定していないし、その数も自由である。
【0041】この処理1〜3のとき同時に、全体の電源
をONさせてソフト的に以降の処理を行うことも、ハー
ドロジックで特定のパターンとの一致まで調べてから電
源を起動することもできる。ただし、フローチャートと
しては図7と共通である。
【0042】図8には、動作パターンと処理の記憶部1
−3への登録の手順を示す。まず、登録モードを設定
し、入力スイッチ1−1をユーザが自分で操作しながら
パターンを入力して行き、入力された動作パターンをメ
モリデバイス2−3へ記憶する(ステップ8−1、8−
2)。この時、登録モード設定の動作トリガーはあらか
じめ決められているものとする。
【0043】そして、ユーザはデジタイザ2−5からそ
の動作パターンに対応する処理の内容を入力する(ステ
ップ8−3)。この処理の内容の入力は、液晶表示部2
−7の画面上に処理すべき項目を出して選択させたり、
あるいはスクリプトで設定させることが考えられるが、
特にここでは限定しない。そして、最後に入力パターン
とそれと対応した処理を記憶部1−3に記憶させる(ス
テップ8−4)。
【0044】上記のように、上下(または回転方向)に
可動なスイッチと押下可能な中央スイッチを用い、その
入力パターンとそれに応じた処理を複数あらかじめ用意
しておくことで、意図しない電源起動や複雑な操作を少
なくすることが可能になる。
【0045】(第2の実施形態)上述した本発明の第1
の実施形態では、特に入力パターンに応じて起動する処
理内容を変更する場合を例示した。次に説明する本発明
の第2の実施形態では、図9に示すように、入力パター
ンに応じてアクセスできるデータに制限をかける場合を
示す。図7と同じ部分は同じ番号で示してある。
【0046】本例では、入力パターン1では、アクセス
制限されていないデータだけをユーザが見ることができ
る状態にし(ステップ9−1)、入力パターン2では、
A社向けデータという属性が付けられているものをユー
ザが見ることができる状態にし(ステップ9−2)、入
力パターン3では、極秘データという属性が付いている
ものをユーザが見ることができる状態する(ステップ9
−3)。
【0047】このようなアクセス制限によって、例えば
携帯型電子機器をユーザが紛失してしまっても、他人は
予め設定されている入力パターンがわからなければ、そ
の携帯型電子機器に記憶された極秘データまで行き着け
なくなる。このように、本発明は、データの保護という
点においても応用することができる。
【0048】(他の実施形態)なお、本発明は、複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース
機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステム
に適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0049】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0050】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0051】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0052】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、上
下(または回転方向)に可動なスイッチと押下可能な中
央スイッチとを用い、これらのスイッチ操作の組み合わ
せからなる入力パターンとその入力パターンに応じた処
理を複数予め設定・登録しておき、入力パターンを解析
して登録パターンに一致した場合に所定の処理を遂行す
るようにしたので、ユーザが意図しない電源起動や複雑
な操作を少なくすることができる。
【0054】また、本発明によれば、入力パターンに応
じてアクセスできるデータに制限をかけることによっ
て、携帯型電子機器を落としてしまっても、入力パター
ンがわからなければそのデータまで行き着けなくなり、
データの保護という点においても応用することができ
る。
【0055】また、従来は電源スイッチを別に設けてい
たものを、入力パターンを確認するという本発明を導入
することで電源スイッチを無くすことができるので、コ
スト的やスペース的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
ハード構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
外見を示す正面図(A)と側面図(B)である。
【図4】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
入力スイッチの概略構成とタイミングを示す模式図とタ
イミング図であり、(A)はスイッチ外見、(B)はス
イッチ等価回路、(C)は波形と回転方向の関係を示す
図である。
【図5】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
他の入力スイッチの概略構成を示す模式図であり、
(A)はスイッチ外見、(B)はスイッチ等価回路を示
す図である。
【図6】本発明の一実施形態における入力パターンを示
すタイミング図であり、(A)は動作パターン1、
(B)は動作パターン2、(C)は動作パターン3、
(D)は動作パターン4を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
全体の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態における携帯型電子機器の
登録動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施施形態における携帯型電子機
器の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−1 入力スイッチ 1−2 入力パターン解析部 1−3 パターン&処理記憶部 1−4 パターン比較部 1−5 処理実行部 1−6 パターン&処理登録部 2−1 CPU 2−2 メモリ制御部 2−3 メモリデバイス 2−4 入力制御部 2−5 デジタイザ 2−6 表示制御部 2−7 液晶表示部 2−8 通信制御部 2−9 PHS 2−10 スイッチ制御部 2−12 電池/電源制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下または回転方向に可動でありかつ中
    央が押下可能な入力素子と、 前記入力素子の操作の組み合わせからなる動作パターン
    を解析する解析手段と、 あらかじめ前記入力素子の複数の動作パターンと各該動
    作パターンに対応する処理内容を記憶する記憶手段と、 前記解析手段で解析された動作パターンと前記記憶手段
    に記憶されている動作パターンとを比較する比較手段
    と、 該比較手段において両前記動作パターンが一致した時に
    は、前記記憶手段にあらかじめ各動作パターンと共に記
    憶されている一致した当該動作パターンに対応する所定
    の処理を実行する処理実行手段とを具備することを特徴
    とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶される動作パターン
    及びそれに付随する処理を設定するための登録手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項1に記載の携帯型電
    子機器。
  3. 【請求項3】 前記動作パターンに対応する処理が、電
    源の操作であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 前記動作パターンに対応する処理が、特
    殊モードであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記動作パターンに対応する処理が、携
    帯型電子機器に記憶されているデータの属性変更である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型電子
    機器。
  6. 【請求項6】 前記データの属性変更がデータのアクセ
    ス制限を含むことを特徴とする請求項5に記載の携帯型
    電子機器。
  7. 【請求項7】 上下または回転方向に可動でありかつ中
    央が押下可能な入力素子を備えた携帯型電子機器の制御
    方法において、 前記入力素子の操作の組み合わせからなる動作パターン
    を解析するステップと、 前記解析した動作パターンと記憶媒体にあらかじめ記憶
    されている複数の入力素子の動作パターンとを比較する
    ステップと、 前記比較の結果、両動作パターンが一致した時には、前
    記記憶媒体にあらかじめ各動作パターンと共に記憶され
    ている当該一致した動作パターンに対応する所定の処理
    を実行するステップとを有することを特徴とする携帯型
    電子機器の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記動作パターンとそれに伴う処理を前
    記記憶媒体にあらかじめ登録するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の携帯型電子機器の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記動作パターンに対応する処理が、電
    源の操作であることを特徴とする請求項7または8に記
    載の携帯型電子機器の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記動作パターンに対応する処理が、
    特殊モードであることを特徴とする請求項7または8に
    記載の携帯型電子機器の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記動作パターンに対応する処理が、
    携帯型電子機器に記憶されているデータの属性変更であ
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の携帯型電
    子機器の制御方法。
  12. 【請求項12】 上下または回転方向に可動でありかつ
    中央が押下可能な入力素子を備えた携帯型電子機器をコ
    ンピュータにより制御するための制御プログラムを記憶
    した記憶媒体であって、該制御プログラムはコンピュー
    タに対し、 前記入力素子の操作の組み合わせからなる動作パターン
    を解析させ、 前記解析した動作パターンと記憶媒体にあらかじめ記憶
    されている複数の入力素子の動作パターンとを比較さ
    せ、 前記比較の結果、両動作パターンが一致した時には、前
    記記憶媒体にあらかじめ各動作パターンと共に記憶され
    ている当該一致した動作パターンに対応する所定の処理
    を実行させることを特徴とする携帯型電子機器の制御プ
    ログラムを記憶した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記制御プログラムはコンピュータに
    対し、前記動作パターンとそれに伴う処理を前記記憶媒
    体にあらかじめ登録させることを特徴とする請求項12
    記載の携帯型電子機器の制御プログラムを記憶した記憶
    媒体。
  14. 【請求項14】 前記動作パターンに対応する処理が、
    電源の操作であることを特徴とする請求項12または1
    3に記載の携帯型電子機器の制御プログラムを記憶した
    記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記動作パターンに対応する処理が、
    特殊モードであることを特徴とする請求項12または1
    3に記載の携帯型電子機器の制御プログラムを記憶した
    記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記動作パターンに対応する処理が、
    携帯型電子機器に記憶されているデータの属性変更であ
    ることを特徴とする請求項12または13に記載の携帯
    型電子機器の制御プログラムを記憶した記憶媒体。
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