JP2001045141A - 無線電話装置及びその無線電話装置を用いた電話システムにおける留守番電話装置 - Google Patents

無線電話装置及びその無線電話装置を用いた電話システムにおける留守番電話装置

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JP2001045141A
JP2001045141A JP11212106A JP21210699A JP2001045141A JP 2001045141 A JP2001045141 A JP 2001045141A JP 11212106 A JP11212106 A JP 11212106A JP 21210699 A JP21210699 A JP 21210699A JP 2001045141 A JP2001045141 A JP 2001045141A
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area
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wireless telephone
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Kazuaki Minami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが送信したいメッセージを思い付いた
時点でそのメッセージを作成しておけば、その後は、ユ
ーザが送信を意識しなくてもメッセージが送信可能な状
態になった時点で自動的に送信できるようにする。 【解決手段】 携帯電話装置の記憶部に1つのボイスメ
ッセージについて複数の送信先電話番号を設定記憶し
(ステップA2,A3)、制御回路は、基地局の通信サ
ービスエリアAであると判定すると(ステップA7,
「YES」)、記憶部に記憶されているボイスメッセー
ジを、他の携帯電話装置,一般電話装置またはシステム
側のメッセージ転送サービス装置に送信する(ステップ
A8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信サービ
スエリア内において電波信号により通話を行うと共に、
音声や文字,画像などのメッセージを送信可能である無
線電話装置、及びその無線電話装置を用いた電話システ
ムにおける留守番電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような無線電話装置たる例えば携帯
電話装置の通信システムには、例えば、その時点で直接
通話することができない相手などに対して伝えたいメッ
セージがある場合に、無線基地局側などに設けられてい
るメッセージボックスに発呼して音声によるメッセージ
を録音させるようにしたサービスを行っているものがあ
る。そして、録音されたメッセージは、そのメッセージ
ボックスにアクセスがあると再生されたり、一定時間以
内に同じサービスに加入しているものに対して配送され
たりするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなメッセージサービスは、携帯電話装置が基地局のサ
ービスエリア内に存在する時でなければ利用することが
できない。従って、携帯電話装置のユーザが、サービス
エリア外(所謂圏外)において送信したいメッセージを
思い付いたとしてもその時点でメッセージを作成して送
信することができず、サービスエリア内に移動した後に
送信しなければならないという制約があり、利便性が良
くないという問題があった。
【0004】また、1つのメッセージを複数の送信先に
送信したい場合でも、その複数の送信先の設定をサービ
スエリア内に移動した時に行う必要があるため、その移
動の途中で送信先の何れかを失念してしまうおそれもあ
った。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ユーザが送信したいメッセージを思
い付いた時点でそのメッセージを作成しておけば、その
後は、ユーザが送信を意識しなくても、メッセージが送
信可能な状態になった時点で自動的に送信することがで
きる無線電話装置並びにその無線電話装置を用いた電話
システムにおける留守番電話装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線電話
装置によれば、記憶手段は、入力されたメッセージが記
憶可能であると共に、1つのメッセージについて複数の
送信先電話番号が記憶可能に構成される。そして、現在
位置が通信サービスのエリア内であるとエリア判定手段
によって判定されると、メッセージ送信手段は、記憶手
段にメッセージが記憶されていればそのメッセージをシ
ステム側に送信する。
【0007】即ち、ユーザは、送信したいメッセージを
思い付いた時点でそのメッセージを作成・入力して記憶
手段に記憶させておけば良い。また、その際に、作成し
たメッセージを複数の送信先に送信したい場合には、そ
れらの送信先電話番号をも記憶させておくようにする。
そして、記憶手段に記憶されたメッセージは、現在位置
が通信サービスのエリア内になった時点でシステム側に
送信される。
【0008】従って、ユーザは、現在位置が通信サービ
スのエリア内であるか否かにかかわらずメッセージを作
成できる。また、ユーザは、サービスエリア外からエリ
ア内に入ったか否かを自分で確認した上でメッセージの
送信を行う必要がない。そして、1つのメッセージにつ
いて複数の送信先を設定して送信させることができるの
で、総じて利便性を向上させることができる。
【0009】請求項2記載の無線電話装置によれば、請
求項1と同様に、記憶手段は、入力されたメッセージが
記憶可能であると共に、1つのメッセージについて複数
の送信先電話番号が記憶可能に構成される。そして、現
在位置が通信サービスのエリア内であるとエリア判定手
段によって判定されると、メッセージ送信手段は、記憶
手段にメッセージが記憶されていれば送信先電話番号を
順次発呼してメッセージを送信する。即ち、システム側
にメッセージの提供サービスが用意されていない場合で
も、各送信先に直接メッセージを送信することができ
る。
【0010】請求項3記載の無線電話装置によれば、メ
ッセージを、音声によるメッセージとするので、ユーザ
は、音声を録音することでメッセージを容易に作成する
ことができる。
【0011】請求項4記載の無線電話装置によれば、エ
リア判定手段は、エリアの判定を最初の位置登録処理と
同時に行うので、ユーザが移動することにより通信サー
ビスのエリア内に入った場合に、その判定を早い段階で
行うことができる。
【0012】請求項5記載の無線電話装置によれば、エ
リア判定手段は、エリアの判定を最初の発着信と同時に
行うので、判定回数を極力少なくすることができる。
【0013】請求項6記載の無線電話装置によれば、複
数の送信先電話番号をメッセージの作成と別個に設定可
能なので、送信先が比較的多い場合や後から思い付いた
送信先を追加する場合などに設定,変更が容易であり利
便性が向上する。
【0014】請求項7記載の無線電話装置によれば、前
記メッセージ送信手段は、前記メッセージの送信が完了
しなかった場合にその旨を報知する報知手段を備えるの
で、ユーザは、メッセージが各送信先に配信されたか否
かを確認することができる。
【0015】請求項8記載の無線電話装置によれば、メ
ッセージ送信手段を、メッセージを送信する際に、送信
先の呼出しを禁止するための呼出し禁止符号を付加して
送信可能に構成するので、送信先の装置がその呼出し禁
止符号を認識可能に構成されている場合には、メッセー
ジが着信した場合における呼出し動作を禁止してメッセ
ージの記憶のみを行わせ、送信相手が任意のタイミング
でメッセージの受信の有無及びその内容を確認できるよ
うにすることができる。
【0016】請求項9記載の留守番電話装置によれば、
請求項8記載の無線電話装置からの着信があると、符号
判定手段は、呼出し禁止符号が付加されているか否かを
判定する。そして、受信制御手段は、呼出し禁止符号が
付加されている場合は、呼出し動作を行うことなく留守
番電話機能を起動して着信したメッセージを記憶させ
る。従って、メッセージの緊急性が比較的低い場合に
は、着信毎に一々呼出し動作を行うことなく、ユーザが
任意のタイミングでメッセージの受信の有無を確認でき
るようになる。
【0017】請求項10記載の留守番電話装置によれ
ば、受信制御手段は、留守番電話機能の設定が解除され
ている場合でも、自動的に留守番電話機能を起動して着
信したメッセージを記憶させるので、呼出し動作を行う
ことなくメッセージを確実に記憶させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例について図1乃至図6を参照して説明する。図
4は、携帯電話装置の外観を示す正面図である。図4に
おいて、携帯電話装置(無線電話装置,留守番電話装
置)1を構成する矩形箱状の筐体2の正面部には、
「0」〜「9」の数字キー,*(アスタリスク)キー,
#(シャープ)キーや十字方向に操作可能なファンクシ
ョンキー,確定(選択)キーなどの各種キーからなるキ
ースイッチ3,マイク4,スピーカ5,電話番号などを
表示する液晶ディスプレイ(LCD)6などが設けられ
ている。そして、筐体2の上面部には、伸縮式のロッド
アンテナ(以下、単にアンテナと称す)7が配置されて
いる。
【0019】図5は、携帯電話装置1の電気的構成を示
す機能ブロック図である。図5において、携帯電話装置
1は、マイクロコンピュータなどからなる制御回路8を
中心として構成されており、その制御回路8には、キー
スイッチ3からの操作信号が与えられるようになってい
る。また、制御回路8は、LCD6における表示を制御
するようになっている。
【0020】マイク4に入力された音声信号は、音声処
理部9に与えられてA/D変換されると、データ変換部
10において、例えばπ/4シフトDQPSK(Differe
ntial Quadrature Phase Shift Keying)信号に変換され
るようになっている。そして、DQPSK信号に変換
(デジタル変調)された送信データは、送受信部11に
与えられると800MHz帯の搬送波信号によって直交
変調され、アンテナ7から電波信号として外部に送信さ
れるようになっている。
【0021】また、アンテナ7が電波信号を受信した場
合には、受信信号は、送受信部11及びデータ変換部1
0において復調されて、音声処理部9に与えられる。そ
して、音声処理部9においてD/A変換されると、スピ
ーカ5から音声信号として出力されるようになってい
る。
【0022】制御回路8は、音声処理部9,データ変換
部10,送受信部11の制御を行うようになっている。
一方、送受信部11から制御回路8に対しては、着信信
号の検出や、送信信号または受信信号レベルの検出値な
どの情報が与えられるようになっている。制御回路8に
は、ROM,RAMやEEPROMなどからなる記憶部
(記憶手段)12が接続されており、制御回路8は、必
要に応じて記憶部12に対するデータの書込み及び読出
しを行うようになっている。
【0023】また、携帯電話装置1は、音声によるメッ
セージ(ボイスメッセージ)を記憶部12に録音,記憶
する機能を備えている。即ち、ユーザがマイク4にボイ
スメッセージ入力すると、その音声信号は音声処理部9
によりA/D変換され、データ変換部10においてDQ
PSK信号に変換され、制御回路8により記憶部12に
書き込まれて記憶されるようになっている。記憶部12
に記憶されたメッセージが送信される場合には、制御回
路8により当該メッセージのデータが読み出されて送受
信部11に与えられ、電波信号としてアンテナ7より送
信されるようになっている。
【0024】また、制御回路8は、他の電話装置より着
信があった場合に、一定呼出し時間内に応答がなけれ
ば、発信者のメッセージを記憶部12に記憶させる留守
番電話機能をも備えている。尚、アンテナ7,制御回路
8,データ変換部10及び送受信部11はエリア判定手
段13を構成しており、また、アンテナ7,制御回路
8,音声処理部9,データ変換部10及び送受信部11
はメッセージ送信手段14を構成している。
【0025】次に、本実施例の作用について図1乃至図
3及び図6をも参照して説明する。図1は、制御回路8
によるボイスメッセージの送信処理内容を示すフローチ
ャートであり、図2は、その場合のLCD6の画面表示
の一例を示すものである。図1において、ユーザがキー
スイッチ3のファンクションキーを操作することにより
ボイスメッセージの一時記憶モードを選択すると(ステ
ップA1)、制御回路8は、LCD6に「メッセージを
一時記憶します。終了したら#を押して下さい。」とい
ったメッセージを表示させて(図2(a)参照)、ユー
ザによるメッセージの入力を促す。
【0026】そして、ユーザがマイク4によりボイスメ
ッセージを入力すると、前述のように適宜データ変換を
行って、メッセージデータを記憶部12に記憶させる
(ステップA2)。ユーザがキースイッチ3の#キーを
オン操作してメッセージの入力を終了すると、制御回路
8は、LCD6に「メッセージを一時記憶しました。メ
ッセージ送信先を入力して下さい。」といったメッセー
ジを表示させて(図2(b)参照)、ユーザによるメッ
セージの送信先の入力を促す(ステップA3)。また、
この場合、例えばファンクションキーを操作してLCD
6の画面をスクロールすると、「2つ以上の送信先があ
る場合は#で区切り、最後に*を押して下さい。メモリ
からの呼出しも可能です」といったメッセージを表示さ
せる(図2(c)参照)。ここでの「メモリからの呼出
し」とは、記憶部12に予め登録してある送信先電話番
号を読み出して設定することである。
【0027】ステップA3における送信先の入力が終了
すると、制御回路8は、「呼出し禁止を設定しますか
?」といったメッセージをLCD6に表示させて、ユー
ザに受信側の呼出しを禁止するか否の決定を促す(ステ
ップA3a)。ここでの「呼出し禁止」とは、受信側に
メッセージを送信する際に、着信の呼出し動作を禁止す
ることである(詳細は後述する)。そして、ユーザが呼
出し禁止の設定を選択した場合は「YES」と判断し
て、呼出し禁止を示す符号(データ)を送信先電話番号
のデータに付加して記憶させる(ステップA3b)。ま
た、ユーザが呼出し禁止の設定を選択しなかった場合は
「NO」と判断して、ステップA4に移行する。
【0028】ステップA4において、制御回路8は、
「メッセージを送信する場合は(通話キー)を押して下
さい。」といった表示をLCD6に行わせて(図2
(d)参照)、ユーザによる通話キーのオン操作を促
す。そして、ユーザが通話キーをオン操作すると、制御
回路8は、「メッセージ同時送信先を記憶しますか?」
といった表示をLCD6に行わせて(図2(e)参
照)、ユーザがステップA3で入力したメッセージの送
信先を、記憶部(メモリ)12に記憶させるか否かの判
断を促す(ステップA5)。ユーザが送信先の記憶を選
択した場合は「YES」と判断して送信先を記憶部12
に記憶させる(ステップA6)。また、ユーザが送信先
の記憶を選択しなければ、「NO」と判断してステップ
A7に移行する。
【0029】ステップA7において、制御回路8は、携
帯電話装置1が基地局15(図6参照)のサービスエリ
アA内にありメッセージの送信が可能であるか否かを判
断する。即ち、位置登録と同様に、基地局15側に携帯
電話装置1の電話番号等を送信し、それに対する応答が
返信された場合には、携帯電話装置1はサービスエリア
A内にありメッセージの送信が可能な状態にある。従っ
て、その場合、制御回路8は「YES」と判断し、記憶
部12に記憶されている送信先電話番号及びメッセージ
のデータを読み出して基地局15側に送信する(ステッ
プA8)。
【0030】それから、制御回路8は、一定時間内に送
信先が応答してメッセージの送信が完了したか否かを判
断し(ステップA8a)、送信が完了した場合は「YE
S」と判断して処理を終了する。また、メッセージの送
信が完了しなかった場合は「NO」と判断してステップ
A8b(報知手段)に移行し、例えば、「メッセージは
×××−××××−××××に送信されませんでし
た。」といったような表示をLCD(報知手段)6に行
わせて或いは、スピーカ(報知手段)5より音声を出力
してユーザに報知した後、処理を終了する。
【0031】一方、ステップA7において、携帯電話装
置1が基地局15のサービスエリアA外(圏外)にあり
基地局15側からの応答の返信がない場合は、制御回路
8は「NO」と判断し、ステップA9において一定時間
の経過を待ってから再度ステップA7に移行して、メッ
セージが送信可能となるまで処理を繰り返す。尚、一度
送信が完了したメッセージについては、送信済みである
ことを示すフラグをセットするようにして、二重に送信
処理行われることを防止するようにする。
【0032】ここで、図6は、メッセージの受信側を含
む電話システムの概念図である。携帯電話装置1は、基
地局15のサービスエリアA内に存在する場合には、そ
の基地局15や、或いは、交換局を介して接続されてい
る他の基地局(何れも図示せず)のサービスエリア内に
存在する同一機種の携帯電話装置1Aにメッセージの送
信が可能となっている。
【0033】また、基地局15や交換機17自身も、携
帯電話装置より入力されたメッセージをバッファに記憶
させ、その記憶させたメッセージを一定時間内に送信相
手先に送信するメッセージ転送サービス装置(以下、サ
ービス装置と称す,留守番電話装置)16,17aを備
えている。更に、基地局15には、交換機17及び有線
の一般電話回線を介して一般電話装置18が接続されて
いる。この一般電話装置18も、留守番電話機能部18
aを備えているものとする。
【0034】従って、ステップA8においては、送信先
が携帯電話装置1Aや一般電話装置18である場合は、
それらの電話番号を発呼してメッセージを直接送信する
ようにする。そして、1つのメッセージについて送信先
が複数設定されている場合はそれらを順次発呼してシリ
アルに送信を行う。この場合、送信先が応答しなかった
場合には、所定時間が経過した後再度送信を行うように
する。また、システム側によって提供されているメッセ
ージ転送サービスを利用する場合には、そのサービス提
供用の電話番号を発呼することにより、メッセージをサ
ービス装置16に送信してバッファに記憶させるように
する。
【0035】図3は、図6に示す受信側の携帯電話装置
1Aの制御回路8による着信処理の制御内容を示すフロ
ーチャートである。尚、携帯電話装置1Aの制御回路8
と携帯電話装置1の制御回路8との機能は同一であるか
ら区別はしない。図3において、制御回路8は、他の電
話装置より着信があるまで待ち(ステップB1)、着信
があると、着信データに呼出し禁止符号がセットされて
いるか否かを判断する(ステップB2)。
【0036】そして、着信データに呼出し禁止符号がセ
ットされていなければ、制御回路8はステップB2で
「NO」と判断し、図示しないリンガを駆動して着信音
を発生させ呼出し動作を行う(ステップB3)。尚、ス
テップB3〜B9までの処理は、従来の携帯電話装置と
同様である。即ち、呼出しに対して一定時間内に送信相
手の応答があれば(ステップB4,「YES」)通話
(この場合、携帯電話装置1からのメッセージの再生送
信)が行われ、メッセージの再生送信が終了すれば(或
いは、送信先が通話を終了させれば:ステップB6,
「YES」)処理を終了する。
【0037】また、呼出しに対して一定時間内に応答が
なく(ステップB4,「NO」)、留守番電話の機能設
定がONであれば(ステップB7,「YES」)、(携
帯電話装置1から再生送信される)メッセージの録音を
行う。即ち、記憶部12に音声データを記憶させる。そ
して、メッセージの再生送信が終了し、切断信号が送信
されれば(ステップB9,「YES」)処理を終了す
る。また、ステップB7において留守番電話の機能設定
がOFFである場合は(「NO」)回線を切断して処理
を終了する。
【0038】一方、ステップB2において、着信データ
に呼出し禁止符号がセットされている場合、制御回路8
は「YES」と判断し、呼出し動作を行うことなく留守
番電話の機能設定がONか否かを判断する(ステップB
10)。そして、設定がONの場合は「YES」と判断
し、ステップB8,B9と同様に携帯電話装置1から再
生送信されるメッセージの録音を行う(ステップB1
1,B12)。また、ステップB10において、留守番
電話の設定がOFFの場合、制御回路8は、設定をON
に切換えて留守番電話機能を起動し(ステップB1
3)、ステップB11に移行してメッセージの録音を行
う。
【0039】尚、メッセージの送信先が一般電話装置1
8である場合も、処理は図3に示すものと同様に行われ
る。また、送信先がサービス装置16,17aである場
合の受信側処理は、既存のサービス装置と全く同様であ
る。
【0040】以上のように本実施例によれば、携帯電話
装置1の記憶部12に1つのボイスメッセージについて
複数の送信先電話番号を設定記憶し、制御回路8は、基
地局15の通信サービスエリアA内であると判定する
と、記憶部12に記憶されているボイスメッセージを、
携帯電話装置1A,一般電話装置18またはシステム側
のサービス装置16に送信するようにした。
【0041】即ち、ユーザは、送信したいメッセージを
思い付いた時点でそのメッセージを作成・入力して記憶
部12に記憶させておけば良い。また、その際に、作成
したメッセージを複数の送信先に送信したい場合には、
それらの送信先電話番号をも記憶させておくようにすれ
ば、記憶されたメッセージは、現在位置がサービスエリ
アA内になった時点で送信先に自動的に送信される。
【0042】従って、ユーザは、現在位置が通信サービ
スのエリア内であるか否かにかかわらずメッセージを作
成できる。また、ユーザは、サービスエリア外からエリ
ア内に入ったか否かを自分で確認した上で、メッセージ
の送信を行う必要がない。そして、1つのメッセージに
ついて複数の送信先を設定して送信させることができる
ので、総じて利便性を向上させることができる。そし
て、ユーザは、音声を記憶部12に録音することでメッ
セージを容易に作成することができる。
【0043】また、本実施例によれば、制御回路8は、
メッセージを送信する際に、送信先の呼出しを禁止する
ための呼出し禁止符号を付加して送信するので、送信先
の装置がその呼出し禁止符号を認識可能に構成されてい
れば、メッセージが着信した場合における呼出し動作を
禁止してメッセージの記憶のみを行わせ、送信相手が任
意のタイミングでメッセージの受信の有無及びその内容
を確認できるようにすることができる。
【0044】そして、携帯電話装置1Aの制御回路8
は、携帯電話装置1からの着信があると、呼出し禁止符
号が付加されているか否かを判定し、付加されている場
合は呼出し動作を行うことなく留守番電話機能を起動し
て着信したメッセージを記憶部12に記憶させるので、
メッセージの緊急性が比較的低い場合には、着信毎に一
々呼出し動作を行うことなく、ユーザが任意のタイミン
グでメッセージの受信の有無及びその内容を確認できる
ようになる。
【0045】また、制御回路8は、留守番電話機能の設
定が解除(OFF)されている場合でも、自動的に設定
をONに切換え留守番電話機能を起動して着信したメッ
セージを記憶させるので、呼出し動作を行うことなくメ
ッセージを確実に記憶させることができる。加えて、制
御回路8は、一定時間内にメッセージの送信が完了しな
かった場合はその旨を報知するので、ユーザはメッセー
ジが各宛先に配信されたか否かを確実に知ることができ
る。
【0046】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
を示すものである。第2実施例の構成は第1実施例と同
様であり、制御回路8による処理内容が異なっている。
即ち、図7においては、ステップA1〜A6までの処理
は第1実施例と同様である。そして、ステップA5にお
いて「NO」と判断した場合、または、ステップA6の
実行後は、ステップA10に移行する。
【0047】ステップA10において、制御回路8は、
通話回線が同時処理可能であるか(或いは、トラフィッ
ク削減の必要がないか)否かを判断する。ここでの「同
時理」とは、例えば、通信方式(システム)がcdma
One(登録商標)のように、1つの通信回線について
複数の通話路が同時に設定可能である場合は、位置登録
処理や発着信による通話処理とメッセージの送信とが同
時に処理可能であることを意味する。一方、PDC(Per
sonal Digital Cellular telecommunicationsystem)方
式においては、1つの通信回線について1つの通話路し
か設定可能できない。従って、前者の場合は原則的に
「NO」と判断してステップA15に移行し、後者の場
合は「YES」と判断してステップA11に移行する。
【0048】また、1つの通信回線につき複数の通話路
が同時に設定可能である場合であっても、基地局15と
の交信により得られる現在の通信回線の状況から、トラ
フィックを削減した方が好ましいと判断される場合に
は、ステップA10において「NO」と判断する。
【0049】そして、同時処理が可能でありステップA
10において「NO」と判断すると、制御回路8は、位
置登録処理を行うと同時に(ステップA11)、記憶部
12に記憶されているメッセージの送信を行う(ステッ
プA12)。それから、位置登録確認信号が基地局15
より返信された(応答あり)か否かを判断し(ステップ
A13)、応答がなければ一定時間の経過を待って(ス
テップA14)ステップA11,A12に移行し、再度
位置登録処理及びメッセージ送信処理を行うようにす
る。また、ステップA13において基地局15側からの
応答があった場合、制御回路8は「YES」と判断して
処理を終了する。
【0050】一方、ステップA10において、同時処理
が不能であり「NO」と判断すると、制御回路8はステ
ップA11と同様に位置登録処理を行う(ステップA1
5)。それから、ステップA13,A14と同様に基地
局15より応答があるか否かを判断し(ステップA1
6)、応答がなければ一定時間の経過を待って(ステッ
プA18)ステップA15に移行し、再度位置登録処理
を行うようにする。そして、ステップA16において基
地局15より応答があった場合は、制御回路8は「YE
S」と判断してメッセージの送信を行う(ステップA1
7)。尚、第1実施例におけるステップA8a,A8b
に相当するステップについては、図示を省略している。
【0051】以上のように第2実施例によれば、制御回
路8は、携帯電話装置1がサービスエリアA内にあるか
否かの判定を最初の位置登録処理と同時に行うので、ユ
ーザが移動することにより通信サービスのエリア内に入
った場合に、その判定を早い段階で行うことができる。
【0052】(第3実施例)図8及び図9は本発明の第
3実施例である。第1及び第2実施例では、ボイスメッ
セージの入力と、その送信先の電話番号の入力とを一連
の処理として行ったが、第3実施例では、送信先電話番
号の入力処理をメッセージの入力処理と別個に行うもの
である。
【0053】即ち、図8において、制御回路8は、ユー
ザがキースイッチ3のファンクションキーを操作するこ
とによりボイスメッセージの送信先編集モードを選択す
ると(ステップC1)、図9に示すように、LCD6に
「メッセージ同時送信先を設定します。送信先の区切り
は#,最後に*を入力して下さい。」といったメッセー
ジを表示させ、ユーザに送信先電話番号の入力を促す。
そして、入力された電話番号を、記憶部12に既に記憶
されているメッセージについての送信先として記憶させ
る(ステップC2)。
【0054】尚、記憶部12に記憶されているメッセー
ジが複数ある場合には、ステップC1,C2の間に、記
憶されているメッセージのナンバ等を表示させて、「ど
のメッセージについて送信先を設定しますか?」といっ
たメッセージをLCD6に表示させ、ユーザに選択させ
るようにすれば良い。
【0055】以上のように第3実施例によれば、制御回
路8は、複数の送信先電話番号をメッセージの作成と別
個に設定可能とするので、送信先が比較的多い場合や後
から思い付いた送信先を追加する場合などに設定,変更
が容易であり利便性が向上する。
【0056】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。ボイスメッセージのデータを記憶部
12に記憶させる場合には、A/D変換したデータをそ
のまま記憶させ、送信時にデータ変換部10においてD
QPSK信号に変換しても良い。ステップA3a,A3
bにおける呼出し禁止符号の設定は、必要に応じて行え
ば良い。ステップB7において「NO」と判断した場合
も、ステップB13と同様に留守番電話機能の設定をO
Nに切換えるようにしても良い。或いは、ステップB1
3は、必要に応じて設ければ良い。ボイスメッセージに
限ることなく、文字によるメッセージ(所謂メール)を
送信しても良い。この場合でも、受信側は、受信したメ
ッセージの文字コードを記憶部12のような記憶手段に
記憶させれば良い。
【0057】例えば、送信先の電話装置に留守番電話機
能がない場合を想定して対応するには、図3に示すフロ
ーのステップB7において「NO」と判断すれば良い。
また、ステップB10の前に、「留守番電話機能あり
?」の判断ステップを挿入し、「YES」であればステ
ップB10に移行し、「NO」であれば回線を切断して
処理を終了させれば良い。また、送信側において、送信
先の留守番電話機能が起動した場合に流れる留守番電話
のメッセージ(「ただ今、電話に出ることができません
…」など)を認識することによって、送信先の電話装置
に留守番電話機能があるかないかを判定し、留守番電話
機能がない場合には、その旨をユーザに報知するように
構成しても良い。
【0058】第2実施例において、ステップA11,A
15に代えて、「発信または着信あり?」の判断ステッ
プを配置し、ステップA13,A14,A16,A18
は削除しても良い。そして、発信または着信があった場
合にステップA12,A17に移行してメッセージを送
信するようにしても良い。または、第2実施例におい
て、「発信または着信あり?」の判断ステップを別途配
置し、位置登録時と発信または着信時との両方でメッセ
ージの送信処理を行うようしても良い(但し、夫々の時
点で送信済みでない新たなメッセージが記憶されている
場合)。キースイッチ3のファンクションキーは、上記
処理操作専用のキーであっても、汎用のマルチファンク
ションキーであっても良い。携帯電話装置に限ることな
く、PHS(Personal Handyphone System)などに適用し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、制御回路によるボ
イスメッセージの送信処理内容を示すフローチャート
【図2】LCDの画面表示の一例を示す図
【図3】受信側の携帯電話装置の制御回路による着信処
理の制御内容を示すフローチャート
【図4】携帯電話装置の外観を示す正面図
【図5】電気的構成を示す機能ブロック図
【図6】メッセージの受信側を含む電話システムの概念
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3実施例であり、送信先電話番号の
入力処理を独立に行う場合のフローチャート。
【図9】図2(c)相当図
【符号の説明】
1,1Aは携帯電話装置(無線電話装置,留守番電話装
置)、12は記憶部(記憶手段)、13はエリア判定手
段、14はメッセージ送信手段、16,17aはメッセ
ージ転送サービス装置(留守番電話装置)、18は一般
電話装置(留守番電話装置)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/2745 H04B 7/26 109Q 1/65 1/725

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージ転送サービスが提供されてい
    るシステムを利用する無線電話装置において、 入力されたメッセージが記憶可能であると共に、1つの
    メッセージについて複数の送信先電話番号が記憶可能で
    ある記憶手段と、 現在位置が通信サービスのエリア内であるか否かを判定
    するエリア判定手段と、 このエリア判定手段によって現在位置が前記エリア内で
    あると判定された場合に、前記記憶手段にメッセージが
    記憶されていると、前記メッセージを前記システム側に
    送信するメッセージ送信手段とを備えてなることを特徴
    とする無線電話装置。
  2. 【請求項2】 入力されたメッセージが記憶可能である
    と共に、1つのメッセージについて複数の送信先電話番
    号が記憶可能である記憶手段と、 現在位置が通信サービスのエリア内であるか否かを判定
    するエリア判定手段と、 このエリア判定手段によって現在位置が前記エリア内で
    あると判定された場合に、前記記憶手段にメッセージが
    記憶されていると、前記送信先電話番号を順次発呼して
    前記メッセージを送信するメッセージ送信手段とを備え
    てなることを特徴とする無線電話装置。
  3. 【請求項3】 前記メッセージは、音声によるメッセー
    ジであることを特徴とする請求項1または2記載の無線
    電話装置。
  4. 【請求項4】 前記エリア判定手段は、エリアの判定を
    最初の位置登録処理と同時に行うことを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の無線電話装置。
  5. 【請求項5】 前記エリア判定手段は、エリアの判定を
    最初の発着信と同時に行うことを特徴とする請求項1乃
    至3の何れかに記載の無線電話装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の送信先電話番号は、メッセー
    ジの作成と別個に設定可能であることを特徴とする請求
    項1乃至5の何れかに記載の無線電話装置。
  7. 【請求項7】 前記メッセージ送信手段は、前記メッセ
    ージの送信が完了しなかった場合には、その旨を報知す
    る報知手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至
    6の何れかに記載の無線電話装置。
  8. 【請求項8】 前記メッセージ送信手段は、前記メッセ
    ージを送信する際に、送信先の呼出しを禁止するための
    呼出し禁止符号を付加して送信可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の無線電
    話装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の無線電話装置を用いた電
    話システムにおける留守番電話装置であって、 着信があった場合に、前記呼出し禁止符号が付加されて
    いるか否かを判定する符号判定手段と、 前記符号判定手段によって前記呼出し禁止符号が付加さ
    れていると判断すると、呼出し動作を行うことなく留守
    番電話機能を起動して、着信したメッセージを記憶させ
    るように制御する受信制御手段とを備えてなることを特
    徴とする留守番電話装置。
  10. 【請求項10】 前記受信制御手段は、前記留守番電話
    機能の設定が解除されている場合でも留守番電話機能を
    起動することを特徴とする請求項9記載の留守番電話装
    置。
JP11212106A 1999-07-27 1999-07-27 無線電話装置及びその無線電話装置を用いた電話システムにおける留守番電話装置 Pending JP2001045141A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008252806A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ntt Docomo Inc コンテンツ再生端末、コンテンツ管理システム、およびコンテンツ再生方法

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