JP2001035057A - オートチェンジャの制御装置及び制御方法 - Google Patents

オートチェンジャの制御装置及び制御方法

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JP2001035057A
JP2001035057A JP11207706A JP20770699A JP2001035057A JP 2001035057 A JP2001035057 A JP 2001035057A JP 11207706 A JP11207706 A JP 11207706A JP 20770699 A JP20770699 A JP 20770699A JP 2001035057 A JP2001035057 A JP 2001035057A
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Yuji Uchiyama
雄二 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑で高価な機能を設けることなく、簡易な
構成及び方法により、オートチェンジャの待機位置を自
律的に制御して効率のよい動作を得る。 【解決手段】 光ディスク等の記録媒体に対するデータ
の記録、再生をホストコンピュータからのコマンドに基
づいて実行する。コマンド待機時におけるオートチェン
ジャの待機位置の決定は、ホストコンピュータからのコ
マンド受信待ち状態における記録再生装置内の記録媒体
の配置と過去のコマンド履歴とを基にして行う。例え
ば、記録再生装置内に記録媒体が全くない状態では、投
入排出部30の位置で待機する。また、2つのドライブ
装置21、22に記録媒体がセットされている状態で
は、ドライブ装置21、22の位置で待機する。また、
全てのドライブ装置21、22が空きの場合、最も使用
頻度の多い収納部の位置に待機する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
や光磁気ディスク、あるいは磁気テープカートリッジ等
の各種の記録媒体を複数の収納部の中から選択的に取り
出して再生機等の処理装置に装着するオートチェンジャ
の制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のオートチェンジャで
は、データ処理装置におけるデータ処理速度の向上等に
伴い、記録媒体を選択して搬送する動作も高速化してお
り、さらにその記録媒体搬送機構の動作を含む記録媒体
搬送アルゴリズムもデータアクセス時間に影響を与える
ものであり、それらの条件を全体的に考慮したシステム
について、いくつかの提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
チェンジャにおける記録媒体の選択や搬送の動作は、こ
のオートチェンジャを制御する例えばホストコンピュー
タが発行するコマンドのみによって決定されており、オ
ートチェンジャの電源投入時のキャリブレーションや自
己診断動作を除いては、オートチェンジャが自律的に記
録媒体搬送動作を行うことはほとんどなかった。特に、
記録媒体を搬送するための搬送機構の動作については、
全てホストコンピュータのアプリケーションのアルゴリ
ズムに従っており、そのようなアプリケーションがない
環境では、オートチェンジャが合理的な記録媒体搬送機
構の動作を行うことが困難であった。
【0004】また、複数のホストコンピュータによって
単一のオートチェンジャを使用している場合、オートチ
ェンジャに合理的動作を行わせるためには、各ホストコ
ンピュータがお互いの動作コマンドを認識した上でコマ
ンドを発行する必要があり、この場合、オートチェンジ
ャ側で合理的な動作のための判断アルゴリズムを行うこ
とは、システム構成上からみても大きなメリットとな
る。
【0005】ところで、このようなオートチェンジャを
制御するシステムとして、例えば特開平7−25420
4号公報に開示される光ディスク装置が知られている。
この光ディスク装置では、光ディスクのデータに関する
過去のアクセス履歴と交換履歴を管理し、この履歴から
将来のアクセス頻度を予測し、その予測結果に基づい
て、データの配置をキャシュ用のハードディスクや特定
の光ディスクに再配置して、アクセス速度を高めるよう
にしたものである。しかしながら、このようなシステム
では、光ディスクのデータ自体を管理してシステム内に
設けたキャシュ用のメモリに再配置してアクセス速度を
高めるものであり、システムの構成は複雑化し、高価な
ものとなってしまう。
【0006】一方、現在普及している多くのオートチェ
ンジャは、主に記録媒体の収納位置を管理するものであ
り、ホストコンピュータからのコマンド入力に基づい
て、記録媒体の搬送動作を機械的に行い、ホストコンピ
ュータに再生データを転送する構成のものである。した
がって、このような簡易な構成のオートチェンジャに、
記録媒体内のデータを管理してアクセス頻度の高いデー
タを特定のキャッシュ用メモリに再配置するようなイン
テリジェントな機能を設けることは、システムの構成や
価格を大きく変更することになり、資源効率や経済効率
を阻害するものとなる。
【0007】そこで本発明の目的は、複雑で高価な機能
を設けることなく、簡易な構成及び方法により、オート
チェンジャの待機位置を自律的に制御して効率のよい動
作を得ることを可能としたオートチェンジャの制御装置
及び制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、ホスト装置からのコマンド入力に基づいて、
複数の記録媒体収納部から記録媒体を選択的に取り出し
て処理装置に搬送して装着するとともに、前記処理装置
に装着された記録媒体を取り出して前記記録媒体収納部
に搬送して収納するオートチェンジャの制御装置におい
て、オートチェンジャの前回動作を管理する前回動作管
理手段と、前記オートチェンジャの前回動作に対応し
て、所定の条件に基づいてオートチェンジャの待機位置
を決定する待機位置決定手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、ホスト装置からのコマンド
入力に基づいて、複数の記録媒体収納部から記録媒体を
選択的に取り出して処理装置に搬送して装着するととも
に、前記処理装置に装着された記録媒体を取り出して前
記記録媒体収納部に搬送して収納するオートチェンジャ
の制御方法において、オートチェンジャの前回動作を管
理する前回動作管理工程と、前記オートチェンジャの前
回動作に対応して、所定の条件に基づいてオートチェン
ジャの待機位置を決定する待機位置決定工程とを有する
ことを特徴とする。
【0010】本発明によるオートチェンジャの制御装置
では、オートチェンジャの待機時において、オートチェ
ンジャの前回動作に対応して、所定の条件に基づいてオ
ートチェンジャの次の動作を予測し、この予測に基づい
てオートチェンジャの最適な待機位置を選択し、オート
チェンジャの待機位置を制御する。したがって、各記録
媒体の記録内容等を読み出して認識することなく、オー
トチェンジャの待機位置をできるだけ最適化することが
でき、迅速で効率のよい動作を得ることができる。
【0011】また本発明によるオートチェンジャの制御
方法でも同様に、オートチェンジャの待機時において、
オートチェンジャの前回動作に対応して、所定の条件に
基づいてオートチェンジャの次の動作を予測し、この予
測に基づいてオートチェンジャの最適な待機位置を選択
し、オートチェンジャの待機位置を制御する。したがっ
て、各記録媒体の記録内容等を読み出して認識すること
なく、オートチェンジャの待機位置をできるだけ最適化
することができ、迅速で効率のよい動作を得ることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるオートチェン
ジャの制御装置及び制御方法の実施の形態について説明
する。図1は、本発明の実施の形態で用いるオートチェ
ンジャを搭載した記録再生装置の構成例を模式的に示す
説明図であり、図2は、図1に示す記録再生装置の制御
系の構成を示すブロック図である。この記録再生装置
は、例えば光ディスク等の記録媒体に対するデータの記
録、再生をホストコンピュータ(ホスト装置)からのコ
マンドに基づいて実行するものであり、主に記録媒体の
収納位置を管理して記録媒体を選択、搬送動作を機械的
に行い、記録媒体から再生したデータや記録媒体に記録
するデータをホストコンピュータとの間でやり取りする
ものであり、記録再生装置自体には、データの認識機能
等を含まない、簡易なシステム構成となっている。
【0013】図1に示すように、この記録再生装置は、
記録媒体を収納するための複数の記録媒体収納部11〜
1Nと、記録媒体へのデータの記録再生を行うための処
理装置としての2つのドライブ装置21、22と、オペ
レータが記録媒体の出し入れを行うための記録媒体投入
排出部30と、各記録媒体収納部11〜1Nから記録媒
体を選択的に取り出して搬送し、ドライブ装置21、2
2に装着するとともに、記録媒体ドライブ装置21、2
2から記録媒体を取り出して搬送し、各記録媒体収納部
11〜1Nに収納する記録媒体搬送部40とを有する。
【0014】また、記録媒体搬送部40は、記録媒体投
入排出部30より投入された記録媒体を収納部11〜1
Nに搬送したり、収納部11〜1Nの記録媒体を記録媒
体投入排出部30に搬送して排出する動作を行う。な
お、このような記録媒体の投入、排出動作も、ホストコ
ンピュータからのコマンドによって行うものであり、ホ
ストコンピュータは、各収納部11〜1Nに対する記録
媒体の有無を管理している。そして、記録媒体を排出す
る場合には、排出すべき記録媒体の収納部番号をコマン
ドにより指定して記録媒体の排出動作を実行させる。ま
た、新たに記録媒体を投入する場合には、空き状態の収
納部番号を指定して記録媒体の投入作業を実行させる。
【0015】図2に示すように、例えばSCSIインタ
フェース100によって接続されたホストコンピュータ
200から送られてくるコマンドは、まず、SCSI制
御部110によって受信され、メイン制御部120に送
られる。本例では、複数のホストコンピュータが接続可
能であり、各ホストコンピュータから入力されたコマン
ド履歴や、上述した収納部番号による記録媒体の配置状
況をメイン制御部120で管理し、後述するオートチェ
ンジャ(記録媒体搬送部40)の待機位置制御を行うよ
うになっている。すなわち、メイン制御部120は、本
発明の前回動作管理手段、待機位置決定手段、使用履歴
管理手段等の各機能を含むものである。
【0016】また、メイン制御部120では、ホストコ
ンピュータ200から入力されたコマンドを内部コマン
ドに変換し、必要に応じて記録媒体搬送部40の制御部
130やドライブ装置21、22の制御部140の制御
を行い、それぞれの動作を実行する。また、本形態にお
いて、記録媒体の搬送管理は、各収納部11〜1Nの位
置情報に基づいて行うものであり、この搬送制御のため
には記録媒体の記録内容を読み取ることは行わないもの
とする。
【0017】次に、以上のようなシステムの動作概要に
ついて説明する。ここでは、ホストコンピュータが記録
再生装置内の記録媒体から再生データの転送を要求する
場合について説明する。ホストコンピュータは、まず要
求するデータを記録している記録媒体をドライブ装置に
移動するコマンドを記録再生装置に対して発行する。こ
のコマンドを受信した記録再生装置では、該当する記録
媒体収納部の前に記録媒体搬送部40を移動させ、この
収納部から記録媒体を取り出す。そして、この記録媒体
を搬送し、いずれかのドライブ装置の前まで移動して、
そのドライブ装置に記録媒体を装着する。この後、ドラ
イブ装置は、記録媒体を読み取るための準備動作を行
う。
【0018】以上の動作が終了すると、記録再生装置
は、ホストコンピュータにコマンドステータスを報告す
る。このコマンドステータスにより、コマンドが正常終
了したというステータスを受信すると、ホストコンピュ
ータは次に記録媒体に対してデータの読み出しを指示す
るコマンドを発行し、希望のデータを読み出す。そし
て、データ転送の終了した記録媒体は、再び記録媒体搬
送部によってドライブ装置から元の収納部に返却され
る。
【0019】このような動作において、コマンドを実行
していない場合の記録媒体搬送部40の待機位置は、従
来は、前回のコマンドによる記録媒体搬送部40の移動
終了位置または電源投入後の待機位置であったが、本形
態では、移動時間の削減を図るため、記録再生装置が、
その一連の動作におけるホストコンピュータからのコマ
ンド群を記憶し、さらに現在の記録媒体の配置と合わせ
て解析することで、次に予想される動作に最適に記録媒
体搬送部40の待機位置を順次決定し、その位置へ記録
媒体搬送部40を自律的に待機させるものである。
【0020】以下、このような待機位置の決定アルゴリ
ズムについて説明する。本形態において、待機位置の決
定は、ホストコンピュータからのコマンド受信待ち状態
における記録再生装置内の記録媒体の配置と過去のコマ
ンド履歴とを基にして行う。このアルゴリズムの始めで
は、記録媒体配置が特別な場合の処理を行う。図3は、
この処理内容を示すフローチャートである。まず、記録
再生装置内に記録媒体が全くない状態において、記録媒
体搬送部40に対する次の移動コマンドは、記録媒体投
入排出部30に投入される記録媒体を収納部へ移動する
ためのコマンドであることが予想されるため、記録媒体
搬送部40の待機位置は、記録媒体投入排出部30の位
置となる(ステップS1、S2)。
【0021】また、2つのドライブ装置21、22に記
録媒体がセットされている状態では、記録媒体搬送部4
0に対する次の移動コマンドは、いずれかのドライブ装
置21、22から記録媒体を収納部に移動するためのコ
マンドであることが予想されるため、記録媒体搬送部4
0の待機位置は、ドライブ装置21、22の位置となる
(ステップS3、S4)。なお、2つのドライブ装置2
1、22があるため、その中間位置で待機してもよい
し、あるいは、一方のドライブ装置側で待機するように
してもよい。あるいは、過去のコマンド履歴から、使用
頻度の多い方のドライブ装置側で待機するようにしても
よい。
【0022】また、全てのドライブ装置21、22が空
きの場合、つまり記録媒体がセットされていないとき
は、記録媒体搬送部40に対する次の移動コマンドは、
いずれかの収納部11〜1Nから記録媒体を取り出して
ドライブ装置21、22に移動するコマンドであること
が予想し、過去のコマンド履歴から最も使用頻度の多い
収納部番号(1〜N)の収納部の前に搬送部40を移動
して待機させる(ステップS5、S6)。
【0023】以上のような記録媒体の各配置以外の場合
には、コマンドの予想を行うことが困難であるため、記
録媒体に対するアクセスパターンを分類することで、待
機位置決定アルゴリズムの場合分けを行う(ステップS
7)。ここでは、それらのパターンを後述のような「シ
ングル・アクセスパターン」と「マルチ・アクセスパタ
ーン」とに分け、各パターンにおける待機位置決定アル
ゴリズムについて説明した後、最後に待機位置判定によ
る自律的な記録媒体搬送動作を行わない方がよいと考え
られる場合について説明する。
【0024】図4は、「シングル・アクセスパターン」
における待機位置決定アルゴリズムを示すフローチャー
トである。この「シングル・アクセスパターン」は、収
納部からドライブ装置への記録媒体の移動と、その記録
媒体のドライブ装置から収納部への移動を一連のシーケ
ンスと考え、このシーケンスの途中に他の記録媒体の搬
送動作が行われないという条件の下で、搬送部40の待
機位置を決定するものである。まず、前回のコマンドが
収納部からドライブ装置への記録媒体搬送コマンドであ
れば、次のコマンドはドライブ装置から収納部へ記録媒
体を移動するためのコマンドと予想し、前回のコマンド
の搬送先であるドライブ装置の前を搬送部40の待機位
置と決定する(ステップS11、S12)。実際には、
この場合は、前回のコマンド終了時の位置で待機してい
ればよいことになる。
【0025】また、前回のコマンドがドライブ装置から
収納部への記録媒体搬送コマンドであれば、次のコマン
ドは収納部からドライブ装置へ記録媒体を移動するため
のコマンドと予想し、ある条件設定によって指定された
収納部番号の収納部の前を搬送部40の待機位置と決定
する(ステップS13、S14)。この場合、収納部番
号の決定条件としては、「過去の履歴の中から最も使用
頻度の多い収納番号」か「前回のコマンドによって移動
された収納部番号に対して昇順で決定される収納部番
号」か「前回のコマンドによって移動された収納部番号
に対して降順で決定される収納部番号」かのいずれかか
らコマンド等により予め選択しておくものとする。ま
た、前回のコマンドがこれ以外の場合には、次のコマン
ドが予測できないため、待機位置への移動は行わない
(ステップS15)。
【0026】図5は、「マルチ・アクセスパターン」に
おける待機位置決定アルゴリズムを示すフローチャート
である。この「マルチ・アクセスパターン」は、図4に
示す一連のシーケンスが複数並行して同時に行われると
いう条件の下で、記録媒体搬送部40の待機位置を決定
するものである。例えば前回のコマンドが収納部からド
ライブ装置に記録媒体を移動するための記録媒体搬送コ
マンドであれば、次のコマンドは再び収納部からドライ
ブ装置へ記録媒体を移動するためのコマンドと予想し、
図4の場合と同様の条件設定によって指定された収納部
番号の収納部の前を搬送部40の待機位置と決定する
(ステップS21、S22)。
【0027】また、前回のコマンドがドライブ装置から
収納部へ記録媒体を移動させるための記録媒体搬送コマ
ンドであれば、次のコマンドはドライブ装置から収納部
へ記録媒体を移動させるためのコマンドであると予想
し、指定されたドライブ装置の前を搬送部40の待機位
置と決定する(ステップS23、S24)。また、前回
のコマンドがこれ以外の場合には、次のコマンドが予測
できないため、待機位置への移動は行わない(ステップ
S25)。
【0028】実際のオートチェンジャの使用において
は、アプリケーションの仕様にもよるが、厳密な意味で
は、「シングル・アクセスパターン」と「マルチ・アク
セスパターン」の混在状態での使用が多いと考えられ
る。しかし、アプリケーションの性格上、どちらかのパ
ターンの動作が主体になっている場合には、上述のよう
なパターン分けによる待機位置の決定アルゴリズムによ
り、記録媒体搬送部の移動時間の短縮が可能である。た
だし、明らかに上記のアクセスパターンのような繰り返
し動作が起こらないような動作環境では、この待機位置
への移動は、逆に動作時間の増加を引き起こす恐れがあ
るので、このような待機位置への移動制御を停止させる
ことが有効である。
【0029】以上のような実施の形態によれば、繰り返
しの使用におけるオートチェンジャ内の記録媒体アクセ
ス時間の短縮を図ることが可能である。また、ホストコ
ンピュータのシステムアプリケーションが予めオートチ
ェンジャの待機位置を制御するような機能をもたない場
合でも、オートチェンジャが自律的に待機位置を決定す
るため、システムアプリケーション側の負担が減る。ま
た、複数のホストコンピュータが接続されたオートチェ
ンジャであっても、オートチェンジャ側でまとめてコマ
ンド履歴や記録媒体の配置状況を解析して待機位置の制
御を行うため、ホストコンピュータが他のホストコンピ
ュータの動作を把握して待機位置を判定する必要がな
く、簡易な制御を実現できる。
【0030】なお、以上の説明では、投入排出部からの
移動をあまり実行されないものとしてアルゴリズムを構
成したが、特別な場合として、一度に記録再生装置内の
各記録媒体を全部交換する作業をホストコンピュータか
らのコマンドを繰り返し受信して実行するような場合に
は、上述した実施の形態の説明において、記録媒体の移
動対象をドライブ装置の代わりに投入排出部と置き換え
ることにより、投入排出部と収納部との間の多数の記録
媒体の移動を効率的に行うことが可能となり、オートチ
ェンジャの稼働時間の短縮を図ることができる。また、
本発明は上述のように光ディスクを記録媒体とした装置
に限らず、磁気ディスクや磁気テープカセット等を記録
媒体とした装置にも同様に適用し得るものである。ま
た、記録と再生の両方を行う装置に限らず、いずれか再
生だけを行う装置にも同様に適用し得るものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオートチェ
ンジャの制御装置では、オートチェンジャの待機時にお
いて、オートチェンジャの前回動作に対応して、所定の
条件に基づいてオートチェンジャの次の動作を予測し、
この予測に基づいてオートチェンジャの最適な待機位置
を選択し、オートチェンジャの待機位置を制御するよう
にした。したがって、各記録媒体の記録内容等を読み出
して認識することなく、オートチェンジャの待機位置を
できるだけ最適化することができ、簡易な構成で、迅速
で効率のよい動作を得ることができる。
【0032】また本発明によるオートチェンジャの制御
方法では、オートチェンジャの待機時において、オート
チェンジャの前回動作に対応して、所定の条件に基づい
てオートチェンジャの次の動作を予測し、この予測に基
づいてオートチェンジャの最適な待機位置を選択し、オ
ートチェンジャの待機位置を制御するようにした。した
がって、各記録媒体の記録内容等を読み出して認識する
ことなく、オートチェンジャの待機位置をできるだけ最
適化することができ、簡易な制御で、迅速で効率のよい
動作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で用いるオートチェンジャ
を搭載した記録再生装置の構成例を模式的に示す説明図
である。
【図2】図1に示す記録再生装置の制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1に示す記録再生装置の特定条件時における
待機位置決定アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図4】図1に示す記録再生装置の「シングル・アクセ
スパターン」における待機位置決定アルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図5】図1に示す記録再生装置の「マルチ・アクセス
パターン」における待機位置決定アルゴリズムを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11〜1N……記録媒体収納部、21、22……ドライ
ブ装置、30……記録媒体投入排出部、40……記録媒
体搬送部、100……SCSIインタフェース、110
……SCSI制御部、120……メイン制御部、130
……搬送制御部、140……ドライブ制御部、200…
…ホストコンピュータ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からのコマンド入力に基づい
    て、複数の記録媒体収納部から記録媒体を選択的に取り
    出して処理装置に搬送して装着するとともに、前記処理
    装置に装着された記録媒体を取り出して前記記録媒体収
    納部に搬送して収納するオートチェンジャの制御装置に
    おいて、 オートチェンジャの前回動作を管理する前回動作管理手
    段と、 前記オートチェンジャの前回動作に対応して、所定の条
    件に基づいてオートチェンジャの待機位置を決定する待
    機位置決定手段と、 を有することを特徴とするオートチェンジャの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数の記録媒体収納部の全てに記録
    媒体が存在しない場合には、前記オートチェンジャの待
    機位置を記録媒体の投入部の位置に決定することを特徴
    とする請求項1記載のオートチェンジャの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記処理装置に記録媒体が装着されてい
    る場合には、前記オートチェンジャの待機位置を前記処
    理装置の位置に決定することを特徴とする請求項1記載
    のオートチェンジャの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記処理装置を複数有し、全ての前記処
    理装置に記録媒体が装着されている場合には、前記オー
    トチェンジャの待機位置を前記処理装置の位置に決定す
    ることを特徴とする請求項3記載のオートチェンジャの
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の記録媒体収納部のいずれかに
    記録媒体が存在し、かつ前記処理装置に記録媒体が装着
    されていない場合には、前記オートチェンジャの待機位
    置を前記記録媒体収納部の位置に決定することを特徴と
    する請求項1記載のオートチェンジャの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の記録媒体収納部の過去の使用
    履歴を管理する使用履歴管理手段を有し、前記オートチ
    ェンジャの待機位置を前記記録媒体収納部の位置に決定
    する場合に、前記使用履歴管理手段において最も使用頻
    度の大きい記録媒体収納部の位置を選択して待機位置を
    決定することを特徴とする請求項5記載のオートチェン
    ジャの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記待機位置決定手段は、前記オートチ
    ェンジャの動作パターンを特定し、この特定した動作パ
    ターンに基づいて前記オートチェンジャの待機位置を決
    定することを特徴とする請求項1記載のオートチェンジ
    ャの制御装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体収納部に付された収納部番
    号により前記オートチェンジャの待機位置を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のオートチェンジャの制御
    装置。
  9. 【請求項9】 ホスト装置からのコマンド入力に基づい
    て、複数の記録媒体収納部から記録媒体を選択的に取り
    出して処理装置に搬送して装着するとともに、前記処理
    装置に装着された記録媒体を取り出して前記記録媒体収
    納部に搬送して収納するオートチェンジャの制御方法に
    おいて、 オートチェンジャの前回動作を管理する前回動作管理工
    程と、 前記オートチェンジャの前回動作に対応して、所定の条
    件に基づいてオートチェンジャの待機位置を決定する待
    機位置決定工程と、 を有することを特徴とするオートチェンジャの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記複数の記録媒体収納部の全てに記
    録媒体が存在しない場合には、前記オートチェンジャの
    待機位置を記録媒体の投入部の位置に決定することを特
    徴とする請求項9記載のオートチェンジャの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記処理装置に記録媒体が装着されて
    いる場合には、前記オートチェンジャの待機位置を前記
    処理装置の位置に決定することを特徴とする請求項9記
    載のオートチェンジャの制御方法。
  12. 【請求項12】 前記処理装置を複数有し、全ての前記
    処理装置に記録媒体が装着されている場合には、前記オ
    ートチェンジャの待機位置を前記処理装置の位置に決定
    することを特徴とする請求項11記載のオートチェンジ
    ャの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の記録媒体収納部のいずれか
    に記録媒体が存在し、かつ前記処理装置に記録媒体が装
    着されていない場合には、前記オートチェンジャの待機
    位置を前記記録媒体収納部の位置に決定することを特徴
    とする請求項9記載のオートチェンジャの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の記録媒体収納部の過去の使
    用履歴を管理する使用履歴管理工程を有し、前記オート
    チェンジャの待機位置を前記記録媒体収納部の位置に決
    定する場合に、前記使用履歴管理工程において最も使用
    頻度の大きい記録媒体収納部の位置を選択して待機位置
    を決定することを特徴とする請求項13記載のオートチ
    ェンジャの制御方法。
  15. 【請求項15】 前記待機位置決定工程は、前記オート
    チェンジャの動作パターンを特定し、この特定した動作
    パターンに基づいて前記オートチェンジャの待機位置を
    決定することを特徴とする請求項9記載のオートチェン
    ジャの制御方法。
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