JP2000344836A - 高分子化合物及びその製造方法 - Google Patents

高分子化合物及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 フェノール誘導体のデンポリマー又はハ
イパーブランチポリマーからなる重量平均分子量が50
0〜10,000,000の高分子化合物。 【効果】 本発明のデンポリマー、ハイパーブランチポ
リマーの新規高分子化合物は、通常の線状高分子化合物
とは基本的に異なり、例えば、この新規高分子化合物を
レジスト材料のベース樹脂として用いた場合、ポリマー
のサイズは解像度に比例しており、サイズを小さくする
と線状高分子化合物では強度が足りないという欠点があ
るが、この新規高分子化合物はポリマーのサイズを任意
に変えることが可能であり、この新規高分子化合物は強
度を保ちつつサイズを小さくできる特徴を持つ。従っ
て、従来のレジスト材料にない、高解像性、感度、プラ
ズマエッチング耐性に優れたレジスト材料を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規フェノール誘
導体のデンポリマー、ハイパーブランチ高分子化合物及
びその製造方法に関するものであり、特にはポリヒドロ
キシスチレン誘導体の新規デンポリマー、ハイパーブラ
ンチ高分子化合物及びその製造方法に関する。この新規
デンポリマー、ハイパーブランチ高分子化合物は、レジ
スト材料のベース樹脂として使用することにより、超L
SI製造用の超微細パターンを形成するものとして有用
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの
微細化が求められているなか、微細加工技術としてリソ
グラフィーが有望視されている。遠紫外線、EB,X線
リソグラフィーは、0.2μm以下の加工も可能とな
る。
【0003】近年、開発された酸を触媒とした化学増幅
ポジ型レジスト材料(特公平2−27660号、特開昭
63−27829号公報等記載)は、遠紫外線の光源と
して高輝度なKrFエキシマレーザーを利用し、感度、
解像性、ドライエッチング耐性が高く、優れた特徴を有
した遠紫外線リソグラフィーに特に有望なレジスト材料
として期待されている。
【0004】例えば、特開昭62−115440号公報
には、ポリ−4−tert−ブトキシスチレンと酸発生
剤からなるレジスト材料が提案され、この提案と類似し
たものとして特開平3−223858号公報には分子内
にtert−ブトキシ基を有する樹脂と酸発生剤からな
る二成分系レジスト材料、更には特開平4−21125
8号公報にはメチル基、イソプロピル基、tert−ブ
チル基、テトラヒドロピラニル基、トリメチルシリル基
含有ポリヒドロキシスチレンと酸発生剤からなる二成分
系のレジスト材料が提案されている。
【0005】しかしながら、このように開発されたレジ
スト用のベースポリマーは従来の方法、例えばラジカル
重合、アニオン重合、カチオン重合等の付加重合にて合
成され使用されているのが現状である(特開平4−27
9608号、特開昭57−44608号、特公昭63−
36602号公報)。
【0006】このような従来の方法で合成されたポリマ
ーの構造は線状ポリマーを基本とするものである。
【0007】しかし、これらレジスト材料の線状ポリマ
ー樹脂は、更なる微細加工を要求されると、ポリマーの
サイズと微細化のサイズが同等となり、要求の細線のパ
ターン形成ができなくなることや耐熱性が不十分だった
り、感度及び解像度が満足できるものではないなど、い
ずれも問題を有しており、更なる改善が要求されている
のが現状である。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
特にレジスト材料のベース樹脂として用いた場合、従来
のレジスト材料を上回る高感度及び高解像度、露光余裕
度、プロセス適応性、再現性を有し、プラズマエッチン
グ耐性に優れ、しかもレジストパターンの耐熱性にも優
れたレジスト材料等を与える新規デンポリマー、ハイパ
ーブランチ高分子化合物及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、後述する方法によって得られる新規フェノール誘導
体のデンポリマー、ハイパーブランチポリマーの新規高
分子化合物が、これをベース樹脂として用いたレジスト
材料が高解像度、露光余裕度、プロセス適応性に優れ、
実用性の高い、精密な微細加工に有利であり、超LSI
用レジスト材料のベース樹脂として非常に有効であるこ
とを知見し、本発明をなすに至った。
【0010】即ち、本発明は、下記高分子化合物及びそ
の製造方法を提供する。 請求項1:フェノール誘導体のデンポリマー又はハイパ
ーブランチポリマーからなる重量平均分子量が500〜
10,000,000の高分子化合物。 請求項2:下記繰り返し単位(I)及び/又は繰り返し
単位(II)と繰り返し単位(III)とからなり、単
位(III)の個数が1〜1,000である請求項1記
載の高分子化合物。
【化7】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は同一
又は異種の炭素数1〜30の直鎖状、分岐状又は環状の
アルキル基、又は炭素数6〜30のアリール基を示す。
3は水酸基又はOR4基を示し、R4は酸不安定基又は
酸安定基を示す。xは0又は正の整数、yは正の整数で
あり、x+y≦5を満足する数である。)
【化8】 (式中、R1は上記と同様である。R5は炭素数1〜30
の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数
6〜30のアリーレン基で、これらが組み合わされてい
てもよく、エーテル結合又はエステル結合を含んでもよ
い。) 請求項3:単位(III)が、下記式(3a)
【化9】 (式中、Xは、単結合、又はヒドロキシ基又はカルボニ
ル基を含んでいてもよい炭素数1〜10の直鎖状又は分
岐状のアルキレン基を示す。)で示されるものである請
求項2記載の高分子化合物。 請求項4:デンポリマー又はハイパーブランチポリマー
が、下記式(4)〜(8)で示される繰り返し単位を有
するものである請求項2又は3記載の高分子化合物。
【化10】
【化11】 (式中、鎖線は上記繰り返し単位(I)及び/又は(I
I)のポリマー鎖を表し、Aは上記単位(III)を表
す。) 請求項5:ヒドロキシスチレン誘導体モノマーを重合す
るに際し、重合途中で分岐形成モノマーを添加して重合
途上物に分岐鎖を導入することを繰り返しながら重合す
ることを特徴とする請求項1記載の高分子化合物の製造
方法。 請求項6:ヒドロキシスチレン誘導体モノマーが下記一
般式(i)及び/又は(ii)で示されるものであり、
分岐形成モノマーが下記一般式(iii)で示されるも
のである請求項5記載の製造方法。
【化12】 (式中、R1,R2,R3,x,yは上記と同様であり、
Rは水酸基の保護基を示し、R0は単結合又は炭素数1
〜20のアルキレン基、Xはハロゲン原子、アルデヒド
基又はアルコキシカルボニル基を示す。) 請求項7:重合をリビング重合により行う請求項5又は
6記載の製造方法。 請求項8:リビング重合がリビングアニオン重合である
請求項7記載の製造方法。
【0011】本発明の新規高分子化合物は、フェノール
誘導体のデンポリマー、ハイパーブランチポリマーであ
り、これをベース樹脂としてレジスト材料に配合する
と、ポリマーの分岐、自由体積の増加効果によって従来
の線状構造ベース樹脂よりも性能が向上する。例えば、
デンポリマー、ハイパーブランチポリマーとすることに
よってポリマーの分子サイズは線状ポリマーと比較して
小さくなることにより、解像性が向上する。ポリマーの
分子量を増加させて耐熱性を向上させる場合、粘度の上
昇を抑えることができ、プロセス安定性が向上する。ま
た、デンポリマーとすることによって末端の数が増加
し、基板との密着性の向上が図られる。
【0012】更に、分岐、末端の数のコントロールを自
由に行うことができるために目的に応じてポリマー設計
することが可能である。
【0013】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明は重量平均分子量500〜10,000,0
00のフェノール誘導体のデンポリマー、ハイパーブラ
ンチポリマーからなる高分子化合物である。
【0014】この場合、本発明の高分子化合物は、下記
繰り返し単位(I)及び/又は繰り返し単位(II)と
繰り返し単位(III)とからなり、単位(III)の
個数が1〜1,000、より好ましくは1〜500、更
に好ましくは1〜200であるものが好ましい。
【0015】
【化13】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は同一
又は異種の炭素数1〜30の直鎖状、分岐状又は環状の
アルキル基、又は炭素数6〜30のアリール基を示す。
3は水酸基又はOR4基を示し、R4は酸不安定基又は
酸安定基を示す。xは0又は正の整数、yは正の整数で
あり、x+y≦5を満足する数であり、好ましくはR3
はOR4である。)
【0016】
【化14】 (式中、R1は上記と同様である。R5は炭素数1〜30
の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数
6〜30のアリーレン基で、これらが組み合わされてい
てもよく、エーテル結合又はエステル結合を含んでもよ
い。)
【0017】この場合、単位(III)は、下記式(3
a)で示されるものが好ましい。
【化15】 (式中、Xは、単結合、又はヒドロキシ基又はカルボニ
ル基を含んでいてもよい炭素数1〜10の直鎖状又は分
岐状のアルキレン基を示す。)
【0018】ここで、R2は炭素数1〜30、好ましく
は1〜15、更に好ましくは1〜8の直鎖状、分岐状又
は環状のアルキル基又はアリール基を示し、直鎖状、分
岐状又は環状のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、シクロヘキシル基、シ
クロペンチル基等を例示できる。また、アリール基とし
てはフェニル基等が挙げられる。
【0019】上記R4の酸不安定基としては、種々選定
されるが、特に下記式(9)、(10)で示される基、
炭素数4〜40の3級アルキル基、アルキル基がそれぞ
れ炭素数1〜6のトリアルキルシリル基、炭素数4〜2
0のオキソアルキル基等であることが好ましい。
【0020】
【化16】
【0021】式中、R6は炭素数4〜40の3級アルキ
ル基、アルキル基がそれぞれ炭素数1〜6のトリアルキ
ルシリル基、炭素数4〜20のオキソアルキル基、aは
0〜10の整数を示す。R7は水素原子又は直鎖状、分
岐鎖状、もしくは環状の炭素数1〜10のアルキル基、
8、R9は互いに独立に直鎖状、分岐鎖状、もしくは環
状の炭素数1〜10のアルキル基を示すか、或いは互い
に結合して環を形成してもよい。
【0022】上記式(10)で示される酸不安定基とし
て、具体的には、例えば1−メトキシエチル基、1−エ
トキシエチル基、1−n−プロポキシエチル基、1−イ
ソプロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1
−イソブトキシエチル基、1−sec−ブトキシエチル
基、1−tert−ブトキシエチル基、1−tert−
アミロキシエチル基、1−エトキシ−n−プロピル基、
1−シクロヘキシロキシエチル基、メトキシプロピル
基、エトキシプロピル基、1−メトキシ−1−メチル−
エチル基、1−エトキシ−1−メチル−エチル基等の直
鎖状もしくは分岐状アセタール基、テトラヒドロフラニ
ル基、テトラヒドロピラニル基等の環状アセタール基等
が挙げられ、好ましくはエトキシエチル基、ブトキシエ
チル基、エトキシプロピル基が挙げられる。一方、上記
式(9)の酸不安定基として、例えばtert−ブトキ
シカルボニル基、tert−ブトキシカルボニルメチル
基、tert−アミロキシカルボニル基、tert−ア
ミロキシカルボニルメチル基、1−エトキシエトキシカ
ルボニルメチル基、2−テトラヒドロピラニルオキシカ
ルボニルメチル基、2−テトラヒドロフラニルオキシカ
ルボニルメチル基等が挙げられる。
【0023】また、3級アルキル基としては、tert
−ブチル基、トリエチルカルビル基、1ーエチルノルボ
ニル基、1−メチルシクロヘキシル基、2−(2−メチ
ル)アダマンチル基、tert−アミル基等を挙げるこ
とができる。
【0024】トリアルキルシリル基としては、トリメチ
ルシリル基、トリエチルシリル基、ジメチル−tert
−ブチルシリル基等の各アルキル基の炭素数が1〜6の
ものが挙げられる。
【0025】オキソアルキル基としては、3−オキソシ
クロヘキシル基が挙げられる。
【0026】更に、酸不安定基としては、C−O−C基
を有する架橋基Qを挙げることができる。この架橋基Q
は、下記式に示したように、単位(I)のOH間を分子
内又は分子間架橋するものである。
【0027】
【化17】
【0028】この架橋基Qとしては、下記一般式(Q
a)又は(Qb)で示される基、好ましくは(Qa’)
又は(Qb’)を挙げることができる。
【0029】
【化18】 (式中、R’、R’’は水素原子又は炭素数1〜8の直
鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を示す。又は、R’
とR’’とは環を形成してもよく、環を形成する場合に
はR’、R’’は炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状のア
ルキレン基を示す。R’’’は炭素数1〜10の直鎖
状、分岐状又は環状のアルキレン基、dは0又は1〜1
0の整数である。Aは、c価の炭素数1〜50の脂肪族
もしくは脂環式飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基又は
ヘテロ環基を示し、これらの基はヘテロ原子を介在して
いてもよく、またその炭素原子に結合する水素原子の一
部が水酸基、カルボキシル基、アシル基又はハロゲン原
子によって置換されていてもよい。Bは−CO−O−、
−NHCO−O−又は−NHCONH−を示す。cは2
〜8、c’は1〜7の整数である。)
【0030】
【化19】 (式中、R’、R’’は水素原子又は炭素数1〜8の直
鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を示す。又は、R’
とR’’とは環を形成してもよく、環を形成する場合に
はR’、R’’は炭素数1〜8の直鎖状又は分岐状のア
ルキレン基を示す。R’’’は炭素数1〜10の直鎖
状、分岐状又は環状のアルキレン基、dは0又は1〜5
の整数である。A’は、c’’価の炭素数1〜20の直
鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルキルトリイ
ル基、アルキルテトライル基、炭素数6〜30のアリー
レン基を示し、これらの基はヘテロ原子を介在していて
もよく、またその炭素原子に結合する水素原子の一部が
水酸基、カルボキシル基、アシル基又はハロゲン原子に
よって置換されていてもよい。Bは−CO−O−、−N
HCO−O−又は−NHCONH−を示す。c’’は2
〜4、c’’’は1〜3の整数である。)
【0031】ここで、炭素数1〜8の直鎖状、分岐状又
は環状のアルキル基としては上述したものと同様のもの
を例示することができる。また、R’’’の炭素数1〜
10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基として
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イソプロ
ピレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基、シクロへ
キシレン基、シクロペンチレン基等を例示することがで
きる。なお、Aの具体例は後述する。この架橋基(Q
a)、(Qb)は、後述するアルケニルエーテル化合
物、ハロゲン化アルキルエーテル化合物に由来する。
【0032】架橋基は、上記式(Qa)、(Qb)の
c’の値から明らかなように、2価に限られず、3価〜
8価の基でもよい。例えば、2価の架橋基としては、下
記式(Qa’’)、(Qb’’)、3価の架橋基として
は、下記式(Qa’’’)、(Qb’’’)で示される
ものが挙げられる。
【0033】
【化20】
【0034】上記架橋基の導入には、下記の化合物を用
いることができる。
【化21】
【0035】ここで、A、B、R’、R’’、
R’’’、c、dは上記と同様であり、R’aは水素原
子又は炭素数1〜7の直鎖状、分岐状又は環状のアルキ
ル基を示す。ZはCl、Br、Iといったハロゲン原子
である。
【0036】具体的には、Aのc価の炭化水素基は炭素
数1〜50、好ましくは1〜40のO、NH、N(CH
3)、S、SO2等のヘテロ原子が介在してもよい非置換
又は水酸基、カルボキシル基、アシル基又はフッ素原
子,塩素原子,臭素原子,ヨウ素原子等のハロゲン原子
置換のアルキレン基、炭素数6〜50、好ましくは6〜
40、更に好ましくは6〜20のアリーレン基、これら
アルキレン基とアリーレン基とが結合した基、上記各基
の炭素原子に結合した水素原子が脱離したc’’’価
(c’’’は3〜8の整数)の基が挙げられ、更にc価
のヘテロ環基、このヘテロ環基と上記炭化水素基とが結
合した基などが挙げられる。
【0037】具体的に例示すると、Aとして下記のもの
が挙げられる。
【化22】
【0038】
【化23】
【0039】
【化24】
【0040】
【化25】
【0041】一般式(I)で示される化合物は、例え
ば、Stephen.C.Lapin,Polymer
s Paint Colour Journal.17
9(Q237)、321(1988)に記載されている
方法、即ち多価アルコールもしくは多価フェノールとア
セチレンとの反応、又は多価アルコールもしくは多価フ
ェノールとハロゲン化アルキルビニルエーテルとの反応
により合成することができる。
【0042】式(I)の化合物の具体例として、エチレ
ングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコー
ルジビニルエーテル、1,2−プロパンジオールジビニ
ルエーテル、1,3−プロパンジオールジビニルエーテ
ル、1,3−ブタンジオールジビニルエーテル、1,4
−ブタンジオールジビニルエーテル(テトラメチレング
リコールジビニルエーテル)、ネオペンチルグリコール
ジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニル
エーテル、トリメチロールエタントリビニルエーテル、
ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4−シクロヘ
キサンジオールジビニルエーテル、1,4−ジビニロキ
シメチルシクロヘキサン、テトラエチレングリコールジ
ビニルエーテル、ペンタエリスリトールジビニルエーテ
ル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、ペンタ
エリスリトールテトラビニルエーテル、ソルビトールテ
トラビニルエーテル、ソルビトールペンタビニルエーテ
ル、エチレングリコールジエチレンビニルエーテル、ト
リエチレングリコールジエチレンビニルエーテル、エチ
レングリコールジプロピレンビニルエーテル、トリエチ
レングリコールジエチレンビニルエーテル、トリメチロ
ールプロパントリエチレンビニルエーテル、トリメチロ
ールプロパンジエチレンビニルエーテル、ペンタエリス
リトールジエチレンビニルエーテル、ペンタエリスリト
ールトリエチレンビニルエーテル、ペンタエリスリトー
ルテトラエチレンビニルエーテル並びに以下の式(I−
1)〜(I−31)で示される化合物を挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。
【0043】
【化26】
【0044】
【化27】
【0045】
【化28】
【0046】
【化29】
【0047】
【化30】
【0048】一方、Bが−CO−O−の場合の上記一般
式(II)で示される化合物は、多価カルボン酸とハロ
ゲン化アルキルビニルエーテルとの反応により製造する
ことができる。Bが−CO−O−の場合の式(II)で
示される化合物の具体例としては、テレフタル酸ジエチ
レンビニルエーテル、フタル酸ジエチレンビニルエーテ
ル、イソフタル酸ジエチレンビニルエーテル、フタル酸
ジプロピレンビニルエーテル、テレフタル酸ジプロピレ
ンビニルエーテル、イソフタル酸ジプロピレンビニルエ
ーテル、マレイン酸ジエチレンビニルエーテル、フマル
酸ジエチレンビニルエーテル、イタコン酸ジエチレンビ
ニルエーテル等を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。
【0049】更に、本発明において好適に用いられるア
ルケニルエーテル基含有化合物としては、下記一般式
(III)、(IV)又は(V)等で示される活性水素
を有するアルケニルエーテル化合物とイソシアナート基
を有する化合物との反応により合成されるアルケニルエ
ーテル基含有化合物を挙げることができる。
【0050】
【化31】 (R’a、R’’、R’’’は上記と同様の意味を示
す。)
【0051】Bが−NHCO−O−又は−NHCONH
−の場合の上記一般式(II)で示される化合物を得る
方法としては、例えば架橋剤ハンドブック(大成社刊、
1981年発行)に記載のイソシアナート基を有する化
合物を用いることができる。具体的には、トリフェニル
メタントリイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシ
アナート、トリレンジイソシアナート、2,4−トリレ
ンジイソシアナートの二量体、ナフタレン−1,5−ジ
イソシアナート、o−トリレンジイソシアナート、ポリ
メチレンポリフェニルイソシアナート、ヘキサメチレン
ジイソシアナート等のポリイソシアナート型、トリレン
ジイソシアナートとトリメチロールプロパンの付加体、
ヘキサメチレンジイソシアナートと水との付加体、キシ
レンジイソシアナートとトリメチロールプロパンとの付
加体等のポリイソシアナートアダクト型等を挙げること
ができる。上記イソシアナート基含有化合物と活性水素
含有アルケニルエーテル化合物とを反応させることによ
り末端にアルケニルエーテル基を持つ種々の化合物がで
きる。このような化合物として以下の式(II−1)〜
(II−11)で示されるものを挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。
【0052】
【化32】
【0053】
【化33】
【0054】一方、R4の酸安定基としては、酸によっ
て脱離してフェノールが生成し、溶解速度が変化すると
いったことが起きない置換基のことを示し、1,2級ア
ルキル基、1,2級アルコキシ基、1,2級アルコキシ
カルボニル基、1,2,3級アルキルカルボニル基、ア
リール基などが挙げられる。なお、アルキル基、アルコ
キシ基は炭素数1〜20、特に1〜10のものが挙げら
れ、アリール基としてはフェニル基等が例示される。具
体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、シ
クロヘキシロキシ基、アセチル基、ピバロイル基、メチ
ルカーボネート基、エチルカーボネート基、イソプロピ
ルカーボネート基、メトキシメトキシ基などが挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0055】更に、R5のアルキレン基、アリーレン基
としては、アルキレン基は好ましくは炭素数1〜20、
特に1〜10、アリーレン基は炭素数6〜20、特に6
〜10のものが好ましく、アルキレン基とアリーレン基
が組み合わされていてもよく、エーテル結合、エステル
結合が含まれていてもよい。具体的には、メチレン基、
エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン
基、シクロヘキシレン基、オクチレン基、フェニレン基
などや、これらが結合した基、或いはこれらに−O−,
−CO−,−COO−が介在した基が例示されるが、特
に下記の基が好ましい。
【0056】
【化34】
【0057】ここで、Xは、上述したように、単結合、
又はヒドロキシ基又はカルボニル基を含んでいてもよい
炭素数1〜10、好ましくは1〜8、更に好ましくは1
〜6の直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基であり、上に
例示したものを挙げることができる。
【0058】本発明の高分子化合物は、上記単位(II
I)の3本の結合手にそれぞれ上記繰り返し単位(I)
及び/又は(II)の一方の結合手が結合すると共に、
他方の結合手が別の単位(III)の結合手に結合する
という態様でデンドライド状又はハイパーブランチ状に
分岐結合連鎖したものである。
【0059】この場合、上記単位(I)と単位(II)
との合計は、(II)/[(I)+(II)]として、
0〜1であるが、好ましくは0.8以下、より好ましく
は0.6以下、更に好ましくは0.5以下である。下限
は0、好ましくは0を超える正数で、特には0.01以
上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.
1以上である。
【0060】本発明の高分子化合物は、例えば下記式
(A)で表すことができる。
【化35】
【0061】即ち、単位(III)の3本の結合手に、
単位(III)の数z(zは分枝数によって異なり、好
ましくは1〜1,000、より好ましくは1〜100、
更に好ましくは1〜50である)に応じて、a,bの繰
り返し単位、c,dの繰り返し単位、e,fの繰り返し
単位が結合したものである。
【0062】ここで、R1,R2,R4,R5は上記と同様
であり、また、x,yも上記と同様である。また、a〜
fは0又は正数であるが、aとb、cとd、eとfはそ
れぞれ同時に0とはならない。この場合、a/(a+
b)、c/(c+d)、e/(e+f)、(a+c+
e)/(a+b+c+d+e+f)も、0〜1の範囲で
あるが、好適には上記(II)/[(I)+(II)]
の説明の場合と同様であり、好ましくは0.8以下、よ
り好ましくは0.6以下、更に好ましくは0.5以下で
ある。下限は0、好ましくは0を超えれる正数で、特に
は0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好
ましくは0.1以上である。これらは互いに同一であっ
ても異なっていてもよい。
【0063】本発明の高分子化合物は、上述したよう
に、その重量平均分子量が500〜10,000,00
0、好ましくは1,000〜1,000,000、より
好ましくは1,000〜100,000、更に好ましく
は2,000〜50,000である。この場合、分子量
分布は特に制限されないが、Mw/Mn=1.0〜5.
0、特に1.0〜3.0であることが好ましい。
【0064】本発明のデンポリマー、ハイパーブランチ
ポリマーは、具体的には下記概略式(4)〜(8)で示
される繰り返し単位を有するものを挙げることができ
る。
【0065】
【化36】
【0066】
【化37】 (式中、鎖線は上記繰り返し単位(I)及び/又は(I
I)のポリマー鎖を表し、Aは上記単位(III)を表
す。なお、A−A間の鎖線のドット数と単位(I)、
(II)の結合数(繰り返し数)とは無関係である。)
【0067】本発明に係るフェノール誘導体のデンポリ
マー、ハイパーブランチポリマーを製造する方法として
は、リビング重合中、重合可能成分と停止成分を有する
化合物とを反応し、更に重合を進行させることにより合
成することができる。この操作を任意に繰り返すことに
よってフェノール誘導体のデンポリマー、ハイパーブラ
ンチポリマーを製造することができる。リビング重合で
あればどの重合方法でも可能である。その中でも特に、
制御が容易な重合方法としてリビングアニオン重合が好
ましい。
【0068】例えば、一般式(i)で示されるモノマー
及び/又は一般式(ii)で示されるモノマーを用いて
リビングアニオン重合を開始し、所定量を重合後、一般
式(iii)で示される化合物(分岐形成モノマー)を
反応させる。次に、一般式(i)で示されるモノマー及
び/又は一般式(ii)で示されるモノマーを再度添加
し、重合させる。この操作を幾度となく繰り返すことに
より、所望のポリマーを合成することができる。
【0069】
【化38】
【0070】ここで、R1,R2,R3,x,yは上記と
同様であり、Rは水酸基の保護基であり、R0は単結合
又は炭素数1〜20、特に1〜10のアルキレン基、X
はハロゲン原子、アルデヒド基又はアルコキシカルボニ
ル基などである。なお、上記保護基としては公知のもの
が挙げられ、特に制限されるものではなく、最後に常法
により脱離することができる。
【0071】リビングアニオン重合を行う場合、反応溶
媒としては、トルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、エチルエーテル等の溶媒が好ましく、
特にテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルエーテル
等の極性溶媒が好ましく、単独でも2種以上混合して使
用してもかまわない。
【0072】開始剤としてはsec−ブチルリチウム、
n−ブチルリチウム、ナフタレンナトリウム、クミルカ
リウムが好ましく、その使用量は設計分子量に比例す
る。
【0073】反応温度としては−80〜100℃、好ま
しくは−70〜0℃であり、反応時間としては0.1〜
50時間、好ましくは0.5〜5時間である。
【0074】sec−ブチルリチウムを開始剤に用いた
場合の反応式の一例を示すと下記の通りである。分岐度
を変えるためには下記反応を任意に繰り返す。
【0075】
【化39】
【0076】なお、酸不安定基又は酸安定基を導入する
場合は、得られたポリp−ヒドロキシスチレンに対して
公知の方法でそのフェノール性水酸基に所望の酸不安定
基又は酸安定基を導入すればよい。或いは、フェノール
性水酸基に酸不安定基又は酸安定基が導入されたヒドロ
キシスチレン誘導体モノマーを用いて上記のように重合
すればよい。酸不安定基を導入する場合の製造例を以下
に示す。
【0077】
【化40】
【0078】
【化41】
【0079】
【化42】
【0080】
【化43】
【0081】
【発明の効果】本発明のデンポリマー、ハイパーブラン
チポリマーの新規高分子化合物は、通常の線状高分子化
合物とは基本的に異なり、例えば、この新規高分子化合
物をレジスト材料のベース樹脂として用いた場合、ポリ
マーのサイズは解像度に比例しており、サイズを小さく
すると線状高分子化合物では強度が足りないという欠点
があるが、この新規高分子化合物はポリマーのサイズを
任意に変えることが可能であり、この新規高分子化合物
は強度を保ちつつサイズを小さくできる特徴を持つ。従
って、従来のレジスト材料にない、高解像性、感度、プ
ラズマエッチング耐性に優れたレジスト材料を与える。
【0082】
【実施例】以下、合成例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記例に制限されるもので
はない。
【0083】[合成例1]3分岐ポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)の合成 1Lのフラスコに溶媒としてテトラヒドロフラン500
ml、開始剤としてsec−ブチルリチウム0.01m
olを仕込んだ。この混合溶液に−78℃でp−ter
t−ブトキシスチレン30gを添加し、30分撹拌しな
がら重合させた。この反応溶液は赤色を呈した。更に、
分岐ポリマーとするために、p−クロロメチルスチレン
0.005molを添加し、5分間反応した。この反応
溶液は赤色溶液を呈していた。次に、更にp−tert
−ブトキシスチレン15gを添加し、30分撹拌しなが
ら重合させた。重合停止反応は反応溶液にメタノール
0.1molを添加して行った。
【0084】次に、ポリマーを精製するために、反応混
合物をメタノール中に注ぎ、得られた重合体を沈澱させ
た後、分離し、乾燥させたところ、29gの白色重合体
(3分岐のポリp−tert−ブトキシスチレン)が得
られた。この重合体は光散乱法により重量平均分子量が
4500g/molであり、GPC溶出曲線より分子量
分布の点で非常に単分散性(Mw/Mn=1.07)の
高い重合体であることが確認できた。
【0085】更に、3分岐ポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)とするために、上記3分岐のポリp−tert−ブ
トキシスチレン29gをアセトン300mlに溶解し、
60℃で少量の濃塩酸を加えて7時間撹拌後、水に注
ぎ、ポリマーを沈殿させ、洗浄・乾燥したところ、18
gのポリマーが得られた。得られたポリマーの重量平均
分子量は3000g/molであった。また、1H−N
MRでtert−ブチル基に由来するピークが観測され
ないことから得られたポリマーが分子量分布の狭い3分
岐ポリ(p−ヒドロキシスチレン)であることが確認さ
れた。
【0086】[合成例2]3分岐ポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)の合成 1Lのフラスコに溶媒としてテトラヒドロフラン500
ml、開始剤としてsec−ブチルリチウム0.01m
olを仕込んだ。この混合溶液に−78℃でp−ter
t−ブトキシスチレン30gを添加し、30分撹拌しな
がら重合させた。この反応溶液は赤色を呈した。更に、
分岐ポリマーとするために、p−メチルカルボニルスチ
レン0.005molを添加し、5分間反応した。次
に、更にp−tert−ブトキシスチレン15gを添加
し、30分撹拌しながら重合させた。重合停止反応は反
応溶液にメタノール0.1molを添加して行った。
【0087】次に、ポリマーを精製するために、反応混
合物をメタノール中に注ぎ、得られた重合体を沈澱させ
た後、分離し、乾燥させたところ、28gの白色重合体
(3分岐のポリp−tert−ブトキシスチレン)が得
られた。この重合体は光散乱法により重量平均分子量が
4500g/molであり、GPC溶出曲線より分子量
分布の点で非常に単分散性(Mw/Mn=1.09)の
高い重合体であることが確認できた。
【0088】更に、3分岐ポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)とするために、上記3分岐のポリp−tert−ブ
トキシスチレン28gをアセトン300mlに溶解し、
60℃で少量の濃塩酸を加えて7時間撹拌後、水に注
ぎ、ポリマーを沈殿させ、洗浄・乾燥したところ、17
gのポリマーが得られた。得られたポリマーの重量平均
分子量は3000g/molであった。また、1H−N
MRでtert−ブチル基に由来するピークが観測され
ないことから得られたポリマーが分子量分布の狭い3分
岐ポリ(p−ヒドロキシスチレン)であることが確認さ
れた。
【0089】[合成例3]3分岐ポリ(部分エトキシエ
トキシ化p−ヒドロキシスチレン)の合成 合成例1で得られた3分岐ポリヒドロキシスチレン10
gをテトラヒドロフラン100mlに溶解させ、触媒量
のメタンスルホン酸を添加した後、20℃で撹拌しなが
らエチルビニルエーテル3gを添加した。1時間反応さ
せた後に、濃アンモニア水により中和し、水5Lに中和
反応液を滴下したところ、白色固体が得られた。これを
濾過後、アセトン100mlに溶解させ、水5Lに滴下
し、濾過後、真空乾燥した。得られたポリマーは、1
−NMRから3分岐ポリヒドロキシスチレンの水酸基の
水素原子が27%エトキシエチル化されたことが確認さ
れた。重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/
Mn)は表1に示す通りであった。
【0090】[合成例4]3分岐ポリ(p−tert−
ブトキシカルボニルオキシスチレン−p−ヒドロキシス
チレン)の合成 合成例1で得られた3分岐ポリヒドロキシスチレン20
gをピリジン200mlに溶解させ、45℃で撹拌しな
がら二炭酸ジ−tert−ブチル10gを添加した。1
時間反応させた後、水3Lに反応液を滴下したところ、
白色固体が得られた。これを濾過後、アセトン100m
lに溶解させ、水5Lに滴下し、濾過後、真空乾燥さ
せ、ポリマーを得た。得られたポリマーは1H−NMR
から3分岐ポリヒドロキシスチレンの水酸基の水素原子
のt−BOC化率は27%であり、重量平均分子量(M
w)及び分子量分布(Mw/Mn)は表1に示す通りで
あった。
【0091】[合成例5]3分岐ポリ(p−1−エトキ
シプロポキシスチレン−p−tert−ブトキシカルボ
ニルオキシスチレン−p−ヒドロキシスチレン)の合成 合成例1で得られた3分岐ポリヒドロキシスチレン20
gをテトラヒドロフラン200mlに溶解させ、触媒量
のメタンスルホン酸を添加した後、20℃で撹拌しなが
らエチルプロペニルエーテル5gを添加した。1時間反
応させた後に、濃アンモニア水により中和し、水10L
に中和反応液を滴下したところ、白色固体が得られた。
これを濾過後、アセトン200mlに溶解させ、水10
Lに滴下し、濾過後、真空乾燥した。得られたポリマー
は、1H−NMRから3分岐ポリヒドロキシスチレンの
水酸基の水素原子が20%エトキシプロピル化されたこ
とが確認された。
【0092】更に、得られた部分エトキシプロピル化3
分岐ポリヒドロキシスチレン20gをピリジン200m
lに溶解させ、45℃で撹拌しながら二炭酸ジ−ter
t−ブチル3gを添加した。1時間反応させた後、水3
Lに反応液を滴下したところ、白色固体が得られた。こ
れを濾過後、アセトン100mlに溶解させ、水5Lに
滴下し、濾過後、真空乾燥させ、ポリマーを得た。得ら
れたポリマーは1H−NMRから3分岐ポリヒドロキシ
スチレンの水酸基の水素原子のエトキシプロピル化率は
20%、t−BOC化率は8%であり、重量平均分子量
(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)は表1に示す通
りであった。
【0093】[合成例6]9分岐ポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)及び9分岐ポリ(部分エトキシプロピル化−
p−ヒドロキシスチレン)の合成 2Lのフラスコに溶媒としてテトラヒドロフラン100
0ml、開始剤としてsec−ブチルリチウム0.06
molを仕込んだ。この混合溶液に−78℃でp−te
rt−ブトキシスチレン60gを添加し、30分撹拌し
ながら重合させた。この反応溶液は赤色を呈した。更
に、3分岐ポリマーとするために、p−クロロメチルス
チレン0.03molを添加し、5分間反応した。この
反応溶液にp−tert−ブトキシスチレン30gを添
加し、30分撹拌しながら重合させた。この反応溶液は
赤色を呈した。次に、5分岐ポリマーとするために、p
−クロロメチルスチレン0.03molを添加し、5分
間反応した。この反応溶液にp−tert−ブトキシス
チレン15gを添加し、30分撹拌しながら重合させ
た。この反応溶液は赤色を呈した。最後に、9分岐ポリ
マーとするために、p−クロロメチルスチレン0.01
5molを添加し、5分間反応した。この反応溶液にp
−tert−ブトキシスチレン7.5gを添加し、30
分撹拌しながら重合させた。この反応溶液は赤色を呈し
た。
【0094】更にp−tert−ブトキシスチレン10
gを添加し、30分撹拌しながら重合させた。重合停止
反応は反応溶液に炭酸ガス0.1molを添加して行っ
た。
【0095】次に、ポリマーを精製するために、反応混
合物をメタノール中に注ぎ、得られた重合体を沈澱させ
た後、分離し、乾燥させたところ、99gの白色重合体
(9分岐のポリp−tert−ブトキシスチレン)が得
られた。この重合体は光散乱法により重量平均分子量が
4000g/molであり、GPC溶出曲線より分子量
分布の点で非常に単分散性(Mw/Mn=1.21)の
高い重合体であることが確認できた。
【0096】更に、9分岐ポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)とするために、上記9分岐のポリp−tert−ブ
トキシスチレン99gをアセトン1000mlに溶解
し、60℃で少量の濃塩酸を加えて7時間撹拌後、水に
注ぎ、ポリマーを沈殿させ、洗浄・乾燥したところ66
gのポリマーが得られた。得られたポリマーの重量平均
分子量は3000g/molであった。また、1H−N
MRでtert−ブチル基に由来するピークが観測され
ないことから得られたポリマーが分子量分布の狭い9分
岐ポリ(p−ヒドロキシスチレン)であることが確認さ
れた。
【0097】2Lのフラスコに得られた9分岐ポリ(p
−ヒドロキシスチレン)99gをテトラヒドロフラン1
000mlに溶解させ、触媒量のメタンスルホン酸を添
加した後、20℃で撹拌しながらエチルプロペニルエー
テル25gを添加した。2時間反応させた後に、濃アン
モニア水により中和し、水10Lに中和反応液を滴下し
たところ、白色固体が得られた。これを濾過後、アセト
ン500mlに溶解させ、水10Lに滴下し、濾過後、
真空乾燥した。得られたポリマーは1H−NMRからカ
ルボン酸末端ポリヒドロキシスチレンの水酸基の水素原
子が26%エトキシプロピル化されたことが確認され
た。重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/M
n)は表1に示す通りであった。
【0098】
【表1】
【0099】[合成例7]9分岐ポリ(部分エトキシエ
トキシ化−p−ヒドロキシスチレン)の合成 2Lのフラスコに得られた9分岐ポリ(p−ヒドロキシ
スチレン)99gをテトラヒドロフラン1000mlに
溶解させ、触媒量のメタンスルホン酸を添加した後、2
0℃で撹拌しながらエチルビニルエーテル25gを添加
した。2時間反応させた後に、濃アンモニア水により中
和し、水10Lに中和反応液を滴下したところ、白色固
体が得られた。これを濾過後、アセトン500mlに溶
解させ、水10Lに滴下し、濾過後、真空乾燥しポリマ
ーを得、1H−NMRの分析から、エトキシエチル基の
置換率を同定した(ポリマー1)。
【0100】更に、上記の方法に準じて下記ポリマー2
〜11を製造した。なお、ポリマー5は更に1,4−ブ
タンジオールジビニルエーテルで架橋して製造した。
【0101】
【化44】
【0102】
【化45】
【0103】
【化46】
【0104】
【化47】
【0105】
【化48】
【0106】
【化49】
【0107】
【化50】
【0108】
【化51】
【0109】
【化52】
【0110】
【化53】
【0111】
【化54】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 潤 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社合成技術研究所内 (72)発明者 小林 知洋 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社合成技術研究所内 (72)発明者 石原 俊信 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社合成技術研究所内 (72)発明者 渡辺 淳 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社合成技術研究所内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA02 AA09 AB16 BG00 BJ10 4J100 AB02P AB04P AB07P AB07Q AE69R AE76R BA02R BA03P BA03Q BA12R BA20Q BA22Q BA34R BA51R BA58R BC03R BC04R BC43R BC49R BC53R BC65R BC83R CA04 CA05 CA31 DA01 DA19 FA05 FA35 FA43 HA11 HA19 HC11 HC29 JA37 JA38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール誘導体のデンポリマー又はハ
    イパーブランチポリマーからなる重量平均分子量が50
    0〜10,000,000の高分子化合物。
  2. 【請求項2】 下記繰り返し単位(I)及び/又は繰り
    返し単位(II)と繰り返し単位(III)とからな
    り、単位(III)の個数が1〜1,000である請求
    項1記載の高分子化合物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は同一
    又は異種の炭素数1〜30の直鎖状、分岐状又は環状の
    アルキル基、又は炭素数6〜30のアリール基を示す。
    3は水酸基又はOR4基を示し、R4は酸不安定基又は
    酸安定基を示す。xは0又は正の整数、yは正の整数で
    あり、x+y≦5を満足する数である。) 【化2】 (式中、R1は上記と同様である。R5は炭素数1〜30
    の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、又は炭素数
    6〜30のアリーレン基で、これらが組み合わされてい
    てもよく、エーテル結合又はエステル結合を含んでもよ
    い。)
  3. 【請求項3】 単位(III)が、下記式(3a) 【化3】 (式中、Xは、単結合、又はヒドロキシ基又はカルボニ
    ル基を含んでいてもよい炭素数1〜10の直鎖状又は分
    岐状のアルキレン基を示す。)で示されるものである請
    求項2記載の高分子化合物。
  4. 【請求項4】 デンポリマー又はハイパーブランチポリ
    マーが、下記式(4)〜(8)で示される繰り返し単位
    を有するものである請求項2又は3記載の高分子化合
    物。 【化4】 【化5】 (式中、鎖線は上記繰り返し単位(I)及び/又は(I
    I)のポリマー鎖を表し、Aは上記単位(III)を表
    す。)
  5. 【請求項5】 ヒドロキシスチレン誘導体モノマーを重
    合するに際し、重合途中で分岐形成モノマーを添加して
    重合途上物に分岐鎖を導入することを繰り返しながら重
    合することを特徴とする請求項1記載の高分子化合物の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシスチレン誘導体モノマーが下
    記一般式(i)及び/又は(ii)で示されるものであ
    り、分岐形成モノマーが下記一般式(iii)で示され
    るものである請求項5記載の製造方法。 【化6】 (式中、R1,R2,R3,x,yは上記と同様であり、
    Rは水酸基の保護基を示し、R0は単結合又は炭素数1
    〜20のアルキレン基、Xはハロゲン原子、アルデヒド
    基又はアルコキシカルボニル基を示す。)
  7. 【請求項7】 重合をリビング重合により行う請求項5
    又は6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 リビング重合がリビングアニオン重合で
    ある請求項7記載の製造方法。
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