JP2000298237A - 偏心光学系 - Google Patents
偏心光学系Info
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- JP2000298237A JP2000298237A JP11105538A JP10553899A JP2000298237A JP 2000298237 A JP2000298237 A JP 2000298237A JP 11105538 A JP11105538 A JP 11105538A JP 10553899 A JP10553899 A JP 10553899A JP 2000298237 A JP2000298237 A JP 2000298237A
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Abstract
いて、小型で容易に実現可能なフォーカシングあるいは
視度調節のための焦点合わせ方式、製造誤差、温度、湿
度等の環境等の要因による光学性能劣化の低減方式、ズ
ーミングに伴う収差補正方式、手ブレ補正方式を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも1面の回転非対称な面形状の
反射面3、22を備えた偏心光学系において、反射面内
で位置毎に反射方向を自由に変化させることが可能な能
動反射光学素子3を含んでなる。
Description
に、カメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ファイン
ダー、観察光学系、画像表示装置等のためのフォーカシ
ング等が可能な光学系に関するものである。
プリズムを組み合わせてなるプリズム光学系の従来の周
知なものとして、特開平9−211330号や特開平9
−211331号等のものがある。しかし、これらの先
行技術においては、物体位置毎の焦点合わせの方法につ
いては言及していない。
グについては、特開平10−68886号において一部
触れられているが、それは、共軸系同様、光軸に沿った
プリズムないし像面の繰り出しによるフォーカシング機
構である。
スとして、望遠鏡の光学系中に可変鏡を挿入して大気ゆ
らぎによる波面の乱れを補正することが行われている
(例えば、「応用物理」第61巻 第6号(1992)
第608〜611頁)。
た反射光学系におけるフォーカシングあるいは視度調節
のための焦点合わせ方式は、回転非対称な面を用いた偏
心光学系なので、共軸系と同様な鏡枠回転機構による焦
点合わせの方式では、回転非対称な光学系が鏡枠と一緒
に回転した場合、像も同時に回転してしまう。これを防
ぐため、回転非対称な光学系を回転させることなく像面
との距離を変化させることが必要となるが、部品点数が
増加し、装置が大型化してしまう。
学系において、量産を主眼においた場合、成形による生
産手法をとる場合が一般的である。しかし、成形による
生産では、光学部品の製造誤差が有為に発生してしま
い、光学性能を低下させる要因となってしまう。
学系に限ったことではないが、一般に光学部品の屈折率
や形状は、温度、湿度等の環境により変化し、光学性能
が低下してしまう。
化に伴って変わる収差の状態を能動的変えていくことが
できない。
みてなされたものであり、その目的は、回転非対称な面
を用いた偏心反射光学系において、小型で容易に実現可
能なフォーカシングあるいは視度調節のための焦点合わ
せ方式、製造誤差、温度・湿度等の環境等の要因による
光学性能劣化の低減方式、ズーミングに伴う収差補正方
式、手ブレ補正方式を提供することである。
明の偏心光学系は、少なくとも1面の回転非対称な面形
状の反射面を備えた偏心光学系において、反射面内で位
置毎に反射方向を変化させることが可能な能動反射光学
素子を含むことを特徴とするものである。
光学系の少なくとも1面の反射面を構成していることが
望ましい。
させることができる形状可変ミラー、反射面の入射側に
隣接する光学媒質の屈折率を自由に変化させることがで
きる屈折率可変ミラー等がある。
状が、ミラー面で発生する回転非対称な収差を補正する
ために回転非対称な面形状を有することが望ましい。能
動反射光学素子のミラー面は、回転対称な面形状でもよ
いが、ミラーに対して入射光線が偏心の位置関係にあ
り、ミラー面で発生する回転非対称な収差を補正するた
め、回転非対称な面形状のものにする方が収差補正上好
ましい。
射方向を変化させることが可能な能動反射光学素子を含
むので、偏心反射光学系の焦点調節、視度調節、ズーミ
ングに伴う収差変動補正、温度・湿度の変化に伴う光学
性能の変動の補償、光学素子の製造誤差の補償、手ブレ
補正等を簡単な構成で行うことが可能となる。
心光学系を示したものであり、1は絞り、2は偏心プリ
ズム、3は形状可変ミラー、4は固体撮像素子であり、
5は吸収フィルター、ローパスフィルター、偏光フィル
ー等の固体撮像素子4に入射する光線の光学的特性を変
化させるフィルターである。
方向を自由に変化させて光学パワー変化可能な反射光学
素子の1形態であり、図2に2つの状態を示すように、
面形状を自由に変化させることができるものである。形
状可変ミラー3の代わりに、後記の実施例で示すよう
に、反射面の入射側に隣接する光学媒質の屈折率を自由
に変化させることができ、反射面内で位置毎に反射方向
を自由に変化させて光学パワー変化可能な屈折率可変ミ
ラーを用いてもよい。
過した物体からの光束は、偏心プリズム2の第1面21
からプリズム2内に入り、第2面22で屈折して一旦プ
リズム2から外へ出て形状可変ミラー3に入射して反射
され、再び第2面22からプリズム2内に入り、今度は
第3面23で反射され、第4面24で屈折してプリズム
2外に射出し、フィルター5を通過して固体撮像素子4
の撮像面上に結像する。
面形状としては、回転対称でもよいが、ミラーに対して
入射光線(軸上主光線)が偏心の位置関係にあり、ミラ
ー面で発生する回転非対称な収差を補正するため、回転
非対称な面形状のものが望ましい。
座標系、回転非対称な面について説明する。軸上主光線
が、光学系の第1面に交差するまでの直線によって定義
される光軸をZ軸とし、そのZ軸と直交し、かつ、偏心
光学系を構成する各面の偏心面内の軸をY軸と定義し、
前記光軸と直交し、かつ、前記Y軸と直交する軸をX軸
とする。光線の追跡方向は、物体から像面に向かう順光
線追跡で説明する。
レンズ系では、球面により発生する球面収差と、コマ収
差、像面湾曲等の収差をいくつかの面でお互いに補正し
あい、全体として収差を少なくする構成になっている。
ためには、回転対称非球面等が用いられる。これは、球
面で発生する各種収差自体を少なくするためである。
により発生する回転非対称な収差を回転対称光学系で補
正することは不可能である。この偏心により発生する回
転非対称な収差は、歪曲収差、像面湾曲、さらに、軸上
でも発生する非点収差、コマ収差がある。
する。例えば、無限遠の物点から偏心した凹面鏡に入射
した光線は、凹面鏡に当たって反射結像されるが、光線
が凹面鏡に当たって以降、像面までの後側焦点距離は、
像界側が空気の場合、光線が当たった部分の曲率半径の
半分になる。すると、図18に示すように、軸上主光線
に対して傾いた像面を形成する。このように、回転非対
称な像面湾曲を補正するには回転対称な光学系では不可
能である。
面鏡M自身で補正するには、凹面鏡Mを回転非対称な面
で構成し、この例ではY軸正の方向に対して曲率を強く
(屈折力を強く)し、Y軸負の方向に対して曲率を弱く
(屈折力を弱く)すれば、補正することができる。ま
た、上記構成と同様な効果を持つ回転非対称な面を、凹
面鏡Mとは別に光学系中に配置することにより、少ない
構成枚数でフラットの像面を得ることが可能となる。
外共に回転対称軸を有しない回転非対称面形状の面とす
ることが、自由度が増え収差補正上は好ましい。
する。上記説明と同様に、偏心して配置された凹面鏡M
では、軸上光線に対しても図19に示すような非点収差
が発生する。この非点収差を補正するためには、上記説
明と同様に、回転非対称面のX軸方向の曲率とY軸方向
の曲率を適切に変えることによって可能となる。
明する。上記説明と同様に、偏心して配置された凹面鏡
Mでは、軸上光線に対しても図20に示すようなコマ収
差が発生する。このコマ収差を補正するためには、回転
非対称面のX軸の原点から離れるに従って面の傾きを変
えると共に、Y軸の正負によって面の傾きを適切に変え
ることによって可能となる。
射作用を有する少なくとも1つの面が軸上主光線に対し
偏心し、回転非対称な面形状でパワーを有する構成も可
能である。このような構成をとれば、その反射面にパワ
ーを持たせることで発生する偏心収差をその面自体で補
正することが可能となり、プリズムの屈折面のパワーを
緩めることで、色収差の発生自体を小さくすることがで
きる。
の1つである形状可変ミラー、屈折率可変ミラーの面形
状を回転非対称な面とすることが偏心収差を補正する上
で望ましい。
は、対称面を1面のみ有する面対称自由曲面であること
が好ましい。ここで、本発明で使用する自由曲面とは、
以下の式(a)で定義されるものである。なお、その定
義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
項である。
Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではX
の奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平
行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例え
ば、上記定義式(a)においては、C2 、C5 、C7 、
C9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C
27、C29、C31、C33、C35・・・の各項の係数を0に
することによって可能である。
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自
由曲面となる。例えば、上記定義式においては、C3 、
C5、C8 、C10、C12、C14、C17、C19、C21、C
23、C25、C27、C30、C32、C34、C36・・・の各項
の係数を0にすることによって可能である。
面とし、それに対応する方向の偏心、例えば、Y−Z面
と平行な対称面に対して光学系の偏心方向はY軸方向
に、X−Z面と平行な対称面に対しては光学系の偏心方
向はX軸方向にすることで、偏心により発生する回転非
対称な収差を効果的に補正しながら同時に製作性をも向
上させることが可能となる。
1つの例として示したものであり、本発明は、対称面を
1面のみ有する回転非対称面を用いることで偏心により
発生する回転非対称な収差を補正し、同時に製作性も向
上させるということが特徴であり、他のいかなる定義式
に対しても同じ効果が得られることは言うまでもない。
おいて、焦点合わせ等、本発明の前記課題を解決するた
めに、形状可変ミラー3の面形状を変化させて焦点合わ
せ等を行うことができる。
1から状態2へと変化するときの反射面の同一点の移動
量をΔμとする。このとき、ミラー形状の変量Δμの
中、変化量が最大となるものをΔμmax とすると、 0.0001<Δμmax <10 (mm) ・・・(1) を満たすことが好ましい。
ると、ミラーの形状が実質的に変わらなくなってしま
い、本発明の主旨に反する。上限の10mmを越える
と、ミラーの変形量が大きくなりすぎ、組み合わせる光
学素子と干渉してしまう。また、形状変化が著しくなっ
てしまい、他の面との組み合わせにより補正されていた
収差のバランスが崩れ、過剰に補正された収差と補正し
切れない収差が発生してしまい、性能上好ましくない。
子の反射面(図3においては、形状可変ミラー3の反射
面)とその入射側あるいは射出側の隣接する光学作用面
6(図3は後記の実施例1に対応し、射出側にのみ光学
作用面(反射面)6がある。)との位置関係を示したも
のが図3である。能動反射光学素子の前の光学作用面か
ら能動反射光学素子の反射面までの軸上主光線11の光
路長をΔLf とし、能動反射光学素子の反射面から能動
反射光学素子の後の光学作用面までの軸上主光線11の
光路長をΔLb とすると、 0.001<ΔLf <1000 (mm) ・・・(2) 0.001<ΔLb <1000 (mm) ・・・(3) の少なくとも一方の式を満たすことが好ましい。
えると、形状可変ミラーあるいは屈折率可変ミラーとそ
の前後の光学作用面とが物理的に干渉してしまい、実際
に構成することができなくなってしまう。上限の100
0mmを越えると、光学系そのものが大きくなってしま
い、本発明の主旨である小型で高性能な光学系を提供す
ることができなくなってしまう。
ミラー(あるいは屈折率可変ミラー)3を組み合わせる
光学系の場合において、プリズム2の射出面7を射出
し、形状可変ミラー3に入射する光線、ないし、形状可
変ミラー3を射出し、プリズム2に入射する光線が、以
下の3条件の中、少なくとも1つを満たすことが重要で
ある。
すように、射出光線が射出する位置のプリズム2の射出
面7の法線とプリズム2内の光線とのなす角をθexと
し、入射光線が入射する位置のプリズム2の射出面7の
法線とプリズム2外の光線とのなす角をθinとし、プリ
ズム2媒質の屈折率をn、プリズム2と形状可変ミラー
3の間を満たす媒質の屈折率(屈折率可変ミラーの場合
は、反射面の入射側に隣接する光学媒質の屈折率)を
n’とする。
は射出面7において全反射してしまい、形状可変ミラー
3に光線が到達できなくなってしまう。また、上記条件
式の(5)においては、上限を越えると、形状可変ミラ
ー3で反射された光線が射出面7によって全反射してし
まい、再びプリズム2内に入射できなくなってしまう。
下限を越えることはθex、θinの定義からあり得ない。
に入射する軸上主光線が能動反射光学素子の反射面と交
わる位置での法線とのなす角度をφ(図3参照)とする
と、次の条件式を満たすことが重要である。
子への光線の入射角が大きくなりすぎて、能動反射光学
素子の反射面の偏心量が大きくなりすぎるため、例えば
回転非対称なディストーションや像面湾曲といった収差
が大きく発生してしまい、組み合わせて用いる反射光学
系においてこれら収差を補正し切れなくなってしまう。
下限の1°を越えると、能動反射光学素子の反射面に略
垂直に入射してしまい、能動反射光学素子の入射光路と
略同じ光路を通って光線が物体側へ戻ってしまう。
ついて説明する。なお、各実施例の構成パラメータは後
に示す。
上主光線11を物体中心を出て、絞り1の中心を通り、
像面4中心に到る光線で定義する。そして、偏心ミラー
系(偏心プリズム)を射出する軸上主光線11に垂直に
仮想面をとる。軸上主光線11と絞り面1の交点を、次
の光学面から仮想面までの間の偏心光学面の原点とし
て、入射する軸上主光線11の進行方向に沿った方向を
Z軸正方向とし、このZ軸と像面4中心を含む平面をY
−Z平面とし、原点を通りY−Z平面に直交し、紙面の
手前から裏面側に向かう方向をX軸正方向とし、X軸、
Z軸と右手直交座標系を構成する軸をY軸とする。図5
には、仮想面と絞り面1中心について定められた座標系
とを図示してある。図6以下については、これら仮想面
と座標系の図示は省く。
面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面の
唯一の対称面をY−Z面としている。
から、その面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方
向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、その面の中心
軸(自由曲面については、前記(a)式のZ軸)のX
軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれ
α,β,γ(°))とが与えられている。なお、その場
合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計
回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味
する。
用面の中、特定の面(仮想面を含む。)とそれに続く面
が共軸光学系を構成する場合には、面間隔が与えられて
おり、その他、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従っ
て与えられている。
形状は前記(a)式により定義し、その定義式のZ軸が
自由曲面の軸となる。
に関する項は0である。屈折率については、d線(波長
587.56nm)に対するものを表記してある。長さ
の単位はmmである。
の(b)式で与えられるZernike多項式がある。
この面の形状は以下の式により定義する。その定義式の
Z軸がZernike多項式の軸となる。回転非対称面
の定義は、X−Y面に対するZの軸の高さの極座標で定
義され、AはX−Y面内のZ軸からの距離、RはZ軸回
りの方位角で、Z軸から測った回転角で表せられる。
4 ,D5 ,D6 、D100,D11,D12,D13,D14,D
20,D21,D22…を利用する。
があげられる。
き、以下の式で表せる。
曲面で面形状が表現されているが、上記(b)式、
(c)式を用いても同様の作用効果を得られるのは言う
までもない。
何れの実施例も、像面4のサイズが横×縦で、4.88
mm×3.67mmとしている。
光学系をミラーを用いて構成した例であり、焦点距離
7.75mm、Fナンバー3.9の光学系の場合であ
る。本実施例では、絞り1を通過した物体からの光束
は、形状可変ミラー3に入射して反射され、次いで別の
ミラー6で反射され、その後、フィルター5を通過して
像面4に結像する。この実施例では、形状可変ミラー3
の形状を変形させて、無限遠(ポジション1)から、1
000mm(ポジション2)を経て、近点100mm
(ポジション3)まで焦点合わせが可能な光学系となっ
ている。水平半画角14.43°、垂直半画角10.9
2°である。
光学系を偏心プリズムを用いて構成した例であり、焦点
距離7.75mm、Fナンバー2.8の光学系の場合で
ある。本実施例では、絞り1を通過した物体からの光束
は、偏心プリズム2の第1面21からプリズム2内に入
り、第2面22で屈折して一旦プリズム2から外へ出て
形状可変ミラー3に入射して反射され、再び第2面22
からプリズム2内に入り、今度は第3面23で反射さ
れ、第4面24で屈折してプリズム2外に射出し、フィ
ルター5を通過して像面4に結像する。この実施例で
は、形状可変ミラー3の形状を変形させて、無限遠(ポ
ジション1)から、1000mm(ポジション2)を経
て、近点100mm(ポジション3)まで焦点合わせが
可能な光学系となっている。水平半画角14.43°、
垂直半画角10.92°である。
光学系を偏心プリズムを用い、形状可変ミラー3とその
プリズム2の間に流動可能な媒質(この実施例の場合は
液体)で満たして構成した例であり、焦点距離7.75
mm、Fナンバー2.8の光学系の場合である。本実施
例では、絞り1を通過した物体からの光束は、偏心プリ
ズム2の第1面21からプリズム2内に入り、第2面2
2で屈折して一旦プリズム2から外へ出て液体9中を通
過して形状可変ミラー3に入射して反射され、再び液体
9を通って第2面22からプリズム2内に入り、今度は
第3面23で反射され、第4面24で屈折してプリズム
2外に射出し、フィルター5を通過して像面4に結像す
る。この実施例では、形状可変ミラー3の形状を変形さ
せて、無限遠(ポジション1)から、1000mm(ポ
ジション2)を経て、近点100mm(ポジション3)
まで焦点合わせが可能な光学系となっている。なお、プ
リズム2と形状可変ミラー3の間には液溜め8から供給
される液体9で満たされており、形状可変ミラー3の変
形に伴ってその間の空間が膨張する場合には液溜め8か
ら液体9が送られ、その間の空間が収縮する場合には液
溜め8へ液体9が送られる。水平半画角14.43°、
垂直半画角10.92°である。
と同様に偏心反射光学系を偏心プリズムを用いて構成し
た例で、異なるタイプのプリズムを用いた、焦点距離
4.98mm、Fナンバー2.8の光学系の場合であ
る。本実施例では、絞り1を通過した物体からの光束
は、偏心プリズム2の第1面21からプリズム2内に入
り、第2面22で全反射され、その反射光は第3面23
で屈折して一旦プリズム2から外へ出て形状可変ミラー
3に入射して反射され、再び第3面23からプリズム2
内に入り、今度は第4面24で反射され、再度第2面2
2に入射して今度は屈折されてプリズム2外に射出し、
フィルター5を通過して像面4に結像する。この実施例
では、形状可変ミラー3の形状を変形させて、無限遠
(ポジション1)から、1000mm(ポジション2)
を経て、近点100mm(ポジション3)まで焦点合わ
せが可能な光学系となっている。水平半画角26.14
°、垂直半画角20.21°である。
と同様に偏心反射光学系を偏心プリズムを用いて構成し
た例で、さらに別のタイプのプリズムを用いた、焦点距
離7.75mm、Fナンバー2.8の光学系の場合であ
る。本実施例では、絞り1を通過した物体からの光束
は、偏心プリズム2の第1面21からプリズム2内に入
り、第2面22で屈折して一旦プリズム2から外へ出て
形状可変ミラー3に入射して反射され、再び第2面22
からプリズム2内に入り、今度は第1面21で全反射さ
れ、第3面23で全反射され、その反射光は第4面24
で反射され、再度第3面23に入射して今度は屈折され
てプリズム2外に射出し、フィルター5を通過して像面
4に結像する。このように、この実施例では、プリズム
2内で反射作用を有する面を3面有し、その中2面では
全反射を利用している。この実施例では、形状可変ミラ
ー3の形状を変形させて、無限遠(ポジション1)か
ら、1000mm(ポジション2)を経て、近点100
mm(ポジション3)まで焦点合わせが可能な光学系と
なっている。水平半画角14.43°、垂直半画角1
0.92°である。
に、同軸屈折光学系からなる第1群G1と偏心反射光学
系からなる第2群G2とからなり、第1群G1と第2群
G2の間隔、第2群G2と像面4との間の間隔を可変と
する2群ズーム光学系であり、その後群G2を可変焦点
ミラー3と偏心プリズム2で構成した例であり、図10
は広角端(ポジション1)、図11は中間状態(ポジシ
ョン2)、図12は望遠端(ポジション3)での断面図
である。焦点距離は5〜7〜10mm(広角端〜中間状
態〜望遠端)、Fナンバーは2.8〜5.6の2倍ズー
ム光学系である。本実施例では、物体からの光束は、負
・正・負の3枚のレンズからなる第1群G1と絞り1を
経て、偏心プリズム2と可変焦点ミラー(形状可変ミラ
ー)3とからなる第2群G2に入射する。第2群G2に
入射した光束は、プリズム2の第1面21からプリズム
2内に入り、第2面22で屈折して一旦プリズム2から
外へ出て可変焦点ミラー3に入射して反射され、再び第
2面22からプリズム2内に入り、今度は第3面23で
反射され、第4面24で屈折してプリズム2外に射出
し、フィルター5を通過して像面4に結像する。この実
施例では、ズーム状態の変化による収差の変化を可変焦
点ミラー3の形状を変化させて、収差が良好な状態に保
つことが可能な光学系となっている。水平半画角26.
05〜13.73〜9.71°(広角端〜中間状態〜望
遠端)、垂直半画角20.13〜14.67〜10.3
9°(広角端〜中間状態〜望遠端)となっている。
第3面23の設計形状S0 に、製造誤差を近似したうね
りを加えて光学性能を意図的に劣化させ、形状可変ミラ
ー3の形状を変えて収差を補正した場合の実施例であ
る。そのうねりとして周期的なうねりを仮定している。
第3面23の設計形状をS0 、このうねりを加えた後の
第3面23の面形状をSとして、 S=S0 +Acos(2πr/R) で表される。ここで、Aはうねりの振幅、Rはうねりの
周波数であり、r=X2+Y2 とする。なお、X,Yは
第3面23の局所座標系での値である(自由曲面を定義
する式(a)の座標と同じ。)。本実施例では、A=
1.0μm,R=1.75mmとした。水平半画角1
4.43°、垂直半画角10.92°である。
を示す。これら表中の“FFS”は自由曲面、“HR
P”は仮想面、“DSM”は形状可変ミラーを示す。 実施例1 (ポジション1) 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ ∞ 1 ∞(絞り面) 2 FFS(DSM) 偏心(1) 3 FFS 偏心(2) 4 ∞(HRP) 偏心(3) 5 ∞ 1.00 1.5163 64.1 6 ∞ 0.50 像 面 ∞ FFS C4 -2.5031×10-2 C6 -2.2039×10-2 C8 -2.9317×10-5 C10 -1.2937×10-4 C11 -2.9218×10-5 C13 3.7470×10-4 C15 -3.5345×10-4 FFS C4 -7.2454×10-3 C6 -3.6417×10-3 C8 8.5040×10-4 C10 6.1043×10-4 C11 -1.2103×10-4 C13 1.9109×10-4 C15 -3.3215×10-4 偏心(1) X 0.00 Y 0.00 Z 5.51 α 19.22 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) X 0.00 Y -4.45 Z -0.09 α -2.41 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) X 0.00 Y -6.20 Z 1.80 α -44.00 β 0.00 γ 0.00 。
(3)、(6)に関する値は次の通りである。
3は、例えば図13に示したような機構により所望の面
形状に変形される。図13において、形状可変ミラー3
はアルミコーティングされた薄膜(反射面)からなり、
その裏面に複数の並列配置の電極31が離間して設けら
れ、各電極31にそれぞれ可変抵抗器32が接続され、
形状可変ミラー3と各電極31の間に、可変抵抗器3
2’と電源スイッチ33を介して電源34が接続されて
いる。このような配置であるので、形状可変ミラー3と
各電極31の間に印加される電圧を可変抵抗器32によ
り任意に設定することにより、両者の間に働く静電力分
布を所望のものにして形状可変ミラー3の面形状を任意
に変形することが可能となる。図13の場合は、各可変
抵抗器32の抵抗値は、演算装置35により制御される
ように構成されており、演算装置35には、温度センサ
ー36、湿度センサー37、距離センサー38が接続さ
れていて、温度センサー36あるいは湿度センサー37
で測定された温度値、湿度値に基づいて、この形状可変
ミラー3を組み込んだ偏心反射光学装置の温度、湿度等
の環境による光学性能の低下を低減するように、演算装
置35は各可変抵抗器32の抵抗値を制御する。なお、
測定温度、測定湿度と各可変抵抗器32の抵抗値の関係
は、演算装置35に付属したメモリに予め記憶させてお
き、その記憶と測定された温度値、湿度値に基づいて各
可変抵抗器32の抵抗値を制御する。
装置により固体撮像素子4上に結像させて撮像する被写
体までの距離を測定する距離センサーであり、その測定
値に基づいて形状可変ミラー3のパワーを制御して焦点
合わせをする。この場合も、演算装置35に付属したメ
モリに、被写体距離と各可変抵抗器32の抵抗値の関係
が予め記憶されており、その記憶と測定された被写体距
離に基づいて各可変抵抗器32の抵抗値を制御して焦点
合わせをする。なお、図中、符号30はレンズであり、
この例の場合は、レンズ30と偏心プリズム2と形状可
変ミラー3で偏心反射光学系を構成している。
射面の入射側近傍の光学媒質の屈折率を自由に変化させ
て形状可変ミラーと同様に作用をする屈折率可変ミラー
の1例を示す図である。この例は、物体からの光を偏心
プリズム2を介して固体撮像素子4へ導く液晶可変ミラ
ー41の例であり、曲面ミラー兼ねた分割電極42と透
明電極44との間にツイストネマチック液晶43を充填
して構成される。ツイストネマチック液晶43の螺旋ピ
ッチPは、P<5λを満たすようになっている。ここ
で、λは光の波長で、可視光であれぱλ=380nm〜
700nm程度である。ツイストネマチック液晶43は
上記式を満たすとき、入射光の偏光方向に関係なく屈折
率が略等方的で印加電圧に応じて変化するので、曲面ミ
ラー42の面内で位置毎に反射方向を自由に変化させる
ことが可能であり、形状可変ミラー3と同様の作用が得
られる。
いは屈折率可変ミラーを、焦点調節、ズーミングに伴う
収差変動補正、温度・湿度の変化に伴う光学性能の変動
の補償、光学素子の製造誤差の補償に用いることを説明
してきたが、同様に、視度調節、光学系の組立誤差の補
正、手ブレ補正等にも用いることができる。
例えば頭部装着型画像表示装置の光学系として用いるこ
とができる。その例を以下に示す。
画像表示装置を観察者頭部に装着した状態を、図16に
その断面図を示す。この構成は、本発明による偏心光学
系を図16に示すように接眼光学系100として用いて
おり、この接眼光学系100と液晶表示素子10とバッ
クライト101とからなる組みを左右一対用意し、それ
らを眼輻距離だけ離して支持することにより、両眼で観
察できる据え付け型又は頭部装着型画像表示装置のよう
なポータブル型の画像表示装置102として構成されて
いる。
のような偏心プリズム2と形状可変ミラー3とからなる
偏心光学系が配置され、偏心プリズム2は、液晶表示素
子10に面した第1面21と、観察者眼球に面した第2
面22と、観察者眼球側とは反対側の第3面23とから
なり、第3面23の外側に形状可変ミラー3が位置し、
液晶表示素子10からの光束は、第1面21からプリズ
ム2内に入り、第2面22で一旦全反射され、次いで第
3面23で屈折して一旦プリズム2から外へ出て形状可
変ミラー3に入射して反射され、再び第3面23からプ
リズム2内に入り、今度は第2面22で屈折してプリズ
ム2外に射出し、射出瞳位置にある観察者眼球側内に液
晶表示素子10の表示像を拡大投影するものである。こ
の場合に、形状可変ミラー3の面形状を変化させて温度
・湿度の変化に伴う光学性能の変動の補償、光学素子の
製造誤差の補償、あるいは、視度調節をするものであ
る。
ラー3とからなる偏心光学系が接眼光学系100として
用いられ、その接眼光学系100が左右一対備えられ、
それらに対応して像面に液晶表示素子10が配置されて
いる。そして、表示装置本体102には、図15に示す
ように、左右に連続して図示のような側頭フレーム10
3が設けられ、表示装置本体102を観察者の眼前に保
持できるようになっている。なお、各画像表示装置10
2の接眼光学系100の偏心プリズム2の第2面22を
保護するために、図16に示すように、接眼光学系10
0の射出瞳と第2面22の間にカバー部材99が配置さ
れている。このカバー部材99としては、平行平面板、
正レンズあるいは負レンズの何れを用いてもよい。
04が付設されており、画像観察と共に立体音響を聞く
ことができるようになっている。このようにスピーカ1
04を有する表示装置本体102には、映像音声伝達コ
ード105を介してポータブルビデオカセット等の再生
装置106が接続されているので、観察者はこの再生装
置106を図示のようにベルト箇所等の任意の位置に保
持して、映像音響を楽しむことができるようになってい
る。図15の符号107は再生装置106のスイッチ、
ボリューム等の調節部である。なお、表示装置本体10
2の内部に映像処理、音声処理回路等の電子部品を内蔵
させてある。
て、既存のビデオデッキ等に取り付け可能としてもよ
い。さらに、TV電波受信用チューナーに接続してTV
鑑賞用としてもよいし、コンピュータに接続してコンピ
ュータグラフィックスの映像や、コンピュータからのメ
ッセージ映像等を受信するようにしてもよい。また、邪
魔なコードを排斥するために、アンテナを接続して外部
からの信号を電波によって受信するようにしてもよい。
光学系を左右何れか一方の眼前に配置した片眼用の頭部
装着型画像表示装置に用いてもよい。図17にその片眼
装着用の画像表示装置を観察者頭部に装着(この場合
は、左眼に装着)した状態を示す。この構成では、接眼
光学系100と液晶表示素子10からなる組み1つから
なる表示装置本体102が前フレーム108の対応する
眼の前方位置に取り付けられ、その前フレーム108に
は左右に連続して図示のような側頭フレーム103が設
けられており、表示装置本体102を観察者の片眼前に
保持できるようになっている。その他の構成は図15の
場合と同様であり、説明は省く。
いて焦点調節可能にするには、例えば、被写体までの距
離を測る装置と、被写体距離に応じて焦点位置が撮像面
上で最適となるように反射面形状を制御することが可能
な形状可変ミラーと、少なくとも1面が回転非対称な面
を有する反射光学系とを有する光学装置として構成する
ことができる。
距離を測る装置と、被写体までの距離に応じて最適な反
射面形状を記億しておく記憶装置と、その記憶装置に記
億させた反射面形状に形状変化可能な形状可変ミラー
と、少なくとも1面が回転非対称な面を有する反射光学
系とを有する光学装置として構成することができる。
光学性能の低下を低減するためには、例えば、反射面形
状を制御することが可能な形状可変ミラーと、偏心プリ
ズムの製造誤差や組立誤差を原因とする光学性能の低下
を補正するための面形状変化を記憶させた記憶装置と、
少なくとも1面が回転非対称な面を有する反射光学系と
を有する光学装置として構成することができる。
の低下を低減するためには、例えば、形状可変ミラー
と、温度・湿度等の環境を原因とする光学性能の低下を
補正するための形状変化を記憶させた記憶装置と、撮影
時の環境を測定する温度センサー、湿度センサーと、少
なくとも1面が回転非対称な面を有する反射光学系とを
有する光学装置として構成することができる。
え、各ズーム状態での収差が良好となるようにするため
には、例えば、形状可変ミラーと、ズーム状態毎に最適
な収差状態となる形状可変ミラーの面形状を記憶させた
記憶装置と、少なくとも1面が回転非対称な面を有する
反射光学系とを有するズーム光学系として構成すること
ができる。
うに構成することができる。
形状の反射面を備えた偏心光学系において、反射面内で
位置毎に反射方向を変化させることが可能な能動反射光
学素子を含むことを特徴とする偏心光学系。
系の少なくとも1面の反射面を構成していることを特徴
とする上記1記載の偏心光学系。
を変化させることができる形状可変ミラーからなること
を特徴とする上記1又は2記載の偏心光学系。
の最大の変化量をΔμmax とするとき、 0.0001<Δμmax <10 (mm) ・・・(1) を満たすことを特徴とする上記3記載の偏心光学系。
の入射側近傍の光学媒質の屈折率を自由に変化させるこ
とができる屈折率可変ミラーからなることを特徴とする
上記1又は2記載の偏心光学系。
の面形状が、ミラー面で発生する回転非対称な収差を補
正するために回転非対称な面形状を有することを特徴と
する上記1から5の何れか1項記載の偏心光学系。
作用面から前記能動反射光学素子の反射面までの軸上主
光線の光路長をΔLf 、前記能動反射光学素子の反射面
から前記能動反射光学素子の後の光学作用面までの軸上
主光線の光路長をΔLb とするとき、 0.001<ΔLf <1000 (mm) ・・・(2) 0.001<ΔLb <1000 (mm) ・・・(3) の少なくとも一方を満たすことを特徴とする上記1から
6の何れか1項記載の偏心光学系。
学素子が前記光学素子の1つの射出面に隣接して配置さ
れ、前記射出面から射出光線が射出する位置の前記射出
面の法線と光学素子内の光線とのなす角をθexとし、前
記能動反射光学素子から前記射出面へ反射光線が入射す
る位置の前記射出面の法線と光学素子外の光線とのなす
角をθinとし、前記光学素子媒質の屈折率をn、前記光
学素子に接する媒質の屈折率をn’とするとき、 n>n’においては、 0≦sinθex<n’/n ・・・(4) n<n’においては、 0≦sinθin<n/n’ ・・・(5) の少なくとも一方を満たすことを特徴とする上記1から
7の何れか1項記載の偏心光学系。
を自由に変化させることができる形状可変ミラーからな
り、前記射出面と前記形状可変ミラーとの間に透明流体
を満たすように構成されていることを特徴とする上記8
記載の偏心光学系。
る軸上主光線が前記能動反射光学素子の反射面と交わる
位置での法線とのなす角度をφとするとき、 1°<φ<85° ・・・(6) を満たすことを特徴とする上記1から9の何れか1項記
載の偏心光学系。
焦点調節を行うように構成されていることを特徴とする
上記1から10の何れか1項記載の偏心光学系。
視度調節を行うように構成されていることを特徴とする
上記1から10の何れか1項記載の偏心光学系。
ズーミングに伴う収差変動補正を行うように構成されて
いることを特徴とする上記1から10の何れか1項記載
の偏心光学系。
温度・湿度の変化に伴う光学性能の変化の補正を行うよ
うに構成されていることを特徴とする上記1から10の
何れか1項記載の偏心光学系。
構成光学要素あるいは光学系の製造誤差の補償を行うよ
うに構成されていることを特徴とする上記1から10の
何れか1項記載の偏心光学系。
光学系の手ブレを補正を行うように構成されていること
を特徴とする上記1から10の何れか1項記載の偏心光
学系。
載の偏心光学系を備えていることを特徴とする光学装
置。
によると、反射面内で位置毎に反射方向を自由に変化さ
せることが可能な能動反射光学素子を含むので、偏心反
射光学系の焦点調節、視度調節、ズーミングに伴う収差
変動補正、温度・湿度の変化に伴う光学性能の変動の補
償、光学素子の製造誤差の補償、手ブレ補正等を簡単な
構成で行うことが可能となる。
図である。
面との位置関係を示す図である。
である。
である。
である。
である。
である。
ある。
である。
ある。
説明するための図である。
明するための図である。
眼装着用の画像表示装置を観察者頭部に装着した状態を
示す図である。
眼装着用の画像表示装置を観察者頭部に装着した状態を
示す図である。
明するための概念図である。
明するための概念図である。
明するための概念図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1面の回転非対称な面形状の
反射面を備えた偏心光学系において、反射面内で位置毎
に反射方向を変化させることが可能な能動反射光学素子
を含むことを特徴とする偏心光学系。 - 【請求項2】 前記能動反射光学素子が偏心光学系の少
なくとも1面の反射面を構成していることを特徴とする
請求項1記載の偏心光学系。 - 【請求項3】 前記能動反射光学素子が、面形状を変化
させることができる形状可変ミラーからなることを特徴
とする請求項1又は2記載の偏心光学系。
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