WO2024142260A1 - 作業飛行体 - Google Patents

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WO2024142260A1
WO2024142260A1 PCT/JP2022/048216 JP2022048216W WO2024142260A1 WO 2024142260 A1 WO2024142260 A1 WO 2024142260A1 JP 2022048216 W JP2022048216 W JP 2022048216W WO 2024142260 A1 WO2024142260 A1 WO 2024142260A1
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阪口和央
近藤加奈子
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株式会社クボタ
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  • the present invention relates to a work aircraft.
  • Patent Document 3 JP Patent Publication No. 2012-70681 discloses a vegetation bag for aerial seeding greening, which is sprayed from the air to capture airborne seeds and green the target area, and which includes a vegetation substrate and a bag body filled with the substrate, and is formed into a ring shape when viewed from above.
  • the launch device has a plurality of the biasing parts and a plurality of the guiding parts, and each of the plurality of the guiding parts is capable of swinging independently.
  • This configuration allows multiple materials to be ejected at the same time.
  • the number of materials ejected can be changed as desired depending on the situation at the ejection destination, making it easy to use the materials effectively.
  • the work aircraft of the present invention preferably further comprises a storage section that stores the materials and supplies the materials to the ejection device.
  • the materials are preferably agricultural materials.
  • the work aircraft 1 includes an aircraft 2 and a launching device 3, and the launching device 3 has a biasing section 31, a guide section 32, and a storage section 33 (FIGS. 1 and 2).
  • the aircraft 2 and the launching device 3 are separate entities, and the launching device 3 is detachably connected to the aircraft 2.
  • the work aircraft 1 is generally a device that launches seeds S (an example of a resource, an example of an agricultural resource) stored in the storage section 33 from the air toward a farm field.
  • the ejection direction and the ejection speed of the seeds S is determined taking into consideration the degree of downwash generated by the rotor of the flying body 2.
  • the ejection speed here refers to the speed at the moment the seeds S are ejected from the ejection device 3.
  • the seeds S are ejected at an ejection speed exceeding a certain level, thereby suppressing the influence of the downwash on the path of the seeds S to at least a negligible level.
  • the ejection speed may also be determined taking into consideration the dimensions and mass of the seeds S, the wind direction and speed around the working flying body 1, and the like. Note that the ejection speed can be controlled by controlling the output of the force generating unit 31.
  • the positional relationship between the work aircraft 1 and the landing point so that the landing speed of the seed S is at or above a certain level.
  • a region where the landing speed of the seed S is at or above a predetermined threshold is determined, and this is specified as the range of the launching device 3.
  • the seed S is launched.
  • the course of the work aircraft 1 is controlled so that the landing point is included in the range.
  • the working aircraft 4 according to the second embodiment includes an aircraft 2 and a launching device 5, and the launching device 5 has a biasing section 51, a guide section 52, and a storage section 53 (FIGS. 5 and 6).
  • multiple urging parts 51 are provided, and one guide part 52 is connected to each of the urging parts 51.
  • the multiple guide parts 52 can swing independently, and this allows the injection direction D of the seeds S injected from the multiple sets of urging parts 51 and guide parts 52 to be changed independently.
  • Figure 4 shows two guide parts 52a and 52b as representatives, and shows the state in which the seeds S are injected in different injection directions Da and Db.
  • the work aircraft 4 according to the second embodiment can launch multiple seeds S simultaneously, each in a different direction. This allows multiple rows of seeds to be sowed simultaneously.
  • the operation of the multiple force units 51 can be controlled independently, so, for example, all force units 51 can be driven in the center of the field to sow the maximum number of rows, and some of the force units 51 can be stopped at the edges of the field to prevent the seeds S from being shot out of the field.
  • the materials ejected by the work aircraft of the present invention are not limited to seeds. It is preferable for the materials to be agricultural materials such as seeds, seedlings, fertilizer, medicines, water, and soil.
  • the work aircraft of the present invention may also be used to eject air or the like to frighten and exterminate birds and animals.
  • the present invention can be used, for example, for sowing operations in agricultural fields.

Abstract

本発明に係る作業飛行体1は、資材を付勢する付勢部と、付勢部に付勢された資材を機体下方の射出方向に案内する案内部32と、を有する射出装置3を備え、射出方向Dを変更可能である。

Description

作業飛行体
 本発明は、作業飛行体に関する。
 播種作業などを効率化しうる手法の一つとして空中散布が挙げられ、これに関連する技術が種々提案されている。
 たとえば特表2020-508925号公報(特許文献1)には、無人航空機(UAV)から散布される散布物質の漂流飛散を引き起こす風の風速を取得するステップと、前記取得された風速に基づいて前記UAVの1つ又は複数の構成要素を制御して、前記漂流飛散を少なくとも軽減させるステップと、を含む空中散布方法が開示されている。
 特開2012-521989号公報(特許文献2)には、空中散布に適した種子として、少なくとも1個の種子、および少なくとも1つの湿潤剤を含んでなる少なくとも1つのコーティングを含んでなる組成物が開示されている。
 特開2012-70681号公報(特許文献3)には、飛来種子を捕捉して緑化対象地を緑化するため空中散布される航空実播緑化用の植生袋体であって、植生基材と、これが充填された袋体本体とを含み、平面視形状が環状に成形されていることを特徴とする航空実播緑化用の植生袋体が開示されている。
特表2020-508925号公報(または国際公開第2018/157393) 特開2012-521989号公報(または国際公開第2010/111309) 特開2012-70681号公報
 従来の空中散布技術では、空中から散布される資材を意図通りの場所に留めることができない場合があった。また、地表における資材の分散状態を制御することが難しかった。そのため、たとえば、圃場において作物が整然と並んだ状態を実現しにくかった。
 上記の課題に鑑み、地表における資材の分散状態を制御しやすい作業飛行体の実現が求められる。
 本発明に係る作業飛行体は、資材を付勢する付勢部と、前記付勢部に付勢された前記資材を機体下方の射出方向に案内する案内部と、を有する射出装置を備え、前記射出方向を変更可能であることを特徴とする。
 この構成によれば、所望の場所を狙って資材を射出することができるので、地表における資材の分散状態を制御しやすい。
 以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記案内部が揺動可能であることが好ましい。
 この構成によれば、資材の射出先を特に狙いやすい。また、単一の案内部によって様々な方向に資材を射出できる。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記射出装置が複数の前記付勢部および複数の前記案内部を有し、複数の前記案内部のそれぞれが独立に揺動可能であることが好ましい。
 この構成によれば、複数の資材を同時に、かつ所望の場所を狙って射出できる。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記射出装置が複数の前記付勢部を有し、複数の前記付勢部のそれぞれの動作を独立に制御可能であることが好ましい。
 この構成によれば、複数の資材を同時に射出できる。また、射出先の状況に応じて射出される資材の数を任意に変更できるため、資材を有効に使いやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記射出装置が、前記資材を案内する方向が異なる複数の前記案内部を有することが好ましい。
 この構成によれば、案内部に可動部を設ける必要がないため、射出先の狙いを定めやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記射出装置が、前記案内部を収納した姿勢である収納姿勢と、前記案内部を展開した姿勢である展開姿勢と、にわたって姿勢変更可能であることが好ましい。
 この構成によれば、資材を射出する必要がないときに収納姿勢を取ることで、空気抵抗が比較的小さくなるため作業飛行体の飛行を制御しやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、揚力を生じさせるロータを備え、前記ロータにより生じるダウンウォッシュの程度を特定するとともに、当該ダウンウォッシュの程度を考慮して前記射出方向および前記資材の射出速度の少なくとも一方を決定するであることが好ましい。
 この構成によれば、射出された資材を射出先に埋没させやすいので、資材を射出先に留めやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記射出装置と別体の飛行体を備え、当該飛行体に前記射出装置が連結されていることが好ましい。
 この構成によれば、飛行体部分を汎用化して、他の作業と共用できる。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記資材を貯留し、前記射出装置に前記資材を供給する貯留部をさらに備えることが好ましい。
 この構成によれば、資材補給の頻度を減らすことができるため、作業効率が向上しやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記案内部を複数備え、複数の前記案内部による前記資材の射出方向を略平行に制御できることが好ましい。
 この構成によれば、資材を整列させやすいため、複数条の播種を行う等の作業を行いやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記資材の着地速度が所定の閾値以上となる領域である射程を特定するとともに、前記資材を着地させようとする地点が前記射程に含まれるように進路を制御することが好ましい。
 この構成によれば、資材を適切な状態で着地させやすい。
 本発明に係る作業飛行体は、一態様として、前記資材が農業用資材であることが好ましい。
 この構成によれば、本発明に係る作業飛行体を、種子、苗、肥料、薬剤、水、土などの農業用資材を圃場に供給する作業に好適に供することができる。
 本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
第一の実施形態に係る作業飛行体の模式図である。 第一の実施形態に係る射出装置の機能構成図である。 第一の実施形態に係る作業飛行体における射出方法を説明する図である。 第一の実施形態に係る射出装置の変形例の機能構成図である。 第二の実施形態に係る作業飛行体の模式図である。 第二の実施形態に係る射出装置の機能構成図である。
 本発明に係る作業飛行体の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る作業飛行体を、播種を行う作業飛行体1に適用した例について説明する。
〔第一の実施形態〕
 第一の実施形態に係る作業飛行体1は、飛行体2と射出装置3とを備え、射出装置3は、付勢部31、案内部32、および貯留部33を有する(図1、図2)。飛行体2と射出装置3とは別体であり、飛行体2に対して射出装置3が着脱自在に連結されている。作業飛行体1は、概して、貯留部33に貯留されている種子S(資材の一例であり、農業用資材の一例である。)を空中から圃場に向けて射出する装置である。
 付勢部31は、圃場に向けて種子Sを射出する装置である。付勢部31は、その駆動により種子Sに十分な運動エネルギーを与えて、射出された種子Sを圃場に埋没できるようにすることが好ましく、付勢部31の機構や出力などはこの機能を実現できるように選択される。
 特に、種子Sの射出方向および射出速度の少なくとも一方が、飛行体2のロータにより生じるダウンウォッシュの程度を考慮して決定されることが好ましい。なお、ここでいう射出速度とは、種子Sが射出装置3から打ち出された瞬間の速度をいう。好ましくは、種子Sの進路がダウンウォッシュの影響を受けて変更されうるところ、一定の水準を超える射出速度で種子Sを射出することで、種子Sの進路がダウンウォッシュから受ける影響を少なくとも無視しうる水準に抑制する。また、射出速度は、種子Sの寸法や質量など、作業飛行体1の周囲の風向および風速など、も考慮して決定されてもよい。なお、射出速度の制御は、付勢部31の出力を制御することによって実現されうる。
 ダウンウォッシュおよび風の影響を考慮する例を図3に示す。図3に示した状況では、射出装置3から射出された種子Sは、ダウンウォッシュDWによる下向きの力と、風Wによる紙面右向きの力と、を受ける。これらの影響により種子Sの進路が変更されるため、目標地点Tに対して直線的に向かう射出方向D(射出角度θ)に種子Sを射出すると、目標地点Tからずれた位置(図3の例では紙面右方向にずれた位置)に種子Sが着地してしまう。そこで、ダウンウォッシュDWおよび風Wの方向および程度を考慮して、これらの影響を受けて変更された進路による到達点が目標地点Tとなるように、仮想目標地点T’を算出し、この仮想目標地点T’に対して直線的に向かう射出方向D’(射出角度θ’)に種子Sを射出する。
 付勢部31の具体的な実装形態としては、高速で回転する歯車によって種子Sを射出する機械式の装置や、圧縮流体(たとえば圧縮空気である。)を使用して種子Sを射出する加圧式の装置などが例示される。
 案内部32は、付勢部31に付勢された種子Sを案内するノズル状の部材である。付勢された種子Sは、筒状の案内部32を通過することによって、作業飛行体1の機体下方の射出方向Dに案内され、圃場に向けて射出される。
 作業飛行体1が種子Sを射出する目的は、種子Sの着地点を制御することにある。すなわち、単に種子Sを高所から落下させるだけであると、風の影響で種子Sを狙った位置に着地させることが難しいところ、第一の実施形態に係る作業飛行体1では種子Sを付勢して射出するので、種子Sを狙った位置に着地させやすい。この目的を達成するため、種子Sの射出方向Dは作業飛行体1の機体の下方に向けられる(図1)。
 また、種子Sの着地点を制御する観点から、種子Sの着地速度が一定の水準以上となるように、作業飛行体1と着地点との位置関係を制御することが好ましい。具体的には、第一に、射出装置3の出力、種子Sの寸法および質量、作業飛行体1の周囲の風向および風速、ダウンウォッシュの影響、などの要素を考慮に入れて、種子Sの着地速度が所定の閾値以上となる領域を決定し、これを射出装置3の射程として特定する。次に、種子Sを着地させようとする地点(着地点)が、特定された射程に含まれるか否かを判断する。ここで、着地点が射程に含まれる場合は、種子Sの射出を実行する。一方、着地点が射程に含まれない場合は、着地点が射程に含まれるように作業飛行体1の進路を制御する。
 第一の実施形態では、案内部32が揺動可能である。すなわち、ノズル状の部材である案内部32の向きを、電気駆動や油圧駆動などの任意の駆動装置(不図示)によって変更することができる。これによって、種子Sの射出方向Dを変更できる。
 また、射出装置3は、案内部32を収納した姿勢である収納姿勢と、案内部32を展開した姿勢である展開姿勢と、にわたって姿勢変更可能である。収納姿勢では、空気抵抗が比較的小さくなるため作業飛行体1の飛行を制御しやすい。展開姿勢では、種子Sの射出が可能である。なお、姿勢変更を実現しうる案内部32の具体的構成は特に限定されず、案内部32が、伸縮、屈折、揺動などから選択される運動によって姿勢変更されうる。
 貯留部33は、種子Sを貯留して射出装置3に供給する容器状の部材である。その構成は、使用される種子Sの性質や形状等に応じて適宜選択される。
 種子Sとしては、農作物の種子をそのまま用いてもよいし、農作物から採取される種子に対して何らかの加工が施されたものを用いてもよい。ここで施される加工としては、種子が鳥や獣などに食べられることを防ぐための被覆を加える加工、作物の病気を防ぐための薬剤や発芽を促すための肥料や養液などを種子に同伴させる加工、といった従来の加工に加え、種子Sが射出による衝撃によって破損することを防ぐための被覆を加える加工、射出された種子Sの指向性を高めるための被覆(球状、円筒状など)を加える加工、といった本実施形態に係る作業飛行体1を用いる播種を行いやすくするための特有の加工も含まれる。また、複数種類の加工が同時に、または順次行われた種子Sを用いてもよい。なお、種子Sとして、あらかじめ加工されたものを用いてもよいし、貯留部33において何らかの加工が行われるようにしてもよい。
(変形例)
 本実施形態において、射出方向Dを変更可能とする手段は、案内部32を揺動可能とする構成に限定されない。たとえば、案内部32に替えて、種子Sを案内する方向がそれぞれ異なる複数の案内部34を設け、これらを使い分けることによって射出方向Dを変更できるようにしてもよい(図4)。この場合、それぞれの案内部34が揺動できない構成であってもよい。また、この場合であっても、案内部32、34のそれぞれを収納姿勢と展開姿勢とにわたって姿勢変更できる構成とすることは妨げられない。
〔第二の実施形態〕
 続いて、本発明の第二の実施形態について説明する。なお、第一の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して示し、説明を省略または簡略化する。第二の実施形態に係る作業飛行体4は、飛行体2と射出装置5とを備え、射出装置5は、付勢部51、案内部52、および貯留部53を有する(図5、図6)。
 第二の実施形態に係る射出装置5では、複数の付勢部51が設けられ、それぞれの付勢部51に対して一つずつの案内部52が接続されている。複数の案内部52は、それぞれ独立に揺動可能であり、これによって、複数の組の付勢部51および案内部52から射出される種子Sの射出方向Dを、それぞれ独立に変更できる。図4では二つの案内部52a、52bを代表して示し、それぞれ異なる射出方向Da、Dbに種子Sを射出している状態を示している。
 また、複数の組の付勢部51および案内部52から射出される種子Sの射出方向D(Da、Db)を、略平行に制御してもよい。この場合は、種子Sを整列させやすいので、たとえば複数条の播種を行う等の作業を行いやすい。なお、複数の種子Sを略平行に射出することは、少なくとも案内部が複数設けられていれば実現可能である。
 貯留部53は複数の組の付勢部51および案内部52に共通である。すなわち、単一の貯留部53から、それぞれの付勢部51に種子Sが供給され、射出される。なお、貯留部53が付勢部51および案内部52の組ごとに設けられていてもよい。この場合は、貯留部53におけるブリッジを回避しやすい。
 複数の付勢部51の動力は、飛行体2の駆動装置(不図示)から、動力伝達装置54を介して供給されている。動力伝達装置54は、複数の付勢部51に対して一つずつ設けられており、かつ、それぞれ独立に接続状態と分離状態とを選択できる。これによって、複数の付勢部51の動作をそれぞれ独立に制御できる。
 なお、付勢部51、案内部52、および貯留部53のその他の構成は、第一の実施形態における付勢部31、案内部32、および貯留部33の構成と、それぞれ同様である。
 第二の実施形態に係る作業飛行体4によれば、複数の種子Sを同時に、かつ、それぞれ異なる方向に射出できる。これによって、複数条の播種作業を同時に行うことができる。また、複数の付勢部51の動作をそれぞれ独立に制御できるので、たとえば、圃場の中央部では全ての付勢部51を駆動させて最大の条数で播種作業を行い、圃場の端部では一部の付勢部51を停止して圃場の外に種子Sが打ち出されることを防ぐ、という運用が可能である。
〔その他の実施形態〕
 最後に、本発明に係る作業飛行体のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
 上記の各実施形態では、種子Sを射出する構成を例として説明したが、本発明に係る作業飛行体が射出する資材は種子に限定されない。なお、種子、苗、肥料、薬剤、水、土などの農業用資材であると好適である。また、本発明に係る作業飛行体を、空気などを射出して鳥獣を驚かせてこれを駆除する用途に供してもよい。
 上記の第一の実施形態について、射出装置3が収納姿勢と展開姿勢とにわたって姿勢変更可能である構成を例として説明した。しかし、本発明に係る作業飛行体において、射出装置が姿勢変更できない構成であってもよい。
 上記の第二の実施形態では、複数の付勢部51の動作をそれぞれ独立に制御できる構成を例として説明した。しかし、本発明に係る作業飛行体において複数の付勢部を設ける場合、複数の付勢部の動作を一括に制御する構成も採用されうる。
 上記の実施形態では、作業飛行体が、飛行体と、飛行体とは別体の射出装置と、を備える構成を例として説明した。しかし、本発明に係る作業飛行体を、飛行体と射出装置とを一体に形成してもよい。
 その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
 本発明は、たとえば圃場における播種作業に利用できる。
〔第一の実施形態〕
 1   :作業飛行体
 2   :飛行体
 3   :射出装置
 31  :付勢部
 32  :案内部
 33  :貯留部
 34  :案内部(変形例)
〔第二の実施形態〕
 4   :作業飛行体
 5   :射出装置
 51  :付勢部
 52  :案内部
 53  :貯留部
 54  :動力伝達装置
 

Claims (12)

  1.  資材を付勢する付勢部と、前記付勢部に付勢された前記資材を機体下方の射出方向に案内する案内部と、を有する射出装置を備え、
     前記射出方向を変更可能である作業飛行体。
  2.  前記案内部が揺動可能である請求項1に記載の作業飛行体。
  3.  前記射出装置が複数の前記付勢部および複数の前記案内部を有し、
     複数の前記案内部のそれぞれが独立に揺動可能である請求項2に記載の作業飛行体。
  4.  前記射出装置が複数の前記付勢部を有し、
     複数の前記付勢部のそれぞれの動作を独立に制御可能である請求項1に記載の作業飛行体。
  5.  前記射出装置が、前記資材を案内する方向が異なる複数の前記案内部を有する請求項1に記載の作業飛行体。
  6.  前記射出装置が、前記案内部を収納した姿勢である収納姿勢と、前記案内部を展開した姿勢である展開姿勢と、にわたって姿勢変更可能である請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
  7.  揚力を生じさせるロータを備え、
     前記ロータにより生じるダウンウォッシュの程度を特定するとともに、当該ダウンウォッシュの程度を考慮して前記射出方向および前記資材の射出速度の少なくとも一方を決定する請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
  8.  前記射出装置と別体の飛行体を備え、当該飛行体に前記射出装置が連結されている請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
  9.  前記資材を貯留し、前記射出装置に前記資材を供給する貯留部をさらに備える請求項8に記載の作業飛行体。
  10.  前記案内部を複数備え、複数の前記案内部による前記資材の射出方向を略平行に制御できる請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
  11.  前記資材の着地速度が所定の閾値以上となる領域である射程を特定するとともに、前記資材を着地させようとする地点が前記射程に含まれるように進路を制御する請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
  12.  前記資材が農業用資材である請求項1~4のいずれか一項に記載の作業飛行体。
     
PCT/JP2022/048216 2022-12-27 作業飛行体 WO2024142260A1 (ja)

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