WO2024024970A1 - 装置および方法 - Google Patents

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    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
    • H04W8/24Transfer of terminal data

Abstract

本開示の一態様に係る装置は、上記装置についてのケイパビリティ情報を取得する情報取得部と、上記ケイパビリティ情報を基地局へ送信する通信処理部と、を備え、上記ケイパビリティ情報は、RedCap UEのための帯域幅部分(BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、上記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。

Description

装置および方法 関連出願の相互参照
 本出願は、2022年7月29日に出願された日本特許出願番号2022-122258号に基づくものであって、その優先権の利益を主張するものであり、その特許出願のすべての内容が、参照により本明細書に組み入れられる。
 本開示は、装置および方法に関する。
 3GPP(3rd Generation Partnership Project)(登録商標)において移動体通信技術が提案され、技術仕様(technical specification:TS)に定められている。とりわけ現在では、5G(5th Generation)の技術が提案され、TSに定められている。
 非特許文献1に記載されているとおり、3GPP Release 18(Rel-18)では、“further NR RedCap UE complexity reduction”という新たなスタディアイテム(Study Item:SI)が立ち上げられている。このSIは、LPWA(Low Power Wide Area) UE(User Equipment)とRelease 17(Rel-17) RedCap(reduced capability) UEとの間のケイパビリティをもつRel-18 RedCap UEの機能を策定するためのものである。具体的なユースケースとして、工業用センサ、監視カメラおよびウェアラブルデバイス等が想定されている。また、上記SIの目的(objective)において、FR(frequency range)1における5MHzへのUE帯域幅の低減と、FR1における低減されたUEピークデータレートが挙げられている。以上のように、機能削減とコスト抑制により市場において広く普及されることを目指したUEの技術が検討されている。
 例えば、非特許文献2には、FR1において、UEのピークデータレートを低減するために、データチャネルについての帯域幅の低減が提案されている。さらに、非特許文献2には、Rel-17 RedCap UE用の帯域幅部分(bandwidth part:BWP)内にRel-18 RedCap UE用のより狭いBWPを配置することが記載されている。
 例えば、非特許文献3-6にも、Rel-18 RedCap UEに関する内容が提案されている。
 一方、非特許文献7には、BWP切替え遅延(switch delay)であるTBWPswitchDelay内にUEがBWP切替えを完了(finish)させることが記載されている。さらに、非特許文献7には、TBWPswitchDelayとして、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延が記載されている。また、非特許文献8には、タイプ1 BWP切替え遅延またはタイプ2 BWP切替え遅延を示すbwp-SwitchingDelayを含むケイパビリティ情報をUEがネットワークへ送信することが記載されている。
3GPP TSG RAN meeting #94e, Electronic Meeting, December 6 - 17, 2021, RP-213661, Ericsson, "New SID on Study on further NR RedCap UE complexity reduction" 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #109-e, E-meeting, May 9th - May 20th, 2022, R1-2205043, Qualcomm Incorporated, "Further complexity reduction for eRedCap device" 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #109-e, e-Meeting, 9th - 20th May 2022, R1-2203117, Ericsson, "Potential solutions to further reduce UE complexity" 3GPP TSG RAN WG1 #109-e, e-Meeting, May 9th - 20th, 2022, R1-2203917, Samsung, "Further UE complexity reduction for eRedCap" 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #109-e, e-Meeting, May 9th - 20th, 2022, R1-2204038, Nokia, Nokia Shanghai Bell, "Further UE Complexity Reduction" 3GPP TSG RAN WG1 #109-e, e-Meeting, May 9th - 20th, 2022, R1-2204389, NTT DOCOMO, INC, "Discussion on potential solutions for further UE complexity reduction" 3GPP TS 38.133 V17.6.0 (2022-06) 3GPP TS 38.331 V17.1.0 (2022-06)
 発明者は、非特許文献7に記載のとおり、現在の3GPP TSでは、BWP切替え遅延としてタイプ1 BWP切替え遅延とタイプ2 BWP切替え遅延の2つの選択肢しかないため、Rel-18 RedCap UEのような低い性能のRedCap UEに、より適したBWP切替え遅延を適用することができない、という課題を見出した。
 本開示の目的は、RedCap UEにより適したBWP切替え遅延を適用することを可能にする装置および方法を提供することにある。
 本開示の一態様に係る装置は、上記装置についてのケイパビリティ情報を取得する情報取得部と、上記ケイパビリティ情報を基地局へ送信する通信処理部と、を備え、上記ケイパビリティ情報は、RedCap UEのための帯域幅部分(BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、上記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 本開示の一態様に係る装置は、ユーザ機器についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信する通信処理部と、上記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UEのための帯域幅部分(BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得する情報取得部と、を備え、上記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 本開示の一態様に係るユーザ機器により行われる方法は、上記ユーザ機器についてのケイパビリティ情報を取得することと、上記ケイパビリティ情報を基地局へ送信することと、を含み、上記ケイパビリティ情報は、RedCap UEのための帯域幅部分(BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、上記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 本開示によれば、RedCap UEにより適したBWP切替え遅延を適用することが可能になる。なお、本開示により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係るキャリアおよびBWPの一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係るBWP内に設定される周波数帯域の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る基地局の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る基地局の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るUEの概略的な機能構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るUEの概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るBWP切替え遅延の例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を説明するためのシーケンス図である。 本開示の実施形態の第1の変形例に係るBWP切替え遅延の例を示す説明図である。
 以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
 説明は、以下の順序で行われる。
 1.システムの構成
 2.基地局の構成
 3.ユーザ機器の構成
 4.動作例
 5.変形例
 <1.システムの構成>
 図1を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1を参照すると、システム1は、基地局100、ユーザ機器(user equipment:UE)30、UE40およびUE200を含む。
 例えば、システム1は、3GPP TSに準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、5G又はNR(New Radio)のTSに準拠したシステムである。当然ながら、システム1は、この例に限定されない。
 (1)基地局100
 基地局100は、無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)のノードであり、基地局100のカバレッジエリア10内に位置するUEと通信する。例えば、基地局100は、UE30、UE40およびUE200と通信する。
 例えば、基地局100は、RANのプロトコルスタックを使用してUE(例えば、UE30、UE40またはUE200)と通信する。例えば、当該プロトコルスタックは、RRC、SDAP(service data adaptation protocol)、PDCP(packet data convergence protocol)、RLC(radio link control)、MAC(medium access control)、及び、物理(physical:PHY)レイヤのプロトコルを含む。あるいは、上記プロトコルスタックは、これらのプロトコルの全てを含まず、これらのプロトコルの一部を含んでもよい。
 例えば、基地局100は、gNBである。gNBは、UEに対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(NR user plane and control plane protocol terminations towards the UE)を提供し、NGインターフェースを介して5GC(5G Core Network)に接続されるノードである。あるいは、基地局100は、en-gNBであってもよい。en-gNBは、UEに対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し、EN-DC(E-UTRA-NR Dual Connectivity)においてセカンダリノードとして動作するノードである。
 基地局100は、複数のノードを含んでもよい。当該複数のノードは、上記プロトコルスタックに含まれる上位レイヤ(higher layer)をホストする第1のノードと、当該プロトコルスタックに含まれる下位レイヤ(lower layer)をホストする第2のノードとを含んでもよい。上記上位レイヤは、RRC、SDAP及びPDCPを含んでもよく、上記下位レイヤは、RLC、MAC、及びPHYレイヤを含んでもよい。上記第1のノードは、CU(central unit)であってもよく、上記第2のノードは、DU(distributed unit)であってもよい。なお、上記複数のノードは、PHYレイヤの下位の処理を行う第3のノードを含んでもよく、上記第2のノードは、PHYレイヤの上位の処理を行ってもよい。当該第3のノードは、RU(radio unit)であってもよい。
 あるいは、基地局100は、上記複数のノードのうちの1つであってもよく、上記複数のノードのうちの他のユニットと接続されていてもよい。
 基地局100は、IAB(integrated access and backhaul)ドナー又はIABノードであってもよい。
 (2)UE30、UE40およびUE200
 UE30、UE40およびUE200の各々は、基地局と通信する。例えば、UE30、UE40およびUE200の各々は、基地局100のカバレッジエリア10内に位置する場合に、基地局100と通信する。
 例えば、UE30、UE40およびUE200の各々は、上記プロトコルスタックを使用して基地局(例えば、基地局100)と通信する。
 例えば、UE30は、RedCap UEではない通常のUEであり、UE40およびUE200は、RedCap UEである。RedCap UEは、低減されたケイパビリティ(reduced capability)をもつUEである。さらに、UE40は、第1のタイプのRedCap UEであり、UE200は、第2のタイプのRedCap UEである。上記第1のタイプのRedCap UEは、最大帯域幅がFR1については20MHzであり、FR2については100MHzであるUEである。FR1は、450MHzから6000MHzの周波数レンジであり、FR2は、24250MHzから52600MHzの周波数レンジである。上記第2のタイプのRedCap UEは、上記第1のタイプのRedCap UEよりもさらに低減されたケイパビリティをもつUEである。例えば、上記第2のタイプのRedCap UEのピークデータレートは、上記第1のタイプのRedCap UEのピークデータレートよりも低い。例えば、上記第2のタイプのRedCap UEは、上記第1のタイプのRedCap UEよりも狭い帯域を使用して基地局と通信する。例えば、上記第2のタイプのRedCap UEの最大帯域幅は、上記第1のタイプのRedCap UEの最大帯域幅よりも小さい。当該最大帯域幅は、例えば、特定の情報(例えば、ユーザデータ等)を送受信する際の最大帯域幅である。例えば、上記第1のタイプのRedCap UEは、Rel-17 RedCap UEであり、上記第2のタイプのRedCap UEは、Rel-18 RedCap UEである。上記第2のタイプのRedCap UEは、eRedCap UEと呼ばれてもよい。
 なお、本開示の実施形態において、UE200は、UE200の動作として記載される動作だけではなく、UE30の動作として記載される動作、および/または、UE40の動作として記載される動作も行ってもよい。
 (3)BWP
 (3-1)BWPの設定
 基地局100は、システム帯域幅をもつキャリア内に、UEにより使用されるBWPを設定する。当該BWPの帯域幅は、当該システム帯域幅よりも小さい。このようなBWPにより、UEの最大帯域幅がキャリアの帯域幅よりも小さくても、当該UEは当該キャリア内で基地局100と通信することができる。キャリアの帯域幅であるシステム帯域幅は、チャネル帯域幅とも呼ばれる。
 例えば、上記BWPは、ダウンリンク(downlink:DL) BWPとアップリンク(uplink:UL) BWPとを含む。UEは、当該DL BWPを使用して基地局100からの信号を受信し、当該UL BWPを使用して基地局100へ信号を送信する。
 図2の例を参照すると、基地局100は、キャリア50内にBWP60を設定し、UEは、BWP60を使用して基地局100と通信する。キャリア50は、DLキャリアであってもよく、BWP60は、DL BWPであってもよい。あるいは、キャリア50は、ULキャリアであってもよく、BWP60は、UL BWPであってもよい。
 (3-2)BWPの種類
 基地局100は、複数の種類のBWPを設定する。
 -初期BWP
 第1に、基地局100は、初期BWPを設定する。当該初期BWPは、初期DL BWPと初期UL BWPを含む。当該初期DL BWPは、IDの値が0にセットされたDL BWPとして特定されてもよい。また、当該初期UL BWPは、IDの値が0にセットされたUL BWPとして特定されてもよい。
 例えば、基地局100は、上記初期BWPを示す情報を含むSIB1を送信する。当該情報は、SIB1内のServingCellConfigCommonに含まれるinitialDownlinkBWP、及び/又は、initialUplinkBWPを含む。例えば、基地局100は、initialDownlinkBWPを用いて上記初期DL BWPを設定してもよい。また、基地局100は、initialUplinkBWPを用いて上記初期UL BWPを設定してもよい。initialDownlinkBWPは、上記初期DL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記初期DL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、initialDownlinkBWPは、上記初期DL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。同様に、initialUplinkBWPは、上記初期UL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記初期UL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、initialUplinkBWPは、上記初期UL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。
 また、initialDownlinkBWPは、SIB1メッセージのためのSearch Space Set(SSS)を示すパラメータを含んでもよい。例えば、基地局100は、SIB1メッセージのためのSSSとして、プライマリセルの上記初期DL BWPにおいて、IDが0にセットされたSearch Space Set#0(SSS#0)を設定してもよい。SSS#0は、Type0-PDCCH CSS Set(type-0 PDCCH common search space set)とも呼ばれる。例えば、SIB1メッセージのためのSSSは、SI-RNTI(system information radio network temporary identifier)を伴うDCI(downlink control information)のためのPDCCH(physical downlink control channel)のモニタリングに対して設定されてもよい。当該DCIは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであり、例えば、DCI format 1_0である。すなわち、基地局100は、SI-RNTIを伴うDCIを用いてPDSCHをスケジュールし、当該PDSCHにおいてSIB1メッセージを送信してもよい。
 また、initialDownlinkBWPは、ランダムアクセス手続きのためのSSSを示すパラメータを含んでもよい。ランダムアクセス手続きのためのSSSは、Type1-PDCCH CSS Setとも呼ばれる。例えば、ランダムアクセス手続きのためのSSSは、RA-RNTI(random access radio network temporary identifier)を伴うDCIのためのPDCCHのモニタリングに対して設定されてもよい。当該DCIは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであり、例えば、DCI format 1_0である。すなわち、基地局100は、RA-RNTIを伴うDCIを用いてPDSCHをスケジュールし、当該PDSCHにおいてランダムアクセスレスポンスを送信してもよい。
 また、initialDownlinkBWPは、ページングのためのSSSを示すパラメータを含んでもよい。ページングのためのSSSは、Type2-PDCCH CSS Setとも呼ばれる。例えば、ページングのためのSSSは、P-RNTI(paging radio network temporary identifier)を伴うDCIのためのPDCCHのモニタリングに対して設定されてもよい。当該DCIは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであり、例えば、DCI format 1_0である。すなわち、基地局100は、P-RNTIを伴うDCIを用いてPDSCHをスケジュールし、当該PDSCHにおいてページングメッセージを送信してもよい。
 例えば、通常のUEであるUE30は、上記SIB1を受信し、上記SIB1に含まれる上記情報を取得する。そして、UE30は、上記初期BWPを設定(configured with)され、上記初期BWPを使用して基地局100と通信する。例えば、UE30は、initialDownlinkBWPに基づいて、上記初期DL BWPを特定する。また、UE30は、initialUplinkBWPに基づいて、上記初期UL BWPを特定する。また、UE30は、initialDownlinkBWPを用いて設定されたSSSにおいて、SI-RNTI、RA-RNTI、及び/又は、P-RNTIを伴うDCIのためのPDCCHをモニタしてもよい。また、UE30は、SI-RNTI、RA-RNTI、及び/又は、P-RNTIを伴うDCIを用いてスケジュールされたPDSCHにおいて、SIB1メッセージ、ランダムアクセスレスポンス、及び/又は、ページングメッセージを受信してもよい。
 なお、SIB1が、初期DL BWPを示す情報を含まない場合に、初期DL BWPは、SIB1をスケジューリングするためのCORESET(control resource set) #0の帯域と同じであってもよい。すなわち、基地局100は、初期DL BWPを示す情報をSIB1に含めなくてもよく、UE30は、SIB1に当該情報がない場合に、CORESET #0の帯域を初期DL BWPとみなしてもよい。
 -RedCap固有の初期BWP
 第2に、基地局100は、RedCap UE用の初期BWPを設定する。ここでは、RedCap UE用の当該初期BWPを、RedCap固有(RedCap-Specific)の初期BWPと呼ぶ。RedCap UEではない通常のUEは、当該RedCap固有の初期BWPを使用せず、RedCap UEが、当該RedCap固有の初期BWPを使用する。
 上記RedCap固有の初期BWPは、RedCap UE用の初期DL BWPとRedCap UE用の初期UL BWPを含む。ここでは、RedCap UE用の当該初期DL BWPは、RedCap固有の初期DL BWPと呼ばれ、RedCap UE用の当該初期UL BWPは、RedCap固有の初期UL BWPと呼ばれる。
 例えば、基地局100は、上記RedCap固有の初期BWPを示す情報を含むSIB1を送信する。当該情報は、SIB1内のServingCellConfigCommonに含まれるinitialDownlinkBWP-RedCap-r17、及び/又は、initialUplinkBWP-RedCap-r17を含む。例えば、基地局100は、initialDownlinkBWP-RedCap-r17を用いて上記RedCap固有の初期DL BWPを設定してもよい。また、基地局100は、initialUplinkBWP-RedCap-r17を用いて上記RedCap固有の初期UL BWPを設定してもよい。initialDownlinkBWP-RedCap-r17は、上記RedCap固有の初期DL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記RedCap固有の初期DL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、initialDownlinkBWP-RedCap-r17は、上記RedCap固有の初期DL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。同様に、initialUplinkBWP-RedCap-r17は、上記RedCap固有の初期UL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記RedCap固有の初期UL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、initialUplinkBWP-RedCap-r17は、上記RedCap固有の初期UL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。
 また、initialDownlinkBWP-RedCap-r17は、SIB1メッセージのためのSSSを示すパラメータを含んでもよい。また、initialDownlinkBWPは、ランダムアクセス手続きのためのSSSを示すパラメータを含んでもよい。また、initialDownlinkBWPは、ページングのためのSSSを示すパラメータを含んでもよい。
 例えば、上記第1のタイプのRedCap UEであるUE40は、上記SIB1を受信し、上記SIB1に含まれる上記情報を取得する。そして、UE40は、上記RedCap固有の初期BWPを設定され、上記RedCap固有の初期BWPを使用して基地局100と通信する。例えば、UE40は、initialDownlinkBWP-RedCap-r17に基づいて、上記RedCap固有の初期DL BWPを特定する。また、UE40は、initialUplinkBWP-RedCap-r17に基づいて、上記RedCap固有の初期UL BWPを特定する。また、UE40は、initialDownlinkBWP-RedCap-r17を用いて設定されたSSSにおいて、SI-RNTI、RA-RNTI、及び/又は、P-RNTIを伴うDCIに対するPDCCHをモニタしてもよい。また、UE40は、SI-RNTI、RA-RNTI、及び/又は、P-RNTIを伴うDCIによってスケジュールされたPDSCHにおいて、SIB1メッセージ、ランダムアクセスレスポンス、及び/又は、ページングメッセージを受信してもよい。
 なお、SIB1に上記RedCap固有の初期DL BWPを示す情報が含まれない場合に、上記RedCap固有の初期DL BWPは、上記初期DL BWPを示す情報に基づいて特定されてもよい。また、SIB1に上記RedCap固有の初期UL BWPを示す情報が含まれない場合に、上記RedCap固有の初期UL BWPは、上記初期UL BWPを示す情報に基づいて特定されてもよい。すなわち、UE40は、SIB1にinitialDownlinkBWP-RedCap-r17が含まれる場合、initialDownlinkBWPに代えて、initialDownlinkBWP-RedCap-r17に基づいてRedCap固有の初期DL BWPを特定してもよい。また、UE40は、SIB1にinitialUplinkBWP-RedCap-r17が含まれる場合、initialUplinkBWPに代えて、initialUplinkBWP-RedCap-r17に基づいてRedCap固有の初期UL BWPを特定してもよい。また、UE40は、SIB1にinitialDownlinkBWP-RedCap-r17が含まれない場合、initialDownlinkBWPに基づいて、初期DL BWP(RedCap固有の初期DL BWPでもよい)を特定してもよい。また、UE40は、SIB1にinitialUplinkBWP-RedCap-r17が含まれない場合、initialUplinkBWP-RedCap-r17に基づいて、初期UL BWP(RedCap固有の初期UL BWPでもよい)を特定してもよい。
 -BWP
 第3に、基地局100は、initial BWPではないBWPを設定する。当該BWPは、UE固有(UE-Specific)のBWPであり、UE宛のRRCメッセージを用いて設定される。当該UE宛のRRCメッセージは、UE固有のRRCメッセージとも呼ばれる。例えば、当該BWPは、単にBWPと呼ばれる。あるいは、当該BWPは、RRC Configured BWP、Configured BWP、UE-Specific BWP、または、dedicated BWPと呼ばれてもよい。上記BWPは、DL BWPとUL BWPを含む。当該DL BWPは、IDが0以外の値にセットされたDL BWPとして特定されてもよい。また、当該UL BWPは、IDが0以外の値にセットされたUL BWPとして特定されてもよい。
 例えば、基地局100は、上記BWPを示す情報を含むRRCメッセージをUEへ送信する。例えば、当該RRCメッセージは、RRC Reconfigurationメッセージである。上記BWPを示す上記情報は、上記RRCメッセージ内のServingCellConfigに含まれるBWP-Downlink、及び/又は、BWP-Uplinkを含む。例えば、基地局100は、BWP-Downlinkを用いて上記DL BWPを設定してもよい。また、基地局100は、BWP-Uplinkを用いて上記UL BWPを設定してもよい。BWP-Downlinkは、上記DL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記DL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、BWP-Downlinkは、上記DL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。同様に、BWP-Uplinkは、上記UL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータと、上記UL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータとを含む。また、BWP-Uplinkは、上記UL BWPのサイクリックプレフィクスを示すパラメータを含んでもよい。
 また、BWP-Downlinkは、上記DL BWPのUE固有のパラメータを含んでもよい。当該DL BWPのUE固有のパラメータは、BWP-DownlinkDedicatedとも呼ばれる。例えば、当該UE固有のパラメータは、PDCCHのSSSに関するパラメータを含む。ここで、SSSに関するパラメータは、USS(UE-specific search space set)に関するパラメータ、及び/又は、CSSに関するパラメータを含む。例えば、当該PDCCHのUSS、及び/又は、CSSは、C-RNTI(cell radio network temporary identifier)、MCS-C-RNTI(modulation and coding scheme cell radio network temporary identifier)、及び/又は、CS-RNTI(configured scheduling radio network temporary identifier)を伴うDCIに対するPDCCHのモニタリングに対して設定される。当該DCIは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであり、例えば、DCI format 1_0、及び/又は、DCI format 1_1である。また、当該DCIは、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであり、例えば、DCI format 0_0、及び/又は、DCI format 0_1であってもよい。
 例えば、基地局100は、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIを用いてPDSCHをスケジュールし、当該PDSCHにおいてダウンリンクデータ(ダウンリンク共用チャネル(DL-SCH: Downlink Shared Channel)のデータとも呼ばれる)を送信してもよい。また、基地局100は、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIを用いてPUSCHをスケジュールし、当該PUSCHにおいてアップリンクデータ(アップリンク共用チャネル(UL-SCH: Uplink Shared Channel)のデータとも呼ばれる)を受信してもよい。ここで、当該UE固有のパラメータを用いて設定されるCSSは、Type3-PDCCH CSS Setとも呼ばれる。
 また、BWP-Uplinkは、上記UL BWPのUE固有のパラメータを含んでもよい。当該DL BWPのUE固有のパラメータは、BWP-UplinkDedicatedとも呼ばれる。例えば、当該UE固有のパラメータは、上記UL BWPに適用されるUE固有のPUSCHのパラメータ、及び/又は、PUSCHの送信に関連するDMRS(demodulation reference signal)のパラメータを含む。
 ここで、基地局100は、上記RRCメッセージ内のServingCellConfigに含まれるUE固有のパラメータを、初期DL BWPに対して設定してもよい。また、基地局100は、上記RRCメッセージ内のServingCellConfigに含まれるUE固有のパラメータを、初期UL BWPに対して設定してもよい。例えば、初期DL BWPに対して、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIに対するPDCCHのモニタリングに対するSSSに関するパラメータが設定されてもよい。また、初期UL BWPに対して、UE固有のPUSCHのパラメータ、及び/又は、PUSCHの送信に関連するDMRSに関するパラメータが設定されてもよい。
 例えば、UE30またはUE40は、上記RRCメッセージを受信し、上記RRCメッセージに含まれる上記情報を取得する。そして、UE30またはUE40は、上記BWPを設定され、上記BWPを使用して基地局100と通信する。例えば、UE30またはUE40は、BWP-Downlinkに基づいて、上記DL BWPを特定する。また、UE30またはUE40は、BWP-Uplinkに基づいて、上記UL BWPを特定する。また、UE30またはUE40は、BWP-Downlinkを用いて設定されたSSSにおいて、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIに対するPDCCHをモニタしてもよい。
 また、UE30またはUE40は、初期DL BWPに対してUE固有のパラメータが設定された場合、初期DL BWPにおいて、UE固有のパラメータに基づいて設定されたSSSにおいて、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIに対するPDCCHをモニタしてもよい。
 また、UE30またはUE40は、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIによってスケジュールされたPDSCHにおいて、ダウンリンクデータ(DL-SCHのデータ)を受信してもよい。また、UE30またはUE40は、C-RNTI、MCS-C-RNTI、及び/又は、CS-RNTIを伴うDCIによってスケジュールされたPUSCHにおいて、アップリンクデータ(UL-SCHのデータ)を送信してもよい。ここで、UE30またはUE40は、BWP-Uplinkに含まれるUE固有のパラメータに基づいて、アップリンクデータの送信(PUSCHの送信)、及び/又は、PUSCHに関連するDMRSの送信を実行してもよい。また、UE30またはUE40は、初期UL BWPにおいて、UE固有のパラメータに基づいて、アップリンクデータの送信(PUSCHの送信)、及び/又は、PUSCHに関連するDMRSの送信を実行してもよい。
 基地局100は、1つのサービングセルにおいて、1つのUEに1つ又は複数のDL BWPを設定し得る。この場合に、当該1つ又は複数のDL BWPのうちの1つのDL BWPが、Active DL BWPとしてUEにより使用される。例えば、上記RRCメッセージは、最初のActive DL BWPを示す情報要素を含み、UEは、当該情報要素により示されるDL BWPをActive DL BWPとして最初に使用する。上記情報要素は、firstActiveDownlinkBWP-Idである。さらに、Active DL BWPは、切り替えられ得る。例えば、基地局100は、DL BWPを示す情報を含むDCIをUEへ送信し、当該UEは、当該情報により示されるDL BWPにActive DL BWPを切り替える。当該DCIは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI(例えば、DCI format 1_1)であり、当該情報は、Bandwidth Part Indicatorである。また、例えば、BWPに関するタイマが満了(expire)した場合に、UEは、Default DL BWPにActive DL BWPを切り替える。例えば、上記RRCメッセージは、Default DL BWPを示す情報要素を含み、UEは、当該情報要素により示されるDL BWPをDefault DL BWPとして使用する。上記タイマは、bwp-InactivityTimerであり、上記情報要素は、defaultDownlinkBWP-Idである。なお、Active DL BWPの切替えは、MAC(Medium Access Control)エンティティによってさらに制御されてもよい。
 基地局100は、1つのサービングセルにおいて、1つのUEに1つ又は複数のUL BWPを設定し得る。この場合に、当該1つ又は複数のUL BWPのうちの1つのUL BWPが、Active UL BWPとしてUEにより使用される。例えば、上記RRCメッセージは、最初のActive UL BWPを示す情報要素を含み、UEは、当該情報要素により示されるUL BWPをActive UL BWPとして最初に使用する。上記情報要素は、firstActiveUplinkBWP-Idである。さらに、Active UL BWPは、切り替えられ得る。例えば、基地局100は、UL BWPを示す情報を含むDCIをUEへ送信し、当該UEは、当該情報により示されるUL BWPにActive UL BWPを切り替える。当該DCIは、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCI(例えば、DCI format 0_1)であり、当該情報は、Bandwidth Part Indicatorである。なお、Active DL BWPの切替えは、MACエンティティによってさらに制御されてもよい。
 例えば、上記複数のDL BWPは、最大4つのDL BWPである。例えば、上記複数のUL BWPは、最大4つのUL BWPである。ここで、上述のとおり、基地局100は、1つのサービングセルにおいて設定した1つ又は複数のDL BWPのそれぞれに対してSSSを設定してもよい。ここで、1つ又は複数のDL BWPは、初期DL BWP、及び、UE固有のDL BWPを含む。
 (4)BWP内の周波数帯域
 (4-1)周波数帯域の設定
 例えば、基地局100は、BWP内に、UEにより使用される周波数帯域を設定する。当該周波数帯域の帯域幅は、当該BWPの帯域幅よりも小さい。当該周波数帯域により、上記UEは上記周波数帯域を用いて低いピークデータレートで通信することができる。上記UEは、例えば上記第2のタイプのRedCap UEであり、一例としてUE200である。
 例えば、DL BWP内にDL周波数帯域が設定され、UL BWP内にUL周波数帯域が設定される。例えば、UE200は、DL BWP内のDL周波数帯域を使用して基地局100からの信号を受信し、UL BWP内のUL周波数帯域を使用して基地局100へ信号を送信する。
 図3の例を参照すると、基地局100は、BWP60内に周波数帯域70を設定し、UEは、周波数帯域70を使用して基地局100と通信する。BWP60は、DL BWPであってもよく、周波数帯域70は、DL周波数帯域であってもよい。あるいは、BWP60は、UL BWPであってもよく、周波数帯域70は、UL周波数帯域であってもよい。
 例えば、上記周波数帯域は、UE固有(UE-Specific)のBWPであり、UE宛のRRCメッセージを用いて設定される。例えば、基地局100は、当該RRCメッセージをUE200へ送信し、UE200は当該RRCメッセージを受信する。そして、UE200は、上記BWPと上記周波数帯域を設定され、上記周波数帯域を使用して基地局100と通信する。例えば、上記RRCメッセージは、RRC Reconfigurationメッセージである。
 例えば、UE200は、上記周波数帯域を使用して信号を受信または送信し、上記BWPを使用して他の信号を受信または送信し得る。一例として、UE200は、上記BWPを使用してPDCCH(physical downlink control channel)を受信し、上記周波数帯域を使用してPDSCH(physical downlink shared channel)を受信し、PUSCH(physical uplink shared channel)を送信し得る。例えば、UE200は、上記DL BWPにおけるPDCCHを使用して、上記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIを受信してもよい。また、UE200は、上記DL BWPにおけるPDCCHを使用して、上記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIを受信してもよい。例えば、上記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI、および/または、上記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIには、C-RNTI、MCS C-RNTI、および/または、CS-RNTIにスクランブルされたCRC(CRCパリティビット)が付加されてもよい。上述のとおり、上記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI、および/または、上記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIは、Bandwidth Part Indicatorを含んでもよい。また、UE200は、上記PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIによってスケジュールされたPDSCHにおける受信を実行してもよい。また、UE200は、上記PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIによってスケジュールされたPUSCHにおける送信を実行してもよい。ここで、PDSCHにおける受信は、上記DL周波数帯域において実行されてもよい。また、PUSCHにおける送信は、上記UL周波数帯域において実行されてもよい。
 例えば、各BWP内には、1つの周波数帯域のみが設定される。すなわち、各DL BWP内には、1つのDL周波数帯域のみが設定され、各UL BWP内に、1つのUL周波数帯域のみが設定される。UE200は、DL BWP内に設定される1つのDL周波数帯域を使用し、UL BWP内に設定される1つのUL周波数帯域を使用する。
 あるいは、各BWP内に、複数の周波数帯域が設定されてもよい。すなわち、各DL BWP内に、複数のDL周波数帯域が設定されてもよく、各UL BWP内に、複数のUL周波数帯域が設定されてもよい。UE200は、DL BWP内に設定される複数のDL周波数帯域のうちのアクティブなDL周波数帯域を使用してもよく、UL BWP内に設定される複数のUL周波数帯域のうちのアクティブなUL周波数帯域を使用してもよい。
 なお、BWP内に設定される周波数帯域が既存のBWPと区別されることを前提として、BWP内に設定される周波数帯域もBWPと呼ばれてもよい。当該既存のBWPは、RRC Configured BWP、初期BWP、およびRedCap固有の初期BWPである。一例として、BWP内に設定される周波数帯域は、Rel-18 RedCap UE用のBWP、または、Rel-18 RedCap BWP等と呼ばれてもよい。
 (4-2)周波数帯域の切替え
 例えば、BWPの切替えに応じて、BWP内の周波数帯域の切替えも行われる。例えば、UE200は、第1のBWPから第2のBWPにActive BWPを切り替える。当該Active BWPの切替えに応じて、UE200は、当該第1のBWP内の周波数帯域から当該第2のBWP内の周波数帯域への周波数帯域の切替えも行う。そして、UE200は、上記第2のBWP内の上記周波数帯域を使用して基地局100と通信する。
 上述したように、例えば、BWPの切替えは、BWPを示す情報を含むDCIの受信に応じて行われる。具体的には、例えば、UE200は、BWPを示す情報を含むDCIの受信に応じて、当該BWPにActive BWPを切り替える。UE200は、当該Active BWPの切替えに応じて、当該BWP内の周波数帯域への周波数帯域の切替えも行う。当該BWPと当該Active BWPは、DL BWPとActive DL BWPであってもよく、または、UL BWPとActive UL BWPであってもよい。例えば、上記DCIに含まれる上記情報は、Bandwidth Part Indicatorである。
 上述したように、例えば、BWPの切替えは、BWPに関するタイマの満了に応じて行われる。具体的には、例えば、UE200は、当該タイマの満了に応じて、Default DL BWPにActive DL BWPを切り替える。UE200は、当該Active BWPの切替えに応じて、当該Default DL BWP内の周波数帯域への周波数帯域の切替えも行う。例えば、上記タイマは、bwp-InactivityTimerである。
 上述したように、各BWP内に、複数の周波数帯域が設定されてもよい。この場合には、当該複数の周波数帯域のうちのアクティブな周波数が切り替えられてもよい。例えば、UE200は、BWP内の第1の周波数帯域から当該BWP内の第2の周波数帯域へアクティブな周波数を切り替えてもよい。アクティブな周波数帯域の切替えは、BWP内の周波数帯域を示す情報を含むDCIの受信、または、BWP内の周波数帯域に関するタイマの満了に応じて行われてもよい。
 <2.基地局の構成>
 図4及び図5を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。
 (1)機能構成
 まず、図4を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の機能構成の例を説明する。図4を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
 無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、UEからの信号を受信し、UEへの信号を送信する。
 ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
 記憶部130は、基地局100のために様々な情報を記憶する。
 処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、情報取得部141および通信処理部143を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部141および通信処理部143の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
 例えば、処理部140(通信処理部143)は、無線通信部110を介してUE(例えば、UE30、UE40およびUE200)と通信する。例えば、処理部140(通信処理部143)は、ネットワーク通信部120を介してコアネットワークノードおよび他の基地局と通信する。
 (2)ハードウェア構成
 次に、図5を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100のハードウェア構成の例を説明する。図5を参照すると、基地局100は、アンテナ181、RF(radio frequency)回路183、ネットワークインターフェース185、プロセッサ187、メモリ189及びストレージ191を備える。
 アンテナ181は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ181は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ181は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ181は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
 RF回路183は、アンテナ181を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路183は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
 ネットワークインターフェース185は、例えばネットワークアダプタであり、ネットワークへ信号を送信し、ネットワークから信号を受信する。
 プロセッサ187は、アンテナ181及びRF回路183を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ187は、ネットワークインターフェース185を介して送受信される信号の処理も行う。プロセッサ187は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
 メモリ189は、プロセッサ187により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、その他の様々な情報を記憶する。メモリ189は、ROM(read only memory)、EPROM(erasable programmable read only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read only memory)、RAM(random access memory)及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ189の全部又は一部は、プロセッサ187内に含まれていてもよい。
 ストレージ191は、様々な情報を記憶する。ストレージ191は、SSD(solid state drive)及びHDD(hard disc drive)の少なくとも1つを含んでもよい。
 無線通信部110は、アンテナ181及びRF回路183により実装されてもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークインターフェース185により実装されてもよい。記憶部130は、ストレージ191により実装されてもよい。処理部140は、プロセッサ187及びメモリ189により実装されてもよい
 処理部140の一部又は全部は、仮想化されていてもよい。換言すると、処理部140の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、処理部140の一部又は全部は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(即ち、ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
 以上のハードウェア構成を考慮すると、基地局100は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ189)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ187)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部140の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
 <3.ユーザ機器の構成>
 図6及び図7を参照して、本開示の実施形態に係るUE200の構成の例を説明する。
 (1)機能構成
 まず、図6を参照して、本開示の実施形態に係るUE200の機能構成の例を説明する。図6を参照すると、UE200は、無線通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
 無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、基地局からの信号を受信し、基地局への信号を送信する。
 記憶部220は、UE200のために様々な情報を記憶する。
 処理部230は、UE200の様々な機能を提供する。処理部230は、情報取得部231及び通信処理部233を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部231及び通信処理部233の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
 例えば、処理部230(通信処理部233)は、無線通信部210を介して基地局(例えば、基地局100)と通信する。
 (2)ハードウェア構成
 次に、図7を参照して、本開示の実施形態に係るUE200のハードウェア構成の例を説明する。図7を参照すると、UE200は、アンテナ281、RF回路283、プロセッサ285、メモリ287及びストレージ289を備える。
 アンテナ281は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ281は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ281は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ281は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
 RF回路283は、アンテナ281を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路283は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
 プロセッサ285は、アンテナ281及びRF回路283を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ285は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
 メモリ287は、プロセッサ285により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、その他の様々な情報を記憶する。メモリ287は、ROM、EPROM、EEPROM、RAM及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ287の全部又は一部は、プロセッサ285内に含まれていてもよい。
 ストレージ289は、様々な情報を記憶する。ストレージ289は、SSD及びHDDの少なくとも1つを含んでもよい。
 無線通信部210は、アンテナ281及びRF回路283により実装されてもよい。記憶部220は、ストレージ289により実装されてもよい。処理部230は、プロセッサ285及びメモリ287により実装されてもよい。
 処理部230は、プロセッサ285及びメモリ287を含むSoC(System on Chip)により実装されてもよい。当該SoCは、RF回路283を含んでもよく、無線通信部210も、当該SoCにより実装されてもよい。
 以上のハードウェア構成を考慮すると、UE200は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ287)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ285)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部230の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
 <4.動作例>
 図8および図9を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及びUE200の動作の例を説明する。
 UE200(情報取得部231)は、UE200についてのケイパビリティ情報を取得する。UE200(通信処理部233)は、当該ケイパビリティ情報を基地局100へ送信する。とりわけ本開示の実施形態では、当該ケイパビリティ情報は、RedCap UEのためのBWP切替え遅延を示す遅延情報を含み、当該BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 基地局100(通信処理部143)は、上記ケイパビリティ情報をUE200から受信する。基地局100(情報取得部141)は、上記ケイパビリティ情報に含まれる上記遅延情報を取得する。
 これにより、例えば、RedCap UEにより適したBWP切替え遅延を適用することが可能になる。より具体的には、例えば、上記第2のタイプのRedCap UEにより長いBWP切替え遅延を適用することができる。
 (1)ケイパビリティ情報
 例えば、上記ケイパビリティ情報は、UE Capability Informationメッセージに含まれる。すなわち、UE200(通信処理部233)は、上記ケイパビリティ情報を含むUE Capability Informationメッセージを基地局100へ送信し、基地局100(通信処理部143)は、当該UE Capability Informationメッセージを受信する。
 例えば、上記ケイパビリティ情報は、UE Capability Informationメッセージ内のUE-Capability-RAT-ContainerListに含まれるUE-NR-Capabilityである。
 (2)遅延情報
 上述したように、上記遅延情報は、RedCap UEのためのBWP切替え遅延を示す。例えば、当該RedCap UEは、上記第2のタイプのRedCap UEである
。すなわち、上記遅延情報は、上記第2のタイプのRedCap UEのためのBWP切替え遅延を示す。
 例えば、上記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い他のタイプのBWP切替え遅延である。すなわち、上記BWP切替え遅延の期間(time duration)は、タイプ1 BWP切替え遅延の期間、および/または、タイプ2 BWP切替え遅延の期間よりも長くてもよい(長い期間として規定されてもよい)。上記遅延情報は、上記タイプ1 BWP切替え遅延、上記タイプ2 BWP切替え遅延および上記他のタイプのBWP切替え遅延を含む3つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延として、上記他のタイプのBWP切替え遅延を示す。例えば、上記他のタイプのBWP切替え遅延は、タイプ3 BWP切替え遅延である。すなわち、UE200(情報取得部231)は、上記タイプ1 BWP切替え遅延、上記タイプ2 BWP切替え遅延および上記タイプ3 BWP切替え遅延の中から、上記タイプ3 BWP切替え遅延を選択し、上記タイプ3 BWP切替え遅延を示す遅延情報を上記ケイパビリティ情報に含める。
 上記タイプ1 BWP切替え遅延および上記タイプ2 BWP切替え遅延は、スロット長に応じて規定されてもよい。同様に、上記遅延情報により示される上記BWP切替え遅延(例えば、タイプ3 BWP切替え遅延)も、スロット長に応じて規定されてもよい。
 図8の例を参照すると、BWP切替え遅延であるTBWPswitchDelayとして、タイプ1 BWP切替え遅延、タイプ2 BWP切替え遅延、および、タイプ3 BWP切替え遅延が示されている。TBWPswitchDelayは、スロット長に応じて規定されてもよい。例えば、上記タイプ1 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には1スロットであり、0.5秒のスロット長の場合には2スロットである。上記タイプ2 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には3スロットであり、0.5秒のスロット長の場合には5スロットである。タイプ1 BWP切り替え遅延、及び、タイプ2 BWP切り替え遅延は、RedCap UEではない通常のUE用、及び/又は、RedCap UE用のBWP切り替え遅延であってもよい。UE は、TBWPswitchDelay時間内にBWPの切替えを完了しなければならない。上記タイプ3 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には10スロットであり、0.5秒のスロット長の場合には20スロットである。いずれのスロット長についても、上記タイプ2 BWP切替え遅延は、上記タイプ1 BWP切替え遅延よりも長く、上記タイプ3 BWP切替え遅延は、上記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 当然ながら、上記タイプ3 BWP切替え遅延は、図8の例に限定されない。上記タイプ3 BWP切替え遅延は、タイプ2 BWP切替え遅延よりも長いいずれかのBWP切替え遅延であってもよい。例えば、上記タイプ3 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合に、4~9スロットのいずれかであってもよく、または、11スロット以上であってもよい。
 例えば、上記遅延情報は、UE-NR-Capability内のphy-Parametersに含まれるbwp-SwitchingDelayである。bwp-SwitchingDelayは、図8に示されるタイプ1 BWP切替え遅延、タイプ2 BWP切替え遅延およびタイプ3 BWP切替え遅延のうちの1つを示すが、ここでは特にタイプ3 BWP切替え遅延を示す。
 なお、RedCap UEのためのBWP切替え遅延として、1つのBWP切替え遅延だけではなく、2つ以上のBWP切替え遅延が定められてもよい。一例として、RedCap UEのためのBWP切替え遅延として、タイプ3 BWP切替え遅延と、タイプ4 BWP切替え遅延とが定められてもよく、上記遅延情報は、当該タイプ3 BWP切替え遅延および当該タイプ4 BWP切替え遅延のうちの一方を示してもよい。
 (3)切替え
 例えば、UE200(通信処理部233)は、上記BWP切替え遅延の期間(time duration)内に、BWPの切替え、および/または、BWP内の周波数帯域の切替えを完了させる。すなわち、UE200(通信処理部233)は、上記遅延情報にしたがって、期間(time duration)内に、BWPの切替え、および/または、BWP内の周波数帯域の切替えを完了させる。
 例えば、UE200(通信処理部233)は、BWPを示す情報を含むDCIの受信に応じて、上記BWP切替え遅延の期間内に、当該BWPへのActive BWPの切替え、および/または、当該BWP内の周波数帯域への周波数帯域の切替えを完了させる。当該BWPと当該Active BWPは、DL BWPとActive DL BWPであってもよく、または、UL BWPとActive UL BWPであってもよい。上述したように、例えば、上記DCIに含まれる上記情報は、Bandwidth Part Indicatorである。
 上述のとおり、上記情報は、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれてもよい。また、上記情報は、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれてもよい。ここで、上記情報によって示されるBWP(例えば、BWPのインデックス)は、アクティブ化されるBWP(例えば、アクティブ化されるBWPのインデックス)に対応してもよい。すなわち、上記情報によって示されるBWP(例えば、BWPのインデックス)は、切替え先のBWP(例えば、切替え先のBWPのインデックス)に対応してもよい。ここで、アクティブ化されるBWP、および/または、切替え先のBWPは、スケジュールされるBWPとも呼ばれる。また、上記情報を含むDCIが送信されるBWP(すなわち、DL BWP)は、スケジューリングBWPとも呼ばれる。例えば、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる上記情報は、当該PDSCHにおける受信が実行されるDL BWPのインデックス(すなわち、スケジュールされるDL BWPのインデックス)を示すために用いられてもよい。また、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる上記情報は、当該PUSCHにおける送信が実行されるUL BWPのインデックス(すなわち、スケジュールされるUL BWPのインデックス)を示すために用いられてもよい。
 また、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIは、周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報(Frequency domain resource assignment)を含んでもよい。周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報は、周波数領域におけるリソース割り当てを示すフィールドとも呼ばれる。例えば、周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報は、PDSCHのリソース割り当てを示す。ここで、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数は、Active DL BWPのサイズ(すなわち、Active DL BWPのリソースブロックの数、Active DL BWPの帯域幅とも呼ばれる)に基づいて決定されてもよい。リソースブロックは、物理リソースブロックとも呼ばれる。すなわち、UE200(通信処理部233)は、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、Active DL BWPのサイズに基づいて決定してもよい。ここで、上述のとおり、Active DL BWPのサイズは、Active DL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータ、および/または、Active DL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータに基づいて決定されてもよい。また、上述のとおり、Active DL BWPは、スケジュールされるDL BWP、および/または、切替え先のDL BWPに対応する。
 ここで、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数は、DL周波数帯域のサイズ(すなわち、DL周波数帯域のリソースブロックの数、DL周波数帯域の帯域幅とも呼ばれる)に基づいて決定されてもよい。すなわち、UE200(通信処理部233)は、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、DL周波数帯域のサイズに基づいて決定してもよい。例えば、DL周波数帯域のサイズは、DL周波数帯域の位置および帯域幅を示すパラメータ、および/または、DL周波数帯域のサブキャリア間隔を示すパラメータに基づいて決定されてもよい。また、上述のとおり、DL周波数帯域は、Active DL BWP内に設定されるDL周波数帯域に対応する。ここで、DL周波数帯域が設定されるActive DL BWPは、スケジュールされるDL BWP、および/または、切替え先のDL BWPに対応する。
 例えば、UE200(通信処理部233)は、DL周波数帯域が設定されていない場合には、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、Active DL BWPのサイズに基づいて決定してもよい。また、UE200(通信処理部233)は、DL周波数帯域が設定されている場合には、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、DL周波数帯域のサイズに基づいて決定してもよい。すなわち、UE200(通信処理部233)は、DL周波数帯域が設定されているかどうかに従って、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、Active DL BWPのサイズに基づいて決定するか、DL周波数帯域のサイズに基づいて決定するかを特定してもよい。上述のとおり、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIは、C-RNTI、MCS C-RNTI、および/または、CS-RNTIによってスクランブルされたCRCが付加されてもよい。
 また、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIは、周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報(Frequency domain resource assignment)を含んでもよい。例えば、周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報は、PUSCHのリソース割り当てを示す。ここで、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数は、Active UL BWPのサイズ(すなわち、Active UL BWPのリソースブロックの数、Active UL BWPの帯域幅とも呼ばれる)に基づいて決定されてもよい。すなわち、UE200(通信処理部233)は、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、Active UL BWPのサイズに基づいて決定してもよい。ここで、上述のとおり、Active UL BWPのサイズは、Active UL BWPの位置および帯域幅を示すパラメータ、および/または、Active UL BWPのサブキャリア間隔を示すパラメータに基づいて決定されてもよい。また、上述のとおり、Active UL BWPは、切替え先のUL BWP、および/または、スケジュールされるUL BWPに対応する。
 ここで、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数は、UL周波数帯域のサイズ(すなわち、UL周波数帯域のリソースブロックの数)に基づいて決定されてもよい。すなわち、UE200(通信処理部233)は、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、UL周波数帯域のサイズに基づいて決定してもよい。例えば、UL周波数帯域のサイズは、UL周波数帯域の位置および帯域幅を示すパラメータ、および/または、UL周波数帯域のサブキャリア間隔を示すパラメータに基づいて決定されてもよい。また、上述のとおり、UL周波数帯域は、Active UL BWP内に設定されるUL周波数帯域に対応する。
 例えば、UE200(通信処理部233)は、UL周波数帯域が設定されていない場合には、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIに含まれる周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数をActive UL BWPのサイズに基づいて決定してもよい。また、UE200(通信処理部233)は、UL周波数帯域が設定されている場合には、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数をUL周波数帯域のサイズに基づいて決定してもよい。すなわち、UE200(通信処理部233)は、UL周波数帯域が設定されているかどうかに従って、当該周波数領域におけるリソース割り当てを示す情報のビット数を、Active UL BWPのサイズに基づいて決定するか、UL周波数帯域のサイズに基づいて決定するかを特定してもよい。上述のとおり、PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIは、C-RNTI、MCS C-RNTI、および/または、CS-RNTIによってスクランブルされたCRCが付加されてもよい。
 例えば、UE200(通信処理部233)は、BWPに関するタイマの満了に応じて、上記BWP切替え遅延の期間内に、Default DL BWPへのActive DL BWPの切替えと、当該Default DL BWP内の周波数帯域への周波数帯域の切替えとを完了させる。上述したように、例えば、上記タイマは、bwp-InactivityTimerである。
 上述したように、各BWP内に、複数の周波数帯域が設定されてもよく、当該複数の周波数帯域のうちのアクティブな周波数が切り替えられてもよい。このような場合にも、UE200(通信処理部233)は、上記BWP切替え遅延の期間内に、BWP内のアクティブな周波数の切替えを完了させてもよい。
 例えば、基地局100(通信処理部143)は、上記遅延情報に基づいて、UE200に無線リソースを割り当てる。すなわち、基地局100(通信処理部143)は、UE200がBWPとBWP内の周波数帯域の切替えを行う期間内の無線リソースをUE200には割り当てず、当該切替えの完了後の無線リソースをUE200に割り当てる。
 (4)処理の流れ
 図9を参照して、本開示の実施形態に係る処理の例を説明する。
 UE200(情報取得部231)は、UE200についてのケイパビリティ情報を取得する(S410)。とりわけ、当該ケイパビリティ情報は、RedCap UEのためのBWP切替え遅延を示す遅延情報を含み、当該BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い。
 UE200(通信処理部233)は、上記ケイパビリティ情報を基地局100へ送信する(S420)。基地局100(通信処理部143)は、上記ケイパビリティ情報をUE200から受信する。
 基地局100(情報取得部141)は、上記ケイパビリティ情報に含まれる上記遅延情報を取得する(S430)。
 <5.変形例>
 図10を参照して、本開示の実施形態に係る第1~第3の変形例を説明する。
 (1)第1の変形例:遅延情報
 本開示の実施形態の上述した例では、UE200(情報取得部231)は、上記タイプ1 BWP切替え遅延、上記タイプ2 BWP切替え遅延および上記タイプ3 BWP切替え遅延の中から、上記タイプ3 BWP切替え遅延を選択し、上記タイプ3 BWP切替え遅延を示す遅延情報を上記ケイパビリティ情報に含める。しかしながら、本開示の実施形態に係る遅延情報は、この例に限定されない。
 第1の変形例として、上記遅延情報は、タイプ1 BWP切替え遅延またはタイプ2 BWP切替え遅延を含む2つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延を示す他の遅延情報とは別の情報であってもよい。
 上記他の遅延情報は、bwp-SwitchingDelayである。すなわち、上記遅延情報は、bwp-SwitchingDelayとは別の情報であってもよい。一例として、上記遅延情報は、bwp-SwitchingDelay-RedCap-r18であってもよい。
 上記遅延情報を含む上記ケイパビリティ情報は、上記他の遅延情報を含まなくてもよい。具体的には、UE-NR-Capabilityは、bwp-SwitchingDelayとbwp-SwitchingDelay-RedCap-r18の両方を含まず、bwp-SwitchingDelayとbwp-SwitchingDelay-RedCap-r18の一方のみを含んでもよい。これにより、例えば、2つのBWP切替え遅延の共存を回避することができる。
 上記遅延情報は、RedCap UEのための複数のタイプのBWP切替え遅延の中から選択される1つのBWP切替え遅延として、上記BWP切替え遅延を示してもよい。すなわち、UE200(情報取得部231)は、RedCap UEのための上記複数のタイプのBWP切替え遅延の中から、上記BWP切替え遅延を選択し、上記BWP切替え遅延を示す遅延情報を上記ケイパビリティ情報に含めてもよい。
 上記複数のタイプのBWP切替え遅延の各々は、上記タイプ1 BWP切替え遅延および上記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長くてもよい。すなわち、bwp-SwitchingDelay-RedCap-r18により示される各タイプのBWP切替え遅延は、bwp-SwitchingDelayにより示される上記タイプ1 BWP切替え遅延および上記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長くてもよい
 図10の例を参照すると、RedCap UEのための複数のタイプのBWP切替え遅延として、タイプ1およびタイプ2のBWP切替え遅延 TBWPswitchDelay-RedCapが示されている。TBWPswitchDelay-RedCapは、スロット長に応じて規定される。例えば、RedCap UEのための上記タイプ1 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には10スロットであり、0.5秒のスロット長の場合には20スロットである。RedCap UEのための上記タイプ2 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には30スロットであり、0.5秒のスロット長の場合には50スロットである。いずれのスロット長についても、TBWPswitchDelay-RedCapは、TBWPswitchDelayよりも長い。例えば、上記遅延情報は、TBWPswitchDelay-RedCapのタイプ1またはタイプ2を示す。
 当然ながら、RedCap UEのためのBWP切替え遅延であるTBWPswitchDelay-RedCapは、図10の例に限定されない。TBWPswitchDelay-RedCapは、TBWPswitchDelayよりも長いいずれかのBWP切替え遅延であってもよい。例えば、上記TBWPswitchDelay-RedCapは、1ミリ秒のスロット長の場合に、4~9スロットのいずれかであってもよく、11~19スロットのいずれかであってもよく、または、21スロット以上であってもよい。
 以上、本開示の実施形態の第1の変形例を説明した。第1の変形例によれば、例えば、既存の他の遅延情報を変更することなく、RedCap UE専用の遅延情報を柔軟に導入することができる。
 (2)第2の変形例:遅延情報
 本開示の実施形態の第1の変形例では、上記遅延情報を含む上記ケイパビリティ情報は、上記他の遅延情報を含まない。具体的には、UE-NR-Capabilityは、bwp-SwitchingDelayとbwp-SwitchingDelay-RedCap-r18の両方を含まず、bwp-SwitchingDelayとbwp-SwitchingDelay-RedCap-r18の一方のみを含む。しかしながら、本開示の実施形態に係るケイパビリティ情報は、この例に限定されない。
 第2の変形例として、上記ケイパビリティ情報は、上記遅延情報に加えて、上記他の遅延情報をさらに含んでもよく、上記遅延情報は、上記他の遅延情報よりも優先される情報であってもよい。
 UE200は、上記遅延情報と上記他の遅延情報を含む上記ケイパビリティ情報を基地局100へ送信してもよく、基地局100は、上記他の遅延情報よりも上記遅延情報を優先してもよい。具体的には、基地局100(通信処理部143)は、上記他の遅延情報ではなく上記遅延情報に基づいて、UE200に無線リソースを割り当ててもよい。
 以上、本開示の実施形態の第2の変形例を説明した。第2の変形例によれば、例えば、UEに対するルールを減らすことができる。
 (3)第3の変形例:システム
 本開示の実施形態の上述した例では、システム1は、5G又はNRのTSに準拠したシステムである。しかし、本開示の実施形態に係るシステム1は、この例に限定されない。
 本開示の実施形態の第3の変形例として、システム1は、3GPPの他のTSに準拠したシステムであってもよい。一例として、システム1は、次世代(例えば、6G)のTSに準拠したシステムであってもよい。
 あるいは、システム1は、移動体通信についての他の標準化団体のTSに準拠したシステムであってもよい。
 本開示の実施形態の第3の変形例は、本開示の実施形態の第1の変形例または第2の変形例と組み合わせられてもよい。
 以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は当該実施形態に限定されるものではない。当該実施形態は例示にすぎないということ、及び、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
 例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
 例えば、本明細書において説明した装置の1つ以上の構成要素の動作を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体が提供されてもよい。当然ながら、このような方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible computer-readable storage medium)も、本開示に含まれる。
 例えば、本明細書において説明した基地局の1つ以上の構成要素は、当該基地局のためのモジュールに含まれてもよく、当該モジュールが提供されてもよい。すなわち、本明細書において説明した基地局の処理を行う基地局用モジュールが提供されてもよい。
 例えば、本明細書において説明したユーザ機器(UE)の1つ以上の構成要素は、当該UEのためのモジュールに含まれてもよく、当該モジュールが提供されてもよい。すなわち、本明細書において説明したUEの処理を行うUE用モジュールが提供されてもよい。
 例えば、本開示において、ユーザ機器(UE)は、端末装置(terminal apparatus)、端末、移動局(mobile station)、移動端末、移動装置、移動ユニット、加入者局(subscriber station)、加入者端末、加入者装置、加入者ユニット、無線局(radio station)、無線端末、無線装置、無線ユニット、ワイヤレス局、ワイヤレス端末、ワイヤレス装置、ワイヤレスユニット、アクセス局、アクセス端末、アクセス装置、アクセスユニット、リモート局、リモート端末、リモート装置、又はリモートユニット等の別の名称で呼ばれてもよい。
 例えば、本開示において、UEは、スマートフォン等の携帯電話端末、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、モバイルルーター、または、ウェアラブルデバイスであってもよい。あるいは、UEは、移動体に設置される装置であってもよく、または、当該移動体そのものであってもよい。当該移動体は、車および電車などの車両であってもよく、飛行機およびドローンなどの飛行体であってもよく、または、船などの他の移動体であってもよい。あるいは、本開示において、UEは、センサおよびカメラ等のその他のIoT(Internet of Things)機器であってもよい。UEは、移動してもよく、または、固定されてもよい。
 例えば、本開示において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。あるいは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。あるいは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。上記少なくとも1つのレイヤは、少なくとも1つのプロトコルと言い換えられてもよい。
 例えば、本開示において、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよく、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよく、又は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。
 例えば、本開示において、「~を含む(include)」及び「~を備える(comprise)」は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。
 例えば、本開示において、「又は(or)」は、排他的論理和を意味せず、論理和を意味する。
 なお、上述した実施形態に含まれる技術的特徴は、以下のような特徴として表現されてもよい。当然ながら、本開示は以下のような特徴に限定されない。
(特徴1)
 装置(200)であって、
 前記装置についてのケイパビリティ情報を取得する情報取得部(231)と、
 前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信する通信処理部(233)と、
を備え、
 前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
装置。
(特徴2)
 前記BWP切替え遅延は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長い他のタイプのBWP切替え遅延であり、
 前記遅延情報は、前記タイプ1 BWP切替え遅延、前記タイプ2 BWP切替え遅延および前記他のタイプのBWP切替え遅延を含む3つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延として、前記他のタイプのBWP切替え遅延を示す、
特徴1に記載の装置。
(特徴3)
 前記他のタイプのBWP切替え遅延は、タイプ3 BWP切替え遅延である、特徴2に記載の装置。
(特徴4)
 前記遅延情報は、bwp-SwitchingDelayである、特徴2または3に記載の装置。
(特徴5)
 前記遅延情報は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延を含む2つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延を示す他の遅延情報とは別の情報である、特徴1に記載の装置。
(特徴6)
 前記ケイパビリティ情報は、前記他の遅延情報を含まない、特徴5に記載の装置。
(特徴7)
 前記ケイパビリティ情報は、前記他の遅延情報をさらに含み、
 前記遅延情報は、前記他の遅延情報よりも優先される情報である、
特徴5に記載の装置。
(特徴8)
 前記遅延情報は、RedCap UEのための複数のタイプのBWP切替え遅延の中から選択される1つのBWP切替え遅延として、前記BWP切替え遅延を示し、
 前記複数のタイプのBWP切替え遅延の各々は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
特徴5~7のいずれか1項に記載の装置。
(特徴9)
 前記他の遅延情報は、bwp-SwitchingDelayである、特徴5~8のいずれか1項に記載の装置。
(特徴10)
 前記BWP切替え遅延は、スロット長に応じて規定される、特徴1~9のいずれか1項に記載の装置。
(特徴11)
 前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延は、スロット長に応じて規定され、
 前記タイプ1 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には1スロットであり、
 前記タイプ2 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には3スロットである、
特徴1~10のいずれか1項に記載の装置。
(特徴12)
 前記通信処理部は、前記BWP切替え遅延の期間内に、BWPの切替え、および、BWP内の周波数帯域の切替えを完了させる、特徴1~11のいずれか1項に記載の装置。
(特徴13)
 前記RedCap UEは、450MHzから6000MHzの周波数レンジについて最大帯域幅が20MHzである第1のタイプのRedCap UEよりもさらに低減されたケイパビリティをもつ第2のタイプのRedCap UEである、特徴1~12のいずれか1項に記載の装置。
(特徴14)
 前記第2のタイプのRedCap UEのピークデータレートは、前記第1のタイプのRedCap UEのピークデータレートよりも低い、特徴13に記載の装置。
(特徴15)
 前記装置は、ユーザ機器、または、ユーザ機器のためのモジュールである、特徴1~14のいずれか1項に記載の装置。
(特徴16)
 前記ユーザ機器は、RedCap UEである、特徴15に記載の装置。
(特徴17)
 装置(100)であって、
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信する通信処理部(143)と、
 前記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得する情報取得部(141)と、
を備え、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
装置。
(特徴18)
 前記通信処理部は、前記遅延情報に基づいて、前記ユーザ機器に無線リソースを割り当てる、特徴17に記載の装置。
(特徴19)
 前記装置は、基地局、または、基地局のためのモジュールである、特徴17または18に記載の装置。
(特徴20)
 ユーザ機器(200)により行われる方法であって、
 前記ユーザ機器についてのケイパビリティ情報を取得することと、
 前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信することと、
を含み、
 前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
方法。
(特徴21)
 基地局(100)により行われる方法であって、
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信することと、
 前記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得することと、
を含み、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
方法。
(特徴22)
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を取得することと、
 前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
 前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
プログラム。
(特徴23)
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信することと、
 前記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
プログラム。
(特徴24)
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を取得することと、
 前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
 前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
(特徴25)
 ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信することと、
 前記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
 前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
コンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
 

Claims (15)

  1.  装置(200)であって、
     前記装置についてのケイパビリティ情報を取得する情報取得部(231)と、
     前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信する通信処理部(233)と、
    を備え、
     前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
     前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
    装置。
  2.  前記BWP切替え遅延は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長い他のタイプのBWP切替え遅延であり、
     前記遅延情報は、前記タイプ1 BWP切替え遅延、前記タイプ2 BWP切替え遅延および前記他のタイプのBWP切替え遅延を含む3つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延として、前記他のタイプのBWP切替え遅延を示す、
    請求項1に記載の装置。
  3.  前記他のタイプのBWP切替え遅延は、タイプ3 BWP切替え遅延である、請求項2に記載の装置。
  4.  前記遅延情報は、bwp-SwitchingDelayである、請求項2または3に記載の装置。
  5.  前記遅延情報は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延を含む2つ以上のタイプのBWP切替え遅延の中から選択された1つのタイプのBWP切替え遅延を示す他の遅延情報とは別の情報である、請求項1に記載の装置。
  6.  前記ケイパビリティ情報は、前記他の遅延情報を含まない、請求項5に記載の装置。
  7.  前記ケイパビリティ情報は、前記他の遅延情報をさらに含み、
     前記遅延情報は、前記他の遅延情報よりも優先される情報である、
    請求項5に記載の装置。
  8.  前記遅延情報は、RedCap UEのための複数のタイプのBWP切替え遅延の中から選択される1つのBWP切替え遅延として、前記BWP切替え遅延を示し、
     前記複数のタイプのBWP切替え遅延の各々は、前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
    請求項5~7のいずれか1項に記載の装置。
  9.  前記他の遅延情報は、bwp-SwitchingDelayである、請求項5~7のいずれか1項に記載の装置。
  10.  前記BWP切替え遅延は、スロット長に応じて規定される、請求項1~3および5~7のいずれか1項に記載の装置。
  11.  前記タイプ1 BWP切替え遅延および前記タイプ2 BWP切替え遅延は、スロット長に応じて規定され、
     前記タイプ1 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には1スロットであり、
     前記タイプ2 BWP切替え遅延は、1ミリ秒のスロット長の場合には3スロットである、
    請求項1~3および5~7のいずれか1項に記載の装置。
  12.  前記通信処理部は、前記BWP切替え遅延内に、BWPの切替え、および、BWP内の周波数帯域の切替えを完了させる、請求項1~3および5~7のいずれか1項に記載の装置。
  13.  前記RedCap UEは、450MHzから6000MHzの周波数レンジについて最大帯域幅が20MHzである第1のタイプのRedCap UEよりもさらに低減されたケイパビリティをもつ第2のタイプのRedCap UEである、請求項1~3および5~7のいずれか1項に記載の装置。
  14.  装置(100)であって、
     ユーザ機器(200)についてのケイパビリティ情報を当該ユーザ機器から受信する通信処理部(143)と、
     前記ケイパビリティ情報に含まれる遅延情報であって、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す当該遅延情報を取得する情報取得部(141)と、
    を備え、
     前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
    装置。
  15.  ユーザ機器(200)により行われる方法であって、
     前記ユーザ機器についてのケイパビリティ情報を取得することと、
     前記ケイパビリティ情報を基地局(100)へ送信することと、
    を含み、
     前記ケイパビリティ情報は、RedCap UE(reduced capability user equipment)のための帯域幅部分(bandwidth part:BWP)切替え遅延を示す遅延情報を含み、
     前記BWP切替え遅延は、タイプ1 BWP切替え遅延およびタイプ2 BWP切替え遅延よりも長い、
    方法。
     
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