WO2023234265A1 - 衛星測位装置、衛星測位方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

衛星測位装置、衛星測位方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

本開示の目的の一例は、信号遮蔽が発生しても、継続して精度のよい衛星測位をすることにある。 本開示の衛星測位装置(10)は、測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、受信日時情報(T1、T2、T3・・・)と、受信日時における測位衛星(30)[30a、30b、30c、30d、30e]それぞれに対応する観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)と、を関連付けて第一の蓄積情報(100)を生成し、記憶装置(20)に記憶する生成部(11)と、現時点(t0)の観測情報に異常がある場合、第一の蓄積情報(100)を参照し、異常がある現時点(t0)の観測情報に対応する測位衛星の、現時点(t0)より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある現時点(t0)の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、第一の蓄積情報(100)の異常がある現時点(t0)の観測情報を修正観測情報に修正する修正部(13)と、を有する。

Description

衛星測位装置、衛星測位方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
 本開示は、衛星測位をする衛星測位装置、衛星測位方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
 衛星測位を精度よく行うためには、(1)測位衛星(人工衛星)の軌道誤差、(2)測位衛星の時計誤差、(3)電離層による遅延、(4)対流圏による遅延、(5)信号遮蔽、(6)マルチパスなどの誤差要因を考慮しなければならない。
 特に、高層ビルが立ち並ぶ都市部、木々が生い茂る山間部などでは、上述した(5)(6)のような誤差要因が大きく影響するので、高精度な衛星測位が困難である。
 関連する技術として特許文献1には、位置情報を精度よく継続的に取得できる位置計測装置が開示されている。位置計測装置は、衛星測位を行い現在位置及びその誤差範囲を取得する第一の位置同定処理と、物理量計測値を用いて現在位置を取得する第二の位置同定処理とを行い、誤差範囲が所定の精度条件を満たす場合に第二の位置同定処理で得られる現在位置と物理量との対応関係を補正し、現在位置の取得時には補正後の第二の位置同定処理の結果を取得する。
 誤差範囲は、複数の測位衛星の各位置に対する受信状態をそれぞれ組み合わせて得られる測位精度と、自機の移動状況に応じた予測位置に対する取得現在位置のずれと、に基づいて算出される。
特開2019-060619号公報
 しかしながら、特許文献1の位置計測装置では、測位衛星から信号(電波)を受信できる可視衛星が四つ以上ある場合、衛星測位が実現できるが、上述した(5)信号遮蔽の影響により可視衛星が三つ以下となった場合には、衛星測位が実現できない。
 本開示の目的の一例は、信号遮蔽が発生しても、継続して精度のよい衛星測位をすることにある。
 上記目的を達成するため、本開示の一側面における衛星測位装置は、
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信する受信部と、
 前記測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶する生成部と、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正する修正部と、
 を有することを特徴とする。
 また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における衛星測位方法は、
 コンピュータが、
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶するステップと、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正するステップと、
 を有することを特徴とする。
 さらに、上記目的を達成するため、本開示の一側面におけるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶するステップと、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正するステップと、
 を実行させる命令を含むプログラムを記録していることを特徴とする。
 以上のように本開示によれば、信号遮蔽が発生しても、継続して精度のよい衛星測位をすることができる。
図1は、衛星測位システムに含まれる衛星測位装置の一例を説明するための図である。 図2は、蓄積情報(観測情報用)のデータ構造の一例を説明するための図である。 図3は、信号遮蔽の説明をするための図である。 図4は、異常がある観測情報を修正する方法について説明するための図である。 図5は、異常のある観測情報を修正する方法について説明するための図である。 図6は、測位衛星の配置の偏りについて説明するための図である。 図7は、測位衛星の配置が偏った場合の蓄積情報について説明するための図である。 図8は、蓄積情報(衛星位置情報用)のデータ構造の一例を説明するための図である。 図9は、衛星測位装置の動作に一例を説明するための図である。 図10は、実施形態における衛星測位装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
 はじめに、以降で説明する実施形態の理解を容易にするために概要を説明する。
 衛星測位装置(ユーザセグメント)は、複数の測位衛星(スペースセグメント)を利用して、衛星測位装置の現在位置を計測する装置である。衛星測位装置は、例えば、車両、飛行体、船舶、モバイル機器などに搭載される。
 現状の衛星測位システムでは、可視衛星の数が四つ以上ある場合、衛星測位装置は精度のよい衛星測位ができる(正常)。
 しかし、上述した(5)信号遮蔽の影響により可視衛星の数が減少し、可視衛星の数が三つ以下になると、衛星測位が実現できなくなる。例えば、都市部、山間部などでは、遮蔽物(例えば、ビル、樹木など)に電波が遮られて、可視衛星の数が三つ以下になる場合、衛星測位が実現できなくなる。
 また、可視衛星の数が四つ以上ある場合でも、上述した(6)マルチパスの影響により、後述する観測情報(観測データ)が異常のある観測情報であると、観測情報を用いて算出する衛星測位の精度が低下する。
 さらに、(7)可視衛星の数が四つ以上でも、都市部などでは、衛星測位に可視衛星が天頂付近に集中し、天空での測位衛星の配置に偏りが生じるため、衛星測位の精度が低下する。
 このようなプロセスを経て、発明者は、(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスが発生した場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合、精度よく衛星測位できないという課題を見出し、それとともに係る課題を解決する手段を導出するに至った。
 すなわち、発明者は、(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスが発生した場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合でも、継続して精度のよい衛星測位ができる手段を導出するに至った。
 以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下で説明する図面において、同一の機能又は対応する機能を有する要素には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略することもある。
(実施形態)
 図1を用いて、実施形態における衛星測位システムと衛星測位装置の構成について説明する。図1は、衛星測位システムに含まれる衛星測位装置の一例を説明するための図である。
[システム構成]
 図1に示す衛星測位システムは、測位衛星30(30a、30b、30c、30d、30e)と、衛星測位装置10とを有する。なお、測位衛星30の個数は、5個に限定されるものではない。
 衛星測位システムは、例えば、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)などが考えられる。具体的は、衛星測位システムは、測位衛星30それぞれから送信された測位信号に基づいて、衛星測位装置10の現在位置を算出する。
 衛星測位装置10は、測位衛星30から測位信号を受信し、受信した測位信号に基づいて観測情報を生成する。その後、衛星測位装置10は、生成した観測情報に基づいて現在位置を算出する。
 衛星測位装置10は、算出した現在位置を表す情報を、各種アプリケーションに提供する。アプリケーションは、例えば、ナビゲーションシステム、自動運転システムなどが考えられる。
 衛星測位装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのプログラマブルなデバイス、又はGPU(Graphics Processing Unit)、又はそれらのうちのいずれか一つ以上を搭載した回路、コンピュータ、モバイル端末などの情報処理装置である。
 記憶装置20は、データベース、サーバコンピュータ、メモリを有する回路などである。記憶装置20は、例えば、少なくとも後述する蓄積情報などが記憶されている。図1の例では、記憶装置20は衛星測位装置10の外部に設けているが、衛星測位装置10の内部に設けてもよい。
 測位衛星30は、所定の衛星軌道を所定の軌道周期で周回する。測位衛星30は、送信日時を表すデータなどを位相変調した測位信号を送信する。
[装置構成]
 衛星測位装置10について詳細に説明する。図1の例では、衛星測位装置10は、受信部11と、生成部12と、修正部13と、推定部14とを有する。
 衛星測位装置10は、衛星測位において、観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)、測位衛星位置情報を用いて現在位置を算出する。
 測位衛星の位置が必要な測位方式には、例えば、単独測位、又はRTK(Realtime kinematic)測位、又はPPP(Precise Point Positioning)測位などがある。
 受信部11は、測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信し、受信した測位信号に基づいて観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)、測位衛星位置情報を生成する。具体的には、測位信号受信部21は、測位信号を受信するアンテナ11a、測位信号を復調するための回路などを有する。
●観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)に異常がある場合について説明する。
 生成部12は、測位信号を受信した日時を表す受信日時情報ごとに、受信日時情報と、受信日時における測位衛星それぞれに対応する観測情報とを関連付けて蓄積情報(第一の蓄積情報)を生成し、記憶装置20に記憶する。
 受信日時情報は、例えば、測位信号を受信した時点の年月日時などを表す情報である。観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含むものとする。
 図2は、蓄積情報(観測情報用)のデータ構造の一例を説明するための図である。図2に、蓄積情報100(第一の蓄積情報)の一例として、蓄積情報101、102を示した。
 蓄積情報101は、受信日時情報が表す時点T1、T2、T3・・・ごとに、測位衛星30a、30b、30c、30d、30eそれぞれに対応する擬似距離情報が関連付けられた情報である。なお、図2の例では、擬似距離情報を、説明のために便宜上、La11からLa13・・・、Lb11からLb13・・・、Lc11からLc13・・・、Ld11からLd13・・・、Le11からLe13・・・などの記号で表している。
 また、蓄積情報102は、受信日時情報が表す時点T1、T2、T3・・・ごとに、測位衛星30a、30b、30c、30d、30eそれぞれに対応する搬送波位相情報が関連付けられた情報である。なお、図2の例では、説明のために便宜上、搬送波位相情報を、Pa11からPa13・・・、Pb11からPb13・・・、Pc11からPc13・・・、Pd11からPd13・・・、Pe11からPe13・・・などの記号で表している。
 修正部13は、現時点において観測情報に異常がある場合、蓄積情報100を参照し、現時点において異常がある観測情報に対応する測位衛星30の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成する。その後、修正部13は、蓄積情報100の異常がある現時点の観測情報を修正観測情報に修正(変更)する。
 観測情報の異常は、例えば、(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスの発生した場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合などに発生する。
(5)信号遮蔽が発生した場合について説明する。
 信号遮蔽が発生した場合、測位信号を受信できないため、観測情報(擬似距離情報、又は、搬送波位相情報、又は、両方)を取得できない。
 修正部13は、現時点の観測情報を取得できない場合、現時点の観測情報を異常と判定する。図3、図4を用いて詳細に説明する。
 図3は、信号遮蔽の説明をするための図である。図3の例では、衛星測位装置10を搭載した車両40(移動体)が移動している。車両40の衛星測位装置10は、時点T1、T2において、四つの測位衛星30a、30b、30c、30dそれぞれから測位信号を受信している(正常)。
 対して、時点T3においては、測位衛星30dからの測位信号がビル50により遮蔽され、車両40の衛星測位装置10は、測位衛星30dからの測位信号が受信できない(異常)。ただし、時点T3においても、車両40の衛星測位装置10は、三つの測位衛星30a、30b、30cそれぞれからの測位信号を受信できる。
 図4は、異常がある観測情報を修正する方法について説明するための図である。図4の例では、説明を分かり易くするために、L1信号帯の擬似距離を簡単な数値で表している。なお、二周波測位の場合には、二周波分の信号帯の蓄積情報を生成し、二周波分の擬似距離情報を利用する。
 図4のAに示す蓄積情報101aは、信号遮蔽の影響により、時点T3において測位衛星30dの擬似距離情報が取得できなかったことを表している(異常がある擬似距離情報「-」)。
 修正部13は、擬似距離情報が取得できない場合、異常がある擬似距離情報を修正する。すなわち、修正部13は、観測情報に異常がある場合、異常がある観測情報を修正するために、修正観測情報を生成する。その後、修正部13は、異常がある観測情報を修正観測情報に修正(変更)する。
 修正観測情報は、例えば、次に示す(A)(B)(C)(D)の方法のいずれか一つにより算出することができる。
 (A)の方法では、異常がある観測情報に対応する測位衛星の、現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)の観測情報を取得し、数1に基づいて修正観測情報を生成する。
(数1)
   f1(t0)=f(t1)+(f(t1)-f(t2))
 
   f1(t0):修正観測情報
   f(t1) :現時点(t0)より一つ前の時点(t1)の観測情報
   f(t2) :現時点(t0)より二つ前の時点(t2)の観測情報
 
 図4の例では、蓄積情報101aの測位衛星30dの、時点T3(t0に相当)より前に記憶されている時点T1(t1に相当)、T2(t2に相当)の擬似距離情報「6」「5」に基づいて、修正観測情報「7」を生成する。
 そして、図4のBに示す蓄積情報101bのように、異常がある擬似距離情報「-」を修正観測情報「7」(修正擬似距離情報)に修正(変更)する。
 (B)の方法では、過去の二点の観測情報(現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)の観測情報)を取得し、一次関数(数2)を生成し、生成した一次関数を用いて修正観測情報を生成する。
(数2)
   f2(t0)=a×t0+b
 
   f2(t0):修正観測情報
   a:傾き(f(t2)-f(t1)/t2-t1)
   b:切片
 
 (C)の方法では、過去の三点の観測情報(現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)と三つ前の時点(t3)の観測情報)を取得し、二次関数(数3)を生成し、生成した二次関数を用いて修正観測情報を生成する。
(数3)
   f3(t0)=a×t0+b×t0+c
 
   f3(t0):修正観測情報
   a:実数値の定数(≠0)
   b:実数値の定数
   c:実数値の定数
 
 (D)の方法では、過去の複数点の観測情報(現時点(t0)より一つ以上前の時点の観測情報)を用いて最小二乗法によって修正観測情報を生成する。
 なお、搬送波位相情報用の蓄積情報についても、上述した擬似距離情報用の蓄積情報と同様、搬送波位相情報に異常がある場合、修正観測情報(修正搬送波位相情報)を生成して、異常がある搬送波位相情報を修正観測情報に修正(変更)する。
 また、図4の蓄積情報101bの例では、異常がある観測情報を修正観測情報で上書きしているが、上書きをしなくてもよい。
 また、修正前の蓄積情報と修正済みの蓄積情報とを別々に記憶装置20に記憶してもよい。具体的には、図4の修正前の蓄積情報101aと、修正済みの蓄積情報101bとを別々に記憶装置20に記憶してもよい。
(6)マルチパスが発生した場合について説明する。
 マルチパスが発生した場合、観測情報(擬似距離情報、又は、搬送波位相情報、又は、両方)が異常値(外れ値)となる。
 修正部13部は、過去の観測情報に対する現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、現時点の観測情報を異常と判定する。図5を用いて詳細に説明する。
 閾値は、例えば、過去のマルチパスの影響を受けた観測情報に基づいて決定してもよいし、実験、シミュレーションなどにより決定してもよい。閾値は、擬似距離情報、搬送波位相情報それぞれに対して、擬似距離情報用と搬送波位相情報用の閾値を用意する。
 図5は、異常のある観測情報を修正する方法について説明するための図である。図5の例では、説明を分かり易くするために、L1信号帯の擬似距離を簡単な数値で表している。なお、二周波測位の場合には、二周波分の信号帯の蓄積情報を生成し、二周波分の擬似距離情報を利用する。
 図5のAに示す蓄積情報101cは、マルチパスの影響により、時点T5において測位衛星30aの擬似距離情報が異常値となったことを表している(異常がある擬似距離情報「12」)。
 図5の例では、閾値を4以上に設定している。したがって、現時点の擬似距離情報は、現時点より一つ前の時点の擬似距離情報から4以上変化しているので、現時点の擬似距離情報は異常値となる。
 修正部13は、擬似距離情報が異常値である場合、異常がある擬似距離情報を修正する。すなわち、修正部13は、観測情報に異常がある場合、異常がある観測情報を修正するために、修正観測情報を生成する。
 修正観測情報は、例えば、上述した(A)(B)(C)(D)の方法のいずれか一つにより算出することができる。
 図5の例では、(A)の方法により、蓄積情報101cの測位衛星30aの、時点T5(t0に相当)より前に記憶されている時点T1(t1に相当)、T2(t2に相当)の擬似距離情報「7」「8」に基づいて、修正観測情報「6」を生成している。
 そして、図5のBに示す蓄積情報101dのように、異常がある擬似距離情報「12」を修正観測情報「6」(修正擬似距離情報)に修正(変更)する。
 また、図5の蓄積情報101dの例では、異常がある観測情報を修正観測情報で上書きしているが、上書きをしなくてもよい。
 また、修正前の蓄積情報と修正済みの蓄積情報とを別々に記憶装置20に記憶してもよい。具体的には、図5の修正前の蓄積情報101cと、修正済みの蓄積情報101dとを別々に記憶装置20に記憶してもよい。
(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合について説明する。
 図6は、測位衛星の配置の偏りについて説明するための図である。(5)信号遮蔽の影響により測位信号を受信できなくなった測位衛星30dがあるが、他に可視衛星30e(測位衛星)があり、測位信号を受信できる。
 しかし、唯一異なる方位にある測位衛星30dの信号が遮断されることで、測位に利用できる衛星の配置に偏りが発生し、衛星測位の精度が低下する。例えば、測位衛星30aが北東、測位衛星30bが東、測位衛星30cが南東、測位衛星30dが西、測位衛星30eが東に存在している状況だとすれ。その場合、測位衛星30dだけ遮蔽されると西に位置する測位衛星がなくなり、東側に測位衛星が偏るため衛星測の位精度が低下する。
 そこで、修正部13は、他に可視衛星30eに切り替えられる場合でも、あらかじめ設定された期間、上述した(A)(B)(C)(D)の方法のいずれか一つにより、測位衛星30dの修正観測情報を生成する。
 あらかじめ設定した期間は、衛星測位の精度が低下しない期間とする。期間は、例えば、実験、シミュレーションなどにより決定してもよい。
 図7は、測位衛星の配置が偏った場合の蓄積情報について説明するための図である。図7の蓄積情報101eは、時点T5、T6において、測位衛星30cの観測情報(擬似距離情報)が取得できなくなったが、他に可視衛星30eの測位信号を受信できる。
 しかし、図7の蓄積情報101fでは、他に可視衛星30eの観測情報(擬似距離情報)を利用せず、測位衛星30dの修正観測情報「5」「5」を継続して利用する。なお、図7の例では、時点T7(期間内)において、測位衛星30dの正常な観測情報が取得可能になったことを示している。
 実施形態においては、現時点において観測情報に異常がある場合、すなわち(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスの影響がある場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合でも、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある観測情報を修正できるので、継続して精度のよい衛星測位ができる。
●測位衛星位置情報に異常がある場合について説明する。
 生成部12は、受信日時情報ごとに、測位衛星位置情報を関連付けて蓄積情報(第二の蓄積情報)を生成し、記憶装置20に記憶する。
 修正部13は、まず、現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、蓄積情報(第二の蓄積情報)を参照し、異常がある現時点の測位衛星位置情報に対応する測位衛星30の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成する。
 次に、修正部13は、蓄積情報(第二の蓄積情報)の異常がある現時点の測位衛星位置情報を修正測位衛星位置情報に修正する。
 図8は、蓄積情報(衛星位置情報用)のデータ構造の一例を説明するための図である。図8のAに示す蓄積情報201aは、受信日時情報が表す時点T1、T2、T3・・・ごとに、測位衛星30a、30b、30c、30d、30eそれぞれに対応する衛星位置情報が関連付けられた情報である。衛星位置情報は、三次元座標で表される情報である。
 図8のAに示す蓄積情報201aでは、上述した(5)(6)(7)の影響により、測位衛星30aの時点T5、測位衛星30cの時点T6、T7、測位衛星30eの時点T8、T9において観測情報に異常があったので、衛星位置情報に異常が発生している。
 すなわち、図8のAに示す蓄積情報201aでは、測位衛星30aの時点T5において衛星位置情報「30,10,42」に異常が発生し、測位衛星30cの時点T6、T7において衛星位置情報「-」に異常が発生し、測位衛星30eの時点T7、T8、T9において衛星位置情報「-」に異常が発生していることを表している。
 そこで、修正部13は、衛星位置情報に異常がある場合、異常がある衛星位置情報を修正する。具体的には、修正部13は、衛星位置情報に異常がある場合、異常がある衛星位置情報の三次元座標(X,Y,Z)それぞれを修正するための修正衛星位置情報(X´,Y´,Z´)を生成する。
 衛星位置情報は、(5)信号遮蔽の影響により衛星位置情報が取得できない場合、又は、(6)マルチパスの影響により過去の衛星位置情報に対する現時点の衛星位置情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合に異常と判定する。
 閾値は、例えば、過去のマルチパスの影響を受けた衛星位置情報に基づいて決定してもよいし、実験、シミュレーションなどにより決定してもよい。
 修正衛星位置情報の三次元座標それぞれは、例えば、次に示す(A´)(B´)(C´)(D´)の方法のいずれか一つにより算出することができる。
 (A´)の方法では、異常がある衛星位置情報に対応する測位衛星の、現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)の衛星位置情報を取得し、数1´に基づいて、修正衛星位置情報(三次元座標(X´,Y´,Z´)それぞれ)を生成する。
(数1´)
   g1(t0)=g(t1)+(g(t1)-g(t2))
 
   g1(t0):修正衛星位置情報(三次元座標)
   g(t1):現時点(t0)より一つ前の時点(t1)の衛星位置情報
   g(t2):現時点(t0)より二つ前の時点(t2)の衛星位置情報
 
 図8のAに示す蓄積情報201aの測位衛星30aの時点T5においては、測位衛星30aの時点T5(t0に相当)より前に記憶されている時点T4(t1に相当)、T3(t2に相当)の衛星位置情報「11,35,13」「11,34,13」に基づいて、修正衛星位置情報「11,36,13」を生成する。
 そして、図8のBに示す蓄積情報201bのように、異常がある衛星位置情報「30,10,42」を修正衛星位置情報「11,36,13」に修正(変更)する。
 また、測位衛星30cの時点T6、T7における異常な衛星位置情報「-」についても、(A´)の方法で、修正衛星位置情報「30,32,15」「30,34,15」を生成する。測位衛星30eの時点T7、T8、T9における異常な衛星位置情報「-」についても、(A´)の方法で、修正衛星位置情報「38,60,40」「36,60,40」「34,60,40」を生成する。
 (B´)の方法では、過去の二点の衛星位置情報(現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)の衛星位置情報)を取得し、一次関数(数2´)を生成し、生成した一次関数を用いて修正衛星位置情報(三次元座標)を生成する。
(数2´)
   g2(t0)=a×t0+b
 
   g2(t0):修正衛星位置情報(三次元座標)
   a:傾き(g(t2)-g(t1)/t2-t1)
   b:切片
 
 (C´)の方法では、過去の三点の衛星位置情報(現時点(t0)より一つ前の時点(t1)と二つ前の時点(t2)と三つ前の時点(t3)の衛星位置情報)を取得し、二次関数(数3´)を生成し、生成した二次関数を用いて修正衛星位置情報を生成する。
(数3´)
   g3(t0)=a×t0+b×t0+c
 
   g3(t0):修正衛星位置情報(三次元座標)
   a:実数値の定数(≠0)
   b:実数値の定数
   c:実数値の定数
 
 (D´)の方法では、過去の複数点の衛星位置情報(現時点(t0)より一つ以上前の時点の衛星位置情報)を用いて最小二乗法によって修正衛星位置情報を生成する。
 推定部14は、現時点の蓄積情報に含まれる測位衛星それぞれの観測情報と衛星位置情報を用いて、現時点の位置を算出するための衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する。
 また、図8の蓄積情報201bの例では、異常がある衛星位置情報を修正衛星位置情報で上書きしているが、上書きをしなくてもよい。
 また、修正前の蓄積情報と修正済みの蓄積情報とを別々に記憶装置20に記憶してもよい。具体的には、図8の修正前の蓄積情報201aと、修正済みの蓄積情報201bとを別々に記憶装置20に記憶してもよい。
 推定部14は、現時点における測位衛星30それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する。
 実施形態においては、現時点において衛星位置情報に異常がある場合、すなわち(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスの影響がある場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合でも、現時点より前に記憶された過去の衛星位置情報に基づいて、異常がある衛星位置情報を修正するので、継続して精度のよい衛星測位ができる。
 また、オープンスカイ環境などにおいて、可視衛星が仰角0度以下の範囲に移動して不可視衛星になった場合でも、あらかじめ設定した期間、不可視衛星の修正情報を用いて衛星測位処理を実行する。
[装置動作]
 次に、実施形態における衛星測位装置の動作について図9を用いて説明する。図9は、衛星測位装置の動作に一例を説明するための図である。以下の説明においては、適宜図を参照する。また、実施形態では、衛星測位装置を動作させることによって、衛星測位方法が実施される。よって、実施形態における衛星測位方法の説明は、以下の衛星測位装置の動作説明に代える。
 図9に示すように、まず、受信部11は、測位衛星30それぞれから送信された測位信号を受信し、受信した測位信号に基づいて観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)と測位衛星位置情報とを生成する(ステップA1)。
 次に、生成部12は、測位信号を受信した日時を表す受信日時情報ごとに、受信日時情報と、受信日時における測位衛星それぞれに対応する観測情報(擬似距離情報、搬送波位相情報)とを関連付けて蓄積情報(第一の蓄積情報)を生成し、記憶装置20に記憶する(ステップA2)。
 また、ステップA2において、受信日時情報ごとに、測位衛星それぞれの位置を表す測位衛星位置情報と関連付けて蓄積情報(第二の蓄積情報)を生成し、記憶装置20に記憶する。
 次に、修正部13は、現時点において観測情報と測位衛星位置情報に異常がない場合(ステップA3:No)、ステップA5に移行して衛星測位処理を実行する。また、修正部13は、現時点において擬似距離情報、又は、搬送波位相情報、又は、測位衛星位置情報、又は、いずれか二つ以上に異常がある場合(ステップA3:Yes)、ステップA4に移行して異常のある情報に対して修正観測情報と、修正測位衛星位置情報とを生成する。
 ステップA3において、修正部13は、(5)信号遮蔽が発生した場合において、現時点の擬似距離情報、又は、搬送波位相情報、又は、測位衛星位置情報を取得できない場合、異常と判定する。
 また、ステップA3において、修正部13は、(6)マルチパスが発生した場合において、過去の観測情報に対する現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、現時点の観測情報を異常と判定する。擬似距離情報の異常は、擬似距離情報の変化と擬似距離情報用の閾値を用いて判定する。搬送波位相情報の異常は、搬送波位相情報の変化と搬送波位相情報用の閾値を用いて判定する。
 また、ステップA3において、修正部13は、(6)マルチパスが発生した場合において、過去の測位衛星位置情報に対する現時点の測位衛星位置情報の変化があらかじめ設定された閾値(測位衛星位置情報用の閾値)以上である場合、現時点の測位衛星位置情報を異常と判定する。
 次に、修正部13は、現時点において観測情報(擬似距離情報、又は、搬送波位相情報、又は、両方)に異常がある場合、第一の蓄積情報を参照し、現時点において異常がある観測情報に対応する測位衛星30の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある観測情報を修正するための修正観測情報を生成する(ステップA4)。
 具体的には、ステップA4において、修正部13は、上述した(A)(B)(C)(D)の方法のいずれか一つにより、修正観測情報を生成する。その後、ステップA4において、修正部13は、異常がある観測情報を修正観測情報に修正(変更)する。
 また、ステップA4において、修正部13は、現時点において測位衛星位置情報に異常がある場合、第二の蓄積情報を参照し、現時点において異常がある測位衛星位置情報に対応する測位衛星30の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成する。
 具体的には、ステップA4において、修正部13は、上述した(A´)(B´)(C´)(D´)の方法のいずれか一つにより、修正測位衛星位置情報を生成する。その後、ステップA4において、修正部13は、異常がある測位衛星位置情報を修正測位衛星位置情報に修正(変更)する。
 推定部14は、現時点の蓄積情報(第一の蓄積情報、第二の蓄積情報)に含まれる測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出するための衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する(ステップA5)。
 このように、衛星測位装置10は上述したステップA1からA5の処理を繰り返し実行する。
[実施形態の効果]
 実施形態によれば、現時点において観測情報に異常がある場合、すなわち(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスの影響がある場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合でも、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある観測情報を修正するので、継続して精度のよい衛星測位ができる。
[プログラム]
 実施形態におけるプログラムは、コンピュータに、図9に示すステップA1からA5を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、実施形態における衛星測位装置と衛星測位方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、受信部11、生成部12、修正部13、推定部14として機能し、処理を行なう。
 また、実施形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、受信部11、生成部12、修正部13、推定部14のいずれかとして機能してもよい。
[物理構成]
 ここで、実施形態におけるプログラムを実行することによって、衛星測位装置を実現するコンピュータについて図10を用いて説明する。図10は、実施形態における衛星測位装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
 図10に示すように、コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU、又はFPGAを備えていてもよい。
 CPU111は、記憶装置113に格納された、実施形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。また、実施形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、実施形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。なお、記録媒体120は、不揮発性記録媒体である。
 また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
 データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
 また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体があげられる。
 なお、実施形態における衛星測位装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。さらに、衛星測位装置10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
 以上、実施形態を参照して発明を説明したが、上述した実施形態に限定されるものではない。構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
[付記]
 以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。上述した実施形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)から(付記21)により表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信する受信部と、
 前記測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶する生成部と、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正する修正部と、
 を有する衛星測位装置。
(付記2)
 前記修正部は、前記現時点の観測情報を取得できない場合、又は、前記過去の観測情報に対する前記現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、前記現時点の観測情報を異常と判定する
 付記1に記載の衛星測位装置。
(付記3)
 前記観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含む
 付記2に記載の衛星測位装置。
(付記4)
 前記擬似距離情報を用いる場合、衛星測位処理として単独測位処理を実行する
 付記3に記載の衛星測位装置。
(付記5)
 前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理としてリアルタイムキネマティック測位処理を実行する
 付記3に記載の衛星測位装置。
(付記6)
 前記擬似距離情報と前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理として精密単独測位処理を実行する
 付記3に記載の衛星測位装置。
(付記7)
 前記生成部は、衛星測位処理の過程において前記測位衛星の位置を表す測位衛星位置情報が必要な測位方式である場合、前記受信日時情報ごとに、前記測位衛星位置情報を関連付けて第二の蓄積情報を生成し、前記記憶装置に記憶し、
 前記修正部は、現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、前記第二の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成し、前記第二の蓄積情報の異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を前記修正測位衛星位置情報に修正し、
 推定部は、現時点における前記測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する前記衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する
 付記1に記載の衛星測位装置。
(付記8)
 コンピュータが、
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶し、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正する、
 衛星測位方法。
(付記9)
 前記現時点の観測情報を取得できない場合、又は、前記過去の観測情報に対する前記現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、前記現時点の観測情報を異常と判定する
 付記8に記載の衛星測位方法。
(付記10)
 前記観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含む
 付記9に記載の衛星測位方法。
(付記11)
 前記擬似距離情報を用いる場合、衛星測位処理として単独測位処理を実行する
 付記10に記載の衛星測位方法。
(付記12)
 前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理としてリアルタイムキネマティック測位処理を実行する
 付記10に記載の衛星測位方法。
(付記13)
 前記擬似距離情報と前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理として精密単独測位処理を実行する
 付記10に記載の衛星測位方法。
(付記14)
 衛星測位処理の過程において前記測位衛星の位置を表す測位衛星位置情報が必要な測位方式である場合、前記受信日時情報ごとに、前記測位衛星位置情報を関連付けて第二の蓄積情報を生成し、前記記憶装置に記憶し、
 現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、前記第二の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成し、前記第二の蓄積情報の異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を前記修正測位衛星位置情報に修正し、
 現時点における前記測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する前記衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する
 付記8に記載の衛星測位方法。
(付記15)
 コンピュータに、
 測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶させ、
 現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成させ、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正させる、
 命令を含む、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)
 前記現時点の観測情報を取得できない場合、又は、前記過去の観測情報に対する前記現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、前記現時点の観測情報を異常と判定させる
 付記15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
 前記観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含む
 付記16に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)
 前記擬似距離情報を用いる場合、衛星測位処理として単独測位処理を実行させる
 付記17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記19)
 前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理としてリアルタイムキネマティック測位処理を実行させる
 付記17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記20)
 前記擬似距離情報と前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理として精密単独測位処理を実行させる
 付記17に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記21)
 衛星測位処理の過程において前記測位衛星の位置を表す測位衛星位置情報が必要な測位方式である場合、前記受信日時情報ごとに、前記測位衛星位置情報を関連付けて第二の蓄積情報を生成させ、前記記憶装置に記憶させ、
 現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、前記第二の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成させ、前記第二の蓄積情報の異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を前記修正測位衛星位置情報に修正させ、
 現時点における前記測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する前記衛星測位処理を実行させ、現時点の位置を推定させる
 付記15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 以上、実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。そして、各実施の形態は、適宜他の実施の形態と組み合わせることができる。
 この出願は、2022年05月31日に出願された日本出願特願2022-088159を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 上述した記載によれば、(5)信号遮蔽が発生した場合、又は、(6)マルチパスの影響がある場合、又は、(7)測位衛星の配置に偏りが発生した場合でも、継続して精度のよい衛星測位をすることができる。また、精度のよい衛星測位が必要な分野において有用である。
 10 衛星測位装置
 11 受信部
 11a アンテナ
 12 生成部
 13 修正部
 14 推定部
 20 記憶装置
 30、30a、30b、30c、30d、30e 測位衛星
 40 車両
 50 ビル
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (15)

  1.  測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信する受信手段と、
     前記測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶する生成手段と、
     現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正する修正手段と、
     を有する衛星測位装置。
  2.  前記修正手段は、前記現時点の観測情報を取得できない場合、又は、前記過去の観測情報に対する前記現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、前記現時点の観測情報を異常と判定する
     請求項1に記載の衛星測位装置。
  3.  前記観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含む
     請求項2に記載の衛星測位装置。
  4.  前記擬似距離情報を用いる場合、衛星測位処理として単独測位処理を実行する
     請求項3に記載の衛星測位装置。
  5.  前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理としてリアルタイムキネマティック測位処理を実行する
     請求項3に記載の衛星測位装置。
  6.  前記擬似距離情報と前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理として精密単独測位処理を実行する
     請求項3に記載の衛星測位装置。
  7.  前記生成手段は、衛星測位処理の過程において前記測位衛星の位置を表す測位衛星位置情報が必要な測位方式である場合、前記受信日時情報ごとに、前記測位衛星位置情報を関連付けて第二の蓄積情報を生成し、前記記憶装置に記憶し、
     前記修正手段は、現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、前記第二の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成し、前記第二の蓄積情報の異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を前記修正測位衛星位置情報に修正し、
     推定手段は、現時点における前記測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する前記衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する
     請求項1に記載の衛星測位装置。
  8.  コンピュータが、
     測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶し、
     現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成し、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正する、
     衛星測位方法。
  9.  前記現時点の観測情報を取得できない場合、又は、前記過去の観測情報に対する前記現時点の観測情報の変化があらかじめ設定された閾値以上である場合、前記現時点の観測情報を異常と判定する
     請求項8に記載の衛星測位方法。
  10.  前記観測情報は、擬似距離を表す擬似距離情報、又は、搬送波位相を表す搬送波位相情報、又は、両方の情報を含む
     請求項9に記載の衛星測位方法。
  11.  前記擬似距離情報を用いる場合、衛星測位処理として単独測位処理を実行する
     請求項10に記載の衛星測位方法。
  12.  前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理としてリアルタイムキネマティック測位処理を実行する
     請求項10に記載の衛星測位方法。
  13.  前記擬似距離情報と前記搬送波位相情報を用いる場合、衛星測位処理として精密単独測位処理を実行する
     請求項10に記載の衛星測位方法。
  14.  衛星測位処理の過程において前記測位衛星の位置を表す測位衛星位置情報が必要な測位方式である場合、前記受信日時情報ごとに、前記測位衛星位置情報を関連付けて第二の蓄積情報を生成し、前記記憶装置に記憶し、
     現時点の測位衛星位置情報に異常がある場合、前記第二の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の測位衛星位置情報に基づいて、異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を修正するための修正測位衛星位置情報を生成し、前記第二の蓄積情報の異常がある前記現時点の測位衛星位置情報を前記修正測位衛星位置情報に修正し、
     現時点における前記測位衛星それぞれの観測情報と測位衛星位置情報とを用いて、現時点の位置を算出する前記衛星測位処理を実行し、現時点の位置を推定する
     請求項8に記載の衛星測位方法。
  15.  コンピュータに、
     測位衛星それぞれから送信された測位信号を受信した受信日時を表す受信日時情報ごとに、前記受信日時情報と、前記受信日時における前記測位衛星それぞれに対応する観測情報と、を関連付けて第一の蓄積情報を生成し、記憶装置に記憶させ、
     現時点の観測情報に異常がある場合、前記第一の蓄積情報を参照し、異常がある前記現時点の観測情報に対応する前記測位衛星の、現時点より前に記憶された過去の観測情報に基づいて、異常がある前記現時点の観測情報を修正するための修正観測情報を生成させ、前記第一の蓄積情報の異常がある前記現時点の観測情報を前記修正観測情報に修正させる、
     命令を含む、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
     
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