WO2023144912A1 - 端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

生体認証を利用するための登録手続きを行っていない利用者の利便性を向上する端末を提供する。端末は、判定要求部と、登録部と、を備える。判定要求部は、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する。登録部は、判定対象者がシステム登録されていない場合、システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求をサーバ装置に送信する。登録部は、トークン発行要求を送信することで、システム登録されていない判定対象者のシステム登録をサーバ装置に要求する。

Description

端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体
 本発明は、端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体に関する。
 空港利用者の利便性向上を目的とした技術や空港内の業務効率改善を目的とした技術の開発が進められている。
 例えば、特許文献1には、生体認証を用いた搭乗手続きシステムを利用する資格を備えていない利用者を排除する、管理サーバを提供する、と記載されている。特許文献1の管理サーバは、受信部と、生成部と、を備える。受信部は、端末から、少なくとも搭乗券に記載された搭乗券情報及びパスポートに記載されたパスポート情報を含むトークン発行要求を受信する。生成部は、搭乗券情報とパスポート情報の整合性に関する第1の判定を行い、第1の判定の結果に基づき、利用者が生体情報を用いた搭乗手続きを利用するためのトークンを生成する。
 特許文献2には、生体認証を利用した手続方式又は生体認証以外の認証方法を利用した手続方式を選択できる手続エリアにおけるスループットを向上できる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する、と記載されている。特許文献2の情報処理装置は、取得部と、照合部と、案内部と、を備える。取得部は、手続に生体認証を利用する第1方式又は手続に生体認証を利用しない第2方式を利用者が選択できる手続エリアにおいて利用者の生体情報を取得する。照合部は、生体情報と第1方式を利用可能な登録者の登録生体情報とを照合し、利用者が登録者であるか否かを判定する。案内部は、照合部において利用者が登録者であると判定された場合には第1方式に対応する手続場所を利用者に案内し、利用者が登録者ではないと判定された場合には第2方式に対応する手続場所への案内情報を生成する。
国際公開第2021/192193号 特許第6819916号公報
 特許文献1及び特許文献2に開示されたように、種々の手続きが生体認証により行われている。生体認証によって手続きを進めるためには生体情報等の登録が必要であるが、利用者のなかには、登録手続きが必要であることを認識しないまま手続きエリアに到達する利用者も存在する。そのような利用者には登録手続きを行う機会が与えられず、当該利用者は、生体認証を用いた手続きを利用することができない。即ち、生体認証による利便性の向上を享受できない利用者が存在する。
 なお、当該問題点は、上記特許文献1及び特許文献2に開示された技術を用いても解決することはできない。特許文献1は、生体認証により手続きを進めるために必要な登録手続きを開示するに過ぎず、特許文献2は、手続きエリアに到達した利用者が登録者か否か判定することを開示するに過ぎないためである。
 本発明は、生体認証を利用するための登録手続きを行っていない利用者の利便性を向上することに寄与する、端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体を提供することを主たる目的とする。
 本発明の第1の視点によれば、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する、判定要求部と、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、を備える、端末が提供される。
 本発明の第2の視点によれば、生体認証に対応した認証端末と、生体情報を利用した生体認証を実行する、サーバ装置と、端末と、を含み、前記端末は、前記認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求を前記サーバ装置に送信する、判定要求部と、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、を備える、システムが提供される。
 本発明の第3の視点によれば、端末において、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信し、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、端末の制御方法が提供される。
 本発明の第4の視点によれば、端末に搭載されたコンピュータに、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する処理と、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する処理と、を実行させるためのプログラムを記憶する、コンピュータ読取可能な記憶媒体が提供される。
 本発明の各視点によれば、生体認証を利用するための登録手続きを行っていない利用者の利便性を向上することに寄与する、端末、システム、端末の制御方法及び記憶媒体が提供される。なお、本発明の効果は上記に限定されない。本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果と共に、他の効果が奏されてもよい。
図1は、一実施形態の概要を説明するための図である。 図2は、一実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 図3は、第1の実施形態に係る空港管理システムの概略構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図8は、第1の実施形態に係るチェックイン端末の処理構成の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る搭乗ゲート装置の処理構成の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係るサーバ装置の処理構成の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る登録者情報データベースの一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係る案内端末の処理構成の一例を示す図である。 図13A及び図13Bは、第1の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図14は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図15A及び図15Bは、第2の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図16は、第3の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図17は、第3の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図18は、第3の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図19は、第4の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図20は、第4の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明するための図である。 図21は、第5の実施形態に係る構成を説明するための図である。 図22は、第5の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図23は、第5の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図24は、第5の実施形態に係るホテル端末の処理構成の一例を示す図である。 図25は、第6の実施形態に係るチケット管理システムの概略構成の一例を示す図である。 図26は、第6の実施形態に係る案内端末の表示の一例を示す図である。 図27は、本願開示に係る案内端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
 はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、特段の釈明がない場合には、各図面に記載されたブロックはハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表す。各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
 一実施形態に係る端末100は、判定要求部101と、登録部102と、を備える(図1参照)。判定要求部101は、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する(図2のステップS1)。登録部102は、判定対象者がシステム登録されていない場合、システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求をサーバ装置に送信する(ステップS2)。登録部102は、トークン発行要求を送信することで、システム登録されていない判定対象者のシステム登録をサーバ装置に要求する。
 端末100は、例えば、生体認証に対応した手続きを進める認証端末と生体認証以外の手続きを進めるための装置と共に手続エリアに設置される。端末100は、利用者の生体情報を取得し、当該利用者がシステム登録されているか否かの判定をサーバ装置に要求する。サーバ装置は、生体情報を用いた照合処理(認証処理)を実行し、利用者の生体情報が登録されていれば、当該利用者(判定対象者)はシステム登録されていると判定する。端末100は、判定対象者がシステム登録されておらず、当該判定者がシステム登録を希望した場合などに、生体情報を含むトークン発行要求をサーバ装置に送信する。当該要求に応じて、サーバ装置は、システム登録されていない利用者をシステム登録する。このように、端末100は、生体認証を利用するための登録手続きを行っていない利用者に対して、当該登録手続きを行う機会を与える。その結果、登録手続きを失念した利用者であっても、生体認証による利便性向上の利益を享受できる。
 以下に具体的な実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
 第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
[システムの構成]
 図3は、第1の実施形態に係る空港管理システムの概略構成の一例を示す図である。図3に示す空港管理システムは、例えば、出入国の管理局等の公的機関や当該公的機関から業務の委託を受けた受託者により運営される。例えば、空港管理システムは、空港における一連の手続き(荷物預け入れ、セキュリティチェック等)を管理する。
 図3を参照すると、空港管理システムには、チェックイン端末10と、手荷物預け機11と、旅客通過システム12と、ゲート装置13と、搭乗ゲート装置14と、サーバ装置20と、案内端末30と、が含まれる。
 手荷物預け機11、旅客通過システム12、ゲート装置13及び搭乗ゲート装置14は空港に設置された認証端末(タッチポイント)である。当該認証端末及びチェックイン端末10は、ネットワークを介してサーバ装置20と接続されている。図3に示すネットワークは、空港の構内通信網を含むLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、移動体通信網等により構成されている。接続方式は、有線方式に限らず、無線方式でもよい。
 サーバ装置20は、空港管理システムの主たる機能を実現する装置である。サーバ装置20は、空港会社や航空会社等の施設内に設置されている。あるいは、サーバ装置20はネットワーク上のクラウドに設置されたサーバであってもよい。
 案内端末30は、空港の各所に設置され、利用者(旅客)に空港内の手続きに関する案内等を行う端末である。
 なお、図3に示す構成は例示であって、空港管理システムの構成を限定する趣旨ではない。空港管理システムには、図示していない端末等が含まれていてもよい。
[システムの概略動作]
 利用者の搭乗手続きには、チェックイン、手荷物預け入れ、セキュリティチェック、出国審査、搭乗券の確認等が含まれる。
 利用者(旅客)は、上記搭乗手続きを生体認証によって進めることもできるし、生体認証を使わない既存の方法によって進めることもできる。生体認証によって搭乗手続きが進められる場合には、上記一連の搭乗手続きが5か所に設置された端末にて順次実施される。
 チェックイン端末10は、空港内のチェックインロビーに設置されている。チェックイン端末10は、利用者が操作することによって、チェックイン手続を行うためのセルフ端末でもある。チェックイン端末10は、CUSS(Common Use Self Service)端末とも称される。
 利用者(旅客)が空港に到着すると、当該利用者は、チェックイン端末10を操作して「チェックイン手続き」を行う。利用者は、紙の航空券、搭乗情報が記載された二次元バーコード、eチケットの控えを表示する携帯端末等をチェックイン端末10に提示する。チェックイン端末10は、チェックイン手続きが終了すると、搭乗券を出力する。なお、搭乗券には、紙媒体の搭乗券と電子媒体の搭乗券が含まれる。
 チェックイン手続きが終了した利用者であって、生体認証による搭乗手続きを希望する利用者は、チェックイン端末10を用いてシステム登録を行う。具体的には、利用者は、発行された搭乗券とパスポートをチェックイン端末10に読み込ませる。また、チェックイン端末10は、利用者の生体情報を取得する。
 なお、生体情報には、例えば、顔、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様(パターン)といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ(特徴量)が例示される。あるいは、生体情報は、顔画像、指紋画像等の画像データであってもよい。生体情報は、利用者の身体的特徴を情報として含むものであればよい。本願開示では、人の「顔」に関する生体情報(顔画像又は顔画像から生成された特徴量)を用いる場合について説明する。
 チェックイン端末10は、搭乗券、パスポート及び生体情報に関する情報をサーバ装置20に送信する。具体的には、チェックイン端末10は、搭乗券に記載された情報(搭乗券情報)、パスポートに記載された情報(パスポート情報)、生体情報(例えば、顔画像)を含む「トークン発行要求」をサーバ装置20に送信する(図4参照)。
 サーバ装置20は、パスポートに記載された生体情報とチェックイン端末10が取得した生体情報を用いた本人確認を行う。サーバ装置20は、パスポートに記載された顔画像とチェックイン端末10が撮像した顔画像が実質的に一致するか否かを判定する。
 サーバ装置20は、2つの顔画像(生体情報)が実質的に一致した場合に、チェックイン端末10に対してパスポートを提示した利用者の本人確認に成功したと判定する。
 本人確認に成功すると、サーバ装置20は、利用者が生体認証によって手続きを進めるためのシステム登録を行う。具体的には、サーバ装置20は、本人確認が終了した利用者の搭乗手続きに用いられるトークンを発行する。
 発行されたトークンは、トークンID(Identifier)により識別される。搭乗手続きに必要な情報(例えば、生体情報、搭乗手続きに必要な業務情報等)はトークンIDを介して対応付けられる。即ち、「トークンID」は、利用者のシステム登録と共に発行され、当該利用者が生体情報を利用した搭乗手続きを受けるための識別情報である。トークン(トークンID)が発行されると、システム利用者は、生体認証を用いた搭乗手続きを利用できる。
 トークンの発行に応じて、サーバ装置20は、生成したトークンの詳細情報を記憶する登録者情報データベースにエントリを追加する。登録者情報データベースの詳細は後述する。
 本人確認に失敗すると、サーバ装置20はチェックイン端末10からのトークン発行を拒否(拒絶)する。
 トークンが発行されると(利用者が生体認証により手続きを進めるためのシステム登録が完了すると)、当該利用者は、認証端末(例えば、手荷物預け機11等)を利用して独力(空港職員等の力を借りずに)で搭乗手続きを進めることができる。
 なお、生体認証によらない従来型の搭乗手続きを希望する利用者は、チェックイン端末10を用いてチェックイン手続きを行ってもよいし、航空会社の職員等が待機しているカウンターでチェックイン手続きを行ってもよい。
 利用者は、チェックイン手続を完了すると、手荷物の預け場所あるいは保安検査場へ移動する。
 以降の説明において、生体認証によって搭乗手続きを行うためのシステム登録した利用者を「システム登録者」又は単に「登録者」と表記する。また、生体認証によって搭乗手続きを行うためのシステム登録を行っていない利用者を「システム非登録者」又は単に「非登録者」と表記する。
 チェックイン手続きが完了した利用者(システム登録者、システム非登録者)は、手荷物預け場にて機内に持ち込むことができない荷物を預ける。
 登録者は、手荷物預け機11を使って荷物を預ける。手荷物預け機11は、空港内の手荷物カウンタ(有人カウンタ)の隣接領域あるいはチェックイン端末10の近傍領域に設置されている。手荷物預け機11は、登録者が、航空機内に持ち込まない手荷物を預ける手続(手荷物預け手続)を行うためのセルフ端末である。手荷物預け機11は、CUBD(Common Use Bag Drop)端末とも称される。登録者は、手荷物預け手続を完了すると、保安検査場へ移動する。
 非登録者は、航空会社の職員等に手荷物を預ける。非登録者は、手荷物預け手続を完了すると、保安検査場へ移動する。なお、利用者(登録者、非登録者)が手荷物を預けない場合には、手荷物を預ける手続は省略される。
 利用者(システム登録者、システム非登録者)は、保安検査場に設置された旅客通過システム12にてセキュリティチェックを受ける。
 旅客通過システム12は、空港内の保安検査場の入口に設置されているゲート装置である。旅客通過システム12は、PRS(Passenger Reconciliation System)とも称され、保安検査場の入口において利用者の通過可否を判定するシステムである。利用者は、旅客通過システム12を通過することで保安検査手続を完了すると、出国審査場へ移動する。
 セキュリティチェックの結果に問題がない登録者は、保安検査場に設置されたゲート装置をそのまま通過できる。対して、非登録者は、セキュリティチェックの結果に問題がなくても、保安検査官に搭乗券等を提示する必要がある。
 利用者(システム登録者、システム非登録者)は、出国審査場で出国審査を受ける。
 登録者は、ゲート装置13において出国審査を受ける。ゲート装置13は、空港内の出国審査場に設置されている。ゲート装置13は、登録者の出国審査手続を自動的に行う装置である。登録者は、出国審査手続を完了すると、免税店や搭乗ゲートが設けられている出国エリアに移動する。
 非登録者は、出入国検査官による出国審査を受ける。非登録者は、出国審査手続を完了すると、出国エリアへ移動する。
 利用者(システム登録者、システム非登録者)は、出国エリアに設置された搭乗ゲート装置14を通過して搭乗口に移動する。
 登録者は、航空会社の職員が近くに待機していない搭乗ゲート装置14を通過する。非登録者は、航空会社の職員が近くに待機している搭乗ゲート装置14を通過する。
 登録者の通行を制御する搭乗ゲート装置14は、登録者が航空機に搭乗できるか否か判定する。当該搭乗ゲート装置14は、登録者が航空機に搭乗できると判定すると、ゲートを開き当該登録者の通過を許可する。
 職員が近くに待機している搭乗ゲート装置14は、上記判定は行わない。非登録者は、所持するパスポート、搭乗券を職員に提示する。非登録者は航空機に搭乗可能と判断されると、当該職員が非登録者のゲート通過を許可する。
 なお、トークンが発行されたシステム登録者が、認証端末(例えば、搭乗ゲート装置14)に到着すると、当該認証端末にて生体情報(例えば、顔画像)が取得される。認証端末は、生体情報を含む認証要求をサーバ装置20に送信する(図5参照)。
 サーバ装置20は、認証端末から取得した生体情報とシステム登録された生体情報を用いた照合処理(1対N照合;Nは正の整数、以下同じ)によりトークン(エントリ)を特定する。利用者の搭乗手続きは、当該特定されたトークンに関連付けられた業務情報に基づき実施される。例えば、サーバ装置20は、照合処理により特定された利用者の搭乗券情報を搭乗ゲート装置14に送信する。
 搭乗ゲート装置14は、受信した搭乗券情報に基づいて利用者(システム登録者)の通行可否を判定する。具体的には、搭乗ゲート装置14は、職員等が自装置に設定したエアラインコード、便名とサーバ装置20から取得した搭乗券情報のエアラインコード、便名が一致するか否かに応じて利用者の通行可否を判定する。エアラインコード等が一致すれば、利用者の通行が許可され、エアラインコード等が一致しなければ利用者の通行が拒否される。
 上記説明したように、システム登録者(生体認証で手続きを進める利用者)は、手荷物の預け場、保安検査場、出国審査場、出国エリアの各手続エリアにおいて独力で手続きを進めることができる。対して、システム非登録者(生体認証を用いない既存の手続きを進める利用者)は、手荷物の預け場、保安検査場、出国審査場、出国エリアの各手続エリアに待機する職員、保安検査官、出入国検査官等と共に手続きを進める。
 空港を利用する旅客にはシステム登録者とシステム非登録者が混在するため、出国審査場、出国エリア等の各手続エリアには、登録者用の装置(施設)と非登録者用の装置が必要になる。さらに、利用者(登録者、非登録者)が、自身がいずれの装置(施設)を利用するか適切に判断できる必要がある。
 例えば、出国エリアにおいては、登録者は、生体認証で搭乗ゲート装置14を通過できるので職員が待機していない搭乗ゲート装置14に向かう必要がある。対して、非登録者は、生体認証で搭乗ゲート装置14を通過できないので職員が待機している搭乗ゲート装置14に向かう必要がある。
 そこで、登録者及び非登録者のそれぞれが利用する装置(認証端末、施設)を認識可能とするため、空港の各手続エリア(手荷物の預け場、保安検査場、出国審査場、出国エリア)に案内端末30が設置されている。第1の実施形態では、図6に示すように、出国エリアに案内端末30が設置される場合を例にとり、説明を行う。
 各手続エリア(図6の例では出国エリア)に移動した利用者は、案内端末30の前に移動する。図6に示すように、複数の案内端末30が同じ手続エリアに設置されている場合には、利用者は、空いている案内端末30の前に移動する。
 案内端末30は、面前の利用者の生体情報を取得し、当該取得した生体情報を含む「判定要求」をサーバ装置20に送信する(図7参照)。
 サーバ装置20は、取得した生体情報と事前にシステム登録者が登録した生体情報を用いた照合処理を実行する。
 照合処理に成功すると(取得した生体情報と実質的に一致する生体情報が登録されていると)、サーバ装置20は、案内端末30の面前に到達した利用者が「システム登録者」である旨を案内端末30に通知する。
 照合処理に失敗すると(取得した生体情報と実質的に一致する生体情報が登録されていなければ)、サーバ装置20は、案内端末30の面前に到達した利用者が「システム非登録者」である旨を案内端末30に通知する。
 案内端末30は、受信した判定結果(判定対象者は登録者、非登録者)に応じた処理を行う。具体的には、判定対象者が登録者であれば、案内端末30は、当該登録者に対して、職員が待機していない搭乗ゲート装置14(生体認証対応のゲート)に向かうように案内する。判定対象者が非登録者であれば、案内端末30は、当該非登録者に対して、職員が待機している搭乗ゲート装置14(生体認証非対応のゲート)に向かうように案内する。
 このように、案内端末30は、利用者(システム登録者、システム非登録者)が所定の手続きを進めるための案内を行う機能(案内機能)を備える。
 さらに、案内端末30は、チェックイン端末10と同様に利用者が生体認証による手続きを進めるためのシステム登録を可能とする機能(登録機能)を備える。
 具体的には、判定対象者が非登録者であって、当該非登録者がシステム登録を希望すれば、案内端末30は、チェックイン端末10と同様のトークン発行のための処理を実行する。より具体的には、案内端末30は、システム登録希望者の生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 案内端末30でシステム登録を完了すれば、利用者は、システム非登録者からシステム登録者に変わり、その後の手続きを生体認証により円滑に進めることができる。即ち、生体認証を用いない手続きであれば、各端末において1人(非登録者)に要する時間が長くなり、各端末に待ち行列が生じることもある。しかし、生体認証を用いた手続きであれば、利用者(登録者)は、そのような行列に並ぶ必要がない。
 このように、案内端末30は、2つの機能(案内機能、登録機能)を備える。案内端末30は、これら2つの機能の有効、無効(活性、非活性)や処理内容を切り替え可能に構成されている。案内端末30には、設置場所や動作時の状況等に応じて適切な動作モードが設定される。例えば、航空会社の職員等が、案内端末30の動作モードを設定する。
 例えば、案内端末30は、4つの動作モードを備える。
 第1の動作モードは、案内機能と登録機能が共に有効なモードである。
 第2の動作モードは、案内機能が有効、登録機能が無効なモードである。
 第3の動作モードは、案内機能が有効であって、他の装置(端末、デバイス)でシステム登録を促し、登録機能が無効なモードである。
 第4の動作モードは、案内機能が無効、登録機能が有効なモードである。
 第1の実施形態では、第1の動作モードが設定された案内端末30を用いる場合について説明する。
 なお、図3に示す各認証端末(手荷物預け機11、旅客通過システム12、ゲート装置13、搭乗ゲート装置14)による生体認証を用いた搭乗手続きは一例であって、手続きに使用される装置を限定する趣旨ではない。例えば、上記装置とは異なる装置が搭乗手続きに使用されてもよいし、上記各装置のうち一部の装置が手続きに使用されてなくともよい。例えば、ゲート装置13が空港管理システムに含まれていなくともよい。
 続いて、第1の実施形態に係る空港管理システムに含まれる各装置の詳細について説明する。
[チェックイン端末]
 上述のように、チェックイン端末10は、システム利用者に対して、チェックイン手続とシステム登録に関する操作を提供する装置である。
 図8は、第1の実施形態に係るチェックイン端末10の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図8を参照すると、チェックイン端末10は、通信制御部201と、チェックイン実行部202と、システム登録部203と、メッセージ出力部204と、記憶部205と、を備える。
 通信制御部201は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部201は、サーバ装置20からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部201は、サーバ装置20に向けてデータを送信する。通信制御部201は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部201は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部201を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部201は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
 チェックイン実行部202は、利用者のチェックイン手続きを行う手段である。チェックイン実行部202は、利用者が提示した航空券に基づいて座席の選択等のチェックイン手続きを実行する。例えば、チェックイン実行部202は、航空券に記載された情報をDCS(Departure Control System)に送信し、当該DCSから搭乗券に記載する情報を取得する。なお、チェックイン実行部202の動作は既存のチェックイン端末の動作と同一とすることができるのでより詳細な説明を省略する。
 システム登録部203は、生体認証による搭乗手続きを希望する利用者のシステム登録を行う手段である。例えば、システム登録部203は、チェックイン手続きの終了後に、利用者が「顔画像を用いた搭乗手続き」を希望するか否かを確認するためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。
 利用者がシステム登録を希望すると、システム登録部203は、3つの情報(搭乗券情報、パスポート情報、生体情報)を取得するためのGUIを用いて当該3つの情報を取得する。システム登録部203は、利用者が所持する搭乗券、パスポートから搭乗券情報、パスポート情報を取得する。システム登録部203は、スキャナー等の読取機(図示せず)を制御し、搭乗券に記載された情報(搭乗券情報)、パスポートに記載された情報(パスポート情報)を取得する。
 搭乗券情報には、氏名(姓、名)、エアラインコード、便名、搭乗日、出発地(搭乗空港)、目的地(到着空港)、シート番号、搭乗時間、到着時間等が含まれる。パスポート情報には、パスポート顔画像、氏名、性別、国籍、パスポート番号、パスポート発行国等が含まれる。
 また、システム登録部203は、利用者の生体情報を取得する。システム登録部203は、カメラを制御し、利用者の顔画像を取得する。例えば、システム登録部203は、常時又は定期的に撮影する画像中に顔を検出すると、利用者の顔を撮影してその顔画像を取得する。
 その後、システム登録部203は、取得した3つの情報(搭乗券情報、パスポート情報、生体情報)を含むトークン発行要求を生成する。
 例えば、システム登録部203は、自装置の識別子(以下、端末IDと表記する)、搭乗券情報、パスポート情報、生体情報等を含むトークン発行要求を生成する。なお、端末IDには、チェックイン端末10のMAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレスを用いることができる。システム登録部203は、生成したトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 システム登録部203は、サーバ装置20から取得した応答(トークン発行要求に対する応答)をメッセージ出力部204に引き渡す。
 メッセージ出力部204は、種々のメッセージを出力する手段である。例えば、メッセージ出力部204は、サーバ装置20から取得した応答に応じたメッセージを出力する。
 トークンの発行に成功した旨の応答(肯定応答)を受信した場合には、メッセージ出力部204は、その旨を出力する。例えば、メッセージ出力部204は、「今後の手続きは顔認証により行うことができます」といったメッセージを出力する。
 トークンの発行に失敗した旨の応答(否定応答)を受信した場合には、メッセージ出力部204は、その旨を出力する。例えば、メッセージ出力部204は、「申し訳ありません。顔認証による手続きは行えません。有人のブースに向かってください」といったメッセージを出力する。
 記憶部205は、チェックイン端末10の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[搭乗ゲート装置]
 図9は、第1の実施形態に係る搭乗ゲート装置14の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図9を参照すると、搭乗ゲート装置14は、モード制御部301と、通信制御部302と、生体情報取得部303と、認証要求部304と、機能実現部305と、記憶部306と、を備える。
 モード制御部301は、搭乗ゲート装置14の動作モードを制御する手段である。例えば、モード制御部301は、搭乗ゲート装置14に取り付けられたスイッチに応じて動作モード(生体認証対応モード、生体認証非対応モード、電源オフモード)を取得する。あるいは、モード制御部301は、液晶パネル等に表示されたGUI(Graphical User Interface)によって動作モードを取得してもよい。
 なお、生体認証非対応モードに設定された搭乗ゲート装置14において、その主たる機能は動作しない。搭乗ゲート装置14の近くに待機する職員が、利用者(システム非登録者)のゲート通行可否を判定するためである。従って、以下に説明する各処理モジュールの動作は、生体認証対応モード時の動作である。
 通信制御部302は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部302は、サーバ装置20からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部302は、サーバ装置20に向けてデータを送信する。通信制御部302は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部302は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部302を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部302は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
 生体情報取得部303は、カメラ(図示せず)を制御し、利用者(被認証者)の生体情報を取得する手段である。生体情報取得部303は、定期的又は所定のタイミングにおいて自装置の前方を撮像する。生体情報取得部303は、取得した画像に人の顔画像が含まれるか否かを判定し、顔画像が含まれる場合には取得した画像データから顔画像を抽出する。
 なお、生体情報取得部303による顔画像の検出処理や顔画像の抽出処理には既存の技術を用いることができるので詳細な説明を省略する。例えば、生体情報取得部303は、CNN(Convolutional Neural Network)により学習された学習モデルを用いて、画像データの中から顔画像(顔領域)を抽出してもよい。あるいは、生体情報取得部303は、テンプレートマッチング等の手法を用いて顔画像を抽出してもよい。
 生体情報取得部303は、抽出した顔画像を認証要求部304に引き渡す。
 認証要求部304は、サーバ装置20に対して面前の利用者に関する認証を要求する手段である。認証要求部304は、取得した顔画像を含む認証要求を生成し、サーバ装置20に送信する。
 認証要求部304は、認証要求に対するサーバ装置20からの応答を受信する。
 認証要求部304は、サーバ装置20から取得した認証結果(認証成功、認証失敗)を機能実現部305に引き渡す。認証成功の場合には、認証要求部304は、サーバ装置20から取得した「業務情報」も機能実現部305に引き渡す。
 機能実現部305は、搭乗ゲート装置14の「利用者の通行制御」機能を実現する手段である。
 機能実現部305は、認証結果が「認証失敗」であれば、その旨を利用者(認証失敗者;認証失敗と判定された被認証者)に通知する。また、機能実現部305は、フラッパー、ゲート等を閉じ、利用者の通過を拒否する。
 認証成功の場合には、機能実現部305は、取得した業務情報(搭乗券情報)から利用者に発行された搭乗券に記載されたエアラインコード、便名等を取得する。機能実現部305は、航空会社の職員等が自装置に予め設定したエアラインコード、便名と、サーバ装置20から取得したエアラインコード、便名が一致するか否かを判定する。
 エアラインコード等が一致すれば、機能実現部305は、利用者(システム登録者)のゲート通過を許可する。機能実現部305は、フラッパー、ゲート等を開き、利用者の通過を許可する。
 エアラインコード等が一致しなければ、機能実現部305は、利用者のゲート通過を拒否する。機能実現部305は、フラッパー、ゲート等を閉じ、利用者の通過を拒否する。
 記憶部306は、搭乗ゲート装置14の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[他の認証端末]
 空港管理システムに含まれる他の認証端末(手荷物預け機11、旅客通過システム12、ゲート装置13)の基本的な処理構成は、図9に示す搭乗ゲート装置14の処理構成と同一とすることができるので詳細な説明を省略する。いずれの端末も、被認証者の生体情報(顔画像)を取得し、当該取得した生体情報を用いた認証をサーバ装置20に要求する。認証に成功すると、各端末に割り当てられた機能が実行される。
[サーバ装置]
 図10は、第1の実施形態に係るサーバ装置20の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図10を参照すると、サーバ装置20は、通信制御部401と、トークン発行部402と、認証要求処理部403と、判定要求処理部404と、記憶部405と、を備える。
 通信制御部401は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部401は、チェックイン端末10等からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部401は、チェックイン端末10等に向けてデータを送信する。通信制御部401は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部401は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部401を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部401は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
 トークン発行部402は、チェックイン端末10や案内端末30からのトークン発行要求に応じてトークンを発行する手段である。トークン発行部402は、トークン発行要求に含まれる顔画像(システム登録を希望する利用者の顔画像)とパスポート情報に含まれる顔画像を抽出する。トークン発行部402は、これら2つの顔画像が実質的に一致するか否かを判定し本人確認を行う。
 トークン発行部402は、上記2枚の顔画像の照合(1対1照合)を実行する。その際、トークン発行部402は、2つの画像それぞれから特徴量を生成する。
 なお、特徴量の生成処理に関しては既存の技術を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。例えば、トークン発行部402は、顔画像から目、鼻、口等を特徴点として抽出する。その後、トークン発行部402は、特徴点それぞれの位置や各特徴点間の距離を特徴量として計算する(複数の特徴量からなる特徴ベクトルを生成する)。
 トークン発行部402は、特徴量に基づき2つの画像の類似度を算出し、当該算出した類似度に対する閾値処理の結果に基づき、2つの画像が同一人物の顔画像か否かを判定する。なお、当該類似度には、カイ二乗距離やユークリッド距離等を用いることができる。距離が離れているほど類似度は低く、距離が近いほど類似度が高い。
 例えば、類似度が所定の値よりも大きければ(距離が所定の値よりも短ければ)、トークン発行部402は、2つの顔画像は同一人物によるものと判定する(本人確認成功と判定する)。類似度が所定の値以下であれば、トークン発行部402は、2つの顔画像は同一人物の顔画像ではないと判定する(本人確認失敗と判定する)。
 トークン発行部402は、本人確認に成功すると、トークンを発行する。例えば、トークン発行部402は、処理時の日時やシーケンス番号等に基づいて固有な値をトークンIDとして生成する。
 トークン発行部402は、トークン(トークンID)を生成すると、トークン発行要求の送信元(チェックイン端末10、案内端末30)に対して肯定応答(トークン発行に成功)を送信する。トークン発行部402は、トークンIDの生成に失敗すると、トークン発行要求の送信元(チェックイン端末10、案内端末30)に対して否定応答(トークン発行に失敗)を送信する。
 トークン発行部402は、トークンIDの生成(発行)に成功すると、生成したトークンID、搭乗券情報、パスポート情報、生体情報(特徴量)を登録者情報データベースに登録する(図11参照)。
 認証要求処理部403は、手荷物預け機11、搭乗ゲート装置14等の各認証端末から取得する認証要求を処理する手段である。認証要求には、被認証者の生体情報が含まれる。認証要求処理部403は、認証要求に含まれる生体情報と登録者情報データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理(1対N照合;Nは正の整数、以下同じ)を実行する。
 認証要求処理部403は、認証端末から取得した顔画像から特徴量を生成する。認証要求処理部403は、当該生成した特徴量(特徴ベクトル)を照合側の特徴量、登録者情報データベースに登録された特徴量を登録側の特徴量にそれぞれ設定する。
 認証要求処理部403は、登録者情報データベースに登録された複数の特徴量のうち、照合対象の特徴量との間の類似度が所定の値以上の特徴量が存在すれば認証に成功したと判断する。
 認証に成功すると、認証要求処理部403は、類似度の最も高い特徴量に対応するエントリの業務情報(パスポート情報、搭乗券情報等)を登録者情報データベースから読み出す。
 認証要求処理部403は、認証結果を認証端末に送信する(認証要求に応答する)。認証に成功した場合には、認証要求処理部403は、その旨(認証成功)と業務情報を含む肯定応答を認証端末に送信する。認証に失敗した場合には、認証要求処理部403は、その旨(認証失敗)を含む否定応答を認証端末に送信する。
 判定要求処理部404は、案内端末30から取得する判定要求を処理する手段である。判定要求処理部404は、認証要求処理部403と同様に、判定要求に含まれる生体情報と登録者情報データベースに登録された生体情報を用いて照合処理(1対N照合)を実行する。
 照合処理に成功すると(判定要求に含まれる生体情報と実質的に一致する生体情報が登録者情報データベースに登録されていると)、判定要求処理部404は、判定に成功した旨(被判定者はシステム登録者である旨)を示す肯定応答を案内端末30に送信する。
 照合処理に失敗すると(判定要求に含まれる生体情報と実質的に一致する生体情報が登録者情報データベースに登録されていないと)、判定要求処理部404は、判定に失敗した旨(被判定者はシステム非登録者である旨)を示す否定応答を案内端末30に送信する。
 記憶部405は、サーバ装置20の動作に必要な各種情報を記憶する。記憶部405には、登録者情報データベースが構築される。
[案内端末]
 上述のように、案内端末30は、利用者の案内をする機能と利用者をシステム登録する機能を備える。案内端末30は、持ち運び可能に構成されており場所を選ばず設置可能である。勿論、案内端末30は所定の場所に固定して使用することもできる。
 図12は、第1の実施形態に係る案内端末30の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図12を参照すると、案内端末30は、モード制御部501と、通信制御部502と、生体情報取得部503と、判定要求部504と、案内部505と、システム登録部506と、記憶部507と、を備える。
 モード制御部501は、案内端末30の動作モードを制御する手段である。例えば、モード制御部501は、案内端末30に取り付けられたスイッチに応じて動作モード(第1の動作モード乃至第4の動作モード)の設定値を取得する。あるいは、モード制御部501は、液晶パネル等に表示されたGUI(Graphical User Interface)によって動作モードを取得してもよい。
 上述のように、第1の実施形態では、第1の動作モード(案内機能と登録機能が有効な動作モード)が設定される場合について説明する。
 通信制御部502は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部502は、サーバ装置20からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部502は、サーバ装置20に向けてデータを送信する。通信制御部502は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部502は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部502を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部502は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
 生体情報取得部503は、カメラ(図示せず)を制御し、利用者(システム登録者、システム非登録者;判定対象者)の生体情報を取得する手段である。生体情報取得部503は、定期的又は所定のタイミングにおいて自装置の前方を撮像する。生体情報取得部503は、取得した画像に人の顔画像が含まれるか否かを判定し、顔画像が含まれる場合には取得した画像データから顔画像を抽出する。
 生体情報取得部503は、抽出した顔画像を判定要求部504に引き渡す。
 判定要求部504は、サーバ装置20に対して面前の利用者がシステム登録者か否かに関する判定を要求する手段である。より具体的には、判定要求部504は、面前の判定対象者に関し、生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定をサーバ装置20に要求する。判定要求部504は、取得した顔画像を含む判定要求を生成し、サーバ装置20に送信する。
 判定要求部504は、判定要求に対するサーバ装置20からの応答(肯定応答、否定応答)を受信する。判定要求部504は、受信した判定結果(判定対象者はシステム登録者、システム非登録者)を案内部505に引き渡す。
 案内部505は、判定対象者が所定の手続き(例えば、航空機に搭乗するための手続)を進めるための案内を行う手段である。案内部505は、サーバ装置20の判定結果に応じたメッセージを出力する。具体的には、案内部505は、システム登録者に対して当該登録者が進む(並ぶ)認証端末を案内し、システム非登録者に対して当該非登録者が進む(並ぶ)装置等を案内する。
 図6の例では、システム登録者は左側の搭乗ゲート装置14に向かうように指示される。その際、案内部505は、例えば、図13Aに示すようなメッセージを液晶パネル等に表示する。
 また、システム非登録者は右側の搭乗ゲート装置14に向かうように指示される(図13B参照)。
 このように、案内部505は、判定対象者がシステム登録されている場合、当該システム登録されている判定対象者に対して認証端末(生体認証に対応した端末、デバイス、装置等)に関する案内を行う。案内部505は、判定対象者がシステム登録されていない場合、当該システム登録されていない判定対象者に対して認証端末とは異なる装置(従来型の生体認証とは異なる方式の手続に対応した端末、デバイス、装置等)に関する案内を行う。
 また、システム非登録者に対して案内をする場合、案内部505は、システム非登録者が生体認証により搭乗手続きを希望するか否かを取得するためのGUIを表示する(図13B照)。
 システム非登録者がシステム登録を希望した場合(登録ボタンが押下された場合)、案内部505は、その旨をシステム登録部506に通知する。
 システム登録部506は、生体認証による搭乗手続きを希望する利用者のシステム登録を行う手段である。
 システム登録部506は、システム登録されていない判定対象者がシステム登録を希望した場合、当該システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。このように、システム登録部506は、トークン発行要求を送信することで、システム登録されていない判定対象者のシステム登録をサーバ装置20に要求する。
 システム登録部506は、システム登録希望者の生体情報、当該希望者が所持するパスポートのパスポート情報、搭乗券の搭乗券情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 なお、システム登録部506の動作は、チェックイン端末10のシステム登録部203の動作と同一とすることができるので、より詳細な説明を省略する。
 記憶部507は、案内端末30の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[システム動作]
 続いて、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作を説明する。図14は、第1の実施形態に係る空港管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図14を参照して、案内端末30が利用者に案内(旅客の振り分け)をする際の動作を説明する。
 案内端末30は、面前の利用者(システム登録者、システム非登録者)の生体情報を取得する(ステップS01)。
 案内端末30は、取得した生体情報を含む判定要求をサーバ装置20に送信する(ステップS02)。
 サーバ装置20は、案内端末30から取得した生体情報と登録者情報データベースに登録された生体情報を使った照合処理を実行する(ステップS03)。
 照合処理に成功すると、サーバ装置20は、案内端末30から送信された生体情報に対応する人物は「システム登録者」と判定する。照合処理に失敗すると、サーバ装置20は、案内端末30から送信された生体情報に対応する人物は「システム非登録者」と判定する。
 サーバ装置20は、判定結果(判定対象者はシステム登録者、システム非登録者)を案内端末30に送信する(ステップS04)。
 案内端末30は、取得した判定結果に基づいて、利用者の行き先(利用者の向かう端末、デバイス等)を案内する(ステップS05)。
 案内端末30は、システム非登録者がシステム登録を希望した場合には、生体認証により手続きを進めるためのシステム登録に関する処理を実行する(ステップS06)。具体的には、案内端末30は、登録希望者の生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 以上のように、第1の実施形態に係る案内端末30は、第1の動作モードに設定され、案内機能と登録機能が動作する。案内端末30は、手続エリアに到着した利用者がシステム登録者かシステム非登録者か判定する。案内端末30は、利用者がシステム非登録者であって、システム登録を希望していれば、当該利用者の生体情報等をサーバ装置20に送信することで、トークンを発行する。その結果、チェックイン端末10でシステム登録のための手続きを行っていない利用者であっても、チェックインロビー以降の手続エリアでシステム登録となり利用者の利便性が向上する。また、システム登録手続きを失念した利用者が救済されるため、生体認証の利用率(トークン発行率)が上昇し、空港管理システムの効率化が図れる。即ち、生体認証を用いた搭乗手続きが普及することで、空港管理システム全体のスループットが上昇する。また、案内端末30の有する案内機能により、生体認証を利用するための登録手続きを行っていない利用者が、生体認証を用いた手続きのレーンに進入することがなくなる。その結果、当該必要な手続きを行っていない利用者が生体認証の手続きに失敗し、生体認証を利用するための手続きを行っている利用者の通行を妨げることがないので、生体認証を利用する利用者の利便性が維持される。即ち、システムのスループットが低下することを防止できる。
[第2の実施形態]
 続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 第1の実施形態では、第1の動作モード(案内機能及び登録機能が有効な動作モード)に設定された案内端末30について説明した。第2の実施形態では、第2の動作モード(案内機能が有効、登録機能が無効な動作モード)に設定された案内端末30について説明する。
 なお、第2の実施形態に係る空港管理システムの構成は第1の実施形態と同一とすることができるので図3に相当する説明を省略する。また、第2の実施形態に係る各端末(チェックイン端末10、手荷物預け機11等)やサーバ装置20の処理構成も第1の実施形態と同一とすることができるので、その説明を省略する。
 以下、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点を中心に説明する。
 第2の実施形態に係る案内端末30の案内部505は、システム登録者に対して当該登録者が向かう(並ぶ)端末を案内し、システム非登録者に対して当該非登録者が向かう(並ぶ)端末を案内する。
 例えば、案内部505は、図15A及び図15Bに示すような表示を行い、利用者(システム登録者、システム非登録者)が進む方向を表示する。
 なお、第2の動作モードに設定された案内端末30のシステム登録部506は動作を行わない。
 以上のように、第2の実施形態に係る案内端末30は、利用者に対して手続きを進めるための案内を提供してもよい。例えば、各手続きエリアにおいて案内端末30を設置するためのスペースに限りがある等の理由により多くの案内端末30が設置できない状況で、数少ない案内端末30でシステム登録手続きが行われると当該案内端末30に行列ができてしまう。このように、案内端末30は、動作モードを切り替えることで、設置環境に合わせた柔軟な運用が可能となっている。
[第3の実施形態]
 続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 第2の実施形態では、第2の動作モード(案内機能が有効な動作モード)に設定された案内端末30について説明した。第3の実施形態では、第3の動作モードに設定された案内端末30と、第4の動作モードに設定された案内端末30について説明する。
 なお、上述のように、第3の動作モードは、案内機能が有効であって、他の装置(端末、デバイス)でシステム登録を促し、登録機能が無効なモードである。第4の動作モードは、案内機能が無効、登録機能が有効なモードである。
 第2の実施形態のように、システム非登録者に対してシステム登録の機会を提供しないと、当該システム非登録者の利便性が低下する。即ち、システム登録のための手続きが完了していないと、利用者が航空機に搭乗するまでの間、当該利用者にはシステム登録の機会が与えられず利便性が低下する。あるいは、生体認証を用いた手続きを行う利用者の総数が減り、空港管理システム全体のスループットが低下する。
 第3の実施形態では、当該問題点を解消するため、第3の動作モードに設定された案内端末30と、第4の動作モードに設定された案内端末30と、を組み合わせて使用する場合について説明する。なお、第3の実施形態では、設置場所に応じた動作モードが案内端末30に設定される。例えば、出国エリアの中央に設置された案内端末30には第3の動作モードが設定され、出国エリアの隅に設置された案内端末30には第4の動作モードが設定される。
 なお、第3の実施形態に係る空港管理システムの構成は第1の実施形態と同一とすることができるので図3に相当する説明を省略する。また、第3の実施形態に係る各端末(チェックイン端末10、手荷物預け機11等)やサーバ装置20の処理構成も第1の実施形態と同一とすることができるので、その説明を省略する。
 以下、第1の実施形態乃至第3の実施形態の相違点を中心に説明する。
 第3の実施形態に係る案内端末30(第3の動作モードに設定された案内端末30)の案内部505は、サーバ装置20による判定結果が「システム非登録者」の場合、図13Bに示すようなGUIを表示する。
 システム非登録者が、図13Bに示す登録ボタンを押下することで、システム登録を希望した場合(トークン生成を希望した場合)、案内部505は、当該希望者に対して別の装置でシステム登録のための手続きを実施するように案内する。例えば、案内部505は、図16に示すような表示を行い別装置での手続きを促す。
 第3の動作モードに設定された案内端末30が指定する場所(図16の例では、左下の斜線領域)に、第4の動作モードに設定された案内端末30が設置されている。
 第3の実施形態に係る案内端末30(第4の動作モードに設定された案内端末30)の判定要求部504は、サーバ装置20から取得した判定結果(被判定者はシステム登録者又はシステム非登録者)をシステム登録部506に引き渡す。
 利用者がシステム登録者であれば、システム登録部506は、既にシステム登録が行われている旨を表示する。
 利用者がシステム非登録者であれば、システム登録部506は、図17に示すようなGUIを表示し、当該利用者がシステム登録を希望しているか否かを取得する。
 利用者がシステム登録を希望していなければ(NOボタンが押下されると)、システム登録部506は、当該利用者に対して有人のブース等に向かうように案内する。あるいは、システム登録部506は、当該利用者に対して、第3の動作モードに設定された案内端末30(案内機能が有効な案内端末30)の元に向かうように指示をしてもよい。
 利用者がシステム登録を希望していれば(YESボタンが押下されると)、システム登録部506は、利用者の生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を取得する。システム登録部506は、取得した生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 サーバ装置20からトークンの生成に成功した旨を取得すると(肯定応答を受信すると)、システム登録部506は、システム登録が完了した利用者に対し、以後の手続きは生体認証で行えることを通知する。その際、システム登録部506は、当該システム登録が完了した利用者に対して、向かう方向(並ぶ端末)を伝えるようなメッセージを出力してもよい(図18参照)。
 以上のように、第3の実施形態において、第3の動作モードに設定された案内端末30と第4の動作モードに設定された案内端末30が連携し、システム登録が完了していない利用者の登録を案内端末30に混雑を起こすことなく実現する。即ち、第3の動作モードに設定された案内端末30は、システム登録されていない判定対象者がシステム登録を希望するか否かを取得する。当該案内端末30は、システム登録されていない判定対象者がシステム登録を希望した場合に、自端末とは異なる装置でシステム登録を行うことを促す。また、第4の動作モードに設定された案内端末30は、案内動作を行わず、利用者にシステム登録のためのインターフェイスを提供する。このように、処理に時間を要する登録手続きと案内動作が分離して実施されることで、利用者の利便性向上とシステムのスループット向上が両立する。
[第4の実施形態]
 続いて、第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 第1の実施形態乃至第3の実施形態では、案内端末30の動作モードが所定値に設定され、案内端末30は当該設定された動作モードで動作することを説明した。
 第4の実施形態では、案内端末30の動作モードが他の装置(例えば、サーバ装置20や搭乗ゲート装置14等)からの通知により定まる場合について説明する。ここで、搭乗ゲート装置14等は常時稼働しておらず、航空機の出発にあわせ、その稼働、非稼働が定まる。そのため、搭乗ゲート装置14に対応して動作する案内端末30において、搭乗ゲート装置14が非稼働であれば、案内機能を有効にする意味は無い。このような事情を勘案し、第4の実施形態では、搭乗ゲート装置14が非稼働時には、トークンを生成していない利用者にトークン生成を促し、搭乗ゲート装置14が稼働時は、トークン有無を判定し適切なレーンを案内する案内端末30について説明する。即ち、第4の実施形態では、搭乗手続きの開始前には登録機能を有効とし、搭乗手続き開始後は案内機能を有効とする案内端末30について説明する。
 なお、第4の実施形態に係る空港管理システムの構成は第1の実施形態と同一とすることができるので図3に相当する説明を省略する。また、第3の実施形態に係る各端末(チェックイン端末10、手荷物預け機11等)やサーバ装置20の処理構成も第1の実施形態と同一とすることができるので、その説明を省略する。
 以下、第1の実施形態乃至第4の実施形態の相違点を中心に説明する。
 第4の実施形態に係る搭乗ゲート装置14のモード制御部301は、自装置の動作モード(生体認証対応モード、生体認証非対応モード、電源オフモード)と自装置の設置場所を識別する設置場所IDを各案内端末30に通知する。
 なお、設置場所IDは、例えば、第1レーン、第2レーン等の情報である。例えば、第1レーンは、左端に設置された搭乗ゲート装置14を示し、第2のレーンは左端から2番目に設置された搭乗ゲート装置14を示す。
 搭乗ゲート装置14のモード制御部301は、自装置の動作モードと設置場所IDを含む「動作モード通知」を各案内端末30に送信する(図19参照)。
 第4の実施形態に係る案内端末30のモード制御部501は、通知された搭乗ゲート装置14の動作モードに応じて、自装置の動作モードを決定する。
 例えば、出国エリアに設置された各搭乗ゲート装置14が非稼働(動作モードが電源オフモード)であれば、案内端末30は、自装置の動作モードを第4の動作モード(案内機能が無効、登録機能が有効な動作モード)に設定する。
 対して、出国エリアに設置された各搭乗ゲート装置14が稼働中(生体認証対応モード、又は、生体認証非対応モード)の場合、案内端末30は、自装置の動作モードを第2の動作モード(案内機能が有効、登録機能が無効な動作モード)に設定する。
 このように、空港管理システムは、搭乗ゲート装置14が稼働中には旅客を適切なゲートに案内する案内機能を有効にし、搭乗ゲート装置14が非稼働であればトークン生成のための登録機能を有効にするような切り替えを行ってもよい。より具体的には、案内端末30のモード制御部501は、認証端末が稼働している場合には、動作モードを第2の動作モードに設定し、認証端末が稼働していない場合には、動作モードを第4の動作モードに設定する。
<第4の実施形態に係る変形例>
 第4の実施形態では、各搭乗ゲート装置14が動作モードを案内端末30に通知する場合について説明した。ここで、搭乗ゲート装置14の動作モードは、サーバ装置20を介して各搭乗ゲート装置14に設定されることもある。具体的には、サーバ装置20が、DCSから取得した航空機の出発スケジュール等に基づいて搭乗ゲート装置14の動作モード(電源オン、電源オフ)を決定してもよい。あるいは、サーバ装置20は、空港職員の指示に基づいて搭乗ゲート装置14の動作モード(生体認証対応モード、生体認証非対応モード)を決定してもよい。
 この場合、サーバ装置20が、各搭乗ゲート装置14に設定した動作モードと設置場所IDを含む動作モード通知を案内端末30に送信してもよい(図20参照)。案内端末30は、搭乗ゲート装置14から動作モード通知を受信した場合と同様に、動作モードを決定すればよい。
 以上のように、第4の実施形態に係る案内端末30は、他の装置からの通知に応じて自装置の動作モードを決定する。その結果、搭乗ゲートが閉じている期間は登録機能を有効にし、搭乗ゲートが開いている期間は案内機能を有効にするといった柔軟な運用が可能となる。即ち、案内端末30に適切な動作モードが自動的に設定されるため、航空会社の職員等の負担が軽減される。
[第5の実施形態]
 続いて、第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 第1の実施形態乃至第4の実施形態では、案内端末30は空港の敷地内に設置される場合について説明した。しかし、案内端末30は、空港ではなく他の施設に設置されていてもよい。
 第5の実施形態では、案内端末30が空港とは異なる施設等に設置されている場合について説明する。
 以下、第1の実施形態乃至第5の実施形態の相違点を中心に説明する。
 第5の実施形態では、図21に示すように、ホテル(例えば、空港に近いホテル)のロビー等に案内端末30が設置されている場合について説明する。第5の実施形態に係る案内端末30の動作モードは、第4の動作モード(登録機能が有効な動作モード)に設定されている。
 宿泊客は、ロビーに設置されたホテル端末40を使ってチェックアウト手続きを行う。あるいは、宿泊客は、ホテルの従業員にチェックアウトする旨を申し出て、所定の手続きを行う。
 チェックアウト手続きが終了すると、ホテル端末40又は従業員は、同じロビーに設置された案内端末30において、生体認証で搭乗手続きを進めるためのシステム登録が可能であることを案内する。
 当該案内に応じて、利用者(宿泊者)は案内端末30に向かう。
 第5の実施形態に係る案内端末30(第4の動作モードに設定された案内端末30)の生体情報取得部503は、面前に利用者を検出すると(利用者の顔画像を抽出すると)、その旨をシステム登録部506に通知する。
 システム登録部506は、図22に示すようなGUIを表示し、当該利用者がシステム登録を希望しているか否かを取得する。
 利用者がシステム登録を希望していなければ(NOボタンが押下されると)、システム登録部506は、特段の動作を行わない。
 利用者がシステム登録を希望していれば(YESボタンが押下されると)、システム登録部506は、当該希望者の生体情報等を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 なお、空港外の施設からシステム登録をする場合には、案内端末30は、利用者の搭乗券に代えて航空券の情報(航空券情報)を取得し、生体情報、パスポート情報と共にサーバ装置20に送信する。
 サーバ装置20は、利用者の本人確認に成功するとトークンを生成(登録者情報データベースにエントリを追加)する。サーバ装置20は、当該トークンが生成された利用者がチェックイン手続きを完了すると、チェックイン端末10から当該利用者の搭乗券情報を取得し登録者情報データベースに追加する。
 サーバ装置20からトークンの生成に成功した旨を取得すると(肯定応答を受信すると)、システム登録部506は、システム登録が完了した利用者に対し、空港での手続きが生体認証で行えることを通知する(図23参照)。
<第5の実施形態に係る変形例1>
 上記第5の実施形態では、利用者は、チェックイン端末10又は案内端末30を用いて、空港内の搭乗手続きを生体認証で進めるためのシステム登録を行うことを前提として説明を行った。しかし、利用者は、所持する端末(スマートフォン等の端末)を用いてシステム登録をすることもできる。
 このように、既に利用者の情報がシステム登録されていれば、第1の実施形態等で説明したように、空港外の施設に設置された案内端末30は、利用者の生体情報を取得し、当該取得した生体情報を含む判定要求をサーバ装置20に送信してもよい。判定結果が「利用者はシステム登録者」であれば、案内端末30は、当該利用者に対して空港内の手続きは生体認証で進めることが可能であることを通知する。
 判定結果が「利用者はシステム非登録者」であれば、案内端末30は、当該利用者に対して、空港内の手続きを生体認証で進めるためのシステム登録に関する案内を行う。
 なお、利用者が自身の端末でシステム登録をした場合、システム登録日から搭乗日までの期間が長いと、当該利用者はシステム登録を行ったか否かを失念することがある。このような場合でも、利用者は、ホテル等に設置された案内装置30を使うことでシステム登録の有無を容易に確認できる。
<第5の実施形態に係る変形例2>
 第5の実施形態に係る案内端末30の機能は、空港外の施設に設置された端末に組み込まれていてもよい。上記ホテルのロビーに案内端末30が設置される例では、案内端末30の機能がホテル端末40に組み込まれていてもよい。
 図24は、第5の実施形態に係る変形例2のホテル端末40の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図24を参照すると、ホテル端末40は、チェックアウト実行部601と、システム登録部602と、記憶部603と、を備える。
 チェックアウト実行部601は、ホテル宿泊者に関するチェックアウト処理を実行する手段である。チェックアウト実行部601は、チェックアウト手続きが終了すると、その旨をシステム登録部602に通知する。
 システム登録部602は、利用者がシステム登録を希望するか否か取得する。システム登録部602は、利用者がシステム登録を希望すると、当該利用者の生体情報、パスポート情報、航空券情報を取得し、これらの情報を含むトークン発行要求をサーバ装置20に送信する。
 記憶部603は、ホテル端末40の動作に必要な情報を記憶する。
 以上のように、第5の実施形態に係るシステムでは、案内端末30は空港外の施設等に設置される。即ち、案内機能と登録機能を有するマルチ機能端末(案内端末30)は、生体認証で手続きを行うAGB(Auto Boarding Gate)等の近くに限定されず、駅、ホテル、イベント会場等の施設に設置されてもよい。空港以外の施設、例えば、ホテルに設置された案内端末30は、チェックアウト手続き等が終了したタイミングで利用者にトークンが生成されていなければ、トークン生成を促すような処理を実行する。換言すれば、案内端末30は、案内機能、登録機能に加え、代金の決済をする決済機能、チェックアウト手続きを行う機能等を備えていてもよい。また、駅に案内端末30が設置される場合には、案内端末30と改札機が連携してもよい。例えば、空港に向かう交通手段の改札機において、生体情報を用いたトークン発行の有無が判定され、トークンが発行されていなければ同じ敷地に設置された案内端末30においてトークンの発行手続きが行われてもよい。その結果、より多くの利用者が生体認証を利用するようになる。
[第6の実施形態]
 続いて、第6の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
 第1の実施形態乃至第5の実施形態では、案内端末30は、空港内の手続きに関するシステム登録の機能を備える場合について説明した。
 第6の実施形態では、案内端末30は、空港内の手続きとは異なる手続きのシステム登録の機能を備える場合について説明する。
 以下、第1の実施形態乃至第6の実施形態の相違点を中心に説明する。
 図25は、第6の実施形態に係るチケット管理システムの概略構成の一例を示す図である。図25には、空港内に案内端末30が設置され、イベント会場に入場ゲート15が設置された例が図示されている。また、チケット管理システムは、管理サーバ50を備える。
 イベント会場に入場するためのチケットを購入した利用者は、生体認証を用いてイベント会場に入場するためのシステム登録を行うことができる。具体的には、利用者は、案内端末30を用いて当該システム登録を行う。
 第6の実施形態に係る案内端末30の動作モードは、第4の動作モード(案内機能が無効、登録機能が有効なモード)に設定されている。
 第6の実施形態に係る案内端末30の生体情報取得部503は、面前に利用者を検出すると(利用者の顔画像を抽出すると)、その旨をシステム登録部506に通知する。
 システム登録部506は、図26に示すようなGUIを表示し、当該利用者がシステム登録を希望しているか否かを取得する。
 利用者がシステム登録を希望していなければ(NOボタンが押下されると)、システム登録部506は、特段の動作を行わない。
 利用者がシステム登録を希望していれば(YESボタンが押下されると)、システム登録部506は、利用者の生体情報、チケットに記載された情報(チケット情報)を取得する。システム登録部506は、生体情報及びチケット情報を含むトークン発行要求を管理サーバ50に送信する。
 管理サーバ50は、取得した生体情報及びチケット情報をデータベース(例えば、チケット購入者データベース)に登録する。
 入場ゲート15は、利用者が自装置に到着すると、当該利用者の生体情報を含む認証要求を管理サーバ50に送信する。
 管理サーバ50は、入場ゲート15から取得した生体情報と事前に登録された生体情報を用いた照合処理を行い、特定された利用者のチケット情報を確認する。管理サーバ50は、特定された利用者のチケット情報に基づいて、当該利用者がイベント会場に入場する資格があると判定された場合には、認証成功を入場ゲート15に通知する。
 管理サーバ50は、照合処理に失敗した場合、又は、利用者がイベント会場に入場する資格がないと判定された場合には、認証失敗を入場ゲート15に通知する。
 入場ゲート15は、認証成功を受信すると、ゲートを開き利用者の通行を許可する。入場ゲート15は、認証失敗を受信すると、ゲートを閉じ利用者の通行を拒否する。
 以上のように、第6の実施形態に係る案内端末30は、空港以外で行われる搭乗手続き以外のシステム登録を行う。案内端末30が搭乗手続き以外のシステム登録に対応することで、案内端末30は生体認証の普及に貢献する。
 続いて、空港管理システムを構成する各装置のハードウェアについて説明する。図27は、案内端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。
 案内端末30は、情報処理装置(所謂、コンピュータ)により構成可能であり、図27に例示する構成を備える。例えば、案内端末30は、プロセッサ311、メモリ312、入出力インターフェイス313及び通信インターフェイス314等を備える。上記プロセッサ311等の構成要素は内部バス等により接続され、相互に通信可能に構成されている。
 但し、図27に示す構成は、案内端末30のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。案内端末30は、図示しないハードウェアを含んでもよいし、必要に応じて入出力インターフェイス313を備えていなくともよい。また、案内端末30に含まれるプロセッサ311等の数も図27の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ311が案内端末30に含まれていてもよい。
 プロセッサ311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルなデバイスである。あるいは、プロセッサ311は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスであってもよい。プロセッサ311は、オペレーティングシステム(OS;Operating System)を含む各種プログラムを実行する。
 メモリ312は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。メモリ312は、OSプログラム、アプリケーションプログラム、各種データを格納する。
 入出力インターフェイス313は、図示しない表示装置や入力装置のインターフェイスである。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、キーボードやマウス等のユーザ操作を受け付ける装置である。
 通信インターフェイス314は、他の装置と通信を行う回路、モジュール等である。例えば、通信インターフェイス314は、NIC(Network Interface Card)等を備える。
 案内端末30の機能は、各種処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ312に格納されたプログラムをプロセッサ311が実行することで実現される。また、当該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transitory)なものとすることができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、上記プログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。
 なお、サーバ装置20、チェックイン端末10等も案内端末30と同様に情報処理装置により構成可能であり、その基本的なハードウェア構成は案内端末30と相違する点はないので説明を省略する。
 情報処理装置である案内端末30は、コンピュータを搭載し、当該コンピュータにプログラムを実行させることで案内端末30の機能が実現できる。また、案内端末30は、当該プログラムにより案内端末30の制御方法を実行する。
[変形例]
 なお、上記実施形態にて説明した空港管理システムの構成、動作等は例示であって、システムの構成等を限定する趣旨ではない。
 上記実施形態では案内端末30が、利用者が利用する端末(生体認証に対応した認証端末、生体認証に対応していない端末、装置等)に関する案内を行う場合について説明した。ここで、案内端末30は、「左側の端末」、「右側の端末」のように大雑把な案内をしてもよいし、各利用者が向かう端末について細かな案内をしてもよい。例えば、案内端末30は、「第1レーンに進んで下さい」といった端末を直接指定するような案内を行ってもよい。
 あるいは、案内端末30が、案内の内容を決定するのではなく、サーバ装置20が案内の内容を決定してもよい。例えば、サーバ装置20(判定要求処理部404)は、判定要求に対する結果と共に、案内端末30が各利用者(システム登録者、システム非登録者)に案内する認証端末を指定してもよい。
 その際、サーバ装置20は、認証端末(例えば、搭乗ゲート装置14;ABG(Automated Border Gate)ゲート)の稼働状況や混雑状況を考慮して、各案内端末30に通知する認証端末を決定してもよい。例えば、サーバ装置20は、各認証端末に並ぶ利用者の数が均等になるように、各案内端末30に通知する認証端末を順番に決定してもよい。即ち、サーバ装置20は、ラウンドロビン方式で認証端末を動的に決定し、決定した認証端末を各案内端末30に通知してもよい。
 上記実施形態では、認証端末(例えば、搭乗ゲート装置14)が利用者のゲート通行可否を判定する場合について説明した。しかし、サーバ装置20が、当該判定を実行してもよい。例えば、搭乗ゲート装置14の通行可否に関して、サーバ装置20が、利用者の搭乗券情報と搭乗ゲート装置14に設定された情報(エアラインコード、便名等)に基づいて、利用者の通行可否を判定してもよい。サーバ装置20は、判定結果に基づいて、認証処理の結果(認証成功、認証失敗)を設定してもよい。
 上記実施形態では、サーバ装置20が、利用者がシステム登録者か否か(利用者にトークンが発行されているか否か)を判定する場合について説明した。利用者がシステム登録者と判定された場合、サーバ装置20は、利用者が正しい搭乗口(搭乗ゲート装置14の設置場所)に到着しているか否かを判定してもよい。具体的には、サーバ装置20は、システム登録者の業務情報(搭乗券情報)と搭乗ゲート装置14が搭乗可否を判定している情報(エアラインコード、便名)に基づいて、利用者が搭乗ゲート装置14を通過できるか否か判定してもよい。利用者が搭乗ゲート装置14を通過できないと判定した場合には、サーバ装置20は、利用者の搭乗券情報に基づいて、当該利用者が向かうべき搭乗口や搭乗開始時間を取得し、当該取得した搭乗口等の情報を案内端末30に通知してもよい。案内端末30は、当該通知された情報を利用者に提示してもよい。例えば、案内端末30は、「お客様の正しい搭乗口はNo.3ゲートです。No.3ゲートにお向かい下さい。」といったメッセージを表示する。このように、案内端末30は、利用者が間違った搭乗口(搭乗ゲート装置14)に向かっている場合、当該利用者に正しい搭乗開始時間や正しい搭乗口などを案内してもよい。
 上記実施形態では、顔画像に係る生体情報が装置間で送受信される場合について説明した。しかし、顔画像から生成された特徴量が装置間で送受信されてもよい。この場合、受信側のサーバ装置20が、受信した特徴量を利用し、その後の処理に活用してもよい。あるいは、登録者情報データベースに記憶される生体情報は特徴量であってもよいし顔画像であってもよい。顔画像が記憶されている場合には、必要に応じて顔画像から特徴量が生成されればよい。あるいは、顔画像と特徴量の両方が登録者情報データベースに記憶されていてもよい。
 第4の実施形態では、案内装置30は、搭乗ゲート装置14やサーバ装置20から搭乗ゲート装置14の動作モードを取得することを説明した。しかし、案内装置30は、これらの以外の任意の方法により搭乗ゲート装置14の動作モードを取得してもよい。例えば、航空会社の職員が、搭乗ゲート装置14の動作モードを案内端末30に設定してもよい。
 上記実施形態では、サーバ装置20の内部に登録者情報データベースが構成される場合について説明したが、当該登録者情報データベースは外部のデータベースサーバ等に構築されてもよい。即ち、サーバ装置20等の一部の機能は別のサーバに実装されていてもよい。より具体的には、上記説明した「認証要求処理部(認証要求処理手段)」、「判定要求処理部(判定要求処理手段)」等がシステムに含まれるいずれかの装置に実装されていればよい。
 各装置(サーバ装置20、案内端末30等)間のデータ送受信の形態は特に限定されないが、これら装置間で送受信されるデータは暗号化されていてもよい。これらの装置間では、パスポート情報等が送受信され、個人情報を適切に保護するためには、暗号化されたデータが送受信されることが望ましい。
 上記説明で用いた流れ図(フローチャート、シーケンス図)では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。実施形態では、例えば各処理を並行して実行する等、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
 上記の実施形態は本願開示の理解を容易にするために詳細に説明したものであり、上記説明したすべての構成が必要であることを意図したものではない。また、複数の実施形態について説明した場合には、各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。例えば、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることや、実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、実施形態の構成の一部について他の構成の追加、削除、置換が可能である。
 上記の説明により、本発明の産業上の利用可能性は明らかであるが、本発明は、航空機等を利用する利用者に関する空港管理システムなどに好適に適用可能である。
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
 生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する、判定要求部と、
 前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、
 を備える、端末。
[付記2]
 前記判定対象者が前記所定の手続きを進めるための案内を行う、案内部をさらに備える、付記1に記載の端末。
[付記3]
 前記案内部は、前記判定対象者がシステム登録されている場合、前記システム登録されている判定対象者に対して前記認証端末に関する案内を行う、付記2に記載の端末。
[付記4]
 前記案内部は、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者に対して前記認証端末とは異なる装置に関する案内を行う、付記2又は3に記載の端末。
[付記5]
 前記案内部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、
 前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、付記2乃至4のいずれか一項に記載の端末。
[付記6]
 自装置の動作モードを制御する、モード制御部をさらに備え、
 第1の動作モードにおいて、前記案内部は前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信し、
 第2の動作モードにおいて、前記案内部は、前記判定対象者が前記所定の手続きを進めるための案内を行い、
 第3の動作モードにおいて、前記案内部は前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に、自端末とは異なる装置で前記システム登録を行うことを促し、
 第4の動作モードにおいて、前記案内部は動作しない、付記2に記載の端末。
[付記7]
 前記第4の動作モードにおいて、前記登録部は、前記判定対象者がシステム登録を希望した場合、前記システム登録を希望した判定対象者の生体情報を含む前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、付記6に記載の端末。
[付記8]
 前記モード制御部は、
 前記認証端末が稼働している場合には、動作モードを前記第2の動作モードに設定し、
 前記認証端末が稼働していない場合には、動作モードを前記第4の動作モードに設定する、付記6又は7に記載の端末。
[付記9]
 前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を含む前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、付記1乃至8のいずれか一項に記載の端末。
[付記10]
 空港とは異なる施設に設置された、付記9に記載の端末。
[付記11]
 設置場所に応じた動作モードが設定される、付記1乃至5のいずれか一項に記載の端末。
[付記12]
 前記生体情報は、顔画像又は前記顔画像から生成された特徴量である、付記1乃至11のいずれか一項に記載の端末。
[付記13]
 生体認証に対応した認証端末と、
 生体情報を利用した生体認証を実行する、サーバ装置と、
 端末と、
 を含み、
 前記端末は、
 前記認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求を前記サーバ装置に送信する、判定要求部と、
 前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、
 を備える、システム。
[付記14]
 端末において、
 生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信し、
 前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、端末の制御方法。
[付記15]
 端末に搭載されたコンピュータに、
 生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する処理と、
 前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する処理と、
 を実行させるためのプログラムを記憶する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
 なお、引用した上記の先行技術文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。即ち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。
10  チェックイン端末
11  手荷物預け機
12  旅客通過システム
13  ゲート装置
14  搭乗ゲート装置
15  入場ゲート
20  サーバ装置
30  案内端末
40  ホテル端末
50  管理サーバ
100 端末
101 判定要求部
102 登録部
201 通信制御部
202 チェックイン実行部
203 システム登録部
204 メッセージ出力部
205 記憶部
301 モード制御部
302 通信制御部
303 生体情報取得部
304 認証要求部
305 機能実現部
306 記憶部
311 プロセッサ
312 メモリ
313 入出力インターフェイス
314 通信インターフェイス
401 通信制御部
402 トークン発行部
403 認証要求処理部
404 判定要求処理部
405 記憶部
501 モード制御部
502 通信制御部
503 生体情報取得部
504 判定要求部
505 案内部
506 システム登録部
507 記憶部
601 チェックアウト実行部
602 システム登録部
603 記憶部

Claims (15)

  1.  生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する、判定要求部と、
     前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、
     を備える、端末。
  2.  前記判定対象者が前記所定の手続きを進めるための案内を行う、案内部をさらに備える、請求項1に記載の端末。
  3.  前記案内部は、前記判定対象者がシステム登録されている場合、前記システム登録されている判定対象者に対して前記認証端末に関する案内を行う、請求項2に記載の端末。
  4.  前記案内部は、前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者に対して前記認証端末とは異なる装置に関する案内を行う、請求項2又は3に記載の端末。
  5.  前記案内部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、
     前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の端末。
  6.  自装置の動作モードを制御する、モード制御部をさらに備え、
     第1の動作モードにおいて、前記案内部は前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信し、
     第2の動作モードにおいて、前記案内部は、前記判定対象者が前記所定の手続きを進めるための案内を行い、
     第3の動作モードにおいて、前記案内部は前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望するか否かを取得し、前記システム登録されていない判定対象者が前記システム登録を希望した場合に、自端末とは異なる装置で前記システム登録を行うことを促し、
     第4の動作モードにおいて、前記案内部は動作しない、請求項2に記載の端末。
  7.  前記第4の動作モードにおいて、前記登録部は、前記判定対象者がシステム登録を希望した場合、前記システム登録を希望した判定対象者の生体情報を含む前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、請求項6に記載の端末。
  8.  前記モード制御部は、
     前記認証端末が稼働している場合には、動作モードを前記第2の動作モードに設定し、
     前記認証端末が稼働していない場合には、動作モードを前記第4の動作モードに設定する、請求項6又は7に記載の端末。
  9.  前記登録部は、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報、パスポート情報、搭乗券情報を含む前記トークン発行要求を前記サーバ装置に送信する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の端末。
  10.  空港とは異なる施設に設置された、請求項9に記載の端末。
  11.  設置場所に応じた動作モードが設定される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末。
  12.  前記生体情報は、顔画像又は前記顔画像から生成された特徴量である、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の端末。
  13.  生体認証に対応した認証端末と、
     生体情報を利用した生体認証を実行する、サーバ装置と、
     端末と、
     を含み、
     前記端末は、
     前記認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求を前記サーバ装置に送信する、判定要求部と、
     前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、登録部と、
     を備える、システム。
  14.  端末において、
     生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信し、
     前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する、端末の制御方法。
  15.  端末に搭載されたコンピュータに、
     生体認証に対応した認証端末を利用し所定の手続きを進めるためのシステム登録がされているか否かに関する判定の判定対象者の生体情報を含む判定要求をサーバ装置に送信する処理と、
     前記判定対象者がシステム登録されていない場合、前記システム登録されていない判定対象者の生体情報を含むトークン発行要求を前記サーバ装置に送信することで、前記システム登録されていない判定対象者のシステム登録を前記サーバ装置に要求する処理と、
     を実行させるためのプログラムを記憶する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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