WO2022172971A1 - 主題図作成装置及び主題図作成方法 - Google Patents
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Abstract
地図データ及び統計データが提供されるとこれらデータに基づいて主題図を作成する。 主題図作成装置1は、1以上の地域を示す地図データ103、及び、地域またはこれら地域毎の統計データの入力を受け入れ、地図データ103を用いて、地域を表す画像とこれら領土または行政区画に紐付けられた状態で統計データを表す表示とを有する主題図を作成するプロセッサ100を有する。
Description
本発明は、主題図作成装置及び主題図作成方法に関する。
地図に表示された各国の領土や特定の国内の行政区画(地方自治体の区画)に、これら国や地方自治体に紐付けられた統計データを重畳あるいは隣接して表示した、主題図と呼ばれる図表が知られている。
主題図は、通常、地図データを作成者が入手し、あるいは作成者自身が地図を描画し、さらに、同様に入手した統計データを数字、シンボル(例えばシンボルの個数で数字を表す)、色調などで表し、地図画像に重畳等して描画して作成している。地図画像は市販のものが存在するが、この地図画像に対して数字等を描画する作業は作成者による手作業に依存している。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。特許文献1には、「クライアントPC2から郵便番号等の特定のエリアにおける顧客情報が提供され、分析条件が指定されると、分析サーバ1が特定エリア毎に顧客情報を集計し、統計情報から統計マップを生成し、顧客情報から顧客マップを生成し、統計情報と顧客情報からシェアマップを生成し、特定エリア毎のクラスタ情報からクラスタマップを生成し、更に外部データを各マップ上に表示させ、また、各マップを統合したような複合マップを生成して、レポートを提供する商圏分析レポートシステム」が記載されている。
先行文献である特許文献1には、顧客情報と統計情報とを結びつけたシェアマップを作成することは開示されているものの、上述した、地図データと統計データとを紐付けた主題図を作成することについては開示がない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、地図データ及び統計データが提供されるとこれらデータに基づいて主題図を作成することが可能な主題図作成装置及び主題図作成方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う主題図作成装置は、1以上の地域を示す地図データ、及び、前記地域毎の統計データの入力を受け入れ、地図データを用いて、地域を表す画像とこれら地域に紐付けられた状態で統計データを表す表示とを有する主題図を作成するプロセッサを有する。
本発明によれば、地図データ及び統計データが提供されるとこれらデータに基づいて主題図を作成することが可能な主題図作成装置及び主題図作成方法を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、実施例を説明する図において、同一の機能を有する箇所には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の説明では、情報の一例として「xxxデータ」といった表現を用いる場合があるが、情報のデータ構造はどのようなものでもよい。すなわち、情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「xxxデータ」を「xxxテーブル」と言うことができる。さらに、「xxxデータ」を単に「xxx」と言うこともある。そして、以下の説明において、各情報の構成は一例であり、情報を分割して保持したり、結合して保持したりしても良い。
なお、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インターフェースデバイス(例えばポート)を用いながら行うため、処理の主語がプログラムとされても良い。プログラムを主語として説明された処理は、プロセッサ或いはそのプロセッサを有する計算機が行う処理としても良い。
図1は、実施形態に係る主題図作成システムの概略構成を示す図である。
図1に示す本実施形態の主題図作成システムSは主題図作成装置1と、この主題図作成装置1に接続された入力装置2及び表示装置3と、インターネット等のネットワーク4を介して主題図作成装置1に接続された外部サーバ5とを有する
主題図作成装置1は、各種情報処理が可能な装置、一例としてコンピュータ等の情報処理装置である。主題図作成装置1は、プロセッサ100、メモリ101及びデータベース102を有し、さらに、必要に応じて通信インターフェースを有する。
プロセッサ100は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。メモリ101は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶媒体、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)などの半導体記憶媒体等を有する。また、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク及び光ディスクドライブの組み合わせも記憶部として用いられる。その他、磁気テープメディアなどの公知の記憶媒体もメモリ101として用いられる。データベース102も、メモリ101と同様の構成を有する。
メモリ101には、ファームウェアなどのプログラムが格納されている。主題図作成装置1の動作開始時(例えば電源投入時)にファームウェア等のプログラムをこのメモリ101から読み出して実行し、後述する各種機能を実施することで主題図作成装置1の制御を行う。また、メモリ101には、プログラム以外にも、主題図作成装置1の各処理に必要なデータ等が格納されている。
また、データベース102には地図データ103など、本実施形態の主題図作成装置1による主題図作成作業の際に必要となるデータが格納されている。図1においては地図データ103のみ図示しているが、データベース102に格納されているデータは地図データ103に限定されない。また、地図データは外部サーバ5等の主題図作成装置1の外部から導入してもよい。
地図データ103は、国の領土または特定の国内の行政区画(地方自治体の区画)の境界を示す境界データと、少なくとも領土または行政区画を代表する首都や都道府県庁所在地などの代表地点の地理座標に関する経緯度データとを有する。なお、代表地点を示す地理座標は緯度経度によらず、平面直角座標やユニバーサル横メルカトル図法座標などでも良い。本実施例の主題図作成装置1では、境界データは領土または行政区画の境界についてのポリゴンデータである。また、経緯度データは領土または行政区画の境界に対応する地理座標データを含む。
なお、本実施例の主題図作成装置1は、複数の情報処理装置が通信ネットワークを介して通信可能に構成された、いわゆるクラウドにより構成されてもよい。
入力装置2は、主題図作成装置1による主題図作成作業に必要なデータ(例えば統計データ)や作業指示を入力する。入力装置2は、一例としてマウス、キーボード等の一般的な入力デバイスを有する。統計データは、領土または行政区画毎に区分されていることが好ましい。
表示装置3は、主題図作成装置1が作成した主題図や主題図作成作業の過程を画面に表示する。表示装置3は、一例として液晶ディスプレイ等の一般的なディスプレイを有する。
外部サーバ5は、主題図作成装置1からの(検索)要求に基づいて内部を検索し、検索条件に対応した統計データを主題図作成装置1に送出する。外部サーバ5は一般的な検索サーバであってもよい。
なお、本実施形態の主題図作成システムSでは、オペレータは入力装置2を操作して各種入力を行うが、オペレータがネットワーク4を介して主題図作成装置1とは別の情報処理装置(ホスト)を主題図作成装置1に接続し、このホストを介して各種入力を行ってもよい。この構成であれば、ホストが入力装置2及び表示装置3の双方を兼ねることができる。
本実施例の主題図作成装置1は、上述したようにプロセッサ100及びメモリ101を有する。
プロセッサ100は、メモリ101に格納されたプログラムが実行されることで、それぞれ、地図種別選択部110、地図領域指定部111、統計データ指定部112、地図デザイン選択部113、地図パラメータ選択部114、主題図生成部115、装飾オブジェクト管理部116及びプロジェクト管理部120を有する。また、メモリ101には、ラベル管理テーブル117、ポリゴン管理テーブル118及びプロジェクト管理テーブル119が格納される。
地図種別選択部110は、作成すべき主題図の種別の選択入力を主題図作成装置1のオペレータに要求し、オペレータが入力装置2を介して選択入力を行ったらこれを受け入れる。選択入力の結果は一時的にメモリ101に格納される。
地図領域指定部111は、主題図作成の基礎となる地図データ103のうち、作成すべき主題図に用いられる国、地域、または地方自治体の指定入力を主題図作成装置1のオペレータに要求し、オペレータが入力装置2を介して指定入力を行ったらこれを受け入れる。指定入力の結果は一時的にメモリ101に格納される。
統計データ指定部112は、主題図作成の基礎となる統計データの入力を主題図作成装置1のオペレータに要求し、オペレータが入力装置2を介して入力を行ったらこれを受け入れる。入力された統計データは一時的にメモリ101に格納される。
地図デザイン選択部113は、地図領域指定部111が受け入れた入力に基づいて特定された地図データを用いて、主題図作成作業において使用される地図画像の指定入力をオペレータに要求し、オペレータが入力装置2を介して指定入力を行ったらこれを受け入れる。指定入力の結果は一時的にメモリ101に格納される。そして、地図デザイン選択部113は、指定入力に基づいて主題図の元となる地図画像を生成する。
地図パラメータ選択部114は、統計データ指定部112により受け入れられた統計データを用いて主題図を作成する際に、この統計データをどのようなパラメータを用いて主題図として表示するかの指示入力をオペレータに要求し、オペレータが入力装置2を介して指定入力を行ったらこれを受け入れる。指定入力の結果は一時的にメモリ101に格納される。
主題図生成部115は、地図種別選択部110等により特定された地図データ及び統計データに基づき、主題図を作成する。作成した主題図は表示装置3に表示される。
装飾オブジェクト管理部116は、装飾オブジェクトを経緯度データに座標変換する。プロジェクト管理部120は、各主題図の元となる、地図データ、地図画像、統計データ、装飾オブジェクト等をプロジェクトとして、1以上のプロジェクトを管理する。
地図種別選択部110、地図領域指定部111、統計データ指定部112、地図デザイン選択部113、地図パラメータ選択部114、主題図生成部115、装飾オブジェクト管理部116及びプロジェクト管理部120の動作の詳細については後述する。
次に、図2~図11、図23、図26、図28、図35、図36のフローチャート及び図12~図21、図24、図25、図27、図29、図30、図31、図33、図34を参照して、本実施形態の主題図作成装置1の動作について説明する。
図2は、本実施形態の主題図作成装置1の全体動作を説明するためのフローチャートである。
まず、主題図作成装置1の地図種別選択部110は、作成すべき主題図の種別の選択入力を受け入れる(ステップS201)。次に、主題図作成装置1の地図領域指定部111は、地図データ103のうち、作成すべき主題図に用いられる国、地域、または地方自治体の指定入力を受け入れる(ステップS202)。次に、主題図作成装置1の統計データ指定部112は、作成すべき主題図に用いられる統計データの入力を受け入れる(ステップS203)。さらに、主題図作成装置1の地図デザイン選択部113は、作成すべき主題図に使用される地図画像の指定入力を受け入れ、この指定入力に基づいて地図画像を生成する(ステップS204)。さらに、主題図作成装置1の地図パラメータ選択部114は、統計データを用いて主題図を作成する際にこの統計データをどのようなパラメータを用いて主題図として表示するかの指示入力を受け入れる(ステップS205)。そして、主題図作成装置1の主題図生成部115は、ステップS201~S205における入力等に基づいて主題図を生成する(ステップS206)。
図3は、本実施形態の主題図作成装置1による地図種別選択動作を説明するためのフローチャートである。
まず、地図種別選択部110は、本実施形態の主題図作成装置1により作成できる主題図の種別を表示装置3に表示させ、オペレータからの種別選択入力を受け入れる(ステップS301)。
本実施形態の主題図作成装置1により作成できる主題図の種別としては、例えば、階級区分図、シンボル図、及びロケーション図である。階級区分図は、統計データの度数を複数の階級に割り当て、この階級を色、テクスチャに置き換えて、国または地方自治体に対応する統計データの表示を、国等を表す領域をこの色等で表示することで行う主題図である。シンボル図は、統計データの度数を丸等の記号やアイコン(シンボル)の数に置き換え、国または地方自治体に対応する統計データの表示を、国等を表す領域に所定数のシンボルを重畳し、あるいは隣接して表示することで行う主題図である。ロケーション図は、国または地方自治体の特定位置にポイントを表示した主題図である。ロケーション図の場合、統計データの指定が不要な場合がある。
ステップS301において表示装置3に表示される画面の一例を図12に示す。図12において、画面には、主題図の種別を選択させるための入力窓1201が表示されている。オペレータがこの入力窓1201をマウス等のポインタでクリックすると、地図種別選択部110は主題図種別(階級区分図、シンボル図、ロケーション図)のプルダウンメニューを表示する。オペレータは、このプルダウンメニューから、主題図種別の選択入力を行う。
ステップS301において階級区分図が選択されたら(ステップS302においてYES)、地図種別選択部110は、階級区分図の推奨デザイン及びスタイルを初期指定値に設定する(ステップS303)。また、ステップS301においてシンボル図が選択されたら(ステップS302においてNO、ステップS304においてYES)、地図種別選択部110は、シンボル図の推奨デザイン及びスタイルを初期指定値に設定する(ステップS305)。さらに、ステップS301においてロケーション図が選択されたら(ステップS302においてNO、ステップS304においてNO、ステップS306)、地図種別選択部110は、ロケーション図の推奨デザイン及びスタイルを初期指定値に設定する(ステップS307)。
なお、地図種別選択部110は、同一のオペレータによる主題図種別選択履歴等をメモリ101に格納しておき、この履歴に基づいて、ステップS301において主題図の種別を推奨してもよい。また、ステップS303、S305、S307において、オペレータの選択履歴等に基づいて推奨デザインを変更してもよい。
図4は、本実施形態の主題図作成装置1による地図領域指定動作を説明するためのフローチャートである。
まず、主題図作成装置1の地図領域指定部111は、作成すべき主題図に使用される地図データ103のうち、どの領域の地図データ103を用いるかの指定入力をオペレータに行わせるための画面を表示装置3に表示させ、オペレータからの指定入力を受け入れる。
地図領域指定動作の際に表示される画面の一例を図13に示す。図13において、画面には、領域を指定させるための入力窓1301が表示されている。オペレータが領域を直接指定する場合は、この入力窓1301に該当する領域名を入力し、領域候補から選択入力する場合は、領域候補表示窓1302に表示される領域候補を選択入力する。
地図領域指定部111は、入力窓1301に国名、地域名が入力されたか否かを判定する(ステップS401)。そして、入力窓1301に国名等が入力されたと判定したら(ステップS401においてYES)、地図領域指定部111は、データベース102内に格納されている国名・地域名データベース(図略)を検索し(ステップS402)、検索結果を画面に表示させ(ステップS403)、オペレータに地図領域の確定入力を求め、オペレータからの地図領域の確定入力を受け入れて、後述する主題図作成に使用される地図データ103の領域を確定させる(ステップS404)。その後、プログラムはステップS405に進む。
一方、入力窓1301に国名等が入力されていないと判定したら(ステップS401においてNO)、地図領域指定部111は、領域候補を領域候補表示窓1302に表示させる(ステップS405)。
領域候補は、階層的表示が好ましい。一例として、オペレータが「アジア」を選択したら、地図領域指定部111は次に「東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア…」といった、アジアに含まれる領域を表示し、さらに、オペレータが「東アジア」を選択したら、地図領域指定部111は次に「日本、韓国、中華人民共和国…」といった、東アジアに含まれる国名を表示する。
次いで、地図領域指定部111は、オペレータによる領域選択指定を受け入れる(ステップS406)。好ましくは、地図領域指定部111は、領域選択指定を受け入れたら、この領域選択指定に対応する地図画像を表示装置3の画面に表示する。
そして、地図領域指定部111は、ステップS406において指定された地図領域とオペレータが作成を希望する主題図に使用される地図領域とが一致するか否かの判定入力をオペレータに求める(ステップS407)。この結果、一致するとの判定入力があったら(ステップS407においてYES)、地図領域指定部111は、ステップS406において指定された地図領域に対応する地図データ103を以降の主題図作成動作に用い(ステップS408)、一致しないとの判定入力があったら(ステップS407においてNO)、地図領域指定部111は、指定された地図領域に対して絞り込みをかけた地図領域を表示装置3の画面に表示させる(ステップS409)。この後、プログラムはステップS407に戻る。
図5は、本実施形態の主題図作成装置1による統計データ指定動作を説明するためのフローチャートである。
まず、統計データ指定部112は、表示装置3に、統計データの入力方法をオペレータに選択させるための画面を表示させ、オペレータによる選択入力を受け入れる。本実施形態の主題図作成装置1では、統計データは、オペレータが操作する入力装置2やホストのクリップボードに格納されている統計データをクリップボード経由で入力するか、オペレータが操作する入力装置2やホストに格納されている統計データファイルを読み込むか、あるいは、外部サーバ5から統計データを読み込むかのいずれかにより主題図作成装置1に入力される。当然、これ以外の統計データの入力手法も可能である。
そして、統計データ指定部112は、クリップボード経由での統計データの入力が選択されたと判定したら(ステップS501においてYES)、クリップボードから統計データを読み込む(ステップS502)。
一方、統計データ指定部112は、入力装置2やホストに格納されている統計データファイルによる入力が選択されたと判定したら(ステップS501においてNO、ステップS503においてYES)、統計データファイルをダウンロードし、このファイルから統計データを読み込む(ステップS504)。
さらに、統計データ指定部112は、外部サーバ5からの統計データの読み込みが選択されたと判定したら(ステップS501においてNO、ステップS503においてNO)、外部サーバ5を検索して統計データを読み込む(ステップS505)。
そして、統計データ指定部112は、読み込んだ統計データを画面に表示する(ステップS506)。図14は、読み込んだ統計データが表示された表示装置3の画面の一例を示す図である。図14において、統計データ表示窓1401が表示されている。
図14に示すように、統計データ表示窓1401には、既に指定された地図領域とこの地図領域に対応する統計データとが表示されている。図14に示す例では、地図領域として東京都が指定されており、東京都に属する地方自治体(23区及び市町村)が各行に表示されているとともに、この地方自治体に紐付けられた統計データも表示されている。図14に示す例では、統計データは複数列指定されている。以降の説明において、列毎の統計データの特定を列の上端に表示された記号(value1、value2など)で行う。行の左端にはチェックボックスが表示されており、このチェックボックスの選択を外すと、以降の主題図作成動作において統計データ(含む色、シンボルなど)の表示がされない。
図6は、本実施形態の主題図作成装置1による地図デザイン選択動作を説明するためのフローチャートである。
まず、地図デザイン選択部113は、表示装置3の画面に、主題図作成装置1により作成可能な(選択可能な)地図画像のデザインを表示させ、オペレータによる選択入力を受け入れる(ステップS601)。本実施形態の主題図作成装置1には、地図画像のデザインのテンプレートが少なくとも1種類格納されている。また、既にオペレータが過去に作成指示をした主題図に用いられた地図画像のデザインが格納されていてもよい。
図12において、画面には、地図画像のデザインの種別を選択させるための入力窓1202が表示されている。オペレータがこの入力窓1202をマウス等のポインタでクリックすると、地図デザイン選択部113は地図画像のデザインのテンプレートのプルダウンメニューを表示する。図12に示す例では、「標準画像」が入力窓1202に表示されている。オペレータは、このプルダウンメニューから、地図画像のデザインの選択入力を行う。
地図デザイン選択部113は、オペレータの選択入力が、上述したプルダウンメニューからの選択入力であるか否か、言い換えれば、既存の地図画像のデザインの選択入力であるか否かを判定する(ステップS602)。そして、既存の地図画像のデザインが選択入力されたと判定したら(ステップS602においてYES)、地図デザイン選択部113は、選択入力された地図画像のデザインを用いて以降の主題図作成動作を行う(ステップS603)。
一方、既存の地図画像のデザインが選択入力されない、言い換えれば、新規に地図画像を作成することが入力されたと判定したら(ステップS602においてNO)、地図デザイン選択部113は、作成すべき地図画像に用いられるイメージ画をオペレータにアップロードさせ(ステップS604)、地図画像のベースとなる地図データを選択させ(ステップS605)、そして、これらイメージ画及び地図データに基づいて、地図画像を作成する(ステップS606)。ステップS604~S606の詳細については図8~図11を参照して後述する。
図7は、本実施形態の主題図作成装置1による地図パラメータ選択動作を説明するためのフローチャートである。
まず、地図パラメータ選択部114は、統計データ指定部112により、主題図作成動作に用いられる統計データが指定済みであるか否かを判定する(ステップS701)。そして、既に指定済みであると判定したら(ステップS701においてYES)、地図パラメータ選択部114は、地図種別選択部110により主題図の種別としてシンボル図が選択されているか否かを判定する(ステップS702)。そして、シンボル図が選択されていると判定したら(ステップS702においてYES)、地図パラメータ選択部114は、地図領域に対応する統計データのうちいずれの列の統計データを以降の主題図作成動作に用いるかの指定をオペレータに行わせる(ステップS703)。次いで、オペレータによる、シンボル図に用いられるシンボルのサイズ指定入力を受け入れる(ステップS704)。一方、主題図の種別としてシンボル図が選択されていないと判定したら(ステップS702においてNO)、地図パラメータ選択部114は、主題図の種別として階級区分図が選択されていると判断し、地図領域に対応する統計データのうちいずれの列の統計データを以降の主題図作成動作に用いるかの指定をオペレータに行わせる(ステップS705)。次いで、オペレータによる、階級区分図に用いられる表示色の指定入力を受け入れる(ステップS706)。
地図パラメータ選択動作の際に表示される画面の一例を図15に示す。図15において、画面には、シンボル図である主題図の作成動作に使用される統計データの列を指定するための指定窓1501、シンボルのサイズを特定するための特定窓1502、階級区分図である主題図の作成動作に使用される統計データの列を指定するための指定窓1503、及び階級区分図に用いられる表示色を特定するための特定窓1504が表示されている。オペレータは、これら指定窓1501等を用いて指定、特定入力を行う。
一方、統計データがまだ指定されていないと判定したら(ステップS701においてNO)、主題図の種別としてシンボル図が選択されている場合に、地図領域に対応する統計データのうちいずれの列の統計データを以降の主題図作成動作に用いるかの指定を解除する(ステップS707)。次いで、オペレータによる、シンボル図に用いられるシンボルのサイズ指定入力を受け入れる(ステップS708)。次いで、地図パラメータ選択部114は、主題図の種別として階級区分図が選択されている場合に、地図領域に対応する統計データのうちいずれの列の統計データを以降の主題図作成動作に用いるかの指定を解除する(ステップS709)。次いで、オペレータによる、階級区分図に用いられる表示色の指定入力を受け入れる(ステップS710)。
図8は、本実施形態の主題図作成装置1による地図画像作成動作の一例を説明するためのフローチャートである。図8のフローチャートに示す動作は、地図画像としてポリゴンデータの地図画像を作成する例である。
まず、地図デザイン選択部113は、指定された地図領域に対応する、ポリゴンデータである地図データ103を読み込む(ステップS801)。
次いで、地図デザイン選択部113は、オペレータに対して地図の単純化の要否の入力を要求し、オペレータによる単純化要否入力を受け入れる。そして、単純化要と入力されたと判定したら(ステップS802においてYES)、小さいポリゴンを削除し、さらに、距離が離れたポリゴンデータについて他のポリゴンデータに近接させる作業を行う(ステップS803)。一例として、特定の行政区画の境界(海岸線など)が複雑である場合、これをより単純化した境界に単純化する、沖縄本島のように他の陸地との距離が大きい場合、沖縄本島の表示位置を九州(島)に寄せる、などの作業を行う。
一方、地図デザイン選択部113は、地図画像作成の元となる下地メッシュデータを作成する(ステップS804)。本実施形態の主題図作成装置1において、メッシュデータとは平面を分割するメッシュを特定するためのデータである。メッシュの形状には三角、四角、六角、ランダム、ドロネー、ボロノイ、画像の輪郭などが挙げられる。メッシュの大きさはオペレータにより選択可能であるが、あまり大きくすると、どの行政区画(地方自治体など)であるかが判別しづらくなるので、地図デザイン選択部113がその上限値を持っており、上限値を超えた値の指定を行わせないこともできる。メッシュデータは主題図作成装置の外部から取り込んでもよいし、地図デザイン選択部113が作成してもよい。
画像の輪郭からメッシュデータを生成する手法について補足する。メッシュデータの元となる画像はどのような画像であってもよい。この画像をまずグレイスケールの画像に変換し、さらに、グレイスケールの画像の濃淡に対応した点画を作成する。つまり、濃淡を点の密度で表した画像を作成する。この後、点画を元にしてボロノイ図を生成する。このボロノイ図がメッシュデータとなる。
そして、地図デザイン選択部113は、ステップS804で生成した下地メッシュデータにポリゴンデータである地図データを重ねて、国や行政区画を表す輪郭データを生成する(ステップS805)。この輪郭データが地図画像となる。この地図画像はポリゴンデータであり、経緯度データが保持されている。
図16は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の一例を示す図である。図16において、地図データであるポリゴンデータ1601に、三角形のメッシュデータ1602を適用し、行政区画(この場合は都道府県)の輪郭(この場合は都道府県境)を変形した地図画像1603を生成している。
図17は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の別の例を示す図である。図17において、地図データであるポリゴンデータ1701に、木の形状をしたアイコン1702(これがメッシュデータである)を適用し、行政区画(この場合は都道府県)の輪郭(この場合は都道府県境)を変形した地図画像1703を生成している。
図9は、本実施形態の主題図作成装置1による地図画像作成動作の別の例を説明するためのフローチャートである。図9のフローチャートに示す動作は、経緯度データが付与されていないポリゴンデータの地図画像から経緯度データが付与されたポリゴンデータである地図画像を作成する例である。
ステップS901~S903は、図8のステップS801~S803と同一の動作であるので説明を省略する。
一方、地図デザイン選択部113は、地図画像作成の元となるポリゴンデータを読み込む(ステップS904)。ここで想定しているのは、主題図を作成するオペレータが所有するポリゴンデータであり、正確ではないものの行政区画の境界が描画された、ある意味でデフォルメされたポリゴンデータである。また、このポリゴンデータに経緯度データが付与されている必要はない。
そして、地図デザイン選択部113は、ステップS904で読み込んだポリゴンデータと地図データ103であるポリゴンデータとの対応を求める(ステップS905)。より詳細に言えば、ステップS904で読み込んだポリゴンデータが具体的にどの行政区画のポリゴンデータであるかの対応を求める。対応を求める手法は既知の手法から適宜選択されればよいが、一例として、自然言語処理による手法が挙げられる。
次いで、地図デザイン選択部113は、ステップS905で求められた対応に基づいて、地図データ103であるポリゴンデータの各頂点の対応を求める(ステップS906)。ステップS906の具体的手法についても既知の手法から適宜選択されればよいが、一例として、主成分分析を用いた手法が挙げられる。
そして、地図デザイン選択部113は、ステップS904で読み込んだポリゴンデータを、地図データ103であるポリゴンデータの座標系に変換して地図画像を生成する(ステップS907)。このとき、ステップS904で読み込んだポリゴンデータの形状によっては、座標系変換に伴って境界が重畳する可能性がある。このとき、地図デザイン選択部113は、重複部分を変形させて(一例として境界部分を直線近似して)重複部分を排除することが好ましい。ステップS907の作業により、ステップS904で読み込んだポリゴンデータに対して経緯度データが付与される。
図18は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の一例を示す図である。図18において、地図データ103であるポリゴンデータ1801とオペレータが用意したポリゴンデータ1802から、経緯度データが付与されたポリゴンデータ1803が生成される。このポリゴンデータ1803が地図画像に対応する。どの程度ポリゴンデータ1802に近似させるかはオペレータからの指示により変更可能である。
図10は、本実施形態の主題図作成装置1による地図画像作成動作のまた別の例を説明するためのフローチャートである。図10のフローチャートに示す動作は、地図データ103であるポリゴンデータを任意の画像のスタイルまたはテクスチャで加工する例である。
ステップS1001~S1003は、図8のステップS801~S803と同一の動作であるので説明を省略する。次いで、地図デザイン選択部113は、地図データ103であるポリゴンデータを経緯度データが保持された地図画像(元の地図画像)に変換する(ステップS1004)。
一方、地図デザイン選択部113は、地図画像作成の元となる画像を読み込む(ステップS1005)。画像はポリゴンデータである必要はなく、また、経緯度データが付与されている必要もない。
さらに、地図デザイン選択部113は、ステップS1004で変換した元の地図画像に、ステップS1005で読み込んだ画像のスタイルまたはテクスチャを作用させた地図画像(スタイル又はテクスチャ処理した地図画像)を生成する(ステップS1006)。ステップS1006で生成するスタイル又はテクスチャ処理した地図画像はgeotiffフォーマットであることが好ましい。つまり、スタイル又はテクスチャ処理した地図画像は、全てではないにしても一定の経緯度データが保持された地図画像であることが好ましい。
画像のスタイルを作用させる手法の一例として、(ニューラル)スタイルトランスファー(neural style transfer)と呼ばれる手法が挙げられる。スタイルトランスファーは、深層学習の手法を用いて、コンテンツ画像(ここではステップS1004で変換した画像)に書かれた物体の配置をそのままにして、画像をスタイル画像(ここではステップS1005で読み込んだ画像)に変換した画像を生成するものである(参考:http://img.cs.uec.ac.jp/pub/conf16/170217tanno_0_ppt.pdf、https://www.renom.jp/ja/notebooks/tutorial/image_processing/neural-style-transfer/notebook.html)。また、画像のテクスチャを作用させる手法の一例として、テクスチャトランスファー(texture transfer)と呼ばれる手法が挙げられる。テクスチャトランスファーは、ステップS1005で読み込んだ画像を微細領域(パッチ)に切り出して、ステップS1004で変換した画像のうち行政区画の輪郭形状に似ている微細領域を当てはめ、さらに、微細領域の境界をスティッチングして滑らかに連続させる手法である(参考:https://blog.prophet.jp/3573/)。
最後に、地図デザイン選択部113は、ステップS1006で生成したスタイル又はテクスチャ処理した地図画像のうち、例えば海の領域のような、元となる地図データ103であるポリゴンデータでは領域外になっている箇所をマスクし、最終的なスタイル又はテクスチャ処理した地図画像を生成する(ステップS1007)。
図19は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の一例を示す図である。図19において、地図データ103であるポリゴンデータ1901に、スタイルを適用する画像1902を作用させた、スタイル処理した地図画像1903を生成している。
図20は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の別の例を示す図である。図20において、地図データ103であるポリゴンデータ2001に、テクスチャを適用する画像2002を作用させた、テクスチャ処理した地図画像2003を生成している。
図11は、本実施形態の主題図作成装置1による地図画像作成動作のまた別の例を説明するためのフローチャートである。図11のフローチャートに示す動作は、地図データ103であるポリゴンデータのうち行政区画に対応する領域に指定した画像を貼り付けて加工する例である。
ステップS1101~S1104は、図10のステップS1001~S1004と同一の動作であるので説明を省略する。一方、地図デザイン選択部113は、行政区画に対応する領域に貼り付ける画像または色情報値を読み込む(ステップS1105)。
そして、地図デザイン選択部113は、ステップS1104で変換した元の地図画像について、行政区画に対応する領域に画像を貼り付け、あるいは、領域に色情報値を割り当てた地図画像を生成する(ステップS1106)。ここで、地図デザイン選択部113は、画像を貼り付ける際に、行政区画に対応する領域の中央に画像を貼り付け、余白は画像の縁の色情報値を割り当てることが好ましい。
図21は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の一例を示す図である。図21において、地図データ103であるポリゴンデータ(図21に示す例では既に行政区画毎に色情報値が割り当てられている)2101に画像2102を貼り付ける。これにより、行政区画の領域に色情報値が付与された地図画像2101や行政区画の領域に画像が貼り付けられた地図画像2103を生成することができる。
図22は、本実施形態の主題図作成装置1により作成された主題図の一例を示す図である。図22に示す主題図は、京都画風地図を画像として読み込み、さらに、特定の人(例えばオペレータ)が各都道府県に滞在した回数を統計データとして用いたものである。回数は円の大きさで表示している。
図23は、本実施形態の主題図作成装置1による地図画像作成動作のまた別の例を説明するためのフローチャートである。図23のフローチャートに示す動作は、指定された地図領域に含まれる複数の行政区画等の領域に対応する複数のポリゴンのうち、所定面積よりも小さいポリゴンを削除し、かつ、残ったポリゴンを、指定された形状にフィットさせる処理である。ここで、「形状」とは、円形や、四角形、三角形等の多角形(ポリゴン)を含む幾何学形状等、外形を有する形状であればどのようなものでもよい。
まず、地図デザイン選択部113は、指定された地図領域に対応する、ポリゴンデータである地図データ103を読み込む(ステップS2301)。なお、ここでは、この地図データ103に含まれるポリゴンを元ポリゴンという。
次いで、地図デザイン選択部113は、読み込んだ地図データ103(元地図)に含まれる複数の元ポリゴンの面積をそれぞれ算出する(ステップS2302)。
次いで、地図デザイン選択部113は、複数の元ポリゴンのそれぞれについて、面積が、予め設定された閾値以下か否かを判定する(ステップS2303)。
ここで、地図デザイン選択部113は、面積が閾値以下の元ポリゴンを選択して(ステップS2303においてYES)、これらを削除し(ステップS2304)、面積が閾値を超えた元ポリゴンを残して(ステップS2303においてNO)、これらを地図データ103とする。
地図デザイン選択部113は、地図画像作成の元となる、元ポリゴンをデフォルメするための種々の形状の見本(例えば、元ポリゴンを円形、四角形、三角形又はその他の幾何学形状等にデフォルメするための形状見本)を、表示装置3に表示させ、オペレータから形状の指定入力を受け入れる(ステップS2305)。
地図デザイン選択部113は、各元ポリゴンの面積と同じになるように、ステップS2305での指定に基づく形状の面積を仮決定する(ステップS2306)。なお、ここでの形状の各面積は、各元ポリゴンの面積と完全に同じにする必要はなく、およそ適合する程度でもよい。
地図デザイン選択部113は、各元ポリゴンの中心を算出する(ステップS2307)。例えば、中心は、当該元ポリゴンの中心(重心)であってもよいし、当該元ポリゴンを囲む円又はその他の幾何学的外形の中心であってもよく、当該元ポリゴンのおよそ中央に位置する点が算出できればよい。
地図デザイン選択部113は、各形状を、対応する各元ポリゴン上に重ねて配置する(ステップS2308)。配置は、各形状と、対応する各元ポリゴンとがおよそ重ね合わされればよく、例えば、各形状の中心又はおよそ中央位置と、対応する各元ポリゴンの中心又はおよそ中央位置とを重ね合わせる等の方法でよい。
地図デザイン選択部113は、各元ポリゴンの輪郭線を構成する複数の頂点(以下、ここでは元ポリゴン構成点という)と、各元ポリゴン構成点から最も距離の近い、形状の輪郭線上の頂点(以下、ここでは近接外形点という)との間の距離をそれぞれ算出する(ステップS2309)。なお、形状の輪郭線上の頂点の選択のルールは、元ポリゴン構成点から最も距離の近いもののみではなく、この他のルールに基づいてもよい。
例えば、図24の例では、元ポリゴン(この例は北海道)2401に、これと同程度の面積の形状(この例は四角形)2402を重ね合わせて、元ポリゴン構成点(説明の簡単のため、数を少なくかつ大きく表示)2403と、形状の近接外形点(図示なし)の距離(点線で示す)2404をそれぞれ算出する。
地図デザイン選択部113は、複数の元ポリゴン構成点と、その各々に対応する近接外形点との距離について、予め設定した閾値を超えるものがあるか否かを判定する(ステップS2310)。
ここで、地図デザイン選択部113は、閾値を超える距離がある場合(ステップS2310においてNO)、それらの元ポリゴン構成点のデータを削除し(ステップS2311)、ステップ2306に処理を戻す。この後、地図デザイン選択部113は、削除により頂点の少なくなった元ポリゴンに対して、ステップ2306~2311を繰り返す。
一方、地図デザイン選択部113は、算出された距離が、全て閾値以内となった場合に(ステップS2310においてNO)、元ポリゴン構成点を、経緯度データが付与されたまま、対応する近接外形点に置き換え(ステップS2312)、処理を終了する(END)。これにより、元ポリゴンが対応する形状に置き換わり、選択された形状にデフォルメされた地図画像が生成される。なお、この際、ポリゴンを構成する各頂点の経緯度データは、元ポリゴン構成点のまま保持されてもよいし、形状の頂点の経緯度データに代えて保持されてもよい。
上記処理により、指定された地図領域に対応する、複数のポリゴンのうちの所定面積よりも小さいポリゴンを削除でき、かつ、残ったポリゴンを選択された形状のポリゴンにフィットさせることで、指定した形状にデフォルメされた地図画像を生成することができる。
なお、上記処理は一例であり、上記目的を達成し得るいずれの方法に代えることができる。例えば、元ポリゴンの構成点の削除処理では、ステップS2309~2311の処理に代えて、元ポリゴン構成点とこれに対応する近接外形点との間の距離から、これら距離の分散(又は標準偏差)を算出し、距離の平均から所定範囲外れた値の元ポリゴン構成点を削除するようにしてもよい。また、例えば、面積が閾値以下のポリゴンを削除するのに伴い、図8のS803等にて説明した、分散したポリゴンのセンタリング処理を併せておこなってもよい。さらに、このフローは、例えば図8のS803(これと同様の図9のS903、図10のS1003、図11の1103)等に代えて又はこれに含めて行うとしてもよい。
図25は、地図デザイン選択部113による地図画像生成過程の一例を示す図である。図25において、地図データであるポリゴンデータ2501について、指定した形状2502にフィットするようにデフォルメし、各ポリゴンとしての行政区画(この場合は都道府県)の輪郭(この場合は都道府県境)を変形した地図画像2503を生成している。なお、この例では、地図画像2503は、47都道府県の本土以外の面積の小さな島等は削除している。
本実施形態の主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理の例を説明する。図26は、主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理動作の一例を説明するためのフローチャートである。図26のフローチャートに示す動作は、例えば、オペレータがペンツール(オペレータが自由に描画できるツール)等を用いて、表示装置3の画面上に描画した線図上の頂点のXY座標系における位置(XY座標データ)を、地理座標系における経緯度データに変換する例である。例えば、本例の装飾オブジェクト管理動作は、画面上に読み込まれた地図又は地図画像上に行われてもよいし、画面上に読み込まれたに任意の範囲の経緯度データを有する下地の上に行われてもよい。つまり、オペレータが画面上に描画する際には、画面上には、地図又は地図画像が表示されていてもされていなくてもよい。以下のフローでは、地図データや地図画像等の読み込みは省略する。
まず、装飾オブジェクト管理部116は、描画開始の選択を表示装置3に表示させ、オペレータからの選択及び描画入力操作を受け入れる(ステップS2601)。例えば、オペレータは、表示装置3に表示されているペンツール等を選択して、マウスや電子ペンなどを用いて、画面上での描画入力操作を開始する。このとき、装飾オブジェクト管理部116は、これらの選択及び描画入力操作を受け入れる。
次いで、装飾オブジェクト管理部116は、オペレータの描画入力操作による、画面上のカーソル位置のXY座標データを所定間隔で取得する(ステップS2602)。換言すると、装飾オブジェクト管理部116は、オペレータの描画入力操作により生成される線図の頂点のXY座標データを取得する。
装飾オブジェクト管理部116は、画面上の地図データに基づき、取得したカーソル位置のXY座標データを、経緯度データに変換する(ステップS2603)。
装飾オブジェクト管理部116は、変換した経緯度データをメモリ101に記憶する(ステップS2604)。
装飾オブジェクト管理部116は、描画入力操作が終了されたか否かを判定する(ステップS2605)。例えば、画像入力操作の終了は、オペレータがマウス等を離して描画入力が継続されていないとき等である。描画入力操作が終了されていないときは(ステップS2605で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、ステップS2602に処理を戻す。
一方、描画入力操作が終了されたときは(ステップS2605で、YES)、装飾オブジェクト管理部116は、メモリ101内のこの描画に対応する経緯度データ群を、データベース102に登録し(ステップS2606)、処理を終了する(END)。なお、例えば、地図画像上に描画がされたときは、これら地図画像及び描画に対応する経緯度データ群を纏めてデータベース102に登録してもよいし、それぞれの経緯度データ群をデータベース102に登録してもよい。
上記の動作により、オペレータが自由に描画した線図等であっても、経緯度データを含めて保存することができる。
本実施形態の主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理の他の例を説明する。この例は、領土や行政区画等の地域に対応するラベルを管理する例である。図27は、主題図作成装置1のメモリ101に格納されているラベル管理テーブル117の一例を示す図である。ラベル管理テーブル117は、例えば、地図データ103の行政区画等の地域に対応するラベルを管理するためのテーブルである。例えば、地図上の各地域に対応するポリゴンデータに少なくとも1つのラベルが対応づけられている。ラベル管理テーブル117は、例えば、ラベル毎に登録される。
例えば、ラベル管理テーブル117は、ラベル2701毎に、テキスト2702、及び、関係線2703の属性を有する。テキスト2702には、ラベルとして表示される文字(テキストデータ)と、地図データ上のラベルの位置を表す座標(経緯度データ)との要素が含まれる。また、関係線2703には、表示される関係線の色(表示色)、太さ、スタイルと、関係線の始点及び終点のそれぞれの位置を表す座標(経緯度データ)等の要素が含まれる。
例えば、関係線の始点は、各ポリゴンに紐づけられており、関係線の終点は、ラベルに紐づけられている。一例としては、初期位置として、各関係線の始点は、対応する各ポリゴンのほぼ中心に位置し、各関係線の終点は、対応する各ラベルの所定位置に位置する。なお、ラベル管理テーブル117には、ラベル毎に、ラベルの表示位置の座標と、関係線の終点位置の座標とに基づく相対位置が格納されてもよい(この相対位置については、後述する。)。
図28は、主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理動作の他の例を説明するためのフローチャートである。図28のフローチャートに示す動作は、地図データ103に含まれる行政区画等の地域を示すポリゴンデータに対応するラベルの初期位置と、ラベルを移動させたときの移動後のラベル位置とを紐づける関係線と管理する例である。以下のフローでは、地図データや地図画像等の読み込みは省略する。
まず、装飾オブジェクト管理部116は、表示装置3の画面の地図又は地図画像の領域に、ラベルを表示するか否かの選択を促す選択画面を表示させ、オペレータによる「ラベル表示」の選択入力を受け入れる(ステップS2801)。例えば、ここでは、オペレータが入力装置2より選択画面の表示操作を行い、ラベル表示の選択を入力する。
装飾オブジェクト管理部116は、地図上の領域に対応するポリゴンに、ラベルを表示する(ステップS2802)。具体的には、例えば、装飾オブジェクト管理部116は、各ラベル表示位置に対応する座標に、テキスト(文字)を表示する。例えば、ラベルは、この処理においての初期位置(テキスト2702の表示座標の位置)に表示される。
装飾オブジェクト管理部116は、各ラベルの表示位置と、関係線の終点の位置との間の相対位置を算出する(ステップS2803)。具体的には、例えば、各ラベルの表示位置の座標と、関係線の終点位置の座標とにより、相対位置が算出される。なお、例えば、算出された相対位置は、各ラベルのラベル管理テーブル117に記憶されてよい。
装飾オブジェクト管理部116は、オペレータにより、ラベルの移動がされているか否かを判定する(ステップS2804)。例えば、ここでは、オペレータがカーソルでラベルをグラブし動かしている(ドラッグされている)かが判定される。ラベルの移動がされていないと判定したとき(ステップS2804で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。
一方、ラベルの移動がされていると判定したとき(ステップS2804で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、ラベルの移動が終了するのを待ち(ステップS2805)、移動後のラベルの表示位置の座標(経緯度データ)にて、ラベル管理テーブル117を更新する(ステップS2806)。
装飾オブジェクト管理部116は、ステップS2803で算出した相対位置に基づき、更新後のラベルの表示位置の座標から、関係線の終点の位置の座標を算出し、算出した値にてラベル管理テーブル117を更新する(ステップS2807)。
装飾オブジェクト管理部116は、オペレータにより、関係線の移動がされているか否かを判定する(ステップS2808)。例えば、ここでは、オペレータがカーソルで関係線をグラブし動かしているかが判定される。関係線の移動がされていないと判定したとき(ステップS2808で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。
一方、関係線の移動がされていると判定したとき(ステップS2808で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、関係線の移動が終了するのを待ち、移動後の関係線の始点位置の座標にて、ラベル管理テーブル117を更新する(ステップS2809)。
次いで、装飾オブジェクト管理部116は、移動後の関係線の終点位置の座標にて、ラベル管理テーブル117を更新し(ステップS2810)、処理を終了する(END)。
上記処理により、ラベルを移動したときのテキスト及び関係線の位置の座標(経緯度データ)を更新できる。
図29は、装飾オブジェクト管理動作にて、ラベル位置を移動した地図の状態を説明する図である。説明の簡単のため、ラベル2901は北海道のみを表示している。また、図のラベル2901は枠を表示しているが、枠表示は任意に選択し得る。例えば、ラベル2901の初期表示の状態では、テキスト(文字)の位置座標は、ポリゴン(北海道)の内部に位置している。なお、図示例では、関係線の始点及び終点がテキスト下にあるため、関係線は表示されていない。
オペレータが、テキストをポリゴン(北海道)の外に移動させると、関係線の始点は初期位置のまま、終点がテキストに紐づいて移動する。終点が移動することにより、関係線が始点から終点に向かって伸びる。なお、オペレータの操作により、関係線の始点も移動し得るものであってよい。
本実施形態の主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理のまた別の例を説明する。この例は、地図データ103から、ユーザが任意のポリゴン群を指定して、塗分けする例である。図30は、主題図作成装置1のメモリ101に格納されているポリゴン管理テーブル118の一例を示す図である。
ポリゴン管理テーブル118は、例えば、ポリゴン群毎に、ポリゴン群の識別するID3002、ポリゴン群に含まれるポリゴンデータを示す構成ポリゴン3003、ポリゴン群の特質を示す凡例3004、凡例を識別するための表示色3005、の属性を含む。例えば、オペレータが、表示装置3に表示された選択又は指定画面を基に、入力装置2を介してポリゴン群を構成し、その特質、表示色などを指定又は選択すると、ポリゴン管理テーブル118が登録、更新等がされる。図示例では、ID001のポリゴン群は、ユーザが訪問したことのある行政区画(ポリゴン)であって、これらの行政区画は青色で表示することを示している。また、図示例では、凡例がnull値のポリゴン群は、デフォルト色(表示色はグレー)で表示していることを示している。
図31は、ユーザの設定によるポリゴン管理テーブル118の変化を示す図である。なお、図示例は説明のためテーブルの一部のみを示している。例えば、ポリゴン管理テーブル118は、初期設定では、地図データの全てのポリゴンを含むレコード(凡例「null」値として指定されており(表示色はグレー))と、構成ポリゴンの存在しないサンプルレコード(図示例では、初期値として凡例(sample1)表示色(青))が設定されているとした場合、表示された地図(画像)に含まれる全てのポリゴン(行政区画)がグレーで表示される。
その後、オペレータが、凡例を(sample1に代えて)「訪問済み」として指定し、訪問済みの行政区画を指定すると、指定した行政区画に対応するポリゴンを含むポリゴン群のみが青色に表示される。このとき、指定されたポリゴン群は、null値のポリゴン群から削除されてもよい。さらに、ユーザが、ポリゴン群を追加すると(すなわち、凡例「訪問予定」を追加し、塗分け表示色を「赤」に設定し、訪問予定の1以上の行政区画を指定すると)、指定した行政区画に対応するポリゴン群が赤色に表示される。
図32は、主題図作成装置1による装飾オブジェクト管理動作として、ポリゴンの塗分け処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ポリゴン(行政区画等)毎に、ポリゴン群を選択したり、ポリゴン群を追加又は変更する例である。以下のフローでは、地図データ103又は地図画像等の読み込みは省略する。
装飾オブジェクト管理部116は、画面上に表示された地図又は地図画像のポリゴン(行政区画)がオペレータにより指定(クリック)がされたか否かを判定する(ステップS3201)。指定がされていないと判断された場合(ステップS3201で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。
一方、指定がされたと判断された場合(ステップS3201で、YES)、装飾オブジェクト管理部116は、表示装置3の画面に、凡例候補を表示する(ステップS3202)。このとき、凡例を識別する色(表示色)も表示されてよい。例えば、オペレータがポリゴン(行政区画等)を指定すると、プルダウンメニュー等で、凡例候補として、当該行政区画へ「訪問済み(青)」や「訪問予定(赤)」等と表示がされる。この表示に従い、オペレータは凡例を選択できる。
装飾オブジェクト管理部116は、オペレータにより表示された凡例候補のうちから1の凡例が選択されたか否かを判定する(ステップS3203)。凡例が選択されていないと判断された場合(ステップS3203で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。具体的には、例えば、入力装置2を介してオペレータが、凡例候補が表示されたプルダウンメニューを閉じたとき等に、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する。
一方、凡例が選択されたと判断した場合(ステップS3203で、YES)、装飾オブジェクト管理部116は、ステップS3203で選択された凡例に対応するポリゴン群に、ステップS3201で指定したポリゴン(以下、この説明では対象ポリゴンという場合がある。)を含めるよう、ポリゴン管理テーブル118に登録する(ステップS3204)。これにより、対象ポリゴンが、選択された凡例に対応する表示色に変更される。
なお、プルダウンメニューでは、凡例候補の選択の他に「詳細設定」の選択が可能であってよい。詳細設定は、凡例候補に選択し得る凡例が存在しなかったとき、又は凡例の文字(テキスト)や表示色の追加や変更をしたいときに、凡例の選択に加えて(又はこれに代えて)オペレータに選択され得る。
装飾オブジェクト管理部116は、詳細設定が選択されたか否かを判定する(ステップS3205)。詳細設定が選択されたと判断した場合(ステップS3205で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。
一方、詳細設定が選択されたと判断した場合(ステップS3205で、YES)、装飾オブジェクト管理部116は、凡例候補の一覧を画面に表示し、オペレータに、表示された凡例の文字(テキスト)の編集又は凡例の追加を促し、入力装置2を介したオペレータの入力による凡例の文字の追加又は編集を受け入れる(ステップS3206)。
同様に、装飾オブジェクト管理部116は、凡例候補の一覧より、オペレータに、表示された凡例の表示色の変更を促し、入力装置2を介したオペレータの入力による凡例の表示色の変更指示を受け入れる(ステップS3207)。具体的には、例えば、装飾オブジェクト管理部116は、ステップS3206及び3207の指示に基づき、ポリゴン管理テーブル118を更新する。
装飾オブジェクト管理部116は、ポリゴンの塗分けが完成したか否かを判定する(ステップS3208)。ポリゴンの塗分けが完成してないと判断した場合(ステップS3208で、NO)、装飾オブジェクト管理部116は、処理をステップS3201に戻し、新たな対象ポリゴンについて処理を進める。
一方、ポリゴンの塗分けが完成されたと判断した場合(ステップS3208で、YES)、装飾オブジェクト管理部116は、処理を終了する(END)。
本実施形態の主題図作成装置1によるプロジェクト管理の一例を説明する。図33は、主題図作成装置1によるプロジェクト管理の一例を説明するためのイメージ図である。本例は、主題図作成装置1のデータベース102に保存された各地図データ103に対応する地図、地図画像、統計データ、装飾オブジェクト等を、プロジェクトとして管理するとともに、オペレータの入力装置2からの指定の入力を受け入れ、表示装置3の画面上に、複数のプロジェクトを重ねて表示(レイヤー表示)することを可能にする例である。
図示例では、プロジェクト103Aとして、地図Aと、統計データAと、装飾オブジェクトAが対応づけられている。プロジェクト103Bとして、地図Bと、統計データBが対応づけられている。プロジェクト103Cとして、地図Cと、装飾オブジェクトCが対応づけられている。そして、例えば、これらのプロジェクト103A、103B、103Cは、レイヤ表示可能である。また、例えば、プロジェクトに含まれる各要素の中から任意に選択された要素をレイヤ表示することも可能である。
さらに、プロジェクトを共有することも可能である。この例では、プロジェクト103Aに対応する共有プロジェクト103A’が、配信情報(配信URL)に紐づけられて外部の公開サーバ3301に保存されている。
図34は、プロジェクト管理テーブル119の一例を説明する図である。プロジェクト管理テーブル119は、例えば、プロジェクト毎に、その名称を示すプロジェクト名2401、プロジェクトの要素の種別3402、要素の座標(経緯度データ)を示す座標3004、プロジェクトが公開可能か否かを示す公開可否3404、プロジェクトの公開用のアドレスを示す公開URL3405、の属性を含む。プロジェクト管理テーブル119は、プロジェクトの各種の要素を登録又は更新したときに、登録又は更新される。
図35は、プロジェクト管理動作の一例を説明するフローチャートである。本例のフローチャートは、複数のプロジェクトをレイヤ表示動作である。本例では、前提として、元となる1つ以上のプロジェクトに対応する要素が既に読み込まれており、表示装置3の画面に主題図又はその元となる地図や画像地図等が表示されていることを想定している。
まず、プロジェクト管理部120は、(表示されているプロジェクトとは別の)プロジェクトの読み込み依頼があったか否かを判定する(ステップS3501)。例えば、オペレータが、入力装置2からプロジェクトの読み込み指示を入力したか否かの判定である。別プロジェクトの読み込み依頼がなかった場合(ステップS3501で、NO)、プロジェクト管理部120は、ステップS3503に処理を進める。
一方、別プロジェクトの読み込み依頼があった場合(ステップS3501で、YES)、プロジェクト管理部120は、依頼対象のプロジェクトを指定する(ステップS3502)
プロジェクト管理部120は、元のプロジェクトに基づく画像等に、指定したプロジェクトの画像等を重ねて表示し(別レイヤとして追加し)(ステップS3503)、処理を終了する(END)。
図36は、プロジェクト管理動作の別の例を説明するフローチャートである。本例のフローチャートは、共有データの作成処理である。本例では、前提として、対象となるプロジェクトの各種の要素が指定されていることを想定している。
プロジェクト管理部120は、オペレータから、対象プロジェクトの指定された要素を共有する指示があったか否かを判定する(ステップS3601)。共有指示がない場合(ステップS3601で、NO)プロジェクト管理部120は、処理を終了する(END)。
一方、共有指示があった場合(ステップS3601で、YES)、プロジェクト管理部120は、対象プロジェクトに対応する各種要素のHTMLファイルを自動生成する(ステップS3602)。
プロジェクト管理部120は、生成されたHTMLファイルを公開サーバに保存する(ステップS3603)。
プロジェクト管理部120は、オペレータから、対象プロジェクトの共有を解除する指示があったか否かを判定する(ステップS3604)。解除指示がない場合(ステップS3604で、NO)、プロジェクト管理部120は、処理を終了する(END)。
一方、解除指示があった場合(ステップS3604で、YES)、プロジェクト管理部120は、対象プロジェクトに対応するHTMLファイルを、公開サーバから削除し(ステップS3605)、処理を終了する(END)。
従って、本実施例によれば、地図データ及び統計データが提供されるとこれらデータに基づいて主題図を作成することが可能な主題図作成装置1を実現することができる。
特に、本実施形態の主題図作成装置1によれば、地理情報システム(GIS:geographic information system)やマッピングソフト、さらには主題図を作成した知見や経験に乏しいオペレータであっても容易に主題図を作成することができる。
しかも、作成された主題図は経緯度データなどの地理座標データが紐付けられており、正確な地理情報を保持したまま、境界を変形・変更した主題図を作成することができる。さらに、作成した主題図に属する情報に地理座標データを付加することもできる、一度作成した主題図に対して統計情報を更新するに当たって、インターネット上で統計情報を自動収集(Webクローリング)することが容易になる、主題図作成装置1に統計情報が保存されている場合にこの統計情報から該当地域の統計データを検索しやすくなり、これにより、主題図作成装置1が適切な統計データを推奨することが容易になる、主題図の作成単位(国、行政区画、その他の地域)を変更した場合に統計情報を容易に更新することができる、などのメリットがある。
加えて、本実施形態の主題図作成装置1によれば、オペレータが手持ちの画像、地図データを含めて任意の画像を適用した主題図を作成することができ、オリジナリティに富んだ主題図を作成することができる。
なお、上述した実施形態において、各種設定、パラメータをオペレータが指定していたが、オペレータが過去作成した履歴に基づいて適切な設定等を推奨することも可能であり、さらには人工知能技術を用いて適切な設定等を推奨することも可能である。
なお、上述した実施形態において、主題図作成に利用される統計情報をオペレータが指定していたが、Webクローラーなどが自動収集した統計情報やWebクローラーなどが自動収集した時計情報を集計した結果を利用することも可能であり、さらには人工知能技術を用いてそれら複数の統計情報の中から適切な統計情報を推奨することも可能である。
なお、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)、Python等の広範囲のプログラムまたはスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段またはCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
上述の実施形態においては、地図データ103は、国の領土又は特定の国内の行政区画(地方自治体の区画)の境界を示す境界データ、若しくはこれらの境界についてのポリゴンデータ(ポリゴンを構成する頂点の経緯度データも含む。)と、少なくとも領土又は行政区画を代表する首都や都道県県庁所在地などの代表地点の地理座標に関する経緯度データとを有する旨定義して説明した。しかしながら、境界は、国の領土や特定の国内の行政区画のみには限られず、任意の範囲の地域であればよい。
また、上記の説明では、主に緯度経度を用いて表される地理座標系の経緯度データにて説明していたが、海抜等も含めてもよく、また、投影座標系など、公知のいずれの座標系に基づくデータを用いてもよい。
S…主題図作成システム 1…主題図作成装置 2…入力装置 3…表示装置 4…ネットワーク 5…外部サーバ 100…プロセッサ 101…メモリ 102…データベース 103…地図データ 110…地図種別選択部 111…地図領域指定部 112…統計データ指定部 113…地図デザイン選択部 114…地図パラメータ選択部 115…主題図生成部プロジェクト管理部プロジェクト管理部 117…ラベル表示テーブル 118…ポリゴン管理テーブル 119…プロジェクト管理テーブル 120…プロジェクト管理部
Claims (18)
- 1以上の地域を示す地図データ、及び、前記地域毎の統計データの入力を受け入れ、前記地図データを用いて、前記地域を表す画像と前記地域に紐付けられた状態で前記統計データを表す表示とを有する主題図を作成するプロセッサを有することを特徴とする主題図作成装置。
- 前記地図データが格納された記憶部を有することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記統計データを表す前記表示として、前記地域を表す前記画像における色の三属性、パターン及びテクスチャの少なくとも一つによる特定を受け入れ、この特定に基づいて前記主題図を作成することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記統計データを表す前記表示として、前記地域を表す前記画像に重畳または隣接して表示されるシンボルの特定を受け入れ、この特定に基づいて前記主題図を作成することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記地域の名称を受け入れ、この名称に基づいて前記主題図の作成に用いる前記地図データを特定することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、複数の前記地図データのうちいずれか一つの前記地図データの特定を受け入れ、特定された前記地図データに基づいて前記主題図を作成することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記統計データを特定するための情報の入力を受け入れ、この情報に基づいて外部サーバを検索して前記統計データを取得することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記地図データは、前記地域の境界を示す境界データと、少なくとも前記地域を代表する代表地点に関する地理座標データとを有することを特徴とする請求項1に記載の主題図作成装置。
- 前記境界データは前記地域の境界を表すポリゴンデータを有することを特徴とする請求項8に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、平面を分割するメッシュデータの特定を受け入れ、このメッシュデータに基づいて前記ポリゴンデータを変形させて前記主題図を作成することを特徴とする請求項9に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記地域の境界を表すユーザポリゴンデータを有するユーザ地図データの入力を受け入れ、このユーザ地図データのユーザポリゴンデータに基づいて前記ポリゴンデータを変形させて前記主題図を作成することを特徴とする請求項9に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記ユーザポリゴンデータに基づいて前記ポリゴンデータを変形させる際に、重複する位置に配置された前記ポリゴンデータの重複部分を変形させてこの重複部分を排除することを特徴とする請求項11に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記主題図のスタイルまたはテクスチャを特定するためのスタイル特定画像の入力を受け入れ、前記ポリゴンデータに基づいて地図画像を生成し、この地図画像及び前記スタイル特定画像に基づいて前記主題図を作成することを特徴とする請求項9に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記統計データを表す前記表示として、前記地域を表す前記画像における色の三属性、パターン及びテクスチャの少なくとも一つ、あるいは、前記地域を表す前記画像に重畳または隣接して表示されるシンボルを示すシンボル画像を受け入れ、前記ポリゴンデータに基づいて地図画像を生成し、この地図画像及び前記色の三属性、パターン及びテクスチャの少なくとも一つ、あるいは前記シンボル画像に基づいて前記主題図を作成することを特徴とする請求項9に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記ポリゴンデータを変形させてから前記地図画像を生成することを特徴とする請求項13または14に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記ポリゴンデータを変形させる際に、所定の大きさより小さいポリゴンデータを削除することを特徴とする請求項10、11、12、15のいずれか一項に記載の主題図作成装置。
- 前記プロセッサは、前記ポリゴンデータを変形させる際に、複数の前記ポリゴンデータの間の距離が所定の長さより小さい場合、この距離を前記所定の長さに縮めることを特徴とする請求項10、11、12、15のいずれか一項に記載の主題図作成装置。
- 主題図作成装置による主題図作成方法であって、
1以上の地域を示す地図データ、及び、前記地域毎の統計データの入力を受け入れ、前記地図データを用いて、前記地域を表す画像と前記地域に紐付けられた状態で前記統計データを表す表示とを有する主題図を作成する
ことを特徴とする主題図作成方法。
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