WO2021182120A1 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

情報処理装置１０は、投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける情報処理装置であって、第１プレイヤから競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部１１１と、競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、第１プレイヤが指定した投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部１１２と、選択部１１２が選択した第２プレイヤを示す情報を第１プレイヤの端末２０に表示させる表示制御部１１３と、を有する。

Description

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

　本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。

　競輪、競馬又は競艇等の投票が行われる各種の競技における投票を携帯端末により行うことができるシステムが知られている。特許文献１には、投票者が携帯端末を用いて投票券を購入することができるシステムが開示されている。

特開２０１３－１１４４８７号公報

　投票の経験が少ない投票者の中には、自身の予想に自信が持てず、投票を躊躇する投票者も存在する。そこで、投票者に投票を促すことが求められている。

　そこで、本発明は、投票者に投票を促すことを目的とする。

　本発明の一態様に係る情報処理装置は、投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける情報処理装置であって、第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部と、前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部と、前記選択部が選択した前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させる表示制御部と、を有する。

　本発明によれば、投票者に投票を促すことができるという効果を奏する。

本実施形態に係る投票システムのシステム構成の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 投票対象テーブルの一例を示す図である。 端末のハードウェア構成例を示す図である。 プロセッサの機能ブロック構成例を示す図である。 投票するためのアプリケーションソフトウェアが起動された端末に表示される画面の例である。 投票者が自ら投票対象を指定した場合に端末に表示される賭け額入力画面の例である。 投票者が複数の投票対象を指定した場合に端末に表示される賭け額入力画面の例である。 投票者が自ら投票対象を指定した場合に端末に表示される賭け額入力画面の別の例である。 情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。

＜システム構成＞
　図１は、本実施形態に係る投票システム１のシステム構成の一例を示す図である。図１に示す投票システム１は、情報処理装置１０と、１以上の端末２０とを備える。情報処理装置１０及び端末２０は、インターネット、イントラネット、無線ＬＡＮ、又は移動通信網等の通信ネットワークＮを介して互いに通信可能に接続されている。

　情報処理装置１０は、投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける装置である。具体的には、情報処理装置１０は、端末２０を使用する投票者が、競輪、競馬及び競艇等の競技において、競技に勝つと予想した競技者（選手又は動物を含む）に所定価値を賭けて投票するための支援をする装置である。

　投票者は、競技に勝つと予想した複数の競技者又は競技者に対応する出走枠と投票方式（すなわち賭式）との組み合わせにより定められる投票対象を決定し、決定した投票対象と、投票対象に対する所定価値の賭け数又は賭け額とを端末２０において設定することにより投票することができる。投票の対象となる競技が競輪である場合、投票対象は、例えば「１着が５番、２着が３番の２車単」又は「１番、２番及び５番の競技者を選択する３連複」である。なお、２車単とは、１着と２着の競技者を着順どおりに予想することであり、３連複とは、着順を問わずに１着から３着までに入る競技者を予想することである。

　所定価値は、金銭でもよく、所定のサービス又はゲームで利用可能なポイント等であってもよい。また、ポイントは、投票者が無償で受け取ることが可能なポイント（無償ポイント）であってもよく、金銭の支払と引き換えに受け取ることが可能なポイント（有償ポイント）であってもよい。

　情報処理装置１０は、例えば１又は複数の物理的なサーバから構成されている。情報処理装置１０は、ハイパーバイザー（hypervisor）上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。

　端末２０は、投票する投票者が利用する端末であり、例えば、携帯電話（スマートフォンを含む）、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。投票者は、端末２０を操作することで投票対象に投票することができる。端末２０は、投票対象の入力を投票者から受け付けると、端末２０を使用する投票者を識別するための投票者識別情報（以下、「投票者ＩＤ」という。）に関連付けて、投票対象を示す情報を情報処理装置１０に送信する。

　情報処理装置１０は、端末２０を使用する投票者が投票した投票対象を記憶する処理、投票者が所有する価値の大きさを記憶する処理、及び競技の結果に応じた報酬額（すなわち払戻額）を決定する処理等を実行する。

　第１プレイヤとしての投票初心者である投票者の中には、自身の予想に自信が持てず、投票を躊躇する投票者も存在する。そこで、情報処理装置１０は、投票者から、競技に対する投票対象の指定を受け付けると、競技の予想をする複数の第２プレイヤとしての複数の予想者のうち、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を示す情報を端末２０に表示させる。予想者は、例えば、競技に投票をした経験が豊富な投票者、又は競技者に関する知識が豊富な投票者であり、予め情報処理装置１０に登録されている。予想者は、複数の投票者のうちの一部の投票者であってもよく、投票をせずに予想だけをする人であってもよい。

　情報処理装置１０がこのように動作することで、投票者に、自身が指定した投票対象に予想者が投票していることを認識させ、自身の予想に対して自信を持たせることができる。これにより、情報処理装置１０は、投票者に投票を促すことができる。
　以下、情報処理装置１０及び端末２０の構成及び動作を詳細に説明する。

＜ハードウェア構成＞
　図２は、情報処理装置１０のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置１０は、プロセッサ１１、記憶部１２、通信ＩＦ（Interface）１３、入力デバイス１４、及び出力デバイス１５を有する。

　プロセッサ１１は、例えばＣＰＵ（Central Processing Unit）又はＧＰＵ（Graphical Processing Unit）であり、記憶部１２に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。

　記憶部１２は、メモリ、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）又はＳＳＤ（Solid State Drive）等の記憶媒体を有する。記憶部１２は、プロセッサ１１が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部１２は、投票者が選択した投票対象及び投票額（すなわち賭け額）等を、投票者ＩＤに関連付けて記憶する。また、記憶部１２は、競技に投票した複数の予想者それぞれと、複数の予想者それぞれが投票した投票対象とが関連付けられた情報を含む投票対象テーブルを記憶する。

　図３は、投票対象テーブルの一例を示す図である。図３に示す投票対象テーブルにおいては、予想者名と、投票方式と、予想者が投票した投票対象と、各予想投票対象を選択した投票者の数（すなわち選択者数）と、予想者がストリーミング配信する映像を視聴する投票者の数（すなわち視聴者数）と、が関連付けられている。「投票対象」は、例えば予想者が既に投票をした投票対象に対応する投票方式及び予想勝利者の組み合わせである。

　通信ＩＦ１３は、通信ネットワークＮを介して端末２０との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信ＩＦ１３は、端末２０から受信したデータをプロセッサ１１に通知する。また、通信ＩＦ１３は、プロセッサ１１から入力されたデータを端末２０に送信する。

　入力デバイス１４は、例えば情報処理装置１０の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス１４は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス１５は、例えば情報処理装置１０の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス１５は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。

　図４は、端末２０のハードウェア構成例を示す図である。端末２０は、プロセッサ２１、記憶部２２、通信ＩＦ２３、入力デバイス２４、及び出力デバイス２５を有する。

　プロセッサ２１は、例えばＣＰＵであり、記憶部２２に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。

　記憶部２２は、ＲＯＭ（Read Only Memory）及びＲＡＭ（Random Access Memory）等の記憶媒体を有する。記憶部２２は、プロセッサ２１が実行するプログラムを記憶する。

　通信ＩＦ２３は、通信ネットワークＮを介して情報処理装置１０との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信ＩＦ２３は、情報処理装置１０から受信したデータをプロセッサ２１に通知する。また、通信ＩＦ２３は、プロセッサ２１から入力されたデータを情報処理装置１０に送信する。

　入力デバイス２４は、例えば投票者から入力操作を受け付ける。入力デバイス２４は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス２５は、例えば投票者に対して情報を出力する。出力デバイス２５は、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。

＜機能ブロック構成＞
　図５は、プロセッサ１１の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ１１は、受付部１１１と、選択部１１２と、表示制御部１１３と、投票部１１４とを有する。プロセッサ１１は、記憶部１２に記憶されたプログラムを実行することにより、受付部１１１、選択部１１２、表示制御部１１３及び投票部１１４として機能する。

　受付部１１１は、投票者から競技に対する投票対象の指定を受け付ける。図６及び図７は、受付部１１１が端末２０に表示させる画面の例を示す図である。図６は、投票するためのアプリケーションソフトウェアが起動された端末２０に表示される画面の例である。

　図６に示す画面においては、投票方式を選択するための領域２５１、投票対象を指定するための領域２５２、相乗り投票を選択するための操作画像２５３、取り消し操作をするための操作画像２５４、及び決定操作をするための操作画像２５５が示されている。

　相乗り投票とは、投票者が選択した予想者が指定した投票対象と同一の投票対象、又は少なくとも一部が同一の投票対象に投票する方法である。投票者は、領域２５１及び領域２５２を操作することなく、操作画像２５３の「相乗り投票」ボタンを選択してから操作画像２５５の「決定」ボタンを選択することで、相乗り投票をすることができる。端末２０は、投票者が選択した予想者である選択予想者を示す選択情報、選択予想者が指定する投票対象の少なくとも一部と同一の投票対象に対する投票の指示（すなわち、投票者が選択予想者に相乗り投票をする相乗り投票指示）、及び賭け額を情報処理装置１０に送信する。

　受付部１１１は、端末２０が送信した選択情報、投票者が選択予想者に相乗り投票するための相乗り投票指示、及び賭け額を取得する。受付部１１１は、相乗り投票指示を取得すると、記憶部１２に記憶された投票対象テーブルにおける、選択情報が示す選択予想者に関連付けられた選択者数に１を加算する。なお、プロセッサ１１は、特典付与部として機能し、相乗り投票を行った投票者に対し、投票した価値（金額や無償ポイント）に応じた特典を付与してもよい。また、プロセッサ１１は、相乗り投票が的中した場合に、払戻額に応じた特典を付与してもよい。特典としては、景品や無償ポイント、金銭のキャッシュバックが挙げられる。このようにすることで、投票者が特典の付与を目的として相乗り投票を行う可能性が高くなるので、情報処理装置１０は相乗り投票を促進することができる。

　一方、投票者が自分自身で投票対象を指定して投票したいという場合、投票者は、領域２５１において投票方式を選択し、領域２５２に競技者又は出走枠の番号を入力し、操作画像２５５の「決定」ボタンを選択することで、投票を指定することができる。投票者が投票を指定すると、端末２０は、投票者の投票者ＩＤと、投票者が選択した投票方式及び競技者の組み合わせを含む投票対象とを情報処理装置１０に送信する。受付部１１１は、端末２０から、投票者の投票者ＩＤと、投票対象とを取得することにより、投票者から競技に対する投票対象の指定を受け付ける。

　図６に示す例では、投票者は、投票方式として２車複を選択し、１着から３着までに入る競技者として、２番と５番とを選択していることが確認できる。図６に示す例の場合、受付部１１１は、端末２０から、投票者の投票者ＩＤを受信するとともに、投票方式「２車複」及び競技者の組み合わせ「２－５」を投票対象として受信することにより、投票者から競技に対する投票対象の指定を受け付ける。

　選択部１１２は、競技の予想をする複数の予想者のうち、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択する。具体的には、選択部１１２は、受付部１１１が、投票者から投票対象の指定を受け付けると、投票対象テーブルを参照して、指定された投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択する。

　選択部１１２は、受付部１１１が投票者から競技に対する投票対象として、投票方式「２車複」と、競技者の組み合わせ「２－５」との指定を受け付けた場合、投票対象テーブルを参照して、指定された投票対象と同一の投票対象に投票した予想者として、予想者Ａ～Ｄを選択する。

　選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が複数存在する場合、選択する予想者を絞り込んでもよい。例えば、選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が、投票者に提示可能な予想者の最大提示人数よりも多く存在する場合、当該予想者の投票に基づいて投票を行う他の投票者（すなわち相乗り投票を行った投票者）の数が少ない予想者よりも、当該予想者の投票に基づいて投票を行う他の投票者の数が多い予想者を優先して選択してもよい。

　最大提示人数は、例えば１以上の数であり、例えば３である。受付部１１１が投票者から競技に対する投票対象として、投票方式「２車複」と、競技者の組み合わせ「２－５」との指定を受け付けた場合、図３に示す例において、指定された投票対象と同一の投票対象に投票した予想者は、予想者Ａ～Ｄの４人である。選択部１１２は、投票対象テーブルを参照し、投票方式「２車複」及び競技者の組み合わせ「２－５」に関連付けられている選択者数を特定する。選択部１１２は、予想者Ａ～Ｄそれぞれの投票方式「２車複」び競技者の組み合わせ「２－５」に関連付けられている選択者数を、「２５１」、「４５」、「１３０」、「２５」と特定する。選択部１１２は、選択者数が多い３人の予想者Ａ、予想者Ｂ、予想者Ｃを選択する。

　また、選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者のうち、当該予想者の投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が所定数以上の予想者を選択してもよい。このようにすることで、選択部１１２は、相乗り投票がほとんど行われていない予想者を選択しないようにすることができる。

　表示制御部１１３は、選択部１１２が選択した予想者を示す情報を投票者の端末２０に表示させる。具体的には、表示制御部１１３は、受付部１１１が投票者から指定を受け付けた投票対象を示す情報と、選択部１１２が選択した予想者を示す情報と、選択部１１２が選択した予想者が投票者と同じ投票を行ったことを示す情報とを関連付けて端末２０に表示させる。

　図７は、投票者が自ら投票対象を指定した場合に端末２０に表示される賭け額入力画面の例である。図７に示す例では、図６において投票者が指定した投票対象である、投票方式「２車複」、競技者の組み合わせ「２－５」が表示されているとともに、賭け額の入力欄と、オッズとが関連付けて表示されている。また、図７に示す例では、選択部１１２が選択した予想者が投票者と同じ投票を行ったことを示す情報として「支持者」という表示と、３人の予想者Ａ～Ｃに対応する３つのアイコンとが表示されている。

　また、図７に示す例では、「相乗り数」と表示され、予想者の投票対象に関連付けられている選択者数の多さを示す情報として、記号「Ｓ」、「Ａ」が表示されていることが確認できる。本実施形態では、選択数が多い順に、記号「Ｓ」、「Ａ」、「Ｂ」、「Ｃ」の記号が表示されるものとする。このようにすることで、情報処理装置１０は、多くの利用者に支持されている予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、投票者に自信を持たせることができる。

　なお、受付部１１１が一つの投票対象を受け付けたことに応じて、図７に示すように、当該投票対象に対する賭け額の入力を受け付ける画面が表示されることとしたが、これに限らない。例えば、受付部１１１が、一つの投票対象を受け付けた後に、投票対象の選択をさらに受け付けてもよい。そして、受付部１１１が複数の投票対象を受け付けた後に、賭け額の入力をまとめて受け付けてもよい。

　受付部１１１が指定を受け付けた投票対象が複数である場合、選択部１１２は、複数の投票対象から一つの投票対象を選択し、選択した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択する。例えば、受付部１１１が指定を受け付けた投票対象に、第１の投票対象と第２の投票対象とが含まれているものとする。この場合、選択部１１２は、第１の投票対象と第２の投票対象とから、所定条件に基づいて予想者を選択する際に用いる投票対象を選択する。所定条件は、例えば、オッズの高さ、投票者の投票金額、投票方式それぞれの的中のしやすさである。例えば、選択部１１２は、第１の投票対象と第２の投票対象のうち、オッズが高い投票対象を選択する。そして、選択部１１２は、選択した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択する。

　図８は、投票者が複数の投票対象を指定した場合に端末２０に表示される賭け額入力画面の例である。図８に示す例では、複数の投票対象のそれぞれの賭け額の入力欄と、オッズとが関連付けて表示されていることが確認できる。また、図８に示す例では、オッズが高い競技者の組み合わせ「５→３→２」に対して投票した予想者のアイコンが表示されていることが確認できる。オッズの高い投票対象である程、投票者は自信をもって投票ができない。そのため、このようにすることで、投票者は、自身が選択したオッズが高い投票対象に対して投票を行った予想者が存在することを確認し、自身の投票に自信を持ち、安心して投票をすることができる。

　また、表示制御部１１３が、複数の投票対象と、複数の投票対象の少なくともいずれかに投票した予想者を一つの画面に表示することで、投票者が複数の投票対象に投票した場合に、自身の複数の投票対象を見ながら同じ投票対象に投票した予想者を確認することができる。したがって、投票者が投票対象ごとに画面を切り替える必要がないので、投票者の操作性が向上するとともに、端末２０の操作時間が減少することにより端末２０の消費電力を低減することができる。

　なお、選択部１１２は、複数の投票対象から一つの投票対象を選択し、選択した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択したが、これに限らない。選択部１１２は、複数の予想者のうち、投票者が指定した複数の投票対象の全てに投票した予想者を選択してもよい。

　また、表示制御部１１３は、図７に示すように、予想者の投票対象に関連付けられている選択者数の多さを示す情報として記号を表示させたが、これに限らない。表示制御部１１３は、記号の代わりに、予想者の投票対象に関連付けられている選択者数を表示させるようにしてもよい。

　また、図７に示す例では、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者のうち、選択者数が多い、すなわち相乗り投票を行った投票者が多い予想者を表示したが、これに限らない。選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が複数存在する場合、予想的中成績が悪い予想者よりも、予想的中成績が良い予想者を優先して選択してもよい。

　この場合、記憶部１２に、競技に投票した複数の予想者それぞれと、予想者の予想的中成績とが関連付けられた情報を含む成績テーブルを記憶しておく。選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が最大提示人数よりも多く存在する場合、成績テーブルを参照し、これらの予想者の中から予想的中成績が良い最大提示人数の予想者を優先して選択する。表示制御部１１３は、選択部１１２が選択した予想者を示す情報と、予想者の予想的中成績に対応する情報とを投票者の端末２０に表示させる。

　図９は、投票者が自ら投票対象を指定した場合に端末２０に表示される賭け額入力画面の別の例である。図９に示す例では、図７と同様に、投票者が指定した投票対象である、投票方式「２車複」、競技者の組み合わせ「２－５」が表示されているとともに、賭け額の入力欄と、オッズとが関連付けて表示されている。また、図９に示す例では、「支持者」として、３人の予想者を示す３つのアイコンと、「的中率」と表示され、予想者の的中率の高さを示す記号「Ａ」、「Ｂ」が表示されていることが確認できる。本実施形態では、予想的中率が高い順に、記号「Ｓ」、「Ａ」、「Ｂ」、「Ｃ」の記号が表示されるものとする。このようにすることで、情報処理装置１０は、予想的中率が高い予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、投票者に自信を持たせることができる。

　なお、表示制御部１１３は、図９に示すように、予想者の予想的中率を示す情報として記号を表示させたが、これに限らない。表示制御部１１３は、記号の代わりに、予想者の予想的中率を表示させるようにしてもよい。また、表示制御部１１３は、一以上の予想者それぞれの投票対象に対する賭け額を表示させてもよい。また、表示制御部１１３は、一以上の予想者の投票対象に対する賭け額の統計情報を表示させてもよい。賭け額の統計情報は、例えば、賭け額の平均値、最大値、最小値等である。投票者は、予想者の賭け額を確認し、自身の賭け額を決定する際の参考とすることができる。

　選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が複数存在する場合、当該予想者の予想に関する情報を視聴している他の投票者の数が少ない予想者よりも、当該予想者の予想に関する情報を視聴している他の投票者の数が多い予想者を優先して選択してもよい。

　具体的には、選択部１１２は、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者が最大提示人数よりも多く存在する場合、投票対象テーブルの視聴者数を参照し、予想者がストリーミング配信する映像の視聴者が少ない予想者よりも、当該映像の視聴者数が多い最大提示人数の予想者を優先して選択する。表示制御部１１３は、選択部１１２が選択した予想者を示す情報と、予想者の予想的中成績に対応する情報とを投票者の端末２０に表示させる。このようにすることで、情報処理装置１０は、多くの投票者に視聴され、人気が高い予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させることができる。これにより、投票者は、自身の投票に自信を持ち、投票しやすくなる。

　図７から図９に示す画面において、投票者は、自身が指定した投票対象に対応する賭け額を入力する。投票者が賭け額を入力してから「決定」ボタンにタッチすると、端末２０は、投票者ＩＤ、投票者が指定した投票対象に対する投票の指示、及び賭け額を情報処理装置１０に送信する。

　なお、受付部１１１は、図７から図９に示す表示画面において、相乗り投票の予想者の選択を受け付けることにより、相乗り投票を受け付ける画面を表示させ、予想者が相乗り投票をすることができるようにしてもよい。この場合、投票者は、図７から図９に示す表示画面において、予想者をタップして選択した状態で「決定」ボタンにタッチすると、端末２０は、相乗り投票を受け付ける画面を表示させ、投票者から相乗り投票を受け付ける。なお、端末は、図７から図９に示す表示画面において、相乗り投票を行うことができるメッセージを表示してもよい。このようにすることで、投票者は、自身の予想に類似した投票を行っている予想者に相乗り投票を行うことができる。

　投票部１１４は、投票者の端末２０から、投票者ＩＤ、競技における投票対象に対する投票の指示及び賭け額を受信することにより、競技に対する投票者の投票の指示を受け付ける。投票部１１４は、投票の指示に応じて、競技に対する投票者の投票を実行する。

＜情報処理装置１０の処理の流れ＞
　図１０は、情報処理装置１０の処理の流れを示すフローチャートである。図１０に示すフローチャートは、図６に示す画面において、投票者が自ら投票対象を指定した時点から開始している。

　まず、受付部１１１は、投票者から競技に対する投票対象の指定を受け付ける（Ｓ１１）。
　続いて、選択部１１２は、投票対象テーブルを参照して、複数の予想者のうち、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を特定する（Ｓ１２）。

　続いて、選択部１１２は、最大提示人数よりも多いの予想者を特定したか否かを判定する（Ｓ１３）。選択部１１２は、最大提示人数よりも多い予想者を特定した場合、Ｓ１４に処理を移し、最大提示人数以下の予想者を特定した場合、Ｓ１５に処理を移す。

　選択部１１２は、Ｓ１４において、投票対象テーブルを参照して、選択者数、すなわち、相乗り投票を行った投票者数が多い最大提示人数の予想者を選択する。また、選択部１１２は、Ｓ１５において、Ｓ１２において特定した全ての予想者を選択する。
　表示制御部１１３は、選択部１１２が選択した予想者を示す情報を含む賭け額入力画面を投票者の端末２０に表示させる（Ｓ１６）。

　続いて、投票部１１４は、端末２０から投票指示を受け付けたか否かを判定する（Ｓ１７）。投票部１１４は、投票指示を受け付けたと判定すると、Ｓ１８に処理を移し、投票指示を受け付けていないと判定すると、Ｓ１７を再実行する。
　続いて、投票部１１４は、受け付けた投票指示に基づいて投票を実行する（Ｓ１８）。

＜投票システム１による効果＞
　以上説明したように、情報処理装置１０において、受付部１１１は、投票者から競技に対する投票対象の指定を受け付ける。選択部１１２は、競技の予想をする複数の予想者のうち、投票者が指定した投票対象と同一の投票対象に投票した予想者を選択する。表示制御部１１３は、選択部１１２が予想者を示す情報を端末２０に表示させる。このように動作することで、情報処理装置１０は、投票者に投票を促すことができる。

　以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、情報処理装置１は、競技は競技者が競技場で動く競技における投票を受け付けるものとしたが、これに限らない。例えば、情報処理装置１は、対戦ゲーム等のｅスポーツにおいて、対戦ゲームを実行するプレイヤ又はプレイヤが操作するキャラクタへの投票を受け付けてもよい。この場合、投票者が投票したプレイヤ又はキャラクタが勝利した場合、投票に的中したものとする。

　また、例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。

　上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
（付記１）
　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける情報処理装置であって、
　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部と、
　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部と、
　前記選択部が選択した前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させる表示制御部と、
　を有する情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、自身が指定した投票対象に予想者が投票していることを認識させて、自身の予想に対して自信を持たせ、投票を促すことができる。
（付記２）
　前記受付部が指定を受け付けた投票対象は、第１の投票対象と第２の投票対象とを含み、
　前記選択部は、前記第１の投票対象と前記第２の投票対象とから、所定条件に基づいて投票対象を選択し、選択した投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する、
　付記１に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、自身が指定した複数の投票対象のうち、所定条件を満たす投票対象に予想者が投票していることを認識させて、自信を持たせることができる。
（付記３）
　前記選択部は、前記第１の投票対象と前記第２の投票対象のうち、オッズが高い投票対象又は前記第１プレイヤの投票金額が大きい投票対象を選択する、
　付記２に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者にとって重要度が高い投票対象に投票している予想者がいることを投票者が認識できるので、投票者が安心して投票することが可能になる。
（付記４）
　前記表示制御部は、前記第２プレイヤを示す情報とともに、前記第２プレイヤの賭け額を前記第１プレイヤの端末に表示させる、
　付記１から３のいずれか一項に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、予想者がどれくらい自信を持っているかを投票者が把握できるので、自身が投票する際の参考にしやすくなる。
（付記５）
　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が少ない第２プレイヤよりも、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が多い第２プレイヤを優先して選択する、
　付記１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、多くの利用者に支持されている予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、自信を持たせることができる。
（付記６）
　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤのうち、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が所定数以上の第２プレイヤを選択し、
　付記１から５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、多くの利用者に支持されている予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、自信を持たせることができる。
（付記７）
　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、予想的中成績が悪い第２プレイヤよりも、前記予想的中成績が良い第２プレイヤを優先して選択する、
　付記１から６のいずれか一項に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、予想的中率が高い予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、投票者に自信を持たせることができる。
（付記８）
　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、当該第２プレイヤの予想に関する情報を視聴している他のプレイヤの数が少ない第２プレイヤよりも、当該第２プレイヤの予想に関する情報を視聴している他のプレイヤの数が多い第２プレイヤを優先して選択する、
　付記１から７のいずれか一項に記載の情報処理装置。
　このように情報処理装置が構成されていることにより、投票者に、人気が高い予想者の投票内容と一致することを投票者に認識させ、投票者に自信を持たせることができる。
（付記９）
　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付けるコンピュータが実行する、
　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付けるステップと、
　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択するステップと、
　選択された前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させるステップと、
　を有する情報処理方法。
　このような情報処理方法を実行することにより、投票者に、自身が指定した投票対象に予想者が投票していることを認識させて、自身の予想に対して自信を持たせ、投票を促すことができる。
（付記１０）
　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付けるコンピュータを、
　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部、
　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部、及び、
　前記選択部が選択した前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させる表示制御部、
　として機能させるためのプログラム。
　このようなプログラムをプロセッサが実行することにより、投票者に、自身が指定した投票対象に予想者が投票していることを認識させて、自身の予想に対して自信を持たせ、投票を促すことができる。

１　投票システム
１０　情報処理装置
１１　プロセッサ
１２　記憶部
１３　通信ＩＦ
１４　入力デバイス
１５　出力デバイス
２０　端末
２１　プロセッサ
２２　記憶部
２４　入力デバイス
２５　出力デバイス
１１１　受付部
１１２　選択部
１１３　表示制御部
１１４　投票部

 

Claims (10)

1. 　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付ける情報処理装置であって、
   　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部と、
   　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部と、
   　前記選択部が選択した前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させる表示制御部と、
   　を有する情報処理装置。
2. 　前記受付部が指定を受け付けた投票対象は、第１の投票対象と第２の投票対象とを含み、
   　前記選択部は、前記第１の投票対象と前記第２の投票対象とから、所定条件に基づいて投票対象を選択し、選択した投票対象と同一の投票対象に投票した前記第２プレイヤを選択する、
   　請求項１に記載の情報処理装置。
3. 　前記選択部は、前記第１の投票対象と前記第２の投票対象のうち、オッズが高い投票対象又は前記第１プレイヤの投票金額が大きい投票対象を選択する、
   　請求項２に記載の情報処理装置。
4. 　前記表示制御部は、前記第２プレイヤを示す情報とともに、前記第２プレイヤの賭け額を前記第１プレイヤの端末に表示させる、
   　請求項１から３のいずれか一項に記載の情報処理装置。
5. 　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が少ない第２プレイヤよりも、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が多い第２プレイヤを優先して選択する、
   　請求項１から４のいずれか一項に記載の情報処理装置。
6. 　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤのうち、当該第２プレイヤの投票に基づいて投票を行う他のプレイヤの数が所定数以上の第２プレイヤを選択し、
   　請求項１から５のいずれか一項に記載の情報処理装置。
7. 　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、予想的中成績が悪い第２プレイヤよりも、前記予想的中成績が良い第２プレイヤを優先して選択する、
   　請求項１から６のいずれか一項に記載の情報処理装置。
8. 　前記選択部は、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤが複数存在する場合、当該第２プレイヤの予想に関する情報を視聴している他のプレイヤの数が少ない第２プレイヤよりも、当該第２プレイヤの予想に関する情報を視聴している他のプレイヤの数が多い第２プレイヤを優先して選択する、
   　請求項１から７のいずれか一項に記載の情報処理装置。
9. 　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付けるコンピュータが実行する、
   　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付けるステップと、
   　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択するステップと、
   　選択された前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させるステップと、
   　を有する情報処理方法。
10. 　投票対象に対して投票が可能な競技に対する投票を受け付けるコンピュータを、
    　第１プレイヤから前記競技に対する投票対象の指定を受け付ける受付部、
    　前記競技の予想をする複数の第２プレイヤのうち、前記第１プレイヤが指定した前記投票対象と同一の投票対象に投票した第２プレイヤを選択する選択部、及び、
    　前記選択部が選択した前記第２プレイヤを示す情報を前記第１プレイヤの端末に表示させる表示制御部、
    　として機能させるためのプログラム。

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