WO2016114101A1 - 光デバイス、光システム及び改札機 - Google Patents

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勇司 広瀬
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Abstract

 光デバイスは、1以上の光源と、光源からの光を、光の出射面に平行な面内で導く導光板とを備え、導光板は、導光板によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を出射面から出射させる光学面をそれぞれ有する複数の光収束部を有し、収束点は複数の光収束部の間で互いに異なり、複数の収束点の集まりによって、出射面側の空間上に像が形成され、複数の光収束部のうち導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられた複数の第1の光収束部が、複数の収束点のうち同一の第1の収束点に実質的に収束又は第1の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を、出射面から出射させる。

Description

光デバイス、光システム及び改札機
 本発明は、光デバイス、光システム及び改札機に関する。
 導光板と、光源と、導光板の表面側に配置した、パララックスバリア方式又はレンズアレイ方式におけるマスク又はレンズアレイとを備えた、立体視可能な表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
 特許文献1 特開2012-008464号公報
 導光板からの出射光が導光板の導光方向に沿う方向に広がりを有する場合、認識される像が観察者の位置によって変形して見える場合がある。
 第1の態様においては、光デバイスは、1以上の光源と、光源からの光を、光の出射面に平行な面内で導く導光板とを備え、導光板は、導光板によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を出射面から出射させる光学面をそれぞれ有する複数の光収束部を有し、収束点は複数の光収束部の間で互いに異なり、複数の収束点の集まりによって、出射面側の空間上に像が形成され、複数の光収束部のうち導光板が光を導く導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられた複数の第1の光収束部が、複数の収束点のうち同一の第1の収束点に実質的に収束又は第1の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を、出射面から出射させる。
 複数の光収束部のうち導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられた複数の第2の光収束部が、複数の収束点のうち第1の収束点とは異なる同一の第2の収束点に実質的に収束又は第2の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を出射面から出射させてよい。
 複数の第1の光収束部がそれぞれ有する光学面の面積は、複数の第1の光収束部からそれぞれ出射される光の光度が略同一になるように定められてよい。
 複数の第1の光収束部がそれぞれ有する光学面は、入射した光を反射する反射面であり、複数の第1の光収束部がそれぞれ有する反射面の角度は、第1の収束点に実質的に収束又は第1の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を出射面から出射させるべく、出射面に沿う面内の複数の第1の光収束部のそれぞれの位置と、第1の収束点との間の位置関係に基づいて定められてよい。
 光源は複数設けられ、複数の光源のそれぞれの光軸が出射面に平行な面に対してなす角度は互いに異なってよい。
 第2の態様において、光デバイスは、複数の光源と、複数の光源からの光を、光の出射面に平行な面内で導く導光板とを備え、複数の光源のそれぞれの光軸が出射面に平行な面に対してなす角度は互いに異なり、導光板は、導光板によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を出射面から出射させる光学面をそれぞれ有する複数の光収束部を有し、収束点は複数の光収束部の間で互いに異なり、複数の収束点の集まりによって、出射面側の空間上に像が形成される。
 導光板の入光端面は、複数の光源のうち対応する光源からの光が入射する複数の部分面を有し、複数の部分面のそれぞれは、複数の光源のうち対応する光源の光軸に略直交してよい。
 光源と導光板の入光端面との間に設けられ、光源からの光の広がりを小さくして導光板の入光端面に入射するレンズ部を更に備えてよい。
 複数の光収束部は、出射面に平行な面内でそれぞれ予め定められた線に沿って形成されていてよい。
 第3の態様において、光システムは、上記の光デバイスと、ユーザインタフェース部とを備え、光デバイスは、ユーザインタフェース部の位置をユーザに示す像を形成する。
 第4の態様において、改札機は、上記の光システムを備える。
 なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態における表示装置10を、空間上に投影される立体像と共に概略的に示す。 表示装置10のyz平面の断面を概略的に示す。 表示装置10のyz平面の断面を概略的に示す。 光収束部30が有する反射面32の形状を説明する図である。 表示装置10の変形例としての表示装置310を概略的に示す。 表示装置10の変形例としての表示装置410を概略的に示す。 表示装置10を改札機に利用した場合の利用例を概略的に示す。 改札機システム750の概略的な分解斜視図である。 改札機システム750の変形例としての改札機システム850を概略的に示す。 改札機システム850及び改札機システム950を備えた改札システム960を概略的に示す。 券売システム1050の紙幣読取部を概略的に示す。 券売システム1050のカード読取部を概略的に示す。 表示ユニット1011の構成を概略的に示す。 表示ユニット1011の変形例としての表示ユニット1111を概略的に示す。 光収束部30の変形例を概略的に示す。
 以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
 図1は、一実施形態における表示装置10を、空間上に投影される立体像と共に概略的に示す。なお、分かり易く説明することを目的として、実施形態の説明に用いる図は概略的又は模式的なものとする。実施形態の説明に用いる図は、実際のスケールで描かれていない場合がある。また、図示する立体像は、立体像が認識される空間内の位置を分かり易く示すことを目的として、観察者の位置とは異なる位置から見た図を示す場合がある。
 表示装置10は、光を出射する出射面71を有する。表示装置10は、出射面71から出射する光によって、立体像としての像6を形成する。像6は、ユーザによって空間上に認識される立体像である。なお、立体像とは、表示装置10の出射面71とは異なる位置にあるように認識される像をいう。立体像とは、例えば、表示装置10の出射面71から離れた位置に認識される2次元像も含む。つまり、立体像とは、立体的な形状として認識される像だけでなく、表示装置10の表示面上とは異なる位置に認識される2次元的な形状の像も含む概念である。
 表示装置10は、導光板70と、光源部20とを備える。導光板70は、透明で屈折率が比較的に高い樹脂材料で成形される。導光板70を形成する材料は、例えばポリカーボネート樹脂(PC)、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)、ガラス等であってよい。
 導光板70は、出射面71とは反対側の背面72とを有する。また、導光板70は、導光板70の四方の端面である端面73、端面74、端面75及び端面76を有する。端面73は、導光板70の入光端面である。端面73には光源部20が設けられ、光源部20からの光は、端面73から導光板70に入射する。端面74は、端面73とは反対側の面である。端面76は、端面75とは反対側の面である。導光板70は、光源部20からの光を出射面71に平行な面内で面状に広げて導く。
 実施形態の説明において、x軸、y軸及びz軸の右手系の直交座標系を用いる場合がある。z軸方向を、出射面71に垂直な方向で定める。背面72から出射面71への向きをz軸プラス方向と定める。また、y軸方向を、端面73に垂直な方向で定める。端面73から端面74への向きをy軸プラス方向と定める。x軸は、端面75及び端面76に垂直な方向であり、端面75から端面76への向きをx軸プラス方向と定める。なお、記載が冗長にならないよう、xy平面に平行な面のことをxy面、yz平面に平行な面のことをyz面、xz平面に平行な面のことをxz面と呼ぶ場合がある。
 導光板70の背面72には、光収束部30a、光収束部30b及び光収束部30cを含む複数の光収束部30が形成されている。光収束部30はx軸方向に実質的に連続して形成されている。光収束部30のx軸方向の各位置には、導光板70によって導かれている光が入射する。光収束部30は、光収束部30の各位置に入射した光を、光収束部30にそれぞれ対応する定点に実質的に収束させる。図1には、光収束部30の一部として、光収束部30a、光収束部30b及び光収束部30cが特に示され、光収束部30a、光収束部30b及び光収束部30cのそれぞれにおいて、光収束部30a、光収束部30b及び光収束部30cのそれぞれから出射された複数の光線が収束する様子が示されている。
 具体的には、光収束部30aは、像6上の定点PAに対応する。光収束部30aの各位置からの光線は、定点PAに収束する。したがって、光収束部30aからの光の波面は、定点PAから発するような光の波面となる。光収束部30bは、像6上の定点PBに対応する。光収束部30bからの各位置からの光線は、定点PBに収束する。このように、任意の光収束部30の各位置からの光線は、光収束部30に対応する定点に実質的に収束する。これにより、任意の光収束部30によって、対応する定点から光が発するような光の波面を提供できる。各光収束部30が対応する定点は互いに異なり、光収束部30にそれぞれ対応する複数の定点の集まりによって、空間上に認識される像6が形成される。このようにして、表示装置10は空間上に立体像を投影する。
 本実施形態において、光収束部30のそれぞれは、x軸方向に実質的に連続して形成された多数の反射面を含む。任意の光収束部30がそれぞれの有する反射面の反射光は、光収束部30に対応する定点に収束する。例えば、光収束部30aが有する複数の反射面のそれぞれによる複数の反射光の光線は、定点PAに収束する。また、光収束部30bが有する複数の反射面のそれぞれによる複数の反射光の光線は、定点PBに収束する。また、光収束部30cが有する複数の反射面のそれぞれによる複数の反射光の光線は、定点PCに収束する。
 なお、xy面内において、導光板70によって導かれて導光板70内の各位置を通過する光束は、導光板70内の各位置と光源部20とを結ぶ方向を中心に、所定値より小さい広がり角を持つ。光収束部30が光源部20から離れた位置に設けられている場合、導光板70によって導かれて光収束部30に入射する光は、概ねy軸方向を中心とする広がりの小さな光になる。したがって、例えば定点PAを含みxz平面に平行な面では、光収束部30aからの光は実質的に1つの定点に収束する。なお、本明細書において、導光板内外の点を通過する光束の広がりとは、当該光束がその点から発散する光とみなした場合の光の広がりのことをいう。また、導光板内外の点を通過する光束の広がりのことを、単に光の広がりと呼ぶ場合がある。
 図1に示されるように、光収束部30aは、線190aに沿って形成されている。光収束部30bは、線190bに沿って形成されている。光収束部30cは、線190cに沿って形成されている。ここで、線190a、線190b及び線190cは、x軸に略平行な直線である。任意の光収束部30は、x軸に略平行な直線に沿って実質的に連続的に形成される。
 このように、光収束部30は、出射面71に平行な面内でそれぞれ予め定められた線に沿って形成されている。そして、光収束部30のそれぞれは、導光板70によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する方向の出射光を出射面71から出射させる。なお、定点が導光板70の背面72側の場合は、出射光は、定点から発散する方向の光となる。したがって、定点が導光板70の背面72側の場合、光収束部30が有する反射面は、空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を出射面71から出射させる。なお、後述するように、光収束部30は、それぞれフレネルレンズの一部により形成されてよい。
 図2は、表示装置10のyz平面の断面を概略的に示す。光源部20は、第1光源21、第2光源22及び第3光源23を備える。第1光源21、第2光源22及び第3光源23は共に、広がり角が小さい光を端面73に入射する。第1光源21、第2光源22及び第3光源23からそれぞれ出射されて導光板70に入射する光の広がり角は、xy面内及びyz面内の両方において所定値より小さい広がり角を持つ。第1光源21、第2光源22及び第3光源23は、例えばLED光源である。具体的には、第1光源21、第2光源22及び第3光源23は、z軸方向の光の広がりを小さくする形状のレンズを持つ。第1光源21、第2光源22及び第3光源23は、当該レンズを通じて導光板70に光を入射することで、導光板70に入射される光のz軸方向の広がりを小さくしてよい。導光板70に入射される光は、当該レンズによってz軸方向の広がりについて実質的にコリメート化され、x軸方向の広がりにはコリメート化されなくてよい。
 第1光源21、第2光源22及び第3光源23のそれぞれの光軸が出射面71に平行な面に対してなす角度は、互いに異なる。具体的には、第1光源21の光軸は、出射面71に沿う。第1光源21の光軸は、端面73に実質的に直交する。これにより、第1光源21は、y軸に実質的に平行な光を導光板70に入射する。一方、第2光源22及び第3光源23の光軸は、出射面71に対して傾いており、端面73に実質的に直交しない。また、第2光源22の光軸及び第3光源23の光軸は、実質的に互いに平行でない。このように、第1光源21の光軸、第2光源22及び第3光源23の光軸は、互いに異なる方向を向いている。なお、第1光源21、第2光源22及び第3光源23のそれぞれの光軸が出射面71に平行な面に対してなす角度とは、各光軸が出射面71に平行な面に対してなす角度の鋭角の大きさを意味する。
 図2には、第1光源21から光が、光収束部30d、光収束部30d及び光収束部30fのそれぞれによる出射光が示されている。光収束部30d、光収束部30e及び光収束部30fは、導光板70による導光方向(例えば、y軸方向)に沿って、互いに異なる位置に設けられている。ここで、光収束部30dによる出射光は、定点290に収束する。同様に光収束部30eによる出射光及び光収束部30fによる出射光も、定点290に収束する。このように、光収束部30d、光収束部30e及び光収束部30fは、同一の収束点に実質的に収束する、互いに異なる方向の出射光を出射面71から出射させる。
 なお、図2では、定点290に出射光が収束する光収束部30のみ示されている。表示装置10は、像6を形成する他の定点についても、各定点に出射光が収束する光収束部30を複数有する。すなわち、導光板70には、像6を形成する複数の定点のうち定点290とは異なる他の同一の定点に収束又は当該同一の定点から発散する互いに異なる方向の出射光を出射面71から出射させる他の複数の光収束部30が、導光板70による導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられている。
 このように、表示装置10によれば、広がりが小さい光を用いるとともに、同一の収束点に対応する複数の光収束部30が導光方向に沿って異なる位置に設けられている。これにより、y軸方向に異なる位置に向けて略同一の立体像を形成できる。仮に、yz面内における第1光源21からの光の広がりが大きいとすると、光収束部30による出射光はy軸に沿う線上に収束する。そのため、観察者がy軸方向に沿って移動しながら立体像を見ると、像がゆがんで見えたりする場合がある。しかし、表示装置10によれば、y軸方向に異なる位置に向けて別個の光で略同一の立体像を形成できるので、y軸方向に沿って移動する観察者に認識される像のゆがみを抑制できる。
 図3は、表示装置10のyz平面の断面を概略的に示す。第1光源21、第2光源22及び第3光源23のそれぞれからの光が光収束部30eに入射した場合の出射光を特に示す。yz面内において、第1光源21からの光が光収束部30eに入射した場合に得られる出射光の出射角と、第2光源22からの光が光収束部30eに入射した場合に得られる出射光の出射角と、第3光源23からの光が光収束部30eに入射した場合に得られる出射光の出射角とは、互いに異なる。特に、これらの出射角は、yz平面内において互いに異なる。このように、入射角が異なる広がりの小さい光を出射する複数の第1光源21、第2光源22及び第3光源23を用いることで、y軸方向に異なる位置に向けて別個の光で略同一の立体像を形成できる。
 表示装置10は、光軸が互いに異なる第1光源21、第2光源22及び第3光源23の3個の光源と、同一定点に出射光を収束させる光収束部30d、光収束部30e及び光収束部30fの3個の光収束部30とを有する。これらの光源及び光収束部の組み合わせにより、yz面内で9方向に向けて立体像を形成できる。光軸が異なる光源の数Nと、同一定点に出射光を収束させる光収束部の数Mの組み合わせは任意であってよい。例えば、Nは2であってよいし、4以上であってもよい。Mは2であってよいし、4以上であってもよい。また、Mが2以上である場合、Nは1であってよい。また、Nが2以上である場合、Mは1であってよい。
 図4は、光収束部30が有する反射面32の形状を説明する図である。光収束部30dの反射面32dが背面72となす角度をα、光収束部30eの反射面32eが背面72となす角度をβ、光収束部30fの反射面32fが背面72となす角度をγとする。角度α、β及びγは、定点290に実質的に収束する互いに異なる方向の出射光が出射面71から出射されるよう、背面72における光収束部30dの位置と定点290との間の位置関係に基づいて決定される。このように、複数の光収束部30がそれぞれ有する反射面32の角度は、定点に実質的に収束又は定点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を出射面71から出射させるべく、出射面71に沿う面内の複数の光収束部30のそれぞれの位置と、定点との間の位置関係に基づいて定められる。
 なお、認識される像6の輝度は、y軸方向のどの位置から見ても略同一であることが望ましい。そのため、反射面32dの面積、反射面32eの面積及び反射面32fの面積は、光収束部30からそれぞれ出射される光の光度が略同一になるように定められることが望ましい。例えば、光収束部30からそれぞれ出射される光の光度が略同一になるよう、各反射面32の高さh又は反射面32の幅wが、反射面32と背面72とがなす角度に基づいて定められてよい。同一定点に収束する異なる光収束部30の反射面32は、高さh又は反射面32の幅wが互いに異なってよい。
 図5は、表示装置10の変形例としての表示装置310を概略的に示す。表示装置310は、表示装置10が備える構成要素に加えて、レンズ300を備える。
 レンズ300は、第1光源21と端面73との間の光路内、第2光源22と端面73との間の光路内、及び第3光源23と端面73との間の光路内に設けられる。レンズ300は、第1光源21、第2光源22及び第3光源23のそれぞれの光源からの光のz軸方向の広がりを小さくして、端面73に入射する。このように、レンズ300は、光源部20と導光板70の端面73との間に設けられ、光源部20からの光の広がりを小さくして導光板70の端面73に入射する。これにより、発散角の大きい光源を用いることが可能になる。
 図6は、表示装置10の変形例としての表示装置410を概略的に示す。表示装置410は、表示装置10が備える導光板70に代えて、導光板470を備える。導光板470は、端面73に対応する入光端面としての端面473を有する点で、導光板70とは異なる。
 端面473は、部分面401、部分面402及び部分面403を有する。部分面401は第1光源21に対応し、部分面402は第2光源22に対応し、部分面403は第3光源23に対応して設けられる。部分面401は、第1光源21の光軸に略直交する。また、部分面402は、第2光源22の光軸に略直交する。部分面403は、第3光源23の光軸に略直交する。このように、導光板470の端面473は、対応する光源からの光が入射する複数の部分面を有し、当該部分面のそれぞれは、対応する光源の光軸に略直交する。これにより、導光板470に入射する光量の低下を抑制できる。
 図1から図6に関連して、実質的に同一の定点に向かう方向の光を出射させる複数の光収束部を、導光板70の導光方向に沿って互いに異なる位置に設けた形態を説明した。一方で、図3から明らかなように、出射面71に対する光軸の角度が異なる複数の光源を用いることで、1つの光収束部30eから、yz面内で異なる方向に向かう光を出射させることができる。そこで、上述した表示装置の変形例として、例えば光収束部30d及び光収束部30fを有しない構成を採用してもよい。つまり、上述した表示装置の変形例として、実質的に同一の定点に向かう方向の光を出射させる光収束部を複数設けずに、同一の定点に向かう方向の光を1つの光収束部によって提供する構成を採用してもよい。
 図7は、表示装置10を改札機に利用した場合の利用例を概略的に示す。図7は、改札機システム750の全体を示す概略的な斜視図である。図8は、改札機システム750の概略的な分解斜視図である。改札機システム750は、表示装置10を備える光システムの一例である。
 改札機システム750は、改札機本体752と、表示システム754と、固定カバー756とを備える。表示システム754は、制御部708と、表示装置10と、表示装置710とを有する。
 改札機本体752は、通信部701と表示部702とを有する。通信部701及び表示部702は、ユーザインタフェース部の一例であり、ユーザと改札機本体752との間のインタフェースを提供する。
 通信部701は、近接通信を利用して、ユーザが所持する非接触型通信デバイスと通信する。通信部701は、近接通信によって非接触型通信デバイスと通信する。非接触型通信デバイスとしては、ICカード乗車券等のICカード、非接触型通信機能を持つ携帯電話等を例示できる。表示部702は、ユーザに情報を表示する。例えば、表示部702は、非接触型通信デバイスに記憶されている電子マネーの残高等を表示する。
 表示装置10及び表示装置710は、表示部702の表示面上に重ねて設けられる。固定カバー756は、表示装置10及び表示装置710の一部を収容して、表示装置10及び表示装置710を改札機本体752に対して固定する。固定カバー756は、表示部702に対応する開口部を有しする。表示部702からの光、並びに、表示装置10及び表示装置710のそれぞれからの出射光は、固定カバー756の開口部を通じて外部に出射光される。
 表示装置10による像6は、表示部702の位置をユーザに提示する。像6は、ユーザからは、表示部702の上方の空間に位置するように認識される。
 表示装置710は、導光板717と、光源部712とを備える。導光板717は、導光板70に対応し、光源部712は光源部20に対応する。導光板717は、表示装置10が形成する像6とは異なる像を形成する光収束部を有する点を除いて、導光板70の構成と同様の構成を有する。導光板717は、表示部702の表示面を囲う像716を表示する。なお、像716は、像6と同様に、導光板717の出射面とは異なる位置に認識される立体像であってよいし、導光板717の出射面の上方の位置に認識される2次元像であってもよい。
 図7に示されるように、表示装置10によれば、表示部702の位置の上方の空間に認識される像6を形成できる。そのため、ユーザが改札機本体752から離れた位置にいても、表示部702が通信部701の近傍に設けられているのか遠方に設けられているのかをユーザが容易に判断することができる。また、表示装置10及び表示装置710は全体として透明であるので、表示部702の表示面上に表示装置10及び表示装置710を載置できる。
 なお、表示装置10と同様の構成の表示装置を通信部701上に設けることによって、通信部701の位置をユーザに示す像を、通信部701上の空間に形成してもよい。
 図9は、改札機システム750の変形例としての改札機システム850を概略的に示す。図9(a)は、改札機システム850の全体を示す斜視図である。図9(b)は、改札機システム850のxz面内の平面図である。
 改札機システム850は、改札機システム750が備える構成要素に加えて、表示システム854を備える。表示システム854は、表示装置810a及び表示装置810bを有する。表示装置810a及び表示装置810bは、表示装置10の変形例である。表示装置810a及び表示装置810bは、像6とは異なる立体像を形成する光収束部を有する点を除いて、表示装置10と同様の構成を持つ。
 改札機本体752の側部は、ユーザが通行する通行面に略垂直であり、ユーザの通行方向に沿う側面758を持つ。表示装置810a及び表示装置810bは、改札機本体752の側面758に設けられる。表示装置810a及び表示装置810bは、y軸が鉛直下方に略一致するように設けられる。表示装置810aの出射面は、側面758と略平行となる。
 表示装置810aは、像806aを形成する。表示装置810bは、像806bを形成する。像806aは、表示装置810aの出射面から離れた、通行面の上方の位置に認識される。同様に、像806bは、表示装置810aの出射面から離れた、通行面の上方の位置に認識される。
 像806aは、改札機を通ることが許容されている旨を示す。像806aは、例えば通行可能な方向を示す矢印であり、当該矢印が示す方向に改札機を通行することが許容されている旨を示す。像806bは、改札機を通行することが許容されていない旨を示す。像806bは、例えば通行禁止を表すマークである。制御部708は、改札機の通行が許容される旨の信号を取得した場合に、表示装置810aに像806aを形成させ、表示装置810bに像806bを形成させない。一方、制御部708は、改札機の通行を禁止すべき旨の信号を取得した場合に、表示装置810bに像806bを形成させ、表示装置810aに像806aを形成させない。
 なお、像806aが進行を許容する向きとは反対の向きから像806aが見えないようにするべく、表示装置810aの光収束部から出射光が出射する角度範囲は、表示装置810aの中心から、進行を許容する向きとは反対側に予め定められた角度θの範囲に限定されている。同様に、像806bが進行を許容する向きとは反対の向きから像806aが見えないようにするべく、表示装置810bの光収束部から出射光が出射する角度範囲も、予め定められた角度θの範囲に限定されている。
 図10は、改札機システム850及び改札機システム950を備えた改札システム960を概略的に示す。改札機システム950は、改札機システム850が備える構成要素と略同一の構成要素を備える。改札機システム950は、改札機システム850の側面758に対応する側面958に、表示システム854と同様の表示システムを有し、当該表示システムによって、像806aと同様の像906a及び像806bと同様の像像906bを形成する。
 図10(a)は、改札機を通行することが許容される場合の表示例である。図10(b)は、改札機の通行が禁止されている場合の表示例である。改札機システム850又は改札システム960によれば、通行を禁止するための可動部を削減できる。また、通行を許容する像806aを通行面の上方に認識されるように提示できるので、改札機を通過できる方向をユーザに分かり易く提示することができる。
 図11は、券売システム1050の紙幣挿入部を概略的に示す。図11(a)、図11(b)及び図11(c)は、券売システム1050が形成する立体像の切り換えを概略的に示す。券売システム1050は、紙幣挿入部1060と、表示ユニット1011とを備える。紙幣挿入部1060は、ユーザインタフェース部の一例である。表示ユニット1011は、紙幣挿入部1060の下方に設けられる。
 表示ユニット1011は、紙幣挿入部1060の紙幣挿入口の近傍に、像1006a、像1006b及び像1006cを独立に形成することができる。像1006a、像1006b及び像1006cは、表示ユニット1011の表示面より上方に位置する立体像である。表示ユニット1011は、像1006a、像1006b及び像1006cを、時間的に順次に切り換えて形成する。例えば、表示ユニット1011は、像1006aを予め定められた時間形成した後、像1006bを予め定められた時間形成し、次いで像1006aを予め定められた時間形成する。その後、同様に、像1006aの形成、像1006bの形成、像1006cの形成を順次に繰り返す。一表示形態では、像1006a、像1006b及び像1006cは同時には形成されない。他の表示形態では、像1006a、像1006b及び像1006cは同時に形成されてよい。
 図12は、券売システム1050のカード読取部を概略的に示す。図12(a)、図12(b)及び図12(c)は、券売システム1050が形成する立体像の切り換えの他の例を概略的に示す。券売システム1050は、カード読取部1062と、表示ユニット1012とを備える。カード読取部1062は、ユーザインタフェース部の一例である。表示ユニット1012は、カード読取部1062上に設けられる。
 表示ユニット1012は、カード読取部1062の上方に、像1006d、像1006e及び像1006fを独立に形成することができる。像1006d、像1006e及び像1006fは、表示ユニット1012の表示面より上方に位置する立体像である。表示ユニット1012は、像1006d、像1006e及び像1006fを、時間的に順次に切り換えて形成する。例えば、表示ユニット1012は、像1006dを予め定められた時間形成した後、像1006eを予め定められた時間形成し、次いで像1006fを予め定められた時間形成する。その後、同様に、像1006dの形成、像1006eの形成、像1006fの形成を順次に繰り返す。一表示形態では、像1006d、像1006e及び像1006fは同時には形成されない。他の表示形態では、像1006d、像1006e及び像1006fは同時に形成されてよい。
 図13は、表示ユニット1011の構成を概略的に示す。表示ユニット1011は、表示装置1010a、表示装置1010b及び表示装置1010cを有する。表示装置1010aは、光源部1020a及び導光板1070aを有する。表示装置1010bは、光源部1020b及び導光板1070bを有する。表示装置1010cは、光源部1020c及び導光板1070cを有する。
 光源部1020a、光源部1020b及び光源部1020cは、光源部20と略同一の構成を有する。導光板1070a、導光板1070b及び導光板1070cは、フレキシブルな材料で形成される。また、導光板1070a、導光板1070b及び導光板1070cは、像6とは異なる像を形成する光収束部を有する。これらの点を除いて、導光板1070a、導光板1070b及び導光板1070cは、導光板70と略同様の構成を有する。表示ユニット1011において、z軸プラス方向に沿って、表示装置1010a、表示装置1010b及び表示装置1010cの順で重ねて設けられる。
 導光板1070aは、像1006aを形成するための光収束部を有する。導光板1070bは、像1006bを形成するための光収束部を有する。導光板1070cは、像1006cを形成するための光収束部を有する。したがって、光源部20a、光源部20b及び光源部20cのうち、実際に発光させる光源部を、光源部20a、光源部20b及び光源部20cの順で切り換えることによって、像1006a、像1006b及び像1006cを時間的に順次に切り換えて形成することができる。
 図14は、表示ユニット1011の変形例としての表示ユニット1111を概略的に示す。図14(a)は、z軸プラス方向の位置から表示ユニット1111を見た場合のxy面内の平面図である。図14(b)は、y軸マイナス方向の位置から表示ユニット1111を見た場合のxz面内の平面図である。表示ユニット1111は、表示ユニット1011の光源部1020aに代えて光源部1120aを有し、光源部1020bに代えて光源部1120bを有し、光源部1020cに代えて光源部1120cを有する。表示ユニット1111は、表示ユニット1011が備える他の構成要素に加えて、遮光部1140a、遮光部1140b及び遮光部1140cと、スペーサ1151及びスペーサ1152とを更に備える。図14(b)は、表示ユニット1111をz軸プラス方向の位置から見た場合のxy面に沿う平面図である。
 光源部1120aは、導光板1070aの入光端面、導光板1070bの入光端面及び導光板1070cの入光端面に渡って設けられる。同様に、光源部1120bは、導光板1070aの入光端面、導光板1070bの入光端面及び導光板1070cの入光端面に渡って設けられる。また、光源部1120cは、導光板1070aの入光端面、導光板1070bの入光端面及び導光板1070cの入光端面に渡って設けられる。
 遮光部1140a、遮光部1140b及び遮光部1140cは、光を遮る。遮光部1140a、遮光部1140b及び遮光部1140cは、例えば遮光テープや遮光膜である。遮光部1140aは、導光板1070aの入光端面の一部に設けられる。遮光部1140aは、光源部1120bからの光及び光源部1120cからの光が表示装置1010aに入射することを抑制する。また、遮光部1140bは、導光板1070bの入光端面の一部に設けられ、光源部1120aからの光及び光源部1120cからの光が表示装置1010bに入射することを抑制する。遮光部1140cは、導光板1070cの入光端面の一部に設けられ、光源部1120aからの光及び光源部1120bからの光が表示装置1010cに入射することを抑制する。
 具体的には、図14(a)及び図14(b)に示されるように、遮光部1140bは、導光板1070bの入光端面と光源部1120aとの間、及び、導光板1070bの入光端面と光源部1120cとの間に、少なくとも設けられる。遮光部1140bは、導光板1070bの入光端面のうち、光源部1120bが設けられた位置には設けられていない。これにより、光源部1120bからの光が導光板1070bの入光端面から入射する一方、光源部1120aからの光及び光源部1120cからの光が導光板1070bの入光端面に実質的に入射しないようにすることができる。
 同様に、遮光部1140aは、導光板1070aの入光端面と光源部1120bとの間、及び、導光板1070aの入光端面と光源部1120cとの間に、少なくとも設けられる。遮光部1140aは、導光板1070aの入光端面のうち、光源部1120aが設けられた位置には設けられていない。これにより、光源部1120aからの光が導光板1070aの入光端面に入射する一方、光源部1120bからの光及び光源部1120cからの光が導光板1070aの入光端面に実質的に入射しないようにすることができる。
 また、遮光部1140cは、導光板1070cの入光端面と光源部1120aとの間、及び、導光板1070cの入光端面と光源部1120bとの間に、少なくとも設けられる。遮光部1140cは、導光板1070cの入光端面のうち、光源部1120cが設けられた位置には設けられていない。これにより、光源部1120cからの光が導光板1070cの入光端面に入射する一方、光源部1120aからの光及び光源部1120bからの光が導光板1070cの入光端面に実質的に入射しないようにすることができる。
 また、スペーサ1151は、表示装置1010aと表示装置1010bとの間に設けられる。スペーサ1152は、表示装置1010bと表示装置1010cとの間に設けられる。スペーサ1151により、表示装置1010aと表示装置1010bとが密着することを防ぐことができる。また、スペーサ1152により、表示装置1010bと表示装置1010cとが密着することを防ぐことができる。
 なお、図13及び14に関連して説明した表示ユニット1011又は表示ユニット1111と同様の構成を、表示ユニット1012に適用できる。
 図15は、光収束部30の変形例としての光収束部130及び光収束部132を概略的に示す。図14(a)は、フレネルレンズの一部により形成された1つの光収束部130を概略的に示す。なお、フレネルレンズとして機能する光収束部130の複数の屈折面(プリズム面)の間には、隙間が設けられてよい。
 図14(b)に示す光収束部132は、光収束部130を、x軸方向に沿って複数の部分140a、部分140b、部分140c、部分140d、部分140e、部分140f、部分140g及び部分140hに分割したものに対応する。光収束部132の各部分140のそれぞれからの光は、同一の定点に収束する。このように、光収束部を複数の部分に分割することで、いわゆるブラックマトリックス効果が生じて、像のコントラストが高まる場合がある。なお、反射面やフレネルレンズの他に、光収束部30として回折格子を用いてもよい。
 以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
 請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
6 像
10 表示装置
20 光源部
21 第1光源、22 第2光源、23 第3光源
30 光収束部
32 反射面
70 導光板
71 出射面
72 背面
73、74、75、76 端面
130、132 光収束部
140 部分
190 線
290 定点
300 レンズ
310 表示装置
401、402、403 部分面
410 表示装置
470 導光板
473 端面
701 通信部
702 表示部
708 制御部
710 表示装置
712 光源部
716 像
717 導光板
750 改札機システム
752 改札機本体
754 表示システム
756 固定カバー
758 側面
806 像
810 表示装置
850 改札機システム
854 表示システム
950 改札機システム
960 改札システム
1006 像
1010 表示装置
1011 表示ユニット
1020 光源部
1050 券売システム
1060 紙幣挿入部
1070 導光板
1111 表示ユニット
1120 光源部
1140 遮光部
1151、1152 スペーサ

Claims (11)

  1.  1以上の光源と、
     前記光源からの光を、光の出射面に平行な面内で導く導光板と
    を備え、
     前記導光板は、
     前記導光板によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を前記出射面から出射させる光学面をそれぞれ有する複数の光収束部
    を有し、
     前記収束点は前記複数の光収束部の間で互いに異なり、複数の前記収束点の集まりによって、前記出射面側の空間上に像が形成され、
     前記複数の光収束部のうち前記導光板が光を導く導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられた複数の第1の光収束部が、前記複数の収束点のうち同一の第1の収束点に実質的に収束又は前記第1の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を、前記出射面から出射させる
    光デバイス。
  2.  前記複数の光収束部のうち前記導光方向に沿って互いに異なる位置に設けられた複数の第2の光収束部が、前記複数の収束点のうち前記第1の収束点とは異なる同一の第2の収束点に実質的に収束又は前記第2の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を前記出射面から出射させる
    請求項1に記載の光デバイス。
  3.  前記複数の第1の光収束部がそれぞれ有する前記光学面の面積は、前記複数の第1の光収束部からそれぞれ出射される光の光度が略同一になるように定められる
    請求項1又は2に記載の光デバイス。
  4.  前記複数の第1の光収束部がそれぞれ有する前記光学面は、入射した光を反射する反射面であり、
     前記複数の第1の光収束部がそれぞれ有する前記反射面の角度は、前記第1の収束点に実質的に収束又は前記第1の収束点から実質的に発散する互いに異なる方向の出射光を前記出射面から出射させるべく、前記出射面に沿う面内の前記複数の第1の光収束部のそれぞれの位置と、前記第1の収束点との間の位置関係に基づいて定められる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の光デバイス。
  5.  前記光源は複数設けられ、
     複数の前記光源のそれぞれの光軸が前記出射面に平行な面に対してなす角度は互いに異なる
    請求項1又は2に記載の光デバイス。
  6.  複数の光源と、
     前記複数の光源からの光を、光の出射面に平行な面内で導く導光板と、
    を備え、
     前記複数の光源のそれぞれの光軸が前記出射面に平行な面に対してなす角度は互いに異なり、
     前記導光板は、
     前記導光板によって導かれている光が入射し、空間上の1つの収束点に実質的に収束する又は空間上の1つの収束点から実質的に発散する方向の出射光を前記出射面から出射させる光学面をそれぞれ有する複数の光収束部
    を有し、
     前記収束点は前記複数の光収束部の間で互いに異なり、複数の前記収束点の集まりによって、前記出射面側の空間上に像が形成される
    光デバイス。
  7.  前記導光板の入光端面は、前記複数の光源のうち対応する光源からの光が入射する複数の部分面を有し、
     前記複数の部分面のそれぞれは、前記複数の光源のうち前記対応する光源の光軸に略直交する
    請求項5又は6に記載の光デバイス。
  8.  前記光源と前記導光板の入光端面との間に設けられ、前記光源からの光の広がりを小さくして前記導光板の入光端面に入射するレンズ部
    を更に備える請求項1から7のいずれか1項に記載の光デバイス。
  9.  前記複数の光収束部は、前記出射面に平行な面内でそれぞれ予め定められた線に沿って形成されている
    請求項1から8のいずれか1項に記載の光デバイス。
  10.  請求項1から9のいずれか1項に記載の光デバイスと、
     ユーザインタフェース部と
    を備え、
     前記光デバイスは、前記ユーザインタフェース部の位置をユーザに示す前記像を形成する
    光システム。
  11.  請求項10に記載の光システム
    を備える改札機。
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