WO2014087652A1 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

 本発明は、低品質画像である入力画像に含まれる本来の画像に、正しく対応する復元画像を出力する確率を向上させる画像処理装置を提供する。その画像処理装置は、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、その所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、その入力画像から生成する画像群生成手段と、生成されたその複数の復元画像候補をクラスタリングし、そのクラスタリングした結果に基づいて、その復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む。

Description

画像処理装置及び画像処理方法
 本発明は、劣化画像から復元画像を生成する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理用プログラムに関する。
 劣化画像から復元画像を生成する技術の一例に、超解像技術が知られている。超解像技術の中で、辞書を用いる方式は、特に学習型超解像技術と呼ばれる。その辞書は、低解像度画像と高解像度画像とが対応付けられた事例を学習して作成された辞書である。
 学習型超解像技術の一例が非特許文献1に記載されている。非特許文献1に記載された学習型超解像技術では、以下の手法(ここでは、超解像プロセスという)を実行する。
 まず、その超解像プロセスは、低解像度画像である入力画像を受け付ける。
 次に、その超解像プロセスは、入力画像から、低周波成分を生成する。
 次に、その超解像プロセスは、生成したその低周波成分から低周波パッチを切り抜き、該低周波パッチから低周波特徴量を算出する。
 次に、その超解像プロセスは、その算出した低周波特徴量との距離が近い順に、複数の低周波特徴量学習データを辞書から探索する。そして、その超解像プロセスは、それらの探索した低周波特徴量学習データと組になっている高周波特徴量を読み出す。
 次に、その超解像プロセスは、探索時の距離や、隣接する高周波ブロックとの整合性や、学習段階で別途学習する低周波特徴量と高周波特徴量との共起確率などを基準として、一つの高周波特徴量を選択する。
 例えば、特許文献1は、画像処理装置の一例を開示する。
 特許文献1の画像処理装置において、パラメータ選択部は、入力画像から特定された被写体の属性に基づいて、複数の画像処理パラメータの異なる組み合わせを選択する。次に、画像生成部は、選択されたそれらの複数の画像処理パラメータを用いて、その入力画像に含まれる被写体像を高画質化する。続けて、その画像生成部は、その高画質化により得られた複数の画像の中から、その入力画像との比較に基づいて少なくとも1つの画像を選択し、選択したその画像を高画質画像とする。
特開2010-273328号公報
田口、小野、三田、井田 "画像超解像のための閉ループ学習による代表事例の学習方法", 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム J92-D(6), p831-842, 2009-06-01
 しかしながら、上述した特許文献1及び非特許文献1に記載された技術においては、そのような低品質画像である入力画像に正しく対応する復元画像が出力されない場合があるという問題点がある。その問題点は、具体的には、以下のような問題点である。その入力画像に含まれる内容が、例えば数字の「7」であるときに、復元画像にその本来の内容とは異なる数字の「9」が出力され、その本来の内容である「7」が出力されない場合がある。この問題点は、その入力画像の劣化(画質の低下)が激しいほど、顕著になる。
 その理由は、特許文献1及び非特許文献1に記載された技術のいずれにおいても、「入力画像に対して生成した復元画像が誤っている可能性がある」という想定がなされていないからである。換言すると、特許文献1及び非特許文献1に記載された技術のいずれも、本来の内容を示している可能性のある、複数の復元画像を選択する手段を有していないからである。
 具体的には、非特許文献1に記載された技術においては、ある入力画像に対する超解像画像(復元画像)が、その入力画像との整合性がより高くなるようにだけ考慮されて、選択された高周波成分から作成されるからである。
 また、上述した特許文献1に記載された技術においては、ある入力画像に対する高画質画像(復元画像)は、高画質化された複数の画像の中から、その入力画像との比較に基づいて選択され、出力されるからである。
 本発明の目的は、上述した問題点を解決する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理用プログラムを提供することにある。
 本発明の一様態における第1の画像処理装置は、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成する画像群生成手段と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む。
 本発明の一様態における第2の画像処理装置は、入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する画像群生成手段と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む。
 本発明の一様態における第1の画像処理方法は、コンピュータが、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成し、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する。
 本発明の一様態における第2の画像処理方法は、コンピュータが、入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成し、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する。
 本発明の一様態におけるコンピュータ読み取り可能な第1の非一時的記録媒体は、コンピュータに、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を1つの前記入力画像から生成する処理と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させる、画像処理用プログラムを記録する。
 本発明の一様態におけるコンピュータ読み取り可能な第2の非一時的記録媒体は、コンピュータに、入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する処理と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させる画像処理用プログラムを記録する。
 本発明は、低品質画像である入力画像に含まれる本来の画像に、正しく対応する復元画像を出力する確率を向上させることが可能になるという効果がある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態における学習装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態における学習フェーズを説明するための概念図である。 図4は、第1実施形態における辞書がパッチペアを格納する様子を説明するための概念図である。 図5は、第1実施形態における学習装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態における復元装置の構成を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図8は、第1実施形態におけるハイパーパラメータセットの一例を示す図である。 図9は、確率分布関数とその最大値のイメージを模式的に示す図である。 図10は、第1実施形態における復元フェーズを説明するための概念図である。 図11は、第1実施形態における復元フェーズを説明するための概念図である。 図12は、第1実施形態におけるパッチの一例を示す図である。 図13は、クラスタリングのイメージを模式的に示す図である。 図14は、本来の画像と入力画像と復元画像群の関係の一例を示す図である。 図15は、第1実施形態における復元装置の動作を示すフローチャートである。 図16は、第1実施形態における復元装置の動作を示すフローチャートである。 図17は、本発明の第2実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図18は、確率分布関数とその極大値のイメージを模式的に示す図である。 図19は、第2実施形態における復元装置の動作を示すフローチャートである。 図20は、本発明の第3実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図21は、第3実施形態における復元装置の動作を示すフローチャートである。 図22は、本発明の第4実施形態における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図23は、第4実施形態における復元装置の動作を示すフローチャートである。 図24は、本発明の第5実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図25は、本発明の第5実施形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す図である。
 次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の機能を備える構成要素には同様の符号が与えられている。
 まず、本発明の実施形態の理解を容易にするため、本発明の背景を説明する。尚、以降の説明は超解像技術を例として行うが、本発明は超解像技術の適用のみに限定されるものではない。本発明は、例えば、ノイズ除去技術、画像修復技術、時間解像度補間技術、ボケ除去技術など、品質の悪い入力画像から復元画像を生成するあらゆる技術に適用可能である。尚、品質の悪い入力画像(低品質画像である入力画像)は、劣化画像とも呼ばれるが、以下の説明においては、後述する高解像画像を劣化させた劣化画像と区別するために、単に入力画像と呼ぶ。
 学習型超解像技術には、学習フェーズと復元フェーズとがある。
 学習フェーズは、複数の事例を学習して、辞書を作成するフェーズである。その辞書は、各事例におけるパッチペアを辞書データとして含む。
 ここで、そのパッチペアは、所定の事例における高解像画像のパッチと劣化画像のパッチとのペアである。その高解像画像(以下、学習画像と呼ぶ)は、その事例に対応する高解像度の画像である。劣化画像は、その高解像画像(学習画像)を劣化させた画像である。以下、学習画像(高解像画像)のパッチを復元パッチ、劣化画像のパッチを劣化パッチと呼ぶ。また、パッチ(例えば、その復元パッチ、その劣化パッチ及び後述の入力パッチ)は、対象の画像の部分的な小領域画像である。例えば、そのパッチは、その対象の画像をブロックに分割して生成されたものである。
 復元フェーズは、その学習フェーズで作成した辞書から、画像処理の対象となる入力画像のパッチ(以下、入力パッチと呼ぶ)に対応する最適な復元パッチを探索し、合成処理により超解像画像を生成するフェーズである。ここで、一般的な入力画像は、低解像度であったり、ノイズが混入していたり、部分的に破壊されていたり、或いは部分的に欠落していたりする、品質の悪い画像(低品質画像)である。また、入力画像は、ボケを含んでいたり、姿勢が傾いていたりする、品質の悪い画像(低品質画像)でもある。また、超解像画像は、復元画像とも呼ばれる。
 以上が、本発明の背景の説明である。
 <第1実施形態>
 図1は、第1実施形態に係る画像処理システム1000の構成を示すブロック図である。
 図1に示すように、第1実施形態に係る画像処理システム1000は、学習装置101と、辞書200と、復元装置301とを含む。学習装置101は、学習画像を受け付け、学習フェーズを実行する。辞書200は、学習フェーズで作成されたパッチペアを記憶する。復元装置301は、入力画像を受け付け、辞書200を利用して復元フェーズを実行し、復元画像を出力する。
 以下、学習フェーズと復元フェーズに分けて、本実施形態を説明する。
 (学習フェーズ)
 図2~図5を参照して、第1実施形態における学習フェーズについて説明する。
 図2は、学習装置101の構成を示すブロック図である。図2に示すように、学習装置101は、受付部110と、劣化画像生成部120と、パッチペア生成部130と、登録部140とを含む。
 学習装置101は、学習フェーズを実行して、辞書200を作成する。
 ===受付部110===
 受付部110は、外部から学習画像を受け付ける。受付部110は、外部から受け付けた学習画像を劣化画像生成部120及びパッチペア生成部130に出力する。
 ===劣化画像生成部120===
 劣化画像生成部120は、受付部110から出力された学習画像に劣化処理を施して劣化画像を生成する。
 劣化画像生成部120は、受付部110から出力された学習画像に対して、複数の劣化処理を施して、複数の劣化画像を生成してもよい。劣化画像生成部120は、学習画像に対して、複数の異なる劣化処理を施して複数の劣化画像を生成してもよい。
 劣化画像生成部120は、受付部110から出力された学習画像に対し、サイズ縮小、明度減少、高周波成分除去または姿勢変動の処理のうちの少なくとも一つを施すことで劣化画像を生成してもよい。
 劣化画像生成部120は、受付部110から受け取った学習画像を、例えばN分の1に縮小することで劣化画像を生成してもよい。画像を縮小するアルゴリズムは、例えば、画質劣化が比較的大きいニアレストネイバー法を使用する。また、画像を縮小するアルゴリズムは、例えば、バイリニア法やバイキュービック法を使用してもよい。
 劣化画像生成部120は、例えば学習画像の高周波成分を取り除くなどして、ボケ強度を強めることで劣化画像を生成してもよい。劣化画像生成部120は、学習画像を傾かせて、姿勢を変動させることで劣化画像を生成してもよい。または、劣化画像生成部120は、学習画像の輝度値を減少させて明度を低くし、劣化画像を生成してもよい。劣化画像生成部120は、既存の様々な手法によって劣化画像を生成してもよい。
 劣化画像生成部120は、生成した劣化画像を、当該劣化画像に関して、画像の劣化状態を示すパラメータ(以下、「劣化パラメータ」という。)と併せてパッチペア生成部130に出力する。ここで、劣化パラメータは、画像の領域毎に、画像の倍率、明度、ボケ強度及び姿勢の傾きのうちの少なくとも一つを数値で表したパラメータでもよい。
 ===パッチペア生成部130===
 パッチペア生成部130は、受付部110から学習画像を受け取り、劣化画像生成部120から学習画像の劣化画像及び劣化画像の劣化パラメータを受け取る。パッチペア生成部130は、その学習画像とその劣化画像との対応する位置におけるパッチペアを複数生成する。換言すると、パッチペア生成部130は、その学習画像の特定のパッチと、その学習画像上におけるその特定のパッチの位置に対応する、その劣化画像上におけるその位置のその劣化画像のパッチとをパッチペアとする。
 パッチペア生成部130は、既存の手法によって復元パッチと劣化パッチとの複数のペア(パッチペア)を生成すればよい。
 パッチペア生成部130は、生成した複数のパッチペアを、対応する劣化パラメータと併せて登録部140に出力する。
 尚、学習装置101の受付部110は、学習画像とその学習画像のペアである劣化画像及び劣化パラメータを、外部からを受け付けるようにしてもよい。例えば、学習画像は高解像画像を撮影可能なカメラで撮影した画像であり、劣化画像は性能の低いカメラで撮影した画像(劣化パラメータの画像の倍率を増大した画像)である。また、劣化画像は、意図的にピントを狂わせて(劣化パラメータのボケ強度を増大)、或いは露出時間を不正に設定(劣化パラメータの明度を変更)して、撮影した画像であってよい。また、劣化画像は、ブレ(劣化パラメータの姿勢の傾き)を発生させて撮影した画像であってよい。劣化画像は、その他、あらゆる悪条件で撮影した画像であってよい。こうした場合、学習装置101は、劣化画像生成部120を含まなくてもよい。また、パッチペア生成部130は、受付部110から学習画像及び劣化画像を受け取る。
 ===登録部140===
 登録部140は、パッチペア生成部130から、複数のパッチペアを受け取る。登録部140は、複数のパッチペアと、当該パッチペアにおける劣化パッチに対応する劣化パラメータとを対応付けて辞書200に登録する。
 ===辞書200===
 辞書200は、学習装置101によって生成された複数のパッチペア及び劣化パラメータを格納する。
 図3は、第1実施形態における学習フェーズを説明するための概念図である。図3に示すように、学習装置101は、学習画像10に1以上の劣化処理を施して劣化画像20を生成してもよい。図3は、「劣化1」、「劣化2」・・・、というバリエーションの劣化処理を施していることを示す。学習装置101は、学習画像10及び劣化画像20の対応する位置におけるパッチのペアを、劣化パラメータ204と併せて、辞書200に登録する。図3は、学習装置101が、復元パッチ201、劣化パッチ202及び劣化パラメータ204を含むパッチペア203を辞書200に登録することを示す。劣化パラメータ204は、ψ(kは、1からnまでの整数)で示される。
 図4は、辞書200がパッチペア203及び劣化パラメータを格納する様子を説明するための概念図である。図4に示すように、辞書200は、復元パッチ201(1)、201(2)、201(3)、・・・、201(n-1)、201(n)を格納する。また、辞書200は、復元パッチ201に対応して劣化パッチ202(1)、202(2)、202(3)、・・・、202(n-1)、202(n)を格納する。すなわち、辞書200は、復元パッチ201と劣化パッチ202のペアであるパッチペア203(1)、203(2)、203(3)、・・・、203(n-1)、203(n)を格納する。また、辞書200は、劣化パラメータ204(1)、204(2)、204(3)、・・・、204(n-1)、204(n)をパッチペア203に対応させて格納する。ここでnは正の整数である。
 辞書200の復元パッチ、劣化パッチ及び劣化パラメータの格納方法は、図4に示すように各パッチを対応付けて格納する方法に限定されない。例えば、辞書200は、学習画像10をパッチとしてではなく一枚の画像として格納してもよい。この場合、辞書200は、インデックスが付された態様により学習データを格納してよいし、その他の方法で格納してもよい。そのインデックスは、劣化パッチ毎に復元画像のどこの領域と対応するか、どのような劣化パラメータと対応するか、を示す。この場合、そのパッチ及びその劣化パラメータの構造は、辞書200学習データの格納方法に適合する構造であってよい。
 次に、図面を参照して、学習装置101の動作を説明する。図5は、学習装置101の動作を示すフローチャートである。
 受付部110は、外部から学習画像10を受け付ける(ステップA1)。
 劣化画像生成部120は、受付部110から出力された学習画像10を、例えばN分の1に縮小して、劣化画像20を生成する(ステップA2)。
 パッチペア生成部130は、学習画像10と劣化画像20との対応する位置におけるパッチペア203を複数生成し、登録部140へ出力する(ステップA3)。
 次に、登録部140は、パッチペア生成部130から受け取ったパッチペア203を辞書200へ登録する(ステップA4)。
 以上が、辞書200を作成する、学習装置101の動作の説明である。
 (復元フェーズ)
 図6~図12を参照して、第1実施形態における復元フェーズについて説明する。
 図6は、復元装置301の構成を示すブロック図である。図6に示すように、復元装置301は、受付部310及び画像処理装置1001を備える。画像処理装置1001は、画像群生成部501及び画像選択提示部511を含む。
 図7は、画像処理装置1001の構成を示すブロック図である。画像処理装置1001の画像群生成部501は、パッチ生成部521と、ハイパーパラメータセット生成部531と、復元画像候補生成部541とを含む。
 復元装置301は、画像処理の対象となる入力画像を外部から受け付けて、その入力画像に画像処理(以下の第1から第3に示す、復元装置301の処理)を実行して復元画像を生成する。
 第1に、復元装置301は、辞書200を利用して、確率分布関数に基づいて、その受け付けた入力画像の1つに対して、複数の復元画像候補を生成する。ここで、復元画像候補は、複数の異なる内容(画像)のいずれかを含む、超解像画像である。それらの異なる内容(画像)のそれぞれは、その入力画像の本来の内容(画像)である可能性を持つ内容である。確率分布関数の詳細は、後述する。
 第2に、復元装置301は、それらの複数の復元画像候補をクラスタリングする。続けて、復元装置301は、そのクラスタリングした結果に基づいて、それらの複数の復元画像候補の中から、1または複数の復元画像候補を選択する。ここで、復元装置301は、予め定められた選択条件に従って復元画像候補を選択するようにしてよい。
 第3に、復元装置301は、選択した復元画像候補を復元画像として出力する。
 次に、復元装置301、画像処理装置1001及び画像群生成部501の各構成要素について詳細に説明する。
 ===受付部310===
 復元装置301の受付部310は、画像処理の対象となる入力画像を外部から受け付ける。例えば、受付部310は、ネットワークに接続して入力画像を受信してもよいし、入力画像を記憶するメモリから読み出すことで入力画像を受け付けてもよい。即ち、受付部310による入力画像の受け付けの形態は、限定されない。受付部310は、受け付けた入力画像を画像群生成部501に出力する。
 ===パッチ生成部521===
 画像群生成部501のパッチ生成部521は、受付部310から出力された入力画像から複数のパッチ(入力パッチ)を生成し、復元画像候補生成部541に出力する。
 ===ハイパーパラメータセット生成部531===
 画像群生成部501のハイパーパラメータセット生成部531は、1または複数のハイパーパラメータ(劣化パラメータ)を含む、複数のハイパーパラメータセットを生成する。具体的には、ハイパーパラメータ決定部531は、それらのハイパーパラメータの値を変化させた複数のハイパーパラメータセットを生成する。次に、ハイパーパラメータ決定部531は、生成した複数のハイパーパラメータセットを復元画像候補生成部541に出力する。
 ハイパーパラメータは、統計学の分野における確率分布関数を決定するパラメータであるとも言える。即ち、本実施形態においては、劣化パラメータは、ハイパーパラメータに対応するとも言うことができる。
 図8は、ハイパーパラメータセット60の一例を示す図である。図8に示すように、ハイパーパラメータセット60は、例えば、ハイパーパラメータであるパッチサイズ、ボケの大きさ、姿勢及び距離空間などの任意の組み合わせである。そのパッチサイズは、画素数(5画素や3×4画素など)で示される値である。そのボケの大きさは、画素数(1画素や0.5画素など)で示される値である。その姿勢は、例えば、回転軸と角度(x軸で1度や、z軸で-2度)で示される値である。その距離空間は、パッチ探索に用いる距離空間である。その距離空間は、例えば、L1ノルムやL2ノルムとしてあらわされる。
 例えば、ハイパーパラメータセット生成部531は、図示しないインタフェースからの指示に基づいて、ハイパーパラメータセット60を生成する。また、ハイパーパラメータセット生成部531は、図示しない手段から入力された操作者の指示に基づいて、ハイパーパラメータセット60を生成するようにしてもよい。
 ===復元画像候補生成部541===
 画像群生成部501の復元画像候補生成部541は、以下のような第1の方法により、復元画像候補を生成する。
 復元画像候補生成部541は、例えば、後述の式1に示すような確率分布関数の最大値を算出する。次に復元画像候補生成部541は、その確率分布関数の最大値に対応するように、辞書200のパッチペア203を選択する。次に復元画像候補生成部541は、選択したパッチペア203の復元パッチ201を合成して、復元画像候補を生成する。尚、復元パッチ201の合成については、後述の、第2の方法の復元フェーズにおいて詳細に説明する。
 図9は、式1で表される確率分布関数とその最大値のイメージを模式的に示す図である。
 復元画像候補生成部541は、例えば、モンテカルロ法を用いて、その確率分布関数の最大値を求める。そのモンテカルロ法は、マルコフチェインモンテカルロ(メトロポリス法、ギブスサンプリング法)、マルチカノニカルモンテカルロ法、交換モンテカルロ法などであってよい。また、復元画像候補生成部541は、モンテカルロ法以外(例えば、EM(Expectation Maximization)アルゴリズム)を用いてもよい。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000001

 式1は、超解像画像(復元画像候補に成り得る画像)の出現確率を示す確率分布関数である。式1に示す確率分布関数は、入力画像及びその入力画像に対応するその超解像画像と辞書200に格納されているパッチペア203との関係、並びにその超解像画像の隣接パッチ間の関係をモデル化した関数である。式1の関数は、劣化画像20に対応する劣化のパラメータの、任意のものを、ハイパーパラメータとして含む。
 具体的には、式1において、Edataは、入力パッチと劣化パッチ202との類似性(例えば、入力パッチと劣化パッチ202とのそれぞれの距離空間の類似性)を示す値である。Esmoothは、その超解像画像の隣接パッチ間の類似性を示す値である。尚、Esmoothは、その超解像画像から切り出したパッチと復元パッチ201との類似性であってもよい。
 また、式1において、αは、Esmoothの重みを決定する値であり、ハイパーパラメータの一つである。尚、ハイパーパラメータは、α以外に、EdataやEsmoothの中に、パッチサイズ、ボケの大きさ、姿勢或いはパッチ探索に用いる距離空間として含まれている。
 次に、復元画像候補生成部541は、その最大値の出現確率に対応する超解像画像を、復元画像候補として生成する。
 換言すると、式1は、超解像画像が式2に示すエネルギーで与えられた場合の、超解像画像Xの確率分布関数である。

Figure JPOXMLDOC01-appb-I000002

 尚、最大値の出現確率に対応する超解像画像は、式2で示すエネルギーが最小値となる超解像画像である。即ち、上述の「復元装置301が、確率分布関数に基づいて、その受け付けた入力画像の1つに対して、複数の復元画像候補を生成する」ことは、以下のように換言できる。
 復元画像候補生成部541は、式2のような算出式で求められるエネルギーEの最小値を算出する。次に、復元画像候補生成部541は、その最小値のエネルギーEに対応する超解像画像を、復元画像候補として生成する。こうして、復元画像候補生成部541は、図8に示すようなハイパーパラメータセット60のそれぞれに対応する復元画像候補を生成する。
 また、復元画像候補生成部541は、以下のような第2の方法により、複数の復元画像候補を生成してもよい。以下の第2の方法の場合、画像群生成部501は、ハイパーパラメータセット生成部531を備えなくてもよい。
 復元画像候補生成部541は、辞書200に格納されているパッチペア203の中から、類似度に基づいて、入力パッチそれぞれに対応する複数の復元パッチ201を選択する。その類似度は、入力パッチと劣化パッチ202との類似性を表す値である。例えば、復元画像候補生成部541は、その入力パッチに対するその類似度が所定値以上の劣化パッチ202に対応する復元パッチ201を選択する。また、復元画像候補生成部541は、その入力パッチに対するその類似度が大きい順の、所定数の、劣化パッチ202に対応する復元パッチ201を選択する。
 復元画像候補生成部541は、複数の復元パッチ201を合成して、復元画像候補を生成する。それらの復元パッチ201のそれぞれは、入力パッチのそれぞれに対応する複数の復元パッチ201の1つである。
 そして、復元画像候補生成部541は、それらの合成される復元パッチ201の組み合わせを変えて、複数の復元画像候補を生成する。
 図10は、第2の方法の復元フェーズを説明するための概念図である。図10に示すように、復元装置301は、入力画像30の入力パッチ31と辞書200中の劣化パッチ202との類似性(第1の類似度)に基づいて、復元パッチ201を選択する。
 また、復元装置301は、図11に示すように、第1の類似度の他に、更に復元画像40から切り出したパッチと復元パッチ201との類似性(第2の類似度)にも基づいて、復元パッチ201を選択するようにしてもよい。
 次に、2つのパッチ(例えば、入力パッチ31と劣化パッチ202)間の類似度について説明する。
 図12は、パッチ50の一例を示す図である。図12に示すように、例えばパッチ50は、複数の画素52の画素値を要素として持つ、多次元ベクトルである画素群51を含む。また、パッチ50は、パッチ50を個別に特定するパッチ識別子53を、メタ情報として含む。尚、パッチ50は、復元パッチ201、劣化パッチ202及び入力パッチ31を含む概念である。また、画素値は、輝度値でもよくこれに限定されない。
 この場合、その2つのパッチ間の類似度を示す値とは、それらのパッチ間の各画素52の輝度値の差に基づく値でもよい。例えば、その2つのパッチ間の類似度を示す値は、それらのパッチ間の各画素52の輝度値の差の二乗和であるSSD(Sum of Square Distance)に基づく値でもよい。例えば、類似度を示す値は、SSDを特定の定数から引いた値でもよい。この場合、特定の定数は、例えば、最小輝度のパッチと最大輝度のパッチのSSDであってよい。または、その2つのパッチ間の類似度を示す値は、パッチ間の各画素52の輝度値の差の絶対値和であるSAD(Sum of Absolute Distance)に基づく値でもよい。例えば、その類似度を示す値は、SADを特定の定数から引いた値でもよい。この場合、その特定の定数は、例えば、最小輝度のパッチと最大輝度のパッチのSADであってよい。
 他に、例えば、その2つのパッチ間の類似度を示す値は、2つの特徴ベクトル間の角度に基づく値でもよい。または、その2つのパッチ間の類似度を示す値は、正規化相互相関関数により算出される値でもよく、これらに限定されない。
 即ち、その2つのパッチ間の類似度は、その2つのパッチそれぞれの画素群51が表す画像間の類似度である。
===画像選択提示部511===
 画像処理装置1001の画像選択提示部511は、画像群生成部501が生成したそれらの複数の復元画像候補をクラスタリングする。画像選択提示部511は、例えばK-means法や、Ward法を用いてクラスタリングを行う。
 図13は、そのクラスタリングのイメージを模式的に示す図である。復元画像候補は、それを構成する画素数だけの次数を持つ、多次元のベクトルである。しかし、図13においては、復元画像候補は、2次元平面上にプロットされている。
 図13において、黒点及び星印は、復元画像候補である。それらの黒点及び星印を囲む線は、クラスを示す。即ち、クラスの線で囲まれたそれらの黒点及び星印は、クラスタリングされた結果の復元画像候補の部分集合である。また、星印は、そのクラスのセントロイドの復元画像候補である。ここで、セントロイドの復元画像候補は、そのクラスの中心に最も近い復元画像候補である。尚、画像選択提示部511は、以下の処理において、セントロイドの復元画像候補に替えて、そのクラスの中心に対応するベクトル(画像)を復元画像候補として利用するようにしてもよい。
 次に、画像選択提示部511は、そのクラスタリングの結果を利用して、予め定められた選択条件に適合する復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部511は、選択した復元画像候補を復元画像として出力する。例えば、その選択条件は、図示しないインタフェースを介して、外部から与えられてよい。また、その選択条件は、操作者により図示しない入力手段から与えられてよい。
 例えば、その選択条件は、指定する数量n(nは、1以上の自然数)の、各クラスのセントロイドの復元画像候補である。この場合、画像選択提示部511は、その復元画像候補をnだけ、各クラスのセントロイドの復元画像候補から、ランダムに選択する。例えば、nが「3」の場合、画像選択提示部511は、3つのクラスからセントロイドの復元画像候補を選択し、その選択した3つの復元画像候補を復元画像として出力する。
 図14は、本来の画像とその本来の画像が劣化した入力画像とその入力画像の復元画像との関係を示す図である。図14に示す入力画像は、図14に示す本来の画像が何らかの要素(例えば、ぼけ、低解像度化、ノイズ混入など)により低品質画像となったものであることを、点線で表現し、示している。図14に示す復元画像群は、例えば、図13の星印で示したセントロイドの復元画像候補に対応する。
 こうして、画像処理装置1001は、入力画像に含まれる本来の画像(ここでは、「7」)に対して、間違った復元画像(ここでは、「1」及び「9」)だけでなく、正しく対応する復元画像(ここでは、「7」)も出力する。
 また、その選択条件は、指定する数量n(nは、1以上の自然数)の、要素数が多い順の各クラスの、セントロイドの復元画像候補であってよい。この場合、画像選択提示部511は、その復元画像候補をnだけ、要素数が多い順の各クラスのセントロイドの復元画像候補から、選択する。
 また、その選択条件は、要素数が閾値以上の各クラスの、セントロイドの復元画像候補であってよい。この場合、画像選択提示部511は、要素数が閾値以上の各クラスの、セントロイドの復元画像候補を選択する。
 また、その選択条件は、全ての各クラスの、セントロイドの復元画像候補であってよい。この場合、画像選択提示部511は、全ての各クラスの、セントロイドの復元画像候補を選択する。
 また、画像選択提示部511は、それらの復元画像候補のそれぞれの特定の一部分を特定部分復元画像候補として切り出し、その特定部分復元画像候補をクラスタリングしてもよい。この場合、画像選択提示部511は、それらの特定部分復元画像候補から、上述した選択条件に適合する特定部分復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部511は、選択した特定部分復元画像候補、または選択した特定部分復元画像候補に対応する復元画像候補を、復元画像として出力するようにしてよい。
 以上が、復元装置301及び画像処理装置1001の各構成要素についての説明である。
 次に、復元装置301の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
 図15及び図16は、復元装置301の動作を示すフローチャートである。図15に示す復元装置301の動作は、復元画像候補生成部541が、第1の方法により復元画像候補を生成する場合の動作である。
 受付部310は、画像処理の対象となる入力画像を外部から受け付ける(ステップB11)。
 次に、パッチ生成部521は、受付部310から出力された入力画像を、ブロックに分割して複数のパッチ(入力パッチ31)を生成する(ステップB12)。例えば、パッチ生成部521は、縦5個×横5個の計25個の画素からなる領域を入力パッチ31のパッチ単位としてもよい。この場合、パッチ生成部521は、入力画像に対し、隣接のパッチが1画素ずつずれた関係で入力パッチ31を生成してもよい。尚、パッチの領域の画素数や、隣接パッチとの関係はこれらに限定されない。例えば、パッチ生成部521は、隣接のパッチが3画素ずつずれた関係のパッチとして入力パッチ31を生成してもよい。尚、入力パッチ31とそれに隣接するパッチとのずれ画素の数が小さい(隣接のパッチとの重なりが大きい)ほど、復元画像を生成するための細かな合成処理が可能になる。
 次に、ハイパーパラメータセット生成部531は、複数のハイパーパラメータを生成する(ステップB13)。
 次に、復元画像候補生成部541は、それらのハイパーパラメータ毎に、式1で求められる確率分布関数が最大値となる超解像画像を、復元画像候補として生成する(ステップB14)。尚、復元画像候補生成部541は、それらのハイパーパラメータ毎に、式2で求められるエネルギーEが最小値となる超解像画像を、復元画像候補として生成するようにしてもよい。
 次に、画像選択提示部511は、それらの復元画像候補をクラスタリングする(ステップB15)。
 次に画像選択提示部511は、そのクラスタリングの結果を利用して、予め定められた選択条件に適合する復元画像候補を選択する(ステップB16)。
 次に、画像選択提示部511は、選択した復元画像候補を復元画像として出力する(ステップB17)。
 図16に示す復元装置301の動作は、復元画像候補生成部541が、第2の方法により復元画像候補を生成する場合の動作である。図16に示す復元装置301の動作は、図15に示すフローチャートのステップB13及びステップB14が、以下のステップB21~ステップB23に置き換わった動作である。
 復元画像候補生成部541は、パッチ生成部521が生成した入力パッチ31それぞれについて、辞書200に含まれる全ての劣化パッチ202に対する類似度を算出する(ステップB21)。
 次に、復元画像候補生成部541は、辞書200に格納されているパッチペア203のデータの中から、算出した類似度に基づいて、複数の劣化パッチ202を取得する。続けて、復元画像候補生成部541は、そのパッチ識別子53のそれぞれに対応するパッチペア203の復元パッチ201を選択し、出力する(ステップB22)。ここで、そのパッチ識別子53は、取得した劣化パッチ202のパッチ識別子53である。
 同様に、復元画像候補生成部541は、全ての入力パッチ31それぞれについてステップB22を実行し、復元パッチ201を選択する。
 次に、復元画像候補生成部541は、全ての入力パッチ31それぞれに対応する復元パッチ201を、組み合わせを変えて合成し、複数の復元画像を生成する(ステップB23)。尚、「画像(パッチ)を合成する」処理は、具体的には、「合成の対象となる全画像(パッチ)の画素値の平均を取る」処理でもよい。ここで、「画素値の平均を取る」とは、各パッチ間で同一位置の画素値毎に、平均値を算出することである。
 具体的には、「合成」とは、全復元パッチ201を対応する位置に置いたときに、重なり領域については重なった全ての復元パッチ201の画素値の平均を取る処理でもよい。
 以上が復元装置301の動作の説明である。
 上述した本実施形態における第1の効果は、入力画像に含まれる本来の画像に、正しく対応する復元画像を出力する確率を向上させることが可能になる点である。
 その理由は、以下の構成を備えるからである。第1に、復元画像候補生成部541が、入力画像の本来の内容である可能性を持つ複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、その1つの入力画像から生成する。第2に、画像選択提示部511が復元画像候補をクラスタリングした結果に基づいて、復元画像を出力する。
 <第2実施形態>
 次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
 図17は、本発明の第2実施形態の画像処理装置1002の構成を示すブロック図である。図17に示す画像処理装置1002は、例えば図6に示す復元装置301に、画像処理装置1001に替えて含まれる。
 図17を参照すると、本実施形態における画像処理装置1002は、画像群生成部502と画像選択提示部511とを含む。
 画像群生成部502は、パッチ生成部521、ハイパーパラメータセット生成部532及び復元画像候補生成部542を含む。
 図6に示す復元装置301は、画像処理装置1001に替えて、画像処理装置1002を含むようにしてよい。
 ===ハイパーパラメータセット生成部532===
 ハイパーパラメータセット生成部532は、1つのハイパーパラメータセット60を生成する。
 例えば、ハイパーパラメータセット生成部531は、図示しないインタフェースからの指示に基づいて、ハイパーパラメータセット60を生成する。また、ハイパーパラメータセット生成部531は、図示しない手段から入力された操作者の指示に基づいて、ハイパーパラメータセット60を生成するようにしてもよい。
 ===復元画像候補生成部542===
 復元画像候補生成部542は、そのハイパーパラメータセット60に対応する確率分布関数の、複数の極大値に対応する復元画像候補を生成する。即ち、復元画像候補生成部542は、図7に示す復元画像候補生成部541と以下の点で異なる。復元画像候補生成部541は、その確率分布関数の最大値を求め、その最大値に対応する超解像画像を、復元画像候補として生成した。これに対して、復元画像候補生成部542は、その確率分布関数の複数の極大値を求め、それらの極大値に対応する超解像画像を、復元画像候補として生成する。
 図18は、式1で表される確率分布関数とその極大値のイメージを模式的に示す図である。
 尚、ハイパーパラメータセット生成部532は、ハイパーパラメータセット生成部531と同様に、複数のハイパーパラメータセット60を生成するようにしてもよい。
 この場合、復元画像候補生成部542は、それらのハイパーパラメータセット60のそれぞれに対応する確率分布関数のそれぞれについて、複数の極大値に対応する復元画像候補を生成するようにしてよい。
 次に、本実施形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
 図19は、本実施形態に係る画像処理装置1002を含む復元装置301の動作を示すフローチャートである。図19に示す、画像処理装置1002を復元装置301の動作は、図15に示すフローチャートのステップB13及びステップB14が、以下のステップB31~ステップB32に置き換わった動作である。
 ハイパーパラメータセット生成部532は、1つまたは複数のハイパーパラメータセット60を生成する(ステップB31)。
 復元画像候補生成部542は、1つまたは複数のハイパーパラメータセット60毎に、確率分布関数の複数の極大値に対応する復元画像候補を生成する(ステップB32)。
 上述した本実施形態における第1の効果は、第1実施形態と同様に、低品質な入力画像に含まれる本来の画像に正しく対応する復元画像を、出力する確率を向上させることが可能になる点である。
 その理由は、復元画像候補生成部542が確率分布関数の複数の極大値に対応する復元画像候補を生成するようにしたからである。
 上述した本実施形態における第2の効果は、入力画像に含まれる本来の画像に正しく対応する復元画像を、出力する確率を更に向上させることが可能になる点である。
 その理由は、復元画像候補生成部541が確率分布関数に基づいて、複数のハイパーパラメータセット60のそれぞれに対応し、更にその確率分布関数の複数の極大値に対応する、復元画像候補を生成するようにしたからである。
 <第3実施形態>
 次に、本発明の第3実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
 図20は、本発明の第3実施形態に係る画像処理装置1003の構成を示すブロック図である。
 図20を参照すると、本実施形態における画像処理装置1003は、画像群生成部501及び画像選択提示部513を含む。尚、画像処理装置1003は、画像群生成部501に替えて、画像群生成部502を含むようにしてもよい。図20に示す画像処理装置1003は、例えば図6に示す復元装置301に、画像処理装置1001に替えて含まれる。
 ===画像選択提示部513===
 画像選択提示部513は、複数の復元画像候補のそれぞれを複数の部分に分割した分割復元画像候補を生成する。次に、画像選択提示部513は、特定の領域の分割復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングする。ここで特定の領域の分割復元画像候補は、それらの復元画像候補のそれぞれ毎の同じ位置に対応する、分割復元画像候補である。次に、画像選択提示部513は、そのクラスタリングした結果に基づいて、グループ毎の分割復元画像候補を選択する。次に、画像選択提示部513は、選択した分割復元画像候補を合成して超解像画像を生成し、復元画像候補として出力する。
 画像選択提示部513は、予め定められた選択条件に適合する分割復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部513は、選択した復元画像候補を予め定められた合成条件に基づいて合成する。例えば、その選択条件及びその合成条件は、図示しないインタフェースを介して、外部から与えられてよい。また、その選択条件及びその合成条件は、操作者により図示しない入力手段から与えられてよい。
 画像選択提示部513は、その選択条件及びその合成条件に基づいて、例えば、グループ(即ち、各領域)毎に、指定する数量n(nは、1以上の自然数)の各クラスのセントロイドの分割復元画像候補をランダムに選択する。そして、画像選択提示部513は、それらの選択した分割復元画像候補の組み合わせを変えて、合成する。
 また、画像選択提示部513は、その選択条件及びその合成条件に基づいて、グループ毎に、要素数が閾値以上の各クラスの、セントロイドの分割復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部513は、それらの選択した分割復元画像候補の組み合わせを変えて、合成する。
 また、画像選択提示部513は、その選択条件及びその合成条件に基づいて、グループ毎に、指定する数量nの、要素数が多い順の各クラスの、セントロイドの分割復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部513は、それらの選択した分割復元画像候補の組み合わせを変えて、合成する。
 また、画像選択提示部513は、その選択条件及びその合成条件に基づいて、グループ毎に、指定する数量nの、全ての各クラスの、セントロイドの分割復元画像候補を選択する。そして、画像選択提示部513は、それらの選択した分割復元画像候補の組み合わせを変えて、合成する。
 次に、画像処理装置1003を含む復元装置301の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
 図21は、画像処理装置1003を含む復元装置301の動作を示すフローチャートである。画像処理装置1003を含む復元装置301の動作は、図15に示すフローチャートのステップB15及びステップB17が、以下のステップB41~ステップB45に置き換わった動作である。
 画像選択提示部513は、それらの復元画像候補を分割して、分割復元画像候補を生成する(ステップB41)。
 次に、画像選択提示部513は、それらの分割復元画像候補をグループ毎にクラスタリングする(ステップB42)。
 次に、画像選択提示部513は、そのクラスタリングの結果を利用して、予め定められた選択条件に適合する分割復元画像候補を選択する(ステップB43)。
 次に、画像選択提示部513は、選択した分割復元画像候補を合成して復元画像を生成する(ステップB44)。
 次に、画像選択提示部513は、生成した復元画像を出力する(ステップB45)。
 上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加え、入力画像の劣化が一様でない場合においても、所望の復元画像を出力する確率を向上させることが可能になる点である。その所望の復元画像は、入力画像に含まれる本来の画像に正しく対応する復元画像である。
 その理由は、画像選択提示部513が、複数の復元画像候補のそれぞれを複数の部分に分割した分割復元画像候補について処理を行うようにしたからである。
 <第4実施形態>
 次に、本発明の第4実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
 図22は、本発明の第4実施形態に係る画像処理装置1004の構成を示すブロック図である。
 図22を参照すると、本実施形態における画像処理装置1004は、画像群生成部504及び画像選択提示部514を含む。画像処理装置1004の画像群生成部504は、パッチ生成部521と、ハイパーパラメータセット生成部531と、復元画像候補生成部541と、信頼度算出部554とを含む。尚、画像群生成部504は、ハイパーパラメータセット生成部531に替えてハイパーパラメータセット生成部532を含むようにしてもよい。また、画像群生成部504は、復元画像候補生成部541に替えて復元画像候補生成部542を含むようにしてもよい。図22に示す画像処理装置1004は、例えば図6に示す復元装置301に、画像処理装置1001に替えて含まれる。
 ===信頼度算出部554===
 信頼度算出部554は、復元画像候補生成部541が生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出する。信頼度の算出の詳細は、後述する。
 ===画像選択提示部514===
 画像選択提示部514は、算出されたそれらの信頼度に基づいて復元画像候補を選択し、選択したその復元画像候補を復元画像として出力する。
 具体的には、画像選択提示部514は、画像選択提示部511と同様に、そのクラスタリングの結果を利用して、予め定められた選択条件に適合するその復元画像候補を選択する。本実施形態において、その選択条件は、信頼度の条件を含む。例えば、その選択条件は、信頼度が最も高いことや、信頼度が所定の閾値以上であることを条件として含む。
 尚、画像選択提示部514は、複数の復元画像候補のそれぞれを複数の部分に分割した分割復元画像候補を生成し、信頼度算出部554に出力するようにしてもよい。この場合、信頼度算出部554は、分割復元画像候補の信頼度を算出するようにしてよい。そして、画像選択提示部514は、同じ位置に対応する特定の領域の部分復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングするようにしてよい。そして、画像選択提示部514は、そのクラスタリングした結果に基づいて、グループ毎の分割復元画像候補を選択し、選択した分割復元画像候補を合成して出力するようにしてよい。
 次に、画像処理装置1004を含む復元装置301の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
 図23は、画像処理装置1003を含む復元装置301の動作を示すフローチャートである。画像処理装置1003を含む復元装置301の動作は、図15に示すフローチャートに、以下のステップB51が追加された動作である。
 信頼度算出部554は、各復元画像候補の信頼度を算出する(ステップB51)。
 次に、信頼度算出の詳細の例として、第1から第4の信頼度算出手法を説明する。
 第1の信頼度算出手法において、信頼度算出部554は、復元画像候補から低品質化画像を生成する。そして、信頼度算出部554は、低品質化画像と入力画像との差分に基づいて、信頼度を算出する。
 第2の信頼度算出手法において、信頼度算出部554は、復元画像候補を生成した場合の、隣接する復元パッチ201間の差分に基づいて、信頼度を算出する。
 第3の信頼度算出手法において、信頼度算出部554は、劣化パッチ202間の類似度と劣化パッチ202に対応する復元パッチ201間の類似度との比である危険度に基づいて、信頼度を算出する。
 危険度は、劣化パッチ202間の類似度とそれらの劣化パッチ202に対応する復元パッチ201間の類似度との比である。危険度は、劣化パッチ202間の類似度の大きさに対して、それらの劣化パッチ202それぞれに対応する復元パッチ201間の類似度が相対的に小さいほど、値が大きくなる。即ち、危険度は、劣化パッチ202が類似しているにもかかわらず、それらの劣化パッチ202それぞれに対応する復元パッチ201が似ていない場合に、値が大きくなる。
 例えば、信頼度算出部554は、以下の式5、式6及び式7を用いて、危険度Kを算出する。
 式5は、選択された劣化パッチ202と、そのK近傍にある劣化パッチ202との距離の平均値DLRを算出する式である。K近傍にある劣化パッチ202は、選択された劣化パッチ202に近い順のK(例えば、7)個の劣化パッチ202(式5における集合R)である。式5の右辺の分母は、選択された劣化パッチ202のK近傍にある劣化パッチ202の数(即ち、K)と劣化パッチ202の画素数Sとの積である。また、式5の右辺の分子は、選択された劣化パッチ202とK近傍の劣化パッチ202それぞれとのL2ノルムの2乗の総和である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000003
 式6は、選択された復元パッチ201と、そのK近傍にある劣化パッチ202との距離の平均値DHRを算出する式である。K近傍にある復元パッチ201は、選択された復元パッチ201に近い順のK(例えば、7)個の復元パッチ201(式6における集合R)である。式6の右辺の分母は、選択された劣化パッチ202のK近傍にある復元パッチ201の数(即ち、K)と復元パッチ201の画素数Sとの積である。また、式6の右辺の分子は、選択された復元パッチ201とK近傍の復元パッチ201それぞれとのL2ノルムの2乗の総和である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000004
 式7は、危険度Kを算出する式である。αは、DLRが小さい場合に、Kの値域を調整するための定数である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000005
 第4の信頼度算出手法において、信頼度算出部554は、複数の復元画像候補の統計的偏りに基づいて、信頼度を算出する。
 信頼度算出部554は、復元画像候補の勾配方向ヒストグラムの各値を要素とする特徴ベクトルを生成する。方向ヒストグラムの作成手法は、周知の技術であり、例えば、“D. G. Lowe, “Object recognition from local scale-invariant features”, Proc. of IEEE International Conference on Computer Vision (ICCV), pp.1150-1157, 1999.”及び“N. Dalal, B. Triggs, “Histograms of oriented gradients for human detection”, Proc. of IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition (CVPR), pp. 886-893, 2005.”に記載されている。
 次に、信頼度算出部554は、それらの特徴ベクトルを特徴空間にマッピングし、距離空間としてL2ノルムを算出する。
 次に、信頼度算出部554は、それらの算出したL2ノルムをサンプルとして、Parzen窓によるカーネル密度推定でその特徴ベクトルに対応する密度推定値を算出する。次に、信頼度算出部554は、その算出した密度推定値をその特徴ベクトルに対応する復元画像候補の信頼度とする。
 尚、信頼度算出部554は、画像選択提示部514がクラスタリングした復元画像候補のクラス毎に、統計的偏りに基づいて信頼度を算出するようにしてもよい。この場合、画像選択提示部514は、クラス毎に算出された信頼度に基づいて、クラス毎に復元画像候補を選択するようにしてもよい。
 以上が、信頼度算出の詳細の例の説明である。
 上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、入力画像に含まれる本来の画像に正しく対応する復元画像を、出力する確率を、更に向上させることが可能になる点である。
 その理由は、信頼度算出部554が復元画像候補の信頼度を算出し、画像選択提示部514がその信頼度に基づいて、復元画像を出力するようにしたからである。
 <第5実施形態>
 次に、本発明の第5実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
 図24は、第5実施形態に係る画像処理装置1005の構成を示すブロック図である。
 図24を参照すると、本実施形態における画像処理装置1005は、画像群生成部505及び画像選択提示部515を含む。
 ===画像群生成部505===
 画像群生成部505は、例えば、図1に示す辞書200を利用し、1つの入力画像から、その入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、生成する。ここで、辞書200は、第1実施形態で説明したように、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチ202と、その所定の画像のパッチである復元パッチ201とを対応付けた複数のパッチペア203を格納する。ここで、所定の画像は、例えば、図3に示す学習画像10である。また、劣化画像は、図3に示す劣化画像20である。
 ===画像選択提示部515===
 画像選択提示部515は、画像群生成部505が生成した複数の復元画像候補をクラスタリングする。次に、画像選択提示部515は、そのクラスタリングした結果に基づいて、復元画像候補を選択する。次に、画像選択提示部515は、選択した復元画像候補を出力する。
 画像選択提示部515は、予め定められた選択条件に適合する復元画像候補を選択するようにしてよい。例えば、その選択条件は、図示しないインタフェースを介して、外部から与えられてよい。また、その選択条件は、操作者により図示しない入力手段から与えられてよい。例えば、画像選択提示部515は、複数の復元画像候補を選択し、出力する。また、画像選択提示部515は、1つの復元画像候補を選択し、出力してもよい。
 上述のようにして、画像処理装置1005は、一つの入力画像に対応する複数の復元画像を出力する。
 次に、画像処理装置1005のハードウェア単位の構成要素について説明する。
 図25は、本実施形態における画像処理装置1005を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す図である。図25に示されるように、画像処理装置1005は、CPU(Central Processing Unit)591、記憶部592、記憶装置593、入力部594、出力部595及び通信部596を含む。画像処理装置1005は、更に、記録媒体597を含む。
 CPU591は、オペレーティングシステム(不図示)を動作させて、画像処理装置1005の全体の動作を制御する。また、CPU591は、例えば記憶装置593に装着された不揮発性の記録媒体597から、プログラムやデータを読み込み、読み込んだプログラムやデータを記憶部592に書き込む。そのプログラムは、例えば、図15、図16、図19、図21及び図23に示すフローチャートの動作をコンピュータに実行させるプログラムである。そして、CPU591は、読み込んだプログラムに従って、また読み込んだデータに基づいて、図24に示す画像群生成部505及び、画像選択提示部515として各種の処理を実行する。
 尚、CPU591は、通信網(不図示)に接続されている外部コンピュータ(不図示)から、記憶部592にプログラムやデータをダウンロードするようにしてもよい。
 記憶部592は、プログラムやデータを記憶する。記憶部592は、辞書200を含んでよい。
 記憶装置593は、例えば、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク及び半導体メモリであって、不揮発性の記憶媒体を含む。記憶装置593は、プログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する。また、記憶装置593は、データをコンピュータ読み取り可能に記録してもよい。記憶装置593は、辞書200を含んでよい。
 入力部594は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタンなどで実現され、入力操作に用いられる。入力部594は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネル、カメラなどでもよい。入力部594は、入力画像、選択条件及び合成条件を入力する手段であってよい。
 出力部595は、例えばディスプレイで実現され、出力を確認するために用いられる。出力部595は、復元画像を出力する手段であってよい。
 通信部596は、ネットワークと画像処理装置1005とのインタフェースを実現する。画像処理装置1005は、例えば通信部596を介して辞書200と接続されてもよい。通信部596は、図示しない外部システムから入力画像、選択条件及び合成条件を受信するようにしてもよい。また、通信部596は、図示しない外部システムへ復元画像を送信するようにしてもよい。
 以上が、画像処理装置1005のハードウェア単位の各構成要素についての説明である。
 以上説明したように、図24示す機能単位のブロックは、図25に示すハードウェア構成によって実現される。但し、画像処理装置1005が備える各部の実現手段は、上記に限定されない。すなわち、画像処理装置1005は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
 記録媒体597は、不揮発性記録媒体であってよい。前述のプログラムを記録した記録媒体597が画像処理装置1005に供給され、画像処理装置1005は、記録媒体597に格納されたプログラムを読み込み、実行してもよい。すなわち、本発明の実施形態は、画像処理装置1005が実行するプログラムを、一時的にまたは非一時的に、記憶する記録媒体の実施形態を含む。
 上述した本実施形態における第1の効果は、入力画像に含まれる本来の画像に正しく対応する復元画像を、出力する確率を向上させることが可能になる点である。
 その理由は、画像群生成部505が1つの入力画像から複数の復元画像候補を生成し、画像選択提示部515がそれらの復元画像候補をクラスタリングし、その結果に基づいて復元画像を出力するようにしたからである。
 上述した本実施形態における第2の効果は、画像処理装置1005を簡便なハードウェア構成で実現することが可能になる点である。
 その理由は、本実施形態の画像処理装置をCPU591上で動作するプログラムで構成するようにしたからである。
 <各実施形態のハードウェア構成>
 前述の第1乃至第4実施形態で説明した画像処理装置1001、画像処理装置1002、画像処理装置1003及び画像処理装置1004は、それぞれ図25に示す画像処理装置1005と同様、CPUとプログラムを記憶した記録媒体597を含むコンピュータ装置により実現されてもよい。この場合、CPUによって実行されるプログラムは、上記の各実施形態で説明した画像処理装置1001、画像処理装置1002、画像処理装置1003及び画像処理装置1004の各動作を実行させるためのプログラムであってよい。
 上述した各実施形態は、任意に組み合わせた実施形態であってよい。その任意に組み合わせた実施形態は、例えば、第1~5実施形態の全ての機能的な構成要素と効果とを含む画像処理装置、画像処理方法及び画像処理用プログラムの実施形態であってもよい。
 上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
 (付記1)所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成する画像群生成部と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示部と、を含む画像処理装置。
 (付記2)前記画像群生成部が生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出する信頼度算出部を更に含み、前記画像選択提示部は、前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
 (付記3)前記信頼度算出部は、前記復元画像から低品質化画像を生成し、前記低品質化画像と前記入力画像との差分に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記2記載の画像処理装置。
 (付記4)前記信頼度算出部は、前記復元画像を生成した場合の、隣接する前記復元パッチ間の差分に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記2または3記載の画像処理装置。
 (付記5)前記信頼度算出部は、前記劣化パッチ間の類似度と前記劣化パッチに対応する前記復元パッチ間の類似度との比である危険度に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記2乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記6)前記信頼度算出部は、前記複数の復元画像候補の統計的偏りに基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記2乃至5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記7)前記信頼度算出部は、前記クラスタリングされた復元画像候補のクラス毎に前記信頼度を算出し、前記画像選択提示部は、前記クラス毎に算出された信頼度に基づいて、前記クラス毎に前記復元画像候補を選択し、出力することを特徴とする付記2乃至6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記8)前記画像選択提示部は、前記複数の復元画像候補のそれぞれの特定の一部分である特定部分復元画像候補を切り出し、前記特定部分復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記特定部分復元画像候補を選択し、出力することを特徴とする付記2乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記9)前記信頼度算出部は、前記特定部分復元画像候補の信頼度を算出することを特徴とする付記8記載の画像処理装置。
 (付記10)前記画像選択提示部は、前記複数の復元画像候補のそれぞれを複数の分割復元画像候補に分割し、同じ位置に対応する前記分割復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記グループ毎に前記分割復元画像候補を選択し、前記選択した分割復元画像候補を合成して復元画像を生成し、出力することを特徴とする付記2乃至9のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記11)前記信頼度算出部は、前記分割復元画像候補の信頼度を算出することを特徴とする付記10記載の画像処理装置。
 (付記12)前記画像群生成部は、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数の最大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記1乃至11のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記13)前記画像群生成部は、前記入力画像と前記入力画像に対応する復元画像候補と前記パッチペアとの関係をモデル化した確率分布関数の複数の極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記1乃至12のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記14)前記画像群生成部は、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数のそれぞれの極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記1乃至13のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記15)前記画像群生成部は、前記入力画像から切り出した入力パッチのそれぞれについて、前記入力パッチとの類似度が閾値以上の複数の劣化パッチに対応する複数の復元パッチを選択し、前記入力パッチのそれぞれに対応する前記選択した復元パッチのそれぞれを組み合わせて、前記複数の復元画像候補を生成することを特徴とする付記1乃至10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記16)前記複数のパッチペアを格納する辞書部と、前記パッチペアを作成し、前記辞書部に出力する学習部と、を更に含むことを特徴とする付記1乃至15のいずれか1つに記載の画像処理装置。
 (付記17)コンピュータが、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成し、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する画像処理方法。
 (付記18)前記コンピュータが、前記生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出し、前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択することを特徴とする付記17記載の画像処理方法。
 (付記19)前記コンピュータが、前記復元画像から低品質化画像を生成し、前記低品質化画像と前記入力画像との差分に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記18記載の画像処理方法。
 (付記20)前記コンピュータが、前記復元画像を生成した場合の、隣接する前記復元パッチ間の差分に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記18または19記載の画像処理方法。
 (付記21)前記コンピュータが、前記劣化パッチ間の類似度と前記劣化パッチに対応する前記復元パッチ間の類似度との比である危険度に基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記18乃至20のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記22)前記コンピュータが、前記複数の復元画像候補の統計的偏りに基づいて、前記信頼度を算出することを特徴とする付記18乃至21のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記23)前記コンピュータが、前記クラスタリングされた復元画像候補のクラス毎に前記信頼度を算出し、前記クラス毎に算出された信頼度に基づいて、前記クラス毎に前記復元画像候補を選択し、出力することを特徴とする付記18乃至22のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記24)前記コンピュータが、前記複数の復元画像候補のそれぞれの特定の一部分である特定部分復元画像候補を切り出し、前記特定部分復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記特定部分復元画像候補を選択し、出力することを特徴とする付記17乃至23のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記25)前記コンピュータが、前記特定部分復元画像候補の前記信頼度を算出することを特徴とする付記24記載の画像処理方法。
 (付記26)前記コンピュータが、前記複数の復元画像候補のそれぞれを複数の分割復元画像候補に分割し、同じ位置に対応する前記分割復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記グループ毎に前記分割復元画像候補を選択し、前記選択した分割復元画像候補を合成して復元画像を生成し、出力することを特徴とする付記17乃至25のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記27)前記コンピュータが、前記分割復元画像候補の前記信頼度を算出することを特徴とする付記26記載の画像処理方法。
 (付記28)前記コンピュータが、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数の最大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記17乃至27のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記29)前記コンピュータが、前記入力画像と前記入力画像に対応する復元画像候補とパッチペアとの関係をモデル化した確率分布関数の複数の極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記17乃至28のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記30)前記コンピュータが、前記ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数のそれぞれの極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成することを特徴とする付記17乃至29のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記31)前記コンピュータが、前記入力画像から切り出した入力パッチのそれぞれについて、前記入力パッチとの類似度が閾値以上の複数の劣化パッチに対応する複数の復元パッチを選択し、前記入力パッチのそれぞれに対応する前記選択した復元パッチのそれぞれを組み合わせて、前記複数の復元画像候補を生成することを特徴とする付記17乃至30のいずれか1つに記載の画像処理方法。
 (付記32)コンピュータに、所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を1つの前記入力画像から生成する処理と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させる画像処理用プログラム。
 (付記33)前記コンピュータに、前記生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出する処理と、前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択する処理とを、実行させることを特徴とする付記32記載の画像処理用プログラム。
 (付記34)前記コンピュータに、前記復元画像から低品質化画像を生成し、前記低品質化画像と前記入力画像との差分に基づいて、前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記33記載の画像処理用プログラム。
 (付記35)前記コンピュータに、前記復元画像を生成した場合の、隣接する前記復元パッチ間の差分に基づいて、前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記33または34記載の画像処理用プログラム。
 (付記36)前記コンピュータに、前記劣化パッチ間の類似度と前記劣化パッチに対応する前記復元パッチ間の類似度との比である危険度に基づいて、前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記33乃至35のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記37)前記コンピュータに、前記複数の復元画像候補の統計的偏りに基づいて、前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記33乃至36のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記38)前記コンピュータに、前記クラスタリングされた復元画像候補のクラス毎に前記信頼度を算出する処理と、前記クラス毎に算出された信頼度に基づいて、前記クラス毎に前記復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させることを特徴とする付記33乃至37のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記39)前記コンピュータに、前記複数の復元画像候補のそれぞれの特定の一部分である特定部分復元画像候補を切り出す処理と、前記特定部分復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記特定部分復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させることを特徴とする付記32乃至38のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記40)前記コンピュータに、前記特定部分復元画像候補の前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記39記載の画像処理用プログラム。
 (付記41)前記コンピュータに、前記複数の復元画像候補のそれぞれを複数の分割復元画像候補に分割する処理と、同じ位置に対応する前記分割復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記グループ毎に前記分割復元画像候補を選択し、前記選択した分割復元画像候補を合成して復元画像を生成し、出力する処理とを、実行させることを特徴とする付記32乃至40のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記42)前記コンピュータに、前記分割復元画像候補の前記信頼度を算出する処理を、実行させることを特徴とする付記41記載の画像処理用プログラム。
 (付記43)前記コンピュータに、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数の最大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する処理を、実行させることを特徴とする付記32乃至42のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記44)前記コンピュータに、前記入力画像と前記入力画像に対応する復元画像候補とパッチペアとの関係をモデル化した確率分布関数の複数の極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する処理を、実行させることを特徴とする付記32乃至43のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記45)前記コンピュータに、前記ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数のそれぞれの極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する処理を、実行させることを特徴とする付記32乃至44のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記46)前記コンピュータに、前記入力画像から切り出した入力パッチのそれぞれについて、前記入力パッチとの類似度が閾値以上の複数の劣化パッチに対応する複数の復元パッチを選択する処理と、前記入力パッチのそれぞれに対応する前記選択した復元パッチのそれぞれを組み合わせて、前記複数の復元画像候補を生成する処理とを、実行させることを特徴とする付記32乃至45のいずれか1つに記載の画像処理用プログラム。
 (付記47)付記32乃至46のいずれか1つに記載の画像処理用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体。
 (付記48)入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する画像群生成部と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む画像処理装置。
 (付記49)コンピュータが、入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成し、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する画像処理方法。
 (付記50)コンピュータに、入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する処理と、前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する処理とを、実行させる画像処理用プログラム。
 以上、各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2012年12月6日に出願された日本出願特願2012-267402を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 10  学習画像
 20  劣化画像
 30  入力画像
 31  入力パッチ
 40  復元画像
 50  パッチ
 51  画素群
 52  画素
 53  パッチ識別子
 60  ハイパーパラメータセット
 101  学習装置
 110  受付部
 120  劣化画像生成部
 130  パッチペア生成部
 140  登録部
 200  辞書
 201  復元パッチ
 202  劣化パッチ
 203  パッチペア
 301  復元装置
 310  受付部
 501  画像群生成部
 502  画像群生成部
 504  画像群生成部
 505  画像群生成部
 511  画像選択提示部
 513  画像選択提示部
 514  画像選択提示部
 515  画像選択提示部
 521  パッチ生成部
 531  ハイパーパラメータセット生成部
 532  ハイパーパラメータセット生成部
 541  復元画像候補生成部
 542  復元画像候補生成部
 554  信頼度算出部
 591  CPU
 592  記憶部
 593  記憶装置
 594  入力部
 595  出力部
 596  通信部
 597  記録媒体
 1000  画像処理システム
 1001  画像処理装置
 1002  画像処理装置
 1003  画像処理装置
 1004  画像処理装置
 1005  画像処理装置

Claims (23)

  1.  所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成する画像群生成手段と、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む
     画像処理装置。
  2.  前記画像群生成手段が生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出する信頼度算出手段を更に含み、
     前記画像選択提示手段は、前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択する
     ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3.  前記信頼度算出手段は、前記復元画像から低品質化画像を生成し、前記低品質化画像と前記入力画像との差分に基づいて、前記信頼度を算出する
     ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4.  前記信頼度算出手段は、前記復元画像を生成した場合の、隣接する前記復元パッチ間の差分に基づいて、前記信頼度を算出する
     ことを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
  5.  前記信頼度算出手段は、前記劣化パッチ間の類似度と前記劣化パッチに対応する前記復元パッチ間の類似度との比である危険度に基づいて、前記信頼度を算出する
     ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6.  前記信頼度算出手段は、前記複数の復元画像候補の統計的偏りに基づいて、前記信頼度を算出する
     ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7.  前記信頼度算出手段は、前記クラスタリングされた復元画像候補のクラス毎に前記信頼度を算出し、
     前記画像選択提示手段は、前記クラス毎に算出された信頼度に基づいて、前記クラス毎に前記復元画像候補を選択し、出力する
     ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8.  前記画像選択提示手段は、前記複数の復元画像候補のそれぞれの特定の一部分である特定部分復元画像候補を切り出し、前記特定部分復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記特定部分復元画像候補を選択し、出力する
     ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9.  前記信頼度算出手段は、前記特定部分復元画像候補の信頼度を算出することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10.  前記画像選択提示手段は、前記複数の復元画像候補のそれぞれを複数の分割復元画像候補に分割し、同じ位置に対応する前記分割復元画像候補から成るグループのそれぞれをクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記グループ毎に前記分割復元画像候補を選択し、前記選択した分割復元画像候補を合成して復元画像を生成し、出力する
     ことを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11.  前記信頼度算出手段は、前記分割復元画像候補の信頼度を算出することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12.  前記画像群生成手段は、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数の最大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する
     ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13.  前記画像群生成手段は、前記入力画像と前記入力画像に対応する復元画像候補とパッチペアとの関係をモデル化した確率分布関数の複数の極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する
     ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14.  前記画像群生成手段は、ハイパーパラメータが異なる複数の前記確率分布関数のそれぞれの極大値のそれぞれに対応する、前記複数の復元画像候補を前記入力画像から生成する
     ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15.  前記画像群生成手段は、前記入力画像から切り出した入力パッチのそれぞれについて、前記入力パッチとの類似度が閾値以上の複数の劣化パッチに対応する複数の復元パッチを選択し、前記入力パッチのそれぞれに対応する前記選択した復元パッチのそれぞれを組み合わせて、前記複数の復元画像候補を生成する
     ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16.  前記複数のパッチペアを格納する辞書手段と、
     前記パッチペアを作成し、前記辞書手段に出力する学習手段と、を更に含む
     ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17.  コンピュータが、
     所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を、1つの前記入力画像から生成し、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する
     画像処理方法。
  18.  前記コンピュータが、
     前記生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出し、
     前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択する
     ことを特徴とする請求項17記載の画像処理方法。
  19.  コンピュータに、
     所定の画像を劣化させた劣化画像のパッチである劣化パッチと、前記所定の画像のパッチである復元パッチとを対応付けた複数のパッチペアを格納する辞書を利用し、入力画像の本来の内容である可能性を持つ、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を1つの前記入力画像から生成する処理と、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、前記クラスタリングした結果に基づいて、前記復元画像候補を選択し、出力する処理と、を実行させる
     画像処理用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体。
  20.  前記コンピュータに、
     前記生成した復元画像候補のそれぞれの信頼度を算出する処理と、
     前記信頼度に基づいて前記復元画像候補を選択する処理と、を実行させる
     ことを特徴とする請求項19記載の画像処理用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体。
  21.  入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する画像群生成手段と、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する画像選択提示手段と、を含む
     画像処理装置。
  22.  コンピュータが、
     入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成し、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する
     画像処理方法。
  23.  コンピュータに、
     入力画像に類似する、複数の異なる内容を含む複数の復元画像候補を生成する処理と、
     前記複数の復元画像候補をクラスタリングし、少なくとも2以上のクラスから復元画像候補を選択し、出力する処理と、を実行させる
     画像処理用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体。
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