WO2009119288A1 - コミュニケーションシステム及びコミュニケーションプログラム - Google Patents

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WO2009119288A1
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自広 山谷
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コニカミノルタホールディングス株式会社
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display

Definitions

  • a known person or a person face detection technique is used, and a person whose size is larger than a predetermined value is targeted.
  • the distance of the actual person may be calculated by using a plurality of cameras separately provided, and the person whose distance is within the threshold may be targeted.
  • Whether or not a person is within a predetermined range may be another method, for example, a light emitting element and a light receiving element are installed on the display 202, and when light is emitted from the light emitting element, the reflected light of the light is received from the light receiving element. It is also possible to measure the time interval until the time of detection at, and determine whether there is a person within a predetermined range based on the time interval. Note that the present invention should not be operated when there are a plurality of persons as a result of the determination.
  • step S6 adjustment process
  • step S7 sound is collected by rotating the microphone 105 in a direction that matches the installation direction (angle b) of the display 202 with respect to the location of the person B, and the collected sound is collected by the speaker 203 in the room Y.
  • magnification of the video on the display 202 it is conceivable to adjust based on the distance between the display 202 and the person B in the room Y.
  • the distance between the display 202 and the person B in the room Y is detected based on the location (position) of the person B detected in step S3 in FIG. Specifically, the magnification of the image will be described. If the distance between the display 202 and the person B is short, the image on the display 202 is easy to see for the person B. Therefore, the shooting range of the camera 104 is widened and the image magnification is small and a wide range of scenes. Is displayed on the display 202.

Abstract

 居室Yに居る人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出し、その検出結果に基づき、カメラ104の撮影方向を変更し、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整する。これにより、異なる地点の情景を違和感がなく、且つ臨場感のある映像としてディスプレイに映し出すことが出来る。

Description

コミュニケーションシステム及びコミュニケーションプログラム
 本発明は、ネットワークを介して異なる地点間の通信を可能とするコミュニケーションシステム及びコミュニケーションプログラムに関するものである。
 ネットワークを介して異なる地点間の通信を可能とするコミュニケーションシステムは、ブロードバンドに代表される通信回線容量の増大や、当該システム内のコンピュータの高性能化等により日々進歩している。
 コミュニケーションシステムとして高画質のカラー画像を音声とともにリアルタイムで双方向に通信するものがあり、例えば、ビジネス分野におけるテレビ会議システムでは、等身大に表示された複数の相手と臨場感をもって会話ができるものがある。双方向で通信可能なテレビ会議システムとして特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載のテレビ会議システムでは、各々の会議場所に集合した参加者がディスプレイやマイクロフォンを通じて対話することが可能である。
 また、遠隔のオフィス間を大画面のディスプレイ等を利用して常時接続しているようなコミュニケーションシステムもあり、当該システムを利用すれば異なるオフィスに居る者同士が同じオフィスに居るように対話することが可能である。
 遠隔のオフィス間を接続するコミュニケーションシステムでは、一方のオフィスの情景をカメラにより撮影し、撮影した情景を他方のオフィスのディスプレイに映し出している。通常、ディスプレイに映し出される情景は、カメラを固定して撮影した一定の範囲の情景であり、ディスプレイをどの位置から見ても同じ映像になっているため、映像としての臨場感に乏しかった。
 そこで、特許文献2に記載の技術のように、ユーザーの視線に応じて遠隔のカメラの動作を制御し、撮影画像を調整するという技術がある。ユーザーの視線に応じて撮影画像を調整すれば、ユーザーは臨場感のある情景を見ることが出来る。しかし、ユーザーの視線は頻繁に変更するものであり、視線が変更される度にカメラの撮影範囲を変更してしまうと、ディスプレイ上の映像が頻繁に変更されてかえって煩わしいという問題がある。
特表2001-517395号公報 特開2005-27166号公報
 そこで、本発明の課題及び目的としては、異なる地点の情景を違和感がなく、且つ臨場感のある映像としてディスプレイに映し出すコミュニケーションシステム及びコミュニケーションプログラムを提供することにある。
 上記目的を達成するため、本発明に係るコミュニケーションシステムは、
ネットワークを介して第1地点と第2地点との間の通信を可能とするコミュニケーションシステムであって、
前記第1地点に設置され、前記第1地点の情景を撮影するカメラと、
前記第2地点に設置され、前記カメラにより撮影された前記第1地点の情景を映し出すディスプレイと、
前記第2地点に居る人物の居場所を基準とした前記ディスプレイの設置方向を検出する検出部と、
前記検出部により検出された結果に基づいて、前記ディスプレイに映し出される前記第1地点の情景の方向を調整する調整部と、
を有することを特徴とするものである。
 また、本発明に係るコミュニケーションプログラムは、
第1地点に設置され、前記第1地点の情景を撮影するカメラと、
第2地点に設置され、前記カメラにより撮影された前記第1地点の情景を映し出すディスプレイと、
を有するコミュニケーションシステムに対し、コンピュータを利用して前記第1地点と前記第2地点との間の通信を可能とするコミュニケーションプログラムであって、
前記第2地点に居る人物の居場所を基準とした前記ディスプレイの設置方向を検出する検出工程と、
前記検出工程により検出された結果に基づいて、前記ディスプレイに映し出される前記第1地点の情景の方向を調整する調整工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
 本発明に係るコミュニケーションシステム及びコミュニケーションプログラムによれば、異なる地点の情景を違和感がなく、且つ臨場感のある映像としてディスプレイに映し出すことが出来る。
コミュニケーションシステムの概略図である。 コミュニケーションシステムの別の概略図である。 居室Xを上方から見た概略図である。 人物Bの居場所を基準としたディスプレイの設置方向を検出し、ディスプレイに映し出される居室Xの情景の範囲を調整する動作を示すフローチャート図である。 居室Xと居室Yを上方から見た概略図である。 居室Xのカメラを複数台設置し、各々のカメラで別々の方向を撮影する状態を示す説明図である。 カメラにより撮影した画像を示す説明図である。 人物の位置と顔の向きを考慮してディスプレイに映し出される居室Xの情景の範囲を調整する動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
 1、2 コミュニケーション装置
 101、201 PC
 102、202 ディスプレイ
 103、203 スピーカー
 104、204 カメラ
 105、205 マイクロフォン
 101A、201A CPU
 101B、201B ROM
 101C、201C RAM
 101D、201D HDD
 [コミュニケーションシステムの概要]図1は本発明に係るコミュニケーションシステムの概略図である。
 異なる地点にある居室X(第1地点)と居室Y(第2地点)はネットワーク3を経由して接続されており、双方向のコミュニケーションが可能となっている。
 居室Xにはディスプレイ102が設置されており、居室Yにはディスプレイ202が設置されている。ディスプレイ102には居室Yの情景が映し出され、ディスプレイ202には居室Xの情景が映し出される。例えば居室Xに在籍する人物Aは、居室Yに在籍する人物Bと図1に示すコミュニケーションシステムを利用して対話することが出来る。また、居室Xに人物Aが居なくても、居室Yに居る人物Bは居室Xの情景を見ることが出来る。
 図2は本発明に係るコミュニケーションシステムの別の概略図であり、代表的な構成を示している。
 居室Xにはコミュニケーション装置1が設置されており、居室Yにはコミュニケーション装置2が設置されている。コミュニケーション装置1とコミュニケーション装置2がネットワーク3を介して接続され、全体としてのコミュニケーションシステムが成り立っている。
 コミュニケーション装置1とコミュニケーション装置2は同様の構成になっているため、コミュニケーション装置1に基づいて各構成を説明する。
 コミュニケーション装置1はPC(コンピュータ)101と、ディスプレイ102と、スピーカー103と、カメラ104と、マイクロフォン105から構成されている。
 コミュニケーション装置2へ信号を送信したり、コミュニケーション装置2から信号を受信したりすることはPC101によって行われる。またディスプレイ102やスピーカー103等はPC101に接続されており、所定のプログラムによってPC101が接続されているディスプレイ102等の動作を制御する。
 PC101にはCPU(Central Processing Unit)101A、ROM(Read Only Memory)101B、RAM(Random Access Memory)101C、HDD(Hard Disc Drive)101D等が内蔵されている。
 CPU101AはPC101全体の動作を制御するものであり、ROM101BやRAM101C等に接続されている。このCPU101Aは、ROM101Bに格納されている各種プログラムを読み出してRAM101Cに展開し、各部の動作を制御する。また、CPU101Aは、RAM101Cに展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM101Cに格納する。そして、RAM101Cに格納した処理結果を所定の保存先に保存させる。
 ROM101Bは、プログラムやデータ等を予め記憶する記憶媒体であり、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。
 RAM101Cは、CPU101Aによって実行される各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
 本発明に係るコミュニケーションプログラムはハードディスクHDD101Dに記憶されている。
 PC101におけるCPU101Aが所定のプログラムによりカメラ104等の動作を制御し、居室Yのコミュニケーション装置2とのコミュニケーションを実現する。
 ディスプレイ102は居室Yの映像や居室Yに居る人物の映像を映し出すものであり、映し出される映像はコミュニケーション装置2におけるカメラ204によって撮影されたものである。ディスプレイ102は臨場感を高めるために高解像度の大画面であることが好ましく、例えば50インチのディスプレイである。
 スピーカー103は居室Yで発せられた音声を居室Xにおいて提供するものであり、ディスプレイ102に内蔵されていても良いし、ディスプレイ102と別体であっても良い。またスピーカー103は2チャンネル以上あることが好ましい。
 カメラ104は居室Xや居室Xに居る人物を撮影し、ネットワーク3を介して、撮影した情景をコミュニケーション装置2に配信する。
 マイクロフォン105は居室Xで発生する音声を収集し、マイクロフォン105で収集した音声はネットワーク3を介して、コミュニケーション装置2におけるスピーカー203に配信される。マイクロフォン105は臨場感を高めるためにステレオマイクであることが好ましい。
 図3は居室Xを上方から見た概略図である。図3で示すように、カメラ104と複数のマイクロフォン105は回動可能であり、居室Yにおける人物Bの居場所(位置)等に基づいてPC101のCPU101A等がカメラ104と複数のマイクロフォン105を回動させる。
 [ディスプレイにおける映像の調整動作]ところで、居室Yに居る人物Bがディスプレイ202に映し出された居室Xの情景を見る場合、ディスプレイ202を一つの窓とみなして、あたかもディスプレイ202の先に居室Xがあるように見えることが臨場感の観点で好ましい。そこで、居室Yの人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向に基づいて、カメラ104による撮影方向等を制御し、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整するようにする。この点に関して以下に詳しく説明する。
 図4は、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出し、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整する動作を示すフローチャート図である。図4における判断ステップ(ステップS1、S2)は、PC201のCPU201Aが所定のプログラムに基づきROM201B、RAM201Cと協働して実行される。
 まず、居室Yにおいてディスプレイ202からの距離が所定範囲内に人物が居るか否か判断する(ステップS1)。ディスプレイ202から遠く離れている人物はディスプレイ202を通じて居室Xの情景を見ることはないとみなし、ディスプレイ202からの距離が所定範囲内にいる人物を対象としてディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整する。ディスプレイ202からの距離が所定範囲内に人物が居るか否かはディスプレイ202の中心位置に設置されたカメラ204より撮影される画像を解析し、PC201が所定のプログラムに基づき判断する。具体的には例えば公知の人物若しくは人物の顔検出技術を用い、その大きさが所定値より大きい人物を対象とする。或いは別途具備する複数のカメラを用いることで、実際の人物の距離を算出し、距離が閾値以内の人物を対象とするようにしてもよい。
 所定範囲内に人物が居るか否かは別の方法でもよく、例えばディスプレイ202上に発光素子と受光素子を設置し、発光素子より光が発せられた時から、その光の反射光を受光素子で検知した時までの時間間隔を計測し、その時間間隔に基づいて所定範囲内に人物が居るか否かを判断してもよい。なお、判断の結果、対象となる人物が複数存在する時は、本発明は動作させないようにするとよい。
 ステップS1においてディスプレイ202からの距離が所定範囲内に人物が居ると判断した場合は(ステップS1;Yes)、所定範囲内に居る人物の動作量が所定値以下か否か判断する(ステップS2;検出工程)。所定範囲内に人物が居ると判断しても、その人物がディスプレイ202の前を単に通過し、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を見ない場合が考えられる。また、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を見る人物は、椅子に座ったりするなど、あまり体を動かしていない場合が多いと考えられる。そこで、人物の動作量が所定値以下、つまり、あまり体を動いていない人物を対象としてディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を調整するようにする。
 動作量の検出については、公知の技術、例えば特開2008-288797等を利用することが出来る。具体的には、一定時間に人物もしくは人物の顔が動いた量から判断する。例えば一定間隔で動きを検出し、その間に画像中で特定の画素以上動いてない場合にその人物を対象としてディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を調整するようにする。
 このように人物の動作量に基づいてディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を調整するようにすれば、関係しない人物を対象とした不要な調整動作を実行しなくて済む。ステップS2における判断動作は、カメラ204より撮影される画像に基づいて人物の動作量を算出することにより実行するものであるが、当該方法に限定されるものではない。
 ステップS2において、所定範囲内に居る人物の動作量が所定値以下である場合は(ステップS2;Yes)、その人物の居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出する(ステップS3;検出工程)。この点を図5に基づいて説明する。なお、本実施形態において、CPU201AがROM201B、RAM201Cと協働することにより検出部として機能する。
 図5は、居室Xと居室Yを上方から見た概略図である。ディスプレイ202の中央位置aにはカメラ204が設置されている。対象の人物をBとすると、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出するために、まず撮影画像中の人物Bの居場所(位置)を検出する。人物Bの居場所(位置)は水平方向における二次元空間の位置であり、高精度な角度の算出は必要ないので、カメラ204から人物までの距離を固定値とすれば、撮影画像の中心からの距離で、カメラに対してどの角度にいるかを求められる。もちろん、前述したような公知の方法で、対象人物への距離を算出し、その値を用いても良い。次に、カメラ204がディスプレイ202に対して垂直方向を向いている場合を基準(例えば0度)とした時の、検出時のカメラ204の回転角度を取得する(ただし対象となる人物がいない場合は垂直方向に戻しておくのが好ましい)。この2つの角度を和したものが、角度b(人物Bの居場所と中央位置aとの間を結んだ線と、ディスプレイ202の平面とのなす角度)が、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向となる。
 ステップS3において人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出すると、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整するべく、居室Xにおけるカメラ104の向きを制御し、検出された設置方向と一致する方向の居室Xにおける情景を撮影する(ステップS4;調整工程)。そしてカメラ104により撮影された居室Xの情景をディスプレイ204に表示させる(ステップS5)。図5において説明すると、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向(角度b)と一致する方向にカメラ104を回動させて居室Xの情景を撮影し、撮影した居室Xの情景をディスプレイ202に表示する。カメラ104の回動は、PC101におけるCPU101Aが所定のプログラムに基づいて制御する(本実施形態においてCPU101AがROM101B、RAM101Cと協働することにより調整部として機能する)。このように人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向と一致するように、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を調整すれば、ディスプレイ202を一つの窓とみなして、あたかもディスプレイ202の先に居室Xがあるように人物Bには見えるようになり、臨場感の観点で好ましい。また、ディスプレイ202に映し出される情景が頻繁に変化することもないので、違和感のない映像を見ることが出来る。
 図4におけるフローチャート図の説明を継続する。ステップS4、S5で示すようにカメラ104の撮影方向を変更した後は、居室Xにおけるマイクロフォン105の動作を制御する。マイクロフォン105により集音される範囲を調整するべく、居室Xにおけるマイクロフォン105の向きを制御し、ステップS3において検出された設置方向と一致する方向の音を収集し(ステップS6;調整工程)、マイクロフォン105により収集された音を居室Yにおけるスピーカー203により出力させる(ステップS7)。図5において説明すると、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向(角度b)と一致する方向にマイクロフォン105を回動させて音を収集し、収集した音を居室Yにおけるスピーカー203により出力させる。マイクロフォン105の回動は、PC101におけるCPU101Aが所定のプログラムに基づいて制御する。このように人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向と一致するように、マイクロフォン105により集音される範囲を調整すれば、人物Bが見る方向と同じ方向の音を漏れなく収集することができ、音の臨場感の観点で好ましい。
 なお、図4ではステップS4、S5の後にステップS6、S7を実行したが、ステップS4、S5と同時にステップS6、S7を実行したり、ステップS4、S5の前にステップS6、S7を実行したりしても良い。
 また、図4において、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整するために、居室Xにおけるカメラ104の向きを制御し、検出された設置方向と一致する方向の居室Xにおける情景を撮影したが、別の方法も考えられる。例えば図6に示すように、居室Xのカメラ104を複数台設置し、各々のカメラを別々の方向を撮影するように設定しておく。そして各々のカメラで撮影した画像を合成し、その合成画像から、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向と一致する画像を抽出してディスプレイ202に表示してもよい。また、居室Xに広角のカメラ104を設置し、当該カメラにより撮影された画像G(図7参照)から、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向と一致する画像G1を抽出してディスプレイ202に表示してもよい。
 また、図4において、マイクロフォン105により集音される範囲を調整するために、居室Xにおけるマイクロフォン105の向きを制御し、検出された設置方向と一致する方向の居室Xにおける音を収集したが、別の方法も考えられる。例えばマイクロフォン105の向きを固定し、マイクロフォン105の感度を変化させて、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向と一致する方向の感度を高めるようにしても良い。
 また、ディスプレイ202における映像の倍率であるが、ディスプレイ202と居室Yに居る人物Bとの距離に基づいて調整することも考えられる。ディスプレイ202と居室Yに居る人物Bとの距離は、図4のステップS3で検出した人物Bの居場所(位置)に基づいて検出する。映像の倍率を具体的に説明すると、ディスプレイ202と人物Bとの距離が短ければ、ディスプレイ202の映像は人物Bにとって見やすいので、カメラ104における撮影範囲を広げ、映像の倍率を小さく広い範囲の情景をディスプレイ202に映すようにする。一方、ディスプレイ202と人物Bとの距離が長ければ、ディスプレイ202の映像は人物Bにとって見にくいので、カメラ104における撮影範囲を狭め、映像の倍率を大きく狭い範囲の情景をディスプレイ202に映すようにする。このように映像の倍率を調整することにより居室Yに居る人物Bに適した大きさの画像をディスプレイ202に映すことが出来る。距離の測定方法としては、前述したような複数のカメラを用いることで距離を算出することも出来るし、本目的では高精度な距離は必要ないので、人物もしくは人物の顔を検出する公知の検出技術を用い、その大きさと距離のテーブルを参照しておよその距離を求めても良い。
 [人物の顔の向きを考慮した映像の調整動作]図4では人物Bの居場所に基づいてディスプレイ202に映し出す居室Xの情景の範囲を調整したが、人物Bの居場所だけでなく、人物Bの顔の向きによっても映し出す情景の範囲を調整することが臨場感のある映像にするためには好ましい。そこで、人物Bの顔の向きも考慮してディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整する動作について説明する。
 図8は、人物の位置と顔の向きを考慮してディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整する動作を示すフローチャート図である。図8における判断ステップ(ステップS11、S12、S13)は、PC201のCPU201Aが所定のプログラムに基づきROM201B、RAM201Cと協働して実行される。
 図8におけるステップS11、ステップS12は、図4におけるステップS1、ステップS2と同様の動作であるため、ここでの説明は省略する。
 ステップS12において、所定範囲内に居る人物の動作量が所定値以下である場合は(ステップS12;Yes)、その人物がディスプレイ202に向いているか否か判断する(ステップS13)。動作量が所定値以下であってもディスプレイ202の方を向いていない人物もいるため、人物がディスプレイ202に向いている人物を対象としてディスプレイ202に映し出される居室Xの情景を調整するようにする。
 居室Yの人物Bがディスプレイ202を見ているかどうかは、カメラ204により撮影した画像から人物Bの顔を抽出し、抽出した顔の画像情報と、ディスプレイ202を向いている顔の画像パターンとを比較することにより判断する。
 ステップS13において人物Bがディスプレイ202に向いていると判断すると(ステップS13;Yes)、人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向及び人物Bの顔の向きを検出する(ステップS14)。人物Bの居場所を基準としたディスプレイ202の設置方向を検出する方法は図4で説明した通りである。人物Bの顔の向きは中央位置aに設置されたカメラ204の撮影画像を分析して実行する。人物Bの顔の向きはカメラ204により撮影した画像を分析し、目、鼻、口等の位置から検出する(例えば特開2000-347692号公報に記載されているような技術により検出する)。ステップS14では、顔向き検出結果により得られた顔の向き角度と、前述で求められるディスプレイに対する角度の和が、居室Xにおけるカメラ104及びマイクロフォン105の動作に必要な角度となる。
 そして、ディスプレイ202に映し出される居室Xの情景の範囲を調整するべく、居室Xにおけるカメラ104の向きを制御し、ステップS14で決定された特定の方向と一致する方向の居室Xにおける情景を撮影する(ステップS15;調整工程)。そしてカメラ104により撮影された居室Xの情景をディスプレイ204に表示させる(ステップS16)。また、マイクロフォン105により集音される範囲を調整するべく、居室Xにおけるマイクロフォン105の向きを制御し、ステップS14で決定された特定の方向と一致する方向の音を収集し(ステップS17;調整工程)、マイクロフォン105により収集された音を居室Yにおけるスピーカー203により出力させる(ステップS18)。このように、人物Bの顔の向きも考慮して映し出される範囲を調整すると臨場感のある画像をディスプレイ202に映し出すことが出来る。
 以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

Claims (14)

  1. ネットワークを介して第1地点と第2地点との間の通信を可能とするコミュニケーションシステムであって、
    前記第1地点に設置され、前記第1地点の情景を撮影するカメラと、
    前記第2地点に設置され、前記カメラにより撮影された前記第1地点の情景を映し出すディスプレイと、
    前記第2地点に居る人物の居場所を基準とした前記ディスプレイの設置方向を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された結果に基づいて、前記ディスプレイに映し出される前記第1地点の情景の方向を調整する調整部と、
    を有することを特徴とするコミュニケーションシステム。
  2. 前記調整部は、前記カメラの動作を制御し、前記カメラにより撮影される前記第1地点の情景の方向を調整する請求の範囲第1項に記載のコミュニケーションシステム。
  3. 前記設置方向と、前記カメラを基準とした前記カメラにより撮影される前記第1地点の情景の方向が、一致している請求の範囲第2項に記載のコミュニケーションシステム。
  4. 前記検出部は、前記第2地点に居る人物の動作量を検出し、
    前記調整部は、前記検出部により検出された動作量が所定値以下の人物に対して、前記ディスプレイに映し出される前記第1地点の情景の方向を調整する請求の範囲第1項から第3項の何れか1項に記載のコミュニケーションシステム。
  5. 前記検出部は、前記設置方向を検出するとともに、前記第2地点に居る人物の顔の向きを検出する請求の範囲第1項から第4項の何れか1項に記載のコミュニケーションシステム。
  6. 前記第1地点に設置され、集音された音声を音声信号に変換するマイクロフォンを有し、
    前記調整部は、前記検出部により検出された結果に基づいて、前記マイクロフォンにより集音される方向を調整する請求の範囲第1項から第5項の何れか1項に記載のコミュニケーションシステム。
  7. 前記検出部は、前記ディスプレイと前記第2地点に居る人物との距離を検出し、
    前記調整部は、前記検出部により検出された距離に基づいて、前記ディスプレイにおける映像の倍率を調整する請求の範囲第1項から第6項の何れか1項に記載のコミュニケーションシステム。
  8. 第1地点に設置され、前記第1地点の情景を撮影するカメラと、
    第2地点に設置され、前記カメラにより撮影された前記第1地点の情景を映し出すディスプレイと、
    を有するコミュニケーションシステムに対し、コンピュータを利用して前記第1地点と前記第2地点との間の通信を可能とするコミュニケーションプログラムであって、
    前記第2地点に居る人物の居場所を基準とした前記ディスプレイの設置方向を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された結果に基づいて、前記ディスプレイに映し出される前記第1地点の情景の方向を調整する調整工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコミュニケーションプログラム。
  9. 前記調整工程は、前記カメラの動作を制御し、前記カメラにより撮影される前記第1地点の情景の方向を調整する請求の範囲第8項に記載のコミュニケーションプログラム。
  10. 前記設置方向と、前記カメラを基準とした前記カメラにより撮影される前記第1地点の情景の方向が一致している請求の範囲第9項に記載のコミュニケーションプログラム。
  11. 前記検出工程において、前記第2地点に居る人物の動作量を検出し、
    前記検出工程により検出された動作量が一定値以下の人物に対して、前記調整工程をコンピュータに実行させる請求の範囲第8項から第10項の何れか1項に記載のコミュニケーションプログラム。
  12. 前記検出工程は、前記設置方向を検出するとともに、前記第2地点に居る人物の顔の向きを検出する請求の範囲第8項から第11項の何れか1項に記載のコミュニケーションプログラム。
  13. 前記コミュニケーションシステムは、前記第1地点に設置され集音された音声を音声信号に変換するマイクロフォンを有し、
    前記調整工程において、前記検出工程により検出された結果に基づいて、前記マイクロフォンにより集音される方向を調整することをコンピュータに実行させる請求の範囲第8項から第12項の何れか1項に記載のコミュニケーションプログラム。
  14. 前記検出工程において、前記ディスプレイと前記第2地点に居る人物との距離を検出し、
    前記調整工程において、前記検出工程により検出された距離に基づいて、前記ディスプレイにおける映像の倍率を調整することをコンピュータに実行させる請求の範囲第8項から第13項の何れか1項に記載のコミュニケーションプログラム。
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