WO2006112120A1

WO2006112120A1 - 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法

Info

Publication number: WO2006112120A1
Application number: PCT/JP2006/302620
Authority: WO
Inventors: Kenichi Matsumoto; Hajime Maekawa
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-04-14
Filing date: 2006-02-15
Publication date: 2006-10-26
Also published as: JP2006295787A; US20090073980A1; CN101160866A; EP1871051A1

Abstract

　情報処理装置（１０）は、送信される情報である送信情報を受け付ける受付部（１１）と、パケットをカプセル化して送信するトンネル通信を、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う、複数のトンネル通信部（１３、１４、１５）と、受付部（１１）が受け付けた送信情報に関するパケットを、複数のトンネル通信部（１３、１４、１５）を介して、それぞれ複数の端末装置（１０１、１０２、１０３）に送信する送信部（１２）とを備える。また、複数のトンネル通信部（１３、１４、１５）でカプセル化された各パケットに含まれる内部パケットの送信先のアドレスは同一である。通信回線を介して、映像データ等を複数の端末装置に一斉に送信することができる情報処理装置である。

Description

明細書

情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法

技術分野

[0001] 本発明は、トンネル通信を行う情報処理装置等に関する。

背景技術

[0002] 従来、音声データや映像データを複数の装置に一斉に送信する技術として、マルチキャストが開発されている。そのマルチキャストを用いることにより、 VPNを構築する技術なども開発されて!、る。日本特許公開公報 2000 - 371913号に一例が示されている。

[0003] また、 IP通信回線においてマルチキャストによる映像データ等の送信を行う場合には、 IGMP (Internet Group Management Protocol)力 S用いられている。ここで、 IGMPとは、マルチキャストにおいて、映像データ等を受信する装置のグループ（マルチキャストグループ）を制御するためのプロトコルである。

[0004] し力しながら、マルチキャストを用いて映像データ等を送信する場合には、その映像データ等の経由する広域通信回線のルータに、マルチキャストに対応していないルータがあるとすると、そのルータより先に存在する装置には映像データ等が到達しないことになる。このように、マルチキャストを利用した映像データ等の送信は、きわめて限定的な状況においてしか実行できな力つた。

[0005] また、マルチキャストを用いて映像データ等を送信する場合に、 IGMPを用いてマルチキャストグループを管理する負担が大きいという問題があった。特に、 IGMPを用いた場合には、通信回線におけるパケットの送信量が多くなり、通信回線における通信負荷が過大であるという問題もあった。また、 IGMPを用いた場合、ルータにおいて、映像データ等の送信先である端末装置が、マルチキャストパケットを受信する権利を有するかどうかを確認する処理を行う必要があり、その処理負担が大きいという問題もあった。

発明の開示

[0006] 本発明による情報処理装置は、送信される情報である送信情報を受け付ける受付部と、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部と、受付部が受け付けた送信情報に関するパケットを、複数のトンネル通信部を介して、それぞれ複数の端末装置に送信する送信部と、を備える情報処理装置であって、複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である。また、上記の情報処理装置と、送信情報を情報処理装置に送信する情報送信装置とにより本発明による情報処理システムが構成される。

[0007] このような構成により、通信回線にマルチキャストに対応していないルータがあったとしても、複数のトンネル通信の経路を介して、複数の端末装置に情報を一斉に送信することができる。また、送信部が各トンネル通信部に渡すパケットの送信先のアドレスが同一であるため、送信部は、送信先ごとにアドレスを変更するなどの処理を行う必要がなぐ送信部における処理負担が軽減されている。

[0008] また、本発明による情報処理方法は、送信される情報である送信情報を受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けられた送信情報に関するパケットを、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部に渡す送信ステツプと、複数のトンネル通信部力カプセル化されたパケットをそれぞれ複数の前記端末装置に送信するトンネル送信ステップと、を備える情報処理方法であって、複数のトンネル通信部カゝら送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である。

[0009] また、本発明〖こよるプログラムは、送信される情報である送信情報を受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けられた送信情報に関するパケットを、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部に渡す送信ステツプと、複数のトンネル通信部が、カプセル化されたパケットをそれぞれ複数の端末装置に送信するトンネル送信ステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであつて、複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である。

[0010] 本発明による情報処理装置等によれば、複数のトンネル通信を用いることにより、ィンターネットなどの広域通信回線のルータにマルチキャストに非対応のルータがあつ

O

たとしても、映像データ等のデータを複数の端末装置に一斉に送信することができる

〇図面の簡単な説明

011] [図 1]図 1は本発明の実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。

[図 2]図 2は実施の形態による端末装置の構成を示す図である。

[図 3]図 3は実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャートである。

[図 4]図 4は実施の形態による情報処理システムの構成の一例を示す図である。

[図 5]図 5は実施の形態におけるパケットの構造の一例を示す図である。

[図 6]図 6は実施の形態におけるパケットの構造の一例を示す図である。

[図 7]図 7は実施の形態におけるパケットの構造の一例を示す図である。

[図 8]図 8は実施の形態におけるパケットの構造の一例を示す図である。

[図 9]図 9は実施の形態における送信情報の種類とパケットを送信するトンネル通信部との対応の一例を示す図である。

[図 10]図 10は実施の形態におけるマルチキャストアドレスとパケットを送信するトンネル通信部との対応の一例を示す図である。

符号の説明

情報処理装置

11 受付部

12 送信部

13 第 1のトンネル通信部

14 第 2のトンネル通信部

15 第 3のトンネル通信部

21 トンネル通信部

22 処理部

23 出力部

51, 61, 71, 81 ノケッ卜

101〜103 端末装置

発明を実施するための最良の形態 [0013] 本発明による情報処理装置は、送信情報を受け付ける受付部と、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部と、送信部と、を備える情報処理装置であって、複数のトンネル通信部力も送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である。

[0014] このような構成により、複数のトンネル通信の経路を介して、複数の端末装置に情報を一斉に送信することができる。また、パケットの送信先のアドレスが同一であるため、送信部は、送信先ごとにアドレスを変更するなどの処理を行う必要がなぐ送信部における処理負担が軽減されている。

[0015] また、本発明による情報処理装置では、複数のトンネル通信部は、それぞれバケツトをカプセルィ匕して送信してもよ!/、。

[0016] このような構成により、受付部がカプセル化されていない送信情報を受け付けた場合であっても、複数のトンネル通信部は、その送信情報に関するパケットをカプセル化して送信することができる。

[0017] また、本発明による情報処理装置では、トンネル通信部から送信されるカプセル化されたパケットに含まれる内部パケットの送信先のアドレスは、マルチキャストアドレス (Multicast Address)であってもよい。

[0018] このような構成により、通信回線にマルチキャストに対応していないルータがあったとしても、複数のトンネル通信の経路を介して、マルチキャストによって複数の端末装置に情報を一斉に送信することができる。また、マルチキャストを用いているにもかかわらず、 IGMPによるマルチキャストグループの管理が不要であり、その管理のための負荷を軽減することができうる。例えば、 IGMPによる管理のための通信負荷や、映像データ等の送信先である端末装置が、マルチキャストパケットを受信する権利を有するかどうかを確認する処理の負荷等を軽減することができうる。

[0019] また、本発明による情報処理装置では、複数のトンネル通信部から送信されるカブセルィ匕された各パケットに含まれる各内部パケットは同一であってもよい。

[0020] このような構成により、送信先ごとに送信元のアドレスを変更するなどの処理を行う必要がなぐ処理負担が軽減されている。

[0021] 以下、本発明による情報処理装置等について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。

[0022] (実施の形態）

本発明の一実施の形態による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。

[0023] 図 1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図 1において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置 10と、端末装置 101, 1 02, 103とを備える。情報処理装置 10と、各端末装置 101〜103とは、それぞれ通信回線 100を介したトンネル通信（Tunneling Communication)によって接続されている。ここで、通信回線 100は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網などである。

[0024] 図 1に示すように、情報処理装置 10は、受付部 11と、送信部 12と、第 1のトンネル通信部 13と、第 2のトンネル通信部 14と、第 3のトンネル通信部 15とを備える。

[0025] 受付部 11は、送信情報を受け付ける。ここで、送信情報とは、情報処理装置 10が複数の端末装置 101〜103に送信する情報である。送信情報は、例えば、映像データゃ、音声データであってもよぐアプリケーションなどのソフトウェアのデータであつてもよく、テキストデータなどであってもよぐどのような種類の情報であってもよい。また、送信情報は、パケットに分割されている情報であってもよぐパケットに分割されていない情報であってもよい。前者の場合には、送信情報は複数のパケットから構成されてもよぐ単一のパケットであってもよい。受付部 11は、例えば、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された送信情報を受信してもよぐ所定の記録媒体 (例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)力も読み出された送信情報を受け付けてもよい。本実施の形態では、受付部 11は送信された送信情報を受信するものとする。なお、受付部 11は、受け付けを行うためのデバイス (例えば、モデムやネットヮークカードなど）を含んでもよぐあるいは含まなくてもよい。また、受付部 11は、ハードウエアによって実現されてもよぐあるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。

[0026] 送信部 12は、受付部 11が受け付けた送信情報に関するパケットを、複数のトンネル通信部 13〜 15を介して、それぞれ複数の端末装置 101〜103に送信する。その送信情報に関するパケットが、複数のトンネル通信部 13〜 15でカプセルィ匕されるパケットである。ここで、送信情報に関するパケットとは、送信情報が単数または複数のパケットである場合には、そのパケットそのものであってもよぐあるいは、そのパケットのヘッダ等が書き換えられたパケットであってもよい。また、送信情報がパケットではない場合には、送信情報に関するパケットとは、送信情報を基に送信部 12が構成したパケットであってもよぐあるいは、送信情報を基に他の構成要素において構成されたパケットであってもよヽ。

[0027] ここで、送信部 12が複数のトンネル通信部 13〜15に渡す送信情報に関するパケットの送信先のアドレスは、同一であるとする。例えば、そのカプセルィ匕されるパケットの送信先のアドレスは、マルチキャストアドレスであってもよぐブロードキャストァドレスであってもよぐュ-キャストアドレスであってもよい。本実施の形態では、カプセル化されるパケットの送信先のアドレスは、マルチキャストアドレスであるとする。

[0028] なお、送信情報に関するパケットは、後述する複数のトンネル通信部 13〜 15によつてカプセルィ匕されて送信されるため、本実施の形態では、送信部 12は、通信に関するデバイス（例えば、モデムやネットワークカードなど）を有しないものとする力送信部 12は、トンネル通信部 13〜15との間で、通信に関するデバイスを介してパケットの受け渡しを行ってもよい。

[0029] 第 1のトンネル通信部 13は、端末装置 101との間でトンネル通信を行う。すなわち、第 1のトンネル通信部 13は、送信部 12から渡された送信情報に関するパケットを力プセルイ匕して端末装置 101に送信する。ここで、トンネル通信とは、カプセル化されたパケットを用いて行われる通信である。カプセルィ匕とは、通信対象のパケットをプロトコルで規定されたヘッダなどで包み込むことである。カプセル化される通信対象のパケットは、暗号ィ匕されてもよぐあるいは、暗号ィ匕されなくてもよい。なお、カプセノレ化される通信対象のパケットは、後述する図 6で示されるオリジナルパケットであり、「カプセルィ匕されたパケットに含まれる内部パケット」と呼ぶこともある。

[0030] トンネル通信の一例としては、 UDP(User Datagram Protocol)トンネル通信、 HTTP (HvperText Transfer Protocol)トンネル通信、 L2TP (LAYER 2 Tu nneling Protocol)トンネル通信などがある。なお、第 1のトンネル通信部 13は、端末装置 101から送信されたカプセルィ匕されたパケットを受信し、そのパケットのカプセル化の解除を行ってもよい。この場合には、情報処理装置 10に、そのカプセル化の解除されたパケットを受け付ける図示しない受付部などが存在してもよい。なお、トンネル通信の技術は従来力公知であり、その詳細な説明を省略する。

[0031] 第 1のトンネル通信部 13は、通信を行うための通信デバイス (例えば、モデムゃネットワークカードなど）を含んでもよぐあるいは含まなくてもよい（この場合には、第 1のトンネル通信部 13と通信回線 100との間に図示しない通信デバイスが存在することとなる)。また、第 1のトンネル通信部 13は、ハードウェアによって実現されてもよぐあるいは通信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。

[0032] なお、第 1のトンネル通信部 13と、端末装置 101との間で行われるトンネル通信を管理するトンネル管理装置が通信回線 100に接続されていてもよい。ここで、トンネル管理装置は、例えば、第 1のトンネル通信部 13と端末装置 101との間でトンネル通信を確立するのに必要な処理や、そのトンネル通信を維持できるかどうかのトンネルの寿命の管理に関する処理、トンネル通信を確立するときのユーザ認証の処理などを行うものである。

[0033] 第 2のトンネル通信部 14は、端末装置 102との間でトンネル通信を行う。第 2のトンネル通信部 14は、第 1のトンネル通信部 13と同様のものであり、その説明を省略する

[0034] 第 3のトンネル通信部 15は、端末装置 103との間でトンネル通信を行う。第 3のトンネル通信部 15は、第 1のトンネル通信部 13と同様のものであり、その説明を省略する

[0035] なお、第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14および第 3のトンネル通信部 15の内の任意の 2以上の要素が通信に関するデバイスを有する場合に、それらは同一の手段であってもよぐあるいは別々の手段であってもよい。本実施の形態では、第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15が 1 個の通信デバイスを介して通信を行う場合について説明する。すなわち、図 1では 3 個のトンネル通信を独立して記載している力これは論理的なものであって、物理的には、第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15 は 1個のネットワークカードを介して通信回線 100に接続されているものとする。

[0036] また、受付部 11、第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14および第 3のトンネル通信部 15の内の任意の 2以上の要素が通信に関するデバイスを有する場合に、それらは同一の手段であってもよぐあるいは別々の手段であってもよい。

[0037] 図 2は、本実施の形態による端末装置 101の構成を示すブロック図である。図 2において、本実施の形態による端末装置 101は、トンネル通信部 21と、処理部 22と、出力部 23とを備える。端末装置 101は、例えば、コンピュータや、映像を表示する映像表示装置等であってもよぐ他の装置と情報処理装置 10との間で情報の送受信を仲介する通信処理装置であってもよい。すなわち、情報処理装置 10とトンネル通信を行うものであれば、どのようなものであってもよ、。

[0038] トンネル通信部 21は、情報処理装置 10の第 1のトンネル通信部 13とトンネル通信を行う。すなわち、第 1のトンネル通信部 13から送信されたカプセルィ匕されたパケットを受信し、そのパケットのカプセルィ匕の解除を行う。なお、トンネル通信部 21は、パケットをカプセルィ匕して情報処理装置 10に送信してもよい。トンネル通信部 21は、例えば、モデムやネットワークカードなどの、通信を行うための通信デバイスを含んでもよい。また、トンネル通信部 21は、通信デバイスを含まなくてもよいが、この場合には、トンネル通信部 21と通信回線 100との間に図示しない通信デバイスが存在することとなる。また、トンネル通信部 21は、ハードウェアによって実現されてもよぐあるいは通信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。

[0039] 処理部 22は、トンネル通信部 21によってカプセル化の解除されたパケットについて、所定の処理を行う。所定の処理とは、どのようなものであってもよい。所定の処理は、例えば、トンネル通信部 21によってカプセルィ匕の解除されたパケットを出力部 23に渡す処理であってもよい。所定の処理は、例えば、カプセルィ匕の解除されたパケットのルーティングやアドレス変換等の処理であってもよ、。

[0040] 出力部 23は、トンネル通信部 21でカプセルィ匕の解除されたパケットであって、処理部 22によって所定の処理の行われたパケットを出力する。ここで、この出力は、例えば、 CRTや液晶ディスプレイなどの表示デバイスへの表示であってもよぐ所定の機器への通信回線を介した送信でもよぐプリンタによる印刷でもよぐスピーカによる音声出力でもよぐ記録媒体への蓄積でもよい。なお、出力部 23は、例えば、表示デバイスやプリンタなどの、出力を行うデバイスを含んでもよぐあるいは含まなくてもよい。また、出力部 23は、ハードウェアによって実現されてもよぐあるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。

[0041] なお、端末装置 102, 103も、端末装置 101と同様の構成を有するものであり、その説明を省略する。

[0042] 次に、本実施の形態による情報処理装置 10の動作について、図 3のフローチャートを用いて説明する。

[0043] (ステップ S101)受付部 11は、送信情報を受け付けた力どうか判断する。そして、送信情報を受け付けた場合には、ステップ S 102に進み、そうでない場合には、送信情報を受け付けるまで、ステップ S101の処理を繰り返す。

[0044] (ステップ S 102)送信部 12は、受付部 11が受け付けた送信情報に関するパケットを、第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15のそれぞれに渡す。

[0045] (ステップ S103)第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15は、それぞれ送信部 12から受け取ったパケットをカプセルィ匕する。

[0046] (ステップ S104)第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15は、カプセルィ匕したパケットをそれぞれ端末装置 101、端末装置 102、端末装置 103にトンネル通信によって送信する。そして、ステップ S101に戻る。

[0047] なお、ステップ S103, S104において、トンネル通信部ごとに、パケットのカプセル化と、カプセル化したパケットの送信とが行われてもよい。また、図 3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。

[0048] 次に、本実施の形態による情報処理装置 10の動作について、具体例を用いて説明する。図 4は、次に説明する具体例におけるシステムの構成を示す図である。図 4 において、情報処理装置 10は、ネットワークカメラ 200から送信された送信情報を受信する。そして、その送信情報に関するパケットを、トンネル通信を介して端末装置 1 01〜103のそれぞれに送信する。ネットワークカメラ 200は、図示しない撮影部を有しており、その撮影部で撮影した映像データを含む送信情報のパケットを、図示しない通信部を介して情報処理装置 10に送信する。ここで、端末装置 101〜103は、情報処理装置 10から送信された映像データを表示する映像表示装置であるとする。また、この具体例では、送信部 12は、 3個のトンネル通信部 13〜 15が行っているすべてのトンネル通信の経路を介して、パケットを送信するものとする。

[0049] また、情報処理装置 10、ネットワークカメラ 200等のアドレスは、以下の通りであるとする。

[0050] ネットワークカメラ 200 : 192. 168. 0. 1

情報処理装置 10 (ネットワークカメラ 200側）： 192. 168. 0. 10

情報処理装置 10 (通信回線 100側）： 202. 224. 135. 10

端末装置 101 : 155. 32. 10. 10

端末装置 102 : 155. 32. 20. 10

端末装置 103 : 155. 32. 30. 10

また、情報処理装置 10と、端末装置 101〜103との間で行われるトンネル通信で用いられるアドレス、すなわち、トンネル通信においてカプセル化されたパケット 61に含まれる内部パケット（図 6で示されるオリジナルパケット 51)において用いられるアドレスは、以下の通りであるとする。

[0051] 情報処理装置 10 (端末装置 101とのトンネル通信）： 10. 8. 1. 10

情報処理装置 10 (端末装置 102とのトンネル通信）： 10. 8. 1. 11

情報処理装置 10 (端末装置 103とのトンネル通信）： 10. 8. 1. 12

端末装置 101 : 10. 8. 1. 100

端末装置 102 : 10. 8. 1. 101

端末装置 103 : 10. 8. 1. 102

まず、ネットワークカメラ 200の撮影部において、映像の撮影が行われ、その撮影した映像データを含む送信情報のパケットがネットワークカメラ 200から情報処理装置 1 0に送信されたとする。図 5は、ネットワークカメラ 200から情報処理装置 10に送信されるオリジナルパケット 51の構造を示す図である。図 5において、 SA (Source Add ress)は、送信元の IPアドレスを示す。 SP (Source Port)は、送信元のポート番号を示す。 DA (Destination Address)は、送信先の IPアドレスを示す。 DP (Destin ation Port)は、送信先のポート番号を示す。ネットワークカメラ 200から情報処理装置 10に送信されるパケットは UDPのパケットであり、送信先の IPアドレスは、マルチキャストアドレス「224. 0. 0. 1」に設定されている。また、送信先のポート番号は「2 3456」に設定されている。

[0052] 受付部 11は、ネットワークカメラ 200から情報処理装置 10に送信された図 5で示されるオリジナルパケット 51を受信すると (ステップ S101)、そのパケットを送信部 12に渡す。

[0053] 送信部 12は、受付部 11で受け付けられたオリジナルパケット 51を、そのまま第 1のトンネル通信部 13、第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15にそれぞれ渡す (ステップ S 102)。

[0054] 第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15は、それぞれ、送信部 12から受け取ったパケットをカプセル化する（ステップ S 103)。

[0055] 具体的には、図 6で示されるように、送信部 12から受け取ったパケットに ESP (Enc apslating Security Payload)ヘッダと ESPトレーラを付カ卩し、さらに、 UDPZlP ヘッダを付カ卩することによって、パケットのカプセル化を行う。ここで、 ESPヘッダ、 ES Pトレーラは、図 6で示されるオリジナルパケット 51を暗号ィ匕する目的で付加されるものである。また、カプセル化されたパケット 61の UDPZIPヘッダの送信先のアドレス (DA)は、端末装置 101の IPアドレスである。また、 UDPZIPヘッダの送信元のアドレス（SA)は、情報処理装置 10の通信回線 100側のアドレスである。第 2のトンネル通信部 14、第 3のトンネル通信部 15も、同様にパケットのカプセルィ匕を行う。

[0056] そして、第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15は、そのカプセルィ匕したパケット 61をそれぞれ端末装置 101〜103に送信する (ステップ S104)。その後、受付部 11によるパケットの受信から 3個のトンネル通信部 13〜 15によるカプセル化したパケット 61 の送信までの処理が繰り返されることになる。

[0057] 端末装置 101のトンネル通信部 21は、第 1のトンネル通信部 13から送信された力プセル化されたパケット 61を受信すると、カプセル化の解除を行い、カプセル化の解除されたパケットを処理部 22に渡す。処理部 22は、図 5で示される構造のオリジナルパケット 51を受け取ると、その映像データを出力部 23に渡す。そして、出力部 23によつて、図示しないディスプレイに映像が表示される。ここで、処理部 22は、送信部 12 力もマルチキャストアドレスに送信されたパケットを受信したように振る舞うことになる。なお、トンネル通信部 21から渡されたパケットに含まれる映像データに基づいて、デコードなどの何らかの処理を行ってもよい。

[0058] なお、上記具体例では、情報処理装置 10に送信情報を送信する情報送信装置がネットワークカメラ 200である場合について説明したが、情報処理装置 10に送信情報を送信する情報送信装置は、ネットワークカメラ 200以外のものであってもよい。例えば、情報送信装置は、記録媒体から映像データ等の送信情報を読み出して情報処理装置 10に送信するものでもよぐ放送された映像データ等の送信情報を受信して情報処理装置 10に送信するものなどでもよい。

[0059] また、上記具体例では、受付部 11がネットワークカメラ 200から送信された送信情報を受信する場合について説明した力受付部 11は、上述のように、例えば、ハードディスクドライブで記憶されて、る送信情報を読み出し、その送信情報を送信部 12 に渡してもよい。

[0060] また、上記具体例では、送信部 12は、受付部 11が受け付けたパケットをそのまま各トンネル通信部 13〜15に渡す場合について説明した力送信部 12において、パケットの変換等を行ってもよい。例えば、受付部 11が図 7で示されるパケット 71を受信した場合に、そのパケットを図 5で示されるマルチキャストアドレスを含むオリジナルパケット 51に変換し、その変換後のオリジナルパケット 51を各トンネル通信部 13〜1 5に渡してもよい。また、送信部 12は、送信先のアドレスがブロードキャストアドレスであるパケットを各トンネル通信部 13〜 15に渡してもよぐ送信先のアドレスがュ-キヤストアドレスであるパケットを各トンネル通信部 13〜 15に渡してもょヽ。後者の場合には、例えば、図 8で示されるパケット 81が各トンネル通信部 13〜 15に渡されてもよい

[0061] ここで、トンネル通信のカプセル化されたパケットに含まれる内部パケットにおいて用いられるパケットのアドレスは任意に定めることができる。そのため、送信部 12が各トンネル通信部 13〜 15に渡すパケットのアドレスがュ-キャスト（Unicast)アドレスである場合には、各端末装置 101〜103のアドレスを、例えば、「10. 8. 1. 100」というように、同一のアドレスにしておく。その結果、送信部 12は、送信先のアドレスの同じパケットを各トンネル通信部 13〜 15に渡せばよいことになる。この場合に、送信元のアドレスは、トンネル通信部 13〜15ごとに異なっていてもよい。または、送信部 12が各トンネル通信部 13〜 15に渡すパケットは、ペイロード（Payload)が同一なだけであって、ヘッダは、送信先のアドレス、及び送信元のアドレスがパケットごとに異なっていてもよい。

[0062] また、上記具体例では、カプセル化されたパケット 61に ESPヘッダ、 ESPトレーラが含まれる場合について説明した力それらが含まれていなくてもよい。このように、カプセル化が行われて!/、るのであれば、カプセル化されたパケットの構造は問わない。

[0063] 以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、情報処理装置 10が複数のトンネル通信によって、複数の端末装置 101〜103にパケットを送信するようにしたことで、通信回線 100にマルチキャストに対応していないルータが存在しても、マルチキャストによる送信を行うことができ、複数の端末装置 101〜103に映像データ等の送信を行うことができる。また、 IGMPによるマルチキャストグループの管理が不要となり、その管理のための通信負荷を軽減することができる。また、映像データ等の送信先である端末装置が、マルチキャストパケットを受信する権利を有するかどうかを確認する処理の負荷を軽減することができる。また、上述の具体例のように、複数のトンネル通信部 13〜 15でカプセルィ匕される各パケットは同一である場合には、送信部 12は、単に同一のパケットを複数のトンネル通信部 13〜15に渡せばよい。したがつて、送信先の端末装置ごとにカプセル化されたパケットに含まれる内部パケットを変更する必要がなぐ送信部 12の処理が非常に簡単なものとなるメリットもある。

[0064] なお、本実施の形態の具体例では、ネットワークカメラ 200のアドレスがプライベートアドレスであり、情報処理装置 10がネットワークカメラ 200の属する LANと通信回線 1 00 (WAN)とをつなぐものである場合にっ、て説明した。

[0065] さらに、ネットワークカメラ 200は、通信回線 100に接続されていてもよい。ネットヮークカメラ 200が通信回線 100に接続される場合には、ネットワークカメラ 200から情報処理装置 10までは、送信情報がュ-キャストで送信されてもよぐあるいは、ネットヮークカメラ 200から情報処理装置 10までの間もトンネル通信が行われてもよ、。前者の場合に、情報処理装置 10において、ュ-キャストアドレスを有するパケットがマルチキャストアドレスを有するパケットに変換されてもよい。また、後者の場合に、ネットヮークカメラ 200から情報処理装置 10まで、マルチキャストパケットをカプセルィ匕したパケットによって送信情報が送信されてもよい。その場合には、情報処理装置 10が、マルチキャストパケットをカプセル化したパケットを受信し、そのマルチキャストパケットをカプセル化したパケットのヘッダを書き換えて送信してもよ!/、。なおマルチキャストパケットをカプセル化したパケットのヘッダとは、例えば、図 6で示されるパケットの一番左の UDPZIPヘッダを指す。あるいは、カプセル化を一度解除し、カプセル化の解除されたマルチキャストパケットを再度カプセルィ匕して送信してもよい。

[0066] マルチキャストパケットをカプセル化したパケットのヘッダを書き換えて送信する場合には、第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15は、カプセルィ匕されたパケットを送信することになる。すなわち、受付部 11が受け付けた送信情報力カプセル化されたパケットであり、第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15は、パケットのカプセル化を行わないものであってもよい。この場合に、カプセルィ匕されたパケットのヘッダを、送信部 1 2が書き換えてもよぐあるいは、第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15が書き換えてちょい。

[0067] また、本実施の形態では、情報処理装置 10が行って、るトンネル通信のすべての経路を介して送信情報に関するパケットを送信する場合について説明した。さらに、送信情報に関するパケットは、第 1から第 3のトンネル通信部 13〜15が行うすべてのトンネル通信の経路のうち、 2以上のトンネル通信の経路を介して送信されてもよい。このことは、以下で説明するようにして実現されてもよぐその他の方法によって実現されてちょい。

[0068] 例えば、送信部 12は、図 9で示される送信情報の種類とトンネル通信部とを対応づけるテーブルを有しているとする。ここで、図 9のテーブルにおいて、属性「トンネル通信部」を示す数字（13、 14、 15)は、図 1で示される各トンネル通信部の符号に相当する。送信部 12は、例えば、映像データの送信情報に関するパケットをトンネル通信部 13〜15に渡し、音声データの送信情報に関するパケットをトンネル通信部 13, 14 に渡す。その結果、映像データについては、端末装置 101〜103に送信され、音声データについては、端末装置 101, 102に送信されることになる。

[0069] また、例えば、各トンネル通信部 13〜15は、図 10で示されるテーブルにアクセス可能であるとする。ここで、図 10で示されるテーブルは、マルチキャストアドレスと、そのマルチキャストアドレスのパケットを送信するトンネル通信部とを対応づけるものである。図 9のテーブルと同様に、属性「トンネル通信部」の各数字は、図 1で示されるトンネル通信部の符号を示すものである。例えば、各トンネル通信部 13〜 15が送信部 12からマルチキャストアドレス「224. 0. 0. 1」のパケットを受け取った場合には、各トンネル通信部 13〜15は、そのパケットをカプセル化して送信する。一方、各トンネル通信部 13〜 15が送信部 12からマルチキャストアドレス「224. 0. 0. 2」のパケットを受け取った場合には、トンネル通信部 13, 14はそのパケットをカプセルィ匕して送信するが、トンネル通信部 15は、そのパケットを送信しない。その結果、マルチキャストアドレスが「224. 0. 0. 1」であるパケットは端末装置 101〜103に送信され、マルチキャストアドレスが「224. 0. 0. 2」であるパケットは端末装置 101, 102に送信されることになる。

[0070] また、例えば、送信部 12がュ-キャストアドレスを有するパケットを各トンネル通信部 13〜15に渡す場合には、端末装置のグループごとに、ュ-キャストアドレスを変更してもよい。例えば、端末装置が 5個あり、トンネル通信部も 5個ある場合に、 2個の端末装置のカプセルィ匕されたパケットに含まれる内部パケットで用いられるアドレスを「10. 8. 1. 100」に設定し、残りの 3個の端末装置のカプセルィ匕されたパケットに含まれる内部パケットで用いられるアドレスを「10. 8. 1. 200」に設定したとする。そして、前者の 2個の端末装置にパケットを送信したい場合には、送信部 12は、送信先のアドレスが「10. 8. 1. 100」であるパケットを各トンネル通信部に渡すと、アドレス「 10. 8. 1. 100」に対応した端末装置とトンネル通信を行うトンネル通信部のみ力そのパケットをカプセルィ匕して送信する。一方、送信部 12が、送信先のアドレスが「10. 8. 1. 200」であるノケッ卜を各卜ンネノレ通信咅に渡すと、アドレス「10. 8. 1. 200」に対応した端末装置とトンネル通信を行うトンネル通信部のみ力そのパケットをカプセル化して送信する。なお、この場合には、例えば、送信部 12が、送信先のアドレスが「10. 8. 1. 100」であるノケットを、「10. 8. 1. 100」に対応した端末装置とトンネノレ通信を行うトンネル通信部にのみ渡すようにしてもょヽ。

[0071] また、例えば、送信部 12がパケットを各トンネル通信部 13〜15に渡す際に、図 10 で示されるテーブルを参照し、送信先のマルチキャストアドレスが「224. 0. 0. 1」であるパケットは、トンネル通信部 13〜 15に渡し、送信先のマルチキャストアドレスが「2 24. 0. 0. 2」であるパケットは、トンネル通信部 13, 14に渡すようにしてもよい。

[0072] なお、上記説明にお、て、説明の便宜上、トンネル通信部を識別する情報として、図 1のトンネル通信部の符号を用いたが、トンネル通信部を識別する情報は、どのようなものであってもよい。例えば、各トンネル通信部に設定された識別情報であってもよぐトンネルを識別する情報であるトンネル識別情報が設定されている場合には、そのトンネル識別情報であってもよぐトンネル通信にぉ、てカプセルィ匕されたパケットに含まれる内部パケットで用いられる情報処理装置 10側、あるいは、端末装置 101 〜 103側のアドレスであってもよい。

[0073] また、上記実施の形態では、情報処理装置 10が 1個だけ用いられる形態について説明したが、情報処理装置 10と同様の装置が複数個、並列的に用いられることにより、複数の端末装置に対して、一斉に情報を送信することができるようにしてもよい。

[0074] また、上記実施の形態では、カプセルィ匕されたパケットがトンネル通信部カゝら送信される場合に、カプセルィ匕されたパケットで用いられるアドレスがトンネル通信部ごとに設定されている場合について説明した。さらに、そのカプセルィ匕されたパケットで用いられる送信元のアドレス力トンネル通信部ごとに設定されていなくてもよい。カプセルィ匕されたパケットで用いられる送信元のアドレスは、例えば、受付部 11が受け付けたパケットの送信元のアドレスであってもよぐあるいは、受付部 11、送信部 12等で設定されたアドレスであってもよ、。

[0075] また、上記実施の形態における通信プロトコルは、例えば、 IPv4 (Internet Proto col version 4)で &)つてもよ \、あるヽ ίま、 IPv6 (Internet Protocol version D )であってもよい。

[0076] また、上記実施の形態にお!、て、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよぐあるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。

[0077] また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア 'プログラムを CPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。

[0078] つまり、このプログラムは、コンピュータに、送信される情報である送信情報を受け付ける受付ステップと、受付ステップで受け付けられた送信情報に関するパケットを、トンネル通信を一の端末装置との間でそれぞれ行う複数のトンネル通信部に渡す送信ステップと、複数のトンネル通信部力カプセルィ匕されたパケットをそれぞれ複数の端末装置に送信するトンネル送信ステップと、を実行させるプログラムであって、複数のトンネル通信部カゝら送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である。

[0079] また、そのプログラムにお、て、コンピュータに、送信ステップで複数のトンネル通信部に渡されたパケットを、複数のトンネル通信部が、それぞれカプセル化するカブセル化ステップをさらに実行させてもょヽ。

[0080] なお、上記プログラムにお、て、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。

[0081] また、このプログラムは、サーバなど力ダウンロードされることによって実行されてもよぐ所定の記録媒体 (例えば、 CD— ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど）に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。

[0082] また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよぐ複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよぐあるいは分散処理を行ってもよい。

[0083] また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなぐ種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。産業上の利用可能性

以上より、本発明による情報処理装置等は、複数の端末装置に映像データ等のデータを一斉に送信することができ、情報を送信する情報処理装置等として有用である

Claims

請求の範囲

[1] 送信される情報である送信情報を受け付ける受付部と、

それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部と、前記受付部が受け付けた前記送信情報に関するパケットを、前記複数のトンネル通信部を介して、それぞれ複数の前記端末装置に送信する送信部と、を備え、前記複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である、情報処理装置。

[2] 前記複数のトンネル通信部は、それぞれパケットをカプセルィ匕して送信する、請求項

1記載の情報処理装置。

[3] 前記送信部は、前記トンネル通信部が行っているすべてのトンネル通信の経路を介して、前記パケットを送信する、請求項 1記載の情報処理装置。

[4] 前記送信情報に関するパケットは、前記各トンネル通信部が行うすべてのトンネル通信の経路のうち、 2以上のトンネル通信の経路を介して送信される、請求項 1記載の情報処理装置。

[5] 前記トンネル通信部力も送信されるカプセルィ匕されたパケットに含まれる内部パケットの送信先のアドレスは、マルチキャストアドレスである、請求項 1記載の情報処理装置

[6] 前記複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットは同一である、請求項 1記載の情報処理装置。

[7] 前記受付部は、前記送信情報を受信する、請求項 1記載の情報処理装置。

[8] 情報処理装置と送信情報を前記情報処理装置に送信する情報送信装置とを備えた †青報処理システムであって、

前記情報処理装置は、

送信される情報である前記送信情報を受け付ける受付部と、

それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部と、前記受付部が受け付けた前記送信情報に関するパケットを、前記複数のトンネル通信部を介して、それぞれ複数の前記端末装置に送信する送信部と、を備え、

前記複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスが同一である。

[9] 送信される情報である送信情報を受け付ける受付ステップと、

前記受付ステップで受け付けられた前記送信情報に関するパケットを、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う複数のトンネル通信部に渡す送信ステップと、

前記複数のトンネル通信部が、カプセル化されたパケットをそれぞれ複数の前記端末装置に送信するトンネル送信ステップと、を備え、

前記複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である、情報処理方法。

[10] 前記送信ステップで前記複数のトンネル通信部に渡されたパケットを、前記複数のトンネル通信部力それぞれカプセルィ匕するカプセル化ステップをさらに備えた請求項 9記載の情報処理方法。

[11] コンピュータに、

送信される情報である送信情報を受け付ける受付ステップと、

前記受付ステップで受け付けられた前記送信情報に関するパケットを、それぞれ異なる端末装置との間でトンネル通信を行う、複数のトンネル通信部に渡す送信ステツプと、

前記複数のトンネル通信部が、カプセル化されたパケットをそれぞれ複数の前記端末装置に送信するトンネル送信ステップと、を実行させ、

前記複数のトンネル通信部から送信されるカプセル化された各パケットに含まれる各内部パケットの送信先のアドレスは同一である、プログラム。