WO2006090622A1 - 撮像画像のオリジナル性を証明する電子カメラおよび方法、並びにそのオリジナル性を検証する検証プログラム - Google Patents

撮像画像のオリジナル性を証明する電子カメラおよび方法、並びにそのオリジナル性を検証する検証プログラム Download PDF

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules

Abstract

 本発明の電子カメラは、撮像部、情報処理部、検証用データ作成部、および記録部を備える。撮像部は、被写体を撮影して画像データを生成する。情報処理部は、画像データの撮影情報を生成または取得する。検証用データ作成部は、画像データ内の画像領域のデータについて改ざん検出用の画像検証用データを作成する。また検証用データ作成部は、撮影情報についても改ざん検出用の情報検証用データを作成する。記録部は、画像データ、撮影情報、画像検証用データ、および情報検証用データを記録媒体に記録する。                                                                             

Description

明 細 書
撮像画像のオリジナル性を証明する電子カメラおよび方法、並びにその オリジナル性を検証する検証プログラム
技術分野
[0001] 本発明は、撮像画像のオリジナル性を証明する機能を備えた電子カメラに関する。
また、本発明は、撮像画像のオリジナル性を検証する検証プログラムに関する。 また、本発明は、本発明は、撮像画像のオリジナル性を証明する画像処理方法に 関する。
背景技術
[0002] 近年、電子カメラの普及に伴い、証明写真を電子カメラで撮影するケースが増えて いる。ところで、電子カメラで撮影された画像データは、汎用の画像処理ソフトを用い て改ざんが可能である。そのため、上述した証明写真の用途においては、画像デー タの改ざんを検出する技術が重要になる。
[0003] このような画像データの改ざん検出技術として、下記の特許文献 1が知られている。
この特許文献 1では、画像データの改ざん検出に使用する検証用データとして、チェ ックサム、 CRC、ハッシュ関数のいずれかを作成する。この検証用データは暗号ィ匕さ れた上で、画像データと一体に記録媒体に記録される。後日、この検証用データを 解読し、解読後の検証用データを画像データと照合することによって、画像データの 改ざんを検出することができる。
特許文献 1:特開平 11— 215452号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] ところで、画像データ内には、画像領域のデータと共に、 Exiぬどの撮影情報が格 納されている。画像処理ソフトの中には、ユーザーが知らない内に、この撮影情報を 消去または書き換えるものが存在する。この場合、従来の技術では、ユーザーが関 知しない撮影情報の変化まで検出して、画像が改ざんされた!と敏感に反応してし まうおそれがあった。 [0005] また、パスポート用などの証明写真は、画面中に占める顔の比率や、顔の位置が厳 格に定められている。そのため、撮像後の画像をクロップ(トリミング)して、顔の比率 や位置を微調整するケースが予想される。このようなケースは、顔の画像が書き換え られるわけではなぐ証明写真としてオリジナル状態を保っていると判断することが好 ましい。しかしながら、従来の技術では、被写体と無関係な周辺画像の変化を敏感に 検出し、改ざんと一律に判断してしまうという問題があった。
[0006] したがって、証明写真の諸事情を考慮して、証明写真としてのオリジナル性をもっと 柔軟に検証する技術が求められる。
そこで、本発明は、改ざん以外の処理を経て変化した画像データについても、適切 にオリジナル性を検証できる技術 (改ざんを検出する技術)を提供することである。 課題を解決するための手段
[0007] 《1》 本発明の第 1の電子カメラは、撮像部、情報処理部、検証用データ作成部、お よび記録部を備える。
撮像部は、被写体を撮影して画像データを生成する。
情報処理部は、画像データの撮影情報を生成または取得する。
検証用データ作成部は、画像データ内の画像領域のデータにっ 、て改ざん検出 用の画像検証用データを作成する。また検証用データ作成部は、撮影情報につい ても改ざん検出用の情報検証用データを作成する。
記録部は、画像データ、撮影情報、画像検証用データ、および情報検証用データ を記録媒体に記録する。
[0008] 《2》 本発明の第 2の電子カメラは、撮像部、画像抽出部、検証用データ作成部、お よび記録部を備える。
撮像部は、被写体を撮影して画像データを生成する。
画像抽出部は、画像データから複数の部分画像領域を抽出する。
検証用データ作成部は、部分画像領域ごとに改ざん検出用の部分画像検証用デ ータを作成する。
記録部は、画像データ、および部分画像検証用データを記録媒体に記録する。
[0009] 《3》 本発明の第 3の電子カメラは、撮像部、画像抽出部、検証用データ作成部、探 索情報処理部、および記録部を備える。
撮像部は、被写体を撮影して画像データを生成する。
画像抽出部は、画像データから部分的な部分画像領域を抽出する。
検証用データ作成部は、部分画像領域について改ざん検出用の部分画像検証用 データを作成する。
探索情報処理部は、部分画像領域を画像領域内から位置探索するための探索用 データを作成する。
記録部は、画像データ、部分画像検証用データ、および探索用データを記録媒体 に記録する。
[0010] 《4》 本発明の第 4の検証プログラムは、コンピュータを、入力部、画像改ざん検出部 、および情報改ざん検出部として機能させる。
入力部は、第 1の電子カメラで生成された画像データ、撮影情報、画像検証用デー タ、および情報検証用データを取り込む。
画像改ざん検出部は、画像データ内の画像領域と画像検証用データとを照合する ことにより、画像領域の改ざんを判別する。
情報改ざん検出部は、撮影情報と情報検証用データとを照合することにより、撮影 情報の改ざんを判別する。
[0011] 《5》 本発明の第 5の検証プログラムは、コンピュータを、入力部、部分画像取得部、 および部分画像改ざん検出部として機能させる。
入力部は、第 2の電子カメラで生成された画像データおよび部分画像検証用デー タを取り込む。
部分画像取得部は、画像データから複数の部分画像領域を抽出する。 部分画像改ざん検出部は、部分画像領域ごとに部分画像検証用データと照合して 、部分画像ごとに改ざんを判別することにより、画像領域内の改ざん箇所を特定する
[0012] 《6》 本発明の第 6の検証プログラムは、第 5の検証プログラムにおいて、部分画像改 ざん検出部は、特定した改ざん箇所が顔領域内に含まれる力否かを顔認識技術を 用いて判定する。部分画像改ざん検出部は、改ざん箇所が顔領域内に含まれる場 合には、証明写真としての画像データの利用を禁止することを特徴する。
[0013] 《7》 本発明の第 7の検証プログラムは、コンピュータを、入力部、位置探索部、およ び部分画像改ざん検出部として機能させる。
入力部は、第 3の電子カメラで生成された画像データ、部分画像検証用データ、お よび探索用データを取り込む。
位置探索部は、部分画像検証用データの作成元である部分画像領域を、探索用 データを用いて画像データの画像領域内から位置探索する。
部分画像改ざん検出部は、位置探索部で位置探索された部分画像領域と、部分 画像検証用データとを照合することにより、部分画像領域の改ざんを判別する。
[0014] 《8〜10》 本発明の第 8〜10の画像処理方法は、上述した第 1〜第 3の電子カメラ に各対応した方法の発明である。
発明の効果
[0015] 《第 1,第 4,第 8の発明》
第 1,第 8の発明では、画像領域のデータについて画像検証用データを作成し,撮 影情報について情報検証用データを作成する。したがって、画像領域のデータと撮 影情報について、オリジナル性を個別に保証することができる。
[0016] 一方、第 4の発明では、 2種類の検証用データ (画像検証用データ,情報検証用デ ータ)を照合する。したがって、画像領域の改ざんと撮影情報の改ざんを別々に判断 できる。
[0017] 例えば、撮影情報内に撮影日時を含めた場合、撮影情報の改ざん判別によって、 証明写真の撮影日付について真偽を判断することができる。
また例えば、撮影情報内に撮影場所 (GPSデータなど)や撮影者情報を含めた場 合、撮影情報の改ざん判別によって、信頼できる機関等で確力に撮影された証明写 真であるか否かを判断することができる。
また、画像処理ソフトや OS (オペレーションシステム)による撮影情報の変化とは無 関係に、画像領域の改ざんのみを判定することができる。
[0018] 《第 2,第 5,第 6,第 9の発明》
第 2,第 9の発明では、画像領域から複数の部分画像領域を抽出し、これら部分画 像領域ごとに部分画像検証用データを作成する。したがって、画像内の複数の部分 画像領域ごとに、オリジナル性を個別に保証することができる。
[0019] 一方、第 5の発明では、部分画像領域ごとに部分画像検証用データを照合する。
その結果、画像の改ざんの有無を知るだけではなぐ画像のどの部分が改ざんされ たかを特定できる。
[0020] また、第 6の発明では、画像内の顔領域を公知の顔認識技術などで特定し、その顔 領域に相当する部分画像領域に改ざんが無ければ証明写真として採用するといつた 態様が可能になる。
[0021] 《第 3,第 7,第 10の発明》
第 3,第 10の発明では、画像領域から部分的に部分画像領域を少なくとも 1つ抽出 し、この部分画像領域について部分画像検証用データを作成し記録する。さらに、第 3の電子カメラは、部分画像領域を画像領域内から位置探索できるように、探索用デ ータを作成し記録する。
[0022] 一方、第 7の発明では、この探索用データを用いて画像領域内から部分画像領域 を探索する。そして、探索された部分画像領域と、部分画像検証用データとを照合す ることで、この部分画像領域の改ざんを判別する。その結果、クロップ処理などを経て 、部分画像領域の位置が変化しても、その部分画像領域を位置探索して改ざんを検 証することが可能になる。
図面の簡単な説明
[0023] なお、本発明における上述した目的およびそれ以外の目的は、以下の説明と添付 図面とによって容易に確認することができる。
[図 1]電子カメラ 11を示すブロック図である。
[図 2]第 1実施形態におけるデータ処理の全体的な流れを説明する図である。
[図 3]第 1実施形態における電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。
[図 4]検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。
[図 5]第 2実施形態における電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。
[図 6]検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。
[図 7]第 3実施形態における電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。 [図 8]検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。 発明を実施するための最良の形態
[0024] 《第 1実施形態》
図 1は、第 1実施形態の電子カメラ 11を示すブロック図である。
図 1において、電子カメラ 11には、撮影レンズ 12が装着される。レンズ制御部 12a は、この撮影レンズ 12のフォーカス駆動や絞り制御などを実施する。この撮影レンズ 12の像空間には、シャツタ(不図示)を介して撮像素子 13の受光面が配置される。こ の撮像素子 13は、撮像制御部 14によって駆動される。撮像素子 13から出力される 画像データは、信号処理部 15、および AZD変換部 16を介して処理された後、メモ リ 17に一時蓄積される。
このメモリ 17は、バス 18に接続される。このバス 18には、レンズ制御部 12a、撮像 制御部 14、マイクロプロセッサ 19、画像処理部 20、記録部 22、およびモニタ表示部 23も接続される。
上記のマイクロプロセッサ 19には、レリーズ釦などの操作部 19aが接続される。また 、上記の記録部 22には、記録媒体 22aが装着される。
[0025] [電子カメラ側の動作説明]
図 2は、第 1実施形態におけるデータ処理の全体的な流れを説明する図である。 図 3は、第 1実施形態における電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。以下 、図 2および図 3に示すステップ番号に沿って動作説明を行う。
[0026] ステップ S1 : ユーザーのレリーズ操作に従って、マイクロプロセッサ 19は、レンズ制 御部 12aおよび撮像制御部 14を駆動して、撮像素子 13の露出制御および画像読 み出しを実施する。撮像素子 13から読み出された画像データは、信号処理部 15お よび AZD変換部 16を経た後、デジタルの画像データとしてメモリ 17に一時蓄積さ れる。
画像処理部 20は、メモリ 17内の画像データに対して画像処理を施し、記録フアイ ルの規格 (RAWファイル、 JPEGファイルなど)に合わせた画像データを作成する。
[0027] ステップ S2: マイクロプロセッサ 19は、撮影情報を取得または生成する。
例えば、マイクロプロセッサ 19は、画像データの撮影時に使用した露出制御のデ ータ (絞り値、電荷蓄積時間、撮像感度、または閃光発光の有無など)に基づいて撮 影情報を生成する。
また例えば、マイクロプロセッサ 19は、次の情報の少なくとも 1つを取得して、撮影 情報としてもよい。
(1)撮影日時 (電波時計のように外部力 調整変更できないものが好ましい)
(2)撮影場所 (GPS情報のように外部力も変更できな 、ものが好ま ヽ)
(3)カメラの機種情報
(4)カメラの個体識別情報
(5)撮影者を特定するための情報
(6)撮影者の生体識別情報
(7)被写体の生体識別情報
これら情報は、不図示のカメラ内蔵機構力も取得してもよい。また、これら情報は、 外部接続装置から取得してもよい。また、これら情報は、 LANやインターネットなどの 通信媒体 (信頼可能な機関の情報提供サービスを受けることが好まし 、)を介して取 得してちょい。
なお、このような撮影情報は、後述する画像領域のデータに比べてノリエーシヨン が少ないため、後述する暗号キーの解読が比較的容易となる。そこで、ノイズ値など の本来無意味な数値を撮影情報に混入させることで撮影情報のノリエーシヨンを増 やし、解読行為を困難にすることが好ましい。
[0028] ステップ S3 : マイクロプロセッサ 19は、ステップ S2で得た撮影情報の一部または全 部を処理して、改ざん検出用の情報検証用データを作成する。元の撮影情報が異な れば、この情報検証用データは所定規則に従って異なる値を示すものである。このよ うな情報検証用データの作成には、例えば、ノ、ッシュ関数、チェックサム、または CR Cなどの処理が選択使用できる。
また、ここでは、撮影情報力 所定の項目を抽出し、その抽出された項目について 情報検証用データを作成してもよい。また、撮影情報を、項目や所定のデータ区画 に分割し、これら分割単位の 、くつかにつ 、て情報検証用データを作成してもよ!/、。
[0029] ステップ S4 : マイクロプロセッサ 19は、メモリ 17内の画像データから画像領域のデ ータを読み出して処理し、改ざん検出用の画像検証用データを作成する。元の画像 領域のデータが異なれば、この画像検証用データは所定規則に従って異なる値を示 すものである。このような画像検証用データの作成にも、例えば、ノ、ッシュ関数、チェ ックサム、または CRCなどの処理が選択使用できる。
[0030] ステップ S5 : マイクロプロセッサ 19は、ステップ S3で得た情報検証用データと、ステ ップ S4で得た画像検証用データとを暗号ィ匕キーで暗号ィ匕し、暗号データを作成する
。この暗号ィ匕は、まとめて行って 1つの暗号データを作成してもよいし、個別に行って 複数の暗号データを作成してもよ 、。
[0031] ステップ S6 : 記録部 22は、画像データ、撮影情報、および暗号データを格納した 画像ファイルを、記録媒体 22aに記録保存する。
[0032] [検証プログラム側の動作説明]
図 4は、検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。以下、図 2 および図 4に示すステップ番号に沿って動作説明を行う。
[0033] ステップ S11 : コンピュータには、上述した処理(図 3)で作成された画像ファイルが 入力される。コンピュータは、この画像ファイルから、画像データ、撮影情報および暗 号データをそれぞれ読み出す。
[0034] ステップ S12 : コンピュータは、読み出した撮影情報に対して、上述したステップ S3 と同様の処理を実施し、情報検証用データを作成する。
[0035] ステップ S13 : コンピュータは、読み出した画像データ中の画像領域のデータに対 して、上述したステップ S4と同様の処理を実施し、画像検証用データを作成する。
[0036] ステップ S14 : コンピュータは、読み出した暗号データを、予め与えられた復号キー を用いて復号化処理し、上述したステップ S 5で暗号ィ匕する前の画像検証用データと 情報検証用データを得る。
[0037] ステップ S15 : コンピュータは、復号化された画像検証用データと、ステップ S13で 作成した画像検証用データとを照合する。
[0038] ステップ S16 : コンピュータは、画像検証用データが整合している場合、ステップ S1
7に動作を移行する。逆に、画像検証用データが不整合の場合、ステップ S18に動 作を移行する。 [0039] ステップ S17 : コンピュータは、画像検証用データが整合したため、画像のオリジナ ル性を保証する旨の情報表示を行う。この動作の後、コンピュータはステップ S19に 動作を移行する。
[0040] ステップ S18 : コンピュータは、画像検証用データが不整合であるため、画像領域 のデータは改ざんされていると判断する。この場合、コンピュータは、画像がオリジナ ルではない旨の情報表示を行う。この動作の後、コンピュータはステップ S19に動作 を移行する。
[0041] ステップ S19 : コンピュータは、復号ィ匕された情報検証用データと、ステップ S13で 作成した情報検証用データとを照合する。撮影情報の項目や分割などの区分ごとに 情報検証用データが作成されている場合は、これら区分ごとに情報検証用データの 照合を実施する。
[0042] ステップ S20 : コンピュータは、情報検証用データが整合している場合、ステップ S2 1に動作を移行する。逆に、情報検証用データが不整合の場合、ステップ S22に動 作を移行する。
[0043] ステップ S21 : コンピュータは、情報検証用データが整合したため、撮影情報のオリ ジナル性を保証する旨の情報表示を行う。この動作の後、コンピュータはステップ S2 3に動作を移行する。
[0044] ステップ S22 : コンピュータは、情報検証用データが不整合であるため、撮影情報 は改ざんされていると判断する。この場合、コンピュータは、撮影情報がオリジナルで はない旨の情報表示を行う。なお、影情報の項目や分割などの区分ごとに情報検証 用データを照合している場合は、不整合となった区分 (撮影日付、撮影場所、撮影者 データ、撮影者の生体識別情報、被写体の生体識別情報など)についても表示する
[0045] ステップ S23 : コンピュータには、証明写真の採用条件が、その使用用途 (パスポー ト用、運転免許用、クレジットカード用、学生証用、同好クラブ用、工事写真提出用な ど)に応じて予め設定されている。コンピュータは、画像領域の検証結果と、撮影情 報の検証結果とを、これら採用条件に照らして判定し、証明写真として採用可能力否 かを決定する。このような検証動作の後、コンピュータでは、採用可能な画像ファイル に限って、証明写真として登録や認証したり、証明カード内に保存記録するなどの処 理が実施される。
[0046] [第 1実施形態の効果など]
第 1実施形態では、撮影情報と画像領域について別々に検証用データを作成する 。したがって、撮影情報と画像領域について独立に改ざんを見破ることができる。そ の結果、画像処理ソフトや OSによる撮影情報の意図しない書き換えと、悪意による 画像領域の改ざんとを明確に区別することも可能になる。このような細力な判断に基 づいて、撮影情報のオリジナル性を不問に付すなどの柔軟な対応が可能になる。こ の場合、ユーザーが関知しない撮影情報の変化まで検出して、画像が改ざんされた !と敏感に警報すると 、つた不具合を回避することができる。
[0047] また、撮影情報について独立に改ざん検出を実施することによって、証明写真とし て重要な撮影日時、撮影場所、撮影者の情報などを確実に検証することも可能にな る。その結果、撮影日付を改ざんした古い証明写真や、出所を改ざんした証明写真 を確実に見破ることが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
[0048] 《第 2実施形態》
[0049] [電子カメラ側の動作説明]
図 5は、電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。以下、図 5に示すステップ番 号に沿って動作説明を行う。なお、この電子カメラの各部構成については、第 1実施 形態(図 1)と同様なため、ここでの説明を省略する。
[0050] ステップ S31〜S33 : 第 1実施形態のステップ S1〜S3と同じ処理。
[0051] ステップ S34 : マイクロプロセッサ 19は、メモリ 17内の画像データから画像領域のデ ータを読み出して、複数の部分画像領域を抽出する。ここでの抽出処理は、画像領 域をタイル状などに区画するものでもよい。この区画を細力べすれば、後述する改ざ ん箇所の検出精度を高めることができる。また、画像領域内の重要範囲(目,顔、鼻、 または口の範囲など)を個々に取り出して、複数の部分画像領域としてもょ 、。
また、 JPEGなどの圧縮データでは、リスタートマーカコード毎に圧縮データを分割 することで、部分画像領域を抽出することが好ましい。 なお、この部分画像領域の分割ルール(区分方法、位置、範囲、または数など)に ついて、決定事項として検証プログラム側と情報共有している場合がある。この場合 は、分割ルールを画像ファイル (撮影情報や暗号データなど)に含めない方がセキュ リティーの観点力も好まし 、。
また、部分画像領域の分割ルールについて、検証プログラム側と情報共有していな い場合がある。この場合は、分割ルール (好ましくは分割ルールを暗号ィ匕したデータ
)を検証プログラム側に伝達できるよう、画像ファイルと一体に格納するカゝ、または専 用ファイルに別に格納しておくことが好ましい。
[0052] ステップ S35 : マイクロプロセッサ 19は、このような部分画像領域をそれぞれ処理し て、改ざん検出用の部分画像検証用データを作成する。元の部分画像領域が異な れば、この部分画像検証用データは所定規則で異なる値を示すものである。このよう な部分画像検証用データの作成にも、例えば、ノ、ッシュ関数、チェックサム、または C
RCなどの処理が選択使用できる。
[0053] ステップ S36 : マイクロプロセッサ 19は、ステップ S33で得た情報検証用データと、 ステップ S35で得た複数の部分画像検証用データとを暗号ィ匕キーで暗号ィ匕し、暗号 データを作成する。この暗号ィ匕は、まとめて行って 1つの暗号データを作成してもよい し、個別に行って複数の暗号データを作成してもよ 、。
[0054] ステップ S37 : 記録部 22は、画像データ、撮影情報、および暗号データを格納した 画像ファイルを、記録媒体 22aに記録保存する。
[0055] [検証プログラム側の動作説明]
図 6は、検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。以下、図 6 に示すステップ番号に沿って動作説明を行う。
[0056] ステップ S41 : コンピュータには、上述した処理(図 5)で作成された画像ファイルが 入力される。コンピュータは、この画像ファイルから、画像データ、撮影情報および暗 号データをそれぞれ読み出す。
[0057] ステップ S42 : コンピュータは、読み出した撮影情報に対して、上述したステップ S3
3と同様の処理を実施し、情報検証用データを作成する。
[0058] ステップ S43 : コンピュータは、読み出した画像データ中の画像領域のデータに対 して、上述したステップ S34と同様の分割ルールで処理を実施し、部分画像領域を 抽出する。
なお、カメラ側の分割ルールが事前に知らされていない場合、コンピュータは画像 ファイル内または別の専用ファイルを介して分割ルールを情報取得する。
[0059] ステップ S44 : コンピュータは、抽出した部分画像領域それぞれに対して、上述した ステップ S35と同様の処理を実施し、部分画像検証用データを作成する。
[0060] ステップ S45 : コンピュータは、読み出した暗号データを、予め与えられた復号キー を用いて復号化処理し、上述したステップ S 36で暗号ィ匕する前の部分画像検証用デ ータと情報検証用データを得る。
[0061] ステップ S46〜S49 : 第 1実施形態のステップ S19〜S22と同じ処理。
[0062] ステップ S50 : コンピュータは、復号化された部分画像検証用データと、ステップ S4
4で作成した部分画像検証用データとを照合する。
[0063] ステップ S51 : コンピュータは、部分画像検証用データが全て整合している場合、ス テツプ S54に動作を移行する。逆に、部分画像検証用データが一つでも不整合の場 合、ステップ S52に動作を移行する。
[0064] ステップ S52 : コンピュータは、不整合を示した部分画像領域を改ざん箇所として特 定し、その改ざん箇所を画面上で点滅させるなどの警告表示を行う。
[0065] ステップ S53 : コンピュータは、顔認識技術を用いて、改ざん箇所が顔領域の内部 に該当するか否かを判定する。ここでは、例えば、肌色などの色情報や、顔輪郭の情 報や、髪の毛の特徴や、 目鼻口などの位置解析に基づいて顔領域を特定することに より、改ざん箇所が顔領域の内側に位置するか否かを判定する。
[0066] ステップ S54 : コンピュータは、下記の少なくとも 3点についての条件判定が可能 である。
(1)画像領域に改ざん箇所が存在する。
(2)改ざん箇所は顔領域である。
(3)撮影情報が改ざんされている。
これら 3点の条件判定を適宜に組み合わせることで、証明写真の採用条件を細力べ 定めることができる。 例えば、コンピュータは、厳格な使用用途については、条件(1)〜(3)の全てを判 定し、そのいずれか 1つを満たしただけで、証明写真としての画像利用を禁止する。 また、コンピュータは、比較的緩い使用用途については、条件(2)のみを判定し、 顔領域の改ざんのみを検出する。この場合、顔領域の改ざんを検出すれば、証明写 真としての画像利用を禁止する。一方、顔領域以外の改ざんについては不問に付す このような検証動作の後、コンピュータは、利用が許可された画像ファイルに限って 、証明写真として登録や認証したり、証明カード内に保存記録するなどの処理を実施 する。
[0067] [第 2実施形態の効果など]
第 2実施形態では、第 1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第 2実施形態では、部分画像領域ごとに改ざんの有無を検証することにより 、画像内の改ざん箇所を特定することができる。
さらに、この改ざん箇所が顔領域か否かを判定することにより、証明写真として許可 されるべき力否かをより適切に検証することができる。
次に、別の実施形態について説明する。
[0068] 《第 3実施形態》
[0069] [電子カメラ側の動作説明]
図 7は、電子カメラ側の動作を説明する流れ図である。以下、図 7に示すステップ番 号に沿って動作説明を行う。なお、この電子カメラの各部構成については、第 1実施 形態(図 1)と同じため、ここでの説明を省略する。
[0070] ステップ S61〜S63 : 第 1実施形態のステップ S1〜S3と同じ処理。
[0071] ステップ S64 : マイクロプロセッサ 19は、メモリ 17内の画像データから画像領域のデ ータを読み出す。マイクロプロセッサ 19は、この画像領域から、証明写真として重要 な所定範囲を抽出し、部分画像領域とする。この所定範囲としては、証明写真として 顔が位置するおおよその範囲を設定することが好ましい。
なお、上述した顔認識技術により顔領域を特定し、その顔領域を含む範囲を所定 範囲としてもよい。 また、画像周辺部の処理 (例えば、クロップ処理、周辺減光補正処理、または倍率 色収差補正処理など)の影響を受けない画像中央域を所定範囲に設定してもよい。
[0072] ステップ S65 : マイクロプロセッサ 19は、この部分画像領域を画像領域内力も位置 探索するために必要なデータを作成して、探索用データとする。例えば、部分画像 領域の一部の画像パターンをパターンマッチングの参照データとして抽出して探索 用データとしてもよい。また例えば、部分画像領域の高域成分 (エッジや輪郭構造な ど)を抽出して探索用データとしてもよい。
[0073] ステップ S66 : マイクロプロセッサ 19は、この部分画像領域を処理して、改ざん検出 用の部分画像検証用データを作成する。このような部分画像検証用データの作成に も、例えば、ノ、ッシュ関数、チェックサム、または CRCなどの処理が選択使用できる。
[0074] ステップ S67 : マイクロプロセッサ 19は、ステップ S63で得た情報検証用データと、 ステップ S66で得た部分画像検証用データと、ステップ S65で得た探索用データを 暗号化キーで暗号化し、暗号データを作成する。この暗号ィ匕は、まとめて行って 1つ の暗号データを作成してもよ 、し、個別に行って複数の暗号データを作成してもよ ヽ
[0075] ステップ S68 : 記録部 22は、画像データ、撮影情報、および暗号データを格納した 画像ファイルを、記録媒体 22aに記録保存する。
[0076] [検証プログラム側の動作説明]
図 8は、検証プログラムによるコンピュータ動作を説明する流れ図である。以下、図 8 に示すステップ番号に沿って動作説明を行う。
[0077] ステップ S71 : コンピュータには、上述した処理(図 7)で作成された画像ファイルが 入力される。コンピュータは、この画像ファイルから、画像データ、撮影情報、および 暗号データをそれぞれ読み出す。
[0078] ステップ S72 : コンピュータは、読み出した撮影情報に対して、上述したステップ S6
3と同様の処理を実施し、情報検証用データを作成する。
[0079] ステップ S73 : コンピュータは、読み出した暗号データを、予め与えられた復号キー を用いて復号化処理し、上述したステップ S67で暗号ィ匕する前の部分画像検証用デ ータ、情報検証用データ、および探索用データを得る。 [0080] ステップ S74 : コンピュータは、探索用データを用いて、画像領域内から部分画像 領域の位置を探索し、特定する。例えば、探索用データとして部分画像領域の一部 の画像パターンや輪郭画像などが記録されて 、た場合は、画像領域内でパターンマ ツチング (残差逐次検定法など)を行って、部分画像領域の位置を特定すればょ 、。 なお、部分画像領域の位置が特定できない場合は、部分画像領域の大きく改ざん されて ヽると推測されるため、部分画像領域が改ざんされたと即座に判断してもよ 、 。また、上述したステップ S64と同じ手順を経て部分画像領域をとりあえず決定するこ とで、後述する照合動作 (ステップ S80)に判断を委ねてもよい。
[0081] ステップ S75 : コンピュータは、画像領域の特定された位置から、部分画像領域を 抽出する。コンピュータは、抽出した部分画像領域に対して、上述したステップ S66と 同様の処理を実施し、部分画像検証用データを作成する。
[0082] ステップ S76〜S79 : 第 1実施形態のステップ S19〜S22と同じ処理。
[0083] ステップ S80 : コンピュータは、復号化された部分画像検証用データと、ステップ S7 5で作成した部分画像検証用データとを照合する。
[0084] ステップ S81 : コンピュータは、部分画像検証用データが整合している場合、ステツ プ S83に動作を移行する。逆に、部分画像検証用データが不整合の場合、ステップ S82に動作を移行する。
[0085] ステップ S82 : コンピュータは、不整合を示した部分画像領域を改ざん箇所とし、そ の改ざん箇所を画面上で点滅させるなどの警告表示を行う。
[0086] ステップ S83 : コンピュータは、下記の少なくとも 2点についての条件判定が可能 である。
(1)部分画像領域が改ざんされている。
(2)撮影情報が改ざんされている。
これら 2点の条件判定を適宜に組み合わせることで、証明写真の採用条件を細力べ 定めることができる。
例えば、コンピュータは、厳格な使用用途については、条件(1)〜(2)の全てを判 定し、そのいずれか 1つを満たしただけで、証明写真としての画像利用を禁止する。 また、コンピュータは、比較的緩い使用用途については、条件(1)のみを判定し、 部分画像領域の改ざんのみを検出する。この場合、証明写真として重要な部分画像 領域さえオリジナルであれば、証明写真としての画像利用が許可される。
このような検証動作の後、コンピュータは、利用が許可された画像ファイルに限って 、証明写真として登録や認証したり、証明カード内に保存記録するなどの処理を実施 する。
[0087] [第 3実施形態の効果など]
第 3実施形態では、第 1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第 3実施形態では、探索用データを用いて部分画像領域を特定する。した がって、画像領域のクロップ処理により部分画像領域が画面上で移動していても、部 分画像領域を改めて位置特定 (追跡)してその改ざんの有無を検出することができる したがって、従来技術のように、証明写真用に顔部分の画面内比率や位置をクロッ プ処理しただけで画像改ざんと見なすことはなくなる。その上、証明写真として重要 な箇所 (部分画像領域)の改ざん検出によって、証明写真として許可すべき力否かを 適切に検証することが可能になる。
[0088] 《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態では、暗号データ (検証用データ)を画像ファイル内に格 納している。し力しながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、暗号デ ータ (検証用データ)を画像ファイルと別のファイルに格納してもよ 、。
[0089] また、上述した実施形態では、画像圧縮前のデータから検証用データを作成しても ょ 、し、画像領域の画像圧縮後のデータから検証用データを作成してもよ!/、。
[0090] なお、上述した実施形態では、画像領域や部分画像領域につ!ヽて検証用データを 作成している。しカゝしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像 領域から所定の空間周波数成分を抽出してフィルタ画像を生成し、そのフィルタ画像 やその部分画像領域にっ ヽて検証用データを作成してもよ ヽ。このようなフィルタ画 像の生成には、ウェーブレット変換などの周波数変換が利用できる。このような処理を 加えることによって検証用データの偽造行為を困難にすることができる。
[0091] また、上述した実施形態では、検証用データの算出方法として、ハッシュ関数、チェ ックサム、または CRCをあげている。しかしながら、本発明はこれに限定されるもので はない。一般には、元データの改ざんを反映して異なるデータを算出する算出方法 であればよい。
[0092] なお、本発明は、その精神または主要な特徴力 逸脱することなぐ他のいろいろ な形で実施することができる。そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に 過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって 示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲 の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
産業上の利用可能性
[0093] 以上説明したように、本発明は、電子カメラや検証プログラム (コンピュータ)などに 利用可能な技術である。

Claims

請求の範囲
[1] 被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
前記画像データの撮影情報を生成または取得する情報処理部と、
前記画像データ内の画像領域のデータにつ ヽて改ざん検出用の画像検証用デー タを作成し、かつ前記撮影情報について改ざん検出用の情報検証用データを作成 する検証用データ作成部と、
前記画像データ、前記撮影情報、前記画像検証用データ、および前記情報検証 用データを記録媒体に記録する記録部と
を備えたことを特徴とする電子カメラ。
[2] 被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
前記画像データから複数の部分画像領域を抽出する画像抽出部と、
前記部分画像領域ごとに改ざん検出用の部分画像検証用データを作成する検証 用データ作成部と、
前記画像データ、および前記部分画像検証用データを記録媒体に記録する記録 部と
を備えたことを特徴とする電子カメラ。
[3] 被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
前記画像データから部分的な部分画像領域を抽出する画像抽出部と、 前記部分画像領域について改ざん検出用の部分画像検証用データを作成する検 証用データ作成部と、
前記部分画像領域を画像領域内から位置探索するための探索用データを作成す る探索情報処理部と、
前記画像データ、前記部分画像検証用データ、および探索用データを記録媒体に 記録する記録部と
を備えたことを特徴とする電子カメラ。
[4] コンピュータを、
請求項 1に記載の電子カメラで生成された前記画像データ、前記撮影情報、前記 画像検証用データ、および前記情報検証用データを取り込む入力部と、 前記画像データ内の画像領域と前記画像検証用データとを照合することにより、前 記画像領域の改ざんを判別する画像改ざん検出部と、
前記撮影情報と前記情報検証用データとを照合することにより、前記撮影情報の改 ざんを判別する情報改ざん検出部と
して機能させるための検証プログラム。
[5] コンピュータを、
請求項 2に記載の電子カメラで生成された前記画像データおよび前記部分画像検 証用データを取り込む入力部と、
前記画像データから複数の部分画像領域を抽出する部分画像取得部と、 前記部分画像領域ごとに前記部分画像検証用データと照合して、前記部分画像 領域ごとに改ざんを判別することにより、画像領域内の改ざん箇所を特定する部分画 像改ざん検出部と
して機能させるための検証プログラム。
[6] 請求項 5に記載の検証プログラムにお 、て、
前記部分画像改ざん検出部は、
特定した改ざん箇所が顔領域内に含まれる力否かを顔認識技術を用いて判定し、 改ざん箇所が顔領域内に含まれる場合には、証明写真としての前記画像データの 利用を禁止する
ことを特徴する検証プログラム。
[7] コンピュータを、
請求項 3に記載の電子カメラで生成された前記画像データ、前記部分画像検証用 データ、および探索用データを取り込む入力部と、
前記部分画像検証用データの作成元である部分画像領域を、前記探索用データ を用いて前記画像データの画像領域内から位置探索する位置探索部と、
前記位置探索部で位置探索された前記部分画像領域と、前記部分画像検証用デ 一タとを照合することにより、前記部分画像領域の改ざんを判別する部分画像改ざん 検出部と
して機能させるための検証プログラム。
[8] 被写体を撮影して画像データを生成するステップと、
前記画像データの撮影情報を生成または取得するステップと、
前記画像データ内の画像領域のデータにつ ヽて改ざん検出用の画像検証用デー タを作成し、かつ前記撮影情報について改ざん検出用の情報検証用データを作成 するステップと、
前記画像データ、前記撮影情報、前記画像検証用データ、および前記情報検証 用データを記録媒体に記録するステップと
を備えたことを特徴とする画像処理方法。
[9] 被写体を撮影して画像データを生成するステップと、
前記画像データから複数の部分画像領域を抽出するステップと、
前記部分画像領域ごとに改ざん検出用の部分画像検証用データを作成するステツ プと、
前記画像データ、および前記部分画像検証用データを記録媒体に記録するステツ プと
を備えたことを特徴とする画像処理方法。
[10] 被写体を撮影して画像データを生成するステップと、
前記画像データから部分的な部分画像領域を抽出するステップと、
前記部分画像領域について改ざん検出用の部分画像検証用データを作成するス テツプと、
前記部分画像領域を画像領域内から位置探索するための探索用データを作成す るステップと、
前記画像データ、前記部分画像検証用データ、および探索用データを記録媒体に 記録するステップと
を備えたことを特徴とする画像処理方法。
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