WO2004086641A1

WO2004086641A1 - アンテナ回路

Info

Publication number: WO2004086641A1
Application number: PCT/JP2004/003948
Authority: WO
Inventors: Koji Hashimoto; Hiroaki Ozeki; Hirokazu Kitamura
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-03-24
Filing date: 2004-03-23
Publication date: 2004-10-07
Also published as: JP2004289595A

Description

明細害ァテナ圔 ¾

技衞^郾

本発明は、本来の機能である携帯電話での通信に加えて地上波テレビジョン放送の受信を行う携帯端末に用いるアンテナ回路に関するものである。背景技術

従来、アンテナの出力を異なる周波数に分けて後段の回路に供給する回路の一例を図 4に示す。図 4は、携帯電話のデュプレクサフィル夕 1 0 0を示している。デュ.プレクサフィルタ 1 0 0は、切り替え回路〗 4 0、フィルタ回路 1 2 0， 1 3 0で構成されている。

デュプレクサフィル夕 1 0 0は、切り替え信号 1 5 0により、アンテナ 1 1 0からの信号を、携帯電話の送信周波数を通過帯域にするフィルタ 1 2 0と、携帯電話の受信周波数を通過帯域にするフィルタ 1 3 0とで、送受信信号を切り分け出力 1 0 1， 1 0 2を出力する。なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えぱ特開 2 0 0 2— 2 5 2 5 6 7号公報が知られている。

しかし、携帯電話（送信および受信）と地上波 TVの放送の 2信号に分岐する場合、アンテナ 1 1 0の出力にフィル夕 1 2 0、フィルタ 1 3 0が並列に接続されるためロスが大きくなるという問題点がある。 Behezad Razavi "EF Microelectronics" pp 103-104によるとデュプレクサフィル夕形式のロスは 2〜 3 d Bと大きくなる。そのため地上波テレビジョン放送の受信を行っていない場合であっても、携帯電話の通信性能が著しく悪化するという現象がある。

¾曜鬮示

本発明は、上記従来例を鑑みたものである。

本発明の高周波信号を送受信するアンテナ回路は、下記を備える。

( i ) 第 1 および第 2の選択端子と、アンテナが接続される第 1の共通端子とを有する第 1の切り替え回路。第 1 の切り替え回路は、第 1 の端子と第 2の端子を選択して、第 1の共通端子に接続する。

( N ) 前記共通端子と第 1 の選択端子間に設けられる第 1 のフィルタ。第 1のフィルタは第 1の切り替え回路と並列に接続されている。図面の簡単な銳明

図 1 は、本発明の実施の形態 1 におけるアンテナ回路のブロック図図 2は、本発明の実施の形態 1 における別のアンテナ回路のブロック図

図 3 Aは本発明の実施の形態 1 における切り替え回路の回路図図 3 Bは本発明の実施の形態 1 におけるフィル夕の周波数特性図図 4は従来のアンテナ回路のプロック図発明を実施するための最良形態以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する (実施の形態 1 )

図 1 において、アンテナ 1 は携帯電話の送信 ·受信と地上波テレビジョン放送を受信する。切リ誓え回路 4の共通端子 5はアンテナ 1 とフィルタ 3の一方の端子 30 1 に接続されている。フィルタ 2の他方の端子 30 2は、切り替え回路 4の端子 7に接続されている。切リ替え回路 4の端子 6はフィルタ 2の入力端子に接続されている。フィル夕 2は、地上波テレビジョン放送の周波数帯を通過帯域とする。フィルタ 3は、携帯電話の送信 ·受信周波数帯を通過帯域とする。

フィルタ 2， 3の周波数特性例を図 3 Bに示す。フィルタ 2は、地上波テレビジョン放送の周波数帯 2 1 (9 0 MH z〜 7 70 MH z) を通過帯域とする周波数特性 1 9を有している。フィル夕 3は、 G S M (Global System for Mobile Communication) 方式の携帯電話の送信周波数帯 22および同受信周波数帯 2 3を通過帯域とする周波数特性を有している。

図 3 Aは、切り替え回路 4の具体回路例である。切り替え回路 4はスィッチ回路 24、 25とバッファ回路 8より構成されている。スイツチ回路 24は、負荷抵抗 1 3、コンデンサ 9， 1 0、 P I Nダイ才ード 1 7、負荷インダクタ 1 4から構成される。スィッチ回路 25は、負荷抵抗 1 5、コンデンサ 1 1 ， 1 2、 P I Nダイオード 1 8、負荷インダクタ 1 6から構成される。バッファ回路 8は、入力される切り替え信号 S Cに応じて、 P I Nダイオード 1 7, 1 8の0 0 を選択的に行う。

切り替え信号 S Cが高レベルのときは、 P I Nダイオード 1 7が O N、 P I Nダイオード 1 8が 0 F Fする。すなわち、端子 5と端子 6 間が電気的に接続状態となる。また、切り替え信号 S Cが低レベルのときは、 P I NIダイオード 1 8が O N、 P I Nダイオード Ί 7が O F

Fになる。すなわち、端子 5と端子 7間が電気的に接練状態となる。まず、携帯電話での通信と地上波テレビジョン放送受信を同時に行う場合について説明する。この場合切り替え信号 S Cを高レベルに設する。

アンテナ 1 は、切り替え回路 4とフィル夕 3に高周波的に接続される。切り替え回路 4は、端子 6を選択し、端子 5に加えられた信号を端子 6ょリ出力する。端子 6の信号はフィルタ 2で帯域制限され、フィルタ 2ょリ地上波テレビジョン放送帯の信号のみが出力される。携帯電話の受信は、アンテナ〗の出力信号がフィルタ 3で帯域制限され、携帯電話の送信 ·受信周波数帯の信号のみが、フィルタ 3の端子 3 0 2に出力される。また送信時にはフィルタ 3の端子 3 0 2に加えられた信号は、フィルタ 3で帯域制限された後、アンテナ 1 より発射される。この場合にフィルタ 2の出力端子（図示せず）に接続される地上波テレビジョン放送受信回路（図示せず）と、フィルタ 3の端子 3 0 2に接続される携帯電話回路（図示せず）は、フィルタ 2、フィルタ 3で周波数的に分離されているので相互の妨害は最小限に抑えられている。

次に、携帯電話のみを用いる場合について説明する。この場合、切リ替え信号 S Cは低レベルに設定され、切り替え回路 4は、端子 7を j i尺する。

携帯電話の受信時には、端子 7に出力される信号とフィルタ 3の端子 3 0 2に出力される信号とが合わされる。携帯電話の送信時には、端子 7および端子 3 0 2に加えられた信号は、切り替え回路 4とフィルタ 3を通過しアンテナ 1 よリ発射される。

P I Nダイオードで構成した切リ替え回路 4のロスはフィルタに比ベ小さく無視することが可能であるので、送受信時におけるロスは携帯電話での通信と地上波テレビジョン放送受信を同時に行う場合に比ベ小さくすることができる。

図 2は、本発明の実施の形態 1 における別のアンテナ回路のブロック図である。

この実施の形態は、図 1 に示す実施の形態に、切り替え信号に応じて利得を変えることのできる可変増幅器 3 0、および切り替え回路 3 1 を加えた構成である。増幅回路 3 0の入力端は端子 7と端子 3 0 2 に接続されている。切り替え回路 3 1端子は増幅回路 3 0の出力端に、また端子 3 3は増幅回路 3 0の入力端に接続されている。

切り替え回路 3 1 は、携帯電話受信のとき、端子 3 2を共通端子 3 4と導通し、送信のとき端子 3 4と端子 3 3を導通する。切り替え回路 4が端子 6を選択しているとき、アンテナ 1から可変増幅器 3 0の入力までの利得はフィルタ 3の利得（Gデシベル）である。また、切リ替え回路 4が端子 7を選択しているとき、アンテナ〗から可変増幅器 3 0の入力までの利得は切り替え回路 4の利得に近くほぼ 0 d Bである。携帯電話の受信時において切り替え回路 4が端子 6を選択しているとき、可変増幅器 3 0の利得を Gデシベル d B高くするよう設定する。このように構成することによリ、携帯電話受信時において、フィル夕 3でのロス分（Gデシベル）を補償できるため、端子 3 4の出力の電界レベルを一定に保てる。よって、端子 3 4の後段につく携帯電話の受信回路（図示せず）の利得を切り替え回路 4の状態により変える必要がない。鏖S上利]!可齷¾

以上のように本発明によれば、〗つのアンテナで携帯電話での通信に加えて地上波テレビジョン放送の受信を行うことができるだけでなく、携帯電話のみを使う場合においてアンテナ回路のロスを小さくすることができる。

Claims

請求の範囲

1 . 高周波信号を送受信するアンテナ回路は、

第 1 および第 2の選択端子と、アンテナが接続される第 1 の共通端子とを有する第 1の切リ替え回路、前記第 1の切リ替え回路は、前記第 1の選択端子と前記第 2の選択端子を選択して、前記第 1の共通端子に接続する；および

前記共通端子と前記第 1 の選択端子間に設けられる第 1 のフィル夕、前記第 1のフィルタは前記第 1 の切り替え回路と並列に接続されている；とを備える。

2 . 請求項 1 に記載のアンテナ回路は、

前記第 1の切リ替え回路の前記第 2の選択端子に接続した第 2のフィルタを更に備える。

3 . 請求項 1 に記載のアンテナ回路で、

前記第 1の切り替え回路は、スィッチ回路で構成される。

4 . 請求項〗に記載のアンテナ回路で、

前記第 2のフィルタは、地上波テレビジョン周波数帯を通過帯域とする。

5 . 請求項 1 に記載のアンテナ回路で、

前記第 1のフィルタは、携帯電話の送信 ·受信周波数帯を通過帯域とする。

6 . 請求項 1 に記載のアンテナ回路は、

入力端が前記第 1 の選択端子に接続された増幅回路；および前記増幅回路の出力端が接続された第 3の選択端子と、第 4の選択端子と、第 2の共通端子とを有する第 2の切り替え回路、前記第 2 の切リ替え回路は、前記第 3の選択端子と前記第 4の選択端子を選択し前記第 2の共通端子に接続する；を更に備える。

7 . 請求項 6に記載のアンテナ回路で

前記増幅回路を可変増幅回路とした。

8 . 請求項 6に記載のアンテナ回路で、

前記第 2の切り替え回路の前記第 4の選択端子は、前記第 1の切リ替え回路の前記第 1の選択端子にされている。

9 . 請求項 6に記載のアンテナ回路で、

前記第 1の選択回路が前記第 1 の選択端子を選択しているとき、前記第 2の選択回路は前記第 3の選択端子を選択する。