WO2001048643A1

WO2001048643A1 - Procede de promotion des ventes avec acheminement d'informations vers un client

Info

Publication number: WO2001048643A1
Application number: PCT/JP1999/007296
Authority: WO
Inventors: Koki Uchiyama
Original assignee: Digit Co., Ltd.
Priority date: 1999-12-24
Filing date: 1999-12-24
Publication date: 2001-07-05
Also published as: AU1800800A

Description

明細書

顧客に対する情報提供を利用した販売促進方法技術分野

本発明は、顧客に対するワン ' トウ一 ' ワンの、すなわち、カス夕マーズされた情報提供、特に、例えば、アクセス回数、性別 '年齢 '職業などの個人情報を有効に利用して、各顧客に応じた適切な情報提供に際してそれを記録した記録媒体を配送することにより行う促進方法に関するものである。また、情報の提供の手段として G U I上に張り付けられる又は上書きされるィン夕一フェイスキャラクタを用いた販売促進方法に関するものである。更に、通信ネットワーク、特にインターネットを介して接続される販売側サイ卜と連動させた販売促進方法に関するものである。また、本発明は、かかる販売促進方法を実現するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。

背景技術

従来から顧客に商品又はサービスを宣伝し販売を促進する方法として、広告印刷物やカタログなどを顧客に送付する、いわゆるダイレクトメールを利用する方法がある。このダイレクトメールの広告印刷物やカタログには、新商品やキャンぺーン商品などが記載されており、これを見た顧客に強い関心を抱かせ、この商品等の購入の動機付けを与えようとするものである。

また近年では、インターネット等の通信ネットワークの発達に伴い、顧客に商品又はサービスを宣伝し販売を促進する方法として、特にィン夕一ネットを用いる方法が利用されている。例えば、ショッピングモールと呼ばれる仮想商店街のインタ一ネットサイ卜において、新商品やキャンペーン商品などを掲載して販売促進を図るといったことがなされている。仮想商店街に一般利用者、即ち、顧客がアクセスした場合に、当該サイ卜が提供するホームページが顧客側コンビュ一夕のモニタに表示される。顧客は、 G U I (Graphical User Interface) 上のメニューやボタンをクリックするという作業を適当な回数だけ繰り返すことにより、目的の商品又はサービスの内容説明を行っているファイルに行きつくことができる。作業は、クリックを行うだけであり、極めて利用しやすいようになっている。なお、「G U I」とは、画面フォーマットの一種であり、ユーザがコマンドを選択したり、プログラムを始動したり、あるいは、ファイルのリストを見たりする操作等を画面上のアイコンゃメニュー項目を指示することで行えるようにしたものをいう。

更に、上述の場合において、顧客がサイトにアクセスした際に、当該顧客のァクセス回数、性別 ·年齢 ·職業などの個人情報を保持しておく。そして、当該サィトへ同一顧客が次にアクセスしたときに、かかる個人情報を反映させることもできる。即ち、 2回目以降のアクセス時に、当該顧客用にカスタマイズさせた内容とするもの、つまり、個々の顧客毎に内容を変化させるようにしたもの（ワン • トウ一 · ワン）が近年登場してきている。サイトの内容が自分に合わせて変化しているということを認識することにより、アクセスしてきた顧客は当該販売側サイトにある種の親しみを感じるようになる。これにより、商品又はサービスを提供する側と顧客との心理的距離を短くすることが可能となり、より一層顧客を惹きつけることができ、販売が促進される。

ところで、近年、一般利用者のコンピュータ上のュ一ザインタ一フェイス、特に G U I上に人物、動物などの映像表現、即ちインタ一フェイスキャラクタ（ I F C ) を表示することが行われている。そして、これを動かせたり、収縮させたり、その表情を変化させたり、あるいは文字若しくは音声を用いて言葉を表現させたりすることができるようにするコンポーネントが登場してきている。例えば、「Microsoft Agent j (Microsoft社の商標）は、「Microsoft Windows j (同社の商標）の各 GUI上にキャラクタを表示し、利用者の入力に従って、このキャラクタを移動させたり、会話させたりすることを簡単なプログラミングのみで可能とするコンポ一ネント（ I F Cコアコンポ一ネント部及びィン夕ーフェイスキヤラク夕を含んでいる）である。

しかしながら、上述した広告印刷物やカタログなどを顧客に送付するダイレクトメ一ルは従来から数多くなされており、新鮮味に欠け、今日では、ダイレクトメールが送付されても顧客はそれほど興味を持たず、その中身も見ないまま捨ててしまうことが多い。また、これらのダイレクトメールは、すべての顧客に対して同じ内容の広告印刷物等を送付するため、顧客の素性に応じた適切な情報が提供されているとはいえなかった。従って、このようなダイレクトメールだけでは十分な販売促進が図れない。更にまた、このようなダイレクトメールとイン夕一ネット等の販売側サイトとを有機的に連動させた販売促進方法は、未だ提案されていない。

また、インターネット等の各種サイトから提供される G U Iは、色彩、動画の利用、ゆらぎ、フラッシュ等各種の手法を用いて利用者（顧客）の注意を惹きゃすいように、あるいは、利用しやすいように工夫がなされてきている。特に、ショッビングモール等の商業的目的を有するサイトでは、利用者の注意を惹き所定のファイルに行きついてもらうことがその販売上最も重要な要素の 1つとなっている。そのために、上述したような派手な色彩、動画、ゆらぎ、フラッシュ等各種の手法が用いられている。しかし、そのようなアピールにも限界があり、メニユーの選択自体は利用者の意思に委ねられているので、販売側サイト側からすれば受動的である。このような観点から、顧客に対して特定の商品又はサービスを確実にアピールすることのできる販売促進方法の開発が要望されていた。

更に、顧客がサイトにアクセスした際に得られる個人情報は、インターネット等の通信ネットワークにおいて主として利用されているだけであり、他の用途に利用されていないのが現状であった。従って、このような個人情報を顧客獲得、販売促進のために利用する方法の開発が要望されていた。

また、上述したィン夕一フェイスキャラクタをモニタ上に表示させるコンポ一ネントは、あくまでも、事前にソフトが想定している動作や発言を行わせるものであるが、これを利用して販売の促進を行う方法は提示されておらず、また、その示唆も存在していない。

本発明は、上述した従来技術の課題を解決したものであり、販売側が収集した顧客情報を有効に利用して各顧客に応じた適切な情報を記録した記録媒体を配送することにより提供して、商談成立の可能性を格段に向上させる販売促進方法を提供することを目的とする。

また、既存のコンポーネントを利用することにより簡単かつ安価に実現可能な販売促進方法を提供することを目的とする。更に、より人間味のあるイン夕一フェイスキャラクタを利用することで、顧客に親しみを持たせることのできる販売促進方法を提供することを目的とする。

また、ィン夕一ネット等の通信ネットワークと有機的に連動させた販売促進方法を提供することを目的とする。より詳細には、販売側サイトにて簡単に得られる顧客情報を有効に利用することができる販売促進方法を提供することを目的とする。更には、価格の変更やスケジュールの変更が多い商品等については、随時更新が可能な販売側サイトにて情報を提供することができる販売促進方法を提供することを目的とする。また、提供する情報に対する顧客の反応も顧客情報として利用することにより、顧客により適切な情報を提供することができる販売促進方法を提供することを目的とする。

更に、本発明は、このような販売促進方法を実現するプログラムを記録したコンピュ一夕読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。

また、イン夕一ネット等に比べ、より積極的な販売活動を展開することができる販売促進方法を提供することを目的とする。

更に、顧客に対して確実に情報の提供を行うことができる販売促進方法を提供することを目的とする。

発明の開示このような目的を達成するために本発明は、一の顧客に関する顧客情報を収集し、該収集された顧客情報に基づいて上記顧客に対して提供すべき適切な情報を決定し、この適切な情報を、それを記録した FD, CD、 DVD等の記録媒体、あるいは、そのような適切な情報を保有する販売側ホームページの URLを若しくはそれに顧客毎に定められた ID記号を記載したダイレクトメールを、さらには、カス夕マィズされたホームページを開ける「キー」を顧客に配送することにより提供することを特徴とする。これにより、販売側が収集した顧客情報を有効に利用して各顧客に応じた適切な情報を提供することが可能となる。

また請求項 2に記載の本発明は、請求項 1記載の発明において、顧客と対話可能なィン夕ーフェイスキャラクタを用いて上記情報を提供することを特徴とする更に請求項 3に記載の本発明は、請求項 1又は 2に記載の発明において、通信ネットワークを介して接続される販売側サイトに顧客がアクセスした際に得られる情報を顧客情報として収集することを特徴とする。これにより、販売側サイトにて簡単に得られる顧客情報を有効に利用することが可能となる。

また請求項 4に記載の本発明は、請求項 1又は 2に記載の発明において、適切な情報を顧客に提供する際に、通信ネットワークを介して接続される販売側サイトにアクセス可能とすることを特徴とする。これにより、随時更新が可能な販売側サイトと連動して情報を提供することが可能となる。

更に請求項 5に記載の本発明は、請求項 4に記載の発明において、提供する倩報に対する顧客の反応を保持し、販売側サイトにアクセスした際に上記顧客の反応を顧客情報として販売側サイトに送信することを特徴とする。これにより、提供する情報に対する顧客の反応も顧客情報として利用することが可能となる。ここで、請求項 6〜 1 0に記載の記録媒体に関する本発明は、これら請求項 1 〜 5の販売促進方法に対応するものである。

即ち、請求項 6に記載の本発明は、一の顧客に対して提供すべき適切な情報であって、収集された該顧客に関する顧客情報に基づいて決定された情報を提供するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。また、請求項 7に記載の本発明は、請求項 6に記載の発明において、顧客と対話可能なィンターフェイスキャラクタにより情報を提供するプログラムを記録したコンビュ一夕読み取り可能な記録媒体を提供する。

更にまた請求項 8に記載の本発明は、請求項 6又は Ίに記載の発明において、上記顧客情報は通信ネットワークを介して接続される販売側サイトに顧客がァクセスした際に得られるものであることを特徴とする。

また、請求項 9に記載の本発明は、請求項 6又は 7に記載の発明において、適切な情報を顧客に提供する際に、通信ネットワークを介して接続される販売側サィ卜にアクセス可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。

更に、請求項 1 0に記載の本発明は、請求項 9に記載の発明において、提供する情報に対する顧客の反応を保持し、販売側サイ卜にアクセスした際に上記顧客の反応を顧客情報として販売側サイトに送信するプログラムを記録したコンビュ一夕読み取り可能な記録媒体を提供する。

ここで、請求項 1 1に記載の本発明は、請求項 6— 1 0のいずれか 1項に記載の発明において、これらの記録媒体をダイレクトメールに添付して顧客に提供することを特徴とする。これにより、インタ一ネット等に比べ、より積極的な販売活動を展開することが可能となる。

また請求項 1 2に記載の本発明は、請求項 1 1記載の発明において、上記プログラムを自動起動可能に記録媒体に格納することを特徴とする。これにより、顧客に対して確実に情報の提供を行うことが可能となる。

図面の簡単な説明図 1は、本発明に係る販売促進方法の好適な実施例におけるシステム全体を示すプロック図；

図 2は、本発明において使用される顧客側コンピュータのハードウエア構成の一実施例を示すプロツク図；

図 3は、本発明に係る販売促進方法の好適な実施例におけるフローチャート；図 4は、本発明に係る販売促進方法の好適な実施例における顧客側コンビュ一夕のシステム構成を示すブロック図である。

発明を実施するための最良の形態以下、本発明に係る販売促進方法について図面を参照して詳細に説明する。図 1に示すように本発明に係る販売促進方法を用いたシステムは、概略的に、顧客側コンピュータ 1 0 0と販売側コンピュータ 2 0 0とから構成されるものである。これら顧客側コンビュ一夕 1 0 0と販売側コンピュータ 2 0 0とは共にィン夕一ネット 3 0 0に接続可能とされている。ここで、販売側コンピュータにはィン夕一ネットサーバのソフトが組み込まれており、これによりィン夕ーネットサイト（販売側サイト）が開設されている。

ここで、顧客側コンピュータ 1 0 0のハードウエア構成について説明する。図 2に示すように、顧客側コンピュータ 1 0 0は、中央処理装置 1 ( C P U ) とメモリ 4とを含んでいる。 C P U 1とメモリ 4には、バス 2を介して、補助記憶装置としてのハ一ドディスク装置 1 3が接続される。 C D— R O M駆動装置 2 6 (又はフロッピ一ディスク、 M O等の記憶媒体駆動装置）は I D Eコント口一ラ 25 (又は S C S Iコントローラ、フロッピーディスクコントローラ）を介してバス 2へ接続されている。

CD— ROM駆動装置 26 (又はフロッピーディスク、 MO等の記憶媒体駆動装置）には、 CD— ROM (又はフロッピーディスク、 MO等の記憶媒体）が挿入され、この CD— ROM等やハードディスク装置 13、： OM14には〇S ( Operating System) と協動して C P U 1等に命令を与え、本発明方法を実施するためのコンピュータプログラムのコードを記録することができ、メモリ 4にロードされることによって実行される。このコンビユー夕プログラムのコードは、圧縮し、又は複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。

顧客側コンピュータ 100は更に、ユーザィン夕ーフェイスハ一ドゥエァを備え、イン夕一フェイスキャラクタ（I FC) の能動的アクションに対する反応を入力するためのポインティングデバイス 7 (マウス、ジョイスティック等）又はキーボ一ド 6や、ィン夕一フェイスキャラクタを GU I上に表示するためのディスプレイ 12を有することができる。また、パラレルポート 16を介してプリン夕が、そして、シリアルポート 15を介してモデムが接続される。顧客側コンビユー夕 100は、シリアルポート 15及びモデム又は通信アダプタ 18 (イーサネットアダプタやトークンリングカード）等を介して通信ネットワークに接続される。これにより通信ネヅトワークに接続される他のコンピュータと通信を行うことができる。

スピーカ 23は、オーディオコントローラ 21によって D/A変換された音声信号を、アンプ 22を介して受領し、音声として出力する。また、オーディオコントローラ 21はマイクロフォン 24から受領した音声情報を A/D変換し、システム外部の音声情報をシステムに取り込むことを可能としている。

このように、本発明で用いられる顧客側コンピュータ 100は、通常のパーソナルコンピュータ（PC) やワークステーション、メインフレーム、ノート型 P C、パームトップ PC、ネットワークコンビュ一夕、コンピュータを内蔵したテレビ等の各種家電製品、ゲーム機、電話、 FAX、携帯電話、電子手帳等によつて実現可能であることを容易に理解できるであろう。但し、これらの構成要素は例示であり、そのすベての構成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。

また、販売側コンビユー夕 2 0 0も顧客側コンピュータ 1 0 0と同様に図 2に示すハードウェア構成によって実現することができる。販売側コンピュータ 2 0 0は、通信ネットワーク、特にインタ一ネットサイトにおいて顧客情報を収集蓄積することができる機能があればよいので、通常のパーソナルコンビユー夕（P C ) やワークステーション、メインフレーム、ノート型 P C、パームトップ P C 、ネットワークコンピュータ等を含む通信機能を有する通信端末又はこれらの組合せによって実現可能である。

なお、これら顧客側コンビュ一夕 1 0 0及び販売側コンピュータ 2 0 0の 0 S としては WindowsNT (Microsoft社の商標）、 Windows95/98 (同社の商標) 、 Wind ows3.x (同社の商標）、 OS/2 ( IBM社の商標）、 MacOS (Apple社の商標）、 AIX ( IBM社の商標）上の X-Window (MITの商標）などの、 G U Iマルチウィンドウ環境を標準でサポートするものや、 PC- DOS ( IBM社の商標）、 MS- DOS (Microsoft社の商標）などのキャラクタベース環境のもの、更には OS/Open ( IBM社の商標）、 Vx Works (Wind River Systems社の商標）等のリアルタイム〇 S、 J a v a O S等のネットワークコンビュ一夕に組み込まれた 0 Sでも実現可能であり、特定の〇 s環境に限定されるものではない。

次に、本発明の販売促進方法について説明する。

図 3に示すように、本発明に係る販売促進方法は、概略的に、販売側コンビュ —夕 2 0 0において顧客情報を収集 .選別する工程（ステップ 1 ) と、収集された情報に基づいて一の顧客に対して提供すべき適切な情報を決定する工程（ステップ 2 ) と、この情報を顧客に提供するコンポーネントを作成する工程（ステツプ 3 ) と、このコンポーネントを格納した C D— R O Mを作成する工程（ステヅプ 4 ) と、この C D— R O Mを顧客に送付する工程（ステップ 5 ) と、を含んで構成されている。

(ステップ 1 顧客情報の収集 ·選別）

本発明の好適な実施例では、販売側コンピュータ 2 0 0により実現されるィン夕一ネットサイト（販売側サイト）において、該サイトにアクセスした利用者（顧客）の顧客情報を収集する。顧客が販売側サイ卜にアクセスした際得られる情報は多種多様である。これらの情報は、イベント取得という形で入手することができる。マウスのクリック ·ダブルクリック、ウィンドウ上へのファイルゃショ —トカットのドロップ等である。ステップ 1では、これらのうち、一の顧客に対して提供すべき適切な情報を決定する要因となり得る情報を顧客情報として収集 '選別する。これらの情報は、販売側コンピュータ 2 0 0の顧客情報データべ一ス 2 1 0 (図 1 ) に蓄積される。

ここで、ショッピングモールを例にとると、アクセス回数、性別 ·年齢 '職業などの個人情報のほか、新製品コーナ一を開く割合（新製品コーナーを開いた回数/アクセスした回数）、ファイルを開いた又は購買した製品のジャンル（洋服、スポーツ用品、旅行、化粧品、健康食品等の別）、商品の価格帯（高価なブランド品、高級品、汎用品の別）等種々の情報が顧客情報となり得る。

また、本発明者は、この個人情報の利用が他のサイトでは利用できないという欠点を解消し、広範な顧客情報の有効利用を図ることができるホームページの表示制御方法を開発し、国際特許出願を行ったが（PCT/JP99/5196) 、かかるホームページの表示制御方法において実施されるように、販売側サイトが多数ある場合に、全ての販売側サイトで共通して同一の情報を確実に収集できるようにすることもできる。

更にまた、この顧客情報はインタ一ネットサイトにおいて収集されるものに限られない。例えば、実際に販売店で商品を購入した際のデ一夕を利用することとしてもよく、販売店で商品を購入した際にアンケートを行い、そのアンケート結果を顧客情報として利用することもできる。また後述するように、インターフエイスキャラクタに対する顧客の反応も顧客情報として利用することができるものである。

(ステップ 2 の顧客に対して提供すべき適切な情報を決定）

次に、上述した顧客情報（顧客情報データベース 2 1 0に蓄積された情報）に基づいて、一の顧客に対して提供すべき適切な情報を決定する。

例えば、上述したショッピングモールでの顧客情報により、顧客が、新製品コ —ナ一を開く割合が 9割で、スポーツ用品、特に、ブランド品、例えば、「Elle ssej (登録商標）のテニス用品をウェアからラケットまで買い揃えたことがあつたとする。この場合、「ウィンブルドンテニス観戦ヅァ一」の情報をこの顧客に対して提供する情報として決定する。当該顧客が、例えば、特にどこに行きたいといった目標をもってではなく、ただ漠然と旅行に行きたいと思っていた場合であっても、このように自分の趣味であるテニスに関連する旅行であれば商談成立の可能性は格段に向上する。

更に、「ウィンブルドンテニス大会は格式の高い大会であるため、観戦するにあたってはその服装も問題となる」などの情報を上記情報に付加して提供した上で、例えば、英国トラディショナル用品の情報も提供することも可能である。もちろん、どのように規則を定めるかは、上述の例に限定されるものではなく、販売側サイトの種類や顧客の傾向等によって適宜決定されるものである。

(ステップ 3 コンポーネントの作成）

顧客に対して提供すべき適切な情報が決定されると、次に、この適切な情報を提供するコンポーネントを作成する。

このコンポーネントにより、顧客側コンビュ一夕 1 0 0において I F C管理コントロール部 1 1 0、 I F Aコンポーネント 1 2 0 ( I F C管理コントロール部

1 1 0及び I F Cコアコンポーネント部 1 3 0が協働してイン夕一フェイスキヤラク夕に能動的アクションを行わせる。このうち、 I F Cコアコンポーネント部

1 3 0及びィン夕一フェイスキャラクタ I F Cは、 I F Aコンポーネント 1 2 0 により提供される）が構成される（図 4 ) 。このコンポーネントが顧客側コンビユー夕 1 0 0において起動されると、顧客側コンピュータ 1 0 0のディスプレイ

1 2 (図 4 ) の G U I上にィン夕一フェイスキャラクタが貼り付けられ又は上書きされ、発言 ·動作などの能動的アクションが実行される。

I F C管理コントロール部 1 1 0では、イン夕一フェイスキャラクタの発言 . 動作などの能動的アクションを実行させる複数の命令の管理をし、必要に応じて

I F Cコアコンポ一ネント部 1 3 0が受け取れる実行命令に変換して I F Cコアコンポーネント部 1 3 0に送る。 I F Cコアコンポーネント部 1 3 0は、 I F C 管理コントロール部 1 1 0からの実行命令を現実に実行して顧客側コンピュー夕

1 0 0のディスプレイ 1 2に表示された G U I上のイン夕一フェイスキャラクタに発言 ·動作などの能動的アクションを行わせる。本発明方法においては、上述した顧客に対する適切な情報が提供されるように

I F C管理コントロール部 1 1 0の命令を作成する。従って、顧客側コンビユー夕 1 0 0の G U I上のィンターフェイスキャラクタの能動的アクションによって適切な情報提供がなされる。

イン夕一フェイスキャラクタは、アニメ、人物、動物などをそのまま、あるいは、種々の編集を加えた上で利用することができるため、極めて、親密な人間味のあふれたコミュニケーシヨンをとることができる。

なお、このイン夕一フェイスキャラクタとしては、例えば、「Microsoft Agen tj (Microsoft社の商標）のコンポーネントにより提供されたディズニーのキヤラク夕をそのまま利用したり、独自デザインのキャラクタを利用したり、あるいは、デジタルカメラによる映像、ビデオ端末から取りこんだ映像などを各種の編集を行った上で使用するなど、コミュニケ一シヨンを促進できそうな工夫を種々行うことができる。

(ステップ 4 コンポーネントを格納した C D— R O Mの作成）

次に、上述したコンポーネントを C D—: O M等の記録媒体 2 2 0に格納する。この場合において、このコンポーネントを単独で格納するのではなく、独自のアプリケーションに該コンポーネントを含めることとしてもよい。

ここで、本発明の好適な実施例では、このコンポーネント（又はコンポーネントを含む独自のアプリケーション）を自動起動可能に格納する。例えば、顧客側コンピュータ 1 0 0の O Sが「Windows」（Microsoft社の商標）であれば、 AUTO RUN. INIファイルを適宜作成することによって自動起動が可能となる。従って、このように自動起動可能に作成された C D— R O M 2 2 0をコンピュータの C D 一 R O M駆動装置に挿入すると、上記コンポーネント（又はコンポーネントを含む独自のアプリケーション）が 0 S 'を介して自動的に起動される。

なお、本実施例では、記録媒体として C D _ R O Mを用いるが、これに限られるものではなく、例えば、フロッピーディスク、 M O等各種の記録媒体を用いることができることはいうまでもない。また、電子メールを利用することも考えられる。例えば、顧客には予め専用の電子メール閲覧ソフトを提供しておき、電子メールのヘッダ部分に独自の情報（提供すべき情報）を付加して送信してもよい。この場合、顧客が専用の電子メール閲覧ソフトによって該電子メールを閲覧すれば、電子メールのヘッダ部に記述された独自の情報に基づいてィン夕ーフェイスキャラクタを GUェ上に表示することができる。

(ステップ 5 顧客への CD— ROMの送付）

このようにしてできた CD— ROM220をダイレクトメ一ルに添付して顧客に送付する。この場合において、例えば、ダイレクトメールの表に「CD— R〇 M同封」等と大きく記載しておけば、受け取った顧客は同封されている CD— R 〇Mの内容が気になり、中身を見ずに捨ててしまうこともないと考えられる。また、このようにダイレクトメールを利用することにより、インターネットの販売サイト等と比べ、より積極的な販売活動を展開することができる。

次に、上記 CD— ROM 220を受け取った顧客側のコンピュータにおけるィン夕一フェイスキャラクタの動作について説明する。

上述したようにダイレクトメ一ルを受け取った顧客は、添付された CD— RO Mには何が入っているのか興味を持つ。従って、多くの顧客は添付された CD— ROM 220を顧客側コンピュータ 1 00の CD— ROM駆動装置 26に挿入するであろう。この CD— ROM 220は上述したように自動起動可能となっているため、上記コンポーネント（又はコンポーネントを含む独自のアプリケ一ション）が自動的に起動される。従って、顧客に対して確実に情報の提供を行うことが可能となる。

コンポーネントが起動されると、上述したように、顧客側コンピュータ 100 の GU I上のィンターフェイスキャラクタが所定の能動的アクションを行い、これにより顧客に応じた適切な情報提供がなされる。上述の例で言えば、ディズニ —のキャラクタが「ウィンブルドンテニス観戦ツアー」の説明を行う。顧客は顧客側コンピュータ 100のポィンティングデバイス 7やキーボ一ド 6を介してィン夕ーフェイスキャラクタのアクションに対して反応することができる。また、マイクロフォン 24から入力された音声を自動識別してデジタル信号化するソフトを用い、オーディオコントロ一ラ 2 1を介して上記反応を入力することとしてもよい。これらの顧客の反応に応じてィン夕一フェイスキャラクタはより適切な情報を選択して提供する。

ここで、本発明のより好適な実施例では、上記コンポーネントは、顧客に対して情報の提供を行うと共に、ィン夕ーネット上の販売側サイ卜にアクセスできるように構成されている。例えば、コンポーネントは商品の概略だけを提供するようにしておき、商品の詳細な説明はインターネット上の販売側サイ卜で提供することができる。販売側サイトの情報は、随時更新が可能であるので、価格の変更やスケジュールの変更等が多い商品については販売側サイトで提供することとすれば便利である。

また、顧客のィン夕ーフェイスキャラクタに対する反応も販売上重要な情報を提供するものであり、顧客情報として利用可能なものであるため、本発明の好適な実施例では、これらの反応が顧客側コンピュータ 1 0 0のメモリ 4等に保持されている。そして、適切な時にイン夕一ネット上の販売側サイトにアクセスし、あるいは上述のように特定の商品の情報を提供するために販売側サイトにァクセスした際に、この反応を顧客情報として販売側サイトに送信する。これにより、販売側コンピュータ 2 0 0の顧客情報デ一夕ベース 2 1 0にこの反応（顧客情報 ) が追加されることとなり、次回からはより適切な情報を顧客に提供することが可能となる。なお、この送信の際には、顧客 I D等顧客毎に付与された識別子を同時に送信することにより、どの顧客からの情報かを販売側サイ卜において直ちに判別することが可能となる。

以上のように本発明の販売促進方法によれば、一の顧客に関する顧客情報を収集し、この収集された顧客情報に基づいて顧客に対して提供すべき適切な情報を決定し、該適切な情報を顧客に提供することとしたため、販売側が収集した顧客情報を有効に利用することができ、かつ各顧客に応じた適切な情報が提供されるので、商談成立の可能性を格段に向上させることができる。

また、顧客と対話可能なィン夕一フェイスキャラクタを用いて情報を提供することとしたため、簡単かつ安価に情報の提供を行うことができ、また顧客に親しみを持たせることができる。更に、通信ネットワーク、特にイン夕一ネットを介して接続される販売側サイトに顧客がアクセスした際に得られる情報を顧客情報として収集することとしたため、販売側サイ卜で簡単に得られる顧客情報を有効に利用することができ、ィン夕ーネットと有機的に連動させることができる。

また、適切な情報を顧客に提供する際に、販売側サイトにアクセス可能としたため、価格の変更やスケジュールの変更が多い商品等については、随時更新が可能な販売側サイトにて情報を提供することもできる。

更に、提供する情報に対する顧客の反応を保持し、販売側サイトにアクセスした際に上記顧客の反応を顧客情報として販売側サイトに送信することとしたため、顧客の反応も顧客情報として有効に利用することができ、顧客により適切な情報を提供することができる。

また、これらを実現するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体をダイレクトメールに添付して顧客に提供することとしたため、イン夕一ネット等に比べ、より積極的な販売活動を展開することができる。

更に、上記プログラムを自動起動可能に記録媒体に格納することとしたため、顧客に対して確実に情報の提供を行うことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 一の顧客に関する顧客情報を収集し、該収集された顧客情報に基づいて前記顧客に対して提供すべき適切な情報を決定し、前記適切な情報を、それを記録した FD, CD、 DVD等の記録媒体、あるいは、そのような適切な情報を保有する販売側ホームページの URLを若しくはそれに顧客毎に定められた ID記号を記載したダイレクトメールを、さらには、カス夕マイズされたホームページを開ける「キー」を前記顧客に配送することにより提供することを特徴とする販売促進方法。

2 . 請求項 1に記載の販売促進方法において、顧客と対話可能なインターフェイスキャラクタを用いて前記情報を提供することを特徴とする販売促進方法。

3 . 請求項 1又は 2に記載の販売促進方法において、通信ネットワークを介して接続される販売側サイトに顧客がアクセスした際に得られる情報を顧客情報として収集することを特徴とする販売促進方法。

4 . 請求項 1又は 2に記載の販売促進方法において、適切な情報を前記顧客に提供する際に、通信ネットワークを介して接続される販売側サイトにアクセス可能とすることを特徴とする販売促進方法。

5 . 請求項 4に記載の販売促進方法において、提供する情報に対する顧客の反応を保持し、前記販売側サイ卜にアクセスした際に前記顧客の反応を顧客情報として販売側サイトに送信することを特徴とする販売促進方法。

6 . —の顧客に対して提供すべき適切な情報であって、収集された該顧客に関する顧客情報に基づいて決定された情報を提供するプログラムを記録したコンビュ一夕読み取り可能な記録媒体。

7 . 請求項 6に記載の記録媒体において、顧客と対話可能なイン夕一フェイスキャラク夕により前記情報を提供するプログラムを記録したコンビユー夕読み取り可能な記録媒体。

8 . 請求項 6又は 7に記載の記録媒体において、前記顧客情報は通信ネットヮークを介して接続される販売側サイトに顧客がアクセスした際に得られるものであることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

9 . 請求項 6又は 7に記載の記録媒体において、適切な情報を前記顧客に提供する際に、通信ネットワークを介して接続される販売側サイトにアクセス可能とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

1 0 . 請求項 9に記載の記録媒体において、提供する情報に対する顧客の反応を保持し、前記販売側サイトにアクセスした際に前記顧客の反応を顧客情報として販売側サイトに送信するプログラムを記録したコンビュ一夕読み取り可能な記録媒体。

1 1 . 請求項 6から 1 0のいずれか 1項に記載の記録媒体をダイレクトメールに添付して顧客に提供することを特徴とする販売促進方法。

1 2 . 請求項 1 1に記載の販売促進方法において、前記プログラムを自動起動可能に記録媒体に格納することを特徴とする販売促進方法。