WO2000065449A1

WO2000065449A1 - Procede et systeme de gestion de fichiers dans un environnement reparti

Info

Publication number: WO2000065449A1
Application number: PCT/JP2000/002664
Authority: WO
Inventors: Tadamitsu Ryu
Original assignee: Cai Co., Ltd.
Priority date: 1999-04-22
Filing date: 2000-04-24
Publication date: 2000-11-02
Also published as: TW473661B; JP2000305831A; EP1225511A1; CN1353836A

Description

明細書

分散環境におけるファイル管理の方法及びシステム本発明は、複数のターミナルがネットワークで結ばれ且つ情報が分散した夕一ミナルのそれそれのメモリに記録される分散環境におけるファイル管理方法及びファイル管理システムに関し、特に、ネットワークによって結合された複数の夕 —ミナル（情報処理装置）に分散して管理されているファイルをユーザが分散環境を意識することなく利用できるファイル管理システムに関する。

背景技術

従来、分散環境におけるファイル管理システムは、地理的または論理的に分散しているターミナルをネッ卜ワークによって結合し、管理されたファイルに対してユーザは自己の利用するターミナルにアクセスするかのように利用出来るように構成したものである。複数企業間における共有フアイルゃ同一企業内の地理的に離れたフアイルの管理を統合できるだけでなく、データアクセスの効率化や障害に対する被害の分散化が図られる。

しかしながら、格納するファイルの重複の問題、アクセスが特定のターミナルに集中する負荷バランスの問題、ファイル更新時の同期の問題を抱えている。通常、分散環境におけるファイル管理システムにおいては、インデックスを作成し、ファイルにアクセスする際にインデックスを参照し、必要とするファイルの格納場所を知ることが出来る。システム内においてィンデックスをどのように配置して管理するかによって管理方式が分かれる。ィンデックスを特定夕一ミナルに集中的に持たせる一点集中管理方式、全ターミナルにすべてのィンデックスを重複して持たせる完全重複方式、自ターミナルのファイルに関するィンデヅクスのみを持たせ、他のターミナルのィンデックスは一切持っていない重複なし管理方式、ィンデックスをいくつかの複数夕一ミナルで重複して持たせる部分重複管理方式の 4つの方式である。

—点集中方式では、負荷がィンデックスを持つ特定ターミナルに集中する点、この特定ターミナルの障害で全体の障害となってしまう点、さらにはアクセスの起点がすべてこの特定ターミナルとなり、処理速度が増大するという点で問題であ。

完全重複方式では、一点集中方式の問題は生じないが、インデックスの変更があるとすべてのターミナルのィンデックスを更新しなければならず、この時にシステム全体の負荷が集中する点、すべての夕ーミナルがすべてのターミナルのィンデックスを保持しているために、システム全体のィンデックス量が肥大するという点で問題である。

重複なし管理方式では、特定ターミナルの障害によってシステム全体が停止する問題ゃィンデックス変更があっても自ターミナルのみを変更すればよいが、自夕一ミナル以外のターミナルが管理するファイルにアクセスする場合、他のすべてのターミナルに対して問い合わせを行うための負荷がかかる点が問題となる。部分重複管理方式は上記 3つの方式がかかえるトレードオフ関係にある問題点をバランスさせることで問題を解決しょうという試みであるが、設計がかなり困難し ^:める。

本発明は、上記従来のシステムにおける特定ターミナルに負荷が集中する問題、ファイル更新時における同期の問題、他ターミナルへのアクセスの問題を回避することの出来るファイル管理方法、あるいはファイル管理システムを提供することを目的としている。

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上記目的を達成するため本発明は、複数のターミナルがネットワークで結ばれ且つ情報が分散したターミナルのそれそれに記録される分散環境におけるフアイル管理方法であって、 1 ) 個々のターミナルに、当該ターミナルのファイルを管理すると共にネットワークとの情報の遣り取りを制御するファイルコントローラを設置するステップ、 2 ) ネットワーク内の情報に対して該情報を特定するメタィンデックスを設定し、該情報を格納したオリジナルの及びそのコピーファイルの格納場所情報を、それらを記録した各ターミナルのファイルコントローラのメ夕インデックス格納部にすべて登録するステップ、 3 ) ネットワークを介してュ一ザから一の情報のアクセス要求が一のターミナルにあった場合、当該一のターミナルは自ファイルコントローラのメ夕ィンデックス格納部内に記録されているメタインデックスを参照し、（i )自ターミナルに情報を格納したファイルが存在する場合、自ターミナルにあるファイルを開き、（ii)ファイルが存在しない場合、 < a >他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーし自己の及び当該他夕一ミナルのファイルコントローラのメタインデックス格納部に格納場所情報を書き込むと共にコピーファイルを開き、 他ターミナルで該ファイルを開き、あるいは、く c >他ターミナルのファイルを自ターミナルに移動しメ夕ィンデックスの格納場所情報を書き換えると共に移動ファイルを開き、開かれた当該フアイルの情報を当該ユーザにネットワークを介して送信するステップ、そして、 4 ) 一の夕一ミナルに記録されたフアイルに変更があつた場合、該夕一ミナルのメ夕インデックス格納部に記録された当該ファイルのメタインデックスを参照し、そこに格納場所が登録されているすべての他ターミナルのファイルを更新し同期を取るステップを含むことを特徴とするファイル管理方法を提供する。

請求の範囲第 2項に記載の本発明は、請求の範囲第 1項に記載のファィル管理方法において、格納場所情報が、ファイルが格納されているターミナルを指定するターミナルキ一と該夕一ミナルのファイルコントローラが管理するメモリにおける位置を指定するアドレスとから構成される事を特徴とする。

請求の範囲第 3項に記載の本発明は、請求の範囲第 1項又は第 2項に記載のフアイル管理方法において、さらに、一のターミナルの操作者がメモリ内の複数の分散したファイルを同時に使用した場合に、 1 ) 自ターミナルのメモリ内の新しい領域に該複数ファイルを連続してコピーして中間ファイルを作ると共に、該中間フアイルの格納場所情報を各ファィルのメ夕インデックスに登録するステツプ、 2 ) 当該操作者からの以後の該ファイルへのアクセス要求に対し、メタインデックスを参照し、中間ファイルを開くステップを含むことを特徴とする。

これにより、自ターミナル内でのメモリアクセスの回数を押さえ負荷を減らすことができる。

請求の範囲第 4項に記載の本発明は、請求の範囲第 1項〜第 3項のいずれか 1 項に記載のファイル管理方法において、さらに、各夕一ミナルのメ夕インデックス格納部に、それそれのメタインデックス格納部に登録された格納場所へのァクセス頻度をカウントするテーブルを設けるステップ、ターミナル間の負荷パランスの必要に応じてファイルの移動、消去を行うステツプを含むことを特徴とする。これにより、ターミナル間の負荷をバランスし、特定ターミナルへのアクセス集中を回避することができる。

請求の範囲第 5項に記載の本発明は、請求の範囲第 4項に記載のファイル管理方法において、さらに、ファイルコントローラに各ターミナルの参照権限リストを設けると共に、負荷バランスの必要に応じて参照権限のないターミナルにファィルがコピ一された場合にも、当該夕一ミナルでは該コビーファイルを閧けることができないように設定するステップを含んでなることを特徴とする。

請求の範囲第 6項に記載の本発明は、請求の範囲第 1項〜第 5項のいずれか 1 項に記載のファイル管理方法において、ファイルがデータファイル、プログラムファイルから選ばれた少なくとも 1つであることを特徴とする。

請求の範囲第 7項に記載の本発明は、請求の範囲第 1項〜第 6項のいずれか 1 項に記載のファイル管理方法において、ネットワークで結ばれたターミナルのいずれかに障害が生じた場合、メタインデックスを参照して該障害ターミナルに格納されていた情報のファイルを障害のない他の夕一ミナルからコピーしてバックアップ処理を行うステップを含んでなることを特徴とする。

これにより、負荷バランスのため参照権限のないターミナルにコピーがあってもシステムの安全性は保たれる。

本発明の第二の態様は、複数のターミナルがネットワークで結ばれ且つ情報が分散したターミナルのそれそれのメモリに記録される分散環境におけるファイル管理システムであって、各ターミナルには、当該ターミナルのファイルを管理すると共にネットワークとの情報の遣り取りを制御するファイルコントローラを設ける。このファイルコントローラには、 1 ) ネットワーク内の情報に対して該情報を特定するため設定されたメタインデックスであって、当該ターミナルで利用した情報を格納したオリジナルの及びそのコビ一ファイルの格納場所情報を含むメタインデックスを登録するメタインデックス格納部と、 2 ) ネットワークを介してユーザから一の情報のアクセス要求があった場合、自ファイルコントロ一ラのメタインデックス格納部内に記録されているメタインデックスを参照し、（i) 自ターミナルに情報を格納したファイルが存在する場合、自ターミナルにあるフアイルを開き、（ii )ファイルが存在しない場合、く a〉他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーし自己の及び当該他ターミナルのファイルコントローラのメタインデックス格納部に格納場所情報を書き込むと共にコピーファイルを閧き、 他ターミナルで該ファイルを開き、あるいは、 < c〉他ターミナルのファイルを自夕一ミナルに移動しメタインデックスの格納場所情報を書き換えると共に移動ファイルを開き、開かれた当該ファイルの情報を当該ユーザにネットワークを介して送信する情報送信手段、そして、 3 ) 自ターミナルに記録されたファイルに変更があった場合、該ターミナルのメタインデックス格納部に記録された当該ファイルのメ夕ィンデックスを参照し、そこに格納場所が登録されているすべての他ターミナルのファイルを更新し同期を取る同期手段を設けてなる。請求の範囲第 9項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、グループを設定し、該グループ内の夕一ミナルに対してメタインデックスを共有させるグループ設定手段を備えて構成されてなることを特徴とする。

請求の範囲第 1 0項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項又は第 9項に記載のファイル管理システムにおいて、格納場所情報は、ファイルが格納されている夕一ミナルを指定するターミナルキーと該夕一ミナルのファイルコントローラが管理するメモリにおける位置を指定するアドレスとから構成される事を特徴とする請求の範囲第 1 1項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項〜第 1 0項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、一のターミナルの操作者がメモリ内の複数の分散したファイルを同時に使用した場合に、 1 ) 自夕ーミナルのメモリ内の新しい領域に該複数ファイルを連続してコピーして中間フアイルを作ると共に、該中間ファイルの格納場所情報を各ファイルのメタインデックスに登録し、 2 ) 当該操作者からの以後の該ファイルへのアクセス要求に対し、メタインデックスを参照し、中間ファイルを開く高速化手段を含むことを特徴とする。

請求の範囲第 1 2項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項〜 1 1項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、各ターミナルのファイルコントロ —ラには、さらに、それそれのメタインデックス格納部に登録された格納場所へのアクセス頻度をカウントする頻度テーブル、そして、ターミナル間の負荷バランスの必要に応じてファイルの移動、消去を行うバランス手段が設けられてなることを特徴とする。

請求の範囲第 1 3項に記載の本発明は、請求の範囲第 1 2項に記載のファイル管理システムにおいて、ファイルコントローラには、さらに、各ターミナルの参照権限リスト；が設けられており、そして、パランス手段が、負荷バランスの必要に応じて参照権限のないターミナルにファイルがコピーされた場合にも、当該ターミナルでは該コピーファイルを開けることができないように設定するように構成されてなることを特徴とする。

請求の範囲第 1 4項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項〜第 1 3項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、ファイルが、データファイル、プログラムファイルから選ばれた少なくとも 1つであることを特徴とする。

請求の範囲第 1 5項に記載の本発明は、請求の範囲第 8項〜第 1 3項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、ネットワークで結ばれたターミナルのいずれかに障害が生じた場合に、メタインデックスを参照して該障害夕ーミナルに格納されてい情報のファイルを障害のない他のターミナルからコビーしてパックアツプ処理を行うバックアツプ処理手段を含んでなることを特徴とする。

のな .日 S

図 1は、実施形態の概念図である。

図 2は、ファイルコントローラの構成を示すプロック図である。

図 3は、「資料 1」が格納された様子を示す説明図である。

図 4は、ファイル更新後の格納状態を示す説明図である。

図 5は、メ夕ィンデックス更新の様子を説明する説明図である。

図 6は、メモリ内の状態を示す説明図である。

図 7は、頻度テーブルを示す説明図である。

図 8は、高速化の原理を説明するための概略図である。

日 3»宰施するめの慕自の形熊以下、図面を参照して本発明に係るフアイル管理方法及びファイル管理システムの一実施形態について説明する。

図 1は、本発明に係るファイル管理システムの一実施形態の概念図である。ネットワーク 1 0 1で結ばれた夕一ミナル 1 0 2、 1 0 3、 1 0 4はそれそれのォペレ一シヨンシステム（以下、 O Sという）の管理下にある。個々のターミナルに搭載されたファイルコントローラ（以下、 0 F Cという） 1 0 5が、全体として、これら 3つの〇Sをカプセル化する。ユーザがどのターミナルからアクセスしてもファイルコントローラを介してでなければ、ターミナルが格納するフアイルを開くことはできない。

図 2はファイルコントロ一ラの構成を図示したものである。 2 0 1はメタインデックス D Bであり、メ夕デ一夕インデックス 2 0 2と頻度テーブル 2 0 3から構成される。そのメタインデックス D Bを参照して、情報送信手段 2 1 0、同期手段 2 0 4、自ターミナル内高速化手段 2 0 5、バランス手段 2 0 6、高速化手段 2 0 7、グループ化手段 2 0 8が各ターミナルの O Sを介してファイルをコントロールする。

情報送信手段 2 1 0の働きを説明する。ネットワークを介してユーザから一の情報のアクセス要求が一のターミナルにあった場合、当該一のターミナルにある情報送信手段 2 1 0は、先ず、自ファイルコントローラのメタインデックス格納部 2 0 2内に記録されている前記メタインデックスを参照する。しかる後、次のいずれかの方法でファイルを開き、開かれた当該ファイルの情報を当該ユーザにネットワークを介して送信する。ファイルの開き方は、先ず、（i )自ターミナルに前記情報を格納したフアイルが存在する場合、他の操作に優先して自夕ーミナルにあるファイルを開く。

次に、 ( ii ) 自ターミナルに前記情報を格納したファイルが存在しない場合、 < a >他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーし自己の及び当該他夕一ミナルのファイルコントローラのメ夕ィンデックス格納部に格納場所情報を書き込むと共にコピーファイルを開き、 他ターミナルで該ファイルを開き、あるいは、 < c >他ターミナルのファイルを自ターミナルに移動しメタインデックスの格納場所情報を書き換えると共に移動ファイルを開く。く a >の場合は、コピー元の他夕一ミナル及び自夕一ミナルの両方のメモリに当該情報が記録されて残ることとなる。この場合、当該情報を記録している夕一ミナルが増えることとなるため、そのような格納場所情報を、自己の及び当該他ターミナルのファイルコントロ一ラのメ夕インデックス格納部に書き込む。

の場合は、自夕ーミナルのメモリにコビーすることなく他夕一ミナルのファイルを開き、そちらの情報を前記ユーザに送信する。例えば、 5回当該情報の要求があった時に、前述の < a >又は後述する < c >を採択する、といった規則を構築した場合に行われる。

く c >の場合は、他夕一ミナルのファイルを自夕一ミナルに移動してしまうため、他ターミナルには当該ファイルは存在しなくなる。この場合、当該情報を記録しているターミナルが変更となるため、そのような格納場所情報を、自己夕一ミナルのファイルコントローラのメタインデックス格納部に書き込む。一方、当該他ターミナルのファイルコントロ一ラのメタインデックス格納部からは、そのような格納場所情報が削除される。

同期手段 2 0 4の働きを説明する。図 3は同一情報である「資料 1」が 3 0 1 のターミナル 1と 3 0 2のターミナル 2に格納された様子を示している。「資料 1」はターミナル 1のアドレス B 1、および夕一ミナル 2のアドレス B 2に格納されている。これらのアドレスは各ターミナルの 0 S (オペレーションシステム）によって付与されたメモリ上のアドレスである。ここで資料 1のメタインデックス Rは 3 0 3のように表現できる。 T l、 Τ 2はターミナル 1、ターミナル 2のターミナルキーである。

ここでターミナル 1のユーザから「資料 1」へアクセスがあり、 Τ 1一 Β 1のファイルが更新されると、ファイルコントローラは R 1 (ターミナル 1における「資料 1」のメタインデックス）を参照し、そこに登録された Τ 2— Β 2のファィルを更新する。このとき更新されたファイルのアドレスを登録し、旧ファイルに対しては不在のビットを立てて（O F F ) にして無視する。図 4は更新されたファイルと O F Fとなった旧ファイルを図示したものである。このようにして分散環境に複数存在するファイルの同期を取ることができる。次に、自ターミナル内高速化手段 2 0 5について説明する。図 5の 5 0 1は夕 —ミナル 1に格納された情報のメタインデックスデ一夕である。情報 R l、 R 1 0、： 1 0 0は、夕一ミナルキ一およびアドレス（メモリ上の番地とサイズ）で登録される。ここで、 T 1一 9 0 0番地にサイズ 8 0の中間ファイル R 5 0 0 0 が作成されると、メモリ内は図 6に図示したようになる。さらにメタインデックスは 5 1 0のように更新される。こうすれば自夕一ミナル内のスピードアップを図ることができる。また R l、 R 2、 R 3のどれかが更新されても、メタインデックスデータを参照することで矛盾なく同期させることができる。

バランス手段 2 0 6について説明する。 2 0 3の頻度テ一ブルにはそれそれの情報（R k ) について、どのターミナルからのアクセスが多いかの頻度が格納されている。図 7に示した頻度テーブルは、情報 R 1へのアクセス要求があった場合の各ターミナル（T l、 Τ 2、 Τ 3 ) へのアクセス頻度がカウントされている。すべての夕一ミナルに情報 R 1が存在し、： 1の負荷が問題となっているなら、使用頻度の少ないターミナル 1のファイルを消去する。また、情報の実態がターミナル 1にしかないなら、一番頻度の高いターミナル 3に移動する。このように頻度テーブルを参照して負荷バランスをとることができる。

高速化手段 2 0 7を説明する。ターミナル Τ 7でユーザから情報 R 7へのァクセス要求があった場合、メタインデックスを参照する。自ターミナルに情報を格納したファイルが存在する場合、必ず自ターミナルにあるファイルを開く。ない場合（図 8の 8 0 1 ) には、他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーしメタインデックスに格納場所情報を書き込む。図 8の 8 0 2はコピー後の状態を示したものである。このようにして自ターミナルにコピーしたファイルにァクセスするのでスビードアヅプを図ることが出来る。

グループ化手段 2 0 8を説明する。ここでは本発明のファイルコントロールの対象となるターミナル（Τ η) を新たに追加する処理を行う。すでにグループィ匕されたターミナル群のメ夕ィンデックスデ一夕に対して Τ ηのメ夕デ一夕ィンデックスをマージして作られたデータを新しいグループのメ夕デ一夕ィンデックスとしてグループの各ターミナルにコビ一する。このようにすることで、グループ P T/JP00/02664

内のどの夕一ミナルからアクセスしても、ユーザはあたかも自ターミナルのファィルを扱うように操作することが出来る。

またメ夕ィンデックス D Bに各夕一ミナルの参照権限を登録しておけば、負荷バランスのために参照権限のないターミナルにその情報のファイルがコピーされても、そのターミナルからは参照できず、ネットワークのセキュリティ一を維持することが出来る。

さらにはネットワークで結ばれたターミナルのどれかに障害が生じた場合、メ夕インデックスを参照して該障害ターミナルに格納されていた情報のファイルの格納場所情報を検索し、障害のなヽ他のターミナルからコピーしてバックアップ処理をおこなう。このようにしてユーザは特別なバックアップ処理、セキユリティ一処理を意識することなく安全な分散環境を維持することが出来る。

上述した説明から明らかなように、この出願の発明によって、ユーザはネットワーク上に分散して保存されているファイルをあたかも自ターミナルのファイルを扱うように操作することが出来る。さらには、特定ターミナルに負荷が集中する問題、ファイル更新時における同期の問題、他夕一ミナルへのアクセスによる時間コスト増大問題を回避することが出来る。

Claims

請求の範囲

1 . 複数のターミナルがネッ卜ワークで結ばれ且つ情報が分散したターミナルのそれぞれに記録される分散環境におけるファイル管理方法であって、

1 ) 個々のターミナルに、当該ターミナルのファイルを管理すると共にネットヮ

—クとの情報の遣り取りを制御するファイルコントロ一ラを設置するステップと、

2 ) ネットワーク内の情報に対して該情報を特定するメ夕ィンデックスを設定し、該情報を格納したオリジナルの及びそのコピーファイルの格納場所情報を、それらを記録した各ターミナルのファイルコントローラのメタインデックス格納部にすべて登録するステップ、

3 ) ネットワークを介してユーザから一の情報のアクセス要求が一のターミナルにあった場合、当該一の夕一ミナルは自ファイルコントロ一ラのメタインデックス格納部内に記録されている前記メ夕ィンデックスを参照し、（i )自ターミナルに前記情報を格納したファイルが存在する場合、自ターミナルにあるファイルを開き、（ii )ファイルが存在しない場合、 < a >他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーし自己の及び当該他ターミナルのファイルコントローラのメ夕ィンデックス格納部に格納場所情報を書き込むと共にコピーファイルを開き、 他ターミナルで該ファイルを開き、あるいは、 < c >他ターミナルのファイルを自ターミナルに移動しメタインデックスの格納場所情報を書き換えると共に移動ファイルを開き、開かれた当該ファイルの情報を当該ユーザにネットワークを介して送信するステップ、そして、

4 ) —のターミナルに記録されたファイルに変更があった場合、該ターミナルのメタインデックス格納部に記録された当該ファイルの前記メ夕ィンデックスを参照し、そこに格納場所が登録されているすべての他夕一ミナルのファイルを更新し同期を取るステップ、

を含むことを特徴とするフアイル管理方法。

2 . 請求の範囲第 1項に記載のファイル管理方法において、前記格納場所情報は、ファイルが格納されているターミナルを指定するターミナルキーと該ターミナルのファイルコントローラが管理するメモリにおける位置を指定するァドレスとから構成される事を特徴とするファィル管理方法。

3 . 請求の範囲第 1項又は第 2項に記載のファイル管理方法において、さらに、一の夕ーミナルの操作者がメモリ内の複数の分散したフアイルを同時に使用した場合に、

1 ) 自ターミナルのメモリ内の新しい領域に該複数ファイルを連続してコピーして中間ファイルを作ると共に、該中間ファイルの格納場所情報を各ファイルのメタインデックスに登録するステップ、

2 ) 当該操作者からの以後の該ファイルへのアクセス要求に対し、前記メタインデックスを参照し、前記中間ファィルを開くステップ、

を含むことを特徴とするフアイル管理方法。

4 . 請求の範囲第 1項〜第 3項のいずれか 1項に記載のファイル管理方法において、さらに、

各ターミナルのメタインデックス格納部に、それそれのメタインデックス格納部に登録された格納場所へのアクセス頻度をカウントするテーブルを設けるステップ、

ターミナル間の負荷バランスの必要に応じてファイルの移動、消去を行うステップ、

を含むことを特徴とするファイル管理方法。

5 . 請求の範囲第 4項に記載のファイル管理方法において、さらに、前記フアイルコントローラに各ターミナルの参照権限リストを設けると共に、前記負荷パランスの必要に応じて参照権限のないターミナルにファイルがコピーされた場合にも、当該ターミナルでは該コピーファイルを開けることができないように設定するステップ、を含んでなることを特徴とするファイル管理方法。

6 . 請求の範囲第 1項〜第 5項のいずれか 1項に記載のファイル管理方法において、前記ファイルはデータファイル、プログラムファイルから選ばれた少なくとも 1つであることを特徴とするフアイル管理方法。

7 . 請求の範囲第 1項〜第 6項のいずれか 1項に記載のファイル管理方法において、前記ネットワークで結ばれたターミナルのいずれかに障害が生じた場合、前記メタインデックスを参照して該障害ターミナルに格納されていた情報のファィルを障害のない他のターミナルからコピーしてバックアップ処理を行うステツプ、を含んでなることを特徴とするファイル管理方法。

8 . 複数のターミナルがネッ卜ワークで結ばれ且つ情報が分散したターミナルのそれそれのメモリに記録される分散環境におけるファイル管理システムにおいて、各ターミナルには、

当該ターミナルのファイルを管理すると共にネットワークとの情報の遣り取りを制御するファイルコントローラであって、

1 ) ネットワーク内の情報に対して該情報を特定するため設定されたメタインデックスであって、当該ターミナルで利用した情報を格納したオリジナルの及びそのコビーフアイルの格納場所情報を含むメ夕インデックスを登録するメタインデックス格納部と、

2 ) ネットワークを介してユーザから一の情報のアクセス要求があった場合、自ファイルコントローラのメタインデックス格納部内に記録されている前記メタインデックスを参照し、（ i )自夕一ミナルに前記情報を格納したフアイルが存在する場合、自ターミナルにあるファイルを開き、（ii )ファイルが存在しない場合、 < a >他ターミナルのファイルを自ターミナルにコピーし自己の及び当該他夕一ミナルのファイルコントローラのメタインデックス格納部に格納場所情報を書き込むと共にコピーファイルを開き、く b>他ターミナルで該ファイルを閧き、あるいは、く c〉他ターミナルのファイルを自ターミナルに移動しメ夕ィンデックスの格納場所情報を書き換えると共に移動ファイルを開き、開かれた当該フアイルの情報を当該ユーザにネットワークを介して送信する情報送信手段、そして、

3 ) 自ターミナルに記録されたファイルに変更があった場合、該ターミナルのメタインデックス格納部に記録された当該ファイルの前記メタインデックスを参照し、そこに格納場所が登録されているすべての他ターミナルのファイルを更新し同期を取る同期手段、

を備えて構成されてなり、それにより、各ターミナルのファイルコントローラが管理するファイルへのアクセスを管理することを特徴とするファイル管理システム。

9 . 請求の範囲第 8項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、グループを設定し、該グループ内のターミナルに対して前記メタインデックスを共有させるグループ設定手段、を備えて構成されてなることを特徴とするフアイル管理システム。

1 0 . 請求の範囲第 8項又は第 9項に記載のファイル管理システムにおいて、前記格納場所情報は、ファイルが格納されているターミナルを指定するターミナルキーと該ターミナルのファイルコントローラが管理するメモリにおける位置を指定するアドレスとから構成される事を特徴とするファイル管理システム。

1 1 . 請求の範囲第 8項〜第 1 0項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、

—の夕一ミナルの操作者がメモリ内の複数の分散したファイルを同時に使用した場合に、

1 ) 自ターミナルのメモリ内の新しい領域に該複数ファイルを連続してコピーして中間ファイルを作ると共に、該中間フアイルの格納場所情報を各ファイルのメタインデックスに登録し、

2 ) 当該操作者からの以後の該ファイルへのアクセス要求に対し、前記メタインデックスを参照し、前記中間ファイルを開く高速化手段、

を含むことを特徴とするファイル管理システム。

1 2 . 請求の範囲第 8項〜 1 1項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、各ターミナルのファイルコントローラには、さらに、

それそれのメタインデックス格納部に登録された格納場所へのアクセス頻度をカウントする頻度テーブル、そして、

ターミナル間の負荷バランスの必要に応じてファイルの移動、消去を行うパランス手段、

が設けられてなることを特徴とするファイル管理システム。

1 3 . 請求の範囲第 1 2項に記載のファイル管理システムにおいて、前記フアイルコントローラには、さらに、

各ターミナルの参照権限リスト；が設けられており、そして、前記ノランス手段は、負荷バランスの必要に応じて参照権限のないターミナルにフアイルがコビーされた場合にも、当該夕一ミナルでは該コビーフアイルを開けることができないように設定するように構成されてなることを特徴とするファィル管理システム。

1 4 . 請求の範囲第 8項〜第 1 3項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、前記ファイルは、データファイル、プログラムファイルから選ばれた少なくとも 1つであることを特徴とするファイル管理システム。

1 5 . 請求の範囲第 8項〜第 1 3項のいずれか 1項に記載のファイル管理システムにおいて、さらに、前記ネットワークで結ばれたターミナルのいずれかに障害が生じた場合に、前記メ夕インデックスを参照して該障害夕一ミナルに格納されていた情報のファイルを障害のない他の夕一ミナルからコピーしてバックアツプ処理を行うバックアップ処理手段、を含んでなることを特徴とするファイル管理システム。