WO1986001377A1 - Cigarette - Google Patents

Description

明 細 書

巻たばこ

技衛分野

、

こ の発明 は巻た ば こ に 関す る · さ ら に詳細に言 う と 、 こ の発明は、 喫煙時における 1 太あた リ のパ フ回数 や通気量を変える こ と な く 副淀煙及び主流連中の タ ール 量を滅少せ し めた巻たばこに関する ·

背景技街

喫煙時の副埯煙の減少 に 関す る 技 * と し て、 米国 特許第 4 , 231 , 377 号及び 日 *国 特許公 開昭和 57年第 163 , 479 に記載された技街が知られてい る， また、 喫逢 時の主流煙 と 副流煙の減少に閬する技術 と し て、 日本国 特許公開昭和 48年第 61 ,893が知られてい る ，

米国特許第 4 , 231 , 377 号は、 酸化マ グネ シ ウ ムや水 酸化マ グネ シ ウ ム な どのマグネ シウ ム化合物を卷材に添 加する こ と に よ リ 副溁煙を減少させている。 も っ と も 、 主淀煙に閬する記載はない。

日 末国特許公開昭和 57年第 183 , 473 号は、 通気度の 小 さ い （0.5か ら 8 コ レ ス タ程度） 巻材に よ り 、 副淹煙を 減少 させてい る * し か し ながら、 主流煙及びパ フ 回数が 増加す る傾向 に あ る と い ラ欠点を有する 。

日 本国特許公開昭和 48年第 81, 839号は、 0.177«薦 以 下の粒子径で、 かつ 0.044薦篇 以下の粒子径を 25S か ら 50X 舍む活性炭を、 巻材中に 70ί 程度ま で添加 した活性 炭添加巻材をたばこ刻 と接する僳に、 さ ら に そ の外側 を —般的な抄紙に よ リ 製造される巻紙で巻いた二重巻に よ り 、 主流煙 と 副流煙 と を減少 さ せてい る · しか し なが ら、 こ の発明 に よ る と 、 巻材の厚さが厚 く な り 、 常用の 巻上機に よ る巻上げ操作に支障をきた し 、 巻上機の改策 を必要 と する か、 あ る いは巻上機を新規に開発する必要 があ る ， また、 常用の巻上機による巻上げが可能であ つ て も 、 巻上時に活性炭が剥像、 脎落 して、 巻上にかかわ る環境条件が悪化する おそれがあ り 、 また巻上機の保守 整備がやっ かい と な り 得る

発明の開示

こ の癸明の 目 的は、 喫煙時のパフ回数や巻材の通気 度をほ と ん ど変え る こ と な く 喫煙時のタ ール生成量を滅 少 さ せ る こ と が で き る 巻 た ば こ を 提供 す る こ と で あ る。

さ ら に ま た、 こ の発明の 目的は、 製造工程の大き な 変更や、 製造時における環境条件を悪化 させる こ-と な く 喫煙時の タ ール生成量を滅少させる こ と ができ る巻たば こ を提供する こ と であ る。

すなわち 、 こ の発明は、 たばこ刻 と 、 これを囲包す る巻材 と を有する巻たばこにおいて、 巻材中又は巻豺の 外表面に難燃剤を存在 させ、 たばこ刻中又は巻材の内表 面に助燃剤を存在させたこ と を特徴とする巻たばこ を提 供する 。

こ の発明 に よ る と 、 喫煙時のパフ回数や巻おの通気 度が従来の巻たばこ と ほ とん ど同等でぁ リ 、 ま た、 製造

ΟΜΡΙ

、 W VYIiPrOリ 工程も従来の卷たば こ と ほ とん ど同様で あ っ て、 喫煙時 の タ ー ル の生成畺を滅少させる こ とがで き る巻たばこ が 提供 される _β

図面の箇単な説明

第 1 図は こ の発明の巻たばこ一実尨钩の斜視図、 第 2 図ない し第 4 図は、 第 1 図におけ る a — a ， 線 拡大断面図であ っ て、 この発明の種々の態様を説明する ための図であ る ,

発 ¾ ¾実埯 J " るため の最__¾_の }

第 1 図に示すよ う に、 この発明の巻たばこ 1 0の外観 は、 従来の卷たばこ と全 く 同様である * すなわ ち、 巻た ばこ 1 0ほ、 たばこ刻 1 2と 、 これを囲包する巻材 uと を有 する。 巻材 と は、 たばこ刻の卷上に供される シ一 ト 状物 であ っ て、 通常、 一般的な抄紙からなる 。 また 、 棻巻に 用い られる 「葉」 も 巻材にあたる . 巻たばこ の一端に は 通常、 フ ィ ル タ ーブ ラ グ 18が設けられてい る 。 こ の発明 の巻たばこ では、 巻材 U中又はその外表面に蒙燃剤が存 在 し 、 たばこ刻 1 2中又は巻材 の内表面 に助燃剤が存在 する ·ο

戆燃剤の例 と し て、 炭水化物系化合物 ； ア ンチモ ン 系化合物、 リ ン酸ア ン モニ ゥ ム 、 ス レ フ ァ ミ ン 酵 ア ン モ ニ ゥ ム の よ う な無機物 ； 低級アルギル ス ォ ス フ ェ イ ト 、 ヒ ド ロ キ シ メ チルホ スホニゥ ムのよ ラ な リ ン化合物や臭 素あ る いは塩素系化合物並びに これらの混合物を挙げ る こ と が で き る 。 これ ら の う ち、 好ま しい も のは炭水化物

ΟΜΡΙ

く 細 Jy 系化合物であ っ て、 特にカルボキシ メ チルセル ロ ー ス の よ う な セ ル ロ ー ス 誘導体、 ア ラ ビ ア ガ ムの よ う なガ ム 類、 ぺ ク チ ン類、 ス タ ーチ類である。

難燃剤は、 巻材中に合まれるか、 又は、 巻材の外表 面上に塗工される 。 難燃剤を巻材中に舍ませる こ と は、 例えば巻紙の製造工程において、 巻紙を す き上げる直前 の状態 に あ る 液状のパル プ に難燃剤 を添加す る こ と に

よ っ て行^ う こ と ができ る。 難燃剤を巻材の表面に塗工 する こ と は、 例えば、 難燃剤を水等の適当な溶媒に溶か し 、 これを巻材の表面に スプ レーする こ と に よ っ て行な ラ こ と ができ る 。

用い られる難燃剤の量は、 通常、 巻材の重量に対 し

0 . 1 ない し 3 0 %程度、 好ま し く は 1 ない し 2 0 %程度で あ る 。

助燃剤の例 と し て、 销酸、 酒石酸、 リ ン酸、 フ マル

酸又は ク ェ ン酸のア ル カ リ金属塩又はァルカ リ 土類金属 塩を挙げる こ と がで き る。

助燃剤は 、 たば こ刻に添加さ'れるか 、 又は巻材の内 表面上に塗工 される 。 たばこ刻への添加及び巻材表面へ の塗工 は 、 助燃剤 を 水等の適 当 な溶媒 に溶か し て ス プ レ ーする こ と に よ っ て行なう こ とができ る 。

助燃剤の使用量は、 通常、 巻材の蓴量に対 し 0 . 1 な い し 5 0 %、 好 ま し く は 1 ない し 3 5 %で あ る 。

こ の発明の巻たばこ は、 第 2 図に示す よ う に、 巻材

1 4の内表面上 に助燃剤 1 8を塗工 し、 巻材 中 に難燃剤 を

. 一 ΟΑίΗ·

IPO ,J 合ませた も の であ る こ と がで き る， また 、 巻材中 に建燃 剤 を含 ま せ、 た ば こ 刻 に助燃剤 を添加する こ と も で き る。 ま た、 第 3 図に示すよ う に、 巻材 14の外表面上に難 燃剤 20を塗工 し 、 内表面上に助燃剤 18を塗工す る こ と も で き る 。 さ ら に、 第 4 図に示すよ う に、 巻村 の外表面 上に難燃剤 20を塗工 し 、 たばこ刻 12に助燃剤を添加する こ と も で き る 。

難燃剤の添加 と巻材の燃焼性の閬係を調べた。 巻材 の燃焼性は 日 本工業規格 JIS-L1091 の繊維製品の燃焼性 試験法 D法の接炎試験法に準 じて行なっ た。 すなわ ち 、 あ らか じめ長 さ 200a薦 、 幅 27B漏の巻材を外径 8，靂 の円筒 を用い て巻き つけ、 そ の円筒状の巻材の長 さ を 100露 a と した。 これを あ らか じ め水平面から 45度に設置 した内径

1 Οαα , 線径 0.5B騮 、 ピ ッ チ 2aa の ス テ ン レ ス製の コ イ ル 内に挿入 し、 こ の試料の下端にバーナー に よ リ 接炎 し 、 筒状の巻材の 90¾ を灰化させた。 バーナ ーの接炎回数を 求め、 こ こ ま での操作を 5 回繰 り 返 して、 平均接炎回数 を箕出 し 、 巻材の燃焼性を求めた。 巻材試料中 に含まれ てい る 難燃剤の種類及びその量 （巻材に対する重量％ ) が第 1 表に示 されてい る。 結果を同表に示す。

OMPI ， 鶴 第 1 表 難 燃 #ま 'J 添加量 平均接炎回数 カ ル ボ キ シ メ チ ル セ ル 口一ス 2.9 4.7 カ ル ボ ギ シ メ チルセ ル 口 ― ス 8.3 9»3 カ ル ボ キ シ メ チル セ Jレ ロ一ス 9.8 15.0 ァ ラ ビ ア ガ ム 2.0 1.5 ァ ラ ビ ア ガ ム 5.3 3 - 5

(対照） 1.0 第 1 表よ り 、 漦燃剤を添加する こ と によ リ 接炎回数 が増加 し、 燃焼性が悪 く なる こ とがわかる。

実施例

巻 （巻たばこか ら フ ィ ル タ 一部を除いた も の） の長 さ 83重薦 、 ァ セ テ一 ト フ ィ ル タ ー の 長 さ 17a羅 （全長 80 a靈） 、 巻の外周 25*»のフ ィ ル タ ー付き檫準サ イ ズの、 こ の癸明の巻たばこ試料 A〜 E の 5種類と 、 対照 と しての 普通の巻の試料 F と の合計 6種類の巻を つ く り 、 以下の 方法に よ る喫煙試験に供 し、 そのタ ール生成量を國流煙 及び主流煙の それぞれについて調べた。 それぞれの試料 に 用 い られた II燃剤、 助燃剤、 それ ら の使用量 （重量 % ) 、 添加方法は第 2 表に示す通 り であ る 。 また、 巻材 の通気度及び燃焼性 （平均接炎回数及び平均燃焼速度 (a，/秒） について も第 2表に掲げられてい る。 巻材の通 気度は lc^の巻材を一定差圧（100«駕水柱） で每分当た リ に通過する空気の量（薦 1 )で定義される コ レ ス タ 単位で表 わ されている ，

各試料を 自勖喫煙器に取 り 付け、 標準条件で喫煙 さ せた 自動喫煙器は、 あ らか じめ喫煙状態において発生 する主流煙及び副淀煙中のタ ールをそれぞれ別 々 に全て 集めて揉取でき る よ ラ に構成 しておいた ，

で檫準条 件 と は 、 燃焼長 さ 5 0層薦 、 喫煙頻度 1 回 /分、 吸煙容量 35 a lノ回、 吸煙時間 2 秒ノ回の喫煙方法であ る • タ ール の採取 は ケ ン ブ リ ッ ジ フ ィ ル タ 一 に よ リ 行ない、 生成 タ ー ル量はケ ン ブ リ ッ ジフ ィ ル タ ー の捕集前後の重量差 か ら氷分を差引いて求めた。 なお、 自動 m m に供試す る各試料は 5 本 1 回 と し、 これを 3 回繰 り 返 して行な い 、 巻 l g当た り の重量 に换箕 し た平均 タ ール量を求め た。 主流煙及び副流煙中のタ ール量及び平均パ フ 回数を 第 3 表に示す。

OMPI

、 WIFO t 第 2 表 難 燃 剤 助 燃 剤 巻材 爐 試料 種 類 添加方法 添加量 種 類 添力 n¾法 添鳩- 平 i mm

A カルボギシメチル 巻材の外表面 4.5 ¾^カリウム 巻材の ι¾® 15.6 1 2 1 2.20 セレロース に塗工 に i

B カルボギシメチル 巻材の外表面 2.8 カリウム 巻材の! ¾® 1.2 1 1 1 2.27 セル口一ス に塗工 に l

C カルボキシメチル 巻材の外表面 1.0 フマ ソー 卷材の内麵 3.0 1 2 1 1.00 セル口一ス に塗工 ダ に举 τ

D カルボギシメチル 巻材中に添加 20.0 Ϊ ^カリウム 巻材の F*¾6 30.5 1 3 1 1.15 セレロース に i

E アラビアガム 巻材の外表面 3.8 クェン醸ソー たばこ刻中に 5.2 9 2

ダ

F ― (対照） 1 3 1 0.88

第 3

第 3 表か らわかる よ う に、 この発明の試料 A ない し E は対照の試料 F と 比較 して、 主流煙中 タ ール畺及び副 流煙中 タ ー ル量の双方 と も、 特に環境に対 し て よ り 有害 であ る と言われる副琉煙中タ ール量が大幅に滅少 し てい る こ と がわかる * ま た、 平均パ フ回数は対照 と ほぼ同等 であ る 。 と り わけ、 試料 A と D は主诧逢中 タ ー ル量が 1 5 X 前後、 副诧煙中 タ ール量が 50 前後それぞれ対照 F よ り 減少 してい る。

Ο ΡΙ WIPO

Claims

請 求 の 範 囲

1 . たばこ刻 と 、 これを囲包する巻材と を有する卷たば こ に お い て 、 巻材中又は巻材の外表面上に難燃剤を存在 させ、 たばこ刻中又は巻材の内表面上に助燃剤を存在 さ せた こ と を特徴 と する巻たばこ。

2 . 前記戆燃剤はセ ル o — ス誘導体類、 ぺ ク チ ン類、 ガ ム類、 又はス タ ー チ類であ り 、 前記助燃剤は硝酸、 酒石 酸、 リ ン 酸、 フ マ ル酸又はク ヱ ン酸のア ル カ リ 金属塩又 はアル カ リ 土類金属塩である請求の範囲第 1 項記載の巻 たばこ 。

3 . 巻材中に蠡燃剤 を含ませ、 巻材の内表面上に助燃剤 を塗工 した請求の範囲第 1 項記載の巻たばこ *

4 . 巻材中に戆燃剤 を合ませ、 たばこ刻 に助燃剤を添加 し た請求の範囲第 1 項記載の巻たばこ。

5 . 巻材の外表面上 に建燃剤を塗工 し、 卷材の内表面上 に助燃剤 を 塗工 し た 請求 の 範 囲 第 1 項記載の巻た ば

6 - 巻材.の外表面上に肇燃剤を塗工 し、 たばこ刻に助燃 剤を添加 した請求の範囲第 1 項記載の巻たばこ 。

OMPI

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