JPWO2022192152A5 - - Google Patents

Description

これらのおよび他の実装形態は各々、以下の特徴のうちの1つまたは複数を任意選択で含み得る。いくつかの態様では、第2のMPCシステムの1つまたは複数の第2のコンピュータと協働して、ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの第1の秘密シェアを計算するステップは、ガーブル回路プロトコルまたはGoldreich-Micali-Wigderson(GMW)プロトコルの一方を使用して、ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの第1の秘密シェアを計算するステップを含む。

デジタルコンポーネント選択プロセスの参加者のユーザプライバシーおよび秘密情報を保護するために、ランダム数とペーシングセレクタパラメータの両方が、加法的秘密シェア内にある。2つの秘密シェア間の比較は、ガーブル回路プロトコルを使用して実施することができる。両方の秘密シェアを6または7ビットに制限することによって、比較プロトコルは、計算システムMPC1およびMPC2の間の1または2ラウンドの通信を必要とし得る。

いくつかの実施態様において、計算システムMPC1およびMPC2は、ガーブル回路プロトコルを使用して各デジタルコンポーネントについて関係3を評価する。この例において、計算システムMPC1またはMPC2のうちの1つが、ガーブル回路を構築し得る。この例について、計算システムMPC1がガーブル回路を構築すると仮定する。計算システムMPC1は、それ自体の秘密シェアを知っており、デジタルコンポーネントの候補パラメータが真または1になるために、計算システムMPC2の秘密シェアが保持しなければならない唯一の可能なビットパターンが存在することも知っている。そのような特性によって、計算システムMPC1は、たとえば、関係3において合計で約50個のブールパラメータが存在する場合に、ガーブル回路を構築するために最大50個のみのゲートを必要とする。

計算システムMPC1もMPC2もブルームフィルタ全体にアクセスすることができないため(代わりに、各々ブルームフィルタの秘密シェアのみを有する)、計算システムMPC1およびMPC2は、暗号プロトコルを使用して、ユーザグループ識別子によって、ユーザがユーザグループ識別子のメンバーであるか否かを判定することができる。使用することができる一部の例示的な暗号プロトコルは、ガーブル回路およびGoldreich-Micali-Wigderson (GMW)プロトコルを含む。

Claims (10)

1. コンピュータ実装方法であって、
   セキュアマルチパーティ計算(MPC)システムの第1の計算システムによって、クライアントデバイスから、デジタルコンポーネント要求およびノンスを受信するステップと、
   前記第1の計算システムによって、前記ノンスおよび関数に基づいて、前記クライアントデバイスのユーザをメンバーとして含むユーザグループのユーザグループ識別子を表すブルームフィルタのシェアを含む配列を生成するステップと、
   前記第1の計算システムによって、複数のユーザグループ識別子の各々について、前記セキュアMPCシステムの1つまたは複数の第2の計算システムと協働し、前記配列を使用して、前記クライアントデバイスの前記ユーザが前記ユーザグループ識別子によって識別されるユーザグループのメンバーであるか否かを表す1つまたは複数のユーザグループメンバーシップ条件パラメータのそれぞれの第1の秘密シェアを計算するステップと、
   複数のデジタルコンポーネントの各デジタルコンポーネントについて、
   前記第1の計算システムによって、前記デジタルコンポーネントに対応する所与のユーザグループ識別子を識別するステップ、ならびに
   前記第1の計算システムによって、前記1つまたは複数の第2の計算システムの各々と協働して、少なくとも、前記所与のユーザグループ識別子によって識別される所与のユーザグループに対応する各ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの前記それぞれの第1の秘密シェア、および前記1つまたは複数の第2の計算システムの各々によって保持される前記所与のユーザグループ識別子によって識別される所与のユーザグループに対応する前記ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの第2の秘密シェアに基づいて、候補パラメータの第1の秘密シェアを計算するステップであって、前記候補パラメータは、前記デジタルコンポーネントが前記デジタルコンポーネント要求の適格な候補であるか否かを示す、計算するステップを行うステップと、
   前記第1の計算システムによって、各デジタルコンポーネントの前記候補パラメータの前記第1の秘密シェアおよび各デジタルコンポーネントの選択値に基づいて、選択されたデジタルコンポーネントを表す選択結果の第1の秘密シェアを生成するステップと、
   前記第1の計算システムによって、前記選択結果の前記第1の秘密シェアを前記クライアントデバイスに送るステップと
   を含む、コンピュータ実装方法。
2. 前記セキュアMPCシステムの前記1つまたは複数の第2の計算システムと協働して、前記ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの前記第1の秘密シェアを計算するステップが、ガーブル回路プロトコルまたはGoldreich-Micali-Wigderson(GMW)プロトコルの一方を使用して、前記ユーザグループメンバーシップ条件パラメータの前記第1の秘密シェアを計算するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
3. 前記1つまたは複数の第2の計算システムの各々と協働して、前記候補パラメータの前記第1の秘密シェアを計算するステップが、1つまたは複数の追加条件についてのパラメータのそれぞれの秘密シェアに基づいて前記候補パラメータの前記第1の秘密シェアを計算するステップを含む、請求項1から2のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
4. 前記第1の計算システムによって、ブロックデジタルコンポーネントのセットを表す追加のブルームフィルタの追加のノンスを受信するステップと、
   前記第1の計算システムによって、前記追加のブルームフィルタのシェアを表す追加の配列を生成するステップと、
   前記第1の計算システムによって、前記複数のデジタルコンポーネントのうちの1つまたは複数のデジタルコンポーネントについて、前記1つまたは複数の第2の計算システムと協働し、前記追加の配列を使用して、前記デジタルコンポーネントが前記クライアントデバイスでブロックされているか否かを表すブロック条件パラメータの第1の秘密シェアを計算するステップであって、前記デジタルコンポーネントの前記候補パラメータが、前記ブロック条件パラメータに基づいている、計算するステップと
   をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
5. 前記選択結果の前記第1の秘密シェアが、前記選択結果の秘密シェアと前記クライアントデバイスから受信された第2のマスクとの間でビットXOR演算を実施することによって計算された結果を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
6. 前記第1の計算システムが、プロセッサのセットを含むサービングプールと、プロセッサの前記セットの間で計算負荷を平衡させるロードバランサとを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法。
7. 前記第1の計算システムが、完了したデジタルコンポーネント選択プロセスに関係するデータを含むログへの更新に基づいてスナップショットを生成し、前記スナップショットを前記サービングプールに提供するプロセッサの追加のセットを含むログプロセッサプールを含む、請求項6に記載のコンピュータ実装方法。
8. システムであって、
   1つまたは複数のプロセッサと、
   命令を記憶した、1つまたは複数の記憶デバイスと
   を備え、前記命令が、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行させる
   システム。
9. 1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を担持する、コンピュータ可読記憶媒体。
10. コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。