JPWO2021216955A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2021216955A5 JPWO2021216955A5 JP2022564492A JP2022564492A JPWO2021216955A5 JP WO2021216955 A5 JPWO2021216955 A5 JP WO2021216955A5 JP 2022564492 A JP2022564492 A JP 2022564492A JP 2022564492 A JP2022564492 A JP 2022564492A JP WO2021216955 A5 JPWO2021216955 A5 JP WO2021216955A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- biomimetic
- tissue
- output
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 158
- 230000003592 biomimetic effect Effects 0.000 claims 120
- 210000001519 tissue Anatomy 0.000 claims 40
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 34
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims 24
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 claims 24
- 239000012491 analyte Substances 0.000 claims 23
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 claims 7
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims 3
- 230000004791 biological behavior Effects 0.000 claims 2
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 claims 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims 2
- 239000003814 drug Substances 0.000 claims 2
- 230000035772 mutation Effects 0.000 claims 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 2
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 claims 1
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 claims 1
- 208000006673 asthma Diseases 0.000 claims 1
- 210000005068 bladder tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 210000005013 brain tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 230000008859 change Effects 0.000 claims 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 claims 1
- 238000007876 drug discovery Methods 0.000 claims 1
- 238000007877 drug screening Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims 1
- 230000002124 endocrine Effects 0.000 claims 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims 1
- 210000001508 eye Anatomy 0.000 claims 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims 1
- 230000000968 intestinal effect Effects 0.000 claims 1
- 210000005228 liver tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 210000001165 lymph node Anatomy 0.000 claims 1
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 claims 1
- 210000004923 pancreatic tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 230000037361 pathway Effects 0.000 claims 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims 1
- 210000005059 placental tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 210000005084 renal tissue Anatomy 0.000 claims 1
- 230000029058 respiratory gaseous exchange Effects 0.000 claims 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims 1
- 229940124597 therapeutic agent Drugs 0.000 claims 1
- 210000001541 thymus gland Anatomy 0.000 claims 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 2
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 239000001963 growth medium Substances 0.000 description 1
- 229940088597 hormone Drugs 0.000 description 1
- 239000005556 hormone Substances 0.000 description 1
- 230000011664 signaling Effects 0.000 description 1
Description
従って、前記生体機能チップ装置のスループットおよび効率を改善する必要性が残っている。また、特定の組織微小環境を規定することができる特定の成長培地処方を、それらが意図されている臓器のみに委ねる一方で、ホルモンを含む、細胞が放出するシグナル伝達分子の特定の伝達を臓器または組織間で可能にすることができる、改良された生体機能チップ装置に対するニーズが存在する。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1) 国際公開第2019/036666号
(特許文献2) 米国特許出願公開第2010/0267142号明細書
(特許文献3) 米国特許出願公開第2012/0101268号明細書
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1) 国際公開第2019/036666号
(特許文献2) 米国特許出願公開第2010/0267142号明細書
(特許文献3) 米国特許出願公開第2012/0101268号明細書
Claims (53)
- 生体模倣プラットフォームであって、
第1の入力流体溶液の供給源に選択的に結合可能な第1の流体入力部と、第2の入力流体溶液の供給源に選択的に結合可能な第2の流体入力部と、流体出力部とを有する流体合成装置であって、前記第1の流体入力部から受け取った第1の入力流体溶液と前記第2の流体入力部から受け取った第2の入力流体溶液とを混合することによって出力溶液を作成し、前記流体出力部から前記出力溶液を放出するように動作可能な、流体合成装置と、
前記流体合成装置の流体出力部に流体的に結合された流体入力部と、第1の流体出力部および第2の流体出力部とを有する流体アドレス指定システムであって、前記流体アドレス指定システムの流体入力部からの出力溶液を前記第1の流体出力部および前記第2の流体出力部のうちの選択された一方、または両方に搬送するように動作可能である、前記流体アドレス指定システムと、
前記流体アドレス指定システムの前記第1の流体出力部に流体的に結合された流体入力部を有する第1の生体模倣装置と、前記流体アドレス指定システムの前記第2の流体出力部に流体的に結合された流体入力部を有する第2の生体模倣装置であって、前記第1の生体模倣装置および前記第2の生体模倣装置の各々が、生物組織を培養し、前記流体アドレス指定システムを介して前記それぞれの生体模倣装置の前記流体入力部で受け取った前記流体合成装置からの前記出力溶液で前記生物組織を灌流するよう構成されている、前記第1の生体模倣装置と前記第2の生体模倣装置と
を有する、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記流体合成装置は、少なくとも第3の入力流体溶液の少なくとも供給源に選択的に結合可能な少なくとも第3の流体入力部を有し、さらに、
前記第1の流体入力部から受け取った前記第1の入力流体溶液および前記第2の流体入力部から受け取った前記第2の入力流体溶液の一方または両方を前記少なくとも第3の流体入力部で受け取った前記少なくとも第3の入力流体溶液と混合することによって前記出力溶液を作成するように操作可能である、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記流体合成装置は、前記流体入力部と前記流体出力部に流体的に結合され、前記入力流体溶液を混合して前記出力溶液を作成するように構成された混合チャンバを含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記流体合成装置は、流体入力部ごとに、前記流体入力部に流体的に結合されたバルブと、それぞれのバルブに結合され、前記それぞれの流体入力部から前記流体合成装置の前記流体出力部への前記それぞれの入力流体溶液の流体を選択的に許容または阻止するために前記バルブを選択的に開閉するように動作可能な制御入力とを含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記第1の生体模倣装置は、前記第1の生体模倣装置の前記流体入力部に流体的に結合された流体チャネルと、前記流体チャネルに流体的に結合された組織チャンバとを含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項5記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記第1の生体模倣装置は、前記第1の生体模倣装置の前記流体チャンネルに流体的に結合され、出力溶液を排出するように構成された流体出力部を含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項6記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
前記第1の生体模倣装置の前記組織チャンバに配置された生体組織を有するものであり、前記出力溶液は、前記流体アドレス指定システムを介して前記流体チャネルに受け取られた前記流体合成装置の前記出力溶液と、前記生体組織との相互作用によって影響を受ける組成を有する、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項7記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記生体組織は、肺組織、骨髄組織、骨組織、膵臓組織、内分泌島組織、肝臓組織、腎臓組織、胎盤組織、眼組織、腸組織、膀胱組織、脳組織、口組織、舌組織、歯組織、鼻組織、胸腺組織、リンパ節組織、リンパ系組織、咽頭組織、特定のヒト組織、特定の日常行動をとっている特定のヒト組織、周期的に呼吸している肺組織、非定型状態をとっている特定のヒト組織、喘息発作を受けている肺組織、外部因子との特定の相互作用をとっている特定のヒト組織、細菌に感染している肺組織、環境要因に曝されている肺組織、汚染に曝されている肺組織、腐食性ガスに曝されている肺組織、治療薬としての使用を意図した外部薬剤と特定の相互作用を受ける特定のヒト組織、薬物と特定の相互作用を受ける特定のヒト組織。生物学的抗体との特異的相互作用を受ける特定のヒト組織、細胞療法との特異的相互作用を受ける特定のヒト組織、または喘息の治療として気管支拡張剤との相互作用を監視している間に喘息発作を起こした肺組織、のうちの1若しくはそれ以上を含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項7記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記第1の生体模倣装置は、生体機能チップモデルである、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項9記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記第2の生体模倣装置は、前記第1の生体模倣装置の前記生体機能チップモデルとは異なる生体機能チップモデルである、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項7記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記第1の生体模倣装置の前記組織チャンバは、前記生体組織が前記組織チャンバに導入されることを可能とする組織チャンバ流体入力部を含む、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項6記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部に流体的に結合され、前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部から排出される前記出力溶液中の標的分析物を検出するように構成されたバイオセンサーを有するものである、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項12記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記バイオセンサーは、
前記標的分析物と相互作用して、前記標的分析物の量または濃度の測定を行うように構成された化学反応または生体反応認識要素と、
前記測定値と前記生体模倣装置の動作を記録するように構成された記録システムと
を含む、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項13記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
前記バイオセンサーに動作可能に結合され、前記測定値を外部データ受信機に送信するように動作可能なセンサーデータ送信機を有するものである、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項6記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部および前記第2の生体模倣装置の前記流体出力部に選択的に流体結合可能であり、前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部および前記第2の生体模倣装置の前記流体出力部の各々から排出される前記出力溶液中の標的分析物を検出するように構成されたバイオセンサーを有するものである、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項6記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
第1のバイオセンサーおよび第2のバイオセンサーであって、当該バイオセンサーの各々は、前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部に選択的に流体結合可能であり、前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部から排出される前記出力溶液中の標的分析物を検出するように構成された前記第1のバイオセンサーおよび第2のバイオセンサーを有するものである、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記流体アドレス指定システムは、複数の制御ラインを含むものであり、各制御ラインは、1若しくはそれ以上のバルブの動作を制御するように動作可能であり、各バルブは、前記流体アドレス指定システムの前記流体入力部と前記流体アドレス指定システムの前記第1の流体出力部および第2の流体出力部のうちの少なくとも1つの間の流体経路に配置され、前記バルブは、前記流体アドレス指定システムの流体入力部から前記第1の流体出力部および前記第2の流体出力部のうちの選択された1つ、または両方への出力液を許可または防止するように集合的に動作可能であるものである、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、前記生体模倣プラットフォームは、1枚の基板に実装されている、生体模倣プラットフォーム。
- 請求項1記載の生体模倣プラットフォームにおいて、さらに、
流出液に対して選択的に流体結合可能な流体出力部を有する流出路であって、当該流体流路はまた、直接的または間接的に、前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部および前記第2の生体模倣装置の前記流体出力部に流体結合されている、前記流出路を有するものである、生体模倣プラットフォーム。 - 請求項1記載の前記生体模倣プラットフォームと、当該生体模倣プラットフォームと動作可能に係合可能な制御システムとを含む生体模倣システムであって、当該生体模倣システムは、
前記流体合成装置の前記第1の流体入力部に選択的に結合可能な前記第1の入力流体溶液の前記供給源と、前記流体合成装置の前記第2の流体入力部に選択的に結合可能な前記第2の入力流体溶液の前記供給源と、
前記流体合成装置に動作可能に結合可能であり、前記第1の入力流体溶液と前記第2の入力流体溶液とを混合することによって前記出力溶液を生成させる流体合成装置制御装置と、
前記流体アドレス指定システムに動作可能に結合可能であり、前記流体アドレス指定システムに、前記流体アドレス指定システムの流体入力部からの出力溶液を、前記第1の流体出力部と前記第2の流体出力部のうちの選択された1つ、または両方に搬送させる、前記アドレス指定システム制御装置と
を含む、生体模倣システム。 - 請求項20記載の生体模倣システムにおいて、前記制御システムは、前記第1の生体模倣装置の少なくとも1つおよび前記第2の生体模倣装置から画像情報を収集するために動作可能な撮像装置を含む、生体模倣システム。
- 請求項20記載の生体模倣システムにおいて、前記制御システムは、前記生体模倣プラットフォームと選択的に係合可能であり、前記生体模倣プラットフォームを前記入力流体溶液の供給源、流体合成装置制御装置、およびアドレス指定システム制御装置との関係を動作的に支持する機械的支持体、を含む、生体模倣システム。
- 請求項20記載の生体模倣システムにおいて、前記生体模倣システムは、画面送り操作および/または画面戻し操作を行うことが可能である、生体模倣システム。
- 請求項20記載の生体模倣システムにおいて、前記生体模倣システムは、前記第1の生体模倣装置、前記第2の生体模倣装置、前記流体アドレス指定システム、前記流体合成装置、およびそれらの間の流体チャネルのうちの1若しくはそれ以上と選択的に流体的に通信し、そこへの流体の供給およびそこからの流体の排出のうちの1若しくはそれ以上を実行するように動作可能な流体ハンドラを含む、生体模倣システム。
- 請求項12記載の前記生体模倣プラットフォームと、前記生体模倣プラットフォームと動作可能に係合可能な制御システムとを含む生体模倣システムであって、当該制御システムは、
前記流体合成装置の前記第1の流体入力部に選択的に結合可能な前記第1の入力流体溶液の供給源と、
前記流体合成装置の前記第2の流体入力部に選択的に結合可能な前記第2の入力流体溶液の供給源あって、前記第2の入力流体溶液は前記標的分析物を含む、前記供給源と、
前記流体合成装置に動作可能に結合可能であり、前記流体合成装置に少なくとも前記第2の入力流体溶液を含むことによって前記出力溶液を作成させる流体合成装置制御装置と、 前記流体アドレス指定システムに動作可能に結合可能であり、前記流体アドレス指定システムに、前記流体アドレス指定システムの流体入力部から前記第2の流体出力部に前記出力溶液を搬送させるアドレス指定システム制御装置と、
前記標的分析物の濃度を示すデータを受信するように動作可能なデータ受信機と、
前記流体合成装置制御装置の動作を制御して前記標的分析物を含む前記出力溶液を作成し、前記アドレス指定システム制御装置の動作を制御して前記アドレス指定システムに前記標的分析物を含む前記出力溶液を前記第2の生体模倣装置の前記流体入力部に搬送させ、それによって前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部と前記第2の生体模倣装置間に仮想流体的接続を形成させることができる主制御装置と
を有する、生体模倣システム。 - 請求項12記載の第1の生体模倣プラットフォームと、請求項12記載の第2の生体模倣プラットフォームと、前記第1の生体模倣プラットフォームおよび前記第2の生体模倣プラットフォームと動作可能に係合可能な制御システムとを含む生体模倣システムであって、前記制御システムは、
前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体合成装置の前記第1の流体入力部に選択的に結合可能な前記第1の入力流体溶液の供給源と、前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体合成装置の前記第2の流体入力部に選択的に結合可能な前記第2の入力流体溶液の供給源であって、前記第2の入力流体溶液は前記標的分析物を含む、前記供給源と、
前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体合成装置に動作可能に結合可能であり、前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体合成装置に、少なくとも前記第2の入力流体溶液を含むことによって前記出力溶液を作成させる流体合成装置制御装置と、
前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体アドレス指定システムに動作可能に結合可能であり、前記流体アドレス指定システムの入力部からの前記出力溶液を、前記第1の流体出力部および前記第2の流体出力部のうちの選択された1つ若しくは両方に搬送させるアドレス指定システム制御装置と、
前記第1の生体模倣プラットフォームの前記前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部から排出される前記出力溶液中の、前記第1の生体模倣プラットフォームの前記バイオセンサーによって検出された前記標的分析物の濃度を示すデータを受信するように動作可能なデータ受信機と、
前記第2の生体模倣プラットフォームの前記流体合成装置制御装置の動作を制御して前記標的分析物を含む前記出力溶液を作成し、前記第2の生体模倣プラットフォームの前記アドレス指定システムに前記標的分析物を含む前記出力溶液を前記第2の生体模倣プラットフォームの前記第1の生体模倣装置の前記流体入力部および前記第2の生体模倣プラットフォームの前記第2の生体模倣装置の前記流体入力部のうちの少なくとも1つに搬送させるよう前記アドレス指定システム制御装置の動作を制御するように動作可能な主制御装置であって、それによって、前記第1の生体模倣プラットフォームの前記第1の生体模倣装置の前記流体出力部と、前記第2の生体模倣プラットフォームの前記第1の生体模倣装置および前記第2の生体模倣プラットフォームの前記第2の生体模倣装置のうちの少なくとも1つとの間に仮想流体的接続を形成する、前記主制御装置と
を有する、生体模倣システム。 - 流体テレポーテーションのための方法であって、
第1の位置における第1の流体溶液中の標的分析物の測定濃度を示すデータを受信する工程と、
前記標的分析物を、前記測定濃度または測定濃度の数学的調整もしくは変換から得られる濃度で含み、かつ前記第1の流体溶液の組成の全部または一部を再構成する第2の流体溶液を合成するよう前記流体合成装置に制御指示を与える工程と、
前記第2の流体溶液を、前記第1の位置から流体的に隔離された第2の位置に流すことを引き起こす工程と
を有する、方法。 - 請求項27記載の方法において、前記第1の位置は、第1の生体組織を含む第1の生体模倣装置であり、前記標的分析物の前記濃度は、前記第1の生体組織によって影響を受けるものであり、前記データは第1のデータであり、前記制御命令は第1の制御命令であり、前記第2の位置は、第2の生体組織を含む第2の生体模倣装置であり、前記流動性合成装置は第1の流動性合成装置であり、前記標的分析物は第1の標的分析物であり、当該方法は、さらに、
前記第2の生体模倣装置を通る前記第2の流体溶液の通過により生じる第3の流体溶液中の第2の標的分析物の測定濃度を示す第2のデータを受信する工程と、
前記第2の流体合成装置に前記第2の標的分析物の測定濃度でまたは前記第2の標的分析物の前記測定濃度の数学的調整もしくは変換から得られる濃度で前記第2の標的分析物を含み、前記第3の流体溶液の完全または一部の組成を再構成する第4の流体溶液を合成させるために第2の流体合成装置に第2の制御命令を与える工程と、
前記第4の流体溶液を、前記第1の位置および前記第2の位置から流体的に隔離された第3の位置にある第3の生体模倣装置に流動させる工程と
を有するものである、方法。 - 請求項27記載の方法において、さらに
前記第2の流体溶液を、前記第1の位置から流体的に隔離された第3の位置に流動させる工程を有するものである、方法。 - 請求項27記載の方法において、前記第1の位置および前記第2の位置が、単一の生体模倣プラットフォーム上に存在する、方法。
- 請求項27記載の方法において、前記第1の位置が、第1の生体模倣プラットフォーム上に存在し、前記第2の位置が第2の生体模倣プラットフォーム上に存在する、方法。
- 請求項31記載の方法において、前記第1の生体模倣プラットフォームおよび前記第2の生体模倣プラットフォームが、単一の制御システムに係合する、方法。
- 請求項32記載の方法において、前記制御システムが、前記データを受信する工程、前記制御命令を提供する工程、および前記第2の流体溶液を流動させる工程を実行する、方法。
- 請求項31記載の方法において、前記第1の生体模倣プラットフォームが、第1の制御システムと係合し、前記第2の生体模倣プラットフォームが、第2の制御システムと係合する、方法。
- 請求項34記載の方法において、前記第1の制御システムが、前記データを受信する工程を実行し、前記第2の制御システムが、前記制御命令を提供する工程と前記第2の流体溶液を流動させる工程とを実行する、方法。
- 請求項27記載の方法において、前記第1の位置が生体機能チップモデルである、方法。
- 請求項27記載の方法において、前記第2の位置が生体機能チップモデルである、方法。
- 仮想組織を用いて標的組織の生物学的挙動を予測する方法であって、
前記標的組織の物理的な観察結果に基づいて、対象組織の統計的な予測モデルを作成する工程と、
第1の流体溶液の変異を予測するために前記統計的予測モデルを適用する工程であって、前記変異は、前記第1の流体溶液を前記標的組織と培養して第2の流体溶液を生成する場合に誘発される化学的または生物学的変化を有するものであり、前記第1の流体溶液は、仮想組織入力であり、前記第2の流体溶液は、仮想組織出力である、前記適用する工程と
を有する、方法。 - 請求項38記載の方法において、さらに、
仮想組織入力として連続関数を利用する工程と、対応する仮想組織出力として連続関数を生成する工程とを有するものである、方法。 - 請求項39記載の方法において、さらに、
前記仮想組織出力によって生成された数値の任意の数学的変換を利用することによって、前記対応する仮想組織出力データを生成する工程を有するものである、方法。 - 請求項40記載の方法において、さらに、
第1の仮想組織の出力を後続の仮想組織の入力に接続することによって、少なくとも2つの仮想組織を結合する工程を有するものである、方法。 - 請求項41記載の方法において、さらに、
少なくとも3つの仮想組織のネットワークを確立する工程であって、各仮想組織は、少なくとも1つの入力を受け取り、少なくとも1つの出力を生成し、前記少なくとも1つの出力の各々は、ゼロまたは少なくとも1つの仮想組織の入力に接続され、前記少なくとも1つの入力および前記少なくとも1つの出力の各々は、それぞれの仮想組織への接続前または後で数学的に変換される、前記確立する工程と、
各仮想組織の前記少なくとも1つの入力および前記少なくとも1つの出力のためのデータを、1若しくはそれ以上の離散的な間隔で、または時間的に連続的に記録する工程と
を有するものである、方法。 - 請求項40記載の方法において、さらに、
前記仮想組織出力によって算出された前記第2の流体溶液の成分を特定する工程と、
流体合成装置を用いて、前記特定された成分に基づいて流体溶液を合成する工程と
を有するものである、方法。 - 請求項43記載の方法において、さらに、
前記合成された流体溶液を生体模倣装置に供給することにより、前記仮想組織を前記生体模倣装置に結合する工程を有するものである、方法。 - 請求項43記載の方法において、さらに、
前記合成された流体溶液を流体アドレス指定システムを通して前記少なくとも1つの生体模倣装置に供給することにより、少なくとも1つの仮想組織を少なくとも1つの生体模倣装置に結合する工程を有するものである、方法。 - 請求項45記載の方法において、さらに、
前記少なくとも1つの仮想組織を前記生体模倣装置と結合する工程によって、生体模倣装置と仮想組織の混合ネットワークを作成する工程を有するものである、方法。 - 請求項44記載の方法において、さらに、
前記少なくとも1つの生体模倣装置から観察データを生成する工程を有するものであり、当該観察データは、前記統計的予測モデリングを改善するために使用されるものである、方法。 - 請求項47記載の方法において、前記標的組織は、前記統計的予測モデルを改善するための前記観察データを提供するために、前記少なくとも1つの生体模倣装置とともに所定の条件で培養される、方法。
- 請求項47記載の方法において、少なくとも1つの観察データは、前記統計的予測モデルを学習するように提供される、方法。
- 請求項49記載の方法において、少なくとも1つの仮想組織は、前記標的組織の前記生物学的挙動を予測するために使用されるように構成されている、方法。
- 請求項47記載の方法において、前記観察データは、ヒトまたは動物に対する少なくとも1つの化合物または条件の生物学的有効性または安全性を評価するために使用される、方法。
- 請求項51記載の方法において、前記観察データは創薬やスクリーニングに使用される、方法。
- 生体模倣装置と擬似仮想組織との接続方法であって、
前記生体模倣装置で少なくとも1つの標的分析物の濃度を測定することによって、流体溶液を特徴付ける工程と、
前記特徴付ける工程に基づいて前記仮想組織への入力を生成する工程と、
前記仮想組織への前記入力を提供する工程と
を有する、方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US202063015242P | 2020-04-24 | 2020-04-24 | |
US63/015,242 | 2020-04-24 | ||
PCT/US2021/028774 WO2021216955A1 (en) | 2020-04-24 | 2021-04-23 | Digital fluid teleportation, advanced biological virtualization, and large scale integration of organ-on-chips and microphysiological models |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023523427A JP2023523427A (ja) | 2023-06-05 |
JPWO2021216955A5 true JPWO2021216955A5 (ja) | 2024-04-30 |
Family
ID=78270106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022564492A Pending JP2023523427A (ja) | 2020-04-24 | 2021-04-23 | デジタル流体テレポーテーション、高度生体仮想化、および生体機能チップと生体模倣モデルの大規模集積化 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US11732226B2 (ja) |
EP (1) | EP4139436A1 (ja) |
JP (1) | JP2023523427A (ja) |
CN (1) | CN115943204A (ja) |
AU (1) | AU2021258264A1 (ja) |
CA (1) | CA3176165A1 (ja) |
WO (1) | WO2021216955A1 (ja) |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5965452A (en) | 1996-07-09 | 1999-10-12 | Nanogen, Inc. | Multiplexed active biologic array |
US7267751B2 (en) | 2002-08-20 | 2007-09-11 | Nanogen, Inc. | Programmable multiplexed active biologic array |
US7534601B2 (en) | 2002-08-27 | 2009-05-19 | Vanderbilt University | Capillary perfused bioreactors with multiple chambers |
KR100984963B1 (ko) * | 2005-09-29 | 2010-10-05 | 지멘스 메디컬 솔루션즈 유에스에이, 인크. | 양전자 방출 단층촬영에 의한 인체 영상화에 적합한 규모의방사성 표지 분자를 합성할 수 있는 마이크로유체 칩 |
CN101864361B (zh) * | 2009-04-16 | 2013-02-06 | 赛宇细胞科技股份有限公司 | 可放大的细胞培养装置 |
US9725687B2 (en) | 2011-12-09 | 2017-08-08 | President And Fellows Of Harvard College | Integrated human organ-on-chip microphysiological systems |
EP3210201B8 (en) | 2014-10-24 | 2020-09-23 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Methods and devices for modeling the eye |
WO2016154319A1 (en) | 2015-03-24 | 2016-09-29 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Artificial placenta and methods of preparation |
WO2017008035A1 (en) | 2015-07-08 | 2017-01-12 | The Trustees Of The University Of Pennesylvania | Decellularized organ-derived tissue engineering scaffolds |
US11453848B2 (en) | 2015-07-27 | 2022-09-27 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Fibrosis model on a chip |
CA3002879A1 (en) | 2015-10-22 | 2017-04-27 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Systems and methods for producing micro-engineered models of the human cervix |
WO2019033096A1 (en) | 2017-08-11 | 2019-02-14 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | MEMBRANE INSERTS DERIVED FROM NATIVE EXTRACELLULAR MATRIX FOR CHIP ORGANS, MULTILAYER MICROFLUIDIC MICRODISPOSITIVES, AND THREE DIMENSIONAL CELL CULTURE SYSTEMS |
WO2019036666A1 (en) * | 2017-08-18 | 2019-02-21 | The Regents of the University of Michigan, Office of Technology Transfer | MICROFLUIDIC DEVICE FOR THREE DIMENSIONAL CELL CULTURE |
CN112166179A (zh) | 2018-03-26 | 2021-01-01 | 宾夕法尼亚大学理事会 | 用于多通道脉管的系统和方法 |
WO2020073043A1 (en) | 2018-10-05 | 2020-04-09 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Artificial human pulmonary airway and methods of preparation |
-
2021
- 2021-04-23 WO PCT/US2021/028774 patent/WO2021216955A1/en unknown
- 2021-04-23 CA CA3176165A patent/CA3176165A1/en active Pending
- 2021-04-23 AU AU2021258264A patent/AU2021258264A1/en active Pending
- 2021-04-23 EP EP21792698.9A patent/EP4139436A1/en active Pending
- 2021-04-23 CN CN202180030484.2A patent/CN115943204A/zh active Pending
- 2021-04-23 JP JP2022564492A patent/JP2023523427A/ja active Pending
-
2022
- 2022-10-24 US US18/048,987 patent/US11732226B2/en active Active
-
2023
- 2023-03-24 US US18/189,310 patent/US20240026259A1/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Herland et al. | Quantitative prediction of human pharmacokinetic responses to drugs via fluidically coupled vascularized organ chips | |
Phan et al. | A vascularized and perfused organ-on-a-chip platform for large-scale drug screening applications | |
Hirschhaeuser et al. | Multicellular tumor spheroids: an underestimated tool is catching up again | |
Xie et al. | h-FIBER: microfluidic topographical hollow fiber for studies of glomerular filtration barrier | |
Ware et al. | Engineered liver platforms for different phases of drug development | |
van Oosterwijk et al. | Screening for potential targets for therapy in mesenchymal, clear cell, and dedifferentiated chondrosarcoma reveals Bcl-2 family members and TGFβ as potential targets | |
US12110479B2 (en) | Microfluidic devices, systems, and methods for investigating three-dimensional cellular structures | |
JP2008539787A (ja) | 生物学的な障壁を有する薬物動態学ベース培養システム | |
Wu et al. | Development of high throughput microfluidic cell culture chip for perfusion 3-dimensional cell culture-based chemosensitivity assay | |
Shuler | Advances in organ-, body-, and disease-on-a-chip systems | |
CN104797699A (zh) | 物质暴露装置 | |
Kane et al. | Passive controlled flow for Parkinson's disease neuronal cell culture in 3D microfluidic devices | |
JPWO2021216955A5 (ja) | ||
Lee | Cancer-on-a-chip for drug screening | |
Burkhart et al. | Testing susceptibility of patient-derived organoid cultures to therapies: pharmacotyping | |
Mazzei et al. | A high-throughput bioreactor system for simulating physiological environments | |
CN106399076A (zh) | 微流控凝胶气液界面烟气暴露装置 | |
Abbatiello et al. | Development of an In-House Customized Perfusion-Based Bioreactor for 3D Cell Culture | |
Bayir Garbioglu et al. | Determination of therapeutic agents efficiencies of microsatellite instability high colon cancer cells in post‐metastatic liver biochip modeling | |
Jing | A Comprehensive Review of Organ-on-Chip/Body-on-Chip Systems: Engineering, Applications, and Potential Impact on Drug Development and Administration | |
US6905872B1 (en) | On-line respirometer and method of using the same | |
US11732226B2 (en) | Digital fluid teleportation, advanced biological virtualization, and large scale integration of organ-on-chips and microphysiological models | |
WO2019178073A1 (en) | Vascular development monitoring systems and uses thereof | |
Lin et al. | Technical approaches for studying the communications between osteocytes and cancer cells | |
Bhosale et al. | In vitro development of the embryo in a microfluidic device for automatic embryo trapping and co-culture with endometrial cells |