JPWO2021081423A5 - - Google Patents
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Description
別段の具体的な指示がない限り、本発明の任意の特徴、工程、要素、実施形態、または態様を、任意の他のものと組み合わせて使用することができる。本発明は、明確にする目的および理解させる目的で例証および例示としていくらか詳細に記載されてきたが、添付の特許請求の範囲の範囲内である特定の変更および改変が行われ得ることが明らかであろう。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
部分的に二本鎖のDNA断片を修復する方法であって、
(a)前記部分的に二本鎖のDNA断片をプライマー集団の1または複数のプライマーと接触させる工程であって、ここで、前記部分的に二本鎖のDNA断片が3’オーバーハングを含み、前記プライマー集団がランダム標的ハイブリッド形成配列を含む、工程;
(b)DNAポリメラーゼを使用して前記DNA断片に沿って前記プライマー集団の1または複数のプライマーを伸長させる工程であって、それにより、前記DNA断片にアニーリングした1または複数の伸長したプライマーが産生される、工程;および
(c)1または複数の伸長したプライマーの3’末端を、伸長したプライマーまたは部分的に二本鎖のDNA断片の鎖の5’末端にライゲートする工程であって、それにより、修復されたDNA断片が得られる、工程
を含む、方法。
(項目2)
前記DNAポリメラーゼが3’→5’エキソヌクレアーゼ活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目3)
前記DNAポリメラーゼが5’→3’エキソヌクレアーゼ活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目4)
前記DNAポリメラーゼが鎖置換活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記DNAポリメラーゼがクレノウ断片である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
前記DNAポリメラーゼがエキソ-クレノウ断片である、直前の項目に記載の方法。
(項目7)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、各末端に3’オーバーハングを有する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、3’オーバーハングおよび(i)平滑末端または(ii)5’オーバーハングを有する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記5’オーバーハングが、前記5’オーバーハングに沿って前記3’末端を伸長させることによって修復される、直前の項目に記載の方法。
(項目10)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、体液試料に由来する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記体液が、全血、血清、血漿、または尿である、直前の項目に記載の方法。
(項目12)
前記部分的に二本鎖のDNA断片がcfDNA断片である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が哺乳動物由来である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記部分的に二本鎖のDNA断片がヒト由来である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、組成物中のDNA断片集団の一部である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記DNA断片集団が剪断されたDNAを含む、直前の項目に記載の方法。
(項目17)
前記DNA断片集団が、後成的に改変されたDNAを含む、項目15または16に記載の方法。
(項目18)
前記DNA断片集団が、複数のゲノム遺伝子座由来の断片を含む、項目15~17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記DNA断片集団が富化されていない、項目15~18のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記DNA断片集団が増幅されていない、項目15~19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記ランダム標的ハイブリッド形成配列の長さが、少なくとも4、5、6、7、8、9、または10ヌクレオチドである、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記ランダム標的ハイブリッド形成配列の長さが、約4、5、6、7、8、9、10、11、または12ヌクレオチドである、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記プライマー集団のプライマーが一本鎖である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記プライマー集団のプライマーが3’オーバーハングを有する二本鎖であり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する、項目1~20のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記プライマー集団のプライマーが3’オーバーハングを有するヘアピンであり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する、項目1~20のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記プライマーのヘアピンまたは二本鎖領域がアダプターを含む、項目21~22のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記プライマーのヘアピンまたは二本鎖領域がタグを含む、項目21~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記タグがバーコードを含む、項目24に記載の方法。
(項目29)
前記プライマー集団が、複数の異なるバーコードを含む、項目25に記載の方法。
(項目30)
少なくとも工程(a)~(c)を単一の管内で行う、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記二本鎖DNA断片が組成物中に存在し、少なくとも工程(a)~(c)について、構成要素が組成物から除去されない、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記修復されたDNA断片が1つまたは2つの平滑末端を含むか、前記方法が、前記修復されたDNA断片の1つまたは2つの末端を平滑末端化する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
前記平滑末端化された核酸の3’末端にヌクレオチドを非テンプレート指向性に付加するポリメラーゼを使用して、修復されたDNA断片を末端テーリングする工程をさらに含み、必要に応じて、AがGより優先され、GがCまたはTより優先されて付加される、直前の項目に記載の方法。
(項目34)
前記修復されたDNA断片に(必要に応じて両端に)タグをライゲートする工程をさらに含み、必要に応じて、前記タグがバーコードおよび/またはアダプターを含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
前記修復されたDNA断片を精製する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目36)
工程(b)および/または(c)後に工程(b)および/または(c)で使用した1または複数の酵素を変性させる工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
前記修復されたDNA断片を増幅する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
前記修復されたDNA断片が1または複数のアダプター(例えば、2つのアダプター)を含み、前記修復されたDNA断片を増幅する工程に前記1または複数のアタプターにアニーリングする1または複数の(例えば、2つの)増幅オリゴマーを使用する、直前の項目に記載の方法。
(項目39)
前記修復されたDNA断片を目的の断片について富化する工程であって、それにより富化されたDNA断片が得られる、工程をさらに含み、必要に応じて、前記富化する工程を増幅する工程後に行う、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目40)
前記目的の断片が、疾患または障害に関連する様式によって変動する遺伝子座を含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌である、直前の項目に記載の方法。
(項目41)
前記変動が、一ヌクレオチド変動、コピー数変動、遺伝子融合、またはインデルのうちの1つまたは複数である、直前の項目に記載の方法。
(項目42)
前記目的の断片が、疾患または障害に関連する一ヌクレオチド変動;疾患または障害に関連するコピー数の変動;疾患または障害に関連する遺伝子融合;または疾患または障害に関連するインデルを示すフラグメントのうちの1つ、2つ,3つ,または4つを含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌である、直前の項目に記載の方法。
(項目43)
前記富化されたDNA断片を増幅する工程をさらに含む、項目36~39のいずれか1項に記載の方法。
(項目44)
前記修復されたDNA断片を配列決定する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
前記配列決定する工程が、部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドを配列決定する、直前の項目に記載の方法。
(項目46)
前記配列決定する工程がハイスループット配列決定である、項目41または42に記載の方法。
(項目47)
複数の修復されたDNA断片が生成され、前記修復されたDNA断片の少なくとも一部がタグを含み、前記配列決定する工程が複数の修復されたDNA断片から複数の配列リードを生成する、項目44~46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
前記配列リードが、前記部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドの配列およびタグの配列を含む、項目47に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
部分的に二本鎖のDNA断片を修復する方法であって、
(a)前記部分的に二本鎖のDNA断片をプライマー集団の1または複数のプライマーと接触させる工程であって、ここで、前記部分的に二本鎖のDNA断片が3’オーバーハングを含み、前記プライマー集団がランダム標的ハイブリッド形成配列を含む、工程;
(b)DNAポリメラーゼを使用して前記DNA断片に沿って前記プライマー集団の1または複数のプライマーを伸長させる工程であって、それにより、前記DNA断片にアニーリングした1または複数の伸長したプライマーが産生される、工程;および
(c)1または複数の伸長したプライマーの3’末端を、伸長したプライマーまたは部分的に二本鎖のDNA断片の鎖の5’末端にライゲートする工程であって、それにより、修復されたDNA断片が得られる、工程
を含む、方法。
(項目2)
前記DNAポリメラーゼが3’→5’エキソヌクレアーゼ活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目3)
前記DNAポリメラーゼが5’→3’エキソヌクレアーゼ活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目4)
前記DNAポリメラーゼが鎖置換活性を欠く、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目5)
前記DNAポリメラーゼがクレノウ断片である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
前記DNAポリメラーゼがエキソ-クレノウ断片である、直前の項目に記載の方法。
(項目7)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、各末端に3’オーバーハングを有する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、3’オーバーハングおよび(i)平滑末端または(ii)5’オーバーハングを有する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記5’オーバーハングが、前記5’オーバーハングに沿って前記3’末端を伸長させることによって修復される、直前の項目に記載の方法。
(項目10)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、体液試料に由来する、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記体液が、全血、血清、血漿、または尿である、直前の項目に記載の方法。
(項目12)
前記部分的に二本鎖のDNA断片がcfDNA断片である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が哺乳動物由来である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記部分的に二本鎖のDNA断片がヒト由来である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記部分的に二本鎖のDNA断片が、組成物中のDNA断片集団の一部である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記DNA断片集団が剪断されたDNAを含む、直前の項目に記載の方法。
(項目17)
前記DNA断片集団が、後成的に改変されたDNAを含む、項目15または16に記載の方法。
(項目18)
前記DNA断片集団が、複数のゲノム遺伝子座由来の断片を含む、項目15~17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記DNA断片集団が富化されていない、項目15~18のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記DNA断片集団が増幅されていない、項目15~19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記ランダム標的ハイブリッド形成配列の長さが、少なくとも4、5、6、7、8、9、または10ヌクレオチドである、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記ランダム標的ハイブリッド形成配列の長さが、約4、5、6、7、8、9、10、11、または12ヌクレオチドである、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記プライマー集団のプライマーが一本鎖である、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記プライマー集団のプライマーが3’オーバーハングを有する二本鎖であり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する、項目1~20のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記プライマー集団のプライマーが3’オーバーハングを有するヘアピンであり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する、項目1~20のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記プライマーのヘアピンまたは二本鎖領域がアダプターを含む、項目21~22のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記プライマーのヘアピンまたは二本鎖領域がタグを含む、項目21~23のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記タグがバーコードを含む、項目24に記載の方法。
(項目29)
前記プライマー集団が、複数の異なるバーコードを含む、項目25に記載の方法。
(項目30)
少なくとも工程(a)~(c)を単一の管内で行う、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記二本鎖DNA断片が組成物中に存在し、少なくとも工程(a)~(c)について、構成要素が組成物から除去されない、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記修復されたDNA断片が1つまたは2つの平滑末端を含むか、前記方法が、前記修復されたDNA断片の1つまたは2つの末端を平滑末端化する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
前記平滑末端化された核酸の3’末端にヌクレオチドを非テンプレート指向性に付加するポリメラーゼを使用して、修復されたDNA断片を末端テーリングする工程をさらに含み、必要に応じて、AがGより優先され、GがCまたはTより優先されて付加される、直前の項目に記載の方法。
(項目34)
前記修復されたDNA断片に(必要に応じて両端に)タグをライゲートする工程をさらに含み、必要に応じて、前記タグがバーコードおよび/またはアダプターを含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
前記修復されたDNA断片を精製する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目36)
工程(b)および/または(c)後に工程(b)および/または(c)で使用した1または複数の酵素を変性させる工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
前記修復されたDNA断片を増幅する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
前記修復されたDNA断片が1または複数のアダプター(例えば、2つのアダプター)を含み、前記修復されたDNA断片を増幅する工程に前記1または複数のアタプターにアニーリングする1または複数の(例えば、2つの)増幅オリゴマーを使用する、直前の項目に記載の方法。
(項目39)
前記修復されたDNA断片を目的の断片について富化する工程であって、それにより富化されたDNA断片が得られる、工程をさらに含み、必要に応じて、前記富化する工程を増幅する工程後に行う、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目40)
前記目的の断片が、疾患または障害に関連する様式によって変動する遺伝子座を含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌である、直前の項目に記載の方法。
(項目41)
前記変動が、一ヌクレオチド変動、コピー数変動、遺伝子融合、またはインデルのうちの1つまたは複数である、直前の項目に記載の方法。
(項目42)
前記目的の断片が、疾患または障害に関連する一ヌクレオチド変動;疾患または障害に関連するコピー数の変動;疾患または障害に関連する遺伝子融合;または疾患または障害に関連するインデルを示すフラグメントのうちの1つ、2つ,3つ,または4つを含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌である、直前の項目に記載の方法。
(項目43)
前記富化されたDNA断片を増幅する工程をさらに含む、項目36~39のいずれか1項に記載の方法。
(項目44)
前記修復されたDNA断片を配列決定する工程をさらに含む、先行する項目のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
前記配列決定する工程が、部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドを配列決定する、直前の項目に記載の方法。
(項目46)
前記配列決定する工程がハイスループット配列決定である、項目41または42に記載の方法。
(項目47)
複数の修復されたDNA断片が生成され、前記修復されたDNA断片の少なくとも一部がタグを含み、前記配列決定する工程が複数の修復されたDNA断片から複数の配列リードを生成する、項目44~46のいずれか1項に記載の方法。
(項目48)
前記配列リードが、前記部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドの配列およびタグの配列を含む、項目47に記載の方法。
Claims (14)
- 部分的に二本鎖のDNA断片を修復する方法であって、
(a)前記部分的に二本鎖のDNA断片をプライマー集団の1または複数のプライマーと接触させる工程であって、ここで、前記部分的に二本鎖のDNA断片が3’オーバーハングを含み、前記プライマー集団がランダム標的ハイブリッド形成配列を含む、工程;
(b)DNAポリメラーゼを使用して前記DNA断片に沿って前記プライマー集団の1または複数のプライマーを伸長させる工程であって、それにより、前記DNA断片にアニーリングした1または複数の伸長したプライマーが産生される、工程;および
(c)1または複数の伸長したプライマーの3’末端を、伸長したプライマーまたは部分的に二本鎖のDNA断片の鎖の5’末端にライゲートする工程であって、それにより、修復されたDNA断片が得られる、工程
を含む、方法。 - 前記DNAポリメラーゼが、
a)3’→5’エキソヌクレアーゼ活性を欠く;
b)5’→3’エキソヌクレアーゼ活性を欠く;
c)鎖置換活性を欠く;かつ/または
d)クレノウ断片であり、例えば前記DNAポリメラーゼがエキソ-クレノウ断片である、
請求項1に記載の方法。 - 前記部分的に二本鎖のDNA断片が、
a)各末端に3’オーバーハングを有する;
b)3’オーバーハングおよび(i)平滑末端または(ii)5’オーバーハングを有し、例えば前記5’オーバーハングが、前記5’オーバーハングに沿って前記3’末端を伸長させることによって修復される;
c)体液試料に由来し、例えば前記体液が、全血、血清、血漿、または尿である;
d)cfDNA断片である;
e)哺乳動物である;
f)ヒトである;かつ/または
g)組成物中のDNA断片集団の一部であり、例えば前記DNA断片集団が、
i)剪断されたDNAを含み;
ii)後成的に改変されたDNAを含み;
iii)複数のゲノム遺伝子座由来の断片を含み;
iv)富化されていない;かつ/もしくは
v)増幅されていない、
請求項1または請求項2に記載の方法。 - 前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が、
a)少なくとも4、5、6、7、8、9、または10ヌクレオチドの長さである;かつ/または
b)約4、5、6、7、8、9、10、11、または12ヌクレオチドの長さである、
先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。 - 前記プライマー集団のプライマーが、
a)一本鎖である;
b)3’オーバーハングを有する二本鎖であり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する;
c)3’オーバーハングを有するヘアピンであり、前記ランダム標的ハイブリッド形成配列が前記3’オーバーハング中に存在する、
先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。 - 前記プライマーのヘアピンまたは二本鎖領域が、
a)アダプターを含む;かつ/または
b)タグを含み、必要に応じて前記タグがバーコードを含み、例えば前記プライマー集団が、複数の異なるバーコードを含む、
請求項5に記載の方法。 - 少なくとも工程(a)~(c)を単一の管内で行う、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
- 前記二本鎖DNA断片が組成物中に存在し、少なくとも工程(a)~(c)について、構成要素が前記組成物から除去されない、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
- 前記修復されたDNA断片が1つまたは2つの平滑末端を含むか、前記方法が、前記修復されたDNA断片の1つまたは2つの末端を平滑末端化する工程をさらに含み;必要に応じて前記平滑末端化された核酸の3’末端にヌクレオチドを非テンプレート指向性に付加するポリメラーゼを使用して、修復されたDNA断片を末端テーリングする工程をさらに含み、必要に応じて、AがGより優先され、GがCまたはTより優先されて付加される、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
- a)前記修復されたDNA断片に(必要に応じて両端に)タグをライゲートする工程をさらに含み、必要に応じて、前記タグがバーコードおよび/またはアダプターを含む;
b)前記修復されたDNA断片を精製する工程をさらに含む;
c)工程(b)および/または(c)後に工程(b)および/または(c)で使用した1または複数の酵素を変性させる工程をさらに含む;かつ/または
d)前記修復されたDNA断片を増幅する工程をさらに含み、例えば前記修復されたDNA断片が1または複数のアダプター(例えば、2つのアダプター)を含み、前記修復されたDNA断片を増幅する工程に前記1または複数のアタプターにアニーリングする1または複数の(例えば、2つの)増幅オリゴマーを使用する、
先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。 - 前記修復されたDNA断片を目的の断片について富化する工程であって、それにより富化されたDNA断片が得られる、工程をさらに含み、必要に応じて、前記富化する工程を増幅する工程後に行う、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
- a)前記目的の断片が、疾患または障害に関連する様式によって変動する遺伝子座を含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌であり;必要に応じて前記変動が、一ヌクレオチド変動、コピー数変動、遺伝子融合、またはインデルのうちの1つまたは複数である;かつ/または
b)前記目的の断片が、疾患または障害に関連する一ヌクレオチド変動;疾患または障害に関連するコピー数の変動;疾患または障害に関連する遺伝子融合;または疾患または障害に関連するインデルを示すフラグメントのうちの1つ、2つ,3つ,または4つを含み、必要に応じて、前記疾患または障害が癌である、
請求項11に記載の方法。 - 前記富化されたDNA断片を増幅する工程をさらに含む、請求項11または請求項12に記載の方法。
- 前記修復されたDNA断片を配列決定する工程をさらに含み、必要に応じて
a)前記配列決定する工程が、部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドを配列決定する;
b)前記配列決定する工程がハイスループット配列決定である;かつ/または
c)複数の修復されたDNA断片が生成され、前記修復されたDNA断片の少なくとも一部がタグを含み、前記配列決定する工程が複数の修復されたDNA断片から複数の配列リードを生成し;例えば前記配列リードが、前記部分的に二本鎖のDNA断片中に3’オーバーハングを形成したヌクレオチドの配列およびタグの配列を含む、
先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
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