JPWO2021059090A5

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Info

Publication number: JPWO2021059090A5
Application number: JP2022519146A
Authority: JP
Publication date: 2023-08-28

Claims

コンピュータにより実施される、パーティ間で交換される支払いトランザクションのシーケンスに基づき、ブロックチェーン支払チャネルを実行する方法であって、
ブロックチェーンにコミットされた資金調達トランザクションが、パーティの少なくとも２つの公開鍵にロックされた少なくとも１つの使用可能トランザクションアウトプットを含み、前記資金調達トランザクションが、前記支払いトランザクションのシーケンスを少なくとも部分的に計算するための関数を含むか、またはそれを証明し、
前記支払いトランザクションのシーケンスのうちの各トランザクションは、将来のロックタイムを有し、該ロックタイムの前には該トランザクションは前記ブロックチェーンにコミットされることができず、前記トランザクションは、（i）資金調達トランザクションの使用可能トランザクションアウトプットへのポインタを含む少なくとも１つのトランザクションインプットと、（ii）それぞれのデジタルアセット値を有する少なくとも２つの使用可能トランザクションアウトプットとを含み、
前記支払いトランザクションのシーケンスの初期トランザクションは、最も低いシーケンス番号を有し、前記支払いトランザクションのシーケンスのそれぞれの後続のトランザクションは、前のトランザクションよりも高いシーケンス番号を有し、
前記方法は、前記パーティのうちの１つのコンピュータ機器により、
前記支払いトランザクションのシーケンスの前のトランザクションを受信するステップと、
前記資金調達トランザクションに含まれる、またはその中で証明される関数を用いて、現在のトランザクションを少なくとも部分的に計算するステップと、
前記現在のトランザクションの一部に暗号的に署名するステップであって、署名された一部は、少なくとも２つの使用可能トランザクションアウトプットを含み、前記パーティの公開鍵に対応する秘密鍵を使用して、前記現在のトランザクションのトランザクションインプットに含めるためのトランザクション署名を計算する、ステップと、
を含む方法。
前記現在のトランザクションのデジタルアセット値を計算するために、前記関数が、少なくとも前記前のトランザクションのデジタルアセット値に適用される、請求項１に記載の方法。
前記支払いトランザクションのシーケンスの各トランザクションが１つ以上のインプット値を含み、
前記関数は、現在のトランザクションの１つ以上のインプット値を計算するために、前記前のトランザクションに含まれる少なくとも１つ以上のインプット値に適用される、請求項１または２に記載の方法。
前記現在のトランザクションのデジタルアセット値を計算するために、前記関数が、少なくとも前記前のトランザクションのデジタルアセット値に適用される、請求項２および３に記載の方法。
前記支払いトランザクションのシーケンスの各トランザクションが、前記関数を適用することによって計算されない１つ以上の外部パラメータを含み、
前記関数は、前記現在のトランザクションを少なくとも部分的に計算するために、前記前のトランザクションに含まれる少なくとも１つ以上の外部パラメータに適用される、請求項１、２、３または４に記載の方法。
前記支払いトランザクションのシーケンスの各トランザクションは、前記１つ以上のインプット値と、前記１つ以上の外部パラメータとを含み、前記関数は、前記前のトランザクションに含まれる前記１つ以上のインプット値と、前記１つ以上の外部パラメータとに適用される、請求項３に従属する請求項５に記載の方法。
前記現在のトランザクションのデジタルアセット値は、前記関数の適用によって計算される、請求項１～６のいずれかに記載の方法。
前記シーケンスの中の最終トランザクションは、決済トランザクションを計算するために使用され、同じ関数を使用して、前記決済トランザクションの少なくとも２つの使用可能トランザクションアウトプットのそれぞれのデジタルアセット値を計算し、
前記決済トランザクションは、前記資金調達トランザクションの使用可能トランザクションアウトプットへのポインタを含む少なくとも１つのトランザクションインプットを含み、前記決済トランザクションは、前記ブロックチェーンにコミットされる、請求項１～７のいずれかに記載の方法。
前記決済トランザクションは、前記支払いトランザクションのデジタルアセット値を計算するために、前記関数が適用される１つ以上の関数変数を含んでいるか、またはそれを証明する、請求項８に記載の方法。
前記決済トランザクションは、前記１つ以上の関数変数の暗号ハッシュを含み、それによって、前記１つ以上の関数変数を証明する、請求項９に記載の方法。
前記暗号ハッシュは、１つ以上の関数変数を証明するハッシュツリーのルートハッシュである、請求項１０に記載の方法。
前記関数の適用は、前記前のトランザクションに含まれている既存のデータフィールドに対応しない、前記現在のトランザクションのための新しいデータフィールドを生成し、前記現在のトランザクションは前記新しいデータフィールドを含む、請求項１～１１のいずれかに記載の方法。
前記関数の適用は、既存のタイプのデータフィールドが、前記前のトランザクションから前記現在のトランザクションに伝搬されることを防止し、前記前のトランザクションは、前記現在のトランザクション内のデータフィールドに対応しないデータフィールドを含む、請求項１～１２のいずれか一項に記載の方法。
前記資金調達トランザクションの使用可能トランザクションアウトプットは、前記パーティのm個の公開鍵を特定し、m個の公開鍵のうちの任意の２≦n<mにロックされ、前記関数を適用するパーティは、信頼されるオラクルであり、それによって、前記パーティの任意の他のn-１のパーティは、前記資金調達トランザクションの使用可能トランザクションアウトプットをアンロックするために、前記現在のトランザクションの一部に署名することができる、請求項１～１３のいずれかに記載の方法。
前記信頼されるオラクルは、前記パーティのうちの別のものから、他のパーティの公衆に関して有効な前記現在のトランザクションに対する少なくともトランザクション署名を受信した後に、前記現在のトランザクションに署名する、請求項１４に記載の方法。
前記信頼されるオラクルが、前記資金調達トランザクションを用いて、適用されるべき関数を決定または検証する、請求項１５に記載の方法。
前記資金調達トランザクションが、前記関数を具体化する実行可能なコードの一部を含んでいるか、またはそれを証明し、前記関数は、前記コンピュータ機器の１つ以上のコンピュータプロセッサ上で前記コードの一部を実行することによって適用される、請求項１～１６のいずれかに記載の方法。
前記コードの一部は、
前記資金調達トランザクション、または、
前記資金調達トランザクションが前記コードの一部の識別子を含む場合には、前記ブロックチェーンに記憶された別のトランザクション、
に含まれる、請求項１７に記載の方法。
前記信頼されるオラクルは、実行のために前記ブロックチェーンからコードの一部を取り出し、それによって適用される関数を決定する、請求項１６に従属する請求項１８に記載の方法。
前記信頼されるオラクルは、前記コードの一部をオフチェーンソースから受け取り、前記資金調達トランザクションを使用して、前記受け取ったコードの一部を検証する、請求項１６に従属する請求項１８または１９に記載の方法。
前記現在のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータは、前記パーティのうちの、前記関数を適用するパーティ以外の他のパーティによって提供される、請求項５、または請求項５に従属する請求項６～２０のいずれかに記載の方法。
前記現在のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータは、前記現在のトランザクションの前記署名された部分に含まれ、他のパーティが前記１つ以上の外部パラメータを提供した後に、前記パーティは、前記現在のトランザクションに署名する、請求項２１に記載の方法。
前記パーティは、（a'）前記支払いトランザクションのシーケンスの中で前記現在のトランザクションの後のトランザクションである次のトランザクションの１つ以上のインプット値、および（b'）前記次のトランザクションのデジタルアセット値、を計算するために、前記現在のトランザクションの少なくとも１つ以上のインプット値に同じ関数を適用する、請求項３、または請求項３に従属する請求項４～２２のいずれかに記載の方法。
前記パーティは、次のトランザクションのデジタルアセット値を計算するために、前記現在のトランザクションの少なくとも前記１つ以上の外部パラメータに同じ関数を適用する、請求項５、または請求項５に従属する請求項６～２３のいずれかに記載の方法。
前記パーティが、前記次のトランザクションの少なくとも前記デジタルアセット値を含む前記次のトランザクションを作成し、前記次のトランザクションの一部に暗号的に署名し、前記次のトランザクションおよび前記トランザクション署名を前記パーティのうちの別のパーティに送信する、請求項２３または２４に記載の方法。
前記支払いトランザクションのシーケンスの各トランザクションの中の前記１つ以上のインプット値は、ゲーム状態を表し、
前記前のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータは、ゲームの動きを定義し、前記前のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータは、前記パーティのうちの第２パーティによって決定され、
前記関数は、前記前のトランザクションの前記ゲーム状態を更新し、前記前のトランザクションの前記ゲームの動きを実行するために適用され、更新されたゲーム状態は、前記現在のトランザクションの前記１つ以上のインプット値によって表され、それによって、前記現在のトランザクションの前記デジタルアセット値は、前記ゲームの動きに応答して計算される、請求項６、または請求項６に従属する請求項７～２５のいずれかに記載の方法。
前記パーティのうちの第３パーティが、前記現在のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータを決定するために、前記現在のトランザクションが前記第３パーティへ送信され、前記第３パーティのゲームの動きが前記第２パーティのゲームの動きに応答することを表す、請求項２６に記載の方法。
前記現在のトランザクションの１つ以上のインプット値は、前記現在のトランザクションの前記署名された部分に含まれる、請求項１～２７のいずれかに記載の方法。
前記前のトランザクションが少なくとも前記パーティのうちの少なくとも２つによって署名された後に、前記パーティが前記関数を適用する、請求項１～２８のいずれかに記載の方法。
前記前のトランザクションの前記１つ以上の外部パラメータがナンス値を含み、前記関数が適用されて、
部分的データセットに前記ナンス値を追加し、それにより、前記ナンス値を含む完全なデータセットを決定し、
前記完全なデータセットにハッシュ関数を適用して、それによりハッシュ値を計算し、
前記ハッシュ値が所定の要件を満たすかどうかを決定し、
前記ハッシュ値が前記所定の要件を満たすかどうかに依存して、前記現在のトランザクションの前記デジタルアセット値を決定する、
請求項５、または請求項５に従属する請求項６～２９のいずれかに記載の方法。
前記シーケンスの中の最終トランザクションは、決済トランザクションを計算するために使用され、前記最終トランザクションの１つ以上の関数変数に同じ関数を適用することにより、前記決済トランザクションの少なくとも２つの使用可能トランザクションアウトプットのそれぞれのデジタルアセット値を計算し、
前記決済トランザクションは、前記資金調達トランザクションの使用可能トランザクションアウトプットへのポインタを含む少なくとも１つのトランザクションインプットを含み、前記決済トランザクションは、前記ブロックチェーンにコミットされる、請求項１～３０のいずれかに記載の方法。
前記決済トランザクションは、最大可能シーケンス番号を有する、請求項３１に記載の方法。
前記関数は、前記前のトランザクションが少なくとも２つ以上の必要なトランザクション署名の適用によって完成されるまで、前記現在のトランザクションの前記デジタルアセット値を計算するためには適用されない、請求項１～３２のいずれかに記載の方法。
１つ以上のコンピュータプロセッサを備えるコンピュータ機器であって、前記１つ以上のコンピュータプロセッサは、請求項１～３３のいずれかに記載の方法を実施するように構成される、コンピュータ装置。
１つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータプログラム命令であって、前記コンピュータプログラム命令は、請求項１～３３のいずれかに記載のステップを実行するようコンピュータ機器をプログラミングするためのものである、コンピュータプログラム命令。
ブロックチェーンに記録するための資金調達トランザクションであって、前記資金調達トランザクションは１つ以上の一時的または非一時的コンピュータ可読媒体上に具体化され、
少なくとも２つの公開鍵にロックされた少なくとも１つの使用可能アウトプット、を含み、
前記資金調達トランザクションは、１つ以上の関数変数に依存して、前記資金調達トランザクションの少なくとも１つの使用可能アウトプットによって伝達される量のデジタルアセットの少なくとも２つのパーティの間の分配を決定するための関数を含むか、または証明する、資金調達トランザクション。
前記関数が、前記資金調達ランザクションに含まれるか、またはその中で証明されるコードの一部として具体化され、前記コードの一部が、１つ以上の関数変数に依存して、１つ以上のコンピュータプロセッサ上で実行されるとき、前記デジタルアセットの量の分配を決定するように構成される、請求項３６に記載の資金調達トランザクション。
前記コードの一部が、前記資金調達トランザクションが準拠するブロックチェーンプロトコルのスクリプト言語でコーディングされる、請求項３７に記載の資金調達トランザクション。
前記コードの一部が、前記資金調達トランザクションが準拠するブロックチェーンプロトコルのスクリプト言語以外のコンピュータプログラミング言語でコーディングされる、請求項３８に記載の資金調達トランザクション。
前記関数の暗号ハッシュを含み、それによって前記関数を証明する、請求項３６～３９のいずれかにの資金調達トランザクション。
前記使用可能アウトプットは、前記パーティの公開鍵を指定し、m個の公開鍵のうちの２≦n<mにロックされる、請求項３６～４０のいずれかに記載の資金調達トランザクション。
前記資金調達トランザクションがブロックチェーンプロトコルに適合するが、前記ブロックチェーンプロトコルに関する前記資金調達トランザクションの有効性は、前記関数から独立しており、それにより、前記資金調達トランザクションを検証するために前記ブロックチェーンプロトコルを適用するブロックチェーンノードは、前記関数を適用せず、または前記関数を適用するが、前記資金調達トランザクションを検証する目的のために、結果を無視する、請求項３６～４１のいずれかに記載の資金調達トランザクション。
ブロックチェーンに記録するための決済トランザクションであって、前記決済トランザクションは１つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体上に具現化され、
１）少なくとも１つのインプットであって、以下：
資金調達トランザクションの使用可能アウトプットへのポインタであって、前記資金調達トランザクションの前記使用可能アウトプットは少なくとも２つの公開鍵にロックされる、ポインタ、および、
少なくとも２つのトランザクション署名であって、各トランザクション署名は、前記使用可能アウトが前記資金調達トランザクションの前記使用可能アウトプットをアンロックするためにロックされた前記少なくとも２つの公開鍵のうちの異なる１つの関して有効である、少なくとも２つのトランザクション署名、
を含む少なくとも１つのインプットと、
２）それぞれのデジタルアセット値を有する少なくとも２つの使用可能アウトプットであって、前記デジタルアセット値は、少なくとも部分的に、前記資金調達トランザクションの前記使用可能アウトプットにより、少なくとも２つのパーティ間での、伝達されるデジタルアセットの量の分配を定義する、少なくとも２つの使用可能アウトプットと、
を含み、
前記決済トランザクションは、デジタルアセットの量の分配を検証するために、前記資金調達トランザクションの中で定義される、またはその中で証明される関数を適用するために、少なくとも１つの関数変数を含み、または証明する、決済トランザクション。
前記少なくとも１つの関数変数の暗号ハッシュを含み、それによって、前記１つ以上の関数変数を証明する、請求項４３に記載の決済トランザクション。
前記暗号ハッシュは、少なくとも１つの関数変数を証明するハッシュツリーのルートハッシュである、請求項４４に記載の決済トランザクション。
請求項３６～４２のいずれかに記載の資金調達トランザクションと、請求項４３～４４のいずれかに記載の決済トランザクションと、を含むブロックチェーントランザクションのセット。