JPWO2020157994A1 - 端末装置、基地局装置、及び無線通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

基地局装置と無線通信を実行する端末装置であって、基地局装置に、ランダムアクセスプリアンブルと端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを送信し、基地局装置から第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを受信し、第1メッセージを送信する際に、端末装置の状態を基地局装置に通知するために、第一の条件、第二の条件、第三の条件、及び、端末装置の状態に基づいて複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択する。これにより、2ステップランダムアクセス手順を採用する場合においても、基地局装置と端末装置との間の無線通信における無線リソースを効率的に利用することができる。

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法に関する。
国際標準化団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)において、第5世代のセルラー通信システムに向けた新しい無線アクセス技術であるNR(New Radio)の検討が行われている。NRは、第4世代のセルラー通信システムであるLTE(Long Term Evolution)−Advancedよりも、多種多様なサービスを実現可能とするための技術が検討されている。例えば、NRでは高速・大容量通信を実現するeMBB(enhanced Mobile Broad Band)、超高信頼・低遅延通信を実現するURLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)、及びIoT(Internet of Things)デバイスの多数同時接続を実現するmMTC(massive Machine Type Communication)といった、用途の異なる利用シナリオが実現要件として定められている。
無線通信システムにおいて、スケジュールされていない端末装置からの初期アクセス手順としてランダムアクセス手順が用意されている。非特許文献1には、NRにおけるランダムアクセス手順が定義されている。ランダムアクセス手順において、端末装置は、グループ化されたランダムアクセスプリアンブルを用いることによって基地局装置に上りリンクのデータサイズを通知することができる。すなわち、端末装置は、送信したい上りリンクデータサイズに基づいてランダムアクセスのプリアンブルグループを選択する機能を有している。非特許文献2及び非特許文献3においては、従来の4ステップランダムアクセス手順に対し、そのステップ数を削減した新たな手順(以下、「2ステップランダムアクセス手順」という。)が提案されている。
3GPP規格書「TS 38.321v15.4.0(2018-12)」 3GPP寄書「R2-1818504」 3GPP寄書「R2-1816685」
ここで、2ステップランダムアクセス手順は、従来の4ステップランダムアクセス手順のうち、ステップ1のランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)と、ステップ3の上りリンクデータ(メッセージ3)とをメッセージA(MSG-A)として送受信するランダムアクセス手順を含む。また、2ステップランダムアクセス手順は、従来の4ステップランダムアクセス手順のうち、ステップ2のランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)と、ステップ4の下りリンクデータ(メッセージ4)とをメッセージB(MSG-B)として送受信するランダムアクセス手順を含む。また、4ステップランダムアクセス手順においては、メッセージ3で送信しようとするデータサイズと受信品質とに基づいて、ステップ1のランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)が属するプリアンブルグループ(ランダムアクセスプリアンブルグループ)を選択する。
しかしながら、2ステップランダムアクセス手順においては、4ステップランダムアクセス手順においてメッセージ3で送信されていた上りリンクデータがMSG−Aの一部として送信されてしまう。よって、2ステップランダムアクセス手順においては、ランダムアクセスプリアンブルグループを用いてメッセージ3の上りリンクデータのサイズを事前に通知することができない。したがって、MSG−Aの送信後もデータ送信が続く場合、基地局装置は、どの程度の上りリンクの無線リソースを端末装置に割り当てればよいかという情報を得る手段がない。このように、実際に必要な無線リソースに対し、過小あるいは過大に無線リソースを割り当ててしまう可能性があり、無線リソースの利用効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、2ステップランダムアクセス手順を採用する場合においても、基地局装置と端末装置との間の無線通信における無線リソースを効率的に利用可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る端末装置は、基地局装置と無線通信を実行する端末装置であって、基地局装置に、ランダムアクセスプリアンブルと端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを送信し、基地局装置から第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを受信し、第1メッセージを送信する際に、端末装置の状態を基地局装置に通知するために、第一の条件、第二の条件、第三の条件、及び端末装置の状態に基づいて複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択する。
本発明の一態様に係る基地局装置は、端末装置と無線通信を実行する基地局装置であって、端末装置から、ランダムアクセスプリアンブルと端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを受信し、端末装置からの第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを送信し、複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、端末装置の状態を基地局装置に通知する端末装置によって用いられる第一の条件、第二の条件、及び第三の条件を示す情報を端末装置に送信する。
本発明によれば、2ステップランダムアクセス手順において、端末装置が、基地局装置に対して、ランダムアクセス手順中に該端末装置から送信されるデータサイズを通知することができる。よって、2ステップランダムアクセス手順を採用する場合においても、基地局装置と端末装置との間の無線通信における無線リソースを効率的に利用できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示した概略構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る基地局装置の構成の一例を示した概略構成図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る端末装置の構成の一例を示した概略構成図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る4ステップランダムアクセス手順の一例を示す説明図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す説明図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る2ステップランダムアクセス手順の一例を示す説明図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの選択手法の一例を示す説明図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの選択手法の一例を示す説明図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係るMAC PDUの構造の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る無線通信システム、及び、無線ネットワークについて説明する。本発明の実施形態に係る無線通信システムは、NR(5G:Fifth Generation)を対象とするが、これに限定されない。例えば、本発明はLTEやLTE−Advancedに対しても適用可能である。また、無線通信システムの一部にNRを用いる無線通信システムにおいても適用可能である。さらに、本発明は、少なくとも端末装置と基地局装置とを備える無線通信システムであれば適用可能であり、将来の無線通信システムにも適用可能である。なお、以降LTEとLTE−AdvancedのことをE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)とも呼称するが、その意味は同じである。
基地局装置が形成するエリア(カバーエリア)をセルと称し、E−UTRAおよび5Gは、複数セルにより構築されるセルラー通信システムである。本発明に関わる無線通信システムとして、TDD(Time Division Duplex)とFDD(Frequency Division Duplex)のどちらの方式を適用しても良く、セルごとに異なる方式が適用されてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示した概略構成図である。端末装置1は、基地局装置2、又は、基地局装置3と無線接続される。また、端末装置1は、基地局装置2及び基地局装置3と同時に無線接続してもよい。基地局装置2と基地局装置3は、E−UTRA、あるいは5Gを用いることができる。例えば、基地局装置2が5Gを使用し、基地局装置3がE−UTRAを用いてもよいし、その逆でもよい。E−UTRAにおける基地局装置をeNB(evolved NodeB)、NRにおける基地局装置をgNB(g-NodeB)と呼ぶ。以降、基地局装置と記載した場合はeNBとgNBの両方の意味を含む。また、E−UTRA、及びNRにおける端末装置をUE(User Equipment)と呼ぶ。NRにおける基地局装置gNBは、その使用する周波数帯域の一部(BWP: Carrier bandwidth part)を用いて端末装置と接続してもよい。以降、セルと記載した場合はBWPを含むものとする。図1においては、無線通信システムは、一台の端末装置1を備えるが、端末装置1を二台以上備えてもよい。
端末装置1は、例えば、基地局装置2(基地局装置3)とセル単位で接続され、複数のセルを用いて接続(キャリアアグリゲーション)されてもよい。端末装置1が複数の基地局装置を介して接続される場合(デュアルコネクティビティ)、初期接続される基地局装置をマスターノード(MN: Master Node)、追加で接続される基地局装置をセカンダリノード(SN: Secondary Node)と呼ぶ。基地局装置間は、基地局インターフェースにより接続されている。また、基地局装置2(基地局装置3)とコア装置4とは、コアインターフェースにより接続されている。基地局インターフェースは、ハンドオーバーや基地局装置間の連携動作に必要な制御信号をやり取りするためなどに使用される。コア装置4は、例えば、基地局装置2(基地局装置3)を配下に持ち、基地局装置間の負荷制御や、端末装置1の呼び出し(ページング)、位置登録などの移動制御を主に取り扱う。
端末装置1と基地局装置2(基地局装置3)は、無線リソース制御(RRC: Radio Resource Control)層において、RRCメッセージを送受信する。また、端末装置1と基地局装置2(基地局装置3)は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において、MAC制御要素(MAC CE: MAC Control Element)を送受信する。RRCメッセージは、RRC PDU(Protocol Data Unit)として送信され、マッピングされる論理チャネル(LCH: Logical Channel)として、共通制御チャネル(CCCH: Common Control Channel)、個別制御チャネル(DCCH: Dedicated Control Channel)、ページング制御チャネル(PCCH: Paging Control Channel)、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH: Broadcast Control Channel)、又は、マルチキャスト制御チャネル(MCCH: Multicast Control Channel)が用いられる。MAC CEは、MAC PDU(又は、MAC subPDU)として送信される。MAC subPDUは、MAC層におけるサービスデータユニット(SDU: Service Data Unit)に、例えば8ビットのヘッダーを加えたものに等しく、MAC PDUは、一つ以上のMAC subPDUを含む。
本実施形態に関わる物理チャネルおよび物理シグナルについて説明する。本発明の実施形態に関わる物理チャネルのうち、物理報知チャネル(PBCH: Physical Broadcast Channel)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH: Physical Random Access Channel)、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)、及び、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH: Physical Uplink Shared Channel)について以下に説明する。なお、実施形態に係る無線通信システムにおいて、他に同期信号(Primary Synchronization Signal, Secondary Synchronization Signal)、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH: Physical Uplink Control Channel)、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)、スケジューリング参照信号(SRS: Scheduling Reference Signal)、及び、復調参照信号(DMRS: Demodulation Reference Signal)が少なくとも存在するが、詳細な説明を略す。
<物理報知チャネルPBCH>
物理報知チャネルPBCHは、基地局装置から端末装置に対して送信され、基地局装置の配下のセルにおける共通パラメータ(報知情報、システムインフォメーション)を通知するために使用される。システムインフォメーションは、更にマスターインフォメーションブロック(Master Information Block、MIB)とシステムインフォメーションブロック(System Information Block、SIB)に分類される。なお、システムインフォメーションブロックは、更にSIB1、SIB2、・・・のように細分化されて送信される。システムインフォメーションにはセルに接続するために必要な情報などが含まれており、例えばMIBにはシステムフレーム番号やセルへのキャンプ可否を示す情報などが含まれている。また、SIB1には、セルの品質を計算するためのパラメータ(セル選択パラメータ)、セル共通のチャネル情報(ランダムアクセス制御情報、PUCCH制御情報、PUSCH制御情報)、その他のシステムインフォメーションのスケジューリング情報などが含まれている。
<物理ランダムアクセスチャネルPRACH>
物理ランダムアクセスチャネルPRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。PRACHは、一般的に基地局装置との上りリンク同期が確立していない状態において使用され、送信タイミング調整情報(タイミングアドバンス)や上りリンクの無線リソース要求に用いられる。ランダムアクセスプリアンブルを送信可能な無線リソースは、報知情報を用いて端末装置に送信される。
<物理下りリンク制御チャネルPDCCH>
物理下りリンク制御チャネルPDCCHは、端末装置に対し、下りリンク制御情報(DCI: Downlink Control Information)を通知するために基地局装置より送信される。下りリンク制御情報は、端末装置が使用可能な上りリンクの無線リソース情報(上りリンクグラント(UL grant))、または、下りリンクの無線リソース情報(下りリンクグラント(DL grant))を含む。下りリンクグラントは、物理下りリンク共有チャネルPDSCHのスケジューリングを示す情報である。上りリンクグラントは、物理上りリンク共有チャネルPUSCHのスケジューリングを示す情報である。PDCCHがPRACH(ランダムアクセスプリアンブル)の応答として送信される場合、PDCCHによって示されるPDSCHはランダムアクセスレスポンスであり、ランダムアクセスプリアンブルのインデックス情報、送信タイミング調整情報、上りリンクグラントなどが含まれる。
<物理上りリンク共有チャネルPUSCH>
物理上りリンク共有チャネルPUSCHは、上りリンクデータ(ユーザーデータ)や上りリンク制御データ(RRCメッセージ)を基地局装置に通知するため、端末装置より送信される。PUSCHは、下りリンクの受信品質やACK/NACKなどの物理レイヤの制御信号を含めることも可能である。また、端末装置は、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントに対応したPUSCHを送信する場合、該PUSCHはランダムアクセスに関連した端末装置の情報(メッセージ3)を含む。
図2は、本発明の第1実施形態に係る基地局装置の構成の一例を示した概略構成図である。図2に示すように、基地局装置2は、例示的に、処理部21と、制御部23と、受信部25と、送信部27と、送受信アンテナ部29と、を備えて構成される。処理部21は、例示的に、無線リソース処理部211と、ランダムアクセス処理部213とを備えて構成される。
処理部21は、例えば、受信部25及び送信部27の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部23に出力する。処理部21は、例えば、無線リソース制御層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、及び、媒体アクセス制御層に関する処理を実行する。
無線リソース処理部211は、例えば、物理下りリンク共有チャネルPDSCHに配置される下りリンクデータ、RRCメッセージ、MAC制御要素を生成し、送信部27に出力する。また、無線リソース処理部211は、端末装置1の各種設定情報の管理を行う。
ランダムアクセス処理部213は、ランダムアクセスの制御処理を行なう。例えば、ランダムアクセス処理部213は、受信したランダムアクセスプリアンブルに対するコマンドやランダムアクセスレスポンスを生成する。
制御部23は、処理部21からの制御情報に基づいて、受信部25及び送信部27の制御を行なう制御信号を生成する。
受信部25は、制御部23から入力された制御信号に基づいて、送受信アンテナ部29を介して端末装置1から受信した各種信号を分離、復調、及び復号する。受信部25は、復号した情報を処理部21に出力する。受信部25は、例えば、受信した上りリンクの信号から上りリンクのチャネルの状態を測定し、測定した結果を処理部21に出力してもよい。
送信部27は、制御部23から入力された制御信号に基づいて、例えば、下りリンク参照信号を生成する。送信部27は、処理部21から入力された各種情報を符号化、変調、及び多重化等することによって、送受信アンテナ部29を介して端末装置1に信号を送信する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る端末装置の構成の一例を示した概略構成図である。図3に示すように、端末装置1は、例示的に、処理部11と、制御部13と、受信部15と、送信部17と、送受信アンテナ部19と、を備えて構成される。処理部11は、例示的に、無線リソース処理部111と、ランダムアクセス処理部113とを備えて構成される。
処理部11は、例えば、受信部15及び送信部17の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部13に出力する。処理部11は、例えば、無線リソース制御層、パケットデータ統合プロトコル層、無線リンク制御層、及び、媒体アクセス制御層に関する処理を実行する。
無線リソース処理部111は、端末装置1の各種設定情報の管理を行なう。例えば、無線リソース処理部111は、物理上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、当該情報を送信部17に出力する。
ランダムアクセス処理部113は、ランダムアクセスの制御処理を行なう。例えば、ランダムアクセス処理部113は、無線リソース処理部111からの指示、あるいは基地局装置2又は基地局装置3から受信したランダムアクセス手順の開始指示に基づいて、ランダムアクセス手順を開始する。
制御部13は、処理部11からの制御情報に基づいて、受信部15及び送信部17を制御するための制御信号を生成する。
受信部15は、制御部13からの制御信号に基づいて、送受信アンテナ部19を介して基地局装置2又は基地局装置3から受信した各種情報を、分離、復調、及び復号する。受信部15は、復号した情報を処理部11に転送する。
送信部17は、制御部13からの制御信号に基づいて、物理上りリンク信号を生成し、処理部11から入力された物理上りリンク信号または物理上りリンクチャネルを符号化及び変調等する。送信部17は、各種信号を多重し、送受信アンテナ部19を介して基地局装置2又は基地局装置3の少なくとも一方に送信する。
<ランダムアクセス手順>
ランダムアクセス手順には、端末装置間で衝突の可能性があるコンテンションベースのランダムアクセス(CB−RA: Contention-based Random Access)と、衝突を回避可能なノンコンテンションベースのランダムアクセス(NC−RA: Non Contention-based Random Access)とがある。CB−RAは、異なる端末装置が同じランダムアクセスプリアンブルを選択した場合に発生しうる。一方、NC−RAは、基地局装置が、端末装置が使用するランダムアクセスプリアンブルを事前に指定することによって、衝突が発生しないランダムアクセス手順である。NC−RAは、ハンドオーバー手順などを行う際に使用される。
図4を参照して、4ステップランダムアクセス手順について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る4ステップランダムアクセス手順の一例を示す説明図である。図4において、UEは端末装置1を示し、gNBは基地局装置2(3)を示している。端末装置は、ランダムアクセスプリアンブル(Random Access Preamble)をメッセージ1(MSG1)で送信する。ランダムアクセスプリアンブルを検出した基地局装置は、ランダムアクセスレスポンス(RAR: Random Access Response)をメッセージ2(MSG2)で送信する。ランダムアクセスレスポンスには、検出したランダムアクセスプリアンブルのインデックス情報と、次の送信(メッセージ3、MSG3)に必要となる送信タイミング調整情報と上りリンクグラントが含まれている。端末装置は、ランダムアクセスレスポンスで通知されたランダムアクセスプリアンブルのインデックス情報が、自端末装置が選択したランダムアクセスプリアンブルと一致した場合、送信タイミング調整情報に基づいて上りリンクの送信タイミングを調整し、上りリンクグラントに基づいてメッセージ3(Scheduled Transmission)を送信する。端末装置は、自端末装置を確定するための端末装置識別子(UE-ID)をメッセージ3に含める。基地局装置は、相手先の端末装置を特定するため、メッセージ3で送信されたUE−IDに対応する衝突解決識別子(Contention Resolution ID)をメッセージ4(MSG4)で送信し、以後のリソースの衝突を解決する。メッセージ4は衝突解決メッセージ(Contention Resolution)とも称される。
図5は、本発明の実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す説明図である。MSG1で送信されるランダムアクセスプリアンブルは、端末装置によって選択される。ランダムアクセスプリアンブルは、基地局装置によってランダムアクセスプリアンブルグループA/Bに分類されてもよい。以降、ランダムアクセスプリアンブルグループA/Bのことを、グループA/Bと略す。グループBは、送信するデータサイズと測定品質(パスロス)とに基づいて選択されるランダムアクセスプリアンブルの一群を示す。グループBの設定の有無に関わらず、グループAは常に存在する。
ここで、ランダムアクセス手順の一例である手順Xを説明する。端末装置における手順Xの一例は、メッセージ3(MSG3)が送信されておらず、かつ、グループBが基地局装置から設定されている場合を前提とする。端末装置は、(1)MSG3で送信されるデータのサイズがMSG3サイズしきい値よりも大きく、かつ、パスロス値が定義された計算式の結果の値よりも小さい場合、グループBを選択する。又は、端末装置は、(2)ランダムアクセス手順がCCCHを用いるRRCメッセージを送信するために開始された場合であって、そのCCCH SDUのサイズ(CCCH SDUのサイズとヘッダーの合計)がMSG3サイズしきい値よりも大きいとき、グループBを選択する。
他方で、上記以外の場合、端末装置は、グループAを選択する。なお、グループBが設定されていない場合、端末装置はグループAを選択する。

<手順X>
Figure 2020157994
MSG3サイズしきい値はra-Msg3SizeGroupAである。定義された計算式はPCMAX − preambleReceivedTargetPower − msg3-DeltaPreamble − messagePowerOffsetGroupBである。計算式に使用するこれらのパラメータは、基地局装置から端末装置に対して、報知情報、又は、RRCメッセージを用いて事前に通知されている。
NRでは、CCCHを用いる上りリンクのRRCメッセージとして、RRCSetupRequestメッセージ、RRCReestablishmentRequestメッセージ、RRCResumeRequestメッセージ、及び、RRCSystemInfoRequestメッセージが定義されている。
図6を参照して、本発明の実施形態に係る2ステップランダムアクセス手順の一例について説明する。図6は、本発明の実施形態に係る2ステップランダムアクセス手順の一例を示す説明図である。図6に示すように、端末装置は、ステップ1でメッセージA(MSG-A)を送信する。また、端末装置は、ステップ2でメッセージB(MSG-B)を受信する。MSG−Aは、図4に示す4ステップランダムアクセス手順におけるメッセージ1(ランダムアクセスプリアンブル)と、メッセージ3によって送信される情報(例えば、UE-ID(端末装置の識別情報))とを含む。MSG−Bは、図4に示す4ステップランダムアクセス手順におけるメッセージ2(ランダムアクセスレスポンス)で送信される情報(例えば、タイミング調整情報)と、メッセージ4によって送信される情報(例えば、衝突解決識別子)とを含む。
(実施の形態1)
実施の形態1における端末装置は、2ステップランダムアクセス手順において、ランダムアクセスプリアンブルグループを選択する際に、メッセージ3のデータサイズではなく、MSG−Aの送信後に端末装置で保持しているデータバッファ量に基づいて選択するように構成される。すなわち、実施の形態1の端末装置は、送信するデータがCCCH SDUではない場合、(データバッファ量)−(MSG−Aで送信可能なデータ量)としきい値を比較してランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、当該ランダムアクセスプリアンブルグループよりランダムアクセスプリアンブルを選択する。なお、送信するデータがCCCH SDU(RRCメッセージ)の場合、基地局装置は、RRC手順を完了するために必要な上りリンクリソースサイズを推測できるため、データ量の計算方法は従来から変更しないでもよいが、上述した方法に従って選択されてもよい。
図7は、本発明の実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの選択手法の一例を示す説明図である。端末装置は、2ステップランダムアクセス手順を起動した場合、保持している未送信のデータバッファ量(例えば、MSG−A送信後のデータバッファ量、ヘッダー情報、及び、MAC CEを含む)と、MSG−Aで送信可能なデータ量、及び、パスロス値を計算する。例えば、条件A1:(Data size(X)=(データバッファ量)−(MSG−Aで送信可能なデータ量))がしきい値(Size_gA)以上の場合と、条件A2:パスロス値(TH_pl)が所定の計算結果(Pathloss(Y))より小さい場合の両条件を満たす場合、端末装置は、グループBを選択する。
また、端末装置は、例えば、条件A1:(Data size(X)=(データバッファ量)−(MSG−Aで送信可能なデータ量))がしきい値(Size_gA)より小さい場合、又は、条件A2:パスロス値(TH_pl)が所定の計算結果(Pathloss(Y))以上の場合は、グループAを選択する。なお、上記各条件における「以上」を「より大きい」と置き換えてもよく、「より小さい」を「以下」と置き換えてもよい。さらに、パスロスではなく、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、その他の測定値を用いてもよい。
「MSG−Aで送信可能なデータ量」は、報知情報又はRRCメッセージを用いて事前に端末装置に通知されてもよい。「MSG−Aで送信可能なデータ量」は、具体的なビット数で指定されてもよいし、物理レイヤで送信可能なTBS(Transport Block Size)として指定されてもよい。または、複数のビット数が候補として設定され、パスロス又はその他の測定値に基づいて、その一つを端末装置が選択してもよい。
MSG−AはランダムアクセスプリアンブルとPUSCHの組み合わせであってもよい。すなわち、MSG−Aを構成するPUSCHによって、従来のメッセージ3に含まれる情報を送信してもよい。該PUSCHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するリソースと別のリソースであってもよい。
MSG−Aの送信以後もデータ送信が続く場合、端末装置は、未送信のデータバッファ量がしきい値よりも「多い」か「少ない」かについての情報を、少なくとも二つのランダムアクセスプリアンブルグループがあれば、各グループに属するランダムアクセスプリアンブルを用いて通知可能である。一方、MSG−Aで全てのデータを送信完了した場合、基地局装置は、少なくともMSG−Bで上りリンクグラントを通知する必要はない。そこで、実施の形態1の基地局装置は、端末装置に対し、未送信のデータバッファ量が「ゼロ」を示すグループCを設定するように構成されてもよい。グループCは、データ送信完了、あるいは上りリンクリソースの割当不要を意味してもよい。
グループCを割り当てるために必要な情報は、ランダムアクセス制御情報の一部として、報知情報、又は、RRCメッセージを用いて送信される。すなわち、該端末装置は、未送信のデータバッファ量がしきい値よりも「多い」か「少ない」か、又は「ゼロ」であるかについて、各グループに属するランダムアクセスプリアンブルを用いて基地局装置に通知可能である。また、該基地局装置は、端末装置における未送信のデータバッファ量がしきい値よりも「多い」か「少ない」か、又は「ゼロ」であるかについて、ランダムアクセスプリアンブルを検出することによって判断可能である。
図8は、本発明の実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す概念図である。図8(A)は、送信するデータがCCCH SDUの場合のランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す概念図である。図8(B)は、送信するデータがCCCH SDU以外のデータの場合のランダムアクセスプリアンブルグループの一例を示す概念図である。図8(A)に示すように、端末装置は、CCCH SDUの場合はnumberOfRA-PreamblesGroupCを適用しないでもよい。基地局装置は、グループCを設定する場合、グループBに属するプリアンブル数を変更するために、異なる値のnumberOfRA-PreamblesGroupAを設定してもよい。
図8(B)に示すように、グループAとグループBの境界を示すパラメータであるnumberOfRA-PreamblesGroupAに加え、グループAとグループCの境界を示すnumberOfRA-PreamblesGroupCが設定される。numberOfRA-PreamblesGroupCはプリアンブルのインデックス番号でもよいし、グループに属するプリアンブル数でもよい。あるいは、グループCがグループBに隣接する場合、numberOfRA-PreamblesGroupCはグループBとグループCの境界を示してもよい。
また、基地局装置は、MSG−Bとして、ランダムアクセスレスポンスとメッセージ4とを一つのPDSCHとして送信してもよい。基地局装置は、ランダムアクセスレスポンスとメッセージ4とを送信するPDSCHを別の無線リソースとして送信してもよい。すなわち、基地局装置は、ランダムアクセスレスポンスとメッセージ4とを別のPDSCHで送信してもよい。このとき、ランダムアクセスレスポンスとメッセージ4とは、同一サブフレームで送信してもよいし、別サブフレームで送信されてもよい。
グループCに属するランダムアクセスプリアンブルを検出した基地局装置は、MSG−Bとして送信されるランダムアクセスレスポンス、又は、メッセージ4において、上りリンクグラントを含めなくてよい。基地局装置は、上りリンクグラントを含めない場合は新規のMAC subPDUフォーマットを使用してもよく、その場合、新規のMAC subPDUフォーマットを示すLCID(Logical Channel ID)を対応するMAC subPDUのヘッダーに設定する。または、基地局装置は、上りリンクグラントとして所定のビットパターンを設定することによって、上りリンクグラントが無効であること(例えば、上りリンクリソース割り当てなし)を示してもよい。所定のビットパターンとは、例えば、全て「0」又は「1」である。
また、基地局装置は、上りリンクグラントの内容が無効であること、又は、上りリンクグラントの指示に従わないでよいことを示す情報ビットを設定してもよい。該情報ビットは、MAC subPDUのヘッダーの予約ビットを利用してもよい。この場合、予約ビットを「1」に設定してもよい。
また、グループCに属するランダムアクセスプリアンブルを送信した端末装置は、対応するMSG−B(すなわち、対応するランダムアクセスレスポンス、および/又は、メッセージ4)を受信した場合、該ランダムアクセスレスポンス、又は、該メッセージ4に含まれる上りリンクグラントを無視、又は、無効と判断してもよい。
実施の形態1に係るランダムアクセス手順Aの一例を以下に示す。例えば、メッセージA(MSG−A)が送信されておらず、かつ、グループCが基地局装置から設定されている場合、(1)MSG−Aの送信後に未送信となるデータがないとき、端末装置は、グループCを選択する。
以下の手順Aに示すように、本手順の別の一例は、メッセージA(MSG−A)が送信されておらず、かつ、グループCが基地局装置から設定されておらず、グループBが基地局装置から設定されている場合を前提とする。端末装置は、(2)MSG−Aの送信後に未送信となるデータのサイズがMSG3サイズしきい値よりも大きく、かつ、パスロス値が定義された計算式の結果の値よりも小さい場合は、グループBを選択する。又は、(3)ランダムアクセス手順がCCCHを用いるRRCメッセージ送信するために開始された場合であって、MSG−Aの送信後のCCCH SDUのサイズ(残りのCCCH SDUのサイズとヘッダーの合計)がMSG3サイズしきい値よりも大きい場合は、グループBを選択する。
以下の手順Aに示すように、上記以外の場合、端末装置は、グループAを選択する。なお、グループBおよびグループCがどちらも設定されていない場合、端末装置はグループAを選択する。

<実施の形態1に係る手順Aの一例>
Figure 2020157994
実施の形態1によれば、2ステップランダムアクセス手順において、端末装置が、基地局装置に対して、ランダムアクセス手順中に該端末装置から送信されるデータサイズを通知することができる。よって、2ステップランダムアクセス手順を採用する場合においても、基地局装置と端末装置との間の無線通信における無線リソースを効率的に利用できる。
以下の実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成が適用されるものについては記載を略し、実施の形態1と異なる点について特に説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2における端末装置は、MSG−Aで送信可能なデータ量を考慮した計算式(しきい値)を用いてランダムアクセスプリアンブルグループを選択するように構成される。すなわち、実施の形態2の端末装置は、送信するデータがCCCH SDUではない場合、データバッファ量(MSG−Aで送信可能なデータ量とMSG−A送信後の未送信データバッファ量の合計)としきい値を比較してランダムアクセスプリアンブルを選択する。なお、送信するデータがCCCH SDU(RRCメッセージ)の場合、基地局装置は、RRC手順を完了するために必要な上りリンクリソースサイズが推測できるため、データ量の計算方法は従来から変更しないでもよいが、上述した方法に従って選択されてもよい。
より具体的には、端末装置は、2ステップランダムアクセス手順を起動した場合、保持している未送信のデータバッファ量、及び、パスロス値を計算する。そして、条件B1:データバッファ量がしきい値以上の場合と、条件B2:パスロス値が所定の計算結果より小さい場合の両条件を満たす場合はグループBを選択し、それ以外の場合はグループAを選択する。
基地局装置は、条件B1にて使用されるしきい値として、2ステップランダムアクセス手順専用のしきい値を設定してもよい。また、端末装置は、2ステップランダムアクセス手順を起動した場合、従来のしきい値に所定のオフセット値を加えたものを調整後しきい値として使用してもよい。所定の値とは、固定値(例えば56ビット)でもあってもよいし、基地局装置により指定される値であってもよい。
実施の形態2に係るランダムアクセス手順Bの一例を以下に示す。本手順の一例においては、メッセージA(MSG−A)が送信されておらず、かつ、グループBが基地局装置から設定されている場合を前提とする。例えば、端末装置は、(1)未送信となるデータのサイズ(例えば、MSG−Aの送信サイズ、MSG−A送信後のデータバッファ量、ヘッダーサイズ、及びMAC CEの合計)がMSG3サイズしきい値よりも大きく、かつ、パスロス値が定義された計算式の結果の値よりも小さい場合、グループBを選択する。又は、端末装置は、(2)ランダムアクセス手順がCCCHを用いるRRCメッセージ送信するために開始された場合であって、CCCH SDUのサイズ(例えば、MSG−Aで送信可能なCCCH SDUと、残りのCCCH SDUのサイズとヘッダーの合計)がMSG3サイズしきい値よりも大きい場合、グループBを選択する。
以下の手順Bに示すように、端末装置は、上記以外の場合、グループAを選択する。なお、グループBが設定されていない場合、端末装置はグループAを選択する。

<実施の形態2に係る手順Bの一例>
Figure 2020157994
さらに、端末装置は、MACヘッダー(MAC subPDU)の予約ビットを利用して、MSG−A送信後の上りリンクデータ(あるいはCCCH SDU)の有無を通知するように構成されてもよい。すなわち、R/F/LCID/Lというヘッダー構成のうち、予約ビット“R”が「0」であれば、未送信のデータ有りを示し、「1」であれば未送信のデータなしを示してもよい。すなわち、予約ビット“R”が「1」であれば、未送信のデータバッファ量が「ゼロ」であることを意味する。なお、ビットの示す意味が逆でもよい。
さらに、端末装置は、新規のMAC CEを用いて、MSG−A送信後の上りリンクデータ(あるいはCCCH SDU)の有無を通知するように構成されてもよい。
実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、2ステップランダムアクセス手順においても、4ステップランダムアクセス手順におけるメッセージ3(MSG3)のしきい値パラメータを用いることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3の端末装置は、MAC制御要素の一つであるバッファ状況報告MAC CE(BSR MAC CE: Buffer status report MAC CE)をMSG−Aを用いて送信する。
図9は、本発明の第3実施形態に係るランダムアクセスプリアンブルグループの選択手法の一例を示す説明図である。端末装置は、2ステップランダムアクセス手順を起動した場合、保持している未送信のデータバッファ量、及び、パスロス値を計算する。図9に示すように、条件C1:パスロス値が所定の計算結果より小さい場合、グループBを選択する。また、端末装置は、パスロス値が所定の計算結果以上の場合、グループAを選択する。本実施形態において、データバッファ量はBSR MAC CEを用いて詳細な報告が可能である。そのため、上述したMSG3サイズしきい値との比較による条件を省いてもよいが、省かずに条件に加えても良い。端末装置は、MSG−AをランダムアクセスプリアンブルとPUSCHの組み合わせとして送信する場合、PUSCHを用いてBSR MAC CEを送信してもよい。該PUSCHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するリソースと別のリソースであってもよい。BSR MAC CEは、従来のMAC CEを利用してもよいし、2ステップランダムアスセス専用のBSR MAC CEを用いてもよい。なお、基地局装置は、RRC手順を完了するために必要な上りリンクリソースサイズが推測できるため、端末装置は、送信するデータがCCCH SDU(RRCメッセージ)の場合、BSR MAC CEを送信しないでもよいが、詳細なバッフ量を通知するためにBSR MAC CEを送信してもよい。
実施の形態3は、実施の形態1で示したグループCと組み合わせることも可能である。このとき、端末装置は、グループCが設定されており、かつ、所定の条件に基づいてグループCが選択された場合、BSR MAC CEを送信しなくてもよい。具体的には、端末装置は、グループA及びグループBを選択した場合(図9のCase1-4を参照)はBSR MAC CEを送信し、それ以外(グループCを選択)の場合はBSR MAC CEを送信しなくてもよい(図9のCase5を参照)。
また、グループCが設定されていない場合(あるいは存在しない場合)で、かつ、未送信のデータバッファ量がゼロの場合、端末装置は、BSR=0と設定してBSR MAC CEを送信しても良い。あるいは、BSR MAC CEを含めないことでBSR=0であることを暗黙的に示しても良い。
図10は、本発明の第3実施形態に係るBSR MAC CEを含むMAC PDUの構造の一例を示す図である。図10に示すように、BSR MAC CEは、MAC CE用のMAC subPDUヘッダー(R/R/LCID)と共にMAC subPDU(第一のMAC subPDU)を形成し、MAC PDUの先頭位置に配置される。MSG−Aにて送信するデータ(UL data)は、通常のMAC subPDUヘッダー(R/F/LCID/L)と共に別のMAC subPDU(第二のMAC subPDU)を形成し、第一のMAC subPDU以降に配置される。
実施の形態3によれば、端末装置は、バッファ状況報告MAC CEをMSG−Aを用いて送信する。よって、端末装置が送信するデータのサイズの通知手法の選択の幅を増加させることができる。
図11は、本発明の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。図11を参照して、図1に示す端末装置1、基地局装置2、基地局装置3、若しくはコア装置4として、又は、端末装置1、基地局装置2、基地局装置3、若しくはコア装置4を構成するのに用いることができるコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。
図11に示すように、コンピュータ40は、ハードウェア資源として、主に、プロセッサ41と、主記録装置42と、補助記録装置43と、入出力インターフェース44と、通信インターフェース45とを備えており、これらはアドレスバス、データバス、コントロールバス等を含むバスライン46を介して相互に接続されている。なお、バスライン46と各ハードウェア資源との間には適宜インターフェース回路(図示せず)が介在している場合もある。
プロセッサ41は、コンピュータ全体の制御を行う。主記憶装置42は、プロセッサ41に対して作業領域を提供し、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。補助記憶装置43は、ソフトウェアであるプログラム等やデータ等を格納する、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。当該プログラムやデータ等は、任意の時点で補助記録装置43からバスライン46を介して主記録装置42へとロードされる。
入出力インターフェース44は、情報を提示すること及び情報の入力を受けることの一方又は双方を行うものであり、例えば、デジタル・カメラ、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル・ディスプレイ、マイク、スピーカ、温度センサ等である。通信インターフェース45は、不図示のネットワークと接続されるものであり、ネットワークを介してデータを送受する。通信インターフェース45とネットワークとは、有線又は無線で接続されうる。通信インターフェース45は、ネットワークに係る情報、例えば、アクセスポイントに係る情報、通信キャリアの基地局装置に関する情報等も取得することがある。
上に例示したハードウェア資源とソフトウェアとの協働により、コンピュータ40は、所望の手段として機能し、所望のステップを実行し、所望の機能を実現させることできることは、当業者には明らかである。
上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、データのサイズが所定の閾値よりも大きいという第一の条件、パスロス値が所定の値よりも小さいという第二の条件、又は、第1メッセージを送信後のデータのサイズがゼロであるかという第三の条件の少なくとも一つの条件は、基地局装置から端末装置に提供されてもよいし、端末装置の記録部において予め記録されていてもよい。
本発明の一態様により、2ステップランダムアクセス手順を採用する場合においても、基地局装置と端末装置との間の無線通信における無線リソースを効率的に利用可能な端末装置、基地局装置、及び無線通信方法を提供することができる。
1…端末装置、2…基地局装置、3…基地局装置、4…コア装置、11,21…処理部、13,23…制御部、15,25…受信部、17,27…送信部、19,29…送受信アンテナ部、40…コンピュータ、41…プロセッサ、42…主記録装置、43…補助記録装置、44…入出力インターフェース、45…通信インターフェース、46…バスライン、111,211…無線リソース処理部、113,213…ランダムアクセス処理部、

Claims (9)

  1. 基地局装置と無線通信を実行する端末装置であって、
    前記基地局装置に、ランダムアクセスプリアンブルと前記端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを送信し、
    前記基地局装置から前記第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを受信し、
    前記第1メッセージを送信する際に、前記端末装置の状態を前記基地局装置に通知するために、第一の条件、第二の条件、第三の条件、及び、前記端末装置の状態に基づいて複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択する、
    端末装置。
  2. 前記第一の条件は、データのサイズが所定の閾値よりも大きいという条件であり、前記第二の条件は、パスロス値が所定の値よりも小さいという条件であり、前記第三の条件は、前記第1メッセージを送信後の前記データのサイズがゼロであるかという条件であり、所定のチャネルで送信される前記データが共通制御チャネルのサービスデータユニットではない場合、前記第一の条件、前記第二の条件、第三の条件、及び前記端末装置の状態に基づいて前記複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択する、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記複数のランダムアクセスプリアンブルグループは、第一のランダムアクセスプリアンブルグループ、第二のランダムアクセスプリアンブルグループ、および、第三のランダムアクセスプリアンブルグループに分類され、前記第三の条件は、前記第一の条件および前記第二の条件に優先して判断され、前記第三の条件を満たす場合、前記第三のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記第一の条件および前記第二の条件を満たす場合、前記第二のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記第一の条件および前記第二の条件を満たさない場合、前記第一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択する、
    請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記複数のランダムアクセスプリアンブルグループは、第一のランダムアクセスプリアンブルグループ、および、第二のランダムアクセスプリアンブルグループに分類され、前記第一の条件および前記第二の条件を満たす場合、前記第二のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記第一の条件および前記第二の条件を満たさない場合、前記第一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記第三の条件を満たす場合、前記第1メッセージを送信後の前記データのサイズがゼロであることを示す情報を前記第1メッセージに含める、
    請求項2に記載の端末装置。
  5. 前記第1メッセージは、バッファの状況を報告するためのBSR MAC CE(Buffer status report MAC CE)を含む、
    請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記BSR MAC CEは、物理上りリンク共有チャネルPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を用いて送信される、
    請求項5に記載の端末装置。
  7. 基地局装置と無線通信を実行する端末装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記基地局装置に、ランダムアクセスプリアンブルと前記端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを送信することと、
    前記基地局装置から前記第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを受信することと、
    前記第1メッセージを送信する際に、前記端末装置の状態を前記基地局装置に通知するために、第一の条件、第二の条件、第三の条件、又は、前記端末装置の状態に基づいて複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択することと、を含む、
    無線通信方法。
  8. 端末装置と無線通信を実行する基地局装置であって、
    前記端末装置から、ランダムアクセスプリアンブルと前記端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを受信し、
    前記端末装置からの前記第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを送信し、
    複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記端末装置の状態を前記基地局装置に通知する前記端末装置によって用いられる第一の条件、第二の条件、及び第三の条件を示す情報を前記端末装置に送信する、
    基地局装置。
  9. 端末装置と無線通信を実行する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記端末装置から、ランダムアクセスプリアンブルと前記端末装置の識別情報とを含む、ランダムアクセス手順を開始するための第1メッセージを受信することと、
    前記端末装置からの前記第1メッセージに対するランダムアクセスレスポンスを含む第2メッセージを送信することと、を含み、
    複数のランダムアクセスプリアンブルグループの中から一のランダムアクセスプリアンブルグループを選択し、前記端末装置の状態を前記基地局装置に通知する前記端末装置によって用いられる第一の条件、第二の条件、及び第三の条件を示す情報を前記端末装置に送信する、
    無線通信方法。
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