JPWO2020149045A1 - 医療用ポンプ - Google Patents

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Abstract

医療用ポンプは、外部電力源から電力を取得する外部電力取得部と、前記外部電力取得部から電力の供給を受けていない状態で電力を供給することが可能な第1の電力供給部及び第2の電力供給部と、を備え、前記第1の電力供給部は、前記第2の電力供給部を充電することが可能である。

Description

本開示は、液体を生体内に送液するために用いられる医療用ポンプに関する。
従来、患者等の生体内に薬液等の液体を送液する際に、液体の投与量及び投与速度を精度良く制御することが可能なシリンジポンプ及び輸液ポンプなどの医療用ポンプが知られている。
医療用ポンプは電気機器であるため、電力を消費して動作する。医療用ポンプは、商用電力系統などの外部電力源から交流電力の供給を受けて動作すること、及び、内蔵バッテリから電力の供給を受けて動作することの双方が可能となっているものが多い。
何らかの異常などにより、医療用ポンプが外部電力源及び内蔵バッテリの双方から電力の供給を受けることができなくなると、医療用ポンプは動作できなくなる。その場合、医療従事者などに、医療用ポンプに電源の異常が発生したことを報知できることが望ましい。
例えば、医療用ポンプなどに対する規格であるIEC60601−2−24:2012では、医療用ポンプが外部電力源及び内蔵バッテリの双方から電力の供給を受けることができなくなった場合に、高優先度の警報を3分以上報知することが可能であることが要求されている。
上述の規格による要求を満たすことが可能な医療用ポンプとして、例えば特許文献1には、メインバッテリに加えてサブバッテリを備え、サブバッテリが警報を報知可能な医療用ポンプが開示されている。
国際公開第2017/086459号
メインバッテリ及びサブバッテリを備える医療用ポンプの利便性には改善の余地がある。
本開示の目的は、メインバッテリ及びサブバッテリを備える構成の利便性を向上させることができる医療用ポンプを提供することにある。
本開示の第1の態様としての医療用ポンプは、外部電力源から電力を取得する外部電力取得部と、前記外部電力取得部から電力の供給を受けていない状態で電力を供給することが可能な第1の電力供給部及び第2の電力供給部と、を備え、前記第1の電力供給部は、前記第2の電力供給部を充電することが可能である。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプにおいて、前記第1の電力供給部は、前記外部電力取得部が外部電力源から電力を取得していないときに、前記第2の電力供給部を充電する。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプは、警報を報知する警報報知部をさらに備え、前記第2の電力供給部は、前記外部電力取得部及び前記第1の電力供給部の双方が電力を供給することができないときに、第1の所定時間の間、前記警報報知部に電力を供給することが可能である。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプは、制御部をさらに備え、前記制御部は、前記外部電力取得部、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部のいずれか2つが電力を供給することができないときに、前記警報報知部に警報を報知させる。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプにおいて、前記制御部は、前記医療用ポンプが起動してから第2の所定時間の間は、前記外部電力取得部、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部のいずれか2つが前記医療用ポンプに電力を供給することができなくても、前記警報報知部に警報を報知させない。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプにおいて、前記第1の電力供給部は、前記外部電力取得部から供給される電力で充電可能な電池である。
本開示の一実施形態としての医療用ポンプにおいて、前記第2の電力供給部は、コンデンサである。
本開示の医療用ポンプによると、メインバッテリ及びサブバッテリを備える構成の利便性を向上させることができる。
本開示の一実施形態に係る医療用ポンプの正面図である。 シリンジを載置した状態の図1に示す医療用ポンプの正面図である。 図1に示す医療用ポンプの機能ブロック図である。 外部電力取得部が外部電力源から電力を取得しているときに、外部電力取得部によってメインバッテリ及びサブバッテリを充電する様子を示す図である。 外部電力取得部が外部電力源から電力を取得していないときに、メインバッテリによってサブバッテリを充電する様子を示す図である。 本開示の一実施形態に係る医療用ポンプの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。各図において共通の構成部には、同一の符号を付している。
図1は、本開示の一実施形態に係る医療用ポンプ1の正面図である。本実施形態においては、医療用ポンプ1はシリンジポンプであるものとして説明するが、医療用ポンプ1はシリンジポンプに限定されない。医療用ポンプ1は、輸液ポンプ、栄養ポンプ、又は血液ポンプであってもよい。
図2は、シリンジ50を載置した状態の医療用ポンプ1の正面図である。図2に示すように、医療用ポンプ1は、シリンジ50の中空部52に収容された液体を送液するポンプとして構成されている。
図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、本体カバー2を備えている。本体カバー2は、耐薬品性を有する成型樹脂材料により一体成型されている。これにより、本体カバー2は防沫処理構造を有する。防沫処理構造は、仮に医療用ポンプ1に薬剤等がかかっても、医療用ポンプ1の内部に薬剤等が侵入することを抑制することができる。
図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、シリンジ50を載置可能な載置部11を備えている。図2に示すように、載置部11に載置可能なシリンジ50は、内部に中空部52を区画する円筒状の外筒51と、外筒51の基端側から中空部52内に挿入され、外筒51の内周面の周方向に隙間なく密着しながら外筒51の延在方向A(以下、単に「延在方向A」と記載する。)に沿って中空部52を移動可能な押子55と、を有する。外筒51は、基端に外筒フランジ53を有し、先端に中空部52と外部とを連通する出口孔54を区画している。出口孔54には、可撓性を有するチューブ60が装着される。押子55は、基端に押子フランジ56を有する。シリンジ50の中空部52には、薬液等の液体が収容されている。
図2に示すように、載置部11は、シリンジ50の外筒51を載置可能である。また、図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、シリンジ50の外筒51が載置部11に載置されると、外筒フランジ53の一部を収納して外筒51を医療用ポンプ1に対して延在方向Aに固定するスリット15を備えている。
図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、スライダ12を備えている。スライダ12は、載置部11に載置されるシリンジ50の押子55と共に延在方向Aに沿って移動可能である。スライダ12は押子固定部13を備える。押子固定部13は、載置部11に載置されたシリンジ50の押子55をスライダ12に固定する。押子固定部13は、載置されたシリンジ50の押子フランジ56を挟み込むようにして、押子フランジ56をスライダ12に対して固定することが可能である。押子55は、押子固定部13により押子フランジ56がスライダ12に対して固定された状態では、スライダ12の延在方向Aに沿う移動に伴ってスライダ12と一体的に移動する。このとき、載置部11に載置された外筒51は、外筒フランジ53の一部がスリット15に収納されているため、医療用ポンプ1に対して延在方向Aにおいて固定されている。従って、スライダ12がシリンジ50の先端側に移動すると、押子55が外筒51に対して先端側に移動し、中空部52に収容された液体が出口孔54から排出される。そのため、中空部52に収容された液体を、チューブ60を通じて生体内に向かって送液することができる。
図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、載置部11に載置されたシリンジ50の外筒51を固定するシリンジ用クランプ14を備えている。シリンジ用クランプ14は、本実施形態では、延在方向Aに直交する方向Bに沿って移動可能であり、載置部11に載置されたシリンジ50の外筒51を、載置部11との間で挟み込むようにして固定することが可能である。また、シリンジ用クランプ14で外筒51を固定することで、外筒フランジ53の一部がスリット15から外れにくくなるため、外筒51は医療用ポンプ1に対して強固に固定される。
図1及び図2に示すように、医療用ポンプ1は、載置部11にシリンジ50が載置された場合にシリンジ50よりも先端側となる位置に、切欠き状のチューブガイド部16を備えている。チューブガイド部16は、シリンジ50が載置部11に載置された状態で、シリンジ50の先端に装着されたチューブ60を通過させて位置決めするために利用される。
図3は、医療用ポンプ1の機能ブロック図である。図3に示すように、医療用ポンプ1は、機能ブロックとして、回路部20と、操作入力部31と、表示部32と、警報報知部33と、ポンプ駆動部34と、外部電力監視部70と、メインバッテリ監視部72と、サブバッテリ監視部73と、を備える。また、医療用ポンプ1は、医療用ポンプ1に電力を供給可能な電力供給部として、外部電力取得部40と、第1の電力供給部としてのメインバッテリ42と、第2の電力供給部としてのサブバッテリ43と、を備える。
回路部20は、計時部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
計時部21は、時間を測定し、時刻を刻み、例えば、RTC(Real Time Clock:リアルタイムクロック)により実現され得る。計時部21は、制御部23の一機能として実現されてもよい。
記憶部22は、種々の情報及びプログラムを記憶する。記憶部22は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等の任意の記憶装置を有する。
制御部23は、例えば記憶部22に記憶された特定の情報及びプログラムを読み込むことにより特定の機能を実現し、医療用ポンプ1全体の動作を制御する。制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサとして構成されてよい。制御部23の機能の詳細については後述する。
操作入力部31は、図1及び図2に示すように、各種の操作ボタンが配置された入力インターフェースとしての操作パネルで構成され、操作者による入力操作を受け付ける。操作入力部31としての操作パネルに配置される操作ボタンは、医療用ポンプ1の動作電源のオンオフを切り替えるための電源ボタン、送液を開始するための開始ボタン、送液を停止するための停止ボタン等を含む。操作入力部31は、表示部32と一体的に設けられるタッチパネル、キーボード、又はマウス等の入力インターフェースを含んで構成されていてもよい。操作入力部31は、入力された情報を、制御部23に出力する。
表示部32は、図1及び図2に示すように、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示デバイスを含む。表示部32は、制御部23からの信号に基づいて、送液される液体の流量の設定値や実測値、及び、送液される液体の投与量の設定値や実測値等を表示する。
警報報知部33は、制御部23からの信号に基づいて、警報を報知する。警報報知部33は、例えばスピーカを含み、音又は音声などにより、各種の警報を報知してよい。警報報知部33は、例えば表示デバイスを含み、表示により各種の警報を報知してよい。表示により各種の警報を報知する場合、表示部32が、警報報知部33としての機能を実行してもよい。
ポンプ駆動部34は、医療用ポンプ1のポンプ機能を駆動する。ポンプ駆動部34は、例えばモータを含み、制御部23からの信号に基づいて、図1及び図2に示すスライダ12を、延在方向A(図2参照)に沿って移動させる。
外部電力取得部40は、商用電力系統などの外部電力源から交流電力を取得する。外部電力取得部40は、例えば、コンセントに差し込まれた差し込みプラグから、ケーブルを介して交流電力を取得してよい。外部電力取得部40は、AC/DCコンバータ41を備える。AC/DCコンバータ41は、外部電力源から取得した交流電力を直流電力に変換する。外部電力取得部40は、AC/DCコンバータ41が出力する直流電力を、医療用ポンプ1の警報報知部33も含めた各構成要素に供給可能である。医療用ポンプ1は、外部電力取得部40が外部電力源から交流電力を取得しているとき、外部電力取得部40から供給される電力によって動作可能である。
外部電力取得部40は、メインバッテリ42及びサブバッテリ43を充電することが可能である。
メインバッテリ42は、医療用ポンプ1の各構成要素に電力を供給可能な電池である。メインバッテリ42は、外部電力取得部40から電力の供給を受けていない状態で、独立して、医療用ポンプ1の各構成要素に電力を供給することが可能である。
メインバッテリ42は、例えば、差し込みプラグがコンセントに差し込まれていないときなど、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していないときに、外部電力取得部40の代わりに、医療用ポンプ1の警報報知部33も含めた各構成要素に電力を供給することができる。
メインバッテリ42は、充電可能な二次電池であってよい。メインバッテリ42は、例えば、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池などであってよいが、これらに限られず、他の二次電池であってもよい。
メインバッテリ42は、サブバッテリ43を充電することが可能である。
サブバッテリ43は、少なくとも医療用ポンプ1の警報報知部33に電力を供給することが可能である。サブバッテリ43は、外部電力取得部40及びメインバッテリ42から電力の供給を受けていない状態で、独立して、警報報知部33に電力を供給することが可能である。なお、サブバッテリ43は、医療用ポンプ1の警報報知部33のみに電力を供給することが可能である設定であってもよい。
サブバッテリ43は、外部電力取得部40及びメインバッテリ42の双方が医療用ポンプ1に電力を供給することができないときに、警報報知部33に電力を供給して、警報報知部33に警報を報知させることが可能である。サブバッテリ43は、外部電力取得部40及びメインバッテリ42の双方が医療用ポンプ1に電力を供給することができないときに、少なくとも第1の所定時間の間、警報報知部33に電力を供給することが可能である。第1の所定時間は、例えば3分間である。
サブバッテリ43は、コンデンサであってよい。サブバッテリ43は、例えば、電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)、リチウムイオンコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、又はセラミックコンデンサなどであってよいが、これらに限られず、他のコンデンサであってもよい。サブバッテリ43は、電気二重層コンデンサである場合、他のコンデンサである場合と比べて、小型で大容量を有することができる。
図4及び図5を参照して、メインバッテリ42及びサブバッテリ43の充電について説明する。図4は、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得しているときの充電の様子を示す図である。図5は、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していないときの充電の様子を示す図である。
図4及び図5に示すように、外部電力取得部40は、メインバッテリ42及びサブバッテリ43の双方と接続している。また、メインバッテリ42は、サブバッテリ43と接続している。
図4に示すように、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得しているとき、外部電力取得部40は、充電経路P1によって、メインバッテリ42を充電することが可能である。また、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得しているとき、外部電力取得部40は、充電経路P2によって、サブバッテリ43を充電することが可能である。
図5に示すように、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していなとき、メインバッテリ42は、充電経路P3によって、サブバッテリ43を充電することが可能である。
このように、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していないときに、メインバッテリ42がサブバッテリ43を充電することが可能であることにより、メインバッテリ42が独立して医療用ポンプ1を動作させているときに、サブバッテリ43の充電量が自己放電によって低下することを抑制することができる。
また、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していないときに、メインバッテリ42がサブバッテリ43を充電することが可能であることにより、サブバッテリ43にコンデンサのような自己放電の大きいデバイスを採用することが可能となる。例えばサブバッテリ43として自己放電の小さいニッケル水素電池を採用すると、ニッケル水素電池は2〜3年毎程度に定期的に交換することが必要でなる。しかしながら、サブバッテリ43としてコンデンサを採用すると、定期的な交換の必要がなくなる。そのため、サブバッテリ43としてコンデンサを採用すると、医療用ポンプ1の内部の基板にサブバッテリ43を実装することが可能となる。また、コンデンサはニッケル水素電池より低価格であるため、サブバッテリ43としてコンデンサを採用すると、医療用ポンプ1を低コスト化することができる。
再び図3を参照して、外部電力監視部70、メインバッテリ監視部72、及びサブバッテリ監視部73について説明する。
外部電力監視部70は、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを監視する。外部電力監視部70は、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を制御部23に送信する。
外部電力監視部70は、例えば、AC/DCコンバータ41の出力側の電圧を検出して、所定の電圧が検出された場合、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であると判定し、所定の電圧が検出されない場合、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態でないと判定する。または、外部電力監視部70は、例えば、AC/DCコンバータ41の入力側の電圧を検出して、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを判定してもよい。
例えば、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していない場合、AC/DCコンバータ41の入力側及び出力側の電圧は所定の電圧ではないため、外部電力監視部70は、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態でないと判定する。
メインバッテリ監視部72は、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを監視する。メインバッテリ監視部72は、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を制御部23に送信する。
メインバッテリ監視部72は、例えば、メインバッテリ42の充電量を検出して、充電量が所定の閾値以上である場合、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であると判定し、充電量が所定の閾値未満である場合、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態でないと判定する。または、メインバッテリ監視部72は、例えば、メインバッテリ42の出力電圧を検出して、出力電圧が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを判定してもよい。
サブバッテリ監視部73は、サブバッテリ43が医療用ポンプ1の警報報知部33に電力を供給可能な状態であるか否かを監視する。サブバッテリ監視部73は、サブバッテリ43が警報報知部33に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を制御部23に送信する。
サブバッテリ監視部73は、例えば、サブバッテリ43の充電量を検出して、充電量が所定の閾値以上である場合、サブバッテリ43が警報報知部33に電力を供給可能な状態であると判定し、充電量が所定の閾値未満である場合、サブバッテリ43が警報報知部33に電力を供給可能な状態でないと判定する。サブバッテリ監視部73は、例えば、サブバッテリ43の出力電圧に基づいて、サブバッテリ43の充電量を判定してよい。
制御部23は、外部電力監視部70から、外部電力取得部40が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を受信する。制御部23は、メインバッテリ監視部72から、メインバッテリ42が医療用ポンプ1に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を受信する。制御部23は、サブバッテリ監視部73から、サブバッテリ43が警報報知部33に電力を供給可能な状態であるか否かを示す信号を受信する。
制御部23は、外部電力監視部70、メインバッテリ監視部72、及びサブバッテリ監視部73のいずれか2つから、電力を供給可能な状態でない旨の信号を受信すると、第1の所定時間の間、警報報知部33に警報を報知させる。制御部23は、例えば、外部電力監視部70及びメインバッテリ監視部72から電力を供給可能な状態でない旨の信号を受信すると、サブバッテリ43が供給する電力に基づいて、警報報知部33に警報を報知させる。また、制御部23は、例えば、外部電力監視部70及びサブバッテリ監視部73から電力を供給可能な状態でない旨の信号を受信すると、メインバッテリ42が供給する電力に基づいて、警報報知部33に警報を報知させる。また、制御部23は、例えば、メインバッテリ監視部72及びサブバッテリ監視部73から電力を供給可能な状態でない旨の信号を受信すると、外部電力取得部40が供給する電力に基づいて、警報報知部33に警報を報知させる。制御部23は、これらの際、ポンプ駆動部34などの動作を停止させて、医療用ポンプ1のポンプとしての機能を停止させてもよい。
このように、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力を供給することができないときに、制御部23が、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のうちの電力を供給可能な残りの1つに基づいて、警報報知部33に警報を報知させることにより、医療用ポンプ1が動作できなくなったにも関わらず警報が報知されないという事態になることを防ぐことができる。
制御部23は、医療用ポンプ1が起動してから第2の所定時間の間は、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力を供給することができない状態であっても、警報報知部33に警報を報知させない設定であってもよい。こうすることで、例えば、医療用ポンプ1の差し込みプラグがコンセントに差し込まれておらず、且つ、サブバッテリ43の充電量が所定の閾値未満の状態で医療用ポンプ1を起動したときに、警報報知部33が即座に警報を報知することを抑制することができる。この場合、第2の所定時間の間に、メインバッテリ42がサブバッテリ43を所定の閾値以上まで充電すれば、警報報知部33が警報を報知する必要がなくなり、ユーザは医療用ポンプ1の使用を開始することができる。
医療用ポンプ1が起動してから第2の所定時間の間は、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力を供給することができない状態であっても、警報報知部33に警報を報知させない設定である場合の医療用ポンプ1の動作を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
医療用ポンプ1が起動すると、制御部23は、外部電力監視部70から外部電力取得部40が電力供給可能であるかの情報を取得し、メインバッテリ監視部72からメインバッテリ42が電力供給可能であるかの情報を取得し、サブバッテリ監視部73からサブバッテリ43が電力供給可能であるかの情報を取得する(ステップS101)。
制御部23は、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力供給できない状態であるか否かを判定する(ステップS102)。
外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力供給できない状態ではない場合、すわわち、外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43の2つ以上が電力供給できる状態である場合(ステップS102のNo)、制御部23は、ステップS101の処理に戻る。
外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力供給できない状態である場合(ステップS102のYes)、制御部23は、医療用ポンプ1の起動から第2の所定時間以内であるか否かを判定する(ステップS103)。
医療用ポンプ1の起動から第2の所定時間以内である場合(ステップS103のYes)、制御部23は、ステップS101の処理に戻る。
医療用ポンプ1の起動から第2の所定時間を経過している場合(ステップS103のNo)、制御部23は、警報報知部33に警報を報知させる(ステップS104)。
以上のように、本実施形態の医療用ポンプ1は、外部電力取得部40から電力の供給を受けていない状態で電力を供給することが可能なメインバッテリ42及びサブバッテリ43を備え、メインバッテリ42は、サブバッテリ43を充電することが可能である。これにより、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していない状態で、メインバッテリ42が独立して医療用ポンプ1を動作させているときに、メインバッテリ42がサブバッテリ43を充電することが可能となる。したがって、外部電力取得部40が外部電力源から電力を取得していない状態で、メインバッテリ42が医療用ポンプ1を動作させているときに、サブバッテリ43の充電量が自己放電によって低下することを抑制することができる。これにより、本実施形態の医療用ポンプ1は、メインバッテリ42及びサブバッテリ43を備える構成の利便性を向上させることができる。
本発明は、上述した各実施形態で特定された構成に限定されず、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本実施形態の医療用ポンプ1では、サブバッテリ43はコンデンサであるとして説明したが、サブバッテリ43は、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池などの二次電池であってもよい。
また、本実施形態の医療用ポンプ1では、制御部23は、医療用ポンプ1が起動した際に外部電力取得部40、メインバッテリ42、及びサブバッテリ43のいずれか2つが電力を供給することができない状態であった場合、第2の所定時間を置かずに警報報知部33に警報を報知させる設定であってもよい。
本開示は、液体を生体内に送液するために用いられる医療用ポンプに関する。
1:医療用ポンプ
2:本体カバー
11:載置部
12:スライダ
13:押子固定部
14:シリンジ用クランプ
15:スリット
16:チューブガイド部
20:回路部
21:計時部
22:記憶部
23:制御部
31:操作入力部
32:表示部
33:警報報知部
34:ポンプ駆動部
40:外部電力取得部
41:AC/DCコンバータ
42:メインバッテリ(第1の電力供給部)
43:サブバッテリ(第2の電力供給部)
50:シリンジ
51:外筒
52:中空部
53:外筒フランジ
54:出口孔
55:押子
56:押子フランジ
60:チューブ
70:外部電力監視部
72:メインバッテリ監視部
73:サブバッテリ監視部
A:載置されたシリンジの外筒の延在方向
B:シリンジ用クランプの移動可能方向
P1〜P3:充電経路

Claims (7)

  1. 外部電力源から電力を取得する外部電力取得部と、
    前記外部電力取得部から電力の供給を受けていない状態で電力を供給することが可能な第1の電力供給部及び第2の電力供給部と、を備え、
    前記第1の電力供給部は、前記第2の電力供給部を充電することが可能である、医療用ポンプ。
  2. 請求項1に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記第1の電力供給部は、前記外部電力取得部が外部電力源から電力を取得していないときに、前記第2の電力供給部を充電する、医療用ポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載の医療用ポンプにおいて、
    警報を報知する警報報知部をさらに備え、
    前記第2の電力供給部は、前記外部電力取得部及び前記第1の電力供給部の双方が電力を供給することができないときに、第1の所定時間の間、前記警報報知部に電力を供給することが可能である、医療用ポンプ。
  4. 請求項3に記載の医療用ポンプにおいて、
    制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記外部電力取得部、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部のいずれか2つが電力を供給することができないときに、前記警報報知部に警報を報知させる、医療用ポンプ。
  5. 請求項4に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記制御部は、前記医療用ポンプが起動してから第2の所定時間の間は、前記外部電力取得部、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部のいずれか2つが前記医療用ポンプに電力を供給することができなくても、前記警報報知部に警報を報知させない、医療用ポンプ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記第1の電力供給部は、前記外部電力取得部から供給される電力で充電可能な電池である、医療用ポンプ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の医療用ポンプにおいて、
    前記第2の電力供給部は、コンデンサである、医療用ポンプ。
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