JPWO2020115690A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020115690A5
JPWO2020115690A5 JP2021532418A JP2021532418A JPWO2020115690A5 JP WO2020115690 A5 JPWO2020115690 A5 JP WO2020115690A5 JP 2021532418 A JP2021532418 A JP 2021532418A JP 2021532418 A JP2021532418 A JP 2021532418A JP WO2020115690 A5 JPWO2020115690 A5 JP WO2020115690A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fungal
mat
slurry
mats
multilayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021532418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022511888A (ja
Publication date
Priority claimed from IT102018000010869A external-priority patent/IT201800010869A1/it
Application filed filed Critical
Publication of JP2022511888A publication Critical patent/JP2022511888A/ja
Publication of JPWO2020115690A5 publication Critical patent/JPWO2020115690A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

本出願は、生きた真菌スラリヌから真菌マットを補造するための新芏な方法、及びそれから埗られる、䟋えば、皮革及び繊維補品のような、特に、柔軟性物品垂堎における甚途のための補品、に関する。
繊維産業は、䞖界で最も汚染する産業の぀であり、環境に察し盞圓な圱響を有する。
近幎、環境に優しい、非汚染方法の䜿甚により埗られる、新しい持続可胜で堆肥化可胜な繊維材料の開発に倧きな泚目が集たっおいる。
特に、再生可胜な䟛絊原料に基づく、より持続可胜な方法及び材料が、綿又は石油系繊維の代わりに提案されおいるその䟋ずしおは、パむナップルセルロヌスピニャテックス、グレヌプマヌクベゲア、オレンゞ繊維及びダシの葉補品などが挙げられる。たた、動物由来補品の分野では、環境圱響及び動物犏祉ぞの意識の高たりから、獣皮の䜿甚に察する代替品が、いく぀かの垂堎においお増加傟向にある。動物の皮革の補造は、倧量の、倩然資源の䜿甚䞊びに皮の加工に䜿甚される汚染物質及び有毒化孊物質のため、倫理的な問題を匕き起こし、環境に悪圱響を及がす。動物性材料を含たない持続可胜な皮革様材料を補造するために、異なる戊略が提案されおいる。䟋えば、リンゎゞュヌスの補造、パむナップル又は真菌に由来する廃棄物から、補品が埗られおいる。
特に、真菌は地球䞊で最も豊富で最も速く成長する生物の぀である。
菌糞䜓は真菌の栄逊䜓であり、菌糞ずよばれる、埮现なフィラメントのネットワヌクからなる。菌糞は、Όの盎埄をも぀管状で、现長い構造物ずしお成長する现胞によっお圢成され、連結したフィラメントの緊密なネットワヌクを圢成する。现胞は、现胞の也燥重量の最倧を占めるこずができる现胞壁により囲たれおおり、䞻にβ型グルカン、キチン及びその他の構造タンパク質からなる構成を有する。现胞壁には倚量のキチンが含たれおおり、キチンが構造的にセルロヌスず類䌌しおいるこずから、真菌パルプは、補玙、生物医孊及び繊維分野においお朚材パルプの代替ずしお工業的に利甚できるこずが瀺唆されおいる。
そのため、近幎、様々な甚途のために培逊においお、真菌マットを補造する倚くの方法が開発されおいる。
真菌マットの補造のためのこれらの開瀺された方法論は、液䜓発酵及び固䜓発酵のような、糞状真菌の増殖のための広く知られた技術を利甚する。
は、倧過剰の遊離氎䞭での埮生物の増殖を䌎い、兞型的には、皮々の栄逊玠が溶解した液䜓培地においお埮生物の懞濁液をもたらす。
反察に、は、埮生物の増殖ず代謝掻性ずを支揎するために、最小限の氎分をも぀固䜓生育培地䞭で行われる。䞭の含氎率は、基材材料の保持容量に応じおからの範囲である。
米囜特蚱第号には、に基づく方法が蚘茉されおおり、この方法は、真菌の分生子をも぀液䜓培地の接皮及びこれらの胞子からの菌糞䜓の生産ず、その埌の、栄逊になるブロスを含有する浅い槜における、菌糞䜓の、平坊なマットぞの成長及び食品、繊維及び生物医孊目的のためにさらに凊理される菌糞䜓マットのその埌の回収ず、を含む。
この液䜓発酵法は、䟋えば、Rhizopus spp.及びFusarium spp.のような、成長の速いカビに適応されるが、担子菌類には容易に適甚できない。通垞、内で成長する、成長の速いカビは、柔らかい材料に適する十分な密床又は均䞀性をも぀マットを提䟛せず、マットは壊れやすく、特に也燥埌に、䜎い匕裂き及び匕匵匷床、及び摩耗に察する䜎い耐性を持぀。さらに、脱氎する堎合、この特蚱に蚘茉された材料は、非垞に脆い。
䞀方、米囜特蚱出願公開第号及び囜際公開第号には、固䜓発酵による真菌材料の補造方法、及び固䜓栄逊基材衚面での菌糞䜓の成長及びその埌のそれらの採取方法が蚘茉されおいる。䞡方法は、真菌株を接皮した平坊な固䜓基材の衚面から真菌マットを採取するこずに基づいおいる。぀の方法の間の䞻な違いの぀は、囜際公開第号に蚘茉されおいるように、真菌によりコロニヌが圢成された固䜓栄逊基材の䞊郚に配眮された倚孔質膜を䜿甚するこずである。そのような倚孔質膜を䜿甚するこずで、固䜓基材から、圢成する菌糞䜓マットを分離するこずが明らかに容易になり、たた、そのこずで、菌糞の成長が、所望の空間パタヌン及び又は幟䜕孊的配向に向けられる。
これらの最埌の぀の法、及び䞀般にすべおのに基づいたプロトコルは、固䜓基材党䜓の接皮材料の分垃及び密床に非垞に䟝存し、衚面䞊に䞍均䞀な圢態を生成する傟向が匷い。ランダムに分垃した、通垞はひず粒の皮菌である、固䜓の粒状接皮材料ず固䜓基材䞊における異なる成長速床ずの䜿甚は、実際に、必然的に、圢成するマットに䞍連続性をもたらす。これらは、密床、厚さ及び色の点においお、最終的な真菌マットにおける均䞀性の欠劂ず乏しい機械的及び矎的特性ずをもたらし、そのため、消費者向けの繊維産業での䜿甚には適しおいない。
及びで遭遇する䞀般的な制限は、それらのいく぀かは䞊で考察されたが、囜際公開第号にも蚘茉されおいる。そのような制限を克服するために、そのような特蚱の発明者らは、固䜓基材衚面発酵ず呌ばれる発酵技術を提案する。この方法論においお、固䜓基材は、液䜓の衚面䞋に沈められ、沈めた固䜓に由来する炭玠源を甚いお、真菌マットが液䜓の衚面で成長する。それにもかかわらず、静眮した液䜓培地内の溶存酞玠の䞍十分な利甚可胜性を考慮する堎合、この方法にはただ制限がある。そのうえ、前蚘方法がず呌ばれおいるずしおも、圓業者は、マットが栄逊になる液䜓の衚面で成長するずはいえ、米囜特蚱第号明现曞に蚘茉される静眮した液䜓衚面発酵ず、実質的に異ならないこずを理解するであろう。
たた、これらのマットを成長させるために蚘茉された方法は、党お暙準的な又は技術にしたがっおおり、固䜓基材又は液䜓培地内における汚染埮生物にずっお栄逊玠が自由に利甚できるため、高い汚染のリスクず関係しおいる。たた、非垞に頻繁に、これらの方法は、成長する菌糞に良奜な酞玠添加を提䟛するこずができず、構成においお、又はプロトコルに埓う堎合には非垞に圧瞮された基材ブロック䞊の菌糞䜓マトリックスを窒息させるこずによっお、酞玠の亀換を制限し、したがっお液䜓の衚面に察する栄逊玠の茞送ず成長ずを制限する。
したがっお、埓来技術の方法では、特に、倖芳、密床、厚さ、及び匕匵及び匕裂き匷床䞊びに摩耗に察する耐性のような機械的特性に関しお、䞍連続な特性をも぀真菌マットが補造される。さらに、既存の方法は、操䜜を安党にするために非垞に厳栌な滅菌プロトコル及び蚭備の䜿甚を必芁ずし、それらは補造コストを䞊昇させる。さらに、汚染及びマットの均䞀な成長の欠劂の結果ずしお、これらの方法は、さらなる甚途に䜿甚するのに適した補品における、倧きな䜓積損倱ず䜎い収量ずによっお特城づけられる。
したがっお、䞀貫性、再生可胜な及び安定な特性をもち、特に組成及び厚さの䞡方においお均䞀であり、真菌マットの機械的及び矎的特性の改善を瀺す、真菌マットを提䟛する新しい方法が必芁性になる。
さらに、埮生物汚染のリスクが䜎く、したがっお、厳密な無菌条件で行う必芁がない方法も必芁性である。生育培地内で良奜なガス亀換を可胜にし、成長する菌糞に良奜な酞玠添加を提䟛する方法を蚌明するこずもたた必芁である。最埌に、真菌マットの採取を容易にするために、倚孔質膜を必芁ずせず、菌糞の特定の成長パタヌン又は幟䜕孊的配向も必芁ずしない、単玔な方法を開発するこずが奜たしい。
米囜特蚱第号明现曞 米囜特蚱出願公開第号明现曞 囜際公開第号 囜際公開第号
本発明者らは、埓来技術の及び法に芋出された䞊蚘の問題を解決するこずができる真菌マットを埗るための新しい方法を芋出した。
特に、本発明者らは、高いリグノセルロヌス含有量を構成する、予めコロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を、氎及び又は任意の添加剀ず特定比率においお、高速で混合するこずにより、生きた真菌スラリヌを埗お、埗られたスラリヌを平坊な容噚内で培逊するこずによっお、スラリヌ内に埮现で均䞀な分垃の菌糞ず気泡ずを垞に埗お、それによっお、液䜓でも固䜓でもなく、むしろゲル状の適切なプラットフォヌムを提䟛し、それによっお、䞀貫しお均䞀な厚さ及び組成を有する真菌マットの衚面䞊での補造を可胜にするこずを芋出した。
たた、混合工皋䞭に予めコロニヌが圢成されたリグノセルロヌス系材料を䞻芁な栄逊培地ずしお䜿甚するこずにより、埮生物による汚染のリスクは非垞に䜎くなる。実際には、真菌によりすでにコロニヌが圢成された固䜓栄逊培地は、汚染埮生物にずっお乏しい栄逊玠の利甚可胜性を提䟛するが、高速ミキサヌを甚いお均䞀に切断し、分配するこずができる倧量の生存可胜な菌糞を提䟛し、生きた真菌スラリヌを圢成する。さらに、生育培地を消化しやすいように調補するこずによっお、真菌は、それ自身の自然の防埡力をも぀抗埮生物性化合物を生成及び攟出し、それらは、均䞀化されたスラリヌ党䜓に存圚するこずになる。
したがっお、本発明による方法は、さらなる工業的甚途に適する、機械的な性胜の真菌マットを高収量で䟛絊する、生きた真菌スラリヌを提䟛する。
よっお、本発明の第の目的は、以䞋の
リグノセルロヌス系材料を含む固䜓栄逊培地䞊に糞状真菌皮を接皮しお成長させ、それによっお前蚘真菌皮によりコロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を埗る工皋
前蚘コロニヌが圢成された栄逊培地を氎又は氎溶液ず配合し、高速で混合しお均䞀な生きた真菌スラリヌを埗る工皋
生きた真菌スラリヌを平坊な容噚に泚ぐ工皋
生きた真菌スラリヌの䞊面に所望の厚さ及び密床の連続した真菌マットが圢成されるたで、生きた真菌スラリヌを培逊する工皋
このように埗られた真菌マットを採取する工皋及び芁すれば
採取した真菌マットを掗浄する工皋
を含む、真菌マットを埗るための方法である。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的にしたがった方法により埗られるマットである。本発明の第の目的による方法によっお埗られるマットは、埓来技術の方法によっお埗られるマットずは異なり、厚さ、密床、色においお均䞀であり、連続する衚面党䜓にわたっお䞀貫した機械的特性を有する。
本発明の第の目的は、倚孔質材料の぀以䞊の単局ず亀互になった、本発明の第の目的による真菌マットの぀以䞊の単局を含む、䞍織倚局耇合材料である。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的による方法によっお埗られる、真菌マットの぀以䞊の局を含む倚局マットであっお、前蚘マットが、少なくずも真菌バむオマスのからなり、前蚘局が、いずれかの敎然ずした空間的配眮 又はパタヌンも䌎わず成長した真菌菌糞を含む、倚局マットである。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的によるマット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マットを䜿甚しお、繊維補品を補造するこずである。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的による真菌マット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マットを含む、繊維補品である。
本発明の第の目的は、柔軟性物品を補造するための、本発明の第の目的によるマット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マット、の䜿甚である。
図は、実斜䟋で埗られた真菌マットの採取を瀺す。
図は、実斜䟋で埗られた枚の真菌マットを瀺す。
図は、぀の基本的な工皋、すなわち、生きた真菌スラリヌを平坊な容噚に泚ぐ工皋、培逊䞭に真菌マットがスラリヌの䞊郚で成長する工皋、及びマットが採取され、消化された排出物が平坊な容噚に残される工皋における抂略的な補造方法を瀺す。
定矩
本明现曞で䜿甚される「柔軟性物品」ずいう甚語は、繊維及び又は皮革のような柔らかくしなやかな材料で䜜られた、又はそれを含む、いずれかの補品を指す。これらずしおは、アパレル、垃地、衣服、履物類、垜子、スポヌツりェア、バックパック及び旅行かばん、寝具類、リネン、家電、アクセサリヌ、家具又は自動車甚カバヌなどが挙げられる。
本明现曞で䜿甚される「リグノセルロヌス系材料」ずいう甚語は、セルロヌス、ヘミセルロヌス及びリグニンを䞻成分ずしお含有し、芁すれば少量のペクチン、タンパク質及び灰分を含有する材料を指す。これらの各組成の盞察的含有量は、リグノセルロヌス材料の出凊に䟝存しお倉化する。
本明现曞で䜿甚される「マット」又は「真菌マット」ずいう甚語は、連続した平坊な衚面を圢成する、織り合わされた又は盞互に繋がった真菌菌糞によっお圢成される材料のシヌトを指す。奜たしくは、前蚘材料のシヌトは、専ら真菌菌糞䜓からなる。本明现曞で䜿甚される「菌糞䜓」ずいう甚語は、菌糞ず呌ばれる、枝分かれしたフィラメントの塊で䜜られた糞状真菌の栄逊䜓を指す。
本明现曞で䜿甚される「糞状真菌」ずいう甚語は、菌糞ずしお知られる糞状構造を圢成する子嚢菌類及び担子菌類の真菌を含有する真栞生物のグルヌプのいずれかの成員を指す。菌糞は管状で、现長く、糞のようで糞状、぀の现胞あたり以䞊の栞を含有しおもよく、先端で枝分かれしお䌞長するこずによっお成長する、倚现胞構造である。
本明现曞で䜿甚される「固䜓栄逊培地」ずいう甚語は、真菌菌糞䜓の成長のための支持䜓及び栄逊玠の䞡方を提䟛する固䜓基材を指す。
本明现曞で䜿甚される「玔粋培逊」ずいう甚語は、他の生物又は菌型が存圚しない䞭で、぀の株又はクロヌンのみが存圚する無菌培逊を指す。
本明现曞で䜿甚される「平坊な容噚」ずいう甚語は、偎面によっお囲たれた平坊な底面を含む容噚である。
本明现曞で䜿甚される「倚孔質材料」ずいう甚語は、孔を含有する材料を指し、したがっお、孔を取り囲む骚栌郚分すなわち、「マトリックス」又は「フレヌム」ず、孔を満たす流䜓すなわち液䜓又は気䜓ずによっお圢成される。
本明现曞で䜿甚される「衛生的な方法で」ずいう甚語は、衛生的な無菌培逊を提䟛する方法を指す。
本明现曞で䜿甚される「生きた真菌スラリヌ」、「生きたスラリヌ」、「菌糞䜓スラリヌ」、「真菌スラリヌ」、又は぀いにはただの「スラリヌ」ずいう甚語は、基材粒子、流䜓すなわち、液䜓又は及び気䜓及び生きた真菌菌糞の、粘性の埮现な混合䜓又は分散䜓を指す。
本明现曞で䜿甚される「混合」又は「混合工皋」ずいう甚語は、前述の生きた真菌スラリヌを達成するのに適した機械的手段によっお、予めコロニヌが圢成された固䜓基材及び氎から出発しお生きた真菌スラリヌを埗る方法を指す。
本発明の目的は、以䞋の
リグノセルロヌス系材料を含む固䜓栄逊培地䞊に糞状真菌皮を接皮しお成長させ、それによっお前蚘真菌皮によりコロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を埗る工皋
前蚘コロニヌが圢成された栄逊培地を氎又は氎溶液ず配合し、高速で混合しお均䞀な生きた真菌スラリヌを埗る工皋
生きた真菌スラリヌを平坊な容噚に泚ぐ工皋
生きた真菌スラリヌの䞊面に所望の厚さ及び密床の連続した真菌マットが圢成されるたで、生きた真菌スラリヌを培逊する工皋
このように埗られた真菌マットを採取する工皋及び芁すれば
採取した真菌マットを掗浄する工皋
を含む、真菌マットを埗るための方法である。
本発明の方法では、いずれかの皮類の糞状真菌を䜿甚しおもよい。しかしながら、特に奜たしいのは、担子菌類区分に属する真菌皮である。奜たしくは、前蚘真菌皮は、Ganoderma、Trametes、Fomes、Fomitopsis、Phellinus、Perenniporia、Pycnoporus、Tyromyces、Macrohyporia、Bjerkandera、Cerrena、及びSchizophyllumから遞択される。Fusarium、Rhizopus、Aspergillus、Myxotrichum、及びTrichoderma属に属する他の皮の䜿甚もたた、明现曞に蚘茉される方法の䞋で実行可胜である。埗られた最終マットの特城に起因する真菌の特に奜たしい皮は、Ganoderma spp.、Fomes spp.、Pycnoporus spp.、及びPerenniporia spp.である。
奜たしい実斜圢態によれば、工皋においお、糞状真菌の玔粋培逊菌が接皮される。
あるいは、真菌の異なる皮又は株の組み合わせを甚いるこずができる。
䞊蚘皮の䞭で、菌株は、奜たしくは、短時間で基材にコロニヌを圢成する胜力、より良奜な枩床寛容性、埮生物の汚染に察する耐性又は特定の菌糞分岐パタヌン、菌糞䜓の着色、臭い又は剛性などの有利な特城を有するように遞択される。
遞択した真菌株は、誘発突然倉異誘発、遺䌝子工孊などの改良プログラム内で生成された突然倉異䜓又は組換えクロヌンであっおもよい。
通垞、工皋においお、滅菌ツヌル、䟋えばホヌルピペット又は倖科甚メスを甚いお、液䜓又は固䜓の、真菌の接皮材料を無菌状態で固䜓栄逊培地䞊に添加するこずによっお接皮を行う。
液䜓接皮材料は、十分な濃床の真菌现胞を含有するあらかじめ決められた䜓積の液䜓培地からなる。奜たしくは、前蚘液䜓培地は、からの間の量の真菌バむオマスを含有し、それは、基材を圓たりからの間の比率で固䜓栄逊培地に添加する。接皮材料の調補のために䜿甚するのに適した液䜓培地は、䟋えば、麊芜゚キスブロス、麊芜酵母゚キスブロス、ポテトデキストロヌスブロス、䜓積のたでの濃床の液䜓糖蜜の䜿甚に基づく補剀、及び䟋えば蟲業又は食品産業における、他の産業過皋からのリグノセルロヌス系バむオマス及び又は副産物の加工に由来するサむドストリヌムである。
固䜓接皮材料は、ペトリ皿又は液䜓培逊バむアル䞭の玔粋培逊に由来する真菌菌糞䜓を接皮した、固䜓培地、奜たしくは皮子又はおがくずからなる。遞択した接皮材料は、枅朔な空気流の䞋で滅菌の倖科甚メス、鉗子又はピペットチップを甚いお衛生的な方法で移送されるか、又は奜たしくは、接皮材料は、固䜓培地の総重量圓たりの比率で、その埌の固䜓栄逊培地に盎接泚がれる。
固䜓栄逊培地は、奜たしくは、接皮前に殺菌又は䜎枩殺菌される。接皮埌、接皮した固䜓栄逊培地を静眮及び奜気条件䞋で培逊し真菌の成長を行う。奜たしくは、真菌の成長は暗所で、℃ず℃ずの間の枩床においお、より奜たしくは℃ず℃ずの間の範囲で行われる。真菌の成長は、奜たしくは、固䜓培地の露出領域が真菌菌糞䜓によっお、より奜たしくは完党に、芆われるたで継続される。通垞、このためには、接皮埌日間、より奜たしくは日間の期間䞭、成長を行う必芁がある。
奜たしい実斜圢態によれば、工皋の前蚘固䜓栄逊培地は、リグノセルロヌス系材料の総重量の少なくずも、奜たしくは、より奜たしくは、さらにより奜たしくはからなる。リグノセルロヌス系材料は、その質感、及び栄逊特性を改善するために、䟋えば硫酞カルシりム、炭酞カルシりム又は他の類䌌のミネラル改良剀を添加するこずにより、又は皮子、皮子粉又はデンプン粉末ず混ぜるこずにより、化孊的に凊理される堎合もある。
したがっお、別の奜たしい実斜圢態では、前蚘固䜓栄逊培地は、䞻成分ずしお、奜たしくは、皮子、皮子粉、デンプン粉末及び/又はミネラルず混ぜられたリグノセルロヌス材料からなるものを含む。奜たしくは、工皋の前蚘固䜓栄逊培地は、総重量の少なくずも、奜たしくは、より奜たしくは、さらにより奜たしくはが、皮子、皮子粉、デンプン粉末及び又はミネラルず混ぜられたリグノセルロヌス系材料からなる。
奜たしくは、前蚘皮子は、キビ、ラむ麊、モロコシ、米、小麊、トりモロコシの党皮子 から遞択される党皮子である。奜たしくは、前蚘皮子粉は、キビ、ラむ麊、モロコシ、小麊、米、トりモロコシの党皮子から埗られる。奜たしくは、前蚘ミネラルは、硫酞カルシりム及び炭酞カルシりムから遞択される。
奜たしくは、本発明の方法においお䜿甚するためのリグノセルロヌス系材料は、䟋えば、蟲業䜜物残枣、゚ネルギヌ又は目的䜜物、林業、補玙産業、食品及びバむオ燃料生産からの非蟲業副産物、又はそれらの組み合わせからなる、蟲産業リグノセルロヌス系バむオマスから遞択される。
固䜓栄逊培地は、䜿甚する特定の真菌の代謝芁求に応じお遞択される。䟋えば、タマチョレむタケ目の階局に属する担子菌類皮は、朚材及びワラに芋られるような、より高い含有量のリグノセルロヌス系材料を必芁ずするが、他の区分に属する他の真菌は、小麊ふすたや小麊粉に芋られるもののような、容易に入手可胜な炭氎化物の割合の存圚を必芁ずする。
圓業者は、䜿甚される各真菌皮ずしおどのリグノセルロヌス系材料を遞択すべきかを、共通䞀般知識及び参照に基づいお知るであろう。
工皋では、前蚘コロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を、奜たしくは滅菌又は衛生的にされた、氎又は氎溶液ず配合し、次いで混合しお、液䜓のものず固䜓のものずの間の物理的特性をも぀、その結果ゲル状態に近い状態になる、均䞀で粘性のある生きた真菌スラリヌを埗る。奜たしくは、コロニヌが圢成された培地ず氎又は氎溶液ずを、氎圓たり、コロニヌが圢成された培地、より奜たしくはの割合で配合する。
この混合物を、凊理する材料の量に適する、高速メカニカルブレンダヌ䞭で、生きた真菌スラリヌが埗られるたで、少なくずも秒間、奜たしくは少なくずも分間、及びより奜たしくは少なくずも分間混合する。
奜たしい実斜圢態によれば、混合物は、高速メカニカルブレンダヌ䞭で、少なくずも、奜たしくは少なくずも、より奜たしくは少なくずもの速床で混合される。奜たしくは、混合物は高速メカニカルブレンダヌ䞭で以䞋、奜たしくは以䞋、より奜たしくは以䞋の速床で混合される。特定の実斜圢態では、混合物は高速メカニカルブレンダヌ䞭でからの速床で混合される。
奜たしくは、工皋においお埗られた生きた真菌スラリヌは、から、奜たしくはから、及びより奜たしくはからの粘床を有する。
奜たしくは、氎は、凊理されおいない通垞の氎道氎、滅菌氎、蒞留氎、又はこれらのいずれかに過酞化氎を党䜓積のの範囲の濃床で加えたものである。
䞊蚘の氎溶液は、埮生物の数を枛少させるためにで凊理された、採取工皋においお、マットから分離されたリサむクル排出物から完党に又は郚分的に埗るこずができる。
氎ぞの発泡剀の添加は、通垞は真菌菌糞䜓の成長に圹立぀気泡に富んだ泡状物質をもたらすであろう。そのような発泡剀ずしおは、カラギヌナン又はアルブミンなどの倩然由来が奜たしいが、これらに限定されない。
工皋では、生きた真菌スラリヌを所望の圢態及びサむズの平坊な容噚に泚ぐ。奜たしくは、生きた真菌スラリヌは、容噚の内偎の平坊な底面を完党に芆う量で添加される。奜たしくは、容噚の内偎の平坊な底面を芆う生きた真菌スラリヌの局は、圧瞮しお菌糞の嫌気性窒息するこずを避けるために、から、奜たしくはからの厚さを有する。
远加の栄逊玠、奜たしくは炭氎化物、より奜たしくはスクロヌス、デキストロヌス、モルト抜出物又は糖蜜、及び又は発泡剀、又は調敎剀などの培逊衛生剀、のような添加剀を、䜿甚される特定の真菌及び操䜜条件に応じお、容噚に泚ぐ前又は埌に、芁すればスラリヌに添加しおもよい。
調敎剀は、゜ルビン酞、酢酞、安息銙酞、プロピオン酞の、酞及びそれらのナトリりム塩から奜たしくは遞択される。
䟋えば、過酞化氎のような培逊衛生剀は、非滅菌状態で䜜業する堎合、䟋えば、生きた真菌スラリヌが氎道氎を甚いお、又は非滅菌環境においお調補される堎合に、添加される。
ある実斜圢態によるず、倚孔質材料の぀の局は、生きた真菌スラリヌを平坊な容噚に泚いだ埌、生きた真菌スラリヌの衚面䞊に添加するこずもでき、したがっお、工皋においお、真菌菌糞䜓の぀の局及び倚孔質材料の぀の局を含む、倚局耇合マットを圢成する。この実斜圢態の代替䟋によれば、スラリヌ及び倚孔質材料の倚数の亀互の局を工皋においお容噚に添加し、それによっお、工皋においお倚局耇合マットが生じおもよい。
奜たしくは、倚孔質材料は、繊維質の材料又はポリマヌからなる矀から遞択される。本明现曞で䜿甚される「繊維質の材料」ずいう甚語は、䟋えば、限定されるものではないが、麻、綿、又はリネンのような倩然繊維を含有する材料を指す。本明现曞で䜿甚される「ポリマヌ」ずいう甚語は、真菌マットのための匷化融合繊維又はバむンダヌずしお䜿甚するこずができるポリマヌを指す。そのようなポリマヌは、合成ポリマヌ、又はさらにより奜たしくは、䟋えば、限定されるものではないが、ポリヒドロキシアルカノ゚ヌト、ポリグリコヌル酞、ポリεカプロラクトン、ポリカプロラクトン、ポリ乳酞、酢酞セルロヌス、キチンキトサン、コヌンれむン及び又はデンプンなどの倩然及び又は生分解性ポリマヌから構成され埗る。
奜たしくは、前蚘倚孔質材料は垃である。ある奜たしい実斜圢態によれば、前蚘垃は倩然由来であり、より奜たしくは麻、綿又はリネンから遞択される。ある代替的な奜たしい実斜圢態によれば、前蚘垃は、合成ポリマヌ、又は倩然ポリマヌず合成ポリマヌずのブレンドから䜜られる。特に奜たしい実斜圢態によれば、前蚘垃は生分解性である。
生分解性でない合成ポリマヌが利甚される堎合、その材料は、補品寿呜の終わりに真菌局ず合成ポリマヌ局ずの間の効果的な分離を可胜にするのに適しおいるべきである。
培逊工皋は、䞀定枩床における静眮及び奜気条件䞋で、容噚を氎平に維持しお行われる。奜たしくは、容噚は、容噚の内容積ず倖郚環境ずの間の制埡されたガス亀換を可胜にするシステムを特城ずする蓋で芆われる。真菌皮及び所望の成長条件に応じお、電子センサヌを甚いお培逊囲い内の濃床を監芖するこずによっお、奜たしくはの間の、䞀定の濃床が維持される。
培逊は、所望の密床及び厚さの連続した菌糞䜓マットがスラリヌの䞊郚に圢成されるたで行われる。奜たしくは、これは、培逊が日間、より奜たしくは日間、さらにより奜たしくは日間、行われるこずを必芁ずする。より長い培逊時間により、䞀般に、より厚く、より耐性のあるマットが生成される。
マットが所望の厚さ及び密床に達したら、図に瀺すように採取する。有利には、所望の厚さは、から、奜たしくはから、及びより奜たしくはからの範囲である。特に、所望の密床は、から、奜たしくはから、より奜たしくはからの範囲である。
奜たしくは、工皋の真菌マットは、すぐ䞋にある消化された排出物から分離するこずによっお採取される。より奜たしくは、採取は、スラリヌの排出物又は未消化画分を残しお、容噚から真菌マットを剥離するこずによっお行われる。
䞊に蚘茉したように、採取工皋からの排出物は、工皋におけるスラリヌを調補するための氎溶液ずしお、工皋䞭で凊理及びリサむクルするこずができる。
採取埌、この方法は、工皋の埌に、さらなる工皋を奜たしく含み、前蚘採取された真菌マットは、いずれかの排出物又は残屑を陀去するために、奜たしくは、氎でその衚面をすすぎ、又は氎に浞挬するこずによっお掗浄される。
入手したい最終生成物の特性に応じお、本発明の方法は、奜たしくは、掗浄工皋の埌に工皋をさらに含んでもよく、ここで、真菌マットは、倖芳、濡れ性又は疎氎性、耐薬品性、耐摩耗性、硬床、抗埮生物掻性、掻性化合物攟出などの特性を改善するために、化孊的及び又は物理的に凊理される。
奜たしくは、工皋においお、マットを可塑剀及び又は架橋剀で凊理する。
奜たしくは、前蚘可塑剀はグリセロヌルであり、より奜たしくはの間の濃床をも぀グリセロヌル溶液である。
奜たしくは、前蚘架橋剀は、皮革なめしにすでに通垞採甚される化孊詊薬の1぀であり、奜たしくはゲニピンである。
工皋の埌、マットに、生育培地からいずれかの残枣又は残屑を陀去するために、さらなる掗浄工皋、工皋’を斜すこずができる。
工皋及び又は及び又は’の埌、存圚する堎合、奜たしくはマットにさらなる工皋、マットを也燥させる工皋を斜す。也燥は、奜たしくは、䟋えば加熱された真空機械によっお䞎えられるような、制埡され安定した条件をも぀チャンバヌ内で行われる。也燥工皋は、埓来の皮革補造工皋に存圚する基準にしたがっお行われおもよい。
也燥工皋が℃以䞊の枩床に達する堎合、也燥工皋は、真菌の生物掻性の停止にも寄䞎する。
ある実斜圢態によれば、工皋で埗られた真菌マットに、぀以䞊のさらなる仕䞊げ工皋が斜されおもよく、ここで、前蚘マットは、柔軟性、質感及び色を含有するがこれらに限定されないその機械的及び矎的特性を改善するために、凊理又は、䞊に蚘茉されたような可塑剀又は架橋剀でさらに凊理される。前蚘仕䞊げ工皋の埌、前蚘マットを、奜たしくは、さらに掗浄し、也燥させる。
そのうえ、䞊に蚘茉された方法は、工皋又はの埌、及び工皋の前に、さらに工皋を含んでもよく、ここで、぀以䞊の真菌マットは、他方の䞊に぀眮かれ、奜たしくは、工皋に぀いお前述したのず同じ培逊条件で、少なくずも日、奜たしくは日の期間䞭培逊され、それによっお倚局マットが埗られる。
採取及び掗浄の埌、マットはただ生きた状態であり、培逊の間、新しい菌糞がマットの䞊眮された衚面の䞡方から成長し、぀のマットの間に自然な結合を圢成する。この工皋は、新しいマットを远加の局ずしお加えるこずによっお、数回繰り返すこずができる。埗られる材料は、耇数の局から構成される、向䞊した機械的特性をも぀、特に増加した匕裂、曲げ及び匕匵匷床をも぀、より厚いマットである。蚘茉された方法は、菌糞の成長パタヌンにおけるいかなる倉化も誘導せず、いずれかの远加の材料も必芁ずしない。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的による方法により埗られるマットである。
本発明による方法によっお埗られたマットは、埓来技術の方法で埗られなかったマット党䜓にわたる、厚さ、密床、色及び䞀般的な機械的特性、特に匕匵及び匕裂き匷床及び摩耗に察する耐性における均䞀性を瀺す。
奜たしくは、真菌マットは、担子菌類区分に属する真菌皮から構成される。奜たしくは、前蚘真菌皮は、Ganoderma、Trametes、Fomes、Fomitopsis、Phellinus、Perenniporia、Pycnoporus、Tyromyces、Macrohyporia、Bjerkandera、Cerrena、及びSchizophyllumから遞択される。異なる皮は、異なる色及び質感のマットを生成する䟋えば、Fomes fomentariusは茶色がかったビロヌドのような、いい匂いをも぀マットを生成し、Pycnoporus cinnabarinus及びGanoderma lucidumは黄色がかった、又は時にはオレンゞのような、砂のような衚面を生成する。
したがっお、本発明の目的は、Fomes fomentarius、Pycnoporus cinnabarinus及びGanoderma lucidumから遞択される真菌から構成される真菌マットである。
本発明の第の目的による方法は、皮革のものず同様の性質を有するマットを埗るこずを可胜にする。特に、真菌マットが採取される堎合、それはすでに䞍織皮革様材料ず芋做すこずができ、その技術的特性は可塑剀及び架橋剀によっおさらに高めるこずができる。
䞊に蚘茉したように、本発明による方法は、倚局及び耇合䞍織材料を埗るこずを可胜にする。
䞊に蚘茉したように、工皋の容噚にスラリヌず倚孔質材料ずの亀互の局を添加する堎合、耇合マットが埗られる。
したがっお、本発明の第の目的は、䞊で定矩した、倚孔質材料、奜たしくはポリマヌ又は繊維質の材料の぀以䞊の局ず亀互になった、本発明の第の目的による真菌マットの぀以䞊の局を含む、倚局耇合材料である。倚局耇合材料は、䞊述したような本発明の方法により埗られる。
工皋及びにより埗られたマットをさらに工皋にしたがっお凊理する堎合、倚局真菌マットが埗られる。
本発明の第の目的は、局以䞊の真菌菌糞䜓を含む倚局マットであっお、前蚘マットが、少なくずも、奜たしくは、より奜たしくはの真菌バむオマスからなり、いずれかの空間的配眮も䌎わず成長した真菌菌糞を含む、倚局マットである。菌糞は、いずれかの特定の幟䜕孊的パタヌン又は優先的な方向又は傟向を瀺さない。倚局マットは、䞊述したような本発明の方法により埗られる。
本発明の真菌マットは、繊維を含有する柔軟性物品、皮革、アパレル、履物類、自動車、膜、家電、アクセサリヌ及び包垯などのような異なる分野における甚途を芋出しおもよい。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的により埗られるマット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マットを、繊維補品の補造のために䜿甚するこずである。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的である真菌マット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マットを含む繊維補品である。
本発明の第の目的は、本発明の第の目的によるマット、本発明の第の目的による倚局耇合材料、又は本発明の第の目的による倚局マットを、柔軟性物品、奜たしくは繊維補品の補造のために䜿甚するこずである。
実斜䟋
ポテトデキストロヌス寒倩傟斜管䞭に保存した真菌Ganoderma lucidumの玔粋培逊菌を、いく぀かの麊芜゚キス寒倩ペトリ皿䞊に塗垃し、これらを℃で日間培逊し、冷蔵䞋で少なくずも週間保存できる䜜業ストックを䜜成した。
ペトリ皿䞊で成長しおいる菌糞䜓の健康で、掻発で、均䞀な領域を遞択し、枅朔な空気流の䞋で滅菌の倖科甚メスを甚いお、麊芜酵母゚キスブロスを含有するいく぀かの液䜓培逊フラスコに移し、℃、の振ずう培逊噚䞭で日間、培逊された。次に、これらの液䜓培逊菌を甚いお、䜎枩殺菌した℃で時間の、の氎分含有量のを有する、麻の削り屑ず倧豆の殻ずの、の混合物を含有する、固䜓基材バッグを接皮した。宀枩およそ℃での日間の培逊埌、コロニヌが圢成された基材を手動で少量の塊に分離し、コロニヌが圢成された基材を、氎圓たりの割合で氎ず配合し、そしおの℃で分間高圧滅菌した滅菌実隓宀ブレンダヌを甚いお、機械的手段によりで混合し、菌糞䜓及び生育培地芁玠を含有する生きたスラリヌを埗た。菌糞䜓スラリヌを×の平坊な容噚に平らに泚ぎ、次いで宀枩にお週間静眮条件で培逊し、衚面䞊に均䞀で連続的な真菌マットを圢成し、䞋に暪たわっおいる粟力が尜きた排出物から手で採取した。埗られた真菌マットを、図に芋られるような粟力が尜きたスラリヌ排出物から離しお移動し、冷たい氎道氎を甚い手で掗い、加熱真空テヌブルを䜿甚するこずで也燥させた。
実斜䟋
グリセロヌル䜎枩バむアル䞭に℃で保存したFomes fomentariusの予め遞択した培逊菌を、いく぀かのポテトデキストロヌス寒倩ペトリ皿䞊に塗垃し、その埌、℃にお日間培逊し、短期的な䜜業ストックを䜜成した。ペトリ皿䞊で成長しおいる菌糞䜓の掻発な領域を遞択し、で改良した、殺菌した倧麊粒ずの党氎分含量ずを含有するポリプロピレン濟過バッグに移した。宀枩およそ℃での日間の培逊埌、コロニヌが圢成された穀粒を、氎圓たりコロニヌが圢成された基材の割合で氎ず混合し、機械的手段により、で混合しお、菌糞䜓及び生育培地芁玠を含有する生きたスラリヌを埗た。前蚘真菌スラリヌを平坊な容噚に平らに泚ぎ、次いで週間静眮条件で培逊し、玔粋な菌糞䜓を含む、真菌マットを圢成し、排出物ずも呌ばれる、粟力が尜きたスラリヌから手で分離した。次に真菌マットを掗浄し、グリセロヌル溶液に浞挬し、最終的に加熱真空硬化テヌブルを甚いお也燥した。埗られた補品は、感觊、色及び䞀般的な機械的特性においお動物の皮革に䌌おいる。
実斜䟋
Schizophyllum communeの無菌の予め遞択した培逊菌を、䜜業ストックを䜜成し、老化、汚染又は組織の無い衚珟型を廃棄するために、麊芜゚キス寒倩を含有するいく぀かのペトリ皿内で成長させた。迅速な成長ず顕著な菌糞䜓密床を瀺す、これらのペトリ皿からの掻発な菌糞䜓領域を寒倩から切断し、炎で消毒された倖科甚メスを甚いお、特定量の滅菌氎を含有する滅菌実隓宀ブレンダヌに移した。次いで、遞択した菌糞䜓領域を、最倧速床で分間混合し、の氎分含有量の、刻たれたススキずワラ及びダむズ殻ずの、混合物を含有する基材バッグ個々のバッグの総重量は、であったを接皮するために䜿甚した。次いで、前蚘接皮した基材バッグを、宀枩およそ℃にお週間培逊し、実斜䟋ず同様に、高速滅菌実隓宀ブレンダヌを甚いお、氎リットル圓たりの割合で、氎ず混合し、生きた真菌スラリヌを圢成した。次いで、真菌スラリヌを、光暗、湿床、換気䞀定のレベル及び枩床℃の制埡されたパラメヌタヌの䞋で、むンキュベヌタヌチャンバヌ内の、×のトレむの圢の平坊な容噚に移した。真菌スラリヌの衚面䞊に成長する圢成真菌マットが所望の厚さ及び密床倀を達成した堎合、前蚘真菌スラリヌを週間、平らに静眮しお培逊した。次に、真菌マットを、囲いから剥がし、䞋にある可胜性のあるいずれかの粗い排出物からその衚面を枅朔にするために、真菌マットを掗浄するこずにより、採取した。掗浄した真菌マットをグリセロヌルの可塑化溶液に䞀晩浞挬し、最埌にそれを絞り、加熱真空硬化テヌブルを甚いお也燥した。埗られた補品は、図に瀺すように、の䞀貫した厚さず顕著な柔軟性ずをもち、囲いのものを耇補する圢状品質䟋フォヌムサむズをも぀、連続で均䞀な革状マットであった。
実斜䟋
実斜䟋に蚘茉されおいるように、仕䞊げられた真菌マットは、最終的な枚の厚さ及び機械的耐性を増加させるために、同じタむプ起源の他の真菌マットず倚局様匏で結合される。マットは、生きおいる間に、採取盎埌にもう䞀方の䞊に結合され、その埌、それらの菌糞が䞀緒に融合するこずを可胜にするために、前ず同じ条件の䞋、時間再び培逊され、その結果、マットは接着しお、単䞀の連続的な枚を圢成する。埗られた補品は、由来する個々のマットよりも増加した厚さ及びより高い匕匵及び曲げ匷床、匕裂き耐性、パンク耐性、及びより良奜な断熱性などの高められた機械的特性を有する。

Claims (15)

  1. 以䞋の
    リグノセルロヌス系材料を含む固䜓栄逊培地䞊に糞状真菌皮を接皮しお成長させ、それによっお前蚘真菌皮によりコロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を埗る工皋
    前蚘コロニヌが圢成された固䜓栄逊培地を氎又は氎溶液ず配合し、少なくずもの速床で混合しお均䞀な生きた真菌スラリヌを埗る工皋
    生きた真菌スラリヌを平坊な容噚に泚ぐ工皋
    生きた真菌スラリヌの䞊面に所望の厚さ及び密床の連続した真菌マットが圢成されるたで、生きた真菌スラリヌを培逊する工皋
    このように埗られた真菌マットを採取する工皋及び
    採取した真菌マットを掗浄する工皋
    を含む、真菌マットを埗るための方法であっお、
    前蚘真菌皮が、担子菌類区分に属する皮から遞択される方法。
  2. 前蚘真菌皮が、Ganoderma、Trametes、Fomes、Fomitopsis、Phellinus、Perenniporia、Pycnoporus、Tyromyces、Macrohyporia、Bjerkandera、Cerrena、Schizophyllumから遞択される皮、から遞択される、請求項に蚘茉の方法。
  3. 前蚘固䜓栄逊培地が、その総重量の少なくずものリグノセルロヌス系材料又は皮子、皮子粉、デンプン粉末及び/又はミネラルず混ぜられたリグノセルロヌス系材料からなる、請求項及びのいずれかに蚘茉の方法。
  4. 工皋においお、倚孔質材料の局が、䞀旊これが平坊な容噚に平らに泚がれた埌、真菌スラリヌの衚面に添加され、スラリヌず倚孔質材料ずのさらなる亀互の局が添加され、それによっお、工皋においお、倚孔質材料の぀以䞊の局ず亀互になった真菌菌糞䜓の぀以䞊の局を含む倚局耇合材料が生じる、請求項のいずれか䞀項に蚘茉の方法。
  5. 前蚘倚孔質材料が、繊維質の材料又はポリマヌからなる矀から遞択される、請求項に蚘茉の方法。
  6. 前蚘繊維質の材料が、麻、綿又はリネンからなる矀から遞択される、請求項に蚘茉の方法。
  7. 前蚘ポリマヌが、ポリヒドロキシアルカノ゚ヌト、ポリグリコヌル酞、ポリεカプロラクトン、ポリカプロラクトン、ポリ乳酞、酢酞セルロヌス、キチンキトサン、コヌンれむン及び又はデンプンからなる矀から遞択される、請求項に蚘茉の方法。
  8. 前蚘真菌マットを可塑剀及び又は架橋剀で凊理する工皋をさらに含む、請求項のいずれか䞀項に蚘茉の方法。
  9. 工皋又はの埌に、前蚘真菌マットを也燥する工皋をさらに含む、請求項のいずれか䞀項に蚘茉の方法。
  10. 工皋又はの埌、及び真菌マットを可塑剀及び又は架橋剀で凊理する工皋の前に、぀以䞊の真菌マットが他方の䞊に぀眮かれ、少なくずも日の期間䞭、培逊され、それによっお真菌菌糞䜓の぀以䞊の局を有する倚局マットを埗る工皋をさらに含む、請求項のいずれか䞀項に蚘茉の方法。
  11. 倚孔質材料の぀以䞊の単局ず亀互になった぀以䞊の真菌マットの単局を含む、倚局耇合材料であっお、前蚘マットが、真菌バむオマスの少なくずもからなり、いかなる空間的配眮も䌎わず成長した真菌菌糞を含む、倚局耇合材料。
  12. 前蚘倚孔質材料が、繊維質の材料又はポリマヌからなる矀から遞択される、請求項に蚘茉の倚局耇合材料。
  13. 真菌菌糞䜓の぀以䞊の局を含む倚局マットであっお、前蚘マットが真菌バむオマスの少なくずもからなり、いかなる空間的配眮も䌎わず成長した真菌菌糞を含む、倚局マット。
  14. 柔軟性物品の補造のための、請求項及びのいずれか䞀項に蚘茉の倚局耇合材料、又は請求項に蚘茉の倚局マットの䜿甚。
  15. 請求項及びのいずれか䞀項に蚘茉の倚局耇合材料、又は請求項に蚘茉の倚局マットを含む、柔軟性物品。
JP2021532418A 2018-12-06 2019-12-05 真菌マットの補造方法及びそれから䜜られた材料 Pending JP2022511888A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT102018000010869A IT201800010869A1 (it) 2018-12-06 2018-12-06 Method of producing fungal mats and materials made therefrom
IT102018000010869 2018-12-06
PCT/IB2019/060466 WO2020115690A1 (en) 2018-12-06 2019-12-05 Method of producing fungal mats and materials made therefrom

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022511888A JP2022511888A (ja) 2022-02-01
JPWO2020115690A5 true JPWO2020115690A5 (ja) 2024-01-30

Family

ID=65861529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021532418A Pending JP2022511888A (ja) 2018-12-06 2019-12-05 真菌マットの補造方法及びそれから䜜られた材料

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20220025318A1 (ja)
EP (1) EP3891266A1 (ja)
JP (1) JP2022511888A (ja)
CN (1) CN113166709B (ja)
CA (1) CA3120549A1 (ja)
IT (1) IT201800010869A1 (ja)
WO (1) WO2020115690A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9485917B2 (en) 2006-12-15 2016-11-08 Ecovative Design, LLC Method for producing grown materials and products made thereby
US11920126B2 (en) 2018-03-28 2024-03-05 Ecovative Design Llc Bio-manufacturing process
SE2030201A1 (en) * 2020-06-18 2021-12-19 Akram Zamani Method for producing a woven or non-woven fabric
US20210403857A1 (en) * 2020-06-25 2021-12-30 ISA TanTec Limited Method of producing mycelium textile fabric and fabrics and products made thereby
WO2022195619A1 (en) * 2021-03-16 2022-09-22 Kanpur Flowercycling Private Limited Process for producing a leather-like grown material
CA3222515A1 (en) * 2021-07-16 2023-01-19 Stephen Perry Improvements to mycomaterial processing in liquid medium
CN113501994B (zh) * 2021-07-22 2022-04-12 甘肃省科孊院生物研究所 䞀种柔韧性菌䞝䜓材料及其制倇方法
GB2610554A (en) * 2021-08-18 2023-03-15 Marlow Foods Ltd Edible fungus
WO2023104202A1 (en) * 2021-12-10 2023-06-15 ISA TanTec Limited Method of producing a bio based textile material and materials and products made thereby
WO2023199285A2 (en) 2022-04-15 2023-10-19 Spora Spa Mycotextiles including activated scaffolds and nano-particle cross-linkers and methods of making them
GB2619512A (en) * 2022-06-06 2023-12-13 Plant Mat Limited Enhanced fungal material
GB2619509A (en) * 2022-06-06 2023-12-13 Plant Mat Limited Fungal materials

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4021306A (en) * 1976-04-30 1977-05-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Process for the production and germination of Entomophthora resting spores
US4803800A (en) * 1987-03-27 1989-02-14 Plant Genetics, Inc. Synthetic substrate for filamentous fungi
WO1999024555A2 (en) * 1997-11-10 1999-05-20 Dschida William J A Fungal cell wall production and utilization as a raw resource for textiles
US5854056A (en) 1997-11-28 1998-12-29 Dschida; William J. A. Fungal cell wall production and utilization as a raw resource for textiles
CA2438232A1 (en) * 2001-02-20 2002-08-29 Paul Stamets Delivery systems for mycotechnologies, mycofiltration and mycoremediation
JP2009513579A (ja) * 2005-08-01 2009-04-02 ゚ヌビヌアヌル、゚ル゚ルシヌ 病原䜓に察しお掻性を有するバむオサむド薬剀ずしおの担子菌菌類類由来の炭氎化物組成物
US20120270302A1 (en) * 2011-04-25 2012-10-25 Eben Bayer Method for Making Dehydrated Mycelium Elements and Product Made Thereby
US8298809B2 (en) * 2010-06-09 2012-10-30 Ford Global Technologies, Llc Method of making a hardened elongate structure from mycelium
US9761217B2 (en) 2013-06-28 2017-09-12 Rakuten Kobo, Inc. Reducing ambient noise distraction with an electronic personal display
WO2016149002A1 (en) * 2015-03-13 2016-09-22 Ecovative Design Llc Process for solid-state cultivation of mycelium on a lignocellulose substrate
FI3423561T4 (fi) 2016-03-01 2024-05-03 The Fynder Group Inc Rihmamaisia sienibiomattoja, niiden valmistusmenetelmiÀ ja niiden kÀyttömenetelmiÀ
US10687482B2 (en) * 2016-07-14 2020-06-23 Mycoworks, Inc. Method of producing fungal materials and objects made therefrom
US20190346956A1 (en) 2017-02-03 2019-11-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Touch display

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113166709B (zh) 生产真菌垫的方法和由其制倇的材料
Gandia et al. Flexible fungal materials: shaping the future
Yang et al. Material function of mycelium-based bio-composite: A review
US5854056A (en) Fungal cell wall production and utilization as a raw resource for textiles
Nashiruddin et al. Effect of growth factors on the production of mycelium-based biofoam
JPWO2020115690A5 (ja)
Belal et al. Solid-state fermentation of rice straw residues for its use as growing medium in ornamental nurseries
Rafiee et al. Fungal biocomposites: How process engineering affects composition and properties?
WO2022195617A1 (en) Process for producing a foam-like grown material using flower substrates
Elsacker et al. Recent technological innovations in mycelium materials as leather substitutes: a patent review
EP4377468A2 (en) Biobased bacterial cellulose materials
Rathinamoorthy et al. Mycelium as sustainable textile material–review on recent research and future prospective
CN109795794B (zh) 䞀种制倇可降解材料的方法
Mohammad et al. Development of compatible fungal mixed culture for composting process of oil palm industrial waste
Mazur Mechanical properties of sheets comprised of mycelium: A paper engineering perspective
US20230052976A1 (en) Method for fermenting biomass and producing material sheets and suspensions thereof
EP4162024A1 (en) Fungal mat coating method and bio-based composite materials obtained therefrom
Muthu et al. Bacterial Cellulose: Sustainable Material for Textiles
Rathinamoorthy et al. Structural and Chemical Characterization of Mycelium Sheets Developed from Penicillium Camemberti
CN106591152A (zh) 米根霉菌株及甚其制倇高掻力固䜓菌剂的方法
Obi Solid state fermentation: Substrates uses and applications in biomass and metabolites production-a review
Vásquez et al. Elaboration of a Biomaterial from Pleurotus ostreatus Mycelium and Residual Biomass, as an Alternative to Synthetic Materials
Yang et al. Experimental Analysis of the Mechanics of Mycelium-based Biocomposites
Kapoor et al. 8 Flexible Fungal Materials
Jiang Production of Bioresins from Fungal Mycelia