JPWO2020099990A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 取り外し可能な歯科装具であって、
   患者の歯列弓の複数の歯を少なくとも部分的に取り囲むように構成された装具本体であって、
   前記複数の歯の第１の歯に前記第１の歯の初期位置において係合するように成形された第１のシェル、及び
   前記複数の歯のうちの第２の歯に前記第２の歯の初期位置において係合するように成形された第２のシェルであって、前記第２の歯が前記第１の歯に隣接している、第２のシェル、
   を含む、装具本体と、
   前記第１の歯と前記第２の歯との間の隣接歯間領域に沿って、前記装具本体の唇側にある前記装具本体の第１の歯肉縁から、前記装具本体の舌側にある前記装具本体の第２の歯肉縁まで延びる、隣接歯間補強材と、を含み、
   前記隣接歯間補強材が、前記第１の歯の輪郭の高さよりも低い前記第１の歯の舌側表面又は輪郭の前記高さよりも低い前記第１の歯の唇側表面のうちの少なくとも１つに係合して、前記装具本体が前記第１の歯の接触点において力ベクトルを印加して、前記取り外し可能な歯科装具が前記患者によって装着されたときに、前記第１の歯の所望の位置に向かって前記第１の歯を移動させることを可能にするように構成される、取り外し可能な歯科装具。
2. 前記隣接歯間補強材は、前記隣接歯間領域の前記装具本体が、前記第１のシェルの唇側面及び舌側面よりも高い剛性を有することをもたらす、請求項１に記載の取り外し可能な歯科装具。
3. 前記第１のシェルが、前記第１のシェルの内部に空隙を画定する表面を含み、前記表面が、前記第１の歯を所望の位置に受容するように成形され、前記隣接歯間補強材は、前記第１の歯の前記舌側表面及び前記第１の歯の前記唇側表面に係合して、前記第１のシェルの前記表面の咬合側部分を前記第１の歯の咬合面に向かって付勢するように構成され、前記装具本体が、前記空隙の部分とは反対側の前記第１の歯上の前記接触点において前記力ベクトルを印加して、前記第１の歯を前記空隙の部分に向かって移動させるように構成されている、請求項１又は２に記載の取り外し可能な歯科装具。
4. 前記隣接歯間補強材が、前記装具本体の咬合面付近において前記装具本体の外部に向かって、かつ前記第１及び前記第２の歯肉縁において前記装具本体の内部に向かって、付勢されて、歯肉マージンに隣接する前記第１の歯において前記力ベクトルを集中させる、請求項１～３のいずれか一項に記載の取り外し可能な歯科装具。
5. 患者の１つ以上の歯を再配置するように構成された順序付けられた取り外し可能な歯科装具のセットを備えるシステムであって、前記取り外し可能な歯科装具のセット内の各々の取り外し可能な歯科装具が、請求項１～４のいずれか一項に記載の取り外し可能な歯科装具を含む、システム。
6. 複数の歯の所望の位置を提供する患者の歯科構造のモデルを形成することと、
   前記モデルに基づいて、請求項１～５のいずれか一項に記載の前記取り外し可能な歯科装具を構成する取り外し可能な歯科装具を形成することと、
   を含む、方法。