JPWO2018203411A1 - ユーザ装置、基地局及びランダムアクセス方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の一形態に係るユーザ装置は、周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部と、基地局から、当該基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を受信する受信部と、前記設定情報記憶部から、前記基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記選択された候補の中から前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて、ランダムアクセスを開始するランダムアクセス制御部とを有する。

Description

本発明は、ユーザ装置、基地局及びランダムアクセス方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)及びLTE−Advancedの次世代の通信規格(5G又はNR)が議論されている。NRシステムにおいても、LTE等と同様に、ユーザ装置(UE:User Equipment)が基地局(eNB又はeNodeB)と接続を確立する場合又は再接続する場合に、ランダムアクセスを行うことが想定される。
LTE及びLTE−Advancedのランダムアクセスでは、ユーザ装置UEは、セル内に用意された複数のプリアンブルの中から選択したプリアンブル(PRACH preamble)を送信する。基地局eNBはプリアンブルを検出すると、その応答情報であるRAR(RACH response)を送信する。RARを受信したユーザ装置UEは、RRC Connection Requestをmessage3として送信する。基地局eNBは、message3受信後にコネクション確立のためのセル設定情報等を含むRRC Connection Setupをmessage4として送信する。自分のUE IDがmessage4に含まれていたユーザ装置UEは、ランダムアクセス処理を完了し、コネクションを確立する。
ランダムアクセスにおいて最初にプリアンブルを送信するためのチャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)と呼ばれ、PRACHに関する設定情報(PRACH Configuration)は、基地局eNBからユーザ装置UEにインデックスによって通知される。すなわち、ユーザ装置UEは、基地局eNBから通知されたPRACH Configurationに基づいてPRACHのリソースを選択する。
また、PRACH Configurationは、プリアンブルフォーマットとも対応しており、ユーザ装置UEは、PRACH Configurationに対応するプリアンブルフォーマットを使用してプリアンブルを送信する(非特許文献1参照)。
3GPP TS36.211 V14.2.0(2017−03)
NRにおいては、様々な周波数帯が利用可能になることが想定され、様々な周波数帯の特性を有効に利用するために、セルによって異なるサブキャリア間隔、サイクリックプレフィクス(CP:Cyclic Prefix)長等のパラメータが用いられるケースが想定される。例えば、周波数帯毎にドップラー影響、残留周波数オフセット等が異なるため、周波数帯によって適するサブキャリア間隔が異なる。例えば、広カバレッジの場合(すなわち、CP長が長い場合)には、小さいサブキャリア間隔を用いることで効率を高めることができる。このように、周波数帯毎の想定カバレッジに応じて適するサブキャリア間隔が異なる。例えば、高周波数帯でスロット長が0.125msの場合(すなわち、サブキャリア間隔が120kHzの場合)には、PRACHにも大きいサブキャリア間隔を用いることで効率を高めることができる。このように、周波数帯毎のデータ通信に利用するスロットサイズ等に応じて適するサブキャリア間隔が異なる。また、例えば、高周波数帯でパスロスを補償するために基地局において細い多数の受信ビームを構成できるようにして、PRACH受信時にプリアンブル内で繰り返されるシンボル毎に異なる受信ビームを適用することができる。このように、周波数帯毎に想定される基地局の受信ビーム数が異なるため、周波数帯によって適するプリアンブル当たりのシンボル繰り返し数が異なる。
想定される複数のサブキャリア間隔、複数のCP長等のパラメータに応じてプリアンブルフォーマット又はPRACH Configurationを定義すると、プリアンブルフォーマット又はPRACH Configurationにおけるパラメータの組み合わせが増大し、プリアンブルフォーマット又はPRACH Configurationを通知するときのオーバーヘッドが増大する。
また、仮に想定される複数のサブキャリア間隔、複数のCP長等に応じてプリアンブルフォーマット又はPRACH Configurationを定義したとしても、周波数帯に応じて適するサブキャリア間隔、CP長等は異なるため、ユーザ装置及び基地局の試験において全てのプリアンブルフォーマット又はPRACH Configurationを用いることは合理的でなく、試験項目が増大する。
本発明は、周波数帯に応じてランダムアクセスのパラメータが異なる場合、ランダムアクセスのパラメータを通知するときのオーバーヘッドを削減すること又は試験を削減することを目的とする。
本発明の一形態に係るユーザ装置は、
周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部と、
基地局から、当該基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を受信する受信部と、
前記設定情報記憶部から、前記基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記選択された候補の中から前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて、ランダムアクセスを開始するランダムアクセス制御部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、周波数帯に応じてランダムアクセスのパラメータが異なる場合、ランダムアクセスのパラメータを通知するときのオーバーヘッドを削減すること又は試験を削減することが可能になる。
本発明の実施の形態における無線通信システムにおけるランダムアクセスを示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムにおけるランダムアクセス手順を示すシーケンス図である。 周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットのテーブルを示す概略図である。 周波数帯に応じて定義されたPRACH Configurationのテーブルを示す概略図である。 試験時に周波数帯に応じて利用するプリアンブルフォーマットのテーブルを示す概略図である。 基地局の機能構成の一例を示すブロック図である。 ユーザ装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態において、適宜、LTEで規定された用語を用いて説明する。また、無線通信システムが動作するにあたっては、適宜、LTEで規定された既存技術を使用できる。ただし、当該既存技術はLTEに限られない。また本明細書で使用する「LTE」は、特に断らない限り、LTE−Advanced、及びLTE−Advanced以降の方式を含む広い意味で使用する。また、本発明は、ランダムアクセスが適用されるLTE以外の方式にも適用可能である。
また、本実施の形態では、既存のLTEで使用されているRACH、プリアンブル、PRACH Configuration、プリアンブルフォーマット等の用語を使用しているが、これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。
<無線通信システムの概要>
図1は、本実施の形態における無線通信システム10の構成図である。図1に示すように、本実施の形態における無線通信システム10は、基地局100と、ユーザ装置200とを含む。図1の例では、1つの基地局100と1つのユーザ装置200とが図示されているが、複数の基地局100を有していてもよいし、複数のユーザ装置200を有していてもよい。なお、基地局100をBSと呼び、ユーザ装置200をUEと呼んでもよい。
基地局100は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局100が複数のセルを収容する場合、基地局100のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局100は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
ユーザ装置200は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
ユーザ装置200は、1つ又は複数の周波数帯を用いて基地局100と通信することができる。本実施の形態では、周波数帯によってサブキャリア間隔等のパラメータが異なってもよい。周波数帯によって異なるパラメータには、例えば、サブキャリア間隔、CP長、プリアンブル系列長、プリアンブル系列パターン(例えば、Zadoff−Chu系列が用いられるか、他の系列が用いられるか)、OFDMシンボルの繰り返し数、プリアンブル(CP+OFDMシンボル)の繰り返し数等のうち1つ又は複数が含まれる。これらのパラメータは、プリアンブルフォーマット及び/又はランダムアクセス設定情報(以下、PRACH Configurationと呼ぶ)として基地局100からユーザ装置200に通知される。上記のパラメータはプリアンブルフォーマットの中で通知されてもよく、PRACH Configurationの中で通知されてもよい。例えば、プリアンブル系列長及びサブキャリア間隔等はプリアンブルフォーマットの中で通知され、他のパラメータはPRACH Configurationの中で通知されてもよい。
さらに、PRACH Configurationは、PRACHに用いられる時間/周波数リソース位置、時間/周波数ごとのリソース数、時間/周波数リソースが複数存在する場合のリソース間の間隔のうち1つ又は複数を含んでもよい。PRACH Configurationとプリアンブルフォーマットは別々に通知されてもよく、PRACH Configurationは、プリアンブルフォーマットを含んでもよい。
ユーザ装置200は、基地局100から通知されたプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationに従ってプリアンブルを送信する。
周波数帯によって異なるパラメータの数が増えるにつれて、パラメータを通知するときのオーバーヘッドが大きくなり、基地局100とユーザ装置200との間の試験項目も増加する。そこで、以下に、本実施の形態に係るランダムアクセス手順において、(1)効率的なパラメータ通知法、(2)効率的な試験法について説明する。
(1)効率的なパラメータ通知法
以下、ユーザ装置200が基地局100に対してランダムアクセス手順を開始するために、ユーザ装置200が基地局100からパラメータを受信する手順について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムにおけるランダムアクセス手順を示すシーケンス図である。
基地局100及びユーザ装置200は、周波数帯に応じて利用可能なプリアンブルフォーマットの候補及び/又はPRACH Configurationの候補を定義して、例えばテーブルとして記憶する。テーブルは、予めシステム内で仕様によって決められてもよく、基地局100からユーザ装置200に通知されてもよい。なお、記憶する形式は必ずしもテーブル形式でなくてもよく、一部のパラメータ(例えば、サブキャリア間隔)のみが周波数帯に応じて定義されたリスト形式でもよい。以下では、テーブル形式を例に挙げて具体例を説明する。
例えば、図3に示すように、基地局100及びユーザ装置200は、低周波数帯で用いるプリアンブルフォーマットの候補をテーブル1として記憶し、高周波数帯で用いるプリアンブルフォーマットの候補をテーブル2として記憶する。上記のように、プリアンブルフォーマットは、サブキャリア間隔、CP長、プリアンブル系列長、プリアンブル系列パターン、OFDMシンボルの繰り返し数、プリアンブルの繰り返し数等のうち1つ又は複数を含んでもよい。また、プリアンブルフォーマットのパターンを示すインデックスを含んでもよい。例えば、プリアンブルフォーマットの具体例として、(A)プリアンブル系列長=839、且つ、サブキャリア間隔=1.25kHz、2.5kHz又は5kHzの組み合わせ、(B)プリアンブル系列長=139、且つ、サブキャリア間隔=7.5kHz、15kHz、30kHz、60kHz又は120kHzの組み合わせ、(C)プリアンブル系列長=71、且つ、サブキャリア間隔=15kHz、30kHz、60kHz、120kHz又は240kHzの組み合わせ等が用いられてもよい。この具体例において、(A)、(B)及び(C)の場合に、それぞれのプリアンブル系列長に対して1つのサブキャリア間隔が選択されたとき3パターンの組み合わせが存在するため、3パターンのインデックスが付与されてもよい。なお、それぞれのプリアンブル系列長に対して複数のサブキャリア間隔が選択されてもよい。また、LTEで用いられるCP長、OFDMシンボルの繰り返し数、サブキャリア間隔のパラメータの組み合わせを指定したプリアンブルフォーマットが用いられてもよい。
図3に示すテーブル1を用いるかテーブル2を用いるかは、基地局100及びユーザ装置200においてそれぞれ選択される(S201)。テーブルの選択は、ユーザ装置200が基地局100と通信する周波数帯に応じて決められてもよく、基地局100からユーザ装置200にブロードキャスト情報等として通知されてもよい。例えば、4GHz帯で通信するUE1はテーブル1を用い、28GHz帯で通信するUE2はテーブル2を用いる。プリアンブルフォーマットの候補には、Format aとFormat a'のように周波数帯によって異なるフォーマットが設定されてもよく、Format bのように複数の周波数帯で同じフォーマットが設定されてもよい。また、テーブルの数は任意に設定することができ、例えば、3つ以上のテーブルが用いられてもよい。さらに、周波数帯とテーブルとの対応付けも任意に設定することができる。例えば、3つのテーブルが定義され、2GHz〜10GHzはテーブル1を用い、10GHz〜20GHzはテーブル2を用い、20GHz以上はテーブル3を用いることとしてもよい。周波数帯とテーブルとの対応付けは、予めシステム内で仕様によって決められてもよく、基地局100からユーザ装置200にブロードキャスト情報、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)等を用いて通知されてもよい。
PRACH Configurationについても同様に、図4に示すように、基地局100及びユーザ装置200は、低周波数帯で用いるPRACH Configurationの候補をテーブル1として記憶し、高周波数帯で用いるPRACH Configurationの候補をテーブル2として記憶する。上記のように、PRACH Configurationは、PRACHに用いられる時間/周波数リソース位置、時間/周波数ごとのリソース数、時間/周波数リソースが複数存在する場合のリソース間の間隔、サブキャリア間隔、CP長、プリアンブル系列長、プリアンブル系列パターン、OFDMシンボルの繰り返し数、プリアンブルの繰り返し数等のうち1つ又は複数を含んでもよい。さらに、PRACH Configurationは、プリアンブルフォーマットを含んでもよい。また、PRACH Configurationのパターンを示すインデックスを含んでもよい。
図4に示すテーブル1を用いるかテーブル2を用いるかは、基地局100及びユーザ装置200においてそれぞれ選択される(S201)。テーブルの選択は、ユーザ装置200が基地局100と通信する周波数帯に応じて決められてもよく、基地局100からユーザ装置200にブロードキャスト情報等として通知されてもよい。例えば、4GHz帯で通信するUE1はテーブル1を用い、28GHz帯で通信するUE2はテーブル2を用いる。PRACH Configurationの候補には、Config aとConfig a'のように周波数帯によって異なるフォーマットが設定されてもよく、Config bのように複数の周波数帯で同じフォーマットが設定されてもよい。また、テーブルの数は任意に設定することができ、例えば、3つ以上のテーブルが用いられてもよい。さらに、周波数帯とテーブルとの対応付けも任意に設定することができる。例えば、3つのテーブルが定義され、2GHz〜10GHzはテーブル1を用い、10GHz〜20GHzはテーブル2を用い、20GHz以上はテーブル3を用いることとしてもよい。周波数帯とテーブルとの対応付けは、基地局100からユーザ装置200にブロードキャスト情報、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)等を用いて通知されてもよい。
基地局100は、周波数帯に応じて選択されたテーブルに含まれるプリアンブルフォーマットの候補の中から、ユーザ装置200とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットを決定し、決定したプリアンブルフォーマットの指示を送信する(S203)。同様に、基地局は、周波数帯に応じて選択されたテーブルに含まれるPRACH Configurationの候補の中から、ユーザ装置200とのランダムアクセスに用いられるPRACH Configurationを決定し、決定したPRACH Configurationの指示を送信する。(S203)。例えば、基地局100は、4GHz帯で通信するUE1に対して、プリアンブルフォーマットのテーブル1の中からFormat aを選択し、UE1にFormat aの指示を送信する。また、基地局100は、28GHz帯で通信するUE2に対して、プリアンブルフォーマットのテーブル2の中からFormat a'を選択し、UE2に対してはFormat a'ではなく、Format aの指示を送信してもよい。また、Format a及びFormat a'に同じインデックスを付与しておき、基地局100は、インデックスを用いてプリアンブルフォーマットの指示を送信してもよい。同様に、基地局100は、4GHz帯で通信するUE1に対して、PRACH Configurationのテーブル1の中からConfig aを選択し、UE1にConfig aの指示を送信する。また、基地局100は、28GHz帯で通信するUE2に対して、PRACH Configurationのテーブル2の中からConfig a'を選択し、UE2に対してはConfig a'ではなく、Config aの指示を送信してもよい。また、Config a及びConfig a'に同じインデックスを付与しておき、基地局100は、インデックスを用いてPRACH Configurationの指示を送信してもよい。なお、PRACH Configurationとプリアンブルフォーマットは別々に通知されてもよく、PRACH Configurationは、プリアンブルフォーマットを含んでもよい。
ユーザ装置200は、周波数帯に応じて選択されたテーブル又は基地局からの通知により選択されたテーブルの中から、基地局からの指示(S203)に対応するプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationを用いて、ランダムアクセスを開始する(S205)。例えば、4GHz帯で通信するUE1は、基地局100からのFormat a/Config aという指示に対応するテーブル1のFormat a/Config aを用いてプリアンブルを送信する。また、例えば、28GHz帯で通信するUE2は、基地局100からのFormat aという指示に対応するテーブル2のFormat a'/Config a'を用いてプリアンブルを送信する。その後、基地局100は、ユーザ装置200に指示したプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationを用いてユーザ装置200により開始されたランダムアクセスに対して、RARをユーザ装置200に送信し、ユーザ装置200は基地局100に接続要求を送信することにより、基地局100と接続が確立される。
(2)効率的な試験法
図3及び図4では、周波数帯に応じてテーブルを定義する例について説明したが、全周波数帯で1つのテーブルにまとめることも可能である。すなわち、基地局100及びユーザ装置200は、複数の周波数帯で利用可能なプリアンブルフォーマットの候補及び/又はPRACH Configurationの候補を定義して、例えば1つのテーブルとして記憶する。このとき、基地局100とユーザ装置200との間の試験項目を削減するために、試験のときに周波数帯に応じて利用するテーブルを定義してもよい。周波数帯に応じて利用するテーブルは、予めシステム内での試験に関する仕様で規定されてもよい。
図5に示すように、基地局100とユーザ装置200との間で利用可能なプリアンブルフォーマットとして、全周波数帯で利用可能な組み合わせ(例えば、Format a、Format a'、Format b、Format c、Format c'、...)を定義する。4GHz帯で試験するユーザ装置に対しては、4GHz帯に適したテーブル(Format a、Format b、Format c、...)を定義して用いる。また、28GHz帯で試験するユーザ装置に対しては、28GHz帯に適したテーブル(Format a'、Format b、Format c'、...)を定義して用いる。PRACH Configurationについても同様である。なお、図5では全周波数帯で利用可能な組み合わせを含むテーブルの他に、テーブル1及びテーブル2が別に定義されているが、全周波数帯で利用可能な組み合わせのテーブルに、周波数帯の情報を含めることで、テーブル1及びテーブル2を別に定義しなくてもよい。
基地局とユーザ装置との間のランダムアクセスの試験手順について、図2を参照して説明する。まず、図5に示すテーブル1を用いるかテーブル2を用いるかは、基地局100において選択される(S201)。また、ユーザ装置200においても、テーブル1を用いるかテーブル2を用いるかを選択してもよい。テーブルの選択は、ユーザ装置200が基地局100と通信する周波数帯に応じて決められてもよく、基地局100からユーザ装置200にブロードキャスト情報等として通知されてもよい。
基地局100は、周波数帯に応じて選択されたテーブルに含まれるプリアンブルフォーマットの候補及び/又はPRACH Configurationの候補の中から、ユーザ装置200とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationを決定し、決定したプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationの指示を送信する(S203)。例えば、基地局100は、4GHz帯で通信するUE1に対して、プリアンブルフォーマットのテーブル1の中からFormat aを選択し、UE1にFormat aの指示を送信する。また、基地局100は、28GHz帯で通信するUE2に対して、プリアンブルフォーマットのテーブル2の中からFormat a'を選択し、UE2に対してはFormat a'の指示を送信する。
ユーザ装置200は、基地局からの指示(S203)に対応するプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationを用いて、ランダムアクセスを開始する(S205)。その後、基地局100は、ユーザ装置200に指示したプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationを用いてユーザ装置200により開始されたランダムアクセスに対して、RARをユーザ装置200に送信し、ユーザ装置200は基地局100に接続要求を送信することにより、基地局100と接続が確立される。
<基地局の機能構成>
図6は、基地局100の機能構成の一例を示す図である。基地局100は、送信部110と、受信部120と、設定情報管理部130と、ランダムアクセス制御部140とを有する。なお、図6で用いている機能部の名称は単なる例であり、他の名称が用いられてもよい。
送信部110は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。
設定情報管理部130は、予め設定される設定情報を格納するとともに、ダイナミック及び/又はセミスタティックにユーザ装置200に対して設定する設定情報(プリアンブルフォーマットのテーブル及び/又はPRACH Configurationのテーブル、ランダムアクセスに用いるプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configuration等)を決定し、保持する。設定情報管理部130は、ダイナミック及び/又はセミスタティックにユーザ装置200に対して設定する設定情報を送信部110に渡し、送信部110に設定情報を送信させる。
ランダムアクセス制御部140は、ユーザ装置200とのランダムアクセス手順を管理する。ランダムアクセス制御部140は、設定情報に基づいてユーザ装置200から送信されたプリアンブルの検出を試みる。プリアンブルを検出した場合、ランダムアクセス制御部140は、送信部110にRARを送信させ、ユーザ装置200からRRC Connection Requestを受信した場合、送信部110にRRC Connection Setupを送信させる。
<ユーザ装置の機能構成>
図7は、ユーザ装置200の機能構成の一例を示す図である。ユーザ装置200は、送信部210と、受信部220と、設定情報管理部230と、ランダムアクセス制御部240とを有する。なお、図7で用いている機能部の名称は単なる例であり、他の名称が用いられてもよい。
送信部210は、上位レイヤの情報から下位レイヤの信号を生成し、当該信号を無線で送信するように構成されている。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した信号から上位レイヤの情報を取得するように構成されている。
設定情報管理部230は、予め設定される設定情報を格納するとともに、ダイナミック及び/又はセミスタティックに基地局100等から設定される設定情報(プリアンブルフォーマットのテーブル及び/又はPRACH Configurationのテーブル、ランダムアクセスに用いるプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configuration等)を格納する。
ランダムアクセス制御部240は、基地局100とのランダムアクセス手順を管理する。発信時又はハンドオーバ等により、ユーザ装置200が基地局100と接続を確立する場合又は再同期を行う場合、ランダムアクセス制御部240は、基地局100から設定されたプリアンブルフォーマット及び/又はPRACH Configurationに従って、プリアンブルを送信部210に送信させる。ランダムアクセス制御部240は、基地局100からRARを受信した場合、送信部210にRRC Connection Requestを送信させる。
<ハードウェア構成例>
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における基地局、ユーザ装置などは、本発明のランダムアクセス方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本発明の実施の形態に係る基地局100又はユーザ装置200である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局100及びユーザ装置200は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局100及びユーザ装置200のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局100及びユーザ装置200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、及び/又は、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の基地局100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、ランダムアクセス制御部140、ユーザ装置200の送信部210、受信部220、設定情報管理部230、ランダムアクセス制御部240などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール及び/又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、基地局100の送信部110、受信部120、設定情報管理部130、ランダムアクセス制御部140、ユーザ装置200の送信部210、受信部220、設定情報管理部230、ランダムアクセス制御部240は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係るランダムアクセス方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の送信部110、受信部120、送信部210、受信部220などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び/又はメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局100及びユーザ装置200は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<本発明の実施の形態の効果>
本発明の実施の形態によれば、周波数帯に応じてランダムアクセスのパラメータが異なる場合、ランダムアクセスのパラメータを通知するときのオーバーヘッドを削減すること又は試験を削減することが可能になる。例えば、周波数帯に応じてパラメータの候補をテーブル形式等で記憶しておき、周波数帯に応じて参照するテーブルを選択することにより、ランダムアクセスのパラメータを通知するときのオーバーヘッドを削減することができ、また、試験を削減することができる。
ユーザ装置が周波数帯に応じてテーブルを選択することにより、テーブルの選択における基地局からユーザ装置への通知を省略することができ、シグナリング量を低減することができる。
なお、プリアンブルフォーマット毎にシンボル長、CP長等が異なり、その結果、PRACHリソース位置、リソース数等に影響を与える場合があるため、プリアンブルフォーマットとPRACH Configurationとを別々に制御する目的で、プリアンブルフォーマットとPRACH Configurationとを別々に通知する方が好ましいケースが存在する。
一方、プリアンブルフォーマットとPRACH Configurationとの間に依存関係が存在し、完全に別々に通知しても有用でない組み合わせが存在する可能性がある場合には、PRACH Configurationの中にプリアンブルフォーマットを含めることで、通知のためのオーバーヘッドを低減することができる。
<補足>
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されてもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的に解釈されるべきではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示した数式等と異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的に解釈されるべきではない。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本発明は、請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的としており、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。
100 基地局
110 送信部
120 受信部
130 設定情報管理部
140 ランダムアクセス制御部
200 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定情報管理部
240 ランダムアクセス制御部

Claims (6)

  1. 周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部と、
    基地局から、当該基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を受信する受信部と、
    前記設定情報記憶部から、前記基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記選択された候補の中から前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて、ランダムアクセスを開始するランダムアクセス制御部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記ランダムアクセス制御部は、前記基地局と通信するときの周波数帯に応じて、前記設定情報記憶部から、前記基地局との通信に用いるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部と、
    前記設定情報記憶部から、ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記候補の中から前記ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を送信する送信部と、
    前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて前記ユーザ装置により開始されたランダムアクセスに応答するランダムアクセス制御部と、
    を有する基地局。
  4. ユーザ装置におけるランダムアクセス方法であって、
    基地局から、当該基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を受信するステップと、
    周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部から、前記基地局とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記選択された候補の中から前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて、ランダムアクセスを開始するステップと、
    を有するランダムアクセス方法。
  5. 基地局におけるランダムアクセス方法であって、
    周波数帯に応じて定義されたプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部から、ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記候補の中から前記ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を送信するステップと、
    前記前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて前記ユーザ装置により開始されたランダムアクセスに応答するステップと、
    を有するランダムアクセス方法。
  6. 複数の周波数帯で利用可能なプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を記憶する設定情報記憶部と、
    前記設定情報記憶部から、ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマットの候補又はランダムアクセス設定情報の候補を選択し、前記候補の中から前記ユーザ装置とのランダムアクセスに用いられるプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報の指示を送信する送信部と、
    前記指示に対応するプリアンブルフォーマット又はランダムアクセス設定情報を用いて前記ユーザ装置により開始されたランダムアクセスに応答するランダムアクセス制御部と、
    を有する基地局。
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